JP2004130894A - 車載用情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載用情報処理装置で、情報の入力操作および出力情報の表示が可能なディスプレイモニタを有効に利用する。
【解決手段】ディスプレイモニタ13は、本体12の情報処理手段17が処理する情報の標示や、情報の入力操作が可能で、統一規格接続手段15,16を介して情報の伝送が可能である。本体12とともに使用するディスプレイモニタ13,14は独立して、統一規格接続手段15,16で接続されるので、一方のみを買換えて交換することができ、資源を有効に利用することができる。本体12には複数のディスプレイモニタ13,14を接続することも可能で、運転者用と他の搭乗者用とで、表示内容や入力操作が有効となるタイミングを異ならせることもできる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置やマルチメディアシステムなどの車載用情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両には、ナビゲーション装置や、テレビジョン放送受信とCD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体からの音楽や映像情報再生との機能を備えるマルチメディアシステムなど、ディスプレイを備える情報処理装置が搭載されている。車載用の情報処理装置は、運転席近傍のダッシュボードやインストルメントパネルなどと呼ばれる部分に設けられる車載機器装着位置に取付けられ、運転者や他の搭乗者からの入力操作に従って情報の処理を行い、処理結果をディスプレイに表示する。たとえばナビゲーション装置では、車両の現在位置を検知し、道路地図情報を参照したり、目的地までの経路を探索する情報処理を行い、現在位置の表示や経路案内の表示を、道路地図とともにディスプレイのモニタに表示する。ナビゲーション装置への運転者などからの入力操作には、モニタの表示画面に接触することで入力が可能なタッチパネルが利用可能である(たとえば、特許文献1参照。)。車載用のマルチメディアシステムでも、タッチパネルを備えるモニタが使用されている。これらのモニタでは、タッチパネルとは別に、キースイッチなどのスイッチ操作部、あるいはタッチパネルはなく、スイッチ操作部のみを、操作系として、ディスプレイである表示系とともに備えている。
【0003】
図4は、ディスプレイを外部に接続可能なナビゲーション装置の概略的な構成を示す(たとえば、特許文献2参照)。ナビゲーション装置1は、本体2とモニタ3とが一体化されており、モニタ3とは別に外部モニタ4を接続することができる。本体2と一体化されているモニタ3は、設置場所が運転者の近傍であり、大きさも制限されるので、情報の一部のみを表示する。外部モニタ4は、本体2とは独立して用いられ、大きさの制限もないので、一部のみがモニタ3に表示されている情報の全部を表示する。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−44307号公報
【特許文献2】
特開平10−288528号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のナビゲーション装置などの車載用情報処理装置では、操作系を含むモニタは情報処理を行う装置本体と一体化され、独立して取り外したり、使い回したりすることはできない。また、モニタを複数台、同時に使用したり、運転者用と他の搭乗者用とを区別して操作することはできない。図4に示すような外部モニタ4では、操作系を有しないので、運転者が車両を運転中でも、他の搭乗者は操作が可能であるにもかかわらず、有効な操作を行うことができない。
【0006】
本発明の目的は、情報の入力操作および出力情報の表示が可能なディスプレイモニタを有効に利用することができる車載用情報処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両に搭載され、車室内の運転席近傍に設置される情報処理装置本体と、
情報処理装置本体に着脱可能で、情報処理装置本体に対する情報の入力操作、および情報処理装置本体から出力される情報の表示が可能なディスプレイモニタと、
予め定める標準的な規格に従って、情報処理装置本体およびディスプレイモニタ間を情報の伝送が可能なように接続する接続手段とを含むことを特徴とする車載用情報処理装置である。
【0008】
本発明に従えば、情報処理装置は、情報処理装置本体と、ディスプレイモニタと、接続手段とを含む。情報処理本体は、車両に搭載され、車室内の運転席近傍に設置される。ディスプレイモニタは、情報処理装置本体に着脱可能で、情報処理装置本体に対する情報の入力操作、および情報処理装置本体から出力される情報の表示が可能である。ディスプレイモニタは、情報処理装置本体と着脱可能であるので、情報処理装置本体に装着している状態で、情報処理装置本体とディスプレイモニタとが一体化されている車載用情報処理装置として使用することができる。ディスプレイモニタを情報処理本体から離脱させて使用することもでき、車両に運転者以外の搭乗者があるときなど、ディスプレイモニタへの操作入力を、その搭乗者の手元で行うことができる。情報処理装置本体とディスプレイモニタとの間は、接続手段が予め定める標準的な規格に従って情報の伝送が可能なように接続するので、この標準的な規格を統一規格として、情報処理装置本体とディスプレイモニタとのいずれか一方を交換することなども可能になり、新しい製品に新しい機能が搭載されれば、買換えて、新しい機能を利用することができる。
【0009】
また本発明で、前記接続手段は、複数のディスプレイモニタを接続可能であることを特徴とする。
【0010】
本発明に従えば、複数のディスプレイモニタを接続手段を介して情報処理装置本体に接続し、各ディスプレイモニタから情報の入力操作を行うことが可能となるので、たとえば運転者ではない搭乗者がディスプレイモニタを装置本体とは独立して所持し、運転者は車両の運転に専念しながら、他の搭乗者が情報の入力を、情報の標示を見ながら行うことができる。
【0011】
また本発明は、前記ディスプレイモニタが運転者用であるか否かを判別するディスプレイ判別手段と、
車両が走行中であるか否かを判別する走行中判別手段と、
前記情報処理装置本体に設けられ、ディスプレイ判別手段および走行中判別手段からの判別結果に応答し、運転者用と判別されないディスプレイモニタからは、走行中判別手段によって走行中であると判別される時も走行中でないと判別される時も入力操作を有効として受入れる情報処理手段とをさらに含むことを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、ディスプレイ判別手段によって、ディスプレイモニタが運転者用であるか否かを判別し、走行中判別手段によって、車両が走行中であるか否かを判別する。情報処理装置本体に設けられる情報処理手段は、ディスプレイ判別手段および走行中判別手段からの判別結果に応答し、運転者用と判別されないディスプレイモニタからは、走行中判別手段によって走行中であると判別される時も走行中でないと判別される時も入力操作を有効として受入れるので、車両が走行中でも、運転者ではない搭乗者からの入力操作を有効にして、情報処理を効率的に行うことができる。
【0013】
また本発明で、前記情報処理手段は、前記ディスプレイ判別手段によって運転者用と判別されるディスプレイモニタに対し、前記走行中判別手段が走行中でないと判別されない時に入力操作を有効として受入れ、走行中と判別される時には入力操作の受入れを制限することを特徴とする。
【0014】
本発明に従えば、車両の走行中は、運転者用のディスプレイモニタへの入力操作の受入れを制限して、全く受入れないようにしたり、一部のみ受入れるようにしたりすることができる。全く受入れないようにしておけば、運転者は車両の走行中にはディスプレイモニタへの入力操作を行わないようになり、運転に注意力を集中することができる。一部のみ受入れるようにしておけば、たとえば緊急を要する入力操作のみ受入れて、操作不能になる事態などを防ぐことができる。
【0015】
また本発明で、前記情報処理手段は、前記ディスプレイ判別手段によって運転者用と判別されないディスプレイモニタと、ディスプレイ判別手段によって運転者用と判別されるディスプレイモニタとに対して、異なる情報処理をそれぞれ独立して実行可能であることを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、運転者用と判別されるディスプレイモニタと、運転者用と判別されない他の搭乗者用のディスプレイモニタとがそれぞれ独立して異なる情報処理を実行可能であるので、たとえばナビゲーション装置としての情報処理を実行する場合でも、運転者用では既に入力されている情報に基づく経路案内などを行い、他の搭乗者用では、新たな情報の入力を行うことができる。また、運転者用のディスプレイモニタではナビゲーション装置としての情報処理を行い、他の搭乗者用のディスプレイモニタでは、Webブラウザなどの情報処理を行って、インターネットにアクセスして調べものなどを行うことができる。
【0017】
また本発明で、前記情報処理手段は、前記運転者用と判別されるディスプレイモニタと、前記運転者用と判別されないディスプレイモニタとの間で、双方向の情報通信を行う処理を実行可能であることを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、運転者用と判別されるディスプレイモニタと、運転者用と判別されない他の搭乗者用のディスプレイモニタとの間で、双方向の情報通信が可能となるので、車両が走行中に他の搭乗者の入力操作でインターネットから検索した情報などを、車両が停止しているときに運転者用のディスプレイモニタに転送することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態である車載用情報処理装置11の概略的な電気的構成を示す。車載用情報処理装置11は、基本的に本体12とディスプレイモニタ13とで、ナビゲーション装置やマルチメディアシステムなどの機能を実現することができる。本体12に対してディスプレイモニタ13は着脱可能であり、さらにディスプレイモニタ14を1台以上接続することもできる。本実施形態では、接続可能なディスプレイモニタ13,14のいずれもが表示機能とともに入力操作機能を備えている。本体12とディスプレイモニタ13,14との間は、統一規格接続手段15,16によってそれぞれ接続されている。本体12内には、情報処理手段17も含まれる。
【0020】
すなわち、本実施形態の車載用情報処理装置11は、車両に搭載され、車室内の運転席近傍に設置される情報処理装置本体としての本体12、本体12に着脱可能で、本体12に対する情報の入力操作、および本体12から出力される情報の表示が可能なディスプレイモニタ13,14と、予め定める標準的な規格に従って、本体12およびディスプレイモニタ13,14間を情報の伝送が可能なように接続する統一規格接続手段17,18とを含む。
【0021】
本体12は、車両に搭載され、車室内の運転席近傍で、インストルメントパネルやダッシュボードと呼ばれる部分に設置される。本体12には、少なくとも1つのディスプレイモニタ13,14が着脱可能で、各ディスプレイモニタ13,14は、本体12に対する情報の入力操作、および本体12から出力される情報の表示が可能である。1台のディスプレイモニタ13を本体12に装着している状態で、本体12とディスプレイモニタ13とが一体化されている車載用情報処理装置として、従来と同様に使用することができる。ディスプレイモニタ13,14を本体12から離脱させて使用することもでき、車両に運転者以外の搭乗者があるときなど、ディスプレイモニタへ13,14の操作入力を、その搭乗者の手元で行うことができる。
【0022】
本体12とディスプレイモニタ13,14との間は、統一規格接続手段15,16が予め定める標準的な規格に従って情報の伝送が可能なように接続する。統一規格接続手段15,16は、たとえば有線式で、SCSI(Small Computer
System Interface )などのパラレル接続や、USB(Universal Serial Bus)などのシリアル接続、あるいはBluetoothなどの無線接続などの既成の標準的な規格や、新たに設定する規格などに従って、互換性がある接続を可能にする。これによって、たとえばディスプレイモニタ13のみを使用する場合でも、本体12とディスプレイモニタ13とのいずれか一方を交換することなども可能になり、新しい製品に新しい機能が搭載されれば、買換えて、新しい機能を利用することができる。
【0023】
ディスプレイモニタ13,14は、たとえばカラー液晶表示装置とタッチパネルとを一体化させて構成することができる。操作系として、タッチパネルばかりではなく、キー操作部を設けることもできる。また、タッチパネルを用いないで、キー操作部や他の入力操作部を設けることもできる。音声認識機能を設けて、音声入力操作を可能とすることもできる。
【0024】
また本体12には、統一規格接続手段15,16を利用して、複数のディスプレイモニタ13,14を接続可能である。複数のディスプレイモニタ13,14を統一規格接続手段15,16を介して本体13に接続し、各ディスプレイモニタ13,14から情報の入力操作を行うことが可能となる。たとえば、ディスプレイモニタ13は本体12に装着して運転者が使用し、運転者ではない搭乗者がディスプレイモニタ14を本体13とは独立して所持するようにすれば、運転者は車両の運転に専念しながら、他の搭乗者が情報の入力を、情報の標示を見ながら行うことができる。
【0025】
なお、複数の統一規格接続手段15,16同士は、異なる標準規格に従うようにすることもできる。たとえば、1つの統一規格接続手段15は、本体12にディスプレイモニタ13を直接装着する場合に使用し、動作用の電力なども供給可能とし、他の統一規格接続手段16は、無線電波を介して本体12とディスプレイモニタ14とを接続し、ディスプレイモニタ14には電源を内蔵させるか車両から別に供給するようにしてもよい。また、本体12に直接装着しないディスプレイモニタ14としては、携帯型の情報処理装置であるPDA(Personal
Digital Assistant)や、携帯電話機を使用可能なようにすることもできる。携帯電話機を使用する場合は、携帯電話機に適合したインタフェースを統一規格接続手段16として使用すればよい。
【0026】
情報処理手段17は、CPUやROMやRAMを含んで、予め設定されるプログラムに従い、ディスプレイモニタ13,14から入力される情報に従い、ディスプレイモニタに情報を表示する処理を実行する。ナビゲーション装置として処理を行うためには、道路地図情報にアクセスする機能や、現在位置を検知する機能なども搭載される。マルチメディアシステムとして処理を行うためには、放送の受信機能や、各種記録媒体から情報を再生する機能も搭載される。また、携帯電話網などの移動体通信網を介して、インターネットなどへのアクセス機能も搭載される。
【0027】
図2は、本発明の実施の他の形態である車載用情報処理装置21の概略的な電気的構成を示す。本実施形態で、図1の実施形態に対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。本実施形態の車載用情報処理装置21では、本体22に、運転者用ディスプレイモニタ23が装着可能である。運転者用ディスプレイモニタ23には、車両が走行中に発生され、車両に備えられる車速計などに入力される車速パルスを検出することなどによって、車両が走行中であることを検出する走行中検出器24からの出力も与えられる。運転者用ディスプレイモニタ23および走行中検出器24は、運転者用コネクタ25によって相互に接続される。運転者用コネクタ25も統一規格に従うようにしておけば、運転者用ディスプレイ23と本体21との間も、相互に交換可能となる。本体22には、少なくとも図1の情報処理手段17と同等の機能を備える情報処理手段27が含まれる。
【0028】
本実施形態で、運転者用コネクタ25は、ディスプレイモニタが運転者用であるか否かを判別するディスプレイ判別手段として機能する。また、走行中検出器24からの検出出力は、運転者用ディスプレイ23を介して、本体22の情報処理手段27に入力され、情報処理手段27は、車両が走行中であるか否かを判別する走行中判別手段としても機能する。情報処理手段27は、運転者用コネクタ25に接続されるディスプレイモニタ25を運転者用として判断する。情報処理手段27は、運転者用と判別されない1または複数のディスプレイモニタ13,14からは、走行中検出器24によって走行中であると判別される時も走行中でないと判別される時も、入力操作を有効として受入れる。なお、運転者用コネクタ25は、ケーブルやコネクタの規格を他の統一規格接続手段15,16と異ならせることもできるけれども、ケーブルやコネクタを同一の規格に従うようにして、位置などで区別するようにすることも可能である。特に、運転者用ディスプレイモニタ23を本体22に装着するときに使用する専用のコネクタとすることもできる。
【0029】
本実施形態では、情報処理手段27がディスプレイモニタについて運転者用であるか否かを判別し、運転者用と判別されないディスプレイモニタ13,14からは、走行中であると判別される時も走行中でないと判別される時も入力操作を有効として受入れるので、車両が走行中でも、運転者ではない搭乗者からの入力操作を有効にして、情報処理を効率的に行うことができる。
【0030】
運転者用コネクタ25を使用しないで、無線で運転者用ディスプレイモニタ23を本体22に接続するときは、走行中検出器24を接続するディスプレイモニタが運転者用ディスプレイモニタ25として機能するようにすることもできる。この場合は、走行中検出器24がディスプレイ判別手段としても機能する。
【0031】
また、走行中検出器24の検出出力は、直接、情報処理手段27に入力することもできる。この場合、運転者用ディスプレイモニタ23を判別する方法として、タッチパネルへの両手での操作が可能か否かで判断することもできる。
【0032】
また、情報処理手段27は、運転者用と判別される運転者用ディスプレイモニタ23に対し、走行中でないと判別されない時に入力操作を有効として受入れ、走行中と判別される時には入力操作の受入れを制限する。車両の走行中は、運転者用ディスプレイモニタ23への入力操作の受入れを制限して、全く受入れないようにしたり、一部のみ受入れるようにしたりすることができる。全く受入れないようにしておけば、運転者は車両の走行中に、運転者用ディスプレイモニタ23への入力操作を行わないようになり、運転に注意力を集中することができる。一部のみ受入れるようにしておけば、たとえば緊急を要する入力操作のみ受入れて、操作不能になる事態などを防ぐことができる。
【0033】
また情報処理手段27は、運転者用ディスプレイモニタ23と、運転者用と判別されないディスプレイモニタ13,14とに対して、マルチタスク処理などで、異なる情報処理をそれぞれ独立して実行可能である。運転者用ディスプレイモニタ13と、運転者用と判別されないディスプレイモニタ13,14とに対して、情報処理手段27は、それぞれ独立して異なる情報処理を実行可能であるので、たとえばナビゲーション装置としての情報処理を実行する場合でも、運転者用ディスプレイモニタ25では既に入力されている情報に基づく経路案内などを行い、他の搭乗者用のディスプレイモニタ13,14では、新たな情報の入力を行うことができる。また、運転者用ディスプレイモニタ23ではナビゲーション装置としての情報処理を行い、他の搭乗者用のディスプレイモニタ13,14では、Webブラウザなどの情報処理を行って、インターネットにアクセスして調べものなどを行うことができる。
【0034】
また情報処理手段27は、運転者用ディスプレイモニタ23と、運転者用と判別されないディスプレイモニタ13,14との間で、双方向の情報通信を行う処理を実行可能である。運転者ディスプレイモニタ23と、運転者用と判別されない他の搭乗者用のディスプレイモニタ13,14との間で、双方向の情報通信が可能となるので、車両が走行中に他の搭乗者の入力操作でインターネットから検索した情報などを、車両が停止しているときに運転者用ディスプレイモニタ23に転送することが可能となる。
【0035】
図3は、タッチパネルを備えるディスプレイモニタ13,14で、前述のように、運転者用であるか否かを判断する考え方を示す。タッチパネル13,14
の表示画面30には、間隔をあけて、たとえば2つの指示領域31,32を設ける。指示領域31,32には、両方の手33,34のみを使用するときに同時に接触可能となるようにしておく。運転者は、少なくとも走行中には、指示領域31,32を両手で同時に接触することはできないので、走行中であって、一方の指示領域31,32にしか接触することができないディスプレイモニタは運転者用ディスプレイモニタ25であると判断することができる。
【0036】
また、1つのディスプレイモニタ13のみが統一規格接続手段15を介して接続されているとき、情報処理手段27は、走行中には両手操作が行われなければ運転者用ディスプレイモニタ25であると判別し、走行中であっても両手操作が行われれば、運転者用ディスプレイモニタ25ではないと判別することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、車載用情報処理装置は、情報処理装置本体とディスプレイモニタとが独立しており、予め定める標準的な規格に従う接続手段で接続可能であるので、情報処理本体とディスプレイモニタとを、それぞれ独立して買換えすることができ、全体を新規に購入する場合に比較して、資源を有効に活用することができる。
【0038】
また本発明によれば、複数のディスプレイモニタを接続手段を介して情報処理装置本体に接続し、複数のディスプレイモニタで車載用情報処理装置を同時に利用することができる。
【0039】
また本発明によれば、ディスプレイモニタが運転者用であるか否かを判別する機能を備えているので、運転者以外の搭乗者は、車両の走行中でも全ての操作が可能になり、使いやすさと安全性とを両立することができる。
【0040】
また本発明によれば、車両の走行中は、運転者用のディスプレイモニタへの入力操作を、全く受入れないようにしたり、一部のみ受入れるようにしたりして、運転者の注意力を運転に集中させることができる。
【0041】
また本発明によれば、運転者用のディスプレイモニタと、他の搭乗者用のディスプレイモニタとが別であることを利用して、全く別の画面を表示させ、走行中運転者用の画面を変更することなく、搭乗者は搭乗者用のディスプレイモニタで各種情報処理を実行させることができ、たとえばインターネット接続を行ったりして、利用範囲の拡大を図ることができる。
【0042】
また本発明によれば、搭乗者用が運転者用でないディスプレイモニタを操作して得られる情報などを、運転者用のディスプレイモニタまたは他のディスプレイモニタに転送することができるので、空間の狭い車内での情報交換手段として有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である車載用情報処理装置11の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の他の形態である車載用情報処理装置21の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図3】図2の実施形態で、運転者用ディスプレイモニタ25であるか否かを判別する考え方の例を示す図である。
【図4】先行技術による車載用情報処理装置の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11,21 車載用情報処理装置
12,22 本体
13,14 ディスプレイモニタ
15,16 統一規格接続手段
17,27 情報処理手段
23 運転者用ディスプレイモニタ
24 走行中検出器
25 運転者用コネクタ
30 表示画面
31,32 指示領域
33,34 手

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、車室内の運転席近傍に設置される情報処理装置本体と、
    情報処理装置本体に着脱可能で、情報処理装置本体に対する情報の入力操作、および情報処理装置本体から出力される情報の表示が可能なディスプレイモニタと、
    予め定める標準的な規格に従って、情報処理装置本体およびディスプレイモニタ間を情報の伝送が可能なように接続する接続手段とを含むことを特徴とする車載用情報処理装置。
  2. 前記接続手段は、複数のディスプレイモニタを接続可能であることを特徴とする請求項1記載の車載用情報処理装置。
  3. 前記ディスプレイモニタが運転者用であるか否かを判別するディスプレイ判別手段と、
    車両が走行中であるか否かを判別する走行中判別手段と、
    前記情報処理装置本体に設けられ、ディスプレイ判別手段および走行中判別手段からの判別結果に応答し、運転者用と判別されないディスプレイモニタからは、走行中判別手段によって走行中であると判別される時も走行中でないと判別される時も入力操作を有効として受入れる情報処理手段とをさらに含むことを特徴とする請求項2記載の車載用情報処理装置。
  4. 前記情報処理手段は、前記ディスプレイ判別手段によって運転者用と判別されるディスプレイモニタに対し、前記走行中判別手段が走行中でないと判別されない時に入力操作を有効として受入れ、走行中と判別される時には入力操作の受入れを制限することを特徴とする請求項3記載の車載用情報処理装置。
  5. 前記情報処理手段は、前記ディスプレイ判別手段によって運転者用と判別されないディスプレイモニタと、ディスプレイ判別手段によって運転者用と判別されるディスプレイモニタとに対して、異なる情報処理をそれぞれ独立して実行可能であることを特徴とする請求項3または4記載の車載用情報処理装置。
  6. 前記情報処理手段は、前記運転者用と判別されるディスプレイモニタと、前記運転者用と判別されないディスプレイモニタとの間で、双方向の情報通信を行う処理を実行可能であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の車載用情報処理装置。
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