JP4711996B2 - 切管端面の防食塗装方法 - Google Patents
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Description
この方法は、その塗料等の塗布面が濡れているとその作業を行うことができない。そのため、この水道管1を流通する水6を一時的に遮断して、切断面3が濡れないようにする手法が採用される。
また、図12に示すように閉塞部材14を切断面に嵌め込んだ場合、水道管内の水圧によって閉塞部材14が抜け出すことが考えられる。また、抜け出ない場合であっても、閉塞部材14と水道管1の間から水が滲み出して上記切断面が濡れてしまう。この切断面が濡れるとその切断面に塗料が定着しづらくなるので、防食処理の作業ができなくなることがある。
この弾性体は、管状体の外周面と、水道管の内周面との間の全周に設けてもよいし、水が流通し得る範囲にのみ設けてもよい。水が流通する範囲にのみ設ける場合は、この弾性体が上記管状体の外周面と上記水道管の内周面との間で押さえつけられるようにすれば、水密を高める上でより好ましい。
このように溝を設けることにより、上記水道管の切断面の内側に上記管状体を抜き差しする際に、この管状体に設けた環状の弾性体が、この管状体の軸方向にずれて動くのが防止される。
上記管状体の嵌め込みの際は上記弾性体を膨らませていないので、この管状体の上記開口部への嵌め込みは容易である。しかも、上記流体の注入量によって上記弾性体の膨らみ度合いを自在に変えることができるので、その可変範囲に対応する内径の水道管に適用することができ汎用性が高い。また、上記膨らみ度合いを変えることによって上記管状体、弾性体及び水道管の間の水密の度合いが変わり、この水密を維持することによって、これらの隙間から水が滲み出すのが阻止できる。
この水切り板は、例えば、管状体の下方にのみ設けてもよいし、全周に設けてもよい。中心に孔を有するドーナツ形状のものであって、その孔に上記管状体を嵌め込むことができる態様とすることができる。なお、この固定方法は嵌め込み固定に限定されず、溶接固定等の周知の固定方法を採用し得る。また、特に上記水道管を流通する水が少量の場合に、上記のように水の伝わりが生じやすいとも考えられるが、この水切り板はこのように流量が少ない場合も水の伝わりを効果的に阻止する。
その取り替え作業について説明すると、まず、水道管1のうち老朽化が進んだ部分をその全断面で切断してその部分を切除する。図1の水道管1の端面はその切断面3である。
次に切断した切管の開口部内に図1に示す管状体4の一端を嵌め込む。この管状体4の上記一端には環状の弾性体5が設けられ、この弾性体5も上記一端とともに上記開口部内に嵌め込まれる(図1中の仮想線参照)。この嵌め込みの際の嵌め込み圧によって、弾性体5は水道管1と管状体4の間で径方向に扁平になるように変形し、これによって両者の間の水密が確保される。
図3に示す管状体4は、その外周面4aに周方向の溝7を形成し、その溝7に弾性体5を嵌め込むようにした。このように溝7に弾性体5を嵌め込むことにより、管状体4を水道管1の切断面3に嵌め込む際及び抜き取る際に、この管状体4に設けた環状の弾性体5がこの管状体4の軸方向にずれて動くのが防止される。
3 切断面
4 管状体
4a 外周面
5 弾性体
6 水
7 溝
9 流体
10 水切り板
11 屈曲部
Claims (10)
- 水道管(1)をその全断面で切断することにより形成された切管の開口部内に管状体(4)の一端を嵌め込み、その管状体(4)の他端を上記開口部の切断面(3)よりも外方へ突出させ、上記水道管(1)に流通する水(6)を上記管状体(4)内に導くことにより上記切断面(3)が水(6)で濡れるのを阻止し、その状態で上記水道管(1)の切断面(3)を防食塗装し、その塗装が乾いた後、上記管状体(4)を上記開口部から抜いて、その開口部に他の水道管(2)を接続することを特徴とする切管の切断面(3)の防食塗装方法。
- 上記管状体(4)の外周面(4a)と上記水道管(1)の内周面との間において、少なくともその水道管(1)を流通する水(6)の液面以下の部分に弾性体(5)を介在させ、その弾性体(5)により、上記管状体(4)の外周面(4a)と上記水道管(1)の内周面との間を水密にしてその水道管(1)に流通する水(6)を上記管状体(4)内に導くことを特徴とする請求項1に記載の切管端面の防食塗装方法。
- 上記弾性体(5)は、上記管状体(4)の外周面(4a)に形成された周方向の溝(7)に嵌め込まれることによりその管状体(4)に固定されることを特徴とする請求項2に記載の切管端面の防食塗装方法。
- 上記弾性体(5)は可撓性を有する素材で形成されてその内部が中空であり、上記開口部内に管状体(4)の一端を嵌め込んだ後、その弾性体(5)の内部に流体(9)を供給することによりその弾性体(5)を膨らませて上記水密を確保することを特徴とする請求項2に記載の切管端面の防食塗装方法。
- 上記弾性体(5)の内部の流体を排出してその弾性体(5)を収縮させた後、上記管状体(4)を上記開口部から抜くことを特徴とする請求項4に記載の切管端面の防食塗装方法。
- 上記開口部内に上記管状体(4)が嵌め込まれた状態において、上記切断面(3)よりも外方における上記管状体(4)の外周に下方に向いて突出する水切り板(10)が設けられており、その水切り板(10)は、上記管状体(4)の他端から一端側へ向かってその管状体(4)の外周面(4a)を伝う水(6)が上記切断面(3)に至るのを阻止することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の切管端面の防食塗装方法。
- 上記管状体(4)の他端を下方に向かって屈曲させて屈曲部(11)を形成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の切管端面の防食塗装方法。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の切管の切断面(3)の防食塗装方法に使用する管状体(4)であって、水道管(1)をその全断面で切断することにより形成された切管の開口部内にその一端が嵌め込み可能であるとともにその嵌め込み状態で他端が上記開口部の切断面(3)よりも外方へ突出し、上記水道管(1)に流通する水(6)が上記管状体(4)内に導かれることにより上記切断面(3)が水(6)で濡れるのを阻止することを特徴とする切管端面の防食塗装方法に使用する管状体。
- 上記開口部内に上記管状体(4)が嵌め込まれた状態において、上記切断面(3)よりも外方における上記管状体(4)の外周に下方に向いて突出する水切り板(10)が設けられており、その水切り板(10)は、上記管状体(4)の他端から一端側へ向かってその管状体(4)の外周面(4a)を伝う水(6)が上記切断面(3)に至るのを阻止するようにしたことを特徴とする請求項8に記載の切管端面の防食塗装方法に使用する管状体。
- 上記管状体(4)の他端を下方に向かって屈曲させて屈曲部(11)を形成したことを特徴とする請求項8に記載の切管端面の防食塗装方法に使用する管状体。
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