JP4645224B2 - 水洗便器 - Google Patents

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Description

本発明はボウル部に水平方向に吐出させた洗浄水を旋回させるようにした水洗便器に関する。
従来の水洗便器はボウル部上縁に中空リムを設け、この中空リム内に洗浄水を供給し、中空リムの下面に形成した孔からボウル部に向けて洗浄水を流す構造になっている。
上記のようにリム通水タイプの水洗便器は中空リムの断面形状が矩形状をなし、大きくボウル部上方に張り出しているため、中空リムの下面とボウル部上端との間が上から隠されてしまい、清掃作業が面倒で汚れが残ってしまう不利があった。そこで、リム通水を行わずに、ボウル部上端をボウル部側に向かってオーバーハングした案内凹部とし、この案内凹部に水平方向から洗浄水を供給し、供給された洗浄水を案内凹部に沿ってほぼ一周旋回せしめてボウル部を洗浄するタイプの水洗便器が提案されている。(特許文献1)
一方、便器自体に臭気吸引口を設けて脱臭効果を高めるようにした水洗便器が特許文献2〜6に開示されている。
特許文献2には、ボウル部の上部に環状の水室を設け、ボウル部の側壁に前記水室につながる開口を形成し、更に前記水室よりも上方にボウル部に覆いかぶさる鰐部(フランジ部)を設け、この鰐部内に環状の排気室を設け、鰐部の下面に排気室につながる臭気吸引口を形成した内容が開示されている。
特許文献3には、ボウル部の上縁部に洗浄水の通水路となる断面矩形状をなす中空リムを設け、この中空リムの下を潜るようにボウル部の上部の左右に臭気吸引口を設け、この臭気吸引口と排気口とをつなぐ排気通路を臭気吸引口に向かって下り傾斜にした構造が開示されている。
特許文献4及び特許文献5には、便器後部のリム通水路の一部を壁にて区画し、ここに臭気吸引口を設け、この臭気吸引口と排気口とを排気通路でつなげた構造が開示されている。
特許文献6には、中空リムの下面に洗浄水の噴出口の他に臭気吸引口を設け、更に便器の後部に起立部を設け、この起立部に臭気吸引口につながる排気口を形成して排気口と臭気吸引口との間の傾斜を大きくする構造が開示されている。
特開2002−097704号公報 特開昭56−39246号公報 実開昭60−80169号公報 実公平4−42380号公報 特開平7−243235号公報 特許第2728167号
特許文献2〜6に開示される構造では、洗浄水は下方に流下するだけであるので、臭気吸引口から洗浄水が中空リム内に入り込むことはない。しかしながら中空リム自体がボウル部の上方に大きく張り出しているため、死角になる箇所が多く洗浄しにくい。このように大きく上方に張り出す中空リムを特許文献1に開示される旋回タイプの水洗便器に利用することはできない。
また、特許文献1に開示される旋回タイプの水洗便器の中空リムに単に臭気吸引口を形成しても、旋回する洗浄水が臭気吸引口から中空リム内に浸入してしまう。
上記課題を解決するため本発明に係る水洗便器は、便器ボウル部上縁に設けた中空リムのボウル部に臨む側が上方から死角となる部分がない角度でオーバーハングした案内凹部とされ、洗浄水を供給する噴出口は、汚物落下標準位置を中心とし、左右方向をX軸、前後方向をY軸とした平面座標で、Y軸を基準として左右いずれかに配置され、その噴出口からこの案内凹部に供給された洗浄水が案内凹部に沿って旋回しつつボウル部を洗浄する水洗便器であって、前記案内凹部で旋回する洗浄水が通過する部分よりも上方位置に臭気吸引口を形成した。
旋回する洗浄水が通過する部分は、便器前方の案内凹部では洗浄水の勢いが強いためマイナス傾斜の部分まで多くの洗浄水が通過するが、洗浄水がほぼ一周した便器後部では洗浄水の勢いが弱くなっているため、マイナス傾斜の部分まで通過する洗浄水は少ない。したがって、便器後部の案内凹部に脱臭用の吸引口を開口させる場合には、マイナス傾斜の面に開口せしめればよい。
また、便器の背面には中空リムよりも高くなった起立部を設け、この起立部に臭気吸引口につながる排気口を形成し、臭気吸引口から排気口までは連続した上り傾斜とすることで、仮に臭気吸引口から洗浄水が侵入しても自動的にボウル部に戻すことができる。
また臭気吸引口の位置に関しては、便器の前部であると旋回する洗浄水の勢いが強いため、洗浄水が入りやすく、また小便も入りやすいため好ましくなく、便器の後部は洗浄水の導水路と干渉するため、汚物落下標準位置、即ち、便器上に載せられる便座の左右の固定ボルトを結ぶ線の中心から便器の前記Y軸上へ150〜170mmの位置を中心とし、左右方向をX軸、前後方向をY軸とした前記平面座標で、X軸を基準として±60゜望ましくは±45゜の範囲に臭気吸引口を設けることが好ましい。また、一方の側面に洗浄水の噴出口を形成する場合は反対側に臭気吸引口を設ける方が好ましい。
本発明によれば、洗浄水をボウル部上縁の案内凹部に沿って旋回させるタイプの水洗便器であっても、臭気吸引口から洗浄水が侵入することなく、また多少侵入しても自動的に洗浄水をボウル部に戻すことができる
したがって、本発明は複数の水洗便器を1つの排気装置で常時脱臭するようなパブリックトイレに極めて有効である。
以下に本発明の実施の一例を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る水洗便器の平面図、図2は同水洗便器の縦断面図、図3は同水洗便器の背面図、図4は図2のA−A線に沿った拡大断面図、図5は図2のB−B線に沿った断面図、図6は別実施例を示す図2と同様の図である。
便器のボウル部1は底部に汚物溜りとしての凹部2を有し、この凹部2に向かって第2の噴出口3が開口している。また凹部2から後方にはトラップ管路4が一体的に形成されている。
また、ボウル部1の上縁部には中空リム5が設けられている。この中空リム5は図4〜図6に示すように前記の前部から側部にかけては断面三角形状をなし、後部では断面矩形状をなしている。そして中空リム5のボウル部1に臨む内側面は洗浄水を導く案内凹部6とされている。この案内凹部6はボウル部1の中央に向かって緩やかに傾斜する棚部6aと垂直線に対しマイナス角となったオーバーハング部6bとからなり、オーバーハング部6bのマイナス角は上方から死角となる部分がない角度にしている。
また、便器の背面部には水道などの加圧給水源につながる給水口7が形成され、この給水口7から伸びる通水路8が便器の後部に形成され、この通水路8を介して、平面視で便器の右側となるボウル部1の上縁部に設けた噴出口9に洗浄水を供給するようにしている。
噴出口9まで供給された洗浄水は噴出口9から水平方向前方に噴出され、噴出された洗浄水は案内凹部6に沿って便器上縁部をほぼ一周旋回してボウル部1上面の汚物を凹部2内へ流し込む。
一方、前記噴出口9とは反対側の平面視で便器の左側となるボウル部1の上縁部の案内凹部6には臭気吸引口10が形成されている。この臭気吸引口10を形成する平面視での位置は、汚物落下標準位置、即ち、便器上に載せられる便座の左右の固定ボルトを結ぶ線の中心から便器の前方方向(後述するY軸上)へ150〜170mmの位置を中心とし、左右方向をX軸、前後方向をY軸とした平面座標で、X軸を基準として±60゜の範囲、望ましくは±45゜とする。+60°以上の箇所に形成すると、洗浄水が浸入しやすくなり、且つ吸引力も低下する。また−60°以下とすると、通水路8と干渉することになるので、上記の範囲が好ましい。
また、臭気吸引口10を形成する形成する高さ位置は、旋回する洗浄水が通過する部分よりも上方位置とする。具体的には、前記平面座標で、X軸を基準として±45゜の範囲であれば、図4に示すように、オーバーハング部6bに形成すればよい。

前記臭気吸引口10は便器の後部に形成した通気路11を介して排気口12に連通している。尚、上記した位置に臭気吸引口10を形成しても、場合によっては若干の洗浄水が臭気吸引口10から便器内に侵入することが考えられる。そこで、通気路11の底面を臭気吸引口10に向かって下り傾斜とすることが好ましい。
ところで、臭気吸引口10はオーバーハング部6bに形成されているので、排気口12との高低差を大きくとることはできない。そこで、図6に示すように、便器の後部に起立部13を設け、この起立部13に排気口12を形成して充分な傾斜をつけるようにしてもよい。
以上において、排気口12は図示しない排気装置に連結している。そして、複数の便器を並列したパブリックトイレなどでは共通の排気装置に複数の便器を接続して、常時排気する。また、1つの便器に対して1つの排気装置を用いる家庭用の場合には、洗浄水を旋回させて洗浄している間は排気を行わず、逆に通気路11内を正圧として洗浄水の浸入を防ぐようにしてもよい。
本発明に係る水洗便器の平面図 同水洗便器の縦断面図 同水洗便器の背面図 図2のA−A線に沿った拡大断面図 図2のB−B線に沿った断面図 別実施例を示す図2と同様の図
符号の説明
1…ボウル部、2…凹部、3…第2の噴出口、4…トラップ管路、5…中空リム、6…案内凹部、6a…棚部、6b…オーバーハング部、7…給水口、8…通水路、9…噴出口、10…臭気吸引口、11…通気路、12…排気口、13…起立部。

Claims (2)

  1. 便器ボウル部上縁に設けた中空リムのボウル部に臨む側が上方から死角となる部分がない角度でオーバーハングした案内凹部とされ、洗浄水を供給する噴出口は、汚物落下標準位置を中心とし、左右方向をX軸、前後方向をY軸とした平面座標で、Y軸を基準として左右いずれかに配置され、その噴出口から供給された洗浄水が案内凹部に沿って旋回しつつボウル部を洗浄する水洗便器において、前記噴出口とはY軸を基準として反対側かつ洗浄水が通過する部分より上方にある前記案内凹部のオーバーハング部に臭気吸引口を形成し、前記便器の背面には前記中空リムよりも高くなった起立部が設けられ、この起立部に前記臭気吸引口につながる排気口が形成され、
    前記臭気吸引口から排気口までをつなぐ通気路のうち少なくとも前記臭気吸引口
    付近の通気路においては、該通気路の底面が前記臭気吸引口に向かって下り傾斜になっていることを特徴とする水洗便器。
  2. 請求項1に記載の水洗便器において、前記臭気吸引口を設ける位置は、汚物落下標準位置を中心とした前記平面座標で、X軸を基準として±60゜の範囲としたことを特徴とする水洗便器。
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