JP4717036B2 - 雪止アングル固定金具 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根上に雪止アングルを固定するために用いる雪止アングル固定金具に関するものである。
従来のこの種雪止アングル固定金具は、例えば特許第3337406号(特許文献1)のように、屋根に取り付け可能な取付部を備えた金具本体に、雪止アングルを嵌入する嵌入溝を備えると共に、この嵌入溝の溝開口部を塞ぐように配設可能な押え部材を金具本体にボルト止めした構成とされ、前記嵌入溝に雪止アングルを嵌入した上で押え部材を金具本体に強くボルト締めすることにより、押え部材が雪止アングルを押え込んで雪止アングルが嵌脱不能状態に固定されるように構成されている。
特許第3337406号公報
本発明は、上記特許文献1のような従来の雪止アングル固定金具とは異なる雪止アングルの固定構造を有するものであって、特許文献1よりも極めて容易に雪止アングルを固定可能となる画期的な雪止アングル固定金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
屋根に取り付け可能な取付部1を備えると共に雪止アングル2を嵌入する嵌入溝3を備えた金具本体Aと、この金具本体Aの嵌入溝3に雪止アングル2を嵌入した際に、この嵌入溝3に生じる雪止アングル2との隙間4に差込することで雪止アングル2に圧接してこの雪止アングル2を嵌入溝3に圧着せしめる差込体Bとから成り、前記差込体B若しくは前記嵌入溝3に、この差込体Bを前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4に所定深さ差込した際にこの嵌入溝3若しくは差込体Bに係止して差込体Bを嵌入溝3より抜け止め状態に保持する抜け止め係止部6を設けたことを特徴とする雪止アングル固定金具に係るものである。
また、前記差込体B若しくは前記嵌入溝3に突起部6Aを設けてこの突起部6Aを前記抜け止め係止部6とし、この抜け止め係止部6が係止する係止受部7を前記金具本体Aの前記嵌入溝3に若しくは差込体Bに設けて、この差込体Bを前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4に所定深さ差込した際に前記抜け止め係止部6が係止受部7に係止して差込体Bを嵌入溝3より抜け止め状態に保持する構成としたことを特徴とする請求項1記載の雪止アングル固定金具に係るものである。
また、屋根に取り付け可能な取付部1を備えると共に雪止アングル2を嵌入する嵌入溝3を備えた金具本体Aと、この金具本体Aの嵌入溝3に雪止アングル2を嵌入した際に、この嵌入溝3に生じる雪止アングル2との隙間4に差込することで雪止アングル2に圧接してこの雪止アングル2を嵌入溝3に圧着せしめる差込体Bとから成り、前記差込体Bに、この差込体Bを前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4に所定深さ差込した際に、嵌入状態の雪止アングル2の嵌入溝3からの嵌脱を阻止するアングルストッパ部8を設けたことを特徴とする雪止アングル固定金具に係るものである。
また、弾性を有する板材9を略V字状に折曲して前記差込体Bを構成すると共に、この差込体Bの尖鋭形状をなす折曲部が、前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4への差込先端部5となる構成とし、この略V字状の差込体Bの折曲部を境にした片側の板部分を略L字形に折曲してこのL形板部を前記雪止アングル2に当接するアングル当接部10とすると共に、このアングル当接部10の先端側突出板部を、この差込体Bを前記隙間4に所定深さ差込した際に嵌入状態の雪止アングル2の嵌入溝3からの嵌脱を阻止する前記アングルストッパ部8としたことを特徴とする請求項3記載の雪止アングル固定金具に係るものである。
た、前記差込体Bは、前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4への差込先端部5を尖鋭形状に形成して、この差込体Bの前記隙間4に対する差込度合いが深くなるにつれてこの差込体Bが嵌入溝3に嵌入された前記雪止アングル2に対して圧接度合いを増すように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の雪止アングル固定金具に係るものである。
また、弾性を有する板材9を略V字状に折曲して前記差込体Bを構成すると共に、この差込体Bの尖鋭形状をなす折曲部が、前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4への差込先端部5となるように構成して、この差込体Bを前記差込先端部5から前記隙間4に嵌入すると、この差込体Bの隙間4に対する差込度合いが深くなるにつれてこの差込体Bが嵌入溝3に嵌入した前記雪止アングル2に強く圧接して雪止アングル2を嵌入溝3に圧着するように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の雪止アングル固定金具に係るものである
た、屋根に取り付け可能な取付部1を備えると共に雪止アングル2を嵌入する嵌入溝3を備えた金具本体Aと、この金具本体Aの嵌入溝3に雪止アングル2を嵌入した際に、この嵌入溝3に生じる雪止アングル2との隙間4に差込する差込体Bとから成り、前記差込体B若しくは前記嵌入溝3に、この差込体Bを前記隙間4に所定深さ差込した際にこの嵌入溝3若しくは差込体Bに係止して差込体Bを嵌入溝3より抜け止め状態に保持する抜け止め係止部6を設けると共に、この抜け止め係止部6により差込体Bを抜け止め状態に保持した際、嵌入状態の前記雪止アングル2の嵌入溝3からの嵌脱を阻止するアングルストッパ部8を前記差込体Bに設けたことを特徴とする雪止アングル固定金具に係るものである。
また、前記差込体Bは、前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4への差込先端部5を尖鋭形状に形成したことを特徴とする請求項記載の雪止アングル固定金具に係るものである。
また、前記差込体B若しくは前記嵌入溝3に突起部6Aを設けてこの突起部6Aを前記抜け止め係止部6とし、この抜け止め係止部6が係止する係止受部7を前記金具本体Aの前記嵌入溝3の上部に若しくは差込体Bに設けて、この差込体Bを前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4に所定深さ差込した際に前記抜け止め係止部6が係止受部7に係止して差込体Bを嵌入溝3より抜け止め状態に保持する構成としたことを特徴とする請求項7,8のいずれか1項に記載の雪止アングル固定金具に係るものである。
また、弾性を有する板材9を略V字状に折曲して前記差込体Bを構成すると共に、この差込体Bの尖鋭形状をなす折曲部が、前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4への差込先端部5となる構成とし、この略V字状の差込体Bの折曲部を境にした片側の板部分を略L字形に折曲してこのL形板部を前記雪止アングル2に当接するアングル当接部10とすると共に、このアングル当接部10の先端側突出板部を、この差込体Bを前記隙間4に所定深さ差込して前記抜け止め係止部6により抜け止め状態に保持した際に嵌入状態の雪止アングル2の嵌入溝3からの嵌脱を阻止する前記アングルストッパ部8としたことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の雪止アングル固定金具に係るものである。
請求項1記載の発明は上述のように構成したから、ボルト締めなどの操作を要することなく、単に、嵌入溝に生じる雪止アングルとの隙間に差込体を差込するだけの所謂ワンタッチ操作で雪止アングルを嵌入溝に圧着して金具本体に固定でき、しかも、差込体が、嵌入溝に生じる雪止アングルとの隙間に差込された状態が抜け止め保持されて、確実に雪止アングルの嵌入溝への固定状態が保持されることになる極めて実用性に秀れた画期的な雪止アングル固定金具となる。
また、請求項2記載の発明においては、記作用・効果を確実に発揮する抜け止め係止部並びにこの抜け止め係止部による抜け止め係止構造を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の雪止アングル固定金具となる。
た、請求項3記載の発明は上述のように構成したから、ボルト締めなどの操作を要することなく、単に、嵌入溝に生じる雪止アングルとの隙間に差込体を差込するだけの所謂ワンタッチ操作で雪止アングルを嵌入溝に圧着して金具本体に固定でき、しかも、差込体の圧接作用による雪止アングルの嵌入溝への圧着に加えて、アングルストッパ部が雪止アングルの嵌脱を阻止するので、一層確固に雪止アングルを固定できることになる極めて実用性に秀れた構成の雪止アングル固定金具となる。
また、請求項4記載の発明においては、板材を折曲形成することによって軽量・コンパクトで取り扱い性に秀れた差込体を簡易に設計実現可能となると共に、前記作用・効果を確実に発揮するアングルストッパ部を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の雪止アングル固定金具となる。
また、請求項5記載の発明においては、差込体の差込先端部を前記隙間に容易に差込操作できる上に、差込体を差込することで雪止アングルを嵌入溝に圧着する構成を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の雪止アングル固定金具となる。
また、請求項6記載の発明においては、板材を折曲形成することによって軽量・コンパクトで取り扱い性に秀れた差込体を簡易に設計実現可能となると共に、嵌入溝に生じる雪止アングルとの隙間に差込体を差込することで雪止アングルを嵌入溝に圧着する構成を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の雪止アングル固定金具となる
た、請求項記載の発明は上述のように構成したから、ボルト締めなどの操作を要することなく、単に、嵌入溝に生じる雪止アングルとの隙間に差込体を差込して抜け止め係止部を係止するだけの所謂ワンタッチ操作で、アングルストッパ部により雪止アングルを嵌入溝より嵌脱不能状態に保持して金具本体に固定できる極めて実用性に秀れた画期的な雪止アングル固定金具となる。
また、請求項記載の発明においては、差込体の差込先端部を前記隙間に容易に差込操作できる一層実用性に秀れた構成の雪止アングル固定金具となる。
また、請求項記載の発明においては、前記作用・効果を確実に発揮する抜け止め係止部並びにこの抜け止め係止部による隙間からの抜け止め構造を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の雪止アングル固定金具となる。
また、請求項10記載の発明においては、板材を折曲形成することによって軽量・コンパクトで取り扱い性に秀れた差込体を簡易に設計実現可能となると共に、前記作用・効果を確実に発揮するアングルストッパ部を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の雪止アングル固定金具となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
取付部1を介して金具本体Aを屋根に取り付けすることができる。
また、この金具本体Aの嵌入溝3に雪止アングル2を嵌入し、この際に生じる嵌入溝3の雪止アングル2との隙間4に差込体Bを差込することで、金具本体A(嵌入溝3)に雪止アングル2を固定することができる。
具体的には、嵌入溝3の雪止アングル2との隙間4に差込体Bを差込すると、差込体Bが雪止アングル2に圧接してこの雪止アングル2が嵌入溝3に圧着固定するか、若しくは差込体Bが前記隙間4に所定深さ差込みした際に、この嵌入溝3若しくは差込体Bに抜け止め係止部6が係止して差込体Bが嵌入溝3より抜け止め状態となり、これにより差込体Bに設けたアングルストッパ部8が嵌入溝3に嵌入している雪止アングル2の嵌脱を阻止することとなって、雪止アングル2が嵌入溝3(金具本体A)に固定される。
従って、ボルト締めなどの操作を要することなく、単に、嵌入溝3に生じる雪止アングル2との隙間4に差込体Bを差込するだけの所謂ワンタッチ操作で雪止アングル2を金具本体Aに固定することができるので、雪止アングル2の取付作業性に秀れる。
また、例えば、前記差込体Bは、前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4への差込先端部5を尖鋭形状に形成すれば、尖鋭形状の差込体Bの差込先端部5を前記隙間4に容易に差込操作でき、更に例えば、この差込体Bの前記隙間4に対する差込度合いが深くなるにつれてこの差込体Bが嵌入溝3に嵌入された前記雪止アングル2に対して圧接度合いを増すように構成すれば、差込体Bを差込することで雪止アングル2を嵌入溝3に圧着固定する構成を簡易に設計実現可能となる。
また、例えば、弾性を有する板材9を略V字状に折曲して前記差込体Bを構成すると共に、この差込体Bの尖鋭形状をなす折曲部が、前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4への差込先端部5となるように構成して、この差込体Bを前記差込先端部5から前記隙間4に嵌入すると、この差込体Bの隙間4に対する差込度合いが深くなるにつれてこの差込体Bが嵌入溝3に嵌入した前記雪止アングル2に強く圧接して雪止アングル2を嵌入溝3に圧着するように構成すれば、軽量・コンパクトで取り扱い性に秀れた差込体Bを板材9を折曲形成することによって簡易に設計実現可能となると共に、隙間4に差込することだけで雪止アングル2を嵌入溝3に圧着する構成の差込体Bを簡易に設計実現可能となる。
また、例えば、前記差込体B若しくは前記嵌入溝3に、この差込体Bを前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4に所定深さ差込した際にこの嵌入溝3若しくは差込体Bに係止して差込体Bを嵌入溝3より抜け止め状態に保持する抜け止め係止部6を設ければ、この抜け止め係止部6によって差込体Bが隙間4に差込された状態が抜け止め保持されるために、確実に雪止アングル2の嵌入溝3への固定状態が保持されることになる。
また、例えば、前記差込体Bに、この差込体Bを前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4に所定深さ差込した際に、嵌入状態の雪止アングル2の嵌入溝3からの嵌脱を阻止するアングルストッパ部8を設ければ、差込体Bの圧接作用による雪止アングル2の嵌入溝3への圧着に加えて、アングルストッパ部8が雪止アングル2の嵌脱を阻止することになるので、一層確固に雪止アングル2を固定できる。
また、例えば、前記差込体B若しくは前記嵌入溝3に突起部6Aを設けてこの突起部6Aを前記抜け止め係止部6とし、この抜け止め係止部6が係止する係止受部7を前記金具本体Aの前記嵌入溝3に若しくは差込体Bに設けて、この差込体Bを前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4に所定深さ差込した際に前記抜け止め係止部6が係止受部7に係止して差込体Bを嵌入溝3より抜け止め状態に保持する構成とすれば、前記作用・効果を確実に発揮する抜け止め係止部6並びにこの抜け止め係止部6による差込体Bの抜け止め係止構造を簡易に設計実現可能となる。
また、例えば、弾性を有する板材9を略V字状に折曲して前記差込体Bを構成すると共に、この差込体Bの尖鋭形状をなす折曲部が、前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4への差込先端部5となる構成とし、この略V字状の差込体Bの折曲部を境にした片側の板部分を略L字形に折曲してこのL形板部を前記雪止アングル2に当接するアングル当接部10とすると共に、このアングル当接部10の先端側突出板部を、この差込体Bを前記隙間4に所定深さ差込した際に嵌入状態の雪止アングル2の嵌入溝3からの嵌脱を阻止する前記アングルストッパ部8とすれば、軽量・コンパクトで取り扱い性に秀れた差込体Bを板材9を折曲形成することによって簡易に設計実現可能となると共に、前記作用・効果を確実に発揮するアングルストッパ部8を簡易に設計実現可能となる。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図6に基づいて説明する。
本実施例は、折版構造屋根に取り付け可能な雪止アングル固定金具に適用している。
具体的には、金具本体Aの上部に雪止アングル2を上方より差込嵌入する嵌入溝3を設け、この金具本体Aの下部に折版構造屋根に取り付け可能な取付部1を設けている。
更に具体的には、図1,図2に示すように金属製の板材を断面略コ字状に折曲して、天板部13の両側に側板部12が対向状態にして立設状態に配され、図6に示すように各側板部12の下部に突合せ縁部11が内向きで配される形状の金具本体Aを構成している。
また、この金具本体Aは、自身の弾性により対向する突合せ縁部11の対向間隔が広狭自在となるように構成すると共に、対向両側の側板部12間に締付ボルト14を架設して、この締付ボルト14の締緩調整により突合せ縁部11の対向間隔を広狭調整し得る前記取付部1を構成し、この対向する突合せ縁部11で折版構造屋根の凸条部20を締付挟持することにより、金具本体Aを折版構造屋根に取り付けする構成としている。
従って、左右の突合せ縁部11間に折版構造屋根の凸条部20を配設し、締付ボルト14を締付回動若しくはこの締付ボルト14に螺着したナット14Aを締付回動して、天板部13に対して両側の側板部12を内側へ撓ませるように締め上げ前記突合せ縁部11の対向間隔を狭め、凸条部20をこの突合せ縁部11により締付挟持固定する構成としている。
また、この金具本体Aの天板部13の中程から両側の側板部12にかけてを一文字状に貫通切欠してこの切欠部を前記嵌入溝3とし、この嵌入溝3に雪止アングル2の折曲部を境にした一側(片側)板部を垂設状態にして嵌入すると、他側板部が天板部13上に水平に配置するように構成している。
また、この嵌入溝3は、雪止アングル2の板厚幅よりも幅広な溝幅を有するように構成し、この嵌入溝3に雪止アングル2の一側(垂下)板部を嵌入すると、この雪止アングル2の一側板部と嵌入溝3とには隙間4を生じるように構成している。
本実施例は、この金具本体Aの嵌入溝3に雪止アングル2を嵌入した際に、この嵌入溝3に生じる雪止アングル2との隙間4に差込することで雪止アングル2に圧接してこの雪止アングル2を嵌入溝3に圧着させる差込体Bを備えている。
差込体Bは、図2に示すように弾性を有する細帯状の金属製板材9を略V字状に折曲して構成すると共に、この差込体Bの尖鋭形状をなす折曲部が前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4への差込先端部5となるように構成している。また、この差込体Bは、差込先端部5を境にしたこの差込先端部5付近の両側の板部分が重合する形状に形成して、差込先端部5を前記隙間4に差込操作し易い構成としている。
また、この差込体Bは、この差込体Bを構成する板材9の板面方向が、嵌入溝3の溝長さ方向と平行となるようにして差込先端部5を前記隙間4に差込するが、この差込体Bの差込基端側が嵌入溝3の溝幅より小さく且つ前記隙間4の幅より大きくなる略V字状に折曲形成している。
従って、この差込体Bを前記差込先端部5から嵌入溝3の前記雪止アングル2との隙間4に嵌入すると、この差込体Bの隙間4に対する差込度合いが深くなるにつれてこの差込体Bの差込基端側が嵌入溝3と雪止アングル2とに強く圧接することになり、これにより雪止アングル2が嵌入溝3に圧着固定するように構成している(図6参照。)。
また、本実施例では、差込体Bに、この差込体Bを前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4に所定深さ差込した際に、この嵌入溝3に係止して差込体Bを嵌入溝3より抜け止め状態に保持する抜け止め係止部6を設けている。
具体的には、前記差込体Bに突起部6Aを設けてこの突起部6Aを前記抜け止め係止部6とし、前記金具本体Aの前記嵌入溝3にこの抜け止め係止部6が係止する係止受部7を設けて、この差込体Bを前記嵌入溝3の前記雪止アングル2との前記隙間4に所定深さ差込した際に前記抜け止め係止部6が係止受部7に係止して差込体Bを嵌入溝3より抜け止め状態に保持する構成としている。
更に具体的には、この略V字状の差込体Bの折曲部を境にした片側(一方側)の板部分の途中部を段差状に折曲してこれを前記突起部6Aとしている。
また、前記天板部13に位置する嵌入溝3の溝縁部を前記係止受部7として、この係止受部7に前記突起部6Aが係止する構成としている。
また、本実施例では、前記差込体Bに、この差込体Bを前記嵌入溝3に生じる前記雪止アングル2との隙間4に所定深さ差込した際に、嵌入状態の雪止アングル2の嵌入溝3からの嵌脱を阻止するアングルストッパ部8を設けている。
具体的には、略V字状の差込体Bの折曲部を境にした片側(前記突起部6Aのない他方側)の板部分を略L字形に折曲してこのL形板部を前記雪止アングル2に当接するアングル当接部10とすると共に、このアングル当接部10の先端側突出板部(水平板部)を、この差込体Bを前記嵌入溝3の前記雪止アングル2との前記隙間4に所定深さ差込した際に嵌入状態の雪止アングル2の嵌入溝3からの嵌脱を阻止する前記アングルストッパ部8としている。
更に具体的には、このアングル当接部10の先端側突出板部(水平板部)が、嵌入溝3に嵌入している雪止アングル2の、前記天板部13上に露出している他側(水平)板部の上方に位置して、雪止アングル2が上方へ嵌脱しようとした際には、このアングル当接部10の先端側突出板部(アングルストッパ部8)に雪止アングル2の他側板部が当接することで雪止アングル2は上動移動を阻止されて、雪止アングル2の嵌入状態(金具本体Aへの固定状態)が保持される構成としている。
従って、この抜け止め係止部6とアングル当接部10(アングルストッパ部8)とを備えた本実施例の差込体Bは、金属製の板材9を折曲形成することで容易に設計実現可能である。また、板材9から形成するため、軽量・コンパクトで取り扱い性に秀れた差込体Bを安価に量産可能である。
また、本実施例では、金具本体Aの前記天板部13に貫通孔を形成し、この貫通孔を、本雪止金具を使用するまで差込体Bを差し込んで仮置きしておくための仮置き孔15としている。
この仮置き孔15は、図3に示すように、前記嵌入溝3の溝幅より小さい孔幅を有し、断面略V字状の差込体Bを差込することで差込体Bが自身の弾性によって仮置き孔15の孔縁に圧接して位置決めされ、前記抜け止め係止部6を仮置き孔15の孔縁より下方に位置するまで深く差込むことで、仮置き孔15より差込体Bが上方へ抜け止め状態に保持される構成としている。
また、この仮置き孔15は、仮置きした差込体Bが前記締付ボルト14の邪魔とならないように、天板部13の端部位置に貫通形成している。
従って、金具本体Aと差込体Bとを一緒にして保管,輸送などを行うことができるため、保管中や輸送中などに金具本体Aと差込体Bとのどちらか一方を紛失してしまうような不都合を生じにくいことになる。
また、差込体Bの上部を摘んで差込先端部5を境にした両側の板部分の間隔を小さくすることで、抜け止め係止部6を仮置き孔15の孔縁から離反させて差込体Bを上方へ抜け脱することができる構成としている。尚、同様の操作により前記隙間4に差込した差込体Bを抜け脱させて雪止アングル2を嵌入溝3から取り外すこともできる。
次に、このように構成した本実施例の使用方法を説明する。
例えば、先ず、金具本体A下部の取付部1としての各突合せ縁部11を折版構造屋根の凸条部20の両側に位置させ、締付ボルト14とナット14Aとを締付挟持して金具本体Aを折版構造屋根に取り付けする(図3参照。)。
次いで、この金具本体Aの嵌入溝3に雪止アングル2を嵌入し、この際に生じている嵌入溝3の雪止アングル2との隙間4に、仮置き孔15から取り外した差込体Bを差込する。
具体的には、アングル当接部10を雪止アングル2側に向けて差込先端部5から隙間4に差込体Bを差込する(図4参照。)。
すると、差込体Bが深く差込まれるしたがって雪止アングル2と嵌入溝3とに強く圧接することになり、これによりアングル当接部10を介して差込体Bが圧接している雪止アングル2が嵌入溝3に圧着固定し、抜け止め係止部6が係止受部7に係止することで、差込体Bが隙間4より抜け止め状態に保持されて雪止アングル2の嵌入溝3への圧着固定状態が保持される(図5,図6参照。)。
しかも、この際、アングルストッパ部8が雪止アングル2の他側板部の上方に位置して雪止アングル2の上動嵌脱を阻止することになるので、極めて確固に雪止アングル2を固定できる。
従って、ボルト締めなどの操作を要することなく、単に、嵌入溝3の雪止アングル2との隙間4に差込体Bを差込して抜け止め係止部6を係止受部7に係止するだけの所謂ワンタッチ操作で雪止アングル2を金具本体Aに確固に固定することができる。
従って、例えば、前記特許文献1のような従来の折版構造屋根用の雪止アングル固定金具にあっては、先ず、折版構造屋根に対して金具本体を固定するためのボルト締めを行った後に、別作業で雪止アングル固定のためのボルト締め作業を行わなければならないために、回動工具による回動作業に二度手間を要してしまうものであったが、本実施例によれば、例えば金具本体Aを折版構造屋根に固定後(締付ボルト14の締付作業終了後)、嵌入溝3に生じる雪止アングル2との隙間4に差込体Bを手で押し込んだり、足で踏み入れたり、打撃工具などで打撃して差し込んだりするといった所謂ワンタッチ作業を行うことだけで雪止アングル2の固定作業が完了するので、この雪止アングル2の固定作業性が著しく向上することになる。
また、従来、金具本体を折版構造屋根に締付固定するための締付ボルトに、雪止アングルを押え込みする押え部材を設けて、締付ボルトによる金具本体の折版構造屋根への締付固定と同時に押え部材による雪止アングルの固定も行われる構造の雪止アングル固定金具も実施されており、このような構造の雪止アングル固定金具によれば、金具本体の折版構造屋根への固定も雪止アングルの固定も一度の締付ボルトの回動作業により行われるので、作業性に秀れるという利点がある。しかし、このような金具本体の締付ボルトに雪止アングルの押え部材が設けられる構造にあっては、作業者が押え部材を手で雪止アングルに押し付けながらボルト締め(金具本体の折版構造屋根への固定)作業を行うため、どちらかの締付が甘くなってしまう可能性があり、もし仮に金具本体の締付力が甘くなってしまうと、雪止アングルに荷重が加わった際に重大な過失が生じる懸念がある。
この点、本実施例によれば、雪止アングル2を金具本体Aの固定構造とは別の手段(差込体B)によりしっかりと固定するため、金具本体Aの折版構造屋根への固定も、雪止アングル2の金具本体A(嵌入溝3)への固定も確固に行われることになる。
本発明の具体的な実施例2について図7に基づいて説明する。
本実施例は、前記実施例1において、差込体Bを前記隙間4に差込した際に、差込体Bが雪止アングル2に圧接しないように構成した場合である。
具体的には、差込体Bの前記差込先端部5を境にした両側の板部分の間隔を前記実施例1のそれに比して小さい間隔となるように前記板材9を折曲形成することで、この差込体Bを前記隙間4に深く差し込んでも差込体Bが雪止アングル2に圧接しない構成としている。
また、この際、差込体Bの抜け止め係止部6は、前記実施例1のそれと同等の機能を発揮するように構成し、この抜け止め係止部6による差込体Bの抜け止め状態の維持により前記アングルストッパ部8が雪止アングル2を嵌入溝3より嵌脱不能状態に保持固定する構成としている。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例3について図8に基づいて説明する。
本実施例は、前記実施例1において、差込体Bの形状を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例の差込体Bは、差込先端部5付近の両側の板部分が重合せずに略V字状となる形状に形成した場合を示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例について図9に基づいて説明する。
本実施例も、前記実施例1において、差込体Bの形状を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例の差込体Bは、差込先端部5を断面コ字状に折曲形成した場合を示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例5について図10に基づいて説明する。
本実施例も、前記実施例1において、差込体Bの形状を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例の差込体Bは、金属製の帯板材9をL字状に折曲することで前記アングル当接部10を形成すると共に、その折曲部から所定範囲を板材9の長さ方向に沿って左右に分断し、このうち一方の分断板部9Aの根元を折曲して他方の板部分に対し斜設状態とすることで略V字状に形成し、この斜設する分断板部9Aの途中部を段差形状に形成することでこの段差部分を前記抜け止め係止部6(突起部6A)とし、分断板部9A根元側の先細端部を前記差込先端部5とした場合を示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例6について図11に基づいて説明する。
本実施例も、前記実施例1において、差込体Bの形状を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例の差込体Bは、二枚の金属製帯板材9の夫々の一端部同士を接合して、前記実施例1と同等の形状の差込体Bを形成した場合を示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例7について図12に基づいて説明する。
本実施例も、前記実施例1において、差込体Bの形状を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例の差込体Bは、略V字状の差込体Bの折曲部を境にした片側(一方側)の板部分の途中部を丸形に突出する突起形状に折曲してこれを前記抜け止め係止部6(突起部6A)とした場合を示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例8について図13に基づいて説明する。
本実施例も、前記実施例1において、差込体Bの形状を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例の差込体Bは、略V字状の差込体Bの折曲部を境にした片側(一方側)の板部分の途中部に半球形の突体16を付設してこの突体16を前記抜け止め係止部6(突起部6A)とした場合を示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例9について図14に基づいて説明する。
本実施例は、前記実施例1において、抜け止め用係止部6と、係止受部7との係止構造を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例では、嵌入溝3に抜け止め用係止部6を設け、この抜け止め用係止部6が係止する係止受部7を差込体Bに設けた場合である。
更に具体的には、本実施例の差込体Bは、略V字状の差込体Bの折曲部を境にした片側(一方側)の板部分の途中部に貫通孔17を形成してこの貫通孔17を前記係止受部7とし、一方、この係止受部7に係止する抜け止め係止部6としての適宜な突起部6A(図示省略)を嵌入溝3に形成した場合を示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例10について図15に基づいて説明する。
本実施例も、前記実施例1において、差込体Bの形状を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例の差込体Bは、略V字状の差込体Bの折曲部を境にした片側(一方側)の板部分の途中部に切り出し片18を切り出し形成すると共に、この切り出し片18を外方へ折曲形成することでこの切り出し片18を前記抜け止め係止部6(突起部6A)とした場合を示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例11について図16に基づいて説明する。
本実施例も、前記実施例1において、差込体Bの形状を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例の差込体Bは、前記実施例1において、略V字状の差込体Bの折曲部を境にした片側(一方側)の板部分の、前記抜け止め係止部6たる段差部より嵌入基端側をなくした形状に形成した場合を示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例12について図17に基づいて説明する。
本実施例も、前記実施例1において、差込体Bの形状を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例の差込体Bは、略V字状の差込体Bの折曲部を境にした片側(一方側)の板部分の途中部に角形の突体19を付設してこの突体19を前記抜け止め係止部6(突起部6A)とした場合を示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
尚、本発明は、実施例1〜12に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
また、実施例3〜12は、実施例1と同様の構成を採用した場合を示したが、実施例2と同様に、差込体Bを隙間4に差込した際に、この差込体Bが雪止アングル2に圧接しない構成を採用しても良い。
実施例1の使用状態を示す斜視図である。 実施例1の分解斜視図である。 実施例1の金具本体を折版構造屋根の凸条部に取付し、嵌入溝に雪止アングルを嵌入した状態を示す説明側面図である。 図3の状態から、仮置き孔より差込体を取り外し、嵌入溝に生じている雪止アングルとの隙間に差込体を差込しようとする状態を示す説明側面図である。 図4の状態から、隙間に差込体を差込した状態を示す説明側面図である。 図5の状態から、差込体を更に深く差し込みして抜け止め係止部を係止受部に係止した状態を示す説明側断面図である。 実施例2の使用状態を示す説明側断面図である。 実施例3の差込体を示す説明図である。 実施例4の差込体を示す説明図である。 実施例5の差込体を示す説明図である。 実施例6の差込体を示す説明図である。 実施例7の差込体を示す説明図である。 実施例8の差込体を示す説明図である。 実施例9の差込体を示す説明図である。 実施例10の差込体を示す説明図である。 実施例11の差込体を示す説明図である。 実施例12の差込体を示す説明図である。
1 取付部
2 雪止アングル
3 嵌入溝
4 隙間
5 差込先端部
6 抜け止め係止部
6A 突起部
7 係止受部
8 アングルストッパ部
9 板材
10 アングル当接部
A 金具本体
B 差込体

Claims (10)

  1. 屋根に取り付け可能な取付部を備えると共に雪止アングルを嵌入する嵌入溝を備えた金具本体と、この金具本体の嵌入溝に雪止アングルを嵌入した際に、この嵌入溝に生じる雪止アングルとの隙間に差込することで雪止アングルに圧接してこの雪止アングルを嵌入溝に圧着せしめる差込体とから成り、前記差込体若しくは前記嵌入溝に、この差込体を前記嵌入溝に生じる前記雪止アングルとの隙間に所定深さ差込した際にこの嵌入溝若しくは差込体に係止して差込体を嵌入溝より抜け止め状態に保持する抜け止め係止部を設けたことを特徴とする雪止アングル固定金具。
  2. 前記差込体若しくは前記嵌入溝に突起部を設けてこの突起部を前記抜け止め係止部とし、この抜け止め係止部が係止する係止受部を前記金具本体の前記嵌入溝に若しくは差込体に設けて、この差込体を前記嵌入溝に生じる前記雪止アングルとの隙間に所定深さ差込した際に前記抜け止め係止部が係止受部に係止して差込体を嵌入溝より抜け止め状態に保持する構成としたことを特徴とする請求項1記載の雪止アングル固定金具。
  3. 屋根に取り付け可能な取付部を備えると共に雪止アングルを嵌入する嵌入溝を備えた金具本体と、この金具本体の嵌入溝に雪止アングルを嵌入した際に、この嵌入溝に生じる雪止アングルとの隙間に差込することで雪止アングルに圧接してこの雪止アングルを嵌入溝に圧着せしめる差込体とから成り、前記差込体に、この差込体を前記嵌入溝に生じる前記雪止アングルとの隙間に所定深さ差込した際に、嵌入状態の雪止アングルの嵌入溝からの嵌脱を阻止するアングルストッパ部を設けたことを特徴とする雪止アングル固定金具。
  4. 弾性を有する板材を略V字状に折曲して前記差込体を構成すると共に、この差込体の尖鋭形状をなす折曲部が、前記嵌入溝に生じる前記雪止アングルとの隙間への差込先端部となる構成とし、この略V字状の差込体の折曲部を境にした片側の板部分を略L字形に折曲してこのL形板部を前記雪止アングルに当接するアングル当接部とすると共に、このアングル当接部の先端側突出板部を、この差込体を前記隙間に所定深さ差込した際に嵌入状態の雪止アングルの嵌入溝からの嵌脱を阻止する前記アングルストッパ部としたことを特徴とする請求項3記載の雪止アングル固定金具。
  5. 前記差込体は、前記嵌入溝に生じる前記雪止アングルとの隙間への差込先端部を尖鋭形状に形成して、この差込体の前記隙間に対する差込度合いが深くなるにつれてこの差込体が嵌入溝に嵌入された前記雪止アングルに対して圧接度合いを増すように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の雪止アングル固定金具。
  6. 弾性を有する板材を略V字状に折曲して前記差込体を構成すると共に、この差込体の尖鋭形状をなす折曲部が、前記嵌入溝に生じる前記雪止アングルとの隙間への差込先端部となるように構成して、この差込体を前記差込先端部から前記隙間に嵌入すると、この差込体の隙間に対する差込度合いが深くなるにつれてこの差込体が嵌入溝に嵌入した前記雪止アングルに強く圧接して雪止アングルを嵌入溝に圧着するように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の雪止アングル固定金具。
  7. 屋根に取り付け可能な取付部を備えると共に雪止アングルを嵌入する嵌入溝を備えた金具本体と、この金具本体の嵌入溝に雪止アングルを嵌入した際に、この嵌入溝に生じる雪止アングルとの隙間に差込する差込体とから成り、前記差込体若しくは前記嵌入溝に、この差込体を前記隙間に所定深さ差込した際にこの嵌入溝若しくは差込体に係止して差込体を嵌入溝より抜け止め状態に保持する抜け止め係止部を設けると共に、この抜け止め係止部により差込体を抜け止め状態に保持した際、嵌入状態の前記雪止アングルの嵌入溝からの嵌脱を阻止するアングルストッパ部を前記差込体に設けたことを特徴とする雪止アングル固定金具。
  8. 前記差込体は、前記嵌入溝に生じる前記雪止アングルとの隙間への差込先端部を尖鋭形状に形成したことを特徴とする請求項7記載の雪止アングル固定金具。
  9. 前記差込体若しくは前記嵌入溝に突起部を設けてこの突起部を前記抜け止め係止部とし、この抜け止め係止部が係止する係止受部を前記金具本体の前記嵌入溝の上部に若しくは差込体に設けて、この差込体を前記嵌入溝に生じる前記雪止アングルとの隙間に所定深さ差込した際に前記抜け止め係止部が係止受部に係止して差込体を嵌入溝より抜け止め状態に保持する構成としたことを特徴とする請求項7,8のいずれか1項に記載の雪止アングル固定金具。
  10. 弾性を有する板材を略V字状に折曲して前記差込体Bを構成すると共に、この差込体の尖鋭形状をなす折曲部が、前記嵌入溝に生じる前記雪止アングルとの隙間への差込先端部となる構成とし、この略V字状の差込体の折曲部を境にした片側の板部分を略L字形に折曲してこのL形板部を前記雪止アングルに当接するアングル当接部とすると共に、このアングル当接部の先端側突出板部を、この差込体を前記隙間に所定深さ差込して前記抜け止め係止部により抜け止め状態に保持した際に嵌入状態の雪止アングルの嵌入溝からの嵌脱を阻止する前記アングルストッパ部としたことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の雪止アングル固定金具。
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