JP4665990B2 - メータ装置、情報処理装置及びメータ駆動方法 - Google Patents

メータ装置、情報処理装置及びメータ駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、指示部を移動させることにより所定の値を表示するメータ装置、情報処理装置及びメータ駆動方法に関する。
例えばオーディオ再生装置などには、メータが配置され、再生されるオーディオ信号の振幅値(音量レベル)が、そのメータによって表示される。メータは、主に、アナログ形式とデジタル形式とに大別される。アナログ形式のメータは、例えば指標針(指示針)などの位置により、音量レベルを表示する。一方、デジタル形式のメータは、表示部に音量レベルを表した所定の表示や数値を表示する。アナログ形式のメータとしては、例えば、下記特許文献1に記載されたようなメータがあり、デジタル形式のメータとしては、例えば、下記特許文献2,3に記載されたようなメータがある。なお、ここで言うアナログ形式及びデジタル形式とは、メータに入力するオーディオ信号がアナログであるのかデジタルであるのかを意味するのではなく、メータがそのオーディオ信号をユーザに通知する際に使用する表示形式を意味する。
一方、多くのユーザは、デジタル形式のメータよりも、アナログ形式のものに慣れ親しんでおり、アナログ形式のメータの方が直感的に音量を認識することができる。従って、デジタル化の進んだ昨今であっても、デジタル形式のメータよりもアナログ形式のメータを好むユーザは非常に多い。
アナログ形式のメータの多くは、コイルとマグネットとを含む単純な構造で構成される。この場合、例えば、オーディオ信号(電流)をコイルに流し、コイルで発生した磁界とマグネットとの磁界との相互作用により、指標針が所定の位置へと移動される。
特開平2−138878号公報 特開平5−275945号公報 特開昭64−10483号公報
しかしながら、このようなコイル式のメータでは、コイルで発生した磁界とマグネットとの磁界との相互作用を精度良く制御することは難しく、指標針の停止位置のコントロールが難しい。また、コイルに流れるオーディオ信号の振幅値により、指標針が振られるため、大きな振幅値のオーディオ信号が入力した場合、指標針は回動範囲を振り切ってしまう。一方、オーディオ信号の振幅値は、アンプなどにより増幅されているが、アンプの増幅率を変更したとしても、メータは、実際にオーディオ信号を流さないと、そのオーディオ信号の信号レベルを表示することができない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、入力信号の増幅率と連動し、停止位置を精度良くコントロールすることが可能な、新規かつ改良されたメータ装置、情報処理装置及びメータ駆動方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、所定の範囲内を移動可能に支持され、上記所定の範囲の一端である基準位置からの移動量により、入力信号の振幅値を表す指示部と、上記入力信号の増幅率を取得する増幅率取得部と、上記増幅率取得部が取得した増幅率に基づいて、当該増幅率における上記指示部の最大移動量を決定する最大移動量決定部と、上記最大移動量決定部が決定した最大移動量と上記入力信号の振幅値とに基づいて、上記基準位置と当該基準位置から上記最大移動量だけ移動した最大移動位置との間における上記入力信号の振幅値に応じた位置へ、上記指示部を移動させる駆動制御部と、を有する、メータ装置が提供される。
この構成によれば、増幅率取得部により、入力信号の増幅率が取得され、最大移動量決定部により、その増幅率に基づいて、指示部の最大移動量が決定される。そして、その最大移動量と入力信号の振幅値とに基づいて、駆動制御部により、指示部が、移動可能な所定の範囲内で、かつ、基準位置と、その基準位置から最大移動量だけ移動した最大移動位置との間において、入力信号の振幅値に応じた位置へと移動される。つまり、指示部は、基準位置と最大移動位置との間で移動させられ、かつ、その最大移動位置は、入力信号の増幅率に基づいて決定される。従って、指示部の位置により、オーディオ信号の振幅値を表すことができるだけでなく、オーディオ信号の増幅率をも表すことができる。また、駆動制御部が振幅値だけでなく増幅率にも基づいて指示部を移動させることにより、指示部をオーディオ信号に応じた増幅率へ、より正確に移動させることができる。
また、上記指示部を移動させるステッピングモータを更に有し、上記駆動制御部は、上記ステッピングモータに所定のステップ数だけ駆動信号を出力することにより、上記指示部を移動させてもよい。
また、上記駆動制御部は、上記増幅率取得部が取得する増幅率が変化して上記最大移動量決定部が決定する上記最大移動量が変化した場合、当該最大移動量だけ上記基準位置から移動した最大移動位置へと、上記指示部を一旦移動させてもよい。
また、上記所定の範囲の一端である基準位置と当該所定の範囲の他端とにそれぞれ配置され、上記指示部が上記所定の範囲の一端又は他端に到達したことを検出する少なくとも2つのセンサと、起動時に、上記ステッピングモータに駆動信号を供給して上記指示部を上記所定の範囲中を移動させ、上記少なくとも2つのセンサの検出結果と供給した駆動信号とに基づいて、上記指示部を所定量移動させる際に必要な上記ステッピングモータのステップ数を決定するステップ数決定部と、
を有してもよい。
また、複数の入力信号の中から、上記指示部に表示させる入力信号を選択する入力信号選択部を更に有し、上記駆動制御部は、上記入力信号選択部が選択した入力信号に対する増幅率を上記増幅率取得部が取得しない場合、上記入力信号選択部が選択した入力信号の振幅値に基づいて、上記所定の範囲の一端と他端との間における上記入力信号の振幅値に応じた位置へ、上記指示部を移動させてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、音声を再生する再生部と、上記再生部が再生したオーディオ信号を増幅する増幅部と、所定の範囲内を移動可能に支持され、上記所定の範囲の一端である基準位置からの移動量により、上記増幅部により増幅されたオーディオ信号の振幅値を表す指示部と、上記増幅部から上記オーディオ信号の増幅率を取得する増幅率取得部と、上記増幅率取得部が取得した増幅率に基づいて、当該増幅率における上記指示部の最大移動量を決定する最大移動量決定部と、上記最大移動量決定部が決定した最大移動量と上記オーディオ信号の振幅値とに基づいて、上記基準位置と当該基準位置から上記最大移動量だけ移動した最大移動位置との間における上記オーディオ信号の振幅値に応じた位置へ、上記指示部を移動させる駆動制御部と、を有する、情報処理装置が提供される。
また、上記オーディオ信号を含む複数の入力信号を取得可能な入力信号取得部と、上記入力信号取得部が取得した複数の入力信号の中から、上記指示部に表示させる入力信号を選択する入力信号選択部と、を更に有し、上記駆動制御部は、上記入力信号選択部が上記オーディオ信号以外の入力信号を選択した場合、上記指示部に上記入力信号選択部が選択した入力信号の振幅値を表示させるように、当該振幅値に基づいて、上記所定の範囲の一端と他端との間における上記入力信号の振幅値に応じた位置へ、上記指示部を移動させてもよい。
また、上記入力信号取得部は、上記情報処理装置の内部又は外部に配置された記録媒体から、当該記録媒体の使用容量を振幅値で表した入力信号を取得し、上記駆動制御部は、前記入力信号選択部が前記記録媒体の使用容量を振幅値で表した入力信号を選択した場合、当該入力信号に基づいて、上記所定の範囲の一端と他端との間における記録媒体の使用容量に応じた位置へ、上記指示部を移動させてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、入力信号の増幅率を取得する増幅率取得ステップと、所定の範囲内を移動可能に支持され上記所定の範囲の一端である基準位置からの移動量により入力信号の振幅値を表す指示部の最大移動量を、上記増幅率取得ステップで取得した増幅率に基づいて決定する最大移動量決定ステップと、上記最大移動量決定ステップで決定した最大移動量と上記入力信号の振幅値とに基づいて、上記基準位置と当該基準位置から上記最大移動量だけ移動した最大移動位置との間における上記入力信号の振幅値に応じた位置へ、上記指示部を移動させる駆動ステップと、を有する、メータ駆動方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、入力信号の増幅率と連動して、停止位置を精度良くコントロールすることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、本発明の一実施形態に係るメータ装置は、様々な装置に適用することができ、様々な入力信号を表すことができる。このメータ装置を適用することができる装置は、振幅値が変化する所定の信号が伝達される装置であればよく、特にオーディオを再生することができる装置であることが望ましい。このような装置としては、例えば、アナログ又はデジタルテレビなどの表示装置、ビデオテープ・カセットテープ・DAT(Digital Audio Tape)・レコード・HDD(Hard Disk Drive)・DVD(Digital Versatile Disc)・CD(Compact Disc)・MD(Mini Disk)・MO(Magneto Optical)などの記録/再生装置、ラジオ放送・テレビ放送を受信したり記録されたコンテンツを再生できるラジオ・携帯電話・コンピュータ・PDA(Personal Digital Assistant)、その他オーディオ再生・記録装置などの装置に適用することができる。説明の便宜上、以下では、本発明の一実施形態に係るメータ装置が、オーディオの再生装置に適用された場合について説明する。
<オーディオ再生装置>
まず、図1を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るメータ装置が適用されたオーディオ再生装置の概要について説明する。図1は、本実施形態に係る再生装置の概要について説明するための説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る再生装置10は、オーディオ再生部11と、チューナ12と、外部入力部13と、モード切替部14と、記録制御部15と、増幅部16と、音声出力部17と、表示部18と、メータ装置100とを有する。
オーディオ再生部11は、再生部の一例であって、記録媒体に記録されたオーディオデータを読み出して、オーディオ信号を再生する。この記録媒体は、再生装置10の外部から接続されたり挿入されてもよく、再生装置10に内蔵されていてもよい。
外部から挿入される記録媒体としては、例えば、ビデオテープ・カセットテープ・DAT等の磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、各種のCD・MO・DVD・MD等の光ディスク、レコードなどが挙げられる。この場合、オーディオ再生部11は、例えば各記録媒体のドライブであってもよい。
外部から接続される記録媒体としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)・ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)・半導体メモリなどが挙げられる。この場合、オーディオ再生部11は、例えば接続された各記録媒体から記録データを読み出して再生する。
再生装置10に内蔵される記録媒体としても、例えば、HDD・ROM・RAM・半導体メモリなどが挙げられる。この場合、オーディオ再生部11は、例えば内蔵された各記録媒体から記録データを読み出して再生する。
なお、このオーディオ再生部11は、インターネット等のネットワークからオーディオデータを取得してもよい。また、ここで言う「オーディオ信号」とは、後述する音声出力部17により音声出力される音声信号などを意味し、「オーディオデータ」とは、そのオーディオ信号が含まれる音声情報などを意味する。つまり、オーディオデータには、音声信号が含まれており、そのオーディオデータを読み出すことにより、オーディオ信号が生成される。ただし、このオーディオデータ及びオーディオ信号は、アナログであっても、デジタルであってもよく、適宜デジタル/アナログ変換部やアナログ/デジタル変換部(図示せず)等により、変換されるが、ここでは説明の便宜上、信号の伝達形式の変換については説明を省略する。
チューナ12は、再生部の一例であって、オーディオデータを含み有線又は無線送信された放送データを受信する。このチューナ12が受信する放送データは、アナログ放送であってもデジタル放送であってもよく、例えば、無線テレビ放送、有線テレビ放送、無線ラジオ放送、有線ラジオ放送などであってもよい。そして、チューナ12は、受信した放送データに対して、例えば周波数選択・デコード等の処理を行うことにより、オーディオ信号を再生する。
外部入力部13は、再生部の一例であって、外部からオーディオ信号を取得する。つまり、外部入力部13は、外部のオーディオ再生装置、チューナ、マイク等に接続されて、これらから入力するオーディオ信号を取得して再生する。ここでは説明の便宜上、外部からオーディオ信号を取得する場合も、オーディオ信号の再生に含めることにする。
以上のように、本実施形態に係る再生装置10は、様々なソース(音源)からオーディオデータ又はオーディオ信号を取得して、オーディオ信号を再生することが可能である。なお、ここでは、ソース、つまりオーディオ信号の取得先として、記録媒体、ネットワーク、放送信号、外部の装置などを挙げているが、本発明はこの例に限定されず、様々な形態の再生部を備えることができることは言うまでもない。なお、以下では、オーディオ信号を再生する各構成(オーディオ再生部11,チューナ12,外部入力部13など)を「再生部」と総称する。
モード切替部14は、再生装置10の動作モードを切り換える。動作モードは、例えば再生モードと記録モードと表示モードとに大別される。
再生モードでは、モード切替部14は、まず、オーディオ再生部11,チューナ12,外部入力部13などで再生されたオーディオ信号を取得する。そして、モード切替部14は、設定されているモードに応じて、そのオーディオ信号の少なくとも1つを選択して増幅部16等に出力することにより、オーディオ信号を音声出力させる。
記録モードでも、モード切替部14は、まず、オーディオ再生部11,チューナ12,外部入力部13などで再生されたオーディオ信号を取得する。そして、モード切替部14は、設定されているモードに応じて、そのオーディオ信号の少なくとも1つを選択して記録制御部15に出力し、記録媒体に記録させる。
一方、表示モードは、メータ装置100に表示させる情報を設定するモードであり、再生モードや記録モードと同時に設定することができる。以下で説明するようにメータ装置100は複数の入力信号を取得することができるが、表示モードでは、この複数の入力信号のうち、メータ装置100に表示させる入力信号を選択することができる。
このモード切替部14によるモード切替は、例えば、ユーザの操作に応じて行われてもよく、各再生部の再生状況に応じて自動的に行われてもよい。
なお、上記再生モード及び記録モードともに、使用されるオーディオ信号のソースや記録先に応じて更に細分化される。また、表示モードも、その表示させる入力信号に応じて、細分化される。
より具体的に再生モード及び記録モードの細分化について説明すれば、以下の通りである。つまり、再生モードは、音声出力させるオーディオ信号のソースに応じて、例えば「記録媒体再生モード」、「インターネット再生モード」、「放送受信再生モード(ラジオモード、テレビモード等)」、「外部入力再生モード」などのように複数のモードに細分化される。同様に、記録モードは、オーディオ信号が記録される記録媒体に応じて、例えば、「記録媒体記録モード」、「インターネット記録モード」、「放送受信記録モード(ラジオモード、テレビモード等)」、「外部入力記録モード」などのように複数のモードに細分化される。
記録制御部15は、オーディオ信号を記録媒体などに記録させる。つまり、モード切替部14が記録モードを設定する場合、この記録制御部15は、オーディオ再生部11,チューナ12,外部入力部13のいずれか1以上で再生されたオーディオ信号をモード切替部14から取得する。そして、記録制御部15は、取得したオーディオ信号を、設定されているモードに応じた記録媒体などに記録させる。この記録媒体としては、オーディオ再生部11がオーディオ信号を再生するのと同様の記録媒体が挙げられる。つまり、例えば、オーディオ再生部11がCDからオーディオ信号を再生し、記録制御部15が外部から接続された半導体メモリにそのオーディオ信号を記録するなどが、可能である。なお、この際、記録制御部15に記録されるオーディオ信号を増幅して記録することも可能である。
増幅部16は、モード切替部14からオーディオ信号を取得して、そのオーディオ信号の振幅値を所定の増幅率で増幅させる。この増幅率は、音量レベル(ボリューム)に対応し、例えばユーザの操作に応じて変更される。
音声出力部17は、増幅部16が増幅したオーディオ信号を音声出力する。つまり、音声出力部17は、例えば、スピーカ、イヤホン、ヘッドホンなどで構成され、オーディオ信号に応じた音声を音として出力してユーザに提供する。
表示部18は、再生装置10の動作に応じて、所定の表示を行うことにより、再生装置10の動作状態をユーザに通知する。
メータ装置100は、オーディオ信号などを含む入力信号の振幅値を、アナログ形式で表示するメータである。つまり、メータ装置100は、入力信号の振幅値に応じて、指標針102を回転させることにより、入力信号の振幅値をユーザに通知する。
本実施形態に係るメータ装置100は、様々な入力信号の振幅値を表すことにより、様々な情報をユーザに提供することができる。このメータ装置が表示する情報としては、例えば、オーディオ信号の音量レベル、オーディオ信号の増幅率、オーディオ再生部11が再生しているオーディオデータのコンテンツの経過時間、オーディオ再生部11がオーディオデータを取得している記録媒体や記録制御部15がオーディオ信号を記録させる記録媒体の使用容量及び残容量、記録制御部15による記録媒体への記録の進行状況、チューナ12が受信している放送波の周波数帯などが挙げられる。
音量レベルを表示する場合、メータ装置100は、入力信号として、増幅部16から増幅後のオーディオ信号を取得するか、モード切替部14からオーディオ信号を取得する。この際、メータ装置100は、音量レベルと併せて増幅率を表示するために、増幅部16から増幅率を取得する。
再生しているコンテンツの経過時間を表示する場合、メータ装置100は、入力信号として、オーディオ再生部11から、その経過時間を表す信号、例えば、再生しているコンテンツの再生時間を最大値とし経過時間を振幅値とする信号、又は、再生しているコンテンツの再生時間に対する経過時間の割合を振幅値で表す信号(「経過時間信号」ともいう。)などを取得する。
記録媒体の使用容量及び残容量を表示する場合、メータ装置100は、入力信号として、オーディオ再生部11又は記録制御部15から、その使用容量などを表す信号、例えば、記録媒体の最大記録容量を最大値とし使用容量を振幅値とする信号、又は、記録媒体の最大記録容量に対する使用容量の割合を振幅値で表す信号(「使用容量信号」ともいう。)などを取得する。
記録の進行状況を表示する場合、メータ装置100は、入力信号として、記録制御部15から、進行状況を表す信号、例えば、記録しているコンテンツの容量を最大値としそのコンテンツの記録済み容量を振幅値とする信号、又は、記録しているコンテンツの容量に対する記録済み容量の割合を振幅値で表す信号(「進行状況信号」ともいう。)などを取得する。
受信周波数帯を表示する場合、メータ装置100は、入力信号として、チューナ12から、受信周波数帯を表す信号、例えば、受信可能な最大周波数を最大値とし受信周波数を振幅値とする信号、又は、最大周波数に対する受信周波数の割合を振幅値で表す信号(「受信周波数信号」ともいう。)などを取得する。
なお、本実施形態に係るメータ装置100は、これらの入力信号をモード切替部14経由で取得するが、直接各構成から取得してもよい。また、メータ装置100は、モード切替部14から更に設定されているモードを表したモード情報を取得する。
<メータ装置100の構成>
この本発明の一実施形態に係るメータ装置100の詳しい構成について、図2を参照しつつ説明する。図2は、本実施形態に係るメータ装置の構成について説明するための説明図である。
図2に示すように、メータ装置100は、入力信号の振幅値を表示する表示部として、メータ表示部101と、指標針102と、入力信号取得部111と、入力信号選択部112と、増幅率取得部113と、メータ制御部120と、ステッピングモータ131と、ギア部132と、センサ141,142と、位置検出部143と、表示制御部150とを有する。
メータ表示部101は、メータの文字板の一例である。このメータ表示部101には、所定の数字や文字、記号などが表示されており、ユーザは指標針102が指し示す位置に表示された数字や文字、記号などを認識することにより、入力信号の振幅値などを知ることができる。なお、このメータ表示部101は、図4に示すように、指標針102の回転可能範囲以外にも所定の表示領域Jを有する。そして、メータ表示部101は、この表示領域Jに様々な情報を表示して、その情報をユーザに提供することが可能である。この表示領域Jに表示される情報としては、例えば、再生装置10の動作状態や設定モード、再生又は記録しているオーディオ信号の進行状況、チューナ12が受信している放送の周波数帯、記録媒体の使用容量などが挙げられる。また、メータ表示部101は、例えば様々な色の光を点滅させるなど、イルミネーションを行うことも可能である。
指標針102は、指示部の一例であって、図4に示すように、中心Oを回転軸として所定の範囲内を回転可能に指示され、入力信号の振幅値に応じた回転量だけ移動される。この指標針102が回転する所定の範囲を、ここでは「回転可能範囲」とも言い、回転可能範囲の一端(始端位置)を「基準位置θ0」とも言い、他端を「終端位置θ1」とも言う。上記のメータ表示部101には、図4に示すように、指標針102の回転可能範囲内の所定の位置に「0%、25%、50%、75%、100%」などの目盛りが振られている。よって、指標針102は、入力信号の振幅値に応じた回転量で移動されることにより、その位置の目盛りを指し示す。その結果、指標針102及びメータ表示部101を参照したユーザは、入力信号の振幅値を認識することができる。
入力信号取得部111は、複数の入力信号を取得する。この入力信号としては、上述したオーディオ信号I1、経過時間信号I2、使用容量信号I3、進行状況信号I4、受信周波数信号I5などが挙げられる。
入力信号選択部112は、入力信号取得部111が取得した複数の入力信号の中から、指標針102に振幅値を表示させる入力信号を選択する。この際、入力信号選択部112は、モード切替部14からモード情報を取得して、そのモード情報に応じて、入力信号を選択する。このモード情報に応じた入力信号選択の具体例を説明する。
例えば、再生モードが設定され、実際にオーディオ信号が再生されている場合、上記のモード切替部14が、オーディオ信号I1を表示させるための第1表示モードを更に設定する。そして、入力信号選択部112は、第1表示モードを表したモード情報に基づいて、オーディオ信号I1を選択する。
例えば、再生モードとして放送受信再生モードが設定されており、チューナ12が受信する周波数帯域がユーザの操作などに応じて変更された場合、上記のモード切替部14が、受信周波数信号I5を表示させるための第2表示モードを更に設定する。そして、入力信号選択部112は、第2表示モードを表したモード情報に基づいて、受信周波数信号I5を選択する。
例えば、記録モードが設定され、まだ記録媒体への記録処理が進行していない場合、上記のモード切替部14が、使用容量信号I3を表示させるための第3表示モードを更に設定する。そして、入力信号選択部112は、第3表示モードを表したモード情報に基づいて、使用容量信号I3を選択する。
例えば、記録モードが設定され、実際に記録媒体への記録処理が進行している場合、上記のモード切替部14が、進行状況信号I4を表示させるための第4表示モードを更に設定する。そして、入力信号選択部112は、第4表示モードを表したモード情報に基づいて、進行状況信号I4を選択する。
以上例示したように、入力信号選択部112は、モード情報に基づいて、入力信号を選択するが、この選択は、様々なバリエーションが考えられる。この際、モード切替部14は、再生装置10の動作状態に応じて、その動作状態に対応する入力信号を表示させるための表示モードを自動的に設定してもよい。また、モード切替部14は、ユーザの操作に応じて、その操作に対応する入力信号を表示させるための表示モードを設定してもよい。そして、入力信号選択部112は、これらの設定された表示モードに基づいて、入力信号を選択する。なお、この入力信号選択部112は、例えば、表示モードが設定されていない場合には、再生モードであればオーディオ信号を選択し、記録モードであれば進行状況信号を選択することも可能である。
増幅率取得部113は、増幅部16からオーディオ信号の増幅率を表した増幅率情報を取得する。なお、増幅率取得部113は、他の入力信号が増幅される場合、その増幅率を取得することも可能であるが、本実施形態では、増幅率取得部113は、オーディオ信号の増幅率のみを取得する場合について説明する。
メータ制御部120は、入力信号選択部112が選択した入力信号を取得して、この入力信号などに基づいて、指標針102の位置を制御する。そのために、メータ制御部120は、所定のステップ数の駆動信号をステッピングモータ131に出力し、ステッピングモータ131を駆動させる。このメータ制御部120については後述する。
ステッピングモータ(Stepper Motor)131は、指標針102の駆動源であって、メータ制御部120が供給する駆動信号(パルス電圧)に応じたステップ数だけ回転する。その回転力は、ギア部132を経由して指標針102へと伝達され、その結果、指標針102は、回転させられる。このようなステッピングモータ131は、駆動信号に応じたステップ数だけ正確に回転することが可能であり、かつ、その際の回転力(力量)も大きい。なお、このステッピングモータ131は、動作中励磁電流が印加されることが望ましい。この場合、ステッピングモータ131は、駆動信号のパルス数によって位置を正確に制御できるので、動作中の指標針102の位置を測定せずとも、メータ制御部120は、指標針102の位置を把握することが可能である。
ギア部132は、複数の回転可能なギアを組み合わせて構成され、1ステップで回転するステッピングモータ131の回転量を、指標針102の回転量へと変換する。例えば、ステッピングモータ131が1ステップで18°回転する場合、ギア部132のギア比を20倍に設定することで、1ステップでの指標針102の回転量を1°以下に低減させることができる。このように高いギア比を設定することにより、ステッピングモータ131の回転力を増大して指標針102に伝達することができる。
センサ141,142は、指標針102を検出するセンサであって、指標針102の回転可能範囲の両端(つまり、図4に示すように、一端は基準位置θ0で、他端は終端位置θ1)にそれぞれ配置される。換言すれば、センサ141は、指標針102が基準位置θ0に到達したことを検出し、センサ142は、指標針102が終端位置θ1に到達したことを検出する。センサ141,142としては、例えば、機械式の接触スイッチや、光や磁場を利用したセンサなどのように、指標針102を検出できる様々なセンサを使用することができる。なお、本実施形態では、2つのセンサ141,142が配置される場合について説明しているが、このセンサは、2つ以上備えられてもよい。そして、センサ141,142による検出信号は、位置検出部143に出力され、位置検出部143は、この検出信号に基づいて、指標針102の位置を特定する。
表示制御部150は、モード切替部14が設定した動作モード、又は、入力信号選択部112が選択した入力信号に基づいて、メータ表示部101に所定の表示を行わせる。また、指標針102にも、針表示部(図示せず)が設けられており、表示制御部150は、動作モードや入力信号に応じて、この針表示部に所定の表示を行わせる。例えば、針表示部を光らせることにより、暗い環境下でもユーザに指標針102の位置を認識させることが可能である。なお、例えば、本実施形態のようにステッピングモータを動力源としないコイル式のメータ装置の場合、コイルとマグネットで発生する力量は小さく、このような針表示部を指標針に設けることは困難であった。また、力量を向上させて針表示部を設けるために、コイルで発生させる磁界やマグネットの磁界を大きくすることも考えられた。しかし、この場合、大きくなった磁界が、表示部18やメータ表示部101に使用されるFL(Fluorescent Lamp)管・液晶・制御回路などに影響を及ぼしてしまう。また、磁界を大きくした分、磁界の誤差も大きくなり、指標針の位置制御の精度が更に低下してしまう恐れがあった。しかしながら、本実施形態に係るメータ装置は、ステッピングモータ131を使用することにより、大きな力量を確保することができ、指標針102を光らせることが可能である。
また、表示制御部150は、メータ表示部101や指標針102の針表示部の表示を、入力信号に連動させて表示させることも可能である。従って、メータ装置100は、このような表示制御部150を有することにより、入力信号に連動した様々な表示をユーザに提供するなど、バックライトによる表示演出を行うことが可能である。
(メータ制御部120)
ここで、上記のメータ制御部120について更に詳細に説明する。
本実施形態に係るメータ制御部120は、図2に示すように、ステップ数決定部121と、最大移動量決定部122と、駆動信号生成部123とを有する。
ステップ数決定部121は、指標針102を所定量移動させる際に必要なステッピングモータ131のステップ数(つまり、駆動信号のパルス数)を決定する。この所定量は、例えば、指標針102の分解能に応じて設定される。所定量の例としては、分解能が1°であれば、ステップ数決定部121は、例えば、指標針102を1°回転させるために必要なステップ数を決定する。
また、このステップ数を決定する際に、ステップ数決定部121は、ステッピングモータ131に駆動信号を供給し、指標針102を基準位置θ0から終端位置θ1へと回転させる(図4中の矢印M1参照。)。指標針102が回転されると、センサ141,142及び位置検出部143により、指標針102が基準位置θ0又は終端位置θ1に到達したことが検出される。そして、ステップ数決定部121は、この位置検出部143による指標針102の位置の検出結果(換言すれば、センサ141,142による指標針102の検出結果)と、基準位置θ0と終端位置θ1との間を回転させる際に供給した駆動信号とに基づいて、上記ステップ数を決定する。つまり、例えば、図4に示すように、回転可能範囲が、180°に設定されており、センサ141が指標針102を検出している状態から、センサ142が指標針102を検出している状態になるまでの間に供給された駆動信号のステップ数をnステップとした場合を想定する。すると、ステップ数決定部121は、センサ141,142の検出結果と、その間に供給した駆動信号(nステップ)とに基づいて、指標針102を1°回転させるために必要な駆動信号のステップ数をn/180に決定することができる。なお、ステップ数決定部121は、指標針102を終端位置θ1に移動させた後、基準位置θ0へと戻すことが望ましい。また、指標針102の回転可能範囲内での走査は、基準位置θ0から終端位置θ1へと行われるだけでなく、終端位置θ1から基準位置θ0へと行われてもよいことは言うまでもない。
ステップ数決定部121は、例えば、メータ装置100(再生装置10)への電力の供給が開始された際に、上記のステップ数を決定してもよい。この場合、電力の供給が停止するまで、ステップ数決定部121は、決定したステップ数を記録しており、後述する駆動信号生成部123などは、このステップ数に基づいて、ステッピングモータ131に駆動信号を供給してもよい。ただし、ステップ数決定部121がステップ数を決定するタイミングは、この例に限定されるものではなく、例えば、モードが切替られた際、再生モードなどの所定のモードへと切替られた際、又は、電力は供給されているが再生装置10の電源がOFFからONへと切替られた際等であってもよい。
一方、例えば、温度、湿度、気圧などの環境状態の変化や、装置自体の経年変化などにより、ステッピングモータ131に供給するステップ数に対して指標針102が回転する角度も、変化しうる。つまり、例えば、温度が変化したり長期間使用した場合などでは、1ステップでのステッピングモータ131の回転角度は変化する可能性がある。また、この場合、例えば、ギア部132の各ギアの噛み合わせ状態の変化や摩耗などにより、ギア比が変化してしまう可能性もある。更に、例えば、製造段階での誤差などにより、個々のメータ装置100自体が、1ステップに対して均一な回転量を維持するとは限らない。しかしながら、本実施形態に係るメータ装置100によれば、上述のように、ステップ数決定部121が、指標針102を回転可能範囲内で一旦走査させ、実際にその範囲を回転する際に必要なステップ数から、所定量回転する際に必要なステップ数を決定することができる。従って、例えば、このような環境状態の変化、装置自体の経年変化、製造誤差などに寄らずに、指標針102の位置を正確に制御することが可能である。
また、通常、ステッピングモータ131を使用する場合、指標針102を所定量移動させる際に必要なステップ数は、予め測定されて、電力の供給の有無に関係なく記録されてうる必要がある。本実施形態に係るメータ装置100によれば、このような測定をせずに済み、製造時の時間、労力、費用の削減に繋がりうる。また、不揮発性メモリなどのように電力が供給されなくても測定結果を記録しておくことが可能な記録部は必要なく、更に製造費用を削減することが可能である。
最大移動量決定部122は、オーディオ信号の増幅率を増幅率取得部113から取得して、その増幅率に基づいて、指標針102が回転可能な最大の角度(「最大移動量」ともいう。)を決定する。最大移動量とは、増幅率に対して、指標針102が基準位置θ0から回転することが可能な最大の角度(例えば図5の最大移動量ΔθM)を意味する。つまり、指標針102は、この基準位置θ0と、基準位置θ0から最大移動角度だけ回転した位置(「最大移動位置」ともいう。)との間の範囲内で回転することになる(例えば図5の最大移動位置θM)。ここでは、この範囲は、回転可能範囲以内の範囲であり、「オーディオ回転範囲」ともいう。換言すれば、指標針102は、機械的には回転可能範囲内を回転可能に指示されるが、回転範囲を増幅率に基づいてオーディオ回転範囲に限定される。そして、このオーディオ回転範囲は、増幅率に応じて適宜変更される。
増幅率に基づく最大移動量の決定例について具体的に説明すると以下の通りである。
つまり、例えば、増幅部16による最大の増幅率が、終端位置θ1に対応付けられており、増幅部16による最小の増幅率(例えば0倍)が、基準位置θ0に対応付けられる。そして、最大と最小の増幅率間における、増幅部16が設定した増幅率の割合に応じて、終端位置θ1と基準位置θ0との間における最大移動量ΔθMが決定される。より具体的には、例えば、増幅部16による増幅率が0〜18倍に設定可能で、増幅部16が、最大値である18倍の約75%に相当する13.5倍に増幅率を設定しているとする。すると、最大移動量決定部122は、最大移動量ΔθMを回転可能範囲(180°)の約75%に相当する135°に設定する。
このように最大移動量決定部122によりオーディオ回転範囲が決定されることにより、例えば、指標針102の振れ幅は、増幅率に応じた範囲内に限定される。従って、指標針102を、オーディオ信号の振幅値だけでなく、増幅率にも連動させることができる。
なお、増幅率取得部113が取得する増幅率が変化した場合、最大移動量決定部122は、ステップ数決定部121が決定したステップ数と、増幅率取得部113が取得した増幅率とに基づいて、指標針102を最大移動位置θMへと移動させる。このように指標針102を移動させることにより、例えば、増幅率がユーザの操作に応じて決定されている場合、ユーザがその時点で設定させている増幅率(つまりボリューム)を、指標針102に表示させることができる。よって、ユーザは、この指標針102を参照しつつ、ボリュームを調整することができる。
また、最大移動量決定部122は、入力信号選択部112から選択された入力信号を取得する。そして、最大移動量決定部122は、その入力信号がオーディオ信号でない場合には、例えば、オーディオ回転範囲が回転可能範囲と一致するように(つまり、最大移動位置θM=終端位置θ1)、最大移動量ΔθMを決定する。換言すれば、本実施形態の場合、増幅率取得部113が取得する増幅率はオーディオ信号に対するものであり、増幅率取得部113は他の入力信号に対する増幅率を取得しない。よって、入力信号選択部112が選択した入力信号がオーディオ信号以外の場合、その入力信号に対する増幅率を増幅率取得部113が取得しないことになる。この場合、最大移動量決定部122は、上述の通り、オーディオ回転範囲を回転可能範囲に一致させる。そして、指標針102の回転範囲は、機械的に設定される回転可能範囲となり、実質的にはオーディオ回転範囲に限定されないことになる。ただし、他の入力信号に対する増幅率を増幅率取得部113に取得させることも可能である。この場合、最大移動量決定部122は、その入力信号については最大移動量ΔθMを、上記オーディオ信号の場合と同様に決定することができる。
駆動信号生成部123は、駆動制御部の一例であって、ステップ数決定部121が決定したステップ数と、入力信号選択部112が選択した入力信号の振幅値とに基づいて、その振幅値に応じた位置へ指標針102を移動させる。つまり、駆動信号生成部123は、まず、入力信号の振幅値に応じて、指標針102の回転角度を決定する。次に、駆動信号生成部123は、指標針102を所定角度回転させるために必要なステップ数に基づいて、決定した回転角度だけ指標針102を回転させるために必要な駆動信号のステップ数を決定する。そして、駆動信号生成部123は、決定したステップ数だけ駆動信号を生成して、ステッピングモータ131に供給する。その結果、ステッピングモータ131は回転し、指標針102は駆動信号生成部123が決定した回転角度だけ回転される。
入力信号の振幅値に応じて指標針102の回転角度を決定する際、駆動信号生成部123は、更に最大移動量決定部122が決定した最大移動量ΔθMに基づいて、指標針102の回転角度を決定する。この際、駆動信号生成部123は、指標針102の基準位置θ0からの移動量を最大移動量Δθ以下に限定する。つまり、駆動信号生成部123は、指標針102をオーディオ回転範囲内の入力信号の振幅値に応じた位置へと回転させる。指標針102の回転角度に対するオーディオ回転範囲内への限定方法としては、例えば、駆動信号生成部123が単純に回転角度の上限値を最大移動量ΔθMとすることも可能である。この際、駆動信号生成部123は、更に例えば、入力信号の振幅値に対応する回転角度を、最大移動量ΔθMに応じて減少させることが望ましい。この減少方法の一例としては、基準位置θ0と終端位置θ1との間の角度に対する最大移動量ΔθMの割合を入力信号の振幅値に乗算するなど、入力信号の振幅値を特定の比率で縮小させることも可能である。
また、駆動信号生成部123は、入力信号選択部112がオーディオ信号以外の入力信号を選択している場合、その入力信号の振幅値に応じた位置を、オーディオ回転範囲に限定せずに、指標針102の回転可能範囲内で設定する。つまり、例えば、最大移動量決定部122が「最大移動位置θM=終端位置θ1」に設定している場合には、駆動信号生成部123は、オーディオ回転範囲内で指標針102を回転させることで、指標針102を実質的には回転可能範囲内で移動させる。従って、例えば、入力信号選択部112が上記の「使用容量信号」を選択し、記録媒体の使用容量が最大記録容量に対して25%であった場合、駆動信号生成部123は、指標針102をメータ表示部101における25%の位置へと移動させる(図6参照。)。
<メータ装置の動作>
以上、本発明の一実施形態に係るメータ装置100の構成について説明した。
次に、図3を参照しつつ、このメータ装置100の動作について説明する。図3は、本実施形態に係るメータ装置の動作について説明するための説明図である。
まず、例えば、メータ装置100に電力が供給されていない状態から、電力が供給され、かつ、再生装置10の電源がONにされた場合、ステップS01及びステップS03が処理される。つまり、ステップS01では、ステップ数決定部121が、駆動信号をステッピングモータ131に供給して、指標針102に回転可能範囲内を回転させる。そして、センサ141,142により、指標針102が基準位置θ0に到達したことと、終端位置θ1に到達したこととが検出される。そして、ステップS03が処理され、ステップ数決定部121は、更に、このセンサ141による指標針102の検出と、センサ142による指標針102の検出との間に供給した駆動信号のステップ数に基づいて、指標針を所定角度回転させるために必要なステップ数を決定する。そして、ステップS11に進む。
ただし、ステップS01及びステップS03は、上述の通り、電力が供給された場合やモードが変換された場合など、所定のタイミングにおいて処理される。従って、例えば、ステップ数決定部121が、既にステップ数を決定しており、そのステップ数を記録している場合などでは、このステップS01及びステップS03は、省略されてもよい。この場合、再生装置10の電源がONされるなどのタイミングで、ステップS11以降の処理が行われる。
ステップS11では、入力信号選択部112が、モード情報などに基づいて、指標針102に表示させる入力信号を選択する。そして、ステップS13に進む。
ステップS13では、増幅率取得部113が、増幅部16に設定されている増幅率を取得する。そして、ステップS15に進む(増幅率取得ステップの一例)。
ステップS15では、最大移動量決定部122が、増幅率取得部113が取得した増幅率が、入力信号選択部112が選択した入力信号に対するものか否かを確認する。なお、本実施形態の場合、増幅率取得部113はオーディオ信号に対する増幅率のみを取得するとしている。よって、本実施形態におけるこのステップS15の処理は、単に入力信号選択部112が選択した入力信号がオーディオ信号であるか否かを確認するという処理に置き換えることができる。入力信号がオーディオ信号である場合、ステップS17に進み、オーディオ信号でない場合、ステップS19に進む。
ステップS17では、最大移動量決定部122が、増幅率に応じて、指標針102の基準位置θ0からの最大の移動量である最大移動量ΔθMを決定する(最大移動量決定ステップの一例)。一方、ステップS19では、最大移動量決定部122が、最大移動量ΔθMを、回転可能範囲の角度に設定する。つまり、この場合、最大移動量決定部122は、指標針102の最大移動位置θMを終端位置θ1に設定し、指標針102を回転可能範囲の全域にわたって回転可能にさせる。これらのステップS17及びステップS19の処理後は、ステップS21に進む。
ステップS21では、最大移動量決定部122が、増幅率取得部113が取得する増幅率が変化したか否かを確認する。増幅率が変化した場合には、再度ステップS15以降の処理が行われる。なお、このステップS21の処理からステップS15、ステップS17へと進んだ場合、このステップS17のおいて、最大移動量決定部122は、指標針102を、基準位置θ0から最大移動量ΔθMだけ移動した位置へ、一旦移動させることが望ましい。このように指標針102を移動させることにより、ユーザに現在設定されているボリューム(増幅率)を通知することができる。また、ステップS21の処理からステップS15、ステップS19へと進んだ場合も、上記同様に、指標針102にボリュームを表示させるように処理を構成することも可能である。一方、増幅率が変化していない場合には、ステップS31へと進む。
ステップS31では、駆動信号生成部123が、入力信号選択部112が選択した入力信号を取得する。そして、ステップS33に進む。
ステップS33では、駆動信号生成部123が、駆動信号を生成してステッピングモータ131を回転させ、指標針102を入力信号の振幅値に応じた位置へと回転させる(駆動ステップの一例)。なお、駆動信号生成部123が移動させる指標針102の位置は、ステップS17又はステップS19で設定された最大移動量ΔθMの範囲内、つまり、基準位置θ0から最大移動位置θMの範囲内に限定される。従って、例えば、ステップS17の処理後であれば、指標針102は、回転可能範囲よりも小さいオーディオ回転範囲(基準位置θ0と最大移動位置θMとの間)内で移動させられる。一方、ステップS19の処理後であれば、指標針102は、実質的には回転可能範囲内で移動させられる。そして、ステップS41に進む。
ステップS41では、入力信号選択部112が、モード切替部14から取得するモード情報が表したモードが変更されたか否かを確認する。モードが変更されている場合には、ステップS11以降の処理が再度行われ、モードが変更されていない場合には、ステップS43に進む。
ステップS43では、メータ制御部120が、再生装置10の電源がOFFされたか否かを確認する。そして、電源がOFFに切替られた場合には、メータ装置100は、動作を終了し、電源がOFFに切替られていない場合には、ステップS21以降の処理が繰り返される。よって、ステップS21以降の処理が繰り返される場合、指標針102は、入力信号の振幅に応じて、オーディオ回転範囲内(ステップS19が処理されている場合、実質的には回転可能範囲内になる。)で、順次回転される。
(指標針の動き)
以上、本発明の一実施形態に係るメータ装置100の動作について説明した。この動作が行われる場合の指標針102の動きについて、図4〜図6を参照しつつ説明する。再生装置10の電源がONされて、ステップS01及びステップS03が処理されると、指標針102は、図4の矢印M1に示すように、まず、基準位置θ0から終端位置θ1まで回転する。その後、指標針102は、図4の矢印M2に示すように、終端位置θ1から基準位置θ0へと戻る。この動作を通じて、ステップ数決定部121がステップ数を決定する。
そして、例えば、入力信号選択部112がオーディオ信号を選択している場合、ステップS17が処理される。すると、図5に示すように、最大移動量決定部122により、指標針102の基準位置θ0からの最大移動量ΔθMが、増幅率に応じた位置に限られる。
その後、ステップS31,S33などの処理が繰り返されることにより、指標針102は、基準位置θ0と最大移動位置θMとの間における入力信号の振幅値に応じた位置へと順次移動される。よって、入力信号の振幅値が増減することにより、指標針102は、オーディオ回転範囲内で、その増減に応じた角度だけ振られることになる。一方、この場合、例えば、ユーザが再生装置10のボリュームを変更すると、増幅部16の増幅率は変化する。すると、ステップS21の処理後にステップS15,S17などが処理される。この場合、ステップS17において、指標針102は、図5に示すように、基準位置θ0から最大移動量ΔθMだけ回転される。従って、指標針102は、最大移動位置θMに位置することにより、設定されているボリュームを表示することができる。
一方、入力信号選択部112が、例えば「使用量信号」を選択している場合、ステップS17の代わりにステップS19が処理される。すると、図6に示すように、最大移動量決定部122により、指標針102の動く範囲が、回転可能範囲に設定される。そして、指標針102は、ステップS31,S33などの処理により、基準位置θ0から、使用量信号の振幅値に表された記録媒体の最大記録容量に対する使用容量の割合を表す角度Δθだけ移動される。従って、この場合、指標針102は、その位置により、記録媒体の使用容量を表示することができる。また、指標針102は、他の入力信号の場合も同様に、それぞれの入力信号が表した情報を表示することができる。
<メータ装置による効果の例>
以上、本発明の一実施形態に係るメータ装置100及びそのメータ装置100を備えた再生装置10について説明した。このメータ装置100によれば、例えば、オーディオ信号のように増幅された入力信号の場合、その増幅率に応じて、指標針102の回転範囲を限定することができる。従って、メータ装置100は、指標針102を、入力信号の増幅率だけでなく、その増幅率にも連動するように回転させることができる。よって、メータ装置100は、ユーザに増幅率をも通知することができる。また、このメータ装置100は、増幅率にも基づいて指標針102を回転させることにより、その停止位置を精度よくコントロールすることができる。
また、メータ装置100は、指標針102の駆動源として、ステッピングモータ131を使用することにより、更に精度よく停止位置をコントロールすることができる。特に、メータ装置100は、センサ141,142を用いてステッピングモータ131に対するステップ数を決定することができるため、例えば、環境変化、経年変化及び製造誤差などによる影響なく、指標針102を正確な位置へと移動させることができる。そして、力量が高いステッピングモータ131を使用し、かつ、ギア部132を高いギア比に設定する場合、メータ装置100は、指標針102に針表示部などを設けることが可能となり、更に多様な情報の提供やバリエーションの高い表示レイアウトの設定が可能である。また、このステッピングモータ131は励磁電流が印加された状態で動作し、かつ、ギア部132を用いることにより高い減速比を確保することができる。その結果、例えば、入力信号の振幅値を表している最中の指標針102の位置を、センサなどでモニタリングすることによるフィードバック制御を行う必要を無くすことができる。よって、フィードバック回路を使用せずに済み、製造コストを更に削減することができる。
更に、メータ装置100は、オーディオ信号以外にも、例えば、増幅率の変化、記録媒体の残量、再生又は記録の進行状況、受信周波数帯など様々な情報を指標針102に表示させることができる。よって、メータ装置100は、様々な情報をユーザに提供することができるインテリジェンスメータとして機能することができる。
また、メータ装置100は、メータ表示部101や針表示部を内蔵しており、例えば、モード情報や入力信号などに応じて、これらの表示部に様々な表示を行わせることができる。従って、メータ装置100は、様々な表示演出機能を実現することができる。また、指標針102やメータ表示部101の設計に対する自由度も高い。例えば、メータ表示部101がバックライトも兼ねる場合、バックライトの配置場所を確保する必要が無く、指標針102の動作範囲に対するスペース的な制限を低減することができる。よって、例えば、本実施形態では、回転可能範囲が0°〜180°に設定された場合を説明したが、指標針102の動作範囲を変更して、例えば、360°以上回転するような動作も可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、指示部として、中心Oを回転軸として回転する指標針102を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこの例に限定されるものではない。指示部は、例えば、直線上を移動するように形成されてもよく、その他多様な経路上を移動するように形成されてもよい。この場合、ステッピングモータ131の回転力をギア部132等がその経路に沿った移動力に変換することが可能である。
また、上記実施形態では、オーディオ信号以外の入力信号である使用容量信号などは、メータ装置100の外部(例えば記録制御部15など)から取得される場合について説明した。しかし、本発明はこの例に限定されるものではない。例えば、メータ装置100は、使用容量信号を、内部で計算することも可能である。この場合、メータ装置100は、例えば、入力信号計算部(図示せず)を有してもよい。この入力信号計算部は、例えば、使用容量信号を計算する場合、記録制御部15などから、記録媒体の最大記録容量と使用容量とを表した情報を取得する。そして、入力信号計算部は、最大記録容量と使用容量とに基づいて、使用容量信号を計算して、入力信号取得部111は、この計算結果を取得することも可能である。
また、上記実施形態では、増幅されている入力信号として、再生されているオーディオ信号を例に挙げたが、本発明はこの例に限定されない。つまり、例えば、増幅されている入力信号として、記録媒体などに記録しているオーディオ信号などが挙げられる。従って、例えば、メータ装置100は、記録しているオーディオ信号に対する増幅率と連動して、このオーディオ信号の振幅値を表示することも可能である。
また、上記実施形態では、図2に示すように、位置検出部143を備える場合について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、ステップ数決定部121が位置検出部143を兼ねることも可能である。この場合、位置検出部143は省略することができ、ステップ数決定部121は、センサ141,142から直接検出結果を取得することも可能である。
尚、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る再生装置の概要について説明するための説明図である。 同実施形態に係るメータ装置の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係るメータ装置の動作について説明するための説明図である。 同実施形態に係るメータ装置による指標針の動きについて説明するための説明図である。 同実施形態に係るメータ装置による指標針の動きについて説明するための説明図である。 同実施形態に係るメータ装置による指標針の動きについて説明するための説明図である。
符号の説明
10 再生装置
11 オーディオ再生部
12 チューナ
13 外部入力部
14 モード切替部
15 記録制御部
16 増幅部
17 音声出力部
18 表示部
100 メータ装置
101 メータ表示部
102 指標針
111 入力信号取得部
112 入力信号選択部
113 増幅率取得部
120 メータ制御部
121 ステップ数決定部
122 最大移動量決定部
123 駆動信号生成部
131 ステッピングモータ
132 ギア部
141,142 センサ
143 位置検出部
150 表示制御部
θ0 基準位置
θ1 終端位置
θM 最大移動位置
ΔθM 最大移動量
J 表示領域

Claims (9)

  1. 所定の範囲内を移動可能に支持され、前記所定の範囲の一端である基準位置からの移動量により、入力信号の振幅値を表す指示部と、
    前記入力信号の増幅率を取得する増幅率取得部と、
    前記増幅率取得部が取得した増幅率に基づいて、当該増幅率における前記指示部の最大移動量を決定する最大移動量決定部と、
    前記最大移動量決定部が決定した最大移動量と前記入力信号の振幅値とに基づいて、前記基準位置と当該基準位置から前記最大移動量だけ移動した最大移動位置との間における前記入力信号の振幅値に応じた位置へ、前記指示部を移動させる駆動制御部と、
    を有する、メータ装置。
  2. 前記指示部を移動させるステッピングモータを更に有し、
    前記駆動制御部は、前記ステッピングモータに所定のステップ数だけ駆動信号を出力することにより、前記指示部を移動させる、請求項1に記載のメータ装置。
  3. 前記駆動制御部は、前記増幅率取得部が取得する増幅率が変化して前記最大移動量決定部が決定する前記最大移動量が変化した場合、当該最大移動量だけ前記基準位置から移動した最大移動位置へと、前記指示部を一旦移動させる、請求項1又は2に記載のメータ装置。
  4. 前記所定の範囲の一端である基準位置と当該所定の範囲の他端とにそれぞれ配置され、前記指示部が前記所定の範囲の一端又は他端に到達したことを検出する少なくとも2つのセンサと、
    起動時に、前記ステッピングモータに駆動信号を供給して前記指示部を前記所定の範囲中を移動させ、前記少なくとも2つのセンサの検出結果と供給した駆動信号とに基づいて、前記指示部を所定量移動させる際に必要な前記ステッピングモータのステップ数を決定するステップ数決定部と、
    を有する、請求項2に記載のメータ装置。
  5. 複数の入力信号の中から、前記指示部に表示させる入力信号を選択する入力信号選択部を更に有し、
    前記駆動制御部は、前記入力信号選択部が選択した入力信号に対する増幅率を前記増幅率取得部が取得しない場合、前記入力信号選択部が選択した入力信号の振幅値に基づいて、前記所定の範囲の一端と他端との間における前記入力信号の振幅値に応じた位置へ、前記指示部を移動させる、請求項1に記載のメータ装置。
  6. オーディオ信号を再生する再生部と、
    前記再生部が再生したオーディオ信号を増幅する増幅部と、
    所定の範囲内を移動可能に支持され、前記所定の範囲の一端である基準位置からの移動量により、前記増幅部により増幅されたオーディオ信号の振幅値を表す指示部と、
    前記増幅部から前記オーディオ信号の増幅率を取得する増幅率取得部と、
    前記増幅率取得部が取得した増幅率に基づいて、当該増幅率における前記指示部の最大移動量を決定する最大移動量決定部と、
    前記最大移動量決定部が決定した最大移動量と前記オーディオ信号の振幅値とに基づいて、前記基準位置と当該基準位置から前記最大移動量だけ移動した最大移動位置との間における前記オーディオ信号の振幅値に応じた位置へ、前記指示部を移動させる駆動制御部と、
    を有する、情報処理装置。
  7. 前記オーディオ信号を含む複数の入力信号を取得可能な入力信号取得部と、
    前記入力信号取得部が取得した複数の入力信号の中から、前記指示部に表示させる入力信号を選択する入力信号選択部と、
    を更に有し、
    前記駆動制御部は、前記入力信号選択部が前記オーディオ信号以外の入力信号を選択した場合、前記指示部に前記入力信号選択部が選択した入力信号の振幅値を表示させるように、当該振幅値に基づいて、前記所定の範囲の一端と他端との間における前記入力信号の振幅値に応じた位置へ、前記指示部を移動させる、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記入力信号取得部は、前記情報処理装置の内部又は外部に配置された記録媒体から、当該記録媒体の使用容量を振幅値で表した入力信号を取得し、
    前記駆動制御部は、前記入力信号選択部が前記記録媒体の使用容量を振幅値で表した入力信号を選択した場合、当該入力信号に基づいて、前記所定の範囲の一端と他端との間における記録媒体の使用容量に応じた位置へ、前記指示部を移動させる、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 入力信号の増幅率を取得する増幅率取得ステップと、
    所定の範囲内を移動可能に支持され前記所定の範囲の一端である基準位置からの移動量により入力信号の振幅値を表す指示部の最大移動量を、前記増幅率取得ステップで取得した増幅率に基づいて決定する最大移動量決定ステップと、
    前記最大移動量決定ステップで決定した最大移動量と前記入力信号の振幅値とに基づいて、前記基準位置と当該基準位置から前記最大移動量だけ移動した最大移動位置との間における前記入力信号の振幅値に応じた位置へ、前記指示部を移動させる駆動ステップと、
    を有する、メータ駆動方法。
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