JP2002091697A - ポインティングデバイス - Google Patents

ポインティングデバイス

Info

Publication number
JP2002091697A
JP2002091697A JP2000285387A JP2000285387A JP2002091697A JP 2002091697 A JP2002091697 A JP 2002091697A JP 2000285387 A JP2000285387 A JP 2000285387A JP 2000285387 A JP2000285387 A JP 2000285387A JP 2002091697 A JP2002091697 A JP 2002091697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic sensors
axis
magnetic
magnet
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000285387A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Takahashi
謙一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Microsystems Co Ltd, Asahi Kasei Microdevices Corp filed Critical Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Priority to JP2000285387A priority Critical patent/JP2002091697A/ja
Publication of JP2002091697A publication Critical patent/JP2002091697A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリック信号を発生させるためのセンサーや
接点スイッチを不要して構造簡単、小型化を可能にす
る。 【解決手段】 直交する2軸の各軸上に2個ずつ配置さ
れた4個の磁気センサー1,2,3,4と、4個の磁気
センサーからの信号に基づいて、その上にある磁石5の
2次元の位置検出を行うポインティングデバイスであっ
て、支持フレームに対して回動可能な自在リング7に磁
石5を固定したレバー6を取り付け、自在リング7と一
体の互いに直交する2つの軸8,9によって、レバー6
を4個の磁気センサーに対して任意方向に動かして磁石
5の2次元の位置検出を行い、且つ、レバー6を、指で
押し下げることによって、磁気センサーに磁石を近づ
け、このときの2つの磁気センサー出力に基づいてクリ
ック信号を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ、PDA(携帯情報端末)、携帯電話、ゲーム機
の入力装置、映像機器のリモートコントローラ(リモコ
ン)などにおいて用いられる表示画面上の任意の位置を
選択するためのマンマシンインターフェースとしてのポ
インティングデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】ポインティングデバイスは、通常、画面
上の任意の位置を表すポインタを移動させるための信号
を検出する部分と、そのポインタが示す位置を決定する
信号を発生させる部分とから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気セ
ンサーを用いたポインティングデバイスにおいては、ポ
インタが示す位置を決定する信号を発生させるために
は、2次元位置検出用のセンサーとは別に専用の磁気セ
ンサーを設けるか、または別途接点式のスイッチを設け
なければならない。そのため、部品数が増える、小型化
しにくい、操作性が悪い等の問題がある。
【0004】そこで本発明の目的は、以上のような問題
を解消したポインティングデバイスを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直交
する2軸の各軸上に2個ずつ配置された4個の磁気セン
サーと、該4個の磁気センサーによって検出可能な位置
範囲内を移動する磁石とを有し、前記4個の磁気センサ
ーからの信号に基づいて前記磁石の2次元の位置検出を
行うポインティングデバイスにおいて、前記磁石を前記
4個の磁気センサーが形成する面に接近する方向に移動
させる移動手段と、前記移動手段により前記磁石が前記
磁気センサーに接近したときの前記一方の軸上の2個の
磁気センサーの出力に基づいてクリック信号を出力する
出力手段とを具えたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、前
記出力手段は、前記一方の軸上の2個の磁気センサーの
加算出力に基づいてクリック信号を出力することを特徴
とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1において、前
記出力手段は、前記一方の軸上の2個の磁気センサーの
出力のうち、いずれか大きい方の出力に基づいてクリッ
ク信号を出力することを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かにおいて、前記出力手段は、比較結果を前記クリック
信号として出力するコンパレータを有し、該コンパレー
タは、前記磁石が前記磁気センサーに接近する前の前記
一方の軸上の2個の磁気センサーの出力値と前記磁石が
前記磁気センサーに接近したときの前記一方の軸上の2
個の磁気センサーの出力値との間の値を、前記一方の軸
上の2個の磁気センサーの出力値と比較することことを
特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれ
かにおいて、前記出力手段は、前記磁石が前記磁気セン
サーに接近する前の前記一方の軸上の2個の磁気センサ
ーの出力値と前記磁石が前記磁気センサーに接近したと
きの前記一方の軸上の2個の磁気センサーの出力値との
間の値を、前記一方の軸上の2個の磁気センサーの出力
値と比較演算する演算手段と、前記演算手段の演算結果
に基づいてクリック信号を出力する手段とを有すること
を特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、直交する2軸の各軸上
に2個ずつ配置された4個の磁気センサーと、該4個の
磁気センサーによって検出可能な位置範囲内を移動する
磁石とを有し、前記4個の磁気センサーからの信号に基
づいて前記磁石の2次元の位置検出を行うポインティン
グデバイスを使用し、前記磁石を前記4個の磁気センサ
ーが形成する面に接近する方向に移動させ、前記磁石が
前記磁気センサーに接近したときの前記一方の軸上の2
個の磁気センサーの出力に基づいてクリック信号を検出
することを特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項6において、前
記検出に際して、前記磁石が前記磁気センサーに接近す
る前の前記一方の軸上の2個の磁気センサーの出力値と
前記磁石が前記磁気センサーに接近したときの前記一方
の軸上の2個の磁気センサーの出力値との間の値を、前
記一方の軸上の2個の磁気センサーの出力値と比較し、
比較結果を前記クリック信号として検出することを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1の(a),(b),(c)に
本発明の実施例にかかるポインティングデバイスの機構
部分の斜視図を示し、図1の(d)に同平面図を示す。
図2は同ポインティングデバイスの機構部分の部分拡大
断面を示す。
【0013】センサー部は直交する2軸上、すなわち、
X軸上、およびY軸上に、各々2個の磁気センサー1,
2および3,4を四角形の頂点に各センサーの中心がく
るように配置し、通常時(すなわち、操作者の手が触れ
ていない状態)には4個の磁気センサー1,2,3,4
が形成する四角形の中心の直上に停止するように永久磁
石5を配置する。前記磁気センサー1,2,3,4とし
ては、例えば、ホール素子を用いることができる。永久
磁石5はレバー6の下端に固定されている。レバー6の
中間部分は、自在リング7の内側にある。自在リング7
は、内側にその中心を横切る第1の軸8を固定し、外側
2箇所に第1の軸8と直行する第2の軸9を固定してあ
る。第2の軸9は支持フレーム10(4個の磁気センサ
ーと固定関係にある)の溝に支持され、これによって、
自在リング7は第2の軸9を中心に回動する。レバー6
の中間部分は、軸方向に溝が形成され、その溝内を第1
の軸8が貫通し、さらに、軸8の貫通した部分を、一端
をレバーに固定したスプリング11の他端が押圧するこ
とによって、軸8は、レバー6の溝の下端に押し付けら
れている。したがって、レバー6の上端のヘッド6Aを
操作者が下に押すことによって、レバー6は、スプリン
グの圧力に抗して下に動く。すなわち、磁気センサー
1,2,3,4に対して永久磁石5が近づくことにな
る。また、操作者がレバー6のヘッド6Aから手を離せ
ば、スプリング11の圧力によってレバー6は元の位置
に戻る。すなわち、永久磁石5は磁気センサー1,2,
3,4から遠ざかる。
【0014】さらに、レバー6は第1の軸8を中心にし
て回動する。したがって、操作者がレバー6のヘッド6
Aに指先等を付けて、ヘッド6Aを前後左右に動かせ
ば、レバー6は、第1の軸8を中心にして回動し、自在
リング7は第2の軸9を中心に回動するので、永久磁石
5は、ヘッド6Aの動きに従って、4個の磁気センサー
1,2,3,4によって検出可能な位置範囲内を移動
し、各磁気センサーに対して、近づいたりまたは遠ざか
ったりすることになる。
【0015】図3に示すように、4個の磁気センサー
1,2,3,4は、磁気センサー駆動回路12によって
駆動され、X軸上の2個の磁気センサー1,2の検出出
力は減算器13に供給され、両検出出力の差信号x1が
減算器13から出力される。同様に、Y軸上の2個の磁
気センサー3,4の検出出力は減算器14に供給され、
両検出出力の差信号y1が減算器14から出力される。
さらに加算器15によって、X軸上の2個の磁気センサ
ーの出力の和信号z1またはY軸上の2個の磁気センサ
ーの出力の和信号z1を取り出す(図3の例ではY軸上
の2個の磁気センサー3,4を使用)。
【0016】ここで、永久磁石5を磁気センサーの真上
(中心上)に置き、永久磁石を水平(Y軸方向)に移動
させたときの前記磁気センサーにおける磁束密度の変化
を図4に示す。図4において、横軸は、その移動距離
(単位はmm)を示し、縦軸は磁束密度(mT)を示
す。図4から、磁束密度は、前記真上から遠ざかるほど
減少することがわかり、磁気センサーの出力電圧はこれ
に比例したものとなる。また、図4の2本の曲線A,B
は磁気センサーの真上における、当該磁気センサーと永
久磁石との間の異なった距離における磁束密度を各々示
しており、通常時がBとすると、前記レバーの押下によ
り永久磁石が磁気センサーに近づいた時はAのようにな
り、磁気センサーの真上から一定距離内では、Aのほう
がBよりも磁束密度が大きいことがわかる。
【0017】図5は、横軸を4個の磁気センサーがつく
る四角形の中心から永久磁石がY軸上を移動した距離と
し、縦軸を磁気センサーの出力としたときの、Y軸上の
2つの磁気センサーの出力を表している。永久磁石がY
軸上の一方の側に変位し、その一方の側の磁気センサー
の真上に来たとき当該一方の側の磁気センサーの出力が
最大となり、永久磁石がY軸上の他方の側に変位し、そ
の他方の側の磁気センサーの真上に来たとき当該他方の
側の磁気センサーの出力が最大となる。
【0018】図6は、横軸を4個の磁気センサーがつく
る四角形の中心から永久磁石がY軸上を移動した距離と
し、縦軸を減算器出力としたときの、減算器の出力y1
を表している。通常Y軸上の2つの磁気センサーの特性
はほぼ同じであり、図5における2本の曲線が対称形に
なるため減算器の出力はほぼ直線になる。また、磁気セ
ンサーの出力が微少な場合は必要に応じて減算器に増幅
機能も持たせる。
【0019】同様にX軸上の2個の磁気センサーの出力
を減算しx1を得ることができ、レバーを360度方向
任意の方向に任意の角度動かすと、その時得られる信号
x1、y1から永久磁石の磁界の中心の位置を知ること
ができ、さらに、画面上のポインタを当該信号に応答し
て動かすことができる。図3では、レバー操作に応動す
る永久磁石の動きと画面上のポインタの位置とを視覚的
に対応させ、レバーを左に倒すと永久磁石が近づく磁気
センサー1の出力を(left)として示し、レバーを
右に倒すと永久磁石が近づく磁気センサー2の出力を
(right)として示し、レバーを下に倒すと永久磁
石が近づく磁気センサー3の出力を(down)として
示し、レバーを上に倒すと永久磁石が近づく磁気センサ
ー4の出力を(up)として示した。さらにこれらの情
報から、永久磁石の4個の磁気センサーがつくる四角形
の中心からの距離に応じたスピードでレバーを傾けた方
向に画面上のポインタを動かせば、レバーの操作感にマ
ッチしたポインタ移動が可能になる。
【0020】図7は、横軸を4個の磁気センサーがつく
る四角形の中心から永久磁石がY軸上を移動した距離と
し、縦軸を加算器出力としたときの加算器15の出力z
1を表している。この出力z1は、コンパレータ16の
一方の入力端に入力される。レバーを押し下げると永久
磁石は磁気センサーに近づくため磁気センサー出力が大
きくなり、z1は実線から一点鎖線のように変化する。
この時、押下するストロークが大きく取れて、可動範囲
のどの位置でも通常時の信号の最大値よりも押下時の信
号の最小値が大きく取れる場合は、コンパレータ16の
他方端へ入力されるスレッショールドレベルVrefを
図7の点線で示すようにその間に設定すれば、可動範囲
のどの位置からのレバーの押下でも、それをクリックと
して検出できる。
【0021】一方、小型化の必要性などからレバーの押
下のストロークが大きく取れない場合は通常時の信号レ
ベルの最大値が押下時の信号レベルの最小値以下にな
り、z1は図8に示すような変化となる。この場合、押
下時の位置によっては正しい押下検出ができなくなる
が、押下可能な範囲を信号が大きくなっている四角形の
中心付近に限定するような構造にしてVrefを図8の
点線で示した値に設定すればこの問題は解決できる。通
常、永久磁石が四角形の中心から外れた位置でもスムー
ズに押下が行われるようにするには構造が複雑になるこ
とから、これが必要なくなる上記の方法は現実的であ
る。
【0022】次に本発明の別の実施例を図9に示す。こ
の実施例は、図3の加算器15の代わりに選択器17を
用いる。選択器17の構成例を図10に示す。すなわ
ち、図10に示すように、コンパレータ18によって、
Y軸上の(またはX軸上の)2個の磁気センサー出力を
比較し、コンパレータ18からの出力の極性(+または
−)に応じてスイッチ19によって2個の磁気センサー
出力のうちの大きい方の出力を選択し、コンパレータ1
6の一方の入力端に供給する。図11は、横軸を4個の
磁気センサーがつくる四角形の中心から永久磁石がY軸
上を移動した距離とし、縦軸を選択器出力としたときの
選択器17の出力z2を表している。コンパレータ16
のスレッショールドレベルVrefを点線で示すように
通常時と押下時の信号レベルの間に設定することによ
り、クリック信号検出が可能となる。
【0023】本発明のさらに別の実施例を図12に示
す。この実施例は、図3の加算器15の出力または図9
の選択器17の出力をデジタルデータに変換し、デジタ
ルデータ処理によってクリック信号を検出するものであ
る。
【0024】図12に示すように、加算器15の出力ま
たは選択器17の出力は、A/D変換器20によってデ
ジタルデータに変換され、コンピュータシステムに入力
される。このコンピュータシステムは、CPU21と、
CPU21によって実行されるクリック信号検出のため
の制御プログラムが格納されたROM22と、CPU2
1の作業領域としてのRAM23と、A/D変換器20
からの出力データを入力するインターフェイス24と、
クリック信号を出力するためのインターフェイス25と
を有する。
【0025】ROM22またはRAM23内には、図7
の点線で示すスレッショールドレベルVrefに相当す
るデジタルデータを予め記憶しておき、CPU21によ
って、A/D変換器20からの出力データと、記憶され
ているスレッショールドレベルVrefに相当するデジ
タルデータを比較して、A/D変換器20からの出力デ
ータが、記憶されているスレッショールドレベルVre
fに相当するデジタルデータよりも大きいときに、クリ
ック信号を出力する。
【0026】なお、A/D変換器20からの出力データ
は、論理回路から構成されるデジタルコンパレータに入
力し、そこで、スレッショールドレベルVrefに相当
するデジタルデータと比較することによっても、クリッ
ク信号を検出し、出力することができる。
【0027】図13の(a),(b),(c)に本発明
の実施例にかかるポインティングデバイスの別の機構部
分の断面図を示し、図13の(d)に同平面図を示す。
この機構部分は、図1の機構部分に代えて、以上の各実
施例に適用できるものである。図13に示すように、円
形の基板26の上面に、X軸上、およびY軸上に各々2
個ずつ配置された4個の磁気センサー1,2,3,4を
固定し、さらに基板26の周辺に所定の高さの円筒27
が固定され、この円筒27の上端にリング状の支持フレ
ーム28が固定されている。
【0028】円筒27の内側には、円形のスライドフレ
ーム29が配置され、このスライドフレーム28の下側
周辺には3本以上の足30が設けられ、この各足30が
基板26を貫通しており、このため、スライドフレーム
28は、基板26と平行な状態を保って基板26に対し
て上下動可能な状態になっている。31は、スライドフ
レーム29の上面上をスライドする円板であって、その
上面には支持フレーム28の中央の穴の部分に突出する
ボタン32が形成され、その下面には永久磁石5が埋め
込まれている。
【0029】また、円板31の周辺4箇所と、スライド
フレーム29の上面の周辺内側との間には、各々第1の
バネ33が設けられており、このバネ33の圧力によっ
て、操作者がボタン32に触れていない状態で、永久磁
石が4個の磁気センサー1,2,3,4が形成する四角
形の中心上に位置するようになっており、この状態か
ら、操作者がボタン32に触れることによって、円板3
1はバネ33の圧力に抗してスライドフレーム29上を
スライドし、その結果、永久磁石5は、4個の磁気セン
サー1,2,3,4によって検出可能な位置範囲内を移
動し、各磁気センサーに対して、近づいたりまたは遠ざ
かったりする。操作者がボタン32から離れれば、永久
磁石は4個の磁気センサー1,2,3,4が形成する四
角形の中心上の位置に戻る。
【0030】さらに、スライドフレーム29の下側周辺
4箇所と基板26の上面との間には、各々第2のバネ3
4が設けられており、このバネ34の圧力によって、操
作者がボタン32に触れていない状態で、スライドフレ
ーム29は支持フレーム28の下面に押し付けられてお
り、操作者がボタン32に触れて、それを下に押すこと
によって、スライドフレーム29、円板31と共に永久
磁石5が下降して4個の磁気センサー1,2,3,4に
接近する。操作者がボタン32から離れれば、永久磁石
は4個の磁気センサー1,2,3,4から最も遠い位置
まで遠ざかる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポインタが示す位置を決定する信号等を示すクリック信
号を発生させるためのセンサーや接点スイッチが不要に
なるので、構造が簡単になり、小型化が可能になる。ま
た、本発明によれば、ポインタの移動およびクリック
を、例えば指1本で実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるポインティングデバイ
スの機構部分を示す図である。
【図2】同ポインティングデバイスの機構部分の部分断
面図である。
【図3】本実施例の回路図である。
【図4】永久磁石を水平(Y軸方向)に移動させたとき
の磁気センサーにおける磁束密度の変化を説明する図で
ある。
【図5】4個の磁気センサーがつくる四角形の中心から
永久磁石がY軸上を移動したときの2つの磁気センサー
の出力を表す図である。
【図6】4個の磁気センサーがつくる四角形の中心から
永久磁石がY軸上を移動したときの減算器の出力y1を
表す図である。
【図7】4個の磁気センサーがつくる四角形の中心から
永久磁石がY軸上を移動したときの加算器の出力z1を
表す図である。
【図8】4個の磁気センサーがつくる四角形の中心から
永久磁石がY軸上を移動したときの加算器の出力z1の
別の例を表す図である。
【図9】本発明の別の実施例の回路図である。
【図10】選択器の構成例を示す図である。
【図11】4個の磁気センサーがつくる四角形の中心か
ら永久磁石がY軸上を移動したときの選択器の出力z2
を表す図である。
【図12】本発明のさらに別の実施例の一部の回路図で
ある。
【図13】本発明の実施例にかかるポインティングデバ
イスの別の機構部分を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 磁気センサー 5 永久磁石 6 レバー 7 自在リング 8 第1の軸 9 第2の軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05G 9/047 G05G 9/047

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交する2軸の各軸上に2個ずつ配置さ
    れた4個の磁気センサーと、該4個の磁気センサーによ
    って検出可能な位置範囲内を移動する磁石とを有し、前
    記4個の磁気センサーからの信号に基づいて前記磁石の
    2次元の位置検出を行うポインティングデバイスにおい
    て、 前記磁石を前記4個の磁気センサーが形成する面に接近
    する方向に移動させる移動手段と、 前記移動手段により前記磁石が前記磁気センサーに接近
    したときの前記一方の軸上の2個の磁気センサーの出力
    に基づいてクリック信号を出力する出力手段とを具えた
    ことを特徴とするポインティングデバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記出力手段は、前記一方の軸上の2個の磁気センサー
    の加算出力に基づいてクリック信号を出力することを特
    徴とするポインティングデバイス。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記出力手段は、前記一方の軸上の2個の磁気センサー
    の出力のうち、いずれか大きい方の出力に基づいてクリ
    ック信号を出力することを特徴とするポインティングデ
    バイス。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記出力手段は、比較結果を前記クリック信号として出
    力するコンパレータを有し、該コンパレータは、前記磁
    石が前記磁気センサーに接近する前の前記一方の軸上の
    2個の磁気センサーの出力値と前記磁石が前記磁気セン
    サーに接近したときの前記一方の軸上の2個の磁気セン
    サーの出力値との間の値を、前記一方の軸上の2個の磁
    気センサーの出力値と比較することことを特徴とするポ
    インティングデバイス。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記出力手段は、前記磁石が前記磁気センサーに接近す
    る前の前記一方の軸上の2個の磁気センサーの出力値と
    前記磁石が前記磁気センサーに接近したときの前記一方
    の軸上の2個の磁気センサーの出力値との間の値を、前
    記一方の軸上の2個の磁気センサーの出力値と比較演算
    する演算手段と、前記演算手段の演算結果に基づいてク
    リック信号を出力する手段とを有することを特徴とする
    ポインティングデバイス。
  6. 【請求項6】 直交する2軸の各軸上に2個ずつ配置さ
    れた4個の磁気センサーと、該4個の磁気センサーによ
    って検出可能な位置範囲内を移動する磁石とを有し、前
    記4個の磁気センサーからの信号に基づいて前記磁石の
    2次元の位置検出を行うポインティングデバイスを使用
    し、 前記磁石を前記4個の磁気センサーが形成する面に接近
    する方向に移動させ、 前記磁石が前記磁気センサーに接近したときの前記一方
    の軸上の2個の磁気センサーの出力に基づいてクリック
    信号を検出することを特徴とするポインティングデバイ
    スのクリック信号検出方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記検出に際して、前記磁石が前記磁気センサーに接近
    する前の前記一方の軸上の2個の磁気センサーの出力値
    と前記磁石が前記磁気センサーに接近したときの前記一
    方の軸上の2個の磁気センサーの出力値との間の値を、
    前記一方の軸上の2個の磁気センサーの出力値と比較
    し、比較結果を前記クリック信号として検出することを
    特徴とするポインティングデバイスのクリック信号検出
    方法。
JP2000285387A 2000-09-20 2000-09-20 ポインティングデバイス Withdrawn JP2002091697A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000285387A JP2002091697A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 ポインティングデバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000285387A JP2002091697A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 ポインティングデバイス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002091697A true JP2002091697A (ja) 2002-03-29

Family

ID=18769469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000285387A Withdrawn JP2002091697A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 ポインティングデバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002091697A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099258A (ja) * 2005-09-07 2007-04-19 Tokai Rika Co Ltd シフトセレクタ
WO2007141894A1 (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Toyo Denso Co., Ltd. ジョイスティック型スイッチ装置
US7508196B2 (en) 2005-03-28 2009-03-24 Yamaha Corporation Magnetic sensor for pointing device
JP2009170361A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Tokai Rika Co Ltd レバースイッチ装置
US11262798B2 (en) * 2017-10-25 2022-03-01 Lazy Design Private Limited Wearable electronic device

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7508196B2 (en) 2005-03-28 2009-03-24 Yamaha Corporation Magnetic sensor for pointing device
JP2007099258A (ja) * 2005-09-07 2007-04-19 Tokai Rika Co Ltd シフトセレクタ
WO2007141894A1 (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Toyo Denso Co., Ltd. ジョイスティック型スイッチ装置
JP2007323859A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Toyo Denso Co Ltd ジョイスティック型スイッチ装置
EP2023359A1 (en) * 2006-05-30 2009-02-11 Toyo Denso Co., Ltd. Joystick-type switch device
US8186240B2 (en) 2006-05-30 2012-05-29 Toyo Denso Co., Ltd. Joystick type switch device
EP2023359A4 (en) * 2006-05-30 2012-05-30 Toyo Denso Kk CIRCUIT ARRANGEMENT OF THE JOYSTICK TYPE
JP2009170361A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Tokai Rika Co Ltd レバースイッチ装置
US11262798B2 (en) * 2017-10-25 2022-03-01 Lazy Design Private Limited Wearable electronic device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0477098B1 (en) Cursor displacement control device for a computer display
US6762748B2 (en) Compact low profile magnetic input device
JP4757488B2 (ja) デジタル技術を用いて入力要素の機械的な操作を検出する装置と、デジタル入力信号を処理し、消費装置の制御用の命令に変換する方法
US7576726B2 (en) Dual-positioning controller and method for controlling an indicium on a display of an electronic device
US9182825B2 (en) Input device comprising a touch-sensitive input surface
US20030174125A1 (en) Multiple input modes in overlapping physical space
US7646378B2 (en) System and method for user interface
JP2005522797A (ja) ソリッドステートオブジェクト位置検出機の閉ループセンサ
JP2010134895A (ja) 選択的入力信号拒否及び修正
CN104423697A (zh) 显示控制设备、显示控制方法和程序
US20040222965A1 (en) System and method for generating an analog signal in a hand-held computing device
US20060238505A1 (en) Control device for browsing and selecting an item in a list
JPH07117876B2 (ja) ポインティング制御装置
WO2006070898A1 (ja) 方向検知スイッチにおける操作キーの方向性判定方法
JP2019522855A (ja) ハンドヘルド電子デバイスのための適応的ユーザ・インターフェース
JPWO2012111227A1 (ja) タッチ式入力装置、電子機器および入力方法
JP2002091697A (ja) ポインティングデバイス
CN101546231B (zh) 多物件方向触控选取方法及装置
KR20110048880A (ko) 입력장치
JP4729991B2 (ja) 電子機器
EP1528460A1 (en) Method and system for generating cursor control data in relation to a users input action
JP2009193279A (ja) ポインティングデバイス
US20060146019A1 (en) Control device for browsing and selecting an item in a list
JP2004272787A (ja) 携帯型端末
JP2008077129A (ja) 座標入力装置、座標入力方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070402

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204