JP4658019B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、分離型スロットマシンなどの、遊技装置と制御基板とを一体として遊技機の筐体に対して着脱自在かつ交換可能とした遊技機に関するものである。
従来、資源の有効利用、遊技機交換作業の簡易化及び経費節減の観点から、回転リール及び制御基板を支持体に搭載した交換ユニットを、遊技機の筐体から着脱自在に形成した分離型スロットマシンが考案されている。そして特許文献1に示すように、この分離型スロットマシンの着脱作業を容易にするため、筐体側の内装部材と交換ユニット側の搭載部品との間の電気的接続が、着脱作業と同時に行われるようにした技術も考案されている。一方、遊技盤が本体から分離可能に形成されたパチンコ遊技機において、制御基板を複数機種に共通して使用可能な共通回路と機種固有の非共通回路に分ける技術が知られている。
特開2005−342196号公報 特許第2913297号公報
上記したような分離型遊技機においては、交換部材の着脱の容易さ及び固定の確実さが求められると同時に、例えば制御基板の不正な取り替えなどのいわゆるゴト行為に対する対策も必要である。また、分離型遊技機においては、交換側に配置される部品点数を極力少なくして、交換費用をより削減することが求められるところ、遊技機を制御するための制御基板については、必ずしも交換が必要でないものまで交換ユニットに搭載されており、改良の余地があった。
そこで、各請求項に記載された発明は、上記した問題点を解決すべくなされたものであり、交換側の制御基板と固定側の制御基板とを直接接続可能として、遊技機の交換作業を容易にできると同時に、基板の付け替えなどの不正行為を防止することができ、交換側に配置される制御基板の保有機能を削減して交換に係る制御基板を小型化することにより交換費用の軽減を図ることを目的とする。
各請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技場に設置される本体部(筐体1)と、本体部(1)の正面側から着脱自在に取り付けられる分離ユニット(交換ユニット2)とから構成され、前記本体部(1)には複数機種に共通して使用可能な非交換部材及び非交換制御基板を配置し、前記分離ユニット(2)には機種毎に対応する交換部材及び交換制御基板を配置した遊技機に係る。
本発明に係る遊技機は、遊技場に設置される遊技機であって、例えばスロットマシンに適している。
ここで、前記「非交換部材」とは、スロットマシン(S)を例にすると、電源ユニット(4)やホッパーユニット(5)などが含まれる。一方、前記「非交換制御基板」とは、非交換部材の作動を制御するための基板や、中継基板などが含まれる。
前記「交換部材」とは、スロットマシン(S)を例にすると、複数の図柄を表示した回転リール(23)とそれを回転させるためのモータを備えるリールユニット(20)が含まれる。一方、前記「交換制御基板」とは、交換部材の作動を制御するための基板や、中継基板などが含まれる。
なお、遊技機としては、上記構成の他に、本体部(1)の前面側に開閉自在に取り付けられた扉体(前扉3)を有していてもよい。
さらに、本発明では、前記非交換制御基板として、前記非交換部材と前記交換制御基板との間の電気的接続信号の入出力を制御するための入出力制御基板(IO基板60)を少なくとも設け、前記交換制御基板として、抽選、遊技機の作動その他の遊技内容に関する制御を行うための主基板(24)を少なくとも設けてある。
また、前記本体部(1)には、前記入出力制御基板(60)を、前記分離ユニット(2)の本体部(1)への着脱方向と異なる方向にスライド自在に保持するとともに、前記本体部(1)への取り付け後は保持した入出力制御基板(60)を取り外し不能とする移動補助部材(スライド部材50)が設けてあり、この移動補助部材(50)は、前記分離ユニット(2)を本体部(1)の定位置に設置した時に、前記主基板(24)に設けられた主基板コネクタ(24A)と、前記入出力制御基板(60)に設けられた入出力制御基板コネクタ(60A)とが接合可能な位置となるよう、前記入出力制御基板(60)を保持した状態で前記本体部(1)に固定されるとともに、前記本体部(1)に固定するための固定部(54)が、本体部(1)に設置された前記分離ユニット(2)によって正面側から覆い隠される位置に配置される。
そして、前記分離ユニット(2)の定位置への設置後、前記移動補助部材(50)に保持された入出力制御基板(60)をスライドさせることにより、前記主基板コネクタ(24A)と前記入出力制御基板コネクタ(IO基板60A)とが接続され、前記主基板コネクタ(24A)と、前記入出力制御基板コネクタ(60A)とが直接接続されることにより、前記主基板(24)と前記非交換部材とが電気的に接続されることを特徴とする。
前記主基板(24)は、交換部材のうち主として遊技装置の作動を制御するための制御基板である。具体的には、スロットマシン(S)の場合には、複数の図柄配列からなる当選役の抽選処理を行なったり、スタートスイッチ(44)及びストップスイッチ(45)の操作信号に基づく回転リール(23)の回転及び回転停止処理を行なったり、回転リール(23)の図柄の停止位置から入賞の有無を判定し、入賞の場合にはホッパーユニット(5)を作動させてメダルを払い出したりするためのものである。
前記入出力制御基板(60)は、本体部(1)と分離ユニット(2)との間でやりとりされる電気信号の入出力手段である。具体的には、スロットマシン(S)の場合には、主基板(24)から出力される信号(例えばメダルの払い出し信号)を各非交換部材(例えばホッパーユニット(5))に振り分けたり、非交換部材としての電源ユニット(4)から主基板(24)に電力を供給したり、非交換部材としてのスタートスイッチ(44)の操作信号を主基板(24)に出力したりするためのものである。
前記移動補助部材(50)は、例えば入出力制御基板(60)の側端部に設けられたレール部(77)と係合可能な溝部(53)を有するレール状のガイド部材とすることができ、この移動補助部材(50)に入出力制御基板(60)を保持させ本体部(1)に取り付けると、入出力制御基板(60)はスライド自在かつ取り外し不能に前記本体部(1)に固定されるものである。移動補助部材(50)は、必ずしも単一の部材でなくともよい。例えば入出力制御基板(60)の上下側端部に設けられたレール部(77)とそれぞれ係合するガイドレールであってもよい。
ここで、「分離ユニット(2)の本体部(1)への着脱方向と異なる方向」とは、具体的には、分離ユニット(2)を本体部(1)の正面側から着脱する場合には着脱方向は前後方向であって、着脱方向と異なる方向とは左右方向又は上下方向である。
また、「本体部(1)への取り付け後は・・・取り外し不能」とは、移動補助部材(50)が箱形の本体部(1)の裏板(18)に固定されている場合、保持している入出力制御基板(60)が、左右方向にはスライドできるが手前側には外れない(例えばレール部(77)が溝部(53)に引っかかる)構造となっていること、及び移動補助部材(50)の左右端部からスライドして抜き取ることができない(例えば入出力制御基板(60)を筐体内部で最大限左右に移動させてもレール部(77)と溝部(53)の係合が外れない)構造となっていることを含むものである。
なお、移動補助部材(50)の「本体部(1)に固定するための固定部(54)」とは、例えば本体部(1)にネジ止めするためのネジ穴(54a,54b)などを含むものである。
(作用)
本発明においては、前記主基板(24)と入出力制御基板(60)は、双方に設けられたコネクタを介して基板同士が直接接続されるようになっている。また、このコネクタの接続により、主基板(24)と非交換部材との間の電気信号のやりとりが可能となる。
本発明において、分離ユニット(2)を本体部(1)に取り付ける場合には、移動補助部材(50)に保持された入出力制御基板(60)を、分離ユニット(2)の装着を阻害しない位置に移動させておき、分離ユニット(2)を定位置に収納する。このとき、主基板コネクタ(24A)と入出力制御基板コネクタ(60A)とは接合可能な位置となる。例えば、主基板コネクタ(24A)及び入出力制御基板コネクタ(60A)を、主基板(24)及び入出力制御基板(60)の側面部に設け、主基板(24)及び入出力制御基板(60)が並列した状態となるようにすることができる。
そして、例えば分離ユニット(2)の側面側と本体部(1)の内側との間の隙間に手を入れて入出力制御基板(60)をスライドさせ、主基板コネクタ(24A)と入出力制御基板コネクタ(60A)を接合させると、この接合により、主基板(24)と非交換部材とが電気的に接続されるとともに、分離ユニット(2)は着脱方向への移動を阻止され、本体部(1)にロックされるものとなる。またこのとき、移動補助部材(50)の本体部(1)への固定部(54)は、手前側にある分離ユニット(2)によって隠れてしまい、正面側から固定解除する(例えばネジ止めを外す)ことはできない。
一方、分離ユニット(2)を本体部(1)から取り外す場合には、入出力制御基板(60)をスライドさせて主基板コネクタ(24A)と入出力制御基板コネクタ(60A)の接合を解除してから、分離ユニット(2)を取り外す。入出力制御基板(60)は、移動補助部材(50)に保持されたまま、本体部(1)に据え置かれる。また入出力制御基板(60)は、移動補助部材(50)を本体部(1)から取り外さない限り、本体部(1)から取り出すことができない。
このように、本発明によれば、入出力制御基板(60)を不正に付け替えようとする場合には、分離ユニット(2)を本体部(1)から取り出した上で移動補助部材(50)を取り外し、入出力制御基板(60)を入れ替えるというやっかいな行程を経なくてはならず、かかる不正行為を躊躇させるものとなる。
また、分離ユニット(2)を定位置に収納設置してから主基板コネクタ(24A)と入出力制御基板コネクタ(60A)を接合することにより、分離ユニット(2)の収納と同時にコネクタ接続する場合に比べ、収納時にコネクタ部分が損傷する危険性が減る。加えて、入出力制御基板(60)をスライド移動させるようにしてあるので、例えば入出力制御基板(60)を回動させてコネクタ接続させる場合と比べて、移動のためのスペースも最小限ですむ。
さらに、主基板(24)と入出力制御基板(60)が接続されること自体が、分離ユニット(2)を本体部(1)に固定するものとなるため、分離ユニット(2)と本体部(1)とを固定するための固定装置による固定力に加えて、分離ユニット(2)と本体部(1)が強固に固定される。また、前記固定装置を、従来のものよりも簡易に形成しても(例えば固定装置を固定するときの仮止め機構を設けなくても)、分離ユニット(2)が確実に固定される。従って、分離ユニット(2)及び本体部(1)に設けられる部品点数を削減することが可能となるものである。
そして、従来主基板(24)に内蔵されていた入出力手段を、入出力制御基板(60)として本体部側に設置するようにしたので、分離ユニット(2)に搭載される主基板(24)を小型化することができ、交換部品の軽量化やコストダウンを図ることができる。また、分離ユニット(2)の着脱の際、ハーネスを繋いだり外したりする作業が必要なくなるので、交換作業の迅速化を図ることができる。
なお、分離ユニット(2)と本体部(1)の着脱に際し、前記主基板(24)以外の交換制御基板と、入出力制御基板(60)以外の非交換制御基板との電気的接続が必要な場合には、これも基板同士による接続とするのが好ましい。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記移動補助部材(50)は、前記本体部(1)に固定するための固定部(54)を複数有し、この固定部(54)は、前記入出力制御基板(60)を保持させた状態で移動補助部材(50)を前記本体部(1)に固定したとき、前記複数の固定部(ネジ穴54a,54b)のうちの一部(ネジ穴54aあるいは54b)が必ず、移動補助部材(50)が保持している入出力制御基板(60)によって覆われるような位置に設けられていることを特徴とする。
本発明は、移動補助部材(50)の着脱を困難にして、入出力制御基板(60)に対する不正防止効果をより増大させようとするものである。
本発明では、移動補助部材(50)の固定部(54a,54b)の一部を覆っている入出力制御基板(60)を、覆われている固定部(54a,54b)が露出する位置まで移動させないと、移動補助部材(50)を固定解除できない。すなわち、移動補助部材(50)を取り外す際には、移動補助部材(50)に取り付けられている入出力制御基板(60)を移動させながら作業をしなくてはならないので、移動補助部材(50)を取り外して入出力制御基板(60)を取り出す作業に手間取り、かかる不正行為を躊躇させるものとなる。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記入出力制御基板(60)は、本体(75)及びカバー(76)から成るケース部(IO基板ケース74)に基板部(プリント基板60B)を収納し、前記本体(75)及びカバー(76)を固定部材(ネジP)によって固定して形成され、前記移動補助部材(50)に保持された状態で、前記固定部材(P)の固定を解除するための固定解除操作部(ネジの頭部)が前記移動補助部材(50)側となるように配置されることを特徴とする。

本発明は、入出力制御基板(60)の組み立てを、正面側から取り外せない構造とし、入出力制御基板(60)に対する不正防止効果をより増大させようとするものである。
本発明では、例えば本体(75)及びカバー(76)を固定するネジ(P)を背面側からねじ込むように形成して、入出力制御基板(60)を本体部(1)に装着した状態では、正面側からネジ(P)の頭部が見えないようにし、移動補助部材(50)を本体部(1)から取り外して入出力制御基板(60)を取り出さない限り、本体(75)及びカバー(76)を開いて内部の基板部(60B)を取り出すことができないような構成とすることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
すなわち、交換側の制御基板と固定側の制御基板とを直接接続可能として、遊技機の交換作業を容易にできると同時に、基板の付け替えなどの不正行為を防止することができ、交換側に配置される制御基板の保有機能を削減して交換に係る制御基板を小型化することにより交換費用の軽減を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図15は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンSの外観斜視図、図2はスロットマシンSの分解斜視図、図3はスロットマシンSの縦断面図、図4は前扉を外した筐体1の正面図、図5〜図7は交換ユニット2を示す図、図8〜図13は主基板及びスライド部材50とIO基板60を示す図である。なお、図14は、従来のスロットマシンと本実施の形態のスロットマシンSの基板接続を比較した概略図、図15は本実施の形態の変形例を示す図である。
本実施の形態におけるスロットマシンSは、図2に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体1、筐体1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、筐体1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されている。そして、この前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、筐体1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とに分割されている。
(筐体1)
筐体1は、図2に示すように、底板15及び側板16及び天板17及び裏板18からなる前面(遊技者と対峙する正面)側に開口する箱体であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。そして、底板15には、電源ユニット4が固定されホッパーユニット5が設置されており、正面左側の側板16には、上扉30及び下扉40を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジ19が、上下方向に間隔をおいて二つずつ設けられている。
ここで、前記電源ユニット4は、特に図示しないが電源装置が内装されていると共に、ホール管理者が種々の設定を行うためのスイッチ等を有しているものである。前記ホッパーユニット5は、メダルを貯留可能であるとともに入賞時等にメダルを払い出すためのものである。
また、図2及び図4に示すように、裏板18の開口上部13側には、スロットマシンSの作動を制御する制御基板のうち筐体1に固定される制御基板から成る非交換制御部6と、非交換制御部6と交換ユニット2に設けられる制御基板とを電気的に接続させるための筐体コネクタ80が設けられている。さらに、裏板18には、筐体1の開口上部13に配置されている基板やコネクタと、開口下部13に配置されている電源ユニット4及びホッパーユニット5とを接続している電気配線を収納するためのハーネスダクト10が取り付けられている。
ここで、前記非交換制御部6としては、図2及び図4に示すように、IO基板60、メイン筐体基板61、サブ筐体基板62、メイン操作基板63が設けられている。
前記IO基板60は、筐体1に配置される構成部品と、交換ユニット2に配置される構成部品との間の、電気信号の入出力を制御するための入出力制御基板である。そして、本実施の形態においては、IO基板60は、裏板18に左右方向にスライド可能に取り付けられており、交換ユニット2の着脱時にスライドさせることにより電気的接続の接続及び切断が行われるとともに、交換ユニット2のロック及びロック解除ができるように形成されているものであるが、この詳細については後述する。
前記メイン筐体基板61及びサブ筐体基板62は、以下に述べる交換ユニット2に設けられたメインリール基板25及びサブリール基板27との接続用中継基板であり、IO基板60を介して、電源ユニット4等の筐体1の内装装置と、リールユニット2の主基板24、サブ基板26とを接続するためのものである。また、前記メイン操作基板63は、スロットマシンSの設定等を操作するための基板である。
そして、前記電源ユニット4、ホッパーユニット5、ハーネスダクト10、筐体コネクタ80及び非交換制御部6は、スロットマシンSの全機種に共通して使用可能な構成部品であり、いわゆる面替えの際には、筐体1に残したままにしておけるものである。そして、筐体1は、面替えに際して、遊技場に設置したままにしておけるものである。
(IO基板60とIO基板60の筐体1への取り付け)
ここで、前記IO基板60について詳述する。
IO基板60は、図8(B)に示すように、薄型箱状のIO基板ケース74に、ICチップ等の電子部品を装着したプリント基板60Bを収納したものであり、図4に示すように、スライド部材50を介して筐体1の裏板18に取り付けられる。また、IO基板ケース74の側面には、IO基板60の外部接続端子であるIO基板コネクタ60Aが設けられており、IO基板ケース74の上下端部には、ほぼ幅方向にわたってレール部77が設けられている。
前記IO基板ケース74は、図9に示すように、本体75及びカバー76から成る。本体75は、上下端部にレール部77が形成されているとともに、プリント基板60Bを固定可能であり、カバー76にはIO基板コネクタ60Aが設けられている。そして、本体75及びカバー76の側方にそれぞれに設けられたネジ止め部78を、ネジPで本体75側(すなわち背面側)から固定することにより、プリント基板60Bがケース内部に収納されるようになっている。なお、このように本体75側からネジ止めするため、カバー76の前面(つまり筐体1に取り付けたときに正面側となる面)にはネジが露出しない。
一方、スライド部材50は、図9及び図10に示すように、ベース板51の上下端部に、正面側に張り出す側面視略L字型の係止部52が形成された薄板部材であり、係止部52の内側は、前記IO基板ケース74のレール部77を挟持可能な溝部53となっている。また、ベース板51の側端部には、側方に張り出す取り付け部54が設けられており、取り付け部54に形成されたネジ孔54a,54bにネジを挿通して、筐体1の裏板18の表面に固定されるものである。
そして、前記IO基板60は、前記スライド部材50の溝部53に、側方からIO基板ケース74のレール部77を嵌め込み、レール部77と係止部53を係合させることによって、左右方向にスライド自在にスライド部材50に支持される(図13参照)。このようにしてIO基板60を取り付けたスライド部材50を裏板18に固定することにより、IO基板60が裏板18に対して左右方向にスライド自在に取り付けられるものである。
ここで、前記スライド部材50の取り付け部54に形成されたネジ孔54a,54bの間の距離は、IO基板ケース74の横幅よりも短く形成されている。これを、スライド部材50にIO基板60を装着した状態の背面図を表した図11に基づき説明する。
図11(A)に示すように、IO基板ケース74の右側端R(図面上は左側)が正面右側(図面上は左側)のネジ孔54bよりも左寄り(図面上は右寄り)に位置する(ネジ孔54bが露出している)ときには、IO基板ケース74の左側端L(図面上は右側)が正面左側(図面上は右側)のネジ孔54aよりも左寄り(図面上は右寄り)に位置している(IO基板ケース74の左側がネジ孔54aを隠している)。
一方、図11(B)に示すように、IO基板ケース74の右側端Rが正面右側のネジ孔54bよりも右寄り(図面上は左寄り)に位置する(IO基板ケース74の右側がネジ孔54bを正面側から隠している)ときには、IO基板ケース74の左側端Lが正面左側のネジ孔54aよりも右寄りに位置(ネジ孔54bは露出)するようになっている。
つまり、スライド部材50にIO基板ケース74を取り付けると、両側のネジ孔54a,54bが同時に正面側に露出することがないようになっている。
そして、スライド部材50を裏板18にネジ止めする場合には、IO基板ケース74を左右いずれかのネジ孔54a,54bが露出する位置まで寄せて片方をネジ止めした後に、IO基板ケース74を反対側にスライド移動させてもう一方をネジ止めする。一方、スライド部材50を取り外す際にも同様の手順を要することから、スライド部材50は容易に着脱できない。
さらに、図4に示すように、スライド部材50の取り付け位置は、IO基板60を最大限(IO基板ケース74の側端部が筐体1の側板16に当接するまで)右側又は左側に移動させても、係止部52とレール部73の係合が外れない位置となっているので、IO基板60をスライド部材50から抜き取ることはできない。また、IO基板ケース74は、スライド部材50を介して筐体1に取り付けたとき、本体75とカバー76を固定するネジPは、図9に示すように裏側から取り付けられるので、正面側からネジを外してカバー76を取り外すことはできない。すなわち、IO基板60を筐体1から取り出すには、スライド部材50ごと取り外す必要がある。そして、スライド部材50を筐体1から取り外すには、上述したような手間がかかるので、結果として、IO基板60は筐体1から簡単には取り出せないこととなる。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、図5及び図7に示すように、支持体21と、支持体21に固定されたリールユニット20と、スロットマシンSの作動を制御する制御基板のうち、支持体21に固定される制御基板から成る交換制御部7と、交換御基部7と非交換制御部6とを電気的に接続させるための交換ユニットコネクタ90が設けられている。
ここで、リールユニット20は、スロットマシンSの主たる遊技装置であって、周囲に複数の図柄(図示せず)を表示した3個の回転リール23と、特に図示しないが、各回転リール23を回転させるための駆動モータを有している。
またここで、前記交換制御部7は、主基板24、メインリール基板25、サブ基板26及びサブリール基板27とから形成されている。前記主基板24は、CPUを中心にROM、RAMを備え、当選役を決定する抽選、回転リール23の回転及び停止等、遊技に関するすべての制御を行うための基板であり、前記メインリール基板25は、リールユニット20の制御の中継を行うための基板である。また、サブ基板26は、主基板24からの出力信号に基づいて、液晶表示装置32に画像を表示させたり飾り部33のランプを点滅させたりする演出を行わせるための基板であり、サブリール基板27は、主基板24からの信号を、筐体1に設けられたIO基板60を介してサブ基板26に中継するための中継基板である。
なお、前記主基板24及びサブ基板26は、機種ごとに異なるものであって、これらを変更することにより遊技内容及びそれに付随する演出が変更される。そして、交換ユニット2を交換することにより、遊技を行わせるためのソフト部分(主基板24等)とハード部分(リールの図柄配列等)が同時に交換されることとなる。
前記支持体21は、前記リールユニット20を固定する略方形の枠体の上側に、交換側制御部7の主基板24及びメインリール基板25を固定するための基板固定部22を設けた構造となっている。この基板固定部22は、図5に示すように、支持体21の背面板の正面視右側に形成された凹み部である主基板固定部22Aと、同じく正面視左側に形成された凸部であるメインリール基板固定部22Bとから成る。そして、前記主基板固定部22Aの正面側には主基板24が、メインリール基板固定部22Bの正面側にはメインリール基板25がそれぞれ固定されている。
また、前記メインリール基板固定部22Bの裏側は、主基板固定部22Aとの段差によって空間部22Cが形成されており、この空間部22Cには、交換ユニット2の筐体1への固定時に、筐体1の裏板18に固定されたIO基板60が位置するようになっている。
前記サブ基板26は、前記メインリール基板25の正面側に設けられており、前記サブリール基板27は、図6に示すように、支持体21の側面部に設けられている。
さらに、支持体21の背面側には、図7に示すように、空間部22Cの下側(メインリール基板固定部22Bの裏側の下方)に、交換ユニットコネクタ90が設けられている。交換ユニットコネクタ90は、図3に示すように、交換ユニット2の筐体1への収納固定時に、筐体1に設けられた筐体コネクタ80と接続され、これにより筐体1と交換ユニット2とが電気的に接続されるものである。
交換ユニット2は、筐体1の中板12の上に乗せ、開口上部13内部に収納されるものである。そして、筐体1の側板16の内側に設けられたクリップなどの固定装置(図示せず)によりに固着される。そして、機種変更の際には、少なくとも交換ユニット2を交換することにより遊技内容が変更され、筐体1はそのままで新たな遊技機として使用できるものである。
(主基板24と主基板24の支持体21への取り付け)
ここで、主基板24について詳述する。
主基板24は、図8(A)に示すように、薄型箱状の主基板ケース70に、ICチップ等の電子部品を装着したプリント基板24Bを収納したものであり、図5及び図12に示すように、支持体21の主基板固定部22Aに取り付けられる。また、主基板ケース70の側面には、主基板24の外部接続端子である主基板コネクタ24Aが設けられている。
前記主基板ケース70は、図12に示すように、本体71及びカバー72から成る。本体71は、プリント基板24Bを固定可能であり、カバー72には主基板コネクタ24Aが設けられている。そして、本体71及びカバー72の側方にそれぞれに設けられたネジ止め部73をネジQ,qで固定することにより、プリント基板24Bがケース内部に収納されるようになっている。
さらに、主基板24は、前記本体71及びカバー72の固定時において、主基板固定部22Aに組み付けられるようになっているとともに、図7及び図12に示すように、支持体21の裏側からネジQにより固定されるようになっている。すなわち、主基板24を交換ユニット2の支持体21に固定する場合には、まず正面左側のネジ止め部73aをネジqで固定し、その後、支持体21の背面側から、主基板固定部22Aに設けられた貫通孔を通してネジQにより正面右側のネジ止め部73bを固定するものである。なお、図示した例ではネジqを主基板ケース70の背面側(本体71側)から固定しているが、ネジqは主基板ケース70の正面側(ケース72側)から固定するようにしてもよい。
このように形成してあるので、主基板24の組み立てと支持体21への装着が平行して行われるため効率よく取り付け作業を行うことができるとともに、交換ユニット2を筐体1から取り出さないと、主基板24を支持体21から取り外すことができないようにすることができる。
(上扉30)
上扉30は、筐体1の開口上部13を塞ぐための板状の扉であり、筐体1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されているものである。そして図1に示すように、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31が形成された上パネル34を有している。また、図柄表示窓31の上方には、動画等により種々の演出表示を行うための液晶表示装置32が設けられており、上パネル34の周囲には、ランプ等の電飾を含む飾り部33が設けられている。
そして、上扉30を閉じると、ヒンジ19の反対側に設けられたラッチ錠により自動的にロックされ、筐体1の開口上部13が密閉される。また、下扉40を解放した状態で、特に図示しないが上扉30の下側に設けられた解除つまみを下方に引き下げることにより、上扉30のロックが解除されるようになっている。
なお、上扉30は、上パネル34を交換することにより、異なる機種にも対応させることができる。すなわち、機種交換に際して、上扉30本体と液晶表示装置32などの演出表示部を筐体1に残しておけるものである。また、機種変更により上扉30の正面デザインを変更する場合には、筐体1から取り外して新たな上扉30と交換することができる。
(下扉40)
下扉40は、筐体1のヒンジ19に回転自在に軸支された上扉30よりも幅厚の扉であり、図1に示すように、下扉40の上部は、スロットマシンSを作動させるためのカウンター状の操作部41となっている。また、下扉40の下部には、ホッパーユニット5から払い出されたメダルを貯めておくことができる下皿46が形成されており、下皿46と前記操作部41の間には、遊技内容その他の表示をするための下パネル47が嵌め込まれている。
前記操作部41としては、下扉40の上面右端にはメダル投入口42及び上面左側に設けられたベットスイッチ43、正面側にはスタートスイッチ44及びストップスイッチ45及び鍵穴40Aが設けられている。なお、ベットスイッチ43とは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ44及びストップスイッチ45は、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴40Aは、下扉40を解錠するためのものである。
なおスロットマシンSは、メダルの投入又はベットスイッチ43の操作によりスタートスイッチ44の操作が有効となり、スタートスイッチ44の操作によって回転リール23が回転開始する。そして主基板24により行われる当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選している場合に、ストップスイッチ45の操作により当選図柄が入賞の態様となるように回転リール23を停止させることができると入賞となり、ホッパーユニット5からメダルが払い出されたり、ボーナスゲームなどの有利な遊技が開始されるようになっている。
さらに、図2に示すように、下扉40の裏面側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクター48が設けられている。そして、下扉40を閉めると、ラッチ錠により自動的にロックされ、筐体1の開口下部14が密閉されるものである。また、前記鍵穴40Aに所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロックが解除され、下扉40を解放することにより、上扉30のロックを解除することができるようになっている。
下扉40は、下パネル47を交換することにより、異なる機種にも対応させることができる。すなわち、機種交換に際して、下扉40本体は筐体1に残しておけるものである。また、下扉40本体が破損した場合や、機種変更により操作部41の形態が変更される場合には、筐体1から取り外して新たな下扉40と交換することができるものである。
(交換ユニット2の着脱)
次に、以上のような構成を有するスロットマシンSにおける交換ユニット2の着脱手順を説明する。
ここで、交換ユニット2が筐体1の定位置に収納固定されている状態においては、図5に示すように、IO基板60は支持体20の空間部22Cに位置しており、主基板固定部22Aに固定されている主基板24は、スライド部材50の手前側であってIO基板60と並列する位置にある。そして、IO基板コネクタ60Aと、主基板コネクタ24Aは結合状態となっている(図13(B)参照)。また、図3に示すように、筐体コネクタ80と交換ユニットコネクタ90が結合されており、図6(B)に示すように、サブリール基板27はサブ筐体基板62と基板同士で接続している。すなわち、サブリール基板27とサブ筐体基板62には、それぞれにコネクタ27A,62A(図14(B)参照)が設けられていて、これが結合されている。この状態において、交換ユニット2は、所定の固定装置(図示せず)によって筐体1にロックされているとともに、前記IO基板コネクタ60Aと主基板コネクタ24Aの結合により、手前側への移動を制限されている。
まず、筐体1に固定されている交換ユニット2を取り外す場合には、交換ユニット2と側板16の隙間から手を入れてIO基板60を図5における右方向にスライドさせる。これにより、IO基板コネクタ60Aと主基板コネクタ24Aの結合が外れる(図13(A)参照)。次に、交換ユニット2と筐体1とを固定している固定装置の固定を解除し(例えばクリップを外し)、交換ユニット2を手前側に引き出せば、筐体コネクタ80と交換ユニットコネクタ90の結合、及びサブリール基板27とサブ筐体基板62の結合が解除される(図6(A)参照)。筐体コネクタ80と交換ユニットコネクタ90、サブリール基板27とサブ筐体基板62は、前後方向に結合しているため、交換ユニット2を引き出すと同時にその結合が外れるものである。そして、交換ユニット2を筐体1の開口上部13から取り出すことができる。
このように、固定装置を解除してIO基板60をスライドさせるだけで、面倒なハーネスの取り外し作業を一切行うことなく、交換ユニット2を筐体1から取り外すことができるものである。
一方、交換ユニット2を筐体1に収納固定する場合には、まず、IO基板60を図13(A)に示す位置(スライド部材50の左端に主基板24が位置するのに必要十分なスペースが生じるようIO基板60をスライドさせた位置)に移動させておき、交換ユニット2を開口上部13内に押入する。交換ユニット2を定位置まで押入させれば、筐体コネクタ80と交換ユニットコネクタ90、及びサブリール基板27とサブ筐体基板62がそれぞれ合致して結合される(図3、図6(B)参照)。このとき、IO基板60は支持体21の空間部22Cに位置し、主基板24と並列する。そこで、交換ユニット2と側板16の隙間から手を入れてIO基板60を図5における左方向にスライドさせることにより、IO基板コネクタ60Aと主基板コネクタ24Aが結合される(図13(B)参照)。この結合により、交換ユニット2の前後方向の移動が規制される。しかる後、所定の固定装置により交換ユニット2を筐体1にロックすれば、交換ユニット2は筐体1に確実に固定される。
このように、交換ユニット2を筐体1に収納固定する場合にも、面倒なハーネスの取り付け作業を一切行う必要がない。
なお、筐体コネクタ80と交換ユニットコネクタ90の接続とは異なり、交換ユニット2を定位置に収納してから手動でIO基板60を動かして、IO基板コネクタ60Aと主基板コネクタ24Aを接続するようにしてあるので、交換ユニット2の押入時にコネクタ部分が衝突して破損するおそれもない。これは、重要基板である主基板24を直接接続するにあたっては、このように段階的な接続とするのが好ましいと考えられること、基板ケース70,74に頑丈なコネクタ部分を形成しなくてもよいこと、に基づくものである。
(筐体1と交換ユニット2の基板接続)
以上のように形成されているスロットマシンSの、筐体1と交換ユニット2の各制御基板の接続ついて、従来のスロットマシンの場合と対比して説明する。
図14(A)は、従来の分離型スロットマシンにおける筐体1及び交換ユニット2の構成部品及び基板接続を示す概略のブロック図である。ここで、図14(A)(B)中「ドア・オーバーフロー」とあるのは、前扉3の開閉を検知するための開閉センサ及びホッパーユニット5からあふれたメダルが貯留されるサブタンクに設けられたオーバーフローセンサ(いずれも図示せず)のことであり、「下部基板」とは、ホッパーユニット5の作動を制御するための中継基板である。また「外部集中端子板」とは、遊技場のホールコンピュータとの通信を行うためのものである。なお、図中、太矢印は電力供給、細矢印は信号出力を表すものである。
従来の分離型スロットマシンでは、筐体側には、電源ユニット4や下部基板等との中継基板であるメイン筐体基板610が設けられており、このメイン筐体基板610に筐体コネクタ80が設けられていた。また、交換ユニット2側には、主基板240及びサブ基板260と、中継基板であるメインリール基板250が設けられており、このメインリール基板250には交換ユニットコネクタ90が設けられていた。そして、筐体1と交換ユニット2との電気的接続は、筐体コネクタ80と交換ユニットコネクタ90の接続によって基板同士で行われていた。
しかし、従来の主基板240は、入出力手段(IO基板にあたるもの)を兼ねたものであった。入出力手段は、単に信号のやりとりを中継するものであって、スロットマシンの機種に依存するものではなく、すべての機種に共通して使用可能なものであるため、これを交換ユニット側に配置するのは無駄であった。
一方、本実施の形態に係るスロットマシンSでは、図14(B)に示すように、IO基板60を筐体側に配置してあり、中継基板であるメイン筐体基板61は、IO基板60を介して電源ユニットや下部基板等と接続されている。そして、筐体1と交換ユニット2との電気的接続を、筐体コネクタ80と交換ユニットコネクタ90の接続によって基板同士で行うとともに、IO基板60と主基板24とをIO基板コネクタ60Aと主基板コネクタ24Aによって直接接続し、サブ筐体基板62とサブリール基板27とをサブ筐体基板コネクタ62Aとサブリール基板コネクタ27Aによって直接接続するように形成してある。なお、本実施の形態では、面替え時に上扉30を筐体1に残すようにしていることから、上扉30に設けられている液晶表示装置32等の演出表示部には、サブ基板26からの信号がIO基板60を経て出力される。
さらに、主基板24とメインリール基板25、主基板24とサブ基板26とは、IO基板60を介して接続されるようになっているので、主基板24には、メインリール基板25と信号をやりとりするための入出力手段、サブ基板26に信号を出力するための出力手段を設ける必要がない。このため、主基板24を従来のものに比べて小型化することができる。また、交換ユニット2に、主基板24とメインリール基板25、主基板24とサブ基板26を接続するためのハーネスを設けなくてもよいので、交換ユニット2に取り付けられるハーネス類を最小限に抑えることができる。
このように、本実施の形態によれば、交換に係る部品点数を少しでも減らして交換費用の削減を図ることができるとともに、交換作業時において交換ユニット2に付いているハーネスを筐体1内部の装置などに引っかけたり挟んだりすることがないので、作業効率を上げることができる。
また、本実施の形態においては、上記に加え、図13に示すように、IO基板60と主基板24との接続を、交換ユニット2の着脱方向(前後方向)と交差する方向(左右方向)に設定し、かつIO基板60をスライド自在に形成したことにより、IO基板60を移動させないと交換ユニット2を手前側に引き出すことができないようになっている。すなわち、IO基板60そのものが、交換ユニット2をロック(もしくは仮止め)する手段としても機能しているのである。
従って、例えば交換ユニット2と筐体1とを固定するための固定装置を、従前のものより簡易に形成しても、あるいは、固定装置での固定を補助するための仮止め機構を設けなくても、交換ユニット2を筐体1に確実に固定することができるので、部品点数及び製造費用の削減を図ることができるとともに、交換ユニット2の着脱作業の工程の簡素化にも役立つものである。
さらに、本実施の形態では、IO基板60は、交換ユニット2の背面側に位置し、かつスライド部材50を筐体1から取り外さないと取り出せない構造にしてある。このように形成されているので、主基板24及びIO基板60に関しては、不正な基板に付け替えて遊技設定を不正に変更するいわゆる基板交換ゴトに対して、防犯効果が高まるものである。
なお、本実施の形態では、スライド部材50を固定するための固定部54を二カ所に設けてあるが、固定部54を例えば四カ所設ければ、より取り外し作業が困難になる。また、図15に示すように、スライド部材50を、上部スライド部材50Aと下部スライド部材50Bに分割するとともに、係止部52及びレール部77を、スライド部材50の側面側からでないと係合又は係合解除させられないような形状(係止部52の下側又は上側の開口からレール部77を嵌め込み又は引き抜くことができない)にしてもよい。このように形成した場合には、上部スライド部材50A及び下部スライド部材50Bの双方を筐体1から取り外さない限り、IO基板60を筐体1から取り外すことができないので、さらにIO基板60を取り出しにくくすることができる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンの外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、筐体の縦断面図である。 本発明の実施の形態であって、筐体の正面図である。 本発明の実施の形態であって、交換ユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態であって、交換ユニットの部分斜視図である。 本発明の実施の形態であって、交換ユニットの背面図である。 本発明の実施の形態であって、主基板及びIO基板の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、IO基板の分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、スライド部材の平面、正面、側面図を示す図である。 本発明の実施の形態であって、IO基板を装着したスライド部材の背面図である。 本発明の実施の形態であって、主基板の分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、IO基板と主基板の接続を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、従来と本実施の形態の基板接続の概略を示すブロック図である。 本発明の他の実施の形態であって、IO基板とスライド部材の斜視図である。
符号の説明
S スロットマシン(遊技機)
1 筐体(本体部) 2 交換ユニット(分離ユニット)
3 前扉 4 電源ユニット(非交換部材)
5 ホッパーユニット(非交換部材) 6 非交換制御部
7 交換制御部
10 ハーネスダクト 11 開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16 側板 17 天板
18 裏板 19 ヒンジ
20 リールユニット(交換部材) 21 支持体
22 基板固定部 22A 主基板固定部
22B メインリール基板固定部 22C 空間部
23 回転リール 24 主基板(交換制御基板)
24A 主基板コネクタ 24B プリント基板
25 メインリール基板 26 サブ基板
27 サブリール基板
30 上扉 31 図柄表示窓
32 液晶表示装置 33 飾り部
35 スピーカ 34 上パネル
40 下扉 41 操作部
42 メダル投入口 43 ベットスイッチ
44 スタートスイッチ 45 ストップスイッチ
46 メダル皿 47 下パネル
48 メダルセレクター
50 スライド部材(移動補助部材) 51 ベース板
52 係止部 53 溝部
54 取り付け部 54a,54b ネジ孔(固定部)
60 IO基板(入出力制御基板) 60A IO基板コネクタ
60B プリント基板 61 メイン筐体基板
62 サブ筐体基板 63 メイン操作基板
70 主基板ケース 71 本体
72 カバー 73 ネジ止め部
74 IO基板ケース 75 本体
76 カバー 77 レール部
78 ネジ止め部
80 筐体コネクタ 90 交換ユニットコネクタ
P ネジ Q,q ネジ

Claims (3)

  1. 遊技場に設置される本体部と、本体部の正面側から着脱自在に取り付けられる分離ユニットとから構成され、前記本体部には複数機種に共通して使用可能な非交換部材及び非交換制御基板を配置し、前記分離ユニットには機種毎に対応する交換部材及び交換制御基板を配置した遊技機において、
    前記非交換制御基板として、前記非交換部材と前記交換制御基板との間の電気的接続信号の入出力を制御するための入出力制御基板を少なくとも設け、
    前記交換制御基板として、抽選、遊技機の作動その他の遊技内容に関する制御を行うための主基板を少なくとも設け、
    前記本体部には、前記入出力制御基板を、前記分離ユニットの本体部への着脱方向と異なる方向にスライド自在に保持するとともに、前記本体部への取り付け後は保持した入出力制御基板を取り外し不能とする移動補助部材を設け、
    この移動補助部材は、前記分離ユニットを本体部の定位置に設置した時に、前記主基板に設けられた主基板コネクタと、前記入出力制御基板に設けられた入出力制御基板コネクタとが接合可能な位置となるよう、前記入出力制御基板を保持した状態で前記本体部に固定されるとともに、前記本体部に固定するための固定部が、本体部に設置された前記分離ユニットによって正面側から覆い隠される位置に配置され、
    前記分離ユニットの定位置への設置後、前記移動補助部材に保持された入出力制御基板をスライドさせることにより、前記主基板コネクタと前記入出力制御基板コネクタとが接続され、前記主基板コネクタと、前記入出力制御基板コネクタとが直接接続されることにより、前記主基板と前記非交換部材とが電気的に接続されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記移動補助部材は、前記本体部に固定するための固定部を複数有し、
    この固定部は、前記入出力制御基板を保持させた状態で移動補助部材を前記本体部に固定したとき、前記複数の固定部のうちの一部が必ず、移動補助部材が保持している入出力制御基板によって覆われるような位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記入出力制御基板は、本体及びカバーから成るケース部に基板部を収納し、前記本体及びカバーを固定部材によって固定して形成され、前記移動補助部材に保持された状態で、前記固定部材の固定を解除するための固定解除操作部が前記移動補助部材側となるように配置されることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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