JP4759396B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

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本発明は、半導体基板上方に積層された異なる色を検出する複数の光電変換膜を有する固体撮像素子に関する。
従来、光を吸収してこれに応じた電荷を発生する光電変換膜と、この光電変換膜で発生した電荷のうち画像データの生成に用いる電荷を移動させる電極膜である画素電極膜と、該光電変換膜を介して該画素電極膜に対向する対向電極膜とを含む光電変換部が、半導体基板上方に複数積層された固体撮像素子が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、光電変換部として、赤色(R)を検出する光電変換膜を含むR光電変換部と、緑色(G)を検出する光電変換膜を含むG光電変換部と、青色(B)を検出する光電変換膜を含むB光電変換部とがこの順に積層された構成が開示されている。このような固体撮像素子では、複数の光電変換部の各々において、画素電極膜と対向電極膜に電圧を印加して光電変換膜にバイアス電圧を加えることで、光電変換膜で発生した電荷を画素電極膜に移動させ、ここから半導体基板内に形成された電荷蓄積部に電荷を移動させ、電荷蓄積部に蓄積された電荷をCCDに読み出して転送し、転送した電荷を信号に変換して出力している。
特開2002−83946号公報
上述した構成の固体撮像素子において、各光電変換膜に加わるバイアス電圧を個別に制御する場合を考える。この場合、各光電変換膜に加わったバイアス電圧が他の光電変換膜のバイアス電圧に影響を与えてしまい、良好な画像が得られない可能性がある。又、半導体基板に形成されたCCDにおいて、G光電変換部で発生したG電荷を読み出した後、R,B光電変換部で発生したR,B電荷を読み出すといったインターレース駆動を行う場合を考える。この場合には、G電荷を読み出す際にG電荷が蓄積されている電荷蓄積部の電位が変動するが、この電位変動はG光電変換部の画素電極膜に伝わる可能性がある。G光電変換部の画素電極膜の電位が変動してしまい、この変動がR光電変換部やB光電変換部の画素電極膜にも伝わると、電荷蓄積部からまだ読み出されていないR電荷及びB電荷が、電荷蓄積部から画素電極膜に逆流する等して所望の電荷量が得られず、良好な画像が得られない可能性がある。このため、従来の積層型の固体撮像素子では、その駆動方法に制限をかける必要があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、駆動方法の選択の幅を広げることが可能な固体撮像素子を提供することを目的とする。
本発明の固体撮像素子は、複数種類の光電変換部が、半導体基板上方積層された固体撮像素子であって、前記複数種類の光電変換部のそれぞれは、入射光のうちの異なる波長領域の光に応じた信号電荷を発生するものであり、前記光電変換部は、光電変換膜と、前記光電変換膜で発生した電荷のうち画像データの生成に用いる電荷が移動する電極膜である画素電極膜と、前記光電変換膜を介して前記画素電極膜に対向する電極膜である対向電極膜とを含み、積層方向に隣接する前記光電変換部の間に、当該光電変換部同士の電気的シールドを行うシールド膜を有する。
本発明の固体撮像素子は、前記シールド膜が複数層で構成される。
本発明の固体撮像素子は、前記シールド膜が固定電位に接続される。
本発明の固体撮像素子は、前記固定電位が接地電位である。
本発明の固体撮像素子は、前記シールド膜がITOで構成される。
本発明によれば、駆動方法の選択の幅を広げることが可能な固体撮像素子を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態を説明するための固体撮像素子の平面模式図である。図2は、図1に示す固体撮像素子のA−A線の断面模式図である。
図2に示すように、n型の半導体基板1上方には、R光を検出すると共に、それに応じたR成分の信号電荷を発生するR光電変換膜15と、G光を検出すると共に、それに応じたG成分の信号電荷を発生するG光電変換膜19と、B光を検出すると共に、それに応じたB成分の信号電荷を発生するB光電変換膜23とがこの順に積層されている。尚、各光電変換膜の積層順序はこれに限らない。又、各光電変換膜の材料としては有機材料を用いるのが好ましい。又、光電変換膜は3つである必要はなく、2つ以上積層されていれば良い。
図1に示すように、n型半導体基板1の表面部には、R光電変換膜15で発生した信号電荷を蓄積する高濃度のn型の不純物領域であるn+領域3と、G光電変換膜19で発生した信号電荷を蓄積する高濃度のn型の不純物領域であるn+領域4と、B光電変換膜23で発生した信号電荷を蓄積する高濃度のn型の不純物領域であるn+領域5とが形成され、列方向(図1のY方向)に配列されたn+領域3〜5が1つの画素部に対応し、画素部が行方向(図1のX方向)及び列方向に正方格子状に配列されている。1つの画素部からは、各光電変換膜の同一位置で検出されたR,G,Bの信号電荷に応じた信号を得ることができるため、この信号に基づいて1画素データを生成することが可能となる。
n型半導体基板1には、n+領域3〜5の各々に蓄積された信号電荷を読み出して列方向に転送する垂直転送部20と、垂直転送部20から転送されてきた信号電荷を行方向に転送する水平転送部30と、水平転送部30から転送されてきた信号電荷に応じた信号を外部に出力する出力部40とが形成されている。このように、固体撮像素子100は、垂直転送部20、水平転送部30、及び出力部40を含むCCD型の信号読出部によって信号を読み出す構成である。尚、信号読出部は、MOS型のものであっても良い。
図2に示すように、R光電変換膜15は、R光電変換膜15で発生した電荷のうち、画像データの生成に用いる電荷(一般には電子)が移動する画素電極膜14と、画素電極膜14に対向する対向電極膜16とに挟まれている。1つの画素部に含まれる画素電極膜14、R光電変換膜15、及び対向電極膜16のまとまりを以下ではR光電変換部という。
G光電変換膜19は、G光電変換膜19で発生した電荷のうち、画像データの生成に用いる電荷が移動する画素電極膜18と、画素電極膜18に対向する対向電極膜20とに挟まれている。1つの画素部に含まれる画素電極膜18、G光電変換膜19、及び対向電極膜20のまとまりを以下ではG光電変換部という。
B光電変換膜23は、B光電変換膜23で発生した電荷のうち、画像データの生成に用いる電荷が移動する画素電極膜22と、画素電極膜22に対向する対向電極膜24とに挟まれている。1つの画素部に含まれる画素電極膜22、B光電変換膜23、及び対向電極膜24のまとまりを以下ではB光電変換部という。
画素電極膜14,18,22は、画素部毎に区分けされている。対向電極膜16,20,24は、全画素部で共通して用いることができるため、画素部毎に区分けされていないが、区分けしてあっても良い。又、各光電変換膜も同様、画素部毎に区分けしてあっても良い。
光電変換膜を介さずに隣接する対向電極膜16と画素電極膜18の間には、透明絶縁膜17及び透明絶縁膜27で挟まれたシールド膜26が設けられ、光電変換膜を介さずに隣接する対向電極膜20と画素電極膜22の間には、透明絶縁膜21及び透明絶縁膜29で挟まれたシールド膜28が設けられている。シールド膜26は、対向電極膜16を含むR光電変換部及び画素電極膜18を含むG光電変換部同士の電気的シールドを行うものである。シールド膜28は、対向電極膜20を含むG光電変換部及び画素電極膜22を含むB光電変換部同士の電気的シールドを行うものである。
シールド膜26及びシールド膜28を設けることで、ある光電変換部の光電変換膜に加わる電圧が、その隣の光電変換部に与える電気的な影響を防ぐことができる。シールド膜26及びシールド膜28は、それぞれ、例えばITOで構成されており、固定電位である接地電位に接続されている。又、シールド膜26及びシールド膜28は、単層の膜であっても良いし、複数層からなる膜であっても良い。複数層にすることで、シールド効果を高めることができる。
n型半導体基板1の表面部にはpウェル層2が形成され、pウェル層2の表面部にはn+領域3が形成されている。画素電極膜14とn+領域3は縦配線26によって接続されており、これにより、R光電変換膜15とn+領域3は電気的に接続される。縦配線26は、接続される画素電極膜14及びn+領域3以外とは電気的に絶縁される。n+領域3には、R光電変換膜15で発生した信号電荷が、画素電極膜14及び縦配線26を伝って流れ込み、蓄積される。
尚、図2では、n+領域3の断面部を示したが、n+領域4,5の断面部は、図2に示したn+領域3をn+領域4又は5とし、縦配線26の接続先を、n+領域4の場合は画素電極膜18に、n+領域5の場合は画素電極膜22にすること以外は図2と同様である。このため、n+領域4,5の断面部の説明は省略する。
図2に戻り、n+領域3の右側には、少し離間して、Y方向に延びるn+領域3よりも濃度の薄いn型の不純物領域であるn領域6が形成される。n領域6の上にはn+領域3の上まで達する読み出し電極を兼用するポリシリコンからなる転送電極11が形成され、転送電極11の上には、遮光膜12が設けられる。n領域6と転送電極11が垂直転送部20を構成する。この転送電極11に高電位の読み出しパルスが印加されることにより、n+領域3とn領域6との間のpウェル層2の転送電極11と重なる領域gが、n+領域3に蓄積されている信号電荷を読み出すための信号電荷読み出し領域となり、n+領域3に蓄積されている信号電荷は、この信号読み出し領域を通ってn領域6に読み出される。
n+領域3の左側面部にはpウェル層2よりも濃度の濃いp+領域や酸化シリコン等からなる素子分離領域7が設けられ、隣接垂直転送部20との分離が図られる。n型半導体基板1の最表面には、酸化シリコン膜10が形成され、その上に、上記の転送電極11が形成される。
遮光膜12,転送電極11は透明の絶縁層13内に埋設される。
斯かる構成の固体撮像素子に被写体からの光が入射すると、入射光の内のBの波長領域の光がB光電変換膜23に吸収され、吸収された光量に応じた正孔電子対が発生する。この状態で、画素電極膜22及び対向電極膜24間に所定の電圧を印加して、B光電変換膜23に電圧を加えると、B光電変換膜23で発生した電子が画素電極膜22から縦配線26を通してn+領域5に流れ込み、ここに蓄積される。
同様に、入射光の内のGの波長領域の光がG光電変換膜19に吸収され、吸収された光量に応じた正孔電子対が発生する。この状態で、画素電極膜18及び対向電極膜20間に所定の電圧を印加して、G光電変換膜19に電圧を加えると、G光電変換膜19で発生した電子が画素電極膜18から縦配線26を通してn+領域4に流れ込み、ここに蓄積される。
同様に、入射光の内のRの波長領域の光がR光電変換膜15に吸収され、吸収された光量に応じた正孔電子対が発生する。この状態で、画素電極膜14及び対向電極膜16間に所定の電圧を印加して、R光電変換膜15に電圧を加えると、R光電変換膜15で発生した電子が画素電極膜14から縦配線26を通してn+領域3に流れ込み、ここに蓄積される。
光入射によって光電変換膜内で発生する正孔電子対は、この光電変換膜内で再結合する場合がある。そこで、本実施形態の固体撮像素子では、画素電極膜及び対向電極膜間に電圧を印加する手段としての配線(この配線はどの様に設けても良く、所望の制御電圧が画素電極膜と対向電極膜間に印加されれば良い。)を設けておき、この配線を通して、印加電圧を調整し、画素電極膜と対向電極膜との間の光電変換膜内における電位勾配を制御する。
これにより、正孔電子対に電離した電子が画素電極膜に、正孔が対向電極膜に速やかに移動して再結合が抑制され、電位勾配の制御によって各色成分の感度調整が可能となる。
図3は、図1,2に示す固体撮像素子を搭載したデジタルカメラの機能ブロック構成図である。
動画像や静止画像を撮像する本実施形態に係るデジタルカメラは、固体撮像素子100の光入射側に、レンズ2d,絞り/シャッタ3d,光学ローパスフィルタ4dを備えると共に、固体撮像素子100の撮像データを構成するR,G,Bの画像信号を受け取り相関二重サンプリング処理,A/D変換処理,色分離処理などのアナログ処理を行うアナログ信号処理回路5dと、アナログ処理されたデジタルの画像信号を受け取りRGB/YC変換処理などの信号処理を行って撮像画像データを生成するデジタル信号処理回路6dと、デジタル処理された撮像画像データを表示するモニタ7dと、デジタル処理された撮像画像データをJPEG形式等の撮像画像データに圧縮する圧縮信号処理回路8dと、圧縮された撮像画像データを記録するメモリカード9dとを備える。
このデジタルカメラは更に、アナログ信号処理回路5dから出力されるR,G,Bの画像信号を受信してオートホワイトバランス(AWB)処理用に各色信号を積算するAWB積算回路10dと、アナログ信号処理回路5dから出力されるR,G,Bの画像信号を受信して自動露出(AE)処理用に積算し積算結果をデジタル信号処理回路6dに出力すると共に積算結果で絞り/シャッタ3dを制御するAE積算回路11dと、同じくアナログ信号処理回路5dから出力されるR,G,Bの画像信号を受信して自動焦点(AF)処理用に積算しレンズ2dのフォーカス位置を調整するAF用積算回路12dとを備える。
本実施形態のデジタルカメラは更に、タイミングジェネレータ13d及び印加電圧調整回路14dを備える。印加電圧調整回路14dは、AWB積算回路10dの積算結果により、固体撮像素子100のR光電変換部,B光電変換部の画素電極膜・対向電極膜間の印加電圧を調整して固体撮像素子100自体の感度調整を行い、タイミングジェネレータ13dは、AE用積算回路11dの積算結果を受け取り印加電圧調整回路14dと協働するタイミングで固体撮像素子100の駆動タイミングを固体撮像素子100に出力する。尚、印加電圧調整回路14dは、G光電変換部の画素電極膜及び対向電極膜間の印加電圧を調整することも可能である。
図4は、図3に示すデジタルカメラが実行するオートホワイトバランス(AWB)処理の処理手順を示すフローチャートである。
AWB処理が開始されると、先ず、AWB積算回路10dがR,G,Bの各画像信号を積算して積算結果を取得する(ステップS1)。次に、Rの積算値とGの積算値とが所定範囲内で等しいか否かを判定し(ステップS2)、範囲結果が肯定の場合には、次のステップS3に進み、今度は、Bの積算値とGの積算値とが所定範囲内で等しいか否かを判定する。この判定結果が肯定の場合には、このAWB処理を終了する。
一般的に、カラー画像を撮像した場合、どの様なシーンであっても、その中には赤色R,緑色G,青色Bが同じだけ含まれるということが前提のため、ステップS2,S3が成立する(R≒G≒B)ということは、この前提を満たすカラー画像が撮像されていると判断でき、このAWB処理では、印加電圧調整回路14dによる調整制御は行わない。
ステップS2の判定結果が否定のときは、ステップS2からステップS4に進み、積算値R>積算値Gが成立するか否かを判定する。成立する場合には、赤色の感度が高すぎると判定してステップS5に進み、R光電変換部の画素電極膜14及び対向電極膜16間の印加電圧を低減させ、ステップS1に戻る。即ち、フィードバック制御が行われ、リアルタイムに感度調整が行われる(以下同様)。
ステップS4の判定結果が否定すなわちカラー画像中の赤色の積算値が緑色の積算値よりかなり少ない場合には、赤色感度が低すぎると判定してステップS6に進み、R光電変換部の画素電極膜14及び対向電極膜16間の印加電圧を増加させ、ステップS1に戻る。
ステップS3の判定結果が否定のときは、ステップS3からステップS7に進み、積算値B>積算値Gが成立するか否かを判定する。成立する場合には、青色の感度が高すぎると判定してステップS8に進み、B光電変換部の画素電極膜22及び対向電極膜24間の印加電圧を低減させ、ステップS1に戻る。
ステップS7の判定結果が否定すなわちカラー画像中の青色の積算値が緑色の積算値よりかなり少ない場合には、青色感度が低すぎると判定してステップS9に進み、B光電変換部の画素電極膜22及び対向電極膜24間の印加電圧を増加させ、ステップS1に戻る。
以上により、本実施形態の固体撮像素子100を搭載したデジタルカメラでは、各色を検出する光電変換部の感度を略均一に制御可能となり、良好なカラー画像を撮像することが可能となる。
また、入射光量の全体が少ない暗いシーンを撮像する場合には、デジタルカメラの図示しない操作スイッチを操作して、ISO感度を増加させる。これにより、各光電変換部における画素電極膜及び対向電極膜間の印加電圧が全体的に増加され、各光電変換膜で発生した正孔電子対の再結合による消滅割合が少なくなり、明るくノイズの少ない画像を撮像することが可能となる。
また、固体撮像素子100によれば、R光電変換部の画素電極膜14及び対向電極膜16間の印加電圧が変動した場合でも、R光電変換部とG光電変換素部の間にシールド膜26が介在しているため、その印加電圧の変動が、他の光電変換部の印加電圧に影響を与えることはない。同様に、B光電変換部の画素電極膜22及び対向電極膜24間の印加電圧が変動した場合でも、B光電変換部とG光電変換素部の間にシールド膜28が介在しているため、その印加電圧の変動が、他の光電変換部の印加電圧に影響を与えることはない。又、G光電変換部の画素電極膜18及び対向電極膜20間の印加電圧が変動した場合でも、G光電変換部とR,B光電変換素部の間にシールド膜26,28が介在しているため、その印加電圧の変動が、他の光電変換部の印加電圧に影響を与えることはない。したがって、各色の感度変更を精度良く行うことができる。
また、固体撮像素子100によれば、半導体基板1に形成されたCCDをインターレース駆動する場合でも、後に読み出す電荷が画素電極膜に逆流してしまうといった事態を防ぐことができ、良好な画像を得ることができる。
このように、固体撮像素子100の構成によれば、画質を維持しながら、様々な駆動方法を採用することができる。
本発明の実施形態を説明するための固体撮像素子の平面模式図 図1に示す固体撮像素子のA−A線の断面模式図 図1,2に示す固体撮像素子を搭載したデジタルカメラの機能ブロック構成図 図3に示すデジタルカメラが実行するオートホワイトバランス(AWB)処理の処理手順を示すフローチャート
符号の説明
1 半導体基板
3,4,5 n+領域
20 垂直転送部
30 水平転送部
40 出力部
15 R光電変換膜
19 G光電変換膜
23 B光電変換膜
14,18,22 画素電極膜
16,20,24 対向電極膜
26,28 シールド膜

Claims (5)

  1. 複数種類の光電変換部が、半導体基板上方積層された固体撮像素子であって、
    前記複数種類の光電変換部のそれぞれは、入射光のうちの異なる波長領域の光に応じた信号電荷を発生するものであり、
    前記光電変換部は、光電変換膜と、前記光電変換膜で発生した電荷のうち画像データの生成に用いる電荷が移動する電極膜である画素電極膜と、前記光電変換膜を介して前記画素電極膜に対向する電極膜である対向電極膜とを含み、
    積層方向に隣接する前記光電変換部の間に、当該光電変換部同士の電気的シールドを行うシールド膜を有する固体撮像素子。
  2. 請求項1記載の固体撮像素子であって、
    前記シールド膜が複数層で構成される固体撮像素子。
  3. 請求項1又は2記載の固体撮像素子であって、
    前記シールド膜が固定電位に接続される固体撮像素子。
  4. 請求項3記載の固体撮像素子であって、
    前記固定電位が接地電位である固体撮像素子。
  5. 請求項1〜4のいずれか記載の固体撮像素子であって、
    前記シールド膜がITOで構成される固体撮像素子。
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