JP4648736B2 - ユニット式建物 - Google Patents

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Description

本発明は、骨組みを有する複数の建物ユニットを組み合わせて建てられるユニット式建物に関する。
四隅に立設される4本の柱と、これらの柱の上端間同士または下端間同士をそれぞれ結
合する各4本の天井梁、床梁を有する骨組みを備えた複数の建物ユニットを組み合わせ、
上階建物ユニットの上方に屋根を構成する屋根パネルを設けて建てられるユニット式建物
が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2000−273960号公報
ところで、建物においては、普段使用しない物等を収納するために多くの収納スペースがあることが望ましい。そこで、できる限り収納スペースを多くしようと、少なくとも1つの建物ユニットを中間床部で上下に分割し、その下部に収納スペース、上部に居室部をそれぞれ設けて形成することが考えられる。
ところが、その収納部付き建物ユニットでは、その中間床部が平面視でユニット全面に形成されているため、中間床部の下に形成される収納スペースや上に形成される居室部の面積がそれぞれ建物ユニットの平面視の面積と同じになってしまい、多様なレイアウトに対応することが困難であるという問題がある。
本発明の目的は、中間床部の下に形成される収納スペースや中間床部の上に形成される居室部のレイアウトを多様化できるユニット式建物を提供することにある。
本発明のユニット式建物は、図を参照して説明すると、複数本の柱10,10Aと、これらの柱10の上端間同士を結合する複数本の天井梁12A,12Bと、前記柱10の下端間同士を結合する複数本の床梁13A,13Bと、を備えた骨組み14を有する4つ以上の複数の建物ユニットを組み合わせて施工されるユニット式建物1であって、
前記複数の建物ユニットのうち4つの建物ユニットは前記複数本の柱10,10Aのうち1本が短寸柱10Aであり、残りが長寸柱10であり、前記長寸柱10の途中と前記短寸柱10Aの上に中間床部4B,4Dを設けるとともにこの中間床部4B,4Dの下を下部スペース207とし、前記中間床部の上を上部スペース301とした収納部付き建物ユニット43〜46であり、4つの収納部付き建物ユニット43〜46は、前記1本のの上端に本来それぞれ接続される2本の天井梁を省略するとともに前記残りの柱10のうち隣り合う柱同士を前記天井梁12A,12Bでそれぞれ接続、かつ、前記短寸柱10A同士を互いに近接させて配置することを特徴とする。
この発明によれば、収納部付き建物ユニットを4つ並べて配置することで、隣り合う中間床部の下の下部スペースを連続した収納スペースとして利用することができ、かつ、中間床部の上の上部スペースを連続した居室部として利用することができるので、建物ユニットの平面視の大きさにかかわらない収納スペースや居室部を形成することができる。
しかも、前記収納部付き建物ユニットは1本の柱とし2本の天井梁を省略したので、収納部付き建物ユニットを前後左右に2個ずつ合計4個を並べることで、大きな収納スペースや居室部を形成することができる。
前記収納部付き建物ユニットは最上階に配置され、この最上階の上には屋根7が配置され、この屋根7の下の小屋裏と前記収納部付き建物ユニットの上部スペースとは階段を通じて行き来可能とされている構成が好ましい。
この発明では、小屋裏空間と居室部の空間とで連続した大きな居室空間を形成することができる。
前記収納部付き建物ユニットは前記中間床部が平面視で一部に形成されている構成が好ましい。
この発明では、建物ユニットの平面視より小さな収納スペースが形成されるので、収納部付き建物ユニットの収納スペース以外の空間を有効利用することができる。
前記収納部付き建物ユニットは、前記中間床部に隣接して階段が配置されている構成が好ましい。
この発明では、収納部付き建物ユニットの収納スペース以外の空間を階段として利用することで、収納スペースや居室部の出入口を階段に隣接して形成することができる。そのため、収納スペースや居室部への出入りが容易となる。
前記収納部付き建物ユニットに隣接して前記中間床部が平面視で全面に形成された収納部付き建物ユニットが並べて配置されている構成が好ましい。
この発明では、平面視で建物ユニットより小さな収納スペースと平面視で建物ユニットと同じ大きさの収納スペースとが連続形成されることで、収納スペースや居室部の大きさをより多様化させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3は本実施形態の全体が示されている。
図1は本実施形態にかかるユニット式建物を示す斜視図である。
図1はユニット式建物の全体を示す斜視図であり、図2はユニット式建物の縦断面図であり、図3は図2のIII-III線断面図である。
これらの図において、ユニット式建物1は、基礎2の上に設けられた6個の下階建物ユニット31〜36と、これらの下階建物ユニット31〜36の上に設けられた6個の上階建物ユニット41〜46及び第1、第2変形建物ユニット5,6と、これらの上階建物ユニット41〜46及び第1、第2変形建物ユニット5,6の上に設けられた屋根7とを備えて構成されている。
屋根7はペントハウス8と、2個の屋上テラスユニット9とを備えている。このペントハウス8は、その内部に居室部301が形成されている。
図4にはユニット式建物1の1階部分の間取りが示されている。
図4に示される通り、1階部分は居室部101、階段室102、玄関103、洗面室104、浴室105、台所106及び食堂107から構成されている。
居室101は2個の下階建物ユニット31,32から形成されており、この隣に配置された階段室102、玄関103及び洗面室104の一部は1個の下階建物ユニット33から形成されている。
この下階建物ユニット33の隣に配置された下階建物ユニット34には洗面室104の一部、浴室105及び台所106の一部が設けられている。残りの2個の下階建物ユニット35,36は台所106の一部と居室101が形成されている。
これらの下階建物ユニット31〜36は、図5に示される通り、四隅に立設された4本の柱10と、これらの柱10の上端間同士を結合する各2本の長辺天井梁12A及び短辺天井梁12Bを含む天井梁12と、柱10の下端間同士を結合する各2本の長辺床梁13A及び短辺床梁13Bを含む床梁13とを有する骨組み14を備えた標準建物ユニットである。
天井梁12の互いに対向する長辺天井梁12Aの間には、所定間隔で複数本の天井小梁15が架けわたされている。床梁13の互いに対向する長辺床梁13Aの間には、所定間隔で複数本の根太16が架けわたされている。そして、下階建物ユニット31等の骨組み14には、予め工場で、内壁17、外壁18、サッシ窓19、天井面材や床面材、その他の艤装部材等が取り付けられている。
図6にはユニット式建物1の2階部分の間取りが示されている。
図6に示される通り、2階部分は第1の子供部屋201、第2の子供部屋202、バルコニ203、廊下204、ホール205、階段206及び収納スペース207から構成されている。
収納スペース207とホール205との間には内壁17が設けられ、この内壁17にはホール205から収納スペース207へ出入りするための出入口43Aが形成されている。収納スペース207と第1の子供部屋201との間には内壁17が設けられ、この内壁17には第1の子供部屋201から収納スペース207へ出入りするための出入口46Aが形成されている。
第1の子供部屋201は1個の上階建物ユニット41から構成されており、この上階建物ユニット41は図3で示される標準建物ユニットから構成されている。この上階建物ユニッ41には隣接するバルコニ203に出入りするためのサッシ窓19が設けられている。バルコニ203は第1変形建物ユニット5から構成されており、この第1変形建物ユニット5は上階建物ユニット41の骨組みに接合される骨組み(図示せず)と、この骨組みに設けられる床部51と、この床部51の周辺に設けられた手摺部52とを備えて構成されている。
第2の子供部屋202は1個の上階建物ユニット42の一部と第2変形建物ユニット6とから構成されている。この上階建物ユニット42は図3で示される標準建物ユニットから構成されており、この上階建物ユニット42は内壁17によって第2の子供部屋202と廊下204とが区切られている。この内壁17には第2の子供部屋202に廊下204から出入りするための出入口42Aが設けられている。廊下204と第1の子供部屋201との間にはドア42Bが設けられている。
第2変形建物ユニット6は上階建物ユニット42を構成する標準建物ユニットとは短辺梁の長さが短く形成されるものであり、4本の柱10と、これらの柱10の間を接続する3面の外壁18と、サッシ窓19とを備えている。
ホール205、階段206及び収納スペース207は4個の上階建物ユニット43〜46から構成されている。
上階建物ユニット43はホール205と収納スペース207の一部とを構成するものであり、その具体的な構成は図7及び図8に示されている。
図7は上階建物ユニット43のユニット式建物1全体から見た位置関係を示す概略斜視図であり、図8は上階建物ユニット43の概略構成を示す斜視図である。
これらの図において、上階建物ユニット43は、四隅に立設された4本の柱10,10Aと、これらの柱10,10Aのうち3本の柱10の上端間同士を結合する長辺天井梁12A及び短辺天井梁12Bと、柱10,10Aの下端間同士を結合する各2本の長辺床梁13A及び短辺床梁13Bと、長辺床梁13Aの途中に立設された2本の中間柱4Aと、これらの中間柱4A及び1本の柱10の途中に設けられた中間床部4Bとを備え、この中間床部4Bの下を下部スペースとしての収納スペース207とし、中間床部4Bの上を上部スペースとしての居室部301とした収納部付き建物ユニットである。
長辺床梁13A及び短辺床梁13Bには床面材が設けられており、この床面材と中間床部4Bとの間の空間が収納スペース207の一部を構成する。床面材の収納スペース207を構成しない領域はホール205とされる。
中間床部4Bは平面矩形状に形成されており、その四隅のうち3カ所は切欠かれて中間柱4A及び柱10の中間位置に取り付けられており、残りの1カ所は柱10より低く形成された柱10Aの上端部に支持されている。
中間柱は柱10と同じ高さに形成されており、その上端部同士は連結梁4Cで連結固定されている。換言すれば、柱10Aは中間床部4Bの上に位置する部分を欠損し、この欠損した柱に本来それぞれ接続される2本の天井梁を欠損した構造である。なお、長辺天井梁12Aと対向する位置において柱10と中間柱4Aとの上端間は連結梁4Cで連結されている。つまり、柱10Aは短寸柱であり、柱10は長寸柱である。
上階建物ユニット44は階段206と収納スペース207の一部とを構成するものであり、その具体的な構成は図7及び図8に示されている。
図9は上階建物ユニット44のユニット式建物1全体から見た位置関係を示す概略斜視図であり、図10は上階建物ユニット44の概略構成を示す斜視図である。
これらの図において、上階建物ユニット44は、四隅に立設された4本の柱10,10Aと、これらの柱10,10Aのうち3本の柱10の上端間同士を結合する長辺天井梁12A及び短辺天井梁12Bと、柱10,10Aの下端間同士を結合する各2本の長辺床梁13A及び短辺床梁13Bと、長辺床梁13Aの途中に立設された2本の中間柱4Aと、これらの中間柱4A及び1本の柱10の途中に設けられた中間床部4Bとを備え、この中間床部4Bの下を収納スペース207とし、中間床部4Bの上を居室部301とした収納部付き建物ユニットである。
長辺床梁13A及び短辺床梁13Bの階段206が設けられていない部分には床面材が設けられており、この床面材と中間床部4Bとの間の空間が収納スペース207の一部を構成する。
中間床部4Bは平面矩形状に形成されている。その四隅のうち3カ所は切欠かれて中間柱4A及び柱10の中間位置に取り付けられており、残りの1カ所は柱10より低く形成された柱10Aの上端部の支持されている。
中間柱は柱10と同じ高さに形成されており、その上端部同士は連結梁4Cで連結固定されている。なお、長辺天井梁12Aと対向する位置において柱10と中間柱4Aとの上端間は連結梁4Cで連結されている。
階段206は、その途中に踊り場206Aを備え、この踊り場206Aは中間床部4Bと同じ高さとされる。
上階建物ユニット45は収納スペース207の一部とを構成するものであり、その具体的な構成は図11及び図12に示されている。
図11は上階建物ユニット45のユニット式建物1全体から見た位置関係を示す概略斜視図であり、図12は上階建物ユニット45の概略構成を示す斜視図である。
これらの図において、上階建物ユニット45は、四隅に立設された4本の柱10,10Aと、これらの柱10,10Aのうち3本の柱10の上端間同士を結合する長辺天井梁12A及び短辺天井梁12Bと、柱10,10Aの下端間同士を結合する各2本の長辺床梁13A及び短辺床梁13Bと、3本に柱10の途中に設けられた中間床部4Dとを備え、この中間床部4Dの下を収納スペース207とし、中間床部4Dの上を居室部301とした収納部付き建物ユニットである。
長辺床梁13A及び短辺床梁13Bの全面には床面材が設けられており、この床面材と中間床部4Dとの間の空間が収納スペース207の一部を構成する。
中間床部4Dは床面材と平面視で略同じ面積の平面矩形状に形成されている。その四隅のうち3カ所は切欠かれて3本の柱10の中間位置に取り付けられており、残りの1カ所は柱10より低く形成された柱10Aの上端部の支持されている。
上階建物ユニット46は収納スペース207の一部とを構成するものであり、その具体的な構成は図13及び図14に示されている。
図13は上階建物ユニット46のユニット式建物1全体から見た位置関係を示す概略斜視図であり、図14は上階建物ユニット46の概略構成を示す斜視図である。
これらの図において、上階建物ユニット46は、上階建物ユニット45とは左右対称にした点で相違するのみで、他の構成は上階建物ユニット45と同じである。
以上の上階建物ユニット43〜46において、床梁13A,13Bに設けられる床面材と中間床部4B,4Dとの間には連続した収納スペース207が形成されており、この収納スペース207は高さが1.1m〜1.4mの範囲である。
図15にはユニット式建物1の屋上部分の間取りが示されている。
図15に示される通り、屋上部分は前述の居室部301の他に、ホール302及び屋上テラス303を備えている。
居室部310と階段206との間には内壁17が設けられており、この内壁17の階段206の踊り場206Aと居室部301との間には出入口44Aが設けられている。
ホール302と屋上テラス303との間には出入口81Aが設けられている。
屋上テラス303は2個の屋上テラスユニット9から構成されている。
この屋上テラスユニット9は、図1及び図2にも示される通り、長辺床梁13A,13Cを矩形状に組んだ骨組みに床面材及び手摺部9Aを取り付けた構造である。
居室部301及びホール302はペントハウス8から構成されている。
図16は2階部分及びペントハウスのユニット式建物1全体から見た位置関係を示す概略斜視図であり、図17は2階部分及びペントハウスの概略斜視図である。
これらの図において、ペントハウス8は、上階建物ユニット43〜46の長辺天井梁12A及び柱10に立設された複数本の束81と、これらの束81のうち短辺天井梁12Bの長手方向において隣り合う束81の上端部を連結する複数の登り梁82と、これらの登り梁82に架設される複数本の連結梁83とを有する骨組みを備えている。
この骨組みの連結梁83の上面に屋根パネル84が取り付けられ、その側面に外壁18が取り付けられている。このペントハウス8の屋上テラス303と対向する外壁18には居室部301の奥まで太陽光を導入するための大きなサッシ窓19が設けられている(図1及び図3参照)。
このペントハウス8の小屋裏には居室部310とホール302とが設けられており、この居室部310は上階建物ユニット43〜46の中間床部4B,4Dの上まで連続して形成される。
居室部310とホール302とを仕切る内壁17は上階建物ユニット43,44の内部に設けられた内壁17と連続形成されている。
次に、ユニット式建物1を組み立てる手順を説明する。
基礎2の上に、複数の下階建物ユニット31〜36を設置して1階部分を施工し、その後、これらの下階建物ユニット31〜36の上に上階建物ユニット41〜46、第1変形建物ユニット5及び第2変形建物ユニット6を載置して2階部分を施工する。なお、これらの建物ユニット31〜36、41〜46,5,6は、予め工場で製造しておき、トラックによって建設現場で搬送した後、クレーンで吊り下げて施工する。
その後、上階建物ユニット43〜46に複数本の束81を立設するとともに、これらの束81の上端部同士をそれぞれ登り梁82で連結し、これらの登り梁82に複数本の連結梁83を架設してペントハウス8の骨組みを施工し、その骨組みの上に屋根パネル84及び外壁18等を取り付ける。さらに、第1変形建物ユニット5及び第2変形建物ユニット6の上に屋上テラスユニット9を設置する。
以上のような本実施形態によれば以下の効果がある。
(1)ユニット式建物1を構成する複数の建物ユニット31〜36,41〜46のうち一部の建物ユニット43〜46は柱10の途中に中間床部4B,4Dを設けるとともにこの中間床部4B,4Dの下を収納スペース207とし、中間床部4B,4Dの上を居室部301とした収納部付き建物ユニットであり、この収納部付き建物ユニット43〜46は、4本のうち1本の柱10Aの中間床部4B,4Dの上に位置する部分を欠損し、この欠損した柱10Aに本来それぞれ接続される2本の天井梁を欠損した。そのため、この収納部付き建物ユニットを複数並べて配置することで、隣り合う中間床部4B,4Dの下が連続した収納スペース207とされ、かつ、中間床部4B,4Dの上が連続した居室部301とされるので、建物ユニットの平面視の大きさにかかわらない収納スペース207や居室部301を形成することができるから、建物のレイアウトを多様化できる。
(2)収納部付き建物ユニット43〜46は1本の柱10Aの一部と2本の天井梁とを欠損したから、収納部付き建物ユニット43〜46を前後左右に2個ずつ合計4個を並べることで、大きな収納スペース207や居室部301を形成することができる。
(3)収納部付き建物ユニット43〜46は最上階に配置され、この最上階の上には屋根7を構成するペントハウス8が配置され、このペントハウス8の下の小屋裏と収納部付き建物ユニット43〜46の居室部301とが連通されているから、小屋裏空間と居室部の空間とで連続した大きな居室空間を形成することができる。
(4)収納部付き建物ユニット43,44は中間床部4Bが平面視で一部に形成されているから、建物ユニットの平面視より小さな収納スペースが形成されるので、収納部付き建物ユニットの収納スペース以外の空間を有効利用することができる。
(5)収納部付き建物ユニット44は、中間床部4Bに隣接して階段206が配置されているから、収納スペース以外の空間を階段206として利用することで、収納スペースや居室部の出入口44Aを階段206の踊り場206Aに隣接して形成することができる。従って、収納スペースや居室部への出入りが容易となる。
(6)収納部付き建物ユニット43,44に隣接して中間床部4Dが平面視で全面に形成された収納部付き建物ユニット45,56が並べて配置されているから、平面視で建物ユニットより小さな収納スペースと平面視で建物ユニットと同じ大きさの収納スペースとが連続することで、収納スペースや居室部の大きさをより多様化させることができる。
(7)収納部付き建物ユニット43は収納スペース207の一部とホール205とを構成するものであり、これらの間には内壁17が設けられ、この内壁17にはホール205と面して出入口43Aが設けられたので、2階部分のホール205から収納スペース207への出入りが容易に行える。
(8)収納スペース207は2階部分に形成され、その収納スペース207を挟んで上下に居室スペースが形成されているので、収納スペース207が遮音機能を有することになり、上下階の騒音が伝達されない。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、ペントハウス8を束81及び登り梁82等を用いて現場で施工する構成としたが、本発明では、ペントハウスをユニットから構成するものでもよい。
さらに、前記実施形態では4個の収納部付き建物ユニット43〜46を並べて大きな収納スペース207を形成したが、本発明では、2個、3個、あるいは5個以上の収納部付き建物ユニットを並べて連続した収納スペースや連続した居室部を形成するものであってもよい。3個の収納部付き建物ユニットを並べて収納スペースを形成する場合、図18に示される収納部付き建物ユニット47を収納部付き建物ユニット45,46の間に配置するものでもよい。図18に示される収納部付き建物ユニット47は一部が欠損された柱10Aを2本と、通常の柱10を2本とを備え、柱10の途中に中間床部4Dを設け、この中間床部4Dの2カ所の隅部を2本の柱10Aでそれぞれ支持する構成である。
また、本発明では、収納部付き建物ユニット43〜46を1階部分に設けるものでもよい。
本発明は、住宅等の建物や、店舗等の建物に利用できる。
本発明の一実施形態にかかるユニット式建物の全体を示す斜視図である。 前記実施形態のユニット式建物の縦断面図である。 図2のIII-III線断面図である。 1階部分の間取りを示す平面図である。 ユニット式建物を構成する標準建物ユニットの骨組みを示す斜視図である。 2階部分の間取りを示す平面図である。 上階建物ユニット(収納部付き建物ユニット)のユニット式建物全体から見た位置関係を示す概略斜視図である。 上階建物ユニット(収納部付き建物ユニット)の概略構成を示す斜視図である。 異なる上階建物ユニット(収納部付き建物ユニット)のユニット式建物全体から見た位置関係を示す概略斜視図である。 異なる上階建物ユニット(収納部付き建物ユニット)の概略構成を示す斜視図である。 さらに異なる上階建物ユニット(収納部付き建物ユニット)のユニット式建物全体から見た位置関係を示す概略斜視図である。 さらに異なる上階建物ユニット(収納部付き建物ユニット)の概略構成を示す斜視図である。 さらに異なる上階建物ユニット(収納部付き建物ユニット)のユニット式建物全体から見た位置関係を示す概略斜視図である。 さらに異なる上階建物ユニット(収納部付き建物ユニット)の概略構成を示す斜視図である。 ユニット式建物の屋上部分の間取りを示す平面図である。 2階部分及びペントハウスのユニット式建物全体から見た位置関係を示す概略斜視図である。 2階部分及びペントハウスの概略斜視図である。 本発明の変形例にかかる上階建物ユニット(収納部付き建物ユニット)の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 ユニット式建物
4B,4D 中間床部
7 屋根
10 柱
10A 一部が欠損された柱
12A 長辺天井梁
12B 短辺天井梁
13A 長辺床梁
13B 短辺床梁
31〜36 下階建物ユニット(標準建物ユニット)
41、42 上階建物ユニット(標準建物ユニット)
43〜46 上階建物ユニット(収納部付き建物ユニット)
207 収納スペース
301 居室部

Claims (5)

  1. 複数本の柱と、これらの柱の上端間同士を結合する複数本の天井梁と、前記柱の下端間同士を結合する複数本の床梁と、を備えた骨組みを有する4つ以上の複数の建物ユニットを組み合わせて施工されるユニット式建物であって、
    前記複数の建物ユニットのうち4つの建物ユニットは、前記複数本の柱のうち1本が短寸柱であり、残りが長寸柱であり、前記長寸柱の途中と前記短寸柱の上に中間床部を設けるとともにこの中間床部の下を下部スペースとし、前記中間床部の上を上部スペースとした収納部付き建物ユニットであり、
    4つの収納部付き建物ユニットは、前記1本のの上端に本来それぞれ接続される2本の天井梁を省略するとともに前記残りの柱のうち隣り合う柱同士を前記天井梁でそれぞれ接続、かつ、前記短寸柱同士を互いに近接させて配置することを特徴とするユニット式建物。
  2. 請求項1に記載されたユニット式建物において、
    前記収納部付き建物ユニットは最上階に配置され、この最上階の上には屋根が配置され、この屋根の下の小屋裏と前記収納部付き建物ユニットの上部スペースとは階段を通じて行き来可能とされていることを特徴とするユニット式建物。
  3. 請求項1または請求項2に記載されたユニット式建物において、
    前記収納部付き建物ユニットは前記中間床部が平面視で一部に形成されていることを特徴とするユニット式建物。
  4. 請求項3に記載されたユニット式建物において、
    前記収納部付き建物ユニットは、前記中間床部に隣接して階段が配置されていることを特徴とするユニット式建物。
  5. 請求項4に記載されたユニット式建物において、
    前記収納部付き建物ユニットに隣接して前記中間床部が平面視で全面に形成された収納部付き建物ユニットが並べて配置されていることを特徴とするユニット式建物。
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