JP4650439B2 - 緊急地震速報対応型集合住宅管理システム - Google Patents

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本発明は、集合住宅の管理室などに設置され、地震検知信号を生成する地震情報ネットワークに接続された警報監視盤と、集合住宅の各住戸に設置される住宅情報端末とを備えて構成された緊急地震速報対応型集合住宅管理システムに関するものである。
従来、住宅情報盤に内蔵した地震センサで地震を検知して、その検知回数を警報監視盤でカウントし、検知回数が所定回数となったときに、対処ガイダンスを警報監視盤から住宅情報盤に通話線を介して伝送して、住戸内に報知する集合住宅用インターホンシステムがある(特許文献1参照)。
同インターホンシステムによれば、所定回数の地震検知信号を受信したときには、全住戸の住宅情報盤に対処ガイダンスを送信して報知させているため、全住戸で火元の確認、避難経路の確認ができ、続けて発生する主要動の発生に備えた安全対策をとることができる。
2003−67866号公報
しかしながら、上記文献のものでは、各住宅情報盤は、住宅情報盤に接続されたスピーカから出力させて住戸内に報知するようにしているが、インターホンシステムに接続されたドアホン子器を利用して住戸外へ報知することはなされていない。
また、住戸外へ報知するとしても、震度が大きい場合には迅速な屋外報知が必要であるが、震度が小さいときなど避難を必要としない場合などには、無用な混乱を防止するために屋外報知をしないほうがよい場合もあり、適切な住戸外報知を可能としたシステムが求められていた。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、地震情報ネットワークより通知されてきた予測震度に応じて適切な住戸外報知ができる緊急地震速報対応型集合住宅管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の緊急地震速報対応型集合住宅管理システムは、集合住宅の管理室などに設置され、所定の緊急地震速報に基づいて予測震度情報を含む地震検知信号を生成する地震情報ネットワークに接続された警報監視盤と、集合住宅の各住戸に設置され、ドアホン子器を接続した住宅情報端末とを備えて構成され、前記警報監視盤は、前記地震情報ネットワークから前記地震検知信号を受信したときには、前記予測震度情報とともに地震警報指令信号を前記住宅情報端末に送信する地震警報指令信号送信手段を備えており、前記住宅情報端末は、前記警報監視盤から前記地震警報指令信号を受信したときに、住戸内に所定の地震警報を出力するとともに、前記予測震度情報を参照して、所定の震度以上と判断したときには、前記ドアホン子器より住戸外に所定の地震警報を出力させる報知手段を備えており、前記所定の震度は、前記住宅情報端末より住戸内に地震警報を出力させる震度よりも高い震度の値が選択されている。
請求項2に記載の緊急地震速報対応型集合住宅管理システムは、集合住宅の管理室などに設置され、所定の緊急地震速報に基づいて予測震度情報を含む地震検知信号を生成する地震情報ネットワークに接続された警報監視盤と、集合住宅の各住戸に設置され、ドアホン子器を接続した住宅情報端末とを備えて構成され、前記警報監視盤は、前記地震情報ネットワークから前記地震検知信号を受信すると、前記予測震度情報を参照して、所定の震度未満と判断したときには、地震警報指令信号を前記住宅情報端末に送信する一方、前記所定の震度以上と判断したときには、前記地震警報指令信号に加えて住宅外地震警報指令信号を前記住宅情報端末に送信する地震警報指令信号送信手段を備えており、前記住宅情報端末は、前記警報監視盤から前記地震警報指令信号を受信したときには、住戸内に所定の地震警報を出力し、前記住戸外地震警報指令信号を更に受信したときには、前記ドアホン子器より所定の地震警報を出力させる報知手段とを備えている。
請求項3では、地震情報ネットワークは、緊急地震速報を生成する地震情報配信サーバと、地震情報配信サーバに通信ネットワークを通じて接続された地震情報受信端末とより構成され、地震情報受信端末が地震検知信号を生成し、警報監視盤に送出する構成としている。
請求項4では、警報監視盤が前記地震情報受信端末を内蔵している。
請求項1に記載の緊急地震速報対応型集合住宅管理システムによれば、住戸外にもドアホン子器を通じて、地震メッセージを報知できる構成であるため、住戸内だけではなく、住戸外にいる住戸人や訪問者にも地震を通知でき、地震による避難など緊急対策が共用部分を含む集合住宅全体で迅速かつ安全に行える。また、予測震度を参照して、所定の震度以上のときのみ住戸外に報知する構成であるため、軽度な地震のときに無用なメッセージで屋外にいる人を混乱させることがない。
さらに、各住宅情報盤が予測震度に基づく住戸外報知の要否を判断しているため、各階、住戸ごとに住戸外報知の基準を設定できるので、地震の安全対策について、個別具体的な対策を講じることができる。
請求項2に記載の本発明によれば、警報監視盤が予測震度を参照して住戸外報知の要否を判断しているため、請求項1に記載の発明と同様の効果を得るとともに、集合住宅ごとに均一の安全基準に基づいた地震報知を行える。さらに、保守性、安全性にもすぐれている。
請求項3に記載の本発明によれば、地震情報ネットワークが緊急地震速報を生成する地震情報配信サーバと、地震情報配信サーバに通信ネットワークを通じて接続された地震情報受信端末とより構成され、地震情報受信端末が地震検知信号を生成し、警報監視盤に送出する構成としているため、地震情報受信端末を集合住宅に合わせて適宜、配置することができ、システムの自由度が高まる。
請求項4に記載の本発明によれば、地震情報受信端末を警報監視盤に内蔵させた構成としているため、警報監視盤で集中的な地震対策管理が行える。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面とともに説明する。
図1は、本発明の緊急地震速報対応型集合住宅管理システムの一例を示すシステムの基本構成図である。
同システムは、マンションなどの集合住宅に適用され、管理室や警備室などに警報監視盤10が設置され、各住戸には住宅情報盤30が設置され、警報監視盤10と住宅情報盤30とを伝送線L1、通話線L2によって相互に接続した基本構成を有している。なお、警報監視盤は、管理室用情報盤と通話制御装置とで構成されたものでもよい。
各住戸の住宅情報端末として設置された住宅情報盤30には、伝送線L1、通話線L2を通じて相互通話を可能としたドアホン子器50が接続され、さらに、伝送線L1、通話線L2を介して副住宅情報盤60が接続されている。この副住宅情報盤60は、必要に応じて接続しておけばよく、住戸の広さ等に応じた数を接続可能としている。
また、住宅情報盤30は、ドアホン子器50を介して、火災感知器(不図示)を接続した感知器回線(不図示)が接続されており、感知器の作動を検知し、火災などの異常が発生したときには、異常信号を警報監視盤10に送信する。
警報監視盤10は、その異常信号を受けると、当該住宅やその周囲の住宅の住宅情報盤30から警報を出力するとともに、作動した感知器に対応した地区音響装置(不図示)を作動させるなどして、住戸人の迅速かつ安全な避難を誘導する。
同システムは、このような集合住宅管理システムの基本機能に加え、地震報知機能に対応した構成を有している。
すなわち、この緊急地震速報対応型集合住宅管理システムは、地震情報ネットワークNWに接続され、地震情報ネットワークNWより受信した予測震度情報を含む地震検知信号を、住戸内、外に報知する機能を有している。
この地震情報ネットワークNWは、複数の地震センサSを有した地震情報配信サーバ1と、各集合住宅の警報監視盤10に接続された地震情報受信端末2とが、例えばIPV6プロトコルで通信するネットワークNを介して接続された構成となっている。なお、地震情報受信端末2は、警報監視盤10と独立した構成でも、警報監視盤10に内蔵した構成であってもよい。
地震情報収集サーバ1は、複数の地震センサSによって、地域あるいは地方の地震発生を継続監視し、地震が発生したときには、初期微動(P波検出)の段階で、即座に、震源位置、予想マグニチュード、震源深さ等の情報を含んだ緊急地震速報をデジタル信号として地震情報受信端末2に配信する。地震情報受信端末2は、その情報を受信すると、震源位置からの距離等に基づいて分析し、その結果、集合住宅の所在地で所定値(例えば震度2)以上の震度を予想したときには、例えばデジタル信号として地震検知信号を出力する。
警報監視盤10は、地震情報ネットワークNWから地震検知信号を受信したときに、予測震度情報とともに地震警報指令信号を各住戸の住宅情報盤30に送信する地震警報指令信号送信手段10aを備えている。
また、各住戸の住宅情報盤30は、記憶手段30a、報知手段30b、表示手段30cを備えている。記憶手段30aには地震警報、対策用の音声メッセージ(以下、地震メッセージという)や画像(ピクト画像など)が記憶されている。報知手段30bは、警報監視盤10から地震警報指令信号を受信したときに、住戸内に地震メッセージを音声報知するとともに、表示手段30cで画像を表示報知し、さらに所定の判断にしたがって、ドアホン子器50を介して住戸外にも地震メッセージを音声報知する。
各住戸の副住宅情報盤60は、地震警報、地震メッセージや画像(ピクト画像など)を記憶した記憶手段60aと、住戸内に地震メッセージの音声報知と画像の表示報知とを行う報知手段60bと、表示手段60cとを備えている。
ついで、図1に加えて図2、図3を参照しながら、地震発生から住戸内、外への地震報知までの各装置、端末の基本動作を説明する。
図2、図3は、その際の各装置、端末の動作を時系列的に示したフローチャートで、図2は住戸外報知をする場合、図3は住戸外報知をしない場合を示している。以下、これらのフローにそって説明する。
まず、図2について説明する。地震情報配信サーバ1は、地震センサSによって地震発生を検出すると、緊急地震速報を予め登録された地震情報受信端末2に配信する。地震情報受信端末2は、その緊急地震速報を受信すると分析し、集合住宅の所在地での予測震度を算出し、その予測震度が所定値(例えば震度2)以上かどうかによって集合住宅への通知必要性を判断し、所定値以上のときには、その予測震度情報を含む地震検知信号を出力する(101〜104)。
警報監視盤10は、その地震検知信号を受信すると、各住宅情報盤30に対して予測震度情報と地震警報指令信号を住宅情報盤30に伝送する(105)。
住宅情報盤30は、予測震度情報と地震警報指令信号を受信すると、予め記憶手段30aに記憶した地震メッセージとピクト画像を読み出し、ピクト画像によって表示報知し、予測震度が所定値(例えば震度5)以上と判断すれば、ドアホン子器50との通話回路を生成し、住戸内に地震メッセージを音声報知するとともに、地震メッセージをドアホン子器50に送出して住戸外にも音声報知させ、さらに地震警報指令信号を副住宅情報盤60に伝送する(106〜111、115)。
地震メッセージとしては、例えば「予測震度5の地震がまもなくやってきます。家具から離れた位置に移動してください」など、予測震度に応じてその対策を含んだものが望ましいが、単なる警報メッセージでもよい。また、住戸内、外で異なる地震メッセージを出力してもよいし、各階ごとに異なるメッセージにしてもよい。
また、副住宅情報盤60は、予測震度情報と地震警報指令信号を受信すると、予め記憶手段60aに記憶したピクト画像によって表示報知し、予め記憶手段60aに記憶した地震メッセージを取り出して住戸内に音声報知する(112〜114)。
次に、図3について説明する。図3に示したフローチャート201〜213は、住宅情報盤30が受信した予測震度が所定値(例えば震度5)を下回ると判断されたときの動作を示したもので、この場合、住宅情報盤30はドアホン子器50の通話回路は生成せず、ドアホン子器50を介した住戸外への地震メッセージの出力は行わない。
なお、その他の各装置の動作は、図2の場合と同様であるため、説明を省略する。つまり、住戸内には、住宅情報盤30、副住宅情報盤60より地震メッセージ、ピクト画像による音声、表示報知を行う(206〜213)。
以上のように、本例システムでは、住戸外にもドアホン子器60を通じて、地震メッセージを報知できる構成であるため、住戸内だけではなく、住戸外にいる住戸人や訪問者にも地震を通知でき、地震による避難などの緊急対策が共用部分を含む集合住宅全体で実施できる。また、予測震度を参照して、所定の震度以上のときのみ住戸外に報知する構成であるため、軽度な地震のときに無用な地震メッセージで屋外にいる人を困惑させることがない。もちろん、住戸内への報知についても、住戸外報知と同様の判断で要否を決定することができる。
また、本例の構成では、各住宅情報盤30が住戸外報知の要否を判断しているため、各階、住戸ごとに住戸外報知の基準を設定できるので、地震の安全対策について柔軟に対応できる。例えば、同一階の全住戸が住戸外報知をするのではなく、間引き設定するなど、選択された住戸のみで報知するようにしてもよい。
また、住宅情報盤30ごとに地震メッセージを記憶させたことにより、さらに個別の対応も可能となる。例えば、住戸ごとに適切な避難経路を指示したり、各階ごとに避難経路を振り分けたりすることができる。
なお、本例システムでは、地震メッセージを各住宅情報盤30の記憶手段30aに記憶させているが、警報監視盤10に記憶させてもよい。つまりその場合には、警報監視盤10は、各住宅情報盤30に対して、予測震度情報、地震警報指令信号に加えて地震メッセージも送出する。
図4は、図1に示した緊急地震速報対応型集合住宅管理システムの内部回路の一例を示すブロック図である。
警報監視盤10は、この警報監視盤10の各部を制御するホストCPU11と、信号線L1によって住宅情報端末2との間で信号(例えばデジタル信号)の送受を行う信号送受信部12と、制御プログラムなどを格納したフラッシュメモリ13と、設定データなどを記憶するS−RAM14と、地震情報受信端末2と接点信号、デジタル信号等によって通信する伝送部15と、ハンドセット16aやスピーカ16bを有し、通話線L2を通じて音声信号を送受信するインターホン回路部16と、液晶パネル等で構成された表示回路部17と、複数の操作釦等で構成されたキー入力部18とを備えている。この警報監視盤10では、ホストCPU11、信号送受信部12、伝送部15が、地震警報指令信号送信手段10aを構成する。
住宅情報盤30は、この住宅情報盤30の各部を制御するCPU31と、信号線L1によって警報監視盤10と信号(例えばデジタル信号)の送受を行う信号送受信部32と、液晶パネル等で構成された表示回路部33と、複数の操作釦等で構成されたキー入力部34と、マイク35aとスピーカ35bを有し、通話線L2を通じて音声信号を送受信するインターホン回路部35と、固有のアドレスを設定するディップスイッチ36と、設定データ等を記憶するEEPROM37と、図示しないセンター装置に火災、ガス漏れ事故、地震の発生を通知する移報出力部38とを備えている。この住宅情報盤30では、記憶手段30aはEEPROM37で構成され、報知手段30bはCPU31、インターホン回路部35で構成され、表示手段30cはCPU31、表示回路部33で構成されている。
副住宅情報盤60は、この副住宅情報盤60の各部を制御するCPU61と、信号線L1によって住宅情報盤30と信号(例えばデジタル信号)の送受を行う信号送受信部62と、液晶パネル等で構成された表示回路部63と、複数の操作釦等で構成されたキー入力部64と、マイク65aとスピーカ65bを有し、通話線L2を通じて音声信号を送受信するインターホン回路部65と、固有のアドレスを設定するディップスイッチ66と、設定データ等を記憶するEEPROM67と、センター装置(不図示)に火災、ガス漏れ事故、地震の発生を通知する移報出力部68とを備えている。この副住宅情報盤60では、記憶手段60aはEEPROM67で構成され、報知手段60bはCPU61、インターホン回路部65で構成され、表示手段60cはCPU61、表示回路部63で構成されている。
ドアホン子器50は、マイク51aとスピーカ51bを有し、信号線L1、通話線L2を通じた信号(例えばデジタル信号)の送受や、住宅情報盤30の呼出、住宅情報端末2との間通話を制御するための伝送部51と、呼出釦などを有する操作部52とを備えている。
地震情報受信端末2は、地震情報配信サーバ1とIPV6等のプロトコルで通信する伝送部2a、2bと、緊急地震速報情報を受信すると、所定のアルゴリズムに従って分析し、所定以上の震度を判別して、地震検知信号を例えばデジタル信号で出力するCPU2cと、制御プログラムなどを格納したメモリ2dとを備えている。
次に、本発明の緊急地震速報対応型集合住宅管理システムの他例について説明する。
図5は、本例システムの基本構成を示すシステム基本構成図である。各装置の構成要素の名称は図1と同じであるが、同システムでは、住戸外報知の要否判断を警報監視盤10で行うようにしている。
すなわち、図5に示した警報監視盤10の地震警報指令信号送信手段10aは、予測震度情報、地震警報指令信号を各住戸の住宅情報盤30に送信するが、予測震度が所定の震度以上と判断したときには、住戸外地震警報指令信号も各住戸の住宅情報盤30に送信する。また、住宅情報盤30では、予測震度により住戸外報知の要否判断は行わず、受信した住戸外地震警報指令信号にしたがってドアホン子器50より住戸外報知を行う。なお、警報監視盤10および住宅情報盤30の動作は、図1に示したものと異なるが、各構成要素には同一の符号を付している。また、図5において、その他の構成、動作については図1と同様であるため、説明を省略する。
ついで、図6、図7を参照しながら、地震発生から住戸内、外への報知までの各装置、端末の基本動作を説明する。
図6、図7は、その際の各装置、端末の動作を時系列的に示したフローチャートで、図6は住戸外報知をする場合、図7は住戸外報知をしない場合を示している。以下、これらのフローにそって説明する。
まず、図6について説明する。地震情報配信サーバ1は、地震センサSによって地震発生を検出すると、緊急地震速報を予め登録された地震情報受信端末2に配信する。地震情報受信端末2は、その緊急地震速報を受信すると分析し、集合住宅の所在地での予測震度を算出し、その予測震度が所定値以上かどうかによって集合住宅への通知必要性を判断し、所定以上のときには、その予測震度情報を含む地震検知信号を出力する(301〜304)。
警報監視盤10は、予測震度情報を含む地震検知信号を受信すると、予測震度を参照し、予測震度が所定値(例えば震度5)以上と判断すれば、住宅情報盤30のそれぞれに対して予測震度情報と地震警報指令信号と住戸外地震警報指令信号を住宅情報盤30に伝送する(305、306)。
住宅情報盤30は、予測震度情報と地震警報指令信号と住戸外地震警報指令信号を受信すると、予め記憶手段30aに記憶した地震メッセージとピクト画像を読み出し、ピクト画像によって表示報知し、住戸外地震警報指令信号にしたがいドアホン子器50との通話回路を生成し、住戸内に地震メッセージを音声報知するとともに、地震メッセージをドアホン子器50に送出して住戸外にも音声報知させ、さらに地震警報指令信号を副住宅情報盤60に伝送する(307〜311、315)。
副住宅情報盤60は、予測震度情報と地震警報指令信号を受信すると、予め記憶手段60aに記憶したピクト画像によって表示報知し、予め記憶手段60aに記憶した地震メッセージを取り出して住戸内に音声報知する(312〜314)。
次に、図7について説明する。図7に示したフローチャート401〜413は、警報監視盤10が、受信した予測震度が所定値(例えば震度5)を下回ると判断されたときの動作を示したもので、この場合、警報監視盤10は住戸外地震警報指令信号を住宅情報盤30に伝送せず、よって住宅情報盤30は、ドアホン子器50を介した住戸外への地震メッセージの出力は行わない。
なお、その他の各装置の動作は、図6の場合と同様であるため、説明を省略する。つまり、住戸内には、住宅情報盤30、副住宅情報盤60より地震メッセージ、ピクト画像による音声、表示報知を行う(407〜413)。
また、本例システムにおいても、図1〜図4に例示したシステムと同様に、地震メッセージを警報監視盤10側に記憶させてもよい。つまりその場合には、警報監視盤10は、各住宅情報盤30に対して、予測震度情報、地震警報指令信号、住戸外地震警報指令信号に加えて地震メッセージも送出する。
以上のように、本例システムにおいても、住戸外にもドアホン子器60を通じて、地震メッセージを報知しているので、住戸内だけではなく、住戸外にいる住戸人や訪問者にも地震を通知できるので、地震による避難など緊急対策が、集合住宅全体で迅速かつ安全に行える。また、予測震度を参照して、所定の震度以上のときのみ住戸外に報知する構成であるため、軽度な地震のときに無用なメッセージで屋外にいる人を困惑させることがない。
また、本例の構成では、警報監視盤10側で住戸外報知の要否を判断しているため、集合住宅ごとに均一の安全基準に基づいた地震報知を行える。さらに、保守性にもすぐれている。
本発明の一例である緊急地震速報対応型集合住宅管理システムのシステム基本構成図である。 同システム例の基本動作(住戸外報知あり)を時系列的に示したフローチャートである。 同システム例の基本動作(住戸外報知なし)を時系列的に示したフローチャートである。 同システム例の内部回路の一例を示すブロック図である。 本発明の他例である緊急地震速報対応型集合住宅管理システムのシステム基本構成図である。 同システム例の基本動作(住戸外報知あり)を時系列的に示したフローチャートである。 同システム例の基本動作(住戸外報知なし)を時系列的に示したフローチャートである。
符号の説明
10 警報監視盤
10a 地震警報指令信号送信手段
30 住宅情報盤(住宅情報端末)
30a 記憶手段
30b 報知手段
30c 表示手段
50 ドアホン子器
NW 地震情報ネットワーク
1 地震情報配信サーバ
2 地震情報受信端末

Claims (4)

  1. 集合住宅の管理室などに設置され、所定の緊急地震速報に基づいて予測震度情報を含む地震検知信号を生成する地震情報ネットワークに接続された警報監視盤と、集合住宅の各住戸に設置され、ドアホン子器を接続した住宅情報端末とを備えて構成され、
    前記警報監視盤は、前記地震情報ネットワークから前記地震検知信号を受信したときには、前記予測震度情報とともに地震警報指令信号を前記住宅情報端末に送信する地震警報指令信号送信手段を備えており、
    前記住宅情報端末は、前記警報監視盤から前記地震警報指令信号を受信したときに、住戸内に所定の地震警報を出力するとともに、前記予測震度情報を参照して、所定の震度以上と判断したときには、前記ドアホン子器より住戸外に所定の地震警報を出力させる報知手段を備えており、
    前記所定の震度は、前記住宅情報端末より住戸内に地震警報を出力させる震度よりも高い震度の値が選択されている、緊急地震速報対応型集合住宅管理システム。
  2. 集合住宅の管理室などに設置され、所定の緊急地震速報に基づいて予測震度情報を含む地震検知信号を生成する地震情報ネットワークに接続された警報監視盤と、集合住宅の各住戸に設置され、ドアホン子器を接続した住宅情報端末とを備えて構成され、
    前記警報監視盤は、前記地震情報ネットワークから前記地震検知信号を受信すると、前記予測震度情報を参照して、所定の震度未満と判断したときには、地震警報指令信号を前記住宅情報端末に送信する一方、前記所定の震度以上と判断したときには、前記地震警報指令信号に加えて住宅外地震警報指令信号を前記住宅情報端末に送信する地震警報指令信号送信手段を備えており、
    前記住宅情報端末は、前記警報監視盤から前記地震警報指令信号を受信したときには、住戸内に所定の地震警報を出力し、前記住戸外地震警報指令信号を更に受信したときには、前記ドアホン子器より所定の地震警報を出力させる報知手段とを備えている、緊急地震速報対応型集合住宅管理システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記地震情報ネットワークは、前記緊急地震速報を生成する地震情報配信サーバと、該地震情報配信サーバに通信ネットワークを通じて接続された地震情報受信端末とより構成され、
    前記地震情報受信端末が前記地震検知信号を生成し、前記警報監視盤に送出する構成としている、緊急地震速報対応型集合住宅管理システム。
  4. 請求項3において、
    前記警報監視盤は、前記地震情報受信端末を内蔵している、緊急地震速報対応型集合住宅管理システム。
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