JP4682172B2 - 遊技機の入賞球抽選装置および遊技機 - Google Patents

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本発明はパチンコ機等の弾球遊技機およびこれに用いられる入賞球抽選装置に関する。
パチンコ機の一種として始動入賞口への入賞を契機としていわゆる羽根と称される可動入賞装置が所定回数開放して、この間に遊技盤の略中央部に設けられた中央役物装置内部へ遊技球を侵入させ、中央役物装置内部に設けられた大当たり入賞口に入賞させることを競うものが知られている。中央役物装置内部に侵入した遊技球は、大当たり抽選の対象となり、中央役物装置内部に設けられた振り分け機構によって大当たり入賞口又ははずれ口のいずれかに振り分けられる。振り分け機構は、回転体等の可動部を有するもの、ステージ機構によるもの等その態様は様々であるが、一般的には、大当たり入賞口に入賞する確率がはずれ口に入賞する確率よりも低くなるように構造設計がなされており、容易に大当たり入賞口には入賞しないようになっている。大当たり入賞口に入賞すると遊技状態は、所定の大当たり遊技状態に移行し、大当たり遊技期間中は、遊技者は多数の遊技球を獲得する機会が与えられる。
特開2003−250993号公報
振り分け機構の構造上大当たり入賞が極めて困難なものとなっていると、大当たり遊技に移行する機会が少なくなるので、遊技の興趣を損ないかねない。そこで、振り分け機構の構造を大当たり入賞口に入賞し易い構造とすることで、大当たり当選確率は高くなり遊技者の期待感、高揚感を増すことができる。しかしながら、振り分け機構の構造を単に大当たり入賞口に入賞し易い構造とするだけでは、大当たり当選確率が不適切な程度に高まることとなる。従って、この場合、大当たり当選確率を一定値以下に保つ何らかの機構が必要となる。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、遊技機の抽選機構(振り分け機構)の構造が大当たり入賞口に入賞しやすい構造となっている場合でも、大当たり当選確率が不適切な程度に高まることを防止する遊技機の入賞球抽選装置を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機の入賞球抽選装置は、遊技機の入賞球抽選装置であって、前記遊技機の遊技盤面上に打ち出された遊技球を導入し、入賞状態とする導入部と、供給される遊技球を用いて抽選を行う抽選部と、前記導入部によって入賞状態とされた遊技球を貯留するとともに、貯留した遊技球のうち先頭位置の次の位置にある遊技球のみを前記抽選部に供給する貯留部と、からなり、前記貯留部は、複数の遊技球を整列して貯留する貯留溝部と、前記貯留溝部の最先位置に設けられた排出口と、前記貯留溝部の最先位置に配置されて、静止位置にあるときは前記貯留溝部に貯留された遊技球を保持し、前記静止位置から回転して前記遊技球を前記排出口に向けて排出する回転排出片と、前記回転排出片とは角度をおいて一体的に回転自在であって前記遊技球を吸着する磁石を有する回転吸着片とからなる排出制御機構と、前記回転吸着片に吸着された遊技球を前記磁石から離脱せしめる離脱壁と、からなることを特徴とする。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しつつ説明する。尚、以下に示す図において、実質的に同一又は等価な構成要素、部分には同一の参照符を付している。
図1は本発明の入賞球抽選装置100を搭載したパチンコ機10の概略の正面図である。パチンコ機10は、本体基部となる本体枠11と、本体枠11の内部に配置された遊技盤12と、遊技盤12の前方に設けられていて本体枠11に対して開閉自在な前面枠13と、を有する。遊技盤12は、その盤面上にガイドレール14で囲まれた遊技領域12aを備えており、かかる遊技領域12aに向けて遊技球が打ち出される。
前面枠13の下方には、下扉枠15が設けられている。下扉枠15には、遊技者が保有する遊技球を収容する受け皿15aが設けられ且つ遊技球の発射の制御及び発射強度を制御するための操作ハンドル16が設けられている。操作ハンドル16は、パチンコ機10の右側部に配置されておりかつ遊技者が握りやすいように下扉枠15の表面高さから突出している。操作ハンドル16には、人体が触れることに応答して接触信号を生成する接触検知センサ(図示せず)が設けられている。当該接触検知センサから出力される接触信号は、パチンコ機10の背面側に設けられた制御装置(図示せず)に入力される。
また、操作ハンドル16には、所定の角度範囲内で回動自在な打出調整部17が設けられている。打出調整部17は、パチンコ機10の背面側に設けられた遊技球の発射装置(図示せず)を駆動せしめる操作スイッチになっており、打出調整部17を基準位置から時計回り方向に回動せしめることによって該発射装置が作動するようになっている。打出調整部17は、バネ等の弾性体により反時計回り方向への付勢力が付与されており、待機状態においては基準位置に位置している。基準位置とは打ち出し調整部17の回動量がゼロである位置のことであり、かかる基準位置に打出調整部17が位置している場合には、遊技球は打ち出されないようになっている。
遊技盤12には、遊技球の流下方向を変化せしめる多数の遊技釘23が植設され、更には、風車24等の障害物が設けられている。また、遊技盤12の最下部には入賞しなかった遊技球を回収するアウト口(図示せず)が設けられている。
遊技盤12の略中央には、凹状空間25が形成されており、この凹状空間25内において本発明の入賞球抽選装置100が設けられている。入賞球抽選装置100は、その内部への遊技球の侵入許否を振り分ける可動羽根20と、供給される遊技球を複数の経路に振り分け、当該振り分け結果に応じて遊技状態の変化をもたらす抽選部30と、可動羽根20を通過して入賞球抽選装置100内部に侵入した遊技球を一時的に貯留して、貯留された遊技球の一部を抽選部30に供給する貯留部40と、を含む。
遊技盤12の下方には、始動入賞口21が設けられており、その内部には、始動入賞口通過センサ(図示せず)が設けられている。遊技球が始動入賞口21に入賞すると、始動入賞口通過センサによって入賞したことが検知され、所定数の賞球がパチンコ機10から払い出されるとともに可動羽根20が所定回数の開閉動作を行う。遊技球は、可動羽根20の開放期間にのみ入賞球抽選装置100内部へ侵入することが可能となる。
次に、本発明の入賞球抽選装置100の構成について以下に詳述する。図2は、入賞球抽選装置100の斜視図を示したものである。遊技球の入賞球抽選装置100内部へ導入するための導入部としての可動羽根20は、軸部20aを回転中心として回動自在に設けられており、開放位置若しくは閉鎖位置に位置決めされる。可動羽根20は、例えばソレノイド(図示せず)により駆動することとしてもよい。可動羽根20が開放位置にあるときは、入賞球抽選装置100内部への導入経路が開放状態となり、遊技球はこの開放期間においてのみ入賞球抽選装置100内部に侵入することが可能となる。なお、可動羽根20が開放している期間に入賞球抽選装置100内部に侵入した遊技球は可動羽根通過センサ(図示せず)によって検知され、検出信号が後述するメインコントローラに供給されるようになっている。可動羽根20を通過し、入賞球抽選装置100内部に導入された遊技球は入賞状態とされる。
可動羽根20を通過して入賞球抽選装置100内に侵入した遊技球は、案内通路50の上流に導かれる。案内通路50は、可動羽根20と貯留部40の間に設けられ、可動羽根20より導入された遊技球をその下流に設けられた貯留部40に導く。尚、案内通路50は、可動羽根20を通過した遊技球を貯留部40に導くものであればいかなる形態であってもよく、例えば遊技球が脱落しないように樋状であってもよく、また、貯留部40に遊技球を導く経路が蛇行或いは屈曲していてもよい。
抽選部30は、例えば、凹部空間25内の底面に設けられたすり鉢状凹部31と、その底面に形成された複数の入賞口32〜34によって構成される。貯留部40から抽選部30に遊技球が供給されると、遊技球は、凹部31の壁面に沿って旋回しつつその底面に導かれ、入賞口32〜34のいずれかに入賞することとなる。例えば、これらの入賞口32〜34のうちのいずれか1つは、大当たり入賞口となっており、他の2つははずれ口となっている。遊技球が大当たり入賞口に入賞するとその内部に設けられた入賞検知センサ(図示せず)により入賞が検知され、遊技状態が遊技者にとって有利な大当たり状態に移行する。大当たり遊技は、所定の終了条件が成立するまで継続し、遊技者は大当たり遊技期間中に多数の遊技球を獲得する機会が与えられる。一方、遊技球がはずれ口に入賞した場合には、所定数の遊技球が払い出されるのみで、大当たり遊技は実行されない。つまり、抽選部30は、供給される遊技球を大当たり入賞口又ははずれ口のいずれかに振り分けて、当該振り分け結果に応じて遊技状態の変化をもたらす。換言すれば、抽選部30によってもたらされる遊技球の振り分け作用により、大当たり抽選がなされているといえる。尚、上記した抽選部30の構成は例示にすぎず、大当たり入賞口とはずれ口のいずれかに遊技球を振り分ける形態に限らず、遊技状態に変化を与えるか否かの抽選を行う機構が構成されていればいかなる形態であってもよい。
貯留部40は、可動羽根20および案内通路50を経由して入賞状態とされた遊技球を一次貯留し、貯留している遊技球の一部を抽選部30に供給し、抽選部30には供給しない他の貯留球を排出口41に排出する。すなわち、入賞球抽選装置100内に導入され、入賞状態とされた遊技球の一部のみが抽選部30による大当たり抽選の対象となり、他の遊技球は排出口41に収容され大当たり抽選の対象外とされる。
案内通路50を経由して貯留溝42に導かれ遊技球は、貯留溝42内に貯留される。貯留溝42はその両側に壁部43および44が設けられており、貯留溝42内に貯留状態となっている遊技球が脱落しないようになっている。貯留溝42は、前方に向けて下り傾斜が形成されたおり、貯留溝42に導かれた遊技球は、前方に向けて転動するようになっている。貯留溝42は、遊技球1個が通過できる程度の幅で形成されており、図2に示すように遊技球は、入賞球抽選装置100内に導入された順に整列した状態で貯留される。
貯留溝42の最先位置には、その伸長方向を回転軸として回転自在に設けられた回転軸部45と、回転軸部45の伸長方向に対して略垂直になるように回転軸部45に接続された回転排出片46と、回転軸部45の伸長方向に対して略垂直であり且つ回転排出片46とは異なる角度位置において回転軸部45に接続され、更にその先端部に遊技球を吸着せしめる磁石が設けられた回転吸着片47と、からなる遊技球の排出制御機構が設けられている。回転軸部45は、図示しないモータに連結されこのモータによって回転駆動力が供給される。回転軸部45に接続された回転排出片46および回転吸着片47は、回転軸部45と一体的に回転することとなる。回転軸部45は静止状態にあるときは、回転排出片47が貯留溝41と対向する初期位置に位置決めがなされる。これにより、回転排出片47は、貯留溝41内に貯留された先頭位置にある遊技球の転動を停止させる。つまり、貯留溝42を前方に向けて転動する遊技球は回転排出片47により進路が塞がれた状態となり貯留溝42内に保持され、後続の遊技球は貯留溝42内に整列した状態で貯留されることとなる。
貯留溝42に貯留された遊技球は、上記排出制御機構の回転動作によって、排出口41若しくは抽選部30に導かれる。図3(a)〜(f)は、排出制御機構の動作および、排出制御機構の動作によってもたらされる遊技球の動作を段階的に示したものであり、貯留部40を上から眺めた図である。以下、図3を参照しつつ貯留部40に貯留された遊技球の動作について説明する。図3(a)は、排出制御機構が初期位置に位置決めされ、静止状態にある時の状態を示している。上記したように回転軸部45が静止状態となっているときは、回転排出片46が貯留溝42に対向するように位置決めがなされる。これにより、貯留溝42に貯留された遊技球は、回転排出片46によってその進路が塞がれ、貯留溝42内に整列した状態で貯留される。
図3(a)の状態から回転軸部45が時計回りに回転を始めると、これに接続された回転排出片46および回転吸着片47が回転軸部45と一体的に回転を始める。これにより、回転排出片46によって塞がれていた進路が開放される。図2に示すように貯留溝42の底面は、排出口41に向けて下り傾斜が形成されているので、貯留された遊技球のうち先頭位置にあるものは、排出口41に向けて転動を始める(図3(b))
回転軸部45が更に回転すると、先頭位置にあった遊技球は、排出口41内に収容され、後続の遊技球は貯留溝42の前方に向けて移動する。すなわち、先頭位置にある貯留球は、抽選部30による抽選の対象とはならない。回転軸部45の回転動作に伴って回転吸着片47が貯留溝46に対向する位置を通過すると、2番目の貯留球は回転吸着片47の先端に設けられた磁石よって、回転吸着片47に吸着される(図3(c))。
回転軸部45が更に回転すると、回転吸着片47に吸着された遊技球は、吸着された状態を保ちながら回転吸着片47と一体的に回転する。3番目以降の貯留球は、その進路が開放状態となるので、全て排出口41に向けて転動し、排出口41内に収容される。すなわち、3番目以降の貯留球は、抽選部30による抽選対象とはならない(図3(d))。
回転軸部45が更に回転すると、回転吸着片47に吸着された遊技球は、貯留溝42の側面に設けられた壁部44の端部と接触する(図3(e))。
回転軸部45が更に回転すると、回転吸着片47に吸着された遊技球は、壁部44に干渉し回転吸着片47とともに移動することができなくなるので、回転吸着片47から離脱することとなる。つまり、壁部44は、貯留溝42の脱落防止壁として機能するのみならず、遊技球を回転吸着片47から離脱せしめる離脱壁としても機能する。遊技球の離脱位置の直下には、図2に示すように抽選部30に向かう下り傾斜面48が形成されており、回転吸着片47から離脱した遊技球は、傾斜面48に沿って転動し抽選部30に導かれる(図3(f))。
このように、貯留部40に貯留された遊技球のうち、先頭位置の次の位置にある遊技球すなわち2番目の貯留球のみが抽選部30に導かれ大当たり抽選の対象とされ、先頭位置にある貯留球および3番目以降の貯留球は、排出口41に収容され大当たり抽選の対象とはならない。
次に、図4に本発明の入賞球抽選装置100の動作制御を行う制御系のブロック図を示す。メインコントローラ200は、入賞球抽選装置100の動作制御を司る部分であり、高速演算処理をなすCPU、該CPUが実行する動作プログラムを格納したROM、該CPUの処理事項を一時的に記憶するRAMにより構成される。メインコントローラ200には、始動入賞口通過センサ201、可動羽根通過センサ202、ロータリエンコーダ203からの各検出信号が供給される。ロータリエンコーダ203は、回転軸部45を回転駆動するためのモータ205の回転角度位置に応じた検出信号を出力し、かかる出力信号により、回転軸部45の回転角度位置情報がメインコントローラ200に伝達される。メインコントローラ200は、これらの各検出信号に基づいて、可動羽根駆動用ソレノイド206に駆動信号を供給する駆動回路204又は回転軸部駆動用モータ207に駆動信号を供給する駆動回路205に制御信号を供給し、可動羽根20および排出制御機構の動作制御を行う。駆動回路204、205は、かかる制御信号に応じて可動羽根駆動用ソレノイド206および回転軸部駆動用モータ207に駆動信号を供給し、可動羽根20および排出制御機構45を駆動する。
図5は、メインコントローラ200が行う入賞球抽選装置100の動作プログラムのフローチャートである。以下、図5のフローチャートを参照しつつ入賞球抽選装置100の動作について説明する。メインコントローラ200は、パチンコ機10の起動時にロータリエンコーダ203からの検出信号に基づいて、回転軸部45の回転角度位置情報を取得し、回転軸部45の角度位置を図3(a)に示す初期位置に設定する(ステップS1)。これにより、貯留部40内に遊技球を貯留することができる状態となる。
次にメインコントローラ200は、遊技球が始動入賞口21に入賞したか否かを判断する(ステップS2)。始動入賞口21に遊技球が入賞すると、始動入賞口通過センサ201からメインコントローラ200に向けて検出信号が供給される。メインコントローラ200は、かかる検出信号に基づいて始動入賞口21への遊技球の入賞を認識する。
メインコントローラ200は、遊技球が始動入賞口21に入賞したことを認識すると、駆動回路204に制御信号を供給する。駆動回路204はかかる制御信号に応じて可動羽根駆動用ソレノイド206に駆動信号を供給し、可動羽根20を所定期間に亘って所定回数だけ開放状態に駆動する(ステップS3)。遊技球が可動羽根20の開放期間内に可動羽根20を通過して入賞球抽選装置100内部に導入されると、可動羽根通過センサ202からメインコントローラ200に向けて検出信号が供給される。可動羽根20を通過した遊技球は、案内通路50を経由して貯留溝42に貯留される。尚、可動羽根開放期間内に複数の遊技球が入賞球抽選装置100内に導入された場合には、遊技球は導入された順に整列した状態で貯留溝42内に貯留される。
次に、メインコントローラ200は、可動羽根通過センサ202から検出信号の供給を受けた時点から所定期間が経過したか否かを判断する(ステップS4)。つまり、可動羽根20の開放期間中に遊技球が可動羽根を通過した時点から時間計測がスタートし、所定期間のカウントが行われる。所定期間は、例えば遊技球が可動羽根20を通過してから案内通路50を経由して貯留溝42に貯留されるまでに要する時間よりも長い時間に設定される。すなわち、この所定期間によって入賞球抽選装置100内に導入された遊技球を貯留溝42に貯留する時間が確保される。尚、所定期間の起算点は、遊技球が始動入賞口を通過した時点であってもよい。
メインコントローラ200は、ステップS4において所定期間が経過したと判断した場合には、駆動回路205に制御信号を供給する。駆動回路205はかかる制御信号に応じて回転軸部駆動モータ203に駆動信号を供給する。すると、モータ203に連結された回転軸部45が時計回りに回転駆動を開始して、回転軸部45に接続された回転排出片46および回転吸着片47が回転軸部45と一体的に回転を始める(ステップS5)。貯留溝42に貯留された遊技球は、図3(a)〜(f)に示す態様で動作し、2番目の貯留球のみが抽選部30に供給され、他の貯留球は排出口41に収容される。
メインコントローラ200は、ロータリエンコーダ203から供給される検出信号に基づいて、回転軸部45の回転角度位置を認識する。メインコントローラ200は、回転軸部45の回転角度が回転吸着片47に吸着された遊技球が離脱する所定角度に達したと判断すると(ステップS6)、回転軸部45の角度位置を図3(a)に示す初期位置に位置決めし、本ルーチンを終了させる(ステップS7)。
以上の説明から明らかなように、本発明の入賞球抽選装置によれば、可動羽根を通過して入賞状態とされた遊技球が貯留部に整列した状態で貯留され、貯留された遊技球のうち2番目に貯留された遊技球のみが、抽選部に供給され抽選の対象とされ、他の貯留球は抽選の対象外とされる。すなわち、少なくとも2つ以上の遊技球が入賞しないかぎり抽選部には遊技球は供給されないことになる。故に、抽選部の構造が大当たり入賞口に入賞しやすい構造となっていた場合でも、入賞状態とされた遊技球の当選確率が不適切な程度に高まることを防止することが可能となる。つまり、可動羽根を通過して入賞状態となった遊技球のうち抽選部による抽選の対象となる遊技球は、その前段に設けられた貯留部によって選別されるので、当選確率は一定値以下に保たれるのである。
尚、上記実施例においては、本発明の入賞球抽選装置をいわゆる羽根物タイプの遊技機に適用した場合を例に説明したが、いわゆるデジパチタイプの遊技機にも適用することが可能である。デジパチタイプとは始動入賞口と、図柄表示装置と、アタッカーを備え、始動入賞口への入賞を起点に大当たり抽選が実行され、大当たりになった際には、図柄表示装置が「777」等の所定の大当りパターンを表示するとともに、アタッカーが規定回数開放する機種を指す。本発明の入賞球抽選装置をデジパチタイプに適用する場合、例えば導入部を経て入賞状態とされた遊技球を貯留部に貯留し、貯留された遊技球のうちの2番目の貯留球のみを始動入賞口に供給し、大当たり抽選の対象とする。つまり、デジパチタイプの場合、始動入賞口を抽選部として構成すればよい。また、本発明の入賞抽選装置は、前記デジパチタイプの機能と羽根物タイプの機能とを併せ持つ、いわゆる機種混合タイプと呼ばれるパチンコ機に適用することもできる。
本発明の入賞球抽選装置を装備したパチンコ機の全体構成を示す正面図である。 本発明の実施例である入賞球抽選装置の構成を示す斜視図である。 (a)〜(f)は、本発明の実施例である入賞球抽選装置の動作を示す上面図である。 本発明の実施例である入賞球抽選装置の制御系を示すブロック図である。 本発明の実施例である入賞球抽選装置の制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機
12 遊技盤
20 可動羽根
21 始動入賞口
30 抽選部
40 貯留部
41 排出口
42 貯留溝
44 離脱壁
45 回転軸部
46 回転排出片
47 回転吸着片

Claims (2)

  1. 遊技機の入賞球抽選装置であって、
    前記遊技機の遊技盤面上に打ち出された遊技球を導入し、入賞状態とする導入部と、
    供給される遊技球を用いて抽選を行う抽選部と、
    前記導入部によって入賞状態とされた遊技球を貯留するとともに、貯留した遊技球のうち先頭位置の次の位置にある遊技球のみを前記抽選部に供給する貯留部と、からなり、
    前記貯留部は、複数の遊技球を整列して貯留する貯留溝部と、
    前記貯留溝部の最先位置に設けられた排出口と、
    前記貯留溝部の最先位置に配置されて、静止位置にあるときは前記貯留溝部に貯留された遊技球を保持し、前記静止位置から回転して前記遊技球を前記排出口に向けて排出する回転排出片と、前記回転排出片とは角度をおいて一体的に回転自在であって前記遊技球を吸着する磁石を有する回転吸着片とからなる排出制御機構と、
    前記回転吸着片に吸着された遊技球を前記磁石から離脱せしめる離脱壁と、からなることを特徴とする入賞球抽選装置。
  2. 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤を備えている遊技機において、
    前記遊技盤には、請求項1に記載の入賞球抽選装置が設けられていることを特徴とする遊技機。
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