JP3965406B2 - 荷受台及びこれを用いた荷受台昇降装置 - Google Patents

荷受台及びこれを用いた荷受台昇降装置 Download PDF

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Description

本発明は、貨物車両の下部に格納可能に設けた荷受台及びこれを用いた荷受台昇降装置に関するものである。
貨物車両においては、その車両に設置した荷台上に荷物を積載し、また荷台上の荷物を地上、プラットフォ−ム等に荷降ろしする作業を支援するために、その車両の例えば後方下部には、折畳み状態から展開された状態となる荷受台と、この荷受台を例えば地上と貨物車両の荷台との間を昇降移動させる昇降機構と、折畳まれた荷受台を車両側または後方に移動させる移動機構とからなる荷受台昇降装置が装備されている。
前述した荷受台は、折畳み状態から展開された場合に、その表面が平らになるように、荷受台の下面幅方向に並設した補剛部(スチフナ)とその端面部に設けたストッパ部とを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−206133号公報
上述した荷受台昇降装置における荷受台は、その車両の後方下部への格納のために、例えば荷物搬出入方向(貨物車両の長手方向)に対して直交する方向に、先端部、中間部、基端部の3つの荷受台部材に分割され、その幅方向2箇所でヒンジにより回動可能に連結して、3つ折れ状態に折畳めるように構成しているため、補剛部は先端、中間、基端の3つの荷受台部材の裏面にそれぞれ設けられている。これらの補剛部は、この補剛部を構成する補剛部材のボルト孔にボルトを通して、このボルトを各荷受台部材の下面にねじ込むことによって組み付け構成している。
このため、展開状態の荷受台上に積載した荷物を昇降させた場合、荷受台に荷重が作用するが、特に荷受台における先端の荷受台部材に荷重が作用すると、この荷重が前述したストッパ部を介して中間の荷受台部材における補剛部に作用する。このとき、その補強部材はそのボルト孔とボルトとの隙間分だけ、車両側にずれを生じる。
このずれにより、荷受台の先端側では、たわみが発生し、荷受台の先端側が上下に移動する。この結果、作業者は荷物の積込み、積降ろし時に、荷物の落下防止に傾注しなければならず、その疲労度が多大になっていた。
本発明は、上述の事柄に基づいてなされてもので、作業者の疲労度を軽減し、より安定した荷物の積込み、積み降ろしを行うことができる荷受台及びこれを用いた荷受台昇降装置を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するために、第1の発明は、貨物車両の下部に格納することができる先端の荷受台部材とこれに折畳み可能に設けた中間の荷受台部材とからなる荷受台において、前記先端の荷受台部材の下面にボルト固定した補剛部と、前記先端の荷受台部材の端面に当接するように前記補剛部に設けた補剛部のずれ防止用部材とを備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、貨物車両の下部に格納することができる先端の荷受台部材とこれに折畳み可能に設けた中間の荷受台部材とからなる荷受台において、前記中間の荷受台部材の下面にボルト固定した補剛部と、前記中間の荷受台部材の端面に当接するように前記補剛部に設けた補剛部のずれ防止用部材とを備えたことを特徴とする。
更に、第3の発明は、貨物車両の下部に格納することができる先端の荷受台部材とこれに折畳み可能に設けた中間の荷受台部材とからなる荷受台において、前記先端の荷受台部材の下面にボルト固定した第1の補剛部と、前記先端の荷受台部材の端面に当接するように前記第1の補剛部に設けた補剛部のずれ防止用部材と、前記中間の荷受台部材の下面にボルト固定した第2の補剛部と、前記中間の荷受台部材の端面に当接するように前記第2の補剛部に設けた補剛部のずれ防止用部材とを備えたことを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれかにおいて、前記補剛部のずれ防止用部材は、補剛部を構成する端部材に一体的に形成したことを特徴とする。
更に、第5の発明は、第1乃至第4の発明のいずれかの荷受台を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置にある。
本発明の荷受台によれば、荷受台のたわみを抑えることができるので、より安定した荷物の積込み、積み降ろしが可能になる。
本発明の荷受台昇降装置によれば、荷受台のたわみを抑えることができるので、より安定した荷物の積込み、積み降ろしが可能になり、その作業時の疲労度を軽減することができる。
以下、本発明の荷受台及びこれを用いた荷受台昇降装置の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の荷受台及びこれを用いた荷受台昇降装置の一実施の形態を備えた貨物車両の一例の全体構成を示す斜視図である。この図において、1は貨物車両で、この貨物車両1はそのシャシ2を構成する運転室3後方の車枠4上に、この例では内部に荷物を収納する空間を有し、後方に開閉扉5を有する荷台6を設置している。
前述した貨物車両1の後方下部には、荷受台昇降装置100が設置されている。この荷受台昇降装置100は、走行時等には荷受台7を折り畳んで車枠4の下部に格納(収容)し、荷台6への荷物の積み降ろし作業時には、車枠4の後方側にスライドさせ突出させた荷受台7を荷台6の床面と地上との間で昇降させて、作業に応じて荷物や作業者の荷台6への積み降ろしを支援するものである。
この荷受台昇降装置100は、大略的に荷受台7と、この荷受台7を車枠4に対して昇降させる荷受台昇降駆動部8と、荷受台7及び荷受台昇降駆動部8を貨物車両1の後部でその前後に移動させる荷受台スライド部9と、その動力源、操作部等とで構成されている。
前述した荷受台7、荷受台昇降駆動部8及び荷受台スライド部9を備えた荷受台昇降装置100の詳細な構成を図2及び図3を用いて説明する。図2は前述した荷受台7、荷受台昇降駆動部8及び荷受台スライド部9を備えた荷受台昇降装置100の一実施の形態の詳細な構成を示す斜視図、図3はその側面図である。これらの図において、図1と同符号のものは同一部分である。
これらの図において、まず、荷受台スライド部9の構成を説明すると、10,10は車枠4の後方側下部における車両1の前側幅方向の2箇所にボルト等によって固定した前側のブラケット、11,11は車枠4の後方側下部における車両1の後側幅方向の2箇所にボルト等によって固定した後側のブラケット、12は前側のブラケット10,10間に設けた補強用のビームである。13は前側のブラケット10、10の下部にそれぞれ固定した支持板である。
14,14は前側のブラケット10と後側のブラケット11との間にそれぞれ設けたガイドレールで、このガイドレール14、14は車両1の幅方向(左右)2箇所に車両1の前後方向に沿うようにほぼ水平に配設されている。また、ガイドレール14は、例えばH型鋼等で構成されている。
15は各ガイドレール14に沿って移動可能に設けたスライダで、このスライダ15はH型断面(又はコの字型断面)のガイドレール14を挟みこむようにしてガイドレール14の面に摺接するスライドパットとこのスライドパットを支持する枠体とで構成されている。
16は各スライダ15間に設けたビーム、17は先端が車両後方に突出するように車両1の幅方向に間隔をもって設けた支持ローラ取付用の支持部材、18は支持部材17の先端に回転可能に設けた支持ローラで、この支持ローラ18は格納時に荷受台7を支持しかつ荷受台7を格納又は展開する際に荷受台7の動作をガイドする。19はスライダ15の操作用のシリンダで、そのシリンダ本体は支持部材17内に収容されて固定され、そのピストンロッドの先端部はピン20によって支持板13に連結されている。
次に、荷受台昇降駆動部8の構成を図2及び図3を用いて説明すると、21は内側基端フレームで、この内側基端フレーム21は各スライダ15の外側に位置するようにビーム16にそれぞれ固定されている。22は外側基端フレームで、この外側基端フレーム22は各内側基端フレーム21の外側に位置するようにビーム16にそれぞれ固定されている。23は第1アームで、この第1アーム23の一端は内側基端フレーム21にピン24によって回動可能に連結されている。25は第2アーム(リフトアーム)で、この第2アーム25の一端はピン26によって第1アーム23に連結され、その他端はピン27によって荷受台7の基部側に連結されている。28は第3アーム(コンプレッションアーム)で、この第3アーム28の一端はピン29によって外側基端フレーム22に、その他端はピン30によって荷受台7の基部側に連結されている。31は第2アーム25の操作用のシリンダで、このシリンダ31のシリンダ本体の基端はピン32によって第2アーム25に、そのピストンロッドはピン33によって第1アーム23の他端に連結されている。
34は第2アーム25の回動範囲の下限角を規定するストッパボルトで、このストッパボルト34は内側基端フレーム21の下端部に設けたストッパ部35に当接するように第1アーム23の下端部に設けられている。
このとき、図3では荷受台7の基部が接地して更にシリンダ31が縮退しているため、
シリンダ31によって荷受台7の基部側に第1アーム23が引っ張られ、第1アーム23が第2アーム25に対してなす角度が小さくなっており、荷受台7の基部が後方に向かって下り方向に傾斜している。しかし、図3の状態からシリンダ31が伸長し、第1アーム23のストッパボルト34が内側基端フレーム21のストッパ部35に当接した状態では、上述した第2及び第3アーム25,28のピン26,27,29,30の配置は平行四辺形の頂点の位置関係を構成するので、シリンダ31による第2アーム25の回動により、荷受台7の上面がほぼ水平を保って上下動するようになっている。
36は第2アーム25の回動範囲の上限角を規定するストッパボルトで、このストッパボルト36は第2アーム25の基端部近傍に設けたストッパ部37が当接するように内側基端フレーム21の上端部に設けられている。
38は動力装置で、この動力装置38は図2に示すように貨物車両1における車枠4の後端下部の側方に位置するようにビーム16の一方の端部に取り付けられている。この動力装置38は、油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油をスライダ15の操作用のシリンダ19及び第2アーム25の操作用のシリンダ31にそれぞれ切り換え供給する複数のコントロールバルブとを少なくとも内蔵している。油圧ポンプは、例えば貨物車両1の発電機又はバッテリからの供給電力によって駆動される。
39は操作部で、この操作部39は、図2に示すように貨物車両1における車枠4の後端下部の側方に位置するようにビーム16の他方の端部に取り付けられている。この操作部39内の操作ボタンの操作によって、動力装置38にスライダ15の操作用のシリンダ19及び第2アーム25の操作用のシリンダ31への伸縮操作信号を出力する。
なお、図2に示したように、支持ローラ18の支持部材17には、折り畳まれた荷受台7の先端部側が支持ローラ18に当接しているかどうかを検出する格納位置センサ40が設けられている。この格納位置センサ40は、荷受台7が支持ローラ18に当接していることが検出された場合、この検出信号を図示しない制御装置に出力する。これにより、制御装置は、動力装置38を制御し、折り畳まれた荷受台7がほぼ水平の状態となったら、それ以上第2アーム25の操作用のシリンダ31を伸長させることなくスライダ15の操作用のシリンダ19を縮退させ、車枠4の下部に荷受台7を引き込んで格納するようにスライダ15の操作用のシリンダ19及び第2アーム25の操作用のシリンダ31を連動制御する。
次に、荷受台7の構成を図2、図3に加えて図4乃至図7を用いて説明する。図4は図3に示す荷受台7を一部省略して示す底面図、図5はその正面図、図6は図4のA部を拡大して示す側面図、図7は図6の縦断面図である。これらの図において、図2、図3に示す符号と同符号のものは同一部分である。
これらの図において、荷受台7は、図3及び図4に示すように車両側に位置する基端の荷受台部材41と、この荷受台部材41にヒンジ42により連結された中間の荷受台部材43と、この荷受台部材43にヒンジ44により連結された先端の荷受台部材45とで構成され、貨物車両1の走行時には貨物車両1の後方下部に格納するために、荷受台7の荷受面側に折り畳まれ、また荷物の積み降ろし時には荷物又はキャスタ付の台車を搭載することができるように、図2および図3に示すようにストッパ部46,47の当接により荷受面側が平面になるように展開される。
先端の荷受台部材45には、図2に示すように起伏可能なストッパ装置48が設けられている。このストッパ装置48は台車に設けたキャスタ、車輪等の走行輪の貨物車両後方への移動を阻止し、台車の荷受台7からの滑落を防止するものである。また、先端の荷受台部材45及び中間の荷受台部材43の各両側には、図4及び図5に示すように保護板49が設けられている。
また、先端の荷受台部材45及び中間の荷受台部材43の各裏面には、図4及び図5に示すようにその幅方向にそれぞれ補剛部50,51が設けられている。こられの補剛部50,51は、先端の荷受台部材45及び中間の荷受台部材43はアルミニウム製の中空構造体であるので、その剛性を高めるものである。
これらの補剛部50,51の詳細な構成を図6及び図7を用いて説明するが、まず、補剛部50の構成を説明すると、この補剛部50は上部材52と、この上部材52の両側に設けた側部材53と、この側部材53間に設けた下部材54と、側部材53の端部に設けられ、ストッパ受け面を兼ねる端部材55とで構成されている。
上部材52には、先端の荷受台部材45の2つのボルト孔56にそれぞれ対応するボルト孔57が設けられている。下部材54には、補剛部50を先端の荷受台部材45に取り付けるボルト59(後述する)のねじ込み作業を行うための孔58が設けられている。
上述した補剛部50は、先端の荷受台部材45を反転した状態、即ち先端の荷受台部材45の表面を下側にした状態で、ボルト59を先端の荷受台部材45側に配置したワッシャ60を通して、ナット61にねじ込むことにより、先端の荷受台部材45の裏面に取り付けられる。
補剛部50を構成する端部材55の上部には、上部材52の上面に位置し、先端の荷受台部材45の端面に当接する補剛部のずれ防止用部材62が一体的に設けられている。この補剛部のずれ防止用部材62は、先端の荷受台部材45上の荷重が作用したとき、ボルト孔56、57とボルト59との隙間に起因して生じる補剛部50における荷受台7の表面と平行な方向の移動を抑制するものであり、この移動を抑えることにより、先端の荷受台部材45のたわみを抑えることができる。
次に、補剛部51の構成を説明すると、この補剛部51は前述した補剛部50とは大きさが異なるが、ほぼ同様な構成であり、上部材63と、この上部材63の両側に設けた側部材64と、この側部材64間に設けた下部材65と、側部材64の端部に設けられ、ストッパ取付部を兼ねる端部材66とで構成されている。
上部材63には、中間の荷受台部材43のボルト孔67にそれぞれ対応するボルト孔68が設けられている。下部材65には、補剛部51を中間の荷受台部材43に取り付けるボルト70(後述する)のねじ込み作業を行うための孔69が設けられている。
上述した補剛部51は、中間の荷受台部材43を反転した状態、即ち中間の荷受台部材43の表面を下側にした状態で、ボルト70を中間の荷受台部材43側に配置したワッシャ71を通して、ナット72にねじ込むことにより、中間の荷受台部材43の裏面に取り付けられる。
補剛部51を構成する端部材66の端面部には、補剛部50を構成する端部材55の端面に当接するストッパ73がボルト74によって取り付けられ、また端部材66の上部には、上部材63の上面に位置し、中間の荷受台部材43の端面に当接する補剛部のずれ防止用部材75が一体的に設けられている。この補剛部のずれ防止用部材75は、先端の荷受台部材45上の荷重が作用したとき、ボルト孔67、68とボルト70との隙間に起因して生じる補剛部51における荷受台7の表面と平行な方向の移動を抑制するものであり、この移動を抑えることにより、先端の荷受台部材45のたわみを抑えることができる。
前述した補剛部50,51を構成する下部材54,65には、それぞれねじ76によって接地用のパット77が取り付けられている。
次に、上述した本発明の荷受台及びこれを用いた荷受台昇降装置の一実施の形態の動作を図面を用いて説明する。
図1に示すように、荷受台7が貨物車両1の後方下部に折畳まれて格納されている状態から作業状態に移行させるには、まず、操作部39により所定の操作を行って、荷受台スライド部9におけるシリンダ19のピストンロッドを伸長させて、スライダ15をガイドレール14に沿って貨物車両の後方に向かって移動させ、荷受台7及び荷受台昇降駆動部8を貨物車両1の後方に突出させる。
次に、荷受台昇降駆動部8におけるシリンダ31のピストンロッドを縮めて、第2アーム(リフトアーム)25を図3において時計回りに回動し荷受台7における基端の荷受台部材41を接地させる。この移行動作中に、支持ローラ18に支持されていた荷受台7は、折り畳まれたままの状態で支持ローラ18に転動しつつ、支持ローラ18に倣ってほぼ水平な状態から徐々に貨物車両の後方に向かって立ち上がり、人手でも容易に展開可能な状態まで立ち上がる。
この状態となったら、荷受台7を展開するが、まず、荷受台7における中間の荷受台部材43の裏面に設けた図示しないグリップを引き、この荷受台部材43をほぼ水平の状態に展開する。次に、先端の荷受台部材45の裏面に設けた図示しないグリップを引き、中間の荷受台部材43に折畳まれている先端の荷受台部材45をほぼ水平の状態に展開する。
次に、シリンダ31のピストンロッドを縮めて、荷受台7全体を貨物車両1の後方に向かって下り傾斜となるように傾斜させ、先端の荷受台部材45の先端部を地面に近接させる。これにより、図2及び図3に示すように、荷受台7は、その荷受面上に例えば台車等により荷物を積載可能な状態に維持される。この状態において、荷受台7上に台車を積載した後、ストッパ装置48の固定を解除すると、ストッパ装置48は、ばねの附勢力によって回動し、荷受台7の荷受面から上方に起立・突出する。この起立したストッパ装置48に台車の走行輪を当接させることにより、台車を荷受台7から滑落しないように荷受台7上に載置することができる。
上記の荷受台7上に荷物及びその台車等が載置された後に、操作部39によって荷受台昇降駆動部8を駆動することにより、荷受台7を貨物車両1の荷台6の床面まで上昇させるが、その過程において、その先端の荷受台部材45及び中間の荷受台部材43に荷重が作用して、図7に示すように補剛部50はその端部材55と補剛部51のストッパ73との当接によって生じる反力によって、図7において右方向にボルト孔56,57とボルト59との隙間分、また補剛部51は図7において左方向にボルト孔67,68とボルト70との隙間分ずれようとするが、このずれはそれぞれ先端の荷受台部材45の端面に当接する補剛部50のずれ防止用部材62、中間の荷受台部材43の端面に当接する補剛部51のずれ防止用部材75によって阻止される。
その結果、補剛部50と補剛部51の各荷受台部材に対するずれは無くなり、これに伴う、荷受台部材、特に先端の荷受台部材45のたわみを抑えることができる。また、ボルト59及びボルト70への剪断力を皆無にすることができ、その損傷も防止することができる。
上述した所定の操作により、荷受台7は予め設定された貨物車両1の荷台6の床面まで上昇し停止する。これにより、荷受台7上の台車を荷台6内に搬入することができる。
荷搬入後、更に荷積みを行う場合には、荷受台7を下降させた後、ストッパ装置48を荷受台7に収納固定して、上述した動作を繰り返すことにより、荷積み又は荷降ろし及び荷受台7の格納を行うことができる。
上述したように、本発明の荷受台の実施の形態によれば、荷受台のたわみを抑えることができるので、より安定した荷物の積込み、積み降ろしが可能になる。また、補剛部の荷受台部材への取付用ボルトに、剪断力を与えることがないので、その損傷を防ぐことができる。更に、補剛部50,51のずれ防止用部材62,75をそれぞれ端部材55,66に一体的に設けたので、部品点数、加工作業を削減することができる。
また、本発明の荷受台昇降装置の実施の形態によれば、荷受台のたわみを抑えることができるので、より安定した荷物の積込み、積み降ろしが可能になるので、その作業時の疲労度を軽減することができる。
上述の実施の形態においては、補剛部50のずれ防止部材62をその端部材55の上部に、また補剛部51のずれ防止部材75をその端部材66の上部にそれぞれ一体的に形成したが、補剛部50のずれ防止部材62及び補剛部51のずれ防止部材75をそれぞれ端部材55及び端部材66とは別体として、それぞれの上部材52,63に固定することも可能である。
また、上述の実施の形態においては、補剛部50,51にそれぞれ補剛部のずれ防止部材62または補剛部51のずれ防止部材75を設けたが、先端荷重が大きく作用する補剛部50にだけに補剛部50のずれ防止部材62を設けて構成することも可能であり、また補剛部50,51の各荷受台部材へのボルト固定構造に対応して、補剛部50のずれ防止部材62または補剛部51のずれ防止部材75のいずれか一方のみを設けることも可能である。
更に、上述の実施の形態においては、補剛部50,51を、その上部材52,63の内側からボルトによって各荷受台部材の裏面に固定したが、補剛部50,51における各側部材53,64の外側にフランジを設け、このフランジをボルトによって各荷受台部材の裏面に固定した場合にも、本発明を適用することができる。
本発明の荷受台の一実施の形態を備えた貨物車両の全体構成を表す斜視図である。 本発明の荷受台の一実施の形態を備えた荷受台昇降装置を示す斜視図である。 本発明の荷受台の一実施の形態を備えた荷受台昇降装置を示す側面図である。 本発明の荷受台の一実施の形態の底面図である。 本発明の荷受台の一実施の形態の正面図である。 図4に示す荷受台部分Aを拡大して示す正面図である。 図6に示す荷受台部分Aの縦断面図である。
符号の説明
1 貨物車両
3 運転室
4 車枠
6 荷台
7 荷受台
8 荷受台昇降駆動部
9 荷受台スライド部
41 基端の荷受台部材
43 中間の荷受台部材
45 先端の荷受台部材
50 補剛部
51 補剛部
62 補剛部のずれ防止部材
75 補剛部のずれ防止部材

Claims (5)

  1. 貨物車両の下部に格納することができる先端の荷受台部材とこれに折畳み可能に設けた中間の荷受台部材とからなる荷受台において、前記先端の荷受台部材の下面にボルト固定した補剛部と、前記先端の荷受台部材の端面に当接するように前記補剛部に設けた補剛部のずれ防止用部材とを備えたことを特徴とする荷受台。
  2. 貨物車両の下部に格納することができる先端の荷受台部材とこれに折畳み可能に設けた中間の荷受台部材とからなる荷受台において、前記中間の荷受台部材の下面にボルト固定した補剛部と、前記中間の荷受台部材の端面に当接するように前記補剛部に設けた補剛部のずれ防止用部材とを備えたことを特徴とする荷受台。
  3. 貨物車両の下部に格納することができる先端の荷受台部材とこれに折畳み可能に設けた中間の荷受台部材とからなる荷受台において、前記先端の荷受台部材の下面にボルト固定した第1の補剛部と、前記先端の荷受台部材の端面に当接するように前記第1の補剛部に設けた補剛部のずれ防止用部材と、前記中間の荷受台部材の下面にボルト固定した第2の補剛部と、前記中間の荷受台部材の端面に当接するように前記第2の補剛部に設けた補剛部のずれ防止用部材とを備えたことを特徴とする荷受台。
  4. 前記補剛部のずれ防止用部材は、補剛部を構成する端部材に一体的に形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の荷受台。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の荷受台を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置。
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