JP4725764B2 - 映像表示装置及び映像表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は映像表示装置に関し、例えば複数の液晶パネルを有する映像表示装置に適用して好適なものである。
従来、複数の液晶パネルを有し、これら各液晶パネルに映像を表示することにより、複数の映像を同時に提供し得るようになされた映像表示装置がある。そしてかかる映像表示装置として、複数の液晶パネルが同一平面上でかつ格子状に配置されたものや、直線上に配置されたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平10−51710号公報
ところで、複数の液晶パネルが格子状に配置された上述の映像表示装置では、ユーザが各液晶パネルに表示された映像を見る際に、視線を上下左右及び斜め方向に頻繁に動かす必要がある。このようにあらゆる方向に視線を動かことは、視線の動きをスムーズにできずユーザの目を疲れさせる。
一方、複数の液晶パネルが直線上に配置された上述の映像表示装置では、ユーザが視線を上下又は左右方向にのみ動かせばよいので視線の動きをスムーズにできるが、例えばユーザが中央の液晶パネルに表示された映像を注視している場合、両端の液晶パネルに表示した映像がユーザの視界に入りにくい。
このように、かかる映像表示装置においては、複数の映像を見易く表示し得るとは言い難いという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、複数の映像を従来と比して一段と見易く表示し得る映像表示装置及び映像表示方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の映像表示装置においては、表示面が同一方向に向くようにし表示面の前方から見て円形に配置された複数の表示部と、複数の表示部のそれぞれに映像を表示させるように当該複数の表示部を制御する制御部と、複数の表示部のそれぞれを3次元空間上の任意の位置に可動自在に支持する支持部と、映像のジャンルを判別するためのジャンル情報を外部から取得するジャンル情報取得部とを設け、制御部が、複数の表示部のそれぞれを表示面が同一方向に向くようにして3次元空間上の所定位置に可動させるように支持部を制御し、さらに制御部が、複数の表示部のそれぞれに表示させている映像のジャンルをジャンル情報に基づいて判別し、同じジャンルの映像が複数存在する場合に、当該同じジャンルの映像を表示させている表示部を近接させるように支持部を制御するようにした。
この結果、各表示間におけるユーザの視線の動きが円軌道となるためユーザの視線の動きをスムーズにすることができると共に、各表示に表示される映像をユーザの視野内に収めることができる。
また本発明の映像表示方法においては、制御部が、表示面が同一方向を向くようにし表示面の前方から見て円形に配置された複数の表示部のそれぞれに映像を表示させるように当該複数の表示部を制御する制御ステップと、ジャンル情報取得部が、映像のジャンルを判別するためのジャンル情報を外部から取得するジャンル情報取得ステップとを設け、複数の表示部のそれぞれが、支持部によって、3次元空間上の任意の位置に可動自在に支持され、制御ステップにおいて、制御部が、複数の表示部のそれぞれを表示面が同一方向に向くようにして3次元空間上の所定位置に可動させるように上記支持部を制御し、さらに制御部が、複数の表示部のそれぞれに表示させている映像のジャンルをジャンル情報に基づいて判別し、同じジャンルの映像が複数存在する場合に、当該同じジャンルの映像を表示させている表示部を近接させるように支持部を制御するようにした。
この結果、各表示間におけるユーザの視線の動きが円軌道となるためユーザの視線の動きをスムーズにすることができると共に、各表示に表示される映像をユーザの視野内に収めることができる。
本発明によれば、映像表示装置において各表示部間におけるユーザの視線の動きが円軌道となるためユーザの視線の動きをスムーズにすることができると共に、各表示部に表示される映像をユーザの視野内に収めることができ、かくして複数の映像を従来と比して一段と見易く表示し得る映像表示装置を実現できる。
また本発明によれば、映像表示方法において各表示部間におけるユーザの視線の動きが円軌道になりユーザの視線の動きをスムーズにすることができると共に、各表示部に表示される映像をユーザの視野内に収めることができ、かくして複数の映像を従来と比して一段と見易く表示し得る映像表示方法を実現できる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)映像表示装置の全体構成
(1−1)映像表示装置の構成
図1において、1は全体として本実施の形態による映像表示装置を示し、垂直な壁部2の前面に複数の液晶ディスプレイ3(3A〜3E)が、それぞれその表示面を前方に向けた状態で互いに重ならないようにディスプレイ支持部4(4A〜4E)を介して可動自在に支持されると共に、これら液晶ディスプレイ3(3A〜3E)及びディスプレイ支持部4(4A〜4E)に信号処理部5がケーブル等を介して接続されることにより構成されている。
この場合、信号処理部5は、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に対して映像信号及び音声信号を供給することにより、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を介して映像及び音声を出力し得るようになされ、さらにディスプレイ支持部4(4A〜4E)に対してそれぞれの可動を制御するためのコマンド信号を供給することにより、ディスプレイ支持部4(4A〜4E)をそれぞれ独立に可動させて液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の配置を変動させ得るようになされている。
なお、図1に示す映像表示装置1においては、複数の液晶ディスプレイ3(3A〜3E)が壁部2の前方から見て円形の配置となるようにディスプレイ支持部4(4A〜4E)を可動した場合であり、この配置が初期配置として信号処理部5に設定されている。
また、以降の説明においては、壁部2の前方から見て当該壁部2の左側から右側への方向を矢印xで示し、壁部2の下側から上側への方向を矢印yで示し、壁部2の背面から前面への方向を矢印zで示すものとする。
(1−2)液晶ディスプレイの構成
液晶ディスプレイ3(3A〜3E)においては、図2に示すように、薄厚矩形状の筐体CS(CS〜CS)を有し、その前面(表示面)中央に液晶パネルPN(PN〜PN)が配設されていると共に、その下方にスピーカSP(SP〜SP)が配設されている。
そして液晶ディスプレイ3(3A〜3E)は、信号処理部5から供給される映像信号に基づく映像を液晶パネルPN(PN〜PN)に表示すると共に、信号処理部5から供給される音声信号に基づくステレオ音声をスピーカSP(SP〜SP)から出力するようになされている。
(1−3)ディスプレイ支持部の構成
次にディスプレイ支持部4(4A〜4E)の構成について説明する。ここでディスプレイ支持部4Aとディスプレイ支持部4B〜4Eとは異なる構成であるため、以下、ディスプレイ支持部4Aの構成とディスプレイ支持部4B〜4Eの構成とに分けて説明する。
ディスプレイ支持部4Aにおいては、図3、図4及び図5に示すように、壁部2前面の所定位置に垂設されたアーム取付部10の先端部に、その出力軸11が水平となるようにモータ部MA1が設けられ、当該出力軸11に第1アーム12の一端部が取り付けられている。
また第1アーム12の他端部には、その出力軸13が水平となるようにモータ部MA2が取り付けられると共に、当該出力軸13に第2アーム14の一端部が取り付けられている。さらに第2アーム14の他端部には、その出力軸15が水平となるようにモータ部MA3が取り付けられると共に、当該出力軸15にディスプレイ取付部16の一端部が取り付けられている。
そしてディスプレイ取付部16の他端部が液晶ディスプレイ3Aの背面中央に設けられた取付板17に固定されている。
また各モータ部M(MA1〜MA3)には、それぞれ動力を発生するモータと当該モータの出力軸11、13及び15の回転角度を検出するセンサとが内蔵されている。
これによりディスプレイ支持部4Aは、モータ部M(MA1〜MA3)のモータの動力によって各部を回動させることで液晶ディスプレイ3Aを壁部2の前面において矢印yで示す方向及びその逆方向(すなわち上下方向)、及び矢印zで示す方向及びその逆方向(すなわち前後方向)に可動自在に支持することができるようになされている。
一方、ディスプレイ支持部4B〜4Eにおいては、図6、図7及び図8に示すように、壁部2前面の所定位置に第1のアーム取付部30が垂設されていると共に、当該所定位置から矢印xで示す右方向へ所定距離(例えば数cm)離れた位置に第2のアーム取付部31が垂設されている。
また第1のアーム取付部30の先端部には、鉛直配置された第1の軸体32を介して第1アーム33の一端部が取り付けられている。さらに第1アーム33の他端部には、その出力軸34が鉛直となるようにモータ部M(MB1〜ME1)が取り付けられている。
そしてこのモータ部M(MB1〜ME1)の出力軸34に第2アーム35の一端部が取り付けられ、さらに第2アーム35の他端部には、鉛直配置された第2の軸体36を介して第3アーム37の一端部が取り付けられている。
また第2のアーム取付部31の先端部には、その出力軸38が鉛直となるようにモータ部M(MB2〜ME2)が取り付けられている。そしてこのモータ部M(MB2〜ME2)の出力軸38に第4アーム39の一端部が取り付けられ、さらに第4アーム39の他端部には、その出力軸40が鉛直となるようにモータ部M(MB3〜ME3)が取り付けられている。
そしてこのモータ部M(MB3〜ME3)の出力軸40に第5アーム41の一端部が取り付けられ、さらに第5アーム41の他端部には、鉛直配置された第3の軸体42を介して第3アーム37の他端部が取り付けられている。
さらに第3アーム37の中央部には、その出力軸43が鉛直となるようにモータ部M(MB4〜ME4)が取り付けられている。そしてこのモータ部M(MB4〜ME4)の出力軸43にディスプレイ取付部44の一端部が取り付けられ、さらにディスプレイ取付部44の他端部が液晶ディスプレイ3B〜3Eの背面中央に設けられた取付板45に固定されている。
また各モータ部M(MB1〜MB4、…、ME1〜ME4)には、それぞれ動力を発生するモータと当該モータの出力軸34、38、40及び43の回転角度を検出するセンサとが内蔵されている。
これによりディスプレイ支持部4B〜4Eは、モータ部M(MB1〜MB4、…、ME1〜ME4)のモータの動力によって各部を回動させることで液晶ディスプレイ3B〜3Eをそれぞれ壁部2の前面において矢印xで示す方向及びその逆方向(すなわち左右方向)、及び矢印zで示す方向及びその逆方向(すなわち前後方向)に可動自在に支持することができるようになされている。
ここで液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の上下左右方向における可動範囲を図9に示す。位置Pは、ディスプレイ支持部4Aのアーム取付部10と壁部2との固定位置を表しており、また位置P〜Pは、それぞれディスプレイ支持部4B〜4Eにおける第1のアーム取付部30の壁部2に対する固定位置と、第2のアーム取付部31の壁部2に対する固定位置との中間位置を表している。
この位置P(P〜P)は、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の初期配置(円形配置)をもとに設定されており、位置Pが壁部2の前面中央上部、位置Pが当該位置Pの左斜下、位置Pが当該位置Pの右斜下、位置Pが当該位置Pの右斜下、位置Pが当該位置Pの左斜下に設定されている。
従って映像表示装置1は、位置Pをほぼ中心として上下方向に矢印yA1及びyA2で示すディスプレイ支持部4Aの可動範囲内で液晶ディスプレイ3Aを移動し得、また位置Pをほぼ中心として左右方向に矢印xB1及びxB2で示すディスプレイ支持部4Bの可動範囲内で液晶ディスプレイ3Bを移動し得、位置Pをほぼ中心として左右方向に矢印xC1及びxC2で示すディスプレイ支持部4Cの可動範囲内で液晶ディスプレイ4Cを移動し得、位置Pをほぼ中心として左右方向に矢印xD1及びxD2で示すディスプレイ支持部4Dの可動範囲内で液晶ディスプレイ4Dを移動し得、さらに位置Pをほぼ中心として左右方向に矢印xE1及びxE2で示すディスプレイ支持部4Eの可動範囲内で液晶ディスプレイ4Eを移動し得るようになされている。
ここで、実際上このような範囲内で液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を移動させて配置し得る配置パターンを図10及び図11に示す。まず、図10(A)に示すように、初期配置である上述した円形の配置があり、これを配置パターンAとする。
次に配置パターンAの配置から液晶ディスプレイ3Aを下方向へ移動した配置パターンBを図10(B)に示す。この配置パターンBでは、液晶ディスプレイ3Aの左右にそれぞれ当該液晶ディスプレイ3Aと平行でかつ接触するように液晶ディスプレイ3B及び3Cが配置され、当該液晶ディスプレイ3Aの左斜下及び右斜下にそれぞれ当該液晶ディスプレイ3Aと接触するように液晶ディスプレイ3D及び3Eが配置(このとき液晶ディスプレイ3D及び3Eは平行でかつ接触)された状態となる。
また配置パターンBの配置から液晶ディスプレイ3D及び3Eを左方向に移動した配置パターンCを図10(C)に示す。この配置パターンCでは、液晶ディスプレイ3Aの左右にそれぞれ当該液晶ディスプレイ3Aと平行でかつ接触するように液晶ディスプレイ3B及び3Cが配置され、当該液晶ディスプレイ3Bの下に当該液晶ディスプレイ3Bと接触するように液晶ディスプレイ3Dが配置、液晶ディスプレイ3Aの下に当該液晶ディスプレイ3Aと接触するように液晶ディスプレイ3Eが配置(このとき液晶ディスプレイ3D及び3Eは平行でかつ接触)された状態となる。
さらに配置パターンCの配置から液晶ディスプレイ3D及び3Eを右方向に移動した配置パターンDを図10(D)に示す。この配置パターンDでは、液晶ディスプレイ3Aの左右にそれぞれ当該液晶ディスプレイ3Aと平行でかつ接触するように液晶ディスプレイ3B及び3Cが配置され、当該液晶ディスプレイ3Aの下に当該液晶ディスプレイ3Aと接触するように液晶ディスプレイ3Dが配置、液晶ディスプレイ3Cの下に当該液晶ディスプレイ3Cと接触するように液晶ディスプレイ3Eが配置(このとき液晶ディスプレイ3D及び3Eは平行でかつ接触)された状態となる。
さらに配置パターンDの配置から液晶ディスプレイ3Dを左方向に移動した配置パターンEを図10(E)に示す。この配置パターンEでは、液晶ディスプレイ3Aの左右にそれぞれ当該液晶ディスプレイ3Aと平行でかつ接触するように液晶ディスプレイ3B及び3Cが配置され、当該液晶ディスプレイ3Bの下に当該液晶ディスプレイ3Bと接触するように液晶ディスプレイ3Dが配置、液晶ディスプレイ3Cの下に当該液晶ディスプレイ3Cと接触するように液晶ディスプレイ3Eが配置された状態となる。
さらに配置パターンEの配置から液晶ディスプレイ3Aを上方向に移動した配置パターンFを図10(F)に示す。この配置パターンFでは、液晶ディスプレイ3Aの左斜下及び右斜下にそれぞれ当該液晶ディスプレイ3Aと接触するように液晶ディスプレイ3B及び3Cが配置され、当該液晶ディスプレイ3Bの下に当該液晶ディスプレイ3Bと接触するように液晶ディスプレイ3Dが配置、液晶ディスプレイ3Cの下に当該液晶ディスプレイ3Cと接触するように液晶ディスプレイ3Eが配置された状態となる。
さらに配置パターンFの配置から液晶ディスプレイ3B及び3Cをそれぞれ左及び右方向に移動した配置パターンGを図11(G)に示す。この配置パターンGでは、液晶ディスプレイ3Aの左斜下及び右斜下にそれぞれ当該液晶ディスプレイ3Aと離れて液晶ディスプレイ3B及び3Cが配置され、当該液晶ディスプレイ3Bの右斜下に当該液晶ディスプレイ3Bと接触するように液晶ディスプレイ3Dが配置、液晶ディスプレイ3Cの左斜下に当該液晶ディスプレイ3Cと接触するように液晶ディスプレイ3Eが配置された状態となる。
さらに配置パターンGの配置から液晶ディスプレイ3Aを下方向に移動した配置パターンHを図11(H)に示す。この配置パターンHでは、液晶ディスプレイ3Aの左斜下及び右斜下にそれぞれ当該液晶ディスプレイ3Aと接触するように液晶ディスプレイ3D及び3Eが配置され、当該液晶ディスプレイ3Dの左斜上に当該液晶ディスプレイ3Dと接触するように液晶ディスプレイ3Bが配置、液晶ディスプレイ3Eの右斜上に当該液晶ディスプレイ3Eと接触するように液晶ディスプレイ3Cが配置された状態となる。
さらに配置パターンHの配置から液晶ディスプレイ3Aを上方向に移動し、液晶ディスプレイ3B及び3Dを右方向に移動、液晶ディスプレイ3C及び3Eを左方向に移動した配置パターンIを図11(I)に示す。この配置パターンIでは、液晶ディスプレイ3Aの左斜下及び右斜下にそれぞれ当該液晶ディスプレイ3Aと接触するように液晶ディスプレイ3B及び3Cが配置(このとき液晶ディスプレイ3B及び3Cは平行でかつ接触)され、当該液晶ディスプレイ3Bの下に当該液晶ディスプレイ3Bと接触するように液晶ディスプレイ3Dが配置、液晶ディスプレイ3Cの下に当該液晶ディスプレイ3Cと接触するように液晶ディスプレイ3Eが配置された状態となる。
このように映像表示装置1においては、必要に応じて上述の配置パターンA〜Iの配置に液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を移動し得るようになされている。
続いて液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の前後方向における可動範囲を図12に示す。映像表示装置1においては、液晶ディスプレイ3Aを、ディスプレイ支持部4Aの第1アーム12及び第2アーム14を折り畳んだ状態から引き延ばした状態までの範囲で前後方向に移動し得、また液晶ディスプレイ4B〜4Eを、それぞれディスプレイ支持部4B〜4Eの第1アーム33、第2アーム35、第3アーム37、第4アーム39及び第5アーム41を折り畳んだ状態から引き伸ばした状態までの範囲で前後方向に移動し得るようになされている。
ここで液晶ディスプレイ3A〜3Eの前後方向における可動範囲はそれぞれ同一であり、従ってディスプレイ支持部4A〜4Eの各アームが折り畳まれて液晶ディスプレイ3A〜3Eが壁部2に最も近づいた状態では、液晶ディスプレイ3A〜3Eの前面が同一平面上となり、さらに各アームを引き延ばして壁部2から最も離れた状態においても、液晶ディスプレイ3A〜3Eの前面が同一平面上となる。
このように映像表示装置1においては、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の配置を、対応するディスプレイ支持部4(4A〜4E)の可動範囲内で、変動し得るようになされている。
(1−4)信号処理部の構成
次に信号処理部5の構成について図13を用いて説明する。信号処理部5は、映像表示装置1の全体を制御する統合制御部60と、テレビジョン放送を受信する複数のテレビジョン放送受信部61(61A〜61E)と、テレビジョン放送受信部61(61A〜61E)で受信したテレビジョン放送の番組映像及び番組音声を複数の液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に分配するための分配器62とから構成されている。
統合制御部60では、リモートコントローラRCの操作に応じて当該リモートコントローラRCから送信される赤外線信号S1を赤外線受光部63で受信し、当該赤外線受光部63において当該赤外線信号S1を操作通知信号S2に変換し、これをMPU(Microprocessor Unit)64に供給する。
このMPU64には、内部メモリが搭載されており、当該内部メモリに予め格納されている制御プログラムや、動作モードプログラム等の各種プログラムに従って、赤外線受光部63から与えられる操作通知信号S2に応じた命令信号S3をコマンド変換部65に送出する。
またMPU64は、EPG(Electronic Program Guide)を提供するインターネット上のデータベース(以下、これを外部データベースと呼ぶ)67に通信部66を介してアクセスし、当該外部データベース67から当該EPGのデータ(以下、これをEPGデータと呼ぶ)EDを取得し得るようにもなされている。
さらにMPU64は、赤外線受光部63から操作通知信号S2が供給される毎に、当該操作通知信号S2をリモートコントローラRCの操作履歴データODとして不揮発性メモリ68に蓄積すると共に、必要に応じて後述するジャンル履歴データJDを当該不揮発性メモリ68に蓄積し、またこれらを適宜当該不揮発性メモリ68から読み出し得るようにもなされている。
コマンド変換部65は、MPU64から与えられる命令信号S3に基づいて、テレビジョン放送受信部61(61A〜61E)を制御するためのコマンド信号COM1及びCOM2、分配器62を制御するためのコマンド信号COM3、ディスプレイ支持部4(4A〜4E)を制御するためのコマンド信号COM4を生成し、これらコマンド信号COM1〜COM4をそれぞれ制御対象となるテレビジョン放送受信部61(61A〜61E)、分配器62、ディスプレイ支持部4(4A〜4E)に送出するようになされている。
このように統合制御部60は、リモートコントローラRCの操作によって入力される各種命令に応じて、コマンド信号COM1〜COM4をテレビジョン放送受信部61(61A〜61E)、分配器62及びディスプレイ支持部4(4A〜4E)に送出することにより、これらテレビジョン放送受信部61(61A〜61E)、分配器62及びディスプレイ支持部4(4A〜4E)を統合的に制御するようになされている。
テレビジョン放送受信部61(61A〜61E)は、アンテナ69を介して受信したテレビジョン放送波S4をチューナ70(70A〜70E)に入力する。
チューナ70(70A〜70E)は、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM1に基づいて、テレビジョン放送波S4の中から所定のチャンネルの信号(以下、これをテレビジョン信号と呼ぶ)S5(S5〜S5)を抽出し、これをデスクランブル回路71(71A〜71E)に送出する。
デスクランブル回路71(71A〜71E)は、テレビジョン信号S5(S5〜S5)に対して所定の復調処理、誤り訂正処理及びデスクランブル処理を順次施し、この結果得られるテレビジョン放送データD1(D1〜D1)をデマルチプレクサ72(72A〜72E)に送出する。
デマルチプレクサ72(72A〜72E)は、テレビジョン放送データD1(D1〜D1)を音声部分のパケットからなる音声データD2(D2〜D2)と、映像部分のパケットからなる映像データD3(D3〜D3)とに分離し、これらをそれぞれオーディオデコーダ73(73A〜73E)及びビデオデコーダ74(74A〜74E)に送出する。
オーディオデコーダ73(73A〜73E)は、音声データD2(D2〜D2)に対して所定の符号化方式に準拠した復号化処理を施し、この結果得られる復号音声データD4(D4〜D4)をデジタル/アナログ変換部75(75A〜75E)に送出する。
デジタル/アナログ変換部75(75A〜75E)は、復号音声データD4(D4〜D4)を音声信号S6(S6〜S6)に変換し、これを分配器62に送出する。
一方、ビデオデコーダ74(74A〜74E)は、映像データD3(D3〜D3)に対して所定の符号化方式に準拠した復号化処理を施し、この結果得られる復号映像データD5(D5〜D5)を加算器76(76A〜76E)を介してNTSC(National Television Standards Committee)エンコーダ77(77A〜77E)に送出する。
NTSCエンコーダ77(77A〜77E)は、復号映像データD5(D5〜D5)をNTSC方式の映像データD6(D6〜D6)に変換し、これをデジタル/アナログ変換部78(78A〜78E)に送出する。
デジタル/アナログ変換部78(78A〜78E)は、NTSC方式の映像データD6(D6〜D6)を映像信号S7(S7〜S7)に変換し、これを分配器62に送出する。
このようにしてテレビジョン放送受信部61(61A〜61E)は、テレビジョン放送波S4のなかから、指定されたチャンネルで放送されている番組の映像信号S7(S7〜S7)及び音声信号S6(S6〜S6)を取り出し、これらを分配器62に送出する。
またテレビジョン放送受信部61(61A〜61E)は、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM2に基づいて、GUI(Graphical User Interface)データ生成部79(79A〜79E)において文字データ等の表示用データGD(GD〜GD)を生成し、これを加算器76(76A〜76E)に送出してビデオデコーダ74(74A〜74E)が出力する復号映像データD5(D5〜D5)に重畳するようにもなされている。
分配器62は、テレビジョン放送受信部61(61A〜61E)から供給される音声信号S6(S6〜S6)及び映像信号S7(S7〜S7)を、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM3に基づいて分配することにより、それぞれ音声信号S8(S8〜S8)及び映像信号S9(S9〜S9)として液晶ディスプレイ3(3A〜3E)のスピーカSP(SP〜SP)及び液晶パネルPN(PN〜PN)に送出する。
この結果、スピーカSP(SP〜SP)からは分配器62によって分配された音声信号S8(S8〜S8)に基づくステレオ音声が出力され、液晶パネルPN(PN〜PN)にはこの音声信号S8(S8〜S8)に対応する映像信号S9(S9〜S9)に基づく映像が表示される。
ディスプレイ支持部4(4A〜4E)は、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM4に基づいて、各モータ部M(MA1〜MA3、MB1〜MB4、…、ME1〜ME4)のモータを駆動させることにより、各部を回動させ得るようになされている。
またディスプレイ支持部4(4A〜4E)は、各モータ部M(MA1〜MA3、MB1〜MB4、…、ME1〜ME4)の出力軸11、13、15、34、38、40及び43の回転角度をモータ部M(MA1〜MA3、MB1〜MB4、…、ME1〜ME4)に内蔵されたセンサで検出し、この検出結果を回転角度データRDとしてコマンド変換部65を介してMPU64に供給することにより、MPU64に各モータ部M(MA1〜MA3、MB1〜MB4、…、ME1〜ME4)の出力軸11、13、15、34、38、40及び43の回転角度を認識させ得るようにもなされている。
かくして信号処理部5は、複数の液晶ディスプレイ3A〜3Eを介してテレビジョン放送の番組映像及び番組音声をユーザに提供し得るようになされていると共に、ディスプレイ支持部4A〜4Eをそれぞれ独立に可動させて液晶ディスプレイ3A〜3Eの配置を変動させ得るようになされている。
(1−5)リモートコントローラの構成
次にユーザが映像表示装置1に対する各種命令を入力するためのリモートコントローラRCについて図14を用いて説明する。
リモートコントローラRCは、矩形状の筐体部80を有し、その一面の上部に映像表示装置1の電源をオン又はオフにするための電源ボタン及びチャンネルを指定するための0〜9までの数字ボタンからなる基本操作部81が設けられており、その下方に液晶ディスプレイ3A〜3Eにそれぞれ対応する5つのディスプレイ指定ボタンからなるディスプレイ指定部82が設けられ、さらにその下方に映像表示装置1が有する4つの動作モード(後述する)にそれぞれ対応する4つのモード指定ボタン(ザッピングモードボタン、5チャンネルモードボタン、2×2モードボタン、ジャンルチェックモードボタン)からなる動作モード指定部83が設けられている。
そしてリモートコントローラRCは、これらのボタンが押下操作されると、押下操作されたボタンに応じた赤外線信号S1を出力するようになされており、これによりリモートコントローラRCの操作内容を信号処理部5に伝達し得るようになされている。
(2)動作モード
次に映像表示装置1の動作モードについて説明する。映像表示装置1においては、ザッピングモード、5チャンネルモード、2×2モード及びジャンルチェックモードの4つの動作モードを有しており、リモートコントローラRCの操作に応じて、これら4つの動作モードを任意に切り換え得るようになされている。以下、各モードについて詳細に説明する。
(2−1)ザッピングモード
ザッピングモードは、液晶ディスプレイ3A〜3Eに対してそれぞれ異なるチャンネルの番組映像及び番組音声を割り当て、さらに所定時間間隔毎に他のチャンネルに自動的に切り換えていく動作モードである。以下、このザッピングモード時における各部の処理を説明する。なお、以降の説明においては、説明の便宜上、映像表示装置1で受信可能なチャンネルをチャンネル番号「01」〜「15」までの15チャンネルとする。
MPU64(図13)は、赤外線受光部63から供給される操作通知信号S2に基づいて、リモートコントローラRCに設けられた動作モード指定部83のザッピングモードボタンが押下されたことを認識すると、動作モードプログラムに従って、ザッピングモードに応じた命令信号S3をコマンド変換部65に送出する。
コマンド変換部65は、MPU64から供給される命令信号S3に基づいて、コマンド信号COM1〜COM4を生成し、コマンド信号COM1及びCOM2をテレビジョン放送受信部61(61A〜61E)に送出すると共に、コマンド信号COM3を分配器62に送出し、コマンド信号COM4をディスプレイ支持部4(4A〜4E)に送出する。
ディスプレイ支持部4(4A〜4E)は、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM4に基づいて、モータ部M(MA1〜MA3、MB1〜MB4、…、ME1〜ME4)のモータを駆動させることにより、図15に示すように液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を配置パターンA(円形配置)の配置で、かつそれぞれを最も壁部2に近づけた位置(奥行なし)に移動させる。
テレビジョン放送受信部61A〜61Eは、それぞれコマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM1に基づいて、チューナ70A〜70Eに、それぞれ異なるチャンネル番号(例えば「01」〜「05」)のチャンネルを選局させる。
またテレビジョン放送受信部61A〜61Eは、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM2に基づいて、GUIデータ生成部79A〜79Eで、それぞれチャンネル番号「01」〜「05」を示す表示用データGD〜GD(例えば「01ch」〜「05ch」)を生成させ、これらをそれぞれ復号映像データD5〜D5に重畳させる。
さらに分配器62は、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM3に基づいて、テレビジョン放送受信部61A〜61Eから供給されるチャンネル番号「01」〜「05」の音声信号S6〜S6及び映像信号S7〜S7をそれぞれ音声信号S8〜S8及び映像信号S9〜S9として液晶ディスプレイ3A〜3BのスピーカSP〜SP及び液晶パネルPN〜PNに分配する。これにより図16に示すように液晶ディスプレイ3A〜3Eを介してそれぞれチャンネル番号「01」〜「05」の番組映像及び番組音声が出力される。
さらにMPU64は、所定時間経過後、再度命令信号S3をコマンド変換部65に供給し、これをもとにコマンド変換部65でコマンド信号COM1〜COM3を生成させ、当該コマンド信号COM1及びCOM2をテレビジョン放送受信部61(61A〜61E)に送出すると共に、コマンド信号COM3を分配器62に送出するようになされている。
すなわちコマンド変換部65は、例えば図17に示すように、最初のコマンド信号COM1〜COM4を送出してから10秒後に、液晶ディスプレイ3A〜3Eにそれぞれチャンネル番号「06」〜「10」の番組映像及び番組音声を出力させるためのコマンド信号COM1〜COM3をテレビジョン放送受信部61A〜61E及び分配器62のそれぞれに送出し、さらにその10秒後に、液晶ディスプレイ3A〜3Eにそれぞれチャンネル番号「11」〜「15」の番組映像及び番組音声を出力させるためのコマンド信号COM1〜COM3を送出する。
そしてさらにその10秒後には、再び液晶ディスプレイ3A〜3Eにそれぞれチャンネル番号「01」〜「05」の番組映像及び番組音声を出力させるためのコマンド信号COM1〜COM3を送出し、以下、この一連の動作を繰り返す。
このようにMPU64は、所定時間間隔毎にコマンド変換部65から各部にコマンド信号COM1〜COM4(ただしコマンド信号COM4は初回のみ)を送出させることにより、チャンネル番号「01」〜「15」の番組映像及び番組音声をそれぞれ異なる5チャンネルずつに分けて所定時間間隔毎に切り換えながら液晶ディスプレイ3A〜3Eを介して出力させるようになされている。
かくして映像表示装置1は、ザッピングモード時において、ユーザにわざわざチャンネル切換操作を行わせることなく、現在各チャンネルで放送されている番組の番組映像及び番組音声を確認させることができる。さらに円形に配置した液晶ディスプレイ3A〜3Eにそれぞれ異なるチャンネルを割り当て、これらを数秒毎に他のチャンネルに自動的に切り換えていくようにしたことにより、ごく短時間のうちに全てのチャンネルの番組映像及び番組音声を確認させることができる。
(2−2)5チャンネルモード
5チャンネルモードは、番組情報誌や上述のザッピングモード等によって視聴したい番組を決めたユーザに対して、特に視聴したい番組のチャンネルを5つ選択させ、この5チャンネル分の番組映像及び番組音声を同時に液晶ディスプレイ3A〜3Eを介して出力する動作モードである。以下、この5チャンネルモード時における各部の処理を説明する。
MPU64(図13)は、赤外線受光部63から供給される操作通知信号S2に基づいて、リモートコントローラRCに設けられた動作モード指定部83の5チャンネルモードボタンが押下されたことを認識すると、動作モードプログラムに従って、5チャンネルモードに応じた命令信号S3をコマンド変換部65に送出する。
コマンド変換部65は、MPU64から供給される命令信号S3に基づいて、コマンド信号COM4を生成し、これをディスプレイ支持部4(4A〜4E)に送出する。
ディスプレイ支持部4(4A〜4E)は、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM4に基づいて、モータ部M(MA1〜MA3、MB1〜MB4、…、ME1〜ME4)のモータを駆動させることにより、図18に示すように液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を配置パターンA(円形配置)の配置で、かつ液晶ディスプレイ3Aを壁部2に最も近づけた位置に移動させると共に、液晶ディスプレイ3D及び3Eを壁部2から最も遠ざけた位置に移動させ、液晶ディスプレイ3B及び3Cをこれらの位置の中間の位置に移動させる。
このようにMPU64は、液晶ディスプレイ3A〜3Eをユーザから見て円形の配置となるように移動させると共に、液晶ディスプレイ3D及び3Eをユーザから見て最も手前の位置に移動し、当該位置よりも少し奥の位置に液晶ディスプレイ3B及び3Cを移動し、さらにその奥の位置に液晶ディスプレイ3Aを移動して奥行きをつける。
これにより最も手前にある液晶ディスプレイ3D及び3Eから出力される番組映像及び番組音声がユーザにとって最も視聴し易くなり、液晶ディスプレイ3B及び3Cから出力される番組映像及び番組音声がその次に視聴し易く、液晶ディスプレイ3Aから出力される番組映像及び番組音声がさらにその次となる。
このように液晶ディスプレイ3A〜3Eを移動させた後、MPU64は、リモートコントローラRCの操作に応じて、液晶ディスプレイ3A〜3Eのそれぞれにユーザの所望するチャンネルを割り当てる。
すなわちMPU64は、赤外線受光部63から供給される操作通知信号S2に基づいて、リモートコントローラRCに設けられたディスプレイ指定部82の例えば液晶ディスプレイ3Eに対応するディスプレイ指定ボタンが押下されたことを認識すると、ユーザが液晶ディスプレイ3Eのチャンネルを指定しようとしていると判断する。
そしてMPU64は、命令信号S3をコマンド変換部65に供給し、これをもとにコマンド変換部65でコマンド信号COM2及びCOM3を生成させ、当該コマンド信号COM2をテレビジョン放送受信部61Eへ送出させると共に、コマンド信号COM3を分配器62へ送出する。
テレビジョン放送受信部61Eは、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM2に基づいて、GUIデータ生成部79Eで文字データ「チャンネルを指定してください」でなる表示用データGDを生成し、これを復号映像データD5に重畳させる。なお、このときのテレビジョン放送受信部61Eにおいては、チューナ70Eでチャンネルを選局していない状態である。従ってテレビジョン放送受信部61Eから分配器62に送出されるのは、文字データ「チャンネルを指定してください」のみの映像信号S7となる。
そして分配器62は、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM3に基づいて、テレビジョン放送受信部61Eから供給される映像信号S7を映像信号S9として液晶ディスプレイ3Eの液晶パネルPNに送出する。これにより液晶ディスプレイ3Eには、図19に示すように、その液晶パネルPNに「チャンネルを指定してください」の文字が表示される。
このようにMPU64は、5チャンネルモードが指定された後、ディスプレイ指定ボタンが押下されると、当該ディスプレイ指定ボタンに応じた例えば液晶ディスプレイ3Eに「チャンネルを指定してください」の文字を表示し、当該液晶ディスプレイ3Eのチャンネルを指定するようユーザに促す。
そしてMPU64は、赤外線受光部63から供給される操作通知信号S2に基づいて、リモートコントローラRCに設けられたチャンネル指定部82の例えば数字ボタン「0」及び数字ボタン「8」が順に押下されたことを認識すると、液晶ディスプレイ3Eのチャンネルがチャンネル番号「08」に指定されたと判断する。
そしてMPU64は、命令信号S3をコマンド変換部65に供給し、これをもとにコマンド変換部65でコマンド信号COM1〜COM3を生成させ、当該コマンド信号COM1及びCOM2をテレビジョン放送受信部61Eへ送出させると共に、コマンド信号COM3を分配器62へ送出させる。
テレビジョン放送受信部61Eは、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM1に基づいて、チューナ70Eでチャンネル番号「08」のチャンネルを選局する。
またテレビジョン放送受信部61Eは、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM2に基づいて、GUIデータ生成部79Eでチャンネル番号「08」を示す文字データ「08ch」でなる表示用データGDを生成させ、これを復号映像データD5に重畳させる。
さらに分配器62は、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM3に基づいて、テレビジョン放送受信部61Eから供給されるチャンネル番号「08」の音声信号S6及び映像信号S7をそれぞれ音声信号S8及び映像信号S9として液晶ディスプレイ3EのスピーカSP及び液晶パネルPNに分配する。これにより液晶ディスプレイ3Eを介してチャンネル番号「08」のチャンネルの番組映像及び番組音声が出力される。
同様にしてMPU64は、液晶ディスプレイ3A〜3Dのチャンネルもユーザに指定させることにより、液晶ディスプレイ3A〜3Dのそれぞれを介して指定されたチャンネルの番組映像及び番組音声を出力する。
このように映像表示装置1は、ユーザが指定した5つのチャンネルの番組を同時に視聴させることができると共に、これら5つのチャンネルのなかでユーザが特に優先して視聴したい2つのチャンネルの番組を最も視聴し易い位置にある液晶ディスプレイ3D及び3Eで視聴させ、その次に視聴を優先する2つのチャンネルの番組を2番目に視聴し易い位置にある液晶ディスプレイ3B及び3Cで視聴させ、残り1つのチャンネルの番組を3番目に視聴し易い位置にある液晶ディスプレイ3Aで視聴させることができるようになされている。
かくして映像表示装置1は5チャンネルモード時において、5チャンネル分の番組を同時に視聴させ得ると共に、視聴の優先度が高い番組ほど見易い位置の液晶ディスプレイ3(3A〜3E)で視聴させることができる。また、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の奥行きに変化をつけるようにしたことにより、各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)とユーザとの距離が異なり、ユーザを複数の液晶ディスプレイ3(3A〜3E)から出力される番組映像の特定の番組映像に集中させ易くすることもできる。
(2−3)2×2モード
2×2モードは、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を配置パターンCに配置して、液晶ディスプレイ3A、3B、3D及び3Eの4つ(2×2)の液晶パネルPN、PN、PN及びPNで1つの画面(以下、これを2×2画面とも呼ぶ)を構成し、この2×2画面に、ユーザが選択した1つのチャンネルの番組映像を出力する動作モードである。以下、この2×2モード時における各部の処理を説明する。
MPU64(図13)は、赤外線受光部63から供給される操作通知信号S2に基づいて、リモートコントローラRCに設けられた動作モード指定部83の2×2モードボタンが押下されたことを認識すると、動作モードプログラムに従って、2×2モードに応じた命令信号S3をコマンド変換部65に送出する。
コマンド変換部65は、MPU64から供給される命令信号S3に基づいて、コマンド信号COM4を生成し、これをディスプレイ支持部4(4A〜4E)に送出する。
ディスプレイ支持部4(4A〜4E)は、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM4に基づいて、モータ部M(MA1〜MA3、MB1〜MB4、…、ME1〜ME4)のモータを駆動させることにより、図20に示すように液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を配置パターンCの配置で、かつ壁部2からの距離が等しい位置(同一平面上)に移動させる。
このように液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を配置した後、MPU64は、リモートコントローラRCの操作に応じて、このとき液晶ディスプレイ3A、3B、3D及び3Eで構成する2×2画面と、残りの液晶ディスプレイ3Cとのそれぞれにユーザの所望するチャンネルを割り当てる。
すなわちMPU64は、命令信号S3をコマンド変換部65に供給し、これをもとにコマンド変換部65でコマンド信号COM2及びCOM3を生成させ、当該コマンド信号COM2を例えばテレビジョン放送受信部61Aへ送出させると共に、コマンド信号COM3を分配器62へ送出する。
テレビジョン放送受信部61Aは、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM2に基づいて、GUIデータ生成部79Aで文字データ「チャンネルを指定してください」でなる表示用データGDを生成し、これを復号映像データD5に重畳させる。なお、このときのテレビジョン放送受信部61Aにおいては、チューナ70Aでチャンネルを選局していない状態である。従ってテレビジョン放送受信部61Aから分配器62に送出されるのは、文字データ「チャンネルを指定してください」のみの映像信号S7となる。
そして分配器62は、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM3に基づいて、テレビジョン放送受信部61Aから供給される映像信号S7を1フレーム毎に所定のタイミングで切り出すことにより、映像信号S7の各フレームを2×2に等分割した各領域の映像信号を得、これらをそれぞれ液晶パネルPN、PN、PN及びPNの表示サイズに拡大して得られる映像信号S9、S9、S9及びS9をそれぞれ液晶パネルPN、PN、PN及びPNに分配する。
これにより液晶パネルPN、PN、PN及びPNで構成される2×2画面には、「チャンネルを指定してください」の文字が表示される。
このようにMPU64は、2×2モードが指定された後、2×2画面に「チャンネルを指定してください」の文字を表示し、当該2×2画面のチャンネルを指定するようユーザに促す。
そしてMPU64は、リモートコントローラRCを介して例えばチャンネル番号「05」が入力されたことを認識すると、命令信号S3をコマンド変換部65に供給し、これをもとにコマンド変換部65でコマンド信号COM1〜COM3を生成させ、当該コマンド信号COM1及びCOM2をテレビジョン放送受信部61Aへ送出させると共に、コマンド信号COM3を分配器62へ送出させる。
テレビジョン放送受信部61Aは、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM1に基づいて、チューナ70Aでチャンネル番号「05」のチャンネルを選局する。
またテレビジョン放送受信部61Aは、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM2に基づいて、GUIデータ生成部79Aでチャンネル番号「05」を示す文字データ「05ch」を生成させ、これを復号映像データD5に重畳させる。
さらに分配器62は、コマンド変換部65から供給されるコマンド信号COM3に基づいて、テレビジョン放送受信部61Aから供給されるチャンネル番号「05」の映像信号S7を1フレーム毎に所定のタイミングで切り出すことにより、映像信号S7の各フレームを2×2に等分割した各領域の映像信号を得、これらをそれぞれ液晶パネルPN、PN、PN及びPNの表示サイズに拡大して得られる映像信号S9、S9、S9及びS9をそれぞれ液晶パネルPN、PN、PN及びPNに分配する。
またこのとき分配器62は、テレビジョン放送受信部61Aから供給されるチャンネル番号「05」の音声信号S6の左側用音声信号を音声信号S8、右側用音声信号を音声信号S8としてそれぞれスピーカSP及びスピーカSPに分配する。
この結果、図21に示すように、液晶パネルPN、PN、PN及びPNで構成される2×2画面にチャンネル番号「05」の番組映像を拡大表示し、さらにこの2×2画面の左隅及び右隅にそれぞれ位置するスピーカSP及びSPから番組音声を出力する。
さらにMPU64は、液晶ディスプレイ3Cについても、ユーザにチャンネルを指定させ、指定されたチャンネルの番組を出力させる。
このように映像表示装置1は、ユーザに対して、視聴したいチャンネルの番組を2×2画面で視聴させ得ると共に、さらに別のチャンネルの番組を残りの液晶ディスプレイ3Cで視聴させ得るようになされている。
かくして映像表示装置1は2×2モード時において、ユーザが視聴したいチャンネルの番組を液晶ディスプレイ3A、3B、3D及び3Eの4つ(2×2)の液晶パネルPN、PN、PN及びPNで構成する2×2画面で視聴させることができるので、液晶ディスプレイ3A〜3Eのそれぞれに個々に映像を出力するよりも、より大画面で迫力のある映像をユーザに提供することができる。
(2−4)ジャンルチェックモード
ジャンルチェックモードは、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に割り当てている番組のジャンルをEPGから取得し、同じジャンルの番組が複数存在する場合には、これらを割り当てている液晶ディスプレイ3(3A〜3E)が隣接するように配置を変動させる動作モードである。以下、このジャンルチェックモード時における各部の処理を説明する。
MPU64(図13)は、赤外線受光部63から供給される操作通知信号S2に基づいて、リモートコントローラRCに設けられた動作モード指定部83のジャンルチェックモードボタンが押下されたことを認識すると、5チャンネルモード時と同様にリモートコントローラRCの操作に応じて、液晶ディスプレイ3A〜3Eのそれぞれにユーザの所望するチャンネルを割り当てる。
MPU64は、液晶ディスプレイ3A〜3Eにそれぞれユーザに指定されたチャンネルを割り当てた後、通信部66を介して外部データベース67からEPGデータEDを取得する。
そしてMPU64は、このEPGデータEDに基づいて、液晶ディスプレイ3A〜3Eのそれぞれに割り当てたチャンネルで現在放送されている番組のジャンルを特定し、さらに割り当てたチャンネルのなかで同じジャンルの番組を放送しているチャンネルが複数存在するか否かを判断する。因みにこのときMPU64は、特定したジャンルをジャンル履歴データJDとして不揮発性メモリ68に蓄積するようになされている。
そして同じジャンルの番組を放送しているチャンネルが複数存在すると判断した場合(例えば割り当てた5つのチャンネルのなかにジャンルが「スポーツ」である番組を放送しているチャンネルが4つと、ジャンルが「ニュース」である番組を放送しているチャンネルが1つ存在する場合)、さらにMPU64は、同じジャンルがいくつずつ存在しているかを判断する。
ここでMPU64は、例えば同じジャンルが4つと、これとは異なるジャンルが1つ存在していると判断すると、このジャンルの数に適した液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の配置(例えば配置パターンD)を選択する。
例えば配置パターンDを選択したMPU64は、コマンド変換部65に命令信号S3を送出することにより、コマンド変換部65からコマンド信号COM4をディスプレイ支持部4(4A〜4E)に送出させて液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を配置パターンDで、かつ壁部2からの距離が等しい位置(同一平面上)に移動させる。
さらにMPU64は、コマンド変換部65に命令信号S3を送出することにより、コマンド変換部65からコマンド信号COM3を分配器62に送出させて、図22に示すように、このとき壁部2前面中央に位置する液晶ディスプレイ3Aと、当該液晶ディスプレイ3Aの右、下及び右下にそれぞれ隣接する液晶ディスプレイ3C、3D及び3Eとにジャンルが「スポーツ」の番組を放送している4つのチャンネルを1つずつ割り当て、さらに液晶ディスプレイ3Aの左に位置する液晶ディスプレイ3Bにジャンルが「ニュース」の番組を放送している1つのチャンネルを割り当てるように、テレビジョン放送受信部61(61A〜61E)から供給される音声信号S6〜S6及び映像信号S7〜S7を分配する。
また、例えばユーザが指定した5つのチャンネルのなかにジャンルが「ドラマ」である番組を放送しているチャンネルが3つと、ジャンルが「映画」である番組を放送しているチャンネルが2つ存在する場合、図23に示すように、MPU64は、液晶ディスプレイ3A〜3Eを配置パターンCに配置する。
そしてMPU64は、このとき壁部2前面中央に位置する液晶ディスプレイ3Aと、当該液晶ディスプレイ3Aの左及び右にそれぞれ隣接する液晶ディスプレイ3B及び3Cとにジャンルが「ドラマ」の番組を放送している3つのチャンネルをそれぞれ1つずつ割り当て、さらに液晶ディスプレイ3Aの左下及び右下にそれぞれ位置する液晶ディスプレイ3D及び3Eにジャンルが「映画」の番組を放送している2つのチャンネルをそれぞれ1つずつ割り当てる。
このように映像表示装置1は、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に割り当てている番組のなかに、同じジャンルの番組が複数存在する場合には、同じジャンルがいくつずつ存在しているかに応じて液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を適切な配置パターンA〜Iに配置し、同じジャンルの番組映像及び番組音声を近接する液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に割り当てるようになされている。
これにより映像表示装置1はジャンルチェックモード時において、ユーザが指定した番組をジャンル毎に分けた位置の液晶ディスプレイ3(3A〜3E)で視聴させることができるので、同一ジャンルの番組映像を視線をそれほど動かさずに視聴させることができ、かくして複数の映像を見る際の利便性を向上させることができる。
(3)動作モード処理手順
ここで、上述のような映像表示装置1における各動作モード時の処理は、図24に示す動作モード処理手順RTに従ったMPU64(図13)の制御のもとに行われる。
実際上MPU64は、ユーザによりリモートコントローラRC(図14)の基本操作部81に設けられた電源ボタンが押下されると、この動作モード処理手順RTをステップSP0において開始し、続くステップSP1において、リモートコントローラRCの動作モード指定部83に設けられたザッピングモードボタンが押下されたか否かを判断する。
そしてMPU64は、このステップSP1において肯定結果を得ると、ザッピングモード処理を行うサブルーチンSRT1(図25)に移る。
MPU64は、このサブルーチンSRT1をステップSP10において開始し、続くステップSP11において、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を配置パターンA(円形配置)で、かつ奥行きなしの位置(液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を最も壁部2に近づけた状態)に配置する。
続いてMPU64は、ステップSP12に進んで液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に割り当てるチャンネルを所定時間間隔毎に切り換え、この後サブルーチンSRT1を抜け、ステップSP5(図24)に移る。
一方、ステップSP1において否定結果を得ると、MPU64は、ステップSP2に移り、リモートコントローラRCの動作モード指定部83に設けられた5チャンネルモードボタンが押下されたか否かを判断する。
そしてMPU64は、このステップSP2において肯定結果を得ると、5チャンネルモード処理を行うサブルーチンSRT2(図26)に移る。
MPU64は、このサブルーチンSRT2をステップSP20において開始し、続くステップSP21において、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を配置パターンA(円形配置)で、かつ奥行きをつけた位置(液晶ディスプレイ3D及び3Eをユーザから見て最も手前の位置に移動し、当該位置よりも奥の位置に液晶ディスプレイ3B及び3Cを移動し、さらにその奥の位置に液晶ディスプレイ3Aを移動した状態)に配置する。
続いてMPU64は、ステップSP22に進んで液晶ディスプレイ3(3A〜3E)のチャンネルを指定するチャンネル番号が入力されるまで待ち受ける。
そしてMPU64は、操作通知信号S2を介してチャンネル番号が入力されたことを認識すると、ステップSP23に進んでユーザの指定した液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に対して、入力されたチャンネル番号のチャンネルを割り当てる。
続いてMPU64は、ステップSP24に進んで全ての液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に対してチャンネルが割り当てられたか否かを判断する。
そしてMPU64は、このステップSP24において否定結果を得ると、再びステップSP22に戻り、まだチャンネルが割り当てられていない液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に対してチャンネルを割り当てる。
これに対してこのステップSP24において肯定結果を得ると、MPU64は、サブルーチンSRT2を抜け、ステップSP5(図24)に移る。
一方、ステップSP2において否定結果を得ると、MPU64は、ステップSP3に移り、リモートコントローラRCの動作モード指定部83に設けられた2×2モードボタンが押下されたか否かを判断する。
そしてMPU64は、このステップSP3において肯定結果を得ると、2×2モード処理を行うサブルーチンSRT3(図27)に移る。
MPU64は、このサブルーチンSRT3をステップSP30において開始し、続くステップSP31において、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を配置パターンC(2×2画面)で、かつ同一平面上に配置する。
続いてMPU64は、ステップSP32に進んで2×2画面のチャンネルを指定するチャンネル番号が入力されるまで待ち受ける。
そしてMPU64は、操作通知信号S2を介してチャンネル番号が入力されたことを認識すると、ステップSP33に進んで2×2画面に対して、入力されたチャンネル番号のチャンネルを割り当てる。
続いてMPU64は、ステップSP34に進んで残りの画面(液晶ディスプレイ3C)のチャンネルを指定するチャンネル番号が入力されるまで待ち受ける。
そしてMPU64は、操作通知信号S2を介してチャンネル番号が入力されたことを認識すると、ステップSP35に進んでこの残りの画面(液晶ディスプレイ3C)に対して、入力されたチャンネル番号のチャンネルを割り当て、この後サブルーチンSRT3を抜け、ステップSP5(図24)に移る。
一方、ステップSP3において否定結果を得ると、MPU64は、ステップSP4に移り、リモートコントローラRCの動作モード指定部83に設けられたジャンルチェックモードボタンが押下されたか否かを判断する。
そしてMPU64は、このステップSP4において肯定結果を得ると、ジャンルチェックモード処理を行うサブルーチンSRT4(図28)に移る。
MPU64は、このサブルーチンSRT4をステップSP40において開始し、続くステップSP41において、全ての液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に対してチャンネルが割り当てられるまで待ち受ける。
そしてMPU64は、操作通知信号S2を介して全ての液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に対してチャンネル番号が入力されたことを認識すると、全ての液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に対してチャンネルが割り当てられたと判断し、ステップSP42に進む。
MPU64は、このステップSP42において、EPGデータEDをもとに、各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に割り当てているチャンネルで放送されている番組のジャンルを特定する。
続いてMPU64は、ステップSP43に進んで液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に割り当てているチャンネルのなかで、同一ジャンルの番組を放送しているチャンネルが複数存在するか否かを判断する。
そしてMPU64は、このステップSP43において否定結果を得ると、サブルーチンSRT4を抜け、ステップSP5(図24)に移る。
これに対してMPU64は、このステップSP43において肯定結果を得ると、ステップSP44に進んで、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を所定の配置パターンA〜Iに配置すると共に、同一ジャンルの番組を放送しているチャンネルを近接する液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に割り当て、この後サブルーチンSRT4を抜け、ステップSP5(図24)に移る。
そしてMPU64は、ステップSP5において、リモートコントローラRCの基本操作部81の電源ボタンが押下されたか否かを判断する。
そしてMPU64は、このステップSP64において否定結果を得ると、再びステップSP1に戻る。これに対してMPU64は、このステップSP64において肯定結果を得ると、ステップSP6に進んで、動作モード処理手順RTを終了する。
このようにしてMPU64は、ザッピングモード、5チャンネルモード、2×2モード及びジャンルチェックモードの各動作モードを実行することができるようになされている。
(4)本実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、この映像表示装置1では、複数の液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を前方のユーザから見て円形の配置となるようにディスプレイ支持部4(4A〜4E)を介して支持すると共に、信号処理部5の制御に基づいてこれら各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の液晶パネルPN(PN〜PN)に番組映像を表示する。
ここで、複数の液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を格子状配置、直線(上下)配置及び円形配置にした場合の、それぞれの配置における映像の見易さを数値化する実験の結果を図29に示す。
この実験においては、1秒間だけ映像が少し変化するシーン(以下、これをイベントシーンと呼ぶ)を複数回ランダムに挿入した映像を格子状配置、直線配置及び円形配置における各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の液晶パネルPN(PN〜PN)に個々に表示し、このイベントシーンを被験者が発見できた割合(以下、これをイベントシーン発見率と呼ぶ)を数値化した。
図29(A)の格子状配置の場合、各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)におけるイベントシーン発見率の平均値は69%で、かつ各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)におけるイベントシーン発見率にムラがある。この結果、格子状配置の場合、映像を見る際のユーザの視線の動きがスムーズでないことが分かる。
図29(B)の直線配置の場合、各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)におけるイベントシーン発見率の平均値は64%で、しかも直線の上端に配置された液晶ディスプレイ3Aにおけるイベントシーン発見率が極端に低い。この結果、直線配置の場合、直線の上端に配置された液晶ディスプレイ3Aの液晶パネルPNに表示される映像がユーザの視野内に収まりにくいことが分かる。
これらに対して図29(C)の円形配置の場合、各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)におけるイベントシーン発見率の平均値は73%で格子状配置及び直線配置のものよりも高く、かつ各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)におけるイベントシーン発見率が均一である。この結果、円形配置の場合、複数の映像を見る際のユーザの視線の動きがスムーズで、かつ複数の映像がユーザの視野内に収まることにより、各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の表示パネルPN(PN〜PN)に個々に表示した映像をユーザが満遍なく見ていることが分かる。
従って、この実験結果からも、複数の液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を前方のユーザから見て円形の配置にすることにより、各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の表示パネルPN(PN〜PN)に表示される映像を一段と見易くし得ることが確認できた。
以上の構成によれば、前方のユーザから見て円形に配置された複数の液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の液晶パネルPN(PN〜PN)に映像を表示するようにしたことにより、各液晶パネルPN(PN〜PN)間におけるユーザの視線の動きが円軌道となるため視線の動きをスムーズにすることができると共に、各液晶パネルPN(PN〜PN)に表示される映像をユーザの視野内に収めることができ、かくして複数の映像を従来と比して一段と見易く表示し得る映像表示装置及び映像表示方法を実現できる。
また本実施の映像表示装置1によれば、ザッピングモード時、それぞれ異なる5チャンネルの番組映像及び番組音声を所定時間間隔毎に切り換えながら液晶ディスプレイ3A〜3Eを介して出力させるようにしたことにより、ユーザにわざわざチャンネル切換操作を行わせることなく、現在各チャンネルで放送されている番組の番組映像及び番組音声を確認させることができる。
さらに本実施の映像表示装置1によれば、5チャンネルモード時、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を奥行きに変化をつけた配置にすると共に、当該各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)のそれぞれにユーザの指定したチャンネルの番組映像及び番組音声を出力させるようにしたことにより、5チャンネル分の番組を同時に視聴させ得ると共に、各液晶ディスプレイ3(3A〜3E)とユーザとの距離が異なるので、ユーザを複数の液晶ディスプレイ3(3A〜3E)から出力される番組映像の特定の番組映像に集中させ易くすることができる。
さらに本実施の映像表示装置1によれば、2×2モード時、液晶でディスプレイ3(3A〜3E)を配置パターンCに配置して液晶ディスプレイ3A、3B、3D及び3Eの4つ(2×2)の液晶パネルPN、PN、PN及びPNで2×2画面を構成し、この2×2画面に1つの番組映像を拡大表示するようにしたことにより、液晶ディスプレイ3A〜3Eのそれぞれに個々に映像を出力するよりも、より大画面で迫力のある映像をユーザに提供することができる。
さらに本実施の映像表示装置1によれば、ジャンルチェックモード時、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に割り当てている番組のなかに、同じジャンルの番組が複数存在する場合には、同じジャンルがいくつずつ存在しているかに応じて液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を適切な配置パターンA〜Iに配置し、同じジャンルの番組映像及び番組音声を近接する液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に割り当てるようしたことにより、番組をジャンル毎に分けた位置の液晶ディスプレイ3(3A〜3E)で視聴させることができるので、同一ジャンルの番組映像を視線をそれほど動かさずに視聴させることができ、かくして複数の映像を見る際の利便性を向上させることができる。
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、ディスプレイ支持部4(4A〜4E)を介して液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を可動自在に支持するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図30に示すように、壁部2前面の所定位置に同じ長さのディスプレイ支持部90(90A〜90E)を垂設し、当該ディスプレイ支持部90(90A〜90E)の開放端を液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の背面に固定することにより、当該液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を円形の配置でかつ同一平面上(奥行きが等しい)に固定して支持するようにしてもよい。
また図31に示すように、壁部2前面の所定位置に異なる長さのディスプレイ支持部91(91A〜91E)を垂設し、当該ディスプレイ支持部91(91A〜91E)の開放端に液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の背面を固定することにより、当該液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を円形の配置でかつ複数平面上(奥行きが異なる)に固定して支持するようにしてもよい。
さらに図32に示すように、壁部2前面の所定位置にシリンダ92(92A〜92E)を垂設し、当該シリンダ92(92A〜92E)に挿入したピストン93(93A〜93E)の開放端を液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の背面に固定することにより、当該液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を円形の配置でかつ前後方向に可動自在に支持して、当該液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を壁部2前面から遠ざけたり、近づけたりするようにしてもよい。
さらに図33に示すように、壁部2前面の中央に、その出力軸94が当該壁部2の前面に対して垂直となるように第1のモータ部95を取り付けると共に、当該出力軸94に所定の大きさでなる円板96の背面を固定し、さらに当該円板96前面の所定位置に、その出力軸97(97A〜97E)が当該円板96の前面に対して垂直となるように第2のモータ部98(98A〜98E)を取り付けると共に、当該出力軸97(97A〜97E)に液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の背面を固定することにより、円板96を壁部2前面と平行に回転させると共に、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を当該円板96前面と平行に回転させるようにしてもよい。この場合、円板96の回転と液晶ディスプレイ3(3A〜3E)の回転とをそれぞれ独立に制御することにより、当該円板96を回転させても、液晶ディスプレイ3(3A〜3E)における上下左右の向きを一定に保つことができる。
また上述の実施の形態においては、表示手段として液晶パネルPN(PN〜PN)を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、液晶パネルPN(PN〜PN)の代わりにプラズマパネルやEL(Electro Luminescence)パネル等、種々の表示デバイスを用いるようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、5枚の液晶パネルPN(PN〜PN)を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザの視野内に収まる範囲であれば、10枚、あるいは15枚といった数の表示パネルPNを用いるようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、垂直な壁部2の前面にディスプレイ支持部4(4A〜4E)を固定し、当該ディスプレイ支持部4(4A〜4E)を介して液晶ディスプレイ3(3A〜3E)を可動自在に支持する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ディスプレイ支持部4(4A〜4E)を固定し得るものであれば、例えば壁部2の代わりに垂直なポール等を用いるようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、インターネット上の外部データベース67からジャンル情報取得手段としての通信部66を介してEPGデータEDを取得するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばテレビジョン放送波S4に重畳されてくるEPGデータを当該テレビジョン放送波S4から分離して取得するようにしてもよいし、映像のジャンルを特定し得るデータであれば、この他種々のデータを取得するようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、5チャンネルモード又は2×2モードが選択された場合、まず始めに5チャンネルモード時には液晶ディスプレイ3A〜3Eの5つに対して、2×2モード時には2×2画面及び液晶ディスプレイ3Cの2つに対してユーザにチャンネルを指定させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば不揮発性メモリ68に蓄積している操作履歴データODに基づいて、ユーザが視聴する頻度の高いチャンネルを5チャンネルモード時にはその頻度が高い順に5つ、2×2モード時には2つ選択し、これらを液晶ディスプレイ3A〜3Eの5つ、又は2×2画面及び液晶ディスプレイ3Cの2つに自動的に割り当てるようにしてもよいし、また予め所望のチャンネルを優先度毎に優先度情報としてユーザに登録させて不揮発性メモリ68に記憶し、これらを動作モード選択時にその優先度に基づいて自動的に液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に割り当てるようにしてもよい。この場合、ユーザによる操作を減らすことができると共に、ユーザの好みに合わせたチャンネルの番組を提供し得るので、一段と利便性を高めることができる。
さらに上述の実施の形態においては、ジャンルチェックモードが選択された場合、まず始めに液晶ディスプレイ3A〜3Eの5つに対してユーザにチャンネルを指定させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば不揮発性メモリ68に蓄積しているジャンル履歴データJDに基づいて、ユーザが視聴する頻度の高いジャンルをその頻度が高い順に複数(例えば2つ)選択すると共に、外部データベース67から取得するEPGデータEDに基づいて、このとき放送されている番組の中からジャンル履歴データJDをもとに選択した複数のジャンルに該当する番組を5つ選択し、当該5つの番組のチャンネルをそれぞれ液晶ディスプレイ3A〜3Eに自動的に割り当てるようにしてもよいし、また予め所望のジャンルを優先度毎に優先度情報としてユーザに登録させて不揮発性メモリ68に記憶し、これらのジャンルに該当する番組を放送中のチャンネルをジャンルチェックモード選択時に自動的に液晶ディスプレイ3(3A〜3E)に割り当てるようにしてもよい。この場合、ユーザによる操作を減らすことができると共に、ユーザの好みに合わせたジャンルの番組を提供し得るので、一段と利便性を高めることができる。
さらに上述の実施の形態においては、操作履歴情報記憶手段、優先度情報記憶手段及びジャンル履歴情報記憶手段として不揮発性メモリ68を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ハードディスク等の種々の記憶デバイスを用いるようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、表示手段としての表示パネルPN(PN〜PN)や、支持手段としてのディスプレイ支持部4(4A〜4E)や、駆動制御手段としての信号処理部5や、ジャンル情報取得手段としての通信部66や、操作履歴情報記憶手段、優先度情報記憶手段及びジャンル履歴情報記憶手段としての不揮発性メモリ68によって映像表示装置1を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成で映像表示装置を構成するようにしてもよい。
本発明は、例えばマルチパネル型のテレビジョン受像機に利用することができる。
本実施の形態による映像表示装置の全体構成を示す略線図である。 液晶ディスプレイの構成を示す略線図である。 ディスプレイ支持部(4A)の構成(右側面)を示す略線図である。 ディスプレイ支持部(4A)の構成(正面)を示す略線図である。 ディスプレイ支持部(4A)の構成(上面)を示す略線図である。 ディスプレイ支持部(4B〜4E)の構成(右側面)を示す略線図である。 ディスプレイ支持部(4B〜4E)の構成(正面)を示す略線図である。 ディスプレイ支持部(4B〜4E)の構成(上面)を示す略線図である。 各液晶ディスプレイの可動範囲(上下左右方向)を示す略線図である。 液晶ディスプレイの配置パターン(1)を示す略線図である。 液晶ディスプレイの配置パターン(2)を示す略線図である。 各液晶ディスプレイの可動範囲(前後方向)を示す略線図である。 信号処理部の回路構成を示すブロック図である。 リモートコントローラの構成を示す略線図である。 ザッピングモード時の配置を示す略線図である。 ザッピングモード時の番組映像表示例を示す略線図である。 ザッピングモード時のチャンネル切換例を示す略線図である。 5チャンネルモード時の配置を示す略線図である。 液晶ディスプレイ指定時の映像を示す略線図である。 2×2モード時の配置を示す略線図である。 2×2モード時の番組映像表示例を示す略線図である。 ジャンルチェックモード時の配置例(1)を示す略線図である。 ジャンルチェックモード時の配置例(2)を示す略線図である。 動作モード処理手順を示すフローチャートである。 サブルーチン(ザッピングモード)を示すフローチャートである。 サブルーチン(5チャンネルモード)を示すフローチャートである。 サブルーチン(2×2モード)を示すフローチャートである。 サブルーチン(ジャンルチェックモード)を示すフローチャートである。 実験結果を示す略線図である。 他の実施の形態による映像表示装置の構成(1)を示す略線図である。 他の実施の形態による映像表示装置の構成(2)を示す略線図である。 他の実施の形態による映像表示装置の構成(3)を示す略線図である。 他の実施の形態による映像表示装置の構成(4)を示す略線図である。
符号の説明
1……映像表示装置、2……壁部、3A〜3E……液晶ディスプレイ、4A〜4E、80A〜80E、81A〜81E……ディスプレイ支持部、5……信号処理部、64……MPU、65……コマンド変換部、66……通信部、68……不揮発性メモリ、PN〜PN……液晶パネル、SP〜SP……スピーカ、RC……リモートコントローラ。

Claims (4)

  1. 表示面が同一方向に向くようにし表示面の前方から見て円形に配置された複数の表示部と、
    上記複数の表示部のそれぞれに映像を表示させるように当該複数の表示部を制御する制御部と
    上記複数の表示部のそれぞれを3次元空間上の任意の位置に可動自在に支持する支持部と、
    上記映像のジャンルを判別するためのジャンル情報を外部から取得するジャンル情報取得部と
    を具え
    上記制御部は、
    上記複数の表示部のそれぞれを表示面が同一方向に向くようにして3次元空間上の所定位置に可動させるように上記支持部を制御し、
    さらに上記制御部は、
    上記複数の表示部のそれぞれに表示させている上記映像のジャンルを上記ジャンル情報に基づいて判別し、同じジャンルの上記映像が複数存在する場合に、当該同じジャンルの映像を表示させている上記表示部を近接させるように上記支持部を制御す
    映像表示装置。
  2. 上記映像のジャンルをジャンル履歴情報として記憶するジャンル履歴情報記憶部をさらに具え、
    上記制御部は、
    上記ジャンル履歴情報記憶部に記憶されている上記ジャンル履歴情報に基づいて上記複数の表示部に表示する上記映像のジャンルを選択し、当該選択したジャンルの上記映像を上記複数の表示部のそれぞれに表示させるように当該複数の表示部を制御する
    請求項に記載の映像表示装置。
  3. 制御部が、表示面が同一方向を向くようにし表示面の前方から見て円形に配置された複数の表示部のそれぞれに映像を表示させるように当該複数の表示部を制御する制御ステップと、
    ジャンル情報取得部が、上記映像のジャンルを判別するためのジャンル情報を外部から取得するジャンル情報取得ステップと
    を具え
    上記複数の表示部のそれぞれは、支持部によって、3次元空間上の任意の位置に可動自在に支持され、
    上記制御ステップでは、
    上記制御部が、上記複数の表示部のそれぞれを表示面が同一方向に向くようにして3次元空間上の所定位置に可動させるように上記支持部を制御し、
    さらに上記制御部が、上記複数の表示部のそれぞれに表示させている上記映像のジャンルを上記ジャンル情報に基づいて判別し、同じジャンルの上記映像が複数存在する場合に、当該同じジャンルの映像を表示させている上記表示部を近接させるように上記支持部を制御す
    映像表示方法。
  4. 上記制御ステップでは、
    上記制御部が、ジャンル履歴情報記憶部に記憶されているジャンル履歴情報に基づいて上記複数の表示部に表示する上記映像のジャンルを選択し、当該選択したジャンルの上記映像を上記複数の表示部のそれぞれに表示させるように当該複数の表示部を制御する
    請求項に記載の映像表示方法。
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