JP4622995B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子制御装置に関するものである。
従来、回路基板へ実装され、回路基板とともに電子制御装置を構成するコネクタの構造として、例えば特許文献1が開示されている。
特許文献1においては、絶縁性のハウジングに配設される挿入実装型のコンタクト(端子)が、複数本ずつグループ化されてモジュールブロックとされている。そして、ハウジングの長手方向に配設された複数のモジュールブロック群として、両端に複数の電力伝送用コンタクト(パワー端子)からなるモジュールブロックが配置され、電力伝送用コンタクトのモジュールブロックに挟まれる形で、複数の信号伝送用コンタクト(シグナル端子)からなるモジュールブロックが配置されている。
特開2000−173697号公報
ところで、回路基板の平面方向における電子制御装置の体格を小型化するために、一般的にコンタクトは、ハウジングに対して回路基板の平面に沿う一方向だけでなく、この基板平面に対して垂直な方向にも多段に配置される。また、ハウジングから露出する脚部分(ハウジングから露出し、回路基板と電気的に接続される側)の長さは、基板平面に垂直な方向において一般的に下段側(回路基板側)のコンタクトほど短く設定される。また、電力伝送用コンタクトは、パワートランジスタ等のパワー素子との間で信号を伝達する(大電流が流れる)ので、信号伝送用コンタクトに比べて端子径が太く設定される。
特許文献1に示される構成においては、一部のモジュールブロックが全て電力伝送用コンタクトからなり、回路基板側の最下段から回路基板から最も離れた最上段まで電力伝送用コンタクトが多段に配置されている。下段側に配置された電力伝送用コンタクトは、端子径が太く、脚部の長さが短いので、上段側に配置された電力伝送用コンタクトや同一段の信号伝送用コンタクトと比べて剛性が高く、弾性変形しにくい。このように、電力伝送用コンタクトを下段側に配置すると、ハウジングと回路基板との線膨張係数の差に基づく応力等を緩和する能力が低いので、下段側の電力伝送用コンタクトと対応するランドとのはんだ接合部にクラック等が生じやすい。
また、電力伝送用コンタクトに対応するランドからの引き出し配線は、信号伝送用コンタクトに対応するランドに接続された引き出し配線よりも太い。したがって、電力伝送用コンタクトを下段側に配置すると、ランドからハウジングに対して離反する方向への配線の引き出しの自由度が低い。
本発明は上記問題点に鑑み、接続信頼性と配線自由度を向上することのできる電子制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、請求項1に記載の発明は、回路基板と、一端が回路基板のランドと接続され、他端が外部コネクタと接続される端子が、ハウジングに対して回路基板の平面に沿う方向及び平面に垂直な方向に複数配設されたコネクタと、を備える電子制御装置であって、端子として、複数の第1端子と、第1端子よりも端子径の太い複数の第2端子とを含み、端子は、ランドと接続される側のハウジングから露出する部分である脚部の長さが、回路基板の平面に垂直な方向における段位置に応じて、回路基板に近い側ほど短い長さとされており、コネクタは、回路基板の平面に沿う端子の配設方向において、複数の第1端子のみが集められた第1端子ブロックと、複数の第1端子と複数の第2端子が集められた第2端子ブロックとを、外部コネクタとの接続に供せられる端子ブロックとしてそれぞれ少なくとも1つ有し、第2端子ブロックは、回路基板の平面に垂直な方向に複数段配設された端子のうち、回路基板から最も離れた最上段と最上段に隣接する下段との2段が第2端子であり、少なくとも回路基板側の最下段を含む第2端子よりも下段が第1端子であり、回路基板の平面に垂直な方向において、第2端子ブロックを構成する第1端子は、該第1端子と同一段の、第1端子ブロックを構成する第1端子と同じ高さに配置され、第1端子ブロックを構成する、回路基板から最も離れた最上段を含む3段の第1端子に当たる部分に、第2端子ブロックを構成する2段の第2端子が配置されていることを特徴とする。
このように本発明によれば、第2端子ブロックにおいて、最上段を含む2段を第2端子とするので、端子径が第1端子よりも太いながらも、ハウジングから露出する脚部が下段に配置される場合よりも長く、例えばハウジングと回路基板の線膨張係数の差に基づいて応力が生じても、第2端子と対応するランドとのはんだ接合部にクラック等が生じにくい。また、第2端子の下段を第1端子とすると、ハウジングから露出する脚部が上段に配置される場合よりも短いながらも、端子径が第2端子より細いので、例えば上述した線膨張係数の差に基づいて応力が生じても、第1端子と対応するランドとのはんだ接合部にクラック等が生じにくい。すなわち、第1端子よりも径の太い第2端子を含む構成でありながら、接続信頼性を向上することができる。また、第2端子ブロックにおける第2端子の段数を3段以上とすると最上段よりも下段に複数段の第2端子が存在するため、第2端子に対応する隣接するランド間に複数の第2端子に対応する配線を通す間隔が大きくなる、及び/又は、配線自由度が低下する。これに対し本発明によれば、第2端子が2段配置であるため、隣接するランド間の間隔の増大や、配線自由度の低下を抑制することができる。
また、第2端子を第1端子よりも上段とするので、回路基板において、第2端子に対応するランドが第1端子に対応するランドよりもハウジングから離反した位置に設けられることとなる。このような構成とすると、第2端子に対応するランドに接続された配線を、第2端子ブロックを構成する端子に対応するランド間を通して離反方向に引き出す本数を低減することができる。したがって、回路基板の平面方向において、ランドからハウジングに対して離反する方向への配線の引き出しの自由度を向上することができる。
また、第2端子ブロックにおいて第2端子を2段配置するので、端子の配設方向において、1段配置よりも短い距離で必要な第2端子数を確保することができる。すなわち、回路基板の平面方向において電子制御装置を小型化することができる。
また、第1端子ブロックを有するので、1つの外部コネクタに接続される全ての端子ブロックを第2端子ブロックとするよりも、第1端子ブロックにおいてランドの配置やランドからの配線の引き出しを効率化することができる。
また、外部コネクタとの接続に供せられる複数の端子ブロックを、上述した第2端子ブロックと、複数の第1端子のみが集められた第1端子ブロックとに分けている。したがって、第2端子に対応するランド間に配線を通すと、例えばノイズ等の影響を受けるような第1端子は第1端子ブロックに配置し、影響の少ない第1端子を第2端子ブロックに配置することもできる。
なお、コネクタは、外部コネクタとの接続に供せられる端子ブロックとして第1端子ブロックと第2端子ブロックをそれぞれ少なくとも1つ有していれば良く、嵌合される外部コネクタの個数は特に限定されるものではない。例えば、1つの外部コネクタとの接続に供せられる端子ブロックとして、第1端子ブロックと第2端子ブロックを複数有する構成としても良い。また、複数の外部コネクタとそれぞれ接続する端子ブロックとして、第1端子ブロックと第2端子ブロックを複数有する構成としても良い。
請求項2に記載のように、端子に対応する回路基板の一表面のランドが、千鳥状に配置された構成とすることが好ましい。
請求項1又は請求項2に記載の発明は、例えば請求項3に記載のように、回路基板が複数の端子にそれぞれ対応する複数の貫通孔を有し、ランドが貫通孔の壁面及び開口周辺に設けられ、端子が貫通孔に挿入された状態で、はんだを介してランドと電気的に接続される所謂端子挿入実装構造に対して採用することができる。それ以外にも、所謂端子表面実装構造に対しても採用することが可能である。
なお、請求項3に記載の発明においては、請求項4に記載のように、回路基板の平面に沿う端子の配設方向が回路基板の一端と平行となるように、コネクタが回路基板の一端の近傍に配置され、回路基板からもっとも離れた最上段の端子に対応するランドと回路基板の一端との距離が、第1端子ブロックと第2端子ブロックとで等しい構成とすることが好ましい。
このような構成とすると、噴流はんだによって、端子とランドとをはんだ接合する際に、第1端子ブロックと第2端子ブロックの全ての端子を一括して噴流はんだ付けすることができる。また、噴流はんだに晒される電子部品の実装禁止領域を低減することも可能である。
なお、回路基板からもっとも離れた最上段の端子に対応するランドと回路基板の一端との距離が、第1端子ブロックと第2端子ブロックとで等しいとは、完全一致に限定されず、ほほ等しい状態を示すものである。例えば、第1端子ブロックに対応するランドと第2端子ブロックに対応するランドとにおいて、回路基板の一端と、各ランドのコネクタに対して同一側の端部(例えばコネクタに対して遠い側の端部)との距離を互いに等しくても良いし、回路基板との一端と各ランドの中心との距離を互いに等しくても良い。また、一方の端子ブロックに対応するランドの端部と回路基板の一端との距離と、他方の端子ブロックに対応するランドの中心と回路基板との一端との距離を互いに等しくても良い。すなわち、ハウジングから離反する方向において、第1端子ブロックに対応するランドと第2端子ブロックに対応するランドの少なくとも一部が重なる構成であれば良い。
請求項1〜4いずれか1項に記載の発明においては、請求項5に記載のように、第2端子ブロックを構成する第1端子が、第1端子ブロックを構成する第1端子であって回路基板側から同一段の第1端子と同一形状を有する構成とすることが好ましい。このような構成とすると、端子の種類を少なくし、製造コストを低減することができる。
請求項1〜5いずれか1項に記載の発明においては、請求項6に記載のように、第1端子が信号伝送用のシグナル端子であり、第2端子が電力伝送用のパワー端子である構成としても良い。
このような構成においても、上述したように、接続信頼性と配線自由度を向上することができる。また、第1端子のうち、パワー端子に対応するランド間に配線を通すと大電流信号からのノイズの影響を受けやすいアナログ信号を伝達する第1端子を第1端子ブロックとし、アナログ信号よりもノイズの影響が小さいデジタル信号を伝達する第1端子を第2端子ブロックとすることで、ノイズの影響を受けにくい構成とすることができる。
請求項6に記載の発明においては、請求項7に記載のように、回路基板の平面に沿う端子の配設方向において、複数の端子ブロックの少なくとも一方の端部を第2端子ブロックとすると良い。より好ましくは、請求項8に記載のように、複数の端子ブロックの両端部をそれぞれ第2端子ブロックとすると良い。
一般的に、パワー端子がランド及び配線を介して電気的に接続されるパワー素子は、放熱性の観点(外部への放熱距離の短縮及び他部品(素子)への放熱の影響低減)から、一般的に回路基板において縁部近傍に配置される。したがって、請求項7又は請求項8に記載の構成とすると、配線を簡素化することができる。
請求項6〜8いずれか1項に記載の発明においては、請求項9に記載のように、第2端子ブロックを構成する端子に対応する回路基板の一表面のランドにおいて、互いに隣接する第2端子と第1端子に対応するランド間の間隔が、互いに隣接する第1端子に対応するランド間の間隔よりも広い構成とすることが好ましい。
このような構成とすると、第1端子(シグナル端子)と第2端子(パワー端子)とが混在する構成でありながら、ノイズの影響を低減することができる。また、第2端子の脚部の長さが第2端子と第1端子に対応するランド間の間隔の分、長くなるので、接続信頼性を向上することができる。
請求項1〜9いずれか1項に記載の発明においては、請求項10に記載のように、第2端子ブロックを構成する端子に対応するランドの回路基板の一表面側の部分において、第2端子に対応するランドが千鳥状に配置され、同一段の互いに隣接する第2端子に対応するランド間の間隔が、隣接する段の互いに隣接する第2端子に対応するランド間の間隔よりも広い構成とすると良い。
このように、間に配線が通らないランド間を、ブリッジが生じない範囲で間に配線が通るランド間よりも狭くすることで、第2端子ブロックに対応する回路基板のランドの領域を小さくすることができる。
請求項1〜10いずれか1項に記載の発明においては、請求項11に記載のように、第1端子ブロックを構成する端子に対応する回路基板の一表面のランドにおいて、第1端子に対応するランドが千鳥状に配置され、下段側の第1端子に対応するランドからの配線が間に通される上段側の複数の隣接するランド間の間隔が等しい構成とすると良い。このようにランド間の間隔を均一化することで、第1端子ブロックに対応する回路基板のランドの領域を小さくすることができる。
なお、下段側の第1端子に対応するランドからの配線が間に通される上段側の複数の隣接するランド間の間隔が等しいとは、完全一致ではなくほぼ等しい(公差分のズレは許容する)状態を示すものである。
また、請求項1〜11いずれか1項に記載の発明においては、請求項12に記載のように、第1端子ブロックを構成する端子に対応する回路基板の一表面のランドにおいて、第1端子に対応するランドが千鳥状に配置され、隣接するランド間であって、異なるランドからの配線が間に通されないランド間の間隔が、異なるランドからの配線が間に通されるランド間の間隔よりも狭い構成とすると良い。このような構成とすると、第1端子ブロックに対応する回路基板のランドの領域をさらに小さくすることができる。
請求項1〜12いずれか1項に記載の発明においては、請求項13に記載のように、端子の配設方向において、各端子ブロックに対応するランドのブロックが、間にランドのない領域を挟んで配置され、回路基板の平面に沿い且つ端子の配設方向とは垂直方向において、ランドのない領域の幅がほぼ一定とされた構成とすると良い。このように、各ブロック間の間隔が端子の配設方向とは垂直方向においてほぼ一定となるように、ランドを配置すると、ランドのない領域に効率よくランドからの配線を引き出すことができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子制御装置の概略構成を説明するための、組み付け前の状態を示す分解図である。図2は、コネクタを回路基板に実装した状態の実装部周辺の平面図である。図3は、コネクタを回路基板に実装した状態を外部コネクタとの接続側から見た平面図である。図4は、図3に示すIV−IV線に沿う断面図である。なお、図4においては、便宜上、ランドを含む配線とはんだを省略して図示している。
本実施形態に示す電子制御装置は、非防水構造の電子制御装置であり、例えば車両のエンジンECU(Electric Control Unit)として用いられる。
図1に示すように、電子制御装置100は、主要部として、回路基板30と、回路基板30に実装されるコネクタ50と、を含んでいる。本実施形態においては、それ以外にも、回路基板30及びコネクタ50の一部を収容する筐体10を含んでいる。
筐体10は、アルミニウム、鉄等の金属材料や合成樹脂材料からなり、回路基板30及びコネクタ50の一部を収容するものである。筐体10の構成部材の個数は特に限定されるものではなく、1つの部材から構成されても良いし、複数の部材から構成されても良い。本実施形態においては、図1に示すように、一方が開放された箱状のケース11と、ケース11の開放面を閉塞する略矩形板状の底の浅いカバー12との2つの部材により構成される。そして、ケース11とカバー12とを組み付けることで、回路基板30及びコネクタ50の一部を収容する内部空間を有した筐体10を構成する。また、螺子締結(図示略)によって、ケース11とカバー12が固定されるよう構成されている。
回路基板30は、図1に示すように、電極としてのランドを含む配線、配線間を接続するビアホール、コネクタ50の端子51が挿入される貫通孔等が形成されてなるプリント基板31に、マイコン、パワートランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品32を実装してなるものである。プリント基板31の構成材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、セラミック、ガラス(例えばガラス布)と樹脂との複合体等の公知材料を適用することができる。また、その層数も特に限定されるものではない、本実施形態においては、ガラスエポキシ樹脂を構成材料とした両面基板を採用している。なお、プリント基板31におけるコネクタ50の端子51に対応するランド及び貫通孔の配置については後述する。また、プリント基板31には、回路基板30と外部とを電気的に接続するコネクタ50が実装されている。具体的には、コネクタ50は、回路基板30の平面に沿う端子51の配設方向(ハウジング52の長手方向)が回路基板30の一端と平行となるように、回路基板30の一端の近傍に配置されている。
コネクタ50は、導電性材料(本実施形態においては黄銅を金属メッキ)からなる複数の端子51を、絶縁材料からなるハウジング52に対してプリント基板31(回路基板30)の平面に沿う方向(本実施形態においては、平面矩形状のハウジング52の長手方向)及び平面に垂直な方向に配設してなるものである。このような構成のコネクタ50としては、予め所定形状に折曲された所謂打ち抜き端子51を、インサート成形によってハウジング52と一体化させたものや、所謂曲げ端子51を、ハウジング52に設けた孔部に挿入し、その後折り曲げたものを採用することができる。
端子51は、平面に垂直な方向において、ランドと接続される側のハウジング52から露出する部分の一端側の長さが、プリント基板31の平面に垂直な方向における段位置に応じて、プリント基板31に近い側ほど短い長さとされている。そして、ハウジング52から延出された露出部分の一端側がプリント基板31のランドとはんだ接合されており、他端側が筐体10外に露出されて外部コネクタと電気的に接続されるように構成されている。本実施形態においては、プリント基板31に設けられた貫通孔に端子51が挿入された状態で、端子51が貫通孔の壁面及び開口周辺に設けられたランドとはんだ接合される。すなわち、コネクタ50として挿入実装型のコネクタを採用している。なお、筐体10(ケース11)には、コネクタ50に対応したコネクタ用切り欠き部(図示略)が設けられており、回路基板30を収容するようにケース11とカバー12を螺子締結した状態で、コネクタ50の一部(端子51のプリント基板31との接続側を含む)が筐体10内に収容され、残りの部分(端子51の外部コネクタとの接続側を含む)が筐体10外に露出される。
また、コネクタ50は、端子51として径の異なる複数種類の端子をそれぞれ複数本含んでいる。本実施形態においては、図1〜図4に示すように、径の細い第1端子53と第1端子53よりも径の太い第2端子54の2種類の端子51を含んでおり、第1端子53を信号伝送用の所謂シグナル端子として用い、第2端子54が電力伝送用の(パワー素子に電気的に接続され、大電流を伝達する)所謂パワー端子として用いている。
また、コネクタ50は、プリント基板31の平面に沿う端子51の配設方向(ハウジング52の長手方向)において、複数の第1端子53のみが集められた第1端子ブロック55と、複数の第1端子53と複数の第2端子54が集められた第2端子ブロック56とを、外部コネクタとの接続に供せられる端子ブロックとしてそれぞれ少なくとも1つ有している。本実施形態に係るコネクタ50は、エンジン関係の各系統と電気的に接続される4つの外部コネクタと接続され、この接続に供せられる端子ブロックとして、図2及び図3に示すように、2つの第1端子ブロック55と2つの第2端子ブロック56を有している。そして、図3に示すように、外部コネクタとの接続側において、各端子ブロック55,56がハウジング52によって分離されている。したがって、ハウジング52の長手方向において、ハウジング52の反りを低減することができる。
このように、外部コネクタとの接続に供せられる複数の端子ブロックとして、第1端子ブロック55と第2端子ブロック56を有する構成とすると、例えば第2端子54を流れる大電流信号からのノイズの影響を考慮して、信号伝送用の第1端子53を振り分けることができる。本実施形態においては、第1端子53のうち、ノイズを受けやすいアナログ信号(ノックセンサ信号やその他アナログセンサ信号)を伝達する第1端子53を第1端子ブロック55に含め、ノイズを受けにくいデジタル信号を伝達する第1端子53を第2端子ブロック56に含めている。この点については、後述するプリント基板31のランド及び貫通孔の配置において追加説明する。
なお、第2端子ブロック56に対応するランドにおいては、第1端子53と第2端子54との端子径の違いや上述したノイズの影響などを考慮してランドを配置したり、ランドからの配線を引き出す必要がある。これに対し、第1端子ブロック55に対応するランドおいては、第2端子ブロック56のような制約が少ない(又は、無い)ため、ランドの配置やランドからの配線の引き出しを効率化することができる。すなわち、第2端子ブロック56とともに第1端子ブロック55を併せ持つ構成とすることで、回路基板30の平面方向における電子制御装置100の体格を小型化することができる。この点についても、後述するプリント基板31のランド及び貫通孔の配置において追加説明する。
また、プリント基板31の平面に沿う端子51の配設方向において、外部コネクタとの接続に供せられる複数の端子ブロックの配置(第1端子ブロック55と第2端子ブロック56の並び方)は特に限定されるものではない。本実施形態においては、図2及び図3に示すように、4つの端子ブロック55,56のうち、両端に第2端子ブロック56が構成され、第2端子ブロック56に挟まれる中央領域に第1端子ブロック55が構成されている。一般的に、パワー端子がランド及び配線を介して電気的に接続されるパワー素子は、放熱性の観点(電子制御装置100外部への放熱距離の短縮及び他部品(素子)への放熱の影響低減)から、回路基板30において縁部近傍に配置される。したがって、プリント基板31の平面に沿う端子51の配設方向において、複数の端子ブロック55,56の少なくとも一方の端部を第2端子ブロック56とすると、第2端子54に対応するランドとパワー素子とを電気的に接続する配線パターンを簡素化することができる。
第1端子ブロック55は、図3に示すように、ハウジング52に対して複数の第1端子53を千鳥状に配置して構成されている。具体的には、プリント基板31の平面に沿う方向(ハウジング52の長手方向)に複数本配列され、プリント基板31の平面に垂直な方向に多段に配列されている。プリント基板31の平面に沿う方向及びプリント基板31の平面に垂直な方向に配列される第1端子53の本数は特に限定されるものではない。本実施形態においては、2つの第1端子ブロック55にて、第1端子53がプリント基板31の平面に垂直な方向にそれぞれ5段配列され、プリント基板31の平面に沿う方向において、一方が4本、他方が5本配列されている。
第2端子ブロック56は、図3に示すように、ハウジング52に対して複数の第1端子53と複数の第2端子54とを千鳥状に配置して構成されている。そして、プリント基板31の平面に垂直な方向に多段に配設される端子51のうち、プリント基板31から最も離れた最上段から複数段に第2端子54が配置され、少なくともプリント基板31側の最下段(1段目)を含む第2端子よりも下段に第1端子が配置されている。本実施形態においては、図3及び図4に示すように、2つの第2端子ブロック56にて、端子51(第1端子53及び第2端子54)がプリント基板31の平面に垂直な方向にそれぞれ4段配列され、最上段(4段目)と最上段に隣接する下段(3段目)との2段に第2端子54が配置され、最下段(1段目)とその上段(2段目)の2段に第1端子53が配置されている。
このように、第2端子ブロック56において、最上段から複数段を第2端子54とすると、例えば図4に示すように、端子径が第1端子53よりも太いながらも、ハウジング52から露出する脚部が長い(下段に配置される第1端子53よりも長い)ので、例えばハウジング52とプリント基板31との線膨張係数の差に基づいて応力が生じても、第2端子54と対応するランドとのはんだ接合部にクラック等が生じにくい。また、第2端子54の下段を第1端子53とすると、ハウジング52から露出する脚部が短い(上段に配置される第2端子54よりも短い)ながらも、端子径が第2端子54より細いので、例えば上述した線膨張係数の差に基づいて応力が生じても、第1端子53と対応するランドとのはんだ接合部にクラック等が生じにくい。すなわち、第1端子53よりも径の太い第2端子54を含む構成でありながら、接続信頼性を向上することができる。
また、第2端子ブロック56において、第2端子54を複数段配置するので、端子51の配設方向(ハウジング52の長手方向)において、1段配置よりも短い距離で必要な本数の第2端子54を確保することができる。すなわち、プリント基板31の平面方向において電子制御装置100を小型化することができる。なお、第2端子ブロック56における第2端子54の段数を3段以上とすると、最上段よりも下段に複数段の第2端子54が存在するため、上段側の第2端子54に対応するランド間に、それよりも下段側の第2端子54に対応する太い配線を複数本と通すために、ランド間の間隔を大きくすることも考えられる。また、下段側の第2端子54に対応する配線を、ハウジング52から離反する方向に引き出す際に、それよりも上段側に存在する複数段の第2端子54が邪魔となる(配線自由度が低下する)ことも考えられる。これに対し、本実施形態に示すように、第2端子ブロック56のうち、最上段と最上段に隣接する下段との2段に第2端子54が配置された構成とすると、最上段よりも下段に第2端子54が1段しか存在しないため、短い距離で必要な本数の第2端子54を確保でき、且つ、3段以上の配置よりも配線自由度を向上、及び/又は、回路基板30の平面方向における電子制御装置100を小型化することができる。
また、第2端子54を第1端子53よりも上段とすると、例えば図4に示すように、回路基板30において、第2端子54に対応するランドが第1端子53に対応するランドよりもハウジング52から離反した位置に設けられることとなる。したがって、第2端子54に対応するランドに接続された太い配線を、第2端子ブロック56を構成する端子51に対応するランド間を通して離反方向に引き出す本数を低減することができ、ランドからハウジング52に対して離反する方向への配線の引き出しの自由度を向上することができる。この点については、後述するプリント基板31のランド及び貫通孔の配置において追加説明する。
また、本実施形態においては、第2端子ブロック56を構成する第1端子53が、第1端子ブロック55を構成する第1端子53であって回路基板30側から同一段(本実施形態においては、第1段及び第2段のそれぞれ)の第1端子53と同一形状を有している。すなわち、同一種類の端子51を用いている。このような構成とすると、端子51の種類を少なくし、製造コストを低減することができる。
なお、図1,図2,及び図4に示す符号57は、各端子51(第1端子53及び第2端子54)のうち、ハウジング52から延出されて、回路基板30と実装される部分を、対応する貫通孔に対して位置決めするための整列板(所謂タインプレート)である。この整列板57は、一部がハウジング52に固定されており、各端子51(第1端子53及び第2端子54)は整列板57に設けられた対応する貫通孔58に挿通された状態で、例えば図4に示すように、その先端からプリント基板31に設けられた貫通孔(スルーホール)33に挿入され、はんだ接合されている。なお、図4に示すように、符号34は、貫通孔33のうち、第1端子53が挿入される第1貫通孔34、符号35は第2端子54が挿入される第2貫通孔35である。本実施形態においては、コネクタ50として挿入実装構造のものを採用しており、貫通孔33に対して対応する端子51を挿入しやすくし、搬送時の端子曲がりを防ぐために、整列板57を有する構成を示したが、整列板57のない構成としても良い。また、整列板57を、ハウジング52に固定されない構成としても良い。
次に、上述したコネクタ50の端子51の構成に対応した、回路基板30(プリント基板31)における貫通孔33及びランドの配置について、図5〜図9を用いて説明する。図5は、コネクタ実装前の状態における、回路基板のコネクタ実装部周辺の平面図である。図6は、図5において、第1ランドブロックのコネクタ実装面側を示す拡大平面図である。図7は、図5において、第1ランドブロックの反コネクタ実装面側を示すコネクタ実装面側から見た拡大平面図である。図8は、図5において、第2ランドブロックのコネクタ実装面側を示す拡大平面図である。図9は、図5において、第2ランドブロックの反コネクタ実装面側を示すコネクタ実装面側から見た拡大平面図である。図5においては、便宜上、配線を省略して図示している。
図5に示すように、プリント基板31(回路基板30)には、上述したコネクタ50の端子51(第1端子53及び第2端子54)に対応して、複数の貫通孔33(第1貫通孔34及び第2貫通孔35)が設けられている。そして、第1貫通孔34の側壁及び開口周辺のプリント基板31表面に、対応する第1端子53と電気的に接続される電極としての第1ランド36が設けられている。また、第2貫通孔35の側壁及び開口周辺のプリント基板31表面に、対応する第2端子54と電気的に接続される電極としての第2ランド37が設けられている。そして、コネクタ50に構成された端子ブロックに対応して、複数のランドブロックが構成されている。
具体的には、図5に示すように、第1端子53のみを含む第1端子ブロック55に対応して、第1貫通孔34及び第1ランド36のみを含む第1ランドブロック38が構成されている。また、第1端子53と第2端子54を含む第2端子ブロック56に対応して、第1貫通孔34及び第1ランド36と第2貫通孔35及び第2ランド37を含む第2ランドブロック39が構成されている。すなわち、複数のランドブロック38,39として、2つの第1ランドブロック38と2つの第2ランドブロック39を有し、ハウジング52の長手方向において、図5に示すように、両端部に第2ランドブロック39が構成され、第2ランドブロック39に挟まれる中央領域に第1ランドブロック38が構成されている。そして、複数のランドブロック38,39は、ランド36,37からの配線をハウジング52に対して離反方向に引き出すために、間に貫通孔34,35及びランド36,37のない領域40(以下、隙間領域40と示す)を挟んで並設されている。本実施形態においては、図5に破線で示すように、隣り合うランドブロック38,39間に構成される3つの隙間領域40のうち、2つの隙間領域40において、ハウジング52の短手方向において、隙間領域40の幅がほぼ一定とされている。残り1つの隙間領域40のように、隙間領域40の幅がハウジング52の短手方向においてばらついている場合、結局は最も狭い部分が律速部分となり、幅の広い部分が無駄となる。これに対し、隙間領域40の幅をほぼ一定とすると、隙間領域40において、ランド36,37から効率よく配線を引き出すことができる。したがって、隙間領域40の幅がほぼ一定となるように、コネクタ50における端子51の配置及び端子51に対応する貫通孔33の配置を考慮することが好ましい。なお、本実施形態においては、隣接する第1ランドブロック38と第2ランドブロック39において、第1ランド36が第2ランド37に流れる大電流信号からのノイズの影響をほとんど受けないように、隙間領域40の幅が設定されている。
第1ランドブロック38は、上述したように、プリント基板31のコネクタ50との実装部位のうち、第1端子ブロック55に対応してプリント基板31に設けられた第1貫通孔34及び第1ランド36のみを含む部位である。プリント基板31の平面方向において、複数の第1ランド36間の間隔は、少なくとも噴流はんだ付けによって、第1ランド36間にブリッジが生じない(ショートしない)距離とされている。
また、本実施形態においては、複数の第1貫通孔34及び第1ランド36が、図6及び図7に示すように、両面基板であるプリント基板31の両表面において、ショートしない距離を確保しつつ、規則的な千鳥配置とされている。このように規則的な千鳥配置とすると、格子(碁盤目)配置に比べて、下段側の第1ランド36に接続された配線41を、それよりも上段側の第1ランド36間を通してハウジング52の離反方向に引き出しやすくすることができる。本実施形態においては、この点を考慮して、第1端子ブロック55を構成する第1端子53の配置も千鳥状とされている。
また、本実施形態においては、複数の第1貫通孔34及び第1ランド36が規則的な千鳥配置とされつつ、異なる第1ランド36(例えば下段側の第1ランド36)からの配線41が間に通される、複数の第1ランド36間(下段側の第1端子53よりも上段側の複数の第1ランド36間)の間隔がほぼ等しくされている。具体的には、図6に示すように、同一段の第1ランド36間の間隔L11,L13と、隣接する段の第1ランド36間の間隔L12がほぼ等しくされている。例えば図6に示すように、同じ第1ランド36からの配線41が、間隔L11,L12の間隔を有する第1ランド36間をそれぞれ通る場合、間隔L11,L12が異なると、狭い方が律速となる。したがって、間に配線41が通される第1ランド36間の間隔を均一化すると、第1ランドブロック38を小さく(プリント基板31を小さく)することができる。
なお、異なる第1ランド36からの配線41が間に通されない第1ランド36間の間隔は、間に配線41が通される第1ランド36間の間隔L11,L12,L13と等しくされても良い。しかしながら、本実施形態においては、複数の第1貫通孔34及び第1ランド36が規則的な千鳥配置とされつつ、隣接する第1ランド36間であって、異なる第1ランド36からの配線41が間に通されない第1ランド36間の間隔が、異なる第1ランド36からの配線41が間に通される第1ランド36間の間隔よりも狭くされている。具体的には、図6に示すように、間に配線41が通される第1ランド36間の間隔L11,L12,L13に対し、間に配線41が通されない第1ランド36間の間隔L14が狭くされている。このような構成とすると、第1ランドブロック38をさらに小さくすることができる。
また、第1ランドブロック38は、プリント基板31のコネクタ50との実装部位のうち、第1端子ブロック55に対応する部位である。したがって、上述したように、ノイズを受けやすいアナログ信号(ノックセンサ信号やその他アナログセンサ信号)を伝達する第1端子53を第1端子ブロック55に含めることで、当該第1端子53、第1ランド36、及び配線41の周りに、大電流信号を伝達する第2端子54、第2ランド37、及び配線41が存在しない構成とすることができる。すなわち、電子制御装置100において、耐ノイズ性を向上することができる。
第2ランドブロック39は、上述したように、プリント基板31のコネクタ50との実装部位のうち、第2端子ブロック56に対応してプリント基板31に設けられた第1貫通孔34及び第1ランド36と第2貫通孔35及び第2ランド37を含む部位である。このような構成においても、プリント基板31の平面方向において、複数のランド36,37間の間隔は、噴流はんだ付けによってブリッジが生じない(ショートしない)距離とされている。
第2ランドブロック39における第2ランド37の配置は、コネクタ50の第2端子ブロック56における第2端子54に応じて決定されるものであり、その段数は最上段(ハウジング52とは反対側)から複数段とされている。例えば第2端子54及び第2ランド37を3段以上の配置とすると、プリント基板31の同一表面において第2ランド37の数が多く、第2ランド37から引き出される配線42の本数も多いので、スペースの関係上、1つの第2ランド37間に、配線41よりも幅の広い配線42を複数本通さなければならない可能性が高まる。また、第2ランド37間の間隔が一定であれば、下段側の第2ランド37からの配線42の引き出しスペースが減少することとなる。また、これらの問題を解決するために、プリント基板31をより多層構造とすることも考えられる。これに対し、本実施形態においては、第2端子54が2段配置され、これに応じて第2ランド37の配置も2段となっている。このように、第2端子54及び第2ランド37を2段配置とすると、1つの第2ランド37間に配線41よりも幅の広い配線42を複数本通すことは基本的にないので、3段以上の配置に比べて、プリント基板31の小型化、簡素化、配線自由度の向上の少なくとも1つが可能である。
また、本実施形態においては、複数の第2貫通孔35及び第2ランド37が、図8及び図9に示すように、両面基板であるプリント基板31の両表面において、ショートしない距離を確保しつつ、規則的な千鳥配置とされている。このように規則的な千鳥配置とすると、格子(碁盤目)配置に比べて、下段側の第1ランド36に接続された配線41又は下段側の第2ランド37に接続された配線42を、それよりも上段側の第2ランド37間を通してハウジング52の離反方向に引き出しやすくすることができる。本実施形態においては、この点を考慮して、第2端子ブロック56を構成する第2端子54の配置も千鳥状とされている。
また、本実施形態においては、間に少なくとも太い配線42が通らない第2ランド37間が、ブリッジが生じない範囲で間に配線42が通る第2ランド37間よりも狭くされている。具体的には、図8及び図9に示すように、複数の第2貫通孔35及び第2ランド37が千鳥配置とされつつ、同一段の互いに隣接する第2ランド37間の間隔L21が、隣接する段の第2ランド37間の間隔L22よりも広くされている。第2ランド37から引き出される配線42は、第1ランド36から引き出される配線41よりも太いため、隣接する段の第2ランド37間に配線42を斜め方向に通そうとすると、プリント基板31の平面方向の大きさが大きくなってしまう。これに対し、間隔L21を間隔L22よりも広くされた構成、すなわち、隣接する段の第2ランド37間に少なくとも配線42を斜め方向に通さない構成とすることで、第2ランドブロック39を小さく(プリント基板31を小さく)することができる。
第2ランドブロック39における第1ランド36の配置は、コネクタ50の第2端子ブロック56における第1端子53に応じて決定されるものであり、少なくともコネクタ50のハウジング52側の最下段に配置されている。本実施形態においては、第1端子53が2段配置され、これに応じて第1ランド36の配置も2段となっている。
また、本実施形態においては、複数の第1貫通孔34及び第1ランド36が、図8及び図9に示すように、両面基板であるプリント基板31の両表面において、ショートしない距離を確保しつつ、規則的な千鳥配置とされている。このように規則的な千鳥配置とすると、格子(碁盤目)配置に比べて、下段側の第1ランド36に接続された配線41を、それよりも上段側の第1ランド36間を通してハウジング52の離反方向に引き出しやすくすることができる。本実施形態においては、この点を考慮して、第2端子ブロック56を構成する第1端子53の配置も千鳥状とされている。
また、本実施形態においては、第2ランドブロック39を構成する第1貫通孔34及び第1ランド36と、同一段の第1ランドブロック38を構成する第1貫通孔34及び第1ランド36が、同一の構成とされている。具体的には、図6〜図9に示すように、第2ランドブロック39における同一段の第1ランド36間の間隔L23が、当該第1ランド36と同一段の第1ランドブロック38における第1ランド36間の間隔L13と同じとされている。また、第2ランドブロック39における隣接する段の第1ランド36間の間隔L24が、同じ段の関係にある第1ランドブロック38における隣接する段の第1ランド36間の間隔L14と同じとされている。また、第1貫通孔34の径及び第1ランド36の径も等しく、プリント基板31の同一端部と最下段の第1ランド36までの間隔L15,L25も同じとされている。このような構成とすると、上述したように、第2端子ブロック56を構成する第1端子53として、第1端子ブロック55を構成する第1端子53で同一段の第1端子53と同一種類の端子を採用することができる。したがって、端子51の種類を少なくし、製造コストを低減することができる。なお、本実施形態においては、第1端子ブロック55及び第2端子ブロック56において、5種類の第1端子53と2種類の第2端子54を採用している。
また、第2ランドブロック39において、互いに隣接する第1ランド36と第2ランド37との間隔L27は特に限定されるものではない。本実施形態においては、第1ランド36と第2ランド37との間隔L27が、互いに隣接する第1ランド間の間隔L23,L24よりも広くされている。このような構成とすると、第1ランド36を流れる信号が、第2ランド37を流れる大電流信号からのノイズを受けにくくなり、電子制御装置100の耐ノイズ性を向上することができる。本実施形態においては、アナログ信号が流れる第1端子53を第1端子ブロック55としているが、上述した構成においては、アナログ信号が流れる第1端子53を第2端子ブロック56とすることも可能である。なお、間隔L27を間隔L23,L24よりも広くすると、その分第2端子54の脚部の長さを長くすることができるので、第2端子54が応力を受けて弾性変形しやすくなり、接続信頼性を向上することができる。
また、本実施形態においては、図6及び図8に示すように、第1ランドブロック38におけるプリント基板31の一端と最上段の第1端子53に対応する第1ランド36の上端との距離L16と、第2ランドブロック39におけるプリント基板31の一端と最上段の第1端子53に対応する第1ランド36の上端との距離L26とがほぼ等しくされている。このような構成とすると、端子51として挿入実装構造の端子51を採用し、端子51(第1端子53及び第2端子54)と対応するランド36,37とを噴流はんだによってはんだ接合する際に、2つの端子ブロック55,56の全ての端子51を一度に噴流はんだ付けすることができる。なお、一度に噴流はんだ付けする場合には、2つのランドブロック38,39において、距離L16,L26のうち、広いほうが律速となり、狭いほうは噴流はんだに晒される電子部品32の実装禁止領域が無駄に広くなる。これに対し、上述した構成とすると、プリント基板31において、噴流はんだに晒される電子部品32の実装禁止領域を低減することができる。本実施形態においては、距離L16,L26が等しくなるように、第1ランドブロック38を5段とし、第2ランドブロック39を4段とし、各ランド36,37の配置(間隔L15,L25及び間隔L27を含む)が調整されている。なお、本実施形態においては、最上段の第1端子53に対応する第1ランド36の上端とプリント基板31の一端との距離L16,L26がほぼ等しくされる例を示した。しかしながら、それ以外にも、第1ランド36の中心とプリント基板31との一端との距離がほぼ等しくされても良い。また、一方のランドブロックにおける第1ランド36の上端とプリント基板31の一端との距離と、他方のランドブロックにおける第1ランド36の中心とプリント基板31の一端との距離が等しくされても良い。すなわち、ハウジング52から離反する方向において、第1ランドブロック38における最上段の第1端子53に対応する第1ランド36と第2ランドブロック39における最上段の第1端子53に対応する第1ランド36の少なくとも一部が重なる構成とされれば、本実施形態と同様乃至それに準ずる効果を示すことができる。
また、ランド36,37に接続される配線41,42は、基本的にハウジング52に対して離反する方向に引き出される。したがって、下段側の第1ランド36間には、基本的に配線42が通ることはないので、プリント基板31の小型化を考慮すると、図8に示すように、第2ランドブロック39を構成する隣接する第2ランド37の中心間の距離L28と隣接する第1ランド36の中心間の距離L29とが異なる設定(距離L28が距離L29よりも広い)となる。このように、多段に設けられたランド36,37において、距離L28,L29が異なる場合、配線自由度を考慮すると、ハウジング52の長手方向において、隣接する第1ランド36と第2ランド37が重ならないように距離L28,L29を設定することが好ましい。すなわち、距離L28,L29の最小公倍数ができるだけ大きくなるように、距離L28,L29(対応する距離L11,L21)を大きくすることが好ましい。このように、第2ランドブロック39は、上述した隣接する第1ランド36と第2ランド37との間隔L27とともに、第1ランド36と第2ランド37の配置に制約が多い。これに対し、本実施形態においては、第2ランドブロック39だけでなく、第1ランドブロック38も有している。第1ランドブロック38は、全てのランドが第1ランド36であり、ランド36から引き出される配線も配線41であるので、ランドの配置やランドからの配線の引き出しを効率化することができる。したがって、1つの外部コネクタに接続される全ての端子ブロックを第2ランドブロック39で構成するよりも、プリント基板31の体格を小型化することが可能である。
このように本実施形態に係る電子制御装置100によれば、第1端子53よりも端子径の太い第2端子54を含む第2端子ブロック56において、回路基板30から最も離れた最上段から複数段を第2端子54とし、少なくとも回路基板30側の最下段を含む第2端子54よりも下段を第1端子53としている。したがって、接続信頼性を向上することができる。
また、第2端子54を第1端子53よりも上段としており、回路基板30において、第2端子54に対応する第2ランド37が第1端子53に対応する第1ランド36よりもハウジング52から離反した位置となる。したがって、第2ランド37からの太い配線42を第1ランド36間を通さなくとも良いので、ハウジング52に対して離反する方向への配線41,42の引き出しの自由度を向上することができる。また、第1端子53をシグナル端子とし、第2端子54をパワー端子とする場合には、対ノイズ性を向上することもできる。
また、第2端子ブロック56において第2端子54を複数段配置するので、端子51の配設方向(ハウジング52の長手方向)において、1段配置よりも短い距離で必要な本数の第2端子54を確保することができる。すなわち、回路基板30の平面方向において電子制御装置100を小型化することができる。
また、第1端子ブロック55を有するので、1つの外部コネクタに接続される全ての端子ブロックを第2端子ブロック56とするよりも、プリント基板31の体格を小型化することも可能である。
また、外部コネクタとの接続に供せられる複数の端子ブロックを、第1端子ブロック55と第2端子ブロック56とに分けている。したがって、第1端子53をシグナル端子とし、第2端子54をパワー端子とする場合には、ノイズの影響を受けやすい第1端子53を第1端子ブロック55とすることで、対ノイズ性を向上することもできる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態においては、プリント基板31の平面に垂直な方向において、第1端子ブロック55が、第1端子53を5段配置して構成され、第2端子ブロック56が、端子51(第1端子53及び第2端子54)を4段配置して構成される例を示した。しかしながら、各端子ブロック55,56を構成する端子51の段数は上記例に限定されるものではない。例えば第2端子ブロック56においては、第2端子54が最上段から複数段に配置され、第1端子53が第2端子54よりも下段に配置されれば良い。すなわち、最小構成としては、第2端子54が2段配置され、第1端子53が1段配置された計3段配置を採用することができる。
本実施形態においては、電子制御装置100の耐ノイズ性を向上するために、第1端子53のうち、アナログ信号を伝達する第1端子53を伝達する第1端子53を第1端子ブロック55に含める例を示した。また、第2ランドブロック39において、隣接する第1ランド36と第2ランド37との間隔L27を、隣接する第1ランド36間の間隔L23,L24よりも広くし、第2端子ブロック56を構成する端子51も対応する配置とする例を示した。また、隣接する第1ランドブロック38と第2ランドブロック39において、第1ランド36が第2ランド37に流れる大電流信号からのノイズの影響をほとんど受けないように、隙間領域40の幅が設定される例を示した。しかしながら、それ以外にも、例えば図10に示すように、ノイズの影響を受けやすい信号を伝達する第1ランド36及び当該第1ランド36から引き出された配線41の周囲を、例えばGNDに接続された電磁的なシールド線43によって取り囲んでも良い。このような構成とすると、ノイズの影響を受けやすい信号を伝達する第1ランド36及び当該第1ランド36から引き出された配線41を、プリント基板31の平面方向においてノイズから保護することができる。図10は、プリント基板31(回路基板30)の変形例を示すコネクタ実装部周辺の平面図である。なお、図10においては、第2ランドブロック39に隣接する第1ランドブロック38の端部の第1ランド36及び当該第1ランド36から隙間領域40に引き出された配線41を保護する例を示した。しかしながら、第2ランドブロック39を構成する第1ランド36及び当該第1ランド36から隙間領域40に引き出された配線41を保護するようにしても良い。また、配線41の引き出しは、隙間領域40に限定されない。
本実施形態においては、第1端子53としてシグナル端子を採用し、第2端子54としてパワー端子を採用する例を示した。しかしながら、一方の端子よりも他方の端子のほうが太ければ、端子径の細い方を第1端子53、端子径の太い第2端子54として採用することが可能である。
本実施形態においては、コネクタ50の端子51として、プリント基板31に設けられた貫通孔33に挿入されて対応するランド36,37とはんだ接合される挿入実装構造の端子を用いる例を示した。しかしながら、端子として、プリント基板の表面に設けられた対応するランドとはんだ接合(リフロー実装)される表面実装構造の端子を採用することもできる。
本実施形態においては、複数の端子ブロック55,56が、ハウジング52によって仕切られ、コネクタ50が4つの外部コネクタと接続されるように構成(各端子ブロック55,56ごとに異なる外部コネクタが接続されるように構成)された例を示した。しかしながら、コネクタ50は、外部コネクタとの接続に供せられる端子ブロックとして第1端子ブロック55と第2端子ブロック56をそれぞれ少なくとも1つ有していれば良く、嵌合される外部コネクタの個数は特に限定されるものではない。例えば1つの外部コネクタと接続される端子ブロックとして、第1端子ブロック55と第2端子ブロック56を1つずつ有する構成としても良いし、異なる複数の外部コネクタとの接続に供せられる端子ブロックとして、第1端子ブロック55と第2端子ブロック56をそれぞれ少なくとも1つ有する構成としても良い。
また、例えば図11に示すように、隣り合う端子ブロック55,56がハウジング52によって仕切られない構成としても良い。図11は、コネクタの変形例を示す平面図である。図11に示す例においては、ハウジング52によって仕切られた1つの第2端子ブロック56が1つの外部コネクタと接続され、残りの3つの端子ブロック55,56が、1つの第2端子ブロック56とは異なる1つの外部接続コネクタと接続されるように構成されている。なお、図11においては、4つの端子ブロック55,56は3つと1つに仕切られる例を示したが、2つずつに仕切られた構成としても良い。また、仕切りのない構成としても良い。
また、本実施形態においては、同一のハウジング52に対して、全ての端子ブロック55,56が構成される例を示した。しかしながら、ハウジング52が複数のハウジング構成部材を一体化(例えば、お互いの嵌合や他の固定部材による固定)してなる構成としても良い。1つのコネクタ50として、第1端子ブロック55と第2端子ブロック56を備えていれば良い。
本実施形態においては、複数のランドブロック38,39間に隙間領域40(対応する複数の端子ブロック55,56間にも端子51の配置されない領域)を設ける例を示した。しかしながら、隣り合うランドブロック38,39の間に隙間領域40を有さない構成としても良い。また、間に隙間領域40を有する同一種類の複数のランドブロック38(又はランドブロック39)を1つのランドブロック38(又はランドブロック39)としても良い。ランドブロック38,39に対応する端子ブロック55,56についても同様である。例えば、本実施形態において示した2つの第1ランドブロック38及び第1端子ブロック55を、それぞれ1つの第1ランドブロック38及び第1端子ブロック55としても良い。
本実施形態においては、電子制御装置100として非防水構造の電子制御装置の例を示した。しかしながら、防水構造の電子制御装置にも適用することができる。
なお、本実施形態においては、回路基板30とコネクタ50とを備える電子制御装置100において、端子51として、複数の第1端子53と第1端子53よりも径の太い第2端子54とを含み、コネクタ50が第1端子53のみを含む第1端子ブロック55と第1端子53と第2端子54を含む第2端子ブロック56を有しており、第2ブロックを構成する回路基板30の平面に垂直な方向に複数段配設された端子51のうち、回路基板30から最も離れた最上段から複数段が第2端子54であり、少なくとも回路基板30側の最下段を含む第2端子54よりも下段が第1端子53である例を示した。しかしながら、上述の構成において、第2ブロックを構成する回路基板30の平面に垂直な方向に複数段配設された端子51の構成を、少なくとも回路基板30側の最下段に第1端子53が配置される構成としても良い。このように、少なくとも脚部の長さが最も短い最下段に、第2端子54よりも径の細い第1端子53を配置すれば、例えばハウジング52と回路基板30の線膨張係数の差に基づいて応力が生じても、最下段端子(第1端子53)と対応するランド36とのはんだ接合部にクラック等が生じにくい。すなわち、第1端子53よりも径の太い第2端子54を含む構成でありながら、接続信頼性を向上することができる。
なお、接続信頼性を向上するためには、脚部の長さの長い端子として径の太い第2端子を採用し、脚部の長さの短い端子として径の細い第1端子を採用すれば良い。また、配線自由度を向上するためには、コネクタのハウジングに対して遠い側のランドと接続される端子として径の太い第2端子を採用し、コネクタのハウジングに対して近い側のランドと接続される端子として径の細い第1端子を採用すれば良い。したがって、例えば接続信頼性の点で余裕があり、配線自由度を高めるためには、コネクタのハウジングに対して近い側のランドと接続されるように、第1端子を上段側に配置し、コネクタのハウジングに対して遠い側のランドと接続されるように、第2端子を下段側に配置した構成としても良い。また、例えば配線自由度の点で余裕があり、接続信頼性を高めるためには、コネクタのハウジングに対して近い側のランドと接続されるように、第2端子を上段側に配置し、コネクタのハウジングに対して遠い側のランドと接続されるように、第1端子を下段側に配置した構成としても良い。
第1実施形態に係る電子制御装置の概略構成を説明するための、組み付け前の状態を示す分解図である。 コネクタを回路基板に実装した状態の実装部周辺の平面図である。 コネクタを回路基板に実装した状態で外部コネクタとの接続側から見た平面図である。 図3に示すIV−IV線に沿う断面図である。 コネクタ実装前の状態における、回路基板のコネクタ実装部周辺の平面図である。 図5において、第1ランドブロックのコネクタ実装面側を示す拡大平面図である。 図5において、第1ランドブロックの反コネクタ実装面側を示すコネクタ実装面側から見た拡大平面図である。 図5において、第2ランドブロックのコネクタ実装面側を示す拡大平面図である。 図5において、第2ランドブロックの反コネクタ実装面側を示すコネクタ実装面側から見た拡大平面図である。 プリント基板の変形例を示すコネクタ実装部周辺の平面図である。 コネクタの変形例を示す平面図である。
符号の説明
30・・・回路基板
31・・・プリント基板
36・・・第1ランド
37・・・第2ランド
38・・・第1ランドブロック
39・・・第2ランドブロック
50・・・コネクタ
51・・・端子
53・・・第1端子
54・・・第2端子
55・・・第1端子ブロック
56・・・第2端子ブロック
100・・・電子制御装置

Claims (13)

  1. 回路基板と、
    一端が前記回路基板のランドと接続され、他端が外部コネクタと接続される端子が、ハウジングに対して前記回路基板の平面に沿う方向及び前記平面に垂直な方向に複数配設されたコネクタと、を備える電子制御装置であって、
    前記端子として、複数の第1端子と、前記第1端子よりも端子径の太い複数の第2端子とを含み、
    前記端子は、前記ランドと接続される側の前記ハウジングから露出する部分である脚部の長さが、前記回路基板の平面に垂直な方向における段位置に応じて、前記回路基板に近い側ほど短い長さとされており、
    前記コネクタは、前記回路基板の平面に沿う前記端子の配設方向において、複数の前記第1端子のみが集められた第1端子ブロックと、複数の前記第1端子と複数の前記第2端子が集められた第2端子ブロックとを、外部コネクタとの接続に供せられる端子ブロックとしてそれぞれ少なくとも1つ有し、
    前記第2端子ブロックは、前記回路基板の平面に垂直な方向に複数段配設された前記端子のうち、前記回路基板から最も離れた最上段と前記最上段に隣接する下段との2段が前記第2端子であり、少なくとも前記回路基板側の最下段を含む前記第2端子よりも下段が前記第1端子であり、
    前記回路基板の平面に垂直な方向において、前記第2端子ブロックを構成する第1端子は、該第1端子と同一段の、前記第1端子ブロックを構成する第1端子と同じ高さに配置され、前記第1端子ブロックを構成する、前記回路基板から最も離れた最上段を含む3段の第1端子に当たる部分に、前記第2端子ブロックを構成する2段の第2端子が配置されていることを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記端子に対応する前記回路基板の一表面のランドは、千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記回路基板は、複数の前記端子にそれぞれ対応する複数の貫通孔を有し、
    前記ランドは、前記貫通孔の壁面及び開口周辺に設けられ、
    前記端子は、前記貫通孔に挿入された状態で、はんだを介して前記ランドと電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記コネクタは、前記回路基板の平面に沿う前記端子の配設方向が前記回路基板の一端と平行となるように、前記回路基板の一端の近傍に配置され、
    前記回路基板から最も離れた最上段の前記端子に対応する前記ランドと前記回路基板の一端との距離が、前記第1端子ブロックと前記第2端子ブロックとで等しいことを特徴とする請求項3に記載の電子制御装置。
  5. 前記第2端子ブロックを構成する前記第1端子が、前記第1端子ブロックを構成する前記第1端子であって前記回路基板側から同一段の第1端子と、同一形状であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の電子制御装置。
  6. 前記第1端子は信号伝送用のシグナル端子であり、前記第2端子は電力伝送用のパワー端子であることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の電子制御装置。
  7. 前記回路基板の平面に沿う前記端子の配設方向において、複数の前記端子ブロックの少なくとも一方の端部が前記第2端子ブロックであることを特徴とする請求項6に記載の電子制御装置。
  8. 複数の前記端子ブロックの両端部が、それぞれ前記第2端子ブロックであることを特徴とする請求項7に記載の電子制御装置。
  9. 前記第2端子ブロックを構成する前記端子に対応する前記回路基板の一表面の前記ランドにおいて、互いに隣接する前記第2端子と前記第1端子に対応する前記ランド間の間隔が、互いに隣接する前記第1端子に対応する前記ランド間の間隔よりも広いことを特徴とする請求項6〜8いずれか1項に記載の電子制御装置。
  10. 前記第2端子ブロックを構成する前記端子に対応する前記ランドの前記回路基板の一表面側の部分において、前記第2端子に対応する前記ランドは千鳥状に配置され、同一段の互いに隣接する前記第2端子に対応する前記ランド間の間隔が、隣接する段の互いに隣接する前記第2端子に対応する前記ランド間の間隔よりも広いことを特徴とする請求項1〜9いずれか1項に記載の電子制御装置。
  11. 前記第1端子ブロックを構成する端子に対応する前記回路基板の一表面の前記ランドにおいて、前記第1端子に対応する前記ランドは千鳥状に配置され、下段側の前記第1端子に対応する前記ランドからの配線が間に通される複数の隣接する前記ランド間の間隔が等しいことを特徴とする請求項1〜10いずれか1項に記載の電子制御装置。
  12. 前記第1端子ブロックを構成する端子に対応する前記回路基板の一表面の前記ランドにおいて、前記第1端子に対応する前記ランドが千鳥状に配置され、隣接する前記ランド間であって、異なる前記ランドからの配線が間に通されない前記ランド間の間隔が、異なる前記ランドからの配線が間に通される前記ランド間の間隔よりも狭いしいことを特徴とする請求項1〜11いずれか1項に記載の電子制御装置。
  13. 前記端子の配設方向において、前記端子ブロックに対応する前記ランドのブロックは、間に前記ランドのない領域を挟んで配置され、
    前記回路基板の平面に沿い且つ前記端子の配設方向とは垂直方向において、前記ランドのない領域の幅は、ほぼ一定であることを特徴とする請求項1〜12いずれか1項に記載の電子制御装置。
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