JP4651686B2 - 電子部品搭載用パッケージの製造方法および電子装置の製造方法 - Google Patents

電子部品搭載用パッケージの製造方法および電子装置の製造方法 Download PDF

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本発明は、配線基板上に半導体素子や圧電振動子等の電子部品を搭載するための電子部品搭載用パッケージおよび電子部品を樹脂封止材で覆うことにより気密に封止して成る電子装置の製造方法に関するものである。
従来、コンピュータ等の情報処理装置や携帯電話機等の通信端末装置等に実装される樹脂封止型の小型の電子装置として、例えば図5に断面図で示すものが知られている。
この電子装置は、酸化アルミニウム質焼結体等の電気絶縁材料から成る絶縁基板の側面に上下面間にわたる切欠き部44を複数有するとともに、上面から切欠き部44を介して下面にかけて導出された、タングステン(W)やモリブデン(Mo)等の金属粉末のメタライズ層から成る複数の配線層45が形成された、大きさが数mm角程度の四角平板状の配線基板41を有する。そして、配線基板41上に半導体素子等の電子部品42を、その各電極が対応する配線層45に導体バンプ46を介して電気的に接続されるようにして搭載するとともに、配線基板41の上面中央部に電子部品42を覆うようにして例えばエポキシ樹脂等の樹脂から成る樹脂封止材43を固着させることにより、電子部品42を気密に封止して成る電子装置が作製される。
しかしながら、この従来の電子装置では、電子部品42を覆うようにして液状の樹脂封止材43を滴下する際に、液状の樹脂封止材43の一部がその流動性により切欠き部44内に流れ込んでしまいやすい。そして、切欠き部44内に樹脂封止材43が流れ込むと、切欠き部44内に被着された配線層45を樹脂封止材43が覆ってしまう。その結果、電子装置を外部電気回路基板に実装する際に、切欠き部44内の配線層45と外部電気回路基板の接続用導体との間に立体的な半田の溜まり(いわゆるメニスカス)が良好に形成されず、電子装置を外部電気回路基板に強固に実装することができなくなるという問題点があった。
そこで、本願出願人は、図3に断面図で示すような電子装置を提案した(下記の特許文献1参照)。すなわち、下層の絶縁層21bの側面に上端が上層の絶縁層21aで塞がれた切欠き部24を有するとともに、上面から内部および切欠き部24の内面を介して下面に導出するWやMo等の金属粉末のメタライズ層から成る配線層25が被着された配線基板21を有し、その上面に、電子部品22がその各電極と対応する配線層25に導体バンプ26を介して電気的に接続されるようにして搭載され、電子部品22を覆うように樹脂封止材23が固着された電子装置である。
この電子装置によれば、切欠き部24の上端が上層の絶縁層21aで塞がれるため、樹脂封止材23が切欠き部24内に流れ込んで切欠き部24内に被着させた配線層25が樹脂封止材23で覆われることは一切ない。その結果、電子装置を外部電気回路基板に実装する際に、切欠き部24内の配線層25と外部電気回路基板の接続用導体との間に半田の溜りが立体的に良好に形成されて、電子装置が外部電気回路基板に極めて強固に実装されるというものである。
なお、このような従来の電子装置は、その製造時における取り扱いを容易とするとともに製造効率を高いものとするために、図4に断面図で示すように、多数個の電子装置を縦横に一体的に配列形成して製造するように成した多数個取りの製造方法により製造される。
まず、配線基板21となる多数の配線基板領域31を仮想線で示した分割線32で区切って縦横に一体的に配列形成するとともに、分割線32上に、下層の絶縁層30bを貫通して上端が上層の絶縁層30aで塞がれた切欠き部用の穴33を形成し、各配線基板領域31の上面から内部および穴33の内面を介して下面に導出される複数の配線層25を被着形成して成る母基板30を準備する。次に、母基板30の各配線基板領域31上に電子部品22をその各電極が対応する配線層25に電気的に接続されるようにして搭載するとともに、母基板30上の全ての配線基板領域31の電子部品22を覆うように液状の樹脂封止材34をスクリーン印刷法により塗布する。その後、樹脂封止材34を硬化させて固着させ、最後に母基板30を分割線32に沿って分割することによって多数個の電子装置が同時集約的に製造される。
また、母基板30の複数の配線層25は、その露出表面にニッケルめっき層および金めっき層等のめっき金属層が電解めっき法や無電解めっき法により被着されており、これにより、配線層25の腐食を有効に防止することができる。
そして、分割して得られる電子装置の切欠き部24内の配線層25と外部電気回路基板の接続用導体との間に半田の溜りが立体的に良好に形成されて、電子装置を外部電気回路基板に極めて強固に実装させることができる。
特開2001−356064号公報
しかしながら、上述の特許文献1の電子装置においては、母基板30をめっき液中に浸漬して配線層25の露出表面にニッケルめっき層および金めっき層等のめっき金属層を電解めっき法や無電解めっき法により被着させているが、その際、切欠き部用の穴33は各配線基板領域31を区切る分割線32上にあるとともに上端が上層の絶縁層30aで塞がれていることから、穴33の内面に被着形成された配線層25の上端部では空気が抜けきれずに空気溜りが生じ易くなっており、そのため空気溜りの発生している配線層25の上端部はめっき液中に浸れなくなる。その結果、電子装置の切欠き部24内の配線層25の腐食を防ぐことができなくなり、腐食により半田の流れ性が低下するとともに半田の接合力も低下するため、切欠き部24内の配線層25と外部電気回路基板の接続用導体との間に半田のメニスカスを良好に形成することができなくなる。すると、電子装置を外部電気回路基板に強固に実装させることができないという問題点が生じていた。
したがって、本発明はかかる従来の問題点に鑑み完成されたものであり、その目的は、配線基板の切欠き部内の配線層にめっき金属層を良好に被着させることにより配線層を外部電気回路に確実かつ強固に接続させることができる電子部品搭載用パッケージおよび電子装置を提供することにある。
本発明の電子部品搭載用パッケージの製造方法は、電子部品が搭載される搭載部および前記電子部品の電極が接続される配線層が形成された配線基板領域が多数配列されているとともに、下面且つ隣接しあう前記配線基板領域の分割線上に切欠き部用の非貫通の穴を有し、前記配線層と電気的に接続されるとともに前記穴の内面の下端から上側に向けて途中まで形成された側面導体層を有し、前記分割線に沿って分割することにより前記配線基板領域および前記切欠き部を有する多数の電子部品搭載用パッケージを得るための母基板を準備する工程と、前記側面導体層の表面にめっき金属層を形成する工程とを具備することを特徴とする。
本発明の電子装置の製造方法は、電子部品が搭載される搭載部および前記電子部品の電極が接続される配線層が形成された配線基板領域が多数配列されているとともに、下面且つ隣接しあう前記配線基板領域の分割線上に切欠き部用の非貫通の穴を有し、前記配線層と電気的に接続されるとともに前記穴の内面の下端から上側に向けて途中まで形成された側面導体層を有する母基板を準備する工程と、前記側面導体層の表面にめっき金属層を形成する工程と、前記母基板の上面における前記多数の配線基板領域の前記搭載部にそれぞれ電子部品を搭載する工程と前記母基板の上面における前記多数の配線基板領域および前記電子部品を覆うように樹脂封止材を塗布する工程と、前記分割線に沿って前記母基板および前記樹脂封止材を分割することにより前記切欠き部を有する多数の電子装置を得る工程とを順次具備することを特徴とする。
本発明の電子装置の製造方法において好ましくは、上記本発明の電子装置の製造方法において、前記樹脂封止材は前記母基板の上面の前記非貫通の穴に対応する部位を覆っていることを特徴とする。
本発明は、多数個の電子部品搭載用パッケージまたは電子装置を作製するために母基板の状態での切欠き部用の穴の内面にめっき金属層を被着させても、空気溜りが発生しやすい切欠き部用の穴の上端部には側面導体層が被着されていないため、側面導体層の上端部にめっき金属層が形成されずに腐食されるのを有効に防止できる。
本発明の電子部品搭載用パッケージ(以下、パッケージともいう)および電子装置の製造方法を以下に詳細に説明する。図1は本発明により製造したパッケージについて実施の形態の一例を示す断面図であり、図1において、1は配線基板、2はIC,LSI等の半導体素子などから成る電子部品、3は樹脂封止材である。
パッケージは、配線基板1の主面に電子部品2が搭載される搭載部7および電子部品2の電極が接続される配線層5が形成されているとともに、配線基板1の角部および側面の少なくとも一方に、配線基板1の下面から上面に向けて形成された切欠き部4に配線層5と電気的に接続された側面導体層5aが形成されているものであって、切欠き部4は、配線基板1の下面から上面に向けて途中まで形成されているとともに、側面導体層5aは、切欠き部4の下端から上側に向けて途中まで形成されている。
配線基板1は、酸化アルミニウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体,窒化珪素質焼結体,炭化珪素質焼結体,ガラスセラミックス等の電気絶縁材料から成り、例えば上層の絶縁層1a,中間層の絶縁層1bおよび下層の絶縁層1cが積層された四角平板状である。そして、絶縁層1b,1cの側面には、上端が絶縁層1aで塞がれた複数の切欠き部4が形成されている。
この配線基板1は、例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合、酸化アルミニウム,酸化珪素,酸化マグネシウム,酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機バインダー,溶剤等を添加混合して泥漿状となし、これを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等によりシート状に成形してセラミックグリーンシート(セラミック生シートで、以下、グリーンシートともいう)を得、しかる後、グリーンシートに切欠き部4となる貫通孔を打ち抜き加工で形成するとともに、電子部品2を搭載するための絶縁層1a〜1c用の各グリーンシートを積層し、高温(約1600℃)で焼成し一体化することで形成される。
また、配線基板1は、電子部品2を支持するものであるとともに、絶縁層1aの上面から内部および切欠き部4内に被着された側面導体層5aを介して絶縁層1cの下面にかけて被着された複数の配線層5が形成されている。この配線層5は、電子部品2の各電極を外部電気回路に接続するための導電路として機能し、配線基板1の上面の配線層5には電子部品2の各電極が例えば半田や金等から成る導体バンプ6を介して電気的に接続される。
なお、図1の例では、電子部品2はその下面に電極を有するとともに各電極と配線層5とが導体バンプ6を介して電気的に接続されているが、電子部品2はその上面に電極を有するとともに各電極がボンディングワイヤ等を介して配線層5に電気的に接続されていてもよい。
配線層5および側面導体5aは、例えばWやMo等の金属粉末に適当な有機溶剤,溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、配線基板1となるグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって、絶縁層1a〜1cのそれぞれの所定位置に被着形成されている。
なお、配線層5および側面導体5aの露出する表面に、ニッケル(Ni),金(Au)等の耐蝕性に優れる金属を1〜20μm程度の厚みで被着させておくのがよく、配線層5および側面導体層5aが酸化腐蝕するのを有効に防止できるとともに、配線層5と電子部品2との固着、側面導体層5aと外部電気回路基板の接続用導体との接続を強固にすることができる。従って、配線層5および側面導体層5aの露出表面には、厚さ1〜10μm程度のNiめっき層と厚さ0.1〜3μm程度のAuめっき層が、電解めっき法や無電解めっき法により順次被着されていることが好ましい。
また、配線基板1の上面には、電子部品2を覆うようにして配線基板1の上面の全面に、エポキシ樹脂等の樹脂から成る樹脂封止材3が固着される。樹脂封止材3は、配線基板1上に電子部品2を覆うようにして固着されることにより電子部品2を気密に封止して外部環境から保護する保護部材として機能する。
パッケージは、図2の断面図に示すように、その製造時における取り扱いを容易とするとともに製造効率を高いものとするために、多数個のパッケージを縦横に一体的に配列形成した多数個取り配線基板として製作される。
多数個取り用の母基板10は、酸化アルミニウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体,窒化珪素質焼結体,炭化珪素質焼結体,ガラスセラミックス等の電気絶縁材料から成る、上層の絶縁層10a,中間層の絶縁層10bおよび下層の絶縁層10cを積層して成る。また母基板10は、その中央部に各々が配線基板1となる多数の配線基板領域11が仮想線である分割線12で区切って縦横に配列形成されるとともに、分割線12上に絶縁層10b,10cを貫通して上端が絶縁層10aで塞がれた切欠き部用の穴13が形成されている。また、各配線基板領域11の上面から内部および穴13の内面に被着された側面導体層5aを介して下面に導出されるメタライズ層から成る配線層5が被着形成されている。
この母基板10は、絶縁層10a〜10cが酸化アルミニウム質焼結体から成る場合、酸化アルミニウム,酸化珪素,酸化カルシウム,酸化マグネシウム等の原料粉末に適当な有機バインダおよび溶剤を添加混合して泥漿状と成し、これを従来周知のドクタブレード法によりシート状に形成して3枚のグリーンシートを得て、しかる後、これらのグリーンシートに適当な打ち抜き加工および配線層5,側面導体層5a用のWやMo等の金属粉末を含む金属ペーストの塗布印刷を施すとともに上下に積層し、これを還元雰囲気中で約1600℃の温度で焼成することによって製作される。
なお、母基板10の配線層5および側面導体層5aには、その露出表面にニッケルめっき層および金めっき層等のめっき金属層を電解めっき法や無電解めっき法により被着させておく。
そして、母基板10の各配線基板領域11上面に電子部品2を搭載するとともにその各電極を例えば半田や金から成る導体バンプ6を介して対応する配線層5に電気的に接続する。電子部品2の各電極を導体バンプ6を介して配線層5に電気的に接続させるには、例えば、電子部品2の各電極に導体バンプ6を予め取着させておき、この導体バンプ6を対応する配線層5に溶着や圧着等により接合する方法が採用される。
そして、母基板10上の全配線基板領域11にわたり各配線基板領域11およびこれに搭載された各電子部品2を覆うようにして、例えばエポキシ樹脂やポリイミド樹脂,フェノール樹脂,ビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂から成る液状の樹脂封止材14を塗布し、硬化させる。
なお、母基板10上に液状の樹脂封止材14を塗布するには、一定量ずつ吐出可能なノズルを母基板10上に配置し、このノズルを水平方向に移動させながらノズルから一定量の液状の樹脂封止材14を吐出させる方法、または液状の樹脂封止材14をスクリーン印刷法により母基板10上に塗布する方法等が採用される。このとき、側面導体層5aが被着された穴13はその上端が絶縁層10aで塞がれていることから、母基板10上に塗布した樹脂封止材14が穴13内に流れ込むことは一切ない。同時に、樹脂封止材14を母基板10上の全配線基板領域11にわたり塗布することから、樹脂封止材14を各配線基板領域11上にまとめて塗布することができ、その結果、樹脂封止材14の塗布の作業性が極めて簡易になる。また、母基板10上に塗布した樹脂封止材14を硬化させるには、例えば熱硬化法や紫外線硬化法により硬化させる方法が採用される。
そして、最後に、母基板10および樹脂封止材14をダイアモンドカッターやレーザカッターを用いて分割線12に沿って分割することにより、中間層の絶縁層1bおよび下層の絶縁層1cの側面に、上端が上層の絶縁層1aで塞がれた切欠き部4が形成される。また、上面から内部および切欠き部4内の側面導体層5aを介して下面に導出される配線層5が被着された配線基板1の上面に、電子部品2がその各電極と対応する配線層5に導体バンプ6を介して電気的に接続されるようにして搭載され、配線基板1の上面に電子部品2を覆うようにして樹脂封止材3が固着された電子装置が多数個同時集約的に製作される。
パッケージにおいて、切欠き部4の上端部には側面導体層5aが形成されていない非形成部が設けられているが、その非形成部の上下方向の長さは0.05〜0.5mmが好ましい。0.05mm未満では、非形成部の長さが短いため、母基板10の切欠き部用の穴13の内面にめっき金属層を被着させる際に非形成部に空気溜りが発生すると、側面導体層5aの一部を空気溜りが覆ってしまい、側面導体層5aの一部にめっき金属層が被着されない事態が生じ易い。0.5mmを超えると、非形成部の長さが長くなるため、空気溜りが側面導体5aの一部を覆うことは無く良好にめっき金属層を被着できるものの、配線基板1の厚みが厚くなり薄型化に不利となる。
パッケージは、配線基板1の主面に電子部品2が搭載される搭載部7および電子部品2の電極が接続される配線層5が形成されているとともに、配線基板1の角部および側面の少なくとも一方に、配線基板1の下面から上面に向けて形成された切欠き部4に配線層5と電気的に接続された側面導体層5aが形成されている。このような構造により、切欠き部4内の側面導体層5aと外部電気回路基板の接続用導体との間に半田のメニスカスが良好に形成されて、外部電気回路基板に極めて強固に実装させることができる。
また、パッケージの切欠き部4は、配線基板1の下面から上面に向けて途中まで形成されているとともに、側面導体層5aは、切欠き部4下端から上側に向けて下層の絶縁層1c上面の位置まで形成されている。このようなパッケージは多数個取り配線基板として製造方法する際、母基板10の切欠き部用の穴13の内面にめっき金属層を被着させる際に、空気溜りが発生しやすい穴13の上端部に相当する中間層の絶縁層1bの側面には側面導体層5aが被着されていないため、側面導体層5aが腐食されるのを有効に防止できる。
また、電子装置は、上記パッケージと、搭載部7に搭載されるとともに配線層5に電気的に接続された電子部品2と、電子部品2を覆う樹脂封止材3とを具備したことにより、切欠き部4内の側面導体層5aと外部電気回路基板の接続用導体との間に半田のメニスカスが良好に形成されて電子装置が外部電気回路基板に極めて強固に実装される信頼性の高いものとなる。
なお、本発明は上述の実施の形態の一例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。
本発明の電子部品搭載用パッケージについて実施の形態の一例を示す断面図である。 図1の電子部品搭載用パッケージを母基板から多数個取りによって製造する製造方法を説明するための母基板の断面図である。 従来の電子部品搭載用パッケージの断面図である。 図3の電子部品搭載用パッケージを母基板から多数個取りによって製造する製造方法を説明するための母基板の断面図である。 従来の電子部品搭載用パッケージの他の例を示す断面図である。
符号の説明
1:配線基板
2:電子部品
3:樹脂封止材
5:配線層
5a:側面導体層
10:母基板
11:配線基板領域
12:分割線
13:切欠き部用の穴

Claims (3)

  1. 電子部品が搭載される搭載部および前記電子部品の電極が接続される配線層が形成された配線基板領域が多数配列されているとともに、下面且つ隣接しあう前記配線基板領域の分割線上に切欠き部用の非貫通の穴を有し、前記配線層と電気的に接続されるとともに前記穴の内面の下端から上側に向けて途中まで形成された側面導体層を有し、前記分割線に沿って分割することにより前記配線基板領域および前記切欠き部を有する多数の電子部品搭載用パッケージを得るための母基板を準備する工程と、
    前記側面導体層の表面にめっき金属層を形成する工程とを具備することを特徴とする電子部品搭載用パッケージの製造方法。
  2. 電子部品が搭載される搭載部および前記電子部品の電極が接続される配線層が形成された配線基板領域が多数配列されているとともに、下面且つ隣接しあう前記配線基板領域の分割線上に切欠き部用の非貫通の穴を有し、前記配線層と電気的に接続されるとともに前記穴の内面の下端から上側に向けて途中まで形成された側面導体層を有する母基板を準備する工程と、
    前記側面導体層の表面にめっき金属層を形成する工程と、
    前記母基板の上面における前記多数の配線基板領域の前記搭載部にそれぞれ電子部品を搭載する工程と
    前記母基板の上面における前記多数の配線基板領域および前記電子部品を覆うように樹脂封止材を塗布する工程と、
    前記分割線に沿って前記母基板および前記樹脂封止材を分割することにより前記切欠き部を有する多数の電子装置を得る工程とを順次具備することを特徴とする電子装置の製造方法。
  3. 前記樹脂封止材は前記母基板の上面の前記非貫通の穴に対応する部位を覆っていることを特徴とする請求項2記載の電子装置の製造方法。
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