JP4703244B2 - 舶用一軸二舵システムおよび一軸二舵船舶 - Google Patents

舶用一軸二舵システムおよび一軸二舵船舶 Download PDF

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本発明は、舶用一軸二舵システムおよび一軸二舵船舶、特に、一対の舵のそれぞれにフィン(小翼)が設置される舶用一軸二舵システムおよび一軸二舵に関する。
従来、船舶の推進効率の向上、船首揺、上下揺および縦揺を抑制する目的で、プロペラの後方で該プロペラの軸心を挟んで左舷舵と右舷舵とを設け、左舷舵の右舷舵側(内側に同じ)と、右舷舵の左舷舵側(内側に同じ)と、にそれぞれフィン(小翼)を設置する船舶用高揚力二枚舵システムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−193187号公報(第3頁、図2)
しかしながら、特許文献1に開示された船舶用高揚力二枚舵システムは、一基のプロペラの後方に一対の高揚力舵を配設し、各舵ブレードの内舷側の面上でプロペラの軸心とほぼ同じ水準位置に前縁部から後方に向けて所定の翼弦長を有する舷フィンを設け、プロペラ翼が上昇方向に回転する舷側に対向する一方の舵ブレードのフィンは流れの上向き方向の成分を有するプロペラ後流によって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となる迎え角をなす姿勢を有し、プロペラ翼が下降方向に回転する舷側に対向する他方の舵ブレードのフィンは流れの下向き方向の成分を有するプロペラ後流によって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となる迎え角をなす姿勢を有するものである。
このため以下の問題があった。
(あ)プロペラの後流の回転エネルギのうち一対の高揚力舵に挟まれた範囲(内側)の回転エネルギは回収されるものの、一対の高揚力舵に挟まれていない範囲(外側)の回転エネルギは回収されない。
(い)一対の舵ブレードのフィンの迎え角は、それぞれ一方が俯角で他方が仰角になる一律の関係にあるため、プロペラの後流の形態によって推進力が得られない場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、プロペラの後流の回転エネルギをより多く回収し、しかも、プロペラの後流の形態に応じて効率良く推進力を得ることができる舶用一軸二舵システムおよび一軸二舵船舶を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る舶用一軸二舵システムは、船尾に設置される一軸のプロペラと、該プロペラの後方で該プロペラの軸心を挟んで略鉛直面内に配置される一対の舵と、を有する舶用一軸二舵システムであって、
前記一対の舵のそれぞれの両側面に水平面に対して所定の迎角を具備するフィンが設置され
前記一対の舵のうちの一方の舵の両側面に水平面に対して所定の仰角を具備するフィンが設置され、
前記一対の舵のうちの他方の舵には、前記一方の舵に対向する側面に水平面に対して所定の俯角を具備するフィンが設置され、前記一方の舵とは反対の側面に水平面に対して所定の仰角を具備するフィンが設置されることを特徴とする。
(1−2)また、前記迎角が何れも仰角であることを特徴とする。
(2)また、前記フィンが、鉛直方向で前記プロペラの軸心と略同一高さに設置されることを特徴とする。
(3)また、前記プロペラの軸心と略同一高さにおけるプロペラ後流が、前記一対の舵に挟まれた範囲の外側および前記一対の舵に挟まれた範囲の内側の一方の舵の内側面寄りで略斜め上方向であり、前記一対の舵に挟まれた範囲の内側の他方の舵の内側面寄りで略斜め下方向であるとき、
前記前記一対の舵の外側面に設置されるフィンおよび前記一方の舵の内側面に設置されるフィンが、上向きのキャンバーを具備する非対称の翼形状であって、
前記他方の舵の内側面に設置されるフィンが、下向きのキャンバーを具備する非対称の翼形状であることを特徴とする。
(4)また、前記プロペラの軸心と略同一高さにおけるプロペラ後流が、前記一対の舵に挟まれた範囲の外側および前記一対の舵に挟まれた範囲の内側の一方の舵の内側面寄りで略斜め上方向であり、前記一対の舵に挟まれた範囲の内側の他方の舵の内側面寄りで略斜め下方向であるとき、
前記前記一対の舵の外側面に設置されるフィンおよび前記一方の舵の内側面に設置されるフィンが、前方が高くなる仰角を有し、
前記他方の舵の内側面に設置されるフィンが、前方が低くなる俯角を有することを特徴とする。
(5)また、前記プロペラの軸心と略同一高さにおけるプロペラ後流が、前記一対の舵に挟まれた範囲の外側および前記一対の舵に挟まれた範囲の内側の一方の舵の内側面寄りで略斜め上方向であり、前記一対の舵に挟まれた範囲の内側の他方の舵の内側面寄りで略斜め下方向であるとき、
前記前記一対の舵の外側面および内側面に設置されるフィンが、何れも前方が高くなる仰角を有することを特徴とする。
(6)本発明に係る一軸二舵船舶は、前記(1)乃至(5)の何れかに記載の舶用一軸二舵システムを有することを特徴とする。
したがって、本発明に係る舶用一軸二舵システムは、一対の舵のそれぞれの両側面に水平面に対して所定の迎角を具備するフィン(合計4枚)が設置されるから、プロペラの後流の回転エネルギを効率よく回収することができ、また、各フィンの迎角がプロペラの後流の形態によって調整されるから、より大きな推進力を得ることができる。
さらに、本発明に係る一軸二舵船舶は、前記舶用一軸二舵システムの作用効果によって、大きな推進力が得られるため、推進動力の消費が大幅に低減し、顕著な省エネを図ることができる。
[実施形態1]
(舶用一軸二舵システム:右回りプロペラ後流)
図1は本発明の実施形態1に係る舶用一軸二舵システムを模式的に示す背面図である。図1は船首に向かって船尾を見た図であって、舶用一軸二舵システム10は、一軸のプロペラ1(図示しない)と、プロペラ1の後方でプロペラ1の軸心1Cを挟んで略鉛直面内に配置される左舵2Lおよび右舵2Rと、左舵2Lの外側22L(図中、左側に同じ)に設置される左外フィン3Aと、左舵2Lの内側24L(図中、右側に同じ)に設置される左内フィン3Bと、右舵2Rの内側24R(図中、左側に同じ)に設置される右内フィン3Cと、右舵2Rの外側22R(図中、右側に同じ)に設置される右外フィン3D(以下まとめて「フィン3」と称する場合がある)と、を有している。なお、破線の円1Bでプロペラ1のボス直径を、一点鎖線の円1Rでプロペラ1の直径を示している。
図2は図1に示す舶用一軸二舵システムの設置形態を模式的に示す側面図であって、(a)は左内フィン3B、(b)は右内フィン3C(右舵2Rを透視している)である。
図2の(a)において、左内フィン3Bはプロペラ1の軸心1Cの高さに設置され、前縁31B側が高く後縁32B側が低くなるような迎角α(仰角)を有している。そして、左内フィン3Bは、非対称の翼形状であって、前縁から翼弦長の40%の範囲に上向きに翼弦長の4%以上の高さのキャンバーを有している。
図2の(b)は右舵2Rを透視したものであって、右内フィン3Cはプロペラ1の軸心1Cの高さに設置され、前縁31C側が低く後縁32C側が高くなるような迎角α(俯角)を有している。そして、右内フィン3Cは、非対称の翼形状であって、前縁から翼弦長の40%の範囲に下向きに翼弦長の4%以上の高さのキャンバーを有している。
なお、左外フィン3Aおよび右外フィン3Dは、左内フィン3Bに同様である。
図3は図1に示す舶用一軸二舵システムにおけるプロペラ後流の断面速度分布図である。図3は、左舵2Lの前縁21Lおよび右舵2Rの前縁21Rの位置におけるものであって、矢印で示したような「右回り(船尾から船首方向を見て時計回り)のプロペラ後流」が形成されている。すなわち、プロペラの軸心1Cと略同一高さにおいて、左舵2Lと右舵2Rとの挟まれた範囲の外側に上方向の流れ4Aおよび4Dが、左舵2Lの内側面寄り(左舵2Lと右舵2Rとに挟まれた範囲の内側)に上方向の流れ4Bが形成されている。一方、右舵2Rの内側面寄り(左舵2Lと右舵2Rとに挟まれた範囲の内側)に下方向の流れ4Cが形成されている。
そして、上方向の流れ4A、4Bおよび4Dのエネルギが、それぞれ左外フィン3A、左内フィン3Bおよび右外フィン3Dによって推力として回収され、下方向の流れ4Cのエネルギが右内フィン3Cよって推力として回収される。
図4は図1に示す舶用一軸二舵システムにおけるフィンの作用を説明する模式図である。図4の(a)において、左内フィン3Bは、斜め後方上向きの流れ4B内に配置され、上向きの迎角α(仰角)と上向きのキャンバーを具備するから、図中、白抜き矢印で示す流入速度Vによって、揚力FLが発生する。すなわち、揚力FLの水平方向成分として推力FDが得られる。なお、左外フィン3Aおよび右外フィン3Dにおいても、左内フィン3Bと同様に推力が得られる。
一方、図4の(b)において、右内フィン3Cは、斜め後方下向きの流れ4C内に配置され、下向きの迎角α(俯角)と下向きのキャンバーを具備するから、図中、白抜き矢印で示す流入速度Vによって、マイナスの揚力FLが発生する。すなわち、マイナスの揚力FLの水平方向成分として推力FDが得られる。
以上より、本発明の舶用一軸二舵システム10は、一対の舵の両側面において合計4枚のフィン3を有しているから、それぞれのフィン3においてプロペラ後流の回転エネルギを回収し、推力を獲得することができる。
[実施形態2]
(舶用一軸二舵システム:右回りプロペラ後流)
図5は本発明の実施形態2に係る舶用一軸二舵システムにおけるプロペラ後流の流入鉛直方向角度分布図である。図5は、プロペラ後流の前進方向速度成分(Vx)に対する鉛直方向速度成分(Vz)の割合を角度β(=ATAN(Vz/Vx)で示したものである。図5において、下向きの流れ4Cの流入角度が20°を超えている。
図6は本発明の実施形態2に係る舶用一軸二舵システムの右内フィンを模式的に示す側面図であって、右舵2Rを透視している。図6において、舶用一軸二舵システム20の右内フィン3Cはプロペラ1の軸心1Cの高さに設置され、前縁31C側が高く後縁32C側が低くなるような迎角α(仰角)を有している。なお、右内フィン3Cは非対称の翼形状であって、前縁から翼弦長の40%の範囲に下向きに翼弦長の4%以上の高さのキャンバーを有している。なお、左外フィン3A、左内フィン3Bおよび右外フィン3Dは、実施形態1(図2参照)に同じである。
すなわち、右内フィン3Cは下方向の流れの大小に応じて、迎角αを変更(俯角から仰角に変更)したものである。たとえば、図5に示すような右舵2Rの前縁21Rにおける流入鉛直方向角度が20°を超えるようなときは、右内フィン3Cに対する相対迎角が20°を超えないように、右内フィン3C自体の取り付け迎角αを小さくしている。
なお、流入鉛直方向角度はプロペラ作動時の流速方向であり、水槽実験結果による計測、もしくは、CFD計算によるシミュレーション結果により決定する。
[実施形態3]
(舶用一軸二舵システム:左回りプロペラ後流)
図7および図8は、本発明の実施形態3に係る舶用一軸二舵システムを模式的に示す背面図および該舶用一軸二舵システムにおけるプロペラ後流の断面速度分布図である。
図7は船尾から船首に向かって見た図であって、舶用一軸二舵システム30は、左舵2Lの外側22L(図中、左側に同じ)に設置される左外フィン5Aと、左舵2Lの内側24L(図中、右側に同じ)に設置される左内フィン5Bと、右舵2Rの内側24R(図中、左側に同じ)に設置される右内フィン5Cと、右舵2Rの外側22R(図中、右側に同じ)に設置される右外フィン5D(以下まとめて「フィン5」と称する場合がある)と、を有している。なお、実施の形態1(図1〜図4)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図8において、舶用一軸二舵システム30におけるプロペラ後流矢印で示したような「左回り(船尾から船首方向を見て反時計回り)のプロペラ後流」が形成されている。すなわち、図3に示す右回りのプロペラ後流に面対称の形態を呈し、プロペラの軸心1Cと略同一高さにおいて、左舵2Lと右舵2Rとの挟まれた範囲の外側に上方向の流れ6Aおよび6Dが、右舵2Rの内側面寄りに上方向の流れ6Cが形成されている。一方、左舵2Rの内側面寄りに下方向の流れ6Bが形成されている。
そして、上方向の流れ6A、6Cおよび6Dのエネルギが、それぞれ左外フィン5A、右内フィン5Cおよび右外フィン5Dによって推力として回収され、下方向の流れ6Bのエネルギが左内フィン5Bよって推力として回収される。
このとき、実施形態3の左外フィン5A、左内フィン5B、右内フィン5Cおよび右外フィン5Dは、それぞれ実施形態1の右外フィン3D、右内フィン3C、左内フィン3Bおよび左外フィン3Aと同様の形状であって同様の姿勢に設置されるものであるから、舶用一軸二舵システム30は舶用一軸二舵システム10同様の作用効果を奏する。
さらに、実施形態2に説明した舶用一軸二舵システム20(全てのフィンの前縁側が高く後縁側が低くなるような迎角α(仰角)を有している)は、左回りプロペラ後流においても、右回りプロペラ後流におけるものと同様の作用効果を奏するものである。
[実施形態4]
(一軸二舵船舶)
図9は本発明の実施形態3に係る一軸二舵船舶を模式的に示す背面図である。
図9は船首に向かって船尾を見た図であって、右回りプロペラ後流を形成する船体100(たとえば、大型肥大船型)に舶用一軸二舵システム10が設置されている。
したがって、一軸二舵船舶30は、舶用一軸二舵システム10が推力を獲得するから、推進のための消費動力が低減し、顕著な省エネ効果を奏する。また、舶用一軸二舵システム20を設置しても同様の効果が得られるものである。また、左回りプロペラ後流を形成する船体の場合には、舶用一軸二舵システム30または20を設置すれば、同様の効果が得られるものである。
図10は図9に示す一軸二舵船舶の省エネ効果を示す馬力曲線図であって、右回りプロペラ後流を形成する一軸二舵船舶の模型船(一対の舵の両側面にフィン(合計4枚)が設置されている)による水槽試験の実施結果である。なお、比較船として特許文献1に記載された船舶の模型船(一対の舵の内側面にのみフィン(合計2枚)が設置されている)の実施結果を記載している。
図10から明らかなように、本発明の一軸二舵船舶30の模型船は比較船の模型船に対して、全速度域において2〜5%程度の省エネ効果が達成されている。
本発明は以上の構成であるから、プロペラ後流の回転エネルギを効率良く回収して推力に変換することができるから、省エネ効果に優れた各種船形の舶用一軸二舵システムおよび一軸二舵船舶として広く利用することができる。
本発明の実施形態1に係る舶用一軸二舵システムを模式的に示す背面図。 図1に示す舶用一軸二舵システムの設置形態を模式的に示す側面図。 図1に示す舶用一軸二舵システムにおけるプロペラ後流の断面速度分布図。 図1に示す舶用一軸二舵システムにおけるフィンの作用を説明する模式図。 本発明の実施形態2に係る舶用一軸二舵システムにおけるプロペラ後流の流入鉛直方向角度分布図。 本発明の実施形態2に係る舶用一軸二舵システムの右内フィンを模式的に示す側面図。 本発明の実施形態3に係る舶用一軸二舵システムを模式的に示す背面図。 図7に示す舶用一軸二舵システムにおけるプロペラ後流の断面速度分布図。 本発明の実施形態3に係る一軸二舵船舶を模式的に示す背面図。 図7に示す一軸二舵船舶の省エネ効果を示す馬力曲線図。
符号の説明
1 プロペラ
1B ボス直径(プロペラ)
1C 軸心(プロペラ)
1D プロペラ直径
2L 左舵
2R 右舵
3A 左外フィン(右回りプロペラ後流)
3B 左内フィン(右回りプロペラ後流)
3C 右内フィン(右回りプロペラ後流)
3D 右外フィン(右回りプロペラ後流)
4A プロペラ後流(右回り)
4B プロペラ後流(右回り)
4C プロペラ後流(右回り)
4D プロペラ後流(右回り)
5A 左外フィン(左回りプロペラ後流)
5B 左内フィン(左回りプロペラ後流)
5C 右内フィン(左回りプロペラ後流)
5D 右外フィン(左回りプロペラ後流)
6A プロペラ後流(左回り)
6B プロペラ後流(左回り)
6C プロペラ後流(左回り)
6D プロペラ後流(左回り)
10 舶用一軸二舵システム(実施形態1、右回りプロペラ後流)
20 舶用一軸二舵システム(実施形態2、右回りプロペラ後流)
30 舶用一軸二舵システム(実施形態3、左回りプロペラ後流)
21R 前縁(右舵)
22L 外側(左舵)
22R 外側(右舵)
24L 内側(左舵)
24R 内側(右舵)
31B 前縁(右内フィン)
31C 前縁(左内フィン)
32B 後縁(右内フィン)
32C 後縁(左内フィン)
100 一軸二舵船舶(実施形態4)
α 迎角
β 角度
FD 推力
FL 揚力
V 流入速度

Claims (7)

  1. 船尾に設置される一軸のプロペラと、該プロペラの後方で該プロペラの軸心を挟んで略鉛直面内に配置される一対の舵と、を有する舶用一軸二舵システムであって、
    前記一対の舵のそれぞれの両側面に水平面に対して所定の迎角を具備するフィンが設置され、
    前記一対の舵のうちの一方の舵の両側面に水平面に対して所定の仰角を具備するフィンが設置され、
    前記一対の舵のうちの他方の舵には、前記一方の舵に対向する側面に水平面に対して所定の俯角を具備するフィンが設置され、前記一方の舵とは反対の側面に水平面に対して所定の仰角を具備するフィンが設置されることを特徴とする舶用一軸二舵システム。
  2. 前記迎角が何れも仰角であることを特徴とする請求項1記載の舶用一軸二舵システム。
  3. 前記フィンが、鉛直方向で前記プロペラの軸心と略同一高さに設置されることを特徴とする請求項1または2記載の舶用一軸二舵システム。
  4. 前記プロペラの軸心と略同一高さにおけるプロペラ後流が、前記一対の舵に挟まれた範囲の外側および前記一対の舵に挟まれた範囲の内側の一方の舵の内側面寄りで略斜め上方向であり、前記一対の舵に挟まれた範囲の内側の他方の舵の内側面寄りで略斜め下方向であるとき、
    前記前記一対の舵の外側面に設置されるフィンおよび前記一方の舵の内側面に設置されるフィンが、上向きのキャンバーを具備する非対称の翼形状であって、
    前記他方の舵の内側面に設置されるフィンが、下向きのキャンバーを具備する非対称の翼形状であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の舶用一軸二舵システム。
  5. 前記プロペラの軸心と略同一高さにおけるプロペラ後流が、前記一対の舵に挟まれた範囲の外側および前記一対の舵に挟まれた範囲の内側の一方の舵の内側面寄りで略斜め上方向であり、前記一対の舵に挟まれた範囲の内側の他方の舵の内側面寄りで略斜め下方向であるとき、
    前記前記一対の舵の外側面に設置されるフィンおよび前記一方の舵の内側面に設置されるフィンが、前方が高くなる仰角を有し、
    前記他方の舵の内側面に設置されるフィンが、前方が低くなる俯角を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の舶用一軸二舵システム。
  6. 前記プロペラの軸心と略同一高さにおけるプロペラ後流が、前記一対の舵に挟まれた範囲の外側および前記一対の舵に挟まれた範囲の内側の一方の舵の内側面寄りで略斜め上方向であり、前記一対の舵に挟まれた範囲の内側の他方の舵の内側面寄りで略斜め下方向であるとき、
    前記前記一対の舵の外側面および内側面に設置されるフィンが、何れも前方が高くなる仰角を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の舶用一軸二舵システム。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の舶用一軸二舵システムを有することを特徴とする一軸二舵船舶。
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