JP4678715B2 - 荷移載システム - Google Patents

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Description

本発明は、荷移載装置を備えたスタッカクレーン及び荷を格納する棚を組合わせて荷を搬入出可能な荷移載システムに関し、特に、棚のデッドスペースを必要最小限とすると共に移載方法を改良して荷の収納効率を向上させた荷移載システムに関する。
自動倉庫システムにおいて、多数の格納空間を確保するために、棚において前後に格納部を設定し、スタッカクレーンに設けた昇降台上のフォークを用いて荷を搬入出するものが用いられていた。このような従来の自動倉庫システムの一例として、特開2003−48604号公報に記載されるものがある。
このような従来の自動倉庫システムでは、棚に荷を大量に格納できると共に、効率よく搬入出が行えるが、こうした従来の自動倉庫システムに用いられるような、フォークを荷の下側から当接させて荷をフォーク上に載せた状態で搬入出するタイプの荷移載装置は、荷の直下にフォークを出し入れするためのスペースを確保すると共に、荷の上側にはフォークで荷を持上げて搬出入作業を行えるだけのスペースを確保する必要があることから、荷の上下にこうしたデッドスペースが生じる分、棚の収納効率が低くなるという問題があった。また、荷移載装置の棚各格納位置に対する昇降台停止位置は、フォーク上面が棚板に対し搬入時には上方、搬出時は下方に位置する必要があるなど、荷の搬入出時でそれぞれ上下方向に異ならせる必要があり、昇降台の停止位置制御が複雑になってしまうという問題もあった。
近年、この従来の自動倉庫システムに用いられるような荷下側フォーク挿入タイプの荷移載装置のもつこうした問題を解決するものとして、横から荷あるいは荷を載せた受台の側部にフォークの一部を係合させ、フォークの延伸、縮小と共に荷や受台をスライド移動させて搬入出するタイプの荷移載装置が提案されている。このような従来の荷移載装置の例として、特開平11−208816号公報、特開2004−203528号公報、特開2004−224484号公報に記載されるものがある。
このような従来の荷移載装置は、棚に格納される荷に対し、荷の側方で動作する一対のフォークを有しており、この一対のフォークを荷の側方で出し入れすると共に、フォーク同士の間隔を変化させることで、フォークの一部が荷側に係合する状態と、非係合となる状態とを切替えられ、荷と係合したフォークの延伸、縮小に伴って適切に荷の搬入出が行える仕組みであり、荷の上下にフォークの動くスペースを確保せずに済み、棚において荷の上下にデッドスペースを生じさせず収納効率を高められるという特長を有していた。
特開2003−48604号公報 特開平11−208816号公報 特開2004−203528号公報 特開2004−224484号公報
従来の荷を移載する各種システムは前記各特許文献に示される構成となっていたが、前記特許文献1のように、棚に荷を前後二つ格納できるようにして棚への格納量を大幅に高めつつ、さらに棚における上下方向のデッドスペースをなるべく小さくして棚を効率よく利用するために、前記特許文献2、3、4のような荷に対し横から搬入出操作を行うフォーク構造を適用しようとしても、問題が多く単純に適用できないという課題を有していた。すなわち、棚各部で前後に二個並んだ荷のうち、棚間口に対し奥方となる荷の搬入出を行うためには、フォークを棚側に深く進入させる必要があるが、棚各段の棚板を横から支持する縦柱と、荷の側方で前後に伸縮動作するフォークとを接触させないようにして荷の搬入出を機構的に成立させるには、フォークの可動域を縦柱より内側の棚板上に設定せざるを得ず、その分だけ棚板上の荷を載せられるスペースが少なくなることとなり、前記方式のフォーク採用が単純に棚のデッドスペース低減にはつながらないという課題を有していた。
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、荷の側方で伸縮動作する一対のフォークと棚各部とが互いに接触することなく搬入出操作を実行でき、棚の荷格納スペースを最大限確保して棚の収納効率を向上させられると共に、フォークを適切に動作させて速やかに荷の搬入出が行える荷移載システムを提供することを目的とする。
本発明に係る荷移載システムは、棚間口に対し奥行き方向に格納物を複数載置可能な一格納スペースを上下左右に多数配置される棚構造とされ、棚間口側を対向させて所定間隔で二組配設される棚と、当該二組の棚の中間に配設されて各棚間口に沿って移動し、且つ前記格納物を対象とする搬入出動作が可能なスタッカクレーンとを備え、当該スタッカクレーンが、前記格納物を載せて昇降して所定の格納スペースの棚間口正面に到達可能な昇降台、及び前記昇降台上に配設され、前記奥行き方向に伸長又は縮小して格納スペースに対し前記格納物を搬入出し、且つ格納物を昇降台に近い棚前方側と昇降台から離れた棚後方側との間で移動させるフォークを有してなり、一又は複数一まとめにした荷を一つの前記格納物として取扱う荷移載システムにおいて、前記荷が、一又は複数を所定の受箱に収納された状態で受箱ごと一つの前記格納物として取扱われ、前記受箱が、前記奥行き方向に平行となる側面における、少なくとも棚格納状態で棚間口寄りの前記棚前方側となる端部に、所定の被掛合部を配設されてなり、前記フォークが、前記昇降台上における前記受箱側方で受箱を挟んで対向する位置に一対配設され、伸長状態で最も昇降台から離れた位置まで到達可能な先端部位に、前記被掛合部に掛合可能な凸状の掛合部が形成されると共に、少なくとも前記掛合部を含む所定範囲部分を、対をなす他方に対し近接及び離隔可能とされてなり、前記棚が、前記格納スペースの底面をなして前記受箱の底部が載置される複数段の支持部、及び当該各支持部を支持する複数の縦柱を備え、当該縦柱を少なくとも前記フォークの到達範囲外となる位置に配置されてなり、前記棚の支持部が、前記受箱を棚の前記奥行き方向に二つ並べて載置可能に形成されてなり、前記縦柱が、前記支持部上に二つの受箱を並べて載置した場合に、前記棚後方側の受箱側面の前記棚前方側となる端部における被掛合部位置より棚後方側に位置し、前記フォークが、前記掛合部を受箱の被掛合部に掛合又は受箱の前後いずれかの端面に当接させた状態で伸縮駆動され、受箱を格納スペースの前記奥行き方向の各載置位置と昇降台との間で移載し、前記フォークによる棚からの搬出過程で、前記受箱を格納スペースの各載置位置から前記棚前方側に移動させて、受箱の一部が昇降台上へ載り移った後は、フォークの前記掛合部を受箱の昇降台から離れた後端部に当接させた状態としてフォークを縮小させ、掛合部で受箱を押し、受箱全体を昇降台上へ完全に移動させるものである。
このように本発明によれば、スタッカクレーンにおける昇降台と棚の格納スペースとの間で、荷が収納された受箱を移載するフォークとして、受箱に対し側方に位置する左右一対配置型のフォークを用いると共に、受箱に被掛合部を配設し、受箱を移載する際には、受箱を挟んで対向する一対のフォークの間隔を変化させ、フォークに設けられた凸状の掛合部と受箱の被掛合部とを掛合させたり、掛合部を受箱の前後端部に当接させたりした上でフォークを伸縮させると、この伸縮に伴って前後に動く掛合部で受箱を押しあるいは引いて棚や昇降台に対しスライド移動させられ、移載を実行できることにより、フォークの伸長量を抑えつつ棚の格納スペースにおける前後方向いずれの載置位置についても受箱を適切に保持して少ない駆動力で移載できる上、棚各部とフォークとの接触もなく、フォークの動作に必要なスペースが必要最小限となって棚における格納スペースを最大限確保でき、収納空間の有効利用が図れる。
また、受箱の一部が昇降台上に達したら掛合部で進行方向最後尾から押すことで力を効率よく受箱に伝達して昇降台上へ受箱を速やかに移動させられ、受箱の移動をスムーズ且つ短時間で行える。
また、棚支持部が受箱を二つ載置可能とされると共に、棚の縦柱がフォーク先端の到達する最遠方部分である後側受箱の被掛合部の位置より後方側に配設され、フォークが縦柱の前方側で伸縮駆動されてもフォークと縦柱との接触が生じないことにより、フォークの受箱非保持状態での伸縮動作スペースを棚の縦柱前方側に確保でき、棚の格納スペースのうち実際の受箱載置スペース以外の領域を必要最小限とすることができ、棚をコンパクト化できる他、デッドスペースを解消させられる分、格納スペースのさらなる増大も図れる。
また、本発明に係る荷移載システムは必要に応じて、前記棚の支持部が、前記スタッカクレーンに面して棚間口となる部分に、上方へ凸状に突出するストッパを配設され、前記フォークによる棚からの搬出過程では、前記受箱の側面の棚前方側となる端部における被掛合部に対してフォークの掛合部を掛合させた状態で、フォークを縮小させて前記受箱を格納スペースの各載置位置から棚前方側にスライド移動させ、受箱の昇降台に近い前端が前記ストッパに達したら、フォーク及び昇降台を、昇降台の荷受面及び受箱前端部下端がストッパより少なくとも上側に位置するまで上昇させ、あらためてフォークの縮小で受箱全体を昇降台上へスライド移動させ、前記フォークによる棚への搬入過程では、前記昇降台の荷受面が前記ストッパより少なくとも上側に位置した状態でフォークを伸長させて受箱を昇降台から棚側へ移動させ、受箱の大部分が支持部に載り移ったら、フォークと昇降台を、棚の支持部上面と昇降台の荷受面とが略同じ高さになるまで下げ、あらためてフォークの伸長で受箱を前記各載置位置へ移動させるものである。
このように本発明によれば、棚の支持部の前方側端部に凸状のストッパを配置し、支持部に載置した受箱に対してストッパより前方側へのスライド移動を極めて困難にすると共に、搬入出の際には受箱がストッパ上方を通過して移載可能となるようにフォーク及び昇降台を動作させることにより、地震等の自然振動や誤って人為的な振動が支持部に加わっても、受箱が勝手に動いて支持部上から前方側へずれ出るのを抑えられ、受箱の棚からの落下を確実に防げる一方、フォークでの搬入出時にはストッパと受箱が当ることに伴う衝撃や騒音の発生が一切無く、また、スライド移動のままで無理矢理ストッパを乗越えさせることに伴うフォーク駆動力増大や受箱強度確保の必要がなくなり、最適な駆動力や強度の設定でコストアップを抑えられる。
また、本発明に係る荷移載システムは必要に応じて、前記掛合部が、前記フォークの可動部分のうち最も棚から離れた部位にも配設され、前記フォークによる棚搬入過程で、前記受箱を昇降台から棚の支持部へ受箱の大部分が載り移るまで移載する際には、棚から離れた前方側の掛合部を受箱前端に当接させた状態でフォークを伸長させる一方、引続いて受箱全体を格納スペース各載置位置へ最終的に移動させる際には、一旦掛合部と受箱とを離隔させ且つフォークを縮小させた後、棚寄りとなる後方側の掛合部を受箱前端部に当接させた状態でフォークを伸長させるものである。
このように本発明によれば、フォークの可動部分の前後にそれぞれ掛合部を配設し、棚への受箱搬入過程当初は棚から離れた側の掛合部で受箱を押す状態とする一方、残りの搬入過程では棚寄りの掛合部で受箱を押す状態とすることにより、掛合部を適切に使い分けてフォークの対向方向及び棚前後方向への動きをそれぞれ必要最小限に抑えられ、より短時間で受箱の搬入を完了でき、システム全体として荷の取扱い性に優れたものとなる。
また、本発明に係る荷移載システムは必要に応じて、前記フォークによる棚からの搬出過程で、前記受箱を格納スペースの各載置位置から棚前方側に移動させ、受箱の一部を昇降台上へ載り移らせるまでは、前記受箱の前方側の被掛合部に対してフォークの後方側の掛合部を掛合させた状態でフォークを縮小させる一方、引続いて受箱の残り部分を昇降台上へ完全に移動させる際には、フォークの後方側の掛合部を受箱の被掛合部から離脱させ、一旦フォークを伸長させた後、前記後方側の掛合部を受箱の後端部に当接させた状態としてフォークを縮小させるものである。
このように本発明によれば、棚からの受箱搬出過程当初はフォークの掛合部を受箱の被掛合部に掛合させて受箱を引張る状態とする一方、残りの搬出過程では掛合部を受箱端面に当接させて受箱を押す状態とすることにより、掛合部と被掛合部との掛合でフォークと受箱の連結をより確実なものとして受箱前部の持上げなどを適切に実行できる一方、受箱の一部が昇降台上に達したら掛合部で進行方向最後尾から押すことで力を効率よく受箱に伝達して支持部より上側に位置する昇降台の荷受面上へ受箱を速やかに移動させられ、受箱のストッパ上側を越えての移動全体をスムーズ且つ短時間で行えると共に、掛合部を適切に使い分けてフォークの対向方向及び棚前後方向への動きをそれぞれ必要最小限に抑えられ、より短時間で受箱の搬出を完了でき、システム全体として荷の取扱い性に優れたものとなる。
以下、本発明の一実施の形態を図1ないし図14に基づいて説明する。なお、本実施の形態においては、図書館書庫における書籍類を荷として搬入出するシステムの例について説明する。図1は本実施の形態に係る荷移載システムの側面図、図2は本実施の形態に係る荷移載システムにおけるスタッカクレーンの正面図、図3は本実施の形態に係る荷移載システムにおける昇降台の平面図及び正面図、図4は本実施の形態に係る荷移載システムにおけるフォークの要部断面図、図5は本実施の形態に係る荷移載システムにおけるフォークの伸長状態側面図、図6は本実施の形態に係る荷移載システムにおける受箱の側面図及び正面図、並びにフォークの爪拡大図、図7は本実施の形態に係る荷移載システムにおける棚の要部横断面図、支持部側面図、及びストッパ拡大図、図8は本実施の形態に係る荷移載システムにおけるフォークの離隔状態、爪掛合状態、及び爪の受箱端面当接状態の各状態説明図、図9は本実施の形態に係る荷移載システムにおける棚前側格納部への受箱搬出過程前半説明図、図10は本実施の形態に係る荷移載システムにおける棚前側格納部への受箱搬出過程後半説明図、図11は本実施の形態に係る荷移載システムにおける棚後側格納部への受箱搬出過程の部分説明図、図12は本実施の形態に係る荷移載システムにおける棚前側格納部への受箱搬入過程前半説明図、図13は本実施の形態に係る荷移載システムにおける棚前側格納部への受箱搬入過程後半説明図、図14は本実施の形態に係る荷移載システムにおける棚後側格納部への受箱搬入過程の部分説明図である。
前記各図において本実施の形態に係る荷移載システム1は、棚間口に対し奥行き方向に前記格納物を二つ載置可能な一格納スペースを上下左右に多数配置される棚構造とされ、各棚間口を所定間隔で対向させる配置で二組配設される棚10と、この棚10間に各棚10の対向する各棚間口に沿って直線移動可能に配設され、前記格納物の搬入出動作を行うスタッカクレーン30とを備える構成であり、一又は複数の前記荷としての書籍60が所定の受箱50に収納された状態で受箱50ごと一つの前記格納物として搬入出等の取扱いを行うものである。なお、この荷移載システム1は、書籍60が収納された受箱50の取扱いに限られたものではなく、例えば、当初収納されていた書籍60が受箱50から全て取出された後、一旦受箱50のみ棚10の元の格納位置に戻される場合や、後から書籍60を収納する予定であらかじめ受箱50のみを棚10に格納し、さらに書籍60を実際に収納する際に受箱50を棚10から搬出する場合など、過渡的に起こり得る空状態の受箱50のみの取扱いも対象としており、受箱50内の状態に関わりなく、受箱50を一つの前記格納物として搬入出等の取扱いを行う中での、受箱搬入出に係る構成の特徴が本発明の範囲に含まれる。
前記棚10は、立設される複数の縦柱11に受箱50二個を支持可能な長さの支持部12がそれぞれ複数段にわたって固定されて形成され、縦柱11間の各支持部12上側の空間部分及びこれらに挟まれる中間の領域が格納スペースとして多数縦横に並列し、支持部12が格納スペースの底面をなして受箱50を載置される構成である。支持部12上の格納スペースのうち、受箱50を前後に二つ並べて載置した状態における前方側の受箱50載置位置が前側格納部15、後方側の受箱50載置位置が後側格納部16となり、受箱50は各格納部のいずれかに載置され、二つの格納部にまたがったような載置状態とされることはない。後側格納部16に対し受箱50を搬入出する場合は、前側格納部15が空いている場合にはそのまま搬入出が実行され、空いていない場合は必ずあらかじめ前側格納部15に格納されている受箱50を一旦仮置きスペースに移載する過程を経てから搬入出が行われる。なお、棚10の全ての各格納部15、16における受箱50の有無等の把握は、荷移載システムを含む全ての荷取扱装置を制御すると共に、受箱50に対し書籍60を出し入れする入出庫口から棚10まで一貫して受箱50の移動状態を管理する中央制御部(図示を省略)において、棚10に対する受箱50の搬入出の事実に基づいて行われるが、こうした棚10の格納状況を含む荷の管理システムは公知であり、説明を省略する。
前記支持部12は、一格納スペースの一側端部に位置する略L字断面形状部分と、隣合う格納スペースの他側端部に位置する対称配置の略L字断面形状部分とが中間の板状部分を介して一体化されてなる構成であり、二本の縦柱11を二つの略L字断面形状部分の間に挟んだ配置で固定配設される。こうした配置により、受箱50底面の各側端部をそれぞれ別の支持部12で受けて一つの受箱50を二つの支持部12で支持する仕組みである。また、取付対象の二本の縦柱11に対する支持部12の位置は、支持部12に二個の受箱50を前後に並べて載置した場合に後側となる受箱50、すなわち前記後側格納部16がちょうど二本の縦柱11の側方に位置するような位置関係としている(図7参照)。この支持部12の先端には、受箱50が支持部12上から外方へずれるのを抑える凸状のストッパ13、14が形成される構成である。
前記スタッカクレーン30は、直線状に配置された軌条30a上を走行可能な走行台31上に立設された二本一組のマスト32間に移載対象物を昇降させる昇降台33が上下動可能に配設された公知のクレーン装置であり、全体の走行機構及び昇降台33の昇降機構については従来同様であり、詳細な説明を省略する。その昇降台33上には、移載機構として、各棚10の奥行き方向に伸長、縮小可能な一対のフォーク40が配設される。また、昇降台33上の前記フォーク40間の部分には、移載対象となる前記格納物としての受箱50を載置される略平板状の荷受面34が設けられる。前記昇降台33が、荷受面34上に受箱50を載せて昇降して棚10における所定の格納スペースの棚間口正面に到達した後、昇降台33上のフォーク40が伸長又は縮小して格納スペースに対し受箱50を搬入出する仕組みである。なお、フォーク40を適切に動作させるための、棚10や荷受面34上における受箱50の位置、フォーク40先端の到達位置等の検知には、各種センサやスイッチを使用する公知の検知方法を用いており、詳細な説明は省略する。
前記フォーク40は、昇降台33上に荷受面34を挟んで横方向スライド可能に配設される一対の下段部41と、各下段部41に棚10奥行き方向と平行にスライド自在に組付けられる中段部42と、この中段部42にこれと同じ方向へスライド自在に組付けられる上段部43の三構成要素からなり、下段部41下部中央に設けられる駆動用ギヤ41aと中段部42下端に設けられるラック42aとが噛合って中段部42が下段部41に対し駆動されると共に、中段部42上部中央に設けられるギヤ42bと上段部43及び下段部41にそれぞれ設けられる各ラック43a、41bとがそれぞれ差動歯車列の関係をなして噛合っており、下段部41の駆動用ギヤ41aを回転させると、中段部42が下段部41に対し突出する向き又は逆方向に動くと共に、差動歯車列の働きにより上段部43が下段部41に対し中段部42と同じ方向に中段部42より大きい変位で動き、下段部41からの突出状態では常に上段部43が中段部42より遠方に位置する仕組みである。
このフォーク40が、下段部41に対し上段部43及び中段部42を変位させて伸縮し、これに伴い受箱50を移動させる際の動作速度については、受箱50における書籍60の収納状態に対応した速度制御を行っている。すなわち、受箱50内に書籍60が偏在し、受箱50全体の荷重中心位置が受箱50の中心から大きくずれている場合には、受箱50の移動及び書籍60の受箱50内での挙動を不安定化させないよう、フォーク40の伸縮動作速度を小さくする他、動作速度の変化割合を小さくするなどの速度制御が実行され、受箱50が安定的に支持部12上を移動できるようにする一方、受箱50内に書籍60が適切に収納されて荷重中心のずれが小さい場合には、フォーク40の動作速度を受箱50及び書籍60が不安定とならない範囲で可能な限り速くし、搬入出動作のサイクルタイム短縮を図っている。なお、速度制御の基準となる、受箱50内での書籍60の偏在度合等の情報の取得は、受箱50に対し書籍60を出し入れする入出庫口等で別途設けられる測定手段により受箱50の荷重バランス等を測定した結果に基づいて自動取得する場合と、同じく入出庫口等で、管理作業者が受箱50における書籍60の収納状態を示すパラメータを制御システムに対し手入力することで取得する場合のいずれもあり得る。
前記下段部41は、直動ガイド41cを介して昇降台33上に取付けられると共に、直動ガイド41cと平行なラック41dを一体に取付けられてなり、荷受面34下側に配置される駆動用ギヤ35の駆動により、中段部42及び上段部43ごと横方向に所定範囲移動可能とされてなり、これにより各フォーク40が対をなす他方に対し近接・離隔可能となる仕組みである。
前記上段部43は、前後方向の端部に、対向する他のフォーク40側へ向けて突出する前記掛合部としての爪44、45を備える構成である。爪44のフォーク前端側の端面部、及び爪45のフォーク40後端側端面部は、それぞれ角部分を斜めに面取りされた形状として形成されており、この各爪44、45における面取り位置の傾斜面44a、45aが、棚10への受箱50搬入の際には受箱50に当接して受箱50を押すこととなる。なお、上段部43及び中段部42はフォーク40において棚10側へ進出する部分をなしているが、上段部43及び中段部42を合わせた厚みは縦柱11の横幅方向寸法より小さく、上段部43及び中段部42を受箱50に当接させない状態で伸長、縮小させた場合の可動範囲は、受箱50のある格納スペースの両側に隣接する縦柱11の前方の空間に収まることとなり、実際に受箱50を載置可能な領域を最大限確保できる。
前記受箱50は、内側に書籍60を複数収容可能な上部開放状態の浅い箱状体として形成され、内部には必要に応じて位置調整可能な仕切板50aが配設されると共に、棚載置状態で棚奥行き方向に平行となる側面の前端部及び後端部の各下部には、フォーク40の爪44、45が進入して掛合可能である前記被掛合部としての凹部51、52を、前記爪44、45より大きい所定範囲にわたって配設される構成であり、棚10への搬入出の際には一搬入出単位として取扱われるものである。フォーク40の爪44、45が受箱50の凹部51、52に掛合又は受箱50の前後いずれかの端面下部に当接した状態でフォーク40が伸縮駆動されると、受箱50が格納スペースにおける前後の各格納部15、16と昇降台33との間で移載される仕組みである。
この受箱50では、凹部51、52が受箱50側面の前後いずれにも設置されることにより、棚10に対し受箱50の前後関係が入れ替ってもそのまま搬入出操作が可能となっている。なお、受箱50の被掛合部としては凹部51、52に限らず、爪44、45が掛合可能となる他の形状、例えば、受箱50が各格納部15、16に収る範囲内で受箱本体部分から側方へ突出させたものとしてもかまわない。
また、受箱50は、前後端面の下部隅部分を一部切り欠いた形状とされ、この部位にフォーク40の爪44、45を当接させる仕組みとなっている。これにより、この前後端面下部の被当接面の距離が爪44、45の間隔より小さくなっており、一方の爪と受箱とが当接する際に他方の爪と誤って接触することはない。
なお、棚10の縦柱11は、支持部12に二個の受箱50を前後に並べて載置した場合に、後側格納部16にある受箱50の前端側凹部51よりも後方側に位置する配置となっており、フォーク40の爪45を後側格納部16にある受箱50の凹部51に掛合させて受箱50を移載する際に、フォーク40各部と縦柱11との接触は起こり得ない(図7(A)参照)。
次に、本実施の形態に係る荷移載システムの移載動作について説明する。前提として、取り扱われる受箱50はその中に収納される書籍60の大きさや種類等に応じて棚10の所定の格納スペースにおける前後いずれかの格納部15、16に一対一に対応し、決められた格納部以外に搬入出操作されることはないものとする。また、搬入出いずれの場合も、初期状態でフォーク40はそのまま伸長縮小動作を行う場合にいずれの部位も受箱50に接触しないよう、所定間隔をおいて離隔させてあるものとする。
まず、前側格納部15に格納されている受箱50の搬出過程を説明すると、はじめにスタッカクレーン30全体を走行させると共に、昇降台33を昇降させることにより、荷受面34及びフォーク40を対象となる受箱50の正面側に対向させ、荷受面34高さを受箱50の載置されている支持部12と略同じ高さになるよう位置させる。この位置で、フォーク40を受箱50側へ伸し、先端の爪45を受箱50側面の凹部51と対向する位置に到達させた後、フォーク40を互いに近接方向へ移動させ、爪45と凹部51を掛合させる(図9(A)参照)。搬入時に誤って受箱50が前側格納部15の正規の位置からずれ、爪45の正規の到達位置では爪45が凹部51の側方から後側へ一部外れた状態となっている場合でも、爪45が傾斜面45aを有しているため、一対のフォーク40を互いに近付けると、凹部51の後縁に接した傾斜面45aによる案内で、爪45を含むフォーク40の可動部分が前方にずれながら、又は受箱50の凹部51部分を後方にずらしながら、爪45を凹部51に入り込ませることができ、受箱50の多少の位置ずれを許容しつつ爪45の確実な掛合状態が得られる仕組みとなっている。
この爪45と凹部51との掛合状態で、受箱50前端部はストッパ13のすぐ後側にあり、このストッパ13によりそのままフォーク40を縮める方向に動かしても受箱50を昇降台33側へ引寄せることはできないことから、一旦昇降台33を上昇させ、同時に上昇するフォーク40の爪45により受箱50前端部を持ち上げる(図9(B)参照)。受箱50前端部がストッパ13より上側に達したら、昇降台33の上昇を止め、フォーク40の縮小を開始し、受箱50が荷受面34上に一部載り移った状態となるまで引き込む(図9(C)参照)。
この後、一旦フォーク40を互いに離隔させて爪45を受箱50の凹部51から離し、フォーク40を再度伸長させて先端の爪45を受箱50の後端側に到達させた後(図10(A)参照)、フォーク40を互いに近接方向へ移動させ、爪45と受箱50の後端面下部とが当接可能とする。この状態でフォーク40を縮めて爪45で受箱50を押し、受箱50全体を荷受面34上に完全に移動させて昇降台33への収容状態とすると同時に、フォーク40を昇降台33上の初期位置に戻せば移載完了となる(図10(B)参照)。
この受箱50を荷受面34上に移載する過程では、支持部12の略L字状断面形状部分のうちの起立部分で受箱50の横方向の動きが規制されるだけでなく、フォーク40における幅広板状の上段部43で受箱50を側方から挟んでいることで、確実に受箱50の移動姿勢を一定状態に維持できる。また、書籍60の大きさによっては受箱50上方に書籍60が一部露出した状態(図6参照)となるが、この書籍60の側方にもフォーク40の上段部43が位置していることで、書籍60の受箱50からの脱落等を防止できる。
昇降台33への移載完了以降の受箱50の搬出動作は、従来同様、フォーク40を完全に収容した状態で昇降台33を上昇又は下降させると共に、スタッカクレーン30全体を走行させ、昇降台33を仮置き又は出庫スペース(図示を省略)正面まで移動させることとなる。なお、仮置きスペースや出庫スペースは、棚10の格納スペースと略同様の構成ながら、受箱50を格納する領域はその必要性から受箱一つ分とされており、また受箱50の落下防止等の安全面が配慮された構成を別途有しているので、前記各スペースの底面をなす支持部(図示を省略)の先端にストッパはなく、昇降台33との間で受箱50をそのままスライド移動させて移載できる。
この受箱50の仮置き又は出庫スペースへの搬入は、まず荷受面34及びフォーク40を搬入対象の仮置き又は出庫スペースに対向させ、荷受面34高さを前記スペースの底面をなす支持部(図示を省略)の高さに略一致させておく。この位置で、荷受面34上の受箱50に対し、フォーク40を互いに近接方向へ移動させ、フォーク40の一方の爪44と受箱50の前端側の面とを当接可能とする。この状態でフォーク40を伸長させ、受箱50を押してこれらを荷受面34上から仮置き又は出庫スペース側へ移動させ、受箱50全体が他方の爪45の初期位置より仮置き又は出庫スペース側に達する状態まで移載する。この後、一旦フォーク40を互いに離隔させて爪44を受箱50から離し、フォーク40を縮めて他方の爪45を受箱50の前側(受箱50進行方向では後側)に到達させ、フォーク40を互いに近接方向へ移動させて所定間隔とし、爪45の傾斜面45aと受箱50の前端側の面とが当接可能とする。
この状態でフォーク40を伸長させ、受箱50を押して仮置き又は出庫スペースの支持部(図示を省略)上に完全に載り移らせ、受箱50をスペース内所定位置まで到達させたら、受箱50は格納状態となり、搬入動作の終了したフォーク40を互いに離隔させて爪45を受箱50から離し、フォーク40を再度縮めて昇降台33上の初期位置に戻せば移載完了となる。
また、この仮置き又は出庫スペースに格納されている受箱50の搬出過程を説明すると、前記同様荷受面34及びフォーク40を搬出対象の仮置き又は出庫スペースに対向させ、荷受面34を当初から前記スペースの底面をなす支持部のレベルに合わせておく。この位置で、フォーク40を受箱50側へ伸し、先端の爪45を受箱50の後端側に到達させた後、フォーク40を互いに近接方向へ移動させ、爪45と受箱50の後端側の面とが当接可能とする。この状態でフォーク40を縮めて受箱50全体を荷受面34上に完全に引き込み、収容状態とすると同時に、フォーク40を昇降台33上の初期位置に戻せば移載完了となる。
続いて、後側格納部16に格納されている受箱50の搬出過程を説明する。前提として、前側格納部15には受箱50が載置されていないものとする。前記同様、荷受面34及びフォーク40を対象となる受箱50の正面側に位置させる。この位置でフォーク40を伸長させ、爪45を受箱50の凹部51に対向する位置まで到達させた後、フォーク40を互いに近接方向へ移動させ、爪45と凹部51を掛合させる(図11(A)参照)。この時、フォーク40の先端は常に棚10の縦柱11より前方にあるため、両者の接触は生じない。爪45と凹部51の掛合状態としたら、フォーク40を縮める方向に動かし、受箱50を昇降台33寄りに引寄せる(図11(B)参照)。これ以降は、前記前側格納部15の場合と同様の手順で、受箱50を搬出することとなる(図9、10参照)。
一方、受箱50の前側格納部15への搬入過程については、はじめに前記同様、スタッカクレーン30全体を走行させると共に、昇降台33を昇降させることにより、荷受面34及びフォーク40を搬入対象となる前側格納部15正面に位置させる(図12(A)参照)。この搬入の場合、荷受面34は棚支持部12先端のストッパ13より高い位置となっている。この位置で、荷受面34上の受箱50に対し、フォーク40を互いに近接方向へ移動させ、棚10から遠い方の爪44と受箱50の前端側の面とを当接可能とする。この状態でフォーク40を伸長させ、受箱50を押してこれらを荷受面34上から棚10側へ移動させ、受箱50全体が荷受面34上から離れて棚10の支持部12側に載り移った状態まで移載する(図12(B)参照)。
この後、一旦フォーク40を互いに離隔させて爪44を受箱50から離し、フォーク40を再度縮めて棚10に近い側の爪45を受箱50の前側(受箱50進行方向では後側)に到達させた後、昇降台33を下降させ、荷受面34と棚支持部12の高さを略一致させる(図12(C)参照)。そして、フォーク40を互いに近接方向へ移動させ、フォーク40を爪45と凹部51とが掛合する場合に比べて少し広めの所定間隔とし、爪45の傾斜面45aと受箱50の前端側の面とが当接可能とする(図8(C)参照)。この状態でフォーク40を伸して爪45で受箱50を押し、これを完全にストッパ13より後方の支持部12上に移動させて前側格納部15まで到達させたら(図13(A)参照)、受箱50は格納状態となる。一対のフォーク40における各爪45の傾斜面45aで受箱50を挟み込むようにして押すことにより、受箱50をフォーク40先端間に確実に保持でき、ぶれ等を発生させずに押込みを適切に行える。搬入動作の終了したフォーク40については、互いに離隔させて爪45を受箱50から離し、フォーク40を再度縮めて昇降台33上の初期位置に戻せば移載完了となる(図13(B)参照)。
さらに、受箱50を後側格納部16に搬入する場合の手順を説明すると、上記と同様の手順で、受箱50を荷受面34上から棚10の支持部12側に載り移った状態まで移載し、さらに昇降台33を下降させ、荷受面34と棚支持部12の高さを略一致させた後(図14(A)参照)、フォーク40を所定間隔として爪45の傾斜面45aと受箱50の前端側の面とを当接させつつ、フォーク40を伸して爪45で受箱50を押すこととなるが、受箱50を前側格納部15で停止させずに、引続きフォーク40を伸して受箱50を押込み、受箱50を後側格納部16まで到達させる(図14(B)参照)。なお、フォーク40の動作速度は、受箱50が後側格納部16に達する前に遅くし、受箱50停止時に急停止による衝撃が受箱50内の書籍60に加わらないようにしている。後は前記同様にフォーク40を互いに離隔させ、フォーク40を縮めて昇降台33上の初期位置に戻せば移載完了となる(図14(C)参照)。
こうしてフォーク40の爪44、45を受箱50の所定箇所に掛合又は当接させ、フォーク40を伸縮させることで、受箱50を昇降台33上と各格納部15、16との間で確実に移動させることができる。また、横方向から受箱50に掛合又は当接させるタイプの一対のフォーク40を用いることで、従来の下側から支持するタイプのフォークを用いる場合に比べて、棚10におけるデッドスペースが小さくなり、棚10の収容能力を高めることができる。加えて、搬入出の過程において、受箱50内に書籍60が偏在して荷重のバランスがよくない状態(図6参照)でも、フォーク伸縮動作の速度制御を適切に行うことで、受箱50の動きが不安定となったり、受箱50内で書籍60のずれや書籍60の受箱50からの飛出しが生じたりするのを確実に防ぐことができる。
実際の荷移載では、棚10の前側格納部15に受箱50が存在している場合でも、後側格納部16にある受箱50の搬出や、空いている後側格納部16への受箱50の搬入等の必要が生じることもあるので、そうした場合は、一旦前側格納部15にある受箱50を前記手順で棚10から搬出して仮置きスペースに移載した後、後側格納部16にある受箱50に対して搬出作業を実行したり、空いている後側格納部16へ受箱50を搬入したりする。これが終了した後、先程仮置きスペースに置いた受箱50を搬出し、棚10の元の位置に搬入することで、棚10外に搬出した受箱50以外の棚10における原状を回復状態としておく。
なお、一方の棚10についてのみ受箱50の搬入出過程を説明したが、スタッカクレーン30走行経路について反対方向の棚についても同様に作業を行える。その場合、フォーク40の前後関係が入れ替るだけで作業過程は同じである。
このように、本実施の形態に係る荷移載システムにおいては、スタッカクレーン30における昇降台33と棚10の前後各格納部15、16との間で、書籍60が収納された受箱50を移載するフォークとして、受箱50に対し側方に位置する左右一対配置型のフォーク40を用いると共に、受箱50に凹部51、52を配設し、受箱50を移載する際には、受箱50を挟んで対向する一対のフォーク40の間隔を変化させ、フォーク40に設けられた爪44、45と受箱50の凹部51、52とを掛合させたり、爪44、45を受箱50の前後端部に当接させたりした上でフォーク40を伸縮させると、この伸縮に伴って前後に動く爪44、45で受箱50を押しあるいは引いて棚10や昇降台33に対しスライド移動させられ、移載を実行できることから、フォーク40の伸長量を抑えつつ棚10の前後方向いずれの格納部15、16についても受箱50を適切に保持して少ない駆動力で移載できる上、棚10各部とフォーク40との接触もなく、フォーク40の動作に必要なスペースが必要最小限となって棚10における格納スペースを最大限確保でき、収納空間の有効利用が図れる。
なお、前記実施の形態に係る荷移載システムは、図書館書庫における書籍類を荷として搬入出する構成としているが、これに限らず、他の物品を荷として取扱う自動倉庫等のシステムに適用する構成とすることもできる。
また、前記実施の形態に係る荷移載システムにおいて、受箱50の棚10への搬入時は、受箱50をフォーク40で支持部12側に移動させた後、フォーク40を受箱50から離し、フォーク40及び昇降台33のみ下げてフォーク40の爪45の受箱50との当接位置を変えた後、そのままフォーク40で受箱50を押出すことで、受箱50をストッパ13より後側へ移載する構成としているが、これに限らず、搬入時も前記搬出時と同様、受箱50の凹部51に爪45を掛合させて受箱50を動かす構成とすることもでき、支持部12側に移動させた受箱50に対し一旦フォーク40を離した後、棚10に近い側の爪45を受箱50前側の凹部51に進入させて掛合状態とし、さらにフォーク40を伸長させて受箱50を押し、受箱50前側をストッパ13より上に保持したまま受箱50全体をストッパ13より後方位置としてから、受箱50前側部分ごとフォーク40及び昇降台33を下げることで、受箱50を支持部12の前側格納部15にゆっくりと載置できることとなり、ストッパ13位置を越えた受箱50が急に支持部12上に落込んで衝撃や騒音が発生するようなこともなく、受箱50内の書籍60へ衝撃に伴う悪影響が及ぶのを確実に防止できる。
また、前記実施の形態に係る荷移載システムにおいては、後側格納部16に対する受箱50の搬入出を行う際に、前側格納部15に受箱50が存在する場合、この前側の受箱50を一旦仮置きスペースに移載した後、後側の受箱50の搬入出を実行するようにしているが、この他、棚10における搬入出対象となる受箱50の格納位置の周囲に、前側格納部15の空いている別の格納スペースがあるか否かを棚の管理情報から判定し、存在する場合はそのうちの前記搬入出対象受箱50の格納位置に最も近い空きスペースに、前側の受箱50を移載する仕組みとすることもでき、昇降台33の仮置きスペースまでの移動を省略して後側の受箱50の搬入出に係るサイクルタイムを短縮できる。さらに、受箱50が棚10の受箱50毎に決められた所定の格納スペースに常に格納されなくてもかまわない管理方法を採っている場合、後側の受箱50の搬入出のために前側格納部15から搬出した受箱50の移動先の格納位置を、この受箱50の新たな格納位置として管理情報を変更するようにしてもよく、移動した受箱50を元の格納位置に戻す必要が無くなり、戻し行程分のスタッカクレーン30移動やフォーク40の伸縮動作を省略でき、複数の受箱50を連続して搬入出する際のサイクルタイム短縮が図れる。
また、前記実施の形態に係る荷移載システムにおいて、爪44、45はフォーク40の上段部43に一体に固定され、受箱50に直接掛合又は当接してフォーク40間に受箱50を保持する構造であり、書籍60を満載すると重量大となる受箱50を確実に動かすための剛性を重視した構成としているが、これに限らず、所定の衝撃吸収部材を爪44、45と上段部43間に設けたり、爪44、45自体を衝撃吸収性のある材質で形成したりすることもでき、受箱50の搬入出の過程で受箱50に爪44、45が当接する際、及びフォーク40の伸縮動作で移動する受箱50がストッパ13、14に当って停止する際等に生じる衝撃に対し、爪44、45部分で吸収できることで受箱50内の書籍60への悪影響を防げる。
さらに、前記実施の形態に係る荷移載システムにおいては、前側格納部15のみに受箱50が格納される状況も起こり得、空いている後側格納部16に対し受箱50を搬入しようとする際、前側格納部15に格納されている受箱50を一旦仮置きスペースに移載する過程を経てから後側格納部16に対する搬入を実行する構成としているが、これに限らず、棚10における前後の各格納部と取扱う各受箱50を一対一に対応させなくても受箱50ごとの格納位置を適切に把握管理可能となっている場合、後側格納部16への受箱50の搬入が行われた後でのみ前側格納部15への搬入を行う、すなわち、格納スペースに対し受箱50一個の場合は常に後側格納部16に格納して前側を空けるようにする後詰めの手法を採る構成とすることもでき、搬入時の仮置きスペースへの移載の手間が省け、スタッカクレーン30移動分の作業時間を短縮できる。
本発明の一実施の形態に係る荷移載システムの側面図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおけるスタッカクレーンの正面図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおける昇降台の平面図及び正面図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおけるフォークの要部断面図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおけるフォークの伸長状態側面図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおける受箱の側面図及び正面図、並びにフォークの爪拡大図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおける棚の要部横断面図、支持部の側面図、及びストッパ拡大図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおけるフォークの離隔状態、爪掛合状態、及び爪の受箱端面当接状態の各状態説明図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおける棚前側格納部への受箱搬出過程前半説明図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおける棚前側格納部への受箱搬出過程後半説明図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおける棚後側格納部への受箱搬出過程の部分説明図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおける棚前側格納部への受箱搬入過程前半説明図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおける棚前側格納部への受箱搬入過程後半説明図である。 本発明の一実施の形態に係る荷移載システムにおける棚後側格納部への受箱搬入過程の部分説明図である。
符号の説明
1 荷移載システム
10 棚
11 縦柱
12 支持部
13、14 ストッパ
15 前側格納部
16 後側格納部
30 スタッカクレーン
30a 軌条
31 走行台
32 マスト
33 昇降台
34 荷受面
35 駆動用ギヤ
40 フォーク
41 下段部
41a 駆動用ギヤ
41b ラック
41c 直動ガイド
41d ラック
42 中段部
42a ラック
42b ギヤ
43 上段部
43a ラック
44、45 爪
44a、45a 傾斜面
50 受箱
50a 仕切板
51、52 凹部
60 荷

Claims (4)

  1. 棚間口に対し奥行き方向に格納物を複数載置可能な一格納スペースを上下左右に多数配置される棚構造とされ、棚間口側を対向させて所定間隔で二組配設される棚と、当該二組の棚の中間に配設されて各棚間口に沿って移動し、且つ前記格納物を対象とする搬入出動作が可能なスタッカクレーンとを備え、当該スタッカクレーンが、前記格納物を載せて昇降して所定の格納スペースの棚間口正面に到達可能な昇降台、及び前記昇降台上に配設され、前記奥行き方向に伸長又は縮小して格納スペースに対し前記格納物を搬入出し、且つ格納物を昇降台に近い棚前方側と昇降台から離れた棚後方側との間で移動させるフォークを有してなり、一又は複数一まとめにした荷を一つの前記格納物として取扱う荷移載システムにおいて、
    前記荷が、一又は複数を所定の受箱に収納された状態で受箱ごと一つの前記格納物として取扱われ、
    前記受箱が、前記奥行き方向に平行となる側面における、少なくとも棚格納状態で棚間口寄りの前記棚前方側となる端部に、所定の被掛合部を配設されてなり、
    前記フォークが、前記昇降台上における前記受箱側方で受箱を挟んで対向する位置に一対配設され、伸長状態で最も昇降台から離れた位置まで到達可能な先端部位に、前記被掛合部に掛合可能な凸状の掛合部が形成されると共に、少なくとも前記掛合部を含む所定範囲部分を、対をなす他方に対し近接及び離隔可能とされてなり、
    前記棚が、前記格納スペースの底面をなして前記受箱の底部が載置される複数段の支持部、及び当該各支持部を支持する複数の縦柱を備え、当該縦柱を少なくとも前記フォークの到達範囲外となる位置に配置されてなり、
    前記棚の支持部が、前記受箱を棚の前記奥行き方向に二つ並べて載置可能に形成されてなり、
    前記縦柱が、前記支持部上に二つの受箱を並べて載置した場合に、前記棚後方側の受箱側面の前記棚前方側となる端部における被掛合部位置より棚後方側に位置し、
    前記フォークが、前記掛合部を受箱の被掛合部に掛合又は受箱の前後いずれかの端面に当接させた状態で伸縮駆動され、受箱を格納スペースの前記奥行き方向の各載置位置と昇降台との間で移載し、
    前記フォークによる棚からの搬出過程で、前記受箱を格納スペースの各載置位置から前記棚前方側に移動させて、受箱の一部が昇降台上へ載り移った後は、フォークの前記掛合部を受箱の昇降台から離れた後端部に当接させた状態としてフォークを縮小させ、掛合部で受箱を押し、受箱全体を昇降台上へ完全に移動させることを
    特徴とする荷移載システム。
  2. 前記請求項1に記載の荷移載システムにおいて、
    前記棚の支持部が、前記スタッカクレーンに面して棚間口となる部分に、上方へ凸状に突出するストッパを配設され、
    前記フォークによる棚からの搬出過程では、前記受箱の側面の棚前方側となる端部における被掛合部に対してフォークの掛合部を掛合させた状態で、フォークを縮小させて前記受箱を格納スペースの各載置位置から棚前方側にスライド移動させ、受箱の昇降台に近い前端部が前記ストッパに達したら、フォーク及び昇降台を、昇降台の荷受面及び受箱前端部下端がストッパより少なくとも上側に位置するまで上昇させ、あらためてフォークの縮小で受箱全体を昇降台上へスライド移動させ、
    前記フォークによる棚への搬入過程では、前記昇降台の荷受面が前記ストッパより少なくとも上側に位置した状態でフォークを伸長させて受箱を昇降台から棚側へ移動させ、受箱の大部分が支持部に載り移ったら、フォークと昇降台を、棚の支持部上面と昇降台の荷受面とが略同じ高さになるまで下げ、あらためてフォークの伸長で受箱を前記各載置位置へ移動させることを
    特徴とする荷移載システム。
  3. 前記請求項1又は2に記載の荷移載システムにおいて、
    前記掛合部が、前記フォークの可動部分のうち最も棚から離れた部位にも配設され、
    前記フォークによる棚搬入過程で、前記受箱を昇降台から棚の支持部へ受箱の大部分が載り移るまで移載する際には、棚から離れた前方側の掛合部を受箱前端に当接させた状態でフォークを伸長させる一方、引続いて受箱全体を格納スペース各載置位置へ最終的に移動させる際には、一旦掛合部と受箱とを離隔させ且つフォークを縮小させた後、棚寄りとなる後方側の掛合部を受箱前端部に当接させた状態でフォークを伸長させることを
    特徴とする荷移載システム。
  4. 前記請求項に記載の荷移載システムにおいて、
    前記フォークによる棚からの搬出過程で、前記受箱を格納スペースの各載置位置から棚前方側に移動させ、受箱の一部を昇降台上へ載り移らせるまでは、前記受箱の前方側の被掛合部に対してフォークの後方側の掛合部を掛合させた状態でフォークを縮小させる一方、引続いて受箱の残り部分を昇降台上へ完全に移動させる際には、フォークの後方側の掛合部を受箱の被掛合部から離脱させ、一旦フォークを伸長させた後、前記後方側の掛合部を受箱の後端部に当接させた状態としてフォークを縮小させることを
    特徴とする荷移載システム。
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