JP2006123849A - 船舶用舵装置 - Google Patents

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泰彦 犬飼
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Abstract

【課題】 プロペラ面流場の改善により伴流率および推進機構率比を改善することができる船舶用舵装置を提供すること。
【解決手段】 船体に舵板11を回動可能に支持するプロペラ12後方のラダーホーン13の両側にフィン14を設け、このフィン14を前進翼とするとともに、従来に比べ翼厚を厚くとする。
これらによって、プロペラ面での流れを遅くするようにし、プロペラ面流場の改善による伴流率および推進器効率比の改善を図るようにしている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、船舶用舵装置に関し、プロペラ回転流のエネルギー回収およびプロペラ面流場の改善を図り、伴流率および推進器効率比の改善を図るようにしたものである。
船舶の推進性能の向上を目的として、プロペラの回転によって生じる流れ(プロペラ後流)のエネルギーを回収するために、舵板や舵柱にフィンを設けた船舶用舵装置が従来から種々提案されている。
例えば特許文献1に開示された舵では、図5に示すように、プロペラ1の後方に配設される舵2の上下方向長さの中央付近における両側面にそれぞれヒレ3を備え、プロペラ1の回転にともないそのプロペラ翼が上昇する側におけるヒレ3が正の迎え角を有するとともに、そのプロペラ翼が下降する側におけるヒレ3が負の迎え角を有するようになっている。
また、特許文献2に開示された船舶の推進性能向上装置では、図6に示すように、プロペラ1後方の舵2のほぼプロペラ軸心線上に小型のバルブ4を設けるとともに、このバルブ4に翼断面を持つ左右1対のフィン5を設けるようにしており、これにより、構成の簡素化を図るとともに、中・高速船のような船尾の流れの速い船でも、負荷抵抗の増加よりも推進効率の改善が大きくなるようにしている。
さらに、特許文献3の船舶用舵、特許文献4の舵、特許文献5の船の舵装置などにフィンを設けた船舶用の舵に関する技術が提案されている。
特開昭47−15895号公報 特開平11−139395号公報 特開2002−178993号公報 特開昭58−16995号公報 特開昭48−24494号公報
ところが、特許文献1〜5のいずれの船舶用の舵装置などに関する提案でも、舵やボスに設けたフィン又はヒレによってプロペラ後流のエネルギーを揚力として回収し、揚力の船進行方向成分を推力として船舶の推力向上に寄与させ、全体として省エネルギー、燃費の向上を図るものであるが、これら従来のフィン又はヒレを有する船舶用の舵装置についてさらなる実験・検討を重ねた結果、プロペラ回転流のエネルギー回収を主目的としているため、プロペラ面流場の改善が十分でなく、伴流率および推進器効率比に改善の余地があることが分かった。
この発明は、かかる従来技術の課題に鑑みてなされたもので、プロペラ面流場の改善により伴流率および推進器効率比を改善することができる船舶用舵装置を提供しようとするものである。
上記従来技術が有する課題を解決するため、この発明の請求項1記載の船舶用舵装置は、船体に舵板を回動可能に支持するプロペラ後方のラダーホーン又は舵板の両側に、フィンを設けた船舶用舵装置であって、前記フィンを前進翼とするとともに、前記フィンの翼厚弦長比を翼根部で15〜40%、翼端部で5〜20%としたことを特徴とするものである。
この船舶用舵装置によれば、フィンを前進翼とすることでプロペラにフィンの前縁を近づけるようにするとともに、フィンを厚翼としており、これらによりプロペラ面での流れを遅くすることでプロペラ面流場の改善による伴流率および推進器効率比を改善できるようになる。
また、この発明の船舶用舵装置では、前記フィンを、前記プロペラ軸心高さよりプロペラ半径の70%以内の上方に設けるようにしたり、前記フィンの翼幅を、前記プロペラ半径の50〜100%としたり、さらに、前記フィンの翼端の翼弦長を、翼根の40〜90%とするようにしても良い。
ここで、前進翼とは、翼根部の翼弦長の中点と、翼端部の翼弦長の中点を結ぶ線が水平面上において舵中心線となす角が90度(直角)以下である平面形状を有する翼をいう(図4参照)。
この発明の請求項1記載の船舶用舵装置によれば、ラダーホーン又は舵板の両側に設けるフィンを前進翼とすることでプロペラにフィンの前縁を近づけるようにするとともに、フィンを厚翼としており、これらによりプロペラ面での流れを遅くすることができ、プロペラ面流場の改善による伴流率および推進器効率比を改善することができる。
また、この発明の請求項2〜4記載の船舶用舵装置によれば、フィンの取り付け高さ、フィンの翼幅、フィン翼端の翼弦長を所定の範囲とすることで、フィンを有効に機能させてプロペラ面での流れを遅くすることができ、プロペラ面流場の改善による伴流率および推進器効率比を改善することができる。
さらに、これら各請求項記載の構成を複数組み合わせた船舶用舵装置によれば、それぞれの作用効果を組み合わせて発揮させることができる。
以下、この発明の一実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
図1および図2は、この発明の船舶舵装置の一実施の形態にかかり、図1は概略正面図および拡大A−A断面図、図2はフィン形状を定義するための説明正面図および部分拡大平面図である。
この船舶用舵装置10では、船体に舵板11を回動可能に支持するプロペラ12後方のラダーホーン13の両側にフィン14を設け、このフィン14を前進翼とするとともに、従来に比べ翼厚を厚くしてあり、これらによって、プロペラ面での流れを遅くするようにし、プロペラ面流場の改善による伴流率および推進器効率比の改善を図るようにしている。
なお、このフィン14は、ラダーホーンの両側に限らず、舵板11の両側に設けるようにしても良い。
この船舶用舵装置10では、ラダーホーン13の両側に水平に突き出して設けるフィン14が前進翼、すなわち後退角が0度とされ、前縁が船首尾方向と直交するように形成してある。
このようなフィン14を後退角が0度の前進翼とすることで、フィン14をプロペラ12に近づけることができ、プロペラ面の流れを遅くするとともに、プロペラ面での流れが均一化される。
また、この船舶用舵装置10では、フィン14の翼厚を従来に比べ厚くしてあり、翼厚弦長比を翼根部で15〜40%、翼端部で5〜20%としてある。
従来のフィンでは、翼根部で翼厚弦長比で10%程度であり、このフィン14では2倍以上4倍程度としてあり、好ましくは翼根部で3〜4倍とすることで、一層顕著な効果を得ることができる。
このようにフィン14の翼厚を厚くすることでフィン14の排除効果によりプロペラ面の速い流れが遅くなってプロペラ面で流れが均一化され、これにより伴流率および推進器効率比が改善される。
このフィンの厚翼による伴流率および推進器効率比の改善について、翼根部の翼厚弦長比を30%とした厚翼の場合と、翼根部の翼厚弦長比を10%とした薄翼の場合について試験を行った結果を図3に示した。
同図は、ラダーホーンにフィンを装着しない場合に対する改善率を示したものであり、翼厚比を増すことで、薄翼に比べ、伴流率の改善は著しく、推進器効率比も改善され、所要馬力では3%ほど改善されることが分かる。
このようなフィン14は、プロペラ12の軸心高さからプロペラ半径の0〜70%上方に取り付けることが好ましい。これらの範囲を越えた位置では、フィン14を設置することによる顕著な効果を得ることができなくなるからである。
また、フィン14の翼幅は、プロペラ12の半径の50〜100%とすることが好ましい。50%より狭い翼幅では、フィン14による効果を得ることができず、100%を越えた広い翼幅としても得られる効果の増大は望めず、製作コストの増大などの問題が生じる。
さらに、フィン14の翼端の翼弦長を、翼根の40〜90%とすることが好ましい。フィン14は前進翼であればよく、後縁については後退角を設けても良く、これにより翼端の翼弦長を翼根の40〜90%の範囲とする。40%より小さくすると、翼端でのフィンの効果が不十分となる。
以上、詳細に説明したように、この船舶用舵装置10によれば、フィン14を前進翼とすることで、プロペラ12にフィン14の前縁を近づけるとともに、フィン14の翼厚弦長比を、翼根部で15〜40%、翼端部で5〜20%として従来に比べて厚翼としたので、これらによりプロペラ面での流れを遅くすることができ、プロペラ面流場の改善による伴流率および推進器効率比を改善することができる。
この発明の船舶舵装置の一実施の形態にかかる概略正面図および拡大A−A断面図である。 この発明の船舶舵装置の一実施の形態にかかるフィン形状を定義するための説明正面図および部分拡大平面図である。 この発明の船舶舵装置の一実施の形態にかかる厚翼と薄翼とを比較した試験結果をフィンを装着しない場合の性能改善率として示すグラフである。 この発明の船舶舵装置の一実施の形態にかかる前進翼の定義の説明図である。 従来の船舶用の舵装置の概略斜視図および左側面図である。 従来の船舶用の舵装置の概略正面図および平断面図である。
符号の説明
10 船舶用舵装置
11 舵板
12 プロペラ
13 ラダーホーン
14 フィン

Claims (4)

  1. 船体に舵板を回動可能に支持するプロペラ後方のラダーホーン又は舵板の両側に、フィンを設けた船舶用舵装置であって、
    前記フィンを前進翼とするとともに、前記フィンの翼厚弦長比を翼根部で15〜40%、翼端部で5〜20%としたことを特徴とする船舶用舵装置。
  2. 前記フィンを、前記プロペラ軸心高さよりプロペラ半径の70%以内の上方に設けたことを特徴とする請求項1記載の船舶用舵装置。
  3. 前記フィンの翼幅を、前記プロペラ半径の50〜100%としたことを特徴とする請求項1又は2記載の船舶用舵装置。
  4. 前記フィンの翼端の翼弦長を、翼根の40〜90%としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の船舶用舵装置。

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