JPH0218469Y2 - - Google Patents

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JPH0218469Y2
JPH0218469Y2 JP1985052504U JP5250485U JPH0218469Y2 JP H0218469 Y2 JPH0218469 Y2 JP H0218469Y2 JP 1985052504 U JP1985052504 U JP 1985052504U JP 5250485 U JP5250485 U JP 5250485U JP H0218469 Y2 JPH0218469 Y2 JP H0218469Y2
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water
cooling
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filtration device
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この考案は豆腐の冷却装置に関し、特に豆腐製
造における最終工程で、製造された豆腐を2〜3
時間にわたつて水に晒して冷却するための冷却装
置に関する。 〔従来の技術〕 従来のこの種の冷却装置にあつては、冷却水槽
内に水道水を注入してこの水道水により、製造直
後の熱い豆腐を冷却することが行われる。一般的
に豆腐の製造は早朝行われ、豆腐の前記冷却は大
体午前5時から同10時半頃にかけて行われる。 従つて冷却用水道水はこの5時間余にわたつて
継続して注入され、この間、冷却に供されて温度
が上昇した水はそのまま排出されて下水道に流下
されている。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、このような従来の技術によれ
ば、5時間余という長時間にわたつて水道水の注
入を継続する一方、冷却水槽の端部からは温度が
上昇した水の排出を継続することになるため、水
の消費量が膨大になり、水資源の浪費と水道料金
の増大とをもたらし、地域によつて規制される排
水量の上限を超過することもあるという問題点が
ある。 また、前記従来技術によれば、水道水を冷却水
槽に直接注入しているため、水道水の温度によつ
ては冷却効率に悪影響がある。従来より豆腐の冷
却水は13℃〜15℃が最適とされているが、特に、
河川、湖沼の水を浄化して水道水として使用して
いる場合には、夏期にあつては水温が高すぎて適
当ではないし、また冬期にあつては水温が低すぎ
てこれも適当ではないという問題点がある。 そこでこの考案者は、冷却水を循環させてこれ
を繰り返し利用することを想起し、冷却水槽に水
を循環させるためのポンプを接続することを考え
たが、冷却水槽内には豆腐の砕片が浮遊してい
て、水をポンプで強制循環させると、この砕片が
さらに砕けて微小化することにより、その濾過の
困難性が増大するということを知見した。 そこで、この考案は、水道水の使用量を減少さ
せるとともに冷却水の温度を制御して、少ない水
道水で豆腐を効果的に冷却し、且つ冷却水に混入
される豆腐の砕片を円滑に濾過することを目的と
している。 〔問題点を解決するための手段〕 この考案は、豆腐を冷却する冷却水槽の排水部
と給水部との間を、複数の濾過装置と適宜数の冷
却装置とを直列に備えた循環路で接続してなり、
上流側の濾過装置を、冷却水槽の水をオーバフロ
ーさせて受け入れるように冷却水槽に接続し、且
つ当該濾過装置内の上流と下流との間に濾材を介
在させてなる。 〔作用〕 冷却水槽内で豆腐の冷却に供された水は、オー
バフローして最初の濾過装置に流下供給される。
このオーバフローする水とともに、冷却水槽内を
浮遊する豆腐の砕片も濾過装置に供給されて、砕
片はこの濾過装置で濾過される。このとき、冷却
水槽内の水はオーバフローにより濾過装置に供給
されるから、その水には格別の衝撃力、攬拌力が
加えられない。このため、豆腐の砕片はあまり微
小化されないから、比較的粗い濾材でもこれを容
易に濾過することができるし、また目詰まりを生
じることも少ない。 さらに、最初の濾過装置で濾過された水は、以
後通過する濾過装置においても、最初の濾過装置
においては濾過されなかつた微小な砕片が濾過さ
れ、且つ冷却装置により適度の温度まで冷却され
て、冷却水槽に循環されここで再度豆腐の冷却に
供される。水は、前記循環が繰り返し行われて、
反覆して豆腐の冷却が行われる。 ここで、最初の濾過装置を通過した後の水に含
有される豆腐の砕片は微小なものであるから、こ
れは次の濾過装置で濾過するものとして、最初の
濾過装置より下流にはポンプ等を備えて水の循環
をしてもよい。また、水の前記循環路において
は、殺菌灯や殺菌剤点滴器等の殺菌のための装置
を設置することも可能である。 〔実施例〕 第1図はこの考案の一実施例を示す説明図であ
り、1が豆腐、2が冷却水槽である。冷却水槽2
には水道管3の先端が臨んで、これから冷却水槽
2内に冷却水を供給するようにしてある。4がそ
の水4である。水道管3には可変流量調整弁5が
設置されている。この冷却水槽2において水道管
3先端が臨む給水部とは反対側(図面では冷却水
槽2の左端)の位置が排水部をなし、水はその排
水部に向けて図中左方に流れる。また豆腐1は、
図示しない移動装置により冷却水槽2の底に沿つ
て図中右手に移動し、この移動中に水4によつて
冷却されるようになつている。 冷却水槽2の前記排水部は水4がオーバフロー
するようにしてあつて、そのオーバフローした水
は第1の濾過装置6の第1濾過槽6aに流入する
ようにしてある。第1の濾過装置6には濾過槽が
第3濾過槽6cまであつて第1濾過槽6a、第2
濾過槽6b、第3濾過槽6cと水がオーバフロー
するようにしてあり、各濾過槽には濾布6dが設
置されて、オーバフローされた水は夫々の濾布6
d内に流入し、且つ濾布6d外からオーバフロー
するようにしてある。この濾布6dは大体125〜
150μ程度以上の大きさの物質を回収する能力を
もつ袋状の濾材である。 第3濾過槽6cの濾布6d外には水中ポンプ7
が設置され、第1の濾過装置6により濾過された
水を第2の濾過装置8に供給するようにしてあ
る。 第2の濾過装置8は、タンク8a内に回転ドラ
ム8bが横架され、タンク8a内に供給された水
を回転ドラム8bで濾過してその内部からサイド
タンク8cに送出するものであり、回転ドラム8
bの外周には長毛が植設された基布が張られてい
て、回転ドラム8bの回転によりこの長毛が回転
ドラム8b外周に沿つて周方向に倒れて重なり、
以てこの長毛が濾材となる形式のものである。か
かる濾材によつて大体50μ以上の寸法の豆腐の砕
片等の物質が回収される。この回収された物質は
逆洗時に管8fから排出される(逆洗時には前記
長毛は起立して、長毛間の回収物質が放出され
る。)。回転ドラム8bの回転中心に連続する排出
管8dがサイドタンク8cに連続していて、これ
を介して回転ドラム8b内とサイドタンク8cと
が連続している。8eはオーバフロー用の排水
部、8fは逆洗用の管、8gはドレン用の管であ
り、これらにはポンプ9が接続される。 サイドタンク8cにはポンプ10を介して第3
の濾過装置11が接続されて、第2の濾過装置8
により濾過された水を第3の濾過装置11に供給
するようにしてある。第2の濾過装置8のサイド
タンク8cには、次亜塩素酸ソーダ液の滴注器1
2を臨ませて、第2の濾過装置8で濾過された水
の殺菌を可能にしている。 第2の濾過装置11は外筒11aと内筒11b
とからなり、第2の濾過装置8からの水はポンプ
10により外筒11aに供給された後、内筒11
bの微細なスリツトを通過して内筒11b内に導
入され、内筒11bから可変流量調整弁13を介
して冷却装置14に供給される。 第3の濾過装置11においては、水が内筒11
bの前記スリツトにより濾過されて、ここで豆腐
の微細な砕片等が回収される。この第3の濾過装
置11では、前記スリツトの寸法に対応して1〜
50μの範囲内で設定された或る値の寸法までの物
質を回収する。15は第3の濾過装置11の逆洗
用水のタンクであり、この水をポンプ16で内筒
11b内に圧送して、そのスリツトにより回収さ
れた物質を外筒11aを介して第3の濾過装置1
1外へ放出するようにしてある。なお、第1の濾
過装置6と第2の濾過装置8とによつて冷却水槽
2内の水4は殆どが所定の水質基準に達する程度
に濾過されるが、この第3の濾過装置11は濾過
効果をさらに確実にするために設定されるもので
ある。 第3の濾過装置11を出た水は冷却装置14に
よつて冷却され、その下流の紫外線殺菌装置17
により殺菌された後、冷却水槽2に戻る。冷却装
置14にはバイパス路18があつて、水はこのバ
イパス路18と冷却装置14との各通過量が調整
されることにより、水が適正な所定の温度に設定
される。また紫外線殺菌装置17は、管内を通過
する水を紫外線ランプから照射する紫外線で殺菌
するものである。 紫外線殺菌装置17で殺菌された水は冷却水槽
2に戻つて再度豆腐1の冷却に供される。かくし
て、冷却水槽2の排水部と第1の濾過装置6と第
2の濾過装置8と第3の濾過装置11と冷却装置
14と紫外線殺菌装置17と冷却水槽2の給水部
とを直列に接続する循環路Aが構成される。この
循環路Aの管路は、第1図において太線で示され
る。 この考案者は、前記実施例を用いて水道水の使
用量と冷却水槽2内の水質を検査するための実験
をした。以下にその実験について説明する。 (水道水使用量について) 実験方法は、冷却水槽2として容積3500のも
のを用い、水道管3から供給される水量を1時間
あたり700〜800とし、循環路Aを経由して冷却
水槽2に戻る水量を1時間あたり2000とした。 そして、豆腐製造が一般に行われる時間帯と同
一時間帯を用いて豆腐の冷却を行つた。即ち、午
前5時から水道管3より冷却水槽2に注水を開始
し、同6時15分より冷却水槽2から水4がオーバ
フローしはじめる。そして同6時30分から、循環
路Aより水4の給水部に循環水が供給される。同
10時30分に循環水及び水道水の冷却水槽2への供
給を停止し、同11時に豆腐の製造を終了した。 この実験を3回実施したところ、水道水の量と
循環水の量との割合は次のようになつた。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、水道
水の使用量(従つて排水量も同じ)を減少させる
ことができるから、水道料金の低減化を図ること
ができるばかりか、排水規制による排水処理設備
を設ける必要もなくなるため、設備費及び運転費
の低減に貢献することができる。また、冷却水の
温度を制御して、少ない水道水で豆腐を効果的に
冷却し、且つ冷却水に混入される豆腐の砕片や作
業中に混入する細菌類を、水質上問題ない程度に
まで濾過することができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す説明図であ
る。 A……循環路、1……豆腐、2……冷却水槽、
3……水道管、4……水、6,8,11……濾過
装置、12……次亜塩素酸ソーダ滴下器、14…
…冷却装置、17……紫外線殺菌装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 豆腐を冷却する冷却水槽の排水部と給水部との
    間を、複数の濾過装置と適宜数の冷却装置とを直
    列に備えた循環路で接続してなり、上流側の濾過
    装置を、冷却水槽の水をオーバフローさせて受け
    入れるように冷却水槽に接続し、且つ当該濾過装
    置内の上流と下流との間に濾材を介在させたこと
    を特徴とする豆腐の冷却装置。
JP1985052504U 1985-04-09 1985-04-09 Expired JPH0218469Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985052504U JPH0218469Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

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JP1985052504U JPH0218469Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

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Publication Number Publication Date
JPS61170983U JPS61170983U (ja) 1986-10-23
JPH0218469Y2 true JPH0218469Y2 (ja) 1990-05-23

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005111390A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Hitachi Ltd 濾過浄化装置
JP2009285653A (ja) * 2009-07-13 2009-12-10 Hitachi Plant Technologies Ltd 濾過浄化装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005111390A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Hitachi Ltd 濾過浄化装置
JP4655466B2 (ja) * 2003-10-09 2011-03-23 株式会社日立プラントテクノロジー 濾過浄化装置
JP2009285653A (ja) * 2009-07-13 2009-12-10 Hitachi Plant Technologies Ltd 濾過浄化装置

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JPS61170983U (ja) 1986-10-23

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