JP2000295533A - 固体撮像素子およびその駆動方法、並びに固体撮像素子の信号処理方法 - Google Patents

固体撮像素子およびその駆動方法、並びに固体撮像素子の信号処理方法

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JP2000295533A
JP2000295533A JP11102047A JP10204799A JP2000295533A JP 2000295533 A JP2000295533 A JP 2000295533A JP 11102047 A JP11102047 A JP 11102047A JP 10204799 A JP10204799 A JP 10204799A JP 2000295533 A JP2000295533 A JP 2000295533A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素の黒レベル信号を基に補正する従来の方
法では、ラインアンプごとのオフセットバラツキについ
ては補正できるものの、ゲインバラツキについては補正
することはできない。 【解決手段】 垂直信号線15ごとにラインアンプ19
を持つCMOS型撮像素子において、ラインアンプ19
のDCバイアスを、垂直ブランキング期間V−BLK内
でDCバイアス発生回路23によって2値(高レベルと
低レベル)で切り換えて、ラインアンプ19の動作点を
2段階に変化させることにより、画素11を動作させず
に、黒レベル信号と白レベル信号を生成し、この黒レベ
ル信号と白レベル信号を、後段の信号処理系において、
ラインアンプ19の特性バラツキを補正する補正信号と
して用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子およ
びその駆動方法、並びに固体撮像素子の信号処理方法に
関し、特に垂直信号線ごとにラインアンプを持つ構成の
固体撮像素子およびその駆動方法、並びに固体撮像素子
の縦筋状のノイズ成分を除去するための信号処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の固体撮像素子として、図
9に示すように、単位画素101が行列状に2次元配置
されてなる画素部に対して、垂直走査回路102によっ
て垂直選択線103を介して行選択を行う一方、単位画
素101の各々の画素信号を垂直信号線104の各々に
接続されたラインアンプ105に行単位で蓄えるととも
に、水平走査回路16によって列選択を行うことで水平
信号線107およびセンスアンプ108を介して出力す
る構成のCMOS型撮像素子が知られている(例えば、
米国特許5,345,266号参照)。
【0003】このように、垂直信号線104ごとにライ
ンアンプ108を持つCMOS型撮像素子では、各ライ
ンアンプ108を構成する回路素子の特性のバラツキは
避けられなく、この回路素子の特性バラツキは各ライン
アンプ108ごとの特性バラツキの要因となる。このラ
インアンプ108ごとの特性バラツキとしては、トラン
ジスタのVth(閾値電圧)のバラツキ(以下、Vth
バラツキと称す)等によるオフセットバラツキ(むら)
とゲインバラツキがある。
【0004】これらの特性バラツキは、縦筋状のノイズ
となって現れ、画質に悪影響を及ぼすことになる。この
縦筋状のノイズ成分を除去するために、従来は、撮像素
子の撮像面に入射する入射光を遮断した状態(シャッタ
ーを閉じた状態)で各画素から黒レベル信号を出力し、
これを後段の信号処理系においてフレームメモリに蓄積
しておき、撮像素子から出力される撮像信号との間で画
素ごとに演算することによって補正を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、画素の黒レベル信号を基に補正する従来の方
法では、Vthバラツキ等によるオフセットバラツキに
ついては補正できるものの、黒レベル信号からだけでは
ラインアンプ108のゲインに関する情報は得られない
ため、各垂直信号線104のラインアンプ108ごとの
ゲインバラツキについては補正することはできなく、し
たがって縦筋状のノイズ成分を完全に除去することはで
きなかった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ラインアンプごとの
オフセットバラツキのみならず、ゲインバラツキについ
ても補正できるようにした固体撮像素子およびその駆動
方法、並びに固体撮像素子の信号処理方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、単位画素が行列状に2次元配置されて
なる画素部と、この画素部の行方向の画素列ごとに配さ
れた信号線の各々に接続された複数のラインアンプとを
備えた固体撮像素子において、複数のラインアンプの各
々の動作点を変化させるようにする。
【0008】複数のラインアンプの各々の動作点を変化
させることにより、例えば、黒レベル信号と白レベル信
号の2つの補正信号を生成できる。この2つの補正信号
は、固体撮像素子の出力信号として導出される。そし
て、信号処理系において、2つの補正信号を固体撮像素
子の撮像信号と演算する。その結果、固体撮像素子の撮
像信号中に含まれるノイズ成分、特にラインアンプのゲ
インバラツキに起因するノイズ成分が除去される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係るCMOS撮像素子を示す概略構成図であ
る。
【0010】図1において、破線で囲まれた領域が単位
画素11を表している。この単位画素11は、光電変換
素子であるフォトダイオード(PD)12と、画素を行
単位で選択する垂直選択用スイッチである選択用MOS
トランジスタ13と、フォトダイオード12から信号電
荷を読み出す読み出し用スイッチである読み出し用MO
Sトランジスタ14とから構成され、これら単位画素1
1が行列状に2次元配置されて画素部を構成している。
【0011】この単位画素11において、フォトダイオ
ード12は入射光を光電変換しかつ光電変換によって得
られた信号電荷を蓄積する。すなわち、フォトダイオー
ド12は光電変換と電荷蓄積の両機能を兼ね備えてい
る。このフォトダイオード12のカソード電極と、行方
向(垂直方向)の画素列ごとに配された垂直信号線15
の間には、選択用MOSトランジスタ13および読み出
し用MOSトランジスタ14が直列に接続されている。
そして、選択用MOSトランジスタ13のゲート電極は
垂直選択線16に、読み出し用MOSトランジスタ14
のゲート電極は読み出しパルス線17にそれぞれ接続さ
れている。
【0012】垂直信号線15の端部と水平信号線18と
の間には、垂直信号線15に読み出された信号電荷を信
号電圧に変換するラインアンプ19と、このラインアン
プ19の出力電圧を選択的に水平信号線18に出力する
水平選択用MOSトランジスタ20が直列に接続されて
いる。
【0013】ラインアンプ19としては、例えば、図2
(A)に示すように、差動アンプ191とソース接地ア
ンプ192の2段からなる構成のものや、図2(B)に
示すように、ソースフォロワ回路からなる構成のものが
用いられる。このラインアンプ19には、キャパシタ2
1と、垂直信号線15をリセットするリセット用MOS
トランジスタ22が並列に接続されている。なお、ライ
ンアンプ19として、信号電荷を信号電流に変換する回
路構成のものを用いることも可能である。
【0014】ラインアンプ19の直流バイアス(以下、
DCバイアスと称す)は、DCバイアス発生回路23で
生成される。このDCバイアス発生回路23は、例えば
2値(高レベル/低レベル)化されたDCバイアスを発
生し、この高レベル/低レベルのDCバイアスをライン
アンプ19に択一的に与えることにより、このラインア
ンプ19の動作点を2段階に変化させる動作点調整手段
として機能する。
【0015】図3に、DCバイアス発生回路23の回路
構成の一例を示す。本例に係るDCバイアス発生回路2
3は、ソース電極が電源に接続され、ゲート電極が接地
されたPchMOSトランジスタQ1と、このPchM
OSトランジスタQ1のドレイン電極とグランド(GN
D)の間に接続されたダイオード接続構成のNchMO
SトランジスタQ2と、PchMOSトランジスタQ1
に対して並列に接続されたPchMOSトランジスタQ
3とからなるMOS抵抗型直流電流源回路の構成となっ
ている。
【0016】かかる構成のDCバイアス発生回路23に
おいて、PchMOSトランジスタQ3のゲート電極に
直流バイアスを切り換えるためのバイアス切換パルスが
与えられ、PchMOSトランジスタQ1,Q3とNc
hMOSトランジスタQ2の各ドレイン共通接続点Aの
電位がDCバイアスとして取り出されることになる。バ
イアス切換パルスは、図4のタイミングチャートに示す
ように、映像信号フォーマットの垂直ブランキング期間
V−BLK内で発生される。
【0017】ここで、バイアス切換パルスが高レベルの
ときには、MOSトランジスタQ3がオフ状態にあるこ
とから、ドレイン共通接続点Aには、MOSトランジス
タQ1,Q2の各チャネル抵抗による分圧によって低レ
ベルの電位がDCバイアスとして得られ、またバイアス
切換パルスが低レベルのときには、MOSトランジスタ
Q3がオン状態となり、MOSトランジスタQ1,Q3
の各チャネル抵抗が並列になるため、略電源電圧の高レ
ベルの電位がDCバイアスとして得られることになる。
【0018】再び図1において、行選択のための垂直走
査回路24および列選択のための水平走査回路25が設
けられている。これら走査回路24,25は、例えばシ
フトレジスタによって構成される。そして、垂直走査回
路24から出力される垂直走査パルスφVmが垂直選択
線16に印加され、また水平走査回路25から出力され
る読み出しパルスφCnが読み出しパルス線17に、水
平走査パルスφHnが水平選択用MOSトランジスタ2
0のゲート電極に、リセットパルスφRnがリセット用
MOSトランジスタ22のゲート電極にそれぞれ印加さ
れる。
【0019】水平信号線18の出力端側には、水平出力
アンプ26を介して例えば相関二重サンプリング回路
(以下、CDS(Correlated Double Sampling)回路と称
する)27が差分回路として設けられている。このCD
S回路27は、単位画素11の各々から水平信号線18
を経由して順次供給されるリセットレベルと信号レベル
の差分をとるために設けられたものである。
【0020】上記構成のCMOS型撮像素子において、
単位画素11が行列状に配置されてなる画素部は、図5
に示すように、その全領域(画素エリア)に対して、特
定の領域が外部から光を取り込んで実際に撮像に寄与す
る開口エリアとなっており、それ以外の領域は遮光膜に
よって覆われて光を取り込まない遮光エリア(光学的
黒;OPB)となっている。この遮光エリアは、外部か
ら光が入射されないことから、当該エリア内の画素は黒
レベル信号を出力することになる。この黒レベル信号
は、本撮像素子から出力される撮像信号の基準レベルと
して用いられる。
【0021】ところで、DCバイアス発生回路23に与
えられるバイアス切換パルスは、図4のタイミングチャ
ートに示すように、垂直ブランキング期間V−BLK内
のある期間でのみ低レベルとなり、それ以外は高レベル
となる。撮像信号の読み出し時には、バイアス切換パル
スは高レベルの状態にある。このとき、図3に示すDC
バイアス発生回路23において、PchMOSトランジ
スタQ3はオフ状態となる。
【0022】ここで、PchMOSトランジスタQ1は
ソース電極が電源に、ゲート電極がグランドにそれぞれ
接続されているので、常にオン状態にある。これによ
り、PchMOSトランジスタQ1とNchMOSトラ
ンジスタQ2のチャネル抵抗にしたがってドレイン共通
接続点Aに得られる電位、即ち出力するDCバイアス電
位が決まる。
【0023】このDCバイアス値を、例えば図2(A)
に示す回路構成のラインアンプのDCバイアス1として
入力すると、当該ラインアンプの入出力特性は、図6に
示すようになる。すなわち、各画素11で発生した信号
電荷に応じて、(黒レベル〜飽和レベル)の信号が出力
される。
【0024】一方、実際の画面上に現れない垂直ブラン
キング期間V−BLKにおいては、ラインアンプ19と
水平走査回路25によって擬似的に黒レベル信号と飽和
レベル付近の白レベル信号を出力するようにする。
【0025】先ず、黒レベル信号の出力に際しては、画
像信号の読み出し時と同様に、垂直ブランキング期間V
−BLKにおいて、DCバイアス発生回路23に高レベ
ルのバイアス切換パルスを与える。これにより、Pch
MOSトランジスタQ3がオフ状態となり、また垂直ブ
ランキング期間V−BLKでは遮光エリアの画素信号が
出力されることになることから、黒レベル信号が出力さ
れる。このとき、ラインアンプ19の入出力特性は図7
の特性となり、ラインアンプ19のリセットレベルの
入力で黒レベル信号が出力される。
【0026】また、白レベル信号の出力に際しては、垂
直ブランキング期間V−BLK内のある期間において、
DCバイアス発生回路23に低レベルのバイアス切換パ
ルスを与える。これにより、PchMOSトランジスタ
Q3がオン状態となる。すると、PchMOSトランジ
スタQ1とPchMOSトランジスタQ3の各チャネル
抵抗が並列になるために、ドレイン共通接続点Aの電
位、即ちDCバイアスが電源電圧に近い方へシフトす
る。このとき、ラインアンプ19の入出力特性は図7の
特性となり、ラインアンプ19のリセットレベルの入
力で白レベル信号が出力される。
【0027】上述したように、垂直信号線15ごとにラ
インアンプ19を持つCMOS型撮像素子において、ラ
インアンプ19のDCバイアスを、垂直ブランキング期
間V−BLK内でDCバイアス発生回路23によって2
値(高レベルと低レベル)で切り換えて、ラインアンプ
19の動作点を2段階に変化させることにより、画素1
1を動作させずに、黒信号レベルと白信号レベルを生成
することができる。このようにして生成された黒信号レ
ベルと白信号レベルは、後段の信号処理系において、後
述するように、ラインアンプ19の特性バラツキを補正
する補正信号として用いられる。
【0028】なお、本実施形態では、ラインアンプ19
のDCバイアスを2値で切り換え、ラインアンプ19の
動作点を2段階に変化させて黒レベル信号と白レベル信
号を生成するとしたが、ラインアンプ19の動作点の切
り換えは2段階に限定されるものではなく、ラインアン
プ19のDCバイアスを連続的に変えることによってラ
インアンプ19の動作点を連続的に変化させて黒レベル
信号および白レベル信号以外に、その間のレベル信号を
連続的に生成することも可能である。
【0029】これによれば、ラインアンプ19のゲイン
に関する情報をより多く得ることができるため、ライン
アンプ19のゲインバラツキをより確実に補正すること
ができ、その結果、本撮像素子の撮像信号中に含まれる
ラインアンプ19のゲインバラツキに起因する縦筋状の
ノイズ成分を確実に除去できることになる。
【0030】次に、ラインアンプ19の特性バラツキを
補正する機能を持つ信号処理系の構成および動作につい
て説明する。図8は、CMOS型撮像素子の信号処理系
の構成の一例を示すブロック図である。
【0031】図8において、撮像素子31としては、先
述した構成のCMOS型撮像素子が用いられる。これに
より、撮像素子31からは、通常の撮像信号以外に、垂
直ブランキング期間V−BLKにおいて黒レベル信号と
白レベル信号が補正信号として出力される。撮像素子3
1の出力信号は、A/D変換器32にデジタル化された
後、演算回路33およびラインメモリ34に供給され
る。ラインメモリ34には、垂直ブランキング期間V−
BLKにおいて入力される遮光エリア内の画素の信号、
即ち黒レベル信号が1ライン分格納される。
【0032】このラインメモリ34に格納された黒レベ
ル信号は演算回路33に与えられ、この演算回路33に
おいて、CMOS型撮像素子31からA/D変換器32
を介して供給される撮像信号との間で演算が行われる。
これにより、ラインアンプ19のオフセットバラツキ
(むら)の補正が行われる。すなわち、演算回路33で
は、ラインアンプ19の特性バラツキのうち、オフセッ
トバラツキに起因する縦筋状のノイズ成分が撮像信号中
から除去される。
【0033】次に、オフセットバラツキに起因する縦筋
状のノイズ成分が除去された撮像信号は、演算回路35
に供給されるとともに、差分回路36の一方の入力とな
り、さらに遅延回路37で所定の時間だけ遅延されて差
分回路36の他方の入力となる。遅延回路37は、図4
のタイミングチャートにおいて、垂直ブランキング期間
V−BLKにおいて入力される黒レベル信号と白レベル
信号との同時化を図る作用をなす。
【0034】差動回路36は、遅延回路37で同時化さ
れた黒レベル信号と白レベル信号のレベル差を得る。こ
のレベル差は、ラインメモリ38に1ライン分格納され
る。このラインメモリ38に格納されたレベル差は演算
回路35に与えられ、この演算回路35において、演算
回路33から供給される撮像信号との間で演算が行われ
る。これにより、ラインアンプ19のゲインバラツキの
補正が行われる。すなわち、演算回路35では、ライン
アンプ19の特性バラツキのうち、ゲインバラツキに起
因する縦筋状のノイズ成分が撮像信号中から除去され
る。
【0035】このように、垂直信号線ごとにラインアン
プを備え、当該ラインアンプの直流バイアスを変え、ラ
インアンプの動作点を変化させることによって黒レベル
信号と白レベル信号の少なくとも2つの補正信号を生成
する構成の撮像素子31の信号処理系において、2つの
補正信号に基づいてラインアンプの特性バラツキを補正
するようにしたことにより、オフセットバラツキのみな
らず、ゲインバラツキについても補正することができ
る。これにより、撮像素子31の撮像信号中に含まれる
縦筋状のノイズ成分を確実に除去することができるた
め、画質向上に寄与できることになる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
垂直信号線ごとにラインアンプを持つ固体撮像素子にお
いて、これらラインアンプの各動作点を変化させるよう
にしたことにより、例えば黒レベル信号と白レベル信号
の2つの補正信号を生成できるため、この2つの補正信
号を用いて補正処理を行うことによってラインアンプご
とのオフセットバラツキのみならず、ゲインバラツキに
ついても補正でき、よって固体撮像素子の撮像信号中に
含まれる縦筋状のノイズ成分を確実に除去することがで
きることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るCMOS撮像素子を
示す概略構成図である。
【図2】ラインアンプの回路例(A),(B)を示す回
路図である。
【図3】DCバイアス発生回路の回路構成の一例を示す
回路図である。
【図4】撮像素子の出力信号とバイアス切換パルスのタ
イミング関係を示すタイミングチャートである。
【図5】画素エリアにおける開口エリアと遮光エリアと
の関係を示す図である。
【図6】撮像信号出力時おけるラインアンプの入出力特
性図である。
【図7】黒/白レベル信号出力時おけるラインアンプの
入出力特性図である。
【図8】信号処理系の回路構成の一例を示すブロック図
である。
【図9】CMOS型撮像素子の基本構成を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
11…単位画素、12…フォトダイオード、15…垂直
信号線、18…水平信号線、19…ラインアンプ、23
…DCバイアス発生回路、27…相関二重サンプリング
(CDS)回路、31…撮像素子、33,35…演算回
路、34,38…ラインメモリ、36…差分回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位画素が行列状に2次元配置されてな
    る画素部と、 前記画素部の行方向の画素列ごとに配された信号線の各
    々に接続された複数のラインアンプと、 前記複数のラインアンプの各々の動作点を変化させる動
    作点調整手段とを備えたことを特徴とする固体撮像素
    子。
  2. 【請求項2】 前記動作点調整手段は、前記複数のライ
    ンアンプの各々の直流バイアスを変化させることを特徴
    とする請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記動作点調整手段は、前記複数のライ
    ンアンプの各々の直流バイアスを、黒レベルに対応した
    バイアスと白レベルに対応したバイアスの少なくとも2
    つの直流バイアスの間で切り換えることを特徴とする請
    求項2記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記動作点調整手段は、垂直ブランキン
    グ期間内において動作点を変化させることを特徴とする
    請求項1記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 単位画素が行列状に2次元配置されてな
    る画素部と、前記画素部の行方向の画素列ごとに配され
    た信号線の各々に接続された複数のラインアンプとを備
    えた固体撮像素子において、 前記複数のラインアンプの各々の動作点を変化させるこ
    とを特徴とする固体撮像素子の駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記複数のラインアンプの各々の直流バ
    イアスを変えることによって動作点を変化させることを
    特徴とする請求項5記載の固体撮像素子の駆動方法。
  7. 【請求項7】 単位画素が行列状に2次元配置されてな
    る画素部と、前記画素部の行方向の画素列ごとに配され
    た信号線の各々に接続された複数のラインアンプとを備
    えた固体撮像素子の信号処理方法であって、 前記複数のラインアンプの各々の動作点を変化させるこ
    とによって補正信号を生成し、 前記補正信号に基づいて前記固体撮像素子の撮像信号中
    に含まれるノイズ成分を除去することを特徴とする固体
    撮像素子の信号処理方法。
  8. 【請求項8】 前記複数のラインアンプの各々の直流バ
    イアスを変えることによって黒レベル信号と白レベル信
    号の少なくとも2つの補正信号を生成し、 この2つの補正信号に基づいて前記固体撮像素子の撮像
    信号中に含まれるノイズ成分を除去することを特徴とす
    る請求項7記載の固体撮像素子の信号処理方法。
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