JP4616758B2 - プレゼンス管理方法及びプレゼンス管理装置 - Google Patents
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Description
特許文献1には、プレゼンスの通知方法において、ウォッチャーに通知すべきプレゼンスがある場合、一定時間毎に全てのプレゼンスを一括で送信する技術が開示されている。
・属性値を含むプレゼンス情報を前記クライアントから受信し、受信したプレゼンス情報の提供元クライアントと前記プレゼンス情報とを対応付けて記憶する、前記管理手段により実行される管理ステップ、
・前記管理ステップで管理されているプレゼンス情報の提供元クライアントと、各プレゼンス情報の通知先クライアントと、を対応づける通知先管理テーブルを記憶する、前記通知先管理手段により実行される通知先管理ステップ、
・同一の通知先クライアントに通知される複数のプレゼンス情報のうち、同一の属性値を有するプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成する、前記集約手段により実行される集約ステップ、
・前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報を、前記通知先クライアントに通知する、前記集約通知手段により実行される集約通知ステップ。
前記管理ステップは、新たにプレゼンス情報を提供するクライアントであり前記管理手段に未登録の新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録を受け付け、
前記集約ステップは、
・前記新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録に応じ、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値に基づく集約がすでに実行されているか否かを判断し、
・実行されていると判断した場合、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアント及びそのプレゼンス情報の通知先クライアントを特定し、
・前記特定された提供元クライアントのプレゼンス情報と、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と、を含む集約プレゼンス情報を生成し、
・前記集約通知ステップは、前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報を、前記集約ステップで特定された通知先クライアントに通知する。
・属性値を含むプレゼンス情報を前記クライアントから受信し、受信したプレゼンス情報の提供元クライアントと前記プレゼンス情報とを対応付けて記憶する管理手段、
・前記管理手段で管理されているプレゼンス情報の提供元クライアントと、各プレゼンス情報の通知先クライアントと、を対応づける通知先管理テーブルを記憶する通知先管理手段、
・同一の通知先クライアントに通知される複数のプレゼンス情報のうち、同一の属性値を有するプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成する集約手段、
・前記集約手段で生成された集約プレゼンス情報を、前記通知先クライアントに通知する集約通知手段。
前記管理手段は、新たにプレゼンス情報を提供するクライアントであり前記管理手段に未登録の新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録を受け付け、
前記集約手段は、
・前記新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録に応じ、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値に基づく集約がすでに実行されているか否かを判断し、
・実行されていると判断した場合、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアント及びそのプレゼンス情報の通知先クライアントを特定し、
・前記特定された提供元クライアントのプレゼンス情報と、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と、を含む集約プレゼンス情報を生成し、
・前記集約通知手段は、前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報を、前記集約ステップで特定された通知先クライアントに通知する。
・属性値を含むプレゼンス情報を前記クライアントから受信し、受信したプレゼンス情報の提供元クライアントと前記プレゼンス情報とを対応付けて記憶する管理手段、
・前記管理手段で管理されているプレゼンス情報の提供元クライアントと、各プレゼンス情報の通知先クライアントと、を対応づける通知先管理テーブルを記憶する通知先管理手段、
・同一の通知先クライアントに通知される複数のプレゼンス情報のうち、同一の属性値を有するプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成する集約手段、及び
・前記集約手段で生成された集約プレゼンス情報を、前記通知先クライアントに通知する集約通知手段。
前記管理手段は、新たにプレゼンス情報を提供するクライアントであり前記管理手段に未登録の新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録を受け付け、
前記集約手段は、
・前記新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録に応じ、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値に基づく集約がすでに実行されているか否かを判断し、
・実行されていると判断した場合、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアント及びそのプレゼンス情報の通知先クライアントを特定し、
・前記特定された提供元クライアントのプレゼンス情報と、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と、を含む集約プレゼンス情報を生成し、
・前記集約通知手段は、前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報を、前記集約ステップで特定された通知先クライアントに通知する。
最初に、以下の実施形態で説明するプレゼンスシステムにおける用語の定義を説明する。
プレゼンティティ:プレゼンス情報を設定する主体であり、下記実施形態のクライアントに相当する。
バディ(サブスクライビー):プレゼンス情報のサブスクライブを希望する主体が指定したサブスクライブ先の主体。サブスクライブされる側の主体として、サブスクライビーと称する場合がある。
<第1実施形態>
《構成》
1.システム全体
図1は、第1実施形態に係るプレゼンスシステムの構成を示す説明図である。プレゼンスシステムは、サーバSと複数のクライアントC1,C2,C3,C4・・・(以下、単にクライアントCと記載する)とを含む。サーバSとクライアントCとは、インターネットや電話回線などのネットワークを介して接続される。サーバS及びクライアントCは、共にコンピュータ端末で実現される。
図2(a)は、サーバSの機能構成を示すブロック図である。サーバSは、下記(a)〜(j)の機能を有している。
(a)バディリスト11
(b)ウォッチャーリスト12
(c)集約情報テーブル13
(d)ルールDB14
(e)プレゼンス管理部15
(f)プレゼンス通知部16
(g)集約部17
(h)集約許可取得部18
(i)通知ルール設定部19
(j)解除部110
以下、各機能について詳述する。
図3は、バディリスト11の一例を示す説明図である。バディリスト11は、「サブスクライバーID」と、「バディID」と、を対応付けて記憶する。サブスクライバーは、バディと呼ばれる他のクライアントのウォッチャーである。以下、サブスクライバーのクライアントIDを、単にサブスクライバーIDという。バディは、サブスクライバーがサブスクライブしているプレゼンティティである。以下、バディのクライアントIDを、バディIDという。サブスクライバーがバディIDを指定してサブスクライブすることにより、サブスクライバーIDとバディIDとが対応付けてバディリスト11に登録される。
図4は、ウォッチャーリスト12の一例を示す説明図である。ウォッチャーリスト12は、「サブスクライビーID」と、サブスクライビーの「プレゼンス情報」と、「ウォッチャーID」と、を対応付けて記憶する(管理ステップ、通知先管理ステップに相当)。サブスクライビーは、前記バディリスト11におけるバディに相当する。サブスクライビーのクライアントIDを、サブスクライビーIDという。ウォッチャーは、前記バディリスト11におけるサブスクライバーに相当する。ウォッチャーのクライアントIDを、ウォッチャーIDという。バディリスト11にサブスクライバーIDとバディIDとが登録されると、ウォッチャーリスト12にはバディIDがサブスクライビーIDとして、サブスクライバーIDがウォッチャーIDとして、それぞれ登録される。プレゼンス情報は、プレゼンス管理部15により更新される。
(c)集約情報テーブル
図5は、集約情報テーブル13の一例を示す説明図である。集約情報テーブル13は、「サブスクライバーID」と、「集約属性」と、「集約プレゼンティティID」と、「集約対象プレゼンティティID」とを、対応付けて記憶している。
「集約対象プレゼンティティID」は、集約対象プレゼンティティを特定するクライアントIDである。集約対象プレゼンティティは、集約対象プレゼンス情報のプレゼンティティである。
ルールDB14には、各種のルールが記憶される。例えば、集約ルールや集約許可ルール、プロファイル定義、通知ルールが、ルールDB14に記憶される。各ルールの詳細については後述する。
(e)プレゼンス管理部
プレゼンス管理部15は、属性を含むプレゼンス情報の設定指示を任意のクライアントCから受信し、これをウォッチャーリスト12に書き込む。これにより、最新のプレゼンス情報がウォッチャーリスト12に保持される(管理ステップに相当)。またプレゼンス管理部15は、任意のクライアントCからサブスクライブやその削除を受け付け、バディリスト11及びウォッチャーリスト12を更新する。プレゼンス管理部15は、新たなクライアントCの登録を、プレゼンスシステムの管理者が操作するクライアントCから受け付けることもできる。さらに本実施形態では、プレゼンス管理部15は、集約の指示、集約解除の指示、及び集約プレゼンス情報の通知ルールの指示を、クライアントCから受け付け、集約部17、解除部110、及び通知ルール設定部19にそれぞれ受け付けた指示を渡す。
図9は、サブメニュー画面の一つである集約依頼画面の一例を示す説明図である。図6のメニュー画面において「集約ボタン」が選択されると、集約依頼画面がクライアント上で表示される。この画面は、少なくとも集約属性値を含む集約条件の指定を受け付ける。集約条件としては、この他に、集約するプレゼンス情報の最小数や、最小集約数を満たした場合に自動的に集約するかそれとも集約実行前に問い合わせするかの設定などを含んでいてもよい。この画面は、集約条件として、最小集約数の指定をさらに受け付ける。受け付けられた集約条件は、集約依頼コマンドと共に、クライアントCからサーバSに送信される。サーバSのプレゼンス管理部15は、受信した集約属性値及び最小集約数を、集約部17に渡す。集約部17は、渡された集約属性値や最小集約数に基づいて集約を実行する。
プレゼンス通知部16は、ウォッチャーリスト12に書き込まれたプレゼンス情報を監視し、いずれかのプレゼンス情報が更新されると、そのプレゼンス情報のウォッチャーに更新されたプレゼンス情報を通知する。ここで言うプレゼンス情報には集約プレゼンス情報も含まれる。従って、プレゼンス通知部16は、ウォッチャーリスト12に書き込まれた集約プレゼンス情報が更新された場合も、同様に集約プレゼンス情報のウォッチャーに集約プレゼンス情報を通知する(集約通知ステップに相当)。
(i)通信サービスCS1を用いて通知
(ii)通信サービスCS2を用いて通知
(iii)集約対象プレゼンス情報のいずれかが変化する毎に集約プレゼンス情報を通知
(iv)一定時間毎に集約プレゼンス情報を通知
(g)集約部
集約部17は、任意のウォッチャーに通知される複数のプレゼンス情報のうち、同一の属性値を有するプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成する(集約ステップに相当)。集約部17は、集約ルールに従って集約を実行する。以下に集約のタイミング、集約の実行及び集約ルールについて、説明する。
集約のタイミングは、特に限定されない。本実施形態では、以下の3つのタイミングで集約プレゼンスを生成する。
(i)サブスクライブ時:サブスクライブ時に集約を実行することにより、新たなバディと同一の属性値を有するプレゼンス情報を持つ既存のバディと新たなバディとが集約されるので、新たなバディを一人一人を分類する負担からウォッチャーを解放することができる。
〔集約の実行〕
集約部17による集約の実行は、具体的には、i)新たな集約プレゼンティティIDの生成、ii)集約プレゼンティティのウォッチャーの特定、iii)集約属性値の決定、iv)集約対象プレゼンティティIDの特定、v)集約情報テーブル13の更新、vi)集約プレゼンス情報の生成、及びvii)ウォッチャーリスト12の更新、を含む。すなわち、集約部17は、集約情報テーブル13に、新たなエントリを生成し、サブスクライバーID、集約属性値、集約プレゼンティティID及び新たな集約対象プレゼンティティIDを書き込む。さらに、集約部17は、書き込んだ集約対象プレゼンティティIDそれぞれの全プレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成し、これをウォッチャーリスト12に書き込む。書き込まれる集約プレゼンス情報に対応づけられるサブスクライビーIDは集約プレゼンティティIDである。集約プレゼンス情報がウォッチャーリスト12に記憶されるので、ウォッチャーはいつでも集約プレゼンス情報を参照することができる。そのため、ウォッチャーは、集約プレゼンス情報を記憶・管理する負担から解放される。
図11は、XMLで記述した集約ルールの一例を示す説明図である。集約部17は、集約ルールに基づいて集約を実行したり、集約実行の是非を判断することができる。集約ルールは、図9の集約依頼画面において指定された集約属性値や最小集約数に基づいて集約部17が生成してもよいし、予めルールDB14に記憶されていてもよい。また、集約ルールは、クライアントCに共通のルールであってもよいし、クライアントC毎のルールであってもよい。この例では、クライアントID毎に集約ルールが生成されている。集約ルールに基づいて集約実行の是非を判断することにより、ウォッチャーは、集約に先立ち、集約の要否を判断することができる。なお、集約ルールはこの例に限定されない。
集約許可取得部18は、集約対象プレゼンス情報のプレゼンティティ、すなわち集約対象プレゼンティティに対し、集約許可ルールに従って、集約を許可するか否かを問い合わせる。集約許可ルールは、集約対象プレゼンティティに対する問い合わせに対する応答に従って集約許可取得部18が生成してもよいし、予めルールDB14に記憶されていてもよい。前記問い合わせは、集約部17による集約実行前に、集約許可取得部18が集約対象プレゼンティティに対して送信する。集約許可ルールは、クライアントCに共通のルールであってもよいし、クライアントC毎のルールであってもよい。
なお集約許可ルールの内容は、前述の例に限定されない。例えば、集約を許可/拒否/問い合わせする対象クライアントを、クライアントIDではなく属性で指定することが考えられる。また、集約の許可などを、期間や自己のプレゼンス情報の属性を用いて設定することもできる。
通知ルール設定部19は、集約プレゼンス情報の通知条件の指定を集約プレゼンス情報のウォッチャーから受け付け、指定された通知条件に基づいて通知ルールを生成し、指定された通知ルールをルールDB14に記憶する。プレゼンス通知部16は、ルールDB14に記憶されている通知ルールに従って集約プレゼンス情報を通知する。
(j)解除部
解除部110は、集約を解除する。解除の判断基準としては、集約解除対象を指定されたとき、集約条件を満たさなくなったとき、などが考えられる。判断基準はプレゼンス集約解除ルールにより定義される。次にこの二つの判断基準及びプレゼンス集約解除ルールについて、より詳細に説明する。
解除の指定は、前述の図10に例示される集約解除依頼画面により受け付けられ、クライアントCからサーバSに送信される。解除部110は、図10の集約解除依頼画面で指定された集約属性値及びウォッチャーIDをプレゼンス管理部15から取得し、指定された集約プレゼンス情報の集約を解除する。集約の解除とは、具体的には、ウォッチャーリスト12及び集約情報テーブル13から、指定された集約プレゼンス情報のエントリを削除することである。
解除部110は、集約条件が満たさなくなった集約を解除する。集約条件を満たしているか否かの判断のタイミングは、例えばプレゼンス情報の更新時に行うことが考えられる。具体的には、解除部110は、集約対象プレゼンティティのプレゼンス情報が更新され、その属性値が集約属性値と一致しなくなる場合を検出する。次いで、解除部110は、残っている集約対象プレゼンティティの数が最小集約数以上か否かを判断する。残りの集約対象プレゼンティティが最小集約数を下回った場合、解除部110はその集約プレゼンティティIDを特定し、そのIDを含むエントリを集約情報テーブル13及びウォッチャーリスト12から削除する。
〔プレゼンス集約解除ルール〕
図16は、XMLで記述されたプレゼンス集約解除ルールの一例を示す説明図である。プレゼンス集約解除ルールは、集約解除の判断基準を定義する。このルールは、予めルールDB14に記憶されていてもよいし、クライアントCから受け付けた解除条件に基づいて生成されてもよい。プレゼンス集約解除ルールは、クライアントCに共通のルールであってもよいし、クライアントC毎のルールであってもよい。
再び図2に戻り、クライアントCの機能について説明する。図2(b)は、クライアントCの機能構成を示すブロック図である。クライアントCは、以下の構成要素(a)〜(d)を有している。
(a)プレゼンス検出部21:クライアントCまたはその操作者のプレゼンス情報の変化を検出する。例えば特定のアプリケーションが動作しているか否か、キーボードやマウスなどによる入力間隔や、操作者自身によるプレゼンス情報の入力などを検出する。
(c)プレゼンス受信部23:バディのプレゼンス情報や集約プレゼンス情報を、サーバSから受信する。
(d)プレゼンス表示部24:サーバSから画面が提供される場合には、提供されるメニュー画面やサブメニュー画面を表示する(前記図6〜図10、図13参照)。クライアントC側で画面を描画する場合には、画面の描画を実行する。また、プレゼンス表示部24は、メニュー画面内の所定の領域に、プレゼンス情報と集約プレゼンス情報とを視覚的に区別可能に表示する。前記図6は、プレゼンス情報と集約プレゼンス情報とを区別可能に表示した表示例である。この図では、集約プレゼンス情報と未集約プレゼンス情報とが、別々のフィールドに表示されている。また、集約プレゼンス情報の集約属性値が表示され、集約属性値をクリックすると集約対象プレゼンス情報が表示される。図6は、集約属性値「デスクトップPC」がクリックされ、その集約対象プレゼンス情報と集約対象プレゼンティティID(item16, item23)とが表示されている例を示している。
《処理》
(1)集約
次にサーバSが実行する集約処理を、例を挙げて説明する。以下では、サブスクライブ時、新規ユーザ登録時、クライアントからの集約依頼時に、プレゼンス情報を集約する場合を例に挙げて説明する。ただし、集約の実行タイミングは、これらの例に限定されない。
図17は、サーバSが実行するサブスクライブ集約処理の流れの一例を示すフローチャートである。この処理は、サーバの起動により開始される。この処理は、集約済判断処理、集約実行処理、集約見送り処理及び集約通知処理に大別される。
〔集約済判断処理:S101〜S104〕
集約済判断処理では、新たなサブスクライブが発生する度に、サブスクライバーにとってサブスクライビーが有する属性に基づく集約が実行されているか否かを判断する。
ステップS102:集約部17は、新たなサブスクライビーの現在のプレゼンス情報から、1以上の属性値を抽出する。具体的には、集約部17は、クライアントからの受信データから、サブスクライビーID「Item10」を抽出する。また、集約部17は、「ウォッチャーテーブル」から、サブスクライビー「Item10」の現在のプレゼンス情報「<商品>DVDRecorder</商品>輸送中」を読み出す。さらに、集約部17は、読み出したプレゼンス情報から属性値「DVDRecorder」を抽出する。
ステップS104:集約部17は、抽出した属性値「DVDRecorder」が集約情報テーブル13になければ、ステップS105に移行し、集約及び集約プレゼンス情報の通知を実行する(S105〜S111)。すなわち、サブスクライビーの属性が未集約の場合、集約を実行する。
〔集約実行処理:S105〜S112〕
集約実行処理では、集約されていないが、同じ属性を有するサブスクライビーがすでに規定数いる場合、集約を実行し、集約対象プレゼンティティのプレゼンス情報をまとめてサブスクライバーに通知する。
ステップS106:集約部17は、ウォッチャーテーブルを検索し、取得した既存バディIDそれぞれのプレゼンス情報に含まれる属性値を取得する。さらに集約部17は、既存バディIDの属性値を、新たなサブスクライビーの属性値「DVDRecorder」と順次比較し、新たなサブスクライビーの属性値「DVDRecorder」と一致する属性値を有する既存バディIDの数をカウントする。
ステップS108:集約部17は、新たな集約プレゼンティティID、例えば「User1_DVDRecorder」を生成する。また、サブスクライビー「Item10」と同一の属性値「DVDRecorder」を有する既存バディID及びサブスクライビーID「Item10」を、集約対象プレゼンティティIDに決定する。
ステップS110:集約部17は、集約情報テーブル13に新たなエントリを生成し、サブスクライバーID、集約属性、集約プレゼンティティID及び集約対象プレゼンティティIDを、書き込む。この例では、サブスクライバーID「User1」、集約属性「DVDRecorder」、集約プレゼンティティID「User1_DVDRecorder」、集約対象プレゼンティティID「Item1」、「Item2」、「Item10」が、それぞれ書き込まれる。
ステップS112:ウォッチャーリスト12のプレゼンス情報が更新されると、プレゼンス通知部16は、更新されたプレゼンス情報をそのウォッチャーに送信する。具体的には、プレゼンス通知部16は、書き込まれた集約プレゼンス情報のウォッチャー「User1」に、集約プレゼンス情報を送信する。
集約見送り処理では、サブスクライビーが集約されていないものの、同じ属性を有するサブスクライビーが規定数に達しない場合、集約は行わず、通常のサブスクライブを行う。
ステップS113:前記ステップS107で、新たなサブスクライビーの属性値「DVDRecorder」と一致する属性値を有する既存バディIDの数が、規定数未満の場合、集約は実行されない。その場合、集約部17は、通常のサブスクライブに対応する処理を、プレゼンス管理部15に依頼する。プレゼンス管理部15は、サブスクライビーID「Item10」を、サブスクライバーID「User1」のバディIDとしてバディリスト11に追加登録する。また、プレゼンス管理部15は、サブスクライビー「Item10」のウォッチャーIDとして、サブスクライバーID「User1」をウォッチャーリスト12に追加登録する。その後、プレゼンス通知部16は、サブスクライビー「Item10」のプレゼンス情報を、ウォッチャー「User1」に通知する。
集約通知処理では、新たなサブスクライビーが有する属性に基づく集約が実行されていれば、他の集約対象プレゼンティティのプレゼンス情報と共に、そのサブスクライビーのプレゼンス情報がサブスクライバーに通知される。
ステップS114:ステップS104において、新たにサブスクライブされたプレゼンス情報が集約されていれば、ステップS114に移行する。集約部17は、プレゼンス管理部15に対し、サブスクライブを発行する。このサブスクライブには、サブスクライバーID「User1」及びサブスクライビーID「Item10」が含まれている。
ステップS115:集約部17は、ステップS104で抽出した集約プレゼンティティID「User1_DVDRecorder」の集約対象プレゼンティティIDに、サブスクライビーID「Item10」を追加登録する。
以上の処理により、新たなサブスクライブが発生する度に、必要に応じて集約が実行される。ウォッチャーから見れば、サブスクライブするだけで、属性に応じてバディが集約されるので、バディを手作業で分類する負担から解放される。
(1−2)新規プレゼンティティ集約処理
図18は、サーバSが実行する新規プレゼンティティ集約処理の流れの一例を示すフローチャートである。この処理は、サーバの起動により開始される。この処理は集約済判断処理及び集約通知処理に大別される。
集約済判断処理では、新たなプレゼンティティがプレゼンスシステムに登録される度に、そのプレゼンティティが有する属性に基づく集約が実行されているか否かを判断する。
ステップS201:集約部17は、プレゼンス管理部15を介し、任意のクライアントからの新規プレゼンティティの登録依頼を待機する。登録依頼が生じるとステップS202に移行する。今、管理者のクライアントから、新たなプレゼンティティID「Item10」と、そのプレゼンス情報「<商品>DVDRecorder</商品>輸送中」と、が登録された場合を考える。
ステップS203:集約部17は、新たなプレゼンティティのプレゼンス情報から、属性値、例えば「DVDRecorder」を抽出する。
ステップS204:集約部17は、抽出した属性値「DVDRecorder」を、集約情報テーブル13内で検索し、その属性値に基づく集約がすでに実行されているか否かを判断する。
逆に、抽出した属性値「DVDRecorder」と一致する集約属性値が集約情報テーブル13にあれば、集約部17は、後述するステップS205に移行する。
集約通知処理では、新たなプレゼンティティが有する属性に基づく集約が実行されていない場合はなにもしない。実行されている場合は、他の集約対象プレゼンティティのプレゼンス情報と共に、そのプレゼンティティのプレゼンス情報が集約プレゼンス情報のウォッチャーに通知される。
このサブスクライブに応じ、プレゼンス管理部15は、サブスクライバーID「User1」のバディIDにサブスクライビーID「Item10」を登録し、サブスクライビーID「Item10」のウォッチャーIDに「User1」を登録する。
ステップS207:集約部17は、集約属性値「DVDRecorder」に対応づけられた既存の集約対象プレゼンティティIDを、集約情報テーブル13から読み出す。また、集約属性値に対応する集約プレゼンティティID、例えば「User1_DVDRecorder」を、集約情報テーブル13から読み出す。
ステップS209:プレゼンス通知部16は、ウォッチャーリスト12内でのプレゼンス情報の更新に応じ、集約プレゼンス情報を、そのウォッチャーに送信する。
以上の処理により、新たに登録されたプレゼンティティをバディとして登録しなくても、そのプレゼンティティのプレゼンス情報が集約され、通知される。
前記ステップS205に先立ち、集約許可取得部18は、新規プレゼンティティのプレゼンス情報を集約しても良いか否かを、新規プレゼンティティに問い合わせてもよい。この場合、応答に応じてステップS205以降の処理を行う。
(1−3)条件指定集約処理
図19は、サーバSが実行する条件指定集約処理の流れの一例を示すフローチャートである。この処理は、サーバの起動により開始される。この処理では、ユーザが指定した集約条件に従った集約が実行される。ここでは、前記図9の集約依頼画面により、クライアント「User1」が、属性値「DVDRecorder」と、最小集約数「3」と、を集約条件として指定した場合を考える。
ステップS302:集約部17は、受信した集約指示に含まれる集約属性値、例えば「DVDRecorder」を抽出し、抽出した集約属性値「DVDRecorder」を、集約情報テーブル13内で検索する。集約部17は、抽出した集約属性値「DVDRecorder」が集約情報テーブル13になければ、ステップS303に移行する。集約属性値「DVDRecorder」が集約情報テーブル13にあれば、ステップS308に移行し、サーバの電源がオフにならない限り、ステップS301に戻って新たな集約指示の受信を待機する。
ステップS307:ウォッチャーリスト12のプレゼンス情報が更新されると、プレゼンス通知部16は、集約プレゼンス情報を、そのウォッチャーに送信する。この例では、集約プレゼンティティID「User1_DVDRecorder」のプレゼンス情報が、集約依頼元「User1」に送信される。
以上の処理により、ユーザが指定した集約条件に基づいて集約を実行することができる。ユーザは、属性値を指定するだけでバディを分類することができるので、バディを手作業で分類する負担から解放される上、自分にとって必要な属性値を指定できる利点がある。
図20は、サーバSが実行する条件指定集約解除処理の流れの一例を示すフローチャートである。この処理は、サーバの起動により開始される。この処理では、ユーザが指定した集約対象の集約が解除される。ここでは、前記図10の集約解除依頼画面により、クライアント「User1」が、属性値「DVDRecorder」を指定した場合を考える。
ステップS402:解除部110は、集約解除依頼に含まれる集約属性値、例えば「DVDRecorder」を抽出し、抽出した集約属性値を集約情報テーブル13内で検索する。集約属性値「DVDRecorder」が集約情報テーブル13内にあれば、ステップS403に移行する。なければ、後述するステップS405に移行する。
ステップS404:解除部110は、ウォッチャーIDが解除依頼元ID「User1」と一致し、かつサブスクライビーIDが削除された集約プレゼンティティID「User1_DVDRecorder」と一致するエントリを、ウォッチャーリスト12から削除する。
以上の処理により、ユーザにより指定された集約プレゼンス情報の集約が解除される。
<第2実施形態>
〔構成〕
第2実施形態のプレゼンスシステムは、前記第1実施形態と同様の構成を有する。ただし、プレゼンス情報は、属性として「位置」に関する値を含む。また、このプレゼンスシステムは、プレゼンス情報の集約や解除を、プレゼンス情報の変化時に行う。そのため、集約部17及び解除部110は、以下の機能をさらに有している。以下では、説明を容易にするため、集約条件として集約プレゼンス情報の最小集約数が“3”の場合を考える。
また、集約部17は、集約対象プレゼンス情報のいずれかが更新されると、集約プレゼンス情報を更新し、更新した集約プレゼンス情報をウォッチャーリスト12に書き込む。これにより、集約プレゼンス情報の最新の値がウォッチャーリスト12に保持されるので、集約プレゼンス情報のウォッチャーはいつでも最新の集約プレゼンス情報を参照することができる。
図23は、サーバSが行うプレゼンス変化集約処理の流れの一例を示すフローチャートである。この処理では、プレゼンス情報が変化したときに集約が実行される。この処理は、サーバの起動により開始される。今、説明を容易にするために、クライアント「Worker4」から新たなプレゼンス情報「<位置>A市B区</位置>移動中」を受信したとする(前記図22参照)。
ステップS502:プレゼンス管理部15は、ウォッチャーリスト12を更新する。この例では、ウォッチャーリスト12のサブスクライビーID「Worker4」に対応するプレゼンス情報を、「<位置>A市B区</位置>移動中」に更新する。またプレゼンス管理部15は、クライアントID「Worker4」及び新たなプレゼンス情報の値を集約部17に渡す。
ステップS504:集約部17は、抽出した属性値「A市B区」を、集約情報テーブル13内で検索する。集約部17は、抽出した属性値「A市B区」が集約情報テーブル13になければ、後述するステップS507に移行し、集約を実行する(S507〜S513)。すなわち、プレゼンス情報の変化により新たに満たされた集約条件に従い、新たな集約プレゼンス情報を生成する。逆に、抽出した属性値「A市B区」が集約情報テーブル13にあれば、対応する集約プレゼンティティID、例えば「Manager1_AB」を抽出し、ステップS505に移行する。すなわち、属性値「A市B区」に基づく集約が実行されていれば、集約プレゼンティティIDを抽出してステップS505に移行する。
ステップS507〜S509:更新されたプレゼンス情報の属性値「A市B区」が集約情報テーブル13にないと判断した場合(ステップS504)、集約部17は、ウォッチャーリスト12を参照し、同一ウォッチャーIDに対応づけられたプレゼンス情報のうち、属性値「A市B区」を有するプレゼンス情報が、3つ以上になったか否かを判断する。3つ以上、すなわち集約条件を満たしていると判断すると、ステップS510に移行する。集約条件を満たしていない場合、後述するステップS514に移行し、通常のプレゼンス情報の通知を行う。
ステップS512:集約部17は、集約情報テーブル13に新たなエントリを生成し、ステップS510で決定したサブスクライバーID、集約プレゼンティティID及び集約対象プレゼンティティIDを、書き込む。また、集約属性値としては、更新されたプレゼンス情報の属性値、この例では「A市B町」を書き込む。
ステップS515:上記S501〜S514の処理は、サーバの電源がオフになるまで繰り返される。
以上の処理により、プレゼンス情報が更新されるのを契機として、集約条件を満足するようになった新たな集約プレゼンス情報が生成・通知される。従って、プレゼンス情報が動的に変化する場合であっても、ウォッチャーは変化に応じて逐一集約し直す負担から解放される。また、ウォッチャーは、その変化を属性単位で監視することができる利点がある。
〔プレゼンス変化集約解除処理〕
図24は、サーバSが行うプレゼンス変化集約解除処理の流れの一例を示すフローチャートである。この処理では、プレゼンス情報が変化したときに集約解除が実行される。この処理は、サーバの起動により開始される。この処理では、プレゼンス情報の変化により集約が解除される。ここでは、クライアント「Worker4」のプレゼンス情報が、「<位置>A市B区</位置>移動中」(図22(b)参照)から「<位置>C市D町</位置>移動中」(図21(b)参照)に変化した場合を考える。
ステップS602:プレゼンス管理部15は、ウォッチャーリスト12を更新する。この例では、ウォッチャーリスト12のサブスクライビーID「Worker4」に対応するプレゼンス情報を、「<位置>C市D町</位置>移動中」に更新する。またプレゼンス管理部15は、クライアントID「Worker4」、更新前のプレゼンス情報の値「<位置>A市B区</位置>移動中」及び更新後のプレゼンス情報の値「<位置>C市D町</位置>移動中」を、解除部110に渡す。
ステップS604:解除部110は、抽出した属性値「A市B区」を、集約情報テーブル13内で検索する。解除部110は、抽出した属性値「A市B区」が集約情報テーブル13になければ、後述するステップS612に移行する。すなわち、古いプレゼンス情報は集約対象プレゼンス情報ではないので、集約を解除する必要がないためステップS612に移行する。逆に、抽出した属性値「A市B区」が集約情報テーブル13にあれば、ステップ605に移行する。
ステップ606:解除部110は、更新前のプレゼンス情報と更新後のプレゼンス情報とで、属性値が一致しているか否かを判断する。すなわち、解除部110は、プレゼンス情報の更新により、属性値が変化したか否かを判断する。一致していれば、ステップS611に移行する。一致していなければ、ステップ607に移行する。
ステップS608:解除部110は、集約情報テーブル13を参照し、集約プレゼンティティID「Manager1_AB」に対応づけられた集約対象プレゼンティティIDから、「Worker4」を削除する。すなわち、クライアント「Worker4」を、旧属性値「A市B区」の集約対象プレゼンティティからはずす。
ステップS610:解除部110は、集約情報テーブル13から、集約属性値「A市B区」を含むエントリを削除する。
ステップS613:上記S601〜S612の処理は、サーバの電源がオフになるまで繰り返される。
以上の処理により、プレゼンス情報の更新により最小集約数を満たさなくなった集約を自動的に解除し、ウォッチャーによる解除の負担を軽減することができる。
〔本発明の効果〕
本発明を用いれば、複数のプレゼンス情報を属性毎に集約して一括通知するので、ウォッチャーはプレゼンス情報の属性毎にプレゼンス情報の更新通知を受けることができる。そのため、ウォッチャーが受信したプレゼンス情報を分類する負担が軽減される。
さらに、集約対象となったプレゼンス情報だけでなく、集約されたプレゼンス情報についても、最新の値をプレゼンス管理装置に保持している。そのため、ウォッチャーは、集約されたプレゼンス情報を保存しなくても、集約されたプレゼンス情報をいつでも参照することができる。
前述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blue−ray Disc)、半導体メモリを挙げることができる。
<付記>
(付記1)
複数のクライアントと接続されるプレゼンス管理装置が実行するプレゼンス管理方法であって、
属性値を含むプレゼンス情報を前記クライアントから受信し、受信したプレゼンス情報の提供元クライアントと前記プレゼンス情報とを対応付けて記憶する管理ステップと、
前記管理ステップで管理されているプレゼンス情報の提供元クライアントと、各プレゼンス情報の通知先クライアントと、を対応づける通知先管理テーブルを記憶する通知先管理ステップと、
同一の通知先クライアントに通知される複数のプレゼンス情報のうち、同一の属性値を有するプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成する集約ステップと、
前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報を、前記通知先クライアントに通知する集約通知ステップと、
を含むプレゼンス管理方法。
このプレゼンス管理方法は、次のように作用する。例えば、属性が商品名であり、商品A,B,Cが同一の属性値「DVDRecorder」を有するとする。サーバは、商品A,B,C(提供元に相当)のプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成し、商品A,B,Cのプレゼンス情報のウォッチャー(通知先に相当)Wに対し、これを通知する。ウォッチャーWは、商品名毎にプレゼンス情報をまとめて受信するので、商品名毎にプレゼンス情報を分類する負担から解放される。
前記通知先管理ステップは、前記管理ステップで管理されているプレゼンス情報の提供元クライアントと、そのプレゼンス情報の通知先クライアントと、の新たな対応付けの登録を受け付け、受け付けた対応付けを、前記通知先管理テーブルにさらに記憶し、
前記集約ステップは、
前記新たな対応付けにおける提供元クライアントのプレゼンス情報に含まれる属性値を抽出し、
前記新たな対応付けにおける通知先クライアントと対応づけられている既存の提供元クライアントであって、前記抽出した属性値をそのプレゼンス情報に含む既存の提供元クライアントを、前記通知先管理テーブルから検索し、
検索した既存の提供元クライアントのプレゼンス情報と、前記新たな提供元クライアントのプレゼンス情報と、を含む集約プレゼンス情報を生成し、
前記集約通知ステップは、前記集約プレゼンス情報を、前記新たな通知先クライアントに通知する、付記1に記載のプレゼンス管理方法。
(付記3)
前記管理ステップは、新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録を受け付け、
前記集約ステップは、
前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアント及びそのプレゼンス情報の通知先クライアントを特定し、
前記特定された提供元クライアントのプレゼンス情報と、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と、を含む集約プレゼンス情報を生成し、
前記集約通知ステップは、前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報を、前記集約ステップで特定された通知先クライアントに通知する、付記1に記載のプレゼンス管理方法。
前記集約ステップは、
任意のクライアントから属性値を含む集約条件の指定を受け付け、
前記通知先管理テーブルにおいて前記指定元クライアントを通知先とするプレゼンス情報のうち、前記指定された属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアントを特定し、
前記特定した提供元クライアントのプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成し、
前記集約通知ステップは、前記生成した集約プレゼンス情報を、前記集約条件の指定元クライアントに通知する、
付記1に記載のプレゼンス管理方法。
(付記5)
前記管理ステップは、任意のクライアントからプレゼンス情報の更新を受け付け、
前記集約ステップは、
更新されたプレゼンス情報と同一の属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアントを特定し、
前記特定された提供元クライアントに対し、前記通知先管理テーブルで対応づけられている通知先クライアントを特定し、
前記特定された提供元クライアントのプレゼンス情報と、前記更新されたプレゼンス情報と、を含む集約プレゼンス情報を生成し、
前記集約通知ステップは、前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報を、前記集約ステップで特定された通知先クライアントに通知する、付記1に記載のプレゼンス管理方法。
(付記6)
前記集約ステップは、前記同一の属性値と、前記同一の属性値を有するプレゼンス情報である集約対象プレゼンス情報の提供元クライアントと、前記集約対象プレゼンス情報に基づいて生成される集約プレゼンス情報の識別子と、前記集約プレゼンス情報の通知先クライアントと、を対応づける集約情報テーブルを記憶し、
前記管理ステップは、前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報と、前記集約プレゼンス情報の識別子と、を対応付けて管理する、
付記1に記載のプレゼンス管理方法。
前記集約情報テーブルに記憶されているいずれかの属性値の指定を任意のクライアントから受け付け、前記クライアントを通知先クライアントとする集約プレゼンス情報のうち、指定された属性値を有する集約プレゼンス情報のエントリを、前記集約情報テーブルから削除する解除ステップをさらに含む、付記6に記載のプレゼンス管理方法。
(付記8)
前記集約ステップは、
前記管理ステップが管理する任意のプレゼンス情報の属性値が変化した場合、前記集約情報テーブルを更新し、
前記プレゼンス情報の変化前の属性値と同一の属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアントの数が所定値未満になったか否かを判断し、
前記提供元クライアントの数が所定値未満になったと判断した場合、前記集約情報テーブルにおいて前記属性値に対応付けられたエントリを削除する、
付記6に記載のプレゼンス管理方法。
前記集約プレゼンス情報を生成するに先立ち、前記同一の属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアントに対し、集約の是非の問い合わせを送信し、問い合わせに対する応答を取得する集約許可取得ステップをさらに含み、
前記集約ステップは、前記集約許可取得ステップにおいて取得する応答に応じ、集約プレゼンス情報を生成する、
付記1に記載のプレゼンス管理方法。
問い合わせは、集約毎に行うことができる。また、集約許可ルールを問い合わせ、応答に基づいて集約許可ルールを決定し、決定した集約許可ルールに基づいて集約を実行するか否かを決定しても良い。
前記集約プレゼンス情報を生成するに先立ち、前記集約プレゼンス情報の通知先クライアントに対し、集約の是非の問い合わせを送信し、問い合わせに対する応答を取得する集約許可取得ステップをさらに含み、
前記集約ステップは、前記集約許可取得ステップにおいて取得する応答に応じ、集約プレゼンス情報を生成する、
付記1に記載のプレゼンス管理方法。
(付記11)
集約プレゼンス情報の通知条件を定義する通知ルールを記憶する通知ルール記憶ステップをさらに含み、
前記集約ステップは、前記通知ルールに基づいて、集約プレゼンス情報を生成するか否かを判断する、
付記1に記載のプレゼンス管理方法。
集約プレゼンス情報の通知条件を定義する通知ルールを記憶する通知ルール記憶ステップをさらに含み、
前記集約ステップは、前記通知ルールに基づいて、集約プレゼンス情報を生成するか否かを判断し、
前記集約通知ステップは、前記通知ルールに基づいて、集約プレゼンス情報を送信するか否かを判断する、付記1に記載のプレゼンス管理方法。
集約プレゼンス情報の通知条件を定義する通知ルールを記憶する通知ルール記憶ステップをさらに含み、
前記集約通知ステップは、前記通知ルールに基づいて、集約プレゼンス情報を送信するか否かを判断する、請求項1に記載のプレゼンス管理方法。
(付記14)
複数のクライアントと接続されるプレゼンス管理装置であって、
属性値を含むプレゼンス情報を前記クライアントから受信し、受信したプレゼンス情報の提供元クライアントと前記プレゼンス情報とを対応付けて記憶する管理手段と、
前記管理手段で管理されているプレゼンス情報の提供元クライアントと、各プレゼンス情報の通知先クライアントと、を対応づける通知先管理テーブルを記憶する通知先管理手段と、
同一の通知先クライアントに通知される複数のプレゼンス情報のうち、同一の属性値を有するプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成する集約手段と、
前記集約手段で生成された集約プレゼンス情報を、前記通知先クライアントに通知する集約通知手段と、
を含むプレゼンス管理装置。
(付記15)
複数のクライアントと接続されるコンピュータが実行するプレゼンス管理プログラムであって、
属性値を含むプレゼンス情報を前記クライアントから受信し、受信したプレゼンス情報の提供元クライアントと前記プレゼンス情報とを対応付けて記憶する管理手段、
前記管理手段で管理されているプレゼンス情報の提供元クライアントと、各プレゼンス情報の通知先クライアントと、を対応づける通知先管理テーブルを記憶する通知先管理手段、
同一の通知先クライアントに通知される複数のプレゼンス情報のうち、同一の属性値を有するプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成する集約手段、及び
前記集約手段で生成された集約プレゼンス情報を、前記通知先クライアントに通知する集約通知手段、
として前記コンピュータを機能させるプレゼンス管理プログラム。
(付記16)
複数のクライアントと接続されるプレゼンス管理装置としてコンピュータを機能させるプレゼンス管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
属性値を含むプレゼンス情報を前記クライアントから受信し、受信したプレゼンス情報の提供元クライアントと前記プレゼンス情報とを対応付けて記憶する管理手段、
前記管理手段で管理されているプレゼンス情報の提供元クライアントと、各プレゼンス情報の通知先クライアントと、を対応づける通知先管理テーブルを記憶する通知先管理手段、
同一の通知先クライアントに通知される複数のプレゼンス情報のうち、同一の属性値を有するプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成する集約手段、及び
前記集約手段で生成された集約プレゼンス情報を、前記通知先クライアントに通知する集約通知手段、
として前記コンピュータを機能させるプレゼンス管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記17)
複数のプレゼンス提供装置のプレゼンス情報を管理及び配信するプレゼンス管理装置と接続されるプレゼンス参照装置であって、
属性値を含む前記プレゼンス情報を前記プレゼンス管理装置から受信する受信手段と、
前記受信したプレゼンス情報を、前記属性値に応じて分類表示する表示手段と、
を備えるプレゼンス参照装置。
(付記18)
複数のプレゼンス提供装置のプレゼンス情報を管理及び配信するプレゼンス管理装置と接続されるコンピュータが実行するプレゼンス参照プログラムであって、
属性値を含む前記プレゼンス情報を前記プレゼンス管理装置から受信する受信手段、及び
前記受信したプレゼンス情報を、前記属性値に応じて分類表示する表示手段、
として前記コンピュータを機能させるプレゼンス参照プログラム。
(付記19)
複数のプレゼンス提供装置のプレゼンス情報を管理及び配信するプレゼンス管理装置と接続されるコンピュータが実行するプレゼンス参照プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
属性値を含む前記プレゼンス情報を前記プレゼンス管理装置から受信する受信手段、及び
前記受信したプレゼンス情報を、前記属性値に応じて分類表示する表示手段、
として前記コンピュータを機能させるプレゼンス参照プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
C:クライアント
Claims (9)
- 複数のクライアントと接続され、管理手段と通知先管理手段と集約手段と集約通知手段とを有するプレゼンス管理装置が実行するプレゼンス管理方法であって、
属性値を含むプレゼンス情報を前記クライアントから受信し、受信したプレゼンス情報の提供元クライアントと前記プレゼンス情報とを対応付けて記憶する、前記管理手段により実行される管理ステップと、
前記管理ステップで管理されているプレゼンス情報の提供元クライアントと、各プレゼンス情報の通知先クライアントと、を対応づける通知先管理テーブルを記憶する、前記通知先管理手段により実行される通知先管理ステップと、
同一の通知先クライアントに通知される複数のプレゼンス情報のうち、同一の属性値を有するプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成する、前記集約手段により実行される集約ステップと、
前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報を、前記通知先クライアントに通知する、前記集約通知手段により実行される集約通知ステップと、を含み、
前記管理ステップは、新たにプレゼンス情報を提供するクライアントであり前記管理手段に未登録の新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録を受け付け、
前記集約ステップは、
前記新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録に応じ、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値に基づく集約がすでに実行されているか否かを判断し、
実行されていると判断した場合、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアント及びそのプレゼンス情報の通知先クライアントを特定し、
前記特定された提供元クライアントのプレゼンス情報と、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と、を含む集約プレゼンス情報を生成し、
前記集約通知ステップは、前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報を、前記集約ステップで特定された通知先クライアントに通知する、
プレゼンス管理方法。 - 前記通知先管理ステップは、前記管理ステップで管理されているプレゼンス情報の提供元クライアントと、そのプレゼンス情報の通知先クライアントと、の新たな対応付けの登録を受け付け、受け付けた対応付けを、前記通知先管理テーブルにさらに記憶し、
前記集約ステップは、
前記新たな対応付けにおける提供元クライアントのプレゼンス情報に含まれる属性値を抽出し、
前記新たな対応付けにおける通知先クライアントと対応づけられている既存の提供元クライアントであって、前記抽出した属性値をそのプレゼンス情報に含む既存の提供元クライアントを、前記通知先管理テーブルから検索し、
検索した既存の提供元クライアントのプレゼンス情報と、前記新たな提供元クライアントのプレゼンス情報と、を含む集約プレゼンス情報を生成し、
前記集約通知ステップは、前記集約プレゼンス情報を、前記新たな通知先クライアントに通知する、請求項1に記載のプレゼンス管理方法。 - 前記集約ステップは、
任意のクライアントから属性値を含む集約条件の指定を受け付け、
前記通知先管理テーブルにおいて前記指定元クライアントを通知先とするプレゼンス情報のうち、前記指定された属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアントを特定し、
前記特定した提供元クライアントのプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成し、
前記集約通知ステップは、前記生成した集約プレゼンス情報を、前記集約条件の指定元クライアントに通知する、
請求項1に記載のプレゼンス管理方法。 - 前記管理ステップは、任意のクライアントからプレゼンス情報の更新を受け付け、
前記集約ステップは、
更新されたプレゼンス情報と同一の属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアントを特定し、
前記特定された提供元クライアントに対し、前記通知先管理テーブルで対応づけられている通知先クライアントを特定し、
前記特定された提供元クライアントのプレゼンス情報と、前記更新されたプレゼンス情報と、を含む集約プレゼンス情報を生成し、
前記集約通知ステップは、前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報を、前記集約ステップで特定された通知先クライアントに通知する、請求項1に記載のプレゼンス管理方法。 - 前記集約ステップは、前記同一の属性値と、前記同一の属性値を有するプレゼンス情報である集約対象プレゼンス情報の提供元クライアントと、前記集約対象プレゼンス情報に基づいて生成される集約プレゼンス情報の識別子と、前記集約プレゼンス情報の通知先クライアントと、を対応づける集約情報テーブルを記憶し、
前記管理ステップは、前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報と、前記集約プレゼンス情報の識別子と、を対応付けて管理する、
請求項1に記載のプレゼンス管理方法。 - 前記集約情報テーブルに記憶されているいずれかの属性値の指定を任意のクライアントから受け付け、前記クライアントを通知先クライアントとする集約プレゼンス情報のうち、指定された属性値を有する集約プレゼンス情報のエントリを、前記集約情報テーブルから削除する解除ステップをさらに含む、請求項5に記載のプレゼンス管理方法。
- 集約プレゼンス情報の通知条件を定義する通知ルールを記憶する通知ルール記憶ステップをさらに含み、
前記集約ステップは、前記通知ルールに基づいて、集約プレゼンス情報を生成するか否かを判断し、
前記集約通知ステップは、前記通知ルールに基づいて、集約プレゼンス情報を送信するか否かを判断する、請求項1に記載のプレゼンス管理方法。 - 複数のクライアントと接続されるプレゼンス管理装置であって、
属性値を含むプレゼンス情報を前記クライアントから受信し、受信したプレゼンス情報の提供元クライアントと前記プレゼンス情報とを対応付けて記憶する管理手段と、
前記管理手段で管理されているプレゼンス情報の提供元クライアントと、各プレゼンス情報の通知先クライアントと、を対応づける通知先管理テーブルを記憶する通知先管理手段と、
同一の通知先クライアントに通知される複数のプレゼンス情報のうち、同一の属性値を有するプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成する集約手段と、
前記集約手段で生成された集約プレゼンス情報を、前記通知先クライアントに通知する集約通知手段と、を含み、
前記管理手段は、新たにプレゼンス情報を提供するクライアントであり前記管理手段に未登録の新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録を受け付け、
前記集約手段は、
前記新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録に応じ、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値に基づく集約がすでに実行されているか否かを判断し、
実行されていると判断した場合、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアント及びそのプレゼンス情報の通知先クライアントを特定し、
前記特定された提供元クライアントのプレゼンス情報と、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と、を含む集約プレゼンス情報を生成し、
前記集約通知手段は、前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報を、前記集約ステップで特定された通知先クライアントに通知する、
プレゼンス管理装置。 - 複数のクライアントと接続されるコンピュータが実行するプレゼンス管理プログラムであって、
属性値を含むプレゼンス情報を前記クライアントから受信し、受信したプレゼンス情報の提供元クライアントと前記プレゼンス情報とを対応付けて記憶する管理手段、
前記管理手段で管理されているプレゼンス情報の提供元クライアントと、各プレゼンス情報の通知先クライアントと、を対応づける通知先管理テーブルを記憶する通知先管理手段、
同一の通知先クライアントに通知される複数のプレゼンス情報のうち、同一の属性値を有するプレゼンス情報を含む集約プレゼンス情報を生成する集約手段、及び
前記集約手段で生成された集約プレゼンス情報を、前記通知先クライアントに通知する集約通知手段、
として前記コンピュータを機能させるプレゼンス管理プログラムであり、
前記管理手段は、新たにプレゼンス情報を提供するクライアントであり前記管理手段に未登録の新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録を受け付け、
前記集約手段は、
前記新たなクライアント及びそのプレゼンス情報の登録に応じ、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値に基づく集約がすでに実行されているか否かを判断し、
実行されていると判断した場合、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と同一の属性値を有するプレゼンス情報の提供元クライアント及びそのプレゼンス情報の通知先クライアントを特定し、
前記特定された提供元クライアントのプレゼンス情報と、前記新たなクライアントのプレゼンス情報と、を含む集約プレゼンス情報を生成し、
前記集約通知手段は、前記集約ステップで生成された集約プレゼンス情報を、前記集約ステップで特定された通知先クライアントに通知する、
プレゼンス管理プログラム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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