JP4647934B2 - バルブ特性調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータの回転トルクを利用して内燃機関のバルブ開閉特性を調整するバルブ特性調整装置に関する。
バルブ特性調整装置としては、モータの回転トルクを利用してバルブタイミングを調整する装置(特許文献1参照)や、モータの回転トルクを利用して最大バルブリフト量を調整する装置(特許文献2参照)が公知である。こうしたモータ利用型のバルブ特性調整装置では、モータを通電駆動する駆動回路の電源について、内燃機関の始動指令が出されてから停止指令が出されるまでオン制御し、それ以外のときオフ制御するようにしている。また、モータ利用型のバルブ特性調整装置では、内燃機関の回転数を検出する回転数センサから出力される回転数信号に基づいて制御回路が制御信号を生成し、当該制御信号に従って駆動回路がモータを通電駆動するようにしている。
実開平4−105906号公報 特開平11−324625号公報
内燃機関は、停止指令を受けてから暫くの間、慣性により回転し続けるが、上述の如く電源をオンオフ制御される駆動回路は、内燃機関の停止指令が出された後においてモータを通電駆動することができない。そのため、モータは通電を止められ、バルブタイミングあるいは最大バルブリフト量といったバルブ開閉特性のずれを生じさせる負荷として働く。よって、バルブ開閉特性として内燃機関の始動時に要求される始動時特性を実現することが困難となる。
また、上述の如く電源をオンオフ制御される駆動回路は、内燃機関の始動指令が出される前においてモータを通電駆動することができない。そのため、始動指令の前にバルブ開閉特性が始動時特性からずれていても、当該バルブ開閉特性を始動時特性へと調整することができない。
さらに、内燃機関の回転数を検出する回転数センサには検出下限値が不可避的に存在するため、内燃機関の始動から暫くの間は回転数センサから回転数信号が出力されない。そのため、回転数信号が出力されるまでは、制御回路による制御信号の生成、ひいては駆動回路によるモータの通電駆動を実施することができない。よって、回転数信号が出力されるまで通電されないモータは、バルブ開閉特性のずれを生じさせる負荷として働くため、バルブ開閉特性として内燃機関の始動直後に要求される始動直後特性を実現することが困難となる。
本発明の目的は、内燃機関の運転状態に応じたバルブ開閉特性を実現可能なバルブ特性調整装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によると、検出手段による内燃機関の停止指令の検出後においては、電源制御手段が駆動回路の電源をオン制御するので、駆動回路によってモータを通電駆動することができる。したがって、停止指令が出された後であっても、バルブ開閉特性を始動時特性等の所望の特性に調整することができる。
また、モータの通電駆動に伴って駆動回路は、モータへの通電状態を表すモニタ信号を生成する。そして制御回路は、駆動回路の生成したモニタ信号に基づいてモータへの通電異常を検出したとき、前記停止指令の検出後であっても、スイッチを制御して駆動回路の電源をオフする。そのため、停止指令の検出後等に通電異常が発生した場合にモータ及び駆動回路が故障する事態を回避することができる。
請求項2に記載の発明によると、検出手段による停止指令の検出後において電源制御部は、第一スイッチと第二スイッチとを同時に制御することにより駆動回路の電源と主制御部の電源とを連動してオフするので、それら電源の制御処理が簡素化される。
請求項に記載の発明によると、電源制御手段は、検出手段により停止指令が検出されてから設定時間経過するまで駆動回路の電源をオン制御するので、当該オン制御の終了時を決定するための処理を省略することができる。
請求項に記載の発明によると、駆動回路の電源をオン制御する時間は、最大回転数で回転する内燃機関が停止指令を受けてから停止するまでの時間より長く設定される。そのため、最大回転数以下で回転中の内燃機関が停止指令の後、慣性回転している間は、駆動回路の電源がオフされず、モータの通電駆動が可能となる。したがって、慣性回転している内燃機関のバルブ開閉特性を始動時特性等の所望の特性からずらさないようにモータを働かせることができる。
請求項に記載の発明によると、電源制御手段は、検出手段により停止指令が検出されてから内燃機関が停止するまで、駆動回路の電源をオン制御する。そのため、内燃機関が停止指令を受けて慣性回転している間は、駆動回路の電源がオフされず、モータの通電駆動が可能となる。したがって、慣性回転している内燃機関のバルブ開閉特性を始動時特性等の所望の特性からずらさないようにモータを働かせることができる。
請求項に記載の発明によると、電源制御手段は、検出手段により停止指令が検出されてからバルブ開閉特性が目標特性と一致するまで、駆動回路の電源をオン制御する。そのため、バルブ開閉特性が目標特性と一致していない間は、駆動回路の電源がオフされず、モータの通電駆動が可能となる。したがって、例えば内燃機関が停止したとき始動時特性等の所望のバルブ開閉特性が実現されるように目標特性を設定することによって、当該所望のバルブ開閉特性を実現した状態で内燃機関の次の始動に備えることができる。
請求項に記載の発明によると、電源制御手段は、検出手段により停止指令が検出されてから、内燃機関が停止し且つバルブ開閉特性が目標特性と一致するまで、駆動回路の電源をオン制御する。そのため、停止指令を受けた内燃機関が慣性回転している間、並びに内燃機関の停止以後においてバルブ開閉特性が目標特性と一致していない間は、駆動回路の電源がオフされず、モータの通電駆動が可能となる。これにより、始動時特性等の目標特性を実現した状態で内燃機関の次の始動に備えることができる。
請求項に記載の発明によると、電源制御手段は、検出手段により停止指令が検出される前後に亘って駆動回路の電源をオン制御するので、停止指令の前後を通じて継続的にモータを通電駆動することができる。
請求項に記載の発明によると、検出手段による内燃機関の停止指令の検出後においては、駆動回路がモータを通電駆動する。したがって、停止指令が出された後であっても、バルブ開閉特性を始動時特性等の所望の特性に調整することができる。
請求項10に記載の発明によると、検出手段による内燃機関の始動指令の検出前においては、電源制御手段が駆動回路の電源をオン制御するので、駆動回路によってモータを通電駆動することができる。したがって、始動指令が出される前であっても、バルブ開閉特性を始動時特性等の所望の特性に調整することができる。
また、モータの通電駆動に伴って駆動回路は、モータへの通電状態を表すモニタ信号を生成する。そして制御回路は、駆動回路の生成したモニタ信号に基づいてモータへの通電異常を検出したとき、スイッチを制御して駆動回路の電源をオフする。そのため、始動指令の検出前等に通電異常が発生した場合にモータ及び駆動回路が故障する事態を回避することができる。
請求項11に記載の発明によると、検出手段による始動指令の検出前において電源制御部は、第一スイッチと第二スイッチとを同時に制御することにより駆動回路の電源と主制御部の電源とを連動してオンするので、それら電源の制御処理が簡素化される。
始動指令の前には、車両のドアの開錠操作、車両へのイグニションキーの差込操作、車両のブレーキの踏込操作、車両のシートベルトの着用操作、車両のクラッチの踏込操作等が実施される。請求項12に記載の発明によると、電源制御手段は、始動指令の前に車両に対して実施される操作が検出手段により検出されてから、始動指令が検出手段により検出されるまで、駆動回路の電源をオン制御する。これにより、内燃機関の始動前に駆動回路の電源をオン制御する時間を必要最小限に留めて消費電力を抑えることができる。
請求項13に記載の発明によると、電源制御手段は、検出手段により始動指令が検出される前後に亘って駆動回路の電源をオン制御するので、始動指令の前後を通じて継続的にモータを通電駆動することができる。
請求項14に記載の発明によると、検出手段による内燃機関の始動指令の検出前においては、駆動回路がモータを通電駆動する。したがって、始動指令が出される前であっても、バルブ開閉特性を始動時特性等の所望の特性に調整することができる
請求項15に記載の発明によると、検出手段による始動指令の検出前に加え、検出手段による内燃機関の回転数信号の検出前においても、駆動回路がモータを通電駆動する。したがって、始動指令が出される前にはバルブ開閉特性を始動時特性等の所望の特性に調整し、また始動した内燃機関から回転数信号が出力される前にはバルブ開閉特性を始動直後特性に調整することができる。
請求項16に記載の発明によると、検出手段による内燃機関の回転数信号の検出前においては、駆動回路がモータを通電駆動する。したがって、回転数信号の出力前であっても、バルブ開閉特性を始動直後特性に調整することができる。
請求項17に記載の発明によると、駆動回路は、検出手段により始動指令が検出されてから検出手段により回転数信号が検出されるまで、モータを通電駆動する。これにより、始動した内燃機関から回転数信号が出力されない期間において継続して始動直後特性を実現することができる。
請求項18に記載の発明によると、制御回路は、回転数信号を検出したとき当該回転数信号に基づいて制御信号を生成し、回転数信号を検出しないとき回転数信号とは無関係に制御信号を生成する。これにより駆動回路は、回転数信号の出力後だけでなく出力前においても、制御回路の生成した制御信号に従ってモータを通電駆動することができる。
尚、請求項1〜のいずれか一項に記載の発明と、請求項10〜18のいずれか一項の発明とを組み合わせるようにしてもよく、その場合、調整対象のバルブ開閉特性はバルブタイミングであってもよいし、最大バルブリフト量であってもよい。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態によるバルブ特性調整装置としてのバルブタイミング調整装置を図2〜図4に示す。車両の内燃機関に付設されるバルブタイミング調整装置10は、モータ12の回転トルクを利用してバルブ開閉特性としてのバルブタイミングを吸気バルブ又は排気バルブについて調整する。
まず、バルブタイミング調整装置10のモータ12について説明する。
図2及び図3に示すようにモータ12は、モータ軸14、軸受16、ホール素子18及びステータ20を備えた3相ブラシレスモータである。
モータ軸14は2個の軸受16で支持され、軸線O周りに正逆回転可能である。本実施形態では、モータ軸14の回転方向のうち図3の時計方向を正転方向とし、図3の反時計方向を逆転方向とする。モータ軸14は、軸本体から径方向外側へ突出する円形板状のロータ部15を形成しており、ロータ部15に8個の磁石15aが埋設されている。各磁石15aは軸線O周りに等間隔に並んでおり、モータ軸14の回転方向に隣接する磁石15a同士はロータ部15の外周壁側に形成する磁極について互いに逆とされている。ロータ部15の近傍には3個のホール素子18が配設されている。各ホール素子18は軸線O周りに等間隔に並んでいる。各ホール素子18は、ロータ部15の外周壁側にN極を形成する磁石15aが所定の角度範囲内に位置するときと位置しないときとで電圧が高低するデジタル信号を、検出信号として生成する。
ステータ20はモータ軸14の外周側に配設されている。ステータ20の12個のコア21は軸線O周りに等間隔に並んでおり、各コア21に巻線22が巻回しされている。図5に示すように巻線22は3個を1組としてスター結線され、非結線側に接続された端子23をモータ駆動装置100の駆動回路150に接続されている。駆動回路150により通電された各巻線22は、図3の時計方向又は反時計方向の回転磁界をモータ軸14の外周側に形成する。図3の時計方向の回転磁界が形成されるときには、当該磁界内で磁石15aが相互作用を受けて正転方向の回転トルクがモータ軸14に付与される。同様の原理により、図3の反時計方向の回転磁界が形成されるときには、逆転方向の回転トルクがモータ軸14に付与される。
次に、バルブタイミング調整装置10の位相変化機構30について説明する。
図2及び図4に示すように位相変化機構30は、スプロケット32、リングギア33、偏心軸34、遊星歯車35及び出力軸36を備えている。
スプロケット32は出力軸36の外周側に同軸上に配設されており、出力軸36に対してモータ軸14と同じ軸線O周りに相対回転可能である。内燃機関のクランク軸の駆動トルクがチェーンベルトを通じてスプロケット32に入力されるとき、スプロケット32はクランク軸に対する位相を保ちつつ、軸線Oを中心として図4の時計方向へ回転する。即ちスプロケット32は、クランク軸と同期して回転する回転体として機能する。リングギア33は内歯車で構成されてスプロケット32の内周壁に同軸上に固定されており、スプロケット32と一体に回転する。
偏心軸34は、モータ軸14に連結固定されることにより一端部の外周壁が軸線Oに対し偏心する形態で配設されており、モータ軸14と一体に回転可能である。遊星歯車35は外歯車で構成されており、複数の歯の一部をリングギア33の複数の歯の一部に噛み合わせるようにしてリングギア33の内周側に遊星運動可能に配設されている。偏心軸34の上記一端部の外周壁に同軸上に支持されている遊星歯車35は、偏心軸34に対して偏心軸線Q周りに相対回転可能である。出力軸36は内燃機関のカム軸11に同軸上にボルト固定されており、モータ軸14と同じ軸線Oを中心としてカム軸11と一体に回転する。出力軸36には、軸線Oを中心とする円環板状の係合部37が形成されている。係合部37には、軸線O周りに等間隔に9個の係合孔38が設けられている。遊星歯車35には、各係合孔38と向き合う9箇所から係合突起39が突出している。各係合突起39は偏心軸線Q周りに等間隔に配設され、対応する係合孔38に突入している。
スプロケット32に対してモータ軸14及び偏心軸34が相対回転しないときには、遊星歯車35がリングギア33との噛合位置を保つ。これにより、スプロケット32に対する出力軸36の位相が変化しないため、クランク軸に対するカム軸11の位相、即ちカム軸11によって駆動される吸気バルブ又は排気バルブについてのバルブタイミングが保持される。尚、内燃機関の作動中においては、リングギア33と噛合位置を保った遊星歯車35がスプロケット32と共に図4の時計方向へ回転し、係合突起39が係合孔38の内周壁を図4の時計方向へ押圧するため、出力軸36が図4の時計方向へ回転する。
逆転方向の回転トルクの増大等によりモータ軸14及び偏心軸34がスプロケット32に対して図4の反時計方向へ相対回転するときには、遊星運動によって遊星歯車35が偏心軸34に対し図4の時計方向へ相対回転しつつ、リングギア33との噛合位置を変化させる。これにより、係合突起39が係合孔38の内周壁を図4の時計方向へ押圧する力が増大し、スプロケット32に対する出力軸36の位相が進角するため、バルブタイミングが進角側へと変化する。
正転方向の回転トルクの増大等によりモータ軸14及び偏心軸34がスプロケット32に対して図4の時計方向へ相対回転するときには、遊星運動によって遊星歯車35が偏心軸34に対し図4の反時計方向へ相対回転しつつ、リングギア33との噛合位置を変化させる。これにより、係合突起39が係合孔38の内周壁を図4の反時計方向へ押圧する力が増大し、スプロケット32に対する出力軸36の位相が遅角するため、バルブタイミングが遅角側へと変化する。
次に、バルブタイミング調整装置10のモータ駆動装置100について説明する。尚、以下の説明では、各種のデジタル信号の電圧について、高側の電圧をHレベル、また低側の電圧をLレベルという。
図6に示すようにモータ駆動装置100は、制御回路110、第一スイッチ130、第二スイッチ140及び駆動回路150を備えている。図2では、模式的にモータ駆動装置100の全体がモータ12の外部に位置するように描かれているが、モータ駆動装置100の各要素110,130,140,150についてはそれぞれ適宜な箇所に配設することができる。
制御回路110は電気回路で構成されており、図6に示すように主制御部112及び電源制御部114を有している。
主制御部112は、内燃機関の点火作動及び燃料噴射作動等を制御する。また、主制御部112は、電源制御部114に所定の作動を指示する指示信号を生成する。またさらに主制御部112は、内燃機関の運転状態に応じたバルブタイミングを実現するようにモータ12を駆動するための制御目標を設定する。ここで制御目標としては、例えばモータ軸14の目標回転数、モータ軸14の回転数の目標変化量、モータ軸14の目標回転方向、モータ12における負荷電流の目標値等を挙げることができ、それらのうち予め選択されている少なくとも一種類が制御目標として設定される。このように設定された制御目標を表すデジタル信号を、主制御部112は主制御信号として生成する。このとき、主制御信号は制御目標の種類数に応じて少なくとも一つ生成されるが、一主制御信号が一種類の制御目標を表すようにしてもよいし、一主制御信号が複数種類の制御目標を表すようにしてもよい。以上、主制御信号が特許請求の範囲に記載の制御信号に相当する。
主制御部112は、内燃機関においてクランク軸の回転数を検出する第一回転数センサ116と接続されており、クランク軸の回転数を周波数等によって表す第一回転数信号を第一回転数センサ116から受信する。また、主制御部112は、内燃機関においてカム軸11の回転数を検出する第二回転数センサ117と接続されており、カム軸11の回転数を周波数等によって表す第二回転数信号を第二回転数センサ117から受信する。尚、第一回転数信号及び第二回転数信号については、デジタル信号であってもよいし、アナログ信号であってもよい。またさらに、主制御部112は三つのホール素子18に接続されており、各ホール素子18から検出信号を受信する。
電源制御部114は、主制御部112に所定の作動を指示する指示信号を生成する。また、電源制御部114は、車両のイグニションスイッチのオンオフを検出するスイッチセンサ118と接続されている。電源制御部114は、イグニションスイッチがオン状態のときHレベルとなり且つイグニションスイッチがオフ状態のときLレベルとなるデジタル信号を、スイッチセンサ118から受信する。またさらに電源制御部114は、車両の運転席に設けられたキー孔にイグニションキーが差し込まれているか否かを検出するキーセンサ119と接続されている。電源制御部114は、キー孔にイグニションキーが差し込まれているときHレベルとなり且つキー孔にイグニションキーが差し込まれていないときLレベルとなるデジタル信号を、キーセンサ119から受信する。電源制御部114は、キーセンサ119から受信する信号がHレベルとなるとき、あるいは常時、車両のバッテリ120から電力供給を受けるようになっている。
電源制御部114は、駆動回路150の電源をオンオフするための第一電源制御信号を生成する。この第一電源制御信号は、駆動回路150の電源をオンするときHレベルとなり、駆動回路150の電源をオフするときLレベルとなるように生成される。また、電源制御部114は、主制御部112の電源をオンオフするための第二電源制御信号を生成する。この第二電源制御信号は、主制御部112の電源をオンするときHレベルとなり、主制御部112の電源をオフするときLレベルとなるように生成される。
第一スイッチ130は電磁リレー等の有接点リレーで構成され、バッテリ120と駆動回路150との間を繋ぐ電力供給線132上に配設されている。第一スイッチ130は電源制御部114と接続されており、当該電源制御部114の生成した第一電源制御信号を受信する。第一電源制御信号がHレベルとなるとき、第一スイッチ130は接点137を閉じてバッテリ120から駆動回路150への電力供給を許容する。この許容作動により、駆動回路150の電源がオン状態となる。一方、第一電源制御信号がLレベルとなるとき、第一スイッチ130は接点137を開いてバッテリ120から駆動回路150への電力供給を禁止する。この禁止作動により、駆動回路150の電源がオフ状態となる。
第二スイッチ140は電磁リレー等の有接点リレーで構成され、バッテリ120と主制御部112との間を繋ぐ電力供給線142上に配設されている。第二スイッチ140は電源制御部114と接続されており、当該電源制御部114の生成した第二電源制御信号を受信する。第二電源制御信号がHレベルとなるとき、第二スイッチ140は接点147を閉じてバッテリ120から主制御部112への電力供給を許容する。この許容作動により、主制御部112の電源がオン状態となる。一方、第二電源制御信号がLレベルとなるとき、第二スイッチ140は接点147を開いてバッテリ120から主制御部112への電力供給を禁止する。この禁止作動により、主制御部112の電源がオフ状態となる。
駆動回路150は電気回路で構成され、通電駆動部152及び検出部154を有している。
図5に示すように通電駆動部152は、三列のアーム155にそれぞれモータ12の端子23が接続されたブリッジ回路156を有している。ブリッジ回路156では、各アーム155の一端が電力供給線132に接続され、各アーム155の他端が接地されている。また、各アーム155においてモータ12の端子23との接続点157を挟んだ両側には、電界効果型トランジスタ等からなるスイッチング素子158が一つずつ配設されている。
図6に示す如く通電駆動部152は主制御部112に接続されており、当該主制御部112の生成した主制御信号を受信する。また、通電駆動部152は三つのホール素子18に接続されており、各ホール素子18から検出信号を受信する。通電駆動部152は、受信した主制御信号及び検出信号に基づいて切換パターンを設定し、その設定した切換パターンに従って各スイッチング素子158のオンオフを切り換える。これによりモータ12が通電駆動され、主制御信号の表している制御目標がモータ12にて実現される。
図5に示すブリッジ回路156の各アーム155において、電力供給線132が接続される接続点161とそれに直近のスイッチング素子158aとの間に負荷抵抗素子162が配設されている。
検出部154は各負荷抵抗素子162の両端に接続されており、モータ12への通電状態を代表する各負荷抵抗素子162の流通電流を検出する。また、図6に示す如く検出部154は電源制御部114と接続されており、当該電源制御部114へ送信するモニタ信号として、各負荷抵抗素子162の流通電流の検出結果を表すデジタル信号を生成する。
ここで、モータ駆動装置100の作動を詳細に説明する。尚、以下の説明では、内燃機関の始動時に要求されるバルブタイミングを始動時タイミングといい、内燃機関の始動直後に要求されるバルブタイミングを始動直後タイミングという。
まず、モータ駆動装置100の通常作動について図1のフローチャートを参照しつつ説明する。
内燃機関の停止状態において車両のユーザによりイグニションキーがキー孔に差し込まれると、キーセンサ119からHレベルの信号を受信する電源制御部114は、イグニションキーの差込操作を検出したと判断する(ステップS1)。続いて電源制御部114は、Hレベルの第一電源制御信号及び第二電源制御信号を生成する(ステップS2)。その結果、第一スイッチ130及び第二スイッチ140が各々の接点137,147を同時に閉じるため、駆動回路150の電源と主制御部112の電源とが連動してオンされる。尚、駆動回路150及び主制御部112の各電源は、ステップS17又はフェイルセーフ作動によりオフされるまでオン状態に保持される。
電源をオンされた主制御部112は、ステップS7の実行を開始するまで主制御信号の生成を行う(ステップS3)。このとき主制御部112は、始動時タイミングを実現するための制御目標を各ホール素子18の検出信号に基づいて設定し、その設定した制御目標を表す主制御信号を生成する。このように生成された主制御信号を受信する通電駆動部152は、当該主制御信号に従ってモータ12を通電駆動する(ステップS4)。その結果、位相変化機構30では、スプロケット32に対する出力軸36の位相が始動時タイミングを実現する位相と一致させられ、保持される。
ユーザによりイグニションキーが操作されてイグニションスイッチがオンされると、スイッチセンサ118からHレベルの信号を受信する電源制御部114は、イグニションスイッチのオン操作即ち内燃機関の始動指令を検出したと判断する。(ステップS5)。続いて電源制御部114は、主制御部112への指示信号を生成する(ステップS6)。この指示信号を受けて主制御部112は、内燃機関の点火作動及び燃料噴射作動等を開始して当該内燃機関を始動すると共に、指示信号を受けてからステップS10の実行を開始するまで主制御信号の生成を行う(ステップS7)。このとき主制御部112は、始動直後タイミングを実現するための制御目標を各ホール素子18の検出信号に基づいて設定し、その設定した制御目標を表す主制御信号を生成する。このように生成された主制御信号を受信する通電駆動部152は、当該主制御信号に従ってモータ12を通電駆動する(ステップS8)。その結果、位相変化機構30では、スプロケット32に対する出力軸36の位相が始動直後タイミングを実現する位相と一致させられる。
内燃機関の始動後、クランク軸及びカム軸11の各回転数が第一回転数センサ116及び第二回転数センサ117の各検出下限値を超えると、主制御部112は第一回転数信号及び第二回転数信号を受信し検出する。(ステップS9)。このとき主制御部112は、第一回転数センサ116及び第二回転数センサ117からそれぞれ受信する信号の電圧変化を検知することにより、対応する第一回転数信号又は第二回転数信号を検出したと判断する。第一回転数信号及び第二回転数信号を共に検出したと判断した場合に主制御部112は、主制御信号の生成を行う(ステップS10)。このとき主制御部112は、内燃機関の作動に適切なバルブタイミングを実現するために第一回転数信号及び第二回転数信号等に基づいて設定した制御目標を表す主制御信号を生成する。このように生成された制御信号を受信する通電駆動部152は、当該制御信号に従ってモータ12を通電駆動する(ステップS11)。その結果、位相変化機構30では、スプロケット32に対する出力軸36の位相が内燃機関の作動に適切なバルブタイミングを実現する位相に保持又は変化させられる。
ユーザによりイグニションキーが操作されてイグニションスイッチがオフされると、スイッチセンサ118からLレベルの信号を受信する電源制御部114は、イグニションスイッチのオフ操作即ち内燃機関の停止指令を検出したと判断する(ステップS12)。続いて電源制御部114は、主制御部112への指示信号を生成する(ステップS13)。この指示信号を受けて主制御部112は、内燃機関の点火作動及び燃料噴射作動等を止めて当該内燃機関を慣性回転させると共に、指示信号を受けてから設定時間T経過するまで主制御信号の生成を行う(ステップS14)。このとき主制御部112は、始動時タイミングを実現するための制御目標を第一回転数信号及び第二回転数信号に基づいて、又はそれら回転数信号の非出力時には各ホール素子18の検出信号に基づいて設定し、その設定した制御目標を表す主制御信号を生成する。尚、設定時間Tは、最大回転数で回転する内燃機関が点火作動及び燃料噴射作動等を止められてから完全に停止するまでの時間より長くなるように設定され、主制御部112に予め記憶されている。かかる設定時間Tが経過するまで主制御信号を受信する通電駆動部152は、当該主制御信号に従ってモータ12を通電駆動する(ステップS15)。その結果、位相変化機構30では、スプロケット32に対する出力軸36の位相が始動時タイミングを実現する位相と一致させられ、保持される。
主制御部112は、ステップS13で生成された指示信号を受けてから設定時間T経過すると、電源制御部114への指示信号を生成する(ステップS16)。尚、設定時間Tは、停止指令の後に主制御信号を生成してモータ12の通電駆動を継続する時間T以上の長さに設定され、主制御部112に予め記憶されている。このように生成された指示信号を受けて電源制御部114は、Lレベルの第一電源制御信号及び第二電源制御信号を生成する(ステップS17)。その結果、第一スイッチ130及び第二スイッチ140が各々の接点137,147を同時に開くため、駆動回路150の電源と主制御部112の電源とが連動してオフされる。本実施形態では、上述したように時間Tが時間T以上の長さに設定されているため、駆動回路150及び主制御部112の各電源はステップS15による通電駆動の終了以後においてオフされる。
次に、モータ駆動装置100のフェイルセーフ作動について図7のフローチャートを参照しつつ説明する。
上述した通常作動中にブリッジ回路156の接続点157が地絡する等してブリッジ回路156及び巻線22に過電流が流れると、検出部154は、通電異常を表すモニタ信号を生成する(ステップS21)。このモニタ信号を受信する電源制御部114は、当該モニタ信号に基づいて通電異常を検出したと判断する(ステップS22)。続いて電源制御部114は、Lレベルの第一電源制御信号を生成する(ステップS23)。その結果、第一スイッチ130が接点137を開くため、駆動回路150の電源がオフされる。尚、このとき、本実施形態の電源制御部114は第二電源制御信号をHレベルに保持する。そのため、第二スイッチ140により接点147が閉状態に保持されて主制御部112の電源がオン状態に保持される。
以上、第一実施形態では、制御回路110、第一スイッチ130及び第二スイッチ140が共同して特許請求の範囲に記載の電源制御手段を構成し、制御回路110、スイッチセンサ118及びキーセンサ119が共同して特許請求の範囲に記載の検出手段を構成している。
以上説明した第一実施形態では、内燃機関の始動指令前にイグニションキーの差込操作が検出されると、駆動回路150及び主制御部112の各電源がオン制御され、駆動回路150が主制御部112の主制御信号に従ってモータ12を通電駆動する。これによりバルブタイミングが始動時タイミングに保持されるため、内燃機関の始動時には始動時タイミングを確実に実現することができる。また、第一実施形態では、始動指令前における電源のオン制御とモータ12の通電駆動とがイグニションキーの差込操作を受けて開始される。これにより、始動指令前における電源のオン制御時間とモータ12の通電駆動時間とが必要最小限に留められるので、消費電力を節約することができる。さらに第一実施形態では、イグニションキーの差込操作に応答して電源制御部114が第一スイッチ130と第二スイッチ140とを同時に制御することにより、駆動回路150の電源と主制御部112の電源とが連動してオンされるので、電源制御部114によるそれら電源の制御処理が簡素化される。
またさらに第一実施形態では、内燃機関の始動指令が検出されると、第一及び第二回転数信号の検出前であっても、それら回転数信号とは無関係に生成される主制御信号に従って駆動回路150がモータ12を通電駆動する。これにより、内燃機関が始動されてから第一回転数信号及び第二回転数信号が検出されるまでの期間において継続して始動直後タイミングを実現することができる。
さらにまた、第一実施形態では、内燃機関の停止指令が検出されると、設定時間Tが経過するまで駆動回路150及び主制御部112の各電源がオン制御される。そして、当該オン制御時間T以下の設定時間Tが経過するまで駆動回路150が主制御部112の主制御信号に従ってモータ12を通電駆動する。ここで時間T,Tは、最大回転数で回転する内燃機関が停止指令により点火作動及び燃料噴射装置等を止められてから完全停止するまでの時間より長いので、内燃機関の完全停止時にはバルブタイミングを始動時タイミングと一致させることが可能になる。したがって、始動時タイミングを実現した状態で内燃機関の次の始動に備えることができる。また、第一実施形態では、停止指令後における電源のオン制御時間とモータ12の通電駆動時間とが予め所定値T,Tに設定されているので、それらの時間を決定するための処理を省略することができる。さらに第一実施形態では、電源制御部114が第一スイッチ130と第二スイッチ140とを同時に制御することにより、駆動回路150の電源と主制御部112の電源とが連動してオフされるので、電源制御部114によるそれら電源の制御処理が簡素化される。
加えて第一実施形態では、バルブタイミングを調整する通常作動中に駆動回路150及びモータ12に過電流が流れると、通電異常として駆動回路150の電源がオフされる。これにより、モータ12への通電が停止するので、駆動回路150及びモータ12が故障する事態を回避することができる。また、このとき主制御部112の電源は、駆動回路150の電源とは独立して制御されることによってオン状態に保持されるため、主制御部112による内燃機関の制御を継続することができる。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例であり、図8のフローチャートは当該第二実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示している。
第二実施形態では、第一実施形態のステップS1〜S13と同様なステップS31〜S43が実行される。ステップS43の実行により生成された指示信号を受けて主制御部112は、内燃機関を慣性回転させると共に、内燃機関が完全停止するまで主制御信号の生成を行う(ステップS44)。このとき主制御部112は、まず、第一回転数信号及び/又は第二回転数信号に基づいて内燃機関の完全停止時tを予測する。続いて主制御部112は、予測した完全停止時tにおいて始動時タイミングを実現するための制御目標を第一回転数信号及び第二回転数信号に基づいて、又はそれら回転数信号の非出力時には各ホール素子18の検出信号に基づいて設定し、その設定した制御目標を表す主制御信号を生成する。このようなステップS44の後、第一実施形態のステップS15〜S17と同様なステップS45〜S47が実行される。但し、ステップS46における設定時間Tは、最大回転数で回転する内燃機関が点火作動及び燃料噴射作動等を止められてから完全停止するまでの時間より長くなるように設定される。
以上説明した第二実施形態では、内燃機関の停止指令が出された後であってもモータ1が通電駆動されるため、内燃機関の完全停止時tにはバルブタイミングを始動時タイミングに一致させることが可能である。したがって、始動時タイミングを実現した状態で内燃機関の次の始動に備えることができる。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態は第二実施形態の変形例であり、図9のフローチャートは当該第三実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示している。
第三実施形態では、第二実施形態のステップS31〜S45と同様なステップS51〜S65が実行される。そして、完全停止時tとなったときに主制御部112は電源制御部114への指示信号を生成する(ステップS66)。この指示信号を受けて電源制御部114は、Lレベルの第一電源制御信号及び第二電源制御信号を生成する(ステップS67)。その結果、駆動回路150及び主制御部112の各電源が連動してオフされる。
以上説明した第三実施形態では、停止指令が出された後であっても内燃機関が完全停止するまで、駆動回路150及び主制御部112の各電源がオン制御され、主制御部112の主制御信号に従って駆動回路150がモータ12を通電駆動する。これにより、内燃機関の完全停止時tにはバルブタイミングが始動時タイミングに一致させられる。したがって、始動時タイミングを実現した状態で内燃機関の次の始動に備えることができる。また、第三実施形態では、停止指令後において駆動回路150及び主制御部112の各電源をオンしておく時間が、停止指令後においてモータ12を通電駆動する時間とほぼ一致するので、消費電力が抑えられる。
(第四実施形態)
本発明の第四実施形態は第二実施形態の変形例であり、図10のフローチャートは当該第四実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示している。
第四実施形態では、第二実施形態のステップS31〜S43と同様なステップS71〜S83が実行される。ステップS83の実行による指示信号を受けた主制御部112は、内燃機関を慣性回転させると共に、バルブタイミングが目標特性としての目標タイミングと一致するまで主制御信号の生成を行う(ステップS84)。このとき主制御部112は、まず、第二実施形態のステップS44と同様にして内燃機関の完全停止時tを予測する。続いて主制御部112は、予測した完全停止時tに始動時タイミングが実現されるよう完全停止時tより前の目標時tに実現すべき目標タイミングを、第一回転数信号及び第二回転数信号に基づいて割り出す。さらに、目標時tとなるまで主制御部112は、目標タイミングを目標時tに実現するための制御目標を第一回転数信号及び第二回転数信号に基づいて設定し、その設定した制御目標を表す主制御信号を生成する。このようなステップS84の後、第二実施形態のステップS45〜S47と同様なステップS85〜S87が実行される。
以上説明した第四実施形態では、内燃機関の停止指令が出された後、目標時tに目標タイミングが実現されて通電を止められるモータ12が、慣性回転中の内燃機関のバルブタイミングをずらす負荷として働く。しかし、内燃機関の完全停止時tにはその負荷作用を利用してバルブタイミングが始動時タイミングと一致させられる。したがって、始動時タイミングを実現した状態で内燃機関の次の始動に備えることができる。
(第五実施形態)
本発明の第五実施形態は第四実施形態の変形例であり、図11のフローチャートは当該第五実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示している。
第五実施形態では、第四実施形態のステップS71〜S85と同様なステップS91〜S105が実行される。そして、目標タイミングが実現される目標時tとなったときに主制御部112は、電源制御部114への指示信号を生成する(ステップS106)。この指示信号を受けて電源制御部114は、Lレベルの第一電源制御信号及び第二電源制御信号を生成する(ステップS107)。その結果、駆動回路150及び主制御部112の各電源が連動してオフされる。
以上説明した第五実施形態では、内燃機関の停止指令が出された後であっても目標時tに目標タイミングが実現されるまで、駆動回路150及び主制御部112の各電源がオン制御され、主制御部112の主制御信号に従って駆動回路150がモータ12を通電駆動する。これにより目標タイミングが実現された後は、第四実施形態と同様な原理によってモータ12がバルブタイミングをずらす負荷として働き、内燃機関の完全停止時tには、モータ12の働きによりずれたバルブタイミングが始動時タイミングと一致する。したがって、始動時タイミングを実現した状態で内燃機関の次の始動に備えることができる。また、第五実施形態では、停止指令後において駆動回路150及び主制御部112の各電源をオンしておく時間が、停止指令後においてモータ12を通電駆動する時間とほぼ一致するので、消費電力が抑えられる。
(第六実施形態)
本発明の第六実施形態は第四実施形態の変形例であり、図12のフローチャートは当該第六実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示している。
第六実施形態では、第四実施形態のステップS71〜S85と同様なステップS111〜S125が実行される。そして、目標タイミングが実現される目標時tの後、内燃機関の完全停止時tとなったときに主制御部112は、電源制御部114への指示信号を生成する(ステップS126)。この指示信号を受けて電源制御部114は、Lレベルの第一電源制御信号及び第二電源制御信号を生成する(ステップS127)。その結果、駆動回路150及び主制御部112の各電源が連動してオフされる。
以上説明した第六実施形態では、内燃機関の停止指令が出された後であっても内燃機関が完全停止するまで、駆動回路150及び主制御部112の各電源がオン制御される。そして、内燃機関の完全停止時tより前の目標時tに目標タイミングが実現されるまで、主制御部112の主制御信号に従って駆動回路150がモータ12を通電駆動する。これにより目標タイミングが実現された後は、第四実施形態と同様な原理によってモータ12がバルブタイミングをずらす負荷として働き、内燃機関の完全停止時tには、モータ12の働きによりずれたバルブタイミングが始動時タイミングと一致する。したがって、始動時タイミングを実現した状態で内燃機関の次の始動に備えることができる
(第七実施形態)
本発明の第七実施形態は第二実施形態の変形例であり、図13のフローチャートは当該第七実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示している。
第七実施形態では、第二実施形態のステップS31〜S43と同様なステップS131〜S143が実行される。ステップS143の実行による指示信号を受けた主制御部112は、内燃機関を慣性回転させると共に、ステップS147又はS148の実行を開始するまで主制御信号の生成を行う(ステップS144)。このとき主制御部112は、第二実施形態のステップS44と同様にして内燃機関の完全停止時tの予測及び制御目標の設定を行う。こうして主制御部112により生成された主制御信号を受信する通電駆動部152は、当該主制御信号に従ってモータ12を通電駆動する(ステップS145)。その結果、完全停止時t以前にバルブタイミングが始動時タイミングと一致したか否かを、主制御部112は判断する(ステップS146)。このとき主制御部112は、第一回転数信号及び第二回転数信号に基づいて又はそれら回転数信号の非出力時には各ホール素子18の検出信号に基づいて実際のバルブタイミングを割り出し、その割り出したバルブタイミングと主制御部112に予め記憶されている始動時タイミングとを比較することよって、上記の判断を下す。
完全停止時t以前にバルブタイミングが始動時タイミングと一致したと判断した場合に主制御部112は、維持制御を実行する(ステップS147)。この維持制御では、完全停止時tになるまで始動時タイミングを維持するための制御目標を、第一回転数信号及び第二回転数信号に基づいて又はそれら回転数信号の非出力時には各ホール素子18の検出信号に基づいて設定し、その制御目標を表す主制御信号を生成する。
完全停止時t以前にバルブタイミングが始動時タイミングと一致しなかったと判断した場合に主制御部112は、追加制御を実行する(ステップS148)。この追加制御では、バルブタイミングが始動時タイミングと一致するまで追加的にその一致のための制御目標を各ホール素子18の検出信号に基づいて設定し、当該制御目標を表す主制御信号を生成する。
ステップS147又はS148の後は、第二実施形態のステップS45〜S47と同様なステップS149〜S151が実行される。
以上説明した第七実施形態では、内燃機関の停止指令が出された後であっても、内燃機関の完全停止時tにバルブタイミングが始動時タイミングと一致するようにモータ12が通電駆動される。こうした第七実施形態では、外乱等に起因して、完全停止時t以前に始動時タイミングが実現される、あるいは完全停止時tになっても始動時タイミングが実現されない可能性がある。しかし、第七実施形態では、内燃機関が完全停止し且つバルブタイミングが目標特性としての始動時タイミングと一致するまでモータ12が通電駆動される。したがって、完全停止時t以前に始動時タイミングが実現されても、モータ12が通電駆動されて始動時タイミングが完全停止時tになるまで維持される。また、完全停止時tになっても始動時タイミングが実現されない場合には、始動時タイミングが得られるまでモータ12の通電駆動が継続される。このような第七実施形態によれば、始動時タイミングを実現した状態で内燃機関の次の始動に備えることができる。
(第八実施形態)
本発明の第八実施形態は第七実施形態の変形例であり、図14のフローチャートは当該第八実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示している。
第八実施形態では、第七実施形態のステップS131〜S149と同様なステップS161〜S179が実行される。そして、内燃機関が完全停止し且つバルブタイミングが始動時タイミングと一致したときに主制御部112は、電源制御部114への指示信号を生成する(ステップS180)。この指示信号を受けて電源制御部114は、Lレベルの第一電源制御信号及び第二電源制御信号を生成する(ステップS181)。その結果、駆動回路150及び主制御部112の各電源が連動してオフされる。
以上説明した第八実施形態では、内燃機関の停止指令が出された後であっても、内燃機関が完全停止し且つ始動時タイミングが実現されるまで、駆動回路150及び主制御部112の各電源がオン制御され、主制御部112の主制御信号に従って駆動回路150がモータ12を通電駆動する。これにより通電駆動の終了時には、第七実施形態と同様な原理によって始動時タイミングが確保される。したがって、始動時タイミングを実現した状態で内燃機関の次の始動に備えることができる。また、第八実施形態では、停止指令後において駆動回路150及び主制御部112の各電源をオンしておく時間が、停止指令後においてモータ12を通電駆動する時間とほぼ一致するので、消費電力が抑えられる。
(第九実施形態)
本発明の第九実施形態は第一実施形態の変形例であり、図15は当該第九実施形態によるモータ駆動装置を示している。
第九実施形態のモータ駆動装置200では、制御回路201の電源制御部202がキーセンサ119に接続されていない。このようなモータ駆動装置200の通常作動では、図16に示すように、内燃機関の停止状態でイグニションスイッチがオンされると、スイッチセンサ118からHレベルの信号を受信する電源制御部202が、内燃機関の始動指令を検出したと判断する(ステップS191)。続いて電源制御部202は、Hレベルの第一電源制御信号及び第二電源制御信号を生成すると共に、主制御部112への指示信号を生成する(ステップS192)。Hレベルの第一電源制御信号及び第二電源制御信号が生成された結果、第一スイッチ130及び第二スイッチ140が各々の接点137,147を同時に閉じるため、駆動回路150の電源と主制御部112の電源とが連動してオンされる。尚、駆動回路150及び主制御部112の各電源は、ステップS203又は第一実施形態と同様なフェイルセーフ作動によりオフされるまでオン状態に保持される。
電源制御部202から指示信号を受けて主制御部112は、内燃機関を始動すると共に、ステップS196の実行を開始するまで第一実施形態のステップS7と同様な主制御信号の生成を行う(ステップS193)。この後、第一実施形態のステップS8〜S17と同様なステップS194〜S203が実行される。
このように第九実施形態では、制御回路110及びスイッチセンサ118が共同して特許請求の範囲に記載の検出手段を構成している。
以上説明した第九実施形態では、内燃機関の始動指令に応答して電源制御部202が第一スイッチ130と第二スイッチ140とを同時に制御することにより、駆動回路150の電源と主制御部112の電源とが連動してオンされるので、電源制御部202によるそれら電源の制御処理が簡素化される。
(第十実施形態)
本発明の第十実施形態によるバルブ特性調整装置としてのバルブリフト調整装置の要部を図17〜図21に示す。車両の内燃機関に付設されるバルブリフト調整装置300は、モータ320の回転トルクを利用して、吸気バルブのバルブ開閉特性である最大バルブリフト量を調整する。
バルブリフト調整装置300は、制御軸330を軸方向に直線駆動するアクチュエータ310と、吸気バルブについての最大バルブリフト量を制御軸330の軸方向位置に基づき変化させるリフト量変化機構(図示しない)とから構成される。
図17に示すようにアクチュエータ310は、モータ320、制御軸330、伝達部340、駆動カム350(図19参照)、角度センサ360及びモータ駆動装置370を備えている。
モータ320はDCブラシモータであり、巻線が巻回されている回転子322と、回転子322の外縁を覆っている永久磁石324とを有している。モータ320において回転子322と共に回転するモータ軸326の端部には、モータギア328が一体回転可能に固定されている。
制御軸330は、一方側の端部で伝達部340の支持枠341と結合し、他方側でリフト量変化機構と結合している。制御軸330の軸方向は、モータ320のモータ軸326と直交する方向に設定されている。図18及び図19に示すように、制御軸330の一方の端部に設けられた結合部332は、制御軸330と直交する方向で支持枠341の結合部342と重なり嵌合している。結合部332,342はクリップ346によって相互の離脱を防止されている。
伝達部340は、箱形の支持枠341と、制御軸330とは反対側で支持枠341に正逆転自在に支持されるローラ344とを有している。
駆動カム350のカム軸352は、モータ320のモータ軸326と平行となるようにして支持枠341の内側に正逆転自在に挿入されている。駆動カム350の外周面には、ローラ344に摺接するカム面353が形成されている。図17に示すようにカム軸352の両端部には、それぞれカムギア354,356が一体回転可能に固定されている。モータギア328とカムギア354とは互いに噛み合うことで減速機構を構成している。カムギア354の回転角度範囲は、当該ギアに設けられた二つの突起(図示しない)がそれぞれ係止部材358,359に係止されることにより制限される。
角度センサ360は、カムギア356と噛み合うセンサギア362を有している。角度センサ360は、センサギア362と共に回転するセンサ回転部材(図示しない)の回転角度をホール素子等により検出する。角度センサ360は、当該回転角度の検出結果を表す検出信号を生成しモータ駆動装置370へと送信する。
モータ駆動装置370は回転子322の巻線に通電することで、モータ軸326を正逆回転させる。
次に、バルブリフト調整装置300の作動について説明する。モータ駆動装置370により回転子322の巻線が通電されてモータ軸326が回転すると、モータギア328、カムギア354を通じてモータ320の回転トルクが駆動カム350に伝達される。駆動カム350がローラ344と摺接しつつ回転すると、ローラ344を支持する支持枠341が制御軸330と共に当該制御軸330の軸方向へ往復直線移動する。このときリフト量変化機構は、駆動カム350のカム面353のカムプロフィールに従って移動する制御軸330の軸方向位置に応じて最大バルブリフト量を調整する。
次に、モータ駆動装置370について詳しく説明する。尚、モータ駆動装置370は、一部を除いて第一実施形態のモータ駆動装置100と同様に構成されている。そこで以下では、モータ駆動装置100と同様な構成についてはそれと同じ符号を付すことで説明を省略し、モータ駆動装置100と異なる構成について主に説明する。
図20に示すモータ駆動装置370において制御回路372の主制御部374は、内燃機関の運転状態に応じた最大バルブリフト量を実現するようにモータ320を駆動するための制御目標を設定し、その設定した制御目標を表す主制御信号を生成する。また、主制御部374は、それに接続されている角度センサ360から検出信号を受信する。
モータ駆動装置370において駆動回路380の通電駆動部382は、図21に示すように、第一実施形態のブリッジ回路156から一列のアーム155を省いた形のブリッジ回路386を有している。通電駆動部382は、それに図20に示す如く接続されている主制御部374から主制御信号を受信する。また、通電駆動部382は、それに接続されている角度センサ360から検出信号を受信する。通電駆動部382は、受信した主制御信号及び検出信号に基づいて切換パターンを設定し、その設定した切換パターンに従って各スイッチング素子158のオンオフを切り換える。これによりモータ320が通電駆動され、主制御信号の表している制御目標がモータ320にて実現される。
モータ駆動装置370は、第一実施形態に準ずる通常作動を実行する。但し、図1に示す第一実施形態のステップS3に相当するステップにおいて主制御部374は、内燃機関の始動時に要求される最大バルブリフト量である始動時リフト量を実現するための制御目標を、角度センサ360の検出信号に基づいて設定する。したがって、ステップS4に相当するステップを通電駆動部382が実行することにより、最大バルブリフト量が始動時リフト量と一致させられ、保持される。また、第一実施形態のステップS7に相当するステップにおいて主制御部374は、内燃機関の始動直後に要求される最大バルブリフト量である始動直後リフト量を実現するための制御目標を、角度センサ360の検出信号に基づいて設定する。したがって、ステップS8に相当するステップを通電駆動部382が実行することにより、最大バルブリフト量が始動直後リフト量と一致させられる。またさらに、第一実施形態のステップS10に相当するステップにおいて主制御部374は、内燃機関の作動に適切な最大バルブリフト量を実現するための制御目標を第一及び第二回転数信号等に基づいて設定する。したがって、ステップS11に相当するステップを通電駆動部382が実行することにより、最大バルブリフト量が内燃機関の作動に適切な量に保持又は変化させられる。さらにまた、第一実施形態のステップS14に相当するステップにおいて主制御部374は、始動時リフト量を実現するための制御目標を第一及び第二回転数信号に基づいて又はそれら回転数信号の非出力時には角度センサ360の検出信号に基づいて設定する。したがって、ステップS15に相当するステップを通電駆動部382が実行することにより、最大バルブリフト量が始動時リフト量と一致させられ、保持される。
モータ駆動装置370は、第一実施形態と同様なフェイルセーフ作動を実行する。
以上、第十実施形態では、制御回路372、第一スイッチ130及び第二スイッチ140が共同して特許請求の範囲に記載の電源制御手段を構成し、制御回路372、スイッチセンサ118及びキーセンサ119が共同して特許請求の範囲に記載の検出手段を構成している。
以上説明した第十実施形態では、内燃機関の始動指令前にイグニションキーの差込操作が検出されると、駆動回路380及び主制御部374の各電源がオン制御され、駆動回路380によりモータ320が通電駆動される。これにより、最大バルブリフト量が始動時リフト量に保持されるため、内燃機関の始動時には始動時リフト量を確実に実現することができる。
また、第十実施形態では、内燃機関の始動指令が検出されると、第一及び第二回転数信号の検出前であっても、第一及び第二回転数信号とは無関係に生成される主制御信号に従ってモータ320が駆動回路380により通電駆動される。これにより、内燃機関が始動して第一及び第二回転数信号が検出されるまでの期間において継続して始動直後リフト量を実現することができる。
さらに第十実施形態では、内燃機関の停止指令が検出されると、設定時間Tが経過するまで駆動回路380及び主制御部374の各電源がオン制御され、当該オン制御時間T以下の設定時間Tが経過するまでモータ320が通電駆動される。これにより、内燃機関の完全停止時には最大バルブリフト量を始動時リフト量と一致させることが可能になるので、始動時リフト量の実現状態で内燃機関の次の始動に備えることができる。
加えて第十実施形態では、最大バルブリフト量を調整する通常作動中に駆動回路380及びモータ320に過電流が流れると、フェイルセーフ作動が実行されて駆動回路380の電源がオフされるため、駆動回路380及びモータ320の故障が回避される。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、それらの実施形態に種々の変更を加えて実施するようにしてもよい。
例えば第一〜第十実施形態において、半導体回路で構成された無接点リレー等を第一及び第二スイッチ130,140として用いるようにしてもよい。また、第一〜第十実施形態において、フェイルセーフ作動を実行しないようにしてもよい。さらに第一〜第十実施形態の通常作動において、内燃機関の始動指令前に車両に対して実施されるイグニションキーの差込操作以外の操作、例えば車両のドアの開錠操作や車両のブレーキの踏込操作、車両のシートベルトの着用操作、車両のクラッチの踏込操作等に応答して電源制御部114がHレベルの第一及び第二電源制御信号を生成し、それにより駆動回路150及び主制御部112の各電源がオンされるようにしてもよい。但しその場合には、対象とする操作を検出するセンサに電源制御部114,202を接続して、当該センサから検出結果を表す信号を電源制御部114,202へ与えるようにする。またさらに第一〜第十実施形態の通常作動において、主制御部112,374の電源と駆動回路150,380の電源とを互いに独立して制御することにより、それら各電源のオンオフのタイミングを互いにずらすようにしてもよい。この場合の例としては、第九実施形態において内燃機関の始動指令前に、即ちステップS191の前に車両に対して実施される操作に応答して電源制御部202がLレベルの第一電源制御信号及びHレベルの第二電源制御信号を生成することで、主制御部112の電源を駆動回路150の電源より先にオン制御することができる。さらにまた、第一〜第十実施形態において、イグニションスイッチのオン又はオフ操作によって、内燃機関を持つハイブリッドエンジンの始動又は停止指令が与えられるようにしてもよい。加えて、第一〜第九実施形態において3相ブラシレスモータ以外の公知のモータを用いるようにしてもよいし、第十実施形態においてDCブラシモータ以外の公知のモータを用いるようにしてもよい。
第一実施形態形態の通常作動においては、ステップS12〜S17を実行しないようにしてもよい。
第九実施形態の通常作動においては、S192における指示信号の生成並びにステップS193,S194を実行しないようにしてもよい。この場合、クランク軸及びカム軸11の各回転数が第一及び第二回転数センサ116,117の各検出下限値を超えることによって、モータ12の通電駆動が開始される。また、第九実施形態の通常作動において、第二実施形態のステップS42〜S47、第三実施形態のステップS62〜S67、第四実施形態のステップS82〜S87、第五実施形態のステップS102〜S107、第六実施形態のステップS122〜S127、第七実施形態のステップS142〜S151、又は第八実施形態のステップS172〜S181と同様なステップを、ステップS198〜S203の代わりに実行するようにしてもよい。さらに第九実施形態の通常作動において、ステップS198〜S203を実行しないようにしてもよい。
第十実施形態においては、排気バルブのバルブ開閉特性である最大バルブリフト量を調整するようにしてもよい。さらに第十実施形態の通常作動において、第一実施形態のステップS12〜S17に相当するステップを実行しないうようにしてもよい。またさらに第十実施形態において、第二〜第九実施形態のいずれかに準ずる通常作動をモータ駆動装置370により実行してもよい。但し、第十実施形態において第二又は第三実施形態に準ずる通常作動を実行する場合には、ステップS44又はS64に相当するステップにおいて主制御部374が、内燃機関の完全停止時tに始動時リフト量を実現するための制御目標を設定するように変更する。第十実施形態において第四又は第五又は第六実施形態に準ずる通常作動を実行する場合には、ステップS84又はS104又はS124において主制御部374が、完全停止時tに始動時リフト量が実現されるよう目標時tに実現すべき目標特性としての目標リフト量を割り出し、目標時tとなるまで目標リフト量実現のための制御目標を設定するように変更する。第十実施形態において第七又は第八実施形態に準ずる通常作動を実行する場合には、ステップS144又はS174に相当するステップにおいて主制御部374が、内燃機関の完全停止時tに目標特性としての始動時リフト量を実現するための制御目標を設定するように変更し、ステップS146又はS176に相当するステップにおいて主制御部374が、完全停止時t以前に最大バルブリフト量が始動時リフト量と一致したか否かを判断するように変更する。また、第十実施形態において第七又は第八実施形態に準ずる通常作動を実行する場合には、ステップS147又はS177に相当するステップにおいて主制御部374が、完全停止時tになるまで始動時リフト量を維持するための制御目標を設定するように変更し、ステップS148又はS178に相当するステップにおいて主制御部374が、最大バルブリフト量が始動時リフト量と一致するまで追加的にその一致のための制御目標を設定するように変更する。さらに、第十実施形態において第八実施形態に準ずる通常作動を実行する場合には、ステップS180に相当するステップにおいて主制御部374が、内燃機関が完全停止し且つ最大バルブリフト量が始動時リフト量と一致したときに電源制御部114への指示信号を生成するように変更する。
第一実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示すフローチャートである。 第一実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 第一実施形態による通電駆動部の要部を示す回路図である。 第一実施形態によるモータ駆動装置を示すブロック図である。 第一実施形態によるモータ駆動装置のフェイルセーフ作動を示すフローチャートである。 第二実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示すフローチャートである。 第三実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示すフローチャートである。 第四実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示すフローチャートである。 第五実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示すフローチャートである。 第六実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示すフローチャートである。 第七実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示すフローチャートである。 第八実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示すフローチャートである。 第九実施形態によるモータ駆動装置を示すブロック図である。 第九実施形態によるモータ駆動装置の通常作動を示すフローチャートである。 第十実施形態によるバルブリフト調整装置の要部を示す部分断面斜視図である。 第十実施形態によるアクチュエータの要部を示す斜視図である。 第十実施形態によるアクチュエータの要部を示す側面図である。 第十実施形態によるモータ駆動装置を示すブロック図である。 第十実施形態による通電駆動部の要部を示す回路図である。
符号の説明
10 バルブタイミング調整装置、11 カム軸、12,320 モータ、14,326 モータ軸、18 ホール素子、30 位相変化機構、100,200,370, モータ駆動装置、110,201,372 制御回路(電源制御手段、検出手段)、112,374 主制御部、114,202 電源制御部、116 第一回転数センサ、117 第二回転数センサ、118 スイッチセンサ(検出手段)、119 キーセンサ(検出手段)、120 バッテリ、130 第一スイッチ(電源制御手段、スイッチ)、132,142 電力供給線、140 第二スイッチ(電源制御手段)、150,380 駆動回路、152,382 通電駆動部、154 検出部、300 バルブリフト調整装置、310 アクチュエータ、330 制御軸、340 伝達部、350 駆動カム、360 角度センサ

Claims (20)

  1. モータの回転トルクを利用して内燃機関のバルブ開閉特性を調整するバルブ特性調整装置であって、
    前記内燃機関の停止指令を検出する検出手段と、
    前記モータを通電駆動する駆動回路と、
    前記検出手段による前記停止指令の検出後において前記駆動回路の電源をオン制御する電源制御手段と、を備え
    前記電源制御手段は、前記駆動回路の電源をオンオフするスイッチ、並びに前記スイッチを制御する制御回路を有し、
    前記モータの通電駆動に伴って前記駆動回路は、前記モータへの通電状態を表すモニタ信号を生成し、
    前記制御回路は、前記モニタ信号に基づいて前記モータへの通電異常を検出したとき、前記停止指令の検出後であっても、前記スイッチを制御して前記駆動回路の電源をオフすることを特徴とするバルブ特性調整装置。
  2. モータの回転トルクを利用して内燃機関のバルブ開閉特性を調整するバルブ特性調整装置であって、
    前記内燃機関の停止指令を検出する検出手段と、
    前記モータを通電駆動する駆動回路と、
    前記検出手段による前記停止指令の検出後において前記駆動回路の電源をオン制御する電源制御手段と、を備え
    前記電源制御手段は、前記駆動回路の電源をオンオフする第一スイッチ、前記駆動回路が前記モータを通電駆動する制御目標となる制御信号を生成する主制御部、前記主制御部の電源をオンオフする第二スイッチ、並びに前記第一スイッチ及び前記第二スイッチを制御する電源制御部を有し、
    前記検出手段による前記停止指令の検出後において前記電源制御部は、前記主制御部の設定時間経過の指示信号を受け、前記第一スイッチと前記第二スイッチとを同時に制御することにより前記駆動回路の電源と前記主制御部の電源とを連動してオフすることを特徴とするバルブ特性調整装置。
  3. 前記電源制御手段は、前記検出手段により前記停止指令が検出されてから前記設定時間経過するまで、前記駆動回路の電源をオン制御することを特徴とする請求項に記載のバルブ特性調整装置。
  4. 前記設定時間は、最大回転数で回転する前記内燃機関が前記停止指令を受けてから停止するまでの時間より長いことを特徴とする請求項に記載のバルブ特性調整装置。
  5. 前記電源制御手段は、前記検出手段により前記停止指令が検出されてから前記内燃機関が停止するまで、前記駆動回路の電源をオン制御することを特徴とする請求項に記載のバルブ特性調整装置。
  6. 前記電源制御手段は、前記検出手段により前記停止指令が検出されてから前記バルブ開閉特性が目標特性と一致するまで、前記駆動回路の電源をオン制御することを特徴とする請求項に記載のバルブ特性調整装置。
  7. 前記電源制御手段は、前記検出手段により前記停止指令が検出されてから、前記内燃機関が停止し且つ前記バルブ開閉特性が目標特性と一致するまで、前記駆動回路の電源をオン制御することを特徴とする請求項に記載のバルブ特性調整装置。
  8. 前記電源制御手段は、前記検出手段により前記停止指令が検出される前後に亘って前記駆動回路の電源をオン制御することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のバルブ特性調整装置。
  9. 前記駆動回路は、前記検出手段による前記停止指令の検出後において前記モータを通電駆動することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のバルブ特性調整装置。
  10. モータの回転トルクを利用して内燃機関のバルブ開閉特性を調整するバルブ特性調整装置であって、
    前記内燃機関の始動指令を検出する検出手段と、
    前記モータを通電駆動する駆動回路と、
    前記検出手段による前記始動指令の検出前において前記駆動回路の電源をオン制御する電源制御手段と、を備え
    前記電源制御手段は、前記駆動回路の電源をオンオフするスイッチ、並びに前記スイッチを制御する制御回路を有し、
    前記モータの通電駆動に伴って前記駆動回路は、前記モータへの通電状態を表すモニタ信号を生成し、
    前記制御回路は、前記モニタ信号に基づいて前記モータへの通電異常を検出したとき、前記始動指令の検出前であっても、前記スイッチを制御して前記駆動回路の電源をオフすることを特徴とするバルブ特性調整装置。
  11. モータの回転トルクを利用して内燃機関のバルブ開閉特性を調整するバルブ特性調整装置であって、
    前記内燃機関の始動指令を検出する検出手段と、
    前記モータを通電駆動する駆動回路と、
    前記検出手段による前記始動指令の検出前において前記駆動回路の電源をオン制御する電源制御手段と、を備え
    前記電源制御手段は、前記駆動回路の電源をオンオフする第一スイッチ、前記駆動回路が前記モータを通電駆動する制御目標となる制御信号を生成する主制御部、前記主制御部の電源をオンオフする第二スイッチ、並びに前記第一スイッチ及び前記第二スイッチを制御する電源制御部を有し、
    前記検出手段による前記始動指令の検出前において前記電源制御部は、前記第一スイッチと前記第二スイッチとを同時に制御することにより前記駆動回路の電源と前記主制御部の電源とを連動してオンすることを特徴とするバルブ特性調整装置。
  12. 前記検出手段は、前記始動指令の前に車両に対して実施される操作を検出し、
    前記電源制御手段は、前記検出手段により前記操作が検出されてから前記検出手段により前記始動指令が検出されるまで、前記駆動回路の電源をオン制御することを特徴とする請求項11に記載のバルブ特性調整装置。
  13. 前記電源制御手段は、前記検出手段により前記始動指令が検出される前後に亘って前記駆動回路の電源をオン制御することを特徴とする請求項11又は12に記載のバルブ特性調整装置。
  14. 前記駆動回路は、前記検出手段による前記始動指令の検出前において前記モータを通電駆動することを特徴とする請求項10〜13のいずれか一項に記載のバルブ特性調整装置。
  15. 前記検出手段は、前記内燃機関の回転数信号を検出し、
    前記駆動回路は、前記検出手段による前記回転数信号の検出前において前記モータを通電駆動することを特徴とする請求項14に記載のバルブ特性調整装置。
  16. モータの回転トルクを利用して内燃機関のバルブ開閉特性を調整するバルブ特性調整装置であって、
    前記内燃機関の回転数信号を検出する検出手段と、
    前記モータを通電駆動する駆動回路と、
    前記検出手段による前記回転数信号の検出前において前記駆動回路の電源をオン制御する電源制御手段と、を備え、
    前記電源制御手段は、前記駆動回路の電源をオンオフするスイッチ、並びに前記スイッチを制御する制御回路を有し、
    前記モータの通電駆動に伴って前記駆動回路は、前記モータへの通電状態を表すモニタ信号を生成し、
    前記制御回路は、前記モニタ信号に基づいて前記モータへの通電異常を検出したとき、前記回転数信号の検出前であっても、前記スイッチを制御して前記駆動回路の電源をオフすることを特徴とするバルブ特性調整装置。
  17. 前記検出手段は、前記内燃機関の始動指令を検出し、
    前記駆動回路は、前記検出手段により前記始動指令が検出されてから前記検出手段により前記回転数信号が検出されるまで、前記モータを通電駆動することを特徴とする請求項15又は16に記載のバルブ特性調整装置。
  18. 前記検出手段は、前記回転数信号を検出したとき前記回転数信号に基づいて制御信号を生成し且つ前記回転数信号を検出しないとき前記回転数信号とは無関係に制御信号を生成する制御回路を有し、
    前記駆動回路は、前記制御信号に従って前記モータを通電駆動することを特徴とする請求項15〜17のいずれか一項に記載のバルブ特性調整装置。
  19. 前記バルブ開閉特性としてバルブタイミングを調整することを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載のバルブ特性調整装置。
  20. 前記バルブ開閉特性として最大バルブリフト量を調整することを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載のバルブ特性調整装置。
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