JP5010268B2 - 音声伝送システム - Google Patents

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本発明は、信号線を介して音声信号を伝送する音声伝送システムに関するものである。
従来、信号線を介して音声信号を伝送する音声伝送システムとしては、例えば、住戸内に設置されるインターホン親機並びに副親機と、住戸外の玄関に設置されるドアホン子器とを備え、インターホン親機又は副親機とドアホン子器との間で通話を行ったり、あるいはインターホン親機と副親機若しくは複数台の副親機同士で内線通話を行うことのできるインターホンシステムがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されている従来システムでは、マイクロホンとスピーカを用いて拡声通話を行うに当たり、マイクロホンとスピーカの音響結合等に起因したエコーやハウリングを抑圧するため、音声スイッチやエコーキャンセラを親機並びに副親機、ドアホン子器に搭載していた。
また、音声信号をディジタル信号に変換して時分割多重伝送するとともに音声スイッチやエコーキャンセラの機能を中央処理部に集約することにより、上記従来例のように音声スイッチやエコーキャンセラなどの信号処理手段を全ての音声端末装置(インターホン親機、副親機、ドアホン子器)に搭載する場合に比べてシステム全体のコストを低減するようにした音声伝送システム(インターホンシステム)も提案されている(特許文献2参照)。
特開平7−183958号公報 特開平11−4298号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載されている従来システムでは、同時に通話する音声端末装置の組(チャネル)が増えるにつれて中央処理部における信号処理の負担が増大するために音声の伝送が遅延してしまう虞がある。特に、音声スイッチだけでなくエコーキャンセラやその他の信号処理を行う場合、中央処理部における信号処理の負担がさらに増大して通話に支障を来す虞がある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、音声信号に対する信号処理の負担が増えることで通話に支障を来すことが防止できる音声伝送システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、マイクロホン並びにスピーカを有して音声を入出力する音声入出力手段を具備した複数の音声端末装置を備え、これら複数の音声端末装置同士が信号線を介して接続されてなり、各音声端末装置同士が信号線を介して音声信号を時分割多重伝送する音声伝送システムであって、音声端末装置は、前記音声入出力手段と、上り方向のタイムスロットで音声信号を受信するとともに下り方向のタイムスロットで音声信号を送信する音声信号送受信手段と、音声信号送受信手段で受信した音声信号若しくは音声信号送受信手段で送信する音声信号の少なくとも何れか一方を信号処理する第1の信号処理手段と、第1の信号処理手段で行う信号処理以外の信号処理を音声信号に対して行う第2の信号処理手段とを具備し、第1の信号処理手段は、音声端末装置同士が拡声通話を行うための音声スイッチに関する信号処理を行うことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、第2の信号処理手段は、音声信号に含まれるエコー成分を抑制するエコー抑圧処理を行うことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、第2の信号処理手段は、所定の音や音声メッセージの音響データを圧縮して記憶するとともに圧縮されている音響データを伸長する圧縮伸長処理を行うことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、第2の信号処理手段は、音声信号における音声のパターンを予め登録されている1乃至複数の音声パターンと照合する音声照合処理を行うことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、第2の信号処理手段は、音声の周波数を変換する音声周波数変換処理を行うことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1の発明において、第2の信号処理手段は、音声出力手段から出力される音声の速度を変換する話速変換処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、各音声端末装置が具備する第1の信号処理手段において拡声通話のための音声スイッチに関する信号処理を行うので、個々の音声端末装置における信号処理の負担を軽減することができ、しかも、音声スイッチ以外の信号処理、例えば、音声信号に含まれるエコー成分を抑制するエコー抑圧処理や所定の音や音声メッセージの音響データを圧縮して記憶するとともに圧縮されている音響データを伸長する圧縮伸長処理、音声信号における音声のパターンを予め登録されている1乃至複数の音声パターンと照合する音声照合処理、音声の周波数を変換する音声周波数変換処理、音声出力手段から出力される音声の速度を変換する話速変換処理などを行う第2の信号処理手段を各音声端末装置に具備しているから、音声スイッチ以外の機能が容易に実装できるとともに、当該機能の追加に伴って第1の信号処理手段の負担が増えることも防げる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本発明の技術思想は、住宅向けのインターホンシステムに好適なものであるが、住宅向けのインターホンシステムに限定する趣旨ではない。
本実施形態では、図1に示すように複数台(図示例では4台)の音声端末装置1が互いに信号線Lsを介して接続されている。音声端末装置1は、マイクロホン10a及びスピーカ10bと、マイクロホン10aの出力を増幅するマイクロホンアンプ10cと、スピーカ10bへの入力を増幅するスピーカアンプ10dと、音声信号をディジタル変調方式で変調及び復調しタイムスロットに格納して時分割多重伝送(TDMA<Time Division Multiple Access>)する第1の信号処理手段たる第1信号処理部11と、信号線Lsを接続する端子部13と、CPUを主構成要素とし各部の制御を行う制御部14と、後述する操作釦(図示せず)を有し操作釦の操作に伴って制御部14に操作信号を出力する操作部15と、第2の信号処理手段たる第2信号処理部16と、第1信号処理部11と第2信号処理部16との間をインタフェースするインタフェース(I/F)部17とを共通の構成要素として具備している。そして、複数台の音声端末装置1のうちの少なくとも1台が、タイムスロットを規定するための同期信号を第1信号処理部11から端子部13を介して信号線Lsに送出し、残りの音声端末装置1では信号線Lsを介して伝送される同期信号を第1信号処理部11で検出している。但し、以下では説明を簡単にするため、同期信号を送信している音声端末装置1を親機Mと呼び、同期信号を検出している複数台の音声端末装置1を各々子機S1,S2,…と呼ぶことにする。
親機Mにおいては、制御部14の制御の下で第1信号処理部11が周期的に発生する同期信号SYCを、端子部13を介して信号線Lsに送出しており、同期信号SYCの立ち下がりから所定時間が経過した時点を先頭のタイムスロットSL(0)の開始時点とし、次の同期信号SYCが立ち上がるまでの期間(1フレーム)内に複数(n+1個)のタイムスロットSL(0)〜SL(n)を配置している(図2参照)。一方、子機Si(i=1,2,…,m)においては、信号線Lsを介して伝送される同期信号SYCを第1信号処理部11で検出しており、第1信号処理部11で検出する同期信号に基づいて制御部14がタイムスロットSL(0)〜SL(n)を認識する。
第1信号処理部11は、図3に示すようにマイクロホン10aから出力されてマイクロホンアンプ10cで増幅されたアナログの音声信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ11aと、ディジタルの音声信号をアナログ信号に変換してスピーカアンプ10dに出力するD/Aコンバータ11bと、音声スイッチの信号処理(送話側と受話側の音声信号レベルを比較してレベルが低い側に損失を与えてレベルの高い音声信号を優先的に出力させる類の通話方向制御処理)を行う音声信号処理部11cと、BPSK(Binary Phase Shift Keying)やQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM等のディジタルの変復調方式で音声信号を変復調する変復調部11dとを有している。但し、音声信号処理部11cで行う音声スイッチの信号処理については従来周知であるから詳細な説明を省略する。
また第1信号処理部11では、制御部14から与えられる制御データ(コマンド)を変復調部11dにて変調するとともに受信した制御信号を復調して得られる制御データを制御部14に渡す処理も行っている。なお、本実施形態においては、1フレーム内の先頭のタイムスロットSL(0)を使用したSlotted ALOHA方式で制御データを伝送している。また、各音声端末装置1には固有の識別符号(ID)が付与されており、制御信号(制御データ)の送信先並びに送信元のアドレスに識別符号を用いることで各音声端末装置1の間で個別に制御信号を伝送することができる。
第2信号処理部16は、第1信号処理部11で行う信号処理(具体的には、音声信号処理部11cで行う音声スイッチの信号処理)以外の信号処理を行うものであって、例えば、適応フィルタを利用して音声信号に含まれるエコー成分を抑制するエコー抑圧処理や、所定の音や音声メッセージの音響データを圧縮して記憶するとともに圧縮されている音響データを伸長する圧縮伸長処理、音声信号における音声のパターンを予め登録されている1乃至複数の音声パターンと照合する音声照合処理、音声の周波数を変換する音声周波数変換処理、スピーカ10bから出力する音声の速度を変換する話速変換処理などを行うものである。すなわち、第2信号処理部16でエコー抑圧処理を行えば音声信号に含まれるエコー成分が抑圧されて快適な拡声通話が可能となり、あるいは、圧縮伸長処理を行えば、親機Mに記憶している所定の音声メッセージ等を子機Siに伝送して子機Siのスピーカ10bから当該音声メッセージ等を鳴動させることが可能となる。また、第2信号処理部16で音声照合処理を行う場合、例えば、外玄関に設置された子機(インターホンシステムにおけるドアホン子器)S1から伝送される音声のパターンと予め登録されている家族の声のパターンとを住戸内に設置された親機(インターホンシステムにおける親機)Mにおいて照合することで防犯に役立たせることができ、あるいは、音声周波数変換処理を行う場合であれば、女性や子供の比較的に高い声を男性のように比較的に低い声に変換することで押し売りなどへの応対が安心して行える。さらに、第2信号処理部16で話速変換処理を行えば、聴覚障害者や高齢者等の音声聴取に好適なゆっくりとした速度でスピーカ10bから音声を鳴動させることが可能となる。但し、エコー抑圧処理、圧縮伸長処理、音声照合処理、音声周波数変換処理、話速変換処理の何れの信号処理も従来周知の技術で実現できるものであるから詳細な説明は省略する。
インタフェース部17は、例えばコネクタやICソケット等を有し、必要に応じて第2信号処理部16を第1信号処理部11と接続することができるように構成されている。つまり、各音声端末装置1に対して各々異なる信号処理を行う第2信号処理部16を実装することもできるし、また、第2信号処理部16を実装しなくても構わないので、柔軟なシステム構成が可能となる。
次に、図4を参照して2台の音声端末装置2間でそれぞれに一対一の通話(個別通話)を行う場合における本実施形態の動作を説明する。なお、以下では子機S1と子機S2、子機S3と子機S4においてそれぞれに個別通話を行う場合を例示する。
まず、子機S1において操作部15の呼出釦(図示せず)が操作されると、操作部15から制御部14に操作信号が出力され、当該操作信号を受け取った制御部14は、子機S2に対する通話要求の制御データを生成し、親機Mの識別符号を送信先アドレスとして子機S2に対する通話要求の制御データを含む制御信号を変復調部11dに与える。変復調部11dでは制御信号を変調して先頭のタイムスロットSL(0)に格納し端子部13を介して信号線Lsに送出する。
親機Mでは、信号線Lsを介しタイムスロットSL(0)に格納して伝送される制御信号を第1信号処理部11で受信し、受信した制御信号に含まれる子機S2に対する通話要求の制御データ並びに要求元(送信元)の識別符号を制御部14に渡す。制御部14は、子機S2の識別符号を送信先アドレスとして子機S1からの通話呼出の制御データを含む制御信号を次フレームにおける先頭のタイムスロットSL(0)に格納し端子部13を介して信号線Lsに送出する。
子機S2では、親機Mから送信された制御信号を第1信号処理部11で受信して制御部14に渡し、制御部14が、当該制御信号に含まれる通話呼出の制御データに基づいてメモリ(図示せず)から読み出した呼出音データをアナログの呼出音信号に変換し、第1信号処理部11を介してスピーカ10bより呼出音を鳴動させる。そして、子機S2において操作部15の応答釦(図示せず)が操作されると、操作部15から制御部14に操作信号が出力され、当該操作信号を受け取った制御部14が個別通話することを了解した旨の応答(通話応答)の制御データを生成し、親機Mの識別符号を送信先アドレスとして子機S1に対する通話応答の制御データを含む制御信号を変復調部11dに与える。変復調部11dでは制御信号を変調して次フレームにおける先頭のタイムスロットSL(0)に格納し端子部13を介して信号線Lsに送出する。
親機Mでは、信号線Lsを介しタイムスロットSL(0)に格納して伝送される制御信号を第1信号処理部11で受信し、受信した制御信号に含まれる通話応答の制御データ並びに応答元(子機S2)の識別符号を制御部14に渡す。制御部14は、子機S1,S2の識別符号を送信先アドレスとして通話許可並びに各子機S1,S2が使用するタイムスロット(例えば、SL(5)とSL(9))を指定する制御データを含む制御信号を次フレームにおける先頭のタイムスロットSL(0)に格納し端子部13を介して信号線Lsに送出する。
一方、子機S1,S2では、親機Mから送信された制御信号を第1信号処理部11で受信して制御部14に渡し、制御部14が、当該制御信号に含まれる通話許可の制御データに基づいて第1信号処理部11を起動して通話の準備を整える。そして、子機S1,S2においては、マイクロホン10aから入力された音声(送話音声)をA/Dコンバータ11aでディジタル信号に変換するとともに音声信号処理部11c並びに第2信号処理部16で信号処理し且つ変復調部11dで変調した音声信号(送話信号)をそれぞれの割り当てられたタイムスロットSL(5),SL(9)に格納し端子部13を介して信号線Lsに送出し、互いに相手に割り当てられているタイムスロットSL(9),SL(5)に格納された音声信号(受話信号)を端子部13を介して第1信号処理部11に取り込み、変復調部11dで復調した後に音声信号処理部11c並びに第2信号処理部16で信号処理し且つD/Aコンバータ11bでアナログ信号に変換してスピーカ10bから音声(受話音声)を鳴動させる。このようにして2台の子機S1,S2の間で音声信号を伝送することによって通話が可能となる。
さらに、子機S1,S2の通話中に別の子機S3において操作部15の呼出釦が操作されると、操作部15から制御部14に操作信号が出力され、当該操作信号を受け取った制御部14が子機S4に対する通話要求の制御データを生成し、親機Mの識別符号を送信先アドレスとして子機S4に対する通話要求の制御データを含む制御信号を変復調部11dに与える。変復調部11dでは制御信号を変調して先頭のタイムスロットSL(0)に格納し端子部13を介して信号線Lsに送出する。
親機Mでは、信号線Lsを介しタイムスロットSL(0)に格納して伝送される制御信号を第1信号処理部11で受信し、受信した制御信号に含まれる子機S4に対する通話要求の制御データ並びに要求元(送信元)の識別符号を制御部14に渡す。制御部14は、子機S4の識別符号を送信先アドレスとして子機S3からの通話呼出の制御データを含む制御信号を次フレームにおける先頭のタイムスロットSL(0)に格納し端子部13を介して信号線Lsに送出する。
子機S4では、親機Mから送信された制御信号を第1信号処理部11で受信して制御部14に渡し、制御部14が、当該制御信号に含まれる通話呼出の制御データに基づいてメモリ(図示せず)から読み出した呼出音データをアナログの呼出音信号に変換し、第1信号処理部11を介してスピーカ10bより呼出音を鳴動させる。そして、子機S4において操作部15の応答釦が操作されると、操作部15から制御部14に操作信号が出力され、当該操作信号を受け取った制御部14が個別通話することを了解した旨の応答(通話応答)の制御データを生成し、親機Mの識別符号を送信先アドレスとして子機S4に対する通話要求の制御データを含む制御信号を変復調部11dに与える。変復調部11dでは制御信号を変調して次フレームにおける先頭のタイムスロットSL(0)に格納し端子部13を介して信号線Lsに送出する。
親機Mでは、信号線Lsを介しタイムスロットSL(0)に格納して伝送される制御信号を第1信号処理部11で受信し、受信した制御信号に含まれる通話応答の制御データ並びに応答元(子機S4)の識別符号を制御部14に渡す。制御部14は、子機S3,S4の識別符号を送信先アドレスとして通話許可並びに各子機S3,S4が使用するタイムスロット(例えば、SL(4)とSL(8))を指定する制御データを含む制御信号を次フレームにおける先頭のタイムスロットSL(0)に格納し端子部13を介して信号線Lsに送出する。
一方、子機S3,S4では、親機Mから送信された制御信号を第1信号処理部11で受信して制御部14に渡し、制御部14が、当該制御信号に含まれる通話許可の制御データに基づいて第1信号処理部11を起動して通話の準備を整える。そして、子機S3,S4においては、マイクロホン10aから入力された音声(送話音声)をA/Dコンバータ11aでディジタル信号に変換するとともに音声信号処理部11c並びに第2信号処理部16で信号処理し且つ変復調部11dで変調した音声信号(送話信号)をそれぞれの割り当てられたタイムスロットSL(4),SL(8)に格納し端子部13を介して信号線Lsに送出し、互いに相手に割り当てられているタイムスロットSL(8),SL(4)に格納された音声信号(受話信号)を端子部13を介して第1信号処理部11に取り込み、変復調部11dで復調した後に音声信号処理部11c並びに第2信号処理部16で信号処理し且つD/Aコンバータ11bでアナログ信号に変換してスピーカ10bから音声(受話音声)を鳴動させる。このようにして2台の子機S3,S4の間で音声信号を伝送することによって通話が可能となる。
上述のように本実施形態によれば、各音声端末装置1が具備する第1信号処理部11において拡声通話のための音声スイッチに関する信号処理を行うので、個々の音声端末装置1における信号処理の負担を軽減することができ、しかも、音声スイッチ以外の信号処理、例えば、音声信号に含まれるエコー成分を抑制するエコー抑圧処理や所定の音や音声メッセージの音響データを圧縮して記憶するとともに圧縮されている音響データを伸長する圧縮伸長処理、音声信号における音声のパターンを予め登録されている1乃至複数の音声パターンと照合する音声照合処理、音声の周波数を変換する音声周波数変換処理、音声出力手段から出力される音声の速度を変換する話速変換処理などを行う第2信号処理部16を各音声端末装置1に具備しているから、音声スイッチ以外の機能が容易に実装できるとともに、当該機能の追加に伴って第1信号処理部11の負担が増えることも防げるという利点がある。なお、本実施形態では制御信号をタイムスロットに格納して音声信号と時分割多重伝送しているが、制御信号を音声信号の周波数帯域と異なる周波数帯域で変調して周波数分割多重伝送しても構わない。
ここで、図5に示すようにゲート装置103の接続口に対して機能モジュール108のコネクタを接続するだけで機能モジュール108の電力路と、情報路とを同時に確保でき、しかも機能モジュール108をどのゲート装置103にも接続できるレイアウトフリーで施工性に優れた配線システムがある。かかる配線システムは、建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス102を設け、各スイッチボックス102間に壁面内に先行配線した電力線110と、情報線111とを送り配線するとともに、始端のスイッチボックス102に対しては、配線盤101内に引き込まれた主幹ブレーカMBと分岐ブレーカBBとを介して屋内に引き込まれた力線110と、外部のインターネット網NTにゲートウェイ120(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続されている情報線111とが、接続されている。そして、このような配線システムに本発明に係る音声伝送システムを組み込むことも可能である。
本発明の実施形態を示すシステム構成図である。 同上におけるタイムスロットの説明図である。 同上における音声端末装置(親機)の一部省略したブロック図である。 同上の動作説明図である。 同上を組み込む配線システムのシステム構成図である。
符号の説明
1 音声端末装置
M 親機
S1,S2,… 子機
10a マイクロホン
10b スピーカ
11 第1信号処理部(第1の信号処理手段)
13 端子部
14 制御部
16 第2信号処理部(第2の信号処理手段)
17 インタフェース部(インタフェース手段)

Claims (6)

  1. マイクロホン並びにスピーカを有して音声を入出力する音声入出力手段を具備した複数の音声端末装置を備え、これら複数の音声端末装置同士が信号線を介して接続されてなり、各音声端末装置同士が信号線を介して音声信号を時分割多重伝送する音声伝送システムであって、
    音声端末装置は、前記音声入出力手段と、上り方向のタイムスロットで音声信号を受信するとともに下り方向のタイムスロットで音声信号を送信する音声信号送受信手段と、音声信号送受信手段で受信した音声信号若しくは音声信号送受信手段で送信する音声信号の少なくとも何れか一方を信号処理する第1の信号処理手段と、第1の信号処理手段で行う信号処理以外の信号処理を音声信号に対して行う第2の信号処理手段とを具備し、
    第1の信号処理手段は、音声端末装置同士が拡声通話を行うための音声スイッチに関する信号処理を行うことを特徴とする音声伝送システム。
  2. 第2の信号処理手段は、音声信号に含まれるエコー成分を抑制するエコー抑圧処理を行うことを特徴とする請求項1記載の音声伝送システム。
  3. 第2の信号処理手段は、所定の音や音声メッセージの音響データを圧縮して記憶するとともに圧縮されている音響データを伸長する圧縮伸長処理を行うことを特徴とする請求項1記載の音声伝送システム。
  4. 第2の信号処理手段は、音声信号における音声のパターンを予め登録されている1乃至複数の音声パターンと照合する音声照合処理を行うことを特徴とする請求項1記載の音声伝送システム。
  5. 第2の信号処理手段は、音声の周波数を変換する音声周波数変換処理を行うことを特徴とする請求項1記載の音声伝送システム。
  6. 第2の信号処理手段は、音声出力手段から出力される音声の速度を変換する話速変換処理を行うことを特徴とする請求項1記載の音声伝送システム。
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