JP4687295B2 - 光学装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、入射される複数の色光を変調し変調されて複数の色光を合成して一定方向に射出する光学装置、およびその光学装置を備えたプロジェクタに関する。
光源から射出された光束を画像情報に応じて変調し、投写レンズを介してスクリーン上に投写するプロジェクタが知られており、このようなプロジェクタは、パーソナルコンピュータ(PC)とともに、会議等でのプレゼンテーションに広く利用されている。このプロジェクタは、例えば、光源から射出された光束を3色の色光に分離する色分離光学装置と、色光毎に画像情報に応じて変調し、各変調光を合成して光学像を形成する光学装置と、光学像を拡大投写する投写光学装置とを備えた構成のものが一般的であった。
プロジェクタを構成するこれらの装置のうち、光学装置は、色分離光学装置にて分離された3つの色光毎に画像情報に応じて変調する光変調装置(光学変調装置)としての3つの液晶パネルと、各液晶パネルで変調された光束を合成する色合成光学装置とで構成されている。また、色合成光学装置としては、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に設けられ、これらの誘電体多層膜により3つの色光を合成するクロスダイクロイックプリズムが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
図5は、従来のプロジェクタの光学装置800の構造を示した模式図である。図5に示すように、従来の光学装置800は、フィールドレンズ805、入射側偏光板810から射出され、液晶パネル820により変調された各変調光を射出側偏光板830から射出し、この射出された各色光を、断面が略直角三角形状の4つのプリズムからなるクロスダイクロイックプリズム840が色光毎に変調された光学像を合成し、当該クロスダイクロイックプリズム840で合成されたカラー画像を、投写レンズ850で射出し、図示しないスクリーン上に拡大投写するものであった。
また、このクロスダイクロイックプリズム840は、図5に示すように、同一形状の4つの直角プリズムを接合して形成され、クロスダイクロイックプリズム全体として立方体形状(直角プリズムの接合面に垂直な断面形状が正方形)となり、入射される3つの色光の入射面から射出面までの光路長はそれぞれ等しくなるように設定されていた。
特開平11−133414号公報([0038],図1)
ところで、光学装置を構成する光変調装置(光学変調装置)としての液晶パネルには、電圧の印加状態の変更による白表示および黒表示を可能にするため、通常、この液晶パネルの入射側および射出側には、入射された光束のうち所定の偏光軸を有する光束のみを透過させ、その他の偏光軸を有する光束を吸収して、所定の偏光光として射出する偏光板をそれぞれ配置するようにしている。一方、入射される色光により偏光板等の光学部品には熱が発生してしまうが、かかる熱を冷却するため、射出側偏光板を所定の厚さの放熱用部材に形成して、この放熱用部材をクロスダイクロイックプリズムの端面側に取り付けるような構成を採用していた。
しかしながら、前記したような構成を用いると、液晶パネルのバックフォーカス面が移動して、投写レンズのバックフォーカス距離が長くなる一方、射出側偏光板と液晶パネルとを適切な距離に維持することが不可能となり、所望の厚さの放熱用部材を配設することができず、その結果、射出側偏光板等の光学部品を効率よく冷却することができなかった。更には、投写レンズからのバックフォーカス距離が長くなることにより、投写レンズやプロジェクタが大型化してしまうという問題が発生していた。
本発明の目的は、前記した課題に鑑みてなされたものであり、光学部品の冷却効率の向上を簡便に図ることができ、かつ小型化も容易な光学装置及びプロジェクタを提供することにある。
本発明の光学装置は、入射された第1〜第3の色光をそれぞれ画像情報に応じて変調する第1〜第3の光学変調装置と、前記第1〜第3の光学変調装置によって変調された前記第1〜第3の色光を合成する色合成光学装置とを備えた光学装置であって、前記色合成光学装置は、相互に接続される複数のプリズムからなるプリズム集合体と、前記複数のプリズムの接続面のうち相互に交差する2つの接合面の一方の接続面に介装される第1のダイクロイックミラー層と他方の接続面に介装される第2のダイクロイックミラー層とを備え、前記第1のダイクロイックミラー層は、前記第1の色光を反射し前記第2の色光と前記第3の色光とを透過し、前記第2のダイクロイックミラー層は、前記第2の色光を反射し前記第1の色光と前記第3の色光とを透過し、前記プリズム集合体は、前記第1〜第3の光学変調装置で変調された第1〜第3の色光をそれぞれ入射する第1〜第3の入射面と、合成された第1〜第3の光束を射出する射出面とを備え、前記第3の色光の光量は、前記第1の色光および前記第2の色光の光量よりも多く設定されており、前記第3の入射面には、当該プリズムを構成する材料より熱伝導性のよい放熱用部材が設けられ、前記第1の入射面から前記射出面までの光路長及び前記第2の入射面から前記射出面までの光路長がそれぞれ同一に設定され、前記第3の入射面から前記射出面までの光路長は、前記第1の入射面から前記射出面までの光路長及び前記第2の入射面から前記射出面までの光路長よりも、前記放熱用部材内の光路長分短いことを特徴とする。
本発明の光学装置によれば、色合成光学装置の第1〜第3のそれぞれの入射面から入射され共通の射出面から射出される第1〜第3の色光のうち、第1及び第2のダイクロイックミラー層により反射される第1及び第2の色光の前記第1の入射面から前記射出面までの光路長と前記第2の入射面から前記射出面までの光路長とがそれぞれ同一に設定される一方、第1及び第2のダイクロイックミラー層を透過する第3の色光の前記第3の入射面から前記射出面までの光路長は、第1及び第2の色光の前記第1の入射面から前記射出面までの光路長及び前記第2の入射面から前記射出面までの光路長よりも短く設定するようにしているので、第3の色光の光路長を短くした分の光路長を有する放熱用部材等を配設することができ、偏光板などの光学部品の冷却を効率的に行うことができる。
また、前記第3の色光の光量が前記第1の色光および前記第2の色光の光量よりも多く設定されている場合であっても、光学装置の第3の色光の光路内には放熱用部材が配設されているので、第3の色光の光量が多く、発熱量が多くても射出側偏光板などの冷却を効率的に行うことができる。
また、放熱用部材は、プリズムを構成する材料より熱伝導性のよい放熱用部材(熱伝導性部材ともいう)であるので、当該入射面に形成された偏光板やプリズムの冷却を効率的に行うことができ、色合成光学装置の冷却効果をより一層好適に行うことができる。
なお、この放熱用部材(熱伝導性部材ともいう)は、例えば水晶やサファイア等で形成され、熱伝導率が、概ね6.2〜10.6W・m−1・K−1であることが好ましい。
更に、プリズムの大きさを小さくする分、色合成光学装置をコンパクトにすることができ、ひいては光学装置の小型化を図ることができる。
前記の本発明の光学装置は、前記プリズム集合体は、前記2つの接続面が相互に交差するようにして接続された4つのプリズムで構成され前記接合面に垂直な断面形状が2つの長辺と2つの短辺を有する略長方形である主プリズムと、前記主プリズムの前記断面形状の前記2つの短辺側の側面にそれぞれ接続される2つの副プリズムとを備え、前記プリズム集合体の前記接合面に垂直な断面形状は略等脚台形であり、前記プリズム集合体の前記断面形状の略等脚台形の平行な辺のうち長辺側の側面が前記第3の入射面で、短辺側の側面が前記射出面であり、前記プリズム集合体の前記断面形状の略等脚台形の長さが等しい2辺側の側面がそれぞれ前記第1の入射面と第2の入射面であるのが好ましい。
この発明によれば、色合成光学装置を構成するプリズム集合体が、2つの接続面が相互に交差するようにして接続された4つのプリズムで構成され該接合面に垂直な断面形状が2つの長辺と2つの短辺を有する略長方形である主プリズムと、該主プリズムの前記断面形状の前記2つの短辺側の側面にそれぞれ接続される2つの副プリズムとを備えており、該プリズム集合体の前記接合面に垂直な断面形状が等脚台形であり、前記プリズム集合体の前記断面形状の略等脚台形の平行な辺のうち長辺側の側面が前記第3の入射面で、短辺側の側面が前記射出面であり、前記プリズム集合体の前記断面形状の略等脚台形の長さが等しい2辺側の側面がそれぞれ前記第1の入射面と第2の入射面とした構成としている。よって、前記した第1及び第2の色光の該第1の入射面から該射出面までの光路長と該第2の入射面から該射出面までの光路長を同一に設定し、第3の色光の第3の入射面から射出面までの光路長を第1及び第2の色光の第1の入射面から射出面までの光路長および第2の入射面から射出面までの光路長よりも短くすることを確実に実施でき、前記した本発明の効果を好適に奏することができる。
また、前記の本発明の光学装置は、前記プリズム集合体は、前記2つの接続面が相互に交差するようにして接続された4つのプリズムで構成され前記接合面に垂直な断面形状が略等脚台形であり、前記プリズム集合体の前記断面形状の略等脚台形の平行な辺のうち長辺側の側面が前記第3の入射面で、短辺側の側面が前記射出面であり、前記プリズム集合体の前記断面形状の略等脚台形の長さが等しい2辺側の側面がそれぞれ前記第1の入射面と第2の入射面であることが好ましい。
この発明によれば、前記プリズム集合体は、2つの接続面が相互に交差するようにして接続された4つのプリズムで構成され、前記プリズム集合体の前記接合面に垂直な断面形状が略等脚台形状であり、前記プリズム集合体の前記断面形状の略等脚台形の平行な辺のうち長辺側の側面が前記第3の入射面で、短辺側の側面が前記射出面であり、前記プリズム集合体の前記断面形状の略等脚台形の長さが等しい2辺側の側面がそれぞれ前記第1の入射面と第2の入射面とした構成としている。よって、前記した第1及び第2の色光の該第1の入射面から該射出面までの光路長と該第2の入射面から該射出面までの光路長を同一に設定し、第3の色光の第3の入射面から射出面までの光路長を第1及び第2の色光の第1の入射面から射出面までの光路長および第2の入射面から射出面までの光路長よりも短くすることを確実に実施でき、前記した本発明の効果を好適に奏することができるほか、プリズムの数を4つとすることができるので、部材の削減を図ることができ、この部材削減により製品コストの削減を行うことが可能となる。
本発明の光学装置は、前記第3の色光が緑色光であり、前記第1の色光が赤色光と青色光とのうちの一方であり、前記第2の色光が赤色光と青色光とのうちの他方であることが好ましい。
この本発明によれば、第3の色光が緑色光であり、第1の色光と第2の色光が赤色光及び青色光のいずれかであるので、一般的に使用される光源から射出される光束の熱の発生が高いとされる緑色光の色合成光学装置内の光路長を、他の青光や赤光の色合成光学装置内の光路長よりも短く設定し、緑色光の光路に放熱用部材を容易に配設することができるため、熱の発生量が多い緑色光の偏光板等を効率よく冷却することができ、前記した効果をより好適に奏することができる。
また、本発明の光学装置は、前記放熱用部材には偏光板が配設されていることが好ましく、このような構成とすることにより、当該偏光板の冷却が効率よく行われ、前記した効果をより好適に奏することが可能となる。
本発明のプロジェクタは、光源と、この光源から射出された光束を第1〜第3の色光に分離する色分離光学装置と、前記色分離光学装置で分離された第1〜第3の色光をそれぞれの画像情報に応じて変調し変調された前記第1〜第3の色光を合成して射出する光学装置と、前記光学装置にて合成された画像光を拡大投写する投写光学装置を備えたプロジェクタであって、前記光学装置は前述した本発明の光学装置であることを特徴とする。
本発明によれば、プロジェクタは、前記した本発明の光学装置を備えているので、前記した本発明の光学装置と同様の作用・効果を享受できる。
また、光学装置の冷却について、放熱用部材を配設することにより実施できるため、光学装置を冷却する冷却ファンの数量および送風量等を増加させる必要がないので、プロジェクタに具備される冷却ファンの小型化を図ることができ、これによりプロジェクタの小型化を図ることが可能となる。
そして、プロジェクタの小型化により、製造コストの削減をも効率的に図ることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
(I)光学系の構成:
図1には本実施形態のプロジェクタ1の光学系4の模式図を示す。プロジェクタ1は、インテグレータ照明光学系41と、色分離光学系42と、リレー光学系43と、光変調光学装置(光学変調装置)および色合成光学装置を一体化した光学装置44と、投写光学装置としての投写レンズ3とを備えている。光学部品41〜44等は、所定の照明光軸Aが設定された図示しない光学部品用筐体内に位置決め調整されて収納されている。
インテグレータ照明光学系41は、光源から射出された光束を照明光軸直交面内における照度を均一にするための光学系であり、光源装置411、第1レンズアレイ412、第2レンズアレイ413、偏光変換素子414、および重畳レンズ415を備えて構成される。
光源装置411は、放射光源としての光源ランプ416およびリフレクタ417を備えており、光源ランプ416から射出された放射状の光線をリフレクタ417で反射して略平行光線とし、外部へと射出する。本例では、光源ランプ416として高圧水銀ランプを採用しているが、これ以外にメタルハライドランプ等を採用することもある。また、本例では、リフレクタ417として放物面鏡を採用しているが、楕円面鏡からなるリフレクタの射出面に平行化凹レンズを配置した構成も採用することもできる。
なお、光源からは、第3の色光(本実施形態では緑色光)の光量が第1の色光および第2の色光(赤色光及び青色光)の光量よりも多い光束を射出するようにしてもよい。
第1レンズアレイ412は、照明光軸方向から見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を具備している。各小レンズは、光源装置411から射出された光束を部分光束に分割して、照明光軸A方向に射出する。各小レンズの輪郭形状は、後述する液晶パネル441の画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定される。
第2レンズアレイ413は、第1レンズアレイ412と略同様の構成であり、小レンズがマトリクス状に配列された構成を具備する。この第2レンズアレイ413は、重畳レンズ415とともに、第1レンズアレイ412の各小レンズの像を液晶パネル441上に結像させる機能を有する。
偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413からの光を1種類の偏光光(例えば、P偏光光束)に変換するものであり、これにより、後記する光学装置44での光源光の利用率が高められる。
この偏光変換素子414は、照明光軸Aに対して傾斜配置される図示しない偏光分離膜および反射ミラーを交互に配列した構成を具備する。
この偏光分離膜は、各部分光束に含まれるP偏光光束及びS偏光光束のうち、一方の偏光光束を透過し、他方の偏光光束を反射する。反射された他方の偏光光束は、反射ミラーによって曲折され、一方の偏光光束の射出方向、すなわち照明光軸Aに沿った方向に射出される。射出された偏光光束のいずれかは、偏光変換素子414の光束射出面に設けられる位相差板によって偏光変換され、略全ての偏光光束の偏光方向が揃えられる。このような偏光変換素子414を用いることにより、光源ランプ416から射出される光束を、一方向の偏光光束に揃えることができるため、後記する光学装置44で利用する光源光の利用率を向上することができる。
偏光変換素子414によって1種類の偏光光に変換された各部分光束は、重畳レンズ415によって光学装置44の液晶パネル441上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネル441を用いたプロジェクタでは、1種類の偏光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源ランプ416からの光束の略半分が利用されない。このため、偏光変換素子414を用いることにより、光源ランプ416から射出された光束を略1種類の偏光光に変換し、光学装置44における光の利用効率を高めている。なお。このような構成の偏光変換素子414は、例えば、特開平8−304739号公報に紹介されている。
色分離光学系42は、2枚のダイクロイックミラー421,422と、反射ミラー423とを備え、ダイクロイックミラー421、422によりインテグレータ照明光学系41から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。
リレー光学系43は、入射側レンズ431と、リレーレンズ433と、反射ミラー432,434とを備え、色分離光学系42で分離された色光である赤色光を液晶パネル441Rまで導く機能を有している。
この場合、色分離光学系42のダイクロイックミラー421では、インテグレータ照明光学系41から射出された光束のうち、赤色光成分と緑色光成分とは透過し、青色光成分は反射する。ダイクロイックミラー421によって反射した青色光は、反射ミラー423で反射し、フィールドレンズ418を通って、青色用の液晶パネル441Bに到達する。このフィールドレンズ418は、第2レンズアレイ413から射出された各部分光束を照明光軸Aに対して平行な光束に変換する。他の液晶パネル441G、441Rの光入射側に設けられたフィールドレンズ418も同様である。
また、ダイクロイックミラー421を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー422によって反射し、フィールドレンズ418を通って、緑色用の液晶パネル441Gに到達する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー422を透過してリレー光学系43を通り、さらにフィールドレンズ418を通って、赤色光用の液晶パネル441Rに到達する。
なお、赤色光にリレー光学系43が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ431に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ418に伝えるためである。なお、リレー光学系43には、3つの色光のうちの赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光を通す構成としてもよい。
光学装置44は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、色分離光学系42で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板442と、各入射側偏光板442の後段に配置される光変調素子としての液晶パネル441(441R、441G、441B)と、この各液晶パネル441R、441G、441Bの後段に配置される射出側偏光板443と、色合成光学装置444としてのプリズム集合体444Xを備えている。
液晶パネル441R、441G、441Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に従って、入射側偏光板442から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。この液晶パネル441R,441G,441Bの変調を行う画像形成領域は、矩形状であり、その対角寸法は、例えば0.7インチ程度である。
そして、色分離光学系42で分離された各色光は、これら3枚の液晶パネル441R,441G,441B、入射側偏光板442、および射出側偏光板443によって画像情報に応じて変調されて光学像を形成する。
入射側偏光板442は、色分離光学系42で分離された各色光のうち、一定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、サファイアガラス等の基板に偏光膜が形成されたものである。また、基板を用いずに、偏光膜をフィールドレンズ418に形成してもよい。
また、射出側偏光板443も、入射側偏光板442と略同様に構成され、液晶パネル441(441R,441G,441B)から射出された光束のうち、所定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
また、射出側偏光板443B,443Rは基板を用いずに、偏光膜をプリズム集合体444Xに形成してもよく、図1でも、色合成光学装置444としてのプリズム集合体444Xに偏光膜443B,443Rを形成した態様を示している。
また、射出側偏光板443Gは、プリズム集合体444Xに配設された放熱用部材450に配設されている。
なお、これらの入射側偏光板442および射出側偏光板443(偏光膜443R,443G,443B)は、互いの偏光軸の方向が直交するように設定されている。
色合成光学装置444は、詳しくは後述するが、2つの接合面が略X字状に交差するように4つの直角プリズムが接合された主プリズム444Mと、主プリズム444Mの4つのプリズムの略X字状の接合面に形成されたダイクロイックミラー層460a,460bと、主プリズム444Mの2つの端面にそれぞれ接合された2つの副プリズム444Nとを備えるプリズム集合体444Xにより、射出側偏光板443から射出され色光毎に変調された光学像を合成して、カラー画像を形成する。
このプリズム集合体444Xの4つのプリズムの略X字状に交差する2つの接合面には、一方の接合面に赤色光を反射し他の色光を透過する誘電体多層膜を備えるダイクロイックミラー層460aが形成され、他方の接合面に、青色光を反射し他の色光を透過する誘電体多層膜を備えるダイクロイックミラー層460bが形成される。これらダイクロイックミラー層460aおよびダイクロイックミラー層460bにより、3つの色光が合成される。
また、これも後述するが、プリズム集合体444Xの緑色の入射面には、断面が略矩形状の透光性を備えた放熱用部材450が接合されており、前記した射出側偏光板443Gは、この放熱用部材450に形成されている。
そして、プリズム集合体444Xで合成されたカラー画像は、投写レンズ3から射出され、スクリーン上に拡大投写されることになる。
(II)光学装置44の構造:
次に、色合成光学装置444を備えた光学装置44の構造を、図面に基づいて説明する。
図2は、第1実施形態に係る色合成光学装置444を備えた光学装置44の構造を示す模式図である(なお、図2にあっては、投写光学装置である投写レンズ3等も記載されている)。
図2に示した色合成光学装置444は、主プリズム444Mと2つの副プリズム444Nから構成されるプリズム集合体444Xと、放熱用部材450とを備える。
主プリズム444Mは、2つの接合面が略X字状に交差するようにして接続された4つのプリズム(第1プリズム444A,第2プリズム444B,第3プリズム444C、及び第4プリズム444D)を備え、4つのプリズムの接合面に垂直な平面方向で切断した場合に2つの長辺と2つの短辺とを有する横長長方形となる断面形状を有する。
2つの副プリズム444Nは、主プリズム444Mの該横長長方形となる断面形状の2つの短辺側(断面が三角形状の第1プリズム444A、第2プリズム444Bの底辺側)の側面にそれぞれ接続される。
また、プリズム集合体444Xのうち緑色光が入射する第3プリズム444Cの入射面444C(第3の入射面)には、プリズム集合体444Xを構成する材料より熱伝導性のよい放熱用部材450が配設されている。
これにより、プリズム集合体444Xの接合面に垂直な断面形状は、略等脚台形となる。また、プリズム集合体444Xの断面形状の略等脚台形の平行な辺のうち長辺側の側面が第3の入射面(入射面444C)で、短辺側の側面が射出面444Dとなり、プリズム集合体444Xの断面形状の略等脚台形の長さが等しい2辺側の側面がそれぞれ第1の入射面(入射面444A)と第2の入射面(入射面444B)となる。
主プリズム444Mを構成する4つのプリズム444A,444B,444C,444Dは、それぞれ三角柱状の形状を有する。4つのプリズム444A,444B,444C,444Dは、相互に接続された接続面が該接続面に垂直な平面方向で切断した場合に略X字状になるように配置される。
この主プリズム444Mは、液晶パネル441R側に入射面444A(第1の入射面)を有する副プリズム444Nが接続される第1プリズム444A、液晶パネル441B側に入射面444B(第2の入射面)を有する副プリズム444Nが接続される第2プリズム444B、液晶パネル441G側に入射面444C(第3の入射面)を有する第3プリズム444C、および合成された色光を射出する射出面444Dを有する第4プリズム444Dが配列して構成されている。
また、上述した4つのプリズム444A,444B,444C,444Dの略X字状に交差する2つの接続面には、一方の接続面に赤色光を反射し他の色光を透過する誘電体多層膜を備えるダイクロイックミラー層460aが、他方の接合面に青色光を反射し他の色光を透過する誘電体多層膜を備えるダイクロイックミラー層460bが介装される。
第1プリズム444Aには、液晶パネル441Rから射出される赤色光の光束を入射する入射面444A(第1の入射面)を有する断面が略三角形状の副プリズム444Nが配設され相互に接続されている。この副プリズム444Nの入射面444A(第1の入射面)が、液晶パネル441Rから射出される赤色光についての、色合成光学装置444全体の光束入射端面である。
第2プリズム444Bには、液晶パネル441Bから射出される青色光の光束を入射する入射面444B(第2の入射面)を有する断面が略三角形状の副プリズム444Nが配設されて相互に接続されている。この副プリズム444Nの入射面444B(第2の入射面)が、液晶パネル441Bから射出される青色光についての、色合成光学装置444全体の光束入射端面である。
第3プリズム444Cには、液晶パネル441Gから射出される緑色光の光束を入射する入射面444C(第3の入射面)側に、断面が略矩形状の放熱用部材450が配設されている。従って、放熱用部材450の端面が、液晶パネル441Gから射出される緑色光についての、色合成光学装置444全体の光束入射端面である。
また、図1にも示したように、この放熱用部材450には、射出側偏光板443Gが形成されており、この放熱用部材450を配設することにより、当該偏光膜443Gの放熱・冷却が好適に行われることになる。
ここで、放熱用部材450は、透光性を備えた熱伝導性部材であり、プリズム集合体444X(主プリズム444M,副プリズム444N)を構成する材料より熱伝導性のよい材料で構成され、例えば、プリズム集合体444Xが硼珪酸ガラス等で構成される場合には、放熱用部材450は、サファイアや水晶等の材料で構成されるようにすればよい。
また、一般に、この放熱用部材450を構成する材料の熱伝導率は、概ね6.2〜10.6W・m−1・K−1であることが好ましい。
第4プリズム444Dは、第3プリズム444Cに入射され、2つのダイクロイックミラー層460a,460bを透過した緑色光と、第1プリズム444Aに入射され、ダイクロイックミラー層460aに反射された赤色光と、第2プリズム444Bに入射され、ダイクロイックミラー層460bに反射された青色光とが合成された光束を射出面444Dから射出する。
そして、この合成されたカラー画像が、投写光学装置である投写レンズ3から射出されることになる。
主プリズム444Mは、このように4つのプリズム(第1プリズム444A,第2プリズム444B,第3プリズム444C及び第4プリズム444D)が接合されることによって形成される。図2に示すように、第3プリズム444Cの2つの斜辺側の面と、第1プリズム444Aと第2プリズム444Bの一方の斜辺側の面とを接続し、この第1プリズム444Aと第2プリズム444Aの他方の斜辺側の面と、第4プリズム444Dの斜辺側の面とを接続する構成をとる。また、これにより形成される接続面に、2つのダイクロイックミラー層460a,460bが形成される。
この主プリズム444Mに対して配設される2つの副プリズム444Nは、断面が略直角三角形状のものをそれぞれ使用している。2つの副プリズム444Nは、主プリズム444Mの第1プリズム444Aの底辺側の面と、第2プリズム444Bの底辺側の面とにそれぞれ接合されている。
また、副プリズム444Nの光入射端面(入射面444A:第1の入射面)とダイクロイックミラー層460aとがなす角度αまたは副プリズム444Nの光入射端面(入射面444B:第2の入射面)とダイクロイックミラー層460bとのなす角度βは、当該プリズム集合体444Xに入射される青色光及び赤色光の入射方向および反射方向を決定するものである。
この角度α及び角度βは、光学装置44を構成する入射側偏光板442、液晶パネル441、及び射出側偏光板443から射出される各色光が合成され光学像を形成するように、適切な角度に決定される。
また、副プリズム444Nを構成する材料は、主プリズム444Mを構成する材料と屈折率が同じ材料を用いることが好ましいが、屈折率が異なる材料を用いてもよい。副プリズム444Nを構成する材料として、主プリズム444Mと屈折率が異なる材料を用いる場合には、かかる屈折率の差を利用して、前記した角度α、角度βの調整をすることが好ましい。
また、本実施形態にあっては、図2に示すように、第3プリズム444Cと第4プリズム444D、第1プリズム444Aと第2プリズム444B、および2つの副プリズム444N同士は、それぞれ形状を同じとしたプリズムを使用している。さらに、射出面444Dに垂直な平面方向で切断した略三角形状である断面から見て、第1プリズム444A及び副プリズム444Nからなる略三角形の高さtと、第2プリズム444B及び副プリズム444Nからなる略三角形の高さtとは等しく、また、第3プリズム444Cの三角形の高さtより、第1プリズム444A及び副プリズム444Nからなる略三角形の高さtや第2プリズム444B及び副プリズム444Nからなる略三角形の高さtの方が大きいプリズムを用いている。
このようにプリズム集合体444Xを構成することによって、プリズム集合体444Xは、接合面に垂直な平面方向で切断した場合の断面形状は略等脚台形となり、前述した液晶パネル441Rから射出され副プリズム444Nの入射面444A(第1の入射面)から入射し主プリズム444Mを通って射出される赤色光のプリズム集合体444X内の光路長(第1の入射面444Aから射出面444Dまでの光路長)と、液晶パネル441Bから射出され副プリズム444Nの入射面444B(第2の入射面)から主プリズム444Mを通って射出される青色光のプリズム集合体444X内の光路長(第2の入射面444Bから射出面444Dまでの光路長)とは同一に設定される。
なお、これらはいずれも2つのダイクロイックミラー層460aまたはダイクロイックミラー層460bにより反射される2つの色光の光路長となる。
一方、液晶パネル441Gから射出され副プリズム444Nは介さずに入射面444C(第3の入射面)から入射し主プリズム444Mを通って射出される緑色光のプリズム集合体444X内の光路長(第3の入射面444Cから射出面444Dまでの光路長。これは2つのダイクロイックミラー層460aおよび460bを透過する色光の光路長となる)は、前記した赤色光及び青色光のプリズム集合体444X内の光路長よりも短く設定されることになる。
なお、本実施形態において、光路長とは、幾何学的な長さと屈折率との積から求められる光学的な長さをいう。
このようにして、プリズム集合体444X内の緑色光の光路長が他の色光の光路長より短い分の光路長を有する放熱用部材450を緑色光の光路内に配設することができ、射出側偏光板443Gを放熱用部材450に形成させることにより、射出側偏光板443Gの冷却を効率的に行うことができる。
次に、前述した色合成光学装置444において、入射される赤色光、緑色光、及び青色光の色合成過程を説明する。
まず、液晶パネル441Gから射出された緑色光は、透光性を備えた放熱用部材450を通過して、第3プリズム444Cの入射面444C(第3の入射面)に入射する。第3プリズム444Cに入射した緑色光は、2つのダイクロイックミラー層460aおよび460bを透過して、第1プリズム444A及び第2プリズム444Bを透過して第4プリズム444Dに入射される。
一方、液晶パネル441Rから射出された赤色光は、副プリズム444Nの光入射端面(入射面444A:第1の入射面)から入射され、赤色光は副プリズム444Nを通過して第1プリズム444Aに入射される。また、第1プリズム444Aに入射された赤色光は、一部はダイクロイックミラー層460bを透過しさらに第4プリズム444Dを透過しダイクロイックミラー層460aにより反射され、残りの部分は直接ダイクロイックミラー層460aにより反射されて、第4プリズム444Dに入射される。
同様に、液晶パネル441Bから射出された青色光は、副プリズム444Nの光入射端面(入射面444B:第2の入射面)から入射され、副プリズム444Nを通過して第2プリズム444Bに入射される。
また、第2プリズム444Bに入射された青色光は、一部はダイクロイックミラー層460aを透過しさらに第4プリズム444Dを透過しダイクロイックミラー層460bにより反射され、残りの部分は直接ダイクロイックミラー層460bにより反射されて、第4プリズム444Dに入射される。
このようにして、2つのダイクロイックミラー層460a,460bを透過した緑色光と、2つのダイクロイックミラー層460aまたはダイクロイックミラー層460bに反射された赤色光及び青色光は、第4プリズム444Dに入射され、第4プリズム444Dの射出面444Dから射出される。
そして、合成されたカラー画像が、投写光学装置である投写レンズ3から射出されることになり、各色光は、このプリズム集合体444Xからなる色合成光学装置444により合成されて、画像光を形成することになる。
(III)第1実施形態の効果:
前記した第1実施形態によれば、下記の効果を好適に奏することができる。
(1)色合成光学装置444のプリズム集合体444Xが、液晶パネル441Rから射出され副プリズム444Nに入射し主プリズム444Mを通って射出される赤色光のプリズム集合体444X内の光路長(第1の入射面444Aから射出面444Dまでの光路長)と、液晶パネル441Bから射出され副プリズム444Nに入射し主プリズム444Mを通って射出される青色光のプリズム集合体444X内の光路長(第2の入射面444Bから射出面444Dまでの光路長)とがそれぞれ同一に設定される一方、液晶パネル441Gから射出され副プリズム444Nは介さずに主プリズム444Mを通って射出される緑色光のプリズム集合体444X内の光路長(第3の入射面444Cから射出面444Dまでの光路長)は、赤色光及び青色光のプリズム集合体444X内の光路長よりも短く設定されている。このようなプリズム集合体444Xの構成により、プリズム集合体444X内の緑色光の光路長の他の色光の光路長より短い分の光路長を有する放熱用部材450を緑色光の光路内に配設することができる。よって、図2に示すように、射出側偏光板443Gを放熱用部材450に配設させることにより、射出側偏光板443Gの冷却を効率的に行うことができる。
(2)プリズム集合体444Xが、4つのプリズム444A,444B,444C,444Dの該接合面に垂直な平面方向で切断した場合の断面形状が2つの長辺と2つの短辺とを有する略横長長方形である主プリズム444Mと、この主プリズム444Mの該2つの短辺側の側面にそれぞれ接続される2つの副プリズム444Nとが、プリズム集合体444Xの該接合面に垂直な断面形状が等脚台形となるように構成されている。このようなプリズム集合体444Xの構成により、プリズム集合体444Xの該断面形状の略等脚台形の平行な辺のうち長辺側の側面が緑色光の光入射面(第3の入射面444C)で、短辺側の側面が合成された色光を射出する射出面444Dであり、プリズム集合体444Xの該断面形状の略等脚台形の長さが等しい2辺側の側面がそれぞれ赤色光の光入射面と青色光の光入射面(第1の入射面444A及び第2の入射面444B)であるので、前記した2つのダイクロイックミラー層460a,460bを透過する色光(緑色光)のプリズム集合体444X内の光路長を前記した2つのダイクロイックミラー層460a,460bにより反射される他の色光(赤色光及び青色光)のプリズム集合体444X内の光路長より短くすることを確実に行うことができるとともに、前記した2つのダイクロイックミラー層460aまたはダイクロイックミラー層460bにより反射される2つの色光(赤色光及び青色光)のプリズム集合体444X内の光路長をそれぞれ同一に設定することも確実に行うことができる。その結果、(1)の効果が確実に奏されることになる。
(3)また、プリズム集合体444X内の緑色光の光路長(第3の入射面444Cから射出面444Dまでの光路長)をプリズム集合体444X内の赤色光及び青色光の光路長(第1の入射面444Aから射出面444Dまでの光路長及び第2の入射面444Bから射出面444Dまでの光路長)よりも放熱用部材450の光路長分短くすることで、放熱用部材450を緑色光の光路中に備えることによって光路長を増加させることがなく、色合成光学装置444をコンパクトにすることができ、その結果、光学装置44の小型化を好適に図ることができる。
(4)プリズム集合体444Xにおける2つのダイクロイックミラー層460a,460bを透過する色光である緑色光が入射されるプリズム(第3プリズム444C)の入射面444C(第3の入射面)に対して、プリズムを構成する材料より熱伝導性のよい放熱用部材450を配設しているので、当該入射面444C(第3の入射面)に形成された射出側偏光板443Gの冷却を効率的に行うことができ、光学装置44の冷却効果をより一層好適に行うことができる。
(5)2つのダイクロイックミラー層460a,460bを透過する色光を緑色光、また、2つのダイクロイックミラー層460a,460bにより反射される2つの色光を赤色光及び青色光としているので、一般的に使用される光源から射出される光束の熱の発生が高いとされる緑色光のプリズム集合体444X内の光路長を、他の青色光や赤色光のプリズム集合体444X内の光路長よりも短く設定しやすい。従って、プリズム集合体444X内の緑色光の光路長の他の色光の光路長より短い分の光路長を有する放熱用部材450を緑色光の光路内に容易に配設することができ、緑色光の射出側偏光板443G等を放熱用部材450に形成することにより射出側偏光板443G等を効率よく冷却することを可能とする。また、これにより、前記した効果(1)〜(4)をより好適に奏することができる。
(6)光学装置44において、放熱用部材450には射出側偏光板443(443G)が設けられている構成となっているので、当該射出側偏光板443(443G)の冷却が効率よく行われることとなる。
(7)プロジェクタ1が、前記(1)〜(6)の効果を奏する光学装置44を備えているので、前記した光学装置44と同様の作用・効果を享受できる。
また、色合成光学装置444の冷却を放熱用部材450を配設することにより実施できるため、光学装置44を冷却する冷却ファンの数量および送風量等を増加させる必要がないので、プロジェクタ1に具備される冷却ファンの小型化を図ることができ、これによりプロジェクタ1の小型化を図ることが可能となる。
そして、プロジェクタ1の小型化により、製造コストの削減をも効率的に図ることができる。
(8)また、プロジェクタ1を構成する光源が、第3の色光(緑色光)の光量が第1の色光および第2の色光(赤色光及び青色光)の光量よりも多い光束を射出する場合には、前記した(7)の効果がより効率的に発揮される。
すなわち、光学装置44の第3の色光の光路内には放熱用部材450が配設されているので、第3の色光の光量が多く、発熱量が多くても射出側偏光板443Gの冷却を効率的に行うことができる。
(IV)第2実施形態:
次に、本発明に係る第2実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
前記した第1実施形態にあっては、色合成光学装置444を構成する、プリズム集合体444Xは、4つのプリズムからなり、4つのプリズムの接合面に垂直な平面方向で切断した場合の断面形状が2つの長辺と2つの短辺を有する横長長方形である主プリズム444Mと、主プリズム444Mの該2つの短辺側の側面にそれぞれ接続される2つの副プリズム444Nから形成され、プリズム集合体444Xは、該接合面に垂直な平面方向で切断した断面形状が横長の等脚台形状であるものであった。
これに対して第2実施形態では、プリズム集合体444Xが、該接合面に垂直な平面方向で切断した場合の断面形状が横長の等脚台形状であることについて第1実施形態のプリズム集合体444Xと共通するが、このプリズム集合体444Xが、副プリズム444Nを必要としない4つのプリズム444A,444B,444C,444Dからなる点について第1実施形態と相違する。
図3は、第2実施形態に係るプロジェクタ1における光学系4の構造を示した模式図であり、また、図4は、第2実施形態における色合成光学装置444を備えた光学装置44の構造を示した模式図である。
図3及び図4に示すように、本実施形態の光学系の構造及び色合成光学装置444の構造は、プリズム集合体444Xを構成する各プリズム444A,444B,444C,444Dの形状が、第1実施形態の各プリズム444A,444B,444C,444Dの形状と異なり、これにより副プリズム444Nを必要としないこととなる一方、これ以外は第1実施形態の光学系4及び光学装置44の構造と共通するものである。
すなわち、プリズム集合体444Xを構成する4つのプリズム444A,444B,444C,444Dは、それぞれ三角柱状の形状を有し、相互に接続された接続面が該接続面に垂直な平面方向で切断した場合に略X字状になるように配置される。
このプリズム集合体444Xは、液晶パネル441Rから射出された色光が入射する光入射面444A(第1の入射面)を有する第1プリズム444A、液晶パネル441Bから射出された色光を入射する光入射面444B(第2の入射面)を有する第2プリズム444B、液晶パネル441Gから射出された光束が入射する光入射面444C(第3の入射面)を有する第3プリズム444C、および合成された色光を射出する射出面444Dを有する第4プリズム444Dが配列して構成されている。
また、上述した4つのプリズム444A,444B,444C,444Dの略X字状に交差する2つの接続面には、一方の接続面に赤色光を反射し他の色光を透過する誘電体多層膜を備えるダイクロイックミラー層460aが、他方の接合面に青色光を反射し他の色光を透過する誘電体多層膜を備えるダイクロイックミラー層460bが介装されている。
第1プリズム444Aには、液晶パネル441Rから射出される赤色光の光束が入射する。副プリズム444Nが配設されないため、この第1プリズム444Aの入射面444A(第1の入射面)が、液晶パネル441Rから射出される赤色光についての、色合成光学装置444全体の光束入射端面となる。
同様に、第2プリズム444Bには、液晶パネル441Bから射出される青色光の光束が入射する。この第2プリズム444Bの入射面444B(第2の入射面)が、液晶パネル441Bから射出される青色光についての、色合成光学装置444全体の光束入射端面にもなる。
第3プリズム444Cには、液晶パネル441Gから射出される緑色光の光束が入射する。第1プリズム444Cの入射面444C(第3の入射面)には、断面が略矩形状の放熱用部材450が配設されている。この放熱用部材450の端面が、液晶パネル441Gから射出される緑色光についての、色合成光学装置444全体の光束入射端面にもなっている点や、この放熱用部材450に、射出側偏光板443である偏光膜443Gが形成されている点について、第1実施形態における第3プリズム444Cと共通する。
そして、第4プリズム444Dも、第1実施形態と同様、第3プリズム444Cに入射され、2つのダイクロイックミラー層460a,460bを透過した緑色光と、第1プリズム444Aに入射され、ダイクロイックミラー層460aに反射された赤色光と、第2プリズム444Bに入射され、ダイクロイックミラー層460bに反射された青色光とが合成された光束を射出面444Dから射出する。この合成されたカラー画像が、投写光学装置である投写レンズ3から射出されることになる。
本実施形態にあっては、図4に示すように、第1プリズム444Aと第2プリズム444Bはそれぞれ形状を同じとしたプリズムを使用しているが、第3プリズム444Cと第4プリズム444Dは、接合面に垂直な断面が相似形状(第3プリズム444Cの方が大きい)であるプリズムを使用している。
一方、射出面444Dに垂直な平面方向に切断した三角形状である断面から見て、第1プリズム444A及び第2プリズム444Bの三角形の高さが等しい点や(これらの高さをtとする)、第3プリズム444Cの三角形の高さ(tとする)より、第1プリズム444A及び第2プリズム444Bの三角形の高さtの方が大きいプリズムを用いている点については第1実施形態と共通する。
よって、プリズム集合体であるプリズム集合体444Xは、接合面に垂直な平面方向で切断した場合の断面形状が横長の略等脚台形状となる。
従って、前記した第1実施形態と同様、このようにプリズム集合体444Xを構成することによって、プリズム集合体444Xは、接合面に垂直な平面方向で切断した場合の断面形状は略等脚台形となり、前述した液晶パネル441Rから射出され、第1プリズム444Aに入射される赤色光のプリズム集合体444X内の光路長(第1の入射面444Aから射出面444Dまでの光路長)と、液晶パネル441Bから射出され、第2プリズム444Bに入射される青色光のプリズム集合体444X内の光路長(第2の入射面444Bから射出面444Dまでの光路長)とは同一に設定される(この光路長は、いずれも2つのダイクロイックミラー層460aまたはダイクロイックミラー層460bにより反射される2つの色光の光路長となる)。
また、液晶パネル441Gから射出され、第3プリズム444Cに入射される緑色光のプリズム集合体444X内の光路長(第3の入射面444Cから射出面444Dまでの光路長。これは、2つのダイクロイックミラー層460a,460bを透過する色光の光路長でもある)は、赤色光及び青色光のプリズム集合体444X内の光路長よりも短く設定されることになる。
このようにして、プリズム集合体444X内の緑色光の光路長の他の色光の光路長より短い分の光路長を有する放熱用部材450を配設することができ、射出側偏光板443Gを放熱用部材450に形成させることにより射出側偏光板443Gの冷却を効率的に行うことができる。
ここで、プリズム集合体444Xにおける、赤色光が入射する第1の入射面444Aとダイクロイックミラー層460aとがなす角度γと、青色光が入射する第2の入射面444Bとダイクロイックミラー層460bとのなす角度δとは、第1実施形態における副プリズム444Nの第1の入射面444Aとダイクロイックミラー層460aとがなす角度αと副プリズム444Nの第2の入射面444Bとダイクロイックミラー層460bとがなす角度βと同様、プリズム集合体444Xに入射される青色光及び赤色光の入射方向および反射方向を決定するものであるが、この角度γ及び角度δも、光学装置44を構成する入射側偏光板442、液晶パネル441、及び射出側偏光板443から射出される各色光が合成され光学像を形成するように適切な角度に決定される。
なお、本実施形態の色合成光学装置444において、入射される赤、緑、青色光の合成過程については、副プリズム444Nを配設しないこと以外は、前記した第1実施形態の色合成光学装置444における色合成過程と略同様であり、説明を省略する。
(V)第2実施形態の効果:
前記した第2実施形態によれば、前記した(1)〜(8)と略同様の効果のほか、下記の効果を奏することができる。
(9)副プリズム444Nを必要とせず、プリズムの数を4つとすることができるので、前記した第1実施形態の色合成光学装置444と比較して部材の削減を図ることができ、この部材削減により製品コストの削減を行うことが可能となる。
(VI)実施形態の変形:
なお、以上説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的及び効果を達成できる範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。また、本発明を実施する際における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的及び効果を達成できる範囲内において、他の構造や形状等としても問題はない。
例えば、前述した実施形態では、第3の入射面444Cから射出面444Dまでの緑色光の光路長は、第1の入射面444Aから射出面444Dまでの赤色光の光路長及び第2の入射面444Bから射出面444Dまでの青色光の光路長よりも、放熱用部材450内の緑色光の光路長分短く設定されていたが、これに限定されない。液晶パネル441Gから射出面444Dまでの緑色光の光路長と、液晶パネル441Rから射出面444Dまでの赤色光の光路長と、液晶パネル441Bから射出面444Dまでの青色光の光路長とが、全て同一となっていれば、第3の入射面444Cから射出面444Dまでの緑色光の光路長が、第1の入射面444Aから射出面444Dまでの赤色光の光路長及び第2の入射面444Bから射出面444Dまでの青色光の光路長よりも、放熱用部材450内の緑色光の光路長分短く設定されていなくてもよい。つまり、各液晶パネル441R,441G,441Bから射出面444Dまでの各色光の光路中に介在するプリズム集合体444Xを構成する各プリズム以外の、放熱用部材450、空気層、その他の光学部品による光路長が各色光毎に相違している場合に、その相違分が解消され各液晶パネル441R,441G,441Bから射出面444Dまでのそれぞれの色光の光路長が同一になるように、プリズム集合体444Xを構成する各プリズムの形状を適宜設定してもよい。
例えば、前記した実施形態(第1実施形態及び第2実施形態)では、色合成光学装置444において、プリズムは6つ(第1実施形態)または4つ(第2実施形態)で構成されていたが、これに限らず、2つ、3つ、5つまたは7つ以上で構成してもよい。
前記した実施形態では、射出側偏光板443をプリズムまたは放熱用部材450等に形成した例を示したが、これには限定されず、射出側偏光板以外の光学素子をプリズムまたは放熱用部材450等に形成してもよい。
前記した実施形態では、放熱用部材450として、断面が略矩形状のものを例として説明したが、これには限定されず、従来公知の他の形状を採用して放熱用部材450としてもよい。
前記した実施形態では、プリズムに入射及び射出される3つの色光のうち、2つのダイクロイックミラー層460a,460bにより反射される2つの色光を赤色光及び青色光とし、2つのダイクロイックミラー層460a,460bを透過する色光を緑色光とした例を示したが、これには限定されず、2つのダイクロイックミラー層460a,460bを透過する色光を赤色光や青色光としても問題はない。
前記各実施形態では、スクリーンを観察する方向から投写を行うフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投写を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の光学装置及びプロジェクタは、例えば、会議、学会、展示会等でのマルチメディアプレゼンテーションに適用される光学装置及びプロジェクタとして多目的に利用することができる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクタにおける光学系の構造を示した模式図。 第1実施形態における色合成光学装置を備えた光学装置の構造を示した模式図。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクタにおける光学系の構造を示した模式図。 第2実施形態における色合成光学装置を備えた光学装置の構造を示した模式図。 従来のプロジェクタの光学装置の構造を示した模式図。
符号の説明
1…プロジェクタ、3…投写レンズ(投写光学装置)、41…インテグレータ照明光学系、42…色分離光学系、43…リレー光学系、44…光学装置、441…液晶パネル、入射側偏光板、443…射出側偏光板、443R,443G,443B…偏光膜、444…色合成光学装置、444X…プリズム集合体、444A,444A…第1プリズム、444B,444B…第2プリズム、444C,444C…第3プリズム、444D,444D…第4プリズム、444A…第1の入射面、444B…第2の入射面、444C…第3の入射面、444D…射出面、444M…主プリズム、444N…副プリズム、450…放熱用部材、460a,460b…ダイクロイックミラー層

Claims (6)

  1. 入射された第1〜第3の色光をそれぞれ画像情報に応じて変調する第1〜第3の光学変調装置と、前記第1〜第3の光学変調装置によって変調された前記第1〜第3の色光を合成する色合成光学装置とを備えた光学装置であって、
    前記色合成光学装置は、相互に接続される複数のプリズムからなるプリズム集合体と、前記複数のプリズムの接続面のうち相互に交差する2つの接合面の一方の接続面に介装される第1のダイクロイックミラー層と他方の接続面に介装される第2のダイクロイックミラー層とを備え、
    前記第1のダイクロイックミラー層は、前記第1の色光を反射し前記第2の色光と前記第3の色光とを透過し、
    前記第2のダイクロイックミラー層は、前記第2の色光を反射し前記第1の色光と前記第3の色光とを透過し、
    前記プリズム集合体は、前記第1〜第3の光学変調装置で変調された第1〜第3の色光をそれぞれ入射する第1〜第3の入射面と、合成された第1〜第3の光束を射出する射出面とを備え、
    前記第3の色光の光量は、前記第1の色光および前記第2の色光の光量よりも多く設定されており、
    前記第3の入射面には、当該プリズムを構成する材料より熱伝導性のよい放熱用部材が設けられ、
    前記第1の入射面から前記射出面までの光路長及び前記第2の入射面から前記射出面までの光路長がそれぞれ同一に設定され、
    前記第3の入射面から前記射出面までの光路長は、前記第1の入射面から前記射出面までの光路長及び前記第2の入射面から前記射出面までの光路長よりも、前記放熱用部材内の光路長分短いことを特徴とする光学装置。
  2. 請求項1に記載の光学装置において、
    前記プリズム集合体は、前記2つの接続面が相互に交差するようにして接続された4つのプリズムで構成され前記接合面に垂直な断面形状が2つの長辺と2つの短辺を有する略長方形である主プリズムと、前記主プリズムの前記断面形状の前記2つの短辺側の側面にそれぞれ接続される2つの副プリズムとを備え、
    前記プリズム集合体の前記接合面に垂直な断面形状は、略等脚台形であり、
    前記プリズム集合体の前記断面形状の略等脚台形の平行な辺のうち長辺側の側面が前記第3の入射面で、短辺側の側面が前記射出面であり、
    前記プリズム集合体の前記断面形状の略等脚台形の長さが等しい2辺側の側面がそれぞれ前記第1の入射面と第2の入射面であることを特徴とする光学装置。
  3. 請求項1に記載の光学装置において、
    前記プリズム集合体は、前記2つの接続面が相互に交差するようにして接続された4つのプリズムで構成され前記接合面に垂直な断面形状が略等脚台形であり、
    前記プリズム集合体の前記断面形状の略等脚台形の平行な辺のうち長辺側の側面が前記第3の入射面で、短辺側の側面が前記射出面であり、
    前記プリズム集合体の前記断面形状の略等脚台形の長さが等しい2辺側の側面がそれぞれ前記第1の入射面と第2の入射面であることを特徴とする光学装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の光学装置において、
    前記第3の色光が緑色光であり、
    前記第1の色光が赤色光と青色光とのうちの一方であり、
    前記第2の色光が赤色光と青色光とのうちの他方であることを特徴とする光学装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の光学装置において、
    前記放熱用部材には偏光板が配設されていることを特徴とする光学装置。
  6. 光源と、光源から射出された光束を第1〜第3の色光に分離する色分離光学装置と、前記色分離光学装置で分離された第1〜第3の色光をそれぞれの画像情報に応じて変調し変調された前記第1〜第3の色光を合成して射出する光学装置と、前記光学装置にて合成された画像光を拡大投写する投写光学装置を備えたプロジェクタであって、
    前記光学装置は請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の光学装置であることを特徴とするプロジェクタ。
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