JP4706536B2 - 排熱回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排ガスや工場排熱等から熱エネルギー回収して動力を発生する排熱回収装置に関する。
熱機関を用いることにより、乗用車やバス、トラック等の車両に搭載される内燃機関の排熱を回収する排熱回収装置がある。このような用途に用いられる排熱回収装置は、例えば、理論熱効率に優れるスターリングエンジンのような外燃機関が用いられる。
特許文献1には、内燃機関とスターリングエンジンとの間にクラッチを設け、スターリングエンジンを内燃機関の付加駆動装置として用いる技術が開示されている。また、特許文献2には、燃焼機関と、発電機と、電動機と、この発電機を駆動するスターリングエンジンとを備え、発電機で発生した電力を電動機及びバッテリーに供給し、電動機によって発電機を駆動するシステムにおいて、発電機と燃焼機関との間にクラッチを設け、発電機は前記クラッチを介して燃焼機関又は電動機で択一的に駆動される技術が開示されている。
特表2003−518458号公報 特開2004−332665号公報
ところで、スターリングエンジンのような外燃機関では、排ガスその他の熱源からの入熱は、熱交換器を経て外燃機関の作動流体へ伝熱するため、入熱の変化に対する出力の応答性が悪い。また、スターリングエンジンのような外燃機関は、ヒータを介して熱源から熱エネルギーを取得するが、ヒータに蓄えられた熱によって、入熱が停止した後でも動力を発生し続けることがある。
その結果、スターリングエンジンのような外燃機関を排熱回収機関に用いる場合、排熱回収機関に排熱が供給されない場合であっても、排熱回収機関が備えるヒータに蓄えられた熱によって、排熱回収機関が動力を発生し続けてしまうことがある。そして、このような場合、排熱回収機関の出力と熱機関の出力とを合成して同軸から取り出す構成においては、熱機関に対する駆動要求がない場合にも排熱回収機関が余剰の動力を発生することになる。特許文献1では、スターリングエンジンのような外熱機関を排熱回収機関として用いた場合における出力応答性の悪さについて考慮されておらず、改善の余地がある。
一方、特許文献1に開示されている技術は、常に発電機を介する構成である。排熱回収機関が回収した熱エネルギーを電気エネルギーとして取り出す場合、発電機及びバッテリーのエネルギー変換効率は100%よりも小さい。したがって、特許文献1に開示されている技術では、排熱回収機関で回収した熱エネルギーが目減りしてしまう。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、排熱回収機関の出力と熱機関の出力とを合成して同軸から取り出すにあたり、排熱回収機関が発生する余剰の動力を有効に利用できる排熱回収装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る排熱回収装置は、熱機関が排出する排ガスから熱エネルギーを回収して動力を発生し、発生した動力は前記熱機関が発生する動力とともに合成されて取り出される排熱回収機関と、前記排熱回収機関によって駆動される発電機と、前記熱機関と前記排熱回収機関との接続、非接続を切り替える第1動力断続手段と、前記排熱回収機関と前記発電機との接続、非接続を切り替える第2動力断続手段と、を含み、前記熱機関の運転状態に応じて、前記熱機関又は前記発電機を択一的に前記排熱回収機関と接続することを特徴とする。
この排熱回収装置は、排熱回収機関の出力と熱機関の出力とを合成して同軸から取り出すとともに、排熱回収機関によって駆動される発電機を備える。そして、第1動力断続手段と第2動力断続手段とを用い、熱機関の運転状態に応じて熱機関又は発電機を択一的に選択して排熱回収機関と接続する。これによって、排熱回収機関が自立運転可能となった後は、熱機関の運転状態に応じて排熱回収機関が発生する動力を熱機関が発生する動力とともに取り出したり、排熱回収機関が発生する動力を電気エネルギーに変換して取り出したりすることができる。その結果、排熱回収機関が余剰の動力を発生する場合でも、この余剰の動力を電気エネルギーに変換することで有効に利用できる。
次の本発明に係る排熱回収装置は、前記排熱回収装置において、前記熱機関が減速状態又は停止状態である場合には、前記第1動力断続手段を非接続状態とするとともに、前記第2動力断続手段を接続状態とすることを特徴とする。
次の本発明に係る排熱回収装置は、前記排熱回収装置において、前記熱機関が減速状態又は停止状態でない場合において、前記排熱回収機関の動力が要求されるときには、前記第1動力断続手段を接続状態とするとともに、前記第2動力断続手段を非接続状態とすることを特徴とする。
次の本発明に係る排熱回収装置は、前記排熱回収装置において、前記排熱回収機関が前記熱機関の負荷とならない場合に、前記第1動力断続手段を接続状態とするとともに、前記第2動力断続手段を非接続状態とし、前記排熱回収機関が前記熱機関の負荷となる場合には、前記第1動力断続手段を非接続状態とするとともに、前記第2動力断続手段を接続状態とすることを特徴とする。
次の本発明に係る排熱回収装置は、前記排熱回収装置において、前記熱機関が定常運転している場合、又は前記熱機関が加速している状態において前記熱機関の回転数の上昇に対して前記排熱回収機関の回転数が追従できる場合には、前記排熱回収機関が前記機関の負荷とならない場合であると判定して、前記第1動力断続手段を接続状態とするとともに、前記第2動力断続手段を非接続状態とすることを特徴とする。
次の本発明に係る排熱回収装置は、前記排熱回収装置において、さらに、前記熱機関の排ガスから得られる熱を蓄える蓄熱手段を備え、前記熱機関に対する駆動要求がなく、かつ前記排熱回収機関が熱エネルギーを回収するために備えるヒータの温度が前記蓄熱手段の温度よりも低くなった場合には、前記蓄熱手段から前記ヒータへ熱を供給して前記排熱回収機関を駆動することを特徴とする。
この発明は、排熱回収機関の出力と熱機関の出力とを合成して同軸から取り出すにあたり、排熱回収機関が発生する余剰の動力を有効に利用できる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、以下の説明では、排熱回収機関としてスターリングエンジンを用い、熱機関である内燃機関の排ガスから熱エネルギーを回収する場合を例とする。なお、排熱回収機関としては、スターリングエンジンの他、ブレイトンサイクルを利用した排熱回収装置等を用いることができる。また、熱機関の種類は問わない。
(実施形態1)
実施形態1は、次の点に特徴がある。すなわち、排熱回収機関の出力と熱機関の出力とを合成して同軸から取り出すとともに、排熱回収機関によって駆動される発電機を備える。また、熱機関と排熱回収機関との間、かつ熱機関と発電機との間に第1動力断続手段を備え、発電機と排熱回収機関との間には第2動力断続手段を備える。そして、第1動力断続手段及び第2動力断続手段を用いて、熱機関の運転状態(加速状態、減速状態、定常状態、停止状態等)に応じて熱機関又は発電機を択一的に選択して排熱回収機関と接続する。まず、この実施形態に係る排熱回収機関の構成を説明する。
図1は、実施形態1に係る排熱回収機関であるスターリングエンジンを示す断面図である。この実施形態に係る排熱回収機関であるスターリングエンジン100は、いわゆるα型の直列2気筒スターリングエンジンである。そして、第1シリンダである高温側シリンダ101内に収められた第1ピストンである高温側ピストン103と、第2シリンダである低温側シリンダ102内に収められた第2ピストンである低温側ピストン104とが直列に配置されている。
高温側シリンダ101と低温側シリンダ102とは、基準体である基板111に、直接、又は間接的に支持、固定されている。この実施形態に係るスターリングエンジン100においては、この基板111が、スターリングエンジン100の各構成要素の位置基準となる。このように構成することで、前記各構成要素の相対的な位置精度を確保できる。また、後述するように、この実施形態に係るスターリングエンジン100は、高温側シリンダ101と高温側ピストン103との間、及び低温側シリンダ102と低温側ピストン104との間に気体軸受GBを介在させる。
基準体である基板111に、高温側シリンダ101と低温側シリンダ102とを直接又は間接的に取り付けることにより、ピストンとシリンダとのクリアランスを精度よく保持することができるので、気体軸受GBの機能を十分に発揮させることができる。さらに、スターリングエンジン100の組み立ても容易になる。
高温側シリンダ101と低温側シリンダ102との間には、略U字形状のヒータ(加熱器)105と再生器106とクーラー107とで構成される熱交換器108が配置される。このように、ヒータ105を略U字形状にすることによって、内燃機関の排ガス通路内のような比較的狭い空間にも、ヒータ105を容易に配置することができる。また、このスターリングエンジン100のように、高温側シリンダ101と低温側シリンダ102とを直列に配置することにより、内燃機関の排気通路5のような筒状の空間にもヒータ105を比較的容易に配置することができる。
ヒータ105の一方の端部は高温側シリンダ101側に配置され、他方の端部は再生器106側に配置される。再生器106は、一方の端部がヒータ105側に配置され他方の端部はクーラー107側に配置される。クーラー107の一方の端部は再生器106側に配置され、他方の端部は低温側シリンダ102側に配置される。
また、高温側シリンダ101、低温側シリンダ102及び熱交換器108内には作動流体(この実施形態では空気)が封入されており、ヒータ105から供給される熱及びクーラー107で排出する熱によってスターリングサイクルを構成し、スターリングエンジン100を駆動する。
ここで、例えば、ヒータ105、クーラー107は、熱伝導率が高く耐熱性に優れた材料のチューブを複数束ねた構成とすることができる。また、再生器106は、多孔質の蓄熱体で構成することができる。なお、ヒータ105、クーラー107及び再生器106の構成は、この例に限られるものではなく、排熱回収対象の熱条件やスターリングエンジン100の仕様等によって、好適な構成を選択することができる。
熱交換器108は、少なくともヒータ105が排気通路5内に配置される。ヒータ105は、排気通路5を流れる排ガスExからの熱エネルギーによってヒータ105内の作動流体を加熱する。なお、排気通路5内には、熱交換器108の再生器106を配置してもよい。
この実施形態において、排ガスExは、高温側シリンダ101側から低温側シリンダ102側に向かって流れる。これによって、熱機関から排出された排ガスExは、温度低下が抑えられた状態でヒータ105に供給されるので、排ガスExの熱エネルギーを効率よく回収することができる。
上述したように、高温側ピストン103と低温側ピストン104とは、高温側シリンダ101と低温側シリンダ102内に気体軸受GBを介して支持されている。すなわち、ピストンリングを介さないで、ピストンをシリンダ内に支持する構造である。これによって、ピストンとシリンダとの摩擦を低減して、スターリングエンジン100の熱効率を向上させることができる。また、ピストンとシリンダとの摩擦を低減することにより、例えば、内燃機関の排熱回収のような低熱源、低温度差の運転条件下においても、スターリングエンジン100を運転して熱エネルギーを回収できる。
図1に示すように、スターリングエンジン100を構成する高温側シリンダ101、高温側ピストン103、コンロッド109、クランク軸110等の各構成要素は、筺体100Cに格納される。ここで、スターリングエンジン100の筺体100Cは、クランクケース114Aと、シリンダブロック114Bとを含んで構成されている。筺体100C内は、加圧手段115により加圧される。これは、高温側及び低温側シリンダ101、102、及び熱交換器108内の作動流体を加圧して、スターリングエンジン100からより多くの出力を取り出すためである。
また、この実施形態に係るスターリングエンジン100では、筺体100Cにはシール軸受116が取り付けられており、クランク軸110がシール軸受116により支持される。クランク軸110はスターリングエンジン100の出力軸となり、スターリングエンジン100が発生した動力は、オルダムカップリングのようなフレキシブルカップリング118を介して筺体100Cの外部へ取り出される。次に、この実施形態に係る排熱回収装置の構成を説明する。次に、この実施形態に係る排熱回収装置の構成を説明する。
図2は、実施形態1に係る排熱回収装置の構成を示す平面図である。図3は、実施形態1に係る排熱回収装置を車両に搭載した状態を示す概念図である。この実施形態に係る排熱回収装置10は、車両に搭載されて動力発生源となる。この実施形態に係る排熱回収装置10は、排熱回収機関であるスターリングエンジン100と、第1動力断続手段である第1クラッチ6Eと、第2動力断続手段である第2クラッチ6Aと、発電機(M/G)2とを含んで構成される。
内燃機関1及びスターリングエンジン100は、例えば、乗用車やトラック等の車両50に搭載されて、前記車両50の動力発生源となる。そして、内燃機関1は、前記車両50の走行中においては主たる動力発生源として常に出力を発生する。ここで、スターリングエンジン100は、排ガスExの温度がある程度の温度にならないと、必要最低限の出力を生み出すことができない。したがって、スターリングエンジン100は、排ガスExの温度が所定温度を超えたら内燃機関1の排ガスExから回収した熱エネルギーによって動力を発生し、内燃機関1とともに前記車両を駆動する。このように、スターリングエンジン100は、前記車両50の従たる動力発生源となる。
この実施形態に係る排熱回収装置10において、スターリングエンジン100は排熱回収対象の熱機関である内燃機関1の近傍に配置される。このとき、スターリングエンジン100のクランク軸110と内燃機関1の出力軸1sとが略平行になるようにスターリングエンジン100と内燃機関1とが配置される。これによって、スターリングエンジン100が発生した動力を、ベルトやチェーン、あるいは歯車列等を用いて、比較的容易に内燃機関1の出力軸(熱機関出力軸)1sへ伝達することができる。また、既存の内燃機関1に大きな設計変更を加えることなく、スターリングエンジン100を内燃機関1の排熱回収に用いることができる。
スターリングエンジン100のヒータ105は、内燃機関1の排気通路5内に配置される。そして、スターリングエンジン100は、ヒータ105から内燃機関1が排出した排ガスExの熱エネルギーを回収して動力を発生する。この動力は、スターリングエンジン100のクランク軸(排熱回収機関出力軸)110から取り出される。
スターリングエンジン100のクランク軸110には、スターリングエンジン/発電機用プーリ3ASが取り付けられる。また、内燃機関1の出力軸1sには、内燃機関用プーリ3Eが取り付けられる。スターリングエンジン/発電機用プーリ3ASと内燃機関用プーリ3Eとには、動力伝達手段であるベルト4が掛けられている。
このような構成によって、スターリングエンジン100が発生した動力は内燃機関1の出力軸1sに伝達されて、スターリングエンジン100が発生した動力は、内燃機関1が発生する動力とともに内燃機関1の出力軸1sから取り出される。なお、スターリングエンジン100の動力を内燃機関1の出力軸1sに伝達する機構は上記機構に限られず、例えばチェーンとスプロケットとを用いたり、歯車列を用いたりすることができる。
熱機関である内燃機関1と排熱回収機関であるスターリングエンジン100との間、かつ内燃機関1と発電機2との間には、第1動力断続手段である第1クラッチ6Eが設けられる。この実施形態では、内燃機関1と内燃機関用プーリ3Eとの間における内燃機関1の出力軸1sに、第1動力断続手段である第1クラッチ6Eが取り付けられている。これによって、内燃機関用プーリ3Eから内燃機関1の出力軸1sに入力されるスターリングエンジン100の動力を断続することができる。
第1クラッチ6Eを接続状態、すなわち係合すると、スターリングエンジン100のクランク軸110と内燃機関1の出力軸1sとが機械的に接続する。これによって、スターリングエンジン100と内燃機関1とが接続されて、スターリングエンジン100が発生した動力は第1クラッチ6Eを介して内燃機関1の出力軸1sに伝達される。また、第1クラッチ6Eを非接続状態、すなわち開放すると、内燃機関1とスターリングエンジン100との接続が解除される(非接続状態となる)ので、内燃機関用プーリ3Eから内燃機関1の出力軸1sにスターリングエンジン100の動力は伝達されない。
第1クラッチ6Eの動作は、機関ECU(Electronic Control Unit)20内に備えられる排熱回収装置制御部21のクラッチ制御部23によって制御される。ここで、排熱回収装置制御部21は、機関ECU20が備える排熱回収装置10の制御機能を司る。排熱回収装置制御部21は、運転状態判定部22と、クラッチ制御部23と、発電制御部24とを含んで構成されており、これらによって、この実施形態に係る排熱回収装置10の運転が制御される。
スターリングエンジン/発電機用プーリ3ASには、発電機2の入力軸2sが取り付けられている。発電機2と排熱回収機関であるスターリングエンジン100との間には、第2動力断続手段である第2クラッチ6Aが設けられる。この例では、発電機2とスターリングエンジン/発電機用プーリ3ASとの間における発電機2の入力軸2sに第2クラッチ6Aが設けられる。
発電機2は、発電機2の入力軸2sに設けられる第2クラッチ6Aを介してスターリングエンジン100によって駆動される。すなわち、第2クラッチ6Aを接続状態、すなわち係合すると、スターリングエンジン100と発電機2とが接続されて、スターリングエンジン100が発生する動力によって発電機2が駆動されて発電機2は電力を発生する。また、第2クラッチ6Aを非接続状態、すなわち開放すると、スターリングエンジン100と発電機2とは非接続状態となる。これによって、スターリングエンジン100が発生する動力は発電機2には伝達されなくなり、発電機2による発電は停止する。
第2クラッチ6Aの動作は、機関ECU20内に備えられる排熱回収装置制御部21のクラッチ制御部23によって制御される。発電機2が発生した電力は、整流装置7を介して蓄電池8へ蓄えられる。なお、発電機2及び整流装置7は、機関ECU20内に備えられる排熱回収装置制御部21の発電制御部24によって制御される。
このような構成によって、この実施形態に係る排熱回収装置10は、第1クラッチ6Eを係合/開放、及び第2クラッチ6Aの開放/係合をすることにより、内燃機関1又は発電機2を択一的にスターリングエンジン100の動力伝達対象として選択することができる。すなわち、第1クラッチ6Eを係合するとともに第2クラッチ6Aを開放すれば、スターリングエンジン100のクランク軸110と内燃機関1の出力軸1sとが機械的に接続され、スターリングエンジン100の発生する動力は、内燃機関1の出力軸1sに伝達される。そして、スターリングエンジン100の発生する動力は、内燃機関1の発生する動力とともに内燃機関1の出力軸1sから取り出される。
一方、第1クラッチ6Eを開放するとともに第2クラッチ6Aを係合すれば、スターリングエンジン100のクランク軸110と発電機2の入力軸2sとが機械的に接続され、スターリングエンジン100の発生する動力は、発電機2の入力軸2sに伝達される。そして、発電機2は、スターリングエンジン100の発生する動力によって駆動されて電力を発生する。
すなわち、スターリングエンジン100が内燃機関1の排ガスExから回収した熱エネルギーは、発電機2で電気エネルギーに変換されて、整流装置7を介して蓄電池8へ蓄えられる。これによって、内燃機関1の運転状態に応じてスターリングエンジン100の発生する動力を内燃機関1の発生する動力とともに取り出したり、あるいは発電機2で電力を発生させたりすることができる。
図4は、実施形態1の変形例に係る排熱回収装置の構成を示す平面図である。この排熱回収装置10aは、上述した排熱回収装置10と同様の構成であるが、排熱回収機関であるスターリングエンジン100が発生した動力を、プーリとベルトとを介して発電機2へ伝達する点が異なる。
スターリングエンジン100のクランク軸110には、第1スターリングエンジン用プーリ3Saが取り付けられる。また、第1スターリングエンジン用プーリ3Saには動力伝達軸9が取り付けられている。動力伝達軸9には第1動力断続手段である第1クラッチ6E、及び第2スターリングエンジン用プーリ3Seが設けられている。なお、第1クラッチ6Eは、内燃機関1と内燃機関用プーリ3Eとの間における内燃機関1の出力軸1sに設けてもよい。
このように、クランク軸110は、第1スターリングエンジン用プーリ3Sa、第1クラッチ6E及び動力伝達軸を介して第2スターリングエンジン用プーリ3Seと接続される。第2スターリングエンジン用プーリ3Seと内燃機関用プーリ3Eとには、第1動力伝達手段であるベルト4Eが掛けられている。そして、第1クラッチ6Eを係合/開放することにより、スターリングエンジン100の発生した動力が内燃機関1の出力軸1sへ伝達される。
第1スターリングエンジン用プーリ3Saには、第2動力伝達手段であるベルト4Aが掛けられている。また、ベルト4Aは、発電機用プーリ3Aに掛けられている。ここで、発電機用プーリ3Aは、第2動力断続手段である第2クラッチを介して発電機2の入力軸2sに取り付けられている。そして、第2クラッチ6Aを係合/開放することにより、スターリングエンジン100の発生した動力が発電機2の入力軸2sへ伝達される。
この変形例に係る排熱回収装置10aでは、上記実施形態に係る排熱回収装置10(図2参照)と同様に、第1動力断続手段である第1クラッチ6Eは、熱機関である内燃機関1と排熱回収機関であるスターリングエンジン100との間、かつ内燃機関1と発電機2との間に設けられる。また、第2動力断続手段である第2クラッチ6Aは、発電機2と排熱回収機関であるスターリングエンジン100との間に設けられる。このような構成により、この変形例に係る排熱回収装置10aは、内燃機関1の運転状態に応じてスターリングエンジン100の発生する動力を内燃機関1の発生する動力とともに取り出したり、あるいは発電機2で電力を発生させたりすることができる。
図5は、実施形態1に係る排熱回収装置を搭載した車両の走行、停止時における内燃機関の出力及びスターリングエンジンの出力の時間変化を示す概念図である。この実施形態やその変形例に係る排熱回収装置10、10aが搭載された車両50(図3参照)は、スターリングエンジン100が内燃機関1の排出する排ガスから熱エネルギーを回収して動力(出力)を発生するようになると、第1クラッチ6Eが係合されて内燃機関1及びスターリングエンジン100によって駆動される。ここで、車両50に対する要求出力Pdは、車両50のドライバーが車両50を走行させる際に要求する出力である。この実施形態では、車両50に対する要求出力は、内燃機関1の発生する動力(内燃機関出力)Peとスターリングエンジン100の発生する動力(排熱回収機関出力)Psとを合成して得られる合成出力が、どの程度要求されるかを示す指標になる。
図5に示す例において、前記車両50はt1まで、又はt4以降は一定の速度で走行している。すなわち、内燃機関1及びスターリングエンジン100は定常状態で運転されている(図5中のFで示す期間)。前記車両50はt1で減速を開始し、t2で停止する(図5のAで示す期間)。図5のBで示す領域(t2〜t3)で車両50は停止している。前記車両50はt3で走行を開始して加速し、t4において一定の車速で走行する(図5のCで示す期間)。前記車両50が減速状態になると(t1〜t2)、熱機関出力Peは徐々に低下する。これにともなって、内燃機関1が排出する排ガスの温度も低くなる。
スターリングエンジン100は、ヒータ105や再生器106の熱容量によって、ヒータ105等に蓄えられた熱量が低下するまでは、動力を発生し続ける。したがって、熱機関出力Peがt1〜t2の期間で低下しても、排熱回収機関出力Psは、略一定の大きさを維持する。そして、前記車両50が停止して熱機関出力Peが0になってからある程度の時間が経過して、排熱回収機関出力Psは低下し始める(図5のDで示す領域)。
車両50の停止時において、車両50に対する要求出力Pdは0になる。すなわち、内燃機関1に対する駆動要求はなく、またスターリングエンジン100に対する駆動要求もない。このとき、内燃機関1を停止させること等によって熱機関出力Peは0になる。一方、スターリングエンジン100は、ヒータ105等の熱容量によって、内燃機関1が停止しても動力を発生するので、排熱回収機関出力Psが余剰となる。
この実施形態及びその変形例では、前記車両50に対する要求出力Pdが0である場合(すなわち、内燃機関1及びスターリングエンジン100に対する駆動要求がない場合)、第1クラッチ6Eを開放し、第2クラッチ6Aを係合することによって、余剰の排熱回収機関出力Psを用いて発電機2を駆動する。これによって、余剰の排熱回収機関出力Psを有効に利用することができる。
前記車両50がt3で走行を開始すると熱機関出力Peは増加し、内燃機関1が発生する排ガスの温度も上昇する。スターリングエンジン100において、排ガスの入熱は、ヒータ105を経て作動流体へ伝熱するため、入熱の変化に対する応答性が悪く、急な入熱の変化に対する出力の追従が遅い。このため、排熱回収機関出力Psは、熱機関出力Peの増加に対して遅れて増加することになる(図5のEで示す領域)。
この場合、スターリングエンジン100が発生した動力を内燃機関1の出力軸1sに伝達して、内燃機関1が発生した動力とともに取り出そうとすると、内燃機関1によってスターリングエンジン100が駆動されることになる。その結果、内燃機関1の発生する動力がスターリングエンジン100によって消費されてしまうので、内燃機関1が発生する動力の低下を招き、要求出力Pdが得られないおそれがある。このような場合、この実施形態では第1クラッチ6Eを開放することで、スターリングエンジン100が内燃機関1の負荷となることを回避する。このときには、内燃機関1のみで要求出力Pdを発生させるようにする。
一方、上述したように、スターリングエンジン100が内燃機関1の負荷となる場合でも、スターリングエンジン100は内燃機関1が排出する排ガスExの熱エネルギーを回収して動力を発生している。したがって、この動力を有効に利用するため、第2クラッチ6Aを係合することによりスターリングエンジン100で発電機2を駆動して、電力を発生させる。これによって、熱機関出力Peの無駄な消費を抑制できるとともに、スターリングエンジン100が発生する動力を有効に利用することができる。
前記車両50が一定の速度で走行している期間(図5中のFで示す期間)は、内燃機関1及びスターリングエンジン100は定常状態、すなわち一定の回転数及びトルクで運転されている。このような場合、内燃機関1から排出される排ガスExの温度は略一定であるので、スターリングエンジン100は略一定大きさの動力を発生する。このような場合、この実施形態では、第1クラッチ6Eを係合するとともに第2クラッチ6Aを開放して、排熱回収機関出力Psを熱機関出力Peとともに内燃機関1の出力軸1sから取り出す。
これによって、スターリングエンジン100が発生する動力を電気エネルギーに変換する必要はないので、電気エネルギーに変換するときの損失を抑えることができる。その結果、スターリングエンジン100が発生する動力を有効に利用することができる。次に、この実施形態やその変形例に係る排熱回収装置10、10aの制御例を説明する。まず、基本的な制御例を説明する。なお、次の説明においては、適宜図1〜図5を参照されたい。
図6は、実施形態1に係る排熱回収装置の運転制御の一例を示すフローチャートである。この実施形態及びその変形例に係る排熱回収装置10、10a(以下排熱回収装置10等という)の運転制御を実行するにあたり、機関ECU20の排熱回収装置制御部21が備える運転状態判定部22は、スターリングエンジン100が自立運転可能か否かを判定する(ステップS101)。
スターリングエンジン100が自立運転可能とは、スターリングエンジン100が内部摩擦や駆動系の慣性質量に打ち勝って動力を発生することをいう。スターリングエンジン100が自立運転可能か否かは、例えば、スターリングエンジン100のヒータ105の温度が予め定めた目標ヒータ温度を超えていれば、自立運転可能と判定する。
スターリングエンジン100が自立運転可能でない場合(ステップS101:No)、排熱回収装置制御部21が備えるクラッチ制御部23は、少なくとも第1クラッチ6Eを開放する(ステップS105)。これによって、スターリングエンジン100のクランク軸110と内燃機関1の出力軸1sとの機械的な接続が解除されるので、スターリングエンジン100が内燃機関1の負荷となることはない。その結果、内燃機関1の燃料消費の増加を抑制できる。
スターリングエンジン100が自立運転可能である場合(ステップS101:Yes)、運転状態判定部22は、内燃機関1が減速状態又は停止状態であるか否かを判定する(ステップS102)。内燃機関1の減速状態、すなわち、内燃機関1の発生する動力が低下している状態とは、例えば、内燃機関1及びスターリングエンジン100を搭載した車両50(図3参照)が減速している状態をいう。また、内燃機関1の停止状態、すなわち内燃機関1が動力を発生しない場合とは、例えば、アイドリングストップやいわゆるエコランによって、車両50の停止時に内燃機関1の運転が停止している状態をいう。
内燃機関1が減速状態又は停止状態でない場合とは、例えば、内燃機関1が加速状態(回転数上昇時)にある場合や、内燃機関1が定常状態で運転されている場合(定常運転、すなわち内燃機関1が一定の回転数、トルクで運転されている状態)をいう。すなわち、車両50が加速状態である場合や車両50が一定の速度で走行している場合をいう。
内燃機関1が減速状態又は停止状態でない場合(ステップS102:No)、クラッチ制御部23は第1クラッチ6Eを係合するとともに、第2クラッチ6Aを開放する(ステップS103)。これによって、スターリングエンジン100が発生する動力は、第1クラッチ6Eを介して内燃機関1の出力軸1sに伝達される。そして、スターリングエンジン100が発生する動力は、内燃機関1の発生する動力とともに取り出されて、車両50を走行させるための駆動力として用いられる。このとき、第2クラッチ6Aは解除されているので、スターリングエンジン100の発生する動力が発電機2を駆動させることはない。このため、スターリングエンジン100の発生する動力は電力に変換させることなく、すべて内燃機関1の発生する動力とともに取り出される。これによって、電力に変換する際のエネルギー損失を回避できるので、スターリングエンジン100が発生する動力を効率よく利用することができる。
内燃機関1が減速状態又は停止状態である場合(ステップS102:Yes)、クラッチ制御部23は第1クラッチ6Eを開放するとともに、第2クラッチ6Aを係合する(ステップS104)。これによって、スターリングエンジン100のクランク軸110と発電機2の入力軸2sとが接続され、スターリングエンジン100の発生する動力によって発電機2が駆動される。このとき、機関ECU20の排熱回収装置制御部21が備える発電制御部24は、スターリングエンジン100の発生する動力に応じて発電機2及び整流装置7を制御して、発生した電力を蓄電池8へ蓄える。
内燃機関1が減速状態又は停止状態である場合には、スターリングエンジン100の応答遅れによって過剰な動力が発生してしまう。しかし、この実施形態では、第1クラッチ6Eを開放し、第2クラッチ6Aを係合することにより、過剰な動力を電気エネルギーに変換することができるので、スターリングエンジン100が内燃機関1の排ガスExから回収した熱エネルギーを有効に利用できる。その結果、排熱回収効率の低下を抑えることができ、また、内燃機関1の燃料消費の増加を抑制できる。
さらに、内燃機関1の減速時には第1クラッチ6Eを開放してスターリングエンジン100のクランク軸110と内燃機関1の出力軸1sとの機械的な接続を解除するので、スターリングエンジン100の余剰な動力によって車両50が駆動されることはない。これによって、車両50のドライバーが要求した通りの減速を得ることができる。次に、この実施形態の他の例に係る排熱回収装置の運転制御を説明する。
図7は、実施形態1の他の例に係る排熱回収装置の運転制御を示すフローチャートである。この実施形態及びその変形例に係る排熱回収装置10等の運転制御を実行するにあたり、機関ECU20の排熱回収装置制御部21が備える運転状態判定部22は、スターリングエンジン100が自立運転可能か否かを判定する(ステップS201)。
スターリングエンジン100が自立運転可能でない場合(ステップS201:No)、排熱回収装置制御部21が備えるクラッチ制御部23は、少なくとも第1クラッチ6Eを開放する(ステップS207)。スターリングエンジン100が自立運転可能である場合(ステップS201:Yes)、運転状態判定部22は、内燃機関1の駆動要求があるか否かを判定する(ステップS202)。
内燃機関1が減速状態又は停止状態でない場合(ステップS202:No)、運転状態判定部22は、アクセル開度センサ30や車速センサ31等から取得した情報や内燃機関1の運転状態に基づいて、車両50の走行に、スターリングエンジン100の動力が必要であるか否かを判定する(ステップS203)。例えば、車両50(図3参照)が一定の速度で走行しているときのように内燃機関1が一定の回転数及び一定の出力で運転されている場合(定常運転)や、車両50を加速させるために内燃機関1が加速状態である場合等には、車両50の走行にスターリングエンジン100の動力が必要と判定される。
ここで、スターリングエンジン100の動力が必要である場合には、第1クラッチ6Eを係合させてスターリングエンジン100が発生する動力を内燃機関1が発生する動力とともに取り出して、車両50の駆動力とする。この場合、スターリングエンジン100が発生する動力は入熱の変化に対する応答遅れがあるため、内燃機関1が発生する動力の変化にスターリングエンジン100が発生する動力が追従できないことがある。かかる場合に第1クラッチ6Eを係合させると、スターリングエンジン100は内燃機関1によって駆動されることになる。その結果、スターリングエンジン100は内燃機関1の発生する動力を消費するので、内燃機関の負荷となってしまい、内燃機関1の出力低下、燃料消費の増加を招く。
そこで、スターリングエンジン100の動力が必要であると判定された場合(ステップS203:Yes)、運転状態判定部22は、スターリングエンジン100が内燃機関1の負荷になるか否かを判定する(ステップS204)。なお、内燃機関1に対してスターリングエンジン100が全く負荷にならない場合の他、スターリングエンジン100の負荷が許容できる場合もスターリングエンジン100が内燃機関1の負荷にならないと判定する。
スターリングエンジン100が内燃機関1の負荷になるか否かは、例えば、内燃機関1の回転数(熱機関回転数)Neの上昇にスターリングエンジン100の回転数(排熱回収機関回転数)Nsが追従できるか否かで判定することができる。すなわち、熱機関回転数Neの上昇に排熱回収機関回転数Nsが追従できる場合には、スターリングエンジン100が内燃機関1の負荷にならないと判定し、熱機関回転数Neの上昇に排熱回収機関回転数Nsが追従できない場合には、スターリングエンジン100が内燃機関1の負荷になると判定する。
ここで、熱機関回転数Neの上昇に排熱回収機関回転数Nsが追従できる場合とは、熱機関回転数Neの上昇にともなって排熱回収機関回転数Nsが上昇する場合、内燃機関1の発生する動力をスターリングエンジン100が消費しない状態をいう。また、熱機関回転数Neの上昇に対して排熱回収機関回転数Nsが追従できない場合とは、熱機関回転数Neの上昇にともなって排熱回収機関回転数Nsが上昇する場合、スターリングエンジン100が内燃機関1によって駆動される結果、内燃機関1が発生する動力を消費してしまう状態をいう。また、内燃機関1が加速状態である場合において、車両50に対する要求出力よりも内燃機関1の発生する動力が小さい場合には、スターリングエンジン100が内燃機関1の負荷にならないと判定してもよい。
熱機関回転数Neの上昇に対して排熱回収機関回転数Nsが追従できるか否かは、例えば、車両50に対して加速要求があった場合の、単位時間あたりにおける排熱回収機関回転数Nsの増加割合(排熱回収装置加速度)と、単位時間あたりにおける熱機関回転数Neの増加割合(熱機関加速度)とを比較することにより判定できる。
例えば、内燃機関1が排出する排ガスExの温度、スターリングエンジン100のヒータ105の温度等からスターリングエンジン100が発生する動力を予測する。そして、その動力で、スターリングエンジン100の自らの慣性(回転系の慣性)を加速したときにおける排熱回収装置加速度と、アクセルの開度やアクセルを開く際の速度等から演算される内燃機関1に対する熱機関加速度とを比較する。その結果、排熱回収装置加速度が熱機関加速度よりも小さい場合には、熱機関回転数Neの上昇に対して、排熱回収機関回転数Nsが追従できないと判定する。
スターリングエンジン100の動力が必要であり(ステップS203:Yes)、かつスターリングエンジン100が内燃機関1の負荷にならない場合(ステップS204:No)、クラッチ制御部23は第1クラッチ6Eを係合するとともに、第2クラッチ6Aを開放する(ステップS205)。これによって、スターリングエンジン100が発生する動力は、第1クラッチ6Eを介して内燃機関1の出力軸1sに伝達される。そして、スターリングエンジン100が発生する動力は、内燃機関1の発生する動力とともに取り出されて、車両50を走行させるための駆動力として用いられる。
このとき、第2クラッチ6Aは開放されているので、スターリングエンジン100の発生する動力が発電機2を駆動させるために用いられることはない。このため、スターリングエンジン100の発生する動力は電力に変換されることなく、すべて内燃機関1の発生する動力とともに取り出される。これによって、電力に変換する際のエネルギー損失を回避できるので、スターリングエンジン100が発生する動力を効率よく利用することができる。
また、内燃機関1が加速状態にあるときに、スターリングエンジン100が発生する動力を利用できるので、加速時における内燃機関1の燃料消費を抑制できる。なお、内燃機関1が加速状態にあるとき、内燃機関1が発生する動力とスターリングエンジン100が発生する動力との和が要求動力よりも大きい場合には、スターリングエンジン100が発生する動力によって発電機2を駆動し、内燃機関1により要求動力を発生させてもよい。このようにすれば、ドライバーの要求通りに車両50を走行させることができるとともに、スターリングエンジン100が発生する動力を有効に利用することができる。
内燃機関1が減速状態又は停止状態である場合(ステップS202:Yes)、又はスターリングエンジン100の動力が不要である場合(ステップS203:No)、又はスターリングエンジン100が内燃機関1の負荷になる場合(ステップS204:Yes)、スターリングエンジン100は、出力応答性が悪いことに起因して、余剰の動力を発生することになる。この場合、クラッチ制御部23は第1クラッチ6Eを開放するとともに、第2クラッチ6Aを係合する(ステップS206)。
これによって、スターリングエンジン100のクランク軸110と発電機2の入力軸2sとが接続され、スターリングエンジン100が発生する余剰の動力によって発電機2が駆動される。このとき、機関ECU20の排熱回収装置制御部21が備える発電制御部24は、スターリングエンジン100の発生する動力に応じて発電機2及び整流装置7を制御して、発生した電力を蓄電池8へ蓄える。
内燃機関1が減速状態又は停止状態である場合、又はスターリングエンジン100の動力が不要である場合、又はスターリングエンジン100が内燃機関1の負荷になる場合には、スターリングエンジン100の出力応答遅れによって余剰の動力が発生してしまう。しかし、この実施形態では、第1クラッチ6Eを開放し、第2クラッチ6Aを係合することにより、スターリングエンジン100が発生した余剰な動力を電気エネルギーに変換することができるので、スターリングエンジン100が内燃機関1の排ガスExから回収した熱エネルギーを有効に利用できる。その結果、排熱回収効率の低下を抑えることができ、また、内燃機関1の燃料消費の増加を抑制できる。
さらに、内燃機関1の減速時には第1クラッチ6Eを開放してスターリングエンジン100のクランク軸110と内燃機関1の出力軸1sとの機械的な接続を解除する。これによって、スターリングエンジン100の余剰な動力によって車両50が駆動されることはないので、車両50の減速時には、ドライバーが要求する通りの減速を得ることができる。
また、スターリングエンジン100が内燃機関1の負荷になる場合には、第1クラッチ6Eを開放してスターリングエンジン100のクランク軸110と内燃機関1の出力軸1sとの機械的な接続を解除する。これによって、スターリングエンジン100が内燃機関1の負荷となることはないので、内燃機関1の出力低下、燃料消費の増加を抑制できる。
以上、この実施形態及びその変形例では、排熱回収機関の出力と熱機関の出力とを合成して同軸から取り出すとともに、排熱回収機関によって駆動される発電機を備える。そして、熱機関の運転状態に応じて、熱機関又は発電機を択一的に選択して排熱回収機関と接続する。これによって、熱機関の運転状態に応じて排熱回収機関が発生する動力を熱機関が発生する動力とともに取り出したり、排熱回収機関が発生する動力を電気エネルギーに変換して取り出したりすることができる。その結果、排熱回収機関が余剰の動力を発生する場合でも、これを電気エネルギーに変換することで有効に利用できる。なお、この実施形態及びその変形例で開示した構成と同様の構成を備えるものは、この実施形態及びその変形例と同様の作用、効果を奏する。また、この実施形態及びその変形例で開示した構成は、以下の実施形態においても適宜適用することができる。
(実施形態2)
実施形態2は、実施形態1と略同様であるが、排熱回収装置が備える排熱回収機関の高温部に排ガスの熱を蓄熱する蓄熱手段を取り付け、排熱回収対象である熱機関の運転停止後には蓄熱手段へ蓄えられた熱を用いて排熱回収機関を駆動する点が異なる。排熱回収機関以外の構成は実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
図8は、実施形態2に係る排熱回収装置が備えるスターリングエンジンを示す断面図である。図8に示すように、この実施形態に係る排熱回収装置が備えるスターリングエンジン(排熱回収機関)100bは、高温部に蓄熱手段である蓄熱材120が設けられる。なお、このスターリングエンジン100bは、実施形態1及びその変形例に係る排熱回収装置10等(図2、図4参照)が備えるスターリングエンジン100と置き換えることができる。
蓄熱材120は、内燃機関1が排出する排ガスExの熱を蓄えるものであり、例えば鉄やアルミニウムのような金属材料やセメント等を用いることができる。蓄熱材120は、断熱材122で囲まれており、蓄熱材120に蓄熱された熱の放出が抑制される。蓄熱材120に排ガスExの熱を伝えて蓄えさせるため、この実施形態では伝熱手段としてヒートパイプ121を用いる。そして、ヒートパイプ121の内部に封入された差動液の蒸発、凝縮を利用して、排ガスExの熱を蓄熱材120へ伝える。このように、ヒートパイプ121を用いることにより、蓄熱材120と熱源とが離れている場合にも、熱源から蓄熱材120へ熱を移動させることができる。
ヒートパイプ121の入熱部121iはスターリングエンジン100bの高温部分に取り付けることが好ましい。このようにすれば、ヒートパイプ121の入熱部121iを排気通路5内に設ける必要はないので、排気通路5の圧力損失増加を抑制できる。なお、排気通路5に分岐通路を設け、この分岐通路内にヒートパイプ121の入熱部121iを設けて排ガスExの熱を蓄えるようにしてもよい。
ここで、スターリングエンジン100bの高温部分とは、再生器106の温度以上の温度となる部分をいい、再生器106も含まれる。この実施形態では、高温側シリンダ101のフランジ部119にヒートパイプ121の入熱部121iが取り付けられる。また、ヒートパイプ121の放熱部121oは蓄熱材120に取り付けられる。これによって、スターリングエンジン100bの高温部分を介して排ガスExの熱が蓄熱材120に蓄えられる。
このように、高温側シリンダ101のフランジ部119を利用すれば、比較的容易にヒートパイプ121の入熱部121iをスターリングエンジン100bの高温部に取り付けることができる。ここで、高温側シリンダ101のフランジ部119とは、高温側シリンダ101と一体に形成されるとともに、高温側シリンダ101とヒータ105との接続側に張り出して、基板111と係合する部分をいう。
例えば、内燃機関1に対する駆動要求がなくなることにより内燃機関1が停止して、スターリングエンジン100bのヒータ105へ排ガスExが供給されなくなると、ヒータ105に蓄えられた熱によってスターリングエンジン100bが駆動される。この場合、ECU20が備えるクラッチ制御部23によって第1クラッチ6Eが開放されるとともに第2クラッチ6Aが係合されて、スターリングエンジン100bによって発電機2が駆動される。なお、これは、実施形態2に係るスターリングエンジン100bを、実施形態1に係る排熱回収装置10が備えるスターリングエンジン100と置き換えた場合の説明である(図2参照)。
ヒータ105に蓄えられた熱がスターリングエンジン100bの駆動に消費されると、ヒータ105の温度が低下する。ヒータ105の温度が蓄熱材120の温度よりも低くなると、ヒートパイプ121の金属部分による熱伝導で、蓄熱材120の熱がヒータ105に伝わる。これによって、蓄熱材120に蓄えられた熱を用いてスターリングエンジン100bが運転される。スターリングエンジン100bを駆動できなくなるまで蓄熱材120に蓄えられた熱が消費されると、スターリングエンジン100bは停止する。このように、この実施形態では、蓄熱材120に内燃機関1の排ガスExのもつ熱エネルギーを蓄えるので、内燃機関1の排ガスExの熱エネルギーをより有効に活用することができる。
なお、ヒートパイプ121の入熱部121iを蓄熱材120に取り付け、ヒートパイプ121の放熱部120oをスターリングエンジン100の高温部分(例えば高温側シリンダ101のフランジ部119)に取り付けてもよい。そして、ヒートパイプ121の内部に封入された差動液の蒸発、凝縮を利用して、蓄熱材120からヒータ105へ熱を伝えてもよい。なお、この場合には、ヒートパイプ121の金属部分による熱伝導を用いて、排ガスExの熱を蓄熱材120に伝える。
以上、この実施形態では、排熱回収機関の高温部に排ガスの熱を蓄熱する蓄熱手段を取り付け、排熱回収対象である熱機関の運転停止後には蓄熱手段へ蓄えられた熱を用いて排熱回収機関を駆動する。これによって、熱機関の排出する排ガスの熱エネルギーをより有効に活用することができる。なお、この実施形態で開示した構成と同様の構成を備えるものは、この実施形態と同様の作用、効果を奏する。
以上のように、本発明に係る排熱回収装置は、排熱回収機関の出力と熱機関の出力とを合成して同軸から取り出す構成に対して有用であり、特に、排熱回収機関が発生する余剰の動力を有効に利用することに適している。
実施形態1に係る排熱回収機関であるスターリングエンジンを示す断面図である。 実施形態1に係る排熱回収装置の構成を示す平面図である。 実施形態1に係る排熱回収装置を車両に搭載した状態を示す概念図である。 実施形態1の変形例に係る排熱回収装置の構成を示す平面図である。 実施形態1に係る排熱回収装置を搭載した車両の走行、停止時における内燃機関の出力及びスターリングエンジンの出力の時間変化を示す概念図である。 実施形態1に係る排熱回収装置の運転制御の一例を示すフローチャートである。 実施形態1の他の例に係る排熱回収装置の運転制御を示すフローチャートである。 実施形態2に係る排熱回収装置が備えるスターリングエンジンを示す断面図である。
符号の説明
1 内燃機関
1s 出力軸
2 発電機
2s 入力軸
3A 発電機用プーリ
3AS スターリングエンジン/発電機用プーリ
3E 内燃機関用プーリ
3Sa 第1スターリングエンジン用プーリ
3Se 第2スターリングエンジン用プーリ
4 ベルト
4E ベルト
4A ベルト
5 排気通路
6E 第1クラッチ
6A 第2クラッチ
7 整流装置
8 蓄電池
9 動力伝達軸
10、10a 排熱回収装置
20 機関ECU20
21 排熱回収装置制御部
22 運転状態判定部
23 クラッチ制御部
24 発電制御部
30 アクセル開度センサ
31 車速センサ
50 車両
100、100b スターリングエンジン
105 ヒータ
106 再生器
107 クーラー
108 熱交換器
110 クランク軸
120 蓄熱材
121 ヒートパイプ
122 断熱材

Claims (6)

  1. 熱機関が排出する排ガスから熱エネルギーを回収して動力を発生し、発生した動力は前記熱機関が発生する動力とともに合成されて取り出される排熱回収機関と、
    前記排熱回収機関によって駆動される発電機と、
    前記熱機関と前記排熱回収機関との接続、非接続を切り替える第1動力断続手段と、
    前記排熱回収機関と前記発電機との接続、非接続を切り替える第2動力断続手段と、を含み、
    前記熱機関の運転状態に応じて、前記熱機関又は前記発電機を択一的に前記排熱回収機関と接続することを特徴とする排熱回収装置。
  2. 前記熱機関が減速状態又は停止状態である場合には、
    前記第1動力断続手段を非接続状態とするとともに、前記第2動力断続手段を接続状態とすることを特徴とする請求項1に記載の排熱回収装置。
  3. 前記熱機関が減速状態又は停止状態でない場合において、前記排熱回収機関の動力が要求されるときには、
    前記第1動力断続手段を接続状態とするとともに、前記第2動力断続手段を非接続状態とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の排熱回収装置。
  4. 前記排熱回収機関が前記熱機関の負荷とならない場合に、前記第1動力断続手段を接続状態とするとともに、前記第2動力断続手段を非接続状態とし、
    前記排熱回収機関が前記熱機関の負荷となる場合には、前記第1動力断続手段を非接続状態とするとともに、前記第2動力断続手段を接続状態とすることを特徴とする請求項3に記載の排熱回収装置。
  5. 前記熱機関が定常運転している場合、又は前記熱機関が加速している状態において前記熱機関の回転数の上昇に対して前記排熱回収機関の回転数が追従できる場合には、前記排熱回収機関が前記機関の負荷とならない場合であると判定して、前記第1動力断続手段を接続状態とするとともに、前記第2動力断続手段を非接続状態とすることを特徴とする請求項4に記載の排熱回収装置。
  6. さらに、前記熱機関の排ガスから得られる熱を蓄える蓄熱手段を備え、
    前記熱機関に対する駆動要求がなく、かつ前記排熱回収機関が熱エネルギーを回収するために備えるヒータの温度が前記蓄熱手段の温度よりも低くなった場合には、前記蓄熱手段から前記ヒータへ熱を供給して前記排熱回収機関を駆動することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の排熱回収装置。
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