JP4686765B2 - 三輪車 - Google Patents

三輪車 Download PDF

Info

Publication number
JP4686765B2
JP4686765B2 JP2006322018A JP2006322018A JP4686765B2 JP 4686765 B2 JP4686765 B2 JP 4686765B2 JP 2006322018 A JP2006322018 A JP 2006322018A JP 2006322018 A JP2006322018 A JP 2006322018A JP 4686765 B2 JP4686765 B2 JP 4686765B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control cable
holder
steering
link
front wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006322018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008132933A (ja
Inventor
秀太郎 楢原
Original Assignee
秀太郎 楢原
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 秀太郎 楢原 filed Critical 秀太郎 楢原
Priority to JP2006322018A priority Critical patent/JP4686765B2/ja
Publication of JP2008132933A publication Critical patent/JP2008132933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4686765B2 publication Critical patent/JP4686765B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K5/00Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
    • B62K5/02Tricycles
    • B62K5/05Tricycles characterised by a single rear wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/14Handlebar constructions, or arrangements of controls thereon, specially adapted thereto
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K21/00Steering devices
    • B62K21/18Connections between forks and handlebars or handlebar stems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K5/00Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
    • B62K5/08Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels with steering devices acting on two or more wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K5/00Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
    • B62K5/10Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels with means for inwardly inclining the vehicle body on bends

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

本発明は、前輪が2個で、後輪が1個である前二輪式三輪車に関するものである。特には、本発明は、人力のみで走行することが可能な構造を持ち、優れた旋回性能を有すると共に、傾斜面を走行しても操作が容易な前二輪式三輪車に関するものである。
自転車としては、二輪車が一般的であるが、その走行にはある一定の技量が必要であり、また、その構造上の特性から不安定な乗り物である。従って、一定の技量の習熟には至らない者や、体力的な問題から、より安定した構造の乗り物が求められている。また、高齢化社会となるにつれ、老齢者にとってより扱いやすく且つ安全性の高い乗り物として、三輪車が注目されてきている。
従来の三輪自転車としては、前輪が1個で、後輪が2個である後二輪式三輪自転車が一般的である。しかしながら、後二輪式三輪自転車の場合には、後輪を駆動して前進する構造とすることから、後輪が比較的固定的な構造であったり、複雑な構造となっている。
ところで、後二輪式三輪自転車に乗って、旋回しようとする時には、旋回の外側方に向かって遠心力が作用するため、この遠心力に対抗するためには、乗り手の体幹操作によって車体を旋回内側方へ傾けなければならない。従来の後二輪式三輪自転車では、旋回時に簡単に転倒してしまうことのないように、フレームが左右に揺動できるようにしてあり、重心の左右への移動が可能となるようになっている。一方、旋回終了時には、復元バネの作用により、正立位置に戻るようにしてある。ところが、こうした場合の重心の左右への移動は、専ら乗り手の体幹操作にまかされているため、自転車にうまく乗れない人や体力の劣る人では、臨機応変の移動操作などがうまくいかず、操縦が不安定になってしまうという問題がある。また、後二輪の三輪車は、後ろに配置された二つの車輪が平行に固定されているため、旋回時に後輪が横滑りして旋回性能が悪くなると共に、小回りが効かないという欠点もある。さらに、後二輪式三輪車を、降りて引いて歩く場合には、足が後輪に当って歩きにくく、車両の後部が重くて、持ち上げて方向を変えたりするという操作が難しいという問題がある。
こうした問題を解決するものとして、前輪が2個で、後輪が1個である前二輪式三輪車が提案されている〔特許文献1:特開平3-82689〕。前二輪式三輪車では、前にある操向輪である二輪は、ハンドルに固結したロッド(又はレバーとリンク)により係動可能とした構造のものが、一般的である。しかし、こうした構造の前二輪式三輪車では、左前輪及び右前輪をそれぞれ個別に支持する前輪懸架部材、すなわち、左前輪懸架部材及び右前輪懸架部材のそれぞれが、ヘッドパイプに固着されているホークポストパイプ、すなわち、左側ホークポストパイプ及び右側ホークポストパイプに支承されており、旋回操作が容易でない。すなわち、旋回時には、旋回外側向きに力がかかるため、運転者の上体は旋回外側に傾き易く、旋回外側への転倒を招きやすいという問題がある。こうしたことを防ぐためには、通常、運転者はハンドル操作時、上体を旋回の内側に傾け、外側への転倒を防止しようとするが、固定された前輪支持構造の故に、車体自体を傾斜できないことから、操作が非常に困難であった。こうした問題を解決する方法の一つとして、左前輪及び右前輪を旋回時に傾斜せしめることを可能にする構造の提案がなされている〔特許文献2:国際公開第99/61304号パンフレット〕。
しかしながら、進行方向に対し直角で且つ地面に対して水平方向に伸びる操向ハンドルバーは、操向ポスト(ステアリング軸)に固着せしめられているか、あるいは、一体となった構造とされている。上記したように、旋回時には、旋回外側向きに力がかかるため、運転者の上体は旋回外側に傾き易く、そのため、旋回開始操作が思いのほか困難である。また、当該前二輪式三輪車は、旋回時に操向ポストの傾斜に応じて前輪を傾斜せしめるといった操作を必要とすることから、二輪自転車にうまく乗れない人や体力の劣る人では、臨機応変の移動操作などがうまくいかず、操縦が不安定になってしまうという問題がある。さらに、左右に傾斜した路面を走行する場合など、非常にハンドル操作が困難であり、また、小回りなどの場合の操作性が劣るという問題もある。
特開平3-82689 国際公開第99/61304号パンフレット
前二輪式三輪車は、基本的に、より安定した走行が可能な乗り物であり、二輪自転車にうまく乗れない人や体力の劣る人にとっては、便利な乗り物である。したがって、こうした特性を活かす上でも、より運転性能の優れた前二輪式三輪車の提供が求められている。特に、人力のみで走行することが可能な構造を持ち、優れた旋回性能を有すると共に、傾斜面を走行しても操作が容易な前二輪式三輪車の開発が求められている。本明細書で、「左」および「右」は、三輪車の進行方向前方に向いた状態での左、右を言うものである。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、車体の旋回内側に傾斜する体の自然な動きを利用してバンク走行始動を可能として舵取り走行性を向上せしめた三輪車を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するために、前輪操向制御機構につき設計研究を鋭意行った結果、前輪として少なくとも二輪を有している乗物車両において、操向操作をするためのハンドルバー(通常、水平な路面に対して平行に配置され且つ車両進行方向に対して垂直となるようにされており、該ハンドルバーの左右両端部にハンドルグリップが設けられており、当該グリップを運転者が握って操向操作をするようになっている)を、車両旋回時に、旋回内側のハンドルグリップ側を押し下げる力を加える(路面側に力を加える)と、左右の前輪が旋回内側方向に傾斜して(前輪の接地面とは反対側の車輪頂部が旋回内側に傾斜して)、車両軸が旋回内側に傾く(操向ポストが旋回内側に傾く)ようにすると、操向操作が容易になり、さらに、車両旋回開始動作も極めてスムーズであり、加えて、傾斜した路面走行においても車両制御が容易であることを見出して、本発明を完成した。
本発明は、旋回動作に伴って運転者が自然に旋回内側に重心を移動させようとする原理を利用することを特徴としている。本発明では当該原理を利用するのに、ハンドルバーに連結しているコントロールケーブルを使用して左右前輪を旋回内側方向に傾斜せしめる機構を備えることを特徴としている。具体的には、本発明は、ハンドルバーの旋回内側のハンドルグリップ側を路面方向に押し下げることにより、左右前輪を旋回内側方向に傾斜せしめる機構及び方法、及び/又はハンドルバーの旋回外側のハンドルグリップ側を路面と反対方向に引っ張り上げる(すなわち、旋回に伴い旋回内側向きに引っ張り上げる向きに力をかける)ことにより、左右前輪(さらには後輪)を旋回内側方向に傾斜せしめる機構及び方法を提供することを特徴とするものである。
本発明は、次のものを提供している。
〔1〕 車体の前部に操向可能とされた左右一対の前輪(WFL,WFR)と、同車体の後部に駆動可能である単一の後輪(WR)とを備えている三輪車において、
(A)車体フレーム(F)の前端に固設されているヘッドパイプ(21)には、操向ハンドルバー(28)を回動可能に軸支している操向ポスト(27)が回動可能に支承されており、
(B)前記ヘッドパイプ(21)の上部に互いに一体に連結され且つ回動可能に軸支されている上部リンク(38)と、前記ヘッドパイプ(21)の下部に互いに一体に連結され且つ回動可能に軸支されている下部リンク(39)を有し、左前輪(WFL)を回転可能に懸架せしめている左側前輪懸架部材(30L)を直下に配置して回動可能に支承している左側ホークポストパイプ(29L)と、右前輪(WFR)を回転可能に懸架せしめている右側前輪懸架部材(30R)を直下に配置して回動可能に支承している右側ホークポストパイプ(29R)とが、前記ヘッドパイプ(21)の両側に配置されており、且つ、前記左側ホークポストパイプ(29L)及び右側ホークポストパイプ(29R)の上下両部が、それぞれ、前記上部リンク(38)及び下部リンク(39)の左右両端部に、回動可能に軸支されており、
(C)前記操向ハンドルバー(28)には、左右前輪コントロールケーブル固定具(54L,54R)が配設されており、前記左側固定具(54L)に一体に連結されているコントロールケーブル(52L)を有し、該コントロールケーブル(52L)は延伸してゆき、前記下部リンクの右側部分(39R)に配設されている保持具(50R)に一体に連結されており、他方、前記右側固定具(54R)に一体に連結されているコントロールケーブル(52R)を有し、該コントロールケーブル(52R)は延伸してゆき、前記下部リンクの左側部分(39L)に配設されている保持具(50L)に一体に連結されており、
(D)該前輪コントロールケーブル固定具(54)の隣接部のコントロールケーブル上にはスプリング(48)が配設され、他方、該下部リンク(39)のコントロールケーブル保持具(50)にはリターンスプリング(51)が配設されている、
ことを特徴とする、三輪車。
〔2〕 車体の前部に操向可能とされた左右一対の前輪(WFL,WFR)と、同車体の後部に駆動可能である単一の後輪(WR)とを備えている三輪車において、
(a)車体フレーム(F)の前端に固設されているヘッドパイプ(21)には、操向ハンドルバー(28)を回動可能に軸支している操向ポスト(27)が回動可能に支承されており、
(b)前記ヘッドパイプ(21)の上部に互いに一体に連結され且つ回動可能に軸支されている上部リンク(38)と、前記ヘッドパイプ(21)の下部に互いに一体に連結され且つ回動可能に軸支されている下部リンク(39)を有し、
(c)左前輪(WFL)を回転可能に懸架せしめている左側前輪懸架部材(30L)を直下に配置して回動可能に支承している左側ホークポストパイプ(29L)と、右前輪(WFR)を回転可能に懸架せしめている右側前輪懸架部材(30R)を直下に配置して回動可能に支承している右側ホークポストパイプ(29R)とが、前記ヘッドパイプ(21)の両側に配置されており、
(d)前記左側ホークポストパイプ(29L)及び右側ホークポストパイプ(29R)の上下両部が、それぞれ、前記上部リンク(38)及び下部リンク(39)の左右両端部に、回動可能に軸支されており、
(e)前記操向ハンドルバー(28)の左右グリップ(78L,78R)より操向ポスト(27)側には、左右前輪コントロールケーブル固定具(54L,54R)が配設されており、
(f)前記左側固定具(54L)に一体に連結されているコントロールケーブル(52L)を有し、該コントロールケーブル(52L)は延伸してゆき、前記上部リンクの右側部分(38R)に下向きに配設されている保持具(49R)を転位可能に通って、前記下部リンクの右側部分(39R)に上向きに配設されている保持具(50R)に一体に連結されており、他方、前記右側固定具(54R)に一体に連結されているコントロールケーブル(52R)を有し、該コントロールケーブル(52R)は延伸してゆき、前記上部リンクの左側部分(38L)に下向きに配設されている保持具(49L)を転位可能に通って、前記下部リンクの左側部分(39L)に上向きに配設されている保持具(50L)に一体に連結されており、
(g)前記操向ポスト(27)の操向ハンドルバーの側の上部には、コントロールケーブル保持具(23)が固設されており、該コントロールケーブル保持具の左側(23 L を転位可能にコントロールケーブル(52L)が通っていて、前記左側固定具(54L)と当該コントロールケーブル保持具の左側(23 L との間には左側スプリング(48L)が配設され、他方、該コントロールケーブル保持具の右側(23 R を転位可能にコントロールケーブル(52R)が通っていて、前記右側固定具(54R)と当該コントロールケーブル保持具の右側(23 R との間には右側スプリング(48R)が配設されており、さらに、前記上部リンクの保持具(49R)と前記下部リンクの保持具(50R)間には右側リターンスプリング(51R)が配設され、他方、前記上部リンクの保持具(49L)と前記下部リンクの保持具(50L)間には左側リターンスプリング(51L)が配設されている、
そして
(h)前記操向ポスト(27)は、ピットマンアームプレート(22)が固設されており、該ピットマンアームプレート(22)には左右のステアリングロッド(36L,36R)が連結されており、該ステアリングロッドは、ナックルアーム(32L,32R)を介して、左右の前輪懸架部材(30L,30R)の上端部に連結している、
ことを特徴とする、三輪車。
本発明は、前二輪式三輪車、特に前二輪式三輪自転車であって、ハンドルバーを軸支する操向ポストの支点を中心にハンドルバーを左右に回動するように動かすことにより、本体フレームと同時に左右前輪を傾斜せしめてバンクすることを可能にしている前二輪式三輪車を提供するものである。本発明では、運転者の体をバンクし、且つ、車体をバンクするという特徴を有している。これは、ハンドルバーに連なるコントロールケーブルを介して、左右前輪を懸架しているホークポストとフレーム先端のヘッドパイプとから構成される平行四辺形リンクを制御することで達成される。
本発明の前二輪式三輪車、特に前二輪式三輪自転車は、ハンドルバーを傾けることにより(左右のグリップのいずれか一方を地面側に押すことにより)、本体フレームが左右前輪の操向軸と3者一体で、該ハンドルバーを傾けた側に(グリップを地面側に押し付けた側に)平行に傾けることができるという特長を有しており、他者と異なり、機構的に車体をバンクさせ、ドライバーの体をバンクさせるという結果を生み、傾斜地での直立走行も可能にするといったように、ユニークな構造上の特徴だけでなく、優れた作用効果も奏するものである。本発明の前二輪式三輪車、特に前二輪式三輪自転車は、旋回性能が優れており、小径での小回りにも優れている。また、傾斜した路面の走行でも、直立直進走行が楽に行うことができるという、優れた操縦性能を発揮する。本発明の前輪操向制御機構は、人力走行用自転車の場合、機構が簡単で部品の軽量化による車体の軽量化が可能であり、また、保守管理も容易であり、製造も簡単であるという利点がある。また、部品点数も少なくコスト上のメリットも期待できる。
本発明のその他の目的、特徴、優秀性及びその有する観点は、以下の記載より当業者にとっては明白であろう。しかしながら、以下の記載及び具体的な実施例等の記載を含めた本件明細書の記載は本発明の好ましい態様を示すものであり、説明のためにのみ示されているものであることを理解されたい。本明細書に開示した本発明の意図及び範囲内で、種々の変化及び/又は改変(あるいは修飾)をなすことは、以下の記載及び本明細書のその他の部分からの知識により、当業者には容易に明らかであろう。本明細書で引用されている全ての特許文献及び参考文献は、説明の目的で引用されているもので、それらは本明細書の一部としてその内容はここに含めて解釈されるべきものである。
本発明は、操向ポストに回動可能に軸支されている操向ハンドルバーを軸支点を中心に左右に動かすことにより、左右前輪を旋回内側に傾けられるようにしてある、前輪として少なくとも二輪を有している車、特には人力のみで運転することが可能としてある乗り物に関する。特には、操向ハンドルバーを軸支点を中心に、旋回内側を路面側に押し下げ、一方、旋回外側を路面と反対で且つ旋回内側向きに力を加えることで、左右前輪を旋回内側に傾けられるようにしてある、前輪として少なくとも二輪を有している車、特には人力のみで運転することが可能な乗り物に関する。本発明では、上記のように操向ハンドルバーを操作して左右前輪を旋回内側に傾けた後、操向ハンドルバーを直立姿勢側の位置に戻すバネ力を得るようにしたり、操向ポストを直立姿勢側に戻すバネ力を得るようにしてあるものであることも特徴としている。
本発明は、車体の前端に備えるヘッドパイプに、操向ハンドルバーに連なる操向ポストが回動可能に支承され、且つ、左前輪及び右前輪をそれぞれ回転自在に懸架せしめる左側前輪懸架部材(左側前輪ホーク部並びにそれに連なるステアリングステム部)及び右側前輪懸架部材(右側前輪ホーク部並びにそれに連なるステアリングステム部)が、前記ヘッドパイプの左右両側に、ある一定の間隔を置いて配置されており、該前輪懸架部材を軸受けしているそれぞれの左側ホークポストパイプおよび右側ホークポストパイプの上下には左右のホークポストパイプ間を結ぶ上側リンク部材及び下側リンク部材が回動可能に軸着せしめられており、上側リンク部材及び下側リンク部材の中間部は、上記ヘッドパイプに回動可能に軸着せしめられて、左右のホークポストパイプ(あるいはそれに固着されたリンク取り付け部材、リンクプレートスペーサー)と上記上下のリンク部材とから成る平行四辺形リンクを形成し、前輪懸架部材(すなわち、前輪ホーク部に連なるステアリングステム頂部)が左側又は右側に傾斜するのに応じて、長方形から幾分菱形側へ変形することを可能とするようになっている。言い換えれば、当該平行四辺形を形成する部材のうちの上下のリンク部材のいずれかに横向きの力を与えて、長方形から幾分菱形側へ変形せしめることにより、ホークポストパイプ、そして前輪懸架部材を左側又は右側に傾けることができて、結局、前輪を接地面に対して傾けることが可能となる。この場合、本発明は、当該リンク部材に横向きの力を付与するにあたり、乗り手の握るハンドルバーに与える圧力によりそれがコントロールできるようにしてあることを特徴としている。すなわち、操向ハンドルバーの左右グリップより操向ポスト側に左右前輪コントロールケーブル固定具が配設されており、まず、該左側固定具からはそこに一体に連結固定されているコントロールケーブルが有って、そのコントロールケーブルは延伸してゆき、前記下部リンクの右側部分に上向きに配設されている保持具に一体に連結固定されており、他方、該右側固定具からはそこに一体に連結固定されているコントロールケーブルが有って、そのコントロールケーブルは延伸してゆき、前記下部リンクの左側部分に上向きに配設されている保持具に一体に連結固定されているとの構造を有している。
本発明では、車体を旋回する場合、ハンドルバーに与えた圧力により、すなわち、旋回内側のハンドルバーを地面側に押し下げる向きに力を加えると、ハンドルバーは、操向ポストに軸支されている点を中心に回動し、旋回外側のハンドルバーを地面と反対側に上げることとなり、コントロールケーブル固定具に連なるコントロールケーブルを引っ張ることとなって、下部リンクに上向きに配設されている保持具であって旋回内側の保持具に対して、引っ張る力が加わることとなり、当該平行四辺形のリンクを長方形から幾分菱形側へ変形せしめ、結果、左右前輪の上方側(すなわち、前輪ステアリングステム頂部)を旋回内側に傾ける。この場合、ハンドルバーを握る乗り手の腕は、旋回内側が旋回外側より低くなるような位置を占めるようになるので、極自然に、旋回動作を行うことが可能である。
また、路面が傾斜している面を走行する場合、左右前輪の高さが路面の高さに応じて異なることになるが、左右前輪の高さに差異が生ずると、左右のホークポストパイプ(あるいはそれに固着されたリンク取り付け部材、リンクプレートスペーサー)と上下のリンク部材とから成る平行四辺形リンクが変形することとなり、下部リンクに上向きに配設されている保持具であって前輪の高さが低い側の保持具より、コントロールケーブルに対して引っ張る力が加わり、結局、前輪の高さが高い側のハンドルバーを、操向ポストに軸支されている点を中心に回動せしめて、地面側に引っ張ることとなり、重力方向に対して乗り手の体幹軸は真っ直ぐに立っている状態となり、安定した走行が期待できることとなる。
本発明では、ハンドルバーに掛けた圧力を抜いた場合に、直ちに復元するように、前記操向ポストの操向ハンドルバーの側の上部には、コントロールケーブル保持具が固設されており、該コントロールケーブル保持具の左側を転位可能にコントロールケーブルが通っていて、前記左側固定具と当該コントロールケーブル保持具の左側との間には左側スプリングが配設され、他方、該コントロールケーブル保持具の右側を転位可能にコントロールケーブルが通っていて、前記右側固定具と当該コントロールケーブル保持具の右側との間には右側スプリングが配設されており、さらに、前記上部リンクの保持具と前記下部リンクの保持具間には右側リターンスプリングが配設され、他方、前記上部リンクの保持具と前記下部リンクの保持具間には左側リターンスプリングが配設されており、負荷された外力に対抗するスプリングにより生ずる力を、復元に利用できるようになっている。
本発明は、上記機能を達成することのできる三輪車、特には人力のみで走行することが可能な構造を持ち、優れた旋回性能を有すると共に、傾斜面を走行しても操作が容易な前二輪式三輪車に関するものである。
以下に実施例を掲げ、本発明を具体的に説明するが、この実施例は単に本発明の説明のため、その具体的な態様の参考のために提供されているものである。これらの例示は本発明の特定の具体的な態様を説明するためのものであるが、本願で開示する発明の範囲を限定したり、あるいは制限することを表すものではない。本発明では、本明細書の思想に基づく様々な実施形態が可能であることは理解されるべきである。全ての実施例は、他に詳細に記載するもの以外は、標準的な技術を用いて実施したもの、又は実施することのできるものであり、これは当業者にとり周知で慣用的なものである。
本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて、以下、説明する。図1乃至図8において、本発明の三輪自転車の車体フレームFは、ヘッドパイプ21、メインパイプ14、サドルポスト12、後部フレーム99(リアホークを含む)及びフレームリンク15で構成されている。
車体フレームFに固設されており、上下に延びるヘッドパイプ21には、該ヘッドパイプ21に嵌合される操向ポスト(ハンドルステム)27が回動可能に支承されており、操向ポスト27の上端には、操向ハンドルバー28が回動可能に軸支されて固設される。操向ハンドルバーを操向ポストに取り付ける箇所には、ベアリングを配置してハンドル部を地面に対して上下できて操向ポスト取り付け部を支点に困難なく回動できるものであることが好ましい。
ヘッドパイプ21の左、右両側には、該ヘッドパイプ21と平行にして上下に延びる円筒状の左側ホークポストパイプ29L及び右側ホークポストパイプ29Rが配置されており、左前輪WFLを回転自在に支持する左側前輪懸架部材(左側前輪ホーク部並びにそれに連なるステアリングステム部)30Lが左側ホークポストパイプ29Lに回動可能に支承され、また、右前輪WFRを回転自在に支持する右側前輪懸架部材(右側前輪ホーク部並びにそれに連なるステアリングステム部)30Rが右側ホークポストパイプ29Rに回動可能に支承される。
ヘッドパイプ21の上側には横方向に細長い部材である上部リンク38の中央部が軸着されて互いに一体に連結され、軸支部を中心に回動可能とされており、同様に、ヘッドパイプ21の下側には横方向に細長い部材である下部リンク39の中央部が軸着されて互いに一体に連結され、軸支部を中心に回動可能とされている。左側ホークポストパイプ29L及び右側ホークポストパイプ29Rには、平行四辺形のリンク構造が形成できるように、リンクプレートスペーサー42L,42Rが固設されており、上下に延びる左右のリンクプレートスペーサーの上下両端部が、それぞれ、上部リンク38及び下部リンク39の左右の両端部において軸着されて互いに一体に連結されており、結果、左右のホークポストパイプの上下両端部は、上部リンク38及び下部リンク39の左右の両端部において、回動可能に軸支されることとなり、左右ホークポストパイプ(それに固設された左右のスペーサー)29L,29R(42L,42R)と上下リンク38,39とにより、変形可能な平行四辺形のリンク構造が形成されている。ヘッドパイプ21の上部リンク38及び下部リンク39の取り付け側には、左右ホークポストパイプの上部リンク38及び下部リンク39の取り付け側と同様に、リンク用スペーサー43が固設されていると、リンク部材の取り付けが容易になって好ましい。
ヘッドパイプ21を中心線として、上部リンク38及び下部リンク39の両端部は、左側ホークポストパイプ29L及び右側ホークポストパイプ29Rの各上下端部に軸着されて互いに一体に連結され、軸支部を中心に回動可能とされて、平行四辺形のリンクを形成している。該上部リンク38の左側部分を38L、そして右側部分を38Rと表示し、同様に、該上部リンク39の左側部分を39L、そして右側部分を39Rと表示する。つまり、左側ホークポストパイプ29Lは左側上部リンク38Lおよび左側下部リンク39Lを介して回動可能に連結されて、ヘッドパイプ21と共に左側平行リンクを構成し、一方、右側ホークポストパイプ29Rは右側上部リンク38Rおよび右側下部リンク39Rを介して回動可能に連結されて、ヘッドパイプ21と共に右側平行リンクを構成し、車体が路面に対し垂直に立っている状態では、当該左右平行リンクは、ヘッドパイプ21に関して左右対称に形成される。
左側から右側に伸びる上部リンク38は平板棒状のものであり、それは一体に形成されている部材で、ヘッドパイプ21および両ホークポストパイプ29L,29Rの前方側に配置され、前記上部リンク38の中央部における連設部が前後に延びる軸線を有する連結具71を介してヘッドパイプ21の上部に回動可能に連結される。当該連結具71としては、ボルトとナット(例えば、袋ナットを包含する)といった所定の機能を果たすものであってよく、ピンなどを使用することも可能であり、各部材が回動できるもので、安定して部材間を連結しておくことのできるものであれば、当該分野で知られたものを適用でき、特に限定されない。当該連結具にはベアリングを組み込んであって、各部材の回動が容易にされていることもできる。また左側および右側上部リンク38L,38Rの外端部は前記連結具71と平行な軸線を有する連結具73L,73Rを介して両ホークポストパイプ29L,29Rの上部に回動可能に連結される。
同様に、左側から右側に伸びる下部リンク39は平板棒状のものであり、一体に形成されている部材で、ヘッドパイプ21および両ホークポストパイプ29L,29Rの前方側に配置され、前記下部リンク39の中央部における連設部が前後に延びる軸線を有する連結具72を介してヘッドパイプ21の下部に回動可能に連結される。また左側および右側下部リンク39L,39Rの外端部は前記連結具71や72と平行な軸線を有する連結具74L,74Rを介して両ホークポストパイプ29L,29Rの下部に回動可能に連結される。連結具72,73L,73R,74L及び74Rは、いずれも、連結具71と同様なものであることができる。したがって、部品を共通化できてコスト的にも有利であるし、組み立ても容易となる。ホークポストパイプあるいはそれに固設されたスペーサーと上部リンク間、ホークポストパイプあるいはそれに固設されたスペーサーと下部リンク間、さらに、ヘッドパイプと上部リンク間並びにヘッドパイプと下部リンク間は、軸着して連結されているので、上記軸線を支点として互いに連動して回動するようになっている。
本発明の車両では、前記操向ハンドルバー28の左右グリップ78L,78Rより操向ポスト27側には、左右前輪コントロールケーブル固定具54L,54Rが配設されている。該前輪コントロールケーブルの左側固定具54Lには、コントロールケーブル52Lが連接されるようになっており、該左側固定具54Lからは、ボールジョイント56Lを介してコントロールケーブル52Lに接続されている。該前輪コントロールケーブルの右側固定具54Rには、コントロールケーブル52Rが連接されるようになっており、該右側固定具54Rからは、ボールジョイント56Rを介してコントロールケーブル52Rに接続されている。当該接続にあたっては、ナット55L,55R,57L及び57Rを使用するなどして固着できる。ボールジョイント56L,56Rとコントロールケーブル52L,52Rとの間の接続は、当該分野の当業者に知られたものであってよく、例えば、二輪自転車のブレーキケーブルにおけるのと同様な手法、構造、部品を使用することであってよい。
前記左側コントロールケーブル固定具54Lに一体に連結されているコントロールケーブル52Lは延伸してゆき、前記上部リンクの右側部分38Rに下向きに配設されている保持具49Rを転位可能に通って、前記下部リンクの右側部分39Rに上向きに配設されている保持具50Rに一体に連結されている。同様に、前記右側コントロールケーブル固定具54Rに一体に連結されているコントロールケーブル52Rは延伸してゆき、前記上部リンクの左側部分38Lに下向きに配設されている保持具49Lを転位可能に通って、前記下部リンクの左側部分39Lに上向きに配設されている保持具50Lに一体に連結されている。
ところで、前記操向ポスト27の操向ハンドルバーの側の上部には、コントロールケーブル保持具23が固設されており、該コントロールケーブル保持具の左側23Lを転位可能にコントロールケーブル52Lが通っており、該コントロールケーブル保持具の左側保持部23Lには、コントロールケーブルシース固定具58L,59Lがあって、そこから前記上部リンクの保持具49Rまで連続するコントロールケーブルシース53Lを連結固着している。該コントロールケーブルシース53Lは、図7のように、保持具49Rのヘッドパイプ側に設けられた部分にケーブルシース固定具60R,61Rにより固着せしめられている。他方、コントロールケーブル52Rは、該コントロールケーブル保持具の右側23Rを転位可能に通っており、該コントロールケーブル保持具の左側保持部23Rには、コントロールケーブルシース固定具58R,59Rがあって、そこから前記上部リンクの保持具49Lまで連続するコントロールケーブルシース53Rを連結固着している。該コントロールケーブルシース53Rは、図7のように、保持具49Lのヘッドパイプ側に設けられた部分にケーブルシース固定具60L,61Lにより固着せしめられている。本発明では、該コントロールケーブル保持具23はプレート板であってもよい。
コントロールケーブルシース固定具58L,59L,58R,59R,60L,61L,60R及び61Rは、当該分野の当業者に知られたものであってよく、例えば、二輪自転車のブレーキケーブルにおけるのと同様な手法、構造、部品を使用することであってよい。当該コントロールケーブルシース固定具58L,59L,58R,59R,60L,61L,60R及び61Rは、例えば、中空ボルト、ナット、ワッシャで構成するものであってよい。
前記前輪コントロールケーブルの左側固定具54Lと当該コントロールケーブル保持具の左側23Lとの間には左側スプリング48Lが配設されている。同様に、前記前輪コントロールケーブルの右側固定具54Rと当該コントロールケーブル保持具の右側23Rとの間には右側スプリング48Rが配設されている。当該左右のスプリング48L,48Rのコイルの中心部にはそれぞれコントロールケーブル52L,52Rが通っており、それぞれのスプリングの端部は固定具57,保持具23により規制されており、それぞれの部材57,23に対して付勢が可能となっている。したがって、図5のように、左側のハンドルグリップ78Lを下方に押し下げると、左側スプリング48Lが圧縮されて元に戻すバネの力が作用することになる。かくして、操向ハンドルバーを直立姿勢をとっているときに占める位置に容易にもどすことが可能となっている。該スプリングとしては、コイルとなっているバネを好適に使用できるが、所要の働きを有するものであればそれに限定されない。
平行四辺形リンク側では、コントロールケーブル52Lは、コントロールケーブル保持具50Rに固定具62R,63Rによって固着せしめられている。図7を参照して明らかなように、保持具49Rと保持具50Rとの間のコントロールケーブル52Lに平行しては、ヘッドパイプ21よりも前方側に、右側リターンスプリング51Rが配置されており、当該右側リターンスプリング51Rは下部リンク39の右側部分39Rの中程よりもさらに右側に且つ下部リンクの上に上向きに配設されている保持具50Rの所のコントロールケーブルの固定されている箇所より車体前方側の箇所にスプリング規制ヘッド80Rを有するボルトとナット、ワッシャなどの取り付け具を使用して取り付けてある。スプリング規制ヘッドを有するボルトのロッド部が、保持具50Rの所で移動自在に挿通せしめられるよう、保持具50Rの取付部にはガイド孔が設けられている。他方、コントロールケーブル52Rは、コントロールケーブル保持具50Lに固定具62L,63Lによって固着せしめられている。図7を参照して同様に明らかなように、保持具49Lと保持具50Lとの間のコントロールケーブル52Rに平行しては、ヘッドパイプ21よりも前方側に、左側リターンスプリング51Lが配置されており、当該左側リターンスプリング51Lは下部リンク39の左側部分39Lの中程よりもさらに左側に且つ下部リンクの上に上向きに配設されている保持具50Lの所のコントロールケーブルの固定されている箇所より車体前方側の箇所にスプリング規制ヘッド80Lを有するボルトとナット、ワッシャなどの取り付け具を使用して取り付けてある。同様に、スプリング規制ヘッドを有するボルトのロッド部が、保持具50Lの所で移動自在に挿通せしめられるよう、保持具50Lの取付部にはガイド孔が設けられている。かくして、図5を参照して容易に理解されるように、車軸が左側に傾いている場合、当該ボルトのロッド部は保持具50Lの取付部を転位して左側に出るが、左側リターンスプリング51Lは50Lで規制されて圧縮されることとなり、元に戻そうとするバネの力が働くこととなる。一方、右側リターンスプリング51Rの場合、規制ヘッド80Rにより直立姿勢では当接して付勢せしめられている保持具49Rに対しては、右側リターンスプリング51Rは規制ヘッド80Rがあるので、バネの力が働くことはない。
スプリング規制ヘッド80によりリターンスプリング51の横方向の長さは、車体が、水平な地面上にあって車体の軸が直立姿勢である場合に、保持具49と保持具50との間となるように、そして安定して直立姿勢を保つようにバネの力が働くように設定しておくことができる。固定具62L,63L,62R及び63Rは、当該分野の当業者に知られたものであってよく、例えば、二輪自転車のブレーキケーブルにおけるのと同様な手法、構造、部品を使用することであってよい。当該固定具62L,63L,62R及び63Rは、例えば、ナット、ワッシャで構成するものであってよい。該リターンスプリングとしては、コイルとなっているバネを好適に使用できるが、所要の働きを有するものであればそれに限定されない。
ヘッドパイプ21の上方でコントロールケーブル保持具23より下方の前記操向ポスト27には、ピットマンアームプレート22が固設されており、該ピットマンアームプレート22には左右のステアリングロッド36L,36Rが連結されており、該ステアリングロッドは、ナックルアーム32L,32Rを介して、左右のステアリングステムパイプ29L,29Rの上端よりも上方にある、左右の前輪懸架部材30L,30Rの上端部、すなわち、ステアリングステムの上端部に連結している。ナックルアーム32L,32Rは、ステアリングステム30L,30Rの上端部に固着されており、ステアリングロッド36L,36Rの各々は左右のナックルアーム32L,32Rや左右のピットマンアーム部22L,22Rには、その両端部でボールジョイント34を介して連結される。これにより、操向ハンドルバー28を左、右に回動操作するのに応じて、操向ポスト27を介してピットマンアームプレート22が左、右に回動し、それに応じて左右のピットマンアーム部22L,22Rに連なるステアリングロッド36L,36Rを介して左、右のナックルアーム32L,32Rが左、右に回動し、左前輪WFLおよび右前輪WFRが左、右に転向することになる。
本発明の三輪車では、図1及び3を参照して理解できるように、メインパイプ14に連なるサドルポスト12、後部フレーム99及びフレームリンク15などからなる車体後部、すなわち駆動輪である後輪WR並びにサドル90などを含む部分の車体構造(駆動構造を含む)は、二輪自転車の後部と同じかあるいは実質的に同じ構造(手法)とすることができる。また、車両の制動機構並びに装置(ブレーキなどを含む)も、二輪自転車と同じかあるいは実質的に同じ構造(手法)とすることができる。
本発明の車両で後部構造が自転車態様となっているときには、フレームから後方に延出される両リヤフォーク99L,99Rの後端に駆動輪である後輪WRが軸支される。クランク軸94の両端にクランクペダル95L,95Rが固定され、クランク軸94には駆動スプロケット96が固定されており、後輪WRに固定された被動スプロケット97と前記駆動スプロケット96とに無端状のチェーン98が巻掛けられる。したがって両クランクペダル95L,95Rの踏込み操作により後輪WRが回転駆動されることになる。
本発明では、メインフレーム及び後輪を含む車体の後部全般の構造は、汎用の二輪自転車のメインフレーム及び後輪を含む車体の後部構造と共通にできるので、従来の二輪自転車の部品並びに駆動機構を利用適用でき、製造上及びコスト上有利である。
本発明では、ヘッドパイプ21と、左側および右側ホークポストパイプ29L,29Rとの間で、左側および右側平行四辺形リンクが構成されているのであるが、それはハンドルバー28に連結されているコントロールケーブル52を介して制御できるようになっており、そのことにより、図5で示すように、ハンドルバーの左側端部78Lを路面方向に押し下げることにより(ハンドルバーの右側端部78Rが持ち上がることにより)、ケーブル52Rが引っ張られて(図7で見てみると、コントロールケーブル52Rが引っ張られると、保持具50Lが右側へ引っ張られることとなり、下部リンク39が右側に引っ張られることになり)当該平行四辺形リンクが変形し、ヘッドパイプ21が左側へ傾く、すなわち、車体の軸が左側へ傾くのに応じて、両ホークポストパイプ29L,29Rも左側に傾くこととなり、この際、左側の保持具49Lと保持具50Lとの間に配置されている左側のリターンスプリング51Lは圧縮されつつ、ヘッドパイプ側の保持具49Lを右側に押す力が働き、一方、ホークポストパイプ側の保持具50Lを左側に押す力が働くが、右側の保持具49Rと保持具50Rとの間に配置されている右側のリターンスプリング51Rでは当該ヘッドパイプ側の保持具49Rとホークポストパイプ側の保持具50Rとの間が広がるが、当該リターンスプリング51Rのヘッドパイプ側の頂部はスプリング規制ヘッド80Rにより押さえられているから、該ヘッドパイプ側の保持具49Rとの間に隙間が生じ、リターンスプリングよりの反発力が保持具49Rに掛かることは無い。
圧縮を受けたリターンスプリング51Lにより、ヘッドパイプ側の保持具49Lを右側に押す力と、ホークポストパイプ側の保持具50Lを左側に押す力が働くことにより、いくぶん菱形に変形した平行四辺形をもとの長方形に戻す力が作用することになり、ヘッドパイプ21を直立姿勢側に戻す力が作用する、すなわち、車体の軸を直立姿勢側に戻すように力が働くことになる。車体の軸を右側へ傾けた場合には、上記と左右逆にした動作となる。
ヘッドパイプ21を介して、左側ホークポストパイプ29Lおよび右側ホークポストパイプ29Rとの間に、平行四辺形リンクが構成されるので、ヘッドパイプ21の左、右への傾きに応じて両ホークポストパイプ29L,29Rも同時に左、右に傾くことになり、左、右前輪WFL,WFRを左、右に傾かせることができ、車体フレームFを左、右いずれかに傾けて走行するバンク走行が可能であり、舵取り走行性を向上することができるのであるが、操向ハンドルバーに連結するコントロールケーブルを介して当該平行四辺形リンクを変形せしめて左、右前輪WFL,WFRを左、右に傾かせることができることから、旋回開始がスムーズに行うことができて自転車にうまく乗れない人や体力の劣る人でも簡単に操作できて優れた旋回性能を発揮する。
平行リンクにおける上部リンク38及び下部リンク39の取り付け構造は簡単な構造となっており、平行リンクを構成する部品点数も極力少なくできるし、組付工数の低減を図ることも可能となっている。
さらに、操向ハンドルバーに配設されたコントロールケーブル固定具に隣接して、コントロールケーブルに付与される力に対抗して復元を図るスプリングが配置されており、車体の傾斜位置から直立姿勢側に戻すばね力を発揮する。
また、左側平行リンクの左側下部リンクに設けられたコントロールケーブル保持具には、ヘッドパイプ21の直立姿勢から左側への傾斜に応じて該ヘッドパイプ21を直立姿勢側に戻すばね力が働くが、右側平行リンクの側ではこのような力はかからない。一方、右側平行リンクの右側下部リンクに設けられたコントロールケーブル保持具には、ヘッドパイプ21の直立姿勢から右側への傾斜に応じて該ヘッドパイプ21を直立姿勢側に戻すばね力が働くが、左側平行リンクの側ではこのような力はかからない。
したがって、車体フレームFを左、右いずれかに傾けたときには車体フレーム21を直立姿勢側に戻すばね力が車体フレームFに作用することになり、非乗車状態で三輪自転車を停止させているときには、車体フレームFを直立姿勢として安心して三輪自転車に乗車することができ、また車体フレームFを傾けた旋回走行状態から直進走行時に移行したときには車体フレームFが直立姿勢に復元することになり、操縦性をより一層向上することができる。
さらに、操向ポスト27と左右の前輪懸架部材30L,30Rとの各間を連動連結する操向連動手段、即ちピットマンアーム22、ナックルアーム32、ステアリングロッド36およびボールジョイント34がヘッドパイプ21および左右のステアリングステムパイプ29L、29Rの上方にコンパクトに配置されているので、ヘッドパイプ21および両ステアリングステムパイプ30L,30Rの前面および上方に、操向連動手段に干渉されない広いスペースを確保でき、キャリヤ等の設置が容易となっている。しかも、上記のように左右の前輪WFL,WFRの支持のためには、ボールジョイントを使用しないので、前輪WFL,WFRの支持剛性の確保が容易であると共に、コストの低減を図ることができる。
本発明の前二輪式三輪自転車は、旋回性能が優れており、小径での小回りにも優れている。また、傾斜した路面の走行でも、直立直進走行が楽に行うことができるという、優れた操縦性能を発揮する。ハンドルに体重をかけることにより、極く自然にバンク走行状態となり、転倒しにくいという利点もあり、登り坂の走行も二輪より楽に行うことができる。
本発明の前二輪式三輪自転車は、バンクをハンドルでコントロールすることから、人体に備わっているバランス感覚を利用でき、例えば、右手に力を掛けることにより車体を右にバンクし、左手に力を掛けることにより車体を左にバンクし、力を抜くと元に戻るという操作が可能である。
本発明の前輪操向制御機構は、人力走行用自転車の場合、機構が簡単で部品の軽量化による車体の軽量化が可能であり、また、保守管理も容易であり、製造も簡単であるという利点がある。また、部品点数も少なくコスト上のメリットも期待できる。
本発明の前輪操向制御機構は、軽量な乗り物(車両)に応用されて有利であり、専ら人力のみを利用して走行されるものばかりでなく、補助モーター(電機モーターを含む)の付いている乗り物に使用しても優れている。本発明は、人力駆動による三輪自転車だけでなく、動力源付きの三輪車、もしくは人力をアシストする動力源を備える三輪車にも適用可能である。特には、本発明は、人力のみで動かすことを予定している三輪車に応用されて優れた作用効果を得ることができる。
本発明は、前輪が2個で、後輪が1個である前二輪式三輪車であって、特には、人力のみで走行することが可能な構造を持ち、優れた旋回性能を有すると共に、傾斜面を走行しても直立走行可能で、操作が容易な前二輪式三輪車を提供する。当該車は、ハンドルバーを操作することにより、車体フレームと前輪の傾斜を誘導できるもので、その機構が単純化され且つ部品も簡単な部品を使用することで構成できるので優れている。
本発明は、前述の説明及び実施例に特に記載した以外も、実行できることは明らかである。上述の教示に鑑みて、本発明の多くの改変及び変形が可能であり、従ってそれらも本件添付の請求の範囲の範囲内のものである。
本発明の前二輪式三輪自転車の側面図である。 本発明の前二輪式三輪自転車の前方より見た正面図である。 本発明の前二輪式三輪自転車の上方より見た平面図である。 本発明の前二輪式三輪自転車の拡大正面図である。 ハンドルバーの左側を押し下げて操向ポストによる軸支点を中心にハンドルバーを回動せしめて車体フレームを左側に傾けた状態での、本発明の前二輪式三輪自転車の拡大正面図である。 図4の要部拡大図である。ハンドルバー、操向ポスト、ヘッドパイプ、上部リンク、下部リンク、左右ホークポスト、コントロールケーブル、そしてスプリングとの関係を示している。 図6のA−A断面より眺めた図である。 本発明の操向ポストの断面図である。

Claims (1)

  1. 車体の前部に操向可能とされた左右一対の前輪(WFL,WFR)と、同車体の後部に駆動可能である単一の後輪(WR)とを備えている三輪車において、
    車体フレーム(F)の前端に固設されているヘッドパイプ(21)には、操向ハンドルバー(28)を車体前後方向の軸を中心に回動可能に軸支している操向ポスト(27)が回動可能に支承されており、
    前記ヘッドパイプ(21)の上部に互いに一体に連結され且つ回動可能に軸支されている上部リンク(38)と、前記ヘッドパイプ(21)の下部に互いに一体に連結され且つ回動可能に軸支されている下部リンク(39)を有し、
    左前輪(WFL)を回転可能に懸架せしめている左側前輪懸架部材(30L)を直下に配置して回動可能に支承している左側ホークポストパイプ(29L)と、右前輪(WFR)を回転可能に懸架せしめている右側前輪懸架部材(30R)を直下に配置して回動可能に支承している右側ホークポストパイプ(29R)とが、前記ヘッドパイプ(21)の両側に配置されており、
    前記左側ホークポストパイプ(29L)及び右側ホークポストパイプ(29R)の上下両部が、それぞれ、前記上部リンク(38)及び下部リンク(39)の左右両端部に、回動可能に軸支されており、
    前記操向ハンドルバー(28)の左右グリップ(78L,78R)より操向ポスト(27)側には、左右前輪コントロールケーブル固定具(54L,54R)が配設されており、
    前記左側固定具(54L)に一体に連結されているコントロールケーブル(52L)を有し、該コントロールケーブル(52L)は延伸してゆき、前記上部リンクの右側部分(38R)に下向きに配設されている保持具(49R)を転位可能に通って、前記下部リンクの右側部分(39R)に上向きに配設されている保持具(50R)に一体に連結されており、他方、前記右側固定具(54R)に一体に連結されているコントロールケーブル(52R)を有し、該コントロールケーブル(52R)は延伸してゆき、前記上部リンクの左側部分(38L)に下向きに配設されている保持具(49L)を転位可能に通って、前記下部リンクの左側部分(39L)に上向きに配設されている保持具(50L)に一体に連結されており、
    前記操向ポスト(27)の操向ハンドルバーの側の上部には、コントロールケーブル保持具(23)が固設されており、該コントロールケーブル保持具の左側(23 L を転位可能にコントロールケーブル(52L)が通っていて、前記左側固定具(54L)と当該コントロールケーブル保持具の左側(23 L との間には左側スプリング(48L)が配設され、他方、該コントロールケーブル保持具の右側(23 R を転位可能にコントロールケーブル(52R)が通っていて、前記右側固定具(54R)と当該コントロールケーブル保持具の右側(23 R との間には右側スプリング(48R)が配設されており、さらに、前記上部リンクの保持具(49R)と前記下部リンクの保持具(50R)間には右側リターンスプリング(51R)が配設され、他方、前記上部リンクの保持具(49L)と前記下部リンクの保持具(50L)間には左側リターンスプリング(51L)が配設されている、
    そして
    前記操向ポスト(27)は、ピットマンアームプレート(22)が固設されており、該ピットマンアームプレート(22)には左右のステアリングロッド(36L,36R)が連結されており、該ステアリングロッドは、ナックルアーム(32L,32R)を介して、左右の前輪懸架部材(30L,30R)の上端部に連結している、
    ことを特徴とする、三輪車。
JP2006322018A 2006-11-29 2006-11-29 三輪車 Expired - Fee Related JP4686765B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006322018A JP4686765B2 (ja) 2006-11-29 2006-11-29 三輪車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006322018A JP4686765B2 (ja) 2006-11-29 2006-11-29 三輪車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008132933A JP2008132933A (ja) 2008-06-12
JP4686765B2 true JP4686765B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=39558087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006322018A Expired - Fee Related JP4686765B2 (ja) 2006-11-29 2006-11-29 三輪車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4686765B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101943296B1 (ko) * 2018-09-21 2019-01-29 주식회사 비엘에스씨피 방향전환시 전복방지기능이 구비된 휠체어 연결마운트

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011096751A2 (ko) * 2010-02-06 2011-08-11 Kim Doo Jeong 삼륜차 헤드부 연동 장치
KR101165894B1 (ko) 2010-04-15 2012-07-13 진성현 삼륜차의 차체 기울기 제동장치
KR101182878B1 (ko) 2010-04-15 2012-09-13 진성현 삼륜차의 조향장치
JP5314176B1 (ja) * 2012-07-18 2013-10-16 克子 小林 三輪自転車
US9845111B2 (en) * 2012-10-25 2017-12-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Vehicle
DE102014201668B4 (de) 2013-03-07 2021-09-02 Ford Global Technologies, Llc Seitlich neigbares, mehrspuriges Fahrzeug
DE102014201127B4 (de) 2013-03-07 2022-02-03 Ford Global Technologies, Llc Seitlich neigbares, mehrspuriges Fahrzeug
DE102014201670A1 (de) 2013-03-07 2014-09-11 Ford Global Technologies, Llc Seitlich neigbares, mehrspuriges Fahrzeug
DE102014201632B4 (de) 2013-03-07 2021-09-02 Ford Global Technologies, Llc Seitlich neigbares, mehrspuriges Fahrzeug
DE102014201630B4 (de) 2013-03-07 2021-09-02 Ford Global Technologies, Llc Seitlich neigbares, mehrspuriges Fahrzeug
DE102014217246B3 (de) 2014-08-29 2015-12-24 Ford Global Technologies, Llc Stabilisierungsanordnung für ein Neigefahrwerk eines Fahrzeugs
DE102014217386A1 (de) 2014-09-01 2016-03-03 Ford Global Technologies, Llc Verfahren zum Betrieb eines Neigefahrwerks sowie aktives Neigefahrwerk für ein schienenungebundenes Fahrzeug
US10076939B2 (en) 2014-11-26 2018-09-18 Ford Global Technologies, Llc Suspension systems for laterally tiltable multitrack vehicles
US9925843B2 (en) 2015-02-24 2018-03-27 Ford Global Technologies, Llc Rear suspension systems for laterally tiltable multitrack vehicles
US10023019B2 (en) 2015-02-24 2018-07-17 Ford Global Technologies, Llc Rear suspension systems with rotary devices for laterally tiltable multitrack vehicles
JP6347011B2 (ja) * 2015-12-10 2018-06-20 克子 小林 前二輪自転車旋回時の車体傾斜装置
JP6723036B2 (ja) * 2016-03-18 2020-07-15 株式会社ブリヂストン 車両
JP6541273B2 (ja) * 2017-02-10 2019-07-10 本田技研工業株式会社 前二輪懸架装置
FR3067697B1 (fr) * 2017-06-19 2022-01-07 Veloce Colonne de direction d'un vehicule
CN111169575A (zh) * 2020-03-09 2020-05-19 吕榕志 外挂接驳的非独立悬架机构
CN111137389A (zh) * 2020-03-09 2020-05-12 吕榕志 平行四边形轴对称上下运动变形自回正平衡优化机构
JP7042534B1 (ja) * 2021-04-07 2022-03-28 有限会社藤原ホイル 自転車
JP7112148B1 (ja) * 2022-02-18 2022-08-03 有限会社藤原ホイル スイング機構を備えた車両
KR20230158757A (ko) * 2022-05-12 2023-11-21 넥스콘테크놀러지 주식회사 전동 킥보드의 조향 복원장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11139365A (ja) * 1997-11-04 1999-05-25 Toshio Okubo 自転車の盗難防止構造
WO1999061304A1 (fr) * 1998-05-28 1999-12-02 Avantec Corporation Tricycle
JP2001010577A (ja) * 1999-06-25 2001-01-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 前2輪式3輪自転車

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11139365A (ja) * 1997-11-04 1999-05-25 Toshio Okubo 自転車の盗難防止構造
WO1999061304A1 (fr) * 1998-05-28 1999-12-02 Avantec Corporation Tricycle
JP2001010577A (ja) * 1999-06-25 2001-01-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 前2輪式3輪自転車

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101943296B1 (ko) * 2018-09-21 2019-01-29 주식회사 비엘에스씨피 방향전환시 전복방지기능이 구비된 휠체어 연결마운트

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008132933A (ja) 2008-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4686765B2 (ja) 三輪車
US6817617B2 (en) Tricycle
US3504934A (en) Tricycle wheel and frame arrangement
US20090289437A1 (en) Vehicle with three wheels
EP2703270B1 (en) Vehicle
JP6186510B2 (ja) 自転車全般に適用可能なエリプティカル駆動機構および操舵機構に導入された改良
US6338393B1 (en) Pivoting frame suspension scooter
JP5122538B2 (ja) 三輪車
US6070894A (en) Arm-powered wheeled vehicle with bicycle-type cranks
JP4297967B1 (ja) 前二輪自転車
CN101590885A (zh) 三轮车
US20080296865A1 (en) Wheel-Equipped Stand for a Two-Wheeled Vehicle
JP5246628B2 (ja) 二輪車用ストラット
TWI270496B (en) Wheeled vehicle with handle bar
JP5222249B2 (ja) 三輪車
JP5122537B2 (ja) 前輪操舵装置及び三輪車
WO2010029949A1 (ja) 三輪車
JP2018001785A (ja) キャノピー付き三輪車
JP2009530171A (ja) 折り畳み状態から横方向に展開する少なくとも1つのフットレストユニットを備えたスクータ
EP3957556A1 (en) Front two-wheeled vehicle
JP2005193740A (ja) 多用途の三輪車
KR20130101609A (ko) 한 쌍의 전륜이 구비되는 자전거와 모터사이클의 전륜지지 장치
JPH0382689A (ja) 前二輪式三輪車
US20050072823A1 (en) Article storage basket incorporated into a handlebar steering assembly
CN101247980A (zh) 具有可调整车轮倾度的车辆

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees