JP4726139B2 - スクラップ解体機 - Google Patents

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Description

本発明は、廃棄自動車、建築廃材、更には配管廃材など、各種廃材のスクラップ解体作業を行うのに好適な多目的スクラップ解体機に関し、特に自走車両に旋回可能及び伏仰可能に搭載された油圧作動ブームと、該ブームの先端に取付けられた遠隔操作によって開閉作動するスクラップ解体作業用ペンチャーと、前記車両の前部又は後部に装備された起伏駆動可能及び開閉駆動可能な左右一対の作業アームとを備えたスクラップ解体機に関するものである。
従来、廃棄自動車のスクラップ解体作業は、山積みされた廃車をクレーンで一台ずつ地面に降ろし、運搬車両により横持ち運搬し、スクラップ工場の作業場で切断トーチ等により、適当な大きさに切断、あるいはエンジン部品の取外しを行なっていた。
また、例えば特許文献1に開示されているように、先端に開閉作業ペンチャーを有する油圧作動ブームを旋回及び伏仰可能に備えた自走車両の前部又は後部に動力で開閉可能な左右一対の作業アームを装備し、この作業アームに、スクラップ対象物を回動可能に両側から挟んで保持するための一対の対向カップや、スクラップ対象物を両側から強圧して圧潰又は破断するための一対の破断工具など、各種の作業ハンドを取り付けた解体機も知られており、このような解体機によってスクラップ解体作業の能率は飛躍的に向上し、しかもスクラップの素材別の分別回収も高い効率で可能となったことは事実である。
近年、廃棄自動車のみならず、それ以外の種々のスクラップ対象物、例えば冷蔵庫や洗濯機等の家電品、鉄筋や窓枠サッシ等の建築廃材、或いは給水管や配水管等の配管廃材等が通常の解体作業では処理しきれず、各地に各種のスクラップ対象物が集積されて解体を待つ状況となりつつある。例えば廃棄された電気洗濯機などでは、外側の筐体及び洗濯槽と内部の電動機とを解体作業で分別しなければならず、また電気冷蔵庫でも筐体と内側断熱材およびコンプレッサーなどを分別解体しなければならないが、従来の解体機では油圧作動ブーム先端の開閉作業ペンチャーによってこれらの内部の電動機やコンプレッサーを直接取り出すことができず、別の手作業による解体またはやむなく一体のまま分別することなく処分する等の処理が行われていた。
このような状況の下、例えば特許文献2に開示されているように、スクラップ対象物の分別回収の取り扱い範囲を寸法及び強度の面で拡大して廃車を始めとする各種のスクラップ対象物の分別解体作業を効率的に行うことのできる多目的スクラップ解体機も知られている。
更に、給排水配管などの配管廃材は一般に配管部分の途中にバルブが連結されたままであり、これは、分別回収すべき異種金属部材が比較的小型でしかも強固に固着していることを意味する。このような廃材は従来の解体機では取り扱いが困難であったので、多くの場合は分別回収せずにそのまま処分していた。この場合、配管部分は主に製鋼原料として有用な鉄スクラップとして分別回収されるべきであり、またバルブ部分は比較的高価な砲金リサイクル原料として回収されるべきである。しかしながら、例えば砲金製のバルブのソケット部分には鉄製の配管のネジ部分がねじ込まれて固着したままであり、これらをも分別回収できれば原料リサイクルの経済効果が更に向上することが予測される。
特公平3−78460号公報 特許第3101717号公報
近年、資源のリサイクル利用の気運が高まり、廃棄自動車をはじめ、建築廃材や配管廃材などについても、廃材を埋め立て廃棄するよりは再利用可能な原料素材をできるだけ高い品位/成分純度で分別回収することが求められている。例えば、鉄筋コンクリート造りのビルディングの解体では、内部の各区画に張り巡らされている配電線が銅資源として、窓サッシや仕切パネル枠などがアルミニウム資源として、手摺りや防火ドアなどが鉄資源として再利用可能であり、またビルディング躯体中の鉄筋も鉄資源として、更にはコンクリート片も道路舗装用材料として再利用可能である。
例えば屋内給水配管に使用されているパイプは直径30-100mm程度の鉄管又は鋼管であり、その多くは止水弁などのバルブに連結されている。また屋内配電線に使用されている被覆電線は断面積が400mm2程度のものもあり、その芯線は良質な銅からなる。これらの配管廃材や廃棄電線を再資源化するに際しては、従来のスクラップ解体機に装備されている作業ペンチャーでは扱うにも細すぎて切断も難しく、また良質な銅材を分別回収するために被覆電線から外装被覆(多くは軟質プラスチック製)を剥離することも別工程の手作業に頼るしかない状況であった。
本発明の課題は、上述の従来からの問題点を解決し、廃棄自動車は勿論、建築廃材、更には配管廃材など、各種の廃材のスクラップ解体作業に好適な多目的スクラップ解体機を提供することにある。
この課題は、請求項1に記載の特徴を備えたスクラップ解体機によって解決される。即ち、本発明によるスクラップ解体機は、自走車両に旋回可能及び伏仰可能に搭載された油圧作動ブームと、該ブームの先端に取付けられた遠隔操作によって開閉作動するスクラップ解体作業用ペンチャーと、前記車両の前部又は後部に装備された起伏駆動可能及び開閉駆動可能な左右一対の作業アームとを備えている。特にこのスクラップ解体機は、一対の作業アームの閉運動に応じてスクラップ対象の被覆電線を周囲から挟み付けると共に被覆電線を挟み付けた状態のまま前記作動ブーム及びペンチャーによる被覆電線の芯線の引き抜き操作に伴って被覆電線の外装被覆を切り裂き且つ剥離する剥離工具を備えており、この剥離工具は前記一対の作業アームの各個に支持された互いに対向する二つの半部分からなり、これら半部分は一対の作業アームの開閉運動により互いに邂逅・離反し、これら半部分の少なくとも一方には両半部分が邂逅したときに間に挟んだ被覆電線の外装被覆に少なくとも部分的に貫入する少なくとも一つの突刺刃が設けられていることによって特徴付けられている。
本発明によるスクラップ解体機は、廃棄自動車のスクラップ解体作業は勿論、特に廃棄被覆電線から銅資源を分別回収する作業や、更には建築廃材や配管廃材の分別解体作業にも好適な多目的スクラップ解体機である。即ち、建築廃材と共に発生する廃棄電線や配管廃材も高い作業能率で分別解体することができる。特に本発明のスクラップ解体機は剥離工具を備えており、手作業によることなく被覆電線からその外装被覆を高い作業能率で簡単に剥離することを可能にする。
剥離工具を用いて被覆電線からその外装被覆を剥離するには、適当な長さに切断された被覆電線の一端部を油圧作動ブームの先端に取付けられたペンチャーで掴み、油圧作動ブーム及びペンチャーを油圧操作で移動させることにより、ペンチャーで掴まれている被覆電線を、開状態にある一対の作業アームの各個に支持されている二つの半部分の間に垂下状態で位置させる。次いで一対の作業アームを閉状態に駆動することにより剥離工具の半部分同士を邂逅させ、両半部分の間に被覆電線を挟み付けた状態にする。この後、油圧作動ブーム及びペンチャーを油圧操作して、剥離工具の一端から突き出ている被覆電線の芯線をペンチャーで掴み、そのまま引き抜くと、被覆電線の外装被覆が突刺刃で切り裂かれつつ芯線が分別回収され、切り裂かれた外装被覆は自身の弾性/塑性によって反り返った状態で剥離工具の外部に排出され、その剥離が果たされる。
本発明の好適な一実施形態によれば、二つの半部分は、互いに邂逅したときに一端部に比較的大なる開口と他端部に比較的小なる開口とを有する円錐又は角錐形状の漏斗状通路を形成し、これら半部分の少なくとも一方には、漏斗状通路の比較的小なる開口寄りの内壁に前記突刺刃が設けられている。この場合、二つの半部分の各個は、漏斗状通路の比較的大なる開口が下方を向くように一対の作業アームの各個に支持されていることが作業性の面で好ましい。また、二つの半部分の各個は、漏斗状通路の軸線が車両の前方又は後方に傾斜するように一対の作業アームの各個に支持されていることが望ましい。これにより、芯線の引き抜きに伴う突刺刃による外装被覆の切り裂きが円滑に果たされるようになる。また、油圧作動ブームとペンチャーによる芯線の引き抜きは或る直線方向に行われることが理想的であるが、この引き抜きは、実際には油圧作動ブームとペンチャーの個々の運動成分を含む合成運動によって行われるので、その合成運動の方向は直線方向から外れた或る曲率の曲線方向になるのが一般的である。その結果、芯線の引き抜きに際して剥離工具の両半部分に偏った応力が生じることがあるが、これを回避するには、剥離工具の両半部分を或る限られた角度範囲内で水平軸心回りに回動できるように作業アームに枢着しておくことが好ましい。この場合、両半部分は離反状態において互いに同じ角度位置に維持されるように何らかの工夫を施すとよい。例えば、両半部分は自由状態で回動角度範囲の一方の限界位置に重力の作用で止まるように前記水平軸心より下方に位置する重心を持つことが好ましい。
本発明の別の好適な一実施形態によれば、二つの半部分の各個はそれぞれ複数の突刺刃を有し、これらの突刺刃は、両半部分が邂逅したときに互いに噛合するように二つの半部分の各個で向かい合わせに配列されている。このように複数の突刺刃を配列することにより、剥離工具に挟み付けられた被覆電線が何れかの突刺刃に当たっていれば剥離作業が滞りなく果たされ得ることになり、油圧作動ブーム及びペンチャーの油圧操作による移動と位置決めを容易にする利点が得られる。
本発明の更に別の好適な実施形態によれば、二つの半部分の少なくとも一方は両半部分が邂逅する際に両半部分を相互に整列させるガイド片を備えている。このガイド片はまた、二つの半部分の分割面の外周を覆うように形成してもよく、特にこの場合、ガイド片の張り出し幅を比較的大なる開口寄りの位置では大きくし、比較的小なる開口の方へ向かって徐々に狭く形成しておくことにより、一対の作業アームを閉じて剥離工具の半部分同士を近接させて行く際に、垂下状態でペンチャーに掴まれている被覆電線を漏斗状通路の内部へ確実に導き入れることが可能となる。
本発明の更に別の実施形態によるスクラップ解体機は、前記一対の作業アームの枢動支点寄りの位置にスクラップ対象物を切断する切断鋏を備えていることにより特徴付けられている。この切断鋏は、一対の切断鋏刃と、これら一対の切断鋏刃の各個をその前記枢動支点側の一端部で互いに枢動可能に連結するピン要素と、それぞれ一対の切断鋏刃の各個の他端部と一対の作業アームの各個とを枢動可能に連結する一対のリンク要素とを含んでいる。
切断鋏は、廃棄自動車のスクラップ解体作業で用いられることは勿論、特に建築廃材や配管廃材の分別解体作業にも有効に利用される。主な切断対象となる廃材は、例えばビルディング解体廃材中の鉄筋、窓サッシ、屋内給水管及び配水管などの長尺不定形の廃材である。
切断鋏による切断作業に際しては、一対の作業アームが開状態にある時に切断対象の長尺廃材をペンチャーで掴み、油圧作動ブーム及びペンチャーを油圧操作で移動させることにより、ペンチャーで掴まれている長尺廃材を、開状態にある一対の切断鋏刃の間に位置させる。次いで両作業アームを閉状態に駆動することにより一対の切断鋏刃が閉じ、それによって間にある長尺廃材が剪断される。
本発明の好適な一実施形態によれば、一対の切断鋏刃の各個は、切断鋏刃同士の擦り合い面の反対側に研ぎ面を有する片刃を備えている。これにより、切断時に切屑が出難く、回収資源の損失が回避される。
本発明の別の好適な実施形態によれば、一対の切断鋏刃の各個は、一対の作業アームの閉動作に応じて、その片刃の前記ピン要素から遠い方の先端部が他の部分よりも先行して摺り合うように、切断鋏刃同士の擦り合い面と平行な平面内で屈曲又は湾曲した刃形状を有している。これにより、切断に際して長尺廃材が両切断鋏刃の間に確実に取り込まれ、失敗のない切断を果たすことができる。
本発明の特に好ましい一実施形態によれば、スクラップ解体機は、一対の作業アームの閉運動に応じてスクラップ対象の被覆電線を周囲から挟み付けると共に被覆電線を挟み付けた状態のまま前記作動ブーム及びペンチャーによる被覆電線の芯線の引き抜き操作に伴って被覆電線の外装被覆を切り裂き且つ剥離する剥離工具と、該剥離工具よりも前記一対の作業アームの枢動支点寄りの位置でスクラップ対象物を切断する切断鋏とを同時に備えている。剥離工具は、一対の作業アームの各個に支持された互いに対向する二つの半部分からなり、これら半部分は一対の作業アームの開閉運動により互いに邂逅・離反し、これら半部分の少なくとも一方には両半部分が邂逅したときに間に挟んだ被覆電線の外装被覆に少なくとも部分的に貫入する少なくとも一つの突刺刃が設けられている。切断鋏は、一対の切断鋏刃と、これら一対の切断鋏刃の各個をその前記枢動支点側の一端部で互いに枢動可能に連結するピン要素と、それぞれ一対の切断鋏刃の各個の他端部と一対の作業アームの各個とを枢動可能に連結する一対のリンク要素とを含んでいる。
本発明の更に別の好適な実施形態によれば、スクラップ解体機はスクラップ対象物を両側から挟んで保持するための一対の対向カップを更に備え、これらカップの各個は前記剥離工具及び/又は前記切断鋏よりも前記枢動支点から遠い方の位置で前記一対の作業アームの各個に支持されている。
本発明の更に別の好適な実施形態によれば、スクラップ解体機はスクラップ対象物を両側から強圧して圧潰又は破断するための一対の破断工具を更に備え、これら破断工具の各個は、前記剥離工具に換えて前記一対の作業アームの各個に支持されているか、或いは前記剥離工具よりも前記枢動支点寄りの位置で、或いは前記切断鋏よりも前記枢動支点から遠い方の位置で前記一対の作業アームの各個に支持されている。
本発明の特に好適な実施形態によるスクラップ解体機は、前記一対の作業アームの枢動支点から遠い方の位置から近い方の位置へ順番に、前記対向カップ、前記剥離工具又は前記破断工具、前記切断鋏を備えている。
本発明の以上に述べた特徴及び利点は、本発明の技術的範囲を限定する意図を持たない単なる例示のための実施例を示す添付図面を参照して行う以下の説明から一層明白に理解される。
本発明の一実施例に係るスクラップ解体機を模式的に示す側面図である。 図1に示したスクラップ解体機の平面図である。 一対の作業アーム上の各部材の配置構成を示す平面図である。 剥離工具の一方の半部分を示す側面図及び正面図である。 二つの半部分の邂逅状態における様子を示す説明図である。 剥離工具による外装被覆の剥離作業を示す説明図である。 本発明の別の実施例による作業アーム上の各部材の配置構成を示す平面図である。 切断鋏の構成を示す平面図である。 本発明の別の実施例による剥離工具の構成を示す説明図であり、a図は側面図、b図は平面図、c図はA−A矢視図、d図はB−B矢視図である。
図1及び図2において、自走車両1にはエンジン出力又は外部電源から供給される電力で駆動される旋回ステージ2が搭載されており、またこのステージ2の後方には油圧発生装置5が搭載されている。ステージ2上には、走行時に前向きとなるように運転キャビン3が前部左側に設けられており、また中央部には油圧作動ブーム6が起伏シリンダ7で起伏可能に枢支されており、ブーム6は先端に解体作業用ペンチャー4を有している。このブーム6は車両1をトレーラトラックなどによって搬送する際には折りたたまれる。
また車両1の前部には、支持ブロック8が水平枢支軸9によって上下に伏仰可能に取り付けられ、この支持ブロック8の伏仰は、車体1から前方へ突き出して設けられた油圧ピストンシリンダ装置10によって駆動される。支持ブロック8の前面には互いに近接配置された縦向き枢軸支点11a,11bによって開閉可能な左右一対の作業アーム12a,12bが前方へ突き出すように設けられており、各作業アームの中ほどには、支持ブロック8との間で両作業アームの開閉運動を駆動するための油圧ピストンシリンダ装置13a,13bのピストンロッド先端が滑節軸14a,14bにより連結され、この滑節軸の位置が開閉動作力の作用する力点となっている。
両アーム12a,12bの互いに対面する内側の面には、枢軸支点11a,11b側から順に、前記アーム12a,12bの閉動作により挟圧してスクラップ対象物を剪断する切断鋏15と、前記アーム12a,12bの閉動作によって邂逅することにより被覆電線の外装被覆を切り裂いて剥離するための剥離工具16(その一対の半部分16a,16bが図示されている)と、スクラップ対象物を両側から挟んで保持するための対向カップ17a,17bとが夫々取替可能に固定されている。
切断鋏15は、一対の切断鋏刃15aと、これら一対の切断鋏刃の各個をその前記枢動支点11a,11b寄りの一端部で互いに枢動可能に連結するピン15bと、それぞれ一対の切断鋏刃の各個の他端部と一対の作業アームの各個とを枢動可能に連結する一対のリンクレバー15cとを有している。両切断鋏刃は、作業アームの開閉に応じてピン15bを中心にして互いに擦り合うように開閉し、間に挟んだ長尺廃材を剪断する。
切断鋏刃15aに取替可能に装着される刃15dは擦り合い面の反対側に研ぎ面を有する片刃であり、その刃線は図3に示すように鈎型に屈曲している。すなわち、刃15dは、一対の作業アームの閉動作に応じて、その片刃の前記ピン15cから遠い方の先端部が他の部分よりも先行して摺り合うように、切断鋏刃同士の擦り合い面と平行な平面内で屈曲又は湾曲した刃形状を有する。
対向カップ17a,17bの上部には、一対の角(つの)状工具20a,20bが固定されている。この一対の角状工具20a,20bは、上方に向かうに従い互いに離反するように、途中で曲折されている。この角状工具20a,20bを用いることにより、両作業アームの開動作で解体対象物の開裂分断作業が可能である。
また、対向カップ17a,17bの上部に立設されたこの角状工具20a,20bを、環状の解体対象物の内孔に引っ掛けてアーム12a,12bの開動作を行うことにより、解体対象物を径方向に引き延ばすことができる。この引き延ばされた中間部分をブーム先端の解体作業用ペンチャー4で破断することにより、解体対象物を効率よく切断することもできる。
図4及び図5に示した剥離後部の各半部分16a,16bは、各々、作業アーム12a,12bの対向位置に取替可能に装着され、このアーム12a,12bが閉状態のときに邂逅して、大なる開口を斜め下方に、小なる開口を斜め上方に向けた漏斗状通路を内部に形成する。
半部分16a,16bにより形成される漏斗状通路の内壁面には、小なる開口寄りの位置に一組の対向する突刺刃16c,16dが固定されている。
また、半部分16a,16bには、ガイド片16e,16fが分割面外周縁を覆うように設けられており、これらのガイド片は、大なる開口寄りで幅が広く、小なる開口へ向かって徐々に幅が狭くなる形状を有している。
剥離工具16による剥離作業に際しては、図6に示す通り、切断鋏15で所望の長さに切断された被覆電線をペンチャー4で掴み、アーム12a,12bに各々配された半部分16a,16bの間に被覆電線61を垂下状態で位置させる。アーム12a,12bを徐々に閉状態にして半部分16a,16b同士を接近させ、半部分16a,16bの間に被覆電線61を挟む込むと、半部分16a,16bの突刺刃16c,16dが被覆電線61の外装被覆62に貫入する。この状態で図1に示したペンチャー4で掴んだ被覆電線61を上方に引き上げることにより、被覆62が突刺刃で切り裂かれて剥離され、内部の銅線60が分別回収される。
ガイド片16e,16fは、半部分16a,16b同士を互いに近づけて邂逅させる際に、両半部分の間で垂下状態に待機している被覆電線を確実に両半部分の内部に取り込むための働きも果たす。
また、半部分16a,16bが傾斜してアーム12a,12bに取付けられているため、スムーズな被覆の切り裂きが行われる。また、ペンチャーの動きに沿うように、予め定められた角度の間で半部分が枢動できるようにしても良い。
以上の3種類の工具をアームに備えたスクラップ解体機は、特に廃棄自動車のスクラップ解体作業は勿論、建築廃材や配管廃材の分別解体作業にも好適に使用することができる。
また、これら3種の工具は取替可能にアームに取付けられるが、その具体的形態は、溶接、リベット止め、ボルト止めなど、種々の形態を採ることができ、更には各工具を異種の工具と交換するようにしてもよい。
図7は別の作業アームの開放状態の構成を示す平面図である。図8は図7の作業アームの切断鋏の構成を示す平面図である。図9は図7の作業アームの半部分の構成を示す説明図であり、a図は側面図、b図は平面図、c図はA−A断面図、d図はB−B断面図である。
図7は、図2の支持ブロック8における一対の作業アーム12a、12bの変形形態に相当する。本例における一対の作業アーム72a、72bは、互いに近接配置された縦向き枢軸支点71a,71bによって開閉可能である。この開閉運動は、各アームの中程に設けられた滑節軸74a、74bに図2と同様の油圧ピストンシリンダ装置73a,73bのピストンロッドを連結して油圧駆動にて行われる。この滑節軸の位置が開閉動作力の作用する力点となる。
両アーム72a,72bの互いに対面する内側の面には、枢軸支点71a,71b側から順に、前記アーム72a,72bの閉動作により挟圧してスクラップ対象物を2つに切断する切断鋏75と、前記アーム72a,72bの閉動作によって邂逅することにより被覆電線の外装被覆を切り裂いて剥離する剥離工具(その一対の半部分76a,76bが図示されている)と、スクラップ対象物をアーム間で挟持するための対向カップ77a,77bとが夫々取替可能に固定されている。
図8に拡大して示す切断鋏75は、一対の切断鋏刃75aと、これら一対の切断鋏刃の各個をその前記枢動支点71a,71b寄りの一端部で互いに枢動可能に連結するピン75bと、それぞれ一対の切断鋏刃の各個の他端部と一対の作業アームの各個とを枢動可能に連結する一対のリンクレバー75cとを有する。両切断鋏刃は、作業アームの開閉に応じてピン75bを中心にして互いに擦り合うように開閉し、間に挟んだ長尺廃材を剪断する。
尚、切断鋏刃75aに着脱自在に装着される刃75dも図2及び図3の場合と同様に擦り合い面の反対側に研ぎ面を有する片刃であり、その刃線も屈曲している。
図7及び図9に示した半部分76a,76bは、各々、作業アーム72a,72bの対向位置に向かい合わせに装着され、このアーム72a,72bが閉状態のときに一体に邂逅し、大なる開口を斜め下方に、小なる開口を斜め上方に向けた四角錐状通路を形成する。
半部分76a,76bの内壁面には、小なる開口寄りの位置に対向する一組の突刺刃群76c,76dが設けられている。対向する突刺刃群76c,76dは図9dに示すように邂逅時に相互に噛合する。
半部分76a,76bには、ガイド片76e,76fが分割面外周縁を覆うように設けられている、ガイド片は、大なる開口側で幅が広く、小なる開口へ向かって徐々に幅が狭くなるように形成されている。
対向カップ77a,77bの上部には、図2の場合と同様に、一対の角状工具20a,20bが立設されている。この一対の角状工具20a,20bは、上方に向かうに従い互いに離反するように、途中で曲折されている。この角状工具20a,20bを用いることにより、解体対象物の開裂分断作業が可能である。
また、対向カップ77a,77bの上部に立設されたこの角状工具20a,20bを環状の解体対象物の内孔に引っ掛けて、アーム72a,72bの開動作により径方向に引き延ばすこともできる。この引き延ばされた中間部を解体作業用ペンチャー4で切断することができる。

Claims (24)

  1. 自走車両に旋回可能及び伏仰可能に搭載された油圧作動ブームと、該ブームの先端に取付けられた遠隔操作によって開閉作動するスクラップ解体作業用ペンチャーと、前記車両の前部又は後部に装備された起伏駆動可能及び開閉駆動可能な左右一対の作業アームとを備えたスクラップ解体機において、
    前記一対の作業アームの閉運動に応じてスクラップ対象の被覆電線を周囲から挟み付けると共に被覆電線を挟み付けた状態のまま前記作動ブーム及びペンチャーによる被覆電線の芯線の引き抜き操作に伴って被覆電線の外装被覆を切り裂き且つ剥離する剥離工具を備え、この剥離工具は、前記一対の作業アームの各個に支持された互いに対向する二つの半部分からなり、これら半部分は一対の作業アームの開閉運動により互いに邂逅・離反し、これら半部分の少なくとも一方には両半部分が邂逅したときに間に挟んだ被覆電線の外装被覆に少なくとも部分的に貫入する少なくとも一つの突刺刃が設けられていることを特徴とするスクラップ解体機。
  2. 二つの半部分は、互いに邂逅したときに一端部に比較的大なる開口と他端部に比較的小なる開口とを有する円錐又は角錐形状の漏斗状通路を形成し、これら半部分の少なくとも一方には、漏斗状通路の比較的小なる開口寄りの内壁に前記突刺刃が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスクラップ解体機。
  3. 二つの半部分の各個は、漏斗状通路の比較的大なる開口が下方を向くように一対の作業アームの各個に支持されていることを特徴とする請求項2に記載のスクラップ解体機。
  4. 二つの半部分の各個は、漏斗状通路の軸線が車両の前方又は後方に傾斜するように一対の作業アームの各個に支持されていることを特徴とする請求項2に記載のスクラップ解体機。
  5. 二つの半部分の各個は、或る限られた角度範囲内で水平軸心回りに回動できるように一対の作業アームの各個に枢着されていることを特徴とする請求項1に記載のスクラップ解体機。
  6. 二つの半部分の少なくとも一方は、両半部分が邂逅する際に両半部分を相互に整列させるガイド片を備えていることを特徴とする請求項1に記載のスクラップ解体機。
  7. 二つの半部分の各個はそれぞれ複数の突刺刃を有し、これらの突刺刃は、両半部分が邂逅したときに互いに噛合するように二つの半部分の各個で向かい合わせに配列されていることを特徴とする請求項1に記載のスクラップ解体機。
  8. スクラップ対象物を両側から挟んで保持するための一対の対向カップを更に備え、これらカップの各個は前記剥離工具よりも前記枢動支点から遠い方の位置で前記一対の作業アームの各個に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のスクラップ解体機。
  9. スクラップ対象物を両側から強圧して圧潰又は破断するための一対の破断工具を更に備え、これら破断工具の各個は、前記剥離工具に換えて前記一対の作業アームの各個に支持されているか、及び/又は前記剥離工具よりも前記枢動支点寄りの位置で前記一対の作業アームの各個に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のスクラップ解体機。
  10. 自走車両に旋回可能及び伏仰可能に搭載された油圧作動ブームと、該ブームの先端に取付けられた遠隔操作によって開閉作動するスクラップ解体作業用ペンチャーと、前記車両の前部又は後部に装備された起伏駆動可能及び開閉駆動可能な左右一対の作業アームとを備えたスクラップ解体機において、
    前記一対の作業アームの枢動支点寄りの位置にスクラップ対象物を切断する切断鋏を備え、該切断鋏は、一対の切断鋏刃と、これら一対の切断鋏刃の各個をその前記枢動支点側の一端部で互いに枢動可能に連結するピン要素と、それぞれ一対の切断鋏刃の各個の他端部と一対の作業アームの各個とを枢動可能に連結する一対のリンク要素とを含んでいることを特徴とするスクラップ解体機。
  11. 一対の切断鋏刃の各個は、切断鋏刃同士の擦り合い面の反対側に研ぎ面を有する片刃を備えていることを特徴とする請求項10に記載のスクラップ解体機。
  12. 一対の切断鋏刃の各個は、一対の作業アームの閉動作に応じて、その片刃の前記ピン要素から遠い方の先端部が他の部分よりも先行して摺り合うように、切断鋏刃同士の擦り合い面と平行な平面内で屈曲又は湾曲した刃形状を有することを特徴とする請求項10に記載のスクラップ解体機。
  13. スクラップ対象物を両側から挟んで保持するための一対の対向カップを更に備え、これらカップの各個は前記切断鋏よりも前記枢動支点から遠い方の位置で前記一対の作業アームの各個に支持されていることを特徴とする請求項10に記載のスクラップ解体機。
  14. スクラップ対象物を両側から強圧して圧潰又は破断するための一対の破断工具を更に備え、これら破断工具の各個は、前記切断鋏よりも前記枢動支点から遠い方の位置で前記一対の作業アームの各個に支持されていることを特徴とする請求項10に記載のスクラップ解体機。
  15. スクラップ対象物を両側から挟んで保持するための一対の対向カップを更に備え、これらカップの各個は前記破断工具よりも前記枢動支点から遠い方の位置で前記一対の作業アームの各個に支持されていることを特徴とする請求項14に記載のスクラップ解体機。
  16. 自走車両に旋回可能及び伏仰可能に搭載された油圧作動ブームと、該ブームの先端に取付けられた遠隔操作によって開閉作動するスクラップ解体作業用ペンチャーと、前記車両の前部又は後部に装備された起伏駆動可能及び開閉駆動可能な左右一対の作業アームとを備えたスクラップ解体機において、
    前記一対の作業アームの閉運動に応じてスクラップ対象の被覆電線を周囲から挟み付けると共に被覆電線を挟み付けた状態のまま前記作動ブーム及びペンチャーによる被覆電線の芯線の引き抜き操作に伴って被覆電線の外装被覆を切り裂き且つ剥離する剥離工具と、
    前記剥離工具よりも前記一対の作業アームの枢動支点寄りの位置でスクラップ対象物を切断する切断鋏とを備え、
    前記剥離工具は、前記一対の作業アームの各個に支持された互いに対向する二つの半部分からなり、これら半部分は一対の作業アームの開閉運動により互いに邂逅・離反し、これら半部分の少なくとも一方には両半部分が邂逅したときに間に挟んだ被覆電線の外装被覆に少なくとも部分的に貫入する少なくとも一つの突刺刃が設けられ、
    前記切断鋏は、一対の切断鋏刃と、これら一対の切断鋏刃の各個をその前記枢動支点側の一端部で互いに枢動可能に連結するピン要素と、それぞれ一対の切断鋏刃の各個の他端部と一対の作業アームの各個とを枢動可能に連結する一対のリンク要素とを含んでいることを特徴とするスクラップ解体機。
  17. 二つの半部分は、互いに邂逅したときに一端部に比較的大なる開口と他端部に比較的小なる開口とを有する円錐又は角錐形状の漏斗状通路を形成し、これら半部分の少なくとも一方には、漏斗状通路の比較的小なる開口寄りの内壁に前記突刺刃が設けられていることを特徴とする請求項16に記載のスクラップ解体機。
  18. 二つの半部分の各個は、漏斗状通路の比較的大なる開口が下方を向くように一対の作業アームの各個に支持されていることを特徴とする請求項17に記載のスクラップ解体機。
  19. 二つの半部分の各個は、漏斗状通路の軸線が車両の前方又は後方に傾斜するように一対の作業アームの各個に支持されていることを特徴とする請求項17に記載のスクラップ解体機。
  20. 二つの半部分の各個は、或る限られた角度範囲内で水平軸心回りに回動できるように一対の作業アームの各個に枢着されていることを特徴とする請求項16に記載のスクラップ解体機。
  21. 二つの半部分の少なくとも一方は、両半部分が邂逅する際に両半部分を相互に整列させるガイド片を備えていることを特徴とする請求項16に記載のスクラップ解体機。
  22. 二つの半部分の各個はそれぞれ複数の突刺刃を有し、これらの突刺刃は、両半部分が邂逅したときに互いに噛合するように二つの半部分の各個で向かい合わせに配列されていることを特徴とする請求項16に記載のスクラップ解体機。
  23. スクラップ対象物を両側から挟んで保持するための一対の対向カップを更に備え、これらカップの各個は前記剥離工具よりも前記枢動支点から遠い方の位置で前記一対の作業アームの各個に支持されていることを特徴とする請求項16に記載のスクラップ解体機。
  24. スクラップ対象物を両側から強圧して圧潰又は破断するための一対の破断工具を更に備え、これら破断工具の各個は、前記剥離工具に換えて前記一対の作業アームの各個に支持されているか、及び/又は前記剥離工具よりも前記枢動支点寄りの位置で前記一対の作業アームの各個に支持されていることを特徴とする請求項16に記載のスクラップ解体機。
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