JP4709517B2 - 硬貨収納繰出装置 - Google Patents

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本発明は、硬貨を収納するとともに収納している硬貨を繰り出す硬貨収納繰出装置に関する。
従来、硬貨を取り扱う硬貨入出金機などの硬貨処理機では、硬貨をばら状態で一括収納するとともに収納した硬貨を1枚ずつ外部へ繰り出すようにした硬貨収納繰出装置を備えている。
この硬貨収納繰出装置では、硬貨を収納する硬貨収納空間部を設けるとともに、この硬貨収納空間部から硬貨を1枚ずつ繰り出す繰出ベルトを設けている。この繰出ベルトは、硬貨収納空間部の底部を構成する底部ベルト域、およびこの底部ベルト域の端部から上昇する上昇ベルト域を有し、ベルト表面には硬貨を1枚ずつ引っ掛ける複数の突起がベルト長手方向に沿って所定間隔毎に設けられ、そして、底部ベルト域から上昇ベルト域へ向けた繰出方向への回転により、硬貨収納空間部内の硬貨を突起に1枚ずつ引っ掛けて底部ベルト域から上昇ベルト域に搬送してその上昇ベルト域の上部から繰り出している(例えば、特許文献1参照。)。
また、繰出ベルトが回転するときの周速は、硬貨の収納量などに関係なく、一定に設定されている。
特公平7−97419号公報(第3−4頁、第1図−第2図)
従来の硬貨収納繰出装置では、繰出ベルトの周速が一定であるが、硬貨の繰出効率の向上を図るには、繰出ベルトの周速を速くして単位時間当たりの硬貨の繰出枚数を増加させる必要がある。
硬貨収納空間部内における硬貨の収納量が多い場合には、繰出ベルトに接する硬貨が上層の硬貨の重さで押え付けられるために、繰出ベルトの周速が速くてもこの繰出ベルトの突起に硬貨が引っ掛かりやすく、硬貨の繰出効率を向上させることができるが、硬貨の収納量が少ない場合や繰出中に少なくなってきた場合には、繰出ベルトに接する硬貨に対する上層の硬貨の重さによる押え付けが弱くなり、繰出ベルト上で硬貨が転動しやすくなるために、繰出ベルトの周速が速いとこの繰出ベルトの突起に硬貨が引っ掛かりにくくなり、かえって繰出効率が低下してしまう問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、硬貨の繰出効率を向上できる硬貨収納繰出装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の硬貨収納繰出装置は、硬貨を収納する硬貨収納空間部と、この硬貨収納空間部の底部を構成する底部ベルト域およびこの底部ベルト域の端部から上昇する上昇ベルト域を有し、ベルト表面には硬貨を係止する複数の突起がベルト長手方向に沿って所定間隔毎に設けられ、底部ベルト域から上昇ベルト域へ向けた繰出方向への回転により硬貨を突起に係止して上昇ベルト域の上部から繰り出す繰出ベルトと、この繰出ベルトを繰出方向に回転させるとともにその繰出ベルトの周速を制御可能とする駆動部と、前記硬貨収納空間部に収納されている硬貨の収納量を検知する収納量検知手段と、この収納量検知手段で検知する硬貨の収納量に応じて前記駆動部で回転させる繰出ベルトの周速を制御し、硬貨の収納量が所定値より多いときの繰出ベルトの周速より、所定値より少ないときの繰出ベルトの周速を遅くする制御手段とを具備しているものである。
そして、硬貨収納空間部内における硬貨の収納量を監視し、硬貨の収納量が所定値より多いときには、繰出ベルトの各突起に硬貨を係止しやすいので、繰出ベルトの周速を速くして硬貨の繰出効率を向上させ、また、所定値より少ないときには、繰出ベルトの各突起に硬貨を係止しにくいので、繰出ベルトの周速を遅くし、繰出ベルトの突起で硬貨を係止しやすくして硬貨の繰出効率を向上させる。したがって、硬貨の収納量に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルトの周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
請求項2記載の硬貨収納繰出装置は、硬貨を収納する硬貨収納空間部と、この硬貨収納空間部の底部を構成する底部ベルト域およびこの底部ベルト域の端部から上昇する上昇ベルト域を有し、ベルト表面には硬貨を係止する複数の突起がベルト長手方向に沿って所定間隔毎に設けられ、底部ベルト域から上昇ベルト域へ向けた繰出方向への回転により硬貨を突起に係止して上昇ベルト域の上部から繰り出す繰出ベルトと、この繰出ベルトを繰出方向に回転させるとともにその繰出ベルトの周速を制御可能とする駆動部と、前記繰出ベルトから繰り出す単位時間当たりの硬貨の繰出枚数を検知する単位時間繰出枚数検知手段と、この単位時間繰出枚数検知手段で検知する単位時間当たりの硬貨の繰出枚数に応じて前記駆動部で回転させる繰出ベルトの周速を制御し、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数が所定値より多いときの繰出ベルトの周速より、所定値より少ないときの繰出ベルトの周速を遅く制御する制御手段とを具備しているものである。
そして、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数を監視し、硬貨収納空間部内における硬貨の収納量が多いために、繰出ベルトの各突起に硬貨を係止しやすく、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数が所定値より多いときには、繰出ベルトの周速を速くして硬貨の繰出効率を向上させ、また、硬貨収納空間部内における硬貨の収納量が少なくなったために、繰出ベルトの各突起に硬貨を係止しにくくなり、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数が所定値より少なくなったときには、繰出ベルトの周速を遅くし、繰出ベルトの突起で硬貨を係止しやすくして硬貨の繰出効率を向上させる。したがって、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルトの周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上させる。
請求項3記載の硬貨収納繰出装置は、硬貨を収納する硬貨収納空間部と、この硬貨収納空間部の底部を構成する底部ベルト域およびこの底部ベルト域の端部から上昇する上昇ベルト域を有し、ベルト表面には硬貨を係止する複数の突起がベルト長手方向に沿って所定間隔毎に設けられ、底部ベルト域から上昇ベルト域へ向けた繰出方向への回転により硬貨を突起に係止して上昇ベルト域の上部から繰り出す繰出ベルトと、この繰出ベルトを繰出方向に回転させるとともにその繰出ベルトの周速を制御可能とする駆動部と、前記繰出ベルトによって繰り出す硬貨の繰出間隔を検知する繰出間隔検知手段と、この繰出間隔検知手段で検知する硬貨の繰出間隔に応じて前記駆動部で回転させる繰出ベルトの周速を制御し、硬貨の繰出間隔が所定値より狭いときの繰出ベルトの周速より、所定値より広いときの繰出ベルトの周速を遅くする制御手段とを具備しているものである。
そして、硬貨の繰出間隔を監視し、硬貨収納空間部内における硬貨の収納量が多いために、繰出ベルトの各突起に硬貨を係止しやすく、硬貨の繰出間隔が所定値より狭いときには、繰出ベルトの周速を速くして硬貨の繰出効率を向上させ、また、硬貨収納空間部内における硬貨の収納量が少なくなったために、繰出ベルトの各突起に硬貨を係止しにくくなり、硬貨の繰出間隔が所定値より広くなったときには、繰出ベルトの周速を遅くし、繰出ベルトの突起で硬貨を係止しやすくして硬貨の繰出効率を向上させる。したがって、硬貨の繰出間隔に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルトの周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上させる。
請求項4記載の硬貨収納繰出装置は、請求項1記載の硬貨収納繰出装置において、金種別に用いられる硬貨収納繰出装置であり、前記制御手段は、硬貨の重量金種における所定値より、軽量金種における所定値が大きい値になるように硬貨の金種毎に予め設定されている所定値に基づいて前記駆動部で回転させる前記繰出ベルトの周速を制御するものである。
そして、硬貨の収納量が少なくなっても繰出効率が低下しにくい重量金種については、所定値を小さい値に設定して、繰出ベルトを速い周速で回転させて繰り出す機会を多くし、また、硬貨の収納量が少なくなることで繰出効率が低下しやすい軽量金種については、所定値を大きい値に設定して、硬貨の収納量が少なくなったら早めに繰出ベルトの周速を遅くして繰出効率の低下を防止し、したがって、金種に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルトの周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上させる。
請求項5記載の硬貨収納繰出装置は、請求項1ないし3いずれか記載の硬貨収納繰出装置において、金種別に用いられる硬貨収納繰出装置であり、前記制御手段は、硬貨の金種毎に予め設定されている所定値に基づいて前記駆動部で回転させる前記繰出ベルトの周速を制御するものである。
そして、所定値を硬貨の金種毎に設定することにより、金種に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルトの周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上させる。
請求項1記載の硬貨収納繰出装置によれば、硬貨収納空間部内における硬貨の収納量を監視し、硬貨の収納量が所定値より多いときには、繰出ベルトの各突起に硬貨を係止しやすいので、繰出ベルトの周速を速くして硬貨の繰出効率を向上でき、また、所定値より少ないときには、繰出ベルトの各突起に硬貨を係止しにくいので、繰出ベルトの周速を遅くし、繰出ベルトの突起で硬貨を係止しやすくして硬貨の繰出効率を向上できるため、硬貨の収納量に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルトの周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
請求項2記載の硬貨収納繰出装置によれば、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数を監視し、硬貨収納空間部内における硬貨の収納量が多いために、繰出ベルトの各突起に硬貨を係止しやすく、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数が所定値より多いときには、繰出ベルトの周速を速くして硬貨の繰出効率を向上でき、また、例えば硬貨収納空間部内における硬貨の収納量が少なくなったために、繰出ベルトの各突起に硬貨を係止しにくくなり、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数が所定値より少なくなったときには、繰出ベルトの周速を遅くし、繰出ベルトの突起で硬貨を係止しやすくして硬貨の繰出効率を向上できるため、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルトの周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
請求項3記載の硬貨収納繰出装置によれば、硬貨の繰出間隔を監視し、硬貨収納空間部内における硬貨の収納量が多いために、繰出ベルトの各突起に硬貨を係止しやすく、硬貨の繰出間隔が所定値より狭いときには、繰出ベルトの周速を速くして硬貨の繰出効率を向上でき、また、例えば硬貨収納空間部内における硬貨の収納量が少なくなったために、繰出ベルトの各突起に硬貨を係止しにくくなり、硬貨の繰出間隔が所定値より広くなったときには、繰出ベルトの周速を遅くし、繰出ベルトの突起で硬貨を係止しやすくして硬貨の繰出効率を向上できるため、硬貨の繰出間隔に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルトの周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
請求項4記載の硬貨収納繰出装置によれば、請求項1記載の硬貨収納繰出装置の効果に加えて、重量金種については、硬貨の収納量が少なくなっても繰出効率が低下しにくいので、所定値を小さい値に設定し、繰出ベルトを速い周速で回転させて繰り出す機会を多くし、また、軽量金種については、硬貨の収納量が少なくなることで繰出効率が低下しやすいので、所定値を大きい値に設定し、硬貨の収納量が少なくなったら早めに繰出ベルトの周速を遅くして繰出効率の低下を防止することにより、金種に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルトの周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
請求項5記載の硬貨収納繰出装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載の硬貨収納繰出装置の効果に加えて、所定値を硬貨の金種毎に設定しているため、金種に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルトの周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図4に第1の実施の形態を示す。
硬貨収納繰出装置は、硬貨をばら状態で入出金処理したり、収納している硬貨を所定枚数ずつ重積して包装した包装硬貨として出金する硬貨入出金機などに金種別に用いられている。このような硬貨入出金機においては、入金時に、入金硬貨を1枚ずつ硬貨通路に送り込んで搬送し、硬貨通路の識別部で金種や真偽を識別し、正規の硬貨のみを硬貨通路の分類部で金種別に分類して金種別の一時保留部に金種別に一時保留し、一時保留後の入金承認により、一時保留硬貨を金種別の硬貨収納繰出装置に一括収納し、また、出金時や包装時に、硬貨収納繰出装置に収納している出金対象金種の硬貨を1枚ずつ繰り出している。硬貨収納繰出装置に収納した硬貨の収納枚数は、識別部の識別によって把握できる。
図1および図2において、11は硬貨収納繰出装置の本体で、この本体11は、幅方向両側の側壁12,13、幅方向と交差する交差方向両側の側壁14,15、および底板16を有し、幅方向の幅が狭く縦長で、上方に開口した箱状に形成されている。
この本体11内には複数の硬貨(図には符号Cで示し、以下省略する)をばら状態で収納する硬貨収納空間部17が形成され、本体11の上部一端側には硬貨収納空間部17に収納する硬貨が投入される投入口18が形成され、本体11の上部他端側には硬貨収納空間部17内の硬貨を1枚ずつ繰り出す繰出口19が形成されている。
本体11の硬貨収納空間部17の下部一端側で投入口18の下方位置には、幅方向両側の側壁12,13に回転軸20が回転自在に架設され、この回転軸20に一対の円盤21が一体に回転するように固定されている。これら一対の円盤21は外側面が本体11の幅方向両側の側壁12,13の内面に近接対向されているとともに内側面が処理対象硬貨径よりも大きい間隔を介して離間対向されている。
一対の円盤21の外周面には繰出ベルト係合部22が形成され、この繰出ベルト係合部22および一対の円盤21が互いに対向する内側面の1個所または複数個所にボール23,24が出没可能に取り付けられている。すなわち、これらボール23,24は、一対の円盤21に形成された凹部25,26に一部を外方に突出して抜け止め嵌合されているとともに、コイル状のスプリング27,28によって外方に付勢されている。
本体11内には複数のプーリ29,30,31が一対の円盤21の回転軸20と平行な軸により回転自在に支持されている。すなわち、第1のプーリ29は繰出口19のやや下方であって一対の円盤21よりも上部他端側の位置に配置され、第2のプーリ30は一対の円盤21より下部他端側の位置に配置され、第3のプーリ31は一対の円盤21より下部一端側の位置に配置されている。
各プーリ29,30,31および一対の円盤21の繰出ベルト係合部22の下部域にわたって、一対の円盤21間の間隔よりも広い幅を有する無端状の繰出ベルト35が掛け回されている。この繰出ベルト35には、一対の円盤21の下側外周位置で硬貨収納空間部17の底部域を構成する底部ベルト域36、およびこの底部ベルト域36の他端側から繰出口19に至る上昇ベルト域37が形成されている。この繰出ベルト35の表面には、硬貨を1枚ずつ引っ掛けて掻き上げる幅方向に2個1組とした硬貨係止用の突起38がベルト長手方向に沿って所定間隔毎に突設されている。
一対の円盤21から第1のプーリ29にわたって、この繰出ベルト35の上昇ベルト域37の両側をガイドする断面略三角形状のガイド39が取付けられている。また、繰出ベルト35の上昇ベルト域37とは反対側となる一対の円盤21の一端側には硬貨を繰出ベルト35上に導くガイドブロック40が取り付けられている。
本体11内の下部で繰出ベルト35の内側空間域に、駆動部としての繰出モータ41が配設され、この繰出モータ41の駆動軸42に取り付けられた駆動プーリ43と第2のプーリ30との間に伝達ベルト44が掛け回されている。繰出モータ41は、回転速度を可変制御可能としており、繰出ベルト35を底部ベルト域36から上昇ベルト域37へ向けた繰出方向に回転させる。
また、繰出口19において、第1のプーリ29上の繰出ベルト35に周面を接した伝達ローラ45が軸46により回転自在に支持され、この伝達ローラ45に周面を接した繰出ローラ47が軸48により回転自在に支持されている。本体11の上部で繰出口19の上方に取付板49が取り付けられ、この取付板49にばね板で構成される作動板50の基端が取り付けられ、この作動板50の先端に繰出ローラ47との間で硬貨を挟み込んで繰出口19から繰り出す作動ローラ51が軸52で回転自在に支持されている。
また、繰出口19には、繰り出す硬貨を検知する繰出検知手段53が配設されている。この繰出検知手段53は、繰出ローラ47と作動ローラ51との間で硬貨を挟み込んで繰り出すときに、作動板50の変位を検知して硬貨の繰り出しを検知するもので、作動板50で押動されて検知するスイッチや作動板50で遮光されて検知するフォトセンサなどによって構成されている。
また、繰出口19には、硬貨の繰り出しを阻止するストッパ手段54が配設されている。このストッパ手段54は、取付板49に支軸55で水平方向に回動可能に支持されたストッパ56を有し、このストッパ56を硬貨の繰り出しを阻止する繰出阻止位置と硬貨の繰り出しを許容する繰出許容位置との間で回動させるソレノイド57が取付板49に取り付けられている。
次に、図3に示すように、金種別の硬貨収納繰出装置を制御する制御部61は、各硬貨収納繰出装置の繰出検知手段53からの検知信号を入力し、各硬貨収納繰出装置の繰出モータ41を制御する。
制御部61は、硬貨入出金機の硬貨通路で硬貨を識別する識別部であって各硬貨収納繰出装置の投入口18から受け入れて収納する硬貨の収納枚数を検知する収納検知手段62からの情報と各硬貨収納繰出装置の繰出口19から繰り出される硬貨の繰出枚数を検知する繰出検知手段53からの情報とから各硬貨収納繰出装置の硬貨収納空間部17に収納されている硬貨の収納量(在高)を検知する収納量検知手段63の機能、この収納量検知手段63で検知する硬貨の収納量に応じて各硬貨収納繰出装置の繰出モータ41で回転させる繰出ベルト35の周速(回転速度)を制御し、硬貨の収納量が所定値より多いときの繰出ベルト35の周速より、所定値より少ないときの繰出ベルト35の周速を遅くする制御手段64の機能、金種別の硬貨の収納量や予め設定される金種別の所定値などを記憶する記憶手段65を備えている。
所定値は、制御部61に接続された設定手段66によって金種別に任意に設定できる。図4には、金種別の所定値の設定例を示し、所定値は、500円硬貨などの重量金種における所定値より、1円硬貨などの軽量金種における所定値が大きい値に設定されている。所定値には、硬貨の収納量が減少していったときに繰出ベルト35の周速を高速から低速に切り換える低速切換用の所定値と、硬貨の収納量が増加していったときに低速から高速に切り換える高速切換用の所定値とがあり、例えば1円硬貨の場合、低速切換用の所定値が100枚で、硬貨の収納量が100枚より少なくなると繰出ベルト35の周速を高速から低速に切り換え、一方、高速切換用の所定値が500枚で、硬貨の収納量が500枚より多くなると繰出ベルト35の周速を低速から高速に切り換える。
次に、硬貨収納繰出装置の作用を説明する。
硬貨入出金機においては、入金時に、入金硬貨を1枚ずつ硬貨通路に送り込んで搬送し、硬貨通路の識別部で金種や真偽を識別し、正規の硬貨のみを硬貨通路の分類部で金種別に分類して金種別の一時保留部に金種別に一時保留し、一時保留後の入金承認により、一時保留硬貨を金種別の硬貨収納繰出装置に収納する。各硬貨収納繰出装置では、収納する硬貨を本体11の投入口18から受け入れて硬貨収納空間部17内に収納する。
硬貨収納繰出装置での硬貨収納時には、収納検知手段62で収納する硬貨の収納枚数を検知し、収納量検知手段63で今回の収納枚数分を既に収納されている収納枚数に加算して硬貨収納空間部17内の硬貨の収納量を求める。
また、硬貨収納繰出装置からの硬貨の繰出時には、繰出モータ41を駆動し、繰出ベルト35を繰出方向に回転させ、この繰出ベルト35に摺接した一対の円盤21,21を同期回転させるとともに伝達ローラ45を介して繰出ローラ47を高速回転させる。
繰出ベルト35および一対の円盤21,21の同期回転により、硬貨収納空間部17の下部域においては、一対の円盤21,21および繰出ベルト35の底部ベルト域36が回動して移動し、硬貨に移動作用が働くので、硬貨収納空間部17の下部域の硬貨を掻き上げる負荷が少なく、硬貨収納空間部17の下部域の硬貨を容易に回動させつつ攪拌し、さらに、円盤21,21から突出する各ボール23,24によって円盤21,21に密着しようとする硬貨に動きを与える。
繰出ベルト35の底部ベルト域36で各突起38に硬貨を1枚ずつ引っ掛けるとともに上昇ベルト域37に掻き上げて上昇させ、上昇ベルト域37の上部まで上昇した硬貨を高速回転する繰出ローラ47と作動ローラ51との間に挟み込んで繰出口19から繰り出す。
硬貨を繰出ローラ47と作動ローラ51との間に挟み込んで繰出口19から繰り出すときに作動ローラ51を介して作動板50が変位するのを繰出検知手段53で検知し、つまり、繰出検知手段53で硬貨の繰出枚数を検知する。この繰出検知手段53で硬貨の繰出枚数を検知することにより、収納量検知手段63で今回の繰出枚数を収納されている収納枚数から減算して硬貨収納空間部17内の硬貨の収納量を求める。
そして、硬貨収納繰出装置から必要枚数の硬貨が繰り出されたことを繰出検知手段53で検知すると、繰出ベルト35を停止し、これとともにストッパ手段54のソレノイド57を作動してストッパ56で上昇されてくる次以降の硬貨を突起38上から強制的に外して硬貨収納空間部17に戻す。
また、硬貨収納時に硬貨の収納量が高速切換用の所定値である500枚を超えている場合には、硬貨繰出時において、繰出ベルト35の周速を高速に切り換え、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数を増やして硬貨の繰出効率を向上させる。
この硬貨繰出時において、例えば1円硬貨の場合、繰出ベルト35の周速を高速としているときに、硬貨の収納量が低速切換用の所定値である100枚より少なくなると、繰出ベルト35の周速を高速から低速に切り換え、繰出ベルト35の突起38で硬貨を確実に係止して繰り出せるようにする。
このように、硬貨収納空間部17内における硬貨の収納量を監視し、硬貨の収納量が所定値より多いときには、繰出ベルト35の各突起38に硬貨を係止しやすいので、繰出ベルト35の周速を速くして硬貨の繰出効率を向上でき、また、所定値より少ないときには、繰出ベルト35の各突起38に硬貨を係止しにくくいので、繰出ベルト35の周速を遅くし、繰出ベルト35の各突起38で硬貨を係止しやすくして硬貨の繰出効率を向上できるため、硬貨の収納量に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルト35の周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
また、500円硬貨などの重量金種については、硬貨の収納量が少なくなっても繰出効率が低下しにくいので、所定値を小さい値に設定し、繰出ベルト35を速い周速で回転させて繰り出す機会を多くし、また、1円硬貨などの軽量金種については、硬貨の収納量が少なくなることで繰出効率が低下しやすいので、所定値を大きい値に設定し、硬貨の収納量が少なくなったら早めに繰出ベルト35の周速を遅くして繰出効率の低下を防止することにより、金種に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルト35の周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
さらに、硬貨の収納量の所定値を硬貨の金種毎に設定可能としているため、金種に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルト35の周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
なお、収納量検知手段は、制御部61のソフトウエアで収納量検知手段63を構成する他、硬貨収納空間部17における所定値の収納量に対応する高さ位置にフォトセンサを配置し、このフォトセンサの高さより硬貨が減少してフォトセンサが遮光状態から透光状態に切り換わったときに、硬貨の収納量が所定値より少なくなったことを検知するようにしてもよく、実際の硬貨の収納量に対応できる。
次に、図5に第2の実施の形態を示す。
第1の実施の形態では、硬貨収納空間部17内における硬貨の収納量を監視して繰出ベルト35の周速を制御したが、第2の実施の形態では、繰出ベルト35で繰り出す単位時間当たりの硬貨の繰出枚数を監視して繰出ベルト35の周速を制御する。
制御部61は、繰出検知手段53の検知に基づいて繰出ベルト35で繰り出す単位時間当たりの硬貨の繰出枚数を検知する単位時間繰出枚数検知手段67の機能、この単位時間繰出枚数検知手段67で検知する単位時間当たりの硬貨の繰出枚数に応じて繰出モータ41で回転させる繰出ベルト35の周速を制御し、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数が所定値より多いときの繰出ベルト35の周速より、所定値より少ないときの繰出ベルト35の周速を遅く制御する制御手段64の機能、予め設定される金種別の単位時間当たりの硬貨の繰出枚数の所定値などを記憶する記憶手段65を備えている。単位時間当たりの繰出枚数の所定値は、制御部61に接続された設定手段66によって金種別に任意に設定できる。
そして、硬貨繰出時に、単位時間当たりの繰出枚数を監視し、この単位時間当たりの硬貨の繰出枚数が所定値より多いときには、繰出ベルト35の周速を高速に設定し、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数を増やして硬貨の繰出効率を向上させる。
硬貨繰出時において、繰出ベルト35の周速を高速に設定しているとき、硬貨収納空間部17内における硬貨の収納量が少なくなってくると、繰出ベルト35の突起38に硬貨が引っ掛かりにくくなるために、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数が減少する。そして、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数が所定値より少なくなると、繰出ベルト35の周速を高速から低速に切り換え、繰出ベルト35の突起38で硬貨を確実に係止して繰り出せるようにする。
このように、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数を監視し、硬貨収納空間部17内における硬貨の収納量が多いために、繰出ベルト35の各突起38に硬貨が引っ掛かりやすく、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数が所定値より多いときには、繰出ベルト35の周速を速くして硬貨の繰出効率を向上でき、また、硬貨収納空間部17内における硬貨の収納量が少なくなったために、繰出ベルト35の各突起38に硬貨が引っ掛かりにくくなり、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数が所定値より少なくなったときには、繰出ベルト35の周速を遅くし、繰出ベルト35の突起38で硬貨を係止しやすくして硬貨の繰出効率を向上できるため、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルト35の周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
この場合にも、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数の所定値を硬貨の金種毎に設定可能としているため、金種に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルト35の周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
次に、図6に第3の実施の形態を示す。
この第3の実施の形態では、繰出ベルト35で繰り出す硬貨の繰出間隔の時間を監視して繰出ベルト35の周速を制御する。
制御部61は、繰出検知手段53の検知に基づいて繰出ベルト35によって繰り出す硬貨の繰出間隔を検知する繰出間隔検知手段68の機能、この繰出間隔検知手段68で検知する硬貨の繰出間隔に応じて繰出モータ41で回転させる繰出ベルト35の周速を制御し、硬貨の繰出間隔が所定値より狭いときの繰出ベルト35の周速より、所定値より広いときの繰出ベルト35の周速を遅くする制御手段64の機能、予め設定される金種別の単位時間当たりの硬貨の繰出枚数の所定値などを記憶する記憶手段65を備えている。硬貨の繰出間隔の所定値は、制御部61に接続された設定手段66によって金種別に任意に設定できる。
そして、硬貨繰出時に、硬貨の繰出間隔を監視する。硬貨収納空間部17内における硬貨の収納量が多く、繰出ベルト35の各突起38に硬貨が引っ掛かりやすいときには、例えば繰出ベルト35の全ての突起38に硬貨が引っ掛かり、突起38のピッチに対応した繰出間隔で硬貨が繰り出される。このときの硬貨の繰出間隔は所定値より狭く、そのため、繰出ベルト35の周速を高速に設定し、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数を増やして硬貨の繰出効率を向上させる。
硬貨繰出時において、繰出ベルト35の周速を高速に設定しているとき、硬貨収納空間部17内における硬貨の収納量が少なくなってくると、繰出ベルト35の突起38に硬貨が引っ掛かりにくくなるために、繰出ベルト35の一部の突起38にしか硬貨が引っ掛からなくなり、硬貨の繰出間隔が広がる。そして、硬貨の繰出間隔が所定値より広くなると、繰出ベルト35の周速を高速から低速に切り換え、繰出ベルト35の突起38で硬貨を確実に係止して繰り出せるようにする。
このように、硬貨の繰出間隔を監視し、硬貨収納空間部17内における硬貨の収納量が多いために、繰出ベルト35の各突起38に硬貨が引っ掛かりやすく、硬貨の繰出間隔が所定値より狭いときには、繰出ベルト35の周速を速くして硬貨の繰出効率を向上でき、また、硬貨収納空間部17内における硬貨の収納量が少なくなったために、繰出ベルト35の各突起38に硬貨が引っ掛かりにくくなり、硬貨の繰出間隔が所定値より広くなったときには、繰出ベルト35の周速を遅くし、繰出ベルト35の突起38で硬貨を引っ掛かりやすくして硬貨の繰出効率を向上できるため、硬貨の繰出間隔に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルト35の周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
この場合にも、硬貨の繰出間隔の所定値を硬貨の金種毎に設定可能としているため、金種に応じて硬貨の繰出効率が最適となる繰出ベルト35の周速を設定し、硬貨の繰出効率を向上できる。
なお、硬貨の収納量、硬貨の単位時間当たりの繰出枚数、硬貨の繰出間隔のいずれか2つまたは全てを監視条件に設定し、いずれか1つの監視条件または複数の監視条件の組み合わせで繰出ベルト35の周速を制御するようにしてもよい。
また、繰出ベルト35の周速は、高速と低速の2段階に可変する場合に限らず、3段階以上の複数段階に可変する場合や連続的に可変する場合も含む。3段階以上の複数段階に可変する場合には所定値を複数設定し、また、連続的に可変する場合には所定値を連続的に設定する。したがって、制御手段64は、第1の実施の形態では硬貨の収納量が少ないほど繰出ベルト35の周速を遅くし、また、第2の実施の形態では硬貨の単位時間当たりの繰出枚数が少ないほど繰出ベルト35の周速を遅くし、また、第3の実施の形態では硬貨の繰出間隔が広いほど繰出ベルト35の周速を遅くする。
また、この硬貨収納繰出装置は、硬貨の収納繰出処理のほか、例えば遊技用のメダルなどの硬貨類の収納繰出処理にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態を示す硬貨収納繰出装置の断面図である。 同上硬貨収納繰出装置の図1のA−A断面図である。 同上硬貨収納繰出装置のブロック図である。 同上硬貨収納繰出装置の金種別の所定値の設定例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示す硬貨収納繰出装置のブロック図である。 本発明の第3の実施の形態を示す硬貨収納繰出装置のブロック図である。
符号の説明
17 硬貨収納空間部
35 繰出ベルト
36 底部ベルト域
37 上昇ベルト域
38 突起
41 駆動部としての繰出モータ
63 収納量検知手段
64 制御手段
67 単位時間繰出枚数検知手段
68 繰出間隔検知手段
C 硬貨

Claims (5)

  1. 硬貨を収納する硬貨収納空間部と、
    この硬貨収納空間部の底部を構成する底部ベルト域およびこの底部ベルト域の端部から上昇する上昇ベルト域を有し、ベルト表面には硬貨を係止する複数の突起がベルト長手方向に沿って所定間隔毎に設けられ、底部ベルト域から上昇ベルト域へ向けた繰出方向への回転により硬貨を突起に係止して上昇ベルト域の上部から繰り出す繰出ベルトと、
    この繰出ベルトを繰出方向に回転させるとともにその繰出ベルトの周速を制御可能とする駆動部と、
    前記硬貨収納空間部に収納されている硬貨の収納量を検知する収納量検知手段と、
    この収納量検知手段で検知する硬貨の収納量に応じて前記駆動部で回転させる繰出ベルトの周速を制御し、硬貨の収納量が所定値より多いときの繰出ベルトの周速より、所定値より少ないときの繰出ベルトの周速を遅くする制御手段と
    を具備していることを特徴とする硬貨収納繰出装置。
  2. 硬貨を収納する硬貨収納空間部と、
    この硬貨収納空間部の底部を構成する底部ベルト域およびこの底部ベルト域の端部から上昇する上昇ベルト域を有し、ベルト表面には硬貨を係止する複数の突起がベルト長手方向に沿って所定間隔毎に設けられ、底部ベルト域から上昇ベルト域へ向けた繰出方向への回転により硬貨を突起に係止して上昇ベルト域の上部から繰り出す繰出ベルトと、
    この繰出ベルトを繰出方向に回転させるとともにその繰出ベルトの周速を制御可能とする駆動部と、
    前記繰出ベルトから繰り出す単位時間当たりの硬貨の繰出枚数を検知する単位時間繰出枚数検知手段と、
    この単位時間繰出枚数検知手段で検知する単位時間当たりの硬貨の繰出枚数に応じて前記駆動部で回転させる繰出ベルトの周速を制御し、単位時間当たりの硬貨の繰出枚数が所定値より多いときの繰出ベルトの周速より、所定値より少ないときの繰出ベルトの周速を遅く制御する制御手段と
    を具備していることを特徴とする硬貨収納繰出装置。
  3. 硬貨を収納する硬貨収納空間部と、
    この硬貨収納空間部の底部を構成する底部ベルト域およびこの底部ベルト域の端部から上昇する上昇ベルト域を有し、ベルト表面には硬貨を係止する複数の突起がベルト長手方向に沿って所定間隔毎に設けられ、底部ベルト域から上昇ベルト域へ向けた繰出方向への回転により硬貨を突起に係止して上昇ベルト域の上部から繰り出す繰出ベルトと、
    この繰出ベルトを繰出方向に回転させるとともにその繰出ベルトの周速を制御可能とする駆動部と、
    前記繰出ベルトによって繰り出す硬貨の繰出間隔を検知する繰出間隔検知手段と、
    この繰出間隔検知手段で検知する硬貨の繰出間隔に応じて前記駆動部で回転させる繰出ベルトの周速を制御し、硬貨の繰出間隔が所定値より狭いときの繰出ベルトの周速より、所定値より広いときの繰出ベルトの周速を遅くする制御手段と
    を具備していることを特徴とする硬貨収納繰出装置。
  4. 金種別に用いられる硬貨収納繰出装置であり、
    前記制御手段は、硬貨の重量金種における所定値より、軽量金種における所定値が大きい値になるように硬貨の金種毎に予め設定されている所定値に基づいて前記駆動部で回転させる前記繰出ベルトの周速を制御することを特徴とする請求項1記載の硬貨収納繰出装置。
  5. 金種別に用いられる硬貨収納繰出装置であり、
    前記制御手段は、硬貨の金種毎に予め設定されている所定値に基づいて前記駆動部で回転させる前記繰出ベルトの周速を制御することを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の硬貨収納繰出装置。
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