JP2003016557A - 住宅情報盤システム - Google Patents

住宅情報盤システム

Info

Publication number
JP2003016557A
JP2003016557A JP2001199828A JP2001199828A JP2003016557A JP 2003016557 A JP2003016557 A JP 2003016557A JP 2001199828 A JP2001199828 A JP 2001199828A JP 2001199828 A JP2001199828 A JP 2001199828A JP 2003016557 A JP2003016557 A JP 2003016557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information board
call
unit
master unit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001199828A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4779247B2 (ja
Inventor
Hiroko Maeda
裕子 前田
Hiroaki Takeyama
博昭 竹山
Minoru Fukushima
実 福島
Akira Terasawa
章 寺澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001199828A priority Critical patent/JP4779247B2/ja
Publication of JP2003016557A publication Critical patent/JP2003016557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4779247B2 publication Critical patent/JP4779247B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】住戸に異常が発生した場合に速やかに住人と連
絡を取って適切な対応をとることを可能とする。 【解決手段】伝送信号により緊急呼出コマンドを受け取
った住宅情報盤親機1A並びに住宅情報盤副親機1Bの
主制御部2は、通常の呼出コマンドを受け取った場合の
ように音声生成部18の呼出音生成部に呼出音を生成さ
せることもなく、直ちに通話切換部34を制御して信号
分離部16の入出力端子Ta1をドアホン子器50から
の通話線Lcが接続された端子Ta2から通信線Laが
接続された端子Ta3に切り換えて警報監視盤80との
間に強制的に通話路を形成する。よって、警報監視盤8
0から住宅情報盤親機1A並びに住宅情報盤副親機1B
を介して当該住戸の住人に状況を尋ねて適切な対応を指
示したり、消防署への連絡等の処置を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンション等の集
合住宅に適用される住宅情報盤システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、マンションなどの集合住宅では、
集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン
と、管理人室や防災監視室などに設置される警報監視盤
と、各住戸内に設置される住宅情報盤親機と、各住戸の
戸外(玄関先)に設置されるドアホン子器とを備え、各
住戸と管理人室、更に、管理人室の警報監視盤に接続さ
れたロビーインターホンの間で通話を可能とした住宅情
報盤システムが利用されている。また、このような住宅
情報盤システムにおいては、各住戸の住宅情報盤親機に
接続された火災感知器やガス漏れ検知器などの各種安全
装置が作動した場合には、そのことを音声や表示灯など
で住人に知らせるとともに、警報監視盤に通知するよう
になっている。
【0003】図8は従来の住宅情報盤システムの構成例
を示しており、管理人室に設置された警報監視盤8
0’、非常電源90、放送設備91は、それぞれ多重伝
送線(及び通話線、映像線)L1、非常電源線L2、音
声出力線L3を介して、各住戸の住宅情報盤親機100
に接続されている。図示例では、住宅情報盤親機100
に1台の住宅情報盤副親機100’が接続されており、
ロビーインターホン60並びにドアホン子器50が具備
するテレビカメラで撮像した映像を表示するために住宅
情報盤親機100並びに住宅情報盤副親機100’には
モニタ装置を具備したモニタテレビユニット100a,
100a’が接続され、来訪者を撮像した映像が各住戸
の住宅情報盤親機100又は住宅情報盤副親機100’
に接続されたモニタテレビユニット100a,100
a’のモニタ装置に表示されるようになっている。
【0004】住宅情報盤親機100は、1乃至複数の火
災感知器S1、ガス/CO複合センサS2、防犯外部セ
ットスイッチSW(補助錠)、防犯スイッチSW1、コ
ールスイッチSW2、非常スイッチSW3等の各種安全
装置が接続されており、火災感知器S1の発報信号やガ
ス/CO複合センサS2からのガス漏れ信号並びにCO
(一酸化炭素)警報信号を受けると住宅情報盤親機10
0の表示灯や音声によって住人にその旨を通知し、上記
スイッチが作動又は操作されたときには住宅情報盤親機
100の表示灯を点灯あるいは点滅させ、音声警報を出
力させたり、戸外に設置された警報表示灯(図示せず)
やドアホン子器50が具備する表示灯を点灯あるいは点
滅させるとともに警報監視盤80’にそれらの作動を通
知する。
【0005】警報監視盤80’は、何れかの住戸の住宅
情報盤親機100から、多重伝送線L1を通じて火災確
定信号を受けたときには、放送設備91から、その住宅
情報盤親機100の設置された住居に近隣する住居に設
置された住宅情報盤親機100に対し、音声出力線L3
を通じて音声による警報メッセージを送出させる。ま
た、警報監視盤80’では、各住戸の住宅情報盤親機1
00から異常を検知した信号を受信すると、各住戸に対
応した表示灯を点灯あるいは点滅させ、音声による警報
メッセージを出力させるとともに、多重伝送線L1を通
じて当該住戸の住宅情報盤親機100を呼び出し、この
呼出(緊急呼出)に応じて住宅情報盤親機100の送受
話器(ハンドセット)を取った住人と通話することでそ
のときの状況を聞き出して、適切な対応を指示したり、
救急車の手配などを行うこともできる。さらに、共同玄
関(ロビー)に設置されたロビーインターホン60が警
報監視盤80’に接続されており、警報監視盤80’を
介して各住戸の住宅情報盤親機100とロビーインター
ホン60との間で通話ができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来シス
テムにおいては、住宅情報盤親機100(又は住宅情報
盤副親機100’)が送受話器を使って通話する方式で
あるため、警報監視盤80’からの緊急呼出に対しても
住人が送受話器を取らない限りは住宅情報盤親機100
(又は住宅情報盤副親機100’)と警報監視盤80’
の間に通話路が形成されず、異常が発生した住戸の住人
との通話ができなかった。このため、住人が緊急呼出に
応答しない場合には管理人等が当該住戸に出向いて直接
状況を確認しなければならず、発生した異常への対応が
遅れるなどの不具合が生じる虞があった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、住宅情報盤親機に拡声
通話機能を持たせ、警報監視盤からの緊急呼出に対して
は住宅情報盤親機との間に強制的に通話路を形成するこ
とで送受話器を取るといった住人の応答動作を必要とせ
ずに住人と通話することができ、住戸に異常が発生した
場合に速やかに住人と連絡を取って適切な対応をとるこ
とができる住宅情報盤システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、集合住宅の共同玄関に設置され
るロビーインターホンと、各住戸の戸外に設置されるド
アホン子器と、各住戸内に設置されて住人の安全が脅か
された場合に自動又は手動で異常発生を知らせるための
信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と、各住戸内
に設置されロビーインターホン並びに当該住宅の戸外に
設置されたドアホン子器との間に通話路を形成して通話
を行うとともに当該住宅内に設置された各安全装置の出
力を監視する住宅情報盤親機と、住戸内に設置されて住
宅情報盤親機に接続され、住宅情報盤親機を介してロビ
ーインターホン並びに当該住宅の戸外に設置されたドア
ホン子器との間に通話路を形成して通話を行う住宅情報
盤副親機と、集合住宅の管理室等に設置され信号線によ
りロビーインターホン並びに各住宅情報盤親機と接続さ
れるとともにロビーインターホン、住宅情報盤親機並び
に住宅情報盤副親機との間に通話路を形成して通話を行
う警報監視盤とを備え、住宅情報盤親機は、何れかの安
全装置から異常発生を知らせる信号が出力されると少な
くとも異常の発生並びに発生した異常の種類に応じた警
報音又は警報メッセージを発生させて宅内の住人に知ら
せるとともに信号線を介して警報監視盤に報知してなる
住宅情報盤システムにおいて、マイクロホン並びにスピ
ーカと、マイクロホン及びスピーカを介してドアホン子
器又は警報監視盤との間に形成される通話路を通して拡
声同時通話を行う同時通話処理手段と、警報監視盤から
の緊急呼出を検出する緊急呼出検出手段と、緊急呼出検
出手段で警報監視盤からの緊急呼出が検出されると警報
監視盤との間に強制的に通話路を形成する通話路形成手
段とを住宅情報盤親機に具備することを特徴とし、住宅
情報盤親機において拡声同時通話を可能とし、警報監視
盤からの緊急呼出に対して通話形成手段によって住宅情
報盤親機と警報監視盤の間に強制的に通話路を形成する
ことで送受話器を取るといった住人の応答動作を必要と
せずに住宅情報盤親機の拡声通話機能を用いて警報監視
盤との間で住人と通話することができ、住戸に異常が発
生した場合に速やかに住人と連絡を取って適切な対応を
とることができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、各住戸の住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機を
個別に呼び出す個別呼出手段を警報監視盤に具備するこ
とを特徴とし、警報監視盤から各住戸の住宅情報盤親機
並びに住宅情報盤副親機を個別に呼び出すことができ、
住戸に異常が発生した場合に速やかに住人と連絡を取っ
て適切な対応をとることができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に対
して一斉に緊急呼出を行う一斉緊急呼出手段を警報監視
盤に具備することを特徴とし、住戸に異常が発生した場
合に速やか且つ確実に住人と連絡を取って適切な対応を
とることができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、マイクロホン並びにスピーカと、マイ
クロホン及びスピーカを介して拡声同時通話を行う同時
通話処理手段と、住宅情報盤親機を介して警報監視盤か
らの緊急呼出を検出する緊急呼出検出手段と、緊急呼出
検出手段で警報監視盤からの緊急呼出が検出されると住
宅情報盤親機を介して警報監視盤との間に強制的に通話
路を形成する通話路形成手段とを住宅情報盤副親機に具
備することを特徴とし、住宅情報盤親機と住宅情報盤副
親機とは通常住戸内の異なる場所に設置されるため、仮
に住人が住宅情報盤親機の近くに居ない場合でも住宅情
報盤副親機との間に強制的に形成された通話路を介して
住人と通話できる可能性が高くなり、住戸に異常が発生
した場合に速やか且つ確実に住人と連絡を取って適切な
対応をとることができる。
【0012】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、通話路形成手段にて強制的に通話が形成された場合
にマイクロホンで集音される送話信号のレベルを定常時
よりも上昇させる送話信号レベル可変手段とを住宅情報
盤親機並びに住宅情報盤副親機に具備することを特徴と
し、異常の発生した住戸の住人が住宅情報盤親機及び住
宅情報盤副親機から離れた場所に居たり、あるいは小さ
な声しか出せないような状況においても送話信号レベル
可変手段で送話信号のレベルを上昇させることで警報監
視盤側では住人の声を聞き取ることができる。
【0013】請求項6の発明は、請求項4の発明におい
て、警報音又は警報メッセージを生成する警報生成手段
と、警報生成手段で生成された警報音又は警報メッセー
ジをスピーカから出力させる警報出力手段と、通話路形
成手段にて強制的に通話路が形成されると警報出力手段
を制御してスピーカから出力される警報音又は警報メッ
セージのレベルを低減させる警報出力制御手段とを住宅
情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具備することを特
徴とし、異常の発生した住戸内では警報音や警報メッセ
ージが聞こえているが、警報出力制御手段にてこれらの
レベルを低減することで警報監視盤との通話に支障をき
たすことが無くなる。
【0014】請求項7の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、何れかの安全装置が異常発生を知らせ
る信号を出力した場合に上記信号を出力した安全装置の
種類を表示する表示手段を住宅情報盤親機に具備するこ
とを特徴とし、どのような異常が発生したかを住人に確
実且つ判り易く知らせることができる。
【0015】請求項8の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、ロビーインターホン、ドアホン子器又
は警報監視盤からの呼出を個別に検出する呼出検出手段
と、呼出検出手段にて呼出を検出した場合に呼出元に応
じた呼出音を生成する呼出音生成手段と、呼出音生成手
段で生成した呼出音をスピーカから出力させる呼出音出
力手段とを住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具
備することを特徴とし、住人の好みに応じた呼出音をス
ピーカから出力させることができるとともに、呼出元が
ロビーインターホン、ドアホン子器又は警報監視盤の何
れであるかを呼出音から容易に判別することができる。
【0016】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、呼出元に対してバックトーンを送出するバックトー
ン送出手段を住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に
具備することを特徴とし、ロビーインターホン、ドアホ
ン子器又は警報監視盤の何れの呼出元に対しても同一の
バックトーンを送出することで呼出操作に対する統一感
を持たせることができる。
【0017】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、バックトーン送出手段は、呼出音生成手段で生成
される呼出音をバックトーンとして送出することを特徴
とし、住戸側の呼出音と同じ音のバックトーンを呼出元
のロビーインターホン、ドアホン子器又は警報監視盤に
送出させることができる。
【0018】請求項11の発明は、請求項9の発明にお
いて、バックトーンを生成するバックトーン生成手段を
住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具備すること
を特徴とし、住人の好みに応じたバックトーンを呼出元
であるロビーインターホン、ドアホン子器又は警報監視
盤に送出させることができる。
【0019】請求項12の発明は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、ロビーインターホン、ドアホン子器
又は警報監視盤からの呼出を個別に検出する呼出検出手
段と、呼出検出手段にて呼出を検出した場合に呼出元に
応じた表示を行う呼出表示手段とを住宅情報盤親機並び
に住宅情報盤副親機に具備することを特徴とし、呼出元
がロビーインターホン、ドアホン子器又は警報監視盤の
何れであるかを呼出手段の表示から容易に判別すること
ができる。
【0020】請求項13の発明は、請求項1の発明にお
いて、来訪者を撮像する撮像手段と、撮像手段から出力
する映像信号を住宅情報盤親機に伝送する映像信号伝送
手段とをロビーインターホン並びにドアホン子器の少な
くとも何れか一方に具備し、映像を表示する映像表示手
段と、ロビーインターホン又はドアホン子器から伝送さ
れる映像信号を信号処理して映像表示手段に表示させる
映像信号処理手段と、ロビーインターホン又はドアホン
子器から伝送される映像信号、及びロビーインターホン
又はドアホン子器からの受話音声を記録する記録手段と
を住宅情報盤親機に具備することを特徴とし、留守の間
に訪れた来訪者の映像と声(伝言)を記録手段に記録し
ておき、帰宅後に記録手段に記録された映像信号と受話
信号を再生して来訪者の要件を確かめることができる。
【0021】請求項14の発明は、請求項13の発明に
おいて、ロビーインターホン又はドアホン子器から伝送
される映像信号を信号処理して外部に出力する映像信号
出力手段を住宅情報盤親機に具備することを特徴とし、
例えば、来訪者の映像をテレビやパーソナルコンピュー
タなどの画面に映し出すことで映像を見やすく表示でき
る。
【0022】請求項15の発明は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、ロビーインターホン、ドアホン子器
又は警報監視盤からの呼出を個別に検出する呼出検出手
段と、呼出検出手段にて呼出を検出した場合に呼出元に
応じた応答メッセージを生成する応答メッセージ生成手
段と、応答メッセージ生成手段で生成した応答メッセー
ジを呼出元に送出する応答メッセージ送出手段とを住宅
情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具備することを特
徴とし、住人の不在時に呼出元に対して返送する応答メ
ッセージを呼出元毎に違う内容に変更することができ
る。
【0023】請求項16の発明は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、専用線により各住戸の住宅情報盤親
機並びに住宅情報盤副親機と接続され、専用線を介して
各住戸の住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機へ一斉
に警報音又は警報メッセージを放送する放送設備を備え
たことを特徴とし、住宅情報盤親機と住宅情報盤副親機
とは通常住戸内の異なる場所に設置されるため、仮に住
人が住宅情報盤親機の近くに居ない場合でも住宅情報盤
副親機によって住人が一斉放送を聞く可能性が高くな
り、安全性が向上する。
【0024】請求項17の発明は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、ロビーインターホン、ドアホン子器
並びに警報監視盤の各機器との間に形成される各通話路
の見かけ上のインピーダンスを略同一とするインピーダ
ンス調整手段を備えたことを特徴とし、住宅情報盤親機
からドアホン子器をみたときのインピーダンスと住宅情
報盤親機から警報監視盤又はロビーインターホンをみた
ときのインピーダンスを略同一に調整することで住宅情
報盤親機又は住宅情報盤副親機と各機器との間の通話品
質を向上することができる。
【0025】請求項18の発明は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、ロビーインターホン並びに警報監視
盤の各機器との間に形成される各通話路の送受話ゲイン
を個別に調整する送受話ゲイン調整手段を住宅情報盤親
機並びに住宅情報盤副親機に具備することを特徴とし、
住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機とロビーインタ
ーホン並びに警報監視盤との間で通話を行う際に適切な
音量で通話を行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の住宅
情報盤システムの全体構成例を図2に示す。但し、従来
例と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明
を省略する。本実施形態のシステムは、集合住宅の共同
玄関に設置されるロビーインターホン60と、集合住宅
の管理室等に設置される警報監視盤80と、各住戸内に
設置される住宅情報盤親機1A並びに住宅情報盤副親機
1Bと、各住戸の戸外に設置されるドアホン子器50と
を備える。また、従来例と同様に管理人室等には警報監
視盤80とともに非常電源90及び放送設備91が設置
され、それぞれ非常電源線L2及び音声出力線L3を介
して各住戸の住宅情報盤親機1Aに接続される。そし
て、警報監視盤80と各住戸の住宅情報盤親機1Aが、
通話音声や警報音等の音声信号とロビーインターホン6
0が具備するテレビカメラ68で撮像した映像信号を多
重伝送する通信線La、呼出や警報等の制御信号を多重
伝送する制御線Lbによって接続される。ここで、通信
線La及び制御線Lbを合わせて情報幹線L1と呼ぶこ
とにする。なお、本実施形態では映像信号を音声信号と
多重伝送する構成を例示するが、映像信号を独立した映
像伝送線で伝送する構成としても良い。
【0027】図3は本実施形態におけるロビーインター
ホン60並びに警報監視盤80の構成を示すブロック図
である。ロビーインターホン60は、CPUを主構成要
素とする信号処理部61と、テンキーや呼出釦等を具備
する操作部62と、表示ランプや液晶ディスプレイを具
備する表示部63と、制御線Lbを介して警報監視盤8
0との間で制御信号を送受信する伝送送受信部64と、
マイクロホン65並びにスピーカ66と、マイクロホン
65並びにスピーカ66を用いて住宅情報盤親機1Aや
警報監視盤80との間で拡声通話を行うための通話制御
部67と、CCDのような撮像素子を有するテレビカメ
ラ68と、テレビカメラ68の出力を信号処理して映像
信号を出力する映像信号処理部69と、通話制御部67
から出力される音声信号と映像信号処理部69から出力
される映像信号を多重化して通信線Laに送出するとと
もに通信線Laにより送られてくる音声信号を通話制御
部67に出力する入出力処理部70とを備えている。
【0028】一方、警報監視盤80は、CPUを主構成
要素とする信号処理部81と、テンキーや呼出釦等を具
備する操作部82と、表示ランプや液晶ディスプレイを
具備する表示部83と、制御線Lbを介して各住宅情報
盤親機1A、住宅情報盤副親機1B、ロビーインターホ
ン60との間で制御信号を送受信する伝送送受信部84
と、送受話器85と、警報音や警報メッセージ等を生成
する音声生成部86と、送受話器85を用いて住宅情報
盤親機1A、住宅情報盤副親機1B、ロビーインターホ
ン60との間で同時通話を行うための通話制御部87と
を備えている。なお、音声生成部86で生成された警報
音等は通話制御部87から通信線Laを介して各住宅情
報盤親機1A、住宅情報盤副親機1B、ロビーインター
ホン60に送信されるか、あるいは放送設備91から音
声出力線L3を介して各住宅情報盤親機1A並びに住宅
情報盤副親機1Bに一斉放送される。
【0029】図1は本実施形態における住宅情報盤親機
1A並びにドアホン子器50の構成を示すブロック図で
あり、通話線Lcにより住宅情報盤親機1Aとドアホン
子器50とが接続されている。ドアホン子器50は、マ
イクロホン51並びにスピーカ52と、2線−4線変換
部53と、CCDのような撮像素子を有するテレビカメ
ラ54と、テレビカメラ54の出力を信号処理して映像
信号を出力する映像信号処理部55と、2線−4線変換
部53から出力される音声信号と映像信号処理部55か
ら出力される映像信号を多重化して通話線Lcに送出す
るとともに通話線Lcにより送られてくる音声信号を2
線−4線変換部53に出力する入出力処理部56と、呼
出釦57aが操作されたときに通話線Lcの電圧レベル
を変化させることで呼出信号を送出する呼出信号送出部
57とを備えている。
【0030】住宅情報盤親機1Aは、CPUを主構成要
素とする主制御部2と、応答釦3a等を具備する操作部
3と、EEPROM等の不揮発性メモリからなる記憶部
4と、制御線Lbを介して警報監視盤80との間で制御
信号を送受信する伝送送受信部5と、火災感知器S1、
ガス/CO複合センサS2、防犯外部セットスイッチS
W、防犯スイッチSW1、コールスイッチSW2、非常
スイッチSW3等の各種安全装置が接続され、火災感知
器S1の発報信号やガス/CO複合センサS2からのガ
ス漏れ信号あるいはコールスイッチSW2の操作信号等
を監視する信号監視部6と、通話線Lcの電圧レベル変
化を監視してドアホン子器50からの呼出信号を検出す
る呼出検出部7と、商用交流電源AC又は非常電源90
から電源供給を受けて住宅情報盤親機1A並びに住宅情
報盤副親機1Bの動作電源を作成する電源部8と、電源
部8への電源供給元を商用交流電源ACと非常電源90
に切り換える電源切換部9とを備える。
【0031】また住宅情報盤親機1Aは、マイクロホン
10及びスピーカ11と、CRTや液晶ディスプレイな
どからなるモニタ部13と、ドアホン子器50又はロビ
ーインターホン60からの映像信号を信号処理してモニ
タ部13に映像を表示させるとともに主制御部2から与
えられる表示制御信号に応じて所定のシンボル(後述す
る)を表示(スーパーインポーズ)させる映像表示部1
4と、ドアホン子器50又はロビーインターホン60か
ら多重化されて伝送される音声信号と映像信号を分離す
る信号分離部16と、2線−4線変換部15と、ドアホ
ン子器50、警報監視盤80並びに住宅情報盤副親機1
Bとの間で拡声同時通話を実現するための処理を行うと
ともにロビーインターホン60との間で拡声通話を実現
するための処理を行う同時通話処理部17と、呼出音や
バックトーンあるいは警報メッセージや警報音等を生成
する音声生成部18と、マイクロホン10の出力信号
(送話信号)を増幅するマイクロホンアンプ19と、マ
イクロホンアンプ19で増幅されたアナログの送話信号
をデジタル信号に変換する第1A/D変換部20と、同
時通話処理部17から出力されるデジタルの送話信号を
アナログ信号に変換する第1D/A変換部21と、第1
D/A変換部21で変換されたアナログの送話信号を増
幅する送話信号増幅器22と、信号分離部16で分離さ
れた音声信号(受話信号)を増幅する受話信号増幅器2
3と、受話信号増幅器23で増幅されたアナログの受話
信号をデジタル信号に変換する第2A/D変換部24
と、同時通話処理部17から出力されるデジタルの受話
信号をアナログ信号に変換する第2D/A変換部25
と、第2D/A変換部25で変換されたアナログの受話
信号を増幅する第1スピーカアンプ26と、音声生成部
18で生成された呼出音等のデジタルの音声信号をアナ
ログ信号に変換する第3D/A変換部27と、第3D/
A変換部27で変換されたアナログの音声信号を増幅す
る第2スピーカアンプ28と、第1スピーカアンプ26
で増幅された受話信号と第2スピーカアンプ28で増幅
された呼出音等の音声信号を多重化する第1アナログ信
号多重部29と、スピーカ11の入力端子Ts1を第1
アナログ信号多重部29の出力端子Ts2と音声出力線
L3が接続された接続端子Ts3とに切り換える一斉放
送切換部30と、音声生成部18で生成された呼出音等
のデジタルの音声信号をアナログ信号に変換する第4D
/A変換部31と、第4D/A変換部31で変換された
アナログの音声信号を増幅する音声信号増幅器32と、
送話信号増幅器22で増幅された送話信号と音声信号増
幅器32で増幅された呼出音等の音声信号を多重化して
2線−4線変換部15に出力する第2アナログ信号多重
部33と、信号分離部16の入出力端子Ta1をドアホ
ン子器50からの通話線Lcが接続された端子Ta2と
通信線Laが接続された端子Ta3に切り換える通話切
換部34とを備える。なお、本実施形態では同時通話処
理部17並びに音声生成部18をデジタル・シグナル・
プロセッサ(DSP)で構成し、DSPのハードウェア
を専用のソフトウェアで制御することによって後述する
同時通話処理部17及び音声生成部18の機能を実現し
ている。また、映像表示部14の出力端には映像信号を
出力するためのコネクタCNが接続されており、上記コ
ネクタCNに接続することでテレビ受像機やパーソナル
コンピュータのモニタ装置の画面にモニタ部13と同じ
映像を映し出すことができる。
【0032】一方、住宅情報盤副親機1Bは、図4に示
すように住宅情報盤親機1Aとほぼ同一の構成要素を備
えているので、同一の構成要素には同一の符号を付して
説明を省略する。
【0033】住宅情報盤親機1A(住宅情報盤副親機1
Bも共通)の同時通話処理部17は、図5に示すように
マイクロホン10とスピーカ11の音響結合によって生
じる音響エコーを消去する音響エコーキャンセラ35
と、ドアホン子器50、ロビーインターホン60又は警
報監視盤80における音響結合又は通信線Laを介した
信号の回り込みによって生じる回線エコーを消去する回
線エコーキャンセラ36と、音響エコーキャンセラ35
及び回線エコーキャンセラ36の間に設けられ、音響エ
コー経路並びに回線エコー経路により形成される閉ルー
プ(エコーパス)の一巡利得を低減してハウリングを抑
制する音声スイッチ37と、音響エコーキャンセラ35
及び回線エコーキャンセラ36に挟まれた送話信号並び
に受話信号の信号経路上に各々設けられる利得制御機能
付の送話側増幅器38及び受話側増幅器39とを有す
る。
【0034】音響エコーキャンセラ35は、本出願人の
既出願(特願2001−175520号並びに特願20
01−175521号)に記載されたものと同様に適応
フィルタ35aと減算器35bからなり、スピーカ11
−マイクロホン10間の音響結合により形成される帰還
経路(音響エコー経路)のインパルス応答を適応フィル
タ35aにより適応的に同定し、参照信号(音声スイッ
チ37から出力される受話信号)から推定したエコー成
分(音響エコー)を減算器35bにより第1A/D変換
部20の出力信号(送話信号)から減算することでエコ
ー成分を相殺して消去するものである。また、回線エコ
ーキャンセラ36も適応フィルタ36aと減算器36b
からなる従来周知の構成を有し、2線−4線変換部15
と通信線La又は通話線Lcとの間のインピーダンスの
不整合による反射およびドアホン子器50等におけるス
ピーカ−マイクロホン間の音響結合とにより形成される
帰還経路(回線エコー経路)のインパルス応答を適応フ
ィルタ36aにより適応的に同定し、参照信号(第1D
/A変換部21へ出力される送話信号)から推定したエ
コー成分(回線エコー)を減算器36bにより受話信号
から減算することでエコー成分を相殺して消去するもの
である。
【0035】音声スイッチ37は、送話側の信号経路に
損失を挿入する送話信号減衰器37aと、受話側の信号
経路に損失を挿入する受話信号減衰器37bと、送話側
及び受話側の各減衰器37a,37bから送話側及び受
話側の信号経路へそれぞれ挿入する損失量(各減衰器3
7a,37bの利得)を制御する減衰器利得制御部37
cとを具備する。さらに減衰器利得制御部37cは、受
話信号減衰器37bの出力点から音響エコー経路を介し
て送話信号減衰器37aの入力点へ帰還する経路(以
下、「音響側帰還経路」という)の音響側帰還利得を推
定するとともに、送話信号減衰器37aの出力点から回
線エコー経路を介して受話信号減衰器37bの入力点へ
帰還する経路(以下、「回線側帰還経路」という)の回
線側帰還利得を推定し、音響側及び回線側の各帰還利得
の推定値α,βに基づいて閉ループに挿入すべき損失量
の総和(送話信号減衰器37aの挿入損失量と受話信号
減衰器37bの挿入損失量の和)を算出する総損失量算
出部37dと、送話信号及び受話信号を監視して通話状
態を推定し、この推定結果と総損失量算出部37dの算
出値に応じて送話信号減衰器37a及び受話信号減衰器
37bの各挿入損失量の配分、すなわち利得を決定する
挿入損失量分配処理部37eとからなる。
【0036】総損失量算出部37dでは、整流平滑器や
低域通過フィルタ等を用いて送話信号減衰器37aの入
力信号の短時間における時間平均パワーを推定し、同じ
く整流平滑器や低域通過フィルタ等を用いて受話信号減
衰器37bの出力信号の短時間における時間平均パワー
を推定し、音響側帰還経路にて想定される最大遅延時間
において受話信号減衰器37bの出力信号の時間平均パ
ワーの推定値の最小値を求め、この最小値で送話信号減
衰器37aの入力信号の時間平均パワーの推定値を除算
した値を音響側帰還利得の推定値αとするとともに、整
流平滑器や低域通過フィルタ等を用いて受話信号減衰器
37bの入力信号の短時間における時間平均パワーを推
定し、同じく整流平滑器や低域通過フィルタ等を用いて
送話信号減衰器37aの出力信号の短時間における時間
平均パワーを推定し、回線側帰還経路にて想定される最
大遅延時間において送話信号減衰器37aの出力信号の
時間平均パワーの推定値の最小値を求め、この最小値で
受話信号減衰器37bの入力信号の時間平均パワーの推
定値を除算した値を回線側帰還利得の推定値βとする。
そして、総損失量算出部37dは音響側帰還利得及び回
線側帰還利得の各推定値α,βから所望の利得余裕を得
るために必要な総損失量を算出し、その値を挿入損失量
分配処理部37eに出力する。
【0037】挿入損失量分配処理部37eでは、送話信
号減衰器37aの入出力信号及び受話信号減衰器37b
の入出力信号を監視し、これらの信号のパワーレベルの
大小関係並びに音声信号の有無などの情報から通話状態
(受話状態、送話状態等)を判定するとともに、判定さ
れた通話状態に応じた割合で総損失量を送話信号減衰器
37aと受話信号減衰器37bに分配するように各減衰
器37a,39の挿入損失量(利得)を調整する。
【0038】ところで、音響エコーキャンセラ35及び
回線エコーキャンセラ36の適応フィルタ35a,36
aが音響側及び回線側の各帰還経路のインパルス応答を
同定するのに通常数秒の学習時間を要する。言い換えれ
ば、通話開始直後から数秒間は、音響エコーキャンセラ
35及び回線エコーキャンセラ34によって上記各帰還
経路を断ち切ることができず、通話系に閉ループが形成
された状態にある。このような状態においては、通話者
が発声した音声がエコーとして通話者自身に聴こえてし
まい、不快感を与える。また、増幅器の利得が大きけれ
ばハウリングを生じてしまう。
【0039】したがって、通話開始直後のエコーキャン
セラ35,36が収束していない状態(インパルス応答
を同定するための学習状態)においてもハウリングを生
じないためには、閉ループの一巡利得が1倍を超えない
ように各増幅器の利得を設計する必要がある。これは、
明らかに通話音量に対して制約を与えることとなり、ス
ピーカ11とマイクロホン10との距離が近くて音響結
合利得が大きいハウジングを住宅情報盤親機1Aが有す
る場合においては、実用上支障のない充分な通話音量が
得られなくなってしまうことがある。
【0040】以上のことは音響エコーキャンセラ35及
び回線エコーキャンセラ36の適応フィルタ35a,3
6aの係数が通話開始時に全て0にリセットされている
ことを前提としている。一方、予め適応フィルタ35
a,36aに係数の初期値を与えておく方式も考えられ
るが、適応フィルタ35a,36aにより同定すべき音
響側及び回線側の各帰還経路の特性がハウジングの設置
環境によって異なるものであるため、予め設定した初期
値では音響側及び回線側の各帰還経路の相殺効果が全く
得られないこともあり得る。したがって、そのような方
式においても通話音量に対して制約が生じてしまうこと
は避けられない。
【0041】そこで本実施形態では、総損失量算出部3
7dが上述のように各帰還利得の推定値α,βに基づい
て閉ループに挿入すべき損失量の総和を算出して適応更
新する更新モード、並びに総損失量を所定の初期値に固
定する固定モードの2つの動作モードを有し、屋外通話
端末との通話開始から音響エコーキャンセラ35及び回
線エコーキャンセラ36が充分に収束するまでの期間に
は固定モードで動作するとともに音響エコーキャンセラ
35及び回線エコーキャンセラ36が充分に収束した後
の期間には更新モードで動作するようにしている。すな
わち、総損失量算出部37dでは音響側帰還利得及び回
線側帰還利得の推定値α,βがともに通話開始から所定
時間(数百ミリ秒)以上継続して所定の閾値ε(例え
ば、通話開始時における各推定値α,βに対して10d
B〜15dB小さい値)を下回った時点で音響エコーキ
ャンセラ35及び回線エコーキャンセラ36が充分に収
束したものとみなし、上記時点以前には総損失量を初期
値に固定する固定モードで動作し、上記時点以降には各
推定値α,βに基づいて総損失量を適応更新する更新モ
ードに動作モードを切り換える。なお、固定モードにお
ける総損失量の初期値は更新モードにおいて随時更新さ
れる総損失量よりも充分に大きな値に設定される。
【0042】而して、通話開始直後の音響エコーキャン
セラ35及び回線エコーキャンセラ36が充分に収束し
ていない状態においては、固定モードで動作する総損失
量算出部37dによって充分に大きな値に設定される初
期値の総損失量が閉ループに挿入されるため、不快なエ
コー(音響エコー並びに回線エコー)やハウリングの発
生を抑制して安定した半二重通話を実現することができ
る。また、通話開始から時間が経過して音響エコーキャ
ンセラ35及び回線エコーキャンセラ36が充分に収束
した状態においては、総損失量算出部37dの動作モー
ドが固定モードから更新モードに切り換わって閉ループ
に挿入する総損失量が初期値よりも充分に低い値に減少
するため、双方向の同時通話が実現できるものである。
しかも、総損失量の初期値を適切な値に設定することに
より、通話開始直後の音響エコーキャンセラ35及び回
線エコーキャンセラ36が収束していない状態のハウリ
ング防止のために閉ループの一巡利得が1倍を超えない
ように各増幅器の利得を設計するという制約がなくな
り、住宅情報盤親機1Aのハウジングの形状や構造等に
関わらずに所望の通話音量が得られるように増幅器の利
得を設計することができる。
【0043】また、本実施形態では音量調整用の増幅器
として、入力信号(送話信号又は受話信号)のレベルに
応じて利得を可変する利得制御機能(AGC)付の増幅
器38,39を、音響エコーキャンセラ35及び回線エ
コーキャンセラ36に挟まれた送話信号並びに受話信号
の信号経路上に各々設けている。なお、利得制御機能付
増幅器の構成及び動作については従来周知であるから詳
しい説明を省略する。
【0044】例えば、送話側及び受話側の各増幅器3
8,39の利得制御特性として、入力信号レベルが音声
とみなし得る入力信号の最小値以下の範囲では利得をG
1[dB]、入力信号レベルが前記最小値から、想定さ
れる通話音声レベルの最大値までの範囲では利得をG2
[dB]、入力信号レベルが前記最大値以上の範囲では
利得をG3[dB]とし、入力信号の最小値以下の範囲
の利得G1と最大値以上の範囲の利得G3を比較的小さ
な値に設定するとともに、入力信号の最小値以上且つ最
大値以下の範囲の利得G2を利得G1,G3よりも充分
に大きな値に設定すれば、マイクロホン10で集音され
る音響信号が通話音声とみなせる場合には所望の通話音
量を得るために必要な利得G2となり、通話音声とみな
し得ないような微少レベルの周囲騒音や過大レベルの環
境騒音(風切り音、工事騒音、自動車騒音など)に対し
ては小さな利得G1又はG3となるため、帰還利得α,
βを低減しつつ適切な通話音量が得られるものである。
なお、過大なレベルの通話信号が入力された場合には各
増幅器38,39の飽和処理により同時通話処理部17
内でのオーバーフロー等の不具合の発生を防止すること
ができる。
【0045】また、本実施形態では、受話信号に含まれ
る遠端側の背景雑音レベルを推定する遠端側背景雑音レ
ベル推定部40と、送話信号に含まれる近端側の背景雑
音レベルを推定する近端側背景雑音レベル推定部41
と、挿入損失量分配処理部37eで監視している受話信
号を増幅する受話偏重モード設定用増幅器GRと、挿入
損失量分配処理部37eで監視している送話信号を増幅
する送話偏重モード設定用増幅器GTと、遠端側背景雑
音レベル並びに近端側背景雑音レベルの各推定値に応じ
て受話偏重モード設定用増幅器GR並びに送話偏重モー
ド設定用増幅器GTの各利得を調整する偏重モード制御
部42とを同時通話処理部17に設けている。
【0046】遠端側背景雑音レベル推定部40並びに近
端側背景雑音レベル推定部41は何れも、立ち上がりが
緩やかであり且つ立ち下がりが急峻な特性をもつ積分回
路又はデジタルフィルタ等によって実現され、遠端側背
景雑音レベル推定部40では受話側増幅器39から出力
される受話信号中に定常的に存在する暗騒音(背景雑
音)レベルを推定し、近端側背景雑音レベル推定部41
では送話側増幅器38から出力される送話信号中に定常
的に存在する背景雑音レベルを推定する。
【0047】偏重モード制御部42は、遠端側背景雑音
レベルの推定値PFnが近端側背景雑音レベルの推定値
PNnよりも充分に大きい値であれば(PFn≫PN
n)、送話偏重モード設定用増幅器GTの利得をG[d
B]、受話偏重モード設定用増幅器GRの利得を0[d
B]とすることで音声スイッチ37を送話偏重モードに
設定し、近端側背景雑音レベルの推定値PNnが遠端側
背景雑音レベルの推定値PFnよりも充分に大きい値で
あれば(PNn≫PFn)、受話偏重モード設定用増幅
器GRの利得をG[dB]、送話偏重モード設定用増幅
器GTの利得を0[dB]とすることで音声スイッチ3
7を受話偏重モードに設定し、遠端側背景雑音レベルの
推定値PFnと近端側背景雑音レベルの推定値PNnの
差が充分に大きい値でなければ、受話偏重モード設定用
増幅器GR並びに送話偏重モード設定用増幅器GTの各
利得を0[dB]として音声スイッチ37を中立モード
に設定する。
【0048】すなわち、遠端側の周囲騒音レベルと近端
側の周囲騒音レベルとの差が大きい場合、送話信号及び
受話信号を監視して通話状態を推定する挿入損失量分配
処理部37eでは、例えば遠端側の周囲騒音レベルが大
きい状況においては常に受話状態と判定し、近端側の周
囲騒音レベルが大きい状況においては常に送話状態と判
定してしまい、実際の通話状態に関係なく、受話状態又
は送話状態の何れか一方に通話状態を固定してしまう現
象(所謂音声スイッチ37の片倒れ)が生じることがあ
る。
【0049】そこで本実施形態では、上述のように偏重
モード制御部42が遠端側背景雑音レベルの推定値PF
nと近端側背景雑音レベルの推定値PNnを比較し、遠
端側背景雑音レベルの推定値PFnの方が充分に大きい
場合は挿入損失量分配処理部37eで監視する送話信号
を送話偏重モード設定用増幅器GTで利得G[dB]だ
け増幅することにより、挿入損失量分配処理部37eが
送話状態と判定し易い状態(送話偏重モード)に設定
し、反対に近端側背景雑音レベルの推定値PNnの方が
充分に大きい場合は挿入損失量分配処理部37eで監視
する受話信号を受話偏重モード設定用増幅器GRで利得
G[dB]だけ増幅することにより、挿入損失量分配処
理部37eが受話状態と判定し易い状態(受話偏重モー
ド)に設定することにより、音声スイッチ37の片倒れ
を防止している。
【0050】一方、音声生成部18は、予め用意された
複数の呼出音の中から適宜選択してデジタルの呼出音を
生成する呼出音生成部(図示せず)と、同じく予め用意
された複数の警報音の中から適宜選択してデジタルの警
報音を生成する警報音生成部(図示せず)と、内蔵又は
外部のメモリに圧縮して格納された複数の音声メッセー
ジデータを適宜選択して読み出し且つ伸長することでデ
ジタルの音声メッセージを生成する音声メッセージ伸長
部(図示せず)と、同じくメモリに圧縮して格納された
複数のメロディ音データを適宜選択して読み出し且つ伸
長することでデジタルのメロディ音を生成するメロディ
音伸長部(図示せず)とを有する。ここで、警報音は火
災やガス漏れ等の異常の発生を住人に報知するためのも
のであり、音声メッセージは上記異常を報知するための
メッセージ(警報メッセージ)等であり、メロディ音は
呼出音として使用されるものである。
【0051】また音声生成部18は、通話相手に聞かせ
て通話を中止するための口実とする特定音を生成する特
定音生成部又はメモリに圧縮して格納された特定音デー
タを伸長する特定音伸長部の少なくとも何れか一方を有
する。例えば、屋外通話端末(ロビーインターホン等)
からの呼出に在宅者が応答したところ、その相手(通話
相手)がセールスマン等の招かれざる訪問者であったた
め、早々に通話を中止して当該訪問者にお引き取り願い
たいと在宅者が望む場合がある。このような場合に電話
機の呼出音や子供の泣き声などの音(これを「特定音」
と名付ける)を通話相手に聞かせることで通話を中止す
る口実が作り出せ、例えば「今電話が鳴っているのでお
引き取り下さい。」とか「子供が泣いていて手が離せな
いのでお引き取り下さい。」というように伝えて通話し
たくない相手との通話を早急に中止することができる。
【0052】而して、音声生成部18で生成された呼出
音や警報音、あるいは音声メッセージ等の特殊音の音声
信号は第1又は第2アナログ信号多重部16,29にて
同時通話処理部17から出力される通話信号(送話信号
及び受話信号)と時分割多重されてスピーカ11又は2
線−4線変換部15に出力される。
【0053】ところで、全ての住宅情報盤親機1Aとロ
ビーインターホン60にはそれぞれ個別にアドレスが付
与されており、警報監視盤80では上記アドレスによっ
て各住宅情報盤親機1A並びにロビーインターホン60
を識別している。警報監視盤80の信号処理部81で
は、伝送送受信部84から制御線Lbにアドレスデータ
を含む伝送信号を送出して各住宅情報盤親機1Aを順次
ポーリングしており、このポーリングに対して住宅情報
盤親機1Aの主制御部2が安全装置の監視状態を伝送信
号により返信する。そして、何れかの安全装置、例えば
火災感知器S1からの発報信号を信号監視部6が受信す
ると、警報監視盤80に火災発生を報知するために主制
御部2が伝送送受信部5から割込信号を送信する。この
割込信号を受信した警報監視盤80の信号処理部81が
伝送信号による割込ポーリングを行うと、送信元の住宅
情報盤親機1Aから自己のアドレスデータを付加した信
号が返信されて警報監視盤80の信号処理部81が送信
元の住宅情報盤親機1Aのアドレスを取得する。アドレ
スを取得した信号処理部81はそのアドレスデータを含
む伝送信号を伝送送受信部84から送信させ、この伝送
信号を受け取った送信元の住宅情報盤親機1Aの主制御
部2では、異常内容に応じた警報音や警報メッセージを
音声生成部18の警報音生成部並びに音声メッセージ伸
長部により生成してスピーカ11並びに増設スピーカ9
2(図2参照)より出力するとともに、映像表示部14
に対して表示制御信号を与えて発生した異常の内容を表
すシンボル(例えば火災発生時には炎の絵)をモニタ部
13の画面に表示させ、さらに発生した異常の内容(今
の場合は火災)等を報知するためのデータを含む伝送信
号を伝送送受信部5から警報監視盤80に返送させる。
【0054】上記異常報知のデータを受け取った警報監
視盤80においては、信号処理部81が少なくとも異常
が発生した住戸の近隣の住戸に設置されている住宅情報
盤親機1Aのアドレスに対して一斉放送を行う旨のコマ
ンドを含む伝送信号を伝送送受信部84から送信すると
ともに、異常が発生した住戸の住宅情報盤親機1Aのア
ドレスに対しては緊急呼出を行うための緊急呼出コマン
ドを含む伝送信号を伝送送受信部84から送信し、さら
に音声生成部86に生成させた警報音等を放送設備91
から音声出力線L3に送出させる。ここで、警報監視盤
80から住宅情報盤親機1Aに送信する伝送信号には送
信先として当該住宅情報盤親機1Aと接続されている住
宅情報盤副親機1Bを指定するコマンドを含めることが
できる。したがって、警報監視盤80においては上記緊
急呼出コマンドや一斉放送のコマンド、あるいは後述す
る呼出コマンドの送信先として同一住戸内の住宅情報盤
親機1Aと住宅情報盤副親機1Bを個別に指定すること
ができ、住宅情報盤副親機1Bを送信先とするコマンド
が含まれた伝送信号が住宅情報盤親機1Aから住宅情報
盤副親機1Bに転送されることになる。
【0055】そして、一斉放送のコマンドを受け取った
近隣住戸の住宅情報盤親機1A並びに住宅情報盤副親機
1Bにおいては、主制御部2が一斉放送切換部30を制
御してスピーカ11の入力端子Ts1を第1アナログ信
号多重部29の出力端子Ts2から音声出力線L3が接
続された接続端子Ts3とに切り換えるため、各住宅情
報盤親機1A並びに住宅情報盤副親機1Bのスピーカ1
1から警報音等が出力されて一斉放送が行われる。この
ように住宅情報盤副親機1Bでも一斉放送を流すように
したため、仮に住人が住宅情報盤親機1Aの近くに居な
い場合でも住宅情報盤副親機1Bによって住人が一斉放
送を聞く可能性が高くなり、安全性が向上するという利
点がある。
【0056】一方、上記伝送信号により緊急呼出コマン
ドを受け取った住宅情報盤親機1A並びに住宅情報盤副
親機1Bの主制御部2は、通常の呼出コマンドを受け取
った場合のように音声生成部18の呼出音生成部に呼出
音を生成させることもなく、直ちに通話切換部34を制
御して信号分離部16の入出力端子Ta1をドアホン子
器50からの通話線Lcが接続された端子Ta2から通
信線Laが接続された端子Ta3に切り換えて警報監視
盤80との間に強制的に通話路を形成する。よって、警
報監視盤80から住宅情報盤親機1A並びに住宅情報盤
副親機1Bを介して当該住戸の住人に状況を尋ねて適切
な対応を指示したり、消防署への連絡等の処置を行うこ
とができる。
【0057】このように本発明では、警報監視盤80か
らの緊急呼出に対して通話形成手段たる主制御部2及び
通話切換部34によって住宅情報盤親機1Aと警報監視
盤80の間に強制的に通話路を形成するため、呼出釦3
aを押操作するといった住人の応答動作を必要とせずに
住宅情報盤親機1Aの拡声通話機能を用いて警報監視盤
80との間で住人と通話することができ、住戸に異常が
発生した場合に速やかに住人と連絡を取って適切な対応
をとることができる。しかも、住宅情報盤副親機1Bで
も住宅情報盤親機1Aと同様に強制的に通話路を形成す
るようにしているため、仮に住人が住宅情報盤親機1A
の近くに居ない場合でも住宅情報盤副親機1Bとの間に
強制的に形成された通話路を介して住人と通話できる可
能性が高くなり、速やか且つ確実に住人と連絡を取るこ
とができる。また、住宅情報盤親機1A並びに住宅情報
盤副親機1Bでは映像表示部14により発生した異常の
内容を表すシンボルをモニタ部13の画面に表示させて
いるため、どのような異常が発生したかを住人に確実且
つ判り易く知らせることができる。
【0058】ここで、警報監視盤80との間に強制的に
通話路を形成した場合、住宅情報盤親機1A並びに住宅
情報盤副親機1Bのスピーカ11から警報音や警報メッ
セージを出力している状態では住人との通話に支障をき
たす虞がある。故に、住宅情報盤親機1A並びに住宅情
報盤副親機1Bの主制御部2では、通話切換部34を制
御して警報監視盤80との通話路を形成すると同時又は
前後して第2スピーカアンプ28の利得を減少させるこ
とにより警報音及び警報メッセージのレベルを低減さ
せ、警報音や警報メッセージによって住人との通話に支
障をきたすのを防いでいる。
【0059】さらに、住宅情報盤親機1A並びに住宅情
報盤副親機1Bの主制御部2では、通話切換部34を制
御して警報監視盤80との通話路を形成すると同時又は
前後してマイクロホンアンプ19の利得を定常時よりも
増大させ、マイクロホン10で集音される送話信号のレ
ベルを上昇させている。このため、異常の発生した住戸
の住人が住宅情報盤親機1A及び住宅情報盤副親機1B
から離れた場所に居たり、あるいは小さな声しか出せな
いような状況においても、送話信号レベル可変手段たる
主制御部2で送話信号のレベルを上昇させることで警報
監視盤80側では住人の声を聞き取ることができる。
【0060】ところで、来訪者がロビーインターホン6
0の操作部62を操作して訪問先の住戸の住戸番号を入
力すると、ロビーインターホン60の信号処理部61が
入力された住戸番号を伝送送受信部64から伝送信号に
より警報監視盤80に送信し、この伝送信号を受信した
警報監視盤80では、信号処理部81が当該住戸番号の
住戸に設置されている住宅情報盤親機1Aのアドレスに
対して呼出コマンドを含む伝送信号を伝送送受信部84
から送信させる。また、管理人が警報監視盤80の操作
部82を操作して何れかの住戸の住戸番号を入力する
と、信号処理部81が当該住戸番号の住戸に設置されて
いる住宅情報盤親機1Aのアドレスに対して呼出コマン
ドを含む伝送信号を伝送送受信部84から送信させる。
さらに、住戸内において住宅情報盤親機1Aと住宅情報
盤副親機1Bとの間で内線通話を行う場合、住人が住宅
情報盤副親機1B(又は住宅情報盤親機1A)の操作部
3の内線呼出釦(図示せず)を押操作すると、主制御部
2が伝送信号により内線呼出のコマンドを警報監視盤8
0に送信し、この伝送信号を受信した警報監視盤80の
信号処理部81が呼出先の住宅情報盤親機1A(又は住
宅情報盤副親機1B)のアドレスに対して呼出コマンド
を含む伝送信号を伝送送受信部84から送信させる。こ
れに対して伝送信号により呼出コマンドを受け取った住
宅情報盤親機1A(又は住宅情報盤副親機1B)では、
主制御部2が予め設定されている呼出音を音声生成部1
8の呼出音生成部又はメロディ音伸長部に生成させてス
ピーカ11から出力させる。すなわち、住宅情報盤親機
1A並びに住宅情報盤副親機1Bにおいては、ロビーイ
ンターホン60、警報監視盤80、並びに同じ住戸内か
らの内線呼出は伝送信号によって検出し、ドアホン子器
50からの呼出は呼出検出部7によって検出しており、
主制御部2では住宅情報盤副親機1B(又は住宅情報盤
親機1A)、ドアホン子器50、ロビーインターホン6
0、警報監視盤80からの呼出を個別に認識することが
できる。但し、同一住戸内の住宅情報盤親機1Aと住宅
情報盤副親機1Bとの間で内線呼出を行う場合、上述の
ように警報監視盤80を介さずに両者間で直接呼出信号
を送受信するようにしても良い。
【0061】そして、本実施形態の住宅情報盤親機1A
では、操作部3を操作することで呼出音生成部で生成さ
れる複数種の呼出音、及びメロディ音伸長部で複数種の
メロディ音データを伸長して得られるメロディ音(呼出
音)の中から呼出元に応じて任意の呼出音を選択し得る
ようになっており、呼出元毎に予め選択された呼出音を
示すデータを記憶部4に格納し、呼出を検出した場合に
は記憶部4に格納したデータを参照することで呼出元に
応じた呼出音を音声生成部18から出力させる。このた
め、住人の好みに応じた呼出音をスピーカ11から出力
させることができるとともに、呼出元が住宅情報盤副親
機1B(又は住宅情報盤親機1A)、ドアホン子器5
0、ロビーインターホン60、警報監視盤80の何れで
あるかを呼出音から容易に判別することができる。
【0062】また、住宅情報盤親機1Aの主制御部2で
は、呼出元がドアホン子器50又は住宅情報盤副親機1
Bである場合、通話切換部34を制御して入出力端子T
a1を端子Ta2に切り換えるとともに音声生成部18
から出力される呼出音をバックトーンとして通話線Lc
を介してドアホン子器50又は住宅情報盤副親機1Bに
送出し、呼出元がロビーインターホン60又は警報監視
盤80である場合、通話切換部34を制御して入出力端
子Ta1を端子Ta3に切り換えるとともに音声生成部
18から出力される呼出音をバックトーンとして通信線
Laを介してロビーインターホン60又は警報監視盤8
0に送出させる。このように住戸側の呼出音と同じ音の
バックトーンを呼出元のロビーインターホン60やドア
ホン子器50等に送出させることができる。但し、呼出
元に対しては全て同じバックトーンを送出するようにし
ても良く、このようにすれば何れの呼出元に対しても同
一のバックトーンを送出することで呼出操作に対する統
一感を持たせることができるという利点がある。さら
に、呼出音生成部とは別にバックトーン生成部を音声生
成部18に設ければ、住人の好みに応じたバックトーン
を生成して呼出元に送出させることができる。
【0063】ここで、住宅情報盤親機1A並びに住宅情
報盤副親機1Bの主制御部2では、呼出を検出した場合
に映像表示部14に対して表示制御信号を与えて呼出元
に応じた表示をモニタ部13の画面に表示させ、モニタ
部13の画面に表示された表示内容から呼出元が容易に
判別できるようにしている。
【0064】(実施形態2)図6は本実施形態における
住宅情報盤親機1Aの要部構成を示すブロック図であ
る。本実施形態の住宅情報盤親機1Aは、不在時にドア
ホン子器50、ロビーインターホン60あるいは警報監
視盤80から呼出があった場合に予め用意した応答メッ
セージを呼出元に送出するとともに、呼出元のドアホン
子器50等から送られてくる来訪者の映像(映像信号)
と来訪者のメッセージ(音声信号)を記録しておく留守
番動作モードを有しており、映像信号を記録する映像メ
モリ部43を備えている。
【0065】操作部3に設けられた留守番設定釦(図示
せず)が押操作されると主制御部2の動作モードが留守
番動作モードとなる。この留守番動作モードのときにド
アホン子器50等からの呼出信号を検出すると、予め用
意された応答メッセージ(例えば、「ただいま留守にし
ています。メッセージをどうぞ。」)を音声メッセージ
伸長部で伸長して呼出元のドアホン子器50等に送出
し、ドアホン子器50等から送られてくる映像信号をデ
ジタル信号のまま圧縮して映像メモリ部43に記録する
とともに、来訪者が話したメッセージ(音声信号)を同
時通話処理部17に設けた音声圧縮部(図示せず)で圧
縮してメモリに格納する。なお、留守番動作モードにお
いて来訪者の映像やメッセージを記録した場合、主制御
部2は図示しない表示灯を点灯又は点滅させるか、ある
いはモニタ部13に表示することで不在中に来訪者がメ
ッセージを残していることを住人に報知する。
【0066】そして、操作部3に設けられた再生釦(図
示せず)が帰宅した住人によって押操作されると、主制
御部2が映像メモリ部43に記録した映像信号を映像表
示部14にて信号処理してモニタ部13に表示させると
同時に、メモリに格納された来訪者のメッセージを同時
通話処理部17に設けた音声伸長部(図示せず)で伸長
してスピーカ11から出力させ、住人に対して来訪者の
残したメッセージを聞かせると同時に来訪者の映像をモ
ニタ部13に表示させて来訪者の要件を確かめることが
できる。
【0067】また、留守番動作モード時に呼出元に送出
する応答メッセージを呼出元に応じて異なる内容として
もよい。すなわち、ドアホン子器50から呼出があった
場合の応答メッセージやロビーインターホン60又は警
報監視盤80から呼出があった場合の応答メッセージを
メモリに圧縮して格納しておき、主制御部2において呼
出元に対応した応答メッセージを音声生成部18から出
力させるようにすればよい。
【0068】(実施形態3)図7は本実施形態における
住宅情報盤親機1A(住宅情報盤副親機1Bも同様)の
要部構成を示すブロック図である。本実施形態は、住宅
情報盤親機1A並びに住宅情報盤副親機1Bの通話切換
部34の端子Ta1側にインピーダンス調整手段たるマ
ッチング回路部44を設けた点に特徴がある。
【0069】すなわち、本発明の住宅情報盤システムが
適用されるマンション等の集合住宅においては、通常、
情報幹線L1(通信線La及び制御線Lb)の配線長が
数百メートルから数キロメートルに達し、住宅情報盤親
機1Aとドアホン子器50との間の通話線Lcの配線長
(数十メートル)に比較して遙かに長くなってしまうた
め、住宅情報盤親機1Aからドアホン子器50をみたと
きのインピーダンスと住宅情報盤親機1Aから警報監視
盤80(並びにロビーインターホン60)をみたときの
インピーダンスの差が大きくなり、警報監視盤80(又
はロビーインターホン60)との通話時の音量が低下し
てしまう虞がある。
【0070】これに対して本実施形態では、通話切換部
34の端子Ta1側にマッチング回路部44を設け、こ
のマッチング回路44によって住宅情報盤親機1Aから
ドアホン子器50をみたときのインピーダンスと住宅情
報盤親機1Aから警報監視盤80(並びにロビーインタ
ーホン60)をみたときのインピーダンスの差を小さく
するように調整しているので、住宅情報盤親機1A(又
は住宅情報盤副親機1B)とドアホン子器50やロビー
インターホン60あるいは警報監視盤80との間の通話
品質を向上することができる。なお、インピーダンスを
調整するマッチング回路44については従来周知である
から詳細な説明を省略する。
【0071】ところで、マッチング回路44を設ける代
わりにドアホン子器50を接続する通話線Lcにインピ
ーダンス調整手段たる可変容量型のコンデンサ(図示せ
ず)を挿入し、このコンデンサの容量を調整することで
住宅情報盤親機1Aからドアホン子器50をみたときの
インピーダンスと住宅情報盤親機1Aから警報監視盤8
0(並びにロビーインターホン60)をみたときのイン
ピーダンスの差を小さくするようにしても同様の効果が
得られる。
【0072】なお、住宅情報盤親機1A並びに住宅情報
盤副親機1Bの通話切換部34の端子Ta3側に送受話
ゲイン調整手段たる増幅器(図示せず)を設け、住宅情
報盤親機1A並びに住宅情報盤副親機1Bとロビーイン
ターホン60又は警報監視盤80との間で通話を行う際
に、主制御部2が上記増幅器の利得を通話相手の機器
(ロビーインターホン60又は警報監視盤80)に適し
た値に可変制御する構成とすれば、住宅情報盤親機1A
並びに住宅情報盤副親機1Bとロビーインターホン60
並びに警報監視盤80との間で通話を行う際に適切な音
量で通話を行うことができる。
【0073】
【発明の効果】請求項1の発明は、集合住宅の共同玄関
に設置されるロビーインターホンと、各住戸の戸外に設
置されるドアホン子器と、各住戸内に設置されて住人の
安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知ら
せるための信号を出力する1乃至複数種類の安全装置
と、各住戸内に設置されロビーインターホン並びに当該
住宅の戸外に設置されたドアホン子器との間に通話路を
形成して通話を行うとともに当該住宅内に設置された各
安全装置の出力を監視する住宅情報盤親機と、住戸内に
設置されて住宅情報盤親機に接続され、住宅情報盤親機
を介してロビーインターホン並びに当該住宅の戸外に設
置されたドアホン子器との間に通話路を形成して通話を
行う住宅情報盤副親機と、集合住宅の管理室等に設置さ
れ信号線によりロビーインターホン並びに各住宅情報盤
親機と接続されるとともにロビーインターホン、住宅情
報盤親機並びに住宅情報盤副親機との間に通話路を形成
して通話を行う警報監視盤とを備え、住宅情報盤親機
は、何れかの安全装置から異常発生を知らせる信号が出
力されると少なくとも異常の発生並びに発生した異常の
種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させて宅
内の住人に知らせるとともに信号線を介して警報監視盤
に報知してなる住宅情報盤システムにおいて、マイクロ
ホン並びにスピーカと、マイクロホン及びスピーカを介
してドアホン子器又は警報監視盤との間に形成される通
話路を通して拡声同時通話を行う同時通話処理手段と、
警報監視盤からの緊急呼出を検出する緊急呼出検出手段
と、緊急呼出検出手段で警報監視盤からの緊急呼出が検
出されると警報監視盤との間に強制的に通話路を形成す
る通話路形成手段とを住宅情報盤親機に具備するので、
住宅情報盤親機において拡声同時通話を可能とし、警報
監視盤からの緊急呼出に対して通話形成手段によって住
宅情報盤親機と警報監視盤の間に強制的に通話路を形成
することで送受話器を取るといった住人の応答動作を必
要とせずに住宅情報盤親機の拡声通話機能を用いて警報
監視盤との間で住人と通話することができ、住戸に異常
が発生した場合に速やかに住人と連絡を取って適切な対
応をとることができるという効果がある。
【0074】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、各住戸の住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機を
個別に呼び出す個別呼出手段を警報監視盤に具備するこ
とを特徴とし、警報監視盤から各住戸の住宅情報盤親機
並びに住宅情報盤副親機を個別に呼び出すことができ、
住戸に異常が発生した場合に速やかに住人と連絡を取っ
て適切な対応をとることができる。
【0075】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に対
して一斉に緊急呼出を行う一斉緊急呼出手段を警報監視
盤に具備するので、住戸に異常が発生した場合に速やか
且つ確実に住人と連絡を取って適切な対応をとることが
できるという効果がある。
【0076】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、マイクロホン並びにスピーカと、マイ
クロホン及びスピーカを介して拡声同時通話を行う同時
通話処理手段と、住宅情報盤親機を介して警報監視盤か
らの緊急呼出を検出する緊急呼出検出手段と、緊急呼出
検出手段で警報監視盤からの緊急呼出が検出されると住
宅情報盤親機を介して警報監視盤との間に強制的に通話
路を形成する通話路形成手段とを住宅情報盤副親機に具
備するので、住宅情報盤親機と住宅情報盤副親機とは通
常住戸内の異なる場所に設置されるため、仮に住人が住
宅情報盤親機の近くに居ない場合でも住宅情報盤副親機
との間に強制的に形成された通話路を介して住人と通話
できる可能性が高くなり、住戸に異常が発生した場合に
速やか且つ確実に住人と連絡を取って適切な対応をとる
ことができるという効果がある。
【0077】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、通話路形成手段にて強制的に通話が形成された場合
にマイクロホンで集音される送話信号のレベルを定常時
よりも上昇させる送話信号レベル可変手段とを住宅情報
盤親機並びに住宅情報盤副親機に具備するので、異常の
発生した住戸の住人が住宅情報盤親機及び住宅情報盤副
親機から離れた場所に居たり、あるいは小さな声しか出
せないような状況においても送話信号レベル可変手段で
送話信号のレベルを上昇させることで警報監視盤側では
住人の声を聞き取ることができるという効果がある。
【0078】請求項6の発明は、請求項4の発明におい
て、警報音又は警報メッセージを生成する警報生成手段
と、警報生成手段で生成された警報音又は警報メッセー
ジをスピーカから出力させる警報出力手段と、通話路形
成手段にて強制的に通話路が形成されると警報出力手段
を制御してスピーカから出力される警報音又は警報メッ
セージのレベルを低減させる警報出力制御手段とを住宅
情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具備するので、異
常の発生した住戸内では警報音や警報メッセージが聞こ
えているが、警報出力制御手段にてこれらのレベルを低
減することで警報監視盤との通話に支障をきたすことが
無くなるという効果がある。
【0079】請求項7の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、何れかの安全装置が異常発生を知らせ
る信号を出力した場合に上記信号を出力した安全装置の
種類を表示する表示手段を住宅情報盤親機に具備するの
で、どのような異常が発生したかを住人に確実且つ判り
易く知らせることができるという効果がある。
【0080】請求項8の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、ロビーインターホン、ドアホン子器又
は警報監視盤からの呼出を個別に検出する呼出検出手段
と、呼出検出手段にて呼出を検出した場合に呼出元に応
じた呼出音を生成する呼出音生成手段と、呼出音生成手
段で生成した呼出音をスピーカから出力させる呼出音出
力手段とを住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具
備するので、住人の好みに応じた呼出音をスピーカから
出力させることができるとともに、呼出元がロビーイン
ターホン、ドアホン子器又は警報監視盤の何れであるか
を呼出音から容易に判別することができるという効果が
ある。
【0081】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、呼出元に対してバックトーンを送出するバックトー
ン送出手段を住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に
具備するので、ロビーインターホン、ドアホン子器又は
警報監視盤の何れの呼出元に対しても同一のバックトー
ンを送出することで呼出操作に対する統一感を持たせる
ことができるという効果がある。
【0082】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、バックトーン送出手段は、呼出音生成手段で生成
される呼出音をバックトーンとして送出するので、住戸
側の呼出音と同じ音のバックトーンを呼出元のロビーイ
ンターホン、ドアホン子器又は警報監視盤に送出させる
ことができるという効果がある。
【0083】請求項11の発明は、請求項9の発明にお
いて、バックトーンを生成するバックトーン生成手段を
住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具備するの
で、住人の好みに応じたバックトーンを呼出元であるロ
ビーインターホン、ドアホン子器又は警報監視盤に送出
させることができるという効果がある。
【0084】請求項12の発明は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、ロビーインターホン、ドアホン子器
又は警報監視盤からの呼出を個別に検出する呼出検出手
段と、呼出検出手段にて呼出を検出した場合に呼出元に
応じた表示を行う呼出表示手段とを住宅情報盤親機並び
に住宅情報盤副親機に具備するので、呼出元がロビーイ
ンターホン、ドアホン子器又は警報監視盤の何れである
かを呼出手段の表示から容易に判別することができると
いう効果がある。
【0085】請求項13の発明は、請求項1の発明にお
いて、来訪者を撮像する撮像手段と、撮像手段から出力
する映像信号を住宅情報盤親機に伝送する映像信号伝送
手段とをロビーインターホン並びにドアホン子器の少な
くとも何れか一方に具備し、映像を表示する映像表示手
段と、ロビーインターホン又はドアホン子器から伝送さ
れる映像信号を信号処理して映像表示手段に表示させる
映像信号処理手段と、ロビーインターホン又はドアホン
子器から伝送される映像信号、及びロビーインターホン
又はドアホン子器からの受話音声を記録する記録手段と
を住宅情報盤親機に具備するので、留守の間に訪れた来
訪者の映像と声(伝言)を記録手段に記録しておき、帰
宅後に記録手段に記録された映像信号と受話信号を再生
して来訪者の要件を確かめることができるという効果が
ある。
【0086】請求項14の発明は、請求項13の発明に
おいて、ロビーインターホン又はドアホン子器から伝送
される映像信号を信号処理して外部に出力する映像信号
出力手段を住宅情報盤親機に具備するので、例えば、来
訪者の映像をテレビやパーソナルコンピュータなどの画
面に映し出すことで映像を見やすく表示できるという効
果がある。
【0087】請求項15の発明は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、ロビーインターホン、ドアホン子器
又は警報監視盤からの呼出を個別に検出する呼出検出手
段と、呼出検出手段にて呼出を検出した場合に呼出元に
応じた応答メッセージを生成する応答メッセージ生成手
段と、応答メッセージ生成手段で生成した応答メッセー
ジを呼出元に送出する応答メッセージ送出手段とを住宅
情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具備するので、住
人の不在時に呼出元に対して返送する応答メッセージを
呼出元毎に違う内容に変更することができるという効果
がある。
【0088】請求項16の発明は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、専用線により各住戸の住宅情報盤親
機並びに住宅情報盤副親機と接続され、専用線を介して
各住戸の住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機へ一斉
に警報音又は警報メッセージを放送する放送設備を備え
たので、住宅情報盤親機と住宅情報盤副親機とは通常住
戸内の異なる場所に設置されるため、仮に住人が住宅情
報盤親機の近くに居ない場合でも住宅情報盤副親機によ
って住人が一斉放送を聞く可能性が高くなり、安全性が
向上するという効果がある。
【0089】請求項17の発明は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、ロビーインターホン、ドアホン子器
並びに警報監視盤の各機器との間に形成される各通話路
の見かけ上のインピーダンスを略同一とするインピーダ
ンス調整手段を備えたので、住宅情報盤親機からドアホ
ン子器をみたときのインピーダンスと住宅情報盤親機か
ら警報監視盤又はロビーインターホンをみたときのイン
ピーダンスを略同一に調整することで住宅情報盤親機又
は住宅情報盤副親機と各機器との間の通話品質を向上す
ることができるという効果がある。
【0090】請求項18の発明は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、ロビーインターホン並びに警報監視
盤の各機器との間に形成される各通話路の送受話ゲイン
を個別に調整する送受話ゲイン調整手段を住宅情報盤親
機並びに住宅情報盤副親機に具備するので、住宅情報盤
親機並びに住宅情報盤副親機とロビーインターホン並び
に警報監視盤との間で通話を行う際に適切な音量で通話
を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における住宅情報盤親機並びにドア
ホン子器の構成を示すブロック図である。
【図2】同上のシステム構成図である。
【図3】同上におけるロビーインターホン並びに警報監
視盤の構成を示すブロック図である。
【図4】同上における住宅情報盤副親機の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】同上における住宅情報盤親機及び住宅情報盤副
親機の同時通話処理部の構成を示すブロック図である。
【図6】同上における住宅情報盤親機の要部の構成を示
すブロック図である。
【図7】同上における住宅情報盤親機の要部の構成を示
すブロック図である。
【図8】従来の住宅情報盤システムのシステム構成図で
ある。
【符号の説明】
1A 住宅情報盤親機 1B 住宅情報盤副親機 2 主制御部 5 伝送送受信部 34 通話切換部 50 ドアホン子器 60 ロビーインターホン 80 警報監視盤 La 通信線 Lb 制御線 Lc 通話線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 実 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 寺澤 章 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5C054 AA02 CA04 CC02 CD06 CE14 CH02 DA08 EA03 HA22 5C087 AA02 AA03 AA10 AA24 AA25 AA40 AA42 BB03 BB32 BB34 BB46 BB62 BB63 BB64 BB65 BB74 BB75 DD03 DD26 DD36 EE07 EE16 FF01 FF02 FF04 FF05 FF19 FF24 GG12 GG18 GG32 GG55 GG57 GG67 GG79 5K038 AA06 CC12 DD12 DD16 FF01 GG01 GG02 5K101 KK14 LL04 NN01 NN12 NN17

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合住宅の共同玄関に設置されるロビー
    インターホンと、各住戸の戸外に設置されるドアホン子
    器と、各住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場
    合に自動又は手動で異常発生を知らせるための信号を出
    力する1乃至複数種類の安全装置と、各住戸内に設置さ
    れロビーインターホン並びに当該住宅の戸外に設置され
    たドアホン子器との間に通話路を形成して通話を行うと
    ともに当該住宅内に設置された各安全装置の出力を監視
    する住宅情報盤親機と、住戸内に設置されて住宅情報盤
    親機に接続され、住宅情報盤親機を介してロビーインタ
    ーホン並びに当該住宅の戸外に設置されたドアホン子器
    との間に通話路を形成して通話を行う住宅情報盤副親機
    と、集合住宅の管理室等に設置され信号線によりロビー
    インターホン並びに各住宅情報盤親機と接続されるとと
    もにロビーインターホン、住宅情報盤親機並びに住宅情
    報盤副親機との間に通話路を形成して通話を行う警報監
    視盤とを備え、住宅情報盤親機は、何れかの安全装置か
    ら異常発生を知らせる信号が出力されると少なくとも異
    常の発生並びに発生した異常の種類に応じた警報音又は
    警報メッセージを発生させて宅内の住人に知らせるとと
    もに信号線を介して警報監視盤に報知してなる住宅情報
    盤システムにおいて、マイクロホン並びにスピーカと、
    マイクロホン及びスピーカを介してドアホン子器又は警
    報監視盤との間に形成される通話路を通して拡声同時通
    話を行う同時通話処理手段と、警報監視盤からの緊急呼
    出を検出する緊急呼出検出手段と、緊急呼出検出手段で
    警報監視盤からの緊急呼出が検出されると警報監視盤と
    の間に強制的に通話路を形成する通話路形成手段とを住
    宅情報盤親機に具備することを特徴とする住宅情報盤シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 各住戸の住宅情報盤親機並びに住宅情報
    盤副親機を個別に呼び出す個別呼出手段を警報監視盤に
    具備することを特徴とする請求項1記載の住宅情報盤シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機
    に対して一斉に緊急呼出を行う一斉緊急呼出手段を警報
    監視盤に具備することを特徴とする請求項1又は2記載
    の住宅情報盤システム。
  4. 【請求項4】 マイクロホン並びにスピーカと、マイク
    ロホン及びスピーカを介して拡声同時通話を行う同時通
    話処理手段と、住宅情報盤親機を介して警報監視盤から
    の緊急呼出を検出する緊急呼出検出手段と、緊急呼出検
    出手段で警報監視盤からの緊急呼出が検出されると住宅
    情報盤親機を介して警報監視盤との間に強制的に通話路
    を形成する通話路形成手段とを住宅情報盤副親機に具備
    することを特徴とする請求項1又は2又は3記載の住宅
    情報盤システム。
  5. 【請求項5】 通話路形成手段にて強制的に通話が形成
    された場合にマイクロホンで集音される送話信号のレベ
    ルを定常時よりも上昇させる送話信号レベル可変手段を
    住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具備すること
    を特徴とする請求項4記載の住宅情報盤システム。
  6. 【請求項6】 警報音又は警報メッセージを生成する警
    報生成手段と、警報生成手段で生成された警報音又は警
    報メッセージをスピーカから出力させる警報出力手段
    と、通話路形成手段にて強制的に通話路が形成されると
    警報出力手段を制御してスピーカから出力される警報音
    又は警報メッセージのレベルを低減させる警報出力制御
    手段とを住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具備
    することを特徴とする請求項4記載の住宅情報盤システ
    ム。
  7. 【請求項7】 何れかの安全装置が異常発生を知らせる
    信号を出力した場合に上記信号を出力した安全装置の種
    類を表示する表示手段を住宅情報盤親機に具備すること
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の住宅情報盤
    システム。
  8. 【請求項8】 ロビーインターホン、ドアホン子器又は
    警報監視盤からの呼出を個別に検出する呼出検出手段
    と、呼出検出手段にて呼出を検出した場合に呼出元に応
    じた呼出音を生成する呼出音生成手段と、呼出音生成手
    段で生成した呼出音をスピーカから出力させる呼出音出
    力手段とを住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具
    備することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の
    住宅情報盤システム。
  9. 【請求項9】 呼出元に対してバックトーンを送出する
    バックトーン送出手段を住宅情報盤親機並びに住宅情報
    盤副親機に具備することを特徴とする請求項8記載の住
    宅情報盤システム。
  10. 【請求項10】 バックトーン送出手段は、呼出音生成
    手段で生成される呼出音をバックトーンとして送出する
    ことを特徴とする請求項9記載の住宅情報盤システム。
  11. 【請求項11】 バックトーンを生成するバックトーン
    生成手段を住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具
    備することを特徴とする請求項9記載の住宅情報盤シス
    テム。
  12. 【請求項12】 ロビーインターホン、ドアホン子器又
    は警報監視盤からの呼出を個別に検出する呼出検出手段
    と、呼出検出手段にて呼出を検出した場合に呼出元に応
    じた表示を行う呼出表示手段とを住宅情報盤親機並びに
    住宅情報盤副親機に具備することを特徴とする請求項1
    〜4の何れかに記載の住宅情報盤システム。
  13. 【請求項13】 来訪者を撮像する撮像手段と、撮像手
    段から出力する映像信号を住宅情報盤親機に伝送する映
    像信号伝送手段とをロビーインターホン並びにドアホン
    子器の少なくとも何れか一方に具備し、映像を表示する
    映像表示手段と、ロビーインターホン又はドアホン子器
    から伝送される映像信号を信号処理して映像表示手段に
    表示させる映像信号処理手段と、ロビーインターホン又
    はドアホン子器から伝送される映像信号、及びロビーイ
    ンターホン又はドアホン子器からの受話音声を記録する
    記録手段とを住宅情報盤親機に具備することを特徴とす
    る請求項1記載の住宅情報盤システム。
  14. 【請求項14】 ロビーインターホン又はドアホン子器
    から伝送される映像信号を信号処理して外部に出力する
    映像信号出力手段を住宅情報盤親機に具備することを特
    徴とする請求項13記載の住宅情報盤システム。
  15. 【請求項15】 ロビーインターホン、ドアホン子器又
    は警報監視盤からの呼出を個別に検出する呼出検出手段
    と、呼出検出手段にて呼出を検出した場合に呼出元に応
    じた応答メッセージを生成する応答メッセージ生成手段
    と、応答メッセージ生成手段で生成した応答メッセージ
    を呼出元に送出する応答メッセージ送出手段とを住宅情
    報盤親機並びに住宅情報盤副親機に具備することを特徴
    とする請求項1〜4の何れかに記載の住宅情報盤システ
    ム。
  16. 【請求項16】 専用線により各住戸の住宅情報盤親機
    並びに住宅情報盤副親機と接続され、専用線を介して各
    住戸の住宅情報盤親機並びに住宅情報盤副親機へ一斉に
    警報音又は警報メッセージを放送する放送設備を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の住宅情
    報盤システム。
  17. 【請求項17】 ロビーインターホン、ドアホン子器並
    びに警報監視盤の各機器との間に形成される各通話路の
    見かけ上のインピーダンスを略同一とするインピーダン
    ス調整手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何
    れかに記載の住宅情報盤システム。
  18. 【請求項18】 ロビーインターホン並びに警報監視盤
    の各機器との間に形成される各通話路の送受話ゲインを
    個別に調整する送受話ゲイン調整手段を住宅情報盤親機
    並びに住宅情報盤副親機に具備することを特徴とする請
    求項1〜4の何れかに記載の住宅情報盤システム。
JP2001199828A 2001-06-29 2001-06-29 住宅情報盤システム Expired - Fee Related JP4779247B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001199828A JP4779247B2 (ja) 2001-06-29 2001-06-29 住宅情報盤システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001199828A JP4779247B2 (ja) 2001-06-29 2001-06-29 住宅情報盤システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011081552A Division JP5369132B2 (ja) 2011-04-01 2011-04-01 住宅情報盤システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003016557A true JP2003016557A (ja) 2003-01-17
JP4779247B2 JP4779247B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=19037057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001199828A Expired - Fee Related JP4779247B2 (ja) 2001-06-29 2001-06-29 住宅情報盤システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4779247B2 (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003078629A (ja) * 2001-09-04 2003-03-14 Mitsubishi Electric Corp ドアホン装置
JP2005328180A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Aiphone Co Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2005347875A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Matsushita Electric Works Ltd 拡声通話装置
JP2006237886A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Matsushita Electric Works Ltd インターホンシステム
JP2006304221A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2006304219A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2007174580A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 音声伝送システム
JP2008033756A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 New Cosmos Electric Corp 警報器
JP2008054250A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2008072632A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2008072629A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2008072630A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2008092400A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2008153819A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Nohmi Bosai Ltd インターホンシステム
JP2008160458A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Matsushita Electric Works Ltd 音声伝送システム
JP2008241233A (ja) * 2007-02-27 2008-10-09 Yazaki Corp 警報装置
JP2009232258A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Nohmi Bosai Ltd 防災設備
JP2011055058A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
JP2011097654A (ja) * 2011-02-14 2011-05-12 Panasonic Electric Works Co Ltd インターホンシステム
JP2011097655A (ja) * 2011-02-14 2011-05-12 Panasonic Electric Works Co Ltd インターホンシステム
JP2014112963A (ja) * 2014-03-17 2014-06-19 Panasonic Corp インターホンシステムおよびインターホン親機
JP2015195607A (ja) * 2015-07-22 2015-11-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 インターホンシステム及びインターホン親機
JP2015195611A (ja) * 2015-07-29 2015-11-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 インターホンシステム
JP2015226271A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 アイホン株式会社 集合住宅インターホンシステム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6165555A (ja) * 1984-09-05 1986-04-04 Mitsubishi Electric Corp ホームコントロールシステムおよびインターホンシステム
JPH0837658A (ja) * 1994-07-26 1996-02-06 Kyocera Corp 留守番機能付テレビ通話装置
JP2000036089A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Matsushita Electric Works Ltd セキュリティインターホン装置、及びこれを備えた警報監視システム
JP2000244670A (ja) * 1999-02-18 2000-09-08 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用ハンズフリー通話システム
JP2000253163A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用通話中継増幅装置
JP2000286979A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Aiphone Co Ltd 集合住宅インターホン装置
JP2000308044A (ja) * 1999-04-23 2000-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 通信ネットワークを使用したテレビインターホンシステム、および映像監視システム
JP2001148085A (ja) * 1999-11-24 2001-05-29 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅管理システム
JP2001156924A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅通話システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6165555A (ja) * 1984-09-05 1986-04-04 Mitsubishi Electric Corp ホームコントロールシステムおよびインターホンシステム
JPH0837658A (ja) * 1994-07-26 1996-02-06 Kyocera Corp 留守番機能付テレビ通話装置
JP2000036089A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Matsushita Electric Works Ltd セキュリティインターホン装置、及びこれを備えた警報監視システム
JP2000244670A (ja) * 1999-02-18 2000-09-08 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用ハンズフリー通話システム
JP2000253163A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用通話中継増幅装置
JP2000286979A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Aiphone Co Ltd 集合住宅インターホン装置
JP2000308044A (ja) * 1999-04-23 2000-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 通信ネットワークを使用したテレビインターホンシステム、および映像監視システム
JP2001148085A (ja) * 1999-11-24 2001-05-29 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅管理システム
JP2001156924A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅通話システム

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003078629A (ja) * 2001-09-04 2003-03-14 Mitsubishi Electric Corp ドアホン装置
JP2005328180A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Aiphone Co Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2005347875A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Matsushita Electric Works Ltd 拡声通話装置
JP4534792B2 (ja) * 2005-02-23 2010-09-01 パナソニック電工株式会社 インターホンシステム
JP2006237886A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Matsushita Electric Works Ltd インターホンシステム
JP2006304221A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2006304219A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP4622656B2 (ja) * 2005-04-25 2011-02-02 パナソニック電工株式会社 集合住宅用インターホンシステム
JP4613679B2 (ja) * 2005-04-25 2011-01-19 パナソニック電工株式会社 集合住宅用インターホンシステム
JP2007174580A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 音声伝送システム
JP4661585B2 (ja) * 2005-12-26 2011-03-30 パナソニック電工株式会社 音声伝送システム
JP2008033756A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 New Cosmos Electric Corp 警報器
JP2008054250A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2008072630A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2008072629A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2008072632A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2008092400A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Matsushita Electric Works Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2008153819A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Nohmi Bosai Ltd インターホンシステム
JP2008160458A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Matsushita Electric Works Ltd 音声伝送システム
JP2008241233A (ja) * 2007-02-27 2008-10-09 Yazaki Corp 警報装置
JP2009232258A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Nohmi Bosai Ltd 防災設備
JP2011055058A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
JP2011097654A (ja) * 2011-02-14 2011-05-12 Panasonic Electric Works Co Ltd インターホンシステム
JP2011097655A (ja) * 2011-02-14 2011-05-12 Panasonic Electric Works Co Ltd インターホンシステム
JP2014112963A (ja) * 2014-03-17 2014-06-19 Panasonic Corp インターホンシステムおよびインターホン親機
JP2015226271A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 アイホン株式会社 集合住宅インターホンシステム
JP2015195607A (ja) * 2015-07-22 2015-11-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 インターホンシステム及びインターホン親機
JP2015195611A (ja) * 2015-07-29 2015-11-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 インターホンシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4779247B2 (ja) 2011-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4779247B2 (ja) 住宅情報盤システム
EP2297934B1 (en) Speakerphone and extension speakerphone for use in personal emergency response system
JP4622656B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP4483134B2 (ja) 拡声通話システム
JP4586647B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP5369132B2 (ja) 住宅情報盤システム
JP2006222887A (ja) 集合住宅用インターホンシステムの住戸機及び集合住宅用インターホンシステム
JP3291920B2 (ja) 通話システム
JP4079008B2 (ja) 集合住宅用拡声通話システム
JP3864915B2 (ja) 集合住宅用拡声通話システム
JP3988212B2 (ja) 拡声通話システム
JP2006304220A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP4003670B2 (ja) インターホン転送装置
JP4124171B2 (ja) 住宅情報盤
JP4341489B2 (ja) 住宅情報盤
JP2008072631A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP3752777B2 (ja) テレビドアホンシステム
JP4561773B2 (ja) 拡声通話システム
JP4277740B2 (ja) 住宅情報盤
JP4315065B2 (ja) 住宅情報盤
JP2000244670A (ja) 集合住宅用ハンズフリー通話システム
JP4479786B2 (ja) 集合住宅用拡声通話システム
JP4229009B2 (ja) 住宅情報盤
JP2006013616A (ja) 住宅情報盤
JP3636270B2 (ja) テレビドアホン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100623

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110401

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110620

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees