JP4689865B2 - 媒体繰出装置 - Google Patents

媒体繰出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4689865B2
JP4689865B2 JP2001113427A JP2001113427A JP4689865B2 JP 4689865 B2 JP4689865 B2 JP 4689865B2 JP 2001113427 A JP2001113427 A JP 2001113427A JP 2001113427 A JP2001113427 A JP 2001113427A JP 4689865 B2 JP4689865 B2 JP 4689865B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feeding
passbook
medium
certificate
feeding roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001113427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002308467A (ja
Inventor
順一 丑久保
桂 大川
学 村崎
円 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2001113427A priority Critical patent/JP4689865B2/ja
Publication of JP2002308467A publication Critical patent/JP2002308467A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4689865B2 publication Critical patent/JP4689865B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通帳発行装置等の通帳収納部の通帳あるいは証書を順次繰出す媒体繰出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に顧客が銀行等で新規に口座を開設する場合や発行済みの通帳を使い終わった場合に、通帳や証書(以下「通帳証書」という)の発行が行われるが、この通帳証書を発行するために通帳証書繰出装置が使用される。この通帳証書繰出装置の内部には多数の通帳証書を収納するための通帳証書収納部(以下「通帳カセット」という)、及び通帳証書を繰出すための繰出機構が設けられている。
【0003】
第2図は、従来の通帳証書繰出装置の構成図である。通帳カセット1は、上部及び側面が開口しており両側に互いに平行に取り付けられたガイドシャフト2には、軸方向に沿って自由に摺動するプレスプレート3が取り付けられている。プレスプレート3の両側には、通帳カセット1の一端が掛けられたスプリング4の一端が掛けられており、プレスプレート3が通帳カセット1とは別に固定して取り付けられた繰出しローラ5に向かってストッパ6に平行に付勢するような構造になっている。ストッパ6は繰出しローラ5が通帳証書7に接触するようにローラに相当する部分が開口した構造になっている。繰出し口8の近傍には、繰出し時に通帳証書を1冊ずつ分離するためのゲート9が設けられている。
【0004】
上記のような従来の通帳証書繰出装置では、通帳証書7、7’、・・、7”がプレスプレート3とストッパ6の間に概ね縦にセットされ、プレスプレート3により、繰出しローラ5の方向に付勢され、繰出し時には、プレスプレート3の押圧により通帳証書7と繰出しローラ5間に摩擦力を発生させて通帳証書7の繰出しが行なわれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の通帳証書発行装置では、仮に通帳証書7を繰出しできない状態(以下「繰出し不良」という)となった場合、同じ繰出し動作を再度実行することしかできず、同じ動作を数回実行することにより装置エラーを低減させるようにしているが、同じ繰出し動作を繰り返しても通帳証書7を繰出しできる頻度が低いという問題があった。
【0006】
また、第3図に示したように、収納された通帳証書7、7’、・・、7”が少なくなってくるとスプリング4が縮み、プレスプレート3の押圧力が低下するため通帳証書7が押圧されず、徐々に繰出しローラ5の方向に倒れている場合があった。通帳証書7が倒れてくると、ストッパ6が通帳証書7上部と接触し抵抗となり、繰出しローラ5と通帳証書7間に空間が発生するため、十分な押圧力を繰出しローラ5に与えられず繰出し不良を発生させてしまう。逆に、通帳証書7、7’、・・、7”が倒れないようにプレスプレート3の押圧力を強くすると、通帳証書7、7’、・・、7”が多量に収納されている場合に通帳証書7、7’、・・、7”間の摩擦力が大きくなり、繰出しができない、あるいは一度に2冊繰出す重走となってしまう問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採用する。
〈構成〉
通帳証書を収納する通帳カセットから通帳証書を繰出す通帳証書繰出装置において、通帳証書を通帳証書繰出し口方向へ押圧するプレスプレートと、通帳証書を支えるストッパと、通帳証書を繰出す繰出しローラを備え、通帳証書が通帳カセットから繰出されたことを検出する検出センサの検出結果に基づき、繰出しローラを通帳証書に徐々に押付け、或いは一定時間振動を与えるための繰出しローラ回転移動機構を設けた。ここで検出センサは、繰出し口の上部の通帳証書搬送路の両側に設けられた発光素子と受光素子とからなり発光素子より光を発し受光素子で受光することにより通帳証書が通過した場合、光が遮られ受光されないことを検出することにより通帳証書の通過状態を検出する検出部である。また、繰出しローラ回転移動用モータは、直流モータでも、比較的安価なパルスモータでもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明実施の形態を図面に従って説明する。なお、各図面に共通する要素には同一符号を付す。第1図は本発明実施形態の通帳証書繰出装置を示す構成図である。本実施の形態では、媒体繰出装置として通帳証書繰出装置を用いて説明する。
【0009】
〈構成〉
同図において、通帳カセット1は、上部及び側面が開口している通帳カセットで、両側に互いに平行に取り付けられたガイドシャフト2には、軸方向に沿って自由に摺動するプレスプレート3が取り付けられている。プレスプレート3の両側には、通帳カセット1に一端が掛けられたスプリング4の一端が掛けられており、プレスプレート3が通帳カセット1とは別に取り付けられている繰出しローラ15に向かって通帳カセット1の繰出し口8側に取り付けられたストッパ6に平行となるように付勢され、プレスプレート3とストッパ6の間に概ね縦にセットされた通帳証書7、7'、・・、7"は、プレスプレート3により繰出しローラ15の方向に付勢されるような構造になっている。
【0010】
繰出し口8の近傍には、繰出し時に通帳証書7を1冊ずつ分離するゲート9、及び通帳証書7を繰出し口8に繰り出す繰出しローラ15と、繰出しローラ15を回転駆動する図示しない繰出しローラ駆動用モータ10’と、繰出しローラ15を繰出しローラの回転軸とは異なる軸位置50を軸として繰出しローラ15自体を回転移動する繰出しローラ回転移動用モータ10が配置され、繰出しローラ回転移動用モータ10のモータギア10−1がアイドルギア10−2に噛み、繰出しローラ15のギア10−3に噛みあうように構成されている。繰出し口8の上部には繰出された通帳証書7をガイドする搬送ガイド13と、繰出された通帳証書7をかみ込み搬送する搬送ローラ11と図示しない搬送ローラ11を駆動する搬送ローラ駆動用モータ10”と、通帳証書7が通帳カセット1から繰出された状態を検出する検出センサ12、12’が配置されている。
【0011】
第4図は本発明の通帳証書繰出装置の制御系を示すブロック図である。なお、本図では通帳証書繰出装置に含まれていても実施の形態の通帳証書繰出装置に特に関係がない部分については要素の図示を省略し、説明も省略する。同図において、制御部100は通帳証書繰出装置の動作を制御するもので、マイクロプロセッサ等で構成されている。制御部100には端末装置101およびモータ駆動回路102が接続されている。端末装置101は例えば銀行員等が操作し、通帳証書7の発行指示等を行なう。
モータ駆動回路102には前記繰出しローラ回転移動用モータ10、繰出しローラ駆動用モータ10’、搬送ローラ駆動用モータ10”等が接続されており、制御部100の指令によりこれらのモータが駆動される。また制御部100には、検出センサ12、12’が接続されており、繰出される通帳証書の繰出し状態を検出する。
【0012】
〈〈実施形態1〉〉
〈動作〉
実施形態1の通帳証書繰出装置の動作について、第5図の実施形態1の通帳証書繰出し処理のフローチャートに従い動作を説明する。
通帳証書7の繰出し指示が端末装置101から出されると、制御部100は、繰出しローラ15を通帳証書7に押付ける方向に繰出しローラ回転移動用モータ10を駆動し、軸位置50を軸として繰出しローラ15を一定量θ1回転させる。(ステップS1)
次に図示しない別の繰出しローラ駆動用モータ10’を駆動し、通帳証書を繰出し口8から搬送路13へ送り込む。(ステップS2)
通帳証書7の先端が搬送ローラ11、11’にかみ込まれ、左上に搬送路に沿って走行し検出センサ12を通過したことを検出すると、(ステップS3)
繰出しローラ回転移動用モータ10を逆回転させホームポジションに戻し繰出しローラ15を次の通帳証書7'から離し、2冊目の繰出しを防止する。そして繰出しローラ駆動用モータ10’を停止し、繰出し動作を終了する。(ステップS4)
【0013】
予め設定した一定時間t1内に通帳証書7が検出センサ12を通過せず繰出し不良と判定した場合は、(ステップS5)
以降の繰出し不良と判定したときの繰出し処理の繰り返し回数がm回目に達していない場合は、(ステップS6)
一旦、繰出しローラ駆動用モータ10’の駆動を停止し、(ステップS7)
通帳証書7側に繰出しローラが軸位置50を軸としΔθ1回転するように繰出しローラ回転移動用モータ10を予め決めたわずかな量だけ駆動し、繰出しローラ15をさらに通帳証書7に押付け、前記繰出し動作(ステップS2)以降を繰り返し行なう。(ステップS8)
本動作(ステップS8)により繰出しローラ15と通帳証書7との摩擦力が増大し、通帳証書7を繰出す頻度が向上する。
一方、繰出し不良の場合の繰出し動作の繰り返しがm回目に達したと判定した場合は、(ステップS6)
終了処理として繰出しローラ15をホームポジションに戻し繰出しローラ駆動用モータ10’を停止し、装置エラーとし終了する。(ステップ15)
【0014】
〈効果〉
以上のように、実施形態1の通帳証書繰出装置によれば、繰出し不良が発生した場合、通帳証書7への押圧力を付加することにより繰出しできる頻度を増加させることができ、装置エラーの頻度を少なくでき、安定した通帳証書繰出しができる。
【0015】
〈〈実施形態2〉〉
〈動作〉
実施形態2の通帳証書繰出装置の動作について第6図の実施形態2の通帳証書繰出し処理のフローチャートに従い動作を説明する。
通帳証書7の繰出し指示が端末装置101から出されると、制御部100は、繰出しローラ15を通帳証書7に押付ける方向に繰出しローラ回転移動用モータ10を駆動し、繰出しローラ15を軸位置50を軸とし一定量回転させる。(ステップS1)
次に図示しない別の繰出しローラ駆動用モータ10’を駆動し、通帳証書を繰出し口8から搬送路13へ送り込む。(ステップS2)
通帳証書7の先端が搬送ローラ11,11’にかみ込まれ、左上に搬送路に沿って走行し検出センサ12を通過したことを検出すると(ステップS3)
繰出しローラ回転移動用モータ10を逆回転させホームポジションに戻し繰出しローラ15を次の通帳証書7'から離し、2冊目の繰出しを防止する。そして繰出しローラ駆動用モータ10’を停止し、繰出し動作を終了する。(ステップS4)
【0016】
次に、通帳カセット1内の通帳証書7’、・・、7”が倒れることを防止するために以下に説明するたたき動作を一定時間t2行う。(ステップ20)
たたき動作は、通帳証書7が1冊繰出されると、次の通帳証書7’とストッパ6の間に通帳証書1冊分の隙間が発生し、通帳カセット1への通帳セット量が少なくなりプレスプレート3の押圧力が弱くなると、通帳証書全体を押付ける力も弱くなり、通帳証書7’、・・、7”の重量による通帳証書7’、・・、7”下側の摩擦力により通帳証書下側の位置が固定され、図3に示したような通帳証書7、7'、・・、7”が倒れる状態となり通帳証書上側がストッパ6側に倒れ、ストッパ6が通帳証書7上部と接触し抵抗となり、繰出しローラ5と通帳証書7間に空間が発生する。
【0017】
この通帳証書7、7'、・・、7”が倒れることを防止するために、繰出しローラ15を通帳証書7に押し当て、離す振動を与える。この振動の一例としては、繰出しローラ回転移動用モータ10が直流モータの場合は一定周波数ω1(周期T1)の正弦波のモータ電流を加える。繰出しローラ回転移動用モータ10がパルスモータの場合は移動量が上記一定周波数ω1(周期T1)の正弦波となるように駆動する。これにより通帳証書7、7'、・・、7”に強制的な振動を与える。通帳証書7”は、常時、プレスプレート3により押圧されているので、倒れていた通帳証書の角度が徐々に立ち、通帳証書7、7'、・・、7”の倒れた状態を徐々に修正することができる。
【0018】
ここで、前記一定周波数ω1(周期T1)は、通帳証書の力学的固有振動に近いほど効果が得られる。固有振動ω1(周期T1)については日本規格協会発行の「力学のおはなし」第1版、P132に記載されている棒振子の例のように(1)式で求められる。
T1=2π(2l/3g)1/2 (1)
ここで、lは棒振子の長さ、gは重力加速度である。
上記棒振子の例は棒状の物についてであり、また、棒振子の支点が上側に対し、通帳証書7は板状であり、通帳証書7の支点は下側となるが、固有振動ω1(周期T1)は概ね(1)式にて近似できる。
例えば、通帳証書7が10cmとすると(1)式により
T1=2π((2*10cm)/(3*980cm/秒1/2 (2)
となり、周期T1=約0.5秒の正弦波の振動を通帳証書7に加えることにより通帳証書7が共振し、効果的に通帳証書7、7'、・・、7”にも振動を与えることができ、倒れた状態を速やかに修正することができる。
【0019】
また、通帳証書7に加える力、即ち、繰出しローラ回転移動用モータ10のモータ電流の振幅値は、第3図のように通帳証書7が倒れた状態の場合は通帳証書7に通帳証書7'、・・、7”が倒れ掛けているので、比較的強い力で振動を与える必要があるが、本実施形態2の通帳証書繰出装置では通帳証書7を1冊繰出した後に通帳証書7'、・・、7”に振動を与えるので、通帳証書を最初にセットした状態と同様に通帳証書7'、・・、7”は比較的立った状態であり、弱い力で振動を与えるだけでよい。即ち、繰出しローラ回転移動用モータ10のモータ電流の振幅を小とする。或いは、モータ電流の振幅は固定で、たたき動作の時間t2を短くすることでもよい。これにより繰出しローラ5の汚れが通帳証書7に付くことや、繰出しローラ5の摩擦による傷等の発生を少なくすることができる。
【0020】
一方、予め設定した一定時間t1内に通帳証書7が検出センサ12を通過しない場合と判定した場合は、(ステップS5)
繰出し不良と判定し、以降の繰出し不良と判定したときの繰出し処理の繰り返し回数がm回目に達していない場合は(ステップS6)
一旦、繰出しローラ駆動用モータ10’の駆動を停止し、(ステップS7)
通帳証書7側に繰出しローラが軸位置50を軸としΔθ1回転するように繰出しローラ回転移動用モータ10を予め決めたわずかな量だけ駆動し、繰出しローラ15をさらに通帳証書7に押付け、前記繰出し動作(ステップS2)以降を繰り返し行なう。(ステップS8)
【0021】
一方、繰出し不良と判定し、以降の繰出し不良と判定したときの繰出し処理の繰り返し回数がm回目に達している場合は、(ステップS6)
終了処理として繰出しローラ15をホームポジションに戻し繰出しローラ駆動用モータ10’を停止し、装置エラーとし終了する。(ステップ15)
【0022】
〈効果〉
以上のように、実施形態2の通帳証書繰出装置によれば、実施形態1の媒体繰出装置の効果に加え、通帳証書を繰出した後、繰出しローラで通帳証書をたたく動作を行なうことにより、倒れかけている通帳証書を立たすことができ、繰出し不良が発生する頻度を減らし、繰出し不良が発生したときの繰出し動作を繰り返す必要が少なくなるので繰出し時間を短くすることができる。
【0023】
〈〈実施形態3〉〉
〈動作〉
実施形態3の通帳証書繰出装置の動作について、第7図の実施形態3の通帳証書繰出し処理のフローチャートに従い動作を説明する。
通帳証書7の繰出し指示が端末装置101から出されると、制御部100は、繰出しローラ15を通帳証書7に押付ける方向に繰出しローラ回転移動用モータ10を駆動し、軸位置50を軸とし繰出しローラ15を一定量θ1回転させる。
(ステップS1)
次に図示しない別の繰出しローラ駆動用モータ10’を駆動し、通帳証書を繰出し口8から搬送路13へ送り込む。(ステップS2)
通帳証書7の先端が搬送ローラ11,11’にかみ込まれ、左上に搬送路に沿って走行し検出センサ12を通過したことを検出すると(ステップS3)
繰出しローラ回転移動用モータ10を逆回転させホームポジションに戻し繰出しローラ15を次の通帳証書7'から離し、2冊目の繰出しを防止する。そして繰出しローラ駆動用モータ10’を停止し、繰出し動作を終了する。(ステップS4)
【0024】
予め設定した一定時間t1内に通帳証書7が検出センサ12を通過せず繰出し不良と判定した場合は、(ステップS5)
繰出し不良と判定し、以降の繰出し不良と判定したときの繰出し処理の繰り返し回数がm回目に達していない場合は(ステップS6)
一旦繰出しローラ駆動用モータ10’の駆動を停止し、(ステップS7)
通帳証書7側に繰出しローラが軸位置50を軸としΔθ1回転するように繰出しローラ回転移動用モータ10を予め決めたわずかな量だけ駆動し、繰出しローラ15をさらに通帳証書7に押付け、前記繰出し動作(ステップS2)以降を繰り返し行なう。(ステップS8)
【0025】
一方、繰出し不良と判定し、以降の繰出し不良と判定したときの繰出し処理の繰り返し回数がm回目に達している場合は、(ステップS6)
通帳証書7’、・・、7”等が図3のように倒れていると判断し、前記たたき動作による繰出し動作のリトライを既にn回以上繰り返していない場合は、(ステップS9)
繰出しローラ駆動用モータ10’を一旦停止し、(ステップ10)
前記たたき動作を一定時間t3を行なった(ステップS20)後、前記繰出し動作(ステップS2)以降の繰出し動作を行なう。
前記たたき動作(ステップS20)において、通帳証書7に加える力、即ち、繰出しローラ回転移動用モータ10のモータ電流の振幅値は、すでに繰出し不良と判定し以降の繰出し不良と判定したときの繰出し処理の繰り返し回数がm回目であることから、第3図のように通帳証書7が倒れた状態の場合であり通帳証書7に通帳証書7'、・・、7”が倒れ掛けていると判定し、比較的強い力で振動を与える。即ち、繰出しローラ回転移動用モータ10のモータ電流の振幅を大とする。或いは、モータ電流の振幅は固定で、たたき動作の時間t3を長くすることでもよい。
【0026】
一方、たたき動作を既にn回以上行なった場合は、(ステップS9)
終了処理として繰出しローラ15をホームポジションに戻し繰出しローラ駆動用モータ10’を停止し、装置エラーとし終了する。(ステップ15)
【0027】
〈効果〉
以上のように、実施形態3の通帳証書繰出装置によれば、実施形態1の通帳証書繰出装置の効果に加え、繰出し不良が発生し繰出しローラを徐々に通帳証書に押付け繰出し動作を繰り返しても通帳証書を繰出せないときに、繰出しローラで通帳証書をたたく動作を行ない、倒れかけている通帳証書を立たすことができ、通帳証書繰出しができる。従って、通帳証書繰出し後、必ずたたき動作をしないため、繰出しローラの汚れにより通帳証書を汚すことを極力少なくすることができる。
【0028】
なお、実施形態2、3の通帳証書繰出装置の説明では、繰出しエラーが発生した場合に繰出しローラを徐々に通帳証書に押付け、繰出し動作を繰り返す処理(ステップ8)を行なうようにしているが、この動作を省略しても、実施形態2、3各々の効果が得られる。
さらに、実施形態1、2、3の通帳繰出装置において、最初に通帳証書をセットした後に、前記たたき動作を行なうことにより、各実施形態の効果をさらに向上させることができる。
また、上記実施形態1、2、3の通帳証書繰出装置の説明では、繰出しローラ5を軸位置50で回転する機構で説明したが、通帳証書7の方向に直線的に移動させる機構としても同様の効果が得られる。
以上説明したように実施形態1,2,3の通帳証書繰出装置では繰出す媒体を通帳証書として記載したが、通帳証書と同様の冊子状媒体やキャッシュカード類、厚紙の用紙をカセットに縦に装填する装置でも同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の通帳証書繰出装置を示す構成図である。
【図2】従来の通帳証書繰出装置の構成図である。
【図3】 通帳証書が倒れる状態を示す図である。
【図4】本発明の通帳証書繰出装置の制御系を示すブロック図である。
【図5】実施形態1の通帳証書繰出し処理のフローチャートである。
【図6】実施形態2の通帳証書繰出し処理のフローチャートである。
【図7】実施形態3の通帳証書繰出し処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 通帳カセット
2 ガイドシャフト
3 プレスプレート
4 スプリング
5、15 繰出しローラ
6 ストッパ
7、7’、7” 通帳証書
8 繰出し口
9 ゲート
10 繰出しローラ回転移動用モータ
10’ 繰出しローラ駆動用モータ
10” 搬送ローラ駆動用モータ
11 搬送ローラ
12、12’ 検出センサ
13 搬送路

Claims (3)

  1. 媒体を収納する媒体収納部と、媒体の繰出しを行なう繰出しローラ部と、
    収納された媒体を当該繰出しローラ方向に押圧する押圧部と、媒体の繰出し状態を検出するセンサ検出部を具備し、媒体を順次繰出す媒体繰出装置において、
    前記繰出しローラ部は、繰出しローラ及び支持部からなり、
    前記支持部の前記繰出しローラの回転軸とは異なる位置に軸を設け、
    前記軸を中心に前記繰出しローラを移動可能とする駆動部を設け、
    前記センサ検出部の検出結果に基づき、前記駆動部により、前記繰出しローラ及び支持部を前記軸を中心にして所定の振幅で振動させて前記媒体を叩いて繰出した後、前記繰出しローラを振動させて前記媒体収納部内の媒体を整列させることを特徴とする媒体繰出装置。
  2. 前記センサ検出部の検出結果に基づき、媒体の繰出しが失敗したと判定したとき、前記繰出しローラを一定時間振動させ、媒体を繰出すことを特徴とする請求項1記載の媒体繰出装置。
  3. 前記振動の動作に先立って、前記繰出しローラを繰出す媒体に徐々に押付け、媒体の繰出しを繰り返すことを特徴とする請求項2記載の媒体繰出装置。
JP2001113427A 2001-04-12 2001-04-12 媒体繰出装置 Expired - Fee Related JP4689865B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001113427A JP4689865B2 (ja) 2001-04-12 2001-04-12 媒体繰出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001113427A JP4689865B2 (ja) 2001-04-12 2001-04-12 媒体繰出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002308467A JP2002308467A (ja) 2002-10-23
JP4689865B2 true JP4689865B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=18964647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001113427A Expired - Fee Related JP4689865B2 (ja) 2001-04-12 2001-04-12 媒体繰出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4689865B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6482485B2 (ja) * 2016-02-26 2019-03-13 富士通フロンテック株式会社 自動取引装置及び繰り出し方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524680A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Canon Inc 給紙装置
JPH08169632A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Canon Inc 給紙装置
JPH09278194A (ja) * 1996-04-12 1997-10-28 Oki Inf Syst 媒体繰出し装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524680A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Canon Inc 給紙装置
JPH08169632A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Canon Inc 給紙装置
JPH09278194A (ja) * 1996-04-12 1997-10-28 Oki Inf Syst 媒体繰出し装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002308467A (ja) 2002-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4353116B2 (ja) 棒金払出し装置
US6382614B1 (en) Sheet processing apparatus and image forming apparatus
EP1755088A1 (en) Banknote handling
US7699307B2 (en) Medium delivery apparatus and medium processing apparatus with dual rotating pressing members
JP4261078B2 (ja) 紙幣中心整合装置を備えた紙幣鑑別装置
JP4689865B2 (ja) 媒体繰出装置
JP2002288732A (ja) 自動販売機の商品払出装置
JP2001270267A (ja) ページめくり装置、通帳プリンタおよびページめくり装置の設定調整方法
JP2773497B2 (ja) 紙葉類厚さ検出機構
JPH10279160A (ja) 用紙の排紙処理装置
JP5101674B2 (ja) 印刷装置
WO2012060124A1 (ja) 紙葉類処理装置
JP2011006203A (ja) 後処理装置および画像形成システム
JPH11130321A (ja) 用紙排出装置
JP2012148830A (ja) 排紙装置
JP3299301B2 (ja) 冊子類の頁捲り装置
JP5560075B2 (ja) 媒体繰出装置
JP2004357832A (ja) 景品払出機における景品繰出し装置
US20030230840A1 (en) Stapler processing apparatus for paper collating machine
JP3758127B2 (ja) 冊子類取扱装置
JP5223662B2 (ja) 紙幣識別装置
JP2785226B2 (ja) シート綴じ装置
JP3259983B2 (ja) 紙幣の搬送、収納装置
JP2007293710A (ja) 媒体取扱装置
JP2004046702A (ja) 発券装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060923

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060929

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061013

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100922

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110111

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4689865

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees