JP4623402B2 - 火災検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線カメラや可視カメラで屋外や屋内の広い範囲を監視し、その画像を処理することによって、火災を検出する火災検出装置に関する。
【0002】
画像を用いて火災を検出する方法として、赤外線カメラを利用して温度を検出する方法やゆらぎを抽出する方法があるが、安価でかつ物体の移動をゆらぎと誤認しないで正しく火災を判定する火災検出装置の開発が望まれていた。
【0003】
【従来の技術】
従来の画像を用いた火災検出方法としては、赤外線カメラを利用して、温度を検出する方法がある。これは高精度で温度を測定できるセンサを用いて、温度が一定以上の領域を求め、それを火災領域とし、火災を検知するものである。
【0004】
例えば、赤外線カメラが捕らえた発熱体の特徴として、画素の重心位置の移動がないこと、画像の時間差分の変化によって発熱体にゆらぎがあること、画像素子の検出温度が各波長に対して予め設定した所定のレベル範囲内にあることを抽出し、この抽出した特徴を火災判定基準として火災発生の判定を行う。
【0005】
図25は、画像上の任意の点(エリア)におけるある時間の波長λ−相対強度lの関係を示し、炎のスペクトルSを実線の曲線で表わし、各波長帯λ1〜λn毎に下限値α1〜αnと上限値γ1〜γnを設定した場合、斜線部分が各波長帯λ1〜λnにおいてそれぞれ下限値α1〜αnと上限値γ1〜γnの設定レベル範囲内にあるとき、火災と判定する。
【0006】
これを簡便にして、ピーク値のみの波長帯について設定レベル範囲内であることを火災の判定とする方法もある。
【0007】
図25において、ピーク値が波長帯λpであり、斜線部分が下限値αpと上限値γpの設定レベル範囲内にあるとき、火災と判定する。
【0008】
また、他の従来例として、ゆらぎを抽出する方法もある。これは、安価であるが温度測定精度の余り高くない赤外線カメラや可視カメラを用いて炎が持っている固有のゆらぎを抽出することで火災を検出するものである。この方法ではまず、温度が高い領域(赤外線カメラの場合)または、ある範囲の色を持っている領域を求め(可視カメラの場合)、その領域がゆらぎを持っているかどうかを判定し、ゆらぎがあるのなら、火災として通報をあげる。
【0009】
赤外線カメラの場合には、一定の温度以上かつゆらぎがあるとき炎と判定し、可視カメラの場合には一定の色範囲内かつゆらぎがあるとき炎と判定する。
【0010】
同様にして、煙を抽出することができる。
【0011】
炎や煙のゆらぎを抽出する従来の手段として、フレーム間差分画像をとり、その絶対値を累積するという方法が使われている。図26に示すように、まず、原画の各フレーム間で差分をとり、それを絶対値化した画像を作る。ゆらぎは僅かな変化なので、増幅するために差分の絶対値画像を累積して、ゆらぎを抽出する。
【0012】
すなわち、図26(A)に示すように、原画aと原画bの差分画像eをとり、原画bと原画cの差分画像fをとり、さらに、原画cと原画dの差分画像gをとる。そして、差分画像e,f,gを累積して、累積画像hを得る。この累積画像hによりゆらぎを抽出する。
【0013】
この方法のハード構成例を図27に示す。図27において、この従来例は複数のカメラ101,102,103と、複数のDIP(dual-in-line Package)ユニット104,105,106と、IP(image processing)ユニット107と、PSPユニット108と、ホストユニット109とにより構成される。
【0014】
複数のカメラ101,102,103を切り換えて、画像を順次入力し、DIPユニット104,105,106で簡単な動画処理を予め行い、各DIPユニット104,105,106の処理結果は、IPユニット107に送られIPユニット107で外乱除去、特徴抽出を行う。さらに、画像処理専用のDSPユニット108でさらに処理され、ホストコンピュータ109に送られる。
【0015】
図28にDIPユニット104,105,106の構成例を示す。DIPユニット104,105,106はAD変換器110、マルチプレクサ111〜113、画像メモリ114〜118、減算器119、加算器120およびラッチ121という簡単な回路で構成されている。煙を検出するためにはCCDカメラを接続し、AD変換器110でディジタル量に変換された画像を、画像メモリ114から117へ順次記憶する。減算器119で各画像間の差分を取り、得られた差分画像を加算器120および画像メモリ118を用いて累積する。図29に煙検出の処理フローを示す。まずCCDカメラから取り込まれた画像に対して、各DIPユニット104,105,106で差分画像の累積処理を行う。次に、その結果をIPユニット107に転送し、一括して外乱除去および特徴抽出を行う。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の火災検出方法にあっては、赤外線カメラを用いた火災検出方法の場合、この方法は信頼性の高い方法であるが、センサが非常に高価であり、コストがかかるという問題がある。
【0017】
また、ゆらぎを抽出する従来の方法を用いることでゆらぎを抽出することは可能であるが、物体が移動した場合でも差分画像に変化が現れるため、物体の移動をゆらぎとして誤認する問題が生じる。図30に示すように、物体が移動すると、原画iと原画jより差分画像kが得られ、物体の移動をゆらぎと誤認する。
【0018】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって安価で、かつ、移動物体の影響を受けずに、ゆらぎを抽出することで火災を精度良く検出する火災検出装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、次のように構成する(図1、参照)。
【0020】
本発明は監視カメラ1で監視してその画像を処理して火災を検出する際に、記憶手段10に監視カメラ1の入力画像の各ピクセル毎の輝度の時間変動を記憶しておき、ノイズ判定手段11で各ピクセル毎の輝度の時間変動と正規分布にモデル化したノイズと比較して前記ピクセルの輝度変動がノイズによって生じたかを判定する。
【0021】
また、移動物体判定手段12で時間軸を円状に配置し、前記輝度が成す重心位置を求め、前記ピクセルの輝度変動が物体の移動によって生じたかを判定し、ゆらぎ判定手段13で前記ノイズ判定手段11の出力と前記移動物体判定手段12の出力に基づいてノイズでなくかつ移動物体でない領域のみをゆらぎ領域として判定する。
【0022】
また、本発明においては、前記重心位置を計算するための重み係数情報を格納したテーブルを備える。
【0023】
また、本発明においては、第1の2値化処理手段で前記監視カメラ1からの入力画像の輝度値による物体の高温部のみを抽出するようにしている。
【0024】
さらに、本発明においては、第2の2値化処理手段で前記監視カメラ1からの入力画像の色成分により特定の領域のみを抽出するようにしている。
【0025】
このような構成を備えた本発明によれば、各ピクセル毎の輝度の時間変動と正規分布にモデル化したノイズと比較してピクセルの輝度変動がノイズによって生じたかを判定し、時間軸を円状に配置し、輝度が成す重心位置を求め、ピクセルの輝度変動が物体の移動によって生じたかを判定し、ノイズ判定手段11の出力と移動物体判定手段12の出力に基づいてノイズでなくかつ移動物体でない領域のみをゆらぎ領域として判定するため、移動物体の影響を受けることなく、炎や煙などのゆらぎを持っている領域を抽出し、精度良く火災を検出することができ、信頼性を大幅に向上させることができる。また、安価な装置を利用できるため、コストを大幅に低減することができる。
【0026】
また、重心位置を計算するための重み係数情報を格納したテーブルを備えるため、重心位置を計算するとき係数を改めて計算する必要がなく、演算量を低減することができる。
【0027】
また、画像を2値化して特定の領域のみを抽出するため、より信頼性の高い火災検出を行うことができる。
【0028】
さらに、監視カメラ1からの入力画像の輝度値により画像を2値化して物体の高温部のみを抽出するため、より信頼性の高い火災検出を行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
図2は本発明の実施形態を示す全体構成図である。
【0030】
図2において、1は複数の監視カメラであり、監視カメラ1は屋外、屋内(ここでは屋外)の広い範囲を監視し、入力画像を火災検出装置2の装置本体3に送る。監視カメラ1としては、安価であるが温度測定精度の余り高くない赤外線カメラや可視カメラを用いる。赤外線カメラは、温度が高い領域を求めるために用いられ、可視カメラはある範囲の色成分を持っている領域を求めるために用いられる。
【0031】
装置本体3は、監視カメラ1からの入力画像を画像処理し、ゆらぎとノイズを区別し、ゆらぎと物体の移動を区別し、火災の条件を満たしており、ゆらぎありと判定し、火災候補領域が一定の面積以上になったとき、火災が発生したと判断する。火災が発生したと判断すると、モニター装置4に警報を表示し、警報装置5では例えばベルで火災の発生を報知する。
【0032】
図3は火災検出装置2を示すブロック図である。
【0033】
図3において、3は監視カメラ1からの画像が入力する装置本体であり、装置本体3は、AD変換部6、ゆらぎ抽出部7、第1,第2の2値化処理手段としての2値化処理部8、火災判定部9により構成されている。
【0034】
ゆらぎ抽出部7は、記憶手段としてのフレームメモリ10、ノイズ判定手段としてのノイズ判定部11、移動物体判定手段としての移動物体判定部12、ゆらぎ判定手段としてのゆらぎ判定部13およびウェイトテーブル(テーブル)14により構成されている。
【0035】
装置本体3には複数の監視カメラ1、警報装置5およびモニター装置4がそれぞれ接続されている。監視カメラ1、装置本体3、警報装置5およびモニター装置4が全体として火災検出装置2を構成している。
【0036】
監視カメラ1からの入力画像は、AD変換部6によりアナログ信号からデジタル信号に変換され、監視カメラ1が赤外線カメラの場合には、輝度値がフレームメモリ10および2値化処理部8に送られる。また、監視カメラ1が可視カメラの場合、AD変換部6から色成分が2値化処理部8に送られる。
【0037】
記憶手段としてのフレームメモリ10には監視カメラ1からの過去の入力画像が記憶される。フレームメモリ10には、図4に示すようにt=t0、t=t1、t=t2・・・における入力画像がそれぞれ格納される。すなわち、図5に示すように、あるピクセルの一定時間にわたる輝度変動がデータとして格納される。
【0038】
図6は輝度の時間変動を示す図である。
【0039】
図6において、Sはフレームメモリ10上のあるピクセル輝度値を示し、時間軸T上で変化している。
【0040】
図6に示すように、各点毎の輝度の時間変化に注目し、その変動からゆらぎかどうかを判定する。具体的には、画像上の各点における一定期間に渡る輝度の時間変動に注目し、その変動の特徴からその点がゆらぎに属するかどうかを判定する。
【0041】
ゆらぎ判定をする際には、次の2つの区別を行う必要がある。
(1)ゆらぎとノイズの区別
(2)ゆらぎと物体の移動の区別
まず、ゆらぎとノイズの区別について説明する。
【0042】
火炎のゆらぎを正確に抽出するためには、センサより発生するノイズを取り除く必要がある。センサによるノイズは正規分布と仮定することができる。そのパラメータである分散値はセンサ固有の値として事前に測定することができる。つまり、ノイズに関しては、事前にその性質が分かっている。そこで、一定期間中に観測された標本データが、ノイズにより生じたものなのかどうかを統計的に検定することで、ノイズ点を除去することができる。
【0043】
このために、ゆらぎとノイズの区別を次のようにして行う。
【0044】
ノイズは正規分布と仮定でき、そのパラメータである分散値はセンサ固有の値として事前に測定することができる。そこで、一定期間中に観測された標本データが、ノイズにより生じたものなのかどうかを統計的に検定する。
【0045】
具体的には標本データがノイズから発生したものだと仮定すると、標本データの平方和を
【0046】
【数1】
Figure 0004623402
【0047】
としたとき、S/σ2(σ2は母集団=ノイズの分散)は自由度(N−1)のχ2分布に従う(N=標本データ数)。よってS/σ2を検定統計量としてχ2片側検定することで、ノイズを除去する。
【0048】
すなわち、図7に示すように、検定統計量S/σ2が自由度29のχ2分布に従うとき、検定統計量S/σ2が例えば52以上のときは、矢印Aで示すように、ノイズ以外と判定し、52未満のときは矢印Bで示すように、ノイズと判定する。
【0049】
図3に戻って、前記のように、ノイズ判定部11は、フレームメモリ10に記録されている各ピクセル毎の一定時間にわたる輝度の時間変動を入力し、正規分布にモデル化したノイズと比較し、ピクセルの輝度変動がノイズによって生じたものかを判定する。
【0050】
次に、ゆらぎと物体の区別について説明する。
【0051】
火災などによるゆらぎを安定に抽出するためには、物体の移動の影響を取り除かなくてはならない。移動物体を取り除くため、ある区間においてデータのバラツキが均一かどうかを検証する。これは、物体が移動した場合には、ゆらぎとは異なり均一でない輝度の変動が生ずるためである。
【0052】
図8(A)に示すように、ゆらぎの場合には、フレームに対する炎の輝度変化は、130〜160の内にあり、ばらつきがほぼ均一である。これに対して、図8(B)に示すように、移動物体の場合には、フレームに対する物体通過時の輝度変化は、50から200近くまで大きく変化し、バラツキが均一でなくなる。
【0053】
ここで、各データ点を均一の重さの重りに見立て、注目している区間を円形に配置した時の重心の位置に注目する。もし、バラツキが均一であるなら、重心は中心付近に集まるはずである。しかし、輝度の変動が移動物体により生じた場合には、均一でない分布が生じるため、重心は円の中心から大きく外れる。そのため、この重心位置が円の中心からどれだけ外れているかを測定することにより、移動物体とゆらぎを区別することができる。
【0054】
図9(A)に示すように、ゆらぎの場合には、時間変化に対して輝度のバラツキは均一となっており、図9(B)に示すように、注目している区間の時間軸を円状に配置し、輝度が成す重心位置Oを求めると、重心位置Oは円Eの中心付近になる。一方、図9(C)に示すように、物体が移動物体の場合には、時間変化に対する輝度は大きく変化し、バラツキが大きい。図9(D)に示すように、注目している区間の時間軸を円状に配置し、輝度が成す重心位置Oを求めると、重心位置Oは円Eの中心から大きく外れる。
【0055】
これを図10(A)に示すように、輝度r1〜r4のデータがD1〜D4が4個の場合について説明する。
【0056】
図10(B)に示すように、時間軸を円状に配置し、円Eの中心Mから垂直な輝度r1のデータD1、90度の右側に輝度r2のデータD2、180度の下側に輝度r3のデータD3、90度左側に輝度r4のデータD4を配置すると、重心位置Oは円Eの中心Mから少し下側にくる。
【0057】
このように、測定されたデータがゆらぎの場合、移動物体とは異なり、一定区間におけるデータのバラツキが均一であるので、その均一性を用いて検証する。
【0058】
注目しているデータ区間を円形に配置し、各データ点を重りに見立て、その重りが成す重心位置によってゆらぎかどうかを判定する。
【0059】
データを円形に配置した時の重心座標を(Xm,Ym)とする。すると、
【0060】
【数2】
Figure 0004623402
【0061】
となる。ここで、V0,V1…は各点における輝度を表している。また、Nは評価に用いるデータの個数である。
【0062】
今考えている点が「ゆらぎ」に属していると仮定する。ここでゆらぎにおける各輝度、V0,V1…は正規分布、Nd(μ,σ2)に従うものとする。
【0063】
すると、Xmは次の正規分布に従うことが分かる。
【0064】
【数3】
Figure 0004623402
【0065】
従って次のように変換することで、Xmを平均値=0、標準偏差=1の正規分布に正準化することができる。
【0066】
【数4】
Figure 0004623402
【0067】
同様にYmを変換したymを求め、その2乗和Rを求めると、Rは自由度の2のχ2分布に従う。
【0068】
【数5】
Figure 0004623402
【0069】
Rを検定統計量として有意水準αによって、「今考えている点はゆらぎである」という仮定を検定することで、ゆらぎかどうかの判定を行う。
【0070】
図11はゆらぎの検定統計量Rと確率密度関係を示すグラフである。
【0071】
図11において、検定統計量Rは自由度2のχ2分布に従う。この例では、検定統計量Rが例えば9以上のときは矢印Gで示すように移動物体であると判定し、9未満のときは矢印Hで示すように、ゆらぎであると判定する。
【0072】
図3に戻って、移動物体判定部12は、前述したように、時間軸を円状に配置し、輝度が成す重心位置を求め、その重心位置により、ピクセルの輝度変動が物体の移動によって生じたものかゆらぎによるものかを判定する。
【0073】
移動物体判定部12は、ウェイトテーブル(テーブル)14を有し、(式1)において重心位置(Xm,Ym)を計算する際、係数部分については、予め値を計算しておき、ウェイトテーブル14に格納しておく。図12(A)に示すようにウェイトテーブル14には、X座標用として、データcos(2π/N×0)、データcos(2π/N×1)、データcos(2π/N×2)・・・がそれぞれ格納され、図12(B)に示すようにウェイトテーブル14にはY座標用としてデータsin(2π/N×0)、データsin(2π/N×1)、データsin(2π/N×2)・・・がそれぞれ格納される。
【0074】
このように、(式1)において(Xm,Ym)を計算する際、係数部分については、事前に値を決めることができるので、係数部分を予め計算しておきウェイトテーブル14に記録しておく。(Xm,Ym)を計算する際に係数を改めて計算するのでなく、テーブル14から値を参照することによって演算量を低減することができるようにしている。
【0075】
移動物体判定部12の出力は、ゆらぎ判定部13に送られ、また、ノイズ判定部11の出力もゆらぎ判定部13に送られる。ゆらぎ判定部13は、ノイズ判定部11の出力と移動物体判定部12の出力を統合して、ノイズでなく、かつ、移動物体でもない領域のみをゆらぎ領域として抽出する。
【0076】
2値化処理部8は、赤外線カメラの場合、その監視カメラ1から入力画像をAD変換部6で輝度値に変換されたデータを入力し、物体の高温部のみを抽出する。
【0077】
すなわち、2値化処理部8は、監視カメラ1からの入力画像より、輝度値が一定の値以上である領域を取り出すことで画像を2値化し、その2値化された領域とゆらぎ抽出部で検出されたゆらぎ領域の共通部分を火災領域として抽出する。
【0078】
2値化で抽出する輝度の範囲は、炎を検出する場合には炎によって生じる輝度の範囲を選択し、煙を抽出する場合には、煙によって生じる輝度の範囲を選択する。
【0079】
図13(A)に示すように、Sで示すような輝度信号があるとき、しきい値Tを超える領域Xを取り出し、図13(B)に示すように2値化信号Yとする。
【0080】
また、2値化処理部8は、可視カメラの場合、その監視カメラ1からの入力画像の色成分により、特定の領域のみを抽出する。
【0081】
すなわち、2値化処理部8は、監視カメラ1からの入力画像より、色が予め設定された範囲内にある領域のみを取り出すことで画像を2値化し、その2値化された領域とゆらぎ抽出部で検出されたゆらぎ領域の共通部分を火災領域として抽出する。
【0082】
2値化で抽出する色の範囲は炎を抽出する場合には炎が生成する色範囲を選択し、煙を抽出する場合には煙によって生じる色範囲を選択する。
【0083】
なお、この2値化の処理も、図13に示したような方法で行う。
【0084】
2値化処理部8の出力は、火災判定部9に送られ、また、ゆらぎ判定部13の出力も火災判定部9に送られる。ゆらぎ判定部13と2値化処理部8から出力された結果は火災判定部9によって最終判定が行われる。まず、2値化処理部8の結果が火災の条件を満たしていることを確認し、かつ、ゆらぎ判定部13でゆらぎであると判定されたピクセルを火災候補領域とする。この火災候補領域が一定の面積以上となった場合、火災が発生したと判断して警報を発する。警報装置5ではベルを鳴動して火災の発生を報知し、モニター装置4には火災の発生が表示される。
【0085】
図14はノイズ判定部11の処理を示すフローチャートである。
【0086】
図14において、まず、ステップS1でフレームメモリ10のデータ(輝度値)から各ピクセル毎に平方和Sを計算する。
【0087】
【数6】
Figure 0004623402
【0088】
次に、ステップS2で検定統計量S/σ2が自由度(N−1)のχ2分布に行うことからその有意確率Pを求める。σ2はノイズの分散、Nは標本データ数である。
【0089】
図15に示すように、MEで示す面積(=確率)が有意確率Pを示す。例えば、矢印Zで示すように、現在測定された検定統計量S/σ2の値が例えば35のときは、有意確率Pは20%となる。図16は検定統計量S/σ2と有意確率Pの関係を示す。例えば、検定統計量S/σ2が1,5,10では有意確率Pはすべて100%、20では89%、30では41%、40では8%、50では1%である。
【0090】
次に、ステップS3で求めた有意確率Pを予め設定してある有意水準αと比較する。
【0091】
次に、有意確率Pが有意水準αより小さければステップS4で該当ピクセルは、ノイズでないと判定する。有意確率Pが有意水準αより大きいときは、ステップS5で該当ピクセルはノイズであると判定する。例えば、有意水準αを3%とすると、有意確率Pが3%以下のときはノイズでないと判定し、有意確率Pが3%を超えるときノイズであると判定する。
【0092】
次に、ステップS6で全ピクセルについて処理が終了していないときは、ステップS1に戻り、処理が終了したときは、エンドとする。
【0093】
図17は移動物体判定部12の処理を示すフローチャートである。
【0094】
図17において、まず、ステップS11でフレームメモリ10のデータ(輝度値)から各ピクセル毎に重心(Xm,Ym)を求める。重心(Xm,Ym)は、式1より求める。このとき、ウェイトテーブル14に予め格納してある係数部分(図12、参照)を取り出して計算し、演算量を低減する。
【0095】
次に、ステップS12で検定統計量Rが自由度2のχ2分布に従うことからその有意確率Pを求める。検定統計量Rは、式4より求める。なお、式4は、
【0096】
【数7】
Figure 0004623402
【0097】
である。
【0098】
検定統計量Rは、図18に示すように、自由度2のχ2分布に従う。図18において、MEで示す領域が成す面積(=確率)が有意確率Pを示す。今矢印Zで示すように、検定統計量Rの現在測定された値が例えば4であるとすると、有意確率Pは14%になる。
【0099】
図19は検定統計量Rと有意確率Pの関係を示す。例えば、検定統計量Rが1のとき有意確率Pは61%、3のときは22%、5のときは8%、7のときは3%、9のときは18%となる。
【0100】
次に、ステップS13では求めた有意確率Pを予め設定してある有意水準αと比較する。有意確率Pが有意水準αより小さいときは、ステップS14で該当ピクセルは移動物体であると判定し、有意確率Pが有意水準αより大きいときは、ステップS15で該当ピクセルは移動物体でないと判定する。有意水準αを例えば2%に設定すると、有意確率Pが2%以下のときは、該当ピクセルは移動物体であると判定し、有意確率が2%を超えるときは、該当ピクセルは移動物体でないと判定する。
【0101】
次に、ステップS16で全ピクセルについてこの処理を終了したか判別し、終了していないときは、ステップS11に戻り、全ピクセルについて処理を終了したときは、エンドとする。
【0102】
図20はゆらぎ判定部13の処理を示すフローチャートである。
【0103】
図20において、まず、ステップS21でノイズ判定部11の出力から該当ピクセルはノイズか否かを判別する。ノイズのときは、ステップS24に進み、ノイズでないときは、ステップS22に進む。
【0104】
ステップS22では移動物体判定部12の出力から該当ピクセルは移動物体か否かを判別する。移動物体のときはステップS24に進み、移動物体でないときは、ステップS23に進む。ステップS23では、該当ピクセルはノイズではなく、かつ、移動物体でないので、該当ピクセルはゆらぎであると判定する。
【0105】
ステップS24では、該当ピクセルはノイズであるかまたは移動物体であるので、該当ピクセルはゆらぎでないと、判定する。
【0106】
そして、ステップS25で全ピクセルのこの処理が終了したか否かを判別し、終了していないときは、ステップS21に戻り、終了したときは、処理をエンドとする。こうして、ノイズでなく、かつ、移動物体でもない領域のみをゆらぎ領域として抽出する。
【0107】
図21は2値化処理部8の処理を示すフローチャートである。ここでは、監視カメラ1が赤外線カメラであり、高温部を取り出す場合について説明する。
【0108】
図21において、まず、ステップS31で該当ピクセルの輝度値が一定の輝度のしきい値以上であるか否かを判別し、一定のしきい値未満のときは、ステップS33に進み、一定のしきい値以上のときは、ステップS32に進む。
【0109】
ステップS32では該当ピクセルは火災候補領域であると判定する。すなわち、監視カメラ1からの入力画像より、輝度値が一定の値以上である領域を取り出すことで画像を2値化し、その2値化された領域を火災候補領域とする。
【0110】
2値化で抽出する輝度の範囲は、炎を検出する場合には炎によって生じる輝度の範囲を選択し、煙を抽出する場合には煙によって生じる輝度の範囲を選択する。該当ピクセルの輝度値が一定のしきい値未満のときは、該当ピクセルは火災でないと判定する。
【0111】
ステップS34では全ピクセルについて処理を終了としたか判別し、終了していないときは、ステップS31に戻り、全ピクセルの処理をしたら、エンドとする。こうして、輝度によって画像を2値化することにより、炎または煙が存在する可能性がある領域を抽出することができる。
【0112】
図22は他の2値化処理部8の処理を示すフローチャートである。ここでは監視カメラ1が可視カメラであり、特定の色領域を取り出す場合について説明する。
【0113】
図22において、まず、ステップS41では該当ピクセルのR成分がR成分の上限のしきい値ThR1以下でかつR成分の下限のしきい値ThR0以上の間にあるか否かを判別し、その範囲内にないときはステップS45に進み、その範囲内にあるときは、ステップS42に進む。
【0114】
次に、ステップS42では該当ピクセルのG成分がG成分の上限のしきい値ThG1以下でかつG成分の下限のしきい値ThG0以上の間にあるか否かを判別し、その範囲内にないときはステップS45に進み、その範囲内にあるときは、ステップS43に進む。
【0115】
次に、ステップS43では該当ピクセルのB成分がB成分の上限のしきい値ThB1以下でかつB成分の下限のしきい値ThB0以上の間にあるか否かを判別し、その範囲内にないときはステップS45に進み、その範囲内にあるときは、ステップS44に進む。
【0116】
ステップS44では、R成分、G成分、B成分が予め設定された範囲内にある色領域のみを取り出して、該当ピクセルは火災候補領域であると判定する。R成分、G成分、B成分がそれぞれ予め設定された範囲内にないときは、ステップS45で該当ピクセルは火災ではないと判定する。
【0117】
次に、ステップS46で全ピクセルについてこの処理が終了したか判別し、終了していないときはステップS41に戻り、終了したら処理をエンドとする。2値化で抽出する色の範囲は、炎を抽出する場合には炎が生成する色範囲を選択し、煙を抽出する場合には、煙によって生じる色範囲を選択する。このように、監視カメラからの入力画像により、色が予め設定された範囲内にある領域のみを取り出し、火災候補領域と判定する。
【0118】
図23は火災判定部9の処理を説明するフローチャートである。
【0119】
図23において、まず、ステップS51で2値化処理部8の結果が火災の条件を満たしているかを判定し、満たしていないときは、ステップS54に進み、満たしているときは、ステップS52に進む。
【0120】
次に、ステップS52で該当ピクセルは、ゆらぎ判定部13でゆらぎと判定されたか否かを判別し、ゆらぎでないと判定されたときは、ステップS54に進み、ゆらぎであると判定されたときは、ステップS53に進む。
【0121】
ステップS53では、2値化処理部8で火災の条件を満たしており、ゆらぎであると判定されたので、該当ピクセルは火災候補領域であると判定する。
【0122】
ステップS54では、2値化処理部8で火災の条件を満たしておらず、ゆらぎであると判定されていないので、該当ピクセルは火災候補領域でないと判定する。
【0123】
次に、ステップS55では全ピクセルについてこの処理が終了したか判別し、終了していないときはステップS51に戻り、終了しているときはステップS56に進む。
【0124】
ステップS56では火災候補領域が一定の面積を超えたか否かを判別し、超えていないときは処理を終了とし、超えたときはステップS57に進む。火災候補領域が一定の面積を超えたか否か、例えば、図24に示すようにフレームメモリ10上の火災候補領域KLが一定の面積を超えたか否かで判定する。
【0125】
ステップS57では火災の発生を判定し、火災通知を行う。警報装置5を作動し、例えばベルを鳴動させ、またモニター装置4上に火災の発生を表示する。
【0126】
このように本実施形態においては、安価な装置で、移動物体の影響を受けることなく、炎や煙などのゆらぎをもっている領域を抽出し、精度良く火災を検出することができる。
(付記)
(付記1)
請求項1記載の火災検出装置において、
前記重心位置を計算するための重み係数情報を格納したテーブルを備えたことを特徴とする火災検出装置。
【0127】
(付記2)
請求項1又は付記1記載の火災検出装置において、
前記監視カメラからの入力画像の輝度値による物体の高温部のみを抽出する第1の2値化処理手段を備えたことを特徴とする火災検出装置。
【0128】
(付記3)
請求項1又は付記1記載の火災検出装置において、
前記監視カメラからの入力画像の色成分により特定の領域のみを抽出する第2の2値化処理手段を備えたことを特徴とする火災検出装置。
【0129】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、各ピクセル毎の輝度の時間変動と正規分布にモデル化したノイズと比較してピクセルの輝度変動がノイズによって生じたかを判定し、時間軸を円状に配置し、輝度が成す重心位置を求め、ピクセルの輝度変動が物体の移動によって生じたかを判定し、ノイズ判定手段の出力と移動物体判定部の出力に基づいてノイズでなくかつ移動物体でない領域のみをゆらぎ領域として判定するため、移動物体の影響を受けることなく、炎や煙などのゆらぎを持っている領域を抽出し、精度良く火災を検出することができ、信頼性を大幅に向上させることができる。また、安価な装置を利用できるため、コストを大幅に低減することができる。
【0130】
また、重心位置を計算するための重み係数情報を格納したテーブルを備えるため、重心位置を計算するとき係数を改めて計算する必要がなく、演算量を低減することができる。
【0131】
また、画像を2値化して特定の領域のみを抽出するため、より信頼性の高い火災検出を行うことができる。
【0132】
さらに、監視カメラからの入力画像の輝度値により画像を2値化して物体の高温部のみを抽出するため、より信頼性の高い火災検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原理説明図
【図2】本発明の一実施形態を示す全体構成図
【図3】火災検出装置のブロック図
【図4】フレームメモリの記録内容を示す図
【図5】フレームメモリのデータの例を示す図
【図6】輝度の変動を示す図
【図7】ノイズ判定の説明図
【図8】ゆらぎと移動物体の輝度変動を示す図
【図9】時間軸を円形に配置したときの重心位置の説明図
【図10】重心位置を求める説明図
【図11】ゆらぎの判定の説明図
【図12】ウェイトテーブルの格納例を示す図
【図13】2値化の説明図
【図14】ノイズ判定部の処理を示すフローチャート
【図15】有意確率の説明図
【図16】検定統計量と有意確率の関係を示す図
【図17】移動物体判定部の処理を示すフローチャート
【図18】有意確率を示す図
【図19】検定統計量と有意確率の関係を示す図
【図20】ゆらぎ判定部の処理を示すフローチャート
【図21】2値化処理部の処理を示すフローチャート(その一)
【図22】2値化処理部の処理を示すフローチャート(その二)
【図23】火災判定部の処理を示すフローチャート
【図24】火災候補領域の例を示す図
【図25】従来例の説明図
【図26】従来のゆらぎ抽出の説明図
【図27】他の従来例を示すハード構成図
【図28】図27のDIPユニットの構成図
【図29】図27の処理フローを示す図
【図30】問題点の説明図
【符号の説明】
1:監視カメラ
2:火災検出装置
3:装置本体
4:モニター装置
5:警報装置
6:AD変換部
7:ゆらぎ抽出部
8:2値化処理部(第1,第2の2値化処理手段)
9:火災判定部
10:フレームメモリ(記憶手段)
11:ノイズ判定部(ノイズ判定手段)
12:移動物体判定部(移動物体判定手段)
13:ゆらぎ判定部(ゆらぎ判定手段)
14:ウェイトテーブル(テーブル)

Claims (1)

  1. 監視カメラで監視してその画像を処理して火災を検出する火災検出装置において、
    前記監視カメラの入力画像の各ピクセル毎の輝度の時間変動を記憶する記憶手段と、
    前記各ピクセル毎の輝度の時間変動と正規分布にモデル化したノイズと比較して前記ピクセルの輝度変動がノイズによって生じたかを判定するノイズ判定手段と、
    時間軸を円状に配置し、前記輝度が成す重心位置を求め、前記重心位置から検定統計量を求め、前記検定統計量から有意確率を求め、前記有意が予め設定してある有意水準より小さい場合は前記ピクセルの輝度変動が物体の移動によって生じたかを判定する移動物体判定手段と、
    前記ノイズ判定手段の出力と前記移動物体判定手段の出力に基づいてノイズでなくかつ移動物体でない領域のみをゆらぎ領域として判定するゆらぎ判定手段と、
    前記カメラの入力画像の輝度値が一定値以上である領域を2値化する2値化処理部と、
    前記ゆらぎ判定手段でゆらぎと判定された部分と前記2値化処理部で輝度値が一定値以上である部分を火災候補領域として、該火災候補領域が一定面積以上である場合に火災が発生したと判断して警報を発する火災判定部と、
    を備えたことを特徴とする火災検出装置。
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