JP4629624B2 - 半導体チップのピックアップ装置及びピックアップ方法 - Google Patents

半導体チップのピックアップ装置及びピックアップ方法 Download PDF

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Description

この発明は粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップするピックアップ装置及びピックアップ方法に関する。
半導体ウエハをさいの目状に切断して形成された半導体チップは粘着シートに貼られており、この半導体チップを基板にボンディングする場合には吸着ノズルによって上記粘着シートから1つずつピックアップするようにしている。
半導体チップを粘着シートからピックアップする場合、従来は特許文献1に示されるように、吸着ノズルによってピックアップされる半導体チップが貼着された粘着シートの、上記半導体チップの周辺部をバックアップ体の上面によって吸着保持するとともに、その半導体チップを下面側から先端が鋭利な突き上げピンによって突き上げることで、上記半導体チップを上記粘着シートから分離させながら、上記吸着ノズルによってピックアップするということが行なわれていた。
特開2002−100644号公報
ところで、最近では半導体チップの厚さが20〜30μmと非常に薄い場合がある。そのように薄い半導体チップを突き上げピンの鋭利な先端によって突き上げると、その先端は粘着シートを突き破り、半導体チップに押圧することになる。そのため、半導体チップの突き上げピンの鋭利な先端によって押圧された箇所には応力が集中することになるから、半導体チップは突き上げピンから受ける応力によって破損してしまうということがあった。
応力集中による半導体チップの破損を防止するためには突き上げピンによる半導体チップの突き上げ速度を遅くするということが考えられる。しかしながら、突き上げピンの突き上げ速度を遅くすると、ピックアップ速度も遅くなり、生産性の低下を招くということがあったり、突き上げ速度を遅くしても半導体チップが薄い場合にはその損傷を確実に防止することが難しいということがあった。
この発明は、半導体チップを破損させることなく粘着シートから確実に剥離することができるようにしたピックアップ装置及びピックアップ方法を提供することにある。
この発明は、粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップする半導体チップのピックアップ装置であって、
上面が上記粘着シートのピックアップされる上記半導体チップの周辺部分に対応する部分を吸着保持する吸着面に形成されたバックアップ体と、
ピン状部材及びこのピン状部材を被覆して上端部が上記ピン状部材の上端よりも上方に突出しその突出部分の弾性変形が上記ピン状部材によって制限される弾性チューブを有し、ピックアップされる上記半導体チップを上記粘着シートを介して上記弾性チューブの上記ピン状部材の上端から突出した部分で弾性的に突き上げる突き上げ手段と、
この突き上げ手段によって突き上げられた上記半導体チップの上面を吸着して上記粘着シートからピックアップするピックアップ手段と
を具備したことを特徴とする半導体チップのピックアップ装置にある。
上記バックアップ体の上面には上記半導体チップの面積よりも小さな形状の開口部が形成され、上記粘着シートの上記開口部に対応する部分が吸引されることが好ましい。
上記突き上げ手段は、
上下方向に駆動される突き上げ軸と、
保持面を有し上記突き上げ軸の上端に設けられた保持体と、
上記保持面に着脱可能に保持され上記弾性チューブが装着された上記ピン状部材の下端部を上記保持面とで挟持する挟持部材と
から構成されていることが好ましい。
上記保持体は平行に対向する2つの保持面及び各保持面に着脱可能に保持される一対の挟持部材を有し、各保持面にはそれぞれ複数の上記ピン状部材が上記挟持部材とで挟持固定されることが好ましい。
この発明は、粘着シートの上面に貼着された半導体チップをピックアップする半導体チップのピックアップ方法であって、
上記粘着シートのピックアップされる上記半導体チップの周辺に位置する部分の下面を吸着保持する工程と、
ピン状部材を被覆して上端部が上記ピン状部材の上端よりも上方に突出しその突出部分の弾性変形が上記ピン状部材によって制限される弾性チューブによって上記半導体チップを上記粘着シートの下面から弾性的に突き上げる工程と、
突き上げられた半導体チップの上面を吸着してピックアップする工程と
を具備したことを特徴とする半導体チップのピックアップ方法にある。
この発明によれば、半導体チップを弾性チューブが装着されたピン状部材で突き上げるため、突き上げ時に弾性チューブによって半導体チップに応力が集中するのが防止されるから、半導体チップを損傷させることなく、ピックアップすることが可能となる。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1に示すピックアップ装置はバックアップユニット10を備えている。このバックアップユニット10は図示しないウエハリングに張設された粘着シート2の下面側に対向して設けられている。
上記粘着シート2の上面には半導体ウエハをさいの目状に分割した複数の半導体チップ3が貼着されている。上記ウエハリングは図示しないX及びY駆動源によって水平方向に駆動されるようになっている。
それによって、粘着シート2に貼着された半導体チップ3はバックアップユニット10に対してX及びY方向に位置決め可能となっている。なお、ウエハリングに代わりバックアップユニット10を水平方向に駆動してもよく、要はウエハリングとバックアップユニット10が相対的にX、Y方向に駆動されるようになっていればよい。
上記粘着シート2の上面側で、上記バックアップユニット10の上方にはピックアップ手段を構成する吸着ノズル体4が設けられている。この吸着ノズル体4は、図示しないX、Y及びZ駆動源によってX、Y及びZ方向に駆動されるピックアップ軸5を有する。このピックアップ軸5の下端面には凸部6が設けられている。
上記ピックアップ軸5には先端を上記凸部6の端面に開口させた吸引孔7が軸方向に沿って形成されている。この吸引孔7は図示しない吸引ポンプに接続されている。上記凸部6にはゴムや軟質の合成樹脂などの弾性材料によって形成された上部吸着ノズル8が着脱可能に取着されている。この上部吸着ノズル8には一端が上記吸引孔7に連通し、他端が先端面に開口したノズル孔9が形成され、さらに下面は平坦面8aに形成されている。
なお、上記ピックアップ軸5をZ方向に駆動するZ駆動源としてはボイスコイルモータなどを用い、吸着ノズル体4による押圧荷重を一定制御できるようにすることが好ましい。
上記バックアップ体1は、図2と図3に示すように下端面が開放し上面に矩形状の開口部12が開口形成された円筒状をなしている。ここで、開口部12は、図3に鎖線で示すピックアップの対象となる矩形状の半導体チップ3よりもわずかに小さな矩形状に形成されている。つまり、開口部12は半導体チップ3と相似形状に形成されている。
上記バックアップ体1の上面には、図3に示すように上記開口部12を囲む3つの環状溝14a〜14cが同心的に形成されている。3つの環状溝14a〜14cはバックアップ体1の径方向に沿って形成された2つの連通溝15によって連通している。連通溝15は、ピックアップ予定の半導体チップ3の対向する2辺(端部)と平行に、かつその辺より外側に位置するように形成されている。
なお、図示しないが、バックアップ体1の上面にはさらに連通溝を半導体チップ3の他の対向する2辺と平行に、かつその辺より外側に位置するように形成してもよい。
最も内側に位置する環状溝14aには周方向に90度間隔で4つの吸引孔16aがバックアップ体1の上部壁を厚さ方向に貫通して形成されている。さらに、この環状溝14aの直径は、ピックアップする半導体チップ3の対角線長さより大きく設定されている。
2番目の環状溝14bには周方向に180度間隔で2つの吸引孔16bが形成されている。各環状溝14a〜14cと連通溝15には上記吸引孔16a,16bを介して後述するように吸引力が作用する。なお、環状溝14a〜14c、吸引孔16a,16bは図3だけに示し、他の図では省略している。
図2に示すように上記バックアップ体1の下端開口には円柱状の閉塞部材21が一端部を気密に嵌合させて設けられている。この閉塞部材21の中心部には軸方向に貫通する挿通孔22が穿設されている。この挿通孔22には押し上げ手段を構成する突き上げ軸23がスライド可能かつ挿通孔22の下端部に設けられたOリング20によって気密に保持されている。
図4(a),(b)に示すように、上記突き上げ軸23の上記閉塞部材21の上端面から突出した上端には平面形状が上記開口部12よりも小さな矩形状の保持体24が設けられている。この保持体24の上面の中央部には両側面が平坦な保持面25に形成された凸部26が幅方向に沿って突設されている。各保持面25には上記幅方向に沿って所定間隔で離間した円弧状の一対の第1の保持溝25aが上下方向に沿って形成されている。
上記一対の保持面25には、この保持面25と同じ大きさに形成された平板状の挟持部材27が上記凸部26を貫通する一対のねじ28によって取付け固定される。この挟持部材27の内面には上記第1の保持溝25aと対応する間隔で一対の円弧状の第2の保持溝27aが上下方向に沿って形成されている。
上記凸部26の一対の保持面25と上記挟持部材27とに形成された上記第1、第2の保持溝25a,27aには、図4(c)に示すように合成樹脂やゴムなどの弾性材料によって形成された弾性チューブ31に挿入された金属製のピン状部材32の下端部が挟持固定されている。すなわち、上記保持体24には弾性チューブ31によって被覆された4本のピン状部材32が垂直に取付けられている。ピン状部材32は先端が円弧状に形成されているが、1mm程度と細径であるため、比較的鋭利となっている。
上記弾性チューブ31は上記ピン状部材32よりも長尺に形成されている。そして、弾性チューブ31は上端部を上記ピン状部材32の上端よりも上方に突出させている。なお、弾性チューブ31の長さはピン状部材32よりも長くなくてもよく、要は弾性チューブ31の上端部がピン状部材32の上端よりも上方に突出していればよい。
図2に示すように、上記バックアップ体1の下部開口を閉塞した閉塞部材21には吸引孔35が形成されている。この吸引孔35は一端を上記閉塞部材21の上端面、つまりバックアップ体1の内部空間に開口させ、他端を上記閉塞部材21の外周面に開口させている。
図1と図2に示すように、上記閉塞部材21に形成された吸引孔35には吸引ポンプ36が配管37を介して接続されている。この吸引ポンプ36が作動すると、上記バックアップ体1の上面に開口した開口部12、吸引孔16a,16b及び連通溝15を介して環状溝14a〜14cに吸引力が生じる。
上記環状溝14a〜14cに吸引ポンプ36の吸引力が作用すると、バックアップ体1の上面は半導体チップ3が貼着された貼着シート2の下面を吸着保持する吸着面となる。つまり、バックアップ体1の上面は、上記粘着シート2のピックアップされる半導体チップ3の周囲に位置する部分である、上記粘着シート2の上記開口部12の周囲に位置する部分を上記バックアップ体1の上面に吸着保持する。
図1に示すように、上記突き上げ軸23の上記閉塞部材21の下端面から突出した下端部にはカムフォロア41が回転可能に設けられている。このカムフォロア41は、図示しない駆動源によって矢印方向に回転駆動されるカム42の外周面に当接している。したがって、カム42が回転駆動されれば、上記突き上げ軸23が上下方向に駆動されるから、この上下方向の動きに上記ピン状部材32を保持した保持体24が連動する。
上記カムフォロア41が上記カム42の下死点に当たり、突き上げ軸23が下降位置にあるときは、上記ピン状部材32に装着された弾性チューブ31の上端はバックアップ体1の上面の吸着面よりもわずかに下方に位置している。
カム42が回転してその上死点にカムフォロア41が当たり、突き上げ軸23が上昇位置にあるときには、上記弾性チューブ31の上端は上記バックアップ体1の吸着面から上方へ所定寸法、たとえば0.5mm程度突出するよう設定されている。
なお、吸着ノズル体4、バックアップユニット10などの駆動制御は、図示しない制御装置によって後述するように動作が制御される。
つぎに、上記構成のピックアップ装置の作用を図5(a)〜(d)を参照しながら説明する。
まず、図示しないウエハリングによって粘着シート2をX、Y方向に駆動し、図1と図2に示すようにピックアップする半導体チップ3をバックアップ体1の開口部12の上方に位置決めする。つまり、半導体チップ3の中心が開口部12の中心に一致するよう位置決めする。
ピックアップされる半導体チップ3を位置決めしたならば、図5(a)に示すように吸着ノズル体4を下降させてその下端に設けられた上部吸着ノズル8の下端の平坦面8aによってピックアップする半導体チップ3の上面を吸着する。このとき、吸着ノズル体4は、所定の荷重で半導体チップ3を押圧する。また、ピン状部材32に被着された弾性チューブ31は上端が粘着シート2の下面よりもわずかに下方になるよう位置決めされている。
上部吸着ノズル8を下降させて半導体チップ3の上面を吸着保持したならば、それと同時に、吸引ポンプ36を作動させる。それによって、バックアップ体1の内部空間が減圧され、その上面の環状溝14a〜14cと連通溝15に吸引力が生じるから、その吸引力によって粘着シート2のピックアップされる半導体チップ3の周囲に位置する部分がバックアップ体1の吸着面(上面)に吸着保持される。
このとき、バックアップ体1の開口部12にも吸引力が発生し、この開口部12に対向位置する半導体チップ3が粘着シート2を介してバックアップ体1の内部に吸引される。
しかしながら、半導体チップ3は開口部12よりもわずかに大きな矩形状である。そのため、バックアップ体1の開口部12に生じる吸引力が半導体チップ3の下面がピン状部材32に装着された弾性チューブ31の先端によって支持される前であっても、上記半導体チップ3は周辺部がバックアップ体1の上面の開口部12の周辺部分に係合保持されるため、粘着シート2とともに開口部12内へ吸引されて変形するのが防止される。
つぎに、図5(b)に示すように突き上げ軸23を上昇させる。それによって、突き上げ軸23の上端の保持体24に保持されたピン状部材32に装着された弾性チューブ31の先端がピックアップされる半導体チップ3の下面を粘着シート2を介して弾性的に当接する。つまり、ピックアップされる半導体チップ3は、上面が弾性材料によって形成された上部吸着ノズル8によって吸着保持され、下面が弾性チューブ31によって弾性的に突き上げられる。
ピックアップされる半導体チップ3の上面を上部吸着ノズル8で吸着し、下面に粘着シート2を介して弾性チューブ31の先端を圧接させたならば、図5(c)に示すように突き上げ軸23を上昇させる。
突き上げ軸23を上昇させると、その上端の保持体24に設けられた4本のピン状部材32に装着された弾性チューブ31の先端によって半導体チップ3が粘着シート2を介して突き上げられる。それによって、粘着シート2の半導体チップ3が貼着された部分は上方へ引き伸ばされる。このとき、吸着ノズル体4は突き上げ軸23の上昇に連動して上昇する。
半導体チップ3が押し上げられて粘着シート2が上方へ引き伸ばされて弾性的に変形すると、その反力によって粘着シート2は半導体チップ3の下面周辺部から剥がれてくる。それと同時に、粘着シート2の開口部12に対応する部分に作用する吸引力によって、上記粘着シート2は弾性チューブ31によって押圧された以外の部分が上記半導体チップ3の下面から剥離する。
このとき、半導体チップ3は弾性チューブ31によって突き上げられているため、この弾性チューブ31の弾力性によって半導体チップ3に局部的な応力が加わるのが防止される。そのため、半導体チップ3が損傷することがない。
しかも、弾性チューブ31は剛性を有する金属製のピン状部材32に装着されている。そのため、弾性チューブ31が弾性変形しても、その変形量はピン状部材32によって制限されるから、半導体チップ3はピン状部材32を介して上記弾性チューブ31により確実に突き上げられることになる。
半導体チップ3を弾性チューブ31が装着されたピン状部材32によってバックアップ体1の上面から上方へ突き上げたならば、図5(d)に示すように上部吸着ノズル8を上昇させる。このとき、粘着シート2の開口部12に対向する部分は、この開口部12に作用する吸引力によって下方へ吸引されている。
そのため、上昇する上部吸着ノズル8の吸引力と、開口部12に生じた吸引力がそれぞれピックアップされる半導体チップ3と粘着シート2を剥離する力として作用することになるから、上記半導体チップ3を上記粘着シート2から容易に、しかも確実にピックアップすることが可能となる。
上記ピン状部材32及びこのピン状部材32に装着された弾性チューブ31は十分に細径化して、半導体チップ3を突き上げるときの弾性チューブ31が粘着シート2を押圧する面積を小さくできる。
それによって、半導体チップ3を突き上げたとき、粘着シート2が半導体チップ3から剥離されない状態となる面積を小さくできるから、そのことによっても半導体チップ3を上記粘着シート2から容易に、しかも確実にピックアップすることが可能となる。
上記弾性チューブ31が装着されたピン状部材32は保持体24の保持面25に挟持部材27によって保持されている。上記挟持部材27はねじ28によって上記保持体24に着脱することができる。そのため、長期の使用によって弾性チューブ31やピン状部材32が損傷した場合、上記弾性チューブ31やピン状部材32の交換を容易に行なうことができる。
上記一実施の形態では、カムを用いて突き上げ軸を上下動させるようにしたが、シリンダなど、他の駆動源を用いるようにしてもよい。
また、バックアップ体の開口部は半導体チップよりもわずかに小さな矩形状としたが、半導体チップよりも大きく形成してもよく、その点も限定されることはない。その場合、粘着シートがバックアップ体内に吸引される前に、弾性チューブによって粘着シートの半導体チップが貼着された部分の下面を支持するようにすればよい。
また、弾性チューブは上下端が開口したチューブ状として説明したが、上端が閉塞されたチューブ状であってもよく、そのような構成であれば、ピン状部材の先端が弾性チューブの上端から露出するのを防止することができる。
また、保持体に保持されるピン状部材の数は4本に限定されず、半導体チップの大きさなどに応じてその数を設定すればよく、たとえば1本又は6本や8本或いはそれ以上であってもよい。
この発明の一実施の形態を示すピックアップ装置の概略的構成図。 バックアップ体の縦断面図。 バックアップ体の吸着面を拡大して示す平面図。 (a)は突き上げ軸の上端に設けられた保持体を示す斜視図、(b)は保持体の平面図、(c)は保持体に保持される弾性チューブが装着された突き上げピンを示す図。 (a)〜(d)は半導体チップをピックアップするときの動作を順次示した説明図。
符号の説明
1…バックアップ体、2…粘着シート、3…半導体チップ、4…吸着ノズル体(ピックアップ手段)、8…上部吸着ノズル、12…開口部、16a,16b…吸引孔、23…突き上げ軸(突き上げ手段)、24…保持体(突き上げ手段)、31…弾性チューブ(突き上げ手段)、32…ピン状部材(突き上げ手段)。

Claims (5)

  1. 粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップする半導体チップのピックアップ装置であって、
    上面が上記粘着シートのピックアップされる上記半導体チップの周辺部分に対応する部分を吸着保持する吸着面に形成されたバックアップ体と、
    ピン状部材及びこのピン状部材を被覆して上端部が上記ピン状部材の上端よりも上方に突出しその突出部分の弾性変形が上記ピン状部材によって制限される弾性チューブを有し、ピックアップされる上記半導体チップを上記粘着シートを介して上記弾性チューブの上記ピン状部材の上端から突出した部分で弾性的に突き上げる突き上げ手段と、
    この突き上げ手段によって突き上げられた上記半導体チップの上面を吸着して上記粘着シートからピックアップするピックアップ手段と
    を具備したことを特徴とする半導体チップのピックアップ装置。
  2. 上記バックアップ体の上面には上記半導体チップの面積よりも小さな形状の開口部が形成され、上記粘着シートの上記開口部に対応する部分が吸引されることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  3. 上記突き上げ手段は、
    上下方向に駆動される突き上げ軸と、
    保持面を有し上記突き上げ軸の上端に設けられた保持体と、
    上記保持面に着脱可能に保持され上記弾性チューブが装着された上記ピン状部材の下端部を上記保持面とで挟持する挟持部材と
    から構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  4. 上記保持体は平行に対向する2つの保持面及び各保持面に着脱可能に保持される一対の挟持部材を有し、各保持面にはそれぞれ複数の上記ピン状部材が上記挟持部材とで挟持固定されることを特徴とする請求項3記載の半導体チップのピックアップ装置。
  5. 粘着シートの上面に貼着された半導体チップをピックアップする半導体チップのピックアップ方法であって、
    上記粘着シートのピックアップされる上記半導体チップの周辺に位置する部分の下面を吸着保持する工程と、
    ピン状部材を被覆して上端部が上記ピン状部材の上端よりも上方に突出しその突出部分の弾性変形が上記ピン状部材によって制限される弾性チューブによって上記半導体チップを上記粘着シートの下面から弾性的に突き上げる工程と、
    突き上げられた半導体チップの上面を吸着してピックアップする工程と
    を具備したことを特徴とする半導体チップのピックアップ方法。
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