JP4693560B2 - 枚葉体の貼合せ方法および積層光学フィルムの製造方法並びにこれらを用いた製造装置 - Google Patents

枚葉体の貼合せ方法および積層光学フィルムの製造方法並びにこれらを用いた製造装置 Download PDF

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本発明は、液晶ディスプレイなどを製作する工程において、可撓性を有する枚葉のフィルムに機能フィルムなどを含むシート状物を貼合せる工程などで利用する枚葉体の貼合せ方法および積層光学フィルムの製造方法並びにこれらを用いた製造装置に関する。
従来、帯状の機能フィルム(位相差フィルム)に、原反ロールから打ち抜き裁断して得られた薄い枚葉のフィルム(偏光板)を手作業で載置した後に貼合せて積層光学フィルムを製作する手段がある。
具体的には、帯状の位相差フィルムに所定角度で等間隔に偏光板を整列載置し、上下対向するように固定配備した加圧ローラの間隙に位相差フィルムを送り込んで偏光板を位相差フィルムに貼合せている(特許文献1参照)。
特開平10−206631号公報
しかしながら、従来の手法では次のような問題がある。
すなわち、偏光板は、その貼合せ面にセパレータが添設されているので、この薄いセパレータを手作業で剥離した後に、さらに薄い偏光板を位相差フィルムに手作業で載置しなければならず、作業が煩雑で作業効率が悪いといった不都合が生じている。
また、セパレータの剥離作業および位相差フィルムへの偏光板の載置作業が人によって手作業で取り扱われるとともに、貼合せまでの取り扱い時間が長くなるため、貼合せ面にゴミなどが付着しやすいといった問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、取り扱いにくい枚葉体を帯状のシート状物に貼合せる処理を自動的に能率よく行えるとともに、枚葉体である光学フィルムなどを積層して高品位の光学積層フィルムを製造することのできる枚葉体の貼合せ方法および積層光学フィルムの製造方法並びにこれらを用いた装置を提供することを主たる目的としている。
第1の発明は、帯状のシート状物に枚葉体を貼合せてゆく枚葉体の貼合せ方法であって、
前記帯状のシート状物を所定の搬送経路に導く案内ローラと、前記案内ローラと水平に対向配備された貼合せローラと、略水平姿勢のまま所定の搬送経路に前記枚葉体を搬送する搬送手段とを含み、
前記貼合せローラは、前記案内ローラに対して近接および離反可能であり、
前記搬送手段によって搬送される前記枚葉体を姿勢変換手段によって略水平姿勢から垂直起立姿勢に変換し、前記貼合せローラを前記案内ローラから所定距離だけ離反させた状態の両ローラ間に垂直起立姿勢の枚葉体の先端を送り込む過程と、
前記貼合せローラを前記案内ローラに向けて接近移動させることによって前記枚葉体の先端を押えてシート状物と平行な姿勢に矯正しながら前記シート状物に枚葉体を貼合せる過程と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) 第1の発明に係る枚葉体の貼合せ方法によると、姿勢変換手段によって枚葉体の搬送姿勢が略水平姿勢から垂直起立姿勢に変換される。この垂直起立姿勢にある枚葉体の先端と帯状のシート状物が貼付けローラと案内ローラによって押さえられて貼合されるので、飛来するゴミなどが貼合せ面に付着するのを回避することができる。
また、枚葉体を垂直起立姿勢のまま円滑に水平に対向配備された両ローラ間に供給し、帯状のシート状物に貼合せてゆくことができるので、枚葉体をシート状物に貼合せる処理を自動的に能率よく行うことを可能とする。
なお、枚葉体の搬送姿勢を姿勢変換手段によって垂直起立姿勢に変換した際に、枚葉体に残留する応力によって枚葉体が微小に湾曲する恐れがある。したがって、先端部が自由端となる片持ち状態で枚葉体が貼合せローラと案内ローラの間隙に送り込まれる際に、微小湾曲した枚葉体の先端部が正しく位置決めされないままにシート状物の貼合せ面にくっついてしまうようなことがない。また、次に貼合せローラが案内ローラに近接移動する際に、変形した枚葉体を一方面から押圧するので、貼合せローラに沿った姿勢、つまり、シート状物と平行な姿勢に枚葉体が矯正されてシート状物に貼合されてゆく。
したがって、貼合せ面にゴミの付着や、皺の発生や、このゴミや皺に起因する空気のかみ込みをなくして枚葉体を適切にシート状物に貼合せることができる。
第2の発明は、第1の発明に係る枚葉体の貼合せ方法において、
前記送り込む過程において、枚葉体の先端を上向きにして下から上に当該枚葉体を貼合せローラと案内ローラの間に送り込む
ことを特徴とする。
第3の発明は、第1および第2の発明に係る枚葉体の貼合せ方法において、
前記枚葉体の先端を送り込む前記両ローラの間隙の所定位置は、前記貼合せローラと案内ローラの両軸心を結ぶ略中心線に到達した位置であることを特徴とする。
(作用・効果) 枚葉体の先端を送り込む所定位置は、貼合せローラと案内ローラの両軸心を結ぶ略中心線に到達した位置であることが好ましい。
第4の発明は、第1ないし第3の発明に係る枚葉体の貼合せ方法において、
前記枚葉体は、その両面に、セパレータまたは保護フィルムが貼付されて、前記帯状のシート状物との貼合せ面にセパレータまたは保護フィルムのいずれか一方が添設されるように形成しており、この貼合せ面側のセパレータまたは保護フィルムに粘着テープを貼付け、粘着テープを前記姿勢変換手段に備わったナイフエッジで反転移送することでセパレータまたは保護フィルムを剥離しながら枚葉体をナイフエッジ前方に垂直起立姿勢で所定の貼合せ位置に送り出す
ことを特徴とする。
(作用・効果) これによると、枚葉体に添設されたセパレータまたは保護フィルムに貼付けた粘着テープをナイフエッジで反転移送することで、粘着テープの貼付けられたセパレータまたは保護フィルムを剥離しながら枚葉体をナイフエッジから片持ち状の垂直起立姿勢で送り出して両ローラの間隙に挿入供給することができる。
したがって、第4の発明に係る枚葉体の貼合せ方法によると、枚葉体をシート状物に貼合せる直前までセパレータまたは保護フィルムが添設された状態で処理することができるので、貼合せ面へのゴミなどの付着を回避して品質をさらに向上させることができるとともに、搬送や保管などの取り扱いが容易となり、貼合せ処理の自動化に有効となる。
第5の発明は、第1ないし第4の発明に係る枚葉体の貼合せ方法において、
前記帯状のシート状物は、その両面に、セパレータまたは保護フィルムが貼付されて、前記枚葉体との貼合せ面にセパレータまたは保護フィルムのいずれか一方が添設されるように形成したものであって、
前記シート状物と枚葉体を貼合せる前に、シート状物の貼合せ面側のセパレータまたは保護フィルムを剥離することを特徴とする。
(作用・効果) これによると、シート状物にもセパレータまたは保護フィルムが貼付けられており、シート状物と枚葉体とを貼合わす直前まで、このセパレータまたは保護フィルムを貼付けた状態でシート状物を取り扱うことができる。
したがって、第5の発明に係る枚葉体の貼合せ方法によると、シート状物の貼合せ面にゴミなどの付着を回避することができて品質の向上を図ることができるとともに、搬送や保管などの取り扱いが容易となり、貼合せ処理の自動化に有効となる。
第6の発明は、第1ないし第5のいずれかに記載の枚葉体の貼合せ方法において、
前記枚葉体または前記帯状のシート状物の少なくとも一方の貼合せ面に粘着剤が添設されており、この粘着剤を介して前記枚葉体と前記帯状のシート状物を貼合せることを特徴とする。
(作用・効果) これによると、必ず粘着剤を介して枚葉体と帯状のシート状物を貼合せることができるので、貼合せ後に浮きや剥がれが生じることなく確実な貼合せが可能となる。
第7の発明は、第1ないし第6の発明に係る枚葉体の貼合せ方法において、
前記枚葉体は、フィルムであることを特徴とする。
第8の発明は、第1ないし第6の発明に係る枚葉体の貼合せ方法において、
前記枚葉体は、偏光板であることを特徴とする。
第9の発明は、第1ないし第6の発明に係る枚葉体の貼合せ方法において、
前記枚葉体は、輝度向上フィルムであることを特徴とする。
(作用・効果) 第7ないし第9の発明に係る枚葉体の貼合せ方法によると、枚葉体が、例えば、フィルムや偏光板や輝度向上フィルムであることが好ましい。つまり、薄くて撓みやすい部材同士を貼合せるのに有効である。
第10の発明は、帯状のシート状物に枚葉体である光学フィルムを貼合せて積層光学フィルムを製造する積層光学フィルムの製造方法であって、
前記帯状のシート状物を所定の搬送経路に導く案内ローラと、前記案内ローラと水平に対向配備された貼合せローラと、略水平姿勢のまま所定の搬送経路に前記光学フィルムを搬送する搬送手段とを含み、
前記貼合せローラは、前記案内ローラに対して近接および離反可能であり、
前記搬送手段によって搬送される前記光学フィルムを姿勢変換手段によって略水平姿勢から垂直起立姿勢に変換し、前記貼合せローラと前記案内ローラから所定距離だけ離反させた状態の両ローラ間に垂直起立姿勢の光学フィルムの先端を送り込む過程と、
前記貼合せローラを前記案内ローラに向けて接近移動させることによって前記光学フィルムの先端を押えてシート状物と平行な姿勢に矯正しながらシート状物に光学フィルムを貼合せて積層してゆく過程と、
前記シート状物に貼合された光学フィルムの外形に沿って裁断する過程と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) 第10の発明に係る積層光学フィルムの製造方法によると、姿勢変換手段によって枚葉体である光学フィルムの搬送姿勢が略水平姿勢から垂直起立姿勢に変換される。この垂直起立姿勢にある光学フィルムの先端とシート状物が貼付けローラと案内ローラによって押さえられながら貼合される。つまり、積層されてゆく。さらに、この積層された光学フィルムの外形に沿って裁断し、光学フィルムとシート状物とが一体となった積層光学フィルムが製造される。
すなわち、これによると、帯状シートに光学フィルムを貼合せて積層してゆく過程で、貼合せ面が垂直起立姿勢にあるので、飛来するゴミなどが貼合せ面に付着するのを回避することができる。
また、光学フィルムを垂直起立姿勢のまま円滑に水平に対向配備された両ローラの間隙に供給して帯状のシート状物に貼合せてゆくことができるので、光学フィルムをシート状物に貼合せる処理を自動的に能率よく行うことを可能とする。
なお、枚葉体の搬送姿勢を姿勢変換手段によって垂直起立姿勢に変換した際に、枚葉体に残留する応力によって枚葉体が微小に湾曲する恐れがある。したがって、先端部が自由端となる片持ち状態で枚葉体が貼合せローラと案内ローラの間隙に送り込まれる際に、微小湾曲した枚葉体の先端部が正しく位置決めされないままにシート状物の貼合せ面にくっついてしまうようなことがない。また、次に貼合せローラが案内ローラに近接移動する際に、変形した枚葉体を一方面から押圧するので、貼合せローラに沿った姿勢、つまり、シート状物と平行な姿勢に枚葉体が矯正されてシート状物に貼合されてゆく。
したがって、貼合せ面にゴミの付着や、皺の発生や、このゴミや皺に起因する空気のかみ込みをなくして枚葉体を適切にシート状物に貼合せることができる。
第11の発明は、第10の発明に係る積層光学フィルムの製造方法において、
前記送り込む過程において、枚葉体の先端を上向きにして下から上に当該枚葉体を貼合せローラと案内ローラの間に送り込む
ことを特徴とする。
第12の発明は、帯状のシート状物に枚葉体である光学フィルムを所定ピッチで順次貼合せて、光学積層フィルムを製造する積層光学フィルムの製造装置であって、
前記シート状物を所定の搬送経路に導く案内ローラと、
前記案内ローラに水平に対向配備された貼合せローラと、
前記シート状物を搬送するシート状物搬送手段と、
枚葉体である前記光学フィルムを略水平姿勢で搬送する光学フィルム搬送手段と、
前記光学フィルム搬送手段によって略水平姿勢で搬送される光学フィルムを垂直起立姿勢に変換するとともに、前記両ローラの間隙の所定の貼合せ位置に光学フィルムを送り込む姿勢変換手段と、
所定の貼合せ位置に送り込まれた前記光学フィルムの位置合せに基づいて前記貼合せローラを案内ローラに向けて近接移動させるローラ移動手段と、
前記案内ローラと貼合せローラによって前記シート状物に貼合せて積層された光学フィルムを、この光学フィルムの外形に沿って裁断する裁断手段とを備え、
前記貼合せローラを案内ローラに向けて近接移動させることによって光学フィルムの先端を押えてシート状物と平行な姿勢に矯正しながら前記シート状物に光学フィルムを貼合せるよう構成した
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) この構成によると、案内ローラは、シート状物を所定の搬送経路に案内する。貼合せローラは、案内ローラに水平に対向配備されている。シート状物搬送手段は、光学フィルムを貼合せる所定位置にシート状物を搬送する。光学フィルム搬送手段は、光学フィルムを姿勢変換手段に向けて搬送する。姿勢変化手段は、光学フィルム搬送手段によって略水平姿勢で搬送される光学フィルムを垂直起立姿勢に変換するとともに、両ローラの間隙に光学フィルムを送り込む。裁断手段は、案内ローラと貼合せローラによってシート状物に貼合せて積層された光学フィルムを、この光学フィルムの外形に沿って裁断する。
つまり、姿勢変換手段によって略水平姿勢から垂直起立姿勢となった光学フィルム先端が両ローラ間に送り込まれた後、両ローラによって光学フィルムとシート状物が貼合わされて積層されてゆく。
なお、貼合せローラは、案内ローラに対して近接および離反可能であることが好ましい。姿勢変換手段は、両ローラの間隙の所定の貼合せ位置に光学フィルムを送り込むように構成することが好ましい。ローラ移動手段は、所定の貼合せ位置に送り込まれた光学フィルムの位置合せに基づいて貼合せローラを案内ローラに向けて近接移動させる。すなわち、第1および第2の発明に係る枚葉体の貼合せ方法、並びに第10および第11の発明に係る光学積層フィルムの製造方法を好適に実現することができる。
また、本発明において光学フィルムは、例えば、偏光板や輝度向上フィルムのように撓みやすい部材を用いるのに有効である。
第13の発明は、第12の発明に係る積層光学フィルムの製造装置において、
前記姿勢変換手段は、光学フィルムの先端を上向きにして下から上に当該光学フィルムを貼合せローラと案内ローラの間に送り込む
ことを特徴とする。
なお、第12および第13の発明において光学フィルムは、例えば、偏光板や輝度向上フィルムのように撓みやすい部材を用いるのに有効である。
本発明に係る枚葉体の貼合せ方法および積層光学フィルムの製造方法並びにこれらを用いた製造装置によると、貼合せローラと案内ローラの間に、例えば枚葉体である光学フィルムが送り込まれる際、光学フィルムの姿勢を略水平姿勢から垂直起立姿勢に変換するので、飛来するゴミなどが貼合せ面に付着するのを回避することができる。
また、光学フィルムを円滑に両ローラの間隙に供給して帯状のシート状物に貼合せてゆくことができ、例えば薄くて撓みやすくて取り扱いにくい枚葉体の貼合せ処理を自動的に能率よく行うことが可能となる。
本発明に係る枚葉体からのセパレータ剥離方法および積層光学フィルムの製造方法並びにこれらを用いた製造装置によると、枚葉体または枚葉体である光学フィルムからセパレータを剥離する際に、搬送経路に沿って整列搬送される枚葉体同士を繋ぎ合わせるだけの長さの剥離用の粘着テープを貼り付けるだけで、枚葉のセパレータを長尺状に連ねて剥離してゆくことができる。すなわち、剥離用の粘着テープをセパレータの全面を覆うように貼付ける必要がなく、消費量を減らすことができる。また、消費量が減ることにより廃棄費用を抑えることができる。
本発明の枚葉体は、偏光板、位相差フィルム、輝度向上フィルムなどの可撓性を有するフィルムであれば特に限定するものではなく、本実施の形態では偏光板を用いた場合に関して説明する。また、本発明の帯状のシート状物は、偏光板、位相差フィルム、輝度向上フィルムなどの帯状の機能フィルムであれば特に限定されるものではなく、本実施の形態では位相差フィルムを用いた場合に関して説明する。
本発明のセパレータおよび保護フィルムは、いずれも表面損傷の防止等のために被覆保護するものであるが、セパレータは枚葉体または帯状のシート状物に添設された粘着剤との接着界面で剥離除去されるものであるのに対し、保護フィルムは粘着剤が添設されたフィルムで粘着剤とともに剥離除去されるものである。
図1に、本発明に係る枚葉体の貼合せ方法および積層光学フィルムの製造方法を行う製造装置の概略構成が示されている。
位相差フィルムからなるフィルムF1は、幅広の原反ロールを所定寸法幅にスリットしたロール状態でフィルム供給部1に装填される。偏光板F2は、幅広の基板から所定寸法に打ち抜き裁断された枚葉状態で供給マガジン2に積層収納されて偏光板供給部3に装填される。このときフィルムF1および偏光板F2は、一方の面に粘着剤を介してセパレータが貼付され、他方の面に保護フィルムが貼付されている。フィルムF1は、保護フィルムs1が貼付された面を貼合せ面とするようにフィルム供給部1に装填されている。偏光板F2は、セパレータs2が貼付された面を下面にして供給マガジン2に積層収納される。
フィルム供給部1にロール巻き状態で装填されたフィルムF1は、ガイドローラ群で案内されて貼合せ位置の案内ローラ4に導かれる。その後、ガイドローラ5、ダンサローラ6、および、ブレーキローラ7などによって形成された搬送経路に沿って搬送されて裁断処理部8に送り込まれる。なお、ガイドローラ群、ガイドローラ5、ダンサローラ6、およびブレーキローラ7などを含むローラは、本発明のシート状物搬送手段を構成する。また、裁断処理部8は、本発明の裁断手段に相当する。
フィルムF1の貼合せ面には保護フィルムs1が添設されており、この保護フィルムs1は案内ローラ4へのフィルム供給経路途中において剥離されて回収ローラ9に巻取り回収される。また、フィルムF1はその貼合せ面を外向きにして案内ローラ4に導かれる。
偏光板供給部3の上方には、昇降および水平往復移動可能な真空吸着式のピックアップ装置11が配備されており、供給マガジン2に積層収容された偏光板F2は最上層のものから順に1枚づつピックアップ装置11で吸着保持されて取り出される。
偏光板F2を吸着保持して上昇したピックアップ装置11は前進移動し、偏光板F2同士に粘着テープTを貼付けてスリット状にするテープ貼付け機構12と偏光板供給部3との間に配備された偏光板搬送装置10に偏光板F2を移載する。なお、偏光板F2の取り出しに伴って供給マガジン2は上昇制御される。
偏光板搬送装置10は、先端を所定長させり出した状態の水平姿勢で保持した偏光板F2を、受け取り位置とテープ貼付け機構の作用位置との間で往復移動する。
テープ貼付け機構には、図2および図3に示すように、先行する偏光板F2の後部と、その後に搬送されてくる偏光板F2の先端の位置を接触または非接触のセンサ22によって検出して位置合せを行った後に、両偏光板F2の上面を吸着保持する吸着機構21と、粘着テープTを巻回したの送り出しロールr1を装填するテープ供給部15と、下方から両偏光板F2の後部と前部のセパレータS2の面に所定幅だけ粘着テープTを貼付ける貼付けローラ13と、両偏光板F2に貼付けた粘着テープTを所定長さに裁断する裁断機構23とを備えている。
センサ22は、前後にある偏光板F2の対向する端部同士の位置が予め設定された距離となるように検出する。
貼付けローラ13は、上昇して偏光板F2の搬送方向と交差するように偏光板F2を押圧しながら転動移動する。また、裁断機構23は、繰出し供給される帯状の粘着テープTの貼付けローラ13よりも上流側に配備されている。さらに、裁断機構23の上流側には、裁断された送り出し側の粘着テープTの先端側を保持するとともに、次に偏光板F2同士の貼り合わせ位置に粘着テープTの先端を送り出すテープ保持機構24が配備されている。
粘着テープTによって下方から繋ぎ合わされて連なった偏光板F2は、複数組のニップロール25によって水平搬送され、供給プレート14に搬送される過程で、水平姿勢から垂直起立姿勢に変換されて供給プレート14に移載される。つまり、供給プレート14は、偏光板F2の載置面を縦にした垂直起立姿勢で配備されている。
また、供給プレート14は、図7に示すように、偏光板F2の進行方向の先端に先鋭なナイフエッジeを備えている。また、ナイフエッジeの上部には押圧ローラ20が昇降可能に配備されており、下降して偏光板F2の先端を供給プレート14の先端のナイフエッジeとで押圧する。粘着テープTによって繋ぎ合わされたセパレータs2が巻取りロールr2に巻取られるのに同調して、粘着テープTとセパレータs2がナイフエッジeにおいて反転移送される。この過程で、偏光板F2の粘着剤が塗工された下面から剥離除去されて粘着剤が露出した偏光板F2だけがナイフエッジeの先端前方に送り出されてゆく。なお、ニップロール25、供給プレート14、ナイフエッジe、および巻取りロールr2の協働により、本願発明の姿勢変換手段を構成している。
偏光板F2の先端は、案内ローラ4に対して貼合せローラ16が離反した間隙の略中央の位置にくるように設定されている。
貼合せ位置においてフィルムF1を巻回案内する案内ローラ4は、モータ駆動されるゴムローラで構成されている。この案内ローラ4と水平に対向する位置には、モータ駆動される金属ローラからなる貼合せローラ16が案内ローラ4に対して近接または水平方向に離反可能に配備されている。そして、供給プレート14が前進移動して偏光板F2を貼合せ位置に送り込む際には、制御部26によって貼合せローラ16が案内ローラ4から所定距離だけ離反して間隙を形成するようになっている。なお、案内ローラ4および貼合せローラ16は、いずれもゴムローラであってもよいし金属ローラであってもよい。なお、制御部26は、ブレーキローラ7、裁断処理部8、回収ローラ9、偏光板搬送機構10、ピックアップ装置11、テープ貼付け機構12、貼合せローラ16、押さ部材17、および押圧ローラ20などを総括的に制御している。また、モータと制御部26は、本発明のローラ移動手段に相当する。
本発明に係る枚葉体貼合せ装置の主要部の構成および機能は以上のようであり、以下、この装置を用いた枚葉体の貼合せ手順を図1〜図9に基づいて説明する。
図1に示すように、供給マガジン2からピックアップ装置11によって表面を吸着保持された偏光板F2が、その先端を所定距離だけせり出した状態で偏光板搬送装置10に載置保持される。偏光板搬送装置10は、載置された偏光板F2をテープ貼付け機構12に搬送する。
テープ搬送機構12に到達する偏光板F2は、図2に示すように、その先端部分の位置がセンサ22によって検出され、先行する偏光板F2の後端と所定距離おいた位置に位置合せされる。その後、その部分の前後にある偏光板F2の後部と前部を吸着保持する。
偏光板F2の吸着が完了すると、図4に示すように、下方の貼付けローラ13が上昇し両偏光板F2の後部と前部にわたって粘着テープTを押圧しながら流れ方向と垂直方向に貼付けてゆく。貼付けローラ13が、図5に示すように、貼付け終端位置の手前に到達すると一旦転動を停止して裁断機構23が上昇する。裁断機構23は、その先端に備わったカッタ刃によって粘着テープTを所定長さに裁断する。このとき、裁断された後の供給側の粘着テープTの先端部分は、テープ保持機構24によって保持されている。粘着テープTが裁断されると、図6に示すよう、裁断機構は下降し、貼付けローラ13が再び作動して終端位置まで転動しながら残りの粘着テープTを押圧しながら貼付けてゆく。
粘着テープTの貼付けが完了すると貼付けローラ13は下降し、降下済みの裁断機構23とともに図3に示す待機位置に戻る。
粘着テープTによってセパレータs2を介して繋ぎ合わされた偏光板F2は、複数組のニップローラ25によって水平姿勢で搬送されてゆく。この過程で、水平姿勢から垂直起立姿勢に変換された偏光板F2が、供給プレート14の載置面を搬送されてゆく。先端のナイフエッジeに偏光板F2が到達すると、図7に示すように、上部から押圧ローラ20が降下してきて偏光板F2の先端を押圧する。そして、セパレータs2が巻取りロールr2に巻取られるのに同調して、粘着テープTによって繋ぎ合わされたセパレータs2がナイフエッジeにおいて反転移送されて偏光板F2から剥離除去されてゆく。
一方のセパレータs2が剥離除去された偏光板F2の先端は、貼合せ位置にある案内ローラ4と貼合せローラ16の間に偏光板F2の先端部を送り込む。この場合、貼合せローラ16は、案内ローラ4から所定距離だけ水平方向に離反移動して両ロール間が開放される。同時、供給プレート14の搬送面が、両ローラ4,16の間の略中央に設定されているので、偏光板F2はフィルムF1に接触するようなことなく大きく開放された両ローラ間に挿入供給される。
そして、偏光板F2の先端が、図8に示すように、案内ローラ4および貼合せローラ16の両軸心を結ぶ略中心線Lに到達する。その後、貼合せローラ16が、案内ローラ4に向かって所定距離まで移動制御され、偏光板F2の先端部がフィルムF1に押圧され貼合される。この場合、ナイフエッジeの先端からせり出された偏光板F2はセパレータs2貼合せ時に蓄積された残留応力とセパレータs2の剥離応力によって、例えば山形に撓み変形しやすいものとなっている。しかし、貼合せローラ16によって押されて水平に修正されながらフィルムF1の上面に平行に押し付けられることになる。
その後、図9に示すように、フィルムF1の搬送およびこれに同調した粘着テープTの巻取り移動に伴って、偏光板F2は案内ローラ4と貼合せローラ16の間に連続供給されてフィルムF1の上面に貼合され、偏光板F2とフィルムF1が積層されてゆく。
偏光板F2の後端が両ローラ間を通過して所定の位置に到達したことが、例えば、貼合せローラ16または/および案内ローラ4の所定の回転量を検出するロータリーエンコーダや光学センサなどにより検出されることにより、フィルムF1の搬送およびセパレータs1の巻取りが停止し、かつ、貼合せローラ16が離反移動する。また、貼合せローラ16および巻取りロールr2の駆動は、テープ貼付け機構の動作と停止とも同調し、一連の動作が滞ることなく機能するように調整されている。これで1回の貼合せが完了する。なお、貼合せローラ16が離反移動するのと同調して押さえ部材17が作動し、ガイドローラ5と押さえ部材17とでフィルムF1を挟持してフィルムF1の逆行変位が阻止される。
上記貼合せ処理を順次行うことで連続帯状のフィルムF1に枚葉の偏光板F2が所定ピッチで貼合わされることになり、フィルム搬送経路の後部に配備された裁断処理部8に搬送される。この所定ピッチ送りの休止タイミングに同期し、切断処理部8ではフィルムF1が機械切断あるいはレーザー切断される。そして、貼合せが完了して切断後の枚葉の積層されたフィルムF1と偏光板F2とからなる積層光学フィルムF0は、真空吸着式のピックアップ装置18で搬出されて回収マガジン19に積層回収されてゆく。
なお、切断処理部8では、偏光板F2の先端とその先端の移動距離を検出するための2個の光学センサが進行方向の直線上に配備され、偏光板F2の切断位置を決定する。
上述のように、偏光板F2とフィルムF1を貼合せローラ16と案内ローラ4に導くまで、貼合せ面を下向きの水平姿勢で搬送する。また、偏光板F2を水平姿勢から垂直起立姿勢に変換するとともに、偏光板F2をフィルムF1に貼合せる直前まで偏光板F2のセパレータs2を剥離しない状態で取り扱うことができるので、偏光板F2のフィルムF1への貼合せ面にゴミなどの付着を回避することができる。同様に貼合せ直前までフィルムF1に保護フィルムs1を貼合せた状態および保護フィルムs1剥離後も貼合せ面を下にして取り扱うことができるので、貼合せ面にゴミなどの付着を回避することができる。したがって、製造される積層光学フィルムF0の品質の向上を図ることができる。
また、薄いシート状、フィルム状、またはこれらの組み合わせ同士の偏光板F2とフィルムF1を自動で貼合せることができるとともに、その貼合せ時に皺の発生や、この皺の発生に伴う空気のかみ込みを回避することができる。
本発明は上述した実施例のものに限らず、次のように変形実施することもできる。
(1)上記実施例では、枚葉の偏光板F2にフィルムF1を貼合せていたが、偏光板F2に代えて位相差フィルム、輝度向上フィルムなどの枚葉のフィルムをフィルムF1に貼合せることもできる。また、フィルムF1に代えて偏光板、輝度向上フィルムなどの帯状の機能フィルムやフィルムよりも厚みのある可撓性を有するシート状物を用いてもよい。
(2)上記実施例では、偏光板F2からセパレータs2を剥離し、フィルムF1から保護フィルムs1を剥離していたが、偏光板F2を表裏反対に供給マガジン2に積層収納して、セパレータs2に代えて反対面の保護フィルムを剥離し、フィルムF1をセパレータが貼付された面を貼合せ面とするようにフィルム供給部1に装填して、保護フィルムs1に代えて反対面のセパレータを剥離して貼合せてもよい。
(3)上記実施例では、偏光板F2およびフィルムF1は、一方の面にセパレータ、他方の面に保護フィルムが貼付されたものを用いたが、両面にセパレータが貼付されたものや両面に保護フィルムが貼付されたものを用いてもよい。
(4)上記実施例では、前後の偏光板F2の幅方向の全幅にわたって粘着テープTを貼付けているが、例えば、中央部分など部分的に貼付けるようにしてもよいし、連続的に搬送されてくる偏光板F2のセパレータs2の全面に帯状に連なる粘着テープTを貼付けてもよい。
(5)上記実施例では、貼合せローラ16を案内ローラ4に対して離反および近接させて偏光板F2にフィルムF1を貼合せていたが、この部分の構成をニップローラによって構成してもよい。
積層光学フィルム製造装置の概略構成を示す全体側面図である。 偏光板を繋ぎ合せる工程を示す要部の側面図である。 偏光板を繋ぎ合せる工程を示す要部の側面図である。 粘着テープを繋ぎ合せる工程の動作を説明する図である。 粘着テープを繋ぎ合せる工程の動作を説明する図である。 粘着テープを繋ぎ合せる工程の動作を説明する図である。 積層光学フィルム製造装置の動作を説明する図である。 積層光学フィルム製造装置の動作を説明する図である。 積層光学フィルム製造装置の動作を説明する図である。
符号の説明
4 … 案内ローラ
8 … 裁断処理部
10 … 偏光板搬送装置
14 … 供給プレート
15 … テープ供給部
16 … 貼合せローラ
21 … 吸着機構
22 … センサ
23 … 裁断機構
24 … テープ保持機構
25 … ニップロール
e … ナイフエッジ
1 … 帯状のシート状物
2 … 枚葉体
L … 中心線
1 … 保護フィルム
2 … セパレータ
T … 繋ぎテープ

Claims (15)

  1. 帯状のシート状物に枚葉体を貼合せてゆく枚葉体の貼合せ方法であって、
    前記帯状のシート状物を所定の搬送経路に導く案内ローラと、前記案内ローラと水平に対向配備された貼合せローラと、略水平姿勢のまま所定の搬送経路に前記枚葉体を搬送する搬送手段とを含み、
    前記貼合せローラは、前記案内ローラに対して近接および離反可能であり、
    前記搬送手段によって搬送される前記枚葉体を姿勢変換手段によって略水平姿勢から垂直起立姿勢に変換し、前記貼合せローラを前記案内ローラから所定距離だけ離反させた状態の両ローラ間に垂直起立姿勢の枚葉体の先端を送り込む過程と、
    前記貼合せローラを前記案内ローラに向けて接近移動させることによって前記枚葉体の先端を押えてシート状物と平行な姿勢に矯正しながら前記シート状物に枚葉体を貼合せる過程と、
    を備えたことを特徴とする枚葉体の貼合せ方法。
  2. 請求項1に記載に枚葉体の貼合せ方法において、
    前記送り込む過程において、枚葉体の先端を上向きにして下から上に当該枚葉体を貼合せローラと案内ローラの間に送り込む
    ことを特徴とする枚葉体の貼合せ方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載に枚葉体の貼合せ方法において、
    前記枚葉体の先端を送り込む前記両ローラの間隙の所定位置は、前記貼合せローラと案内ローラの両軸心を結ぶ略中心線に到達した位置である
    ことを特徴とする枚葉体の貼合せ方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の枚葉体の貼合せ方法において、
    前記枚葉体は、その両面に、セパレータまたは保護フィルムが貼付されて、前記帯状のシート状物との貼合せ面にセパレータまたは保護フィルムのいずれか一方が添設されるように形成しており、この貼合せ面側のセパレータまたは保護フィルムに粘着テープを貼付け、粘着テープを前記姿勢変換手段に備わったナイフエッジで反転移送することでセパレータまたは保護フィルムを剥離しながら枚葉体をナイフエッジ前方に垂直起立姿勢で所定の貼合せ位置に送り出す
    ことを特徴とする枚葉体の貼合せ方法。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の枚葉体の貼合せ方法において、
    前記帯状のシート状物は、その両面に、セパレータまたは保護フィルムが貼付されて、前記枚葉体との貼合せ面にセパレータまたは保護フィルムのいずれか一方が添設されるように形成したものであって、
    前記シート状物と枚葉体を貼合せる前に、シート状物の貼合せ面側のセパレータまたは保護フィルムを剥離する
    ことを特徴とする枚葉体の貼合せ方法。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の枚葉体の貼合せ方法において、
    前記枚葉体または前記帯状のシート状物の少なくとも一方の貼合せ面に粘着剤が添設されており、この粘着剤を介して前記枚葉体と前記帯状のシート状物を貼合せる
    ことを特徴とする枚葉体の貼合せ方法。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の枚葉体の貼合せ方法において、
    前記枚葉体は、フィルムである
    ことを特徴とする枚葉体の貼合せ方法。
  8. 請求項1ないし請求項6いずれかに記載の枚葉体の貼合せ方法において、
    前記枚葉体は、偏光板である
    ことを特徴とする枚葉体の貼合せ方法。
  9. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の枚葉体の貼合せ方法において、
    前記枚葉体は、輝度向上フィルムである
    ことを特徴とする枚葉体の貼合せ方法。
  10. 帯状のシート状物に枚葉体である光学フィルムを貼合せて積層光学フィルムを製造する積層光学フィルムの製造方法であって、
    前記帯状のシート状物を所定の搬送経路に導く案内ローラと、前記案内ローラと水平に対向配備された貼合せローラと、略水平姿勢のまま所定の搬送経路に前記光学フィルムを搬送する搬送手段とを含み、
    前記貼合せローラは、前記案内ローラに対して近接および離反可能であり、
    前記搬送手段によって搬送される前記光学フィルムを姿勢変換手段によって略水平姿勢から垂直起立姿勢に変換し、前記貼合せローラと前記案内ローラから所定距離だけ離反させた状態の両ローラ間に垂直起立姿勢の光学フィルムの先端を送り込む過程と、
    前記貼合せローラを前記案内ローラに向けて接近移動させることによって前記光学フィルムの先端を押えてシート状物と平行な姿勢に矯正しながらシート状物に光学フィルムを貼合せて積層してゆく過程と、
    前記シート状物に貼合された光学フィルムの外形に沿って裁断する過程と、
    を備えたことを特徴とする積層光学フィルムの製造方法。
  11. 請求項10に記載に積層光学フィルムの製造方法において、
    前記送り込む過程において、枚葉体の先端を上向きにして下から上に当該枚葉体を貼合せローラと案内ローラの間に送り込む
    ことを特徴とする積層光学フィルムの製造方法。
  12. 帯状のシート状物に枚葉体である光学フィルムを所定ピッチで順次貼合せて、光学積層フィルムを製造する積層光学フィルムの製造装置であって、
    前記シート状物を所定の搬送経路に導く案内ローラと、
    前記案内ローラに水平に対向配備された貼合せローラと、
    前記シート状物を搬送するシート状物搬送手段と、
    枚葉体である前記光学フィルムを略水平姿勢で搬送する光学フィルム搬送手段と、
    前記光学フィルム搬送手段によって略水平姿勢で搬送される光学フィルムを垂直起立姿勢に変換するとともに、前記両ローラの間隙の所定の貼合せ位置に光学フィルムを送り込む姿勢変換手段と、
    所定の貼合せ位置に送り込まれた前記光学フィルムの位置合せに基づいて前記貼合せローラを案内ローラに向けて近接移動させるローラ移動手段と、
    前記案内ローラと貼合せローラによって前記シート状物に貼合せて積層された光学フィルムを、この光学フィルムの外形に沿って裁断する裁断手段とを備え、
    前記貼合せローラを案内ローラに向けて近接移動させることによって光学フィルムの先端を押えてシート状物と平行な姿勢に矯正しながら前記シート状物に光学フィルムを貼合せるよう構成した
    ことを特徴とする積層光学フィルムの製造装置。
  13. 請求項12に記載に積層光学フィルムの製造装置において、
    前記姿勢変換手段は、光学フィルムの先端を上向きにして下から上に当該光学フィルムを貼合せローラと案内ローラの間に送り込む
    ことを特徴とする積層光学フィルムの製造装置。
  14. 請求項12または請求項13に記載の積層光学フィルムの製造装置において、
    前記光学フィルムは、偏光板である
    ことを特徴とする積層光学フィルムの製造装置。
  15. 請求項12または請求項13に記載の積層光学フィルムの製造装置において、
    前記光学フィルムは、輝度向上フィルムである
    ことを特徴とする積層光学フィルムの製造装置。
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