JP4645362B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
この画像形成装置では、受信元における受領確認や着信エラーにより返送された送達確認メールやエラー通知メールが印刷されるようになっており、送信者は、この印刷されたメールを確認することにより、受信側におけるメールの受領あるいは送信メールの着信エラーを把握していた。
また、画像形成装置をメーラとして用いる場合に、画像形成装置にネットワーク接続されたクライアントから送られてきたメールに識別データを付して送信することで、送達確認メールやエラー通知メールを送信元のクライアントへ転送する技術(例えば、特許文献1参照)、あるいは所定の受信条件に対応した転送指示を記憶しておき、所定の受信条件の場合に、送達確認メールやエラー通知メールを記憶された転送指示に従って特定の転送先へ転送する技術(例えば、特許文献2参照)も知られている。
また、画像形成装置をメーラとして用い、クライアントから送られてきたメールに識別データを付して送信することで、送達確認メールやエラー通知メールを送信元のクライアントへ転送する技術を用いても、画像形成装置にて読み込ませた画像を、この画像形成装置から送信する場合には、送信元が自機であるため、特定のクライアントへメールを転送することができなかった。
つまり、送達確認メールやエラー通知メールをユーザや管理者等へ確実に届けることができるとともに、これらの確認のみが目的のメールを印刷することによる費用の無駄を極力なくすことができる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置100を示すブロック図である。
図に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、制御部1と、読取部2と、操作部3と、表示部4と、印刷部5と、ネットワークインターフェース6とを備えている。
操作部3は、ユーザからの指示を受けて、画像処理、画像形成あるいはメール送信の指示をする。
印刷部5は、図示せぬ感光体、露光部、現像部、転写部及び定着部等を備え、画像データに基づいたトナー像を形成し、記録材である用紙上に定着させる。
上記構造の画像形成装置100は、ネットワークインターフェース6を介して内部ネットワークやインターネットに接続可能とされている。
図2は、本実施形態の画像形成装置100を接続したネットワークの一例を示すものである。
本例では、画像形成装置100には、複数のユーザに対応したクライアント11及び画像形成装置100の管理者のクライアント12がネットワーク接続されている。
また、この画像形成装置100は、インターネット13を介して他のネットワークのクライアント11とも通信可能とされている。
なお、画像形成装置100には、図3に示すようなユーザIDとメールアドレスとが対応したアドレス情報を予め登録することができるようになっている。
まず、画像の読み取り時における画像形成装置100の処理について、図4に示すフローチャートに沿って説明する。
これにより、読取部2の読取面上の原稿の画像がスキャンされ、その画像データが出力される。
次に、ユーザは、メール通信を行う場合には、画像形成装置100をメール通信モードとする(ステップS02)。
ここで、ユーザがメール通信モードとせずに(ステップS02:No)、操作部3にて印刷指示を行うと(ステップS03)、読取部2にて読み取らせた画像が印刷部5にて印刷される(ステップS04)。
このようにすると、読み込ませた画像データをメール本文とし、ヘッダにジョブ番号が付加されたメールが作成される(ステップS07)。なお、ユーザによって送達確認要求の指示がされている場合は、ジョブ番号とともに送達確認要求がヘッダに付加される。
このようにすると、作成されたメールが送信先アドレスのクライアント11へ送信される(ステップS08)。
画像形成装置100がメールを受信すると(ステップS11)、制御部1は、メールのヘッダの内容を解析する(ステップS12)。
ヘッダの内容解析の結果、制御部1は、ヘッダにジョブ番号が付されているか否かを判定し(ステップS13)、ジョブ番号が付されていない場合は(ステップS13:No)、このメールを印刷部5にて印刷する(ステップS14)。
そして、制御部1は、この割り出したユーザIDに基づいて、予め画像形成装置100に登録されているユーザIDとメールアドレスとが対応したアドレス情報(図3参照)からユーザIDに対応するメールアドレスを引き出す(ステップS18)。
これにより、画像形成装置100にて受信されたメールが、引き出したメールアドレスに対応するクライアント11へ送信され、このクライアント11のユーザは、受信したメールから、送信したメールが送信先に送達されたことを確認することができる。
ここで、制御部1は、メールのヘッダに転送指示を示す“Return Receipt”が含まれている場合(ステップS21:Yes)、受信したメールを送信元のクライアント11へ転送する(ステップS22)。
そして、制御部1は、メールのヘッダに、着信エラーを表す“Error”が2つ含まれている場合(ステップS23:Yes)、画像形成装置100の印刷部5にて、受信メールを印刷させる(ステップS24)。
つまり、送達確認メールやエラー通知メールをユーザや管理者等へ確実に届けることができるとともに、これらの確認のみが目的のメールを印刷することによる費用の無駄を極力なくすことができる。
また、2重の着信エラーを通知するエラー通知メールを転送せずに印刷することにより、エラー通知メールの転送が繰り返される不具合をなくすことができる。
したがって、例えば、受信メールのヘッダに、2つの“Error”が含まれている場合に、受信メールを転送や印刷せずに破棄する設定としたり、あるいは2つの“Error”が付されていたことをログとして記録するように設定しても良い。
Claims (1)
- 画像を読み取る読取部を備え、メールの送受信機能を有する画像形成装置であって、
ユーザを識別するIDの入力を受付けるID入力手段と、
送信先の指定を受付ける送信先受付手段と、
前記読取部において読み取った画像をメール送信し、当該メール送信に対する送達確認を要求するか否かの指示を受付ける指示受付手段と、
前記指示受付手段が前記指示を受付けた場合、当該指示に係る前記画像を含むメールに、当該指示に係る送達確認を要求するか否かを示す情報と、当該メールの送信処理を示すジョブ番号を付加し、前記送信先受付手段において受付けられた前記送信先に送信する送信処理を行う送信手段と、
前記送信手段により前記メールの送信処理が行われた際、前記ID入力手段において受付けた前記IDと、前記指示に係る送達確認を要求するか否かを示す情報と、当該メールの送信処理を示す前記ジョブ番号とを対応づけたジョブログを記録する記録手段と、
メールを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信したメールに前記ジョブ番号が付加されているか否か判断する判断手段と、
前記IDに対応するアドレスを予め自装置に記憶する記憶手段と、
前記判断手段において前記ジョブ番号が付加されていると判断された場合に、前記記録手段における前記ジョブログを参照し、当該ジョブ番号に前記送達確認を要求することを示す情報が対応づけられていれば、当該ジョブ番号と対応づけられている前記IDに対応するアドレスを前記記憶手段から読み出し、当該アドレスに前記受信したメールを転送する転送手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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