JP4711630B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板上に配設された複数の光電変換領域を含む固体撮像素子に関する。
従来、半導体基板上の行方向とこれに直交する列方向に配設された複数の第1の光電変換領域と、複数の第1の光電変換領域の各々の上に設けられた複数のマイクロレンズとを含む固体撮像素子において、各マイクロレンズ同士の間に、複数の第2の光電変換領域を設け、第1の光電変換領域からの撮像信号と第2の光電変換領域からの撮像信号とを合成することで、ダイナミックレンジの拡大を図るデジタルカメラが知られている(特許文献1参照)。
特開平10−74926号公報
固体撮像素子は、複数の光電変換領域が半導体基板上に高密度で配置されているため、複数の光電変換領域に対応するマイクロレンズ同士の間隔も非常に狭いものとなっている。特許文献1記載の技術では、マイクロレンズ同士の間に第2の光電変換領域を設けているが、上述したように、マイクロレンズ同士の間隔は非常に狭いため、第2の光電変換領域の開口形状を工夫しないと、このマイクロレンズによりシェーディングが発生してしまう。以下、その理由を説明する。
図6は、特許文献1記載の固体撮像素子の概略断面を示す図である。
図6(a)に示すように、従来の固体撮像素子の上方から垂直に入射してくる光aは、マイクロレンズ601に入射し、開口面602を通過して第1のフォトダイオード(PD)603に集光され、ここで蓄積された電荷が第1の垂直転送部604により転送される。又、光aは、開口面605を通過して、マイクロレンズ601同士の間に配置された第2のPD606に入射し、ここで蓄積された電荷が第2の垂直転送部607により転送される。
図6(b)に示すように、固体撮像素子の上方から第2のPD606を挟む2つのマイクロレンズ601の配列方向に斜めに入射してくる光bは、マイクロレンズ601に入射し、開口面602を通過して第1のPD603に集光され、ここで蓄積された電荷が第1の垂直転送部604により転送される。光bは、開口面605を通過して第2のPD606に入射するが、光bの一部(点線で示した矢印)は、開口面605を通過することができない。これは、光bと対称方向からくる光cについても同様である。一方、第2のPD606のマイクロレンズ601に挟まれていない方向(図中矢印Xで示す方向と直交する方向)からの光は、マイクロレンズ等の障害がないために、その大部分が第2のPD606に入射する。
このように、2つのマイクロレンズ601同士の間の狭い領域にPDを配置する場合、第2のPD606のマイクロレンズ601に挟まれている方向から斜めに入射してくる光b、cについては、マイクロレンズ601の影に隠れる部分が多いため、多くの光が開口面605を通過できない。一方、第2のPD606のマイクロレンズ601に挟まれていない方向からの光は、その大部分が第2のPD606に入射する。このため、第2のPD606から得られる画像について、第2のPD606のマイクロレンズ601に挟まれていない方向(X方向に直交する方向)は明るく、第2のPD606を挟む2つのマイクロレンズ601の配列方向(X方向)は暗くなってしまい、シェーディングが発生してしまう。このシェーディングは、図6の固体撮像素子を搭載するデジタルカメラの光学系によって引き起こされる固体撮像素子の周辺部におけるシェーディングではなく、マイクロレンズ601によって引き起こされる特殊なシェーディングのことである。
特許文献1には、上記特殊なシェーディングを低減するための第2のPD606の具体的な開口形状等については開示されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、シェーディングの発生を抑制することが可能な固体撮像素子を提供することを目的とする。
本発明の固体撮像素子は、半導体基板上に配設された複数の光電変換領域を含む固体撮像素子であって、前記複数の光電変換領域は、前記半導体基板上に行方向とこれに直交する列方向に配設された複数の第1の光電変換領域と、前記半導体基板上に行方向とこれに直交する列方向に配設された複数の第2の光電変換領域とを含み、前記複数の第1の光電変換領域の上方には、それぞれを覆うマイクロレンズが形成されており、前記第2の光電変換領域は、隣接する前記複数の第1の光電変換領域を覆うマイクロレンズ同士の間に配設されており、前記第2の光電変換領域の開口の中心を基準とする第1の方向の長さは、前記第2の光電変換領域の開口の中心を基準とする第2の方向の長さよりも長くなっており、前記第1の方向は、前記複数の光電変換領域に入射する光の平面視上の入射方向のうち、前記光が前記マイクロレンズによって最も遮られる方向であり、前記第2の方向は、前記複数の光電変換領域に斜めに入射する光の平面視上の入射方向のうち、前記光が前記マイクロレンズによって最も遮られない方向である。
この構成により、第2の光電変換領域の開口の中心を基準とする第1の方向の長さが、第2の光電変換領域の開口の中心を基準とする第2の方向の長さよりも長くなっているため、第2の光電変換領域に第1の方向から入射してくる光及び第2の方向から入射してくる光の入射光量の差を小さくすることができる。したがって、シェーディングの発生を抑えることが可能となる。
又、本発明の固体撮像素子は、前記複数の光電変換領域が正方格子状に配設されたものであり、前記第1の光電変換領域及び第2の光電変換領域は、それぞれ市松状に配設されたものである。
又、本発明の固体撮像素子は、前記第2の光電変換領域の開口形状が六角形又は八角形又は楕円形である。
本発明によれば、シェーディングの発生を抑制することが可能な固体撮像素子を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態を説明するための固体撮像素子の概略構成を示す図である。 図1では固体撮像素子100の部分拡大図を示した。
固体撮像素子100は、半導体基板表面に行方向(図1のX方向)とこれに直交する列方向(図1のY方向)に正方格子状に配設された複数の光電変換領域(複数の第1の光電変換領域101と複数の第2の光電変換領域102(図1では一部にのみ符号を付してある)とを含む)と、列方向に配設された複数の光電変換領域からなる複数の光電変換領域列の各々に対応して設けられ、複数の光電変換領域からの電荷を列方向に転送する複数の垂直転送部110(図1では一部にのみ符号を付してある)と、垂直転送部110により転送される電荷を行方向に転送する水平転送部111と、水平転送部111により転送される電荷に応じた信号を出力する出力部112とを含む。複数の第1の光電変換領域101の上方には、それぞれを覆うマイクロレンズ109(図1では一部にのみ符号を付してある)が形成されている。第1の光電変換領域101及び第2の光電変換領域102は、例えばフォトダイオードである。尚、図1に示す第1の光電変換領域101及び第2の光電変換領域102は、第1の光電変換領域101及び第2の光電変換領域102の開口から見える領域だけを示している。
第1の光電変換領域101は、固体撮像素子100に入射する入射光量に対して相対的に高感度の光電変換を行うもので、市松状に配設されている。第2の光電変換領域102は、固体撮像素子100に入射する入射光量に対して相対的に低感度の光電変換を行うもので、市松状に配設されている。第2の光電変換領域102は、隣接する第1の光電変換領域101を覆うマイクロレンズ109同士の間に配設されている。第1の光電変換領域101及び第2の光電変換領域102の開口形状は、それぞれ八角形となっている。第1の光電変換領域101と第2の光電変換領域102の感度を変化させるには、光電変換領域の受光面の面積(開口面積)を変化させても良いし、光電変換領域上方に設けたマイクロレンズによって集光面積を変化させても良い。これらの方法は、いずれも周知であるので説明を省略する。
垂直転送部110は、列方向に配設された複数の光電変換領域からなる複数の光電変換領域列の各々に対応して半導体基板上の列方向に形成された複数本の垂直転送チャネル(図示せず)と、垂直転送チャネルの上層に形成された複数本の垂直転送電極103〜106(図1では一部にのみ符号を付してある)と、第1の光電変換領域101及び第2の光電変換領域102からの電荷を垂直転送チャネルに読み出す第1電荷読み出し領域107及び第2電荷読み出し領域108(図1では模式的に矢印で示してある。又、図1では一部にのみ符号を付してある)とを含む。複数本の垂直転送電極103〜106は、それぞれ第1の光電変換領域101及び第2の光電変換領域102の間を全体として行方向に延在する蛇行形状となっている。
垂直転送チャネルは、光電変換領域列同士の間を全体として列方向に延在する蛇行形状の領域であり、その上層に形成された垂直転送電極103〜106によって、電荷が蓄積され、転送される領域が区分される。垂直転送電極103〜106は、第1の光電変換領域101及び第2の光電変換領域102のそれぞれに対応して2つ設けられる。垂直転送電極103〜106には、端子113〜116を介して4相の垂直転送パルス(以下、駆動パルスともいう)が印加され、垂直転送チャネルの電荷が列方向に転送される。
第1電荷読み出し領域107は、垂直転送電極103及び105に対応する位置に設けられる。第2電荷読み出し領域108は、垂直転送電極104及び106に対応する位置に設けられる。第1の光電変換素子101から垂直転送チャネルへの電荷読み出しは、端子113に印加される第1相の垂直転送パルス及び端子115に印加される第3相の垂直転送パルスに読み出しパルスを重畳させることによって行う。又、第2の光電変換素子102から垂直転送チャネルへの電荷読み出しは、端子114に印加される第2相の垂直転送パルス及び端子116に印加される第4相の垂直転送パルスに読み出しパルスを重畳させることによって行う。
図2は、固体撮像素子100の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。図2では、固体撮像素子100を搭載するデジタルカメラが、メカニカルシャッタを有する場合のタイミングを示したものである。図2には、垂直同期信号VD、メカニカルシャッタの開閉状態、端子113に印加される駆動パルスφV1、端子114に印加される駆動パルスφV2、端子115に印加される駆動パルスφV3、端子116に印加される駆動パルスφV4が示されている。
図2に示すように、メカニカルシャッタが閉の期間に、垂直同期信号VDに同期させて、読み出しパルスを重畳した駆動パルスφV1を端子113に印加し、読み出しパルスを重畳した駆動パルスφV3を端子115に印加する。これにより、第1電荷読み出し領域107からの電荷が垂直転送チャネルに読み出される。更に、端子113〜116に繰り返し駆動パルスを印加して、読み出された電荷を列方向に転送する。水平転送部111からは、1行分の第1の光電変換素子101から読み出された電荷が随時出力部112に転送される。
次の垂直同期信号VDに同期させて、読み出しパルスを重畳した駆動パルスφV2を端子114に印加し、読み出しパルスを重畳した駆動パルスφV4を端子116に印加する。これにより、第2電荷読み出し領域108からの電荷が垂直転送チャネルに読み出される。更に、端子113〜116に繰り返し駆動パルスを印加して、読み出された電荷を列方向に転送する。水平転送部111では、1行分の第2の光電変換素子102から読み出された電荷が随時出力部112に転送される。
このように、固体撮像素子100によれば、第1の光電変換素子101からの電荷と、第2の光電変換素子102からの電荷とを独立に読み出すことができる。
次に、第2の光電変換領域102の開口について説明する。
第2の光電変換領域102に入射する光の平面視上の入射方向のうち、該光がマイクロレンズ109によって最も遮られる方向を第1の方向とし、第2の光電変換領域102に斜めに入射する光の平面視上の入射方向のうち、該光がマイクロレンズ109によって最も遮られない方向を第2の方向とすると、第2の光電変換領域102の開口は、第2の光電変換領域102の開口の中心を基準とする第1の方向の長さが、第2の光電変換領域102の開口の中心を基準とする第2の方向の長さよりも長いという条件を満たしている。
図1で説明すると、第2の光電変換領域102に入射する光がマイクロレンズ109によって最も遮られる方向は、第2の光電変換領域102を挟む2つのマイクロレンズ109の配列方向、即ち、図1のX方向及びY方向である。X方向及びY方向から第2の光電変換領域に入射してくる光は、マイクロレンズ109によって遮られる光が最も多いため、第2の光電変換領域102にはあまり多くの光が入射してこない。そこで、本実施形態では、X方向及びY方向の長さを長くすることで、X方向及びY方向からの入射光量が相対的に多くなるように調整している。
又、第2の光電変換領域102に斜め方向(半導体基板に垂直な方向に対して傾いた方向)に入射してくる光がマイクロレンズ109によって最も遮られない方向は、マイクロレンズ109同士で挟まれていない方向、即ち、図1のH方向である。H方向から第2の光電変換領域102に入射してくる光は、H方向に配列されるマイクロレンズ109同士の谷間を通って入射してくるため、マイクロレンズ109によって遮られる光が最も少なく、その多くが第2の光電変換領域102に入射してしまう。そこで、本実施形態では、H方向の長さを短くすることで、H方向からの入射光量が相対的に少なくなるように調整している。
以下、図3を参照して、固体撮像素子100に入射する光の様子について説明する。
図3は、図1の固体撮像素子のA−A断面を示す図である。
図3(a)に示すように、固体撮像素子100の上方から垂直に入射してくる光aは、マイクロレンズ109に入射し、第1の光電変換領域101の開口201を通過して第1の光電変換領域101に集光され、ここで蓄積された電荷が垂直転送部110により転送される。又、光aは、第2の光電変換領域102の開口202を通過して、2つのマイクロレンズ109の間に配置された第2の光電変換領域102に入射し、ここで蓄積された電荷が垂直転送部110により転送される。
図3(b)に示すように、固体撮像素子100の上方からX方向に斜めに入射してくる光bは、マイクロレンズ109に入射し、開口201を通過して第1の光電変換領域101に集光され、ここで蓄積された電荷が垂直転送部110により転送される。又、第2の光電変換領域102に入射してくる光bは、マイクロレンズ109によって遮られるため、その光量は少なくなるが、第2の光電変換領域102の開口の中心を基準とするX方向の長さがH方向の長さよりも長くなっているため、その大部分が第2の光電変換領域102に入射する。固体撮像素子100の上方からY方向に斜めに入射してくる光のうち、第2の光電変換領域に入射してくる光も同様にその大部分が第2の光電変換領域102に入射する。
固体撮像素子100の上方からH方向に斜めに入射してくる光のうち、第2の光電変換領域102に入射してくる光は、マイクロレンズ109によってほとんど遮られることはない。このため、第2の光電変換領域102には多くの光が入りすぎてしまうが、本実施形態では、第2の光電変換領域102の開口の中心を基準とするH方向の長さがX及びY方向の長さよりも短くなっているため、H方向からの光が第2の光電変換領域102に入射しすぎてしまうことはない。
次に、第2の光電変換領域102の開口が上記条件を満たす場合と満たさない場合とを比較する。
図4は、第2の光電変換領域102の開口が上記条件を満たさない場合の固体撮像素子の概略構成を示す図である。図1と同一の構成には同一符号を付している。
図4の固体撮像素子400の第2の光電変換領域102の開口形状は図1と同様であるが、図1の第2の光電変換領域102の開口が45度回転した状態になっており、上記条件を満たしていない。この場合、固体撮像素子400に上方から垂直に入射してくる光については、その大部分が第1の光電変換素子101及び第2の光電変換素子102に入射する。
固体撮像素子400の上方からX方向に斜めに入射してくる光は、第2の光電変換素子102に入射する光量が図1の場合よりも少ない。固体撮像素子400の上方からY方向に斜めに入射してくる光も同様である。一方、H方向から斜めに固体撮像素子400に入射してくる光は、マイクロレンズ109に遮られる範囲が少ないと共に、第2の光電変換領域102のH方向の長さが長くなっているため、図1の場合よりも多く第2の光電変換領域102に入射する。
このように、図4の構成によれば、H方向からの光が、X及びY方向からの光よりも多く第2の光電変換素子102に入射してしまい、H方向が明るくなりすぎてしまう。この結果、X方向及びY方向と、H方向との明暗の差が大きくなってしまう。
図5(a)は、図1に示した固体撮像素子100の第2の光電変換素子102から得られる画像データに基づく画像を示す図であり、図5(b)は、図4に示した固体撮像素子400の第2の光電変換素子102から得られる画像データに基づく画像を示す図である。
図5(b)に示すように、固体撮像素子400の第2の光電変換素子102から得られる画像データに基づく画像は、固体撮像素子400を搭載するデジタルカメラの光学系が引き起こすシェーディングにより、画像の周辺部において暗くなっている。又、H方向からの光が、X及びY方向からの光よりも多く第2の光電変換素子102に入射してしまうため、この画像には、H方向に×(ばつ)状の明るい領域が発生している。これは、マイクロレンズ109が引き起こしている特殊なシェーディングである。固体撮像素子400では、この2つのシェーディングが発生することにより、全体的にバランスの悪い画像(×状の明るい領域が出た画像)になってしまう。
図5(a)に示すように、固体撮像素子100の第2の光電変換素子102から得られる画像データに基づく画像は、固体撮像素子100を搭載するデジタルカメラの光学系が引き起こすシェーディングにより、画像の周辺部において暗くなっている。又、X方向及びY方向から入射する光の量とH方向から入射する光の量とのバランスが良好になっているため、X方向及びY方向と、H方向との明暗の差は少なく、この画像には、H方向に×状の明るい領域は発生しておらず、特殊なシェーディングは発生していない。この結果、全体的にバランスのとれた画像になる。
このように、図1の固体撮像素子100によれば、図4の固体撮像素子400に比べて、上記特殊なシェーディングの発生を抑制することができ、第2の光電変換素子102から得られる画像を良好なものにすることができる。
以上のように、本実施形態の固体撮像素子によれば、複数の第1の光電変換領域101と複数の第2の光電変換領域102とを含み、複数の第2の光電変換領域102を、複数の第1の光電変換領域101の上方に形成された隣接するマイクロレンズ109同士の間に配設するような固体撮像素子において、第2の光電変換領域102の開口を上記条件を満たすようにすることにより、上記特殊なシェーディングの発生を抑えることができる。
尚、上記では、第1の光電変換領域101及び第2の光電変換領域102がそれぞれ市松状に配設されているものを例にして説明したが、第1の光電変換領域101を正方格子状に配列し、隣接する第1の光電変換領域101の上方にあるマイクロレンズ同士の間に、第2の光電変換領域102を配設する構成でも、上記条件を満たすように第2の光電変換領域102の開口を工夫することで、シェーディングの発生を抑えることができる。
又、第2の光電変換素子102の形状は八角形に限らず、正方形や六角形等の多角形や楕円形状等であっても上記効果を得ることができる。
本発明の実施形態を説明するための固体撮像素子の概略構成を示す図 信号電荷の読み出し及び転送のタイミングを示す図 図1の固体撮像素子のA−A断面を示す図 第2の光電変換領域の開口が条件を満たさない場合の固体撮像素子の概略構成を示す図 第2の光電変換素子から得られる画像を比較するための図 特許文献1記載の固体撮像素子の概略断面を示す図
符号の説明
100 固体撮像素子
101 第1の光電変換領域
102 第2の光電変換領域
109 マイクロレンズ

Claims (2)

  1. 半導体基板上に配設された複数の光電変換領域を含む固体撮像素子であって、
    前記複数の光電変換領域は、前記半導体基板上に行方向とこれに直交する列方向に配設された複数の第1の光電変換領域と、前記半導体基板上に行方向とこれに直交する列方向に配設された複数の第2の光電変換領域とを含み、
    前記複数の第1の光電変換領域の上方には、それぞれを覆うマイクロレンズが形成されており、
    前記第2の光電変換領域は、隣接する前記複数の第1の光電変換領域を覆うマイクロレンズ同士の間に配設されており、
    前記第2の光電変換領域の開口の中心を基準とする第1の方向の長さは、前記第2の光電変換領域の開口の中心を基準とする第2の方向の長さよりも長くなっており、
    前記第1の方向は、前記第2の光電変換領域に入射する光の平面視上の入射方向のうち、前記光が前記マイクロレンズによって最も遮られる方向であり、
    前記第2の方向は、前記第2の光電変換領域に斜めに入射する光の平面視上の入射方向のうち、前記光が前記マイクロレンズによって最も遮られない方向であり、
    前記第2の光電変換領域の開口形状は、六角形又は八角形又は楕円形である固体撮像素子。
  2. 請求項1記載の固体撮像素子であって、
    前記複数の光電変換領域は正方格子状に配設されたものであり、
    前記第1の光電変換領域及び第2の光電変換領域は、それぞれ市松状に配設されたものである固体撮像素子。
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