JP4619663B2 - 作業用パレットおよびパレット搬送装置 - Google Patents

作業用パレットおよびパレット搬送装置 Download PDF

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Description

この発明は、製造した靴下などを出荷するときなどに行う作業、例えば、カードセット、カード縫い付け、ラベル貼りなどを自動化するのに役立つ作業用パレットと、そのパレットに設けたホルダの開閉、反転装置とパレット搬送装置に関する。
例えば、靴下は、ハンガーに吊り下げて商品として展示することが多くなって来ている。その吊り下げ展示のために、メーカはユーザの要望に応じて出荷する靴下にカード(意匠模様や商標などが印刷された2つ折りの台紙にフックを設けたもの)を取り付け、また、要望に応じて製品の流通管理などに用いるラベル(バーコードシールもラベルと見なす)を貼り付けている。さらに、数足の靴下を結束して出荷することもあり、必要があればその結束なども行っている。
カード付けは、2つ折りしたカードで位置を揃えた一足の靴下の例えば履き口側を挟み(履き口側とは反対側の踵側を挾むこともある)、その後、カードを靴下にミシンで縫い付ける方法でなされる。また、ラベルは展示するときに表になる側と裏になる側の双方に貼ることがある。
上述したカード付け、ラベル貼り、数足の靴下の結束などの作業は、従来、人手で行っていた。カードを縫い付けるためのミシンやラベル貼着機は存在するが、カードを靴下にセットする作業、カードを外れ止めするためのミシン掛け、ラベル貼着機に対する靴下のセット、反転再セット、数足の靴下の積み重ね、その後の帯封機による結束などの作業は、全て手作業に頼っていた。
カード付け、ラベル貼り、数足の靴下の積み重ねと結束などの作業を人手で行うと、多くの作業者が必要になり、人件費が嵩む。また、カード付け、ラベル貼り、結束などの各作業がバッチ処理となって作業能率も高まらない。
この発明は、かかる不具合をなくすために、前述の各作業などを自動化して流れ作業で行うことを可能ならしめることを課題としている。
上記の課題を解決するために、この発明においては、下記の作業用パレットパレット搬送装置を提供する。
(1)搬送路上を移動させる台板と、2枚の挟持板の片端をヒンジピンで互いにヒンジ結合して構成され、前記ヒンジピンの両端を台板上に設けた軸受で搬送路の長手方向と直角方向に水平に保持して前記台板上に設置するホルダと、前記2枚の挟持板に前記ヒンジピンからの距離を異ならせてそれぞれ設ける係合部材と
、前記台板の下部に設ける嵌合部と、前記台板の下部に設けて前記搬送路に設けられる間欠送り装置の送り爪とストッパ爪をそれぞれ個別に係止させる2個が1組のストッパを有し、
前記ストッパは、逆止爪で構成されて前記送り爪が後退するときの送り爪による係止解除点への押し退けと、前記ストッパ爪上を通過するときの係止解除点への逃げが許容され、
前記台板上の前記ホルダで靴下などの被搬送物品を挟み、前記台板に前記間欠送り装置で送りをかけ、各挟持板に設けた係合部材に動力を加えてホルダを前記ヒンジピンを支点にして開閉し、かつ、反転させ、さらに、台板の下部に設けた前記嵌合部にターンテーブルを嵌合させてそのターンテーブルで台板を水平面内において方向転換させられるようにした作業用パレット。
(2)搬送路の往路に設ける始端側と終端側が可動レールで構成された平行配置のガイドレールと、前記可動レールを側方に退避させる手段と、前記ガイドレール上に載置した前記作業用パレットを搬送路の途中に定間隔で設けた作業ステーションに順次移動させる間欠送り装置と、所定の作業ステーションに移動した作業用パレットのホルダを開閉し、かつ、反転させるホルダ開閉、反転装置と、前記往路の終端に移動した作業用パレットを下から受け支えてこの作業用パレットの向きを方向転換させるターンテーブルと、このターンテーブルをパレット受け渡し点から降下させる昇降機構と、降下したターンテーブル上の作業用パレットを受け取って返送する往路下に設けられた復路用コンベヤと、復路用コンベヤの終端に到達した作業用パレットを往路の始端に戻す昇降機構とを備え、前記間欠送り装置に、前進時に作業用パレットの前記ストッパに係止して前記作業用パレットに送りをかけ、後退時には前記ストッパを押し退けて通過する送り爪と、前記ストッパを逃がして通過させ、通過後にそのストッパに係止して作業用パレットの後退を阻止するストッパ爪を含ませて構成されるパレット搬送装置。
なお、(2)のパレット搬送装置に設ける間欠送り装置は、往路のガイドレールと平行配置の可動バーと、この可動バーにそれぞれ前記作業ステーションの設置間隔と同一間隔で設ける複数の送り爪、および、複数のクランプ爪と、起立時にクランプ、伏臥時にアンクランプになる前記複数のクランプ爪を連動して起伏させる起伏機構と、前記可動バーを搬送路の長手方向に作業ステーションの設置間隔と同一ストロークで進退させる押し引きアクチュエータと、各作業用パレットに係止してこのパレットの後退を阻止するストッパ爪とを備えさせて構成し、作業用パレットの台板に前記送り爪が係止し、かつ起立した前記クランプ爪が前記台板を送り爪に対向する方向からクランプし、この状態で前記可動バーが前進して作業用パレットに送りがかかり、可動バー後退時に、前記クランプ爪が伏臥してアンクランプ姿勢になりかつ台板に対する前記送り爪の係合が解けるようにしたものが好ましい。
この発明の作業用パレットは、台板上のホルダで被搬送物品を挟み、その物品を搬送路の途中に設けた作業ステーションにコンベヤで順次位置決めして送り込むことができる。
また、台板上でホルダを閉じたまま反転させてホルダで保持した被搬送物品をひっくり返えし、その物品の両面に対するラベル貼りなどを機械化作業で行うことを可能にする。
さらに、ターンテーブルによる方向転換が行え、移行装置による被搬送物品の次段の工程へ送り出しも可能にする。
また、後述するホルダ開閉、反転装置をホルダの開閉、反転が必要な作業ステーションに各々に設置すると、その作業ステーションに送り込まれた作業用パレットのホルダの開閉、反転を開閉、反転装置によって行うことが可能になり、上述した作業用パレットのホルダの開閉、反転を自動化できる効果がある
さらに、この発明の搬送装置は、作業用パレットを間欠送り装置で次段の作業ステーションに順次送り込み、そのパレットのホルダを必要な作業ステーションにおいて反転、開放し、搬送路の往路の終端でターンテーブルにより作業用パレットを方向転換させて被搬送物品を開いたホルダから取出し、空になった作業用パレットを往路下の復路のコンベヤと往路終端及び往路始端の昇降機構とで往路の始端に連続的に戻すことができる。これにより、例えば、靴下に対するカードセット、カード縫い付け、ラベル貼りなどを自動化して流れ作業で実施することが可能になり、作業能率の向上、作業人員削減の目的を達成することができる。
以下、靴下のカードセット、カード縫い付け、ラベル貼りなどを行うものを例に挙げてこの発明の実施形態を説明する。
図1乃至図3はこの発明の作業用パレットを示している。この作業用パレット1は、樹脂や金属などで形成された平面視四角形の台板2と、この台板2上に設けたホルダ3と、このホルダ3に設けた2個の係合部材4、5と、台板2の下部に設けた嵌合部6及び2個が一組のストッパ7とから成る。
ホルダ3は、2枚の挟持板3a、3bの片側をヒンジピン3cで互いにヒンジ結合して構成されており、ヒンジピン3cの両端を台板2上に設けた軸受8で水平に保持して台板2上に設置されている。挟持板3a、3bは、軽量化のために靴下の挟持に支障の無い位置に穴をあけているが、作業に支障の無い形状にしておけばよく、穴は必須の要素とはならない。この挟持板3a、3bの靴下挟持面には、靴下の保護と滑り止めのための処理を施しておくのがよい。
係合部材4、5は、ここではピンを用いており、この係合部材4、5を、2枚の挟持板3a、3bの片方の側部に、ヒンジピン3cからの距離を異ならせてヒンジピン3cと平行方向に向けてそれぞれ設けている。
嵌合部6は、後述するターンテーブルの上面の嵌合部材を嵌合させてターンテーブルからの回転伝達を正確に行うために設けている。図の嵌合部6は複数個のピン孔で構成されているがピン孔に限定されるものではない。
ストッパ7は、搬送路(パレット搬送路)の往路に設ける間欠送り装置の送り爪とストッパ爪を係止させるために設けている。このストッパ7は、ヒンジピン3cと平行な支持ピン7aで重心からずれた位置を揺動可能に支えており、支持ピン7aの前後の重量のアンバランスにより自然に傾いて送り爪、ストッパ爪との係止姿勢をとる。従って、係止姿勢に復帰させるためのスプリング等を必要としない。
図4〜図6は、図1の作業用パレット1のホルダ3を開閉し、かつ反転させるホルダ開閉、反転装置の実施形態である。このホルダ開閉、反転装置10は、ホルダ3の各挟持板3a、3bに設けた係合部材4、5に別々に差込み嵌合させる第1係合部材11と第2係合部材12(図のそれはいずれもソケット)を有する。また、この第1係合部材11と第2係合部材12を挟持板側の係合部材4、5との係合点と係合解除点にそれぞれ動かす空圧シリンダなどの第1アクチュエータ13、第2アクチュエータ14と、第1係合部材11と第2係合部材12をホルダ3のヒンジピン3cと同軸上に中心がある半円の軌道に沿って正回り方向と逆回り方向に移動させる駆動機構15とを備えており、第1、第2係合部材11、12のいずれか一方を対応した挟持板の係合部材(4又は5)に係合させた状態で駆動機構15を作動させて作業用パレット1のホルダ3を開閉し、さらに、第1、第2係合部材11、12の双方を各挟持板の係合部材4、5に各々係合させた状態で駆動機構15を作動させてホルダ3を反転させるように構成されている。なお、駆動機構15は、ホルダ3の開閉のみを行うものと、開閉と反転を共に行うものの2種類がある。後者の駆動機構は、ヒンジピン3cと同軸上に旋回中心をもつアーム15aに第1、第2アクチュエータ13、14の双方を取り付け、前者の駆動機構は、アーム15aにどちらか一方のアクチュエータ(13又は14)を取り付けて構成される。
図7〜図14は、上述した作業用パレット1を各作業ステーションに移動させるパレット搬送装置の実施形態である。図7、図8は図を見やすくするために一部の要素を省略した図にしている。
このパレット搬送装置20は、搬送路の往路に設ける平行配置のガイドレール21と、このガイドレール21上に載置した作業用パレット1を搬送路の途中に定間隔で設けた作業ステーションI〜V(図7、8及び11、12参照)に順次移動させる間欠送り装置2
2と、所定の作業ステーションに移動した作業用パレット1のホルダ3を開閉し、かつ、反転させる開閉、反転装置10と、往路の終端に移動した作業用パレット1を下から受け支えてこの作業用パレット1の向きを方向転換させるターンテーブル23と、このターンテーブル23を往路終端のパレット受け渡し点から降下させる昇降機構24と、降下したターンテーブル23上の作業用パレット1を受け取って返送する往路下に設けられた復路用コンベヤ25と、この復路用コンベヤ25の終端に到達した作業用パレット1を往路の始端に戻す昇降機構26と、図15に示す押さえローラ27aを備えたホルダ押さえ装置27を備えている。
ガイドレール21の始端側と終端側は、中間の固定レールから分割された可動レール21a、21bで構成されており、その可動レール21a、21bを側方に退避させる可動レール退避手段(図のそれは押し引きアクチュエータ)28がパレット搬送装置20に含まれている。このガイドレール21上に作業用パレット1を載せて摺動させる。
間欠送り装置22は、図11〜図14に示すように、ガイドレール21と平行配置の可動バー22aと、この可動バー22aと片方のガイドレール21にそれぞれ作業ステーションの設置間隔Lと同一間隔で設ける複数の送り爪22b、及び複数のクランプ爪22cと、クランプ爪22cを連動して起伏させる起伏機構22dと、可動バー22aを搬送路の長手方向に作業ステーションの設置間隔Lと同一ストロークで進退させる空圧シリンダなどの押し引きアクチュエータ22eと、定位置に固定配置された複数のストッパ爪22fとから成るものを設けている。起伏機構22dは、図11、図13に示すように、一つの駆動源22gで平行リンク機構を作動させてクランプ爪22cを起伏させるものを用いている。
この間欠送り装置22は、作業用パレット1に設けたストッパ7に送り爪22bが係止し、起立したクランプ爪22cが台板2を送り爪22bに対向する方向からクランプし、この状態で可動バー22aが前進して作業用パレット1にストロークLの送りをかける。可動バー前進時には片方のストッパ7が逃げてストッパ爪22f上を通過する。一方、可動バー22aの後退時には、クランプ爪22cが倒れてアンクランプ姿勢になり、また、後続の作業用パレットに設けられたストッパ7が先行する作業用パレットを押し動かした送り爪22bに押し退けられて送り爪22bの通過後退が許容される。
図7に示すターンテーブル23は、回転駆動源を内蔵したものであって、上部にパレットの嵌合部6に嵌合させる複数個の嵌合部材23a(図のそれはピン)を有している。
昇降機構24は、ターンテーブル23を復路用コンベヤ25の搬送面よりも下側まで降下させる。この動作は往路終端の可動レール21b(図8参照)を作業用パレット1との干渉が起こらない位置に退避させて行われる。
復路用コンベヤ25(図7参照)は、2条のベルトコンベヤで構成されており、降下したターンテーブル23上の作業用パレット1を受け取って搬送路の始端側に返送する。
昇降機構26は、パレットの嵌合部6に嵌まる嵌合部材(これもピン)を上面に設けた支持テーブル26aを昇降させ、この支持テーブル26aで受け支えた作業用パレット1を搬送路の往路始端に戻す。支持テーブル26aが上昇するときには間欠送り装置の可動バー22aは前進した位置にあり、往路始端の可動レール21aも作業用パレット1との干渉が起こらない位置に退避している。この状態で支持テーブル26aが上昇し、さらに可動レール21aが元の位置に戻って復帰した作業用パレット1を支持し、その後に支持テーブル26aが下降する。
以上の要素で構成される例示のパレット搬送装置20は、図7、図8に示す要素、即ち、作業ステーションIに配置されたカード装着装置40、作業ステーションIIに配置されたカード縫い付けミシン50、作業ステーションIII、IVにそれぞれ配置されたラベル貼着機60と共に支持枠30に組み付けられている。
作業ステーションVは、ここでは予備ステーションにしており、必要に応じてラベル貼
着機などを追加できるようになっている。また、図示のパレット搬送装置20は、靴下の、段積み装置70、段積みした数足の靴下を結束する帯封機80、結束後の靴下を搬送コンベヤに移す取出し装置90と組み合わせて作業者による手作業が靴下の最初のセットだけで済むようにしている。
カード装着装置40は、収納したカードを1枚ずつ送り出すカードケース41と、そのカードケースからカードを1枚ずつ取り出してホルダ3上の靴下にセットするカードセット装置42と、靴下にセットしたカードを押さえて作業ステーションIIの位置まで作業用パレット1の移動に追従するカード押さえ装置43(図8、図15参照)とで構成されている。
カードケース41は、多数収納したカードをケース端の上部コーナに設けた取出し口に向けて順次送り出す構造になっている。
また、カードセット装置42は、支持アームで支えた2個の吸着パッド(後述する42aと42b)と各吸着パッドを支持アームと一緒に運動させる機構とを有している。
ラベル貼着機60は、ロール巻きした台紙(離型紙)からラベルを剥がし、そのラベルを靴下に貼り着ける。ラベル剥離機は市販品である。
以下に、図示の装置による作業手順について説明する。
搬送装置の往路の始端(靴下セット部)に戻された作業用パレット1のホルダ3が開いた状態で、作業者は図16に示すように、一足の靴下Aを、その靴下Aの履き口側の端部又は履き口と反対側の踵部を位置決め部材32で位置決めして挟持板3aに載せる。その後、往路の始端に設けたホルダ開閉装置10’(図7、図8参照。これは反転機能を必要としない)が、もう一方の挟持板3bをヒンジピン3cを支点に回転させてホルダ3を閉じる。このとき、靴下Aの履き口側は、支持枠30のテーブル31で支えており、垂れ下がることはない。
その後、間欠送り装置22が作動して作業用パレット1が作業ステーションIに送り込まれる。
作業ステーションIでは、カードケース41が搬送路の長手直角方向に移動し、図17に示すように、そのケース41の取出し口にあるカードCをカードセット装置の一方の吸着パッド42aに押しつける。次いで、吸着パッド42aがカードCの裏面を吸着し、真上に上昇して吸着したカードCを鎖線で示すようにカードケース41から引き出す。その後、支持アーム42cが上向きに旋回し、図18に示すように吸着パッド42aで吸着したカードCの表(おもて)面を吸着パッド42bに押し付ける。吸着パッド42aは吸着を継続してその位置に止まり、表面を吸着したパッド42bが支持アーム42dの旋回により上方に移動して鎖線で示すようにカードCを開く。
次に、この状態を保持して各吸着パッドと支持アームが前進し、吸着されたカードCが靴下Aの履き口側を挟む位置に移動する。この後、カード押さえ装置43が作動し、押さえアーム43aと押さえ板43bとによってカードCと靴下Aを上下から挟む(図19参照)。吸着パッド42a、42bはこの段階で吸着を停止し、初期のポジションに戻る。
以上の動作を終了すると作業用パレット1が作業ステーションIIに送られる。このときカード押さえ装置43はカードCと靴下Aを挟んだまま作業用パレット1の移動に追従する。
作業ステーションIIでは、靴下Aがずれないようにホルダ押え装置27が押さえローラ27aで図15に示すようにホルダ3を押さえ、この状態でカード縫い付けミシン50によるカードの縫い付けが行われる。
その縫い付けを完了すると、作業用パレット1が作業ステーションIIIに送られ、ここで靴下の上側の面にラベルが貼着される。作業ステーションIIIには、既に述べたホルダ開閉、反転装置10が設けられており、ラベルを貼る位置が靴下Aの表側である場合には、その装置10が挟持板3bを開いてラベル貼着作業がなされ、一方、ラベルを貼る位置が靴下Aの裏側である場合には、装置10がホルダ3をパレット送り方向前方側に反転させた後、上になった挟持板3aを開いてラベル貼着作業がなされる。
この後、作業用パレット1が作業ステーションIVに送られ、ここで作業ステーションIII で実施した作業と同じ作業を再度実施してカード付けとラベル貼着の作業を終了する。
以上の作業を終えた作業用パレット1は、予備の作業ステーションVを通過して往路終
端に送られる。
往路終端では、そこに設けたホルダ開閉装置10”(図7、図8参照。これも反転機能を必要としない)がホルダ3を開き、次いで、ターンテーブル23が上昇して作業用パレット1を図7に鎖線で示すように上方に持ち上げ、カードCのフックが帯封機80側を向くように作業用パレット1を90°回転させる。
段積み装置70は、先ず始めに、開いたホルダ3上の靴下Aのカード付け部を掴んで靴下Aを積み重ね点に運ぶ。積み重ね点の靴下支持部は、次に運ばれてくる靴下を上に重ねられるように一段ずつ降下していく。
靴下Aが結束単位数になるまで積み重ねられると、段積み装置70がさらにその段積みされた靴下Aを帯封機80に送り込む。その後、段積み装置70は初期のポジションに戻る。
帯封機80は、供給された靴下を結束し、これを取出し装置90が取り出して搬出用コンベヤに載せる。
なお、ターンテーブル23は、作業用パレット1上の靴下を段積み装置70に渡し終えると方向転換させた作業用パレット1を元の向きに戻し、その後に降下する。この動作は、図8の可動レール21bを側方に退避させて行われる。その降下によりターンテーブル23上の作業用パレット1が図7の復路用コンベヤ25に乗り移り、コンベヤ25によって搬送路の始端側に返送される。
また、返送される作業用パレット1が復路の終端に到達すると昇降機構26が作動して支持テーブル26a上にある作業用パレット1を持ち上げ、往路の始端に戻す。この後、側方に退避していた搬送路始端の可動レール21aが元の位置に戻り、支持テーブル26aが降下して作業用パレット1が可動レール21a上にセットされ、初期の状態に戻る。
図示の装置によれば、以上の各動作が同時進行で繰り返され、作業能率が人手に頼る場合に比べて格段に向上する。
なお、この発明のパレット搬送装置を利用して搬送する物品は靴下に限定されない。また、各作業ステーションで実施する作業も、例示のカード付け、カード縫い付け、ラベル貼りに限定されない。被搬送物品をホルダで挟んで各作業ステーションに送り、どこかの作業ステーションにおいてホルダを開いたり反転させたりして作業を行う必要があれば、被搬送物品や作業内容が変わってもこの発明の有効性が発揮される。
この発明の作業用パレットの一例を示す斜視図 図1の作業用パレットの側面図 図1の作業用パレットの底面図 ホルダ開閉、反転装置の実施形態の正面図 図4のホルダ開閉、反転装置の平面図 図4のホルダ開閉、反転装置の側面図 この発明のパレット搬送装置の実施形態を示す正面図 図7のパレット搬送装置の平面図 図7のパレット搬送装置の左側面図 図8のX−X線部を示す図 間欠送り装置の側面図 間欠送り装置の平面図 起伏機構の一部を示す側面図 送り爪の送り状態を示す断面図 ホルダ押さえ装置の要部を示す斜視図 作業者による靴下セット状態を示す平面図 カードケースからのカード取出し動作を示す図 吸着パッドによるカード開き動作を示す図 カード押さえ装置によるカード挟み付け状態を示す図
符号の説明
1 作業用パレット
2 台板
3 ホルダ
3a、3b 挟持板
3c ヒンジピン
4、5 係合部材
6 嵌合部
7 ストッパ
10 ホルダ開閉、反転装置
11 第1係合部材 12 第2係合部材
13 第1アクチェータ
14 第2アクチェータ
15 駆動機構
20 パレット搬送装置
21 ガイドレール
21a、21b 可動レール
22 間欠送り装置
23 ターンテーブル
24、26 昇降機構
25 復路用コンベヤ
27 ホルダ押さえ装置
27a ホルダ押さえローラ
28 可動レール退避手段
30 支持枠
31 テーブル
32 位置決め部材
40 カード装着装置
41 カードケース
42 カードセット装置
43 カード押さえ装置
43a 押さえアーム
43b 押さえ板
50 カード縫い付けミシン
60 ラベル貼着機

Claims (4)

  1. 搬送路上を移動させる台板(2)と、2枚の挟持板(3a,3b)の片端をヒンジピン(3c)で互いにヒンジ結合して構成され、前記ヒンジピン(3c)の両端を前記台板(2)上に設けた軸受で搬送路の長手方向と直角方向に水平に保持して前記台板(2)上に設置するホルダ(3)と、前記2枚の挟持板(3a,3b)に前記ヒンジピン(3c)からの距離を異ならせてそれぞれ設ける係合部材(4,5)、前記台板(2)の下部に設ける嵌合部(6)と、前記台板(2)の下部に設けて前記搬送路に設けられる間欠送り装置(22)の送り爪(22b)とストッパ爪(22f)をそれぞれ個別に係止させる2個が1組のストッパ(7)を有し、
    前記ストッパ(7)は、逆止爪で構成されて前記送り爪(22b)が後退するときの送り爪(22b)による係止解除点への押し退けと、前記ストッパ爪(22f)上を通過するときの係止解除点への逃げが許容され、
    前記台板上の前記ホルダ(3)で被搬送物品を挟み、前記台板(2)前記間欠送り装置(22)で送りをかけ、各挟持板(3a,3b)に設けた前記係合部材(4,5)に動力を加えて前記ホルダ(3)を前記ヒンジピン(3c)を支点にして開閉し、かつ、反転させ、さらに、前記嵌合部(6)にターンテーブル(23)を嵌合させてそのターンテーブル(23)前記台板(2)を水平面内において方向転換させられるようにした作業用パレット。
  2. 前記ストッパ(7)は、前記ヒンジピン(3c)と平行な支持ピン(7a)によって重心からずれた位置が揺動可能に支持され、前記支持ピン(7a)を基準にした前後の重量のアンバランスで自然に傾いて前記送り爪(22b)とストッパ爪(22f)との係合姿勢をとるように構成された請求項1に記載の作業用パレット。
  3. 搬送路の往路に設ける始端側と終端側が可動レール(21a,21b)で構成された平行配置のガイドレール(21,21)と、前記可動レール(21a,21b)を側方に退避させる手段(28)と、前記ガイドレール(21,21)上に載置した請求項1に記載の作業用パレット(1)を搬送路の途中に定間隔で設けた作業ステーション(I〜V)に順次移動させる間欠送り装置(22)と、所定の作業ステーションに移動した前記作業用パレットのホルダ(3)を開閉し、かつ、反転させるホルダ開閉、反転装置(10)と、前記往路の終端に移動した作業用パレット(1)を下から受け支えてこの作業用パレッ(1)の向きを方向転換させるターンテーブル(23)と、このターンテーブル(23)を往路終端のパレット受け渡し点から降下させる昇降機構(24)と、降下したターンテーブル上の作業用パレット(1)を受け取って返送する往路下に設けられた復路用コンベヤ(25)と、この復路用コンベヤ(25)の終端に到達した作業用パレット(1)を往路の始端に戻す昇降機構(26)とを備え
    前記間欠送り装置(22)に、前進時に作業用パレットの前記ストッパ(7)に係止して前記作業用パレット(1)に送りをかけ、後退時には前記ストッパ(7)を押し退けて通過する送り爪(22b)と、前記ストッパ(7)を逃がして通過させ、通過後のストッパ(7)に係止して作業用パレット(1)の後退を阻止するストッパ爪(22f)を含ませて構成されるパレット搬送装置。
  4. 前記間欠送り装置(22)を、前記ガイドレール(21)と平行配置の可動バー(22a)と、この可動バー(22a)にそれぞれ前記作業ステーション(I〜V)の設置間隔と同一間隔で設ける複数の送り爪(22b)、および、複数のクランプ爪(22c)と、前記複数のクランプ爪(22c)を連動して起伏させる起伏機構(22d)と、前記可動バー(22a)を搬送路の長手方向に作業ステーションの設置間隔と同一ストロークで進退させる押し引きアクチュエータ(22e)と、各作業用パレット(1)に係止してこの作業用パレットの後退を阻止するストッパ爪(22f)とで構成し、前記作業用パレット(1)前記台板(2)に前記送り爪(22b)が係止し、かつ起立した前記クランプ爪(22c)が前記台板(2)前記送り爪(22b)に対向する方向からクランプし、この状態で前記可動バー(22a)が前進して前記作業用パレット(1)に送りがかかり、可動バー後退時に、前記クランプ爪(22c)が伏臥してアンクランプ姿勢になりかつ前記台板(2)に対する前記送り爪(22b)の係合が解けるようにした請求項3に記載のパレット搬送装置。
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