JP4648777B2 - 光センサ回路およびイメージセンサ - Google Patents

光センサ回路およびイメージセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP4648777B2
JP4648777B2 JP2005196658A JP2005196658A JP4648777B2 JP 4648777 B2 JP4648777 B2 JP 4648777B2 JP 2005196658 A JP2005196658 A JP 2005196658A JP 2005196658 A JP2005196658 A JP 2005196658A JP 4648777 B2 JP4648777 B2 JP 4648777B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mos transistor
mos
transistor
signal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005196658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007019650A (ja
Inventor
典之 篠塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2005196658A priority Critical patent/JP4648777B2/ja
Publication of JP2007019650A publication Critical patent/JP2007019650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4648777B2 publication Critical patent/JP4648777B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

本発明は、光センサ回路およびイメージセンサに関し、特に、高輝度光が入射する時のオーバフロー電荷の影響を排除し、相関二重サンプリングを適切に利用して広いダイナミックレンジを実現するのに好適な光センサ回路、およびこの光センサ回路を画素として利用して構成されるイメージセンサに関する。
従来、光信号を電気信号として検出する光センサ回路の中で、MOS型トランジスタを用いてフォトダイオード(光電変換素子)により光電変換で得た光電流信号を対数特性を有する電圧信号に変換するものが知られていた。この光センサ回路は、ダイナミックレンズが広い、少ない消費電力で駆動可能である等の特性を有している。この光センサ回路を1つの画素としてマトリックス状に複数並べることにより、撮像を行うMOS型イメージセンサが形成される。
MOS型イメージセンサでは、個々の光センサ回路(画素)の持つ固有の固定パターンノイズが問題となっていた。固定パターンノイズは、各光センサ回路内の増幅用MOS型トランジスタのばらつきが大きな原因になっている。
上記の固定パターンノイズを除去するため、例えば相関二重サンプリング処理が利用される。この相関二重サンプリング処理は、各光センサ回路から出力される映像信号をサンプリングして得たデータと、基準信号をサンプリングして得たデータとを減算処理することによりノイズを除去する手法である。このノイズ除去手法は、MOS型イメージセンサを含め、CCD型イメージセンサでも広く利用されている。
またMOS型イメージセンサの場合には、上記の相関二重サンプリング処理を行うために、暗出力用トランジスタを備える技術が提案されている(例えば、特許文献1の図6と図7等)。この特許文献1に示される光センサ回路では、図6に示すごとく、入射光L1を受けてフォトダイオードPDから出力される電流信号を、対数特性を有するように電圧変換する変換用MOS型トランジスタQ1と、フォトダイオードPDをMOS型トランジスタQ1から切り離し、電流信号を遮断する暗時の信号を得る暗出力用または電流遮断用のMOS型トランジスタQ4とを設け、これにより基準となる暗出力と光電流信号の映像出力とを得るようにしている。すなわち、MOS型トランジスタQ4をオフにし光電流信号を遮断することにより暗時の出力が得られ、MOS型トランジスタQ4をオンにすることにより光信号L1がフォトダイオードPDに入射したときの出力を得ることができる。なお図6において、Q2は増幅用のMOS型トランジスタであり、Q3は画素選択用のMOS型トランジスタである。
特開2003−259234号公報
特許文献1に開示されたCMOSイメージセンサによれば、フォトダイオードPDに入射する光信号の光量が多い場合、すなわち高輝度光の場合には暗出力用MOS型トランジスタQ4のゲート下に電荷が多く存在することになる。このため、フォトダイオードに入射する光量が多いと、暗出力用MOS型トランジスタQ4をオフにした際、ゲート下の電荷がドレイン側へ流れ、溢れた電荷が付加されて暗出力が適切に得られない。つまり、高輝度撮影時には暗出力を得ることができないという問題があった。換言すれば、MOS型イメージセンサでは、高輝度光の入射時には、相関二重サンプリング処理機能が働かず、固定パターンノイズを除去することができないという問題があった。これは、MOS型トランジスタのダイナミックレンジを狭くするものであった。
また対数変換用MOS型トランジスタと暗出力用MOS型トランジスタは、その間にアルミニウム等の遮光壁を設けて外部からの遮光を行っているが、製造技術上、十分な遮光構造を設けることが難しい、そのため、入射光に依存してMOS型トランジスタのPN接合部が発電し、入射光に反応してしまうという問題があった。さらにアルミニウム遮光の場合には、近赤外光の領域で透過状態が発生してしまうため、完全な遮光にならず、その結果、暗出力が変動するという問題も提起される。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、高輝度撮影時における暗出力用MOS型トランジスタのオフ時のゲート下の電荷溢れ(オーバフロー)が暗出力に影響を与えないようにし、相関二重サンプリングによる画素の固定パターンノイズの除去技術の利用を適切に行い、広いダイナミックレンジを実現できると共に、入射光に依存して発電状態が生じたとしても発電電流がセンサ出力に影響を与えるのを防止することができる光センサ回路およびイメージセンサを提供することにある。
本発明に係る光センサ回路およびイメージセンサは、上記目的を達成するために、次のように構成される。
第1の光センサ回路(請求項1に対応)は、光信号を電流信号に変換する光電変換素子と、光電変換素子から出力される電流信号を弱反転状態で対数特性を有する電圧信号に変換する変換用MOS型トランジスタと、変換用MOS型トランジスタから出力される電圧信号を増幅する増幅用MOS型トランジスタと、増幅用MOS型トランジスタから出力される電圧信号を選択的に出力させるための出力選択用MOS型トランジスタと、光電変換素子に流れる電流信号を遮断する遮断用MOS型トランジスタと、遮断用MOS型トランジスタがオフ動作時に光電変換素子のオーバフロー電荷を流すための側路用MOS型トランジスタと、から成り、側路用MOS型トランジスタのドレインは変換用MOS型トランジスタのドレインに接続され、側路用MOS型トランジスタのソースは遮断用MOS型トランジスタのソースに接続され、側路用MOS型トランジスタのゲート電圧変換用MOS型トランジスタのゲート電圧と同電位に設定することで、前記変換用MOS型トランジスタもしくは増幅用MOS型トランジスタ、又は、変換用MOS型トランジスタ及び増幅用MOS型トランジスタのドレインに電流が流れる状態とする
上記の光センサ回路では、遮断用MOS型トランジスタがオフ状態になった時、フォトダイオードのオーバフロー電荷は側路用MOS型トランジスタを経由してドレイン側に供給され、暗時のセンサ信号に影響を与えるのを抑制することが可能となる。このため、フォトダイオードに高輝度の光信号が入射される場合でも、暗信号の出力を適切に得ることができる。
本発明に係るイメージセンサ(請求項に対応)は、前述の第1の光センサ回路を1画素として複数の配列して撮像領域が形成されるイメージセンサであって、さらに、光センサ回路の遮断用MOS型トランジスタがオフして電流信号を遮断した時に出力選択用MOS型トランジスタから出力される電流信号を画素ごとに保持する記憶手段と、光信号の光強度を判定する判定手段と、判定手段が光信号の光強度が所定値よりも大きいと判定したとき(高輝度光の場合)、遮断用MOS型トランジスタがオンする時の出力選択用MOS型トランジスタから出力される電流信号から、記憶手段に保持された電流信号を差し引き、固定パターンノイズを除去する演算処理手段とを備えるように構成される。
このイメージセンサでは、側路用MOS型トランジスタを備えた光センサ回路を画素として多数配列して形成された撮像領域を利用し、高輝度光の場合にも暗信号を得ることができ、補正可能時の暗信号に係るデータをメモリに予め用意しておき、高輝度光が入射された場合には、当該暗信号に係るデータを利用してセンサ信号から固定パターンノイズを除去するようにしている。
本発明によれば、次の効果を奏する。側路用MOS型トランジスタを設け、遮断用MOS型トランジスタがオフした時に、高輝度光の受光時にフォトダイオードや遮断用MOS型トランジスタのゲート下から溢れるオーバフロー電荷を側路用MOS型トランジスタに流して暗出力信号に影響を与えないようしたため、適切な暗出力信号を得ることができる。さらに、低光強度の光信号に対しては相関二重サンプリング処理により画素の固定パターンノイズを除去し、高光強度の光信号に対してはメモリに用意された暗信号に係るデータをセンサ信号から差し引いて固定パターンノイズを除去するようにしたため、低光強度から高光強度まで画素の固定パターンノイズを除去することができ、広いダイナミックレンジを有する光センサ回路およびイメージセンサを実現できる。また、入射光に依存して発電状態が生じたとしても側路用MOS型トランジスタを経由して流すことができ、当該発電電流がセンサ出力に影響を与えるのを防止することができる。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1に本発明に係る光センサ回路の代表的実施形態を示す。 図1において、前述した「背景技術」の欄の図6で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付している。図1において、光センサ回路10は、光信号L1が入射されるフォトダイオードPDを有する。第1のMOS型トランジスタQ1は、入射光L1を受けてフォトダイオードPDが光電流を出力するとき、この光電流に係る信号を、対数特性を有するように電圧変換する変換用MOS型トランジスタである。MOS型トランジスタQ1のドレインにはドレイン電圧Vdaが供給され、そのゲートにはゲート電圧Vpcが供給される。MOS型トランジスタQ1のソースは、後述するMOS型トランジスタQ4を介してフォトダイオードPDのカソード側に接続されている。
またMOS型トランジスタQ1のソースは、第2のMOS型トランジスタQ2のゲートに接続される。MOS型トランジスタQ2は、光電流信号を増幅するための増幅用MOS型トランジスタである。MOS型トランジスタQ2のドレイン側には、第3の画素選択用MOS型トランジスタQ3が設けられる。MOS型トランジスタQ3のソースはMOS型トランジスタQ2のドレインに接続されている。MOS型トランジスタQ3のゲートにはオン・オフ駆動用のゲート電圧Vspが供給されており、そのドレインからセンサ出力信号Ioutが出力される。MOS型トランジスタQ2のソースはアース端子に接続される。
MOS型トランジスタQ1とフォトダイオードPDの間には第4のMOS型トランジスタQ4が接続される。MOS型トランジスタQ4のドレインはMOS型トランジスタQ1のソースに接続され、そのソースはフォトダイオードPDのカソードに接続される。MOS型トランジスタQ4のゲートにはオン・オフ駆動用のゲート電圧Vswが供給されている。このMOS型トランジスタQ4は、受光したときの通常の光センサ出力を取り出すときには、オン状態にされる。またMOS型トランジスタQ4がオフ動作するときには、フォトダイオードPDとMOS型トランジスタQ1とを切り離し、光電流信号を遮断し、暗時の信号を取り出すことができる。MOS型トランジスタQ4は、暗出力用または電流遮断用のMOS型トランジスタである。MOS型トランジスタQ4により、基準となる暗出力と光電流信号の映像出力とを得るようにしている。以上のごとく、MOS型トランジスタQ4をオフにし光電流信号を遮断することにより暗時の出力が得られ、MOS型トランジスタQ4をオンにすることにより光信号L1がフォトダイオードPDに入射したときの出力を得ることができる。
上記の回路構成において、さらに、第5のMOS型トランジスタQ5が付設される。このMOS型トランジスタQ5は、そのドレインがMOS型トランジスタQ1のドレインに接続され、そのソースはMOS型トランジスタQ4のソースに接続される。MOS型トランジスタQ5のゲートには所定電圧値のゲート電圧Vpc2が供給される。MOS型トランジスタQ5は、MOS型トランジスタQ4がオフの時、オン状態にされ、光信号L1の光強度が高い時にMOS型トランジスタQ4のゲート下に存在するオーバフロー電荷をドレイン側に流すための側路用MOS型トランジスタである。MOS型トランジスタQ5のゲート電圧Vpc2は、MOS型トランジスタQ1のゲート電圧Vpcよりも低く設定されている。MOS型トランジスタQ5のゲート電圧をこのように設定することにより、MOS型トランジスタQ4がオフしたとき、フォトダイオードPDのオーバフロー電荷はMOS型トランジスタQ5のドレインに放出される。
図2と図3を参照して上記光センサ回路10の第1の動作例(参考例)を説明する。図2と図3は共に、横軸方向に示される光センサ回路10の各部、すなわちMOS型トランジスタQ1,Q4,Q5とフォトダイオードPDにおける電荷蓄積状態等を示している。縦軸は電位を示しており、下方に向かうほど電位が高くなる。MOS型トランジスタQ1,Q4,Q5のオン・オフ動作等の動作状態(ゲートの電位状態)はそれぞれのゲート電圧Vpc,Vsw,Vpc2によって決定されている。なお、図に示された21,22,23はそれぞれMOS型トランジスタQ1,Q4,Q5のゲート電極を示している。また灰色領域24は電荷の蓄積状態または移動を示している。
図2はMOS型トランジスタQ4がオンされた状態(センサ信号の出力状態)を示し、図3はMOS型トランジスタQ4がオフされた状態(遮光時または暗時の出力取出し状態)を示している。
図2に示されるごとく、光信号L1に応じてフォトダイオードPDに光電流が流れ電荷を蓄積する時には、MOS型トランジスタQ4はオン状態にあるので、光電流はMOS型トランジスタQ1によって排出される。図2でMOS型トランジスタQ1の左側への電荷の移動はMOS型トランジスタQ1のドレイン側への光電流の流れを示している。このことは、MOS型トランジスタQ1は、弱反転状態(サブスレッショルド範囲)で動作するため、光電流は対数的な電圧に変換されることを意味している。またMOS型トランジスタQ5のゲート電圧Vpc2はフォトダイオードPDで発生した電荷(光電流)が通過しないように設定されている。
次に、図3に示されるごとく、MOS型トランジスタQ4をオフすると、フォトダイオードPDで発生する電荷は、MOS型トランジスタQ5を介してドレイン側に流れる。
上記の動作状態を実現するため、図3に示されたMOS型トランジスタQ1,Q4,Q5のゲート電圧Vpc,Vsw,Vpc2の間ではVpc>Vpc2>Vswという電位の大小関係が形成される。
上記のような動作状態が生じるように光センサ回路10を構成することにより、MOS型トランジスタQ4をオフしている期間においてフォトダイオードPDでの電荷の溢れが生じたときにはMOS型トランジスタQ5を経由してドレイン側に流し、オーバフロー電荷によるセンサ出力への影響を排除することができる。
次に、上記光センサ回路10の第2の動作例(実施例)を説明する。この動作例の場合には、遮光出力(暗出力)測定時にはMOS型トランジスタQ5をオンし、MOS型トランジスタQ4をオフする。また蓄積信号(センサ信号)測定時にはMOS型トランジスタQ5をオフし、MOS型トランジスタQ4をオンする。この第2の動作例の場合には、上記ゲート電圧Vpc2は、所定の一定電圧ではなく、オン・オフ駆動用のハイレベルおよびローレベルのゲート電圧となる。
上記のように光センサ回路10を動作させると、MOS型トランジスタQ4がオフになった時にはMOS型トランジスタQ5がオンとなるので、MOS型トランジスタQ5を経由してフォトダイオードPDのオーバフロー電荷をそのドレイン側に放出する。これにより、上記の第1の動作例と同様な作用・効果を発揮させることができる。
さらに上記の第2の動作例では、上記光センサ回路10においてMOS型トランジスタQ5のゲート電圧Vpc2を、MOS型トランジスタQ1のゲート電圧Vpcと同じ電圧値として設定することもできる。このようにすると、フォトダイオードPDにおける電圧状態が安定し変動しなくなるので、遮光時(暗時)の出力を検出している間も電荷蓄積時間を延ばすことができる。この状態を図4のグラフ25で示す。この期間を電荷蓄積に利用すれば、画素としてのセンサ感度を高めることができる。
次に図5〜図7を参照して本発明に係るイメージセンサ(撮像装置)の実施形態を説明する。このイメージセンサ30は、前述した光センサ回路10を1画素として利用して撮像領域を形成することにより構成される。図5の撮像素子31は、マトリックス配列構造を有する撮像領域に配置される1つの画素を示す。撮像素子31は、電気回路として、上記光センサ回路10の構造を有している。イメージセンサ30は、例えばその2次元的な撮像領域にマトリックス状に配列された多数の撮像素子31を有しているが、図5では説明の便宜上1つの撮像素子31のみを示している。他の撮像素子についても同様な回路構造が適用されている。
上記イメージセンサ30はMOS型イメージセンサであり、原則的に、固定パターンノイズは相関二重サンプリング処理に基づく暗出力補正により除去される。相関二重サンプリング処理に基づく暗出力補正が行われるのは、光信号の光強度が所定値よりも小さい、相対的に低輝度光の場合である。所定値はイメージセンサに応じて任意に定められる。この実施形態の場合には、光信号の光強度が所定値よりも大きい場合、すなわち高輝度光が入射される場合には、相関二重サンプリング処理による補正は行わず、後述のメモリ35に用意される「高輝度光でない時の暗信号」を利用して固定パターンノイズを除去するようにしている。
撮像素子31から出力されるセンサ信号は、A−D変換器(ADC)32でディジタル値に変換される。A−D変換器32から出力されるセンサ信号に係るディジタル信号は、オフセット除去部33と判定部34に供給される。判定部34は、供給されたセンサ信号のディジタル値に基づいて、検出で得た入射光(L1)の光強度を判定し、さらに高輝度光の影響の有無を判定する。
メモリ35には、撮像素子(光センサ回路)31の上記遮断用MOS型トランジスタQ4がオフして光電流信号を遮断した時に、出力選択用MOS型トランジスタQ3から出力されるセンサ信号(暗信号)に係るディジタル値(センサデータ)を撮像素子(画素)ごとに保持している。メモリ35に記憶されるデータは、判定部34が高輝度光の影響が生じていない信号と判定したときに、判定部34によって更新される。
上記のオフセット除去部33は、判定部34が、光信号(L1)の光強度が所定値よりも大きい高輝度光と判定したとき、MOS型トランジスタQ4がオンする時のMOS型トランジスタQ3から出力されるセンサ信号に係るデータから、メモリ35に保持されたセンサ信号(暗信号)に対応するデータを差し引き、もって固定パターンノイズを除去する演算処理手段である。
上記イメージセンサ30における固定パターンノイズの除去は、光電変換素子(PD)に入射される光信号(L1)の光強度(光量)が所定値よりも小さく、相関二重サンプリング処理に基づく補正が可能な範囲の場合には暗信号に係るデータを利用して当該補正が行われる。光信号(L1)の光強度(光量)が所定値よりも大きいときには、上記補正ができないので、補正ができたときの暗信号に係るデータを用いて減算処理を行い、固定パターンノイズを除去する。
上記のように構成することにより、フォトダイオードに高輝度光が入射した場合でも、固定パターンノイズを除去することができる。
なお、上記の実施形態の説明ではMOS型トランジスタをnチャネル型として説明したが、その代わりにpチャネル型のMOS型トランジスタを用いることができるのは勿論である。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明は、撮像装置であるMOS型イメージセンサの1次元または2次元のイメージセンサを形成する光センサ回路(または画素)として利用される。
本発明に係る光センサ回路の代表的実施形態の電気回路図である。 センサ回路の第1の動作例(参考例)を示し、MOS型トランジスタQ4がオンされた状態(センサ信号の出力状態)を示すモデル図である。 センサ回路の第1の動作例(参考例)を示し、MOS型トランジスタQ4がオフされた状態(遮光時または暗時の出力取出し状態)を示すモデル図である。 暗時の出力変化を示すグラフである。 本発明に係るイメージセンサの実施形態を示すブロック図である。 従来の光センサ回路の電気回路図である。
符号の説明
10 光センサ回路
21,22,23 ゲート電極
30 イメージセンサ
31 撮像素子
32 A−D変換器
33 オフセット除去部
34 判定部
35 メモリ

Claims (2)

  1. 光信号を電流信号に変換する光電変換素子と、
    前記光電変換素子から出力される前記電流信号を弱反転状態で対数特性を有する電圧信号に変換する変換用MOS型トランジスタと、
    前記変換用MOS型トランジスタから出力される前記電圧信号を増幅する増幅用MOS型トランジスタと、
    前記増幅用MOS型トランジスタから出力される電圧信号を選択的に出力させるための出力選択用MOS型トランジスタと、
    前記光電変換素子に流れる前記電流信号を遮断する遮断用MOS型トランジスタと、
    前記遮断用MOS型トランジスタがオフ動作時に前記光電変換素子のオーバフロー電荷を流すための側路用MOS型トランジスタと、から成り、
    前記側路用MOS型トランジスタのドレインは前記変換用MOS型トランジスタのドレインに接続され、前記側路用MOS型トランジスタのソースは前記遮断用MOS型トランジスタのソースに接続され、前記側路用MOS型トランジスタのゲート電圧前記変換用MOS型トランジスタのゲート電圧と同電位に設定することで、前記変換用MOS型トランジスタもしくは前記増幅用MOS型トランジスタ、又は、前記変換用MOS型トランジスタ及び前記増幅用MOS型トランジスタのドレインに電流が流れる状態とする、ことを特徴とする光センサ回路。
  2. 請求項1に記載された光センサ回路を1画素として複数の配列して撮像領域が形成されるイメージセンサであって、さらに、
    前記光センサ回路の前記遮断用MOS型トランジスタがオフして前記電流信号を遮断した時に前記出力選択用MOS型トランジスタから出力される電流信号を画素ごとに保持する記憶手段と、
    前記光信号の光強度を判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記光信号の光強度が所定値よりも大きいと判定したとき、前記遮断用MOS型トランジスタがオンする時の前記出力選択用MOS型トランジスタから出力される電流信号から、前記記憶手段に保持された前記電流信号を差し引き、固定パターンノイズを除去する演算処理手段と、
    を備えることを特徴とするイメージセンサ。
JP2005196658A 2005-07-05 2005-07-05 光センサ回路およびイメージセンサ Expired - Fee Related JP4648777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005196658A JP4648777B2 (ja) 2005-07-05 2005-07-05 光センサ回路およびイメージセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005196658A JP4648777B2 (ja) 2005-07-05 2005-07-05 光センサ回路およびイメージセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007019650A JP2007019650A (ja) 2007-01-25
JP4648777B2 true JP4648777B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=37756441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005196658A Expired - Fee Related JP4648777B2 (ja) 2005-07-05 2005-07-05 光センサ回路およびイメージセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4648777B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100289932A1 (en) * 2005-12-09 2010-11-18 Omron Corporation Solid-state imaging device

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000260971A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Canon Inc 撮像装置
JP2001168311A (ja) * 1999-03-29 2001-06-22 Minolta Co Ltd 固体撮像装置
JP2004111590A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Sony Corp 固体撮像装置およびその駆動制御方法
JP2004248304A (ja) * 2004-02-26 2004-09-02 Canon Inc 撮像装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000260971A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Canon Inc 撮像装置
JP2001168311A (ja) * 1999-03-29 2001-06-22 Minolta Co Ltd 固体撮像装置
JP2004111590A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Sony Corp 固体撮像装置およびその駆動制御方法
JP2004248304A (ja) * 2004-02-26 2004-09-02 Canon Inc 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007019650A (ja) 2007-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4331185B2 (ja) 画素単位の飽和防止機能を有するイメージセンサ
EP2795894B1 (en) Photoarray, particularly for combining sampled brightness sensing with asynchronous detection of time-dependent image data
JP4185949B2 (ja) 光電変換装置及び撮像装置
US8068155B2 (en) Solid-state image sensor and driving method thereof, and image sensor
US8063964B2 (en) Dual sensitivity image sensor
JP5012188B2 (ja) 固体撮像装置
US20070007434A1 (en) Linear dynamic range enhancement in a CMOS imager
US7502060B2 (en) Solid-state imaging device providing wide dynamic range and high low-illuminance sensitivity
JP5322816B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2008017288A (ja) 光電変換回路及びこれを用いた固体撮像装置
EP0905787A2 (en) Solid state image pickup device and driving method therefor
JP2006222708A (ja) 黒つぶれ補正回路および固体撮像装置
US11076117B2 (en) Solid-state imaging device and method of driving solid-state imaging device
JP2009032950A (ja) 固体撮像装置
US20100289932A1 (en) Solid-state imaging device
JP2007036226A (ja) Cmosイメージセンサの単位画素
JP4648777B2 (ja) 光センサ回路およびイメージセンサ
JP4300654B2 (ja) 固体撮像装置
JP2009278149A (ja) 固体撮像装置
JP2000295533A (ja) 固体撮像素子およびその駆動方法、並びに固体撮像素子の信号処理方法
JP2003163841A (ja) 固体撮像装置
JP4669264B2 (ja) 固体撮像装置及びそれを用いたカメラ
KR100977834B1 (ko) 넓은 동적 범위을 갖는 씨모스 이미지 센서
JP2002290835A (ja) 固体撮像装置
JP2006148513A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4648777

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees