JP4629270B2 - 基板の液体処理方法及び乾燥処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路や扁平パネル型ディスプレイの製造に用いる半導体基板、並びに、箔状の基板又はワイヤ等の表面を処理、特に洗浄あるいは乾燥する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
基板表面から液体を完全に、かつ効率的に除去する手順は、例えば集積回路の製造プロセスにおいてしばしば繰り返して行われている。このような手順は、基板を液体にさらしたり、浸漬して基板を取り扱う製造プロセスにおいて用いられる湿式エッチング、湿式洗浄、あるいはその他の工程の後に行なわれることがある。基板としては、半導体ウエハないしその一部、ガラス薄片、或いはその他の物質の薄片であってもよい。また、基板連続フィルム、箔、ワイヤ、平行な一組のワイヤ等を基板とすることもある。
【0003】
集積回路の製造方法は、複数のウエハをバッチごと処理するよりはむしろ、各ウエハ一つ一つ処理する傾向に発展している。現時点のIC製造技術において、例えばインプランテーション工程や堆積工程などのほとんどのプロセスは、すでに単一のウエハモードで行われている。他方、洗浄工程や、それに続く液体除去工程などの湿式プロセスは、他に代わる方法がないので、通常バッチモードで行われている。そのため、バッチモードで行われる湿式処理工程と、単一ウエハモードで行われる処理工程との間で、それぞれのウエハの処理に待ち時間の差ができている。そのような変則性は、プロセス制御の観点からは好ましくない。さらにまた、バッチ処理と単一処理との混在によってもサイクル時間が増えて望ましくない。このため、匹敵する単一ウエハの開発、特に単一基板の湿式処理の開発が注目されている。また、連続的な箔やフィルム状の基板、あるいはワイヤ状の基板の取扱い方法及び乾燥方法は、現時点で当業者の間では知られていない。
【0004】
乾燥処理に関して、時間間隔を減らすために、基板の両面を同時に乾燥させることが求められている。現時点の製造ラインでは基板およそ1、2分ごとに基板が処理されていることからして、装置の重複を避けるために、理想的には、液体処理工程と液体除去工程とを組み合わせて少なくとも一つの時間枠内で仕上げるべきである。
【0005】
基板を処理液中に浸漬させ、次いで、この基板に付着している液体を最小にするように除去する原理は知られている。しかし、この原理に基づく全ての従来法及び装置には根本的な障害がある。
【0006】
ヨーロッパ特許出願公開公報EP−A−385536号には、基板を液体中で処理した後、液体を満たしたタンクの外に基板を引出して乾燥させる方法が開示されている。タンクから基板をゆっくりと引き上げている間、その基板は液体と混和しうる蒸気と直接接触するようになっている。液体と混合した時での混合気は液体よりも低い表面張力を有する、すなわち、この蒸気は「張力活性(tension active)」ガスとして働く。
【0007】
このヨーロッパ特許出願公開公報EP−A385536号に開示の方法における重大な問題点は、液体の外に基板を引出すのはゆっくりと行わなければならないことからして、基板を引き上げた後もタンク内には実質的に全ての液体が残っているということである。このことからして、この方法は通常、スループットを高めるために一群の基板を同時に処理するのに用いられる。張力活性蒸気の気流は、それぞれ基板の両面側に配置した二組のノズルから供給されて二つの対向流が醸し出され、それが基板の中央でぶつかるようになっている。そのために基板のこの中央部分では基板端部に比べて乾燥があまり効果的に行われない。
【0008】
ヨーロッパ特許出願公開公報EP−A−817246号では、平坦状基板を湿式洗浄し、エッチングする方法及び装置が開示されている。この公報は、液体を部分的に満たした容器を備えた装置に関する。容器の側面の液面下にあるスリットを介して基板を静止した液体から引き出している。容器は、好ましくは、張力活性ガスからなるガス雰囲気中に置かれている。この方法では、ウエハを水平方向に移動させるのが好ましい。水平配置は、装置の設置面積を最小にする上で好ましくなく、乾燥方法と他の製造装置との組合せに関しても好ましくない。その上、この公報に記載された装置は、基板を輸送する前後や、最も重要なことに輸送中に基板を濡らすことがないように、容器から液体が漏れないように設計されている。これは、容器から基板をゆっくりと取り出す必要があることを意味している。液体はスリットを介して流れるようなことはないので、スリット内に粒子物が蓄積するという問題が生じる。すなわち、微小な粒子物はスリットの側壁に付着し、基板がスリットを通過する際にこの粒子物が基板の表面に付着する。別の問題点としては、基板を引き上げるスリットの幅は非常に狭くする必要がある(厚み0.75mmの基板について1.5mm程度)。さらに、狭く、水平なスリットを大きな基板(直径300mm以上)と組み合わせるのは困難であり、非対称ストレス、例えば、熱ストレス、あるいは単純に、水平、又は傾斜位置にある基板への重力作用等の結果によって発生する、縁部に対して中央部が曲がる「たわみ」現象が基板に発生する。
【0009】
米国特許第5660642号には、タンク内の液体が基板にスプレーされると同時に、そのタンク内から基板を静止液面の上方へ引き上げる装置が開示されている。基板を引き上げる開口部の周囲に多孔性媒体ないし他の上記溶媒発生源が基板配置されていて、これから基板に付着している液体を除去するために基板に吸着する蒸気を発生させるようにしている。基板が引き上げられる間、タンクから液体があふれるようなことはない。また、張力活性ガスは、基板に向って吹き付けておらず、蒸気の流れではなく、単に蒸気と受動的に接触しているだけである。このため、基板を移動させる速度は制限されており、このために現に要請されている処理速度を達成することができない。また、スプレーをかけると、後での乾燥特性が悪化することがあるので基板にスプレーをかけるのはたいてい好ましくない。すなわち、スプレー後に乾燥させると、表面、例えば、水をスプレーした親水性の表面に残存物が(反応性光散乱検査法で)検出されることがある。
【0010】
ドイツ特許出願公開公報第4413077号には、基板、好ましくは一群の基板を円筒状の槽からリフトすることによって、基板を処理し、及び/又は洗浄して乾燥させる方法と装置とが開示されている。基板をリフトしている間、槽の端部から液体があふれるようになっている。基板を乾燥させるために、基板を槽からリフトした後に、張力活性ガスを満たした中にいれてもよいようになっている。改めてもう一度指摘すれば、張力活性ガスとの受動的な接触は、効率的な乾燥、特に迅速な乾燥のためには望ましくない。
【0011】
多くの従来の装置及び方法における問題点は、設置面積、すなわち、クリーンルーム内でタンクや容器が占める面積にある。基板をバッチごと扱う装置や、水平に配置されたそれぞれの基板を取り扱う装置は、クリーンルームにおいて大きな面積を占める傾向にあり、他方ではクリーンルーム内に超純粋雰囲気を維持するコストがためにクリーンルーム内のスペースは非常に高価であるので、その結果、高いコストがかかる。
【0012】
国際出願公開公報WO99/08057号には、基板を乾燥する別の方法及び装置が開示されている。この装置はタンクを備えている。基板はホルダで複数の保持位置のどれかに保持することができるようになっている。タンクには液体を満たしている。静止している基板に対してタンク内の液面を下げながら基板を乾燥させている。張力活性蒸気の気流は、基板と液面とに平行に吹き付けられている。米国特許第5571337号でも同様に、液面を下げる方法が開示されている。基板に対して静止基板に対して液面を低下させる方法には基板いくつかの問題点がある。基板の表面から除去された粒子物は液面近傍に集まる傾向があり、そのため、液体が早く入れ替わらない場合には、基板を汚染する虞がある。また、静止した液面の上方でガス雰囲気又はガス流を用いた場合、液体はガスで飽和してしまい、ガスによって得られる乾燥効果が減少してしまう。最後に、液面を下げる方法は、連続的な基板、例えば、箔、フィルム、テープ、それにワイヤ等を処理したり、乾燥させるには適していない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来の多くの方法や装置に残された問題は、液体から取り出した基板の末端に液滴が付着して残っているということである。この問題について、満足できる解決法は今だに得られていない。
【0014】
本発明の目的は、基板の両面から液体を十分に速く除去することができる方法および装置を提供することである。
【0015】
特に、本発明の目的は、最後の液滴を含めて液体を除去する方法及び装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも一つの基板の少なくとも一つの平面から液体を除去することよりなる前記基板の液体処理方法に関わり、前記方法は、
タンクに基板を導入するステップと、
前記基板を導入するステップの前又は後のいずれかにおいて前記タンクに液体を満たすステップと、
前記基板に少なくとも一種の液体処理を施すステップと、
乾燥すべき前記基板の表面と平行な方向であって、実質的に鉛直方向に沿って前記タンクの上部の開口部を介して前記基板を前記タンクから引き上げるステップと、
前記基板を引き上げると同時に、前記基板の乾燥すべき表面と前記液体との間の交線にガス流を吹き付けるステップとからなり、
前記基板の引き上げに伴って前記基板が前記開口部を介して通過する間、前記基板と前記開口部との間に前記タンクから前記液体があふれるとともに、
前記ガス流を吹き付けるに当り、前記基板の移動の速度ベクトルと前記ガス流の速度ベクトルとからなる平面が、乾燥すべき前記基板の表面と直交させている。
【0017】
また、本発明の好ましい実施の態様によれば、前記基板は、2つの平行な平坦表面を有し、前記ガス流は、装置に設けられた狭幅開口部を介して噴射しており、前記狭幅開口部は前記平坦表面と平行であって、前記ガス流の流速、圧力及び方向は、前記狭幅開口部のいずれの点においてもそれぞれ実質的に等しくしている。
【0018】
さらに、本発明の好ましい実施の態様によれば、前記ガスは、非加熱の張力活性ガス、加熱された張力活性ガス、非加熱の張力活性蒸気、加熱された張力活性蒸気、加熱された不活性ガス、前記ガスと蒸気の内の少なくとも二種からなる混合ガスからなる群から選ばれてなるものである。
【0019】
次に、本発明は、少なくとも一つの基板の少なくとも一つの平面から液体を除去することよりなる前記基板の液体処理方法に関わり、前記方法は、
タンクに基板を導入するステップと、
前記基板を導入するステップの前又は後のいずれかにおいて、前記タンクに液体を満たすステップと、
前記基板に少なくとも一種の液体処理を施すステップと、
乾燥すべき前記基板の表面と平行な方向であって、実質的に鉛直方向に、前記タンクの上部の開口部を介して、前記基板を前記タンクから引き上げるステップと、
前記基板の引き上げと同時に、前記基板の乾燥すべき面と前記液体との間の交線に熱を供給するステップとからなり、
前記基板の引き上げに伴って前記基板が前記開口部を介して通過する間、前記基板と前記開口部との間に前記タンクから前記液体があふれるとともに、
前記熱を供給するに当り、前記基板の移動の方向とは直交する方向に供給すると共に、前記交線の何れの点においても実質的に同一熱が供給されるようにしている。
【0020】
また、本発明の好ましい実施の態様によれば、前記基板は2つの平行な平坦表面を有し、前記基板の移動の間、液体の流れは、前記平坦表面と該表面の近傍にある前記開口部の側方との間から発生し、これによって、前記基板の表面に垂直な少なくとも一つの断面において、前記液体の流れは同一方向であって、実質的に乱れがない。
【0021】
室温で親水性のシリコン基板を水で洗浄し、乾燥させる本発明の方法において、前記基板を液体から分離する際の速度は実質的に一定であって、少なくとも15mm/秒としている。
【0022】
前記基板を液体から分離する際の速度を、基板の末端が開口部を通過する瞬間に先だって減速してもよい。
【0023】
また、本発明に関わる基板を液体処理する方法は、さらに前記基板の末端に付着する最後の液滴を除去するために、前記液体が残っている前記基板の末端を、対象物に接触させるステップを含んでいてもよい。
【0024】
さらに、本発明に関わる基板を液体処理する方法は、前記タンクから前記基板を移動させた後、前記基板を保持し、乾燥させるべき前記基板の面に実質的に平行な方向にガス流を吹き付けるステップをさらに含んでいてもよい。
【0025】
本発明に関わる基板を液体処理及び乾燥処理する装置は、上記本発明に関わる基板を液体処理する方法によって、少なくとも一つの平坦基板、特に半導体基板を液体処理及び乾燥処理する装置であって、前記装置は、
少なくとも一つの孔を備えた壁と、上部に形成され、前記基板の面と平行な方向に前記基板を通過させる開口部と、外側に周囲を囲む排水溝と、前記排水溝と接続されたドレインとを備えたタンクと、
前記基板に平行に開口部を介してガス流を供給する手段であって、前記ガス流は、基板と前記タンク内にある液体との間の少なくとも一つの交線に吹き付けられ、前記基板が前記開口部を介して前記タンクから運び出される間、前記開口部のいずれの点においても実質的に同じ流速と圧力とを有しているガス流を供給する手段と、
前記基板を前記開口部を介して前記タンクの中に運び込む手段と、前記基板を前記タンクの中から前記開口部を介して運び出す手段とで構成している。
【0026】
本発明に関わる基板を液体処理および乾燥処理する装置は、別の例としては、ガス流を吹き付ける手段に代えて、前記基板と前記タンク内にある液体との間の少なくとも一つの交線に向けて熱を供給し、前記基板が前記開口部を介して前記タンクから運び出される間、前記基板に平行な線に沿ったいずれの点においても実質的に同じ熱量を有している熱を供給する手段を備えていてもよいる。
【0027】
本発明に関わる装置において、単一の基板を処理し、前記開口部の側面は前記基板に平行であって、前記開口部の幅は、前記基板の少なくとも2倍であることを特徴とする。
【0028】
本発明に関わる装置において、前記タンクの上部に収束しているチャネルを形成されているとともに、タンクから前記開口部の方へ液体があふれるようにしている。
【0029】
また、前記ガス流を吹き付ける手段は、前記基板の面に平行であって、少なくとも前記交線の幅と同じ幅を有するスリットを介してガス流を噴射する少なくとも一つのノズルを備えていてもよい。
【0030】
本発明に関わる装置は、さらに前記タンクの上部に配置されたコンテナを備えていてもよく、前記コンテナは、底部に、即ち、前記タンクの開口部に面した開口部を備え、これによって、基板を前記タンクから前記2つの開口部を介して前記コンテナに直線的に移動させることができ、前記コンテナはさらに、ガス流を内部に取り込むための少なくとも一つの開口部を備えている。
【0031】
最後に前記した本発明の実施の態様にあっては、好ましくは、前記コンテナの上部の少なくとも一つの開口部を介して、第1ガスを前記コンテナの内部に導き、前記コンテナの少なくとも一つの側壁の下部の開口部を介して、第2ガスをコンテナ内部に導き、前記下部の開口部は、下方、すなわちタンクのある方向に向けられており、前記基板が通過する前記開口部の中心線について垂直な断面で示されるように、前記少なくとも一つの下部の開口部より下方のコンテナの一部分は幅が収束しているチャネルを形成するのが望ましい。
【0032】
また、ガス流を用いて乾燥させる装置は、さらに、前記基板と前記液体との間の前記交線から前記ガスを除去するための排出チャネルを備えていてもよい。なお、前記排出チャネルは、側面を外気から密閉していてもよい。
【0033】
さらに、本発明の別の実施の態様によれば、前記基板は、フレキシブルであって、連続的であってもよく、前記タンクは、ローラ等の前記フレキシブルな基板を前記タンクの内部の液体を介して搬送する、少なくとも一つの搬送機構を備えている。なお、前記基板としては、フィルム、箔、テープ、ワイヤ、平行なワイヤ等を用いることができる。
【0034】
本発明のある実施の態様によれば、一群の平行な平坦基板を液体処理及び乾燥処理する装置であって、タンク、少なくとも一つの排水溝、少なくとも一つのドレインを備え、前記基板の短辺側の端部と前記タンクの側面近傍との間でのみタンクから液体があふれるようにしている。
【0035】
本発明に関わる基板を液体処理及び乾燥処理する装置は、前記液体が残存している前記基板の末端に付着している最後の液滴を除去する手段をさらに備え、前記最後の液滴を除去する手段は、
前記タンクの上部に付着している少なくとも一つのファイバ、
前記タンクの上部に付着している少なくとも一片の発泡体
のいずれかから選ばれている。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明は、第1に、基板を液体処理及び乾燥処理する方法に関する。好ましい実施の態様としては、基板は半導体ウエハである。また、基板は、ガラス薄片、箔、フィルム、テープ、あるいはワイヤであってもよい。この処理は、一又は複数の手順を含み、これによって基板はタンク内の液体に浸漬される。タンク内に複数の処理液が連続的に満たされている場合には、基板がタンク内にある間に、いくつかの手順として、例えば、洗浄ステップやエッチングステップを行うことができる。
【0037】
本発明に関わる単一の基板を液体処理し、乾燥処理するタンク1の好ましい実施の態様を図1(a)に示す。特に、このタンクは、実質的に平坦状であって、上部に狭い開口部、あるいは「スリット」5を備えている。方法の第1手順において、基板はこのタンクの中に導入される。この手順では、上記スリット5を介して基板を降ろしてもよい。別の例として、基板を導入できる同様の開口部をタンクの底部に備えていてもよい。基板をタンク内に導入する他の方法についても本発明の範囲にある。
【0038】
基板2に少なくとも一つの液体処理手順を一旦施すと、基板2はタンクから移動されて、乾燥され、それによって、残存する全ての液体が基板の表面から除去される。この乾燥方法は、本発明の核心を構成している。好適な機械的持ち上げ用装置によって、基板は乾燥させる表面と平行な方向に沿ってスリット5を介して持ち上げられ、移動する。図1の実施の態様において、このスリットは十分に狭く、スリットを介して基板が移動した際にタンクから液体がオーバフローする。その結果、図1(b)に示すように、液面8がタンク1の外側に形成され、基板2と上記オーバフローした液面8との間に明瞭な交線が現れる。この実施の態様は、タンクの端部と移動している基板との間にある開口部5の断面において、図1(b)に示すように同一方向の流れ14がある点で特徴付けられている。これによって、開口部に粒子物が集中するのを妨げており、張力活性ガスが飽和することがあるよどんだ液面となるのを避けることができる。開口部5まで至るタンクの断面形状は、収束するように設計されており、これによって液流は乱れなく流れ、その結果、基板の移動手順を通じて液流は安定し、同一方向に流れる。
【0039】
乾燥は、張力活性効果、又は表面張力勾配(surface tension gradient:STG)が生じることによって行われる。すなわち、交線12の長手方向に沿ったいずれの点においても、さらに好ましくは、基板の両面の交線上において、液体の端部における液体の表面張力の局所的な減少が生じることによる。
【0040】
第1実施の態様によれば、交線12に向けられた均一な張力活性ガス流によって乾燥させている。本発明は、ガス流の速度ベクトルと基板の移動方向との両方を含む面は、乾燥させるべき基板の面と垂直であることによって特徴付けられている。この面は、図1に示されており、ガス流は符号11で示されている。平坦基板の場合、ガス流は、基板の面に平行なノズル10等の好ましい部材によって発生させることができる。これらの開口部によって発生したガス流は、狭い開口部のいずれの点においても、同じ流速、同じ圧力、及び同じ方向、したがって、「均一さ」を有している。さらに、スリットに平行な基板の上の線13に沿ったいずれの点においてもガス流の流速は等しい。交線12は、スリットに平行な線13などとともに降りているのが好ましく、直線の「乾燥前線(drying front)」、すなわち湿った面と乾燥面との間を明確に分ける線を形成している。
【0041】
ガスは加熱されて、その温度は液体より高温となっている。上述のような均一なガス流は、乾燥工程のために有益である。すなわち、十分な流速を持つガスにより、乾燥前線においてガス流から液体に張力活性種の移動が促されている。
【0042】
採り得るガス組成や、ガス供給の手段については、以下の説明で詳述する。図1(a)に示したような長いノズル10は、好ましい態様の一つである。好ましい実施の態様では、基板の両面に上述の乾燥方法が明らかに適用されている。しかし、所望により、一方の側にだけこの方法を適用してもよい。
【0043】
第2実施の態様によれば、交線12に向けて熱を供給することによって、表面張力勾配を得ることができ、この熱は、平坦基板2の場合には、基板の動く方向と垂直であって、基板に平行な線に沿って供給される。このような熱供給は、基板の平面に平行な線に沿って、好ましい熱源、例えばホットフィラメントによって供給される。発生させた熱は、上記線上のいずれの点でも同じであり、これにより熱供給と、次の張力活性効果は、実質的に均一であり、直線の乾燥前線を形成することができる。
【0044】
上述のガス流と熱供給とは組み合わせてもよい。別の実施の態様によれば、張力活性効果は、乾燥前線に沿っているものとは異なっていてもよい。これは、スリット13の長さに沿った好ましい流速プロファイルを有するガス流を供給することによって得ることができる。しかし、全ての実施の態様においては、ガスは、乾燥させる面に垂直な面で流速を保っている。
【0045】
均一な乾燥方法によって、本発明の乾燥工程の速度は、従来方法と比較して速くなっている。乾燥用のガス流の流速および圧力は、直ちに適合させることができ、基板の所定の移動速度において、十分な乾燥工程を確保することができる。
【0046】
この方法は、好ましくは、乾燥手順の後に、基板に付着して最後に残存する液体を蒸発させて除去する追加の手順を含んでいる。この目的のために、基板は一定時間、静止して保持される。また、静止した基板を、基板の面と平行なガス流、好ましくは加熱したガス流と接触させることによって行うことができる。さらに、別の手順を追加してもよく、これによってファイバや発泡体の一片などに基板の末端を接触させて、タンクから離れた基板の末端から液滴を除去することができる。
【0047】
この方法は、図6(a)に示すように、複数の開口部5を備えたタンクに浸漬させた一群の基板にも適用できる。上述の方法は、一群の基板のうち、個々の基板にそれぞれ用いることができる。
【0048】
本発明に関わる最後の実施の態様によれば、この方法は、単一の平坦基板、好ましくは一群の基板に用いることができる。この場合、図6(b)に示すように、基板の平面とタンクの側面近傍との間ではオーバフローが生じないが、基板の側端部とタンクとの間ではオーバフローが生じている。基板と液体との間の交線12の全ての点で、表面張力の減少が均一に生じている限り、この方法を用いることができる。上記実施の態様との違いは、交線においてオーバフローが発生しないという点だけである。上述のように同様の手段(ガス流及び/又は熱供給)によって表面張力勾配(STG)が生じる。
【0049】
図1(a)は、本発明の第1実施の形態に関わる一枚の基板を処理する装置の垂直断面図と正面図とを示している。図1(b)は、図1(a)の垂直断面の部分拡大図である。この装置は平坦なタンク1からなり、このタンク1は、好ましくは、基板2の全体を収納できるものが好ましい。タンク1は、少なくとも一つの孔を備え、その孔3を通じて液体4でタンク1が満たされる。タンク1の頂部にはスリット5が設けられ、図1の(a)に示したように、このスリット5は狭いが、基板2を通過させるには十分な幅を有している。タンク1の全周囲にわたって排水溝が設けられ、その排水溝からドレイン7が延在している。液体4は、当業者に周知の洗浄液、リンス剤、エッチング液、あるいはその他の処理剤を用いることができる。
【0050】
基板2をタンク1に挿入し、あるいは引出した場合、液体はタンク1からあふれて、排水溝6に流れ出る。タンク1はスリット5を介した液流の乱れを少なくするように設計されており、基板2の周囲に液面8を形成する。これは、図1の(a)及び図1の(b)等の垂直断面図に示すように、タンクの特徴的な頂部9の形状によって効果的なものとされている。この頂部9では、タンク1の幅が開口部5の幅まで細くなっているこの収束する幅は、上述のように、乱れのない、等方的な流れを維持するように設計されている。好ましい実施形態としては、スリット5は、平行な側面を有し、スリット5の幅は、少なくとも基板2の2倍以上である。この幅は、通常、従来のオーバフローしない装置に比べて大きく、そのため、従来の装置に関する課題、例えば、たわみ現象等を解決できる。
【0051】
液体のオーバフローを補償するために、例えば孔3やその他の穴(図示せず)を介してタンク1に液体が供給されるようになっている。スリット5を介して頂部からあふれる液体は、排水溝6に集められ、ドレイン7から捨てられる。
【0052】
ガス体の一様な流れ11を基板2の両側に、乾燥前線12に向って導く手段10が設けられている。この乾燥前線は、液体がタンク1からオーバフローした場合に、基板2と液面8との間の交線で示される。
【0053】
ガス体、又は「乾燥用気体(drying ambient)」は、張力活性(tensioactive)な蒸気又はガス、例えばIPA(イソプロピルアルコール)と、不活性ガス(又は蒸気)、あるいは両方の混合ガス、又はミストから構成されていてもよい。Tgas>Tliquidであるので、ガスを加熱して表面張力勾配(surface tension gradient)を増加させてもよい。当業者に周知なように、この効果は液体中のIPA等の張力活性なガスの局所的な濃度上昇によって生じるか、あるいは液体の非常に局所的な加熱によって生じ、この局所的な濃度上昇や局所的な過熱が表面と接する一体の液体の端部で生じると、上記一群の液体を表面から分離することが容易になる。加熱誘導効果を獲得するために加熱不活性ガスを用いてもよい。また、張力活性効果を誘導する手段との組み合わせを得るために加熱した張力活性ガスを用いてもよい。さらに、張力活性ガスと不活性ガスの加熱混合ガスを用いてもよい。
【0054】
ガス流を導く手段で均一なガス流を液面8と基板2との間の乾燥前線に導くことができる。ここで、均一なガス流とは、連続な乾燥前線の各点で同じ流速と方向とを持つガス流を意味する。このようなガス流を生み出すためにノズル10を用いてもよく、このノズル10から、乾燥前線12に平行で、少なくとも乾燥前線の長さを持つ狭いスリット13を介して、乾燥前線12の周辺に流れを生み出している。スリット13の各点では、ガス流の流速、圧力、そして方向が一定である。乾燥前線12に達した混合ガスの流速が十分であれば、乾燥前線で効率的な液体への混合ガスの輸送又は移転を生じさせることができる。このタイプの流れの主な利点は、乾燥前線の全体に渡って上述の効果が均一に生じることである。これは、乾燥前線12に沿って、ガスの乾燥現象が同じように生じることを意味しており、非常に効率的な乾燥過程を導くことができる。これによって、基板2をタンク1から抜き出す速度を速くすることができ、全体の過程の速度を速めることができる。親水性のシリコン基板の場合、室温の水を満たした本発明のタンクから基板を抜き出す速度は、少なくとも15mm/秒である。直径20cmの基板にガスを供給する流量は、幅1mmのスリット13の場合では、1分あたり5標準リットルである。
【0055】
ノズルの中心線16と基板2の平面とは所定の角度をなすので、混合ガスと液体との最適な混合を得ることができる。本発明の範囲を離れることなく、スリット13以外にノズル10の別の幾何学的態様を採用することができる。
【0056】
図2は、乾燥雰囲気を供給する別の手段を示している。この装置では、2つの傾斜側壁15によって、乾燥雰囲気の均一流を乾燥前線12に向って導いている。
【0057】
図3は、本発明の装置に接続された液体回路20の採り得る配置を示している。この回路はポンプ21、フィルタ22、バルブ23を備えている。フィルタ22によって、液体から粒子物が除去された後、タンク1に戻され、再利用される。この回路では新鮮な液体24の供給を伴うことが好ましく、この供給によって液面8の高さを一定に保つことができる。戻す液体の総量とドレイン26にそらす総量とを調整するために、バルブ25を設けることが好ましい。不純物を含まない洗浄液が用いられるような所定のプロセスにおいては、回路20で液体を戻すことが適さない場合がある。この場合には、再循環させることなく、あふれた液体はドレインへ流すか、又は、分離された排出用収集タンクに流される。本発明に関わる実施の形態に、回路20のような再循環回路を追加してもよい。
【0058】
図4は、本発明に関わる装置の別の実施の形態を示している。この装置は、先の実施の形態におけるのと同じタンク1を備えている。ただし、コンテナ30は第1タンクの上に一直線に配置されている。このコンテナは、底部に基板が入る狭い開口部31を備えている。このコンテナ30の頂部の一又は複数の孔32を介して乾燥用気体が注入されている。さらに、同様の、あるいは異なる組成の乾燥用気体がコンテナ30の壁、好ましくはコンテナ30の底部付近に設けられた長い入口33を介して注入され、下方に向けられて、それによってこれらの入口33を介したガス流は下方への流れに導かれる。入口33を介した気流は、上述の実施の形態で説明したように、乾燥前線12の全面に均一であるべきである。
コンテナ30の底部34は、開口部31に向って収束しているのが好ましく、それによって開口部31を介して、液面と基板面との間の乾燥前線に向かって滑らかで安定した乾燥用気体の気流を得ることができる。基板の最後の部分が入口33を通過したならば、これらの入口33及び/又は32を介したガス流を止めてもよい。基板は、上部タンク30に一時的に保管してもよい。
【0059】
乾燥用気体の2つの噴射(開口部32と33)を備えたこのセットによって、上部タンクに液体の蒸気濃度が非常に低い雰囲気を作り出すことができ、その結果、表面に吸着したり、微小な溝に微視的に存在する潜在的な非常にわずかな量の液体の速やかな「蒸発」を生じ、その後、基板から巨視的には液体が除去される。この蒸発ステップは、基板がコンテナ30に保持されている間に行われる。
【0060】
別の例として、基板が上部タンクに保持されている間、上部開口部32を介したガス流を維持してもよい。また、基板に平行なガス流によって、基板に吸着し、残留した液体を除去することを助けている。
【0061】
好ましくは、上部の入口32で、相対的に高温(ここで、「高温」とは液体に対して、という意味)の不活性混合ガス、例えば張力活性気体を全く含まないか、あるいはほとんど含まない窒素Nガスが噴射され、一方、底部の入口33では、より低温の不活性混合ガス、例えば、より高い張力活性気体の濃度を噴射することである。
【0062】
下部タンク1の頂部の開口部の両側で、タンク1を囲んで排出チャネル35が設けられており、乾燥前線12から乾燥用気体を除去している。図4に示された実施例では、排出チャネルはコンテナの外縁36と、傾斜側壁38と、垂直側壁39とを備えたタンクを囲む構造体37とによって形成されており、それによってガス流11を乾燥前線12から別の方向にそらすよう導いている。
【0063】
図5は、別の実施の形態を示しており、乾燥前線12は、外部雰囲気から封じられている。図示された装置では、構造体37は、排出溝6の延長として、タンク1に固定されている。上記実施の形態では、排出溝6と構造体37の間の側方開口部を介したガス流と外部雰囲気との混合の可能性があるのに対し、この機構によって、ガス流と外部雰囲気との混合を生じさせることがない。
【0064】
ベアSi等のいくつかの物質は乾燥跡の形成で傷つき易く、それは、酸化剤、主に、基板を浸した処理液に雰囲気から入り込んだ酸素Oが原因である。これによって、SiO等のエッチング剤が形成される。これらのエッチング剤が乾燥工程後に表面における微小溝に微少量の液体をトラップしてしまえば、これこそ問題である。液体が全部蒸発して除去されると、エッチング剤が表面に小さな跡を残してしまう。図5の装置においてガス流11の十分な流速と圧力が維持されるのであれば、外部雰囲気とタンク1の液体との間の接触を最小限にすることができる。
【0065】
装置全体を、気圧が低いか又はゼロ気圧の中に、あるいは、酸化種の分圧がゼロに近い囲いの中に配置してもよく、これによって酸化剤が液体処理に及ぶことがないことをさらに確実にすることができる。もちろん、液面8を安定に維持するために、ガス流の圧力及び流速はこの場合に十分でなければならない。有利なことに、この実施の形態では、液体として、あるいは混合乾燥ガスに、毒性があるか、危険な化学物質も同様に用いることができる。図1及び図2の実施の形態では、排水溝6への不揮発性の排出物のいくつかの型であってもよい。本発明に係る全ての装置を、外部雰囲気の分圧が低圧下又はゼロ気圧下に配置してもよく、あるいは完全に不活性気体で満たされた中に配置してもよい。
【0066】
タンク1には、基板及び/又はタンクの壁に残存する粒子物濃度を減らすために、温度制御器(加熱又は冷却)や、いわゆる「メガソニック」(例えば、1MHzレンジ)と言われる高周波の機械的振動を生み出すトランスジューサを備えていてもよい。
【0067】
上記実施の形態に示された装置に対する基板の移動は、垂直面で行われる必要はない。装置は所定の角度で傾斜していてもよい。必要な唯一の条件は、液体のオーバフローとその排出が可能なことであり、それによって傾斜角の限界が設定される。
【0068】
図6(a)は、いくつかの平行な基板、すなわち一バッチの基板を処理し、乾燥する、本発明に関わる装置を示している。タンク1の上部は、本発明の単一基板用の装置での開口部と似ている開口部5の列を設けている。基板間でオーバフローした液体は、ドレイン7に接続している中間排水溝50に集められる。ダブルノズル51は、2つの基板の間に設けられ、さらにタンクの側面のノズル10が設けられ、それによって、乾燥用気体の均一流を乾燥前線12の全体にわたって供給することができる。
【0069】
図6(b)に示された装置は、中間排水溝を設けることなく、一つの液体タンク1に平坦であって平行な複数の基板2を浸漬できる点で相違する。オーバフローは、基板の短辺の端部とタンクの側面との間で起こり、排水溝52に入り、その後、ドレイン53に排出される。タンク1の周囲を囲む単一の排水溝を用いてもよいが、基板に平行なタンクの側面を越えてオーバフローが起こることはない。乾燥した基板表面と液体との間のそれぞれの交線12に向けて、本発明による均一なガス流が噴射されている。これらの交線では、この実施の形態ではオーバフローは生じない。また、ダブルノズル51は、2つの基板の間に設けられ、その上、単一ノズル54が側面に設けられる。ノズル51のいくつかの変形例を図6(c)と図6(d)に示した。
【0070】
図7は、フィルム、箔、テープやワイヤ等の連続的なフレキシブル基板を取り扱うために用いられる本発明の別の実施形態について示している。タンク60は、2つの垂直枝部61、62とからなる。枝部61の頂部は、開口部5の幅をフレキシブル基板63の幅に適合させている点を除いて、上記実施の形態のタンク1の頂部と同様である。垂直枝部61と垂直枝部62との間に、タンク60の水平部64がある。タンク60は、上記水平部に配置されたローラ65等のガイド機構のシステムを備えている。タンクの外のローラ66は、浸漬用ローラ65と同期して働いて、確実に枝部61の頂部の開口部5を介して基板63を連続的に移動させる。ノズル10は、乾燥用気体の均一な気流を基板の両側の乾燥前線に向かって供給するために設けられている。排水溝6とドレイン7は、上記実施の形態と同様に設けられている。図4の実施の形態と同様に、ノズル10の代わりにコンテナ30を配置してもよい。タンク60は、右の枝部62を満たすことによって全体をみたしており、レベルセンサにより枝部62で液面を一定に維持できる。この装置では、枝部62の液体柱によって、タンク内部の処理液のレベルと圧力とを容易にコントロールすることができるという利点がある。ローラ65は、都合のよいように、ローラと基板との間の摩擦を避けるために液体ベアリングに置き換えてもよい。この液体ベアリングにはベアリングの周囲に沿った穴を介してベアリングの内側から外側に循環させる液体4自体を用いてもよく、これによってベアリングの表面から所定間隔だけ離れた位置に基板を保持することができ、そうすることで直接の接触と摩擦とを避けることができる。この摩擦は、粒子物(particle)の生成の原因となることがある。この装置は、平行なワイヤ列を洗浄、乾燥させるのに用いることができる。
【0071】
これまでに説明した実施の形態のいずれにおいても、乾燥用気体は、加熱した、あるいは加熱しないガス流が用いられていた。本発明において、他の例として、基板の平面とその平面上に存在する液体との間の交線付近の領域のように、非常に局所的な加熱を行うことができる熱源によって乾燥効果を得てもよい。それによって、ノズル10、51、あるいは入口32、33に代えて、レーザや加熱フィラメント(heat filament)をタンクの両側に配置してもよく、これによって乾燥前線に均一な熱の供給をすることができる。これらの加熱手段は、張力活性ガスやその他のものと組み合わせてもよい。この熱源は、基板の表面に平行な線のどの点においても同じ熱量を供給できなければならない。
【0072】
図8は、タンクの上部の開口部5を介して単一の基板を運ぶために用いられる機構の好ましい実施の態様を示している。バッチ単位の基板についても同様の機構を用いることができる。支持部80は、タンクの内部であって基板の底面で、3つのグリッパ81からなるグリッパ機構と組み合わせて用いられる。支持部80によって基板をタンク1の外に押出す。基板が所定位置に来た時に、基板の後端がグリッパ81でグリップされてタンクの外に引出される。基板の側方に配置された2つのグリッパによって、基板を(矢印で示すように)左右に運ぶことができる。基板の半分以上が液浴から上がっている場合に、この2つのグリッパを中心に向って移動させる。同時に、基板の上部をグリップするように上部グリッパを(矢印のように)下方に移動させるのが好ましい。支持部80と3つのグリッパ81(一緒に)とを垂直方向に上下に動かすことによって、一定の速度で、あるいは変速で基板を上下に動かすことができる。基板をタンク内に入れるためにも同様にグリッパと支持部を用いることができる。基板を支持部80のみによって運ぶことによる移動から、基板をグリッパ81のみによって運ぶことによる移動へと滑らかに転換させることが好ましい。上方へと移動させるために、グリッパ81で基板をグリップした後、支持部80を下方に退避させ、その後、タンクから基板を取り出す。平坦な支持部80に代えて、鋭角をなす端部を有する支持部を用いてもよく、この端部によって支持部と基板との接する範囲を最小に減らすことができる。別の場合としては、半円に沿ったいくつかの接触範囲を有する支持部を用いて、基板を保持するより安定した方法を提供することができる。
この一例が図10に示されている。図8の機構の利点としては、グリッパ81は液体に漬かることがなく、そのために常時乾燥したままに維持することができる点である。支持部80のみが常時、液体に浸漬されている。液体に一箇所だけ浸漬し、それ以外は液体から分離されているグリップ用部材や支持部はない。これによって、グリッパや支持部の基板との接触範囲に残ってしまう液体の問題を避けることができる。
【0073】
液体タンクの上部のスリット5の形状を最適化することによって、タンクから離れる基板の末端に残る液滴を除去することができ、それによって、基板がタンク内の液体から離れる直前の垂直引き上げ速度を減少させることができる。
【0074】
本発明によれば、別の解決としては「最後の液滴を除去する機構」の取り付けがある。第1の実施の形態によれば、その機構としては、その液体に高い親和性を有するファイバである。図9(a)は、基板2を上方に移動させた場合での基板2の表面に近付けた上記のファイバ90の拡大図を示しており、このファイバ90はタンクの上部に点91で付着されている。基板の末端がスリット5から現れる際、その末端に付着している液滴は、グラスファイバの上を下方に滑り落ち、その後、排水溝6に流れこむ。グラスファイバは、洗浄液が水溶液の場合に用いるのが好ましい。このグラスファイバは、スリット5の一方だけ、又は、両方に設けてもよい。また、ポリビニルアルコール等のスポンジ状発泡体の別のものを用いてもよい。この発泡体の部分92は、図9(b)に示すように、スリット5の一方だけ、あるいは両側に付着させてもよい。除去され、集められた液体による荷重問題を避けるために、これらの発泡体で除去された微量の液体を速やかに消滅させる必要がある。これは、液体を蒸発させる気体を十分に通気することによって実現することができる。水溶液の場合、例えば、乾燥空気や乾燥窒素等を用いることができる。これらの発泡体には微小ローラを用いることができる。
好ましい実施の態様によれば、ファイバや発泡体等の液滴除去機構は、タンクの上部に移動可能なように付着され、基板の末端が除去機構を通過する際の動きで基板に向って動く。
【0075】
最後の液滴を除去する別の解決法は、第1の液体を置換して直ちに蒸発してしまう第2の液体を微少量、局所的に供給することであり、この第2の液体としては、例えばイソプロピルアルコール等が挙げられる。
【0076】
図10は、本発明による詳細図、特に、単一の基板2を処理し、洗浄するためのタンク1を示している。支持部80も示している。ハンドル101で引き上げることができるスライド100が掲載されている。孔3は、オーバフローを補償する液体を通すように示されている。同様に、スリット5までを導いて収束する断面図には、排水溝6とドレイン7が示されている。表面張力勾配を生み出すためのノズルやその他の手段はこの図には示していない。
【図面の簡単な説明】
【図1(a)】 本発明の第1実施の形態に関わる平坦基板の表面から液体を除去するために用いられる装置の概略図(垂直断面図と正面図)である。
【図1(b)】 図1(a)の装置の拡大詳細図である。
【図2】 本発明に関わる装置において、基板に向ってガスを供給する別のガス供給を示している。
【図3】 本発明に関わる装置に接続された液体回路図である。
【図4】 本発明の第2実施の形態に関わる装置の概略図(垂直断面図)である。
【図5】 本発明に関わる乾燥工程を外気から密閉している装置の垂直断面図である。
【図6(a)】 本発明に関わる一群の基板を液体処理及び乾燥処理する装置の垂直断面図である。
【図6(b)】 本発明に関わる一群の基板を液体処理及び乾燥処理する別の装置の垂直断面図及び平面図である。
【図6(c)】 本発明に関わる装置におけるノズルの一実施の態様を示す垂直断面図である。
【図6(d)】 本発明に関わる装置におけるノズルの他の実施の態様を示す垂直断面図である。
【図7】 本発明に関わる箔状の基板を液体処理及び乾燥処理する装置の垂直断面図である。
【図8】 本発明に関わる装置において、装置によって基板を移動させる機構を示している。
【図9(a)】 基板から最後の液滴を除去する、本発明の実施の形態に関わる装置を示す図である。
【図9(b)】 基板から最後の液滴を除去する、本発明の実施の形態に関わる別の装置を示す図である。
【図10】 本発明の好ましい実施の形態に関わる装置の詳細図である。
【符号の説明】
1 タンク、2 基板、3 孔、4 液体、5 開口部(スリット)、6 排水溝、7 ドレイン、8 液面、9 頂部、10 ノズル、11 ガス流、12 乾燥前線(交線)、15 側壁、20 液体回路、21 ポンプ、22 フィルタ、23 バルブ、24 新鮮な液体、25 バルブ、26 ドレイン、30 コンテナ、31 狭い開口部、32 孔、33 入口、34 コンテナ底部、35 排出チャネル、36 コンテナ延在部、37 タンク周囲構造、38 傾斜側壁、50 中間排水溝、51 ダブルノズル、53 ドレイン、54 単一ノズル、60 タンク、61、62 垂直枝部、63 フレキシブル基板、64 水平部、65 ローラ、66 ローラ、80 支持部、81 グリッパ、90 ファイバ、92 発泡体の一片、100 スライダ、101 ハンドル

Claims (23)

  1. 少なくとも一つの基板の少なくとも一つの平面から液体を除去することよりなる前記基板の液体処理方法であって、前記方法は、
    タンクに基板を導入するステップと、
    前記基板を導入するステップの前又は後のいずれかにおいて前記タンクに液体を満たすステップと、
    前記基板に少なくとも一つの液体処理ステップを施すステップと、
    前記タンクから、乾燥される前記基板の表面と平行な方向であって、実質的に鉛直方向に、前記タンクの上部の開口部を介して、前記基板を引き上げるステップと、
    前記基板を引き上げると同時に、前記基板の乾燥すべき表面と前記液体との間の交線にガス流を吹き付けるステップとからなり
    前記基板の引き上げに伴って前記基板が前記開口部を介して通過する間、前記基板と前記開口部との間に前記タンクから前記液体があふれるとともに、
    前記ガス流を吹き付けるに当り、前記基板の移動の速度ベクトルと前記ガス流の速度ベクトルとからなる平面、乾燥すべき前記基板の表面と直交させていることを特徴とする少なくとも一つの基板を液体処理する方法。
  2. 前記基板は、2つの平行な平坦表面を有し、前記ガス流は、装置に設けられた狭幅開口部を介して噴射しており、前記狭幅開口部は前記平坦表面と平行であって、前記ガス流の流速、圧力及び方向は、前記狭幅開口部のいずれの点においてもそれぞれ実質的に等しくしていることを特徴とする請求項1に記載の基板を液体処理する方法。
  3. 前記ガスは、非加熱の張力活性ガス、加熱された張力活性ガス、非加熱の張力活性蒸気、加熱された張力活性蒸気、加熱された不活性ガス、前記ガスと蒸気の内の少なくとも二種からなる混合ガスからなる群から選ばれてなるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板を液体処理する方法。
  4. 少なくとも一つの基板の少なくとも一つの平面から液体を除去することよりなる前記基板の液体処理方法であって、前記方法は、
    タンクに基板を導入するステップと、
    前記基板を導入するステップの前又は後のいずれかにおいて、前記タンクに液体を満たすステップと、
    前記基板に少なくとも一種の液体処理を施すステップと、
    乾燥すべき前記基板の表面と平行な方向であって、実質的に鉛直方向に、前記タンクの上部の開口部を介して、前記基板を前記タンクから引き上げるステップと、
    前記基板の引き上げと同時に、前記基板の乾燥すべき面と前記液体との間の交線に熱を供給するステップとからなり、
    前記基板の引き上げに伴って、前記基板が前記開口部を介して通過する間、前記基板と前記開口部との間に前記タンクから前記液体があふれるとともに、
    前記熱を供給するに当り、前記基板の移動の方向とは直交する方向に供給すると共に、前記交線の何れの点においても実質的に同一熱が供給されるようにしていることを特徴とする少なくとも一つの基板を液体処理する方法。
  5. 前記基板は2つの平行な平坦表面を有し、前記基板の移動の間、液体の流れは、前記平坦表面と該表面の近傍にある前記開口部の側方との間から発生し、これによって、前記基板の表面に垂直な少なくとも一つの断面において、前記液体の流れは同一方向であって、実質的に乱れがないことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の基板を液体処理する方法。
  6. 前記基板を液体から分離する際の速度は実質的に一定であって、少なくとも15mm/秒としていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の室温で親水性のシリコン基板を水で洗浄し、乾燥させる方法。
  7. 前記基板を液体から分離する際の速度を、基板の末端が開口部を通過する瞬間に先だって減速することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の基板を液体処理する方法。
  8. 前記基板の末端に付着する最後の液滴を除去するために、前記液体が残っている前記基板の末端を、対象物に接触させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の基板を液体処理する方法。
  9. 前記タンクから前記基板を移動させた後、前記基板を保持し、乾燥させるべき前記基板の面に実質的に平行な方向にガス流を吹き付けるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の基板を液体処理する方法。
  10. 請求項1から3、及び、請求項5から9のいずれか一項に記載の基板を液体処理する方法によって、少なくとも一つの平坦基板、特に半導体基板を液体処理及び乾燥処理する装置であって、前記装置は、
    少なくとも一つの孔を備えた壁と、上部に形成され、前記基板の面と平行な方向に前記基板を通過させる開口部と、外側に周囲を囲む排水溝と、前記排水溝に接続されたドレインとを備えたタンクと、
    前記基板に平行に開口部を介してガス流を供給する手段であって、前記ガス流は、基板と前記タンク内にある液体との間の少なくとも一つの交線に吹き付けられ、前記基板が前記開口部を介して前記タンクから運び出される間、前記開口部のいずれの点においても実質的に同じ流速と圧力とを有しているガス流を供給する手段と、
    前記基板を、前記開口部を介して前記タンクの中に運び込む手段と、前記基板を前記タンクの中から前記開口部を介して運び出す手段と
    を備えることを特徴とする基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  11. 請求項4から9のいずれか一項に記載の基板を液体処理する方法によって、少なくとも一つの平坦基板、特に半導体基板を液体処理及び乾燥処理する装置であって、前記装置は、
    少なくとも一つの孔を備えた壁と、上部に形成され、前記基板の面と平行な方向に前記基板を通過させる開口部と、外側に周囲を囲む排水溝と、前記排水溝と接続されたドレインとを備えたタンクと、
    前記基板に平行に熱を供給する手段であって、前記は、基板と前記タンク内にある液体との間の少なくとも一つの交線に向けて供給され、前記基板が前記開口部を介して前記タンクから運び出される間、前記基板に平行な線に沿ったいずれの点においても実質的に同じ熱量を有している熱を供給する手段と、
    前記基板を、前記開口部を介して前記タンクの中に運び込む手段と、前記基板を前記タンクの中から前記開口部を介して運び出す手段と
    を備えることを特徴とする基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  12. 単一の基板を処理し、前記開口部の側面は前記基板に平行であって、前記開口部の幅は、前記基板の少なくとも2倍であることを特徴とする請求項10又は11に記載の基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  13. 前記タンクの上部に収束しているチャネルを形成されているとともに、タンクから前記開口部の方へ液体があふれるようにしていることを特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載の基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  14. 前記ガス流を吹き付ける手段は、前記基板の面に平行であって、少なくとも前記交線の幅と同じ幅を有するスリットを介してガス流を噴射する少なくとも一つのノズルを備えることを特徴とする請求項10、12又は13のうちのいずれか一項に記載の基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  15. 前記ガス流を吹き付ける手段は、前記タンクの上部に配置されたコンテナを備え、前記コンテナは、底部に、即ち、前記タンクの開口部に面した開口部を備え、これによって、基板を前記タンクから前記2つの開口部を介して前記コンテナに直線的に移動させることができ、前記コンテナはさらに、ガス流を内部に取り込むための少なくとも一つの開口部を備えていることを特徴とする請求項10、12又は13のいずれか一項に記載の基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  16. 前記コンテナの上部の少なくとも一つの開口部を介して、第1ガスを前記コンテナの内部に導き、前記コンテナの少なくとも一つの側壁の下部の開口部を介して、第2ガスをコンテナ内部に導き、前記下部の開口部は、下方、すなわちタンクのある方向に向けられており、前記基板が通過する前記開口部の中心線について垂直な断面で示されるように、前記少なくとも一つの下部の開口部より下方のコンテナの一部分は幅が収束しているチャネルが形成されていることを特徴とする請求項15に記載の基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  17. 前記基板と前記液体との間の前記交線から前記ガスを除去するための排出チャネルをさらに備えたことを特徴とする請求項12から16のいずれか一項に記載の基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  18. 前記排出チャネルは、側面を外気から密閉していることを特徴とする請求項12から16のいずれか一項に記載の基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  19. 請求項1から9のいずれか一項に記載の基板を液体処理する方法によって、フレキシブルな基板を液体処理及び乾燥処理する装置であって、前記装置は、タンクを備え、前記タンクは、前記フレキシブルな基板を前記タンクの内部の液体を介して搬送する、少なくとも一つの搬送機構を備えることを特徴とするフレキシブルな基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  20. 前記基板は、フィルム、箔、テープ、ワイヤ、平行なワイヤからなる群より選ばれた少なくとも一つであることを特徴とする請求項19に記載の基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  21. 請求項1に記載の基板を液体処理する方法によって、一群の平坦基板を液体処理及び乾燥処理する装置であって、タンク、少なくとも一つの排水溝、少なくとも一つのドレインを備え、前記基板の短辺側の端部と前記タンクの側面近傍との間でのみタンクから液体があふれることを特徴とする一群の平坦基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  22. 前記液体が残存している前記基板の末端に付着している最後の液滴を除去する手段をさらに備え、前記最後の液滴を除去する手段は、
    前記タンクの上部に付着している少なくとも一つのファイバ、
    前記タンクの上部に付着している少なくとも一片の発泡体
    のいずれかから選ばれることを特徴とする請求項10から21のいずれか一項に記載の基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
  23. 前記最後の液滴を除去する手段は、その動きを制御されていることを特徴とする請求項22に記載の基板を液体処理及び乾燥処理する装置。
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