JP4661585B2 - 音声伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、信号線を介して音声信号を伝送する音声伝送システムに関するものである。
従来、信号線を介して音声信号を伝送する音声伝送システムとしては、例えば、集合住宅の共用玄関に設置されたロビーインターホンと、各住戸に設置された住戸機との間で信号線を介して音声信号を送受信するインターホンシステムがある(例えば、特許文献1参照)。かかる従来システムにおいては、音声信号を伝送するための信号線と呼制御用の信号線の2系統の線路でロビーインターホンと各住戸機が接続されていた。そして、ロビーインターホンから呼び出された住戸機では、内部に予め保持している報知音や音声メッセージをスピーカから出力して住人にロビーインターホンからの呼出を伝えるようになっていた。
特開2005−260359号公報
しかしながら、上述のような従来システムにおいては多数の端末装置(住戸機)がそれぞれ報知音や音声メッセージをメモリなどに記憶して保持しなければならず、端末装置のコスト上昇につながっていた。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、音声出力端末装置が報知音並びに音声メッセージを保持する必要を無くしてコストダウンが図れる音声伝送システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、少なくとも音声を入力する音声入力手段を具備した1乃至複数の音声入力端末装置と、少なくとも音声を出力する音声出力手段を具備した1乃至複数の音声出力端末装置と、音声入力端末装置並びに音声出力端末装置と信号線で接続され音声入力端末装置と音声出力端末装置との間の呼制御を行う主装置とを備え、音声入力端末装置から音声出力端末装置へ信号線を介して音声信号を伝送する音声伝送システムであって、音声入力端末装置は、前記音声入力手段と、音声入力手段より入力された音声を符号化する符号化手段と、符号化された音声データを変調する変調手段と、割り当てられたタイムスロットに前記変調された音声データを含む音声信号を格納し信号線を介して送信する送信手段と、信号線を介し呼制御用の制御信号を音声信号と周波数分割多重化して送受信する制御信号送受信手段とを具備し、音声出力端末装置は、信号線を介して伝送される音声信号を受信する受信手段と、受信手段で受信する音声信号を復調する復調手段と、復調された音声データを復号化する復号化手段と、復号化された音声を出力する前記音声出力手段と、信号線を介し呼制御用の制御信号を音声信号と周波数分割多重化して送受信する制御信号送受信手段とを具備し、主装置は、前記タイムスロットを規定するための同期信号を信号線を介して各端末装置に送信する同期信号送信手段と、信号線を介して呼制御用の制御信号を送受信する制御信号送受信手段と、何れかの音声入力端末装置から呼確立要求の制御信号を受け取ったときに要求先の音声出力端末装置に対して呼確立要求の制御信号を送信するとともに要求元の音声入力端末装置並びに要求先の音声出力端末装置に対してタイムスロットの割り当てを通知する呼制御手段と、音声出力端末装置の音声出力手段から出力される報知音並びに音声メッセージを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶した報知音又は音声メッセージを符号化するとともに変調し且つ未使用のタイムスロットに格納して音声出力端末装置に送信する音データ送信手段とを具備し、音声入力端末装置の送信手段並びに音声出力端末装置の受信手段は、主装置から割り当てられるタイムスロットに音声信号を格納して送受信し、音声出力端末装置は、主装置から送信される報知音又は音声メッセージの信号を受信手段で受信するとともに復調手段で復調し且つ復調された報知音又は音声メッセージを復号化手段で復号化して音声出力手段から報知音又は音声メッセージを出力し、主装置においては、同期信号送信手段が同期信号を常時送信するとともに音データ送信手段が特定の報知音又は音声メッセージの信号を特定のタイムスロットに格納して常時送信することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、主装置の音データ送信手段は、報知音並びに音声メッセージの種別に合わせて符号化方式並びに使用するタイムスロットの数を選択することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は2の発明において、主装置の音データ送信手段は、前記特定の報知音又は音声メッセージの信号を特定の連続する複数のタイムスロットにそれぞれ格納して常時送信することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、音声出力端末装置の音声出力手段から出力する報知音や音声メッセージを主装置から送信するので、音声出力端末装置が報知音並びに音声メッセージを保持する必要を無くしてコストダウンが図れる。また、例えば、緊急性の高い報知音や音声メッセージを特定のタイムスロットで主装置から常時送信しておき、音声出力端末装置が必要に応じて当該特定のタイムスロットを受信して前記緊急性の高い報知音や音声メッセージを音声出力手段から出力することができ、主装置による呼制御を介さないために速やかに且つ安定して特定の報知音又は音声メッセージを出力することができる。
請求項2の発明によれば、報知音や音声メッセージの種別に合わせて符号化方式並びに使用するタイムスロットの数を選択するので、報知音や音声メッセージの送信における伝送効率が向上する。
請求項の発明によれば、特定の報知音又は音声メッセージの信号を特定の連続する複数のタイムスロットにそれぞれ格納して常時送信するので、特定の報知音又は音声メッセージを確実且つ安定して音声出力手段より出力することができる。
本実施形態の音声伝送システムは、図1に示すように信号線Lsを介して音声信号を送受信する複数台の端末装置2と、端末装置2と信号線Lsで接続され、各端末装置2間の呼制御を行うとともに後述するタイムスロットTSi(i=1,2,…,n)を規定するための同期信号SYを送信する主装置1とを備えている。ここで、信号線Lsにはペア線などの平衡線路を用いているが、同軸線のような不平衡線路であっても構わない。また、エンハンストカテゴリー5あるいはカテゴリー6のLANケーブルの1ペアやCPEVケーブルの1ペアを信号線Lsに利用しても構わない。
端末装置2は、図1に示すようにマイクロホン20a及びスピーカ21aと、マイクロホン20aの出力を増幅するマイクロホンアンプ20bと、スピーカ21aへの入力を増幅するスピーカアンプ21bと、マイクロホンアンプ20bの出力をディジタル信号に変換するA/D変換器20cと、通話制御部22から出力されるディジタル信号をアナログ信号に変換してスピーカアンプ21bに入力するD/A変換器21cと、ディジタル信号に変換された音声の符号化及び復号化を行う符号化/復号化部22と、符号化/復号化御部22で符号化された音声データを変調して音声信号を生成し且つ信号線Lsから取り込まれた音声信号から音声データを復調する変復調部23と、変復調部23から出力される音声信号を増幅する送信アンプ24aと、変復調部23に入力する音声信号を増幅する受信アンプ24bと、CPUを主構成要素とし各部を制御する制御部25と、主装置1との間で信号線Lsを介して制御信号を送受信する制御信号送受信部26と、送信アンプ24aから出力される音声信号と制御信号送受信部26から出力される制御信号を周波数分割多重化して信号線Lsに送出するとともに信号線Lsから取り込まれる音声信号と制御信号を分離して音声信号を受信アンプ24bに出力し且つ制御信号を制御信号送受信部26に出力する分離多重部27とを具備する。すなわち、本実施形態における端末装置2は、音声を入力する音声入力手段(マイクロホン20a)と音声を出力する音声出力手段(スピーカ21a)を双方とも具備しているので、音声入力端末装置であると同時に音声出力端末装置でもある。但し、端末装置2の構成はこれに限定されるものではなく、音声入力手段を有し且つ音声出力手段を有しない音声入力端末装置、あるいは音声出力手段を有し且つ音声入力手段を有しない音声出力端末装置として構成されたものであっても構わない。なお、各端末装置2には固有の識別符号(ID)が付与されており、この識別符号によって各端末装置2が識別可能となっている。
主装置1は、CPUを主構成要素とする制御部10と、端末装置2との間で制御信号を送受信する制御信号送受信部11と、制御部10から与えられる同期データ(後述する)を変調して同期信号SYを生成する変調部12と、変調部12で変調された同期信号SYと制御信号送受信部11から出力する制御信号を周波数分割多重化して信号線Lsに送出するとともに信号線Lsから取り込まれる制御信号を分離して制御信号送受信部11に出力する分離多重部13と、後述する報知音や音声メッセージを記憶するメモリ部14と、制御部10によってメモリ部14から読み出される報知音や音声メッセージを数種類の音声符号化方式のうちから制御部10で選択された方式により符号化する符号化部15とを具備する。なお、メモリ部14に記憶する報知音や音声メッセージは、例えば、後述する呼制御において呼出先の端末装置2で鳴動する呼出音や報知メッセージ、あるいは火災や地震等の災害発生時における避難勧告や避難誘導のための報知音や音声メッセージなどである。
制御部10は、メモリ部14を制御し、メモリ部14に記憶されてある報知音や音声メッセージのデータを符号化部15へ転送させる。符号化部15では、メモリ部14から転送されてきた報知音や音声メッセージのデータを、制御部10に指定された符号化方式で符号化し、変調部12に出力する。符号化部15は、PCM(Pulse Code Modulation)、ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)、CELP(Code Excited Linear Prediction)の3種類の符号化方式で符号化可能であり、報知音のようにデータ量が少ないものについてはCELP方式、音声メッセージのようにデータ量が多いものについてはPCMあるいはADPCM方式が指定される。さらに変調部12では、符号化部15で符号化された報知音や音声メッセージを、制御部10に指定されたディジタル変調方式で変調して出力する。変調部12は、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAMの4種類の変調方式で変調可能であり、報知音のようにデータ量が少ないものについてはBPSKやQPSK方式、音声メッセージのようにデータ量が多いものについては16QAMや64QAM方式が指定される。
同期信号SYは、図2(a)に示すようにヘッダ部とデータ部で構成される。ヘッダ部は、プリアンブル、パケット種別、変調方式、データ長、誤り訂正符号で構成される。一方、データ部は、同期データ(実際は空)及び誤り訂正符号で構成される。また、図2(b)に示すように音声信号もヘッダ部とデータ部で構成される。ヘッダ部は、プリアンブル、送信元の端末装置2を示す識別符号(ID)、パケット種別、変調方式、データ長、誤り訂正符号で構成される。一方、データ部は、音声データと誤り訂正符号とで構成される。
主装置1並びに端末装置2においては、図3に示すように同期信号SYの立ち下がりから所定時間が経過した時点を先頭のタイムスロットTS1の開始時点とし、次の同期信号SYが立ち上がるまでの期間(信号送信期間)内に複数(n個)のタイムスロットTS1,TS2,…,TSnを配置している。ここで、本実施形態では信号送信期間内にn個のタイムスロットTSiを配置しているから、最大n/2台の端末装置2が1対1で音声信号を送受信できる。
次に、図4を参照して2台の端末装置2間で一対一の通話(個別通話)を行う場合における本実施形態の動作を説明する。なお、以下では端末装置Aと端末装置Bの2台が個別通話を行う場合を例示する。
まず、端末装置Aにおいて呼出釦(図示せず)が操作されると制御部25が相手の端末装置Bを呼び出すための呼出(呼確立)要求を生成して制御信号送信部26に与え、制御信号送信部26が呼出要求と自己の識別符号並びに相手の識別符号を制御信号により多重分離部27を介して信号線Lsに送出する。
一方、主装置1では、信号線Lsを介して伝送される制御信号を制御信号送受信部11で受信し、受信した制御信号に含まれる呼出要求、呼出元(要求元)の識別符号、呼出先(要求先)の識別符号を制御部10に渡す。制御部10は呼出先の識別符号を宛先として呼出要求並びに報知音(呼出音)のデータを格納するタイムスロットTSiの割り当てを含む制御信号を制御信号送受信部11により送信させる。さらに、制御部10は同期データ(実際は空)を与えることで変調部12から同期信号SYを出力させて信号線Lsに送出させるとともに、メモリ部14から読み出した呼出音のデータを符号化方式を指定して符号化部15に与える。符号化部15では制御部10に指定された符号化方式(例えば、CELP方式)で呼出音のデータを符号化して変調部12に出力し、変調部12では制御部10で指定された変調方式により符号化された呼出音のデータを変調する。そして、変調部12で変調された呼出音のデータを含む音声信号が制御部10で指定されたタイムスロットTSiに格納されて送信される。ここで、制御部10では符号化後のデータ量に合わせて、例えば、CELP方式で符号化されている場合は1つのタイムスロットTSiのみを割り当て、ADPMC方式で符号化されている場合は2つのタイムスロットTSiを割り当て、PCM方式で符号化されている場合は3つのタイムスロットTSiを割り当てる。
呼出先の端末装置Bの制御信号送受信部26が主装置1から送信された制御信号を受信し、受信した制御信号に含まれる呼出要求並びに呼出音のデータを格納するタイムスロットTSiの割り当てを制御部25に渡すと、制御部25は割り当てられたタイムスロットTSiに格納されている信号を変復調部23で復調させるとともに符号化/復号化部22で復号化しD/A変換器21cでアナログ信号に変換してスピーカ21aから呼出音を鳴動させる。そして、端末装置Bにおいて応答釦(図示せず)が操作されると、制御部25では、呼出元の端末装置Aと個別通話することを了解した旨の肯定応答を生成して制御信号送信部26に与え、制御信号送信部26が肯定応答と自己の識別符号を制御信号により多重分離部27を介して信号線Lsに送出する。
主装置1においては、信号線Lsを介して伝送される制御信号を制御信号送受信部11で受信し、受信した制御信号に含まれる肯定応答、呼出先(要求先)の識別符号を制御部10に渡し、制御部10は呼出元の識別符号を宛先として呼確立通知を含む制御信号を制御信号送受信部11により送信させる。さらに、制御部10は呼出元並びに呼出先の各端末装置A,Bに対してそれぞれが音声信号を格納するタイムスロットTS1,TS2の割り当てを通知するための制御信号を制御信号送受信部11より送信させる。
そして、呼出元の端末装置A並びに呼出先の端末装置Bにおいて、マイクロホン20aで集音され符号化/復号化部22で符号化され変復調部23で変調された音声信号を、主装置1から自己に割り当てられたタイムスロットTS1又はTS2に格納して信号線Lsを介して送信し、相手に割り当てられたタイムスロットTS2又はTS1に格納されている音声信号を取り込んで変復調部23で復調するとともに音声データを符号化/復号化部22で復号化してスピーカ21aから相手の通話音声を鳴動させる。このようにして2台の端末装置A,Bが互いに別のタイムスロットTS1,TS2を使って音声信号を送受信することで個別通話が可能となる。ここで、個別通話においては2つのタイムスロットが占有されることになるから、合計n個のタイムスロットが存在する場合は、最大でn/2組の端末装置2が同時に個別通話できることになる。
次に、図5を参照して3台の端末装置2間で多対多の通話(一斉通話)を行う場合における本実施形態の動作を説明する。なお、以下では端末装置Aと端末装置Bと端末装置Cの3台が一斉通話を行う場合を例示する。
まず、端末装置Aにおいて一斉呼出釦(図示せず)が操作されると制御部25が他の端末装置B,Cを一斉に呼び出すための一斉呼出要求を生成して制御信号送信部26に与え、制御信号送信部26が一斉呼出要求と自己の識別符号を制御信号により多重分離部27を介して信号線Lsに送出する。
一方、主装置1では、信号線Lsを介して伝送される制御信号を制御信号送受信部11で受信し、受信した制御信号に含まれる一斉呼出要求と呼出元の識別符号を制御部10に渡す。制御部10は一斉呼出先の識別符号をそれぞれ宛先として呼出要求並びに報知音(呼出音)のデータを格納するタイムスロットTSiの割り当てを含む制御信号を制御信号送受信部11により送信させる。さらに、制御部10は同期データ(実際は空)を与えることで変調部12から同期信号SYを出力させて信号線Lsに送出させるとともに、メモリ部14から読み出した呼出音のデータを符号化方式を指定して符号化部15に与える。符号化部15では制御部10に指定された符号化方式(例えば、CELP方式)で呼出音のデータを符号化して変調部12に出力し、変調部12では制御部10で指定された変調方式により符号化された呼出音のデータを変調する。そして、変調部12で変調された呼出音のデータを含む音声信号が制御部10で指定されたタイムスロットTSiに格納されて送信される。
一斉呼出先の端末装置B,Cの制御信号送受信部26が主装置1から送信された制御信号を受信し、受信した制御信号に含まれる一斉呼出要求並びに呼出音のデータを格納するタイムスロットTSiの割り当てを制御部25に渡すと、制御部25は割り当てられたタイムスロットTSiに格納されている信号を変復調部23で復調させるとともに符号化/復号化部22で復号化しD/A変換器21cでアナログ信号に変換してスピーカ21aから呼出音を鳴動させる。そして、端末装置B,Cにおいて応答釦(図示せず)が操作されると、制御部25では一斉通話することを了解した旨の肯定応答を生成して制御信号送信部26に与え、制御信号送信部26が肯定応答と自己の識別符号を制御信号により多重分離部27を介してそれぞれ信号線Lsに送出する。
主装置1においては、信号線Lsを介して伝送される制御信号を制御信号送受信部11で受信し、受信した制御信号に含まれる肯定応答、一斉呼出先の識別符号を制御部10に渡し、制御部10は呼出元の識別符号を宛先として呼確立通知を含む制御信号を制御信号送受信部11により送信させる。さらに、制御部10は呼出元並びに呼出先の各端末装置A,B,Cに対してそれぞれが音声信号を格納するタイムスロットTSiの割り当てを通知するための制御信号を制御信号送受信部11より送信させた後、同期データ(実際は空)を与えることで変調部12から同期信号SYを出力させて信号線Lsに送出させる。ここで、一斉通話の場合には各端末装置A,B,C毎に送話(送信)用のタイムスロットTS1,TS2,TS3と受話(受信)用のタイムスロットTS4,TS5,TS6がそれぞれ割り当てられる。
そして、各端末装置A,B,Cにおいては、マイクロホン20aで集音され符号化/復号化部22で符号化され変復調部23で変調された音声信号を、主装置1から自己に割り当てられた送話用のタイムスロットTS1,TS2,TS3に格納して信号線Lsを介して送信する。ここで主装置1においては、送信用のタイムスロットTS1,TS2,TS3に格納された音声信号を制御部10に取り込み、制御部10で端末装置B,Cから送信された音声データを結合した音声信号を生成して端末装置Aに割り当てた受信用のタイムスロットTS4に格納するとともに、端末装置A,Cから送信された音声データを結合した音声信号を生成して端末装置Bに割り当てた受信用のタイムスロットTS5に格納し、さらに端末装置A,Bから送信された音声データを結合した音声信号を生成して端末装置Cに割り当てた受信用のタイムスロットTS6に格納する。
したがって、端末装置A,B,Cでは受信用のタイムスロットTS4,TS5,TS6に格納されている音声信号を取り込んで変復調部23で復調するとともに音声データを符号化/復号化部22で復号化してスピーカ21aから鳴動させることにより、端末装置Aでは他の端末装置B,Cから送信された音声が聞こえ、端末装置Bでは他の端末装置A,Cから送信された音声が聞こえるとともに、端末装置Cでは他の端末装置A,Bから送信された音声が聞こえるために一斉通話が可能となる。
上述のように本実施形態によれば、端末装置2のスピーカ21aから出力する報知音や音声メッセージを主装置1から送信するので、端末装置2が報知音並びに音声メッセージを保持する必要を無くしてコストダウンが図れるものである。しかも、報知音や音声メッセージの種別に合わせて符号化方式並びに使用するタイムスロットTSiの数を選択するので、報知音や音声メッセージの送信における伝送効率が向上するという利点がある。
ところで、火災や地震等の災害発生時における避難勧告や避難誘導のための報知音や音声メッセージのように緊急性の高い報知音や音声メッセージを主装置1から端末装置2に送信する場合、上述の個別通話や一斉通話のように呼制御の手順で送信すると速やか且つ安定して端末装置2で出力し難くなることが考えられる。そこで、上述のような緊急性の高い報知音や音声メッセージについては予め特定のタイムスロットTSiを割り当てて主装置1から同期信号SYとともに常時送信しておき、端末装置2の制御部25が必要に応じて当該特定のタイムスロットTSiを受信して緊急性の高い報知音や音声メッセージをスピーカ21aから鳴動させるようにすれば、主装置1による呼制御を介さないために速やかに且つ安定して緊急性の高い報知音や音声メッセージを端末装置2で出力(鳴動)することができる。このとき、主装置1の音データ送信手段たる制御部10において、特定の報知音又は音声メッセージ(例えば、上述の緊急性の高い報知音や音声メッセージ)を連続する複数のタイムスロットTSiにそれぞれ格納して常時送信すれば、かかる特定の報知音又は音声メッセージの受信ミスを防いで確実且つ安定して端末装置2のスピーカ21aより鳴動させることができる。
なお、本実施形態では制御信号によって端末装置2に対するタイムスロットTSiの割り当てを通知しているが、制御信号の代わりに同期信号SYによってタイムスロットTSiの割り当てを各端末装置2に通知することも可能である。例えば、同期信号SYのデータ部を構成する同期データとして各端末装置2の識別符号とタイムスロットTSiの割り当てを対応させるデータを送信すればよい。このように同期信号SYを使ってタイムスロットTSiの割り当てを通知すれば、タイムスロットTSiの割り当てを通知するために制御信号を伝送する手順が不要となる。
ここで、図6に示すようにゲート装置103の接続口に対して機能モジュール108のコネクタを接続するだけで機能モジュール108の電力路と、情報路とを同時に確保でき、しかも機能モジュール108をどのゲート装置103にも接続できるレイアウトフリーで施工性に優れた配線システムがある。かかる配線システムは、建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス102を設け、各スイッチボックス102間に壁面内に先行配線した電力線110と、情報線111とを送り配線するとともに、始端のスイッチボックス102に対しては、配線盤101内に引き込まれた主幹ブレーカMBと分岐ブレーカBBとを介して屋内に引き込まれた力線110と、外部のインターネット網NTにゲートウェイ120(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続されている情報線111とが、接続されている。そして、このような配線システムに本発明に係る音声伝送システムを組み込むことも可能である。
本発明の実施形態を示すシステム構成図である。 (a)は同上における同期信号の説明図、(b)は同上における音声信号の説明図である。 同上における同期信号並びにタイムスロットのタイムチャートである。 同上における個別通話時の動作説明図である。 同上における一斉通話時の動作説明図である。 同上を組み込む配線システムのシステム構成図である。
符号の説明
1 主装置
2 端末装置
10 制御部
11 制御信号送受信部
12 変調部
14 メモリ部
15 符号化部
20a マイクロホン
21a スピーカ
25 制御部
26 制御信号送受信部
27 分離多重部
Ls 信号線

Claims (3)

  1. 少なくとも音声を入力する音声入力手段を具備した1乃至複数の音声入力端末装置と、少なくとも音声を出力する音声出力手段を具備した1乃至複数の音声出力端末装置と、音声入力端末装置並びに音声出力端末装置と信号線で接続され音声入力端末装置と音声出力端末装置との間の呼制御を行う主装置とを備え、音声入力端末装置から音声出力端末装置へ信号線を介して音声信号を伝送する音声伝送システムであって、
    音声入力端末装置は、前記音声入力手段と、音声入力手段より入力された音声を符号化する符号化手段と、符号化された音声データを変調する変調手段と、割り当てられたタイムスロットに前記変調された音声データを含む音声信号を格納し信号線を介して送信する送信手段と、信号線を介し呼制御用の制御信号を音声信号と周波数分割多重化して送受信する制御信号送受信手段とを具備し、
    音声出力端末装置は、信号線を介して伝送される音声信号を受信する受信手段と、受信手段で受信する音声信号を復調する復調手段と、復調された音声データを復号化する復号化手段と、復号化された音声を出力する前記音声出力手段と、信号線を介し呼制御用の制御信号を音声信号と周波数分割多重化して送受信する制御信号送受信手段とを具備し、
    主装置は、前記タイムスロットを規定するための同期信号を信号線を介して各端末装置に送信する同期信号送信手段と、信号線を介して呼制御用の制御信号を送受信する制御信号送受信手段と、何れかの音声入力端末装置から呼確立要求の制御信号を受け取ったときに要求先の音声出力端末装置に対して呼確立要求の制御信号を送信するとともに要求元の音声入力端末装置並びに要求先の音声出力端末装置に対してタイムスロットの割り当てを通知する呼制御手段と、音声出力端末装置の音声出力手段から出力される報知音並びに音声メッセージを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶した報知音又は音声メッセージを符号化するとともに変調し且つ未使用のタイムスロットに格納して音声出力端末装置に送信する音データ送信手段とを具備し、
    音声入力端末装置の送信手段並びに音声出力端末装置の受信手段は、主装置から割り当てられるタイムスロットに音声信号を格納して送受信し、
    音声出力端末装置は、主装置から送信される報知音又は音声メッセージの信号を受信手段で受信するとともに復調手段で復調し且つ復調された報知音又は音声メッセージを復号化手段で復号化して音声出力手段から報知音又は音声メッセージを出力し、
    主装置においては、同期信号送信手段が同期信号を常時送信するとともに音データ送信手段が特定の報知音又は音声メッセージの信号を特定のタイムスロットに格納して常時送信することを特徴とする音声伝送システム。
  2. 主装置の音データ送信手段は、報知音並びに音声メッセージの種別に合わせて符号化方式並びに使用するタイムスロットの数を選択することを特徴とする請求項1記載の音声伝送システム。
  3. 主装置の音データ送信手段は、前記特定の報知音又は音声メッセージの信号を特定の連続する複数のタイムスロットにそれぞれ格納して常時送信することを特徴とする請求項1又は2記載の音声伝送システム
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