JP2006086442A - ステージ装置及び露光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 基板が大型化しても制御性の劣化を防止し、基板を所望状態で移動することができるステージ装置を提供する。
【解決手段】 ステージ装置PSTは、基板Pを保持する基板ホルダPHをXY方向に移動させる第1ステージ100と、第1ステージ100とは別に設けられ、第1ステージ100の移動に伴ってXY方向に移動するとともに、基板ホルダPHのZ方向に作用する力を支持する第2ステージ200と、第1ステージ100と基板ホルダPHとを、Z方向に関して相対的に移動可能に連結する連結部Cとを備えている。
【選択図】 図3
【解決手段】 ステージ装置PSTは、基板Pを保持する基板ホルダPHをXY方向に移動させる第1ステージ100と、第1ステージ100とは別に設けられ、第1ステージ100の移動に伴ってXY方向に移動するとともに、基板ホルダPHのZ方向に作用する力を支持する第2ステージ200と、第1ステージ100と基板ホルダPHとを、Z方向に関して相対的に移動可能に連結する連結部Cとを備えている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、基板を保持する基板ホルダを移動可能に支持するステージ装置、及び露光装置に関するものである。
液晶表示デバイスや半導体デバイスは、マスク上に形成されたパターンを感光性の基板上に転写する、いわゆるフォトリソグラフィの手法により製造される。このフォトリソグラフィ工程で使用される露光装置は、基板を支持して2次元移動する基板ステージとパターンを有するマスクを支持して2次元移動するマスクステージとを有し、マスク上に形成されたパターンをマスクステージ及び基板ステージを逐次移動しながら投影光学系を介して基板に転写するものである。露光装置としては、基板上にマスクのパターン全体を同時に転写する一括型露光装置と、マスクステージと基板ステージとを同期走査しつつマスクのパターンを連続的に基板上に転写する走査型露光装置との2種類が主に知られている。このうち、液晶表示デバイスを製造する際には、表示領域の大型化の要求から走査型露光装置が主に用いられている(特許文献1参照)。
特開2001−296667号公報
ところで、近年における液晶表示デバイスの大型化の要求に伴って露光装置も大型化されるが、基板を支持して移動する基板ステージが大型化すると、その基板ステージの移動速度の高速化や位置決め精度の高精度化が困難になる等、制御性が劣化する。振動や基板ステージの移動に伴って発生する駆動反力等の外乱の影響を低減するために、基板ステージの剛性を高くして制御性を向上することが考えられるが、基板ステージを含む装置全体のますますの大型化を招く。また、基板ステージがベース部材上を2次元移動する構成の場合、基板ステージが大型化すると、ベース部材には基板ステージの移動に伴う偏荷重が作用しやすくなる。ベース部材が例えばマスクを支持するマスクステージや投影光学系を支持するコラムと一体的に結合されている構成の場合、前記偏荷重によってコラムに支持されているマスクステージや投影光学系の位置も変位するため、露光精度の劣化を招く。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、基板が大型化しても制御性の劣化を防止し、基板を所望状態で移動することができるステージ装置、及びこのステージ装置を使って基板を高精度で露光できる露光装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため本発明は、実施の形態に示す図1〜図21に対応付けした以下の構成を採用している。但し、各要素に付した括弧付き符号はその要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。
本発明のステージ装置(PST)は、基板(P)を保持する基板ホルダ(PH)を移動可能に支持するステージ装置において、基板ホルダ(PH)を水平面内の少なくとも一方向(XY平面内の方向)に移動させる第1ステージ(100)と、第1ステージ(100)とは別に設けられ、第1ステージ(100)の移動に伴って水平面内の少なくとも一方向(XY平面内の方向)に移動するとともに、基板ホルダ(PH)の水平面と交差する方向(Z方向)に作用する力を支持する第2ステージ(200)と、第1ステージ(100)と基板ホルダ(PH)又は第2ステージ(200)とを、水平面と交差する方向(Z方向)に関して相対的に移動可能に連結する連結部(C、18)とを備えたことを特徴とする。
本発明の露光装置(EX)は、マスク(M)のパターンを投影光学系(PL)を介して基板(P)に露光する露光装置において、基板(P)を保持する基板ホルダ(PH)を移動可能に支持するステージ装置を備え、ステージ装置は、上記記載のステージ装置(PST)により構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、基板を保持する基板ホルダを支持する第2ステージを第1ステージとは別に設け、基板ホルダの水平面と交差する方向に作用する力を第2ステージで支持するようにし、基板ホルダ(又は第2ステージ)の水平方向への移動を、第1ステージの水平方向への移動に伴って行うようにしたので、水平方向への移動及び位置決めを行うための第1ステージを小型化して基板ホルダ(第2ステージ)を水平方向に移動することができる。したがって、第1ステージがベース部材上を移動する構成であっても、ベース部材には大きな偏荷重が作用しない。また、第1ステージが小型化することで、水平方向におけるステージ位置決め精度の高精度化や移動速度の高速化を実現でき、制御性を向上することができる。したがって、ステージ装置上の基板を高精度で露光することができる。また、水平方向に移動する第1ステージに対して基板ホルダ(第2ステージ)は連結部を介して連結されているので、基板ホルダの水平面と交差する方向への移動を妨げることなく、第1ステージの水平方向への移動に伴って、基板ホルダ(第2ステージ)を水平方向に移動することができる。
本発明によれば、基板が大型化しても制御性の劣化を防止し、基板を所望状態で移動することができるので、基板を高精度に露光することができる。
<装置の概略構成の説明>
以下、本発明のステージ装置及び露光装置について図面を参照しながら説明する。はじめに、図1〜図4の模式図を参照しながら本発明に係るステージ装置の概略構成について従来構成と比較しながら説明する。図1及び図2はステージ装置を備えた露光装置の従来構成の一例を模式的に示した図であり、図3及び図4は本発明に係るステージ装置を備えた露光装置を模式的に示した図である。
以下、本発明のステージ装置及び露光装置について図面を参照しながら説明する。はじめに、図1〜図4の模式図を参照しながら本発明に係るステージ装置の概略構成について従来構成と比較しながら説明する。図1及び図2はステージ装置を備えた露光装置の従来構成の一例を模式的に示した図であり、図3及び図4は本発明に係るステージ装置を備えた露光装置を模式的に示した図である。
以下の説明において、水平面内における第1の方向をX軸方向、水平面内において第1の方向と直交する第2の方向をY軸方向、第1及び第2の方向と直交する第3の方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
図1において、露光装置EX1は、マスクMを支持するマスクステージMSTと、基板Pを支持する基板ステージPSTと、マスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターン像を基板ステージPST(メインステージ100)に支持されている基板Pに投影露光する投影光学系PLとを備えている。基板ステージPSTは、メインステージ100と、サブステージ200とを含んで構成されている。
ここで、本実施形態では、露光装置としてマスクMと基板Pとを所定方向に同期移動しつつマスクMに形成されたパターンを基板Pに露光する走査型露光装置を使用する場合を例にして説明する。以下の説明において、X軸方向をマスクMと基板Pとの同期移動方向(走査方向)とし、Y軸方向を非走査方向とする。
露光装置EX1は基板Pを保持する基板ホルダPHを有しており、基板ホルダPHは基板ステージPSTのうちメインステージ100上に設けられている。メインステージ100はメインベースPB1上に設けられている。メインステージ100とメインベースPB1との間には、メインベースPB1に対してメインステージ100を移動可能に支持するためのスライダあるいは非接触軸受である気体軸受PA1が介在されており、メインステージ100はメインベースPB1上で水平方向(XY方向)に移動可能となっている。また、メインステージ100は、基板Pを保持した基板ホルダPHをZ軸方向、及びθX、θY方向に駆動する駆動機構を備えている。
メインベースPB1は、マスクステージMST及び投影光学系PLのそれぞれを支持するコラム10と一体的に結合されている。メインベースPB1は振動を低減する防振ユニット11を介して床面D上に配置されている。コラム10は上部支持部10Aと脚部10Bとを有しており、上部支持部10A上には、マスクステージMSTを移動可能に支持するマスクステージ用定盤MBが設けられている。マスクステージMSTは、定盤MBを介してコラム10の上部支持部10Aに支持されている。マスクステージMSTと定盤MBとの間には定盤MBに対してマスクステージMSTを移動可能に支持するためのスライダあるいは非接触軸受である気体軸受MAが介在しており、リニアモータ等を含む駆動装置の駆動によって、マスクステージMSTが定盤MB上を水平方向(XY方向)に移動するようになっている。また、投影光学系PLはコラム10のうち上部支持部10Aに支持されている。ここで、スライダとしては、接触型のすべり軸受や転がり軸受けを挙げることができる。
サブステージ200は、メインベースPB1とは異なるサブベースPB2上に設けられている。サブステージ200とサブベースPB2との間にはサブベースPB2に対してサブステージ200を移動可能に支持するためのスライダあるいは非接触軸受である気体軸受PA2が介在しており、サブステージ200はサブベースPB2上をX軸方向のみに移動可能となっている。また、サブステージ200はリニアモータ等を含む駆動装置20を有しており、メインステージ100の移動に伴ってX軸方向に移動するように設けられている。
メインステージ100はリニアモータ800の駆動によってメインベースPB1上をY軸方向に移動する。また、メインステージ100には、このメインステージ100をX軸方向に移動するリニアモータ等を含む駆動装置30が設けられている。そして、メインステージ100が例えばX軸方向に移動するときには、サブステージ200は駆動装置20の駆動によって、メインステージ100の移動とともにX軸方向に移動する。リニアモータ800のうち可動子801がメインステージ100に取り付けられており、固定子802がサブステージ200上に設けられている。そして、メインステージ100をY軸方向に移動するときには、可動子801及び固定子802を含むリニアモータ800が駆動され、可動子801が固定子802に対して移動することにより、結果として、メインステージ100がサブステージ200に対してY軸方向に移動する。
メインベースPB1及びサブベースPB2と別の位置には、メインステージ100及びサブステージ200に対して用力供給部材901、902を介して用力を供給する用力供給部900が設けられている。用力供給部900からの用力は、用力供給部材902を介してサブステージ200に供給されるとともに、そのサブステージ200を中継して用力供給部材901を介してメインステージ100に供給される。ここで、用力とは、駆動装置を駆動するための電力や、気体軸受を作動するための気体、あるいは駆動装置を冷却するための冷媒等を含み、用力供給部材とは、電気ケーブルや空圧チューブ、あるいは冷却チューブ等を含む。
また、図2に示す露光装置EX2においては、メインベースPB1上にマスクステージMST及び投影光学系PLを支持するコラム10が固定されており、サブベースPB2上に、基板ホルダPHを移動可能に支持するメインステージ100が設けられている。図2に示す露光装置EX2はサブステージ200を有してない。メインステージ100は、サブベースPB2上で水平方向(XY方向)に移動可能であるとともに、基板Pを保持した基板ホルダPHをZ軸方向、及びθX、θY方向に移動可能である。
上述した露光装置EX1においては、メインステージ100が基板Pを保持した基板ホルダPHを支持した状態でXY方向に移動するとともに、その基板ホルダPHをZ軸方向にも移動する構成である。そのため、例えば基板Pが大型化するとそれに伴ってメインステージ100も大型化され、メインベースPB1上をXY方向に2次元移動したときに、メインステージ100の移動に伴ってメインベースPB1に偏荷重が作用する。メインベースPB1は、マスクMを支持するマスクステージMSTや投影光学系PLを支持するコラム10と一体的に結合されているので、前記偏荷重によってコラム10に支持されているマスクステージMSTや投影光学系PLの位置も変位するため、露光精度の劣化を招く。
また上述した露光装置EX2においては、コラム10の変形は無いが、サブベースPB2の単独の変形により、コラム10とメインステージ100との相対的な位置が変位するため、露光装置EX1と同様に露光精度の劣化を招く。
図3は本発明に係る露光装置EXを模式的に示した図である。なお以下の説明において、図1及び図2を参照して説明した露光装置EX1、EX2と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。
露光装置EXは、基板Pを保持する基板ホルダPHを移動可能に支持する基板ステージPSTと、マスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターン像を基板Pに投影露光する投影光学系PLとを備えている。
基板ステージPSTは、メインステージ(第1ステージ)100と、メインステージ100とは別に設けられたサブステージ(第2ステージ)200とを含んで構成されている。基板Pを保持する基板ホルダPHは基板ステージPSTのうちサブステージ200上に設けられている。
メインステージ100はメインベース(第1ベース)PB1上に設けられている。メインステージ100とメインベースPB1との間には、メインベースPB1に対してメインステージ100を移動可能に支持するためのスライダあるいは非接触軸受である気体軸受PA1が介在しており、メインステージ100はメインベースPB1上で水平方向(XY方向)に移動可能となっている。
メインステージ100を移動可能に支持するメインベースPB1は、マスクMを支持するマスクステージMST及び投影光学系PLのそれぞれを支持するコラム10と一体的に結合されている。メインベースPB1は振動を低減する防振ユニット11を介して床面D上に配置されている。
コラム10は上部支持部10Aと脚部10Bとを有しており、上部支持部10A上には、マスクステージMSTを移動可能に支持するマスクステージ用定盤MBが設けられている。マスクステージMSTは、定盤MBを介してコラム10の上部支持部10Aに支持されている。マスクステージMSTと定盤MBとの間には定盤MBに対してマスクステージMSTを移動可能に支持するためのスライダあるいは非接触軸受である気体軸受MAが介在しており、リニアモータ等を含む駆動装置の駆動によって、マスクステージMSTが定盤MB上を水平方向(XY方向)に移動するようになっている。また、投影光学系PLはコラム10のうち上部支持部10Aに支持されている。
サブステージ200は、メインベースPB1とは異なるサブベース(第2ベース)PB2上に設けられている。サブベースPB2は支柱PBTを介して床面D上に配置されている。なお、サブベースPB2は振動を低減する防振ユニット(11)を介して床面D上に配置されてもよい。
サブステージ200とサブベースPB2との間には、サブベースPB2に対してサブステージ200を移動可能に支持するためのスライダあるいは非接触軸受である気体軸受PA2が介在しており、サブステージ200はサブベースPB2上で水平方向(XY方向)に移動可能となっている。サブステージ200は基板ホルダPHを支持した状態で、この基板ホルダPHと一緒にサブベースPB2上を水平方向に移動可能である。
基板ホルダPHとサブステージ200との間には、サブステージ200に対して基板ホルダPHを少なくともZ軸方向(水平面に交差する方向)に駆動するホルダ駆動装置60が設けられている。
また、サブステージ200は、基板ホルダPHのZ軸方向に作用する自重をキャンセルする自重キャンセル機構70を備えている。そして、サブステージ200は、基板ホルダのXY方向(水平方向)と交差するZ軸方向に作用する力を支持している。
メインベースPB1上のメインステージ100と、サブベースPB2上に設けられたサブステージ200に支持された基板ホルダPHとは、連結部Cを介して連結されている。図3に示す例では、メインステージ100にはサブステージ200に向けて延びる連結部材Cbが固定されており、その連結部材Cbの先端部と基板ホルダPHとが連結部Cを介して連結されている。連結部Cは、メインステージ100と基板ホルダPHとをZ軸方向に関して相対的に移動可能に設けられている。したがって、連結部Cを介してメインステージ100に連結されている基板ホルダPHのZ軸方向への移動は妨げられない。
また、基板ホルダPHとサブステージ200との間にはサブステージ200に対して基板ホルダPHを移動可能に支持するためのスライダあるいは非接触軸受である気体軸受PA3が介在している。
基板ホルダPHを支持したサブステージ200は、駆動装置20の駆動によって、メインステージ100と一緒に水平方向に移動可能となっている。このとき、メインステージ100はメインベースPB1上を水平方向に移動し、サブステージ200は、メインステージ100の移動に伴って、サブベースPB2上を水平方向に移動する。
更に、メインステージ100は、駆動装置30の駆動によって水平方向に移動可能となっており、そのメインステージ100に連結部Cを介して連結された基板ホルダPHは、メインステージ100の移動に伴って、サブステージ200に対して水平方向に移動可能となっている。
ここで、連結部Cは、メインステージ100と基板ホルダPHとのZ軸方向に関する相対的な移動を可能としているが、XY方向に関する相対的な移動を規制している。したがって、メインステージ100の移動に伴って、基板ホルダはXY方向に移動可能となる。
そして、メインステージ100を水平方向に駆動する駆動装置30と、基板ホルダPHを水平面と交差するZ軸方向に駆動するホルダ駆動装置60とは独立して設けられた構成となっている。
これまで、サブステージ200は、メインステージ100の移動に伴って、サブベースPB2上を水平方向に移動すると述べたが、サブステージ200の駆動によって、メインステージ100がメインベースPB1上を水平方向に移動しても構わない。このことを模式図に表したのが図4である。
図4では、メインステージ100は、X軸方向へ移動するXステージ101の上にY軸方向へ移動するYステージ102を配置した従来と同じ構成となっている。ここで、Xステージ101は、Yステージ102とともに駆動装置30の駆動によってX軸方向に移動可能となっているが、Xステージ101上をY軸方向へ移動するYステージ102はY軸方向への独自の駆動源を持っていない。
それに対し、サブステージ200は、X軸方向へ移動するサブXステージ201の上に、Y軸方向へ移動するサブYステージ202が載った構成となっている。ここで、サブXステージ201は、サブYステージ202とともに、駆動装置20の駆動により、X軸方向へ移動可能となっており、更に、サブYステージ202は、駆動装置20bによりサブXステージ201上をY軸方向へ移動可能となっている。更に、露光装置EXは、サブYステージ202に対して、基板ホルダPHを含むメインステージ100上のYステージ102をY軸方向に駆動する駆動装置20cを備えている。
ここで、駆動装置20bは粗動駆動装置、駆動装置20cは微動駆動装置の役目をしており、駆動装置20bの駆動によっても、基板ホルダPHを含むメインステージ100上のYステージ102をY軸方向に駆動することが可能となっている。それは、図4でサブYステージ202上の基板ホルダPH及びメインステージ100上のYステージ102が、駆動装置20bと連結部Cによって連結されているからである。
ここで、図3に相当するメインステージ100とサブステージ200とを繋ぐ連結部Cは、メインステージ100のうちのYステージ102に機能が含まれており、メインステージ100と基板ホルダPHとのY軸方向及びZ軸方向に関する相対的な移動を可能としているが、X軸方向に関する相対的な移動を規制している。したがって、メインステージ100のX軸方向への移動に伴って、基板ホルダPHはX軸方向に移動可能となり、サブステージ200のY軸方向への移動に伴って、基板ホルダPHはY軸方向に移動可能となっている。しかし、その場合でも基板ホルダPHはメインステージ100のY軸方向に沿って移動する構造になっている。
また、露光装置EXは、サブYステージ202に対して、基板ホルダPHを含むメインステージ100上のYステージ102をZ軸方向に駆動する駆動装置60を備えている。そして、メインステージ100上のYステージ102を含む基板ホルダPHのZ軸方向の力(重量など)を自重キャンセル機構70を通してサブステージ200で支持している。
このように、基板Pを保持する基板ホルダPHを支持するサブステージ200をメインステージ100とは別に設け、基板ホルダPHのZ軸方向に作用する力をサブステージ200で支持するようにし、基板ホルダPHあるいはサブステージ200の水平方向(XY方向)への移動を、メインステージ100の水平方向への移動に伴って行うようにしたので、水平方向に関する移動及び位置決めを行うためのメインステージ100を小型化して基板ホルダPH(サブステージ200)を水平方向に移動することができる。したがって、メインステージ100が、コラム10と一体的に結合されているメインベースPB1上を移動しても、メインベースPB1に作用する偏荷重の影響を抑えることができ、露光精度の劣化を防止できる。また、メインステージ100が小型化することで、水平方向におけるステージ位置決め精度の高精度化や移動速度の高速化を実現でき、制御性を向上することができる。したがって、基板Pを高精度で露光することができる。そして、水平方向に移動するメインステージ100に対して基板ホルダPHは連結部Cを介して連結されているので、メインステージ100の移動に伴って基板ホルダPHが水平方向へ移動可能であるとともに、基板ホルダPHのZ軸方向への移動は妨げられない。更に、メインステージ100が小型化することで、メインステージ100を駆動するための駆動力(推力)を小さくすることができ、駆動装置の発熱やエネルギーロスを抑えることができる。
また、図1や図2を参照して説明したように、従来構成では、基板ステージPSTのうち、例えばX軸方向に駆動するXステージの上にY軸方向に駆動するYステージを設け、更にそのYステージの上に、基板ホルダをZ軸方向に駆動するZ駆動機構(Zステージ)を設ける構成であるため、例えば最下段のXステージの強度を維持するためにXステージを大型化する必要があり、基板ステージ全体の大型化を招く。この場合、基板ステージPSTの例えば加減速時に大きなエネルギーを必要とし、また位置決め精度の高精度化に対しても障害となり、制御性の劣化を招く。しかしながら、図3及び図4を参照して説明した本発明に係るステージ装置によれば、基板ホルダPHは、XY方向への移動及び位置決めを行うためのメインステージ100とは別のサブステージ200上にあるので、メインステージ100の更なる軽量化を実現することができ、メインステージ100の加減速時における制御性を更に向上することができる。
また、メインステージ100を、コラム10と一体的に結合されているメインベースPB1上に設けることで、メインステージ100のマスクステージMST及び投影光学系PLに対する位置決め精度を向上することができる。例えば、基板ホルダPH上に設けられている移動鏡を使ってレーザ干渉計により基板ホルダPHのXY方向の位置計測を行う場合、レーザ干渉計をコラム10に取り付け、参照鏡を投影光学系PL(鏡筒)に取り付けることで、投影光学系PLの位置を基準としたメインステージ100による基板ホルダPHの位置決め精度を向上することができる。
なお図3を参照して説明した実施形態では、Zレベリング駆動機構であるホルダ駆動装置60はサブステージ200と基板ホルダPHとの間に設けられており、サブステージ200に対して基板ホルダPHを駆動しているが、Zレベリング駆動機構(ホルダ駆動装置)を使って、基板ホルダPHをサブステージ200とともにZ軸方向、及びθX、θY方向に駆動するようにしてもよい。この場合、メインステージ100とサブステージ200とが連結部Cを介してZ軸方向に関して相対的に移動可能に連結される。
なお、メインステージ100とサブステージ200との間に、少なくとも水平方向に関する距離(間隔)を検出可能なギャップセンサを設け、そのセンサの検出結果に基づいて、メインステージ100とサブステージ200との間隔を維持しつつ、メインステージ100と一緒にサブステージ200を移動してもよい。
<第1実施形態>
以下、本発明のステージ装置を備えた露光装置の第1実施形態について図5〜図8を参照して説明する。図5は露光装置EX全体を示す側面図、図6は正面図、図7は図5の基板ステージPSTを示す図、図8は基板ステージの一部を抽出した背面図である。
図5及び図6において、露光装置EXは、マスクMを支持するマスクステージMSTと、基板Pを支持する基板ステージPSTと、マスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンを基板ステージPSTに支持されている基板Pに投影する投影光学系PLとを備えている。投影光学系PLは複数の投影光学モジュールにより構成され、本実施形態に係る露光装置EXは、この投影光学系PLに対してマスクMと基板PとをX軸方向に同期移動しつつマスクMを露光光ELで照明し、マスクMのパターンを基板Pに露光する、所謂マルチレンズスキャン型露光装置である。
以下、本発明のステージ装置を備えた露光装置の第1実施形態について図5〜図8を参照して説明する。図5は露光装置EX全体を示す側面図、図6は正面図、図7は図5の基板ステージPSTを示す図、図8は基板ステージの一部を抽出した背面図である。
図5及び図6において、露光装置EXは、マスクMを支持するマスクステージMSTと、基板Pを支持する基板ステージPSTと、マスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンを基板ステージPSTに支持されている基板Pに投影する投影光学系PLとを備えている。投影光学系PLは複数の投影光学モジュールにより構成され、本実施形態に係る露光装置EXは、この投影光学系PLに対してマスクMと基板PとをX軸方向に同期移動しつつマスクMを露光光ELで照明し、マスクMのパターンを基板Pに露光する、所謂マルチレンズスキャン型露光装置である。
照明光学系ILは、複数の光源と、複数の光源から射出された光束を一旦集合した後に均等分配して射出するライトガイドと、露光光ELの光路上に進退可能に設けられ、マスクMに対する露光光ELの照度を調整するフィルタと、ライトガイドからの光束を均一な照度分布の光束(露光光)に変換するオプティカルインテグレータと、オプティカルインテグレータからの露光光ELをスリット状に整形するための開口を有するブラインドと、ブラインドを通過した露光光ELをマスクM上に結像するコンデンサレンズとを備えている。コンデンサレンズからの露光光ELはマスクMを複数のスリット状の照明領域で照明する。本実施形態における光源には水銀ランプが用いられ、露光光ELとしては、不図示の波長選択フィルタにより、露光に必要な波長であるg線(436nm)、h線(405nm)、i線(365nm)などが用いられる。なお、露光光ELとしては、上記水銀ランプから射出される紫外域の輝線(g線、h線、i線)の他に、KrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)や、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)及びF2 レーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)などが用いられてもよい。
マスクステージMSTは、コラム10のうち上部支持部10A上に設けられており、マスクMを例えば真空吸着保持するマスクホルダを備えている。マスクステージMSTの中央部にはマスクMのパターン像が通過する開口部K1が形成されている。コラム10の上部支持部10AにもマスクステージMSTの開口部K1と連続する開口部K2が形成されている。また、マスクステージMSTは気体軸受MAを介してマスクステージ用定盤MB上に非接触支持されており、このマスクステージ用定盤MB上を移動可能に設けられている。マスクステージ用定盤MBにも開口部K1、K2に対応する開口部が形成されている。マスクステージMSTは、リニアモータ等のローレンツ力で駆動する駆動装置により駆動される。
また、マスクステージMSTのX軸方向及びY軸方向のそれぞれの一端部には移動鏡12が設けられており、移動鏡12に対向する位置にはレーザ干渉計13が設けられている。レーザ干渉計13はコラム10上に設けられている。また、コラム10上には参照鏡(不図示)が設けられている。レーザ干渉計13は、移動鏡12にレーザビーム(測長ビーム)を照射するとともに、参照鏡にレーザビーム(参照ビーム)を照射する。照射した測長ビーム及び参照ビームに基づく移動鏡12及び参照鏡それぞれからの反射光はレーザ干渉計13の受光部で受光され、レーザ干渉計13はこれら光を干渉し、参照ビームの光路長を基準とした測長ビームの光路長の変化量、ひいては、参照鏡を基準とした移動鏡12の位置(座標)を検出する。移動鏡12の位置を検出することによりマスクステージMSTのXY方向における位置が検出される。そして、レーザ干渉計13の検出結果に基づいて、前記駆動装置を介してマスクステージMSTの位置が制御される。
投影光学系PLは複数(例えば7つ)並んだ投影光学モジュールを有しており、定盤14に支持されている。投影光学系PLを支持している定盤14はコラム10の上部支持部10Aに対して支持部15を介して支持されている。上部支持部10Aのうち開口部K2の周縁部は段部(凹部)になっている。支持部15はその開口部K2の周縁部に設けられており、定盤14は上部支持部10Aのうち開口部K2の周縁部上に支持されている。また、定盤14の中央部には開口部が形成されており、この開口部により投影光学系PLの露光光ELの光路が確保されている。
定盤14はコラム10の上部支持部10Aに支持部15を介してキネマティック支持されている。支持部15は定盤14の3箇所の所定位置にそれぞれ設けられている。支持部15は、例えばコラム10の上部支持部10Aに設けられ、V状内面を有するV溝部材と、V溝部材のV状内面に接する球面を有する球状部材とを備えている。ここで、定盤14の下面には前記球状部材を配置可能な球面状凹部が形成されており、定盤14の球面状凹部の内面と球状部材の球面とが接している。そして、これら面どうしが摺動可能であることにより、例えばコラム10が僅かに変形した際、これら面どうしが摺動することでコラム10の変形の定盤14への影響が抑制されている。
図5及び図7に示すように、基板ステージPSTは、メインステージ(第1ステージ)100と、メインステージ100とは別に設けられたサブステージ(第2ステージ)200とを含んで構成されている。メインステージ100は、メインベース(第1ベース)PB1上において水平方向(XY方向)に移動可能に設けられている。メインステージ100は、メインベースPB1上に設けられたXガイド2に沿ってX軸方向に移動するXメインキャリッジ101と、Xメインキャリッジ101上に設けられたYガイド4に沿ってY軸方向に移動するYメインキャリッジ102とを備えている。Yメインキャリッジ102上に、基板Pを保持する基板ホルダPHが設けられている。
本実施形態において、Yメインキャリッジ102と基板Pを保持する基板ホルダPHとは一体で設けられており、Yメインキャリッジ102及び基板ホルダPHの位置(姿勢)などが、本実施形態における制御対象物である。
Xメインキャリッジ101は下向きコ字状に形成され、Xガイド2を跨ぐように設けられている(図6参照)。Xメインキャリッジ101とXガイド2の上面との間には非接触軸受であるエアベアリング(ピッチエアパッド)5が複数設けられ、Xメインキャリッジ101とXガイド2の側面との間にも非接触軸受であるエアベアリング(ヨーエアパッド)6が複数設けられている。これらエアパッド5、6により、Xメインキャリッジ101は、メインベースPB1上に設けられたXガイド2に対して非接触支持される。そして、Xメインキャリッジ101は、Yガイド4及びYメインキャリッジ102と一緒に、Xガイド2に案内されつつ、X軸方向に移動可能である。なお、エアパッド5、6はボールジョイント等を含む揺動機構を介してXメインキャリッジ101に対して揺動可能に取り付けられており、Xメインキャリッジ101と一緒に移動する。ここで、エアパッド5、6が、図3を参照して説明した気体軸受PA1に相当する。
メインステージ100(Xメインキャリッジ101)を移動可能に支持するXガイド2を搭載したメインベースPB1は、マスクMを支持するマスクステージMST及び投影光学系PLのそれぞれを支持するコラム10と一体的に結合されている。メインベースPB1は振動を低減する防振ユニット11を介して床面D上に配置されている。
床面D上にはベースフレーム1が複数の高さ調整機構1Aを介して設けられている。ベースフレーム1の上面には、複数の支柱PBTがメインベースPB1に触れないように取り付けられている。支柱PBTの上面にはサブベース(第2ベース)としての複数のサブガイドフレームPB2が設けられている。つまり、サブステージ200は、メインベースPB1とは独立した上記サブガイドフレーム(第2ベース)PB2上に設けられている。なお、サブガイドフレームPB2は振動を低減する防振ユニット(11)を介して床面D上に配置されてもよい。
サブステージ200は、サブガイドフレームPB2上において水平方向(XY方向)に移動可能に設けられている。サブステージ200は、サブガイドフレームPB2上に設けられたXサブガイド3に沿ってX軸方向に移動するXサブキャリッジ201と、Xサブキャリッジ201上に設けられたYサブガイド7に沿ってY軸方向に移動するYサブキャリッジ202とを備えている。Xサブキャリッジ201には、サブガイドフレームPB2上に設けられたXサブガイド3に対してXサブキャリッジ201をX軸方向に移動可能に支持するための被ガイド部材としてのスライダ9が設けられており、Xサブキャリッジ201はサブガイドフレームPB2上に設けられたXサブガイド3に案内されつつX軸方向に移動可能となっている。スライダ9及びXサブガイド3の構成としては、ボール又はローラ循環式の転がり接触によるリニアモーションガイド(LMガイド)を採用することができる。このスライダ9が、図3を参照して説明したスライダPA2に相当する。なお、スライダ9の代わりに気体軸受を使ってXサブガイド3に対してXサブキャリッジ201を移動可能に支持してもよい。そして、Xサブキャリッジ201は、Yサブガイド7及びYサブキャリッジ202と一緒に、Xサブガイド3に案内されつつX軸方向に移動可能である。
Yサブキャリッジ202の下面には、Xサブキャリッジ201上に設けられたYサブガイド7に対応する被ガイド部材としてのスライダ8が設けられている。Yサブキャリッジ202はXサブキャリッジ201上に設けられたYサブガイド7に案内されつつY軸方向に移動可能となっている。スライダ8及びYサブガイド7の構成としては、ボール又はローラ循環式の転がり接触によるリニアモーションガイド(LMガイド)を採用することができる。このスライダ8も、図3を参照して説明したスライダPA2に相当する。なお、スライダ8の代わりに気体軸受を使ってYサブガイド7に対してYサブキャリッジ202を移動可能に支持してもよい。
また、Yサブキャリッジ202には、このYサブキャリッジ202をY軸方向に駆動するための粗動用駆動装置20が接続されている。粗動用駆動装置20は、例えば回転モータと送りねじとを組み合わせた構成を有し、Xサブキャリッジ201とYサブキャリッジ202との間に配置されている。粗動用駆動装置20が駆動されることにより、Yサブキャリッジ202は、Xサブキャリッジ201上でY軸方向に移動する。また、Yサブキャリッジ202がY軸方向に移動することにより、その上に配置されているYメインキャリッジ102もYサブキャリッジ202と一緒にY軸方向に移動する。
なお、本実施形態では、粗動用駆動装置20はYガイド4の両側に設けられているが、1つであってもよい。
基板ホルダPHとサブステージ200(Yサブキャリッジ202)との間には、サブステージ200に対して基板ホルダPHを少なくともZ軸方向(水平方向に交差する方向)に駆動するホルダ駆動装置60が設けられている。ホルダ駆動装置60は、例えばボイスコイルモータやリニアモータなどのローレンツ力で駆動する駆動装置により構成されており、少なくとも3箇所に設けられている。本実施形態においては、ホルダ駆動装置60はリニアモータにより構成され、リニアモータのうち固定子61がYサブキャリッジ202上面の3箇所に設けられ、その固定子61に対応する可動子62がYメインキャリッジ102の下面の3箇所に取り付けられている。そして、これら3つのホルダ駆動装置60のそれぞれを適宜駆動することで、基板ホルダPHを支持しているYメインキャリッジ102がZ軸方向、及びθX、θY方向に駆動され、これにより基板ホルダPHがZ軸方向、及びθX、θY方向に駆動される。
また、基板ホルダPHを支持するYメインキャリッジ102とサブステージ200(Yサブキャリッジ202)との間には、基板ホルダPHのZ軸方向に作用する自重をキャンセルする自重キャンセル機構70が介在されている。自重キャンセル機構70は、Yメインキャリッジ102(基板ホルダPH)を非接触状態で傾斜方向に揺動可能に支持する支持部71を有している。支持部71は、弾性体72と、弾性体72に接続され、基板ホルダPHを含むYメインキャリッジ102を非接触支持する非接触支持部73とを備えている。弾性体72は例えばコイルばねによって構成され、非接触支持部73は例えば気体軸受(エアパッド)を含んで構成されている。なお、弾性体72としては低剛性弾性体であればよく、コイルばね以外の弾性体であってもよい。そして、弾性体72の下端部がYサブキャリッジ202に接続され、弾性体72の上端部に揺動部74を介して非接触支持部73が接続されている。揺動部74は、例えば球面を有する球状部材とその球面に接する円錐状内面を有する円錐状部材とを有するボールジョイント等を含んで構成されており、弾性体72に対して非接触支持部73を揺動可能に支持する。これにより、自重キャンセル機構70は、Yメインキャリッジ102(基板ホルダPH)を非接触状態で傾斜方向に揺動可能に支持している。
自重キャンセル機構70は、ホルダ駆動装置60の近傍のそれぞれに対応するように複数(本実施形態では3箇所)に設けられている。なお、自重キャンセル機構70は、例えばオイルダンパなどの減衰部材を含んで構成されていてもよい。
そして、ホルダ駆動装置60及び自重キャンセル機構70を備えたサブステージ200によって、基板ホルダPHのZ軸方向に作用する力が支持されている。基板ホルダPH(Yメインキャリッジ102)は弾性体72を含む自重キャンセル機構70で支持されているので、床面Dから支柱PBT及びサブベースフレームPB2などを介して振動が伝わっても、基板ホルダPH(Yメインキャリッジ102)に伝達する振動の高周波成分は弾性体72で吸収される。また、基板ホルダPH(Yメインキャリッジ102)は、ローレンツ力で駆動される例えばリニアモータやボイスコイルモータからなるホルダ駆動装置60で支持されており、その固定子61と可動子62とは非接触状態である。したがって、床面Dなどからの振動が、ホルダ駆動装置60を介して基板ホルダPH(Yメインキャリッジ102)に伝わることを抑えることができる。更に、振動に応じてホルダ駆動装置60を動かすことにより、基板ホルダPHに振動が伝わることを防止することができる。換言すれば、ホルダ駆動装置60が基板ホルダPHに伝わる振動を低減するアクティブ防振装置としての機能を有し、弾性体72がパッシブ防振装置としての機能を有している。
図6に示すように、Yガイド4の長手方向両端部のそれぞれには、このYガイド4及びこのYガイド4に接続されているXメインキャリッジ101をX軸方向に移動するためのX駆動装置31が設けられている。X駆動装置31はローレンツ力で駆動するリニアモータにより構成されており、Yガイド4の両端部に可動子31Aが取り付けられ、その可動子31Aに対応するように固定子31Bが不図示の支持機構によって支持されている。X駆動装置31が駆動することにより、Xガイド2に対してエアパッド5、6によって非接触支持されているXメインキャリッジ101及びYガイド4が、Yメインキャリッジ102と一緒に、Xガイド2に案内されつつX軸方向に移動する。更に、Xメインキャリッジ101及びYメインキャリッジ102を含むメインステージ100のX軸方向への移動に伴って、Xサブキャリッジ201及びYサブキャリッジ202を含むサブステージ200もX軸方向へ一緒に移動するようになっている。
図5及び図7に示すように、Yメインキャリッジ102の下面には、下向きコ字状に形成され、Yガイド4を跨ぐように設けられた被ガイド部が設けられている。そして、Yメインキャリッジ102とYガイド4の側面との間には非接触軸受であるエアベアリング(サイドエアパッド)18が複数設けられている。エアパッド18により、基板ホルダPHを支持したYメインキャリッジ102は、Xメインキャリッジ101上に設けられたYガイド4に対して非接触支持される。なお、Yメインキャリッジ102(基板ホルダPH)のZ軸方向に作用する力は、上述したように、非接触支持部73を有する自重キャンセル機構70で支持(非接触支持)されている。そして、基板ホルダPHを支持したYメインキャリッジ102は、Yガイド4に案内されつつ、Y軸方向に移動可能である。なお、エアパッド18はボールジョイント等を含む揺動機構を介してYメインキャリッジ102に対して揺動可能に取り付けられており、Yメインキャリッジ102と一緒に移動する。そして、このエアパッド18も、図3を参照して説明した気体軸受PA1に相当する。
また、エアパッド18、73などが、図3を参照して説明したスライダPA3に相当する。
基板ホルダPHを支持したYメインキャリッジ102のX軸方向に関する両端部のそれぞれには、このYメインキャリッジ102をY軸方向に移動するためのY駆動装置30が設けられている。Y駆動装置30はローレンツ力で駆動するリニアモータにより構成されており、Yメインキャリッジ102の両端部に可動子30Aが取り付けられ、その可動子30Aに対応するように固定子30BがYサブキャリッジ202上に支持されている。Y駆動装置30が駆動することにより、Yガイド4に対してエアパッド18(及び非接触支持部73)によって非接触支持されているYメインキャリッジ102(基板ホルダPH)が、Yガイド4に案内されつつ、Y軸方向に移動する。ここで、Y駆動装置30の駆動によってYメインキャリッジ102(メインステージ100)がY軸方向に移動するときは、サブステージ200は移動しない。すなわち、Y駆動装置30が、図3を参照して説明した微動用駆動装置30に相当する。
図7及び図8などに示すように、Yガイド4の両側の側面には、Y軸方向に延びるガイド部50と、そのガイド部50に沿ってY軸方向に移動可能に設けられたセカンドキャリッジ51とがそれぞれ設けられている。セカンドキャリッジ51は側面視L字状であり、その上端部には気体軸受(エアパッド)52がボールジョイント等を含む揺動機構を介して揺動可能に取り付けられている。また、Yメインキャリッジ102には、ガイド部50に対応するように2つの板部材102Aが外側に突出するように設けられている。
図8に示すように、板部材102AのY軸方向両側にエアパッド52が配置されており、エアパッド52は板部材102Aに対して非接触状態となっている。また、それらエアパッド52は揺動部51Aを介してセカンドキャリッジ51に揺動可能に支持されている。そして、Yメインキャリッジ102がY駆動装置30あるいは粗動用駆動装置20の駆動によってY軸方向に移動したとき、板部材102Aに対してエアパッド52を介して非接触状態で取り付けられたセカンドキャリッジ51がYメインキャリッジ102の移動と一緒にY軸方向に移動する。そして、エアパッド52は板部材102Aを挟むようにしてその両側に設けられているので、Yメインキャリッジ102が+Y方向及び−Y方向の双方に移動したときも、セカンドキャリッジ51はYメインキャリッジ102の移動に追従できる。
そして、セカンドキャリッジ51は、メインステージ100(Xメインキャリッジ101)上に固定されたYガイド4に対してY軸方向のみに移動可能に設けられており、Yメインキャリッジ102(ひいては基板ホルダPH)に対してエアパッド52を介して非接触状態で取り付けられており、そのエアパッド52によって、Yメインキャリッジ102(板部材102A)のY軸方向における相対的な移動を規制されている。一方、セカンドキャリッジ51のYメインキャリッジ102(板部材102A)に対するX軸方向及びZ軸方向への相対的な移動は可能となっている。これにより、Yメインキャリッジ102(基板ホルダPH)がZ軸方向に移動したり、あるいはθX、θY方向に傾斜移動しても、セカンドキャリッジ51やエアパッド52がYメインキャリッジ102などに当たることが防止され、Yメインキャリッジ102(基板ホルダPH)の移動が妨げられないようになっている。
なお、セカンドキャリッジ51をYメインキャリッジ102(基板ホルダPH)に取り付けるとともに、Yガイド4(メインステージ100)に上記板部材102Aに相当するものを設け、前記Yメインキャリッジ102にその一端部を取り付けられたセカンドキャリッジ51の他端部にエアパッド52を設けてもよい。
図7などに示すように、セカンドキャリッジ51には、Yガイド4(メインステージ100)に対する基板ホルダPHのZ軸方向に関する位置を検出するリニアエンコーダ(位置検出装置)40の一部を構成するヘッド41が設けられている。上述したように、セカンドキャリッジ51は複数設けられており、ヘッド41はセカンドキャリッジ51の少なくとも3箇所に設けられている。一方、Yメインキャリッジ102(基板ホルダPH)には、ヘッド41に対応するスケール42が取り付けられている。ヘッド41及びスケール42を含んで構成されるリニアエンコーダ40は、ホルダ駆動装置60それぞれの近傍に設けられている。リニアエンコーダ40を少なくとも3箇所に設けることにより、これらリニアエンコーダ40の位置検出結果に基づいて、メインステージ100に対する基板ホルダPHのZ軸方向に関する位置、及びθX、θY方向に関する位置(姿勢)が求められる。
ここで、エアパッド18によって、メインステージ100に対する基板ホルダPHの水平方向(X軸方向)への相対的な移動が規制されている。一方、基板ホルダPHのメインステージ100に対するZ軸方向への移動は可能となっている。したがって、エアパッド18やホルダ駆動装置60などが、図3を参照して説明した連結部Cに相当する。
基板ホルダPHを支持するYメインキャリッジ102のX軸方向及びY軸方向のそれぞれの一端部には移動鏡16が設けられており、移動鏡16に対向する位置にはレーザ干渉計19が設けられている。レーザ干渉計19はコラム10上に設けられている。また、投影光学系PLを構成する光学素子を保持する鏡筒には、不図示の参照鏡が設けられている。レーザ干渉計19は、移動鏡16にレーザビーム(測長ビーム)を照射するとともに、参照鏡にレーザビーム(参照ビーム)を照射する。照射した測長ビーム及び参照ビームに基づく移動鏡16及び参照鏡それぞれからの反射光はレーザ干渉計19の受光部で受光され、レーザ干渉計19はこれら光を干渉し、参照ビームの光路長を基準とした測長ビームの光路長の変化量、ひいては、参照鏡を基準とした移動鏡16の位置(座標)を検出する。移動鏡16の位置を検出することにより基板ホルダPHのXY方向における位置が検出される。そして、レーザ干渉計19の検出結果に基づいて、Y駆動装置(微動用駆動装置)30、粗動用駆動装置20、及びX駆動装置31を介して基板Pを保持した基板ホルダPH(Yメインキャリッジ102)のXY方向に関する位置が制御される。
Yメインキャリッジ102(基板ホルダPH)に対するY軸方向の相対的な移動を規制され、X軸方向及びZ軸方向への移動が可能なセカンドキャリッジ51に、リニアエンコーダ40の一部であるヘッド41を取り付け、Yメインキャリッジ102(基板ホルダPH)にスケール42を取り付けたことにより、このリニアエンコーダ40を使って、メインステージ100を基準とした、ひいてはこのメインステージ100を支持するコラム10やこのコラム10に支持された投影光学系PLを基準とした基板ホルダPHのZ軸方向に関する位置を検出することができる。
なお、メインステージ100に対する基板ホルダPHのZ軸方向に関する位置を検出する位置検出装置としては、リニアエンコーダに限られず、例えばZ軸方向に関する位置を検出するためのレーザ干渉計等を用いてもよい。
なお、例えばコラム10の上部支持部10Aの下面などに、基板ホルダPHに支持された基板Pの表面(被露光面)のZ軸方向における位置を検出するフォーカス検出系を設けることができる。この場合、フォーカス検出系を複数設けることにより、基板P表面の複数点におけるZ軸方向の位置を検出可能である。これにより、フォーカス検出系は基板PのZ軸方向の位置、及びθX、θY方向の位置(姿勢)を検出可能である。そして、フォーカス検出系の検出結果に基づいて、ホルダ駆動装置60を介して基板Pを保持した基板ホルダPH(Yメインキャリッジ102)のZ軸方向、及びθX、θY方向に関する位置が制御される。
基板Pを露光する際には、まず露光処理されるべき基板Pが基板ホルダPHに搬入(ロード)される。基板ホルダPHは、ロードされた基板Pを例えば真空吸着保持機構を使って保持する。そして、照明光学系ILがマスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光ELで照明する。露光光ELで照明されたマスクMのパターン像は投影光学系PLを介して基板ホルダPHに保持されている基板Pに投影される。
本実施形態における露光装置EXはX軸方向を走査方向とする走査型露光装置であり、露光光ELが基板Pに照射されているとき、X駆動装置31がXメインキャリッジ101をYメインキャリッジ102及び基板Pを保持した基板ホルダPHと一緒にX軸方向に移動する。このとき、Yメインキャリッジ102(基板ホルダPH)のZ軸方向に作用する力はサブステージ200に支持されている。また、基板Pに露光光ELが照射されているとき、ホルダ駆動装置60が、投影光学系PLの像面と基板P表面(被露光面)との位置を合致させるために、基板Pを保持した基板ホルダPH(Yサブキャリッジ102)のZ軸方向及びθX、θY方向に関する位置を調整する。
また、基板P上の1つのショット領域を走査露光した後、別のショット領域を露光するために、基板PをY軸方向にステップ移動するときは、粗動用駆動装置20を使って、場合によっては微動用駆動装置30も併用して、サブステージ200(Yサブキャリッジ202)及びそのサブステージ200上のYメインキャリッジ102(基板ホルダPH)をY軸方向に移動する。そして、基板P上の前記別のショット領域と投影光学系PLの投影領域とをX駆動装置31及びY駆動装置30を使って位置合わせした後、この別のショット領域に対する走査露光が行われる。
なお、基板PをX軸方向に走査移動しながら基板Pに露光光ELを照射しているときに、先に基板Pに形成されているパターンに対して次に投影されるパターンを位置合わせするために、微動用駆動装置30を使って基板PをY軸方向に微動しつつ基板Pを露光することも可能である。
なお、Yメインキャリッジ102はXメインキャリッジ101と一緒にX軸方向に移動可能であるが、Z軸方向に作用する力をサブステージ200で支持されているため、Yメインキャリッジ102(メインステージ100)とサブステージ200とは一緒に移動する必要がある。そのため、メインステージ100とサブステージ200との間に、少なくとも水平方向に関する相対的な距離(間隔)を検出可能なギャップセンサを設け、メインステージ100とサブステージ200との間隔を所定距離に維持しつつ、メインステージ100の移動にサブステージ200を追従させるようにしてもよい。もちろん、メインステージ100及びサブステージ200の水平方向に関する位置を検出する位置検出装置をそれぞれ独立して設け、これら位置検出装置の検出結果に基づいて、メインステージ100及びサブステージ200の水平方向に関する位置を独立して制御するようにしてもよい。なお、メインステージ100の移動に対するサブステージ200の追従移動に僅かにずれが生じたとしても、Yメインキャリッジ102(基板ホルダPH)は自重キャンセル機構70の非接触支持部73を介して非接触支持されているので、その支持位置が変動することで、メインステージ100やサブステージ200に歪みが生じるなどの不都合は発生しない。
以上説明したように、基板Pを保持する基板ホルダPのZ軸方向に作用する力をメインステージ100とは別のサブステージ200で支持するようにし、基板ホルダPHの水平方向への移動を、メインステージ100の駆動力を使って行うようにしたので、メインステージ100を小型化して基板ホルダPHを水平方向に移動することができる。したがって、メインステージ100がメインベースPB1上を移動する構成であっても、メインベースPB1に大きな偏荷重を与えることがない。また、メインステージ100が小型化することで、水平方向におけるステージ位置決め精度の向上や移動速度の高速化を実現でき、制御性を向上することができる。したがって、基板Pを高精度で露光することができる。また、水平方向に移動するメインステージ100に対して基板ホルダPHはエアパッド18などを介して連結されているので、基板ホルダPHのZ軸方向への移動は妨げられない。
また、本実施形態においては、Yメインキャリッジ102と基板Pを保持する基板ホルダPHとは一体で設けられており、Yメインキャリッジ102及び基板ホルダPHの位置(姿勢)などが、本実施形態における制御対象物であり、この制御対象物も軽量化されるので、制御性を向上することができる。
また、基板ホルダPHのZレベリング駆動機構を構成するホルダ駆動装置60や自重キャンセル機構70とほぼ同じ高さあるいはその上にY駆動装置(微動用駆動装置)30が設けられるので、移動鏡16とY駆動装置30とのZ軸方向に関する位置が近くなるため、この点においても制御性が向上される。移動鏡16とY駆動装置30とのZ軸方向に関する位置が遠い場合、制御性向上のために、基板ホルダPHの位置計測を行う移動鏡16及びレーザ干渉計19を含むレーザ干渉システムとは別のステージ位置検出センサや移動鏡などを、Y駆動装置の例えば可動子30A近傍に設け、その検出センサの検出結果に基づいて、基板ホルダPH(Yメインキャリッジ102)の水平方向の位置制御を行う構成が考えられるが、本発明においては、移動鏡16とY駆動装置30とのZ軸方向に関する位置が近くなるため、上記検出センサは不要であり、装置全体の製造コストを抑えることができる。
また上述した実施形態においては、Yガイド4にはX軸方向への力しか作用しないので、このYガイド4を軽量化、コンパクト化できる。また、Yガイド4が軽量にでき、そのYガイド4に対してYメインキャリッジ102の重量が作用しないので、そのYガイド4を支持するXメインキャリッジ101も軽量化、コンパクト化できる。そして、Y軸方向への偏荷重が低減されるので、Xガイド2及びXメインキャリッジ101も軽量化、コンパクト化できる。また、これに伴ってX駆動装置31の推力を小さくできる。
また、ピッチエアパッド5に対する負荷容量を小さくでき、またピッチエアパッド5にモーメントがほとんどかからないので、モーメントを抑えるパッド間隔を短くすることができる。更に、ピッチエアパッド5どうしの間隔を短くすることができるので、Xガイド2の長さを短くすることができる。また、メインベースPB1にかかる負荷が小さく、荷重変動も小さいので、メインベースPB1を軽量且つコンパクトにすることができる。
また、基板PのZ軸方向及び傾斜方向の位置を調整するためのZレベリング駆動機構を構成するホルダ駆動装置60や自重キャンセル機構70がサブステージ200上に配置されているので、これらを例えば基板ホルダPHの下の三箇所に設ける場合、レベリング機構どうしを離れた位置に設けることができ、基板ホルダPHの平面度の劣化を防止することができる。
また、基板ステージPST全体を軽量化、コンパクト化できるので、輸送を容易に行うことができる。また、例えば露光装置EXを複数の部分要素に分割して輸送した後、その輸送先で前記部分要素どうしを組み立てて露光装置EXを構築する場合においても、装置全体が軽量化、コンパクト化されているので、その組み立て作業を容易に行うことができる。
また、装置全体が軽量化、コンパクト化されたことにより、防振ユニット11に作用する荷重も小さいので、防振ユニット11を軽量化、コンパクト化することができ、装置コストを抑えることができる。更に、メインステージ100が軽量化、コンパクト化されることで、移動によるコラム10の変形や変位を抑えることができる。したがって、そのコラム10に支持された投影光学系PLが変位する等の不都合を防止し、露光精度の劣化を防止することができる。メインステージ100が移動したときに発生する揺れを小さくすることができるので、揺れがおさまるのを待つ待ち時間を短くすることができ、スループットを向上することができる。
<第2実施形態>
以下、本発明の別の実施形態について説明する。以下の説明において、上述した実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。
上述した実施形態のように、自重キャンセル機構70が複数位置のそれぞれに設けられている構成の場合、例えばZ軸方向に関する基板ホルダPHの位置制御エラー等が生じると、それに起因して基板ホルダPHが揺動(振動)する不都合が生じる可能性がある。基板ホルダPHの揺動の回転中心(回動中心)が移動鏡16よりZ軸方向に関して低い位置にある場合、基板ホルダPH(基板P)のX軸方向及びY軸方向に関する位置計測誤差を招く。
以下、本発明の別の実施形態について説明する。以下の説明において、上述した実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。
上述した実施形態のように、自重キャンセル機構70が複数位置のそれぞれに設けられている構成の場合、例えばZ軸方向に関する基板ホルダPHの位置制御エラー等が生じると、それに起因して基板ホルダPHが揺動(振動)する不都合が生じる可能性がある。基板ホルダPHの揺動の回転中心(回動中心)が移動鏡16よりZ軸方向に関して低い位置にある場合、基板ホルダPH(基板P)のX軸方向及びY軸方向に関する位置計測誤差を招く。
例えば図9に示すように、自重キャンセル機構70で複数の位置を支持された基板ホルダPHの回動中心が2つのエアパッド18の間にあるため、ホルダ駆動装置60の制御エラーにより基板ホルダPHが揺動してθY方向に傾斜したとき、基板ホルダPHはX軸方向に距離xだけ変位する。この場合、基板ホルダPHのθY方向の回転中心と基板P表面との距離をA、基板PのX軸方向に関する長さをL、θY方向の回転角度をθとすると、角度θが小さい場合、A−Acosθ=bはゼロとみなすことができ、a=Asinθとすると、基板Pの端部でのX軸方向に関して変位する距離xは、
x=(L/2・cosθ+a)−L/2 …(1)
となる。
x=(L/2・cosθ+a)−L/2 …(1)
となる。
そして、距離Aが大きい場合、基板Pの傾斜方向(θX及びθY方向)での位置決め誤差が大きくなると、水平方向(XY方向)の変位として現れ、基板PのXY方向での位置計測誤差を招く。
そこで、自重キャンセル機構70を一箇所のみに設け、その自重キャンセル機構70で基板ホルダPHの回動中心を支持することで、基板ホルダPHの揺動に起因する基板ホルダPHのXY方向に関する位置計測誤差の発生を低減することができる。
図10に示す例では、Yサブキャリッジ202とYメインキャリッジ102とが交差して設けられており、基板ホルダPHの中央部の一箇所に自重キャンセル機構70が配置されている。
図11に示す例では、Yガイド4は2つに分割されており、その2分割構造とされた2つのYガイド4どうしの間の一箇所に自重キャンセル機構70が配置されている。
図12に示す例では、Yメインキャリッジ102の重心位置に対して水平方向に関してYガイド4がずれた位置に設けられており、自重キャンセル機構70は一箇所に設けられている。
なお、角度θはX軸方向に関して並んで設けられている2つの自重キャンセル機構70どうしのZ軸方向に関する相互差によって決まる値であり、外乱によって生じるZ軸方向に関する相互差に対しては、自重キャンセル機構70どうしの間隔を広くすることによって距離(変位)xを抑えることができる。
<第3実施形態>
ところで、図13に示す模式図のように、基板ホルダPHの回動中心を、基板P表面とほぼ同じ高さ位置に設けることで、更に距離(変位)xを小さくすることができる。図13において、基板PのX軸方向に関する長さをL、θY方向の回転角度をθとすると、基板ホルダPH端部におけるX軸方向に関して変位する距離xは、
x=L/2(1−cosθ) …(2)
となる。角度θが小さい範囲では距離(変位)xは非常に小さい値となる。
ところで、図13に示す模式図のように、基板ホルダPHの回動中心を、基板P表面とほぼ同じ高さ位置に設けることで、更に距離(変位)xを小さくすることができる。図13において、基板PのX軸方向に関する長さをL、θY方向の回転角度をθとすると、基板ホルダPH端部におけるX軸方向に関して変位する距離xは、
x=L/2(1−cosθ) …(2)
となる。角度θが小さい範囲では距離(変位)xは非常に小さい値となる。
図14は基板ホルダPHの回動中心のZ軸方向の位置とほぼ基板P表面の位置とがほぼ同じに設けられた露光装置EXの一例を示す側面図、図15は正面図である。図14及び図15において、Yガイド4は基板ホルダPHの横に配置されている。こうすることにより、基板ホルダPHの回動中心が基板Pの表面近くになるので、図13を参照して説明したように、X軸方向に関する位置ずれ誤差を小さくすることができる。
なおここでも、角度θはX軸方向に関して並んで設けられている2つの自重キャンセル機構70どうしのZ軸方向に関する相互差によって決まる値であり、外乱によって生じるZ軸方向に関する相互差に対しては、自重キャンセル機構70どうしの間隔を広くすることによって距離(変位)xを抑えることができる。
<第4実施形態>
図16は本発明の別の実施形態を示す側面図である。図16において、Yガイド4は基板ホルダPHの横に設けられており、基板ホルダPHのθY方向への傾斜によるX軸方向への位置ずれ誤差を小さくしている。また、図16に示す例では、Yメインキャリッジ102は基板ホルダPHの下には設けられておらず、自重キャンセル機構70の非接触支持部73で基板ホルダPHを直接支持している。基板ホルダPHの下のYメインキャリッジ102を省いた構成とすることで、装置構成を安価且つコンパクト化(軽量化)できる。
図16は本発明の別の実施形態を示す側面図である。図16において、Yガイド4は基板ホルダPHの横に設けられており、基板ホルダPHのθY方向への傾斜によるX軸方向への位置ずれ誤差を小さくしている。また、図16に示す例では、Yメインキャリッジ102は基板ホルダPHの下には設けられておらず、自重キャンセル機構70の非接触支持部73で基板ホルダPHを直接支持している。基板ホルダPHの下のYメインキャリッジ102を省いた構成とすることで、装置構成を安価且つコンパクト化(軽量化)できる。
<第5実施形態>
図17は本発明の別の実施形態を示す側面図である。図17において、基板ステージPSTは、Xメインキャリッジ101とともにXガイド2に沿って移動可能な第2Xキャリッジ101Aと、第2ピッチエアパッド5Aと、第2Xキャリッジ101Aに設けられた第2Yガイド4Aとを備えており、セカンドキャリッジ51が第2Yガイド4Aに沿ってY軸方向に移動するようになっている。こうすることにより装置構成を簡易化することができる。
図17は本発明の別の実施形態を示す側面図である。図17において、基板ステージPSTは、Xメインキャリッジ101とともにXガイド2に沿って移動可能な第2Xキャリッジ101Aと、第2ピッチエアパッド5Aと、第2Xキャリッジ101Aに設けられた第2Yガイド4Aとを備えており、セカンドキャリッジ51が第2Yガイド4Aに沿ってY軸方向に移動するようになっている。こうすることにより装置構成を簡易化することができる。
なお、図17を参照して説明した実施形態においては、第2Xキャリッジ101Aと第2Yガイド4Aとは別の部材で構成されているが、第2Xキャリッジ101Aを設けず、第2Yガイド4Aに第2ピッチエアパッド5Aを直接取り付けてもよい。
<第6実施形態>
図18は本発明の別の実施形態を示す側面図である。図18に示す基板ステージPSTにおいては、第2Xキャリッジ101A及び第2ピッチエアパッド5Aの双方が設けられておらず、Xメインキャリッジ101に第2Yガイド4Aが直接取り付けられている。こうすることにより、装置構成を更に簡易化することができる。
図18は本発明の別の実施形態を示す側面図である。図18に示す基板ステージPSTにおいては、第2Xキャリッジ101A及び第2ピッチエアパッド5Aの双方が設けられておらず、Xメインキャリッジ101に第2Yガイド4Aが直接取り付けられている。こうすることにより、装置構成を更に簡易化することができる。
<第7実施形態>
図19は本発明の別の実施形態を示す側面図である。図19において、基板ホルダPHの下面には凹部401が形成されており、その凹部には筒状部材400が配置されている。また、筒状部材401の内部には自重キャンセル機構70が配置されている。本実施形態において、自重キャンセル機構70はオイルダンパを含んで構成されている減衰装置75を有している。自重キャンセル機構70は基板ホルダPHの一箇所を支持している。基板ホルダPHの下面のうち凹部401の外側には球面部(球面座)402が形成されている。筒状部材400の外側には、球面座402を非接触支持するためのエアパッド(非接触支持部)403を有する支持部404が設けられている。そして、その筒状部材400に、基板ホルダPHをZ軸方向に駆動するためのローレンツ力で駆動するボイスコイルモータ(ホルダ駆動装置)を構成する可動子62が取り付けられ、Yサブキャリッジ202には前記可動子62に対応した固定子61が取り付けられている。
図19は本発明の別の実施形態を示す側面図である。図19において、基板ホルダPHの下面には凹部401が形成されており、その凹部には筒状部材400が配置されている。また、筒状部材401の内部には自重キャンセル機構70が配置されている。本実施形態において、自重キャンセル機構70はオイルダンパを含んで構成されている減衰装置75を有している。自重キャンセル機構70は基板ホルダPHの一箇所を支持している。基板ホルダPHの下面のうち凹部401の外側には球面部(球面座)402が形成されている。筒状部材400の外側には、球面座402を非接触支持するためのエアパッド(非接触支持部)403を有する支持部404が設けられている。そして、その筒状部材400に、基板ホルダPHをZ軸方向に駆動するためのローレンツ力で駆動するボイスコイルモータ(ホルダ駆動装置)を構成する可動子62が取り付けられ、Yサブキャリッジ202には前記可動子62に対応した固定子61が取り付けられている。
筒状部材400の横には、Y軸方向に延びる筒状に形成されたYメインキャリッジ102が配置されており、Yメインキャリッジ102の内側にはYガイド4が設けられている。筒状部材400とYメインキャリッジ102との間には、Yメインキャリッジ102に対して筒状部材400のZ軸方向への移動を案内するZガイド405が設けられている。
Yメインキャリッジ102の内側にはエアパッド(非接触軸受)18が取り付けられており、Yガイド4に対して非接触支持されている。したがって、Yガイド4に対してYメインキャリッジ102が筒状部材400及び基板ホルダPHと一緒にY軸方向に移動可能に設けられている。また、Yメインキャリッジ102の上側には、リニアエンコーダ40を構成するヘッド41が設けられ、基板ホルダPHの下にはヘッド41に対応するスケール42が設けられている。また、そのリニアエンコーダ40の近傍において、基板ホルダPHの下にはボイスコイルモータ(ホルダ駆動装置)60を構成する可動子62が設けられ、サブステージ200(Yサブステージ201)には固定子61が設けられている。
自重キャンセル機構70を内蔵した筒状部材400は、ボイスコイルモータ(ホルダ駆動装置)60の駆動によって、Zガイドに案内されつつZ軸方向に駆動する。この筒状部材400のZ軸方向への移動と一緒に、基板ホルダPHがZ軸方向に移動する。また、筒状部材400の外側に非接触支持部403を有する支持部404を設け、その支持部404で基板ホルダPHの下面側に設けられた球面座402を非接触支持することで、自重キャンセル機構70を内蔵する筒状部材400に対する基板ホルダPHのZ軸方向及びθX、θY方向へ移動可能に支持することができる。そして、基板ホルダPHの回動中心が、その基板ホルダPH上に保持された基板Pの表面とほぼ同じ位置になるので、上記距離(変位)xを小さくすることができ、基板Pを保持した基板ホルダPHの傾斜方向への移動に伴って生じる基板ホルダPHの水平方向(XY方向)への位置計測誤差を低減することができる。
なお、図19を参照して説明した実施形態においては、基板ホルダPHの下に球面座402を設け、その球面座402を非接触支持部403を介して非接触支持する構成であったが、図20に示すように、非接触支持部403と支持部404との間に基板ホルダPHを揺動可能に支持するボールジョイント等を備えた揺動機構406を設けてもよい。こうすることにより、基板ホルダPHの下面に球面座402を設けなくても、簡易な構成で筒状部材400に対して基板ホルダPHを揺動可能に支持することができる。
なお、上述した各実施形態における露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを露光する走査型の露光装置に限られず、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート型の露光装置にも適用することができる。
なお、上述した実施形態の露光装置EXとして、投影光学系PLを用いることなくマスクMと基板Pとを密接させてマスクMのパターンを露光するプロキシミティ露光装置にも適用することができる。
露光装置EXの用途としては角型のガラスプレートに液晶表示素子パターンを露光する液晶用の露光装置に限定されることなく、例えば半導体製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッドを製造するための露光装置にも広く適当できる。
上述した実施形態において、投影光学系PLの倍率は縮小系のみならず等倍および拡大系のいずれでもよい。また、投影光学系PLとしては、エキシマレーザなどの遠紫外線を用いる場合は硝材として石英や蛍石などの遠紫外線を透過する材料を用い、F2レーザやX線を用いる場合は反射屈折系または屈折系の光学系にする。
基板ステージPSTやマスクステージMSTにリニアモータを用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもいい。また、ステージは、ガイドに沿って移動するタイプでもいいし、ガイドを設けないガイドレスタイプでもよい。
ステージの駆動装置として平面モ−タを用いる場合、磁石ユニット(永久磁石)と電機子ユニットのいずれか一方をステージに接続し、磁石ユニットと電機子ユニットの他方をステージの移動面側(ベース)に設ければよい。
基板ステージPSTの移動により発生する反力は、特開平8−166475号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。本発明は、このような構造を備えた露光装置においても適用可能である。
マスクステージMSTの移動により発生する反力は、特開平8−330224号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。本発明は、このような構造を備えた露光装置においても適用可能である。
マスクステージMSTの移動により発生する反力は、特開平8−330224号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。本発明は、このような構造を備えた露光装置においても適用可能である。
本願実施形態の露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイスは、図21に示すように、デバイスの機能・性能設計を行うステップ301、この設計ステップに基づいたマスクを製作するステップ302、デバイスの基材である基板を製造するステップ303、前述した実施形態の露光装置によりマスクのパターンを基板に露光する基板処理ステップ304、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)305、検査ステップ306等を経て製造される。
10…コラム、11…防振ユニット、18…非接触軸受(連結部)、20…粗動用駆動装置(第1駆動装置、第2駆動装置)、30…Y駆動装置(第1駆動装置、微動用駆動装置)、31…X駆動装置(第1駆動装置)、40…リニアエンコーダ(位置検出装置)、52…非接触軸受(連結部)、60…ホルダ駆動装置(第2駆動装置)、51…セカンドキャリッジ(支持部材)、70…自重キャンセル機構、71…支持部、72…弾性体、73…非接触支持部、100…メインステージ(第1ステージ)、200…サブステージ(第2ステージ)、C…連結部、EX…露光装置、M…マスク、P…基板、PB1…メインベース(第1ベース)、PB2…サブベース(第2ベース)、PH…基板ホルダ、PL…投影光学系、PST…基板ステージ(ステージ装置)
Claims (17)
- 基板を保持する基板ホルダを移動可能に支持するステージ装置において、
前記基板ホルダを水平面内の少なくとも一方向に移動させる第1ステージと、
前記第1ステージとは別に設けられ、前記第1ステージの移動に伴って前記水平面内の少なくとも一方向に移動するとともに、前記基板ホルダの前記水平面と交差する方向に作用する力を支持する第2ステージと、
前記第1ステージと前記基板ホルダ又は前記第2ステージとを、前記水平面と交差する方向に関して相対的に移動可能に連結する連結部とを備えたことを特徴とするステージ装置。 - 前記第2ステージは、前記基板ホルダを前記水平面と交差する方向に駆動するホルダ駆動装置を備えることを特徴とする請求項1記載のステージ装置。
- 前記第1ステージを駆動する第1駆動装置と前記第2ステージを駆動する第2駆動装置とを独立して設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の露光装置。
- 前記第1ステージを駆動する第1駆動装置と前記第2ステージを駆動する第2駆動装置との一部が兼用されていることを特徴とする請求項1又は2記載のステージ装置。
- 前記ホルダ駆動装置、前記第1駆動装置、及び前記第2駆動装置それぞれの少なくとも一部はローレンツ力で駆動することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項記載のステージ装置。
- 前記第1ステージを前記第2ステージと一緒に前記水平面内の少なくとも一方向に移動する粗動用駆動装置と、前記第1ステージを水平面内の少なくとも一方向に移動する微動用駆動装置とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載のステージ装置。
- 前記第1ステージに対する前記基板ホルダの前記水平面と交差する方向に関する相対位置を検出する位置検出装置を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載のステージ装置。
- 前記第1ステージ及び前記基板ホルダのいずれか一方に、他方に対して非接触状態で取り付けられ、水平面内における一方向の相対的な移動を規制された支持部材に、前記位置検出装置の一部が設けられていることを特徴とする請求項7記載のステージ装置。
- 前記第1ステージは、第1ベース上で移動し、
前記第2ステージは、前記第1ベースとは異なる第2ベース上で移動することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載のステージ装置。 - 前記第1ベースと前記第2ベースとは、振動を低減する防振ユニットを介して配置されていることを特徴とする請求項9記載のステージ装置。
- 前記基板ホルダの前記水平面と交差する方向に作用する自重をキャンセルする自重キャンセル機構を備えたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項記載のステージ装置。
- 前記自重キャンセル機構は、前記第2ステージと前記基板ホルダとの間に介在されていることを特徴とする請求項11記載のステージ装置。
- 前記自重キャンセル機構は、前記基板ホルダを非接触支持することを特徴とする請求項11又は12記載のステージ装置。
- 前記自重キャンセル機構は、前記基板ホルダを非接触状態で傾斜方向に揺動可能に支持する支持部を有することを特徴とする請求項11〜13のいずれか一項記載のステージ装置。
- 前記支持部は、弾性体と、前記弾性体に接続され、基板ホルダを非接触支持する非接触支持部とを含むことを特徴とする請求項14記載のステージ装置。
- マスクのパターンを投影光学系を介して基板に露光する露光装置において、
前記基板を保持する基板ホルダを移動可能に支持するステージ装置を備え、
前記ステージ装置は、請求項1〜請求項15のいずれか一項記載のステージ装置により構成されていることを特徴とする露光装置。 - 前記第1ステージを移動可能に支持する第1ベースは、前記マスクを支持するマスクステージ及び前記投影光学系のそれぞれを支持するコラムと一体的に結合されていることを特徴とする請求項16記載の露光装置。
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