JP4660697B2 - 入力装置及び移動端末 - Google Patents

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Description

本発明は、入力装置及びこれを備えた移動端末に関し、特に、筐体表面と略平行方向及び略垂直方向へ変位する操作部を有し、略平行な平面における操作部の斜め方向への変位を検出する入力装置及びこれを備えた移動端末に関する。
移動通信端末(例えば、携帯電話機)をはじめとする多くの電子機器は、ポインティングデバイスと呼ばれる入力装置を備えている。ユーザは、ポインティングデバイスを操作することで、カーソルやポインタあるいはフォーカスなどの制御対象を移動させることができる。
移動通信端末の場合は、表示画面の縦横各方向に対応する入力キー(方向キー)を用いて制御対象を移動させるポインティングデバイスが広く適用されている。方向キーによるポインティングデバイスは、ユーザのキー入力操作を検出して、画面縦横各方向に対する制御対象の移動制御命令に変換している。
近年、移動端末上で実行されるアプリケーションが高機能化しており、画面縦横各方向のみならず、斜め方向に対しても制御対象を移動させる必要が出てきた。しかしながら、方向キーを用いたポインティングデバイスは、制御対象を斜め方向へ移動させることを前提として設計されていないため、縦横両方向の方向キーが同時に押下された場合に、縦横各方向に対して45°方向へ制御対象を移動させることができるにすぎなかった。すなわち、方向キーを用いたポインティングデバイスは、制御対象を表示画面上の任意方向へ移動させることはできなかった。
表示画面上の制御対象を任意方向へ移動させることが可能なポインティングデバイスとして、スティック型のポインティングデバイス(ジョイスティック)がある。ジョイスティックは、レバーを前後左右に傾けることで、制御対象の移動制御命令を表示画面の任意方向に対して与えることができる。
しかし、装置の小型化・薄型化が要求される移動通信端末においては、筐体表面からレバーを突出する構造のポインティングデバイスを搭載することは好ましいことではない。また、レバーが筐体表面から突出する部分を小さくした場合には、レバーの長さが不十分となり、操作性が低下してしまう。
特許文献1の「ポインティング制御装置」は、小型コンピュータに組み込み可能で操作性が良好なポインティングデバイスを提供することを目的としたものである。このポインティング制御装置は、制御対象の移動制御命令を表示画面の任意方向に対して生成可能なポインティングデバイスを、任意の方向に摺動可能な板状のスライダーに単位時間当たりの移動量を検出させることによって、筐体から突出する部分がない構造で構成している。
特開平4−125723号公報
しかし、上記特許文献に開示されるポインティング制御装置は、スライダーを支持するためのハウジングを必要とする複雑な構造であるため、小型化・薄型化することは困難である。よって、小型化・薄型化が要求される移動通信端末に適用するポインティングデバイスとしては好ましいものではない。
また、このポインティング制御装置は、移動通信端末に適用することを前提として設計されたものではないため、防水性・防塵性は全く考慮されていない。よって、屋外で使用されることも多く、筐体に水滴や粉塵が付着する可能性が高い移動通信端末に適用するポインティングデバイスとしては好ましいものではない。
このように、移動通信端末に適用するポインティングデバイスには、
(1)制御対象の移動制御命令を表示画面の任意方向に対して生成できること。
(2)筐体表面から突出する部分がない構造であること。
(3)構造が複雑でないこと。
(4)防水性・防塵性を備えること。
が要求される。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、制御対象の移動制御命令を表示画面の任意方向に対して生成でき、防水性・防塵性を備えたポインティングデバイスを、筐体表面から突出する部分が無いか、あるとしても限りなく小さく、且つ単純な構造で提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、筐体の前面と略平行な平面をXY直交座標系で示されるXY平面と定義した場合において、開口部を備えた筐体の開口部付近に設けられる入力装置であって、弾性及び可撓性を備えた材質で形成され、XY平面と略平行に筐体の内側に対向するように配置された弾性シートと、開口部の略中心に配置されるように弾性シートの筐体と対向する面に密着して固定され、XY平面内の任意方向へ移動可能であり、無負荷時には前記弾性シートの弾性力によって前記開口部の略中心に復帰するスライドキーと、スライドキーの移動に応じて該スライドキーのXY平面内の移動方向及び移動量を検出するセンサと、弾性シートよりも硬質かつ摩擦係数が小さい材質で形成され、該弾性シートのスライドキーの裏側に設置された押し子と、開口部の略中心に押し子と対向して配置され、スライドキーが筐体の内部方向へ押下されたことを検出する接触スイッチとを有し、接触スイッチが配置される基板上にシート状の部材が配置されたことを特徴とする入力装置を提供するものである。
その入力装置は、センサが検出したスライドキーの少なくとも移動方向に応じて第1の制御信号を生成する手段を含んでもよい。
以上の構成において、スライドキーは、開口部の枠部より大きい形状の外辺部を有し、さらに外辺部を介して弾性シートに接着され、該外辺部の略周縁部分が筐体と弾性シートとの間隙に配置されることが望ましい。例えば、スライドキーが略円柱形状の場合、スライドキーは、開口部よりも直径が大きく形成された外辺部を一端に備え、該外辺部を介して弾性シートに接着され、該外辺部の略周縁部分が筐体前面と弾性シートとの間隙に配置されることが好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、筐体の前面と略平行平面をXY直交座標系で示されるXY平面と定義した場合において、開口部を備えた筐体の開口部付近に設けられる入力装置であって、弾性及び可撓性を備えた材質で形成され、XY平面と略平行に前記筐体の内側に対向するように配置された弾性シートと、弾性シートの筐体と対向する面に密着して固定された環状の周囲キーと、周囲キーの略中心に配置されるように弾性シートの筐体と対向する面に密着して固定され、XY平面内の任意方向へ移動可能であり、無負荷時には前記弾性シートの弾性力によって前記開口部の略中心に復帰するスライドキーと、スライドキーの移動に応じて該スライドキーのXY平面内の移動方向及び移動量を検出するセンサと、周囲キーのXY各方向について押下されたか否かを検出するスイッチと、弾性シートよりも硬質かつ摩擦係数が小さい材質で形成され、該弾性シートのスライドキーの裏側に設置された押し子と、開口部の略中心に押し子と対向して配置され、スライドキーが筐体の内部方向へ押下されたことを検出する接触スイッチとを有し、接触スイッチが配置される基板上にシート状の部材が配置されたことを特徴とする入力装置を提供するものである。
その入力装置は、センサが検出したスライドキーの少なくとも移動方向に応じて第1の制御信号を生成する手段と、周囲キーの押下された端部の方向に応じて第2の制御信号を生成する手段とを含んでいてもよい。
以上の構成において、スライドキーは、開口部の枠部よりも大きい形状の外辺部を有し、さらに外辺部を介して前記弾性シートに接着され、該外辺部の略周縁部分が周囲キーと弾性シートとの間隙に配置されることが望ましい。例えば、スライドキーが略円柱状の場合、スライドキーは開口部よりも直径が大きく形成された外辺部を一端に備え、該外辺部を介して弾性シートに接着され、該外辺部の略周縁部分が周囲キーと弾性シートとの間隙に配置されることが好ましい。
上記本発明の第1の態様又は第2の態様においてはスライドキーは、弾性シートとの接合端に凹部を有し、該凹部に磁石が配置されて弾性シートへ接着されたことにより、該磁石がスライドキーに封入されることがより好ましい。
本発明の第1の態様及び第2の態様のいずれの構成においても、押し子が接触スイッチを作動させた場合に第3の制御信号を生成する手段をさらに有することが好ましく、これに加えて、スライドキーの移動量が所定の値よりも大きい場合は、第3の制御信号を無効とする手段をさらに有することがより好ましい。また、弾性シートに、スライドキーとの接着領域を囲繞する略蛇腹形状部が繞設されることが好ましい。また、弾性シートのスライドキーとの接着面と反対側の面に、該スライドキーを支持する突起が少なくとも一つ形成されることが好ましい。また、弾性シートには、スライドキー以外のキー群が一体に形成されることが好ましい。また、シート状の部材が、接触スイッチ上に設けられること、又は、シート状の部材が、少なくとも該接触スイッチの押し子との接触面を覆う範囲に設けられること、あるいは、シート状の部材が、スライドキーの稼働範囲に設けられることが好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第3の態様として、筐体の前面と略平行な平面をXY直交座標系で示されるXY平面と定義した場合において、開口部を備えた筐体と、弾性及び可撓性を備えた材質によって形成され、XY平面と略平行に筐体の内面に対向するように配置された弾性シートと、開口部の略中心に配置されるように弾性シートの筐体と対向する面に密着して固定され、XY平面内の任意方向に移動可能であり、無負荷時には弾性シートの弾性力によって開口部の略中心に復帰するスライドキーと、スライドキーの移動に応じて該スライドキーのXY平面内の移動方向及び移動量を検出するセンサと、情報を画像表示する表示手段と、センサが検出したスライドキーの少なくとも移動方向に応じて第1の制御を行う第1の制御手段と、弾性シートよりも硬質かつ摩擦係数が小さい材質で形成され、該弾性シートのスライドキーの裏側に設置された押し子と、開口部の略中心に押し子と対向して配置され、スライドキーが筐体の内部方向へ押下されたことを検出する接触スイッチと、押し子が接触スイッチを作動させた場合に、第3の制御を行う第3の制御手段とを有し、接触スイッチが配置される基板上にシート状の部材が配置された移動端末を提供するものである。
センサは、スライドキーの移動方向及び移動量を検出するようにしてもよく、その場合には、第1の制御手段は、センサが検出したスライドキーの移動方向及び移動量に応じて第1の制御を行っても良い。
以上の構成において、スライドキーの移動量が所定の値よりも大きい場合は、第3の制御手段を停止させる手段をさらに有することがより好ましい。また、第1の制御手段は、表示手段において制御対象を画像表示する位置を変更する処理を行うことが好ましい。また、第3の制御手段は、表示手段において制御対象が指示する情報を選択又は確定する処理を行うことが好ましい。また、また、スライドキーは、開口部の枠部より大きい形状の外辺部を有し、該外辺部を介して弾性シートに接着され、該外辺部の略周縁部分が筐体前面と弾性シートとの間隙に配置されることが好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第4の態様として、筐体の前面と略平行平面をXY直交座標系で示されるXY平面と定義した場合において、開口部を備えた前記筐体と、弾性及び可撓性を備えた材質によって形成され、XY平面と略平行に筐体の内側に対向するように配置された弾性シートと、弾性シートの筐体と対向する面に接着された環状の周囲キーと、周囲キーの略中心に配置されるように弾性シートの筐体と対向する面に密着して固定され、XY平面内の任意方向へ移動可能であり、無負荷時には弾性シートの弾性力によって前記開口部の略中心に復帰するスライドキーと、スライドキーの移動に応じて該スライドキーのXY平面内の移動方向及び移動量を検出するセンサと、周囲キーのXY各方向について押下されたか否かを検出するスイッチと、情報を画像表示する表示手段と、センサが検出したスライドキーの少なくとも移動方向に応じて第1の制御を行う第1の制御手段と、周囲キーの押下された端部の方向に応じて第2の制御を行う第2の制御手段と、弾性シートよりも硬質かつ摩擦係数が小さい材質で形成され、該弾性シートのスライドキーの裏側に設置された押し子と、開口部の略中心に押し子と対向して配置され、スライドキーが筐体の内部方向へ押下されたことを検出する接触スイッチと、押し子が接触スイッチを作動させた場合に第3の制御を行う第3の制御手段とを有し、接触スイッチが配置される基板上にシート状の部材が配置された移動端末を提供するものである。
センサは、スライドキーの移動方向及び移動量を検出するようにしても良く、その場合には、第1の制御手段は、センサが検出したスライドキーの移動方向及び移動量に応じた第1の制御を行ってもよい。
以上の構成において、スライドキーの移動量が所定の値よりも大きい場合は、第3の制御手段を停止させる手段をさらに有することがより好ましい。また、第1及び第2の制御手段は、表示手段において制御対象を画像表示する位置を変更する処理を行うことが好ましい。また、第3の制御手段は、表示手段において制御対象が指示する情報を選択又は確定する処理を行うことが好ましい。また、第1の制御手段は、表示手段において第1の制御対象を画像表示する位置を変更する処理を行い、第2の制御手段は、表示手段において第2の制御対象を画像表示する位置を変更する処理を行うことが好ましい。第1の制御対象と第2の制御対象とは同一であってもよい。また、第3の制御手段は、表示手段において第1又は第2の制御対象が指示する情報を選択又は確定する処理を行うことが好ましい。また、スライドキーは、開口部の枠部より大きい形状の外辺部を有し、該外辺部を介して弾性シートに接着され、該外辺部の略周縁部分が周囲キーと弾性シートとの間隙に配置されることが好ましい。
本発明の第3の態様及び第4の態様においてはスライドキーは弾性シートとの接合端に凹部を有し、該凹部に磁石が配置されたスライドキーを弾性シートへ接着したことにより、該磁石がスライドキーに封入されることがより好ましい。
本発明の第3の態様及び第4の態様のいずれの構成においても、弾性シートに、スライドキーとの接着領域を囲繞する略蛇腹形状部が繞設されることが好ましい。また、弾性シートのスライドキーとの接着面と反対側の面に、スライドキーを支持する突起が少なくとも一つ形成されることが好ましい。また、弾性シートには、スライドキー以外のキー群が一体に形成されることが好ましい。また、シート状の部材が、接触スイッチ上に設けられること、又は、シート状の部材が、少なくとも該接触スイッチの押し子との接触面を覆う範囲に設けられること、あるいは、シート状の部材が、スライドキーの稼働範囲に設けられることが好ましい。
〔作用〕
本発明による入力装置及び移動端末は、弾性シートにスライドキーを密着して固定、例えば接着し、これを筐体前面と略平行平面内でスライド移動させることによって、スライドキーの移動方向及び移動量に応じた制御を行うことが可能な構造を、筐体から突出する部分が無いか、あるとしても限りなく小さい構造で実現できる。例えば、表示手段に画像表示される制御対象をスライドキーの移動方向及び移動量に応じて移動させる(画像表示する位置を変化させる)ことが可能である。
また、スライドキーを弾性シートに密着して固定したことにより、弾性シートに穴を形成する必要が全く無くなるため、高い防水性・防塵性が得られる。
また、スライドキーは、弾性シート又はこれに形成された蛇腹の伸縮を利用してスライド移動するため、キーをスライドさせるための構造を簡略化できる。よって、部品点数が削減されるため装置を小型化・薄型化することができ、また、組み立て工数を低減することができる。
さらに、スライドキーの天面に滑り止めや凹部又は凸部(突起)を設けたり、弾性シートに、スライドキーを支持する突起を設けたりすることによって、操作性を向上させることができる。
本発明によれば、カーソル等の移動制御命令を表示画面の任意方向に対して生成でき、防水性・防塵性を備えたポインティングデバイスを、筐体表面から突出する部分が無いか、あるとしても限りなく小さい構造とすることができ、且つ単純な構造で提供することができる。
以下に本発明の好適な実施の形態を図面を用いて説明する。なお、無負荷状態でのセンタキーの位置を原点と定義する。
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る入力装置を示す。この入力装置は、表示画面上において制御対象を任意の方向へ移動させるためにユーザが操作を行うUI(ユーザインタフェース)である。この入力装置は、センタキー1、磁石2、ゴムシート3、押し子4、メタルドーム(接触スイッチ)5、樹脂シート6、ホール素子7、基板8、基板9及び枠部10を有する。
センタキー1は、ユーザが入力操作を行うための部材であり、ユーザがこれを筐体の前面と略平行にスライドさせることによって、表示画面上において制御対象が移動し、押下することによって、制御対象によって指示されている文字や画像などが選択されたり確定されたりする。磁石2は、センタキー1のゴムシート3との接着面側に形成された凹部1aにはめ込まれている。ゴムシート3は、弾性限界の大きい素材(例えば、シリコンゴム)で形成されたシート状の部材であり、筐体外側の面の所定の位置(原点)にはセンタキー1が接着されており、センタキー1が接着されることで磁石2はセンタキー1に封入されている。また、ゴムシート3は、筐体の内側に対向するように配置されている。なお、図示してはいないが、ゴムシート3の周縁部は筐体の内側に圧接させられており、この部分でゴムシート3は筐体と密着している。押し子4は、ゴムシート3のセンタキー1の裏となる位置に接着されており、ゴムシート3よりも硬く、摩擦係数が小さい素材で形成されている。メタルドーム5は、センタキー1が筐体内部方向へ押下されたことを検出するためのスイッチであり、基板8のゴムシート3と対向する面に押し子4と相対して配置されている。樹脂シート6は、メタルドーム5を介在して、基板8のゴムシート3と対向する面に配置されており、少なくともメタルドーム5を完全に覆うように設けられる。ホール素子7は、磁石2からの磁束の密度を検出するためのセンサであり、基板9のセンタキー1側の面に少なくとも二つがそれぞれ所定の位置に配置されている。枠部10は、筐体に形成された略円形の開口であり、開口中心に配置されたセンタキー1のスライド量を制限する。すなわち、センタキー1を枠部10に突き当たるまでスライドさせた時に、センタキー1が最大限にスライドした状態となる。
メタルドーム5の構造例を図2(a)〜(c)に示す。図2(a)、(b)に示すようにメタルドーム5は、ドーム状の導電板5aと基板8上に形成された配線パターン5bとの組合せを有する構造である。また、メタルドーム5は、センタキー1の原点位置と対応する位置にある。図2(c)に示すようにセンタキー1が押下されて押し子4が導電板5aに対して基板8方向の力を作用させると、導電板5aの中央部は変形して導電パターン5bと接触し、センタキー1が押下されたことが検出される。なお、導電板5aは、押下力が所定値以上となった時点で急激に変形するためユーザは入力操作が受け付けられたことをクリック感によって、実感できる。すなわち、メタルドーム5はクリック検出機能を備えている。
センタキー1のスライド移動による位置の変化を基に、ポインタなどの制御対象を移動させる方法について説明する。なお、ここでは図3(a)に示すようにホール素子7を四つ(7a、7b、7c及び7d)備える場合を例に説明を行う。
図3(b)に、制御対象の移動を制御する制御系の構成を示す。制御対象の移動は、メタルドーム5と、ホール素子7(7a,7b,7c,7d)と、演算部101、移動制御命令生成部102及び制御部103によって制御される。
演算部101は、各ホール素子7a〜7dにおいて測定された磁束密度を基に、原点を基準とした磁石2の移動方向及び移動量を算出する。磁石2の位置の算出は、公知の演算方法を適用できる。移動制御命令生成部102は、原点に対する磁石2の移動方向及び移動量に基づいて、制御対象の移動制御命令を生成する。換言すると、表示画面上の制御対象を、磁石2の移動方向に応じた方向へ、移動量に応じた速度で移動させる命令を生成する。制御部103は、入力装置の各部を制御する機能部であり、生成された移動制御命令に応じて表示画面上の制御対象を移動させる(すなわち、表示位置を変化させる)。また、メタルドーム5が導通した場合には、表示画面上で制御対象が指し示す情報を選択したり、確定するなどの処理を行う。
このような制御系を備えることによって、センタキー1に内蔵された磁石2の位置がどの方向にどれだけ変化しているかに応じてポインタ等の制御対象を表示画面上で移動させることができる。
より詳しくは、図3(c)に示すようにセンタキー1がスライドさせられた場合にはこれに内蔵された磁石2も移動するため、各ホール素子7a〜7dが検出する磁束密度も変化する。よって、演算部101は、各ホール素子において検出された磁束密度の変化による信号を基に、センタキー1が移動した方向及び量を算出できる。これにより、センタキー1の移動方向及び移動量に応じて制御対象を移動させることが可能となる。
なお、演算部101は、ホール素子7からの信号を基にセンタキー1の移動方向のみを算出してもよい。この場合、移動制御命令生成手段102は、原点に対する磁石2の移動方向に基づいて、制御対象の移動制御命令を生成する。換言すると、表示画面上の制御対象を、磁石2の移動方向に応じた方向へ移動させる命令を生成する。
上記実施形態における制御系の構成は、他の実施形態についても上記同様のものを適用できる。
本実施形態による入力装置を使用する場合の動作について説明する。ユーザがセンタキー1を任意の方向へスライド操作すると、ゴムシート3が弾性変形を起こして延伸し、押し子4はメタルドーム5上に配置された樹脂シート6に接触した状態で摺動する。この時、メタルドーム5を覆うように樹脂シート6が設置されているため、押し子4はメタルドーム5の端部に引っかかることはない。また、押し子4は、ゴムシート3よりも硬く摩擦係数が小さい素材で形成されているため、樹脂シート6上を滑らかに摺動する。センタキー1は枠部10に突き当たるまでスライドさせることができる。
センタキー1が移動するとこれに封入された磁石2も共に移動するため、上記制御系の動作によって、原点に対する磁石2の移動方向及び移動量に応じて表示画面上の制御対象が移動する。
ユーザがセンタキー1のスライド操作を止めて、センタキー1を解放すると、ゴムシート3の弾性力によってセンタキー1は自動的に原点へ復帰する。
なお、ユーザがセンタキー1をスライドさせる際に誤ってセンタキーを押下してしまう可能性があることを考慮して、センタキー1の原点位置からの移動量が所定値以上の場合には、メタルドーム5が導通しても無視するように制御部103が処理を行うようにすることが好ましい。
また、本実施形態による入力装置の第1の変形構造例を図4に示す。この構造例において入力装置は基板8及びメタルドーム5を備えておらず、押し子4は、基板9に配置されたホール素子7上を摺動する。
この構造においては、メタルドーム5によるクリック検出機能は備えないものの、磁石2とホール素子7との距離が小さくなるために、センタキー1の移動方向及び移動量の検出精度を向上させることができる。さらに、この構造では、メタルドーム5を備えない構成としたことにより、入力装置を小型化・薄型化することができる。
さらに、図5に本実施形態による第2の変形実施例を示す。この構造例においては、磁石2はセンタキー1の筐体外側となる面(天面)に形成された凹部1bにはめ込まれており、その上に蓋部1cが配置されたことによって、磁石2がセンタキー1に封入されている。
この構造においては、センタキー1とゴムシート3との接触面積を大きくすることができるため、センタキー1の接着強度を向上させることができる。また、蓋部1cの材質をセンタキー1と異なるものとすることで、センタキー1の色感・質感を変化させることができデザイン性を向上させることが可能となる。
なお、これらの変形構造は本実施形態による入力装置にのみ適用可能なものではなく、他の実施形態による入力装置にも同様の変形構造を適用することが可能である。
上記のいずれの構造においても、基板8や基板9は、ゴムシート3によって常時筐体外部から隔離されているため、センタキー1の位置に関わらず防水・防塵効果が得られる。
このように本実施形態による入力装置は、センタキー1に封入した磁石2の位置に応じて、制御対象の移動制御命令を生成するため、表示画面の任意方向に対する移動制御命令を生成できる。
また、センタキー1をゴムシート3に接着した単純な構成としたことによって、部品点数や組み立て工数が削減され、装置を小型化・薄型化できる。また、入力装置の構造を、筐体表面から突出する部分が無いか、あるとしても限りなく小さい構造にすることができ、且つ、防水性・防塵性を備えた構造とすることができる。
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。図6に、本実施形態による入力装置の構造を示す。本実施形態による入力装置は、センタキー1に略円盤状のスカート部(外辺部)11が形成されている他は、第1の実施形態と同様である。
スカート部11は、ゴムシート3との接着端側に形成されており、センタキー1とゴムシート3との接着面積を増加させてセンタキー1の脱落を防止している。また、スカート部11は、最大径が枠部10の開口径よりも大きく形成されるものとし、好ましくは、センタキー1を最大限にスライドさせても(換言すると、枠部10に突き当たるまでセンタキー1をスライドさせても)ゴムシート3が枠部10において筐体外部に露出しない大きさとするとよい。スカート部11の略周縁部は、枠部10とゴムシート3との隙間に配置されるため、仮にセンタキー1がゴムシート3から剥離したとしても、センタキー1は、筐体から脱落しない。
また、スカート部11を設けたことにより、異物などの影響で、枠部10においてゴムシート3が損傷することを防止できるため、防水性・防塵性が損なわれにくい。
このように、本実施形態による入力装置は、センタキー1にスカート部11を設けたことにより、センタキー1の脱落を防止できるとともに、ゴムシート3の損傷を防止し、ひいては防水性・防塵性を確保することが可能となる。
〔第3の実施形態〕
本発明を好適に実施した第3の実施形態について説明する。図7に、本実施形態による入力装置の構造を示す。本実施形態による入力装置は、ゴムシート3に蛇腹部31が伸縮自在に形成されている他は、第2の実施形態と同様である。なお、蛇腹部31は、センタキー1との接着部分を囲繞するように形成されている。
センタキー1をスライドさせると、図8に示すように、蛇腹部31のスライド方向側の部分が収縮するとともに、スライド方向と反対側の部分は伸張する。蛇腹部31が伸張・収縮することによりセンタキー1には原点位置へ復帰させる力が作用する。
また、本実施形態による入力装置では、蛇腹部31が伸張・収縮するため、センタキー1を大きくスライドさせることができる。
蛇腹部31を有さない構成の場合には、センタキー1のスライド量に応じて原点への復帰力も大きくなるため、操作性が損なわれることもある。一方、本実施形態による入力装置は、蛇腹部31を設けたことによりセンタキー1をスライド操作する際の操作荷重を低減できるため、センタキー1を大きくスライドさせる場合でも良好な操作性を確保できる。
〔第4の実施形態〕
本発明を好適に実施した第4の実施形態について説明する。図9に、本実施形態による入力装置の構造を示す。本実施形態による入力装置は、ゴムシート3の基板8と対向する面に凸部32が形成されている他は、第3の実施形態による入力装置と同様である。
凸部32は、ゴムシート3と基板8との間隙と略同一の高さであり、センタキー1をスライドさせる操作の妨げとならないようにメタルドーム5の周囲に配置されている。凸部32は、ゴムシート3と一体に形成されていても良いし、ゴムシート3に接着されていても良いが、押し子4よりも柔らかい素材であることが好ましい。また、凸部32は、略環状に連設されていても良いし、複数の突起が列設されていても良い。
ユーザがセンタキー1のスライド操作を行う場合、凸部32はセンタキー1を支持した状態で樹脂シート6上を摺動するため、誤ってセンタキー1を押下してメタルドーム5を導通させてしまうことを防止できる。
また、ユーザがセンタキー1を押下した場合は、図10に示すように、凸部32がセンタキー1と基板8とに挟まれて変形するため、メタルドーム5を作動させることができる。
また、凸部32を備えない構造の場合は、ゴムシート3の弾性力によってセンタキー1を支持しなければならないため、ゴムシート3が劣化して弾性力が低下すると、センタキー1を原点へ復帰させる力が弱くなったり、センタキー1を支持する力が不足して誤ってメタルドーム5が導通させてしまう可能性がある。
本実施形態ではセンタキー1を凸部32によって支持することで、ゴムシート3の劣化による誤動作の発生を防止できる。
〔第5の実施形態〕
本発明を好適に実施した第5の実施形態について説明する。図11に、本実施形態による入力装置の構造を示す。本実施形態による入力装置は、センタキー1の天面にザグリ(凹部)12が形成されている他は、第4の実施形態による入力装置と同様である。
本実施形態による入力装置は、センタキー1にザグリ12を設けたことにより、ユーザの指とセンタキー1との接触面積が増えたり、角の部分にユーザの指が引っかかることにより、指当たりが改善され、ユーザがセンタキー1のスライド操作を行う際に、センタキー1に対してスライド方向の力を加えやすくなる。また、スライド方向の力を加えやすいため、ユーザがセンタキー1をスライドさせる際に誤って押下してしまうことを防止できる。
このように本実施形態による入力装置は、センタキー1の操作性を高めるとともに、センタキー1を誤って押下してしまうことによる誤動作の発生を低減できる。なお、ザグリ12は図示した形状に限定されるものではなく、滑らかな曲面を呈する形状であってもよい。
〔第6の実施形態〕
本発明を好適に実施した第6の実施形態について説明する。図12に、本実施形態による入力装置の構造を示す。本実施形態による入力装置は、センタキー1の周囲に周囲キー20が形成されている他は、第5の実施形態による入力装置と同様である。
図13に示すように、周囲キー20は正面から見た場合には略円環形状であり、表示画面の縦横各方向に対応して方向指示部20a〜20dが形成されている。周囲キー20は、ゴムシート3の筐体外側面(すなわち、センタキー1と同じ面)の所定の位置に接着されていることが好ましい。また、ゴムシート3の筐体内側面の方向指示部20a〜20dの裏側には押し子4a〜4dが形成されている。押し子4a〜4dは、ゴムシート3と一体に成形されていても良いし、別個に形成した部材を接着するなどしてもよい。基板8のゴムシート3と相対する側の面の押し子4a〜4dと対応する位置にはメタルドーム5z〜5wが形成されている。このように、周囲キー20は通常の入力キーと同様に押下されたか否かを検出するキーである。
なお、図に示すように、本実施形態においては周囲キー20が枠部10を形成する。また、方向指示部20a〜20dの天面にはザグリ201が形成されており、ユーザがセンタキー1や方向指示部20a〜20dを操作しやすい形状になっている。
本実施形態による入力装置の制御系について説明する。なお、図14(a)に示すように、基板9にホール素子が四つ(7a、7b、7c及び7d)配置された場合を例に説明を行う。
図14(b)に、ポインタなどの制御対象の移動を制御する制御系の構成を示す。制御対象の動作は、メタルドーム5、ホール素子7(7a,7b,7c,7d)、方向指示部20a〜20dに対応して配置されたメタルドーム5z〜5w、演算部111、移動制御命令生成部112及び制御部113によって制御される。
演算部111及び制御部113は、第1の実施形態の演算部101及び制御部103とそれぞれ同様である。移動制御命令生成部112は、原点に対する磁石2の移動方向及び移動量に基づいて、制御対象の移動制御命令を生成する。換言すると、表示画面上の制御対象を磁石2の移動方向に応じた方向へ、その移動量に応じた速度で移動させる命令を生成する。また、各方向指示部20a〜20dが押下された場合には、各キーに対応する方向へのカーソル等を移動させる移動制御命令を生成する。制御部113は、入力装置の各部を制御する機能部であり、生成された移動制御命令に応じて表示画面上の制御対象を移動させる。
このような制御系を備えることによって、センタキー1に内蔵された磁石2の位置がどの方向にどれだけ変化しているかに応じてカーソル等を移動させることに加え、押下された方向指示部に応じた方向へ制御対象を移動させることができる。
より詳しくは、図15(a)に示すようにセンタキー1がスライドされた場合にはこれに内蔵された磁石2も移動するため、各ホール素子7a〜7dが検出する磁束密度も変化する。よって、演算部111は、この時各ホール素子において検出された磁束密度の変化による信号を基に、センタキー1が移動した量及び方向を算出できる。これにより、制御部113がセンタキー1の移動方向及び移動量に応じて制御対象を移動させることが可能となる。
また、図15(b)に示すように、方向指示部20a〜20dのいずれかが押下され、各方向指示部の下に配置された押し子4a〜4dがメタルドーム5z〜5wを導通させた場合は、移動制御命令生成部112は、制御対象を押下された方向指示部に対応する方向へ移動させる命令を生成する。これにより、制御部113が周囲キー20が押下された方向へ制御対象を移動させることが可能となる。
スライド量に応じてカーソル等を移動させるセンタキー1とは異なり、周囲キー20を用いて制御対象を移動させる場合は、キーが押下されるたびに制御対象を所定量移動させることが可能である。このため、制御対象を任意の方向や任意の速度で移動させる必要がない場合には、周囲キー20を用いることにより操作性を向上させることが可能である。例えば、制御対象がテキスト画面上のカーソルの場合は、任意の方向及び速度で移動させる必要がないことが多い。この場合、ユーザは周囲キー20を用いてカーソルを移動させれば、所望する文字数分だけ確実にカーソルを移動させることが可能となる。
なお、ここではセンタキー1及び周囲キー20によって同一制御対象の移動制御を行う場合を説明したが、センタキー1と周囲キー20とにそれぞれ別個の機能を割り当てても良い。例えば、センタキー1を用いてポインタの移動制御を行い、周囲キー20を用いてカーソルの移動制御を行うことも可能である。また、周囲キー20に移動制御以外の操作を割り当てることも可能である。
〔第7の実施形態〕
本発明を好適に実施した第7の実施形態について説明する。図16に本実施形態による入力装置の構造を示す。本実施形態による入力装置は、センタキー1の天面外側に滑り止め13が設けられている他は、第6の実施形態と同様である。
滑り止め13は、センタキー1よりも摩擦係数が大きい素材で形成されており、センタキー1の天面に接着又は埋め込みによって固定されている。なお、滑り止め13は、センタキー1と異なる材質を用いても良いし、同じ材質を用いて表面粗さを粗くすることで摩擦係数を大きくしても良い。
本実施形態による入力装置は、センタキー1の天面外側に滑り止めを配置したことにより、ユーザがスライド操作を行う際の指の滑りが防止される。よって、センタキー1の操作性を向上させ、誤操作の発生を低減することができる。また、滑り止め13にセンタキー1と異なる素材を用いることで、センタキー1の色感や質感を変化させることができる。
また、図16に示すように、滑り止め13をセンタキー1の天面に埋め込むことにより、ユーザのスライド操作による滑り止め13の剥がれを防止することが可能である。
なお、本実施形態では、センタキー1にのみ滑り止め13を配置した場合を例に説明を行ったが、周囲キー20の天面にも滑り止めを配置するようにしてもよい。
また、図17に示すように、センタキー1には、滑り止め13の代わりに凸起13’を少なくとも一つ形成するようにしてもよい。この場合は、ユーザがセンタキー1のスライド操作を行う際に、凸起13’がユーザの指の滑りを低減するため、センタキー1の操作性を向上させ、誤操作の発生を低減することができる。
このように、センタキー1の天面に滑り止め13や凸起13’を設けることにより、操作性を高め、誤操作の発生を低減できる。これは、センタキーにザグリ12を形成していない場合でも同様である。すなわち、センタキー1にザグリ12、滑り止め13及び凸起13’の少なくともいずれかを形成することによって、操作性の向上や誤操作の発生を低減することが可能となる。
〔第8の実施形態〕
本発明を好適に実施した第8の実施形態について説明する。図18に本実施形態による移動通信端末の構造を示す。この移動通信端末は、表示部40と操作部50とがヒンジによって連結されて構成されており、操作部50側に入力装置500を有する。入力装置500は、上記第6の実施形態による入力装置と同様である。
表示部40は、一般的な移動通信端末と同様のものであり、文字や画像などを表示するためのディスプレイ41や、不図示のスピーカなどを有する。
図19に、操作部50に適用されるキーシート503を示す。キーシート503は、正面から見た場合には操作部50の筐体と略同一形状であり、筐体外側となる面にはセンタキー501、周囲キー520及びキー群533が配置されている。また、それぞれのキーの裏側には押し子(504、504a、534)が形成されている。
図20に操作部50の内部構造を示す。
図に示すように、基板508の各キーの押し子(504,504a、534)と対応する箇所には、メタルドーム505、505a、505bがそれぞれ配置される。また、樹脂シート506は、基板508のゴムシート503と対向する面を覆っている。さらに、基板509の基板508と対向する面にはホール素子507が配置される。ゴムシート503の少なくとも周縁部は、フレーム材540によって操作部50の筐体前面の内側に圧接させられて密着している。フレーム材540は、筐体の前面側と後面側との間に介在するように設置されており、これらを組み合わせることによりゴムシート503を圧迫するように配置されている。
このような構造とすることにより、入力装置500のみならず、操作部50の全てのキーを防水性・防塵性を備えた構造とすることができる。
本実施形態では移動通信端末が第6の実施形態と同様の入力装置を備える場合を例に説明を行ったが、他の実施形態と同様の入力装置を適用できることは明らかである。
このように本実施形態による移動通信端末は、任意の方向及び速度でディスプレイ41上のカーソル等を移動させることができると共に、筐体外部に突出する部分が無いか、あるとしても限りなく小さい構造にでき、さらに、防水性・防塵性に優れた構造となる。また、部品点数を削減できるため小型化・薄型化が可能であり、しかも組み立てが容易である。
〔第9の実施形態〕
本発明を好適に実施した第9の実施形態について説明する。図21に本実施形態による移動通信端末60の外観斜視図を示す。なお、同図においては移動通信端末60の筐体の一部を切り欠いて筐体内部の配置された基板608も図示している。
移動通信端末60は、ディスプレイ61、キー群62、基板608及び入力装置600を有する。
ディスプレイ61は、文字や画像等を表示する機能部である。キー群62は、従来の移動通信端末が備えるキーと同様のものであり、例えば数字キーである。基板608は、無線通信機能などの移動通信端末として必要な電気特性を実現させる機能素子などが搭載された電子基板である。
図22に、入力装置600の内部の構造を示す。入力装置600は、センタキー601、磁石602、ゴムシート603、押し子604、メタルドーム605、ホール素子607、基板608及び演算などを行う回路610を有する。
センタキー601のゴムシート603との接着面には凹部6011が形成されており、磁石602はこの中に配置されている。磁石602は、センタキー601がゴムシート603に接着されることによって、センタキー601に封入されている。ゴムシート603は、弾性及び可撓性を備えた材料を用いて筐体前面と正面視略同一形状に形成されている。また、ゴムシート603は、筐体前面側にセンタキー601とキー群62のキートップとが配置されており、その裏側には各キーに対応する押し子が形成されている。さらに、ゴムシート603の略周縁部は、筐体前面と密着している。押し子604は、ゴムシート603のセンタキー601の裏側になる位置に設置されている。押し子604は、ゴムシート603よりも硬質且つ摩擦係数が低い材料で形成されることが好ましい。メタルドーム605は、ゴムシート603と基板608との間に介在するように、基板608に配置されており、その裏側にはホール素子607が配置される。また、基板608には回路610も配置されている。回路610は、センタキー1の移動方向及び移動量に応じてディスプレイ61上に表示された制御対象を移動させる(表示位置を変更する)制御を行う。
図23に示すようにセンタキー601をスライド移動させると、磁石602も共に移動するため、磁石602とホール素子607との位置関係が変化し、ホール素子607において検出される磁石602の磁束密度は変化する。回路610は、この時の磁束密度の変化による信号を基にポインタの移動制御命令を生成し、例えば図24に示すようにディスプレイ61上のポインタ611を移動させる。
このように、移動通信端末60においては、センタキー601をスライドさせることで、ディスプレイ61上の制御対象を移動させることができる。上記各実施形態の入力装置と同様に、回路610は、センタキーの601の移動方向及び移動量に基づいた移動制御命令を生成できるため、ディスプレイ61上の制御対象を任意の方向及び速度で移動させることが可能となる。
また、センタキー601に磁石602を封入したことで、実装面積を損なうこと無くデザイン性を向上させることができる。さらに、センタキー601がゴムシート603に接着された構造であるため、ゴムシート603を所定の方法で配置すれば、センタキー601も所定の位置に配置されることになり、容易に組み立てることができる。さらに、上記各実施形態と同様に、ゴムシート603に穴を形成する必要が全く無いため、高い防水性・防塵性を得ることができる。
なお、上記各実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、センタキー1や周囲キー20などの入力装置を構成する部材の形状は各図において示したものに限定されることはない。例えば、センタキー1や周囲キー20を角柱状や楕円柱状としても良い。また、筐体の開口部は、略円形状に限定されることはなく、他の形状であっても良い。
また、上記各実施形態においては、センタキー1の移動方向及び移動量を磁石2とホール素子7とによって検出しているが、これに限定されるものではない。例えば、センタキー1のスライド移動に伴う磁束密度の変化を、ホール素子の代わりにリードスイッチなどを用いて検出するようにしてもよい。
さらに、図25に示すように、センタキー1の移動方向及び移動量は、ゴムシート3のセンタキー1の裏側となる位置に光学的に確認可能な目印2’を設け、この目印の位置の変化を基板8上に配置した光電変換素子7’(CCD、CMOS等)で検出するようにしてもよい。あるいは図26に示すように、磁石2の代わりにコイル2’’をセンタキー1に内蔵し、基板8に電磁コイル7’’を複数配置して、電磁誘導によってセンタキー1の変位を検出するようにしてもよい。
また、第8の実施形態及び第9の実施形態において示したように、本発明による移動端末は、折り畳み型であっても良いし、なくてもよい。折り畳み型の端末の場合は、筐体前面から突出する部分が存在すると折り畳みの妨げとなるため、本発明を好適に適用することができる。なお、本発明を適用可能な移動端末は、通信機能を備えた移動通信端末に限定されるものではなく、PDA、リモコン、電子辞書などであってもよい。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
本発明を好適に実施した第1の実施形態による入力装置の構造を示す図である。 メタルドームの構造例を示す図である。 第1の実施形態による入力装置の制御系の構成を示す図である。 第1の実施形態による入力装置の変形構造例を示す図である。 第1尾実施形態による入力装置の別の変形構造例を示す図である。 本発明を好適に実施した第2の実施形態による入力装置の構造を示す図である。 本発明を好適に実施した第3の実施形態による入力装置の構造を示す図である。 第3の実施形態による入力装置においてセンタキーをスライドさせた状態を示す図である。 本発明を好適に実施した第4の実施形態による入力装置の構造を示す図である。 第4の実施形態による入力装置においてセンタキーを押下した状態を示す図である。 本発明を好適に実施した第5の実施形態による入力装置の構造を示す図である。 本発明を好適に実施した第6の実施形態による入力装置の構造を示す図である。 センタキーと周囲キーとの関係を示す図である。 第6の実施形態による入力装置の制御系の構成を示す図である。 第6の実施形態による入力装置においてセンタキー及び周囲キーを操作した状態を示す図である。 本発明を好適に実施した第7の実施形態による入力装置の構造を示す図である。 センタキーの天面に凸起を設けた場合の構造例を示す図である。 本発明を好適に実施した第8の実施形態による移動通信端末を示す図である。 第8の実施形態による移動通信端末に適用されるゴムシートを示す図である。 第8の実施形態による移動通信端末の操作部の構造を示す図である。 本発明を好適に実施した第9の実施形態による移動通信端末の構成を示す外観斜視図である。 第9の実施形態による移動通信端末の構造を示す図である。 第9の実施形態による移動通信端末のセンタキーをスライドさせた状態を示す図である。 ディスプレイに表示されたポインタが移動する状態を示す図である。 センタキーの移動方向及び移動量を光学的に検出する場合の構成を示す図である。 センタキーの移動方向及び移動量を電磁コイルを用いて検出する場合の構成を示す図である。
符号の説明
1、501、601 センタキー
1a、1b、6011 凹部
1c 蓋部
2、502、602 磁石
3、503、603 ゴムシート
4、4a、4b、4c、4d、34、504、504a、534、604 押し子
5、5w、5x、5y、5z、505、505a、505b、605 メタルドーム
5a 導電板
5b 配線パターン
6、506 樹脂シート
7、7a、7b、7c、7d、507、607 ホール素子
8、9、508、509、608 基板
10 枠部
11 スカート部
12、201 ザグリ
13 滑り止め
20、520 周囲キー
20a、20b、20c、20d 方向指示部
31 蛇腹部
32、532 凸部
40 表示部
41、61 ディスプレイ
50 操作部
60 移動通信端末
62、533 キー群
101、111 演算部
102、112 移動制御命令生成部
103、113 制御部
610 回路
500、600 入力装置
540 フレーム材
611 カーソル

Claims (38)

  1. 筐体の前面と略平行な平面をXY直交座標系で示されるXY平面と定義した場合において、
    開口部を備えた前記筐体の前記開口部付近に設けられる入力装置であって、
    弾性及び可撓性を備えた材質で形成され、前記XY平面と略平行に前記筐体の内側に対向するように配置された弾性シートと、
    前記開口部の略中心に配置されるように前記弾性シートの前記筐体と対向する面に密着して固定され、前記XY平面内の任意方向へ移動可能であり、無負荷時には前記弾性シートの弾性力によって前記開口部の略中心に復帰するスライドキーと、
    前記スライドキーの移動に応じて該スライドキーの前記XY平面内の移動方向及び移動量を検出するセンサと、
    前記弾性シートよりも硬質かつ摩擦係数が小さい材質で形成され、該弾性シートの前記スライドキーの裏側に設置された押し子と、
    前記開口部の略中心に前記押し子と対向して配置され、前記スライドキーが前記筐体の内部方向へ押下されたことを検出する接触スイッチとを有し、
    前記接触スイッチが配置される基板上にシート状の部材が配置されたことを特徴とする入力装置。
  2. 前記スライドキーは、前記開口部の枠部よりも大きい形状の外辺部を有することを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  3. 前記スライドキーは、前記外辺部を介して前記弾性シートに接着され、該外辺部の略周縁部分が前記筐体と前記弾性シートとの間隙に配置されたことを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  4. 前記センサが検出した前記スライドキーの少なくとも移動方向に応じて第1の制御信号を生成する手段をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の入力装置。
  5. 筐体の前面と略平行平面をXY直交座標系で示されるXY平面と定義した場合において、
    開口部を備えた前記筐体の前記開口部付近に設けられる入力装置であって、
    弾性及び可撓性を備えた材質で形成され、前記XY平面と略平行に前記筐体の内側に対向するように配置された弾性シートと、
    前記弾性シートの前記筐体と対向する面に密着して固定された環状の周囲キーと、
    前記周囲キーの略中心に配置されるように前記弾性シートの前記筐体と対向する面に密着して固定され、前記XY平面内の任意方向へ移動可能であり、無負荷時には前記弾性シートの弾性力によって前記開口部の略中心に復帰するスライドキーと、
    前記スライドキーの移動に応じて該スライドキーの前記XY平面内の移動方向及び移動量を検出するセンサと、
    前記周囲キーのXY各方向について押下されたか否かを検出するスイッチと、
    前記弾性シートよりも硬質かつ摩擦係数が小さい材質で形成され、該弾性シートの前記スライドキーの裏側に設置された押し子と、
    前記開口部の略中心に前記押し子と対向して配置され、前記スライドキーが前記筐体の内部方向へ押下されたことを検出する接触スイッチとを有し、
    前記接触スイッチが配置される基板上に、少なくとも該接触スイッチの前記押し子との接触面を覆うシート状の部材が配置されたことを特徴とする入力装置。
  6. 前記スライドキーは、前記開口部の枠部よりも大きい形状の外辺部を有することを特徴とする請求項5記載の入力装置。
  7. 前記スライドキーは、前記外辺部を介して前記弾性シートに接着され、該外辺部の略周縁部分が前記周囲キーと前記弾性シートとの間隙に配置されたことを特徴とする請求項6記載の入力装置。
  8. 前記センサが検出した前記スライドキーの少なくとも移動方向に応じて第1の制御信号を生成する手段と、前記周囲キーの押下された端部の方向に応じて第2の制御信号を生成する手段とをさらに有することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項記載の入力装置。
  9. 前記スライドキーは、前記弾性シートとの接合端に凹部を有し、該凹部に磁石が配置されて前記弾性シートへ接着されたことにより、該磁石が前記スライドキーに封入されたことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の入力装置。
  10. 前記押し子が前記接触スイッチを作動させた場合に第3の制御信号を生成する手段をさらに有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の入力装置。
  11. 前記スライドキーの移動量が所定の値よりも大きい場合は、前記第3の制御信号を無効とする手段をさらに有することを特徴とする請求項10記載の入力装置。
  12. 前記弾性シートに、前記スライドキーとの接着領域を囲繞する略蛇腹形状部が繞設されたことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項記載の入力装置。
  13. 前記弾性シートの前記スライドキーとの密着固定面と反対側の面に、該スライドキーを支持する突起が少なくとも一つ形成されたことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項記載の入力装置。
  14. 前記弾性シートには、前記スライドキー以外のキー群が一体に形成されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項記載の入力装置。
  15. 前記シート状の部材が、前記接触スイッチ上に設けられたことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項記載の入力装置。
  16. 前記シート状の部材が、少なくとも該接触スイッチの前記押し子との接触面を覆う範囲に設けられたことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項記載の入力装置。
  17. 前記シート状の部材が、前記スライドキーの稼働範囲に設けられたことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項記載の入力装置。
  18. 筐体の前面と略平行な平面をXY直交座標系で示されるXY平面と定義した場合において、
    開口部を備えた前記筐体と、
    弾性及び可撓性を備えた材質によって形成され、前記XY平面と略平行に前記筐体の内面に対向するように配置された弾性シートと、
    前記開口部の略中心に配置されるように前記弾性シートの前記筐体と対向する面に密着して固定され、前記XY平面内の任意方向に移動可能であり、無負荷時には前記弾性シートの弾性力によって前記開口部の略中心に復帰するスライドキーと、
    前記スライドキーの移動に応じて該スライドキーの前記XY平面内の移動方向及び移動量を検出するセンサと、
    情報を画像表示する表示手段と、
    前記センサが検出した前記スライドキーの少なくとも移動方向に応じて第1の制御を行う第1の制御手段と、
    前記弾性シートよりも硬質かつ摩擦係数が小さい材質で形成され、該弾性シートの前記スライドキーの裏側に設置された押し子と、
    前記開口部の略中心に前記押し子と対向して配置され、前記スライドキーが前記筐体の内部方向へ押下されたことを検出する接触スイッチと、
    前記押し子が前記接触スイッチを作動させた場合に、第3の制御を行う第3の制御手段とを有し、
    前記接触スイッチが配置された基板にシート状の部材が配置されたことを特徴とする移動端末。
  19. 前記センサは、XY平面内での前記スライドキーの移動方向及び移動量を検出し、前記第1の制御手段は、前記スライドキーの移動方向及び移動量に応じて第1の制御を行うことを特徴とする請求項18記載の移動端末。
  20. 前記スライドキーの移動量が所定の値よりも大きい場合は、前記第3の制御手段を停止させる手段をさらに有することを特徴とする請求項18又は19記載の移動端末。
  21. 前記第1の制御手段は、前記表示手段において制御対象を画像表示する位置を変更する処理を行うことを特徴とする請求項18から20のいずれか1項記載の移動端末。
  22. 前記第2の制御手段は、前記表示手段において前記制御対象が指示する情報を選択又は確定する処理を行うことを特徴とする請求項21記載の移動端末。
  23. 前記スライドキーは、前記開口部の枠部より大きい形状の外辺部を有し、該外辺部を介して前記弾性シートに接着され、該外辺部の略周縁部分が前記筐体前面と前記弾性シートとの間隙に配置されたことを特徴とする請求項18から22のいずれか1項記載の移動端末。
  24. 筐体の前面と略平行平面をXY直交座標系で示されるXY平面と定義した場合において、
    開口部を備えた前記筐体と、
    弾性及び可撓性を備えた材質によって形成され、前記XY平面と略平行に前記筐体の内側に対向するように配置された弾性シートと、
    前記弾性シートの前記筐体と対向する面に接着された環状の周囲キーと、
    前記周囲キーの略中心に配置されるように前記弾性シートの前記筐体と対向する面に密着して固定され、前記XY平面内の任意方向へ移動可能であり、無負荷時には前記弾性シートの弾性力によって前記開口部の略中心に復帰するスライドキーと、
    前記スライドキーの移動に応じて該スライドキーの前記XY平面内の移動方向及び移動量を検出するセンサと、
    前記周囲キーのXY各方向について押下されたか否かを検出するスイッチと、
    情報を画像表示する表示手段と、
    前記センサが検出した前記スライドキーの少なくとも移動方向に応じて第1の制御を行う第1の制御手段と、
    前記周囲キーの押下された端部の方向に応じて第2の制御を行う第2の制御手段と、
    前記弾性シートよりも硬質かつ摩擦係数が小さい材質で形成され、該弾性シートの前記スライドキーの裏側に設置された押し子と、
    前記開口部の略中心に前記押し子と対向して配置され、前記スライドキーが前記筐体の内部方向へ押下されたことを検出する接触スイッチと、
    前記押し子が前記接触スイッチを作動させた場合に第3の制御を行う第3の制御手段とを有し、
    前記接触スイッチが配置された基板にシート状の部材が配置されたことを特徴とする移動端末。
  25. 前記センサは、XY平面内でのセンタキーの移動方向及び移動量を検出し、前記第1の制御手段は、前記スライドキーの移動方向及び移動量に応じて第1の制御を行うことを特徴とする請求項24記載の移動端末。
  26. 前記スライドキーの移動量が所定の値よりも大きい場合は、前記第3の制御手段を停止させる手段をさらに有することを特徴とする請求項24又は25記載の移動端末。
  27. 前記第1及び第2の制御手段は、前記表示手段において制御対象を画像表示する位置を変更する処理を行うことを特徴とする請求項24から26のいずれか1項記載の移動端末。
  28. 前記第3の制御手段は、前記表示手段において前記制御対象が指示する情報を選択又は確定する処理を行うことを特徴とする請求項27記載の移動端末。
  29. 前記第1の制御手段は、前記表示手段において第1の制御対象を画像表示する位置を変更する処理を行い、
    前記第2の制御手段は、前記表示手段において第2の制御対象を画像表示する位置を変更する処理を行うことを特徴とする請求項24から26のいずれか1項記載の移動端末。
  30. 前記第3の制御手段は、前記表示手段において前記第1又は第2の制御対象が指示する情報を選択又は確定する処理を行うことを特徴とする請求項29記載の移動端末。
  31. 前記スライドキーは、前記開口部の枠部より大きい形状の外辺部を有し、該外辺部を介して前記弾性シートに接着され、該外辺部の略周縁部分が前記周囲キーと前記弾性シートとの間隙に配置されたことを特徴とする請求項24から30のいずれか1項記載の移動端末。
  32. 前記スライドキーは前記弾性シートとの接合端に凹部を有し、該凹部に磁石が配置されたスライドキーを前記弾性シートへ接着したことにより、該磁石が前記スライドキーに封入されたことを特徴とする請求項18から31のいずれか1項に記載の移動端末。
  33. 前記弾性シートに、前記スライドキーとの接着領域を囲繞する略蛇腹形状部が繞設されたことを特徴とする請求項18から32のいずれか1項記載の移動端末。
  34. 前記弾性シートの前記スライドキーとの接着面と反対側の面に、前記スライドキーを支持する突起が少なくとも一つ形成されたことを特徴とする請求項18から33のいずれか1項記載の移動端末。
  35. 前記弾性シートには、前記スライドキー以外のキー群が一体に形成されていることを特徴とする請求項18から34のいずれか1項記載の移動端末。
  36. 前記シート状の部材が、前記接触スイッチ上に設けられたことを特徴とする請求項18から35のいずれか1項記載の移動端末。
  37. 前記シート状の部材が、少なくとも該接触スイッチの前記押し子との接触面を覆う範囲に設けられたことを特徴とする請求項18から35のいずれか1項記載の移動端末。
  38. 前記シート状の部材が、前記スライドキーの稼働範囲に設けられたことを特徴とする請求項18から35のいずれか1項記載の移動端末。
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