JP4685992B2 - はんだ付け装置及びはんだ付け方法並びにはんだ付け用プログラム - Google Patents

はんだ付け装置及びはんだ付け方法並びにはんだ付け用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、処理のための複数のゾーン内にはんだ対象物を移送しつつはんだ付けを行うはんだ付け装置及びはんだ付け方法並びにはんだ付け用プログラムに関する。
処理のための複数のゾーン内にはんだ対象物を移送しつつはんだ付けを行う方式が採用されている。この種のはんだ付けを行うには、はんだ対象物である基板の位置と、その位置での基板の温度を検出し、それらの検出情報に基づいて基板を加熱する温度を制御する必要がある。
特許文献1には、基板が所定の位置に到達したことを基板到達センサで検出し、前記所定の位置に到達した基板の温度を温度センサーで検出し、前記温度センサに同期させて、基板をヒータで加熱する技術、いわゆるフィードバック制御の技術が開示されている。
特許文献2には、基板の初期温度のデータに基づいて、所望の温度プロファイルが得られるようにヒータの温度を制御する技術が開示されている。
特許文献3には、基板が炉内に搬入される時点から基板の温度測定を実質的に開始し、コンベアの動作量に同期して作動するパルスカウンタからの信号により炉内における基板位置との関係で温度センサによる基板の温度を測定する技術が開示されている。
特許文献4には、基板の位置情報から炉内の気流を予測して、ガスの流れを制御する技術が開示されている。
特開平1−147281号公報 特開平4−371365号公報 特開平9−74270号公報 特開2000−277905号公報
基板温度センサの信号によりヒータの出力量をフィードバック制御する際、炉内の温度は基板の搬入に伴って、基板の熱量分だけ急激に低下する。しかしながら、特許文献1では、炉内の温度が急激に低下した後、炉内の温度を制御する場合、基板が炉の熱量の一部を奪うことを考慮に入れていないため、炉内温度の高低の変化の度合いが大きくなり、そのため、基板に搭載された耐熱性が弱い部品では、炉内の温度変化によって破壊される場合がある。また、特許文献1では、炉内を加熱する時期が遅れることとなる。
特許文献2では、特許文献1と同様に温度制御を行っているが、特許文献2では、基板の温度のデータに基づいて、所望の温度プロファイルが得られるようにヒータの温度を制御している点で特許文献1と相違している。
しかし、特許文献2では、特許文献1と同様に、炉内に搬入された時点での炉内の温度を調整していないため、炉内温度の急激な変化を抑えるには限界がある。
特許文献3では、コンベアの動作量に同期して出力されるパルスカウンタからの信号で炉内の基板位置との関係で基板の温度測定を行うことは可能であるが、基板が炉内に搬入された時点での炉内温度に、前もって求めた基板の熱量を加味した温度制御をすることは不可能である。
特許文献4では、基板の位置情報を、基板の投入と炉内での基板搬送動作とから演算しているが、基板が炉内に搬入された時点での炉内温度に、前もって求めた基板の熱量を加味した、温度制御をすることは不可能である。
本発明の目的は、炉内に搬入されるはんだ対象物の熱量を加味して、温度制御を行うはんだ付け装置及びはんだ付け方法並びにはんだ付け用プログラムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るはんだ付け装置は、相互に連通した熱処理のための複数のゾーン内に被加熱物を順次移送するコンベアの動作情報に基づいて、前記被加熱物の位置を算出する位置算出部と、
前記被加熱物が搬入される対象ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値が、当該対象ゾーンの前段に位置する前ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値より大きいか、等しい場合に、前記温度設定値の温度差Aを求め、前記対象ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値が前記前ゾーン内の前記コンベアより下部での温度設定値より大きいか、等しい場合、前記温度設定値の温度差A´を求め、前記温度差A´の絶対値規準温度より小さい場合であって、前記温度差A´が規準温度よりも大きいか、等しい場合、前記対象ゾーン内の熱量を調整するための閾値となる係数を1.0とし、前記温度差A´が規準温度よりも小さいか、等しい場合、前記係数を0とし、前記温度差Aと、前記係数と、前記対象ゾーンの被加熱物を受け入れる搬入口の幅寸法或いは前記コンベアの幅寸法に対する被加熱物の幅寸法比との積により、前記被加熱物の熱量を算出する熱量算出部と、
前記対象ゾーンの幅寸法に応じて求めた前記対象ゾーン内の熱量に、前記熱量算出部が算出した被加熱物の熱量を加算することにより、前記被加熱物が搬入される際における前記対象ゾーン内の温度を制御する温度管理部とを有すること特徴とするものである。
すなわち、本発明は、フィードバック制御を行う前に、対象ゾーンの熱量を算出される熱量に基づいて調整することで対象ゾーンの温度制御を行う、いわゆるフィードフォワード制御を行うことで、対象ゾーン内での急激な温度の変化を抑えるものである。
以上の説明では、本発明をハードウエアとしてのはんだ付け装置として構築したが、本発明をはんだ付け方法として構築してもよいものである。さらには、本発明をハンダ付け装置に装備したコンピュータを駆動制御することではんだ付け装置としての機能を実行させるソフトウエアとしてのはんだ付け用プログラムとして構築してもよいものである。
本発明をはんだ付け方法として構築した場合、本発明に係るはんだ付け方法は、相互に連通した熱処理のための複数のゾーン内に被加熱物を順次移送するコンベアの動作情報に基づいて、前記被加熱物の位置を算出し、
前記被加熱物が搬入される対象ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値が、当該対象ゾーンの前段に位置する前ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値より大きいか、等しい場合に、前記温度設定値の温度差Aを求め、前記対象ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値が前記前ゾーン内の前記コンベアより下部での温度設定値より大きいか、等しい場合、前記温度設定値の温度差A´を求め、前記温度差A´の絶対値規準温度より小さい場合であって、前記温度差A´が規準温度よりも大きいか、等しい場合、前記対象ゾーン内の熱量を調整するための閾値となる係数を1.0とし、前記温度差A´が規準温度よりも小さいか、等しい場合、前記係数を0とし、前記温度差Aと、前記係数と、前記対象ゾーンの被加熱物を受け入れる搬入口の幅寸法或いは前記コンベアの幅寸法に対する被加熱物の幅寸法比との積により、前記被加熱物の熱量を算出し、
前記対象ゾーンの幅寸法に応じて求めた前記対象ゾーン内の熱量に、前記熱量算出部が算出した被加熱物の熱量を加算することにより、前記被加熱物が搬入される際における前記対象ゾーン内の温度を制御する構成として構築する。
また、本発明に係るはんだ付け用プログラムは、はんだ付け装置に装備したコンピュータに、
相互に連通した熱処理のための複数のゾーン内に被加熱物を順次移送するコンベアの動作情報に基づいて、前記被加熱物の位置を算出する機能と、
前記被加熱物が搬入される対象ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値が、当該対象ゾーンの前段に位置する前ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値より大きいか、等しい場合に、前記温度設定値の温度差Aを求め、前記対象ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値が前記前ゾーン内の前記コンベアより下部での温度設定値より大きいか、等しい場合、前記温度設定値の温度差A´を求め、前記温度差A´の絶対値規準温度より小さい場合であって、前記温度差A´が規準温度よりも大きいか、等しい場合、前記対象ゾーン内の熱量を調整するための閾値となる係数を1.0とし、前記温度差A´が規準温度よりも小さいか、等しい場合、前記係数を0とし、前記温度差Aと、前記係数と、前記対象ゾーンの被加熱物を受け入れる搬入口の幅寸法或いは前記コンベアの幅寸法に対する被加熱物の幅寸法比との積により、前記被加熱物の熱量を算出する機能と、
前記対象ゾーンの幅寸法に応じて求めた前記対象ゾーン内の熱量に、前記熱量算出部が算出した被加熱物の熱量を加算することにより、前記被加熱物が搬入される際における前記対象ゾーン内の温度を制御する機能とを実行させる構成として構築する。
本発明によれば、被加熱物を熱処理する対象ゾーンの温度制御での初期温度に、被加熱物の熱量を加味して、対象ゾーンの温度制御を行うため、対象ゾーンの温度の安定性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
先ず、実施形態と特許文献1及び2に開示された技術との相違点を明確にする。はんだ付け装置では図1に示すように、相互に連通した複数のゾーン1、1、1、・・・1が配置される。複数のゾーン1、1、1、・・・1が、1つの炉内に相互に仕切られて設けられている、或いは各ゾーン1、1、1、・・・1が個別独立した炉でそれぞれ構成されていてもよいものである。なお、各ゾーン1、1、1、・・・1が個別独立した炉で構成されている場合、隣接する炉相互の接続箇所が大気から隔離され、炉内の温度が大気温度に左右されないように構成することが望ましいものである。また、相互に連通した複数のゾーン1、1、1、・・・1の個数は図示したものに限定されるものではなく、処理内容に応じて個数は変動するものであり、2以上のゾーンを組み合わせた構成であれば、いずれのものであってもよい。以下の説明では、被加熱物3としてはんだ対象物を用いた場合を例にとって説明する。
相互に連通したゾーン1,1,1,・・・1には、コンベア2が配置されている。コンベア2は、はんだ対象物3を搭載して、その搭載したはんだ対象物3を各ゾーン1,1,1,・・・1に順次移送する。コンベア2は、一連に連結したコンベア、或いは個々に分離され、はんだ対象物3を移し替えることで、複数のゾーン1,1,1,・・・1内に順次移送する構成のコンベアであってもよい。コンベア2は、無端状チェーン或いは無端状ベルトなどから構成されているが、これに限られるものではない。要は、コンベア2としては、はんだ対象物3を搭載してゾーン1、1、1、・・・1内に順次移送できる構成のものであれば、いずれのものであってもよい。また、最初にはんだ対象物3が搬入されるゾーン1には、その入口にはんだ対象物3の搬入を検出するセンサSが取り付けられている。なお、センサSには、はんだ対象物3の長さ方向(はんだ対象物3の搬送方向での長さ寸法)を計測する機能を付加されている。また、コンベア2で搬送する被加熱物としてはんだ対象物3を用いたが、これに限られるものではない。被加熱物としては、ゾーン内で熱処理されるものであれば、はんだ対象物3以外のものであってもよいものである
図1において、内部の温度を制御する必要があるゾーンを対象ゾーン1とし、対象ゾーン1には、前段に位置する前ゾーン1を通してはんだ対象物3が搬入されるものとする。また、図2において、時間T1からT3の範囲において、実線で示す温度プロファイルP1は従来例に係る温度プロファイルを示しており、点線で示す温度プロファイルP2は本発明の実施形態に係る温度プロファイルを示している。
図2及び図3に示すように、特許文献1及び2と、本発明の実施形態とは、はんだ対象物3が前ゾーン1から対象ゾーン1に搬入される時点がT1であり、このはんだ対象物3の搬入時点は共通している。しかし、対象ゾーン1へのはんだ対象物3の搬入を検出することで温度制御を開始した後にヒータなどの調温器7から出力値が出力される時点がT3であり、この出力値が出力される時点は、本発明の実施形態と異なる。
図2及び図3から明らかなように、従来例の温度プロファイルP1では、温度制御を開始する時点T1と、調温器7からの出力値が出力される時点T3との間には、タイムラグT2が存在する。タイムラグT2を短縮するには限界がある。何故ならば、温度制御を行うために、はんだ対象物3の位置情報、はんだ対象物の温度測定などに要する時間に加えて、それらの情報に基づいて温度制御量を算出することでヒータを駆動するまでに要する時間が必要であり、しかも、調温器7及び各種の測定機器の応答性などを考慮すると、タイムラグT2が生じてしまうためである。したがって、タイムラグT2を前提として対象ゾーン1内の温度制御を行う必要がある。
特許文献1及び2の温度制御では図2に実線で示す温度プロファイルP1のように、タイムラグT2後に調温器7から出力値O1が出力されるため、タイムラグT2の期間中に、対象ゾーン1内の温度が搬入されたはんだ対象物3で奪われ、図3に示すように対象ゾーン1内の温度U1が急激に低下する。急激に低下した対象ゾーン1内の温度U1を初期温度として温度制御を行うと、急激に低下した温度を処理温度U2まで回復させるために大量の熱量を必要とする。大量の熱量を付加することで温度制御を行うと、対象ゾーン1内の温度は処理温度U2を超えて異常な温度U3まで上昇する。
したがって、特許文献1及び2では、対象ゾーン1内での最低温度U1と最高温度U3との変化の範囲が極めて高く、はんだ対象物3が急激な温度変化の雰囲気に曝されることとなる。このように、対象ゾーン1内での温度変化が急激に引き起こされると、はんだ付けに影響を与えてしまうこととなる。また、はんだ対象物3が耐熱性に弱い部品である場合には、大きな温度変化で破壊される場合もある。
しかし、特許文献2では、基板により炉内温度が下がることを考慮しておらず、さらには炉内を加熱するタイミングを考慮していない。特許文献2では、特許文献1と同様に、タイムラグT2の期間中において、炉内に搬入された時点での炉内の初期温度を基板の熱量で調整するものではなく、調温器7からの出力値が出力される時点T3において、調温器7から出力される出力値O1をはんだ対象物3の熱量に基づいて調整するものである。
したがって、特許文献2では特許文献1と同様に、タイムラグT2後に調温器7から図2に実線で示す温度プロファイルP1のように、調温器7から出力値O1が出力されるため、タイムラグT2の期間中に、対象ゾーン1内の温度が搬入されたはんだ対象物3で奪われ、図3に実線で示すように、対象ゾーン1内の温度U1が急激に低下する。特許文献2において、前もって求めたはんだ対象物3の熱量を参照したとしても、急激に低下した温度を処理温度U2まで回復させるために大量の熱量を必要とする。大量の熱量を付加することで温度制御を行うと、対象ゾーン1内の温度は処理温度U2を超えて異常な温度U3まで上昇するものであり、前もって求めたはんだ対象物3の熱量を参照したとして、大量の熱量を付加する初期の最低温度が異常に低いものであれば、異常な最高温度U3を低下させる程度は微々たるものである。したがって、以上で説明した問題を解決するには至らないものである。
本発明の実施形態は図2に点線で示す温度プロファイルP2のように、はんだ対象物3の熱量を算出し、温度制御の開始時での対象ゾーン1熱量をはんだ対象物3の熱量に基づいて調整し、その調整後の熱量に基づいた調温器7からの出力値O2を出力することを特徴とするものである。
以下の説明では、温度制御の開始時を図2のT1、すなわち、はんだ対象物3が対象ゾーン1に搬入される際、温度制御の開始時での対象ゾーン1熱量をはんだ対象物3の熱量に基づいて調整し、その調整後の熱量に基づいて調温器7からの出力値O2を出力することを前提として説明する。なお、対象ゾーン1熱量をはんだ対象物3の熱量に基づいて調整を開始する時点は、対象ゾーン1へのはんだ対象物3の搬入時点に限られるものではない。
図1において、処理するためのゾーン、すなわちリフローによるはんだ付け処理を行うゾーン(以下、対象ゾーンという)をゾーン1とし、対象ゾーン1の前段に位置するゾーン1を前ゾーン1として説明する。はんだ対象物3はコンベア3に搭載されて、前ゾーン1を通して対象ゾーン1に搬入される。
実施形態に係るはんだ付け装置は図1に示すように、位置算出部4と、熱量算出部5と、温度管理部6と、を有している。
位置算出部4は、相互に連通した処理のための複数のゾーン1,1,1,・・・1内にはんだ対象物3を順次移送するコンベア2の動作情報に基づいて、はんだ対象物3の位置を算出する。位置算出部4は、特許文献3に示されるように、コンベアの動作量に同期してパルスカウンタから発信されるパルス数をカウントすることで、ゾーン1,1,1,・・・1内におけるはんだ対象物3の位置を計測する。なお、位置計測部4は、特許文献3に記載された方式以外の方式、例えば各ゾーンに設置した位置センサではんだ対象物3の位置を算出するようにしてもよいものである。
熱量算出部5は、ゾーンに搬入される前記はんだ対象物の熱量を算出する。具体的に説明すると、熱量算出部5は、はんだ対象物3の熱量を、はんだ対象物3が搬入される対象ゾーン1と対象ゾーン1の前段に位置する前ゾーン1との温度差と、はんだ対象物3の幅寸法比(L/Lmax)と、対象ゾーン1熱量を調整するための閾値となる係数との積に基づいて算出する。
以下、式を用いて具体的に説明する。前ゾーン1及び対象ゾーン1内をコンベア2を中心として上下に分け、対象ゾーン1内の上部12aでの温度設定値をX、前ゾーン1内の上部11aでの温度設定値をX´、対象ゾーン1の下部12bでの温度設定値をX´´とする。
熱量算出部5は図4に示すように、記憶しているコンベア2の最大幅寸法Lmaxと、熱量算出時におけるコンベア2で搬送されるはんだ対象物3の幅寸法Lとの幅寸法比を式(1)で求める。幅寸法Lmaxと幅寸法Lとの幅寸法比は、対象ゾーン1に対するはんだ対象物3の大きさの割合を示している。
L/Lmax (1)
図4において、コンベア2の最大幅寸法Lmaxとはんだ対象物3の幅寸法Lとが一致する場合、すなわち、コンベア2の幅が固定されている場合、はんだ対象物3の幅寸法比L/Lmaxは”1”となる。また、コンベア2の幅寸法がはんだ対象物3の幅寸法に応じて調整可能である場合、はんだ対象物3の幅寸法比は、L/Lmaxとして表される。なお、以上の説明では、はんだ対象物3の幅寸法比を、コンベア2の幅寸法を基準として設定したが、これに限られるものではない。はんだ対象物3の幅寸法比を、コンベア2の幅寸法に代えて、対象ゾーン1がはんだ対象物3を受け入れる搬入口の幅寸法を基準として設定してもよい。この場合、対象ゾーン1の搬入口の最大幅寸法Lmaxとはんだ対象物3の幅寸法Lとが一致する場合、すなわち対象ゾーン1の搬入口の幅が固定されている場合、はんだ対象物3の幅寸法比L/Lmaxは”1”となる。また、対象ゾーン1の搬入口の幅寸法がはんだ対象物3の幅寸法に応じて調整可能である場合、はんだ対象物3の幅寸法比は、L/Lmaxとして表される。なお、以下の説明では、はんだ対象物3の幅寸法比を、対象ゾーン1の搬入口の幅寸法(以下、対象ゾーン1の幅寸法という)を規準として表す場合について説明する。
熱量算出部5は、前ゾーン1と対象ゾーン1との温度差を正の偏差として算出する。そして、熱量算出部5は、対象ゾーン1の上部12aでの温度設定値Xが、前ゾーン1の上部11aでの温度設定値X´より大きいか、等しい場合、すなわち、X≧X´である場合、
温度差A=X−X´ (2)
を求める。
熱量算出部5は、対象ゾーン1の上部12aでの温度設定値Xが、前ゾーン1の上部11aでの温度設定値X´より小さい場合、すなわち、X<X´である場合、
温度差A=0 (3)
とする。
次に、熱量算出部5は、対象ゾーン1内の上部12aでの温度設定値Xと、対象ゾーン1内の下部12bでの温度設定値X´´の温度差を正の偏差として算出する。対象ゾーン1の上部12aでの温度設定値Xが、対象ゾーン1 に対する前ゾーン1 の下部1 1b での温度設定値X´´より大きいか、等しい場合、すなわち、X≧X´´である場合、
温度差A´=X−X´´ (4)
を求める。
次に、熱量算出部5は、対象ゾーン1熱量を調整するための閾値となる係数Bを求める。係数Bを求めるにあたっては、対象ゾーン1内の上部12aでの温度設定値Xと、対象ゾーン1に対する前ゾーン1の下部11bでの温度設定値X´´との差(温度差A´=X−X´´)が30℃以上の温度差である場合、その温度差A´を無視する。なお、前記規準となる30℃は一例であって、はんだ対象物3の種類によって適宜変更してもよいものである。
具体的に説明すると、熱量算出部5は、温度差A´が−30℃より大きく30℃より小さい場合、すなわち、|A´|<30の場合、
係数B=(A´+30)/60 (5)
を求める。
熱量算出部5は、温度差A´が30℃より大きいか、等しい場合、すなわち、A´´≧30の場合、
係数B=1.0 (6)
とする。
熱量算出部5は、温度差A´が−30℃より小さいか、等しい場合、すなわち、A´≦−30の場合、
係数B=0 (7)
とする。
熱量算出部5は、はんだ対象物3の熱量を、はんだ対象物3が搬入される対象ゾーン1と対象ゾーン1の前段に位置する前ゾーン1との温度差Aと、対象ゾーン1の幅に対するはんだ対象物3の幅寸法比(L/Lmax)と、対象ゾーン1熱量を調整するための閾値となる係数Bとの積である式(8)に基づいて算出する。
はんだ対象物3の熱量MV´=A×B×(L/Lmax) (8)
温度管理部6は、対象ゾーン1熱量熱量算出部5で算出されるはんだ対象物3の熱量に基づいて調整することで、対象ゾーン1内の温度制御を行う。さらに、温度管理部6は、図2に点線で示す温度プロファイルP2での時間T4が経過した時点、すなわち、はんだ対象物3の先端部が炉に搬入したことをセンサSの検出信号に基づいて検出した時点からはんだ対象物3の後端部を検出する時点までを検出する時間検出部9を備えている。
次に、図2を用いて温度管理部6の機能を詳細に説明する。位置算出部4が、位置情報に基づいてはんだ対象物3が対象ゾーン1に搬入されたことを算出すると、温度管理部6は、図2に点線で示す温度プロファイルP2における対象ゾーン1内の温度制御の開始時点T1付近、すなわちはんだ対象物3が対象ゾーン1に搬入される際、対象ゾーン1 の幅寸法Lに応じて求めた出力量MVに、熱量算出部5で算出したはんだ対象物3の熱量MV´を加算した出力値(式(9))O2を目標値として、調温器7から出力させることで、対象ゾーン1の温度を制御する。対象ゾーン1内の温度制御を行う場合、時間T2があるため、調温器7からの出力値O2が出力される時期を、対象ゾーン1内の温度制御の開始時点T1の直前に設定してもよいものである。要は、調温器7からの出力値O2が出力される時期は、対象ゾーン1内の温度制御の開始時点T1の直前を含む、はんだ対象物3が対象ゾーン1に搬入される際に設定されていればよいものである。
出力値=MV+MV´ (9)
温度管理部6は、図2に点線で示す温度プロファイルP2における時間T4が経過したとき、熱量算出部5での算出されるはんだ対象物3の熱量MV´を出力量MVに加算せずに、式10に示す出力値で対象ゾーン1内での温度を制御する。はんだ対象物3は、対象ゾーン1内に搬入されると、対象ゾーン1内の熱を奪って保有するため、時間T2の期間が経過した後、はんだ対象物3の熱量MV´を加算せずとも、対象ゾーン1での温度変化に影響を与える割合が減少する。
出力値=MV (10)
以上の実施形態では、ハードウエアとしてのはんだ付け装置として構築したが、これに限られるものではない。ソフトウエアとしてのはんだ付け用プログラムとしての実施形態として構築してもよいものである。はんだ付け用プログラムとしての実施形態では、はんだ付け装置に装備したコンピュータに、相互に連通した処理のための複数のゾーン内にはんだ対象物を順次移送するコンベアの動作情報に基づいて、前記はんだ対象物の位置を算出する機能(位置算出部)と、前記はんだ対象物の熱量を算出する機能(熱量算出部)と、算出された前記はんだ対象物の位置情報を受けて、前記対象ゾーンの熱量を前記算出されるはんだ対象物の熱量に基づいて調整することで、前記対象ゾーン内の温度を制御する機能(温度管理部)と、を実行させる構成として構築する。
次に、実施形態に係るはんだ付け装置を用いてはんだ付け方法を実施する場合を図2,図3,図5及び図6に基づいて説明する。
対象ゾーン1の前段に位置する前ゾーン1内を通過するはんだ対象物3の位置が位置算出部4で算出される(図5のステップS1)。熱量算出部5は、はんだ対象物3が前ゾーン1から対象ゾーン1に搬入される直前に位置に達した時点、或いは対象ゾーン1に搬入された時点での位置情報を位置算出部4から受けると、はんだ対象物3が搬入される対象ゾーン1と前ゾーン1との温度差Aと、はんだ対象物3の幅寸法比(L/Lmax)と、対象ゾーン1熱量を調整するための閾値となる係数Bとの積(式(9))で、はんだ対象物3の熱量を算出する(図5のステップS2)。
具体的に説明すると、先ず熱量算出部5は、対象ゾーン1の上部12aでの温度設定値Xが、前ゾーン1の上部11aでの温度設定値X´より大きいか、等しい場合、すなわち、X≧X´であるか、或いは対象ゾーン1の上部12aでの温度設定値Xが、前ゾーン1の上部11aでの温度設定値X´より小さい場合、すなわち、X<X´であるかを判断する(図5のステップS3)。
熱量算出部5は、対象ゾーン1の上部12aでの温度設定値Xが、前ゾーン1の上部11aでの温度設定値X´より大きいか、等しい場合、すなわち、X≧X´である場合、式(2)で示される温度差A=X−X´を求める(図5のステップS3)。
熱量算出部5は、対象ゾーン1の上部12aでの温度設定値Xが、前ゾーン1の上部11aでの温度設定値X´より小さい場合、すなわち、X<X´である場合、式(3)で示すように、温度差A=0とする(図5のステップS3)。
次に、熱量算出部5は、対象ゾーン1の上部12aでの温度設定値Xが、対象ゾーン1の下部12bでの温度設定値X´´より大きいか、等しい場合、すなわち、X≧X´´である場合、式(4)で表される温度差A´=X−X´´を求める(図5のステップS4)。
次に、熱量算出部5は、対象ゾーン1熱量を調整するための閾値となる係数Bを求める(図5のステップS5)。
熱量算出部5は、温度差A´が30より小さい場合、すなわち、|A´|<30の場合、式(5)で表される係数B=(A´+30)/60を求める。そして、熱量算出部5は、求めた係数B=(A´+30)/60と、温度差Aと、対象ゾーン1の幅に対するはんだ対象物3の幅寸法比(L/Lmax)との積(式(8))に基づいて、はんだ対象物3の熱量を算出する(図5のステップS7)。
熱量算出部5は、温度差A´が30より大きいか、等しい場合、すなわち、A´≧30の場合、式(6)での係数B=1.0に設定する。そして、熱量算出部5は、求めた係数B=1と、温度差Aと、対象ゾーン1の幅に対するはんだ対象物3の幅寸法比(L/Lmax)との積(式(8))に基づいて、対象ゾーン1の幅に対するはんだ対象物3の幅寸法比(L/Lmax)に応じた熱量を算出する(図5のステップS8)。
とする。
熱量算出部5は、温度差A´が−30より小さいか、等しい場合、すなわち、A´≦−30の場合、式(7)での係数B=0に設定する。
温度管理部6は、図5のステップS7及びS8において熱量算出部5で算出されるはんだ対象物3の熱量と、位置算出部4からのはんだ対象物3の位置情報とを受けて、対象ゾーン1内の温度をフィードフォワード制御する。以下の説明では、温度管理部6は、PID(Proortinal Integral Derivatetive;PID)制御のうち、P制御(比例制御)を行うことで、対象ゾーン1内の温度をフィードフォワード制御を行う場合について説明する。
温度管理部6は、対象ゾーン1へ供給するための熱量を入力値、前記入力値に基づいて制御された対象ゾーン1内での熱量を出力値とし、目標値として、対象ゾーン12の熱量熱量算出部5で算出される熱量を加算した熱量を設定し、前記入力値を前記出力値と前記目標値との偏差の一次関数として制御することで、対象ゾーン12内の温度を制御する。以下、具体的に説明する。
すなわち、温度管理部6は、位置算出部4が算出する位置情報に基づいてはんだ対象物3が対象ゾーン1に搬入されたことを検出すると、図2に点線で示す温度プロファイルP2における対象ーン1のフィードフォワード制御の開始時点T1付近、すなわち、はんだ対象物3が対象ゾーン1に搬入される際、対象ゾーン1の幅に対するはんだ対象物3の幅寸法比(L/Lmax)に応じて求めた出力量MVに、熱量算出部5で算出したはんだ対象物3の熱量MV´を加算した出力値(式(9))O2をP制御の目標値として設定する。
次に、温度管理部6は図6(a)に示すように、温度センサ8a,8b,8cから出力される検出信号に基づいて、対象ゾーン1へ供給するための入力値としての熱量を、出力値としての対象ゾーン1熱量と前記目標値である熱量値との偏差の一次関数として制御することで、対象ゾーン1内の温度を制御(フィードフォワード制御)を行う(図5のステップS9)。図6(a)に示すように、P(比例帯定数)=出力値MV´に設定する。
出力値=MV+MV´ (9)
温度管理部6は、図2に点線で示すプロファイルP4における時間T4が経過した時点(閾値時間が経過したことを認識した時点)を時間検出部9からの出力値に基づいて認識したとき(図5のステップS10)、熱量算出部5での算出されるはんだ対象物3の熱量MV´を出力量MVに加算せずに、式10に示す出力値で対象ゾーン1内での温度をフィードバック制御することで、図3に示すように対象ゾーン1内の温度をはんだ付け温度に最適な処理温度U2に安定させる(図5のステップS11)。
出力値=MV (10)
実施形態によれば、対象ゾーン内の温度制御での初期温度に、対象ゾーン内に搬入されるはんだ対象物の熱量を加味して、温度制御を行うため、対象ゾーンの温度の安定性を向上させることができる。
実施形態によれば、対象ゾーン内の温度を制御する際に、はんだ対象物が搬入される前の対象ゾーンの熱量熱量算出部で算出した熱量を加算した温度を初期温度として温度制御を開始するため、図3に点線で示すように対象ゾーン内での最低温度U4と最高温度U5との変化の範囲が極めて小さく抑えることができる。
実施形態によれば、図3に点線で示すように対象ゾーン内での最低温度U4と最高温度U5との変化の範囲が極めて小さく抑えることができ、はんだ対象物3が急激な温度変化の雰囲気に曝されることを回避できる。したがって、はんだ付けを良好な環境で行うことができるばかりでなく、はんだ対象物が耐熱性に弱い部品である場合であっても、温度変化による破壊から保護することができる。
実施形態によれば、対象ゾーン内の温度を制御する際に、はんだ対象物が搬入される前の対象ゾーンの熱量熱量算出部で算出した熱量を加算した温度を初期温度として温度制御を開始するため、図3に点線で示すように対象ゾーン内での最低温度U4が処理温度U2に対して低下する度合いが極めて低く、図3に点線で示すように対象ゾーンの温度制御を行う際に生じるオーバシュート現象を短期間内で抑制できる。したがって、はんだ付け対象物に無理な負荷を与えることを避けることができる。
実施形態によれば、対象ゾーン内の温度を制御する際に、はんだ対象物が搬入される前の対象ゾーンの熱量熱量算出部で算出した熱量を加算した温度を初期温度として温度制御を開始するため、はんだ対象物の容量の大小に拘わらず、対象ゾーン内での温度の安定性が向上するため、熱量の大きいはんだ対象物に対しても対象ゾーン内の温度を安定させることができる。
実施形態によれば、はんだ対象物が搬入される対象ゾーンと対象ゾーンの前段に位置する前ゾーンとの温度差と、はんだ対象物の搬入量と、対象ゾーンの熱量を調整するための閾値となる係数との積で、はんだ対象物の熱量を算出することにより、対象ゾーン内に搬入されるはんだ対象物の熱量を正確に算出することができる。
以上説明した実施形態では、温度管理部6は図6(a)に示すように、対象ゾーン1へ供給するための熱量を入力値、前記入力値に基づいて制御された対象ゾーン1内での熱量を出力値とし、目標値として、対象ゾーン1熱量熱量算出部5で算出される熱量を加算した熱量を設定し、前記入力値を前記出力値と前記目標値(MV+MV´)との偏差の一次関数として制御することで、対象ゾーン1内の温度を制御する、いわゆるP制御を行う場合について説明したが、これに限られるものではない。
温度管理部6は図6(b)に示すように、図6(a)に示すP制御(一次関数での制御)に加えて、前記目標値と前記出力値との偏差の積分に比例して前記入力値を積分動作で変化させる制御を併用することで、前記対象ゾーン内の温度を制御する、すなわちPI制御を行うことで、対象ゾーン1内の温度をフィードバック制御するようにしてもよいものである。図6(b)に示すPI制御の場合、対象ゾーン1熱量熱量算出部5で算出される熱量を加算した熱量をフィードフォワード制御の目標値として設定することは同様であるが、フィードバック制御の開始時点での出力値を前記目標値の1/2に設定し、前記目標値と前記出力値との偏差の積分に比例して前記入力値を積分動作で変化させる制御を併用することで、前記目標値の熱量(MV+MV´)まで温度制御する。図6(b)では、積分時間をiに設定している。
或いは温度管理部6は図6(c)に示すように、図6(b)に示す一次関数での制御(P制御)、及び前記積分動作での制御(I制御)に加えて、前記目標値と前記出力値との偏差の微分に比例して前記入力値を微分動作で変化させる制御を併用することで、前記対象ゾーン内の温度を制御する(PID制御)にしてもよいものである。図6(c)に示すように、PID制御では、微分時間dでの微分動作により前記入力値が急峻に立ち上がり、時間の経過と共に曲線を描いて徐々に変化する。
また、熱量算出部5は、ゾーン1が対象ゾーンの場合、対象ゾーン1の前に仮想ゾーンを仮想し、その仮想ゾーンの設定温度を30℃又は加熱装置の外温度(常温・常圧の下で25℃)に設定することで、はんだ対象物3の熱量を算出するようにしてもよいものである。また、熱量算出部5は被加熱物3の容量を算出する際に、温度差の閾値として30℃または−30℃を設定したが、この温度に限定されるものではなく、想定される被加熱物3の容量に応じて種々変更する。
本発明によれば、はんだ対象物の熱量の大小に拘わらず、対象ゾーン内での温度を安定させてはんだ付けを行うことができる。
本発明の実施形態に係るはんだ付け装置を示す構成図である。 実施形態と従来技術とにおける温度プロファイルを示す特性図である。 実施形態と従来技術とにおける対象ゾーン内での温度変化状態を示す特性図である。 はんだ対象物の搬入量を算出する状態を模式化して示す斜視図である。 実施形態におけるはんだ付け方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態におけるフィードフォワード制御を説明する図である。
〜1 ゾーン
2 コンベア
3 はんだ対象物
4 位置算出部
熱量算出部
6 温度管理部

Claims (12)

  1. 相互に連通した熱処理のための複数のゾーン内に被加熱物を順次移送するコンベアの動作情報に基づいて、前記被加熱物の位置を算出する位置算出部と、
    前記被加熱物が搬入される対象ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値が、当該対象ゾーンの前段に位置する前ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値より大きいか、等しい場合に、前記温度設定値の温度差Aを求め、前記対象ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値が前記前ゾーン内の前記コンベアより下部での温度設定値より大きいか、等しい場合、前記温度設定値の温度差A´を求め、前記温度差A´の絶対値規準温度より小さい場合であって、前記温度差A´が規準温度よりも大きいか、等しい場合、前記対象ゾーン内の熱量を調整するための閾値となる係数を1.0とし、前記温度差A´が規準温度よりも小さいか、等しい場合、前記係数を0とし、前記温度差Aと、前記係数と、前記対象ゾーンの被加熱物を受け入れる搬入口の幅寸法或いは前記コンベアの幅寸法に対する被加熱物の幅寸法比との積により、前記被加熱物の熱量を算出する熱量算出部と、
    前記対象ゾーンの幅寸法に応じて求めた前記対象ゾーン内の熱量に、前記熱量算出部が算出した被加熱物の熱量を加算することにより、前記被加熱物が搬入される際における前記対象ゾーン内の温度を制御する温度管理部とを有することを特徴とするはんだ付け装置。
  2. 前記温度管理部は、前記対象ゾーンへ供給するための熱量を入力値、前記入力値に基づいて制御された前記対象ゾーン内での熱量を出力値とし、目標値として、前記対象ゾーン内の熱量に前記熱量算出部で算出される熱量を加算した熱量を設定し、前記入力値を前記出力値と前記目標値との偏差の一次関数として制御することで、前記対象ゾーン内の温度を制御する、請求項1に記載のはんだ付け装置。
  3. 前記温度管理部は、前記一次関数での制御に加えて、前記目標値と前記出力値との偏差の積分に比例して前記入力値を積分動作で変化させる制御を併用することで、前記対象ゾーン内の温度を制御する、請求項2に記載のはんだ付け装置。
  4. 前記温度管理部は、前記一次関数での制御、及び前記積分動作での制御に加えて、前記目標値と前記出力値との偏差の微分に比例して前記入力値を微分動作で変化させる制御を併用することで、前記対象ゾーン内の温度を制御する、請求項3に記載のはんだ付け装置。
  5. 相互に連通した熱処理のための複数のゾーン内に被加熱物を順次移送するコンベアの動作情報に基づいて、前記被加熱物の位置を算出し、
    前記被加熱物が搬入される対象ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値が、当該対象ゾーンの前段に位置する前ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値より大きいか、等しい場合に、前記温度設定値の温度差Aを求め、前記対象ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値が前記前ゾーン内の前記コンベアより下部での温度設定値より大きいか、等しい場合、前記温度設定値の温度差A´を求め、前記温度差A´の絶対値規準温度より小さい場合であって、前記温度差A´が規準温度よりも大きいか、等しい場合、前記対象ゾーン内の熱量を調整するための閾値となる係数を1.0とし、前記温度差A´が規準温度よりも小さいか、等しい場合、前記係数を0とし、前記温度差Aと、前記係数と、前記対象ゾーンの被加熱物を受け入れる搬入口の幅寸法或いは前記コンベアの幅寸法に対する被加熱物の幅寸法比との積により、前記被加熱物の熱量を算出し、
    前記対象ゾーンの幅寸法に応じて求めた前記対象ゾーン内の熱量に、前記熱量算出部が算出した被加熱物の熱量を加算することにより、前記被加熱物が搬入される際における前記対象ゾーン内の温度を制御することを特徴とするはんだ付け方法。
  6. 前記対象ゾーン内へ供給するための熱量を入力値、前記入力値に基づいて制御された前記対象ゾーン内での熱量を出力値とし、目標値として、前記対象ゾーン内の熱量に前記熱量算出部で算出される熱量を加算した熱量を設定し、前記入力値を前記出力値と前記目標値との偏差の一次関数として制御することで、前記対象ゾーン内の温度を制御する、請求項5に記載のはんだ付け方法。
  7. 前記一次関数での制御に加えて、前記目標値と前記出力値との偏差の積分に比例して前記入力値を積分動作で変化させる制御を併用することで、前記対象ゾーン内の温度を制御する、請求項5に記載のはんだ付け方法。
  8. 前記一次関数での制御、及び前記積分動作での制御に加えて、前記目標値と前記出力値との偏差の微分に比例して前記入力値を微分動作で変化させる制御を併用することで、前記対象ゾーン内の温度を制御する、請求項7に記載のはんだ付け方法。
  9. はんだ付け装置に装備したコンピュータに、
    相互に連通した熱処理のための複数のゾーン内に被加熱物を順次移送するコンベアの動作情報に基づいて、前記被加熱物の位置を算出する機能と、
    前記被加熱物が搬入される対象ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値が、当該対象ゾーンの前段に位置する前ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値より大きいか、等しい場合に、前記温度設定値の温度差Aを求め、前記対象ゾーン内の前記コンベアより上部での温度設定値が前記前ゾーン内の前記コンベアより下部での温度設定値より大きいか、等しい場合、前記温度設定値の温度差A´を求め、前記温度差A´の絶対値規準温度より小さい場合であって、前記温度差A´が規準温度よりも大きいか、等しい場合、前記対象ゾーン内の熱量を調整するための閾値となる係数を1.0とし、前記温度差A´が規準温度よりも小さいか、等しい場合、前記係数を0とし、前記温度差Aと、前記係数と、前記対象ゾーンの被加熱物を受け入れる搬入口の幅寸法或いは前記コンベアの幅寸法に対する被加熱物の幅寸法比との積により、前記被加熱物の熱量を算出する機能と、
    前記対象ゾーンの幅寸法に応じて求めた前記対象ゾーン内の熱量に、前記熱量算出部が算出した被加熱物の熱量を加算することにより、前記被加熱物が搬入される際における前記対象ゾーン内の温度を制御する機能とを実行させることを特徴とするはんだ付け用プログラム。
  10. 前記コンピュータに、
    前記対象ゾーン内へ供給するための熱量を入力値、前記入力値に基づいて制御された前記対象ゾーン内での熱量を出力値とし、目標値として、前記対象ゾーン内の熱量に前記熱量算出部で算出される熱量を加算した熱量を設定し、前記入力値を前記出力値と前記目標値との偏差の一次関数として制御することで、前記対象ゾーン内の温度を制御する機能を実行させる、請求項9に記載のはんだ付け用プログラム。
  11. 前記コンピュータに、
    前記一次関数での制御に加えて、前記目標値と前記出力値との偏差の積分に比例して前記入力値を積分動作で変化させる制御を併用することで、前記対象ゾーン内の温度を制御する機能を実行させる、請求項9に記載のはんだ付け用プログラム。
  12. 前記コンピュータに、
    前記一次関数での制御、及び前記積分動作での制御に加えて、前記目標値と前記出力値との偏差の微分に比例して前記入力値を微分動作で変化させる制御を併用することで、前記対象ゾーン内の温度を制御する機能を実行させる、請求項9に記載のはんだ付け用プログラム。
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