JP4659645B2 - 拡大内視鏡光学系 - Google Patents

拡大内視鏡光学系 Download PDF

Info

Publication number
JP4659645B2
JP4659645B2 JP2006054498A JP2006054498A JP4659645B2 JP 4659645 B2 JP4659645 B2 JP 4659645B2 JP 2006054498 A JP2006054498 A JP 2006054498A JP 2006054498 A JP2006054498 A JP 2006054498A JP 4659645 B2 JP4659645 B2 JP 4659645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
optical system
lens
observation state
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006054498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007233036A (ja
Inventor
英泰 高頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Priority to JP2006054498A priority Critical patent/JP4659645B2/ja
Priority to US11/710,662 priority patent/US7499226B2/en
Publication of JP2007233036A publication Critical patent/JP2007233036A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4659645B2 publication Critical patent/JP4659645B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • G02B23/2423Optical details of the distal end
    • G02B23/243Objectives for endoscopes
    • G02B23/2438Zoom objectives
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/143Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only
    • G02B15/1431Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being positive
    • G02B15/143105Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being positive arranged +-+

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

本発明は、拡大内視鏡光学系で、変倍機能を有し、拡大観察可能にした内視鏡対物レンズ(光学系)に関するものである。
近年、医療分野では、病変の精密な診断を行なうために拡大観察が可能な光学系の要求が強まっている。
このような拡大観察が可能な光学系として、正、負、正の三つのレンズ群にて構成され、負の第2群を移動させて変倍と合焦を行なうタイプの光学系が下記特許文献1、2、3に開示されている。
また、負、正、負の三つのレンズにて構成され、正の第2群を移動させて変倍と合焦を行なう光学系が下記特許文献4に開示されている。
特公昭61−44283号公報 特開平6−317744号公報 特開平11−316339号公報 特開2000−267002号公報 一方、診断の精度を向上させるために、内視鏡画像の高画質化が求められ、従来よりも高画素の撮像素子が採用されはじめている。そのために、このような撮像素子の高画素化に対応した高性能な撮像光学系が必要になっている。
例えば、内視鏡による観察の場合、撮像光学系の観察深度の遠点から近点まで画質の劣化がない画像を得ることが要求され、そのためにFナンバーを大きくしてつまり明るさ絞りの開口を絞ってパンフォーカスに近い性能を持った撮像光学系が必要になる。
一方撮像光学系においてFナンバーを大きくすることつまり明るさ絞りの開口を絞ることにより回折現象が発生して画質が劣化しないように、Fナンバーが下記のレイリーリミット条件を満たすように光学系を決定する必要がある。
Fno<1.64P/λ
ただし、Fnoは撮像光学系のFナンバー、Pは撮像素子の画素ピッチ、λは波長である。
上記の式によれば、画素ピッチPが細かくなって撮像素子の高画素化が進むとFナンバーをあまり大きくすることができないことがわかる。そのため撮像素子の高画素化により撮像光学系の観察深度が不足して所望の画質が得られなくなるおそれがある。
特に拡大内視鏡の場合、近接拡大観察状態(望遠端)では、対物レンズと物体距離が短いため観察深度の近点側で十分な画質を確保する必要があり、通常回折限界まで明るさ絞りの開口を絞って観察している。
この場合、従来の拡大内視鏡では、近接拡大観察状態(望遠端)から通常観察状態(広角端)に移動させてFナンバーが変化したとしても十分な観察深度が得られ、実用上問題がない。
上記従来例のうち、特許文献1乃至3に記載する光学系は、明るさ絞りの後方に可動レンズが配置されているため、拡大観察時に射出瞳が像側から物体側へ移動する。そのため、通常観察時のFナンバーは、拡大観察時のFナンバーよりも小さい。
これら特許文献に記載されている従来の光学系を、高画素化された撮像素子と組み合わせて使用すると、拡大観察時のFナンバーを回折限界まで絞ったとしても、通常観察時のFナンバーが小さくなりすぎるため、深度が浅く、実用上問題が生ずる。
また、特許文献4には、通常観察時と拡大観察時のFナンバーに差のないタイプの光学系が開示されている。
この特許文献4に記載されている拡大内視鏡光学系は、負、正、負の3群構成であって、第2群を移動させることによって、変倍、合焦を行なうものである。
しかし、この光学系は、正のレンズ群が一つしかないため、可動群である第2群のパワーが強くなる傾向がある。
そのために、通常観察時と拡大観察時とで収差の変動が大きく、内視鏡画像の高画質化の要求を満足することはできない。この光学系は、特に色収差の変動が大きく、画像の色のにじみの原因になる。
また、この文献4には、正、負、正の3群構成で、第2群が可動である光学系も記載されているが、このタイプの光学系は、通常観察時と拡大観察時のFナンバーの変動が大きく、特許文献1、2、3と同様の問題がある。
また、前記の特許文献1には、高倍率な内視鏡対物レンズが記載されているが、通常観察時の視野が狭く、病変部を発見するために生体内をスクリーニングしたり、病変部に処置を施す等の作業が困難であり、実用上問題である。
本発明は、通常観察時と拡大観察時とにおけるFナンバーの変動が少なく、どの観察状態でも十分な観察深度が確保でき高画質の画像が得られる拡大内視鏡光学系を提供するものである。
本発明の拡大内視鏡光学系の第1の構成は、一部のレンズ群が移動することによって、少なくとも通常観察状態(広角端)と近接拡大観察状態(望遠端)とをとり得る対物レンズで、下記条件(1)を満足することを特徴とする。
(1) F(W)/F(T)>0.93
ただし、F(W)、F(T)は夫々通常観察状態(広角端)および近接拡大観察状態(望遠端)での光学系のFナンバーである。
また、本発明の拡大内視鏡光学系の第2の構成は、物体側から順に、正の第1群と負の第2群と正の第3群とにて構成される対物レンズで、負の第2群が明るさ絞りと一体に光軸上を移動することによって合焦および変倍を行なうもので、下記条件(2)を満足することを特徴とする。
(2) 0.4<|f3/f2|<1.38
ただし、f2、f3は夫々第2群、第3群の焦点距離である。
また、本発明の拡大内視鏡光学系の第2の構成において、更に下記条件(3)を満足することが望ましい。
(3) 1.5<|f2/f1|<3.5
ただし、f1、f2は夫々第1群、第2群の焦点距離である。
更に、第2の構成の光学系において、下記条件(1)を満足すれば一層好ましい。
(1) F(W)/F(T)>0.93
ただし、F(W)、F(T)は夫々通常観察状態(広角端)および近接拡大観察状態(望遠端)での光学系のFナンバーである。
本発明の拡大内視鏡光学系は、前述のような構成(第1、第2の構成)を有することによって、高画素化された撮像素子と組み合わせた時に、光学系(対物レンズ)の各変倍状態において十分な観察深度を得ることが可能となり、画質の劣化の少ない画像での観察が可能になる。
即ち、条件(1)は、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)までの各変倍状態において十分な観察深度を確保するための条件であって、特に通常観察状態(広角端)での観察深度を確保するための条件である。
CCDやCMOSセンサー等の撮像素子の高画素化にともない、より細かな生体等の観察が可能になる。しかし、比較的小さなFナンバーにおいても回折現象による画質の劣化を招きやすい。特に、拡大内視鏡光学系(対物レンズ)は、拡大観察時のFナンバーが通常観察時のFナンバーよりも大であることが多い。そのために、近接拡大観察状態(望遠端)におけるFナンバーを小さくしておくと、通常観察状態(広角端)にした時に必要以上にFナンバーが小さくなり、観察深度を確保できなくなる。
光学系が、条件(1)の範囲内であれば、通常観察状態(広角端)のFナンバーが近接拡大観察状態(望遠端)でのFナンバーとほぼ同じになり、近接拡大観察状態(望遠端)において回折の影響を受けないようにFナンバーを小さくしても、通常観察状態(広角端)におけるFナンバーが必要以上に小さくなることがなくなる。このため、条件(1)を満足することにより、光学系を高画素化された撮像素子と組み合わせて使用しても、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)までの各変倍状態において十分な観察深度を確保することができる。
逆に、F(W)/F(T)の値が0.93よりも小になると、近接拡大観察状態(望遠端)において、回折限界までFナンバーを小にした時、通常観察状態(広角端)におけるFナンバーが必要以上に小になり好ましくない。
また、本発明の第1の構成の光学系において、近接拡大観察状態(望遠端)において、回折の影響を受けないようにするためには、更に下記条件(4)を満足するようにすることが望ましい。
(4) F(T)<9.5
ただし、F(T)は近接拡大観察状態(望遠端)での光学系のFナンバーである。
高画素化が進み一層高画素のCCDやCMOSを使用することを想定した場合、F(T)の値が条件(4)の範囲を超えて9.5より大になると、回折の影響を受け始めるため、拡大観察の際に、高画素のCCDに見合う高精細な画像が得られなくなり好ましくない。
条件(1)、(4)を満足することによって、通常観察状態から近接拡大観察状態までのどの状態においても、回折限界までFナンバーを大きくすること(明るさ絞りの開口を絞ること)が可能な光学系になし得る。これによって、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)までのどの状態においても回折限界までFナンバーを大きくでき(明るさ絞りの開口を絞ることができ)る光学系を実現できる。これにより、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)までの各変倍状態において十分な観察深度を確保することができる。
ここで、高画素化された撮像素子について、次の条件(11)のように定義する。
(11) 0.4<IH/(p×1000)<0.7
ただし、IHは撮像素子の撮像面における最大像高(mm)、pは撮像素子の画素ピッチ(mm)である。
撮像素子が条件(11)の下限を超えるとつまりIH/(p×1000)が0.4以下になると画素ピッチが大になり、高画素化された撮像素子とはいえない。また条件(11)の上限を超えるとつまりIH/(p×1000)の値が0.7より大になると画素ピッチが小になってより高画素化されるが回折の影響を受けやすく、対物光学系の各変倍状態において十分な観察深度が得られない。
次に、本発明の拡大内視鏡光学系の第2の構成について説明する。
第2の構成の光学系は、正、負、正の三つのレンズ群にて構成され、負の第2群を光軸に沿って移動させて変倍と合焦を行なうものである。このように、可動群の第2群を負の屈折力を有するレンズ群とし、この第2群の近傍に明るさ絞りを配置することによって、可動レンズ群の外径を小にし得る。それにより、可動レンズ群を光軸方向に動かすための機構(例えば可動レンズ群を保持するレンズ枠に接続されていてこのレンズ枠に駆動力を与えるアクチュエータ等)を可動レンズ群の周囲に配置することが可能になる。また、可動レンズ群の重量を小さくできるため可動レンズ群を動かすための機構にかかる負荷を低減できる。
また、前記の負の屈折力を有するレンズ群前後に配置される明るさ絞りは、この負の屈折力を有するレンズ群と一体に移動させることが望ましい。この時、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)へ状態を変化させて行くと、明るさ絞りは物体側から像側へ向かって移動する。
ここで、絞りが固定されている状態を想定すると、近接拡大観察状態(望遠端)において、負の屈折力の第2群が射出瞳位置から遠ざかるため、周辺光束の光線高が正の屈折力の第3群にて高くなり、この第3群のレンズ系が大になり好ましくない。
本発明の第2の構成のような正、負、正の三つのレンズ群よりなる光学系において、負の第2群と明るさ絞りとを一体に移動させるように構成すれば、正の第3群のレンズ外径を大にすることなく、コンパクトな拡大内視鏡光学系を実現し得る。
また、負の第2群と明るさ絞りをと一体に移動させるように構成することによって、通常観察状態(広角端)と近接拡大観察状態(望遠端)との間でFナンバーが変動するのを抑えることができ、各観察状態で回折限界までFナンバーを絞り込んで観察深度を確保することが容易になる。
また、前述のように本発明の第2の構成の光学系は、下記条件(2)を満足することを特徴とする。
(2) 0.4<|f3/f2|<1.38
ただし、f2、f3は夫々第2群、第3群の焦点距離である。
この条件(2)において|f3/f2|の値が下限値の0.4より小になると、第2群の焦点距離が大になり、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)まで状態を変化させる時の第2群の移動量が大になる。第2群の移動量があまり大になると光学系の全長が長くなり大型化するので好ましくない。また、レンズ群の移動手段としてアクチュエータを使用する場合、レンズ群を駆動するストロークが長くなり、アクチュエータを含むレンズ駆動機構が大型になり好ましくない。
また条件(2)において|f3/f2|の値が上限値の1.38より大になると第3群の焦点距離が大になり、光学系のバックフォーカスが長くなる。その結果、撮像素子を含めた撮像光学系の全長が長くなり、大型になるため好ましくない。また、内視鏡の場合、撮像光学系の全長が長くなることは内視鏡先端の硬性部(湾曲しない部分)の長さが長くなり、内視鏡を患者の体内に挿入する際の患者の負担が大きくなり好ましくない。
また、条件(2)の代わりに次の条件(2−1)を満足すれば一層好ましい。
(2−1) 0.6<|f3/f2|<1.2
更に、本発明の第2の光学系において、下記条件(3)を満足すればより望ましい。
(3) 1.5<|f2/f1|<3.5
ただし、f1、f2は夫々第1群、第2群の焦点距離である。
この条件(3)において、|f2/f1|の値が下限値の1.5より小になると第1群の焦点距離に対し第2群の焦点距離が小になり、第2群の移動による色収差の変動が大になる。特に倍率の色収差の発生量が大になり、画像の色にじみの原因になり好ましくない。
また、条件(3)において、|f2/f1|の値が上限値の3.5より大になると第1群の焦点距離が小になり、球面収差の発生量が大になる。特に観察倍率が大になる近接拡大観察状態(望遠端)における収差の発生量が大になると、被写体を拡大して詳細に観察する際に、所望の解像力が得られないばかりか画像にコマフレアーのように画質を劣化させるノイズが発生する原因となり好ましくない。
また、第2の構成の光学系において、更に次の条件(7)を満足することが望ましい。
(7) 1.5<f3/f1<2.5
ただし、f1、f3は夫々第1群、第3群の焦点距離である。
条件(7)においてf3/f1の値が下限値の1.5より小になると第1群の焦点距離が大になり、条件(3)の場合と同様に球面収差が補正不足になり、更にはコマ収差が補正できなくなり好ましくない。
第3群は、ペッツバール和の補正に寄与するが、条件(7)において、f3/f1の値が上限値の2.5より大になると第3群の焦点距離が小さくなりすぎてペッツバール和が大になるために像面が倒れ、この像面湾曲を補正することが困難になる。そのため画像の中心から周辺まで良好な解像力を確保することができなくなり好ましくない。
本発明の光学系(第1、第2の構成)において、最終レンズの像側の面(光学系の最も像側のレンズ面)における最大光線高が次の条件(8)を満足することが望ましい。
(8) 0.5<hT/hW<1.2
ただし、hTは近接拡大観察状態(望遠端)における光学系最終面における最大光線高、hWは通常観察状態(広角端)における光学系最終面における最大光線高である。
hT/hWの値が条件(8)の範囲を超えると撮像素子への入射角が所定の範囲内に入らず、画像周辺での光量の低下を招くことになる。特に、hT/hWの値が下限値の0.5より小になると、近接拡大観察状態(望遠端)において取得される画像の周辺減光が著しく好ましくない。また、hT/hWの値が条件(8)の上限値の1.2より大になると通常観察状態(広角端)において第3群での光線高が高くなり、レンズ外径が大になり好ましくない。また、レンズ外径を小さくするためには条件(8)の代わりに下記条件(8−1)のように上限値を定めることが好ましい。
(8−1) 0.5<hT/hW<0.85
また、本発明の光学系において、第1群のレンズ系が小さくなるようにするためには、下記条件(9)を満足することが望ましい。
(9) 0.5<Enp/flw<1.5
ただし、Enpは通常観察状態(広角端)における光学系の最も物体側の面から入射瞳までの距離(以下単に入射瞳位置と記す)flwは通常観察状態(広角端)の光学系全系の焦点距離である。
条件(9)において、Enp/flwの値が下限値の0.5より小になると入射瞳位置に対して全系の焦点距離が大になり、内視鏡の通常観察時において必要な画角(少なくとも100°以上、好ましくは120°以上)を確保しようとすると過剰に大きなディストーションが発生する。その結果、画面中心と周辺の倍率の差が大きくなりすぎ好ましくない。また、Enp/flwの値が条件(9)の上限値の1.5より大になると、第1群のレンズ外径が大になり撮像光学系が大型になる。
また、更なる撮像光学系の小型化のためには、条件(9)の上限値を1.0とし、下記条件(9−1)を満足することが好ましい。
(9−1) 0.5<Enp/flw<1.0
また、本発明の拡大観察光学系において、近接拡大観察状態(望遠端)での観察倍率β(T)が下記条件(5)を満足することが好ましい。
(5) β(T)<−0.6
内視鏡観察下で生体内の病変部の精密診断を行なうためには、近接拡大観察状態(望遠端)時の観察倍率が条件(5)を満足することが望ましい。つまり条件(5)を満足する観察倍率を有する拡大内視鏡光学系を用いることにより、生体組織に発生した微小な病変を見落とすことなく発見でき、特に早期癌の発見等に有用である。
条件(5)において、β(T)の値が−0.6より大になると、より微小な病変の拡大しての観察が行ないにくく好ましくない。
また、一層微小な病変を精査して、例えば注目している生体組織が癌化する可能性の有無を診断する等に使用する光学系の場合、条件(5)の代わりに下記条件(5−1)を満足することが望ましい。
(5−1) β(T)<−1.5
高画素化された撮像素子と組み合わせる場合、条件(5−1)を満足する拡大内視鏡光学系は、数ミクロンから数十ミクロンの分解能が得られる。14インチモニターに画像を表示して観察する場合を考えると、200〜500倍程度の倍率が得られ、細胞レベルでの観察が可能になる。それにより細胞配列の乱れや、細胞核の異常な肥厚、細胞核を取り巻く毛細血管の異常な増殖等の正常細胞が癌化するときに特異的に現れる現象を観察することが可能になる。
更に、このような拡大観察が可能な拡大内視鏡光学系において、通常観察時には広視野を確保し、病変部を発見するために生体内をスクリーニングしたり、病変部に処置を施す等の作業を有する必要がある。
そのためには、光学系が拡大観察時には高倍率を確保しつつ、通常観察時には下記の条件(6)を満足することが望ましい。
(6) ω>60°
ただし、ωは通常観察状態(広角端)での光学系の半画角である。
条件(6)の範囲内であれば、通常観察状態(広角端)での診断が拡大機能のない内視鏡での診断と同程度の視野範囲を確保できるため、通常の診断を問題なく行ない得る。
また、本発明の拡大内視鏡光学系は、明るさ絞りが光軸上を移動する際に、絞り径が一定であることが望ましい。可変絞り機構を搭載すると、既にレンズ駆動のためのアクチュエータ等が配置されていることもあり、撮像光学系を収納する鏡枠の更なる太径化を招くことになり好ましくない。
本発明の拡大内視鏡光学系によれば、高画素の撮像素子を用い高精細な画像での拡大観察が可能になるという効果を有する。
本発明の拡大内視鏡光学系の実施の形態を次に示す各実施例にもとづいて説明する。
本発明の拡大内視鏡光学系の実施例1は、図1に示す通りの構成で、下記データを有する光学系である。

(物体面) d0 =D0
1 =∞ d1 =0.36 n1 =1.88300 ν1 =40.78
2 =1.297 d2 =0.73
3 =∞ d3 =0.62 n2 =1.51400 ν2 =75.00
4 =∞ d4 =1.13
5 =-8.3111 d5 =0.88 n3 =1.48749 ν3 =70.23
6 =-1.980 d6 =0.01
7 =3.240 d7 =1.20 n4 =1.51633 ν4 =64.14
8 =-2.332 d8 =0.24 n5 =2.00330 ν5 =28.27
9 =-4.319 d9 =D1
10 =∞(絞り) d10 =0.02
11 =∞ d11 =0.28 n6 =1.48749 ν6 =70.23
12=1.257 d12=0.52 n7 =1.59270 ν7 =35.31
13=1.927 d13=D2
14=4.593 d14=1.08 n8 =1.48749 ν8 =70.23
15=-5.372 d15=0.02
16=3.767 d16=1.19 n9 =1.51633 ν9 =64.14
17=-4.774 d17=0.42 n10=1.92286 ν10=18.90
18=52.579 d18=0.29
19=∞ d19=0.40 n11=1.52287 ν11=59.89
20=∞ d20=0.56
21=∞ d21=2.75 n12=1.51633 ν12=64.14
22=∞

通常観察状態 中間状態 近接拡大観察状態
(広角端) (望遠端)
D0 16.00 3.38 2.00
D1 0.16 1.06 1.72
D2 2.56 1.66 1.00
flw 1.758 1.959 2.024
Fno 7.0 7.2 7.3

fW/fT=0.96
|f3/f2|=0.87
|f2/f1|=2.18
fT=7.3
βT=−0.71
ω=66.5°
f3/f1=1.9
hT/hW=0.66
Enp/flw=0.73
IH/(p×1000)=0.6

ただし、r1, ・・・はレンズ各面の曲率半径、 d1,・・・は各レンズの肉厚および面間隔、n1 ,n2,・・・は各レンズのe線に対する屈折率、ν12,・・・は各レンズのd線に対するアッベ数である。尚、d0は物体面から光学系の第1面(r1)までの距離である。又r,d等の長さの単位はmmである。
この実施例1の光学系は、図1および上記データに示すように、物体側より順に、正の屈折力の第1群G1(r1〜r9)と負の屈折力の第2群G2(r11〜r13)と正の屈折力の第3群G3(r14〜r18)とにて構成されている。又明るさ絞りS(r10)は第2群G2の物体側に配置されている。
この実施例1は、第2群G2が明るさ絞りSと一体に光軸上を像側に移動して通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)への変倍と合焦を行なう。
つまり、図1における上段(通常観察状態)、中段(中間状態)、下段(近接拡大観察状態)に記載するように第2群G2を光軸に沿って移動させて変倍と合焦を行なう。
この実施例1は、図示するように、第1群G1が平凹レンズ(r1〜r2)と
平行平面板F1(r3〜r4)と像側に凸面を向けた正のメニスカスレンズ(r5〜r6)と両凸レンズ(r7〜r8)と負のメニスカスレンズ(r8〜r9)を接合した正の接合レンズ(r7〜r9)とよりなり、第2群G2が平凹レンズ(r11〜r12)と正のメニスカスレンズ(r12〜r13)を接合した接合レンズ(r11〜r13)よりなり、第3群が両凸レンズ(r14〜r15)と両凸レンズ(r16〜r17)と両凹レンズ(r17〜r18)を接合した接合レンズ(r16〜r18)とよりなる。又撮像素子の撮像面Iには撮像面を保護するためのカバーガラスC(r21〜r22)が貼り付けられている。又、第3群G3とカバーガラスCとの間には、平行平面板F2(r19〜r20)が配置されている。
ここで、平行平面板F1、F2は夫々特定波長例えばYAGレーザの1060nm、半導体レーザの810nmあるいは近赤外領域の光をカットするためのフィルタである。
この実施例1は、データ中に示すように、条件(1)乃至条件(9)、条件(11)のすべての条件を満足する。また、条件(2−1)、(8−1)、(9−1)も満足する。これによって、光学系を通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)まで倍率を変化させても、Fナンバーの変動が少なく、各倍率の状態にて十分な観察深度が確保されている。
又、条件(2)、(3)、(7)を満足するように各群の焦点距離を適切な値にしたことによって、画像劣化が少なくコンパクトな光学系になっている。
図5、図6、図7は、夫々実施例1の光学系の通常観察状態(広角端)、中間の状態、近接拡大観察状態(望遠端)における収差状況を示す。これら図より明らかなように、実施例1の光学系はFナンバーの変化が少なく、又いずれの状態にても収差が良好に補正されている。
又、実施例1は、条件(11)を満足する高画素化された撮像素子を用いており、それにより高精細な画像が得られる。
本発明の拡大内視鏡光学系の実施例2は、図2に示す通りの構成で、下記データを有する光学系である。

(物体面) d0 =D0
1 =∞ d1 =0.36 n1 =1.88300 ν1 =40.78
2 =1.246 d2 =0.73
3 =∞ d3 =0.62 n2 =1.51400 ν2 =75.00
4 =∞ d4 =0.50 n3 =1.52287 ν3 =59.89
5 =∞ d5 =0.57
6 =31.448 d6 =0.88 n4 =1.48749 ν4 =70.23
7 =-2.017 d7 =0.05
8 =3.576 d8 =1.20 n5 =1.48749 ν5 =70.23
9 =-1.879 d9 =0.24 n6 =1.84666 ν6 =23.78
10=-3.339 d10=D1
11=∞(絞り) d11=0.02
12=∞ d12=0.28 n7 =1.48749 ν7 =70.23
13=1.678 d13=0.52 n8 =1.84666 ν8 =23.78
14=1.703 d14=D2
15=19.018 d15=1.29 n9 =1.48749 ν9 =70.23
16=-2.749 d16=0.02
17=2.793 d17=1.22 n10=1.60311 ν10=60.64
18=-9.649 d18=0.42 n11=1.92286 ν11=18.90
19=4.696 d19=0.87
20=∞ d20=1.60 n12=1.51633 ν12=64.14
21=∞

通常観察状態 中間状態 近接拡大観察状態
(広角端) (望遠端)
D0 18.00 3.38 1.80
D1 0.16 0.79 1.34
D2 2.25 1.61 1.07
flw 1.733 1.834 1.842
Fno 7.16 7.10 7.04

fW/fT=1.02
|f3/f2|=0.92
|f2/f1|=2.22
fT=7
βT=−0.71
ω=65.5°
f3/f1=2.05
hT/hW=0.79
Enp/flw=0.73
IH/(p×1000)=0.56

この実施例2の光学系は、図2および上記データに示すように、物体側より順に、正の屈折力の第1群G1(r1〜r10)と負の屈折力の第2群G2(r12〜r14)と正の屈折力の第3群G3(r15〜r19)とにて構成されている。又明るさ絞りS(r11)は第2群G2の物体側に配置されている。
この実施例2は、第2群G2が明るさ絞りSと一体に光軸に沿って像側に移動して、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)にわたっての変倍と合焦を行なう。
つまり、図2における上段の通常観察状態(広角端)、中段の中間状態、下段の近接拡大観察状態(望遠端)に示すように明るさ絞りSと第2群G2を移動させて変倍と合焦を行なう。
この実施例2は、図2に示すように、第1群G1が平凹レンズ(r1〜r2)と平行平面板F1、F2(r3〜r5)と両凸レンズ(r6〜r7)と両凸レンズ(r8〜r9)と負のメニスカスレンズ(r9〜r10)とを接合した接合レンズ(r8〜r10)とよりなり、第2群G2が平凹レンズ(r12〜r13)と正のメニスカスレンズ(r13〜r14)を接合した接合レンズ(r12〜r14)よりなり、第3群が両凸レンズ(r15〜r16)と両凸レンズ(r17〜r18)と両凹レンズ(r18〜r19)を接合した接合レンズ(r17〜r19)とよりなる。又、撮像素子の撮像面にはカバーガラス(r20〜r21)が貼り付けられている。
尚 、平行平面板F1、F2は夫々特定波長例えばYAGレーザの1060nm、半導体レーザの810nmあるいは近赤外領域の光をカットするためのフィルタである。
この実施例2も、データに示すように条件(1)乃至条件(9)、条件(11)のすべての条件を満足する光学系であり、それにより、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)までのすべての変倍状態において、Fナンバーの変動が少なく、各倍率の状態にて十分な観察深度が得られる。また、条件(2−1)、(8−1)、(9−1)も満足する。
又、この実施例2も、第1群、第2群、第3群の夫々の焦点距離が条件(2)、(3)、(7)を満足するように適切な値に設定してあり、それにより各状態において画質の劣化がなく、コンパクトな撮像光学系になっている。
図8、図9、図10の収差図に示すように、実施例2の通常観察状態(広角端)、中間状態、近接拡大観察状態(望遠端)における諸収差はいずれも良好に補正されている。
又、この実施例2も、条件(11)を満足する高画素化された撮像素子を用いることにより高精細な画像を得ることができる。
本発明の光学系の実施例3は、図3に示す通りの構成で、下記データを有する。

(物体面) d0 =D0
1 =∞ d1 =0.45 n1 =1.88300 ν1 =40.78
2 =1.886 d2 =1.00
3 =∞ d3 =0.57 n2 =1.52287 ν2 =59.89
4 =∞ d4 =0.47
5 =-6.999 d5 =2.75 n3 =1.69895 ν3 =30.13
6 =-3.383 d6 =D1
7 =3.920 d7 =0.61 n4 =1.88300 ν4 =40.76
8 =9.496 d8 =D2
9 =∞(絞り) d9 =0.09
10=33.957 d10=0.27 n5 =1.84666 ν5 =23.78
11=1.805 d11=2.03 n6 =1.51633 ν6 =64.14
12=-6.057 d12=0.08
13=5.501 d13=1.09 n7 =1.88300 ν7 =40.76
14=3.662 d14=0.77 n8 =1.80100 ν8 =34.97
15=-15.338 d15=1.82
16=∞ d16=2.00 n9 =1.51400 ν9 =75.00
17=∞

通常観察状態 中間状態 近接拡大観察状態
(広角端) (望遠端)
D0 23.50 10.50 3.00
D1 3.26 2.92 1.53
D2 0.39 0.72 2.12
flw 1.480 1.537 1.825
Fno 9.10 9.10 9.10

fW/fT=1
|f3/f2|=0.81
|f2/f1|=0.36
fT=9.1
βT=−0.4
ω=60.7°
f3/f1=−0.29
hT/hW=1.00
Enp/flw=1.33
IH/(p×1000)=0.43

この実施例3は、図3に示すように、物体側より順に、負の屈折力の第1群G1(r1〜r6)と正の屈折力の第2群G2(r7〜r8)と正の屈折力の第3群G3(r10〜r15)とよりなる。
この実施例3は、正の屈折力の第2群G2を光軸に沿って像側から物体側へ移動させることにより、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)までの変倍と合焦を行なうもので、明るさ絞りSは第3群G3の物体側に配置されており、変倍中移動せずに固定されている。
つまり、この実施例3は、負、正、正の三つのレンズ群よりなり正の第2群G2を移動させて変倍を行なうことと、明るさ絞りが第3群の物体側に変倍中移動せずに固定配置されている点で、実施例1、2と異なる構成である。
実施例3は、負の第1群G1が、平凹レンズ(r1〜r2)と平行平面板F1(r3〜r4)と正のメニスカスレンズ(r5〜r6)とよりなり、第2群G2が正のメニスカスレンズ(r7〜r8)1枚よりなり、第3群G3が負のメニスカスレンズ(r10〜r11)と両凸レンズ(r11〜r12)を接合した接合レンズ(r10〜r12)と負のメニスカスレンズ(r13〜r14)と両凸レンズ(r14〜r15)を接合した接合レンズ(r13〜r15)とよりなり、撮像素子の撮像面IにはカバーガラスCが貼り付けられている。
明るさ絞りS(r9)は第3群G3の物体側に固定配置されている。又平行平面板F1は特定波長例えばYAGレーザの1060nm、半導体レーザの810nmあるいは近赤外領域の光をカットするためのフィルタである。
この実施例3は、条件(1)、(2)、(4)、(6)、(8)、(9)、(11)、(2−1)を満足する。
この実施例3は、前述のように負、正、正の構成で、明るさ絞りSを第2群G2と第3群G3の間でその像面側に近づけて固定配置したことによって、明るさ絞りSを変倍時固定配置したままでもFナンバーの変動がなく、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)までの各状態で十分な観察深度が得られる。
この実施例3の収差状況は、図11、12、13に示す通りである。これら図のうち図11は通常観察状態(広角端)、図12は中間状態、図13は近接拡大観察状態(望遠端)の収差図で、Fナンバーの変化は少なく、いずれの状態も諸収差が良好に補正されており、収差の変動も少ない。
この実施例3も、条件(11)を満足する高画素化された撮像素子を用いることにより、各状態において高精細な画像を得ることができる。
本発明の光学系の実施例4は、図4に示す通りの構成で、下記データを有する。

(物体面) d0 =D0
1 =∞ d1 =0.36 n1 =1.88300 ν1 =40.78
2 =1.318 d2 =0.73
3 =∞ d3 =0.62 n2 =1.51400 ν2 =75.00
4 =∞ d4 =0.47
5 =7.097 d5 =1.69 n3 =1.48749 ν3 =70.23
6 =-1.911 d6 =0.24 n4 =1.84666 ν4 =23.78
7 =-2.140 d7 =0.02
8 =4.116 d8 =0.82 n5 =1.64000 ν5 =60.08
9 =-2.181 d9 =0.12 n6 =2.00330 ν6 =28.27
10=-5.343 d10=D1
11=∞(絞り) d11=0.02
12=-5.181 d12=0.19 n7 =1.60300 ν7 =65.44
13=1.143 d13=0.24 n8 =1.68893 ν8 =31.07
14=2.182 d14=D2
15=6.990 d15=1.00 n9 =1.48749 ν9 =70.23
16=-3.748 d16=0.12
17=3.540 d17=1.16 n10=1.49700 ν10=81.54
18=-5.952 d18=0.22
19=-4.732 d19=0.42 n11=1.92286 ν11=18.90
20=-90.467 d20=1.55
21=∞ d21=0.40 n12=1.52287 ν12=59.89
22=∞ d22=1.35
23=∞ d23=1.20 n13=1.51633 ν13=64.14
24=∞

通常観察状態 中間状態 近接拡大観察状態
(広角端) (望遠端)
D0 20.00 2.00 0.88
D1 0.15 1.47 2.53
D2 2.57 1.26 0.20
flw 1.787 2.336 2.157
Fno 5.87 6.87 7.66

fW/fT=0.77
|f3/f2|=1.34
|f2/f1|=1.59
fT=7.7
βT=−1.73
ω=66.5°
f3/f1=2.13
hT/hW=0.48
Enp/flw=0.72
IH/(p×1000)=0.49

この実施例4は、図4に示すように物体側より順に、正の屈折力の第1群G1と、負の屈折力の第2群G2と、正の屈折力の第3群G3とよりなる。そして、第2群G2を光軸に沿って物体側より像側へ移動させることにより、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)への変倍と合焦とを行なっている。又、明るさ絞りSは第2群G2の物体側に配置され、変倍時第2群G2と一体に移動する。
つまり、図4における上段(通常観察状態)、中段(中間状態)、下段(近接拡大観察状態)に示すように第2群G2が明るさ絞りSと一体に移動する。
この実施例4は、図4に示すように、第1群G1が平凹レンズ(r1〜r2)と平行平面板F1(r3〜r4)と両凸レンズ(r5〜r6)とメニスカスレンズ(r6〜r7)を接合した接合レンズ(r5〜r7)と両凸レンズ(r8〜r9)と負のメニスカスレンズ(r9〜r10)を接合した接合レンズ(r8〜r10)とよりなり、第2群G2は両凹レンズ(r12〜r13)と正のメニスカスレンズ(r13〜r14)を接合した接合レンズ(r12〜r14)よりなり、第3群G3は両凸レンズ2枚(r15〜r16)および(r17〜r18)と負のメニスカスレンズ(r19〜r20)よりなる。
又、撮像素子の撮像面IにはカバーガラスC(r23〜r24)が貼り付けられている。第3群G3とカバーガラスCとの間には平行平面板F2(r21〜r22)が配置されている。
ここで、平行平面板F1、F2は夫々特定波長例えばYAGレーザの1060nm、半導体レーザの810nmあるいは近赤外領域の光をカットするためのフィルタである。
明るさ絞りS(r11)は第2群G2の物体側に配置され、変倍の際に第2群G2と一体に光軸上を移動するように構成されている。
この実施例4の光学系は、条件(2)乃至条件(7)、条件(9)、条件(11)を満足する。
この実施例4は条件(5−1)を満足するように構成されている。そのために、この実施例は、近接拡大観察状態(望遠端)において生体組織を細胞レベルで観察することが可能であり、又通常観察状態(広角端)では、高視野が確保され、病変部を発見するために生体内をスクリーニングしたり、病変部に処置を施す等の作業を行なうことができる。
この実施例4のように、近接拡大観察状態(望遠端)での観察倍率が条件(5−1)を満足するようにした場合、条件(1)を満足するように構成することが困難になる。そのため、実施例4は条件(1)を満足しない。
しかし、物体側から順に、正、負、正のレンズ群にて構成し、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)まで変倍状態を変化させる時に第2群G2と共に明るさ絞りSを一体に移動させるようにし、各群のパワー配分を適切なものとすることにより、高画素化された撮像素子と組み合わせた場合でも、Fナンバーがさほど大きく変動しないため、各変倍状態において支障のない観察深度を確保することができる。
具体的には、近接拡大観察状態(望遠端)でのFナンバーを回折限界近傍まで大にし、観察深度の極近点側で所望の解像力を確保すると共に、通常観察状態(広角端)ではFナンバーがより小さくなってしまうにもかかわらず、観察深度の遠点側で所望の解像力が得られる程度に明るさ絞りの開口径を設定してある。 又、この実施例4は、Fナンバーが小さいために明るい光学系を実現し得るという大きなメリットを有する。
この実施例4の光学系も、第1群G1、第2群G2、第3群G3の各レンズ群の焦点距離が条件(2)、(3)、(7)を満足し、適切な値に設定してあるため、画像の劣化がなく、しかもコンパクトな構成の光学系である。
図14、図15、図16は、夫々この実施例4の通常観察状態(広角端)、中間状態、近接拡大観察状態(望遠端)における収差図である。
これら図から明らかなように、実施例4の光学系は、通常観察状態(広角端)から近接拡大観察状態(望遠端)までの各状態においてFナンバーの変化が少なく、又諸収差が良好に補正され収差の変動の少ない光学系である。
又、この実施例4の光学系も、条件(11)を満足する高画素化された撮像素子と組み合わせて使用することにより、各変倍状態おいて高精細な画像を得ることが可能である。
特許請求の範囲に記載する光学系のほか次の各項に記載する光学系も、本発明の目的を達成し得る。
(1) 請求項1に記載された光学系で、前記対物レンズが、物体側から順に、正の第1群と負の第2群と正の第3群とにて構成され、負の第2群と明るさ絞りが一体に光軸上を移動することによって合焦と変倍とを行なうことを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(2) 特許請求の範囲の請求項1又は4あるいは前記の(1)に記載された光学系で、下記条件(4)を満足することを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(4) F(T)<9.5
(3) 特許請求の範囲の請求項2又は3に記載された光学系で、下記条件(5−1)を満足することを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(5−1) β(T)<−1.5
(4) 前記(3)の項に記載された光学系で、下記条件(6)を満足することを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(6) ω>60°
(5) 複数のレンズ群より構成され、一つのレンズ群のみが光軸上を移動することにより合焦と変倍を行なう光学系で、下記条件(5−1)、(6)を満足することを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(5−1) β(T)<−1.5
(6) ω>60°
(6) 前記の(5)の項に記載された光学系で、物体側から順に、正の第1群と負の第2群と正の第3群とにて構成され、負の第2群が光軸上を移動することにより合焦と変倍とを行なうことを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(7) 特許請求の範囲の請求項1、2、3又は4あるいは前記の(1)、(2)、(3)、(4)、(5)又は(6)に記載された光学系で、合焦および変倍中、光学系中に設けられた明るさ絞りの径が変化しないことを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(8) レンズ系を構成するレンズ群中の一部のレンズ群が光軸上を移動することによって、少なくとも通常観察状態(広角端)と近接拡大観察状態(望遠端)とを取り得る対物レンズと、対物レンズの結像面近傍に撮像面が位置するように撮像素子を配置した光学系で、下記条件(1)、(11)を満足することを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(1) F(W)/F(T)>0.93
(11) 0.4<IH/(p×1000)<0.7
(9) 物体側から順に、正の第1群と負の第2群と正の第3群とより構成される対物レンズと、前記対物レンズの結像面近傍に撮像面が位置するように配置された撮像素子とよりなる光学系で、前記明るさ絞りと一体に負の第2群が光軸上を移動して合焦と変倍を行なう光学系で、下記条件(2)、(11)を満足することを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(2) 0.4<|f3/f2|<1.38
(11) 0.4<IH/(p×1000)<0.7
(10) 前記(9)の項に記載された光学系で、下記条件(3)を満足することを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(3) 1.5<|f2/f1|<3.5
(11) 前記(9)又は(10)の項に記載された光学系で、下記条件(1)を満足することを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(1) F(W)/F(T)>0.93
(12) 前記(8)の項に記載された光学系で、前記対物レンズが、物体側から順に、正の第1群と負の第2群と正の第3群とより構成され、負の第2群と前記明るさ絞りとが一体に光軸上を移動することによって合焦と変倍を行なうことを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(13) 前記(8)、(11)又は(12)の項に記載された光学系で、下記条件(4)を満足することを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(4) F(T)<9.5
(14) 前記(9)又は(10)の項に記載された光学系で、下記条件(5−1)を満足することを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(5−1) β(T)<−1.5
(15) 前記(14)の項に記載された光学系で、下記条件(6)を満足することを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(6) ω>60°
(16) 複数のレンズ群よりなり、レンズ群中の一つのレンズ群のみを移動させることにより合焦および変倍を行なう対物レンズと、対物レンズの結像面近傍に撮像面が位置する撮像素子とを備えた光学系で、下記条件(5−1)、(6)、(11)を満足することを特徴とする拡大内視鏡光学系。
(5−1) β(T)<−1.5
(6) ω>60°
(11) 0.4<IH/(p×1000)<0.7
(17) 前記(16)の項に記載された光学系で、前記対物レンズが、物体側から順に、正の第1群と負の第2群と正の第3群とより構成され、負の第2群が光軸上を移動して合焦と変倍を行なうことを特徴とする拡大内視鏡光学系。
本発明の実施例1の断面図 本発明の実施例2の断面図 本発明の実施例3の断面図 本発明の実施例4の断面図 本発明の実施例1の通常観察状態における収差図 本発明の実施例1の中間状態における収差図 本発明の実施例1の近接拡大観察状態における収差図 本発明の実施例2の通常観察状態における収差図 本発明の実施例2の中間状態における収差図 本発明の実施例2の近接拡大観察状態における収差図 本発明の実施例3の通常観察状態における収差図 本発明の実施例3の中間状態における収差図 本発明の実施例3の近接拡大観察状態における収差図 本発明の実施例4の通常観察状態における収差図 本発明の実施例4の中間状態における収差図 本発明の実施例4の近接拡大観察状態における収差図

Claims (2)

  1. 物体側から順に、正の第1群と負の第2群と正の第3群とにて構成される対物レンズで、前記負の第2群が明るさ絞りと一体で光軸上を移動することにより合焦および変倍を行ない、下記条件(1)、(2)を満足する拡大内視鏡光学系。
    (1) F(W)/F(T)>0.93
    (2) 0.4<|f3/f2|<1.38
    ただし、F(W)、F(T)は夫々通常観察状態(広角端)および近接拡大観察状態(望遠端)での光学系のFナンバー、f2、f3は夫々第2群、第3群の焦点距離である。
  2. 物体側から順に、正の第1群と負の第2群と正の第3群とにて構成される対物レンズで、前記負の第2群が明るさ絞りと一体で光軸上を移動することにより合焦および変倍を行ない、下記条件(1)、(3)を満足する拡大内視鏡光学系。
    (1) F(W)/F(T)>0.93
    (3) 1.5<|f2/f1|<3.5
    ただし、F(W)、F(T)は夫々通常観察状態(広角端)および近接拡大観察状態(望遠端)での光学系のFナンバー、f1、f2は夫々第1群、第2群の焦点距離である。
JP2006054498A 2006-03-01 2006-03-01 拡大内視鏡光学系 Active JP4659645B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006054498A JP4659645B2 (ja) 2006-03-01 2006-03-01 拡大内視鏡光学系
US11/710,662 US7499226B2 (en) 2006-03-01 2007-02-23 Magnifying optical system for endoscope

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006054498A JP4659645B2 (ja) 2006-03-01 2006-03-01 拡大内視鏡光学系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007233036A JP2007233036A (ja) 2007-09-13
JP4659645B2 true JP4659645B2 (ja) 2011-03-30

Family

ID=38471222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006054498A Active JP4659645B2 (ja) 2006-03-01 2006-03-01 拡大内視鏡光学系

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7499226B2 (ja)
JP (1) JP4659645B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014045800A1 (ja) 2012-09-18 2014-03-27 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡対物レンズ
WO2014132494A1 (ja) 2013-02-28 2014-09-04 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 対物光学系

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009251432A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡用対物光学系
JP4653823B2 (ja) 2008-06-06 2011-03-16 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 対物光学系
JP5148403B2 (ja) 2008-07-28 2013-02-20 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡用対物光学系
WO2010137238A1 (ja) * 2009-05-26 2010-12-02 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡の対物レンズ
JP5457775B2 (ja) 2009-09-30 2014-04-02 オリンパス株式会社 光学系
JP5525790B2 (ja) 2009-09-30 2014-06-18 オリンパス株式会社 光学系
EP2477053B1 (en) * 2009-12-11 2019-06-19 Olympus Corporation Endoscope objective optical system
JP5346856B2 (ja) * 2010-03-18 2013-11-20 オリンパス株式会社 内視鏡システム、内視鏡システムの作動方法及び撮像装置
JP5601924B2 (ja) * 2010-07-30 2014-10-08 Hoya株式会社 内視鏡用変倍光学系、及び内視鏡
US8284494B2 (en) 2011-02-22 2012-10-09 Olympus Corporation Optical system
WO2013069263A1 (ja) * 2011-11-08 2013-05-16 富士フイルム株式会社 内視鏡用対物レンズおよび内視鏡
CN103917909B (zh) * 2011-11-09 2016-03-09 富士胶片株式会社 内窥镜用物镜及内窥镜
US9019621B2 (en) 2011-11-11 2015-04-28 Olympus Corporation Objective optical system and observation apparatus provided with the same
WO2014088104A1 (ja) 2012-12-07 2014-06-12 オリンパス株式会社 対物レンズ及びそれを備えた観察装置
JP6478971B2 (ja) * 2013-03-14 2019-03-06 ルミセル, インコーポレーテッドLumicell, Inc. 医用撮像装置
JP5580956B1 (ja) * 2013-03-26 2014-08-27 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡用光学系
WO2014155821A1 (ja) 2013-03-26 2014-10-02 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡用光学系
WO2015025802A1 (ja) 2013-08-22 2015-02-26 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 拡大内視鏡光学系
WO2015194311A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 オリンパス株式会社 内視鏡用対物光学系
CN106255912B (zh) 2014-11-26 2019-07-05 奥林巴斯株式会社 物镜光学***
US20170303774A1 (en) * 2015-09-07 2017-10-26 Hoya Corporation Endoscope magnification optical system and endoscope
CN108135461B (zh) * 2015-10-20 2020-05-19 奥林巴斯株式会社 内窥镜
FR3060773A1 (fr) * 2016-12-20 2018-06-22 Thales Zoom optique a pupille mobile
US11426075B1 (en) 2017-08-23 2022-08-30 Lumicell, Inc. System and method for residual cancer cell detection
US11793594B2 (en) 2018-12-31 2023-10-24 Lumicell, Inc. System and method for thresholding for residual cancer cell detection
JP7479827B2 (ja) * 2019-11-29 2024-05-09 株式会社タムロン 撮像レンズ及び撮像装置
JP7479826B2 (ja) * 2019-11-29 2024-05-09 株式会社タムロン 撮像レンズ及び撮像装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5590928A (en) * 1978-12-29 1980-07-10 Olympus Optical Co Ltd Endoscope objective lens which performs changing of magnification and focusing simultaneously

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6144283A (ja) 1984-08-06 1986-03-03 井関農機株式会社 穀粒乾燥機の熱風温度検出装置
JP3349766B2 (ja) 1993-04-30 2002-11-25 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡対物光学系
JPH11316339A (ja) 1998-03-03 1999-11-16 Olympus Optical Co Ltd 対物光学系
JP2000267002A (ja) 1999-03-15 2000-09-29 Olympus Optical Co Ltd 光学系
JP4472130B2 (ja) * 2000-07-14 2010-06-02 オリンパス株式会社 内視鏡装置
JP4383107B2 (ja) * 2003-07-04 2009-12-16 オリンパス株式会社 対物光学系
JP5371178B2 (ja) * 2006-03-29 2013-12-18 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 撮像光学系

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5590928A (en) * 1978-12-29 1980-07-10 Olympus Optical Co Ltd Endoscope objective lens which performs changing of magnification and focusing simultaneously

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014045800A1 (ja) 2012-09-18 2014-03-27 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡対物レンズ
US9097850B2 (en) 2012-09-18 2015-08-04 Olympus Medical System Corp. Endoscope objective lens
WO2014132494A1 (ja) 2013-02-28 2014-09-04 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 対物光学系
US9341838B2 (en) 2013-02-28 2016-05-17 Olympus Corporation Objective optical system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007233036A (ja) 2007-09-13
US20070206293A1 (en) 2007-09-06
US7499226B2 (en) 2009-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4659645B2 (ja) 拡大内視鏡光学系
JP5802847B2 (ja) 対物光学系
JP4653823B2 (ja) 対物光学系
JP5371178B2 (ja) 撮像光学系
US8456767B2 (en) Objective optical system
JP4373819B2 (ja) 撮像光学系
US6433937B1 (en) Optical system
JP2876252B2 (ja) 内視鏡対物レンズ
JP6266189B1 (ja) 対物光学系
JP2008107391A (ja) 内視鏡対物光学系
JP4909089B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5767423B1 (ja) 拡大内視鏡光学系
WO2016084494A1 (ja) 対物光学系
JP5567225B2 (ja) 内視鏡用対物レンズおよび内視鏡
US9651768B2 (en) Eyepiece lens and imaging apparatus
JP2009163256A (ja) 光学系
JP4379780B2 (ja) 顕微鏡用ズーム鏡筒及びこれを用いた顕微鏡
JP6503383B2 (ja) ズーム撮像装置
JP2008083316A (ja) 内視鏡対物光学系
JP6857572B2 (ja) 内視鏡用対物光学系
JP4426236B2 (ja) 内視鏡対物光学系
JP4648670B2 (ja) 内視鏡対物光学系および内視鏡
JP6754916B2 (ja) 内視鏡用変倍光学系及び内視鏡
WO2020174561A1 (ja) 内視鏡用対物光学系
JPH11337819A (ja) フロント絞りの撮影光学系

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4659645

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250