JP4678729B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクで発生する蒸発燃料をキャニスタに吸着し吸気通路にパージする蒸発燃料処理装置に関する。
従来、燃料タンク内で発生した蒸発燃料をキャニスタに一時的に吸着させ、必要に応じてキャニスタから脱離させた蒸発燃料を内燃機関の吸気通路にパージする蒸発燃料処理装置が知られている。このような蒸発燃料処理装置の一種として、吸気通路にパージされる混合気中の蒸発燃料濃度をパージに先立ち算出しておくものが特許文献1、2に開示されている。特許文献1、2に開示されている蒸発燃料処理装置では、混合気を吸気通路にパージする通路において混合気の流量または密度を検出するとともに、大気開放された通路において空気の流量または密度を検出し、それら検出結果の比から蒸発燃料濃度を算出するようにしている。
ところで、特許文献1、2においては、吸気通路の負圧を各通路に作用させることで混合気または空気をそれら各通路に流しつつ、流量または密度の検出を行っている。この構成では、吸気通路の負圧に脈動が生じると流量または密度に変動が生じるので、流量または密度の検出結果に基づく蒸発燃料濃度の算出精度が悪化する。また、吸気通路の負圧が小さい場合には、各通路における混合気または空気の流量が減少するため、流量または密度の検出自体が困難になる。
そこで本発明者らは、絞りを有する検出通路をポンプ等の減圧手段で減圧し、絞りの大気側を閉塞した締切圧、絞りと大気とを連通させた空気圧、絞りとキャニスタとを連通させた混合気の混合気圧を絞りの両端における差圧として検出し、締切圧、空気圧および混合気圧に基づいて蒸発燃料濃度を算出する蒸発燃料処理装置について鋭意研究を行ってきた。かかる蒸発燃料処理装置では、検出通路がポンプによって減圧されるので、検出条件の変更がない限り検出対象の差圧が安定し、また検出通路において空気または混合気の流量が十分に確保される。
しかしながら、本発明者らが研究している蒸発燃料処理装置においては、図19に示すように、締切圧Pt、空気圧ΔPAIRおよび混合気圧ΔPGASを連続して検出している。そして、これら3種の圧力検出が終了するまでパージ弁を閉弁し蒸発燃料のパージを実行していない。その結果、3種の圧力を検出中であるためにパージを実行できない時間が長くなる。あるいは、圧力を検出可能な時間が短いために3種の圧力を連続して検出できないときには、3種の圧力を検出するまでパージを実行できない。そのため、内燃機関側でパージ実行条件が成立している場合にも、パージを開始できないことがある。したがって、パージの実行回数が減少するか、パージを実行できてもパージの開始が遅れるためにパージ時間が短くなり、蒸発燃料のパージ量が減少するという問題がある。
特開平5−18326号公報 特開平6−101534号公報
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、パージ回数およびパージ量を増加する蒸発燃料処理装置を提供することを目的とする。
請求項1および2に記載の発明によると、減圧手段が作動しており、検出通路中に設けられた絞りの大気との連通および絞りのキャニスタとの連通が遮断されているときに圧力検出手段が検出する締切圧と、絞りと大気とが連通し絞りとキャニスタとの連通が遮断されているときに圧力検出手段が検出する空気圧と、キャニスタから吸気通路への蒸発燃料のパージ停止中に絞りと大気との連通が遮断され絞りとキャニスタとが連通するときに圧力検出手段が検出する空気と蒸発燃料との混合気の混合気圧とを、独立して不連続に検出している。
その結果、締切圧、空気圧および混合気圧を連続して1回で検出する検出時間に比べ、各圧力を独立して不連続に検出するときの1回当たりの検出時間が短くなるので、圧力検出可能な時間が短い場合にも、その時間内で検出可能な圧力を検出できる。そして、蒸発燃料濃度の算出に必要な圧力の検出頻度が増加するので、内燃機関側でパージ実行条件が成立するときに、蒸発燃料濃度の算出を極力終了しておける。これにより、パージ開始の遅れを低減できるので、パージ回数およびパージ量を増加することができる。
ここで、締切圧および空気圧はキャニスタから吸気通路に蒸発燃料をパージする通路系とは異なる通路系を使用して検出されるので、締切圧および空気圧をパージ中に検出できる。そこで請求項に記載の発明のように、締切圧および空気圧の少なくとも一方をパージ中に検出することにより、パージ停止中には混合気圧を検出し、パージ中には締切圧および空気圧の少なくとも一方を検出できる。したがって、パージの実行、パージの停止が交互に行なわれる場合に、検出可能なタイミングで適切な圧力を検出できる。これにより、内燃機関側でパージ実行条件が成立しているときに、蒸発燃料濃度の算出を極力終了しておけるので、パージ開始の遅れを低減できる。したがって、パージ回数およびパージ量を増加することができる。
請求項に記載の発明によると、締切圧および空気圧の少なくとも一方を検出してから所定時間が経過すると、締切圧および空気圧のうち少なくとも一方の圧力が検出されてから所定時間が経過した圧力を検出する。したがって、蒸発燃料処理装置の周囲環境、例えば温度等が変化しても、締切圧および空気圧の少なくとも一方を更新して蒸発燃料濃度を算出できる。
請求項およびに記載の発明によると、パージ中に締切圧および空気圧を連続して検出するので、パージ停止中には混合気圧を検出し、パージ中には締切圧および空気圧を検出できる。したがって、パージの実行、パージの停止が交互に行なわれる場合に、検出可能なタイミングで適切な圧力を検出できる。これにより、内燃機関側でパージ実行条件が成立するときに、蒸発燃料濃度の算出を極力終了しておけるので、パージ開始の遅れを低減できる。したがって、パージ回数およびパージ量を増加することができる。
請求項に記載の発明によると、締切圧および空気圧を検出してから所定時間が経過すると、締切圧および空気圧を検出するので、蒸発燃料処理装置の周囲環境、例えば温度等により締切圧および空気圧が変化しても、締切圧および空気圧を更新して蒸発燃料濃度を算出できる。
請求項に記載の発明によると、混合気圧を検出してから所定時間が経過すると、混合気圧を新たに検出するので、例えばキャニスタに吸着されている蒸発燃料量が時間経過により変化し混合気圧が変化しても、混合気圧を更新して蒸発燃料濃度を算出できる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、またはそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
以下、本発明の複数の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の蒸発燃料処理装置を図1に示す。燃料タンク10と第1キャニスタ12とは通路100により接続されており、燃料タンク10内で発生する蒸発燃料は、通路100を通り第1キャニスタ12内の活性炭等の吸着材に吸着される。第1キャニスタ12に吸着された蒸発燃料は、パージ弁14を開弁することにより、吸気通路16の負圧により第1キャニスタ12からパージ通路102を通りスロットル弁18の下流側の吸気通路16にパージされる。
図1に示す蒸発燃料処理装置1においては、吸気通路16にパージする空気と蒸発燃料との混合気における蒸発燃料濃度を算出し、算出された蒸発燃料濃度に応じて図示しない燃料噴射弁からの燃料噴射量を制御している。蒸発燃料処理装置1は、濃度算出手段としての制御装置(ECU)20の指示により、パージ弁14、スロットル弁18、ポンプ22、電磁弁24、30、32を作動させる。
電磁弁24は三方電磁弁であり、通常図1に示す状態において第1キャニスタ12に接続している通路104を大気側に開放している。この状態でパージ弁14が開弁すると、第1キャニスタ12に吸着されている蒸発燃料が、吸気通路16の負圧によりパージ通路102を通ってスロットル弁18の下流側にパージされる。蒸発燃料処理装置1のリークチェック時には、電磁弁24は、減圧手段としてのポンプ22に接続している通路106と通路104とを連通する。この状態でポンプ22が作動することにより、蒸発燃料処理装置1のキャニスタ12および各通路を減圧し、リークチェックを行う。
電磁弁30は、絞り34と大気との連通を断続する二方電磁弁である。電磁弁32は、絞り34と大気または絞り34と第1キャニスタ12側の通路110との連通を切り換える三方電磁弁である。電磁弁30、32は特許請求の範囲に記載した切換手段を構成している。
第2キャニスタ36は、絞り34とポンプ22との間の検出通路112に設置されている。第2キャニスタ36は、第1キャニスタ12と同様に活性炭等の吸着材を収容している。したがって、ポンプ22が作動して検出通路112を減圧することにより、第1キャニスタ12に吸着されている蒸発燃料が検出通路112に吸引され、絞り34を通過した空気と蒸発燃料との混合気が第2キャニスタ36を通過するときに、第2キャニスタ36は蒸発燃料を吸着し、混合気から蒸発燃料を除去する。したがって、空気と蒸発燃料との混合気が絞り34を通過しても、差圧センサ40が検出するのは、絞り34を通過した空気の圧力である。このように、ポンプ22と絞り34との間に第2キャニスタ36を設置し、絞り34を通過した混合気から蒸発燃料を除去すると、第2キャニスタ36を設置しない場合に比べ、差圧センサ40が検出する圧力は大きくなる。その結果、空気だけが絞り34を通過するときに差圧センサ40が検出する空気圧ΔPAIRと、空気と蒸発燃料との混合気とが絞り34を通過するときに差圧センサ40が検出する混合気圧ΔPGASとの差分値が大きくなる。これにより、差圧センサ40の圧力分解能に対して十分に大きな検出ゲインGを確保できるので、空気圧ΔPAIRに対する混合気圧ΔPGASの相対検出精度、ひいては蒸発燃料濃度の算出精度が向上する。
差圧センサ40は、ポンプ22と第2キャニスタ36との間の検出通路112に接続しており、ポンプ22と第2キャニスタ36、つまりポンプ22と絞り34との間の検出通路112と大気圧との差圧を検出する。したがって、ポンプ22の作動時に差圧センサ40が検出する差圧は、電磁弁30が開弁している状態において、絞り34の両端間の差圧に実質的に等しくなる。また、電磁弁30が閉弁している状態では、ポンプ22の吸入側において検出通路112が閉塞されるため、ポンプ22の作動時における差圧センサ40の検出圧は、ポンプ22の締切圧に実質的に等しくなる。
(蒸発燃料処理装置1の作動)
以下に説明する各ルーチンは、濃度検出手段としてのECU20内に記憶されているプログラムにより実行される。
図8に示す処理ルーチンは、イグニションキーをオンしてから実行される蒸発燃料濃度を算出するためのメインルーチンである。ECU20は、図8に示すルーチンと並行して図13に示すルーチンを実行している。
図8に示すように、ECU20は、ステップ300において、蒸発燃料濃度の検出条件が成立しているかを判定する。例えば、エンジン回転数が数百回転以上になるか、水温が所定温度以上になると、検出条件が成立したと判断する。燃料タンク10の周囲温度が低温であると燃料タンク10内で蒸発燃料が殆ど発生しない。したがって、蒸発燃料濃度の検出条件とは、燃料タンク10の周囲温度が上昇し、蒸発燃料が燃料タンク内に発生する条件と言い換えてもよい。
蒸発燃料濃度の検出条件が成立していない場合、ECU20は、イグニションキーがオフされたかを判定し(ステップ302)、イグニションキーがオフされればこのルーチンは終了する。イグニションキーがオン状態であれば、ステップ300に戻る。
蒸発燃料濃度の検出条件が成立すると、ECU20は、ステップ304において圧力検出ルーチン1を実行する。イグニションキーをオンし、内燃機関が始動した直後においては、締切圧、空気圧および混合気圧は検出されておらず、蒸発燃料濃度は算出されていないので、1回目のパージは実行されていない。圧力検出ルーチン1は、1回目のパージを実行する前に1回だけ実行されるルーチンであり、図19に示すタームチャートと同様に、締切圧、空気圧および混合気圧を連続して1回で検出し、締切圧、空気圧および混合気圧から蒸発燃料濃度を算出する。
圧力検出ルーチン1で蒸発燃料濃度を算出すると、ECU20は、ステップ306において、パージ実行条件が成立しているかを判定する。パージ実行条件が成立していない場合は、圧力検出ルーチン1を実行してから所定時間が経過しているかを判定する(ステップ308)。圧力検出ルーチン1を実行してから所定時間が経過している場合は、第1キャニスタ12に吸着されている蒸発燃料量が変化し、蒸発燃料濃度が変化している恐れがある。また、蒸発燃料処理装置1の温度等の周囲環境が変化し、締切圧および空気圧が変化している恐れがある。そこで、圧力検出ルーチン1を実行してから所定時間が経過している場合、ECU20は、ステップ300に処理を戻し、ステップ304において再度圧力検出ルーチン1を実行する。ECU20は、圧力検出ルーチン1で再度、締切圧、空気圧および混合気圧を検出することにより、更新した締切圧、空気圧および混合気圧により蒸発燃料濃度を算出できる。
ステップ306においてパージ実行条件が成立しておらず、圧力検出ルーチン1を実行してから所定時間が経過していない場合、ECU20はステップ306に処理を戻す。ステップ306においてパージ実行条件が成立すると、ECU20はステップ310においてパージルーチンを実行する。パージルーチンは、算出された蒸発燃料濃度に基づいて、第1キャニスタ12から吸気通路16に蒸発燃料をパージするルーチンである。
パージルーチンが終了すると、ECU20は、ステップ312において蒸発燃料濃度の検出条件が成立しているかを判定する。蒸発燃料濃度の検出条件が成立していない場合、ECU20はイグニションキーがオフされたかを判定し(ステップ314)、イグニションキーがオフされれば図8に示すルーチンを終了する。イグニションキーがオン状態であれば、ステップ312に処理を戻す。
ステップ312において蒸発燃料濃度の検出条件が成立すると、ECU20は、ステップ316において圧力検出ルーチン2を実行する。圧力検出ルーチン2は、混合気圧を検出し、蒸発燃料濃度を算出するルーチンである。圧力検出ルーチン2で蒸発燃料濃度を算出すると、ECU20は、ステップ318において、パージ実行条件が成立しているかを判定する。パージ実行条件が成立している場合、ECU20は処理をステップ310に戻しパージを実行する。パージ実行条件が成立していない場合、ECU20は、圧力検出ルーチン2を実行してから所定時間が経過しているかを判定する(ステップ320)。
圧力検出ルーチン2を実行してから所定時間が経過している場合、第1キャニスタ12に吸着されている蒸発燃料量が変化し、蒸発燃料濃度が変化している恐れがあるので、ECU20は、ステップ312に処理を戻す。ECU20は、圧力検出ルーチン2を再度実行することにより、更新した混合気圧により蒸発燃料濃度を算出できる。圧力検出ルーチン2を実行してから所定時間が経過していない場合、ECU20はステップ318に処理を戻す。
(圧力検出ルーチン1)
図2〜図4、図9を用いて圧力検出ルーチン1の処理を説明する。圧力検出ルーチン1は、パージ停止中に実行されるルーチンである。
図9に示すルーチンにおいて、ECU20は、まずポンプ22を駆動し(ステップ400)、電磁弁30を閉弁する(ステップ402)。これにより、図2に示すように、絞り34の大気側が閉塞されるので、差圧センサ40の検出圧力は締切圧Ptである(ステップ404)。
次に、図3に示すように、ECU20は電磁弁30を開弁し(ステップ406)、電磁弁32を絞り34と大気とを連通する切換状態にする。この状態では、空気だけが絞り34を通過するので、差圧センサ40の検出圧力は空気圧ΔPAIRである(ステップ410)。
次に、図4に示すように、ECU20は、電磁弁32を絞り34と第1キャニスタ12とを連通する切換状態にする(ステップ412)。この状態では、第1キャニスタ12に吸着されている蒸発燃料と空気との混合気が絞り34を通過するので、差圧センサ40の検出圧力は混合気圧ΔPGASである(ステップ414)。
このようにして検出した締切圧Pt、空気圧ΔPAIRおよび混合気圧ΔPGASから、ECU20は蒸発燃料濃度Cを算出する(ステップ416)。そして、ECU20は、ポンプ22の駆動を停止し(ステップ418)、電磁弁32を絞り34と大気とを連通する切換状態にする(ステップ420)。ECU20は、算出した蒸発燃料濃度CをRAM等のメモリに記憶させ(ステップ422)、電磁弁30を閉弁する(ステップ424)。
(パージルーチン)
図10に示すパージルーチンでは、ECU20は、まずエンジン運転状態を検出する(ステップ430)。ECU20は、エンジン運転状態として、エンジン回転数、吸気量、吸気圧等を検出する。吸気量から吸気圧を算出してもよい。
次に、ステップ432において、ECU20は吸気通路16に蒸発燃料をパージする許容量Fmを算出する。エンジン運転状態により、吸気通路16にパージできる許容量Fmは決定される。ステップ434において、ECU20は基準流量Q100を算出する。基準流量Q100は、パージ通路102を流れる流体が空気100%、パージ弁14の開度が100%のときに、現在の吸気通路16の吸気圧でパージ通路102を流れる空気量を表している。
この基準流量Q100と蒸発燃料濃度Cとから、ECU20は予想流量Qcを算出する(ステップ436)。予想流量Qcは、パージ弁14の開度を100%として、パージ通路102を流れる蒸発燃料濃度Cの混合気の流量を表している。ステップ438において、ECU20は、予想流量Qcと蒸発燃料濃度Cとから、パージ弁14の開度を100%として、パージ通路102を流れる蒸発燃料流量Fcを算出する。
次に、図11に示すステップ440において、ECU20はFc≦Fmを判定する。Fc≦Fmであれば、蒸発燃料流量Fcは許容量Fmを超えていないので、ECU20はパージ弁14の開度を100%に設定する(ステップ442)。蒸発燃料流量Fcが許容量Fmを超えている場合にパージ弁14の開度を100%にすると、過度の蒸発燃料が吸気通路16にパージされるので、ECU20は、ステップ444においてパージ弁14の開度を調節する。具体的には、パージ弁14の開度をX%とすると、X=(Fm/Fc)×100に設定される。
このようにして設定した開度に応じて、ECU20はパージ弁14を開弁する(ステップ446)。パージ弁14の開度により、第1キャニスタ12からパージされる蒸発燃料量は決定される。燃料噴射弁の噴射量は、パージが開始される前に設定された噴射量の初期値から、パージされる蒸発燃料量を元に補正される。ところで、第1キャニスタ12から蒸発燃料がパージされることにより第1キャニスタ12に吸着されている蒸発燃料量が減少すると、第1キャニスタ12から吸気通路16にパージされる蒸発燃料量が減少し、空燃比が低下する。燃料噴射弁の噴射量は、空燃比をフィードバックして補正されるので、第1キャニスタ12から吸気通路16にパージされる蒸発燃料量が減少し空燃比が低下すると、空燃比を上昇させるために燃料噴射弁の噴射量は増加するように設定される。その結果、設定された噴射量と噴射量の初期値との差である噴射量補正量は減少する。
そこで、ステップ448において、ECU20は噴射量補正量が減少したかを判定する。噴射量補正量が減少していない場合、つまり空燃比が低下しておらずパージされる蒸発燃料量が減少していない場合、ECU20はパージ停止条件が成立しているかを判定し(ステップ450)、パージ停止条件が成立していない場合はステップ448に処理を戻しパージを継続する。パージ停止条件が成立している場合、ECU20はパージ弁14を閉弁し(ステップ452)、パージルーチンを終了する。
ステップ448において噴射量補正量が減少している場合、つまり空燃比が低下しておりパージされる蒸発燃料量が減少している場合、ECU20は、第1キャニスタ12からパージされる蒸発燃料量を増やすために、パージ弁14の開度を大きくする(ステップ454)。パージ弁14の開度は最大で100%に設定される(ステップ456、458)。パージ弁14の開度を設定した後、ECU20は、ステップ450の判定を行う。
(圧力検出ルーチン2)
図12に示す圧力検出ルーチン2において、ECU20はポンプ22を駆動し(ステップ460)、電磁弁30を開弁し(ステップ462)、電磁弁32を絞り34と第1キャニスタ12とを連通する切換状態にする(ステップ464)。この状態では、図4に示すように第1キャニスタ12に吸着されている蒸発燃料と空気との混合気が絞り34を通過するので、差圧センサ40の検出圧力は混合気圧ΔPGASである(ステップ466)。
ECU20は、ステップ466で検出された混合気圧ΔPGAS、ならびに既に検出され記憶されている締切圧Ptおよび空気圧ΔPAIRから蒸発燃料濃度Cを算出する(ステップ468)。そしてECU20は、ポンプ22の駆動を停止し(ステップ470)、電磁弁32を絞り34と大気とを連通する切換状態にする(ステップ472)。ECU20は算出した蒸発燃料濃度CをRAM等のメモリに記憶し(ステップ474)、電磁弁30を閉弁する(ステップ476)。
(1回目のパージが終了した後の蒸発燃料濃度の算出)
図13に示すルーチンは、図8に示すルーチンと並行して実行される。まずステップ350において、ECU20はパージを1回実行したかを判定する。1回目のパージが終了していない場合は待機する。
1回目のパージが終了している場合、ECU20はパージ中かを判定する(ステップ352)。パージ中であれば、ECU20は圧力検出ルーチン3を実行する(ステップ354)。圧力検出ルーチン3は、締切圧および空気圧を検出するルーチンである。圧力検出ルーチン3が実行されると、ECU20は、ステップ356においてパージが終了したかを判定し、パージが終了すればステップ352に処理を戻す。パージが終了していない場合、ECU20は、ステップ358において、前回の圧力検出ルーチン3の実行から所定時間が経過しているかを判定し、所定時間が経過していなければステップ356に処理を戻す。
ステップ358において前回の圧力検出ルーチン3の実行から所定時間が経過していれば、ECU20はステップ352に処理を戻し、圧力検出ルーチン3を実行して締切圧および空気圧を再度検出する。これにより、パージ中において蒸発燃料処理装置1の周囲環境の変化、例えば温度変化等により締切圧および空気圧が変化しても、図8に示すルーチンの圧力検出ルーチン2(ステップ316)において、更新した締切圧および空気圧を用いて蒸発燃料濃度Cを算出できる。
ステップ352においてパージ中でなければ、ECU20は、パージ停止から所定時間が経過しているかを判定する(ステップ360)。パージ停止から所定時間が経過していなければ、ECU20は処理をステップ352に戻す。パージ停止から所定時間が経過していれば、ステップ362において、ECU20は、前回の圧力検出ルーチン3の実行から所定時間が経過しているかを判定し、所定時間が経過していなければステップ352に処理を戻す。前回の圧力検出ルーチン3の実行から所定時間が経過していれば、ECU20は、ステップ364において圧力検出ルーチン3を実行して締切圧および空気圧を再度検出する。これにより、パージ停止中において蒸発燃料処理装置1の周囲環境、例えば温度等により締切圧および空気圧が変化しても、図8に示すルーチンの圧力検出ルーチン2(ステップ316)において、更新した締切圧および空気圧を用いて蒸発燃料濃度Cを算出できる。ECU20は、ステップ364において圧力検出ルーチン3を実行すると、ステップ352に処理を移行する。
(圧力検出ルーチン3)
図14に示すルーチンにおいて、ECU20は、まずポンプ22を駆動し(ステップ480)、電磁弁30を閉弁する(ステップ482)。これにより、図2または図5に示すように、絞り34の大気側が閉塞されるので、差圧センサ40の検出圧力は締切圧Ptである(ステップ484)。図5においては、パージ中に締切圧を検出している。
次に、図3または図6に示すように、ECU20は電磁弁30を開弁し(ステップ486)、電磁弁32を絞り34と大気とを連通する切換状態にする(ステップ488)。この状態では、空気だけが絞り34を通過するので、差圧センサ40の検出圧力は空気圧ΔPAIRである(ステップ490)。図6においては、パージ中に空気圧を検出している。
ECU20はポンプ22の駆動を停止し(ステップ492)、検出した締切圧Ptおよび空気圧ΔPAIRをRAM等のメモリに記憶し(ステップ494)、電磁弁30を閉弁する(ステップ496)。
以上説明した第1実施形態では、1回目のパージ実行後の検出条件に応じて、パージ中に締切圧および空気圧を検出し、パージ停止中に混合気圧を検出する。したがって、パージの実行およびパージの停止が交互に繰り返される場合に、検出可能なタイミングで適切な圧力を検出できる。これにより、内燃機関側でパージ実行条件が成立するときに、蒸発燃料濃度の算出を極力終了しておけるので、パージ開始の遅れを低減できる。したがって、パージ回数およびパージ量を増加することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による蒸発燃料処理装置のタイムチャートを図15に、その変形形態1を図16に、変形形態2を図17に示す。
第2実施形態および第2実施形態の変形形態1、2では、締切圧、空気圧および混合気圧をそれぞれ独立して不連続に検出している。
図15に示す第2実施形態では、パージ中に締切圧Ptおよび空気圧ΔPAIRを不連続に検出し、パージ停止中に、締切圧Ptおよび空気圧ΔPAIRとは不連続に混合気圧ΔPGASを検出している。
図16に示す変形形態1では、パージ中に締切圧Ptを検出し、パージ停止中に、空気圧ΔPAIRおよび混合気圧ΔPGASを互いに、そして締切圧Ptとは不連続に検出している。
図17に示す変形形態2では、パージ停止中に、締切圧Pt、空気圧ΔPAIRおよび混合気圧ΔPGASをそれぞれ独立して不連続に検出している。
このように、締切圧、空気圧および混合気圧をそれぞれ独立して不連続に検出しているので、異なる圧力を連続して検出するときに比べ、1回当たりの検出時間が短くなるので、圧力検出をできる時間が短い場合に、その時間内で検出可能な圧力を検出できる。
このように、蒸発燃料濃度の算出に必要な圧力の検出頻度を増やすことにより、内燃機関側でパージ実行条件が成立するときに、蒸発燃料濃度の算出を極力終了しておけるので、パージ開始の遅れを低減できる。したがって、パージ回数およびパージ量を増加することができる。
また、第2実施形態および変形形態1では、パージ中に締切圧および空気圧の少なくともいずれか一方を検出し、パージ停止中に混合気圧を検出する。したがって、パージの実行およびパージの停止が交互に繰り返される場合に、検出可能なタイミングで適切な圧力を検出できる。
(第3実施形態)
第1実施形態の電磁弁30、32で構成される切換手段を、図18に示す第3実施形態のように、1個の電磁弁50で構成してもよい。
(他の実施形態)
以上説明した上記複数の実施形態では、締切圧、空気圧、混合気圧の順番に圧力を検出しているが、検出可能なタイミングであれば、これら3種の圧力を検出する順番は順不同である。
また、上記複数の実施形態では、ポンプ22と絞り34との間の検出通路112に第2キャニスタ36を設置し、空気圧ΔPAIRと混合気圧ΔPGASとの差分値の検出ゲインGを大きくしたが、第2キャニスタ36を設置しない構成でもよい。
また、第2実施形態、変形形態1、2において、締切圧、空気圧、混合気圧のいずれかの圧力を検出してから所定時間が経過すると、検出条件に応じて、締切圧、空気圧および混合気圧のうち少なくとも検出されてから所定時間が経過した圧力を再度検出してもよい。
また、蒸発燃料濃度の算出だけでなく、蒸発燃料装置のリークチェックにもポンプ22を使用しているが、他のポンプを用いて蒸発燃料装置のリークチェックを行ってもよい。
このように、本発明は、上記複数の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
第1実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図。 パージ停止中の締切圧検出時の通路状態を示す構成図。 パージ停止中の空気圧検出時の通路状態を示す構成図。 混合気圧検出時の通路状態を示す構成図。 パージ中の締切圧検出時の通路状態を示す構成図。 パージ中の空気圧検出時の通路状態を示す構成図。 締切圧、空気圧および混合気圧を検出するタイムチャート。 蒸発燃料濃度を算出するメインルーチン。 圧力検出ルーチン1。 パージルーチン。 パージルーチン。 圧力検出ルーチン2。 締切圧および空気圧の検出ルーチン。 圧力検出ルーチン3。 第2実施形態による締切圧、空気圧および混合気圧を検出するタイムチャート。 第2実施形態の変形形態1によるタイムチャート。 第2実施形態の変形形態2によるタイムチャート。 第3実施形態による絞りと大気、ならびに絞りと第1キャニスタとの切換手段を示す構成図。 従来の締切圧、空気圧および混合気圧を検出するタイムチャート。
符号の説明
1:蒸発燃料処理装置、10:燃料タンク、12:第1キャニスタ、20:ECU(濃度検出手段)、22:ポンプ(減圧手段)、30:電磁弁(切換手段)、32:電磁弁(切換手段)、34:絞り、112:検出通路

Claims (5)

  1. 燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着し、吸着した蒸発燃料が内燃機関の吸気通路にパージされるキャニスタと、
    通路中に絞りを有する検出通路と、
    前記絞りを挟んで前記検出通路の一方側に設置され、前記絞りと大気との連通、前記絞りと前記キャニスタとの連通、および前記絞りと大気および前記キャニスタとの連通の遮断を切り換える切換手段と、
    前記絞りを挟んで前記切換手段と反対側の前記検出通路に接続し、前記検出通路を減圧する減圧手段と、
    前記絞りの両端間の差圧を検出する圧力検出手段と、
    前記減圧手段が作動しており、前記絞りの大気および前記キャニスタとの連通が遮断されているときに前記圧力検出手段が検出する締切圧と、前記絞りと大気とが連通し前記絞りと前記キャニスタとの連通が遮断されているときに前記圧力検出手段が検出する空気圧と、前記キャニスタから前記吸気通路への蒸発燃料のパージ停止中に前記絞りと大気との連通が遮断され前記絞りと前記キャニスタとが連通しているときに前記圧力検出手段が検出する空気と蒸発燃料との混合気の混合気圧と、に基づき前記混合気中の蒸発燃料濃度を算出する濃度算出手段であって、前記減圧手段および前記切換手段の作動を制御することにより、前記圧力検出手段に前記締切圧、前記空気圧および前記混合気圧をそれぞれ独立して不連続に検出させる濃度算出手段と、を備え、
    前記切換手段および前記減圧手段の作動を制御することにより、前記濃度算出手段は、前記キャニスタから前記吸気通路への蒸発燃料のパージ中に前記締切圧および前記空気圧の少なくとも一方を前記圧力検出手段に検出させる蒸発燃料処理装置。
  2. 前記締切圧および前記空気圧の少なくとも一方を前記圧力検出手段が検出してから所定時間が経過すると、前記濃度算出手段は、前記切換手段および前記減圧手段の作動を制御し、前記締切圧および前記空気圧のうち少なくとも一方の圧力が検出されてから所定時間が経過した圧力を前記圧力検出手段に検出させる請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。
  3. 燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着し、吸着した蒸発燃料が内燃機関の吸気通路にパージされるキャニスタと、
    通路中に絞りを有する検出通路と、
    前記絞りを挟んで前記検出通路の一方側に設置され、前記絞りと大気との連通、前記絞りと前記キャニスタとの連通、および前記絞りと大気および前記キャニスタとの連通の遮断を切り換える切換手段と、
    前記絞りを挟んで前記切換手段と反対側の前記検出通路に接続し、前記検出通路を減圧する減圧手段と、
    前記絞りの両端間の差圧を検出する圧力検出手段と、
    前記減圧手段が作動しており、前記絞りの大気および前記キャニスタとの連通が遮断されているときに前記圧力検出手段が検出する締切圧と、前記絞りと大気とが連通し前記絞りと前記キャニスタとの連通が遮断されているときに前記圧力検出手段が検出する空気圧と、前記キャニスタから前記吸気通路への蒸発燃料のパージ停止中に前記絞りと大気との連通が遮断され前記絞りと前記キャニスタとが連通しているときに前記圧力検出手段が検出する空気と蒸発燃料との混合気の混合気圧と、に基づき前記混合気中の蒸発燃料濃度を算出する濃度算出手段であって、前記濃度算出手段が前記減圧手段および前記切換手段の作動を制御することにより、前記キャニスタから前記吸気通路への蒸発燃料のパージ中に、前記圧力検出手段に前記締切圧および前記空気圧を連続して検出させる濃度算出手段と、
    を備える蒸発燃料処理装置。
  4. 前記締切圧および前記空気圧を前記圧力検出手段が検出してから所定時間が経過すると、前記濃度算出手段は、前記切換手段および前記減圧手段の作動を制御し、前記締切圧および前記空気圧を前記圧力検出手段に検出させる請求項に記載の蒸発燃料処理装置。
  5. 前記混合気圧を前記圧力検出手段が検出してから所定時間が経過すると、前記濃度算出手段は、前記切換手段および前記減圧手段の作動を制御し、前記混合気圧を前記圧力検出手段に検出させる請求項1からのいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
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