JP4702846B2 - 光ファイバ接続点における接続損失判定方法 - Google Patents

光ファイバ接続点における接続損失判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバ通信網を構築する際または構築後において、光ファイバ同士を接続する光ファイバ接続点における接続損失を判定する技術に関する。
従来の光ファイバ接続点における接続損失判定方法としては、光ファイバ接続点を経て光ファイバを伝搬し、その端面から出射する光の光電力より接続損失を測定する方法(第1の方法)(非特許文献1参照)と、光ファイバ接続点における光ファイバのコアのずれや変形などから接続損失を推定する方法(第2の方法)(非特許文献2参照)とがあった。
図1は第1の方法の概要を示すもので、図中、1A,1Bはその一端同士で接続される光ファイバ、2は光ファイバ1A,1Bを接続する光ファイバ接続点、3は光ファイバ1Aの他端に接続された光源、4は光ファイバの端面から出射する光を受光して光電力(パワー)を測定するパワーメータである。接続損失は、光源3から光ファイバ1Aの他端に入射されて伝搬し、接続前の光ファイバ1Aの一端の端面から出射した光のパワーPinと、光ファイバ1Aの一端及び光ファイバ1Bの一端が光ファイバ接続点2で接続された後の光ファイバ1Bの他端の端面から出射した光のパワーPoutとをパワーメータ4で測定し、Pin−Poutから求めることができる。
第2の方法は、光ファイバ接続点を顕微鏡などで拡大し、光ファイバ同士のコアのずれや変形などの不整量を計測し、当該不整量から接続損失を計算する方法であり、融着接続の際に広く用いられている。
T.Tanifuji and Y.Kato, "Realization of a Low Loss Splice for Single-Mode Fibers in the Field Using an Automatic Arc-Fusion Splicing Machine," in Proceedings, Optical Fiber Communication, 1983, paper MG3 T.Haibara, M.Matsumoto, T.Tanifuji and M.Tokuda, "Monitoring Method for Axis Alignment of Single-Mode Optical Fiber and Splice-Loss Estimation," Optics Letters, Vol.8, No.4, 1983, pp.235-237
しかしながら、上述した従来の第1の方法では、接続作業場所以外での作業員の稼働が必要になるという課題があった。即ち、光ファイバ1Bが長尺であり、その他端の設置場所が接続作業場所と異なる場合は、光ファイバ接続点2でのPin測定の稼働に加え、Poutを測定する場所への作業員の派遣が必要であり、また、Pout測定のために光ファイバ1Bの他端での切断・端面整形が必要であるという課題があった。
また、従来の第2の方法では、接続作業場所以外での作業員の稼働は不要となるが、接続損失の計算値と実際の接続損失とが一致しない場合が少なくないという課題があった。また、この方法では光ファイバのコアを光学的な画像として捉える必要があり、光ファイバ接続点の材質は透明である必要がある。このため、現在、広く使用されているメカニカルスプライス接続のように、光ファイバ同士を突き合わせた後、材質が黒色のプラスチックや金属からなる保護用部材を用いて接続部分を固定・保持(保護)する接続方法(以降、突き合わせ接続と呼称)によって形成された光ファイバ接続点における接続損失の測定に適用することは困難であるという課題があった。
そこで、本発明は、前述した課題に鑑みて提案されたもので、接続作業場所のみの稼働に限定するとともに光ファイバの切断・端面作成を不要とし、光ファイバ接続点の材質にも依存せず、一定の精度を備えた接続損失の判定が可能な光ファイバ接続点における接続損失判定方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明方法は、第1の光ファイバ及び第2の光ファイバをその一端同士で接続する光ファイバ接続点における接続損失を判定する方法であって、第1の光ファイバの他端に光を入射する手段と、第2の光ファイバを伝搬する光を、当該第2の光ファイバの一端の近傍において少なくとも2つの異なる漏洩率で当該第2の光ファイバの外部へ漏洩させる手段と、当該漏洩光の光電力を測定する手段とを用いて、前記異なる漏洩率で漏洩させた際の漏洩光の光電力をそれぞれ測定し、その変化から光ファイバ接続点における接続損失を判定することを特徴とする。
本発明方法によれば、接続作業中あるいは接続後に、第2の光ファイバの一端の近傍、即ち光ファイバ接続点の近傍において光ファイバの外部へ漏洩させた光の光電力を測定するのみで良く、接続作業場所以外での光電力の測定の稼働を不要にすることができるとともに、光ファイバの切断・端面整形作業等を不要にすることができる。また、光ファイバ接続点の材質も任意で良く、融着接続はもとより、メカニカルスプライス接続や各種の光コネクタ接続による光ファイバ接続点における接続損失を判定することが可能となる。
本発明の原理を説明するために、光ファイバ接続点における光の伝搬のようすを図2に示す。図中、1a,1bは光ファイバ、2は光ファイバ接続点、11a,11bは光ファイバ1a,1bのコア、12a,12bは光ファイバ1a,1bのクラッド、13a,13bは光ファイバ1a,1bの被覆、α1は光ファイバのコアを伝搬する光、α2は光ファイバのコア以外、即ちクラッドもしくは被覆を伝搬する光、α3は光ファイバの外部へ漏洩する光(漏洩光)である。
光ファイバ1aの図示しない他端(のコア11a)に入射された光は、コア11aとクラッド12aとの比屈折率差からコア11a内に閉じ込められ、α1として伝搬する。光ファイバ1aの一端に到達し、(コア11aから)出射した伝搬光α1は、光ファイバ接続点2を介して接続された光ファイバ1bの一端(のコア11b)に入射され、前記同様にコア11b内に閉じ込められ、伝搬していく。
この際、光ファイバ1aの一端(のコア11a)から出射した伝搬光α1の一部は光ファイバ接続点2における光ファイバ1a及び1bの一端同士間の間隙、軸ずれ、角度ずれ等により散乱・漏洩し、さらにその一部が光ファイバ1bのクラッド12bもしくは被覆13bに結合して、コア以外を伝搬する光α2に変換される。
光ファイバのコア以外を伝搬する光α2は、コアを伝搬する光α1に比べて光ファイバ内への閉じ込めが弱いため、比較的大きな半径の曲げや側圧によって容易に光ファイバの外部へ漏洩する光α3となる。
本発明では、光ファイバのコアを伝搬する光と、光ファイバのコア以外を伝搬する光との光ファイバの外部への漏洩し易さの相違を利用して、光ファイバ1aのコアから光ファイバ1bのクラッド12bもしくは被覆13bに結合した光が多いか少ないか、つまり光ファイバ接続点2における接続損失が大きいか小さいかを判定する。
図3は上述の原理に基づく本発明の光ファイバ接続点における接続損失測定方法を実現するための基本的な構成を示すもので、図中、1a,1bはその一端同士で接続される光ファイバ、2は光ファイバ1a,1bを接続する光ファイバ接続点、3は光ファイバ1aの他端に接続された光源である。また、5は光ファイバを伝搬する光を少なくとも2つの異なる漏洩率で当該光ファイバの外部へ漏洩させる手段、ここでは少なくとも2つの異なる曲げ半径の曲げを光ファイバに加える曲げ部であり、該曲げ部5は光ファイバ1bの一端の近傍(光源3から見て光ファイバ接続点2の下流側)に設けられる。また、6は漏洩光の光電力を測定する手段、ここでは周知のパワーメータであり、その受光部が光ファイバ1bの前記曲げ部5によって曲げられた部分(の被覆)に近接あるいは接触配置されて用いられる。
ここで、漏洩率とは、光ファイバのクラッドもしくは被覆及びコアを伝搬する光に対して、光ファイバの外部に漏洩する光の割合である。
図4は図3の基本構成を実験的に確認するとともに漏洩光パワーと曲げ半径との関係、漏洩光パワーと接続損失との関係の明確にするためのもので、光ファイバ1a,1bとして波長1.3μm零分散の単一モード光ファイバ(SMF)を用い、(1)光ファイバ接続点2が無い状態と、(2)光ファイバ接続点2が有る状態とについて実験可能な構成とした。なお、ファイバ接続点2が無い状態での曲げ損失を測定するため、コア伝搬光測定用のパワーメータ7を光ファイバ1bの他端(の端面)に取り付けた。
また、曲げ部5は、断面円形の棒の周囲に光ファイバを一回巻き付ける構造としたが、ここでは半径の異なる複数の棒を交換して用いることにより曲げ半径を1mm毎に5mm〜15mmの範囲で変更可能とした。なお、半径が連続的に変化する円錐状の棒等を用いて曲げ半径を連続的に変更可能としても良い。また、曲げ部の構造としては、棒の周囲に光ファイバを一回巻き付けるだけでなく、複数回巻き付ける構造としたり、波型の曲げなど様々なマイクロベンドを与える構造としても良い。
図4の構成において、(1)光ファイバ接続点2が無い状態(実際には、この状態では光ファイバ1a,1bは連続した1本の光ファイバである。)で光源3から波長1.3μmの変調光を光ファイバ1aの他端に入射し、光ファイバ1bを曲げ部5で曲げた時の漏洩光パワーと曲げ半径との関係を表したグラフを図5に示す。
図5より、曲げ半径9mm以下では漏洩光パワーが高い値になるが、曲げ損失も発生していることが分かる。これはコアを伝搬する光が曲げにより漏洩したことを示しており、漏洩率が高いと言える。一方、曲げ半径が11mm以上では、コア伝搬光の漏洩は抑制され、クラッドもしくは被覆を伝搬する光、即ちコア以外を伝搬する光をコア伝搬光に影響されることなく取り出せる、つまり漏洩率が低いことが分かる。
なお、曲げ損失は、パワーメータ7で測定される光パワーから、曲げを全く加えない状態の値を0dBとして求めた相対的な損失値である。
図4の構成において、(2)光ファイバ接続点2が有る状態で光源3から波長1.3μmの変調光を光ファイバ1aの他端に入射し、光ファイバ1bを、曲げ半径を低い漏洩率の11mmに設定した曲げ部5で曲げた時の漏洩光パワーと接続損失との関係を計算値とともに図6に示す。なお、光ファイバ接続点2はV溝接続によるもので、接続する光ファイバの端面間隔を変更することにより接続損失を0dB程度から2dB程度まで任意に設定可能とした。また、計算値は光ファイバ接続点2で発生した接続損失によって光ファイバ1bのコアに結合しない光が全て漏洩光として受光された場合を仮定している。
漏洩光パワーPlは、光ファイバ1aの一端の端面から出射した光のパワーPin及び光ファイバ接続点2における接続損失αsより、式(1)で表すことができる。
Figure 0004702846
図6より、計算値と実測値の傾向がほぼ一致していることが分かる。このことから、曲げ部5における曲げ半径が大きく漏洩率が低ければ、光ファイバのコア以外を伝搬する光をコア伝搬光の影響なく取り出せる(漏洩させることができる)ことが実証された。
しかし、コアからの漏洩光の曲げ半径依存性は光ファイバの製造工程により異なる。例えば、同じ製造ラインの光ファイバであっても被覆の色の違いやわずかな構造パラメータのばらつきにより、クラッドもしくは被覆からの漏洩光を受光するのに最適な曲げ半径は異なる。そこで、本発明では、前述したように、曲げ半径を任意、具体的には5mm〜15mmの範囲で変更可能とした曲げ部5を用いることにより、製造会社や被覆の色の違い、構造パラメータのばらつきによる漏洩光パワーの曲げ半径依存性の影響を受けることなく、作業者が接続作業現場で光ファイバ接続点の接続損失を判定可能とした。
以下にその具体的な方法について述べる。
図7は漏洩光パワーの計算値と接続損失との関係を示すもので、図中、太線はクラッドもしくは被覆からの漏洩光のみが受光された場合、細線は下からコア伝搬光が1%、5%、10%漏洩し、これがクラッドもしくは被覆からの漏洩光とともに受光された場合をそれぞれ示す。漏洩率が高くコア伝搬光の漏れ量が多い場合程、接続損失が小さい領域における漏洩光の変化量が小さいことが分かる。
クラッドもしくは被覆を伝搬する光とコアを伝搬する光がともに漏洩する場合の漏洩光パワーPlは、式(2)で表すことができる。
Figure 0004702846
ここで、Plは漏洩光パワー、Plu及びPlcはそれぞれ結合効率を加味した場合の非コア結合光及びコア結合光のパワー、ηu及びηcはそれぞれ非コア結合光及びコア結合光をパワーメータで受光する場合の結合効率、Pinは光ファイバ1aの一端の端面から出射した光のパワー、Pcは光ファイバ1bの一端の端面(のコア)に入射した光のパワー、αsは接続損失、αbは曲げ損失を表す。
本発明では、曲げ半径を変更可能な曲げ部5を用いることでPluのみを受光し、Plcの漏洩を最小限にして測定することを可能としている。
前述までの原理に基づき、本発明の実施の形態1として、図3の構成において、光ファイバ接続点2における接続が完了した後、光源3よりパワーメータ6が感知可能な波長の光を入射する。次に曲げ部5における曲げ半径を大きな値から小さな値へ徐々に変更する。すると、曲げ部5の曲げ半径がある値に達した時、光ファイバ接続点2で発生したクラッドもしくは被覆を伝搬する光が光ファイバの外部へ漏洩し始め、パワーメータ6により受光される。この時の漏洩光パワーをPlargeとする。その後、徐々に曲げ半径を小さくするにつれて、クラッドもしくは被覆を伝搬する光とともにコア伝搬光も漏洩し始める。この時の漏洩光パワーをPsmallとする。
図8に光ファイバ接続点2における接続損失をパラメータとした、漏洩光パワーとコア伝搬光(のパワー)の漏洩率との関係を示す。図より、接続損失の違いによって、コア伝搬光の漏洩率が0〜10%変化する間の漏洩光パワーの傾斜、即ち漏洩光パワーの変化量が異なることが分かる。接続損失が0.1dBの場合、漏洩光パワーは約7dB変化するのに対して、接続損失が1dBの場合は約1.4dBしか変化してない。
従って、コア伝搬光の漏洩率が0〜10%変化する間の漏洩光パワーの変化量、特に光ファイバのコア以外を伝搬する光のみが光ファイバの外部へ漏洩するような低い漏洩率(例えば0%)の時の漏洩光の光電力Plargeと、光ファイバのコア及びコア以外を伝搬する光が光ファイバの外部へ漏洩するような高い漏洩率(例えば10%)の時の漏洩光の光電力Psmallとを測定し、その変化量(Psmall−Plarge)を求め、該変化量が小さければ接続損失が大きく、変化量が大きければ接続損失が小さいということを判定できる。
また、本発明の実施の形態2として、図3の構成において、光ファイバ接続点2における接続が完了した後、光源3よりパワーメータ6が感知可能な波長の光を入射する。次に曲げ部5における曲げ半径を小さな値から大きな値へ徐々に変更する。すると、曲げ部5の曲げ半径が小さい場合はコア伝搬光がクラッドもしくは被覆を伝搬する光とともに漏洩する。この時の漏洩光パワーをPsmallとする。その後、徐々に曲げ半径を大きくすることでコア伝搬光の漏洩は減少し、ある曲げ半径でクラッドもしくは被覆を伝搬する光のみが漏洩するようになる。この時の漏洩光パワーをPlargeとする。
また、接続損失が大きい光ファイバ接続点では漏洩光パワーの変化量(Psmall−Plarge)が小さく、接続損失が小さい光ファイバ接続点では漏洩光パワーの変化量(Psmall−Plarge)が大きくなる。
さらに、図9に2種類の単一モード光ファイバA,Bにおける光ファイバ接続点が無い状態での曲げ半径依存性(漏洩光パワーと曲げ半径との関係)を表したグラフを示す。図より、曲げ半径5mmで曲げた場合は約−18dBmの漏洩光(全てコア伝搬光が曲げにより漏洩したもの)があるのに対して、曲げ半径11〜13mmにおいてはコア伝搬光の漏洩がないことが分かる。
従って、光ファイバ接続点が有る状態で本実施の形態を行うと図10に示すように、曲げ半径5mmの時にはPlはPluとPlcの和として約−18dBm漏洩するが、徐々に曲げ半径を大きくすることでPluのみを受光することができる。この時、接続損失が小さければ−70dBm程度、接続損失が大きければ−50dBm程度となり、漏洩光パワーの変化量(Psmall−Plarge)がそれぞれ52dB、32dBとなる。
これにより曲げ部5における曲げ半径を変更し、コア伝搬光の漏洩率を変化(少なくとも前述した高い漏洩率と低い漏洩率とに変化)させた時の漏洩光パワーを測定し、その変化量を所定の閾値、例えば前記52dBと32dBとの中間値である42dBと比較し、変化量が所定の閾値より大きい場合は接続損失が小さく、変化量が所定の閾値より小さい場合は接続損失が大きいと判定することで、構造パラメータの異なる単一モード光ファイバであっても、光ファイバ接続点を低損失で接続できたかを判定することができる。
なお、前述した説明では、実施の形態1において曲げ部5における曲げ半径を大きな値から小さな値へ徐々に変更し、また、実施の形態2において曲げ部5における曲げ半径を小さな値から大きな値へ徐々に変更しているが、それぞれ逆、つまり実施の形態1において曲げ部5における曲げ半径を小さな値から大きな値へ徐々に変更し、また、実施の形態2において曲げ部5における曲げ半径を大きな値から小さな値へ徐々に変更しても良い。
従来の光ファイバ接続点における損失測定方法の一例を示す図 光ファイバ接続点における伝搬光の振る舞いを解説する図 本発明の光ファイバ接続点における接続損失測定方法の基本的な構成を示す図 本発明方法により接続損失の判定が可能であることを示すための実験系を説明する図 漏洩光パワー及び曲げ損失と曲げ半径との関係を示すグラフ 漏洩光パワーと接続損失との関係を示すグラフ 曲げ半径をパラメータとした漏洩光パワーの計算値と接続損失との関係を示すグラフ 損失をパラメータとした漏洩光パワーとコア伝搬光の漏洩率との関係を示すグラフ 2種類の単一モード光ファイバにおける漏洩光パワーと曲げ半径との関係を示すグラフ 曲げ半径をパラメータとした漏洩光パワーと接続損失との関係を示すグラフ
符号の説明
1a,1b:光ファイバ、2:光ファイバ接続点、3:光源、5:曲げ部、6,7:パワーメータ、11a,11b:光ファイバ1a,1bのコア、12a,12b:光ファイバ1a,1bのクラッド、13a,13b:光ファイバ1a,1bの被覆。

Claims (5)

  1. 第1の光ファイバ及び第2の光ファイバをその一端同士で接続する光ファイバ接続点における接続損失を判定する方法であって、
    第1の光ファイバの他端に光を入射する手段と、
    第2の光ファイバを伝搬する光を、当該第2の光ファイバの一端の近傍において少なくとも2つの異なる漏洩率で当該第2の光ファイバの外部へ漏洩させる手段と、
    当該漏洩光の光電力を測定する手段とを用いて、
    前記異なる漏洩率で漏洩させた際の漏洩光の光電力をそれぞれ測定し、その変化から光ファイバ接続点における接続損失を判定する
    ことを特徴とする光ファイバ接続点における接続損失判定方法。
  2. 請求項1記載の光ファイバ接続点における接続損失判定方法において、
    少なくとも2つの異なる漏洩率のうち、高い方の漏洩率は光ファイバのコア及びコア以外を伝搬する光が光ファイバの外部へ漏洩する場合の漏洩率であり、低い方の漏洩率は光ファイバのコア以外を伝搬する光のみが光ファイバの外部へ漏洩する場合の漏洩率である
    ことを特徴とする光ファイバ接続点における接続損失判定方法。
  3. 請求項2記載の光ファイバ接続点における接続損失判定方法において、
    漏洩率が高い時の漏洩光の光電力Psmallと、漏洩率が低い時の漏洩光の光電力Plargeとの変化量(Psmall−Plarge)を求め、該変化量が大きい場合は接続損失が小さく、変化量が小さい場合は接続損失が大きいと判定する
    ことを特徴とする光ファイバ接続点における接続損失判定方法。
  4. 請求項2記載の光ファイバ接続点における接続損失判定方法において、
    漏洩率が高い時の漏洩光の光電力Psmallと、漏洩率が低い時の漏洩光の光電力Plargeとの変化量(Psmall−Plarge)を求め、該変化量が所定の閾値より大きい場合は接続損失が小さく、変化量が所定の閾値より小さい場合は接続損失が大きいと判定する
    ことを特徴とする光ファイバ接続点における接続損失判定方法。
  5. 請求項1乃至4いずれか記載の光ファイバ接続点における接続損失判定方法において、
    光ファイバを伝搬する光を少なくとも2つの異なる漏洩率で当該光ファイバの外部へ漏洩させる手段として、少なくとも2つの異なる曲げ半径の曲げを前記光ファイバに加える曲げ部を用いた
    ことを特徴とする光ファイバ接続点における接続損失判定方法。
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