JP4655466B2 - 濾過浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水質浄化や固液分離等を目的とした濾過分離浄化装置に関し、特にフィルタによる被分離物質の濾過による分離を、フィルタの不具合による被分離物質の漏洩に対して、良好に被分離物質を分離可能な濾過浄化装置に関するものである。
固液分離等を目的として、細めの金網や高分子繊維で編んだ網を通水分離膜として使用し、被分離物質である汚濁粒子を有する原水に凝集剤と磁性粉を添加して磁性フロックを生成し、前記で磁性フロックを膜で分離し、膜で捕集した磁性フロックを磁場発生手段で磁気分離、除去して高濃度スラッジを回収する磁気分離浄化装置がある。
特許文献1の濾過分離浄化装置では、ステンレス鋼の細線やポリエステル繊維等で網を構成し、例えばその数十ミクロンメートルの目開きの開口部を有した膜分子部を有する。開口部の投影面積や投影直径よりも小さい微細な汚濁物質を分離するため、予め原水に例えば凝集剤の硫酸バン土やポリ塩化アルミニウムやポリ硫酸鉄と磁性粉を加えて撹絆し、原水中の微細な固形浮遊物や藻類、菌類、微生物を、凝縮剤によって数百ミクロンメートル程度の大きさに結合させた磁性フロックを形成させる。
この磁性フロックは数十ミクロンメートルの目開きを有した開口部を通過できず高い除去率で捕捉分離され、膜を透過した水はさらに水質が高い浄化水となる。膜上に捕集された磁性フロックは、洗浄水で膜から洗い流された後、水面近傍に停留する磁性フロックは、前記水面近傍に静止配置された磁石の磁気力で吸引して磁気分離され、スラッジ移送手段でスラッジ回収槽に移送され排除される。スラッジは最終的には、通常トラックで処分場や焼却場に運搬してコンポスト化する。
特開2002−273261号
上記従来例では、濾過フィルタの一部に腐食や機械的破損によるフィルタの本来の膜目以上の大きな破れ等が生じた場合、濾過フィルタをル通過した浄化水中に磁性フロックが漏洩し、被分離物資や凝集、磁気分離のために添加した磁性粉や凝集剤等の添加薬剤が漏洩し、浄化水を排出する水域を汚染する問題が生じる。
本発明の目的は、フィルタによる被分離物質の濾過機能に関して、フィルタの破れ等の不具合による被分離物質の漏洩が生じても良好に被分離物質を分離し除去することが可能な濾過浄化装置を提供することにある。
上記目的は、原水を濾過して原水中に含まれる微生物等を取り除く濾過浄化装置において、前記濾過浄化装置は磁性粉と凝集剤を加えられた原水を攪拌する第1の攪拌槽と、前記原水に高分子補強剤加えて攪拌して磁性フロックを生成する第2の攪拌槽と、前記磁性フロックを捕捉する第1の網を備えた第1の回転ドラムと、前記網に捕捉された磁性フロックを吸着させる回転磁石とを備えた膜磁気分離装置で構成され、前記膜磁気分離装置は前記第1の網を通過した処理水が送水される後段濾過装置を備えてなり、この後段濾過装置は、磁気フロックが混入した処理水が内部に送水される第2の回転ドラムと、該第2の回転ドラムの外面に配置した第2の網と、この第2の網の通水抵抗の増加による前記第2の回転ドラム内部の液面増加の検知を行う運転制御装置とを備えていることにより達成される。
本発明によれば、フィルタによる被分離物質の濾過機能に関して、フィルタの破れ等の不具合による被分離物質の漏洩が生じても、良好に被分離物質を分離、除去可能な、濾過浄化装置を提供できる。
以下、本発明の一実施例を図1、図2および図3により説明する。
図2は図1の濾過分離装置14の拡大断面図である。
図3は図2のA−A断面図である。
図において、原水貯槽1内に数ミリメートルの大きなゴミを取り除き、細かい被分離物質、例えば油粒子や有機物や微生物等を有する被処理水である原水2を貯留し、ポンプ3でこの原水2を、配管4に所定の量を送水する。シーディング剤調整装置5から四酸酸化鉄等の磁性粉とpH調整剤、ポリ塩化アルミニウムや塩化鉄や硫酸第二鉄等の水溶液等のアルミニュウムイオンや鉄イオンを提供する凝集剤や高分子補強剤等を、導管6を通じて配管4内に加え、撹絆槽7において、モータ8で回転駆動される攪拌翼9により高速度で撹絆し、数百ミクロンメートルの磁性マイクロフロックを生成する。その後、高分子剤調整装置11から高分子補強剤等を、導管12を通じて配管10内に加え、撹絆槽13のモータ14で回転駆動される攪拌翼15で低速度でゆっくりと撹絆し、数ミリメートル程度の大きさの磁性フロック16(図1には示さず)を含む前処理水17を生成する。
このように生成した前処理水17を、導管18を通じて濾過分離装置19に通水する。図2、図3により膜磁気分離装置19の構造を説明する。回転ドラム20の外周面にステンレス鋼の細線や銅の細線やポリエステル繊維等で数ミクロンメートルから数十ミクロンメートルの目開きを有した開口部を有する濾過フィルタとなる網21を設ける。
水槽22に流入した前処理水17は、網21を通過しドラム121内に流入する。この時、前処理水中の磁性フロック16は網21内面に捕捉され、網21を通過し磁性フロック16を分離された水は浄化水となって開口部23から排出され、配管24を通り浄化水槽25に溜り、系外に放流される。前処理水17が網21を通過する動力は、前処理水17とドラム20内の浄化水との液面位差である。
一方、磁性フロック16は図2で反時計回りに回転する網21の外面に濾過されて付着し、堆積物となって液面上の大気部に露出する。
浄化水槽25内の浄化水をポンプ26で加圧され導管27からシャワー管28に送り、孔からシャワー水を、網21内表面から外面側に吹き付ける。網21の外表面に蓄積した磁性フロック16はシャワー水で剥がれ網21面は再生される。洗い流された磁性フロック16は、水槽22内の前処理水17の水面上に停留する。
磁気分離の磁場発生手段として使用する回転式の磁石29は、非磁性体の材料で製作した回転体30の外面に複数条の溝に永久磁石体31を接着剤等で固定し、前記回転体30は、モータ32で回転数を制御されて回転する構造となっている。
一方、磁気分離した磁性フロックを移送するために使用する非磁性体の材料で製作した汚泥移送用の回転体33は、軸34を介してモータ35で回転数を制御されて回転する。端部では、軸34を水密性を有した回転支持体36により水槽22の壁で支持し、他端部では、回転体33外周部を、水密性を有した回転支持体37を介して水槽22の壁で支持し、回転体33の内部は大気に開放されている。
前記磁石29は、前記回転体33の大気開放面から回転体33の内部に挿入され、洗浄水で洗い流された磁性フロック16群が停留する、すなわち回転ドラム側の位置に接近するように設置される。ここで本実施例では、回転体33の軸心と回転体30の軸心とは、ずれて配置されている。図に示していないが、磁石29は所定の場所に位置するように、水槽22の一部にボルト等で固定される。回転体33と回転体30の回転方向は、同一方向で、磁気吸引した磁性フロック16群を大気側に移動させる方向に回転する。両者の回転数は、同一でも、異なっても良い。本実施例の場合は、磁石側の回転体30側の回転数が回転体33の回転数より多い。すなわち回転速度が速い。
洗い落ちて水面近傍に停留する磁性フロック16群は、磁石29の磁場により磁石側に吸引されて移動し、磁場29の外側を回転する回転体33の外表面に付着したのち、回転体33の回転にともなって、大気中に露出する。大気中において、磁性フロック16群中の余分な水分は重力により回転体33面上を流下し、磁性フロック16群は更に濃縮される。ここで、磁性フロックの含水率は97%程度まで低下する。
回転体33面上の濃縮された磁性フロック16群は、回転体33の回転により移動する。このとき、回転体33の軸心と回転体30の軸心とは、ずれて配置されているため、磁石29から次第に遠ざかり、これによって、磁気吸引力は磁石から離れるに従って急激に低減する。磁性フロック16群は、掻き取りように水槽22に一部に支持されたへら38によって、回転体33面上でから剥離され、スラッジ回収槽39に重力で落下し、スラッジとして分離捕集される。
排出されたスラッジは、配管40を通じて遠心分離機やベルトプレス等の脱水装置41に導入され、運搬時にスラッジから水が漏れないように含水率を約85%以下に、またコンポスト時の有機物を分解する微生物の活性化を図れる含水率を約75%に濃縮された高濃度スラッジは、配管42を通じてスラッジ槽地43に貯められる。スラッジはトラックで処分場や焼却場や堆肥処理場に運搬される。
脱水装置で脱水された処理汚水は、配管44を通じて処理汚水槽45に入り、ポンプ46で加圧された後、配管47を通って原水槽1に戻り、再び前処理工程に導入される。運転制御装置48では、原水の
・液面
・濁度
・温度
・pH値
等をセンサー49で計測し、その情報を運転制御装置48に信号線50で送信する。その情報を基に、良好な磁性フロックを生成するに最適な
・薬剤(pH調整剤、磁性粉、凝集剤)の添加量、
を、前もって入力した最適量算出プログラムで計算し、その制御情報を薬剤槽5に信号線51を経由して送信し、最適量を添加する。また、同時に、
・攪拌モータの回転数
・攪拌槽での停留時間
を運転制御装置48内で算出し、その制御情報をモータ8に信号線52を経由して送信し、最適回転数で攪拌翼9を回転させ、信号線53を経由して送信し、攪拌槽での停留時間を確定するポンプ3の吐出量を制御する。
また、良好な磁性フロックを生成するに最適な
・薬剤(高分子ポリマー)の添加量、
を、前もって入力した最適量算出プログラムで計算し、その制御情報を薬剤槽11に信号線54を経由して送信し、最適量を添加する。また、同時に、
・攪拌モータの回転数
を運転制御装置48内で算出し、その制御情報をモータ14に信号線55を経由して送信し、最適回転数で攪拌翼15を回転させる。
一方、濾過分離装置19では、水槽22内の前処理水17の液面をセンサー56で計測し、その情報を運転制御装置48に信号線57で送信する。その情報を基に、前処理水の液面位置が、磁石29の設置位置のほぼ中央部、すなわち磁石29が発生する磁場の平均値が最大の位置に来るように、回転ドラム20の最適な回転数および磁性フロック16群の回収速度の適正速度を、前もって入力した最適量算出プログラムで計算し、その制御信号を回転ドラムの回転モータ(図示せず)に信号線58を経由して送信し、また、信号線59を経由してモータ35に送信し、それぞれ最適の回転数に制御する。
磁石29の磁界で、洗浄した磁性フロック16群を磁気吸引するためには、水槽22内の前処理水の水面がほぼ磁石29の磁界の中央部、すなわち図2におけるA―A断面の位置にあることが望ましい。前記水面が記A―A断面の位置よりも低い場合には、前記水面より低い位置でしか磁性フロック16群を、回転体33の表面に付着できない。ここで、磁石29が静止している場合、磁石29が発生する磁場分布は、並べたそれぞれの永久磁石が、有する磁場分布が磁石面上で不均一であるため、取り付けられた磁石群が発生する磁場分布も不均一となり、磁気吸引力の不均一が生じる。
したがって、洗浄された磁性フロック16群が多数停留する前記水面が、磁気吸引力の弱い部位にある場合には、磁性フロック16群を磁気分離して回収する処理性能が低下する。しかし、磁石29が回転する本実施例では、前記水面部に、必ず磁場分布の強い磁場部分が短い周期で通過させられるので、前記水面部の多数の磁性フロック16群を磁気吸引して回転体33の外表面に付着させ、その磁場を回転体33の移動速度とほぼ同じにすることにより、移動方法に磁気吸引力を保持しながら磁性フロック16群を回転体30で移送できるので、磁性フロックの回収処理性能が低下することを防止できる。
また反対に、前記水面が、記A―A断面の位置よりも高い場合には、前記水面より高い位置に多数の磁性フロック16群が停留するが、磁場が弱いために回転体33の表面に付着しにくい。ここで、磁石29が静止している場合、前記した場合と同様に、磁石29が発生する磁場分布は不均一となり、磁気吸引力の不均一が生じる。したがって、水面が磁気吸引力の弱い部位にある場合には、磁性フロック16群の回収性能が低下する。しかし、磁石29が回転する本実施例では、前記水面部に、必ず磁場分布の強い磁場部分が短い周期で通過させられるので、高い水面部分の磁性フロック16群を磁気吸引して回転体33の外表面に付着させ、その磁場を回転体33の移動速度とほぼ同じにすることにより、移動方法に磁気吸引力を保持しながら磁性フロック16群を回転体30で移送できるので、磁性フロックの回収処理性能が低下することを防止できる。
また、水槽22内の前処理水の液面が、網21の回転数の不足等により網21での濾過量が流入量より低下した場合等に生じる、水槽22内の前処理水の液面が上昇した場合、水槽22内の前処理水側からスラッジ回収槽39内に前処理水が壁60を越えて越流しないように、越流水回収槽61を設け、越流水は配管62を通り、処理汚水槽45に入り、ポンプ46で加圧された後、配管47を通って原水槽1に戻る。
ここで、前記網21に腐食や機械的や応力疲労等で亀裂や剥離が生じ、従来の網の目開きサイズを超えるサイズの隙間が生じた場合、磁性フロックは網21の内部に通過し、浄化水中に漏洩する。浄化水は、配管24を通り光学的な汚濁物検出装置63に流入する。ここで、浄化水中の磁性フロックが検知され、その検出信号は配線64を経由して運転制御機能を有する装置48に送信される。運転制御装置48では、網21に異常があることを認知し、警報を運転者側に通報するとともに、配線65を経由して弁切り替え装置66に制御信号を送り、磁性フロックが漏洩した浄化水を、弁切り替え装置66の中の制御弁67を経由して配管68に導き、後段濾過装置69に送水する。
ここで、磁性フロックが漏洩しない場合には、浄化水中の磁性フロックが検知されず、その信号は配線64を経由して運転制御装置48に送信される。運転制御装置48では、網21に異常がないことを認知し、配線65を経由して弁切り替え装置66に制御信号を送り、磁性フロックの漏洩がない浄化水を、弁切り替え装置66の中の制御弁70を経由して配管71に導き、系外に放水する。
後段濾過装置69は、主に、回転するドラムの外面に網を配置した回転フィルタ72と、回転ドラム内部の液面検知器73と、前記液面検知器73の計測信号を液面制御機能を有する運転制御装置48に送信する配線74と、網で濾過された浄化水を一時蓄える浄化水槽75と、この浄化水の一部の水を加圧する加圧ポンプ76と、加圧された浄化水を配管77を通じて、供給場所を制御する洗浄水供給の弁切り替え装置78と、洗浄水を網の外側から噴射する洗浄ノズル79と、洗浄水を捕集する樋80と、捕集された回収洗浄水を配管81を通じて捕集する回収洗浄水槽82と、回収洗浄水を配管83原水槽に送水するポンプ84で構成される。
磁性フロックが混入した浄化水は、配管68を通じて回転フィルタ72の内側に流入する。ここで、浄化水は回転フィルタ72で濾過され、浄化水中の磁性フロックは濾過される。濾過された浄化水は水槽86に溜まり、浄化水槽75に蓄えられ、その後配管87を通じて系外に放出される。
回転フィルタ72の網面に磁性フロックが溜まると通水抵抗が増加し、回転ドラム内部の濾過前の浄化水88の液面が増加する。浄化水88液面の増加を運転制御装置48で検知し、所定の水位を超えると回転フィルタ72のモータ(図示せず)を動かし、ポンプ76を作動させ、信号線90からの制御信号により洗浄水供給の弁切り替え装置78の弁89が開き、ノズル79から洗浄水が放水される。
また、磁性フロックが漏洩した場合は、運転制御装置48の制御により弁91が開かれ配管92を通じて、濾過分離装置19のシャワー管28に供給される。これは、磁性フロックが混在した浄化水を洗浄水に使用すると磁性フロックがシャワー管28の目詰まりの原因となるためである。この場合、ポンプ26は運転制御装置48からの制御信号により運転が自動的に停止する。洗浄水の逆流を防止するため、ポンプ26の交流側に逆止装置93が設けられる。
回転フィルタ72が回転し、内側に蓄積した磁性フロックはノズル79からの洗浄水で洗い流され、洗浄水は樋80に捕集される。洗浄水は配管81を通じて回収洗浄水槽82に一時溜まり、回収された洗浄水は配管83を通り、ポンプ84で原水槽に送水する構成され、再度浄化系に戻る。
回転フィルタ72が洗浄され再生されると、回転フィルタ72の通水抵抗が小さくなり、回転ドラム内部の濾過前の浄化水88の液面が低下し、所定の水位以下になると運転制御装置48からの制御信号により回転フィルタ72の回転が自動的に停止する。
浄化システムを異一旦停止させ、前記網21に腐食や機械的や応力疲労等で亀裂や剥離が生じ、従来の網の目開きサイズを超えるサイズの隙間が生じた部分を捕集もしくは新しい網に交換し、磁性フロックの漏洩原因の対策が終了し、正規の浄化運転が開始されると、磁性フロックは浄化水中に漏洩しなくなる。浄化水は、配管24を通り光学的な汚濁物検出装置63に流入する。ここで、浄化水中の磁性フロックは検知されず、その検出信号は配線64を経由して運転制御機能を有する装置48に送信される。運転制御装置48では、網21に異常が無いことを認識し、配線65を経由して弁切り替え装置66に制御信号を送り、磁性フロックの漏洩がない浄化水を、弁切り替え装置66の中の制御弁70を経由して配管71に導き、浄化システム外に排出され、後段濾過装置69の運転は停止される。
本実施例によれば、前記網21に腐食や機械的や応力疲労等で亀裂や剥離が生じ、従来の網の目開きサイズを超えるサイズの隙間が生じ、磁性フロックが網21を通過し、浄化水中に漏洩し、浄化水の水質が所定の値を達成できない場合が発生しても、磁性フロックの漏洩を検知し、浄化水の後段部に配置した正常な運転が可能な磁性フロック捕捉手段である、例えば濾過装置に処理水を導き、前記濾過装置にて磁性フロックを再度除去できるので、磁性フロックが浄化システム外に漏洩することを防止できる効果が生じる。
図4および図5に本発明になる他の実施例を示す。図5は図4のB-B断面である。これらの図が図2および図3と異なる点は、網21で濾過された浄化水の流出口となる回転ドラム20の開口部23に、後段のフィルタとしてノズル96を設け、ノズル96の外周部に浄化水を濾過する網94を設けた構造にある。
ここで、前記網21に腐食や機械的や応力疲労等で亀裂や剥離が生じ、従来の網の目開きサイズを超えるサイズの隙間が生じて浄化水中に磁性フロックが漏洩した場合において、磁性フロックを含む浄化水は、開口部23からノズル96に流入する。磁性フロックは網94で濾過され、再度浄化された浄化水は、磁性フロックが除去された高い水質になり、磁性フロックが浄化水の排水先である環境を汚染することがない。網94の内側に濾過された磁性フロックは網94に蓄積する。ノズル96は、回転ドラム20と一体で回転し、ノズル96の外部に配置された洗浄ノズル97から噴射される洗浄水で洗い流され、磁性フロックを洗浄した洗浄水はノズル96の内側に配置した樋98に流れ落ち、捕集される。洗浄ノズル97から噴射される洗浄水は、磁性フロックが漏洩して網94の濾過抵抗が大きくなった場合に、供給される。
網94で濾過された浄化水は、浄化水捕集槽100に落下して貯留され、配管99から系外に排出される。樋98で捕集した洗浄水は、図に示さないが配管101を通じて原水槽1に戻される。
ノズル97に供給する洗浄水は、浄化水捕集槽100内の浄化水を、図に示さないがポンプで加圧して供給される。前記洗浄水は、ノズル28にも供給される。
ノズル96内には、水位センサ102を配置する。磁性フロックが網94に捕捉されると線浄水の通水抵抗が増加し、ノズル96内の水位が上昇する、水位が所定の値を超えると、図示しないが、制御装置により洗浄ノズル97への洗浄水の供給が自動的に開始され、洗浄ノズル97から洗浄水が噴射され、網94の内側の磁性フロックが洗浄され、通水抵抗が小さくなって、水位が低下する。所定の水位以下になると、洗浄ノズル97への洗浄水の供給が自動的に停止する。洗浄ノズル97への洗浄水の供給が遅れ、ノズル96内の水位がさらに上昇すると、ノズル96の開口部95からノズル96外に流失し、磁性フロックを含む浄化水の越流水は、ノズル96の開口部95下部に配置した越流水保留槽103に流下し、配管104を通じて配管101に合流し、原水層1に戻される。
本実施例によれば、実施例1と同様に、前記網21に腐食や機械的や応力疲労等で亀裂や剥離が生じ、従来の網の目開きサイズを超えるサイズの隙間が生じ、磁性フロックが網21を通過し、浄化水中に漏洩し、浄化水の水質が所定の値を達成できない場合が発生しても、磁性フロックは、前記浄化水の装置排出部に設け、前期網21と同体で回転する網94で濾過されるるので磁性フロックを再度除去でき、磁性フロックが浄化システム外に漏洩することを防止できる効果が生じる。
また、前記網21で大半の磁性フロックが濾過、除去されているので、網94での浄化水の通水抵抗は網21の通水抵抗に比べて極めて小さく、したがって、浄化水を濾過する網21の必要面積は、網21よりきわめて小さくよく、網21と94の一体化により装置の小型化が達成できる効果がある。
また、網94の網目の開口サイズを網21の開口サイズ小さくすることにより、網21よりさらに小さなサイズの磁性フロックや被除去物を濾過できるので、磁性フロックの漏洩がない場合においても、浄化水の水質をさらに向上させることができる効果がある。
図1は、本発明の一実施例を備えた磁気分離浄化装置のフロ−図である。 図2は、本発明の一実施例を備えた磁気分離部の断面図である。 図3は、図2のA−A断面図である。 図4は、本発明の他の実施例を備えた磁気分離部の断面図である。 図5は、図4のB−B断面図である。
符号の説明
20…回転ドラム、21…網、22…水槽、30…回転体、31…永久磁石、94…網、96…ノズル、98…樋、100…浄化水捕集槽、102…水位センサ、103…越流水保留槽。

Claims (1)

  1. 原水を濾過して原水中に含まれる微生物等を取り除く濾過浄化装置において、
    前記濾過浄化装置は磁性粉と凝集剤を加えられた原水を攪拌する第1の攪拌槽と、前記原水に高分子補強剤加えて攪拌して磁性フロックを生成する第2の攪拌槽と、前記磁性フロックを捕捉する第1の網を備えた第1の回転ドラムと、前記網に捕捉された磁性フロックを吸着させる回転磁石とを備えた膜磁気分離装置で構成され、
    前記膜磁気分離装置は前記第1の網を通過した処理水が送水される後段濾過装置を備えてなり、
    この後段濾過装置は、磁気フロックが混入した処理水が内部に送水される第2の回転ドラムと、該第2の回転ドラムの外面に配置した第2の網と、この第2の網の通水抵抗の増加による前記第2の回転ドラム内部の液面増加の検知を行う運転制御装置とを備えていることを特徴とする濾過浄化装置。
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