JP4631183B2 - 車両用診断装置、診断処理プログラム及び診断処理手順記憶媒体 - Google Patents

車両用診断装置、診断処理プログラム及び診断処理手順記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に設けられた診断対象装置の動作状態を診断する車両用診断装置、診断処理プログラム及び診断処理手順記憶媒体に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車両用診断装置として、例えば特開平10−266889号公報に示されるものがある。このものは、車載装置の状況をモニタし故障発生を発見するとマルチディスプレイにユーザ向けの情報として故障発生を簡単に伝えるように第1層情報を表示させ、メンテナンス作業者が専用のダイアグノーシス装置を接続すると修理に必要な専門的情報を第2層情報として表示させるようにしたものである。
【0003】
しかしながら、上述の従来構成のものでは、次のような点で車両用診断装置としては技術的課題が残っていた。すなわち、まず第1に、単純な故障モードについては故障診断装置が自動的に判定して告知することができるが、判定動作に複雑な手順を要するものについては、修理作業者がトラブルシュート用マニュアルの手順に従って実施することが必要となり、また装置の状態を見て修理作業者の判断により診断を行わなければならなかいことがあった。
【0004】
第2に、ディスプレイ等の表示装置に診断結果を表示し、また、スイッチ等の操作入力装置からの入力により操作を実施しているため、ディスプレイ等の表示装置が故障したときには画面への表示ができず、スイッチ等の操作入力装置が故障したときには入力ができなくなるという問題があった。
【0005】
第3に、故障診断用の診断プログラムのうち、ユーザへの告知を行う部分は製品の製造時点でナビゲーション装置の内部記憶装置にいれておく必要があるが、トラブルシュートの部分は、修理技術者が使用する部分についてはその必要がなく、製品の製造時点で入れておくと、製品の販売後に診断プログラムを改良することができず、またナビゲーション装置の内部記憶装置を占有してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、故障診断処理において修理作業者の操作や入力を必要とする場合でも、簡単に故障診断を実行させることができ、故障発生箇所を迅速かつ正確に特定することができ、しかも、その入出力の作業を表示装置やスイッチ操作に限らず、柔軟に対応することができ、さらには故障診断技術の変遷に伴って最新の診断処理手順に従って実施することができるようにした車両用診断装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、診断制御手段は、診断処理手順にしたがって診断対象装置の動作状態の診断を実施する。このとき、作業者による診断のための操作が必要な場合にはその指示を入出力手段により提示し、その提示に応じて作業者が診断対象装置を操作した結果出力される診断用の信号を入力して診断処理を実行する。これにより、複雑な診断手順を要する診断処理においても、作業者が診断マニュアル等を見ながら行う必要がなく、入出力手段により提示される指示にしたがって操作をすることで、対話的な方法により診断処理を進めながら簡単かつ迅速に故障診断を行うことができるようになる。
【0008】
請求項2の発明によれば、上記請求項1の発明において、入出力手段として、車両に設けたカーナビゲーション装置の音声出力機能及び音声認識機能を使用して情報の入出力処理を実行するので、作業者は音声による指示を受けてこれに対する入力が必要な場合に音声により入力することができるようになり、表示装置を用いる場合と異なり、作業者が手が離せない場合や表示装置を見ることができない場合でも、作業を行いながらあるいは離れた位置から音声を用いて診断処理を継続することができるようになり、作業能率の向上を図りながら表示装置のみに頼ることなく柔軟に指示をすることができるようになる。
【0009】
請求項3の発明によれば、上記した請求項2の発明において、入出力手段を、カーナビゲーション装置が有する表示装置及び操作入力手段を用いるようにしたので、専用の表示装置や操作入力手段を設けることなく表示動作や操作入力動作を行うことができ、音声信号の授受のみならず表示による入出力動作も併用して行うことができるようになる。
【0010】
請求項4の発明によれば、上記した請求項2及び3の発明において、カーナビゲーション装置に設けられた経路探索用の制御手段を用いて診断制御手段の機能を実行させる構成としたので、別途に診断装置用の診断制御手段を設ける必要がなくなり、安価に実現することができるようになる。
【0011】
請求項5の発明によれば、上記請求項4の発明において、カーナビゲーション装置に設けられた地図情報入力用の媒体駆動手段を用いて、診断制御手段により実行する診断処理手順を診断プログラムとして記述した情報媒体の読出し可能な構成としたので、診断プログラムをあらかじめ内部に固定的に記憶する場合と異なり、最新の診断プログラムに対応した診断プログラムを記憶させた情報媒体を用いて診断処理を実行させることができ、しかも、非使用時には診断制御手段側に診断プログラムを記憶しておくための領域を占有させる必要がないので、診断技術の進歩に伴う柔軟な対応が可能になると共に、記憶領域を節約することで低コスト化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は全体のブロック構成を示すもので、本発明でいうところの車両診断装置は、カーナビゲーション装置1の各構成要素を用いてプログラムを実行することで達成できるように構成されている。ここでは、図示しない車両に搭載されるカーナビゲーション装置1としての構成について簡単に説明すると共に、各部の車両診断装置としての機能についても併せて説明する。
【0013】
演算制御装置2は、診断制御手段として機能するもので、マイクロコンピュータ及びROM,RAMあるいは各種インターフェースが設けられた構成で、カーナビゲーション装置1としての機能においては、主として利用者が希望する目的地への経路探索及び経路案内を行うように構成されている。この演算制御装置2には、音声出力装置3,音声認識装置4,表示装置5及びスイッチ入力装置6が接続されており、これらは入出力手段として機能するものである。
【0014】
音声出力装置3は、経路案内や各種情報あるいは診断に関する出力を音声信号として合成して出力するもので、図示しないスピーカから出力する。なお、スピーカには音楽などのオーディオ信号による情報も出力されるようになっている。音声認識装置4は、図示しないマイクロホンから入力される音声信号を言葉として認識してこれを電気信号に変換して演算制御装置2に入力するものである。表示装置5は、液晶パネルなどからなるもので、経路案内に必要な地図データを表示させたりあるいは各種案内情報を表示させ、さらには故障診断動作では故障診断に必要な各種情報を表示させるようになっている。スイッチ入力装置6は、作業者による各種入力操作を行うためのものである。
【0015】
また、演算制御装置2には地図媒体駆動装置7が接続されており、地図データを記録した地図媒体8として例えばCD−ROMあるいはDVDが装着可能に設けられている。また、この地図媒体駆動装置7は、本発明でいうところの媒体駆動手段として機能するもので、診断処理手順に対応した診断プログラムが記録された診断処理手順記憶媒体9が装着されるとこれを読み込むように構成されている。
【0016】
なお、図示はしていないが、演算制御装置2には、経路案内動作に必要となる位置検出手段であるGPS位置検出手段や、種々の受信装置あるいは車両の走行速度や走行距離、さらには車両の進行方向などを検知するセンサなどが接続されている。
【0017】
演算制御装置2には、車両に設けられた診断対象装置である例えばオーディオ装置10,エアコン装置11,エンジン制御コンピュータ12などが接続されており、これらの診断対象装置10〜12から動作状態を示す診断用の信号を入力して後述する診断処理動作を行うように構成されている。
【0018】
次に本実施形態の作用について図2ないし4も参照して説明する。なお、以下の説明においては、カーナビゲーション装置1の本来の動作である経路案内に関する動作については簡略的に説明し、その後、故障診断の処理動作について具体的な場面を想定して説明する。
【0019】
カーナビゲーション装置1は、地図媒体8が装着されると地図データを読み込み、演算制御装置2により表示装置5に現在位置あるいは目的地に対応した地図を表示したり、目的地に到達するまでの経路を演算して表示する。また、実際の走行時においては、演算により得られた経路に従って音声出力装置3などを用いて経路案内を行う。これにより、運転者は、見知らぬ目的地でも地図表示及び音声案内により迷うことなく運転して到達することができる。
【0020】
さて、次に、上記したカーナビゲーション装置1を用いて、故障診断を行う場合について説明する。診断処理を行う場合には、まず、CD−ROMあるいはDVDとして作製された診断処理手順記憶媒体9を地図媒体駆動装置7に装着する。これにより、演算制御装置2は、地図媒体駆動装置7により診断手順に対応した診断プログラムを読み込み、図2に示す診断処理を実行するようになる。
【0021】
演算制御装置2は、まず自動診断の実施を行う(ステップS1)。これは、作業者の入出力処理などを必要としない診断処理で、あらかじめ決められた処理手順で各部の動作状態を示す信号を診断対象装置であるオーディオ装置10,エアコン装置11,エンジン制御コンピュータ12などから入力し、それらの入力された信号の状態から故障が発生しているか否かを判断する。演算制御装置2は、故障を検出した場合には(ステップS2で「YES」と判断)故障内容を表示装置5に出力して表示させると共に音声出力装置3に音声信号により出力させるようになる(ステップS3)。
【0022】
自動診断が終了すると、演算制御装置2は、次に対話的診断の実施(ステップS4)に移行する。この対話的診断では、次のようにして診断処理が進められる。すなわち、自動診断では、診断装置である演算制御装置2と診断対象装置10〜12との間で所定の診断手順にしたがって動作状態を示す信号を順次入力することでそれらの動作状態を把握して診断するものであったのに対して、対話的診断では、作業者による入力作業あるいは診断対象装置に対する操作を行ったときに得られる信号に基づいて診断処理を進めるものである。したがって、作業者による入力や操作の結果に応じて次の診断手順の内容が大きく変化する場合があり、この点で対話的診断という診断手順が必要となるものである。
【0023】
ここで、対話的診断においては、演算制御装置2と各診断対象装置10〜12と作業者とは、それぞれが相互に関わって信号の授受や操作入力あるいは情報の入出力処理を行うことになり、これによって迅速且つ確実な診断処理を実行することができるようになる。なお、具体的な対話的診断の内容についてはその一例を後述する。
【0024】
対話的診断を実施して(ステップS4)故障が検出された場合には(ステップS5で「YES」と判断)、演算制御装置2は、故障内容を表示装置5に出力して表示させると共に音声出力装置3に音声信号により出力させるようになる(ステップS6)。
【0025】
次に、具体的な対話的診断について説明する。図3は、ステップS4における表示装置5の表示画面5aの一例を示したものである。ここでは、対話的診断を開始するにあたり、その検査メニューを表示している。検査項目としては、例えば、「映像の異常」、「音声の異常」、「地図が出ない」、「オーディオの異常」、「エンジンの異常」、「スイッチが効かない」、「音声認識しない」、「ナビ精度の異常」、「エアコンの異常」、あるいは「××の異常」などが設定されている。
【0026】
上記した各項目別に検査を指定することができる。作業者により必要と思われる項目を指定して入力すると、演算制御装置2はその検査を実行するようになっている。このとき、検査項目の指定入力は、スイッチ入力装置6を用いることもできるし、音声認識装置4を利用して音声入力により行うこともできる。さらに、特に故障の症状を特定しない場合には、表示した検査項目のすべてを指定する「すべての検査」を選択することもできる。
【0027】
次に、上記の検査項目のうちで、例えば「スイッチが効かない」を選択設定した場合を例にとって説明する。この場合には、図4に示すように、演算制御装置2は、まず、検査するスイッチの選択を表示装置5の画面5aに表示させると共に音声出力装置3に音声出力させるようになる(ステップP1)。
【0028】
表示画面としては、例えば、「検査するスイッチ名を選択してください。」というメッセージを表示すると共に、各スイッチ名の表示を行い、同時に、表示装置5に異常がある場合を想定して音声出力により「どのスイッチが効きませんか。効かないスイッチの名前を言ってください。なお、全てのスイッチを検査するときは『全部』と言ってください。」というように指示する。
【0029】
これにより、作業者は操作すべきスイッチが表示と音声とにより指示されるので検査を行うべきスイッチの名前を音声により入力したり、あるいは表示画面を見ながらスイッチ入力装置6により入力することができるようになる。
【0030】
ここで、例えば作業者により、マイクロホンに向かって「TV」と音声により入力された場合には(図4参照)、音声認識装置4によりこれが認識されて、「TV」スイッチ入力待ちの状態に移行すると共に、表示装置5に対して表示画面に「TVスイッチを押してください」と表示し、同時に音声出力により、「TVスイッチを押してください」と指示するようになる(ステップP2)。
【0031】
これに対して、作業者による「TV」スイッチの操作があると(ステップP3で「YES」と判断)、演算制御装置2は、その操作信号を「TV」から入力し、操作された「TV」スイッチに対して検査を実行するステップに移行する(ステップP7以降)。
【0032】
この場合、作業者による「TV」スイッチの操作が一定時間が経過してもない場合には、演算制御装置2は、ステップP3で「NO」と判断してステップP4に移行する。ステップP4では、演算制御装置2は、「TV」スイッチが操作されたか否かを確認するため、例えば、表示装置5に対して表示画面に「TVスイッチを押しましたか」のメッセージと共に、「はい」及び「いいえ」の選択スイッチを表示させる。このとき、同時に音声出力装置3に「TVスイッチを押しましたか」と音声出力させる。
【0033】
これに対して、「TV」スイッチを操作している場合には、作業者がマイクロホンに向かって「はい」と音声入力するか、または「はい」に対応するスイッチ入力装置6のスイッチを選択して操作入力をすると、演算制御装置2は、音声認識装置4もしくはスイッチ入力装置6からの「はい」に対応したスイッチ入力信号が入力されるので、ステップP5にて「YES」と判断する。
【0034】
この結果、演算制御装置2は、「TV」スイッチは操作されたが装置側からの入力が得られなかったとして、「TV」スイッチの故障であることを判断し、これを表示装置5に「TVスイッチの故障です。ダイアグコード:S104」などと表示し、同時に音声出力装置3に対して「TVスイッチの故障です。ダイアグコードはS104です。」というように音声出力を行わせる(ステップP6)。
さらに、演算制御装置2は、ダイアグ用のメモリに日時とダイアグコードとを記憶させてプログラムを終了する。
【0035】
一方、前述のステップP4の後で、作業者がまだ「TV」スイッチを操作しておらず、これに応答して作業者が「いいえ」と音声入力した場合あるいはスイッチ入力装置6のスイッチによる操作入力で「いいえ」を選択した場合には、再びステップP2に戻り、「TV」スイッチの操作入力待ち状態に移行すると共に、その入力を促す表示と音声出力を行う。
【0036】
次に、ステップP2で作業者に対して促した「TV」スイッチの操作入力の指示に対して、作業者により「TV」スイッチが操作されてこれに対する操作信号が演算制御装置2側に入力された場合には、表示装置5の表示画面をTV画面に切り換えて表示させ、作業者に対してそのTV画面が正常に表示されているか否かの確認入力を促すように指示する(ステップP7)。
【0037】
ここでは、例えば、表示装置5の表示画面に、「TV画面を表示していますか」というメッセージと同時に、「はい」及び「いいえ」の選択スイッチをその表示画面上にオンスクリーン表示させる。さらに、音声出力装置3に対して「TV画面を表示していますか」というメッセージを音声出力させる。
【0038】
これに対して、TV表示が正常になされていて、作業者により音声入力で「はい」と入力されるかあるいはスイッチ入力装置6により「はい」に相当するスイッチを操作して入力された場合には(ステップP8で「YES」と判断)、演算制御装置2は、表示装置5に「TVスイッチは正常です。」と表示させると共に、音声出力装置3により「TVスイッチは正常です。」というメッセージの音声出力を行わせる(ステップP9)。
【0039】
一方、TV表示が正常になされておらず、作業者により音声入力で「いいえ」と入力されるかあるいはスイッチ入力装置6により「いいえ」に対応したスイッチの操作入力があると、演算制御装置2は、「TV」スイッチは正常に操作入力がされている状態であってTV画面の表示が正常になされない状態であるとし、ステップP8で「NO」と判断してTV表示系の詳細診断ステップに進ようになる。なお、ここではこのTV表示系の詳細診断ステップについてはその説明を省略するが、上述同様にして作業者との間で、上述のようにして対話的に診断処理が進行するようにプログラムが設定されている。
【0040】
このような本実施形態によれば、演算制御装置2により、診断処理プログラムを実行して、診断処理手順の進行を作業者との間で、音声及び表示による指示メッセージを行うと共に、音声もしくは操作入力等を受けながら対話的に進行させるようにしたので、複雑な診断手順を要する診断処理においても、作業者が診断マニュアルなどを見ながら行う必要がなく、入出力手段としての音声出力装置3や表示装置5に表示される指示にしたがって操作をすることで簡単且つ迅速に故障診断を行うことができる。
【0041】
また、上記のように、入出力手段として、音声出力装置3及び音声認識装置4を用いて、演算制御装置2と作業者との間で、音声による直接的なやりとりでも診断作業を進めることができるようにしたので、表示装置5やスイッチ入力装置6が故障した場合でも、確実に診断処理手順を実行できると共に、診断作業で作業者が表示装置5の表示を見ることができない場合や、スイッチ入力装置6の操作をすることができない場合でも、診断処理手順を進行させることができる。
【0042】
そして、診断プログラムを診断処理手順記憶媒体9として別途に設け、これをカーナビゲーション装置1を構成している地図媒体駆動装置7により読み取ることで演算制御装置2による実行が可能としたので、診断プログラムをあらかじめ記憶しておく場合に比べて、記憶領域を余分に使用する必要がなくなると共に、診断プログラムそのものの変更や切り換えなどに柔軟に対応することができるようになる。
【0043】
本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形また拡張できる。
カーナビゲーション装置1を利用して構成した場合で説明したが、他の車載装置を利用する構成とすることもできるし、専用の診断装置として構成して車両に搭載することも可能である。
【0044】
診断プログラムをCD−ROMやDVDなどに記憶させて地図媒体駆動装置7により読み取るようにしたが、これに限らず、メモリカードなどに記憶したものを読み取るように構成したり、あるいは無線通信媒体などを利用して外部から無線でダウンロードすることもできる。
さらに、診断結果については、無線通信媒体を通じて直接外部の修理センターなどの故障修理を行う部門に送信することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電気的構成のブロック図
【図2】診断処理プログラムの基本動作のフローチャート
【図3】診断項目のメニューの表示画面を示す図
【図4】スイッチが効かない場合の診断プログラムのフローチャート
【符号の説明】
1はカーナビゲーション装置(車両用診断装置)、2は演算制御装置(診断制御手段)、3は音声出力装置(入出力手段)、4は音声認識装置(入出力手段)、5は表示装置(入出力手段)、6はスイッチ入力装置(入出力手段)、7は地図媒体駆動装置(媒体駆動手段)、9は診断処理手順記憶媒体、10はオーディオ装置(診断対象装置)、11はエアコン装置(診断対象装置)、12はエンジン制御コンピュータ(診断対象装置)である。

Claims (7)

  1. 診断対象となる車両に搭載され、その車両内に配設されるテレビスイッチ等からその動作状態を示す診断用の操作信号を入力可能に設けられた車両用診断装置であって
    外部操作により診断内容に対応した情報の入出力を行うことができる入出力手段と、
    前記テレビスイッチの動作状態を診断する際に、前記テレビスイッチを操作する指示を前記入出力手段により提示し、前記テレビスイッチが操作されことを示す前記操作信号を入力した場合は、テレビ画面表示に切り替えてから、テレビ画面が表示されたか否かを確認する指示を前記入出力手段により提示し、テレビ画面が表示されたことを示す前記操作信号を入力した場合は、前記テレビスイッチは正常であることを前記入出力手段により提示し、テレビ画面が表示されていないことを示す前記操作信号を入力した場合は、テレビ表示系の異常であると判断すると共に、前記テレビスイッチを操作する指示を前記入出力手段により提示した場合において一定時間内に前記テレビスイッチが操作されことを示す前記操作信号を入力しなかった場合は、前記テレビスイッチを操作したことを確認する指示を前記入出力手段により提示し、前記テレビスイッチを操作したことを確認したことを示す前記操作信号を入力した場合は、前記テレビスイッチが故障していることを前記入出力手段により提示する診断処理手順を実行する診断制御手段とを備えたことを特徴とする車両用診断装置。
  2. 請求項1に記載の車両用診断装置において、
    前記車両はカーナビゲーション装置を搭載し、
    前記入出力手段は、前記カーナビゲーション装置が有する音声出力機能及び音声認識機能を使用して前記情報の入出力処理を実行することを特徴とする車両用診断装置。
  3. 請求項2に記載の車両用診断装置において、
    前記入出力手段は、前記カーナビゲーション装置が有する表示装置及び操作入力手段を用いて前記情報の入出力処理を実行することを特徴とする車両用診断装置。
  4. 請求項2または3に記載の車両用診断装置において、
    前記カーナビゲーション装置は、経路探索用の制御手段により前記診断制御手段の機能を実行可能に構成されていることを特徴とする車両用診断装置。
  5. 請求項4に記載の車両用診断装置において、
    前記カーナビゲーション装置は、地図情報入力用の媒体駆動手段を備え、前記診断制御手段により実行する前記診断処理手順を診断プログラムとして記述した情報媒体を前記媒体駆動手段を介して入力可能に設けられていることを特徴とする車両用診断装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の車両用診断装置に用いられ、前記診断制御手段により実行される前記診断処理手順を記述した診断処理プログラム。
  7. 請求項1ないし5のいずれかに記載の車両用診断装置に用いられ、前記診断制御手段により実行される前記診断処理手順を記憶したことを特徴とする診断処理手順記憶媒体。
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