JP2004013824A - プレゼンス管理方法及び装置 - Google Patents

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大野 敬史
Shingo Fujimoto
藤本 真吾
Jun Tsunoda
角田 潤
Masahiko Murakami
村上 雅彦
Sumiyo Okada
岡田 純代
Akinori Iwakawa
岩川 明則
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Abstract

【課題】プレゼンティティによるプレゼンス情報の設定を制限する。
【解決手段】プレゼンス情報のうち、ユーザエージェント自身が設定不可能な制限プレゼンス情報を設ける。例えば、プレゼンス情報のうちの「ゲームスコア」を制限プレゼンス情報とする場合、ゲームの管理者であるユーザエージェントBのみが「ゲームスコア」の設定をすることができる。ユーザエージェントAのゲームスコアがユーザエージェントBにより更新されると、そのゲームスコアはユーザエージェントAのウォッチャーCに通知される。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上のユーザが他のユーザのプレゼンス情報を参照するためのプレゼンスシステムに関する。
本発明において、プレゼンスシステムは、サーバとクライアントとを含む。サーバは、クライアントを操作するユーザエージェントのプレゼンス情報を蓄積し、他のクライアントに配信する。配信されるプレゼンス情報の所有者を、プレゼンティティと呼ぶ。プレゼンティティのプレゼンス情報を受信するクライアントの操作者を、ウォッチャーと呼ぶ。ここでプレゼンス情報とは、プレゼンティティに関する任意の情報であり、例えば状態を表すテキストメッセージやアイコンファイル、住所や通信アドレスなどの個人情報が挙げられる。
【0002】
【従来の技術】
近年、自宅や会社からインターネットに常時接続可能な通信サービスや、インターネットに接続可能な携帯電話が、急速に普及してきている。このようなインフラの整備を背景に、ユーザが他のユーザのプレゼンス情報をネットワーク上で参照できるプレゼンスシステムが日常生活や職場で用いられるようになってきている。また、ユーザ同士がテキストメッセージをリアルタイムに交換するインスタントメッセージングシステム(以下、IMシステムという)も一般的に用いられるようになっている。プレゼンスシステムの中には、テキストメッセージをプレゼンス情報の一部として扱うものもあるので、以下ではプレゼンスシステムはIMシステムを含むこととする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
プレゼンスシステムでは、プレゼンティティがプレゼンス情報を所有している。各プレゼンティは、自分のプレゼンス情報を自由に変更することができる。また、ユーザは、自分が興味を持つプレゼンティティ(以下、バディという)をサーバに登録することにより、更新情報通知依頼を行う。この依頼を受けたサーバは、バディのプレゼンス情報を依頼元であるウォッチャーに配信する。更新情報通知依頼の破棄は、その依頼を設定したウォッチャーかまたはそのウォッチャーのバディに限られている。
前述したように、プレゼンス情報は、それを所有するプレゼンティティが自由に変更可能な情報である。しかし、プレゼンス情報の性質によっては、プレゼンティティが自由に変更しては困る情報も存在する。例えばネットワークを介して複数のユーザでゲームを行う場合、ゲームのスコアをプレゼンス情報として扱うことが考えられる。この場合、ゲームのスコアを各プレイヤが改竄できないことが好ましい。
【0004】
同様に、更新情報通知依頼をウォッチャーが破棄するのは、不適切な場合がある。例えばプレゼンスシステム上で、商品やサービスの提供者が顧客からバディに指定してもらい、提供者のプレゼンス情報である広告情報を指定元に通知する広告方法がある。商品提供者などは、その代わりに、その顧客に自社商品などに関する特典を与える。この場合、広告情報は、商品提供者などのプレゼンス情報として顧客であるウォッチャーに配信される。従って、ウォッチャーが自由に更新情報通知依頼を破棄すると、広告を見てもらえなくなるおそれがある。
本発明の課題は、プレゼンスシステムにおいて、プレゼンティティによるプレゼンス情報の設定を制限することである。本発明の別の課題は、第三者によるプレゼンス情報の配信関係を設定することである。本発明のさらに別の課題は、プレゼンスシステムにおいて、設定された配信関係の破棄を制限することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
発明1は、クライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置に用いられ、以下のステップを含むプレゼンス管理方法を提供する。
・第1クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶ステップ、
・前記クライアント群のプレゼンス情報の配信先の識別子を、クライアント毎に記憶する配信先記憶ステップ、
・前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知(以下、第1設定通知という)を、前記第1クライアントから受信する情報受信ステップ、
・前記第1設定通知を受信した場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報を更新するかどうかを判断し、前記判断結果に応じて前記プレゼンス情報の更新を制御する更新制御ステップ、
・前記更新制御ステップでプレゼンス情報が更新された場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先に、更新されたプレゼンス情報を配信する配信ステップ。
【0006】
発明2は、クライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置に用いられるプレゼンス管理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。前記プログラムは、以下のステップを実行する。
・第1クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶ステップ、
・前記クライアント群のプレゼンス情報の配信先の識別子を、クライアント毎に記憶する配信先記憶ステップ、
・前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知(以下、第1設定通知という)を、前記第1クライアントから受信する情報受信ステップ、
・前記第1設定通知を受信した場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報を更新するかどうかを判断し、前記判断結果に応じて前記プレゼンス情報の更新を制御する更新制御ステップ、
・前記更新制御ステップでプレゼンス情報が更新された場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先に、更新されたプレゼンス情報を配信する配信ステップ。
【0007】
発明3は、第1クライアント、第2クライアント及び第3クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置に用いられるプレゼンス管理方法を提供する。この方法は、以下のステップを含む。
・前記クライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶ステップ、
・前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先として第2クライアントを指定する配信設定を、第3クライアントから受け付ける配信設定ステップ、
・前記配信設定を記憶する配信設定記憶ステップ、
・前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知を受信する情報受信ステップ、
・前記配信設定に基づいて、前記第1クライアントのプレゼンス情報を、前記第2クライアントに配信する配信ステップ。
【0008】
発明4は、第1クライアント、第2クライアント及び第3クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
・前記クライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶ステップ、
・前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先として第2クライアントを指定する配信設定を、第3クライアントから受け付ける配信設定ステップ、
・前記配信設定を記憶する配信設定記憶ステップ、
・前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知を受信する情報受信ステップ、
・前記配信設定に基づいて、前記第1クライアントのプレゼンス情報を、前記第2クライアントに配信する配信ステップ、
を実行するためのプレゼンス管理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0009】
発明5は、
・第1クライアント、第2クライアント及び第3クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を管理及び配信するプレゼンス管理装置に、前記第3クライアントとして接続する接続ステップと、
・前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先として第2クライアントを指定する配信設定を、前記プレゼンス管理装置に送信する送信ステップと、
を含むプレゼンス配信設定方法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態例>
(1)全体概要
図1は、本発明の第1実施形態例に係るプレゼンスシステムの概念説明図を示す。このプレゼンスシステムでは、ユーザエージェントは自分のプレゼンス情報の設定を制限される。また、ユーザエージェントは、他人のプレゼンス情報を設定できる場合がある。
プレゼンスシステムは、サーバ100と複数のクライアント200a、200b、200c・・・とを含んで構成されている。各クライアント200a、200b、200c・・・は、ユーザエージェントA、B、C・・・が操作している。サーバ100は、各クライアント200と対応するプレゼンス管理部10a、10b、10c・・・を有している。各プレゼンス管理部10は、主に次の処理を行う。
(s1)対応するユーザエージェントによるプレゼンス情報の管理。
(s2)プレゼンス情報の配信関係の管理。
(s3)ウォッチャーのプレゼンス管理部へのプレゼンス情報の通知(内部変更通知)。
(s4)バディの最新プレゼンス情報を、クライアントに通知(プレゼンス通知)。なお、あるユーザエージェントBがユーザエージェントAのプレゼンス情報の参照を希望する場合、ユーザエージェントAをユーザエージェントBのバディという。
(s5)プレゼンス情報の設定制限。
【0011】
一方、クライアント200は、主に次の処理を行う。
(c1)対応するユーザエージェントのプレゼンス情報のサーバ100への設定。
(c2)対応するユーザエージェント以外の他のユーザエージェントのプレゼンス情報のサーバ100への設定。
(c3)サーバ100へのバディの設定。
(c4)バディのプレゼンス情報の取得及び表示。
(2)サーバ
図2及び図3は、サーバ100が有するプレゼンス管理部10の詳細な構成を示す説明図である。図2及び図3では、ユーザエージェントBのプレゼンス管理部10b及びユーザエージェントAのプレゼンス管理部10aを示しているが、他のプレゼンス管理部10の機能構成も同様である。またプレゼンス管理部10bはプレゼンス管理部10aの機能を有し、その逆も同様である。以下に、図2及び図3を参照し、プレゼンス管理部10の機能について、前記機能s1〜s5と関連づけて説明する。
【0012】
(s1、s3、s4)プレゼンス情報の管理、内部変更通知及びプレゼンス通知
図2を参照すれば、クライアント200bからのユーザエージェントBの最新プレゼンス情報は、依頼受付モジュール11により受信され、プレゼンス更新モジュール13によりプレゼンステーブル14に最新のプレゼンス情報が書き込まれる(機能s1)。またユーザエージェントBの最新プレゼンス情報は、内部変更通知モジュール15の内部変更通知により、ユーザエージェントBのウォッチャーXのプレゼンス管理部10xに通知される(機能s4)。このプレゼンス情報は、プレゼンス管理部10xのプレゼンス通知モジュール110からクライアント200xに送信される(プレゼンス通知、機能s4)。プレゼンス通知は、プレゼンス通知モジュール110により送信される。
【0013】
(s2)プレゼンス情報の配信関係の管理
一方、バディYの登録依頼がクライアント200bから依頼受付モジュール11に送信されると、ウォッチャー登録依頼が配信依頼モジュール16により前記バディYのプレゼンス管理部10yに送信される(図2参照)。この依頼は、プレゼンス管理部10yのウォッチャー登録モジュール17により、ウォッチャーテーブル18に書き込まれる。これにより、ユーザエージェントBは、指定したバディYのプレゼンス管理部10yに、ウォッチャーとして記憶される。
(s5)プレゼンス情報の設定制限
例えば、ネットワーク上でユーザエージェント同士が行うゲームの「ゲームスコア」と、ユーザエージェントからの「ひとこと」とが、プレゼンス情報に含まれている場合を考える。「ゲームスコア」は、その所有者自身がこれを設定できては改竄の可能性があり不適切である。そこでこのようなプレゼンス情報の設定はその所有者以外のユーザエージェントが行い、所有者からのプレゼンス情報の設定を制限する。
【0014】
例えばプレゼンス管理部10bは、ユーザエージェントB以外のユーザエージェント、例えばユーザエージェントAのプレゼンス情報の設定通知を、クライアント200bから受信する場合がある。この設定通知に含まれるプレゼンス情報は、依頼受付モジュール11により受信され、更新制御モジュール12によりユーザエージェントAのプレゼンス管理部10aに送出される(図2参照)。逆に、プレゼンス管理部10bは、ユーザエージェントBのプレゼンス情報の設定通知を受信しても、その設定を行わない場合がある。
このようなプレゼンス管理部10の機能を、ユーザエージェントBによるユーザエージェントAのプレゼンス情報「ゲームスコア」の設定を例に取り、説明する。ユーザエージェントAのプレゼンス情報「ゲームスコア」は、ユーザエージェントBのクライアント200bからプレゼンス管理部10bに通知され、更新制御モジュール12によりプレゼンス管理部10aに送出され、記憶される(図2、図3参照)。その後、ユーザエージェントAの新たなゲームスコアが、ウォッチャー、例えばユーザエージェントCのプレゼンス管理部10cに通知される(図3参照)。
【0015】
設定可能者や制限フラグが、ゲームスコアと共にプレゼンス管理部10aに送出されてもよい。ユーザエージェントAのゲームスコア、設定可能者、及び制限フラグは、プレゼンス管理部10aの更新制御モジュール12により受信され、プレゼンステーブル14に書き込まれる(図3参照)。ここで設定可能者とは、プレゼンス情報、この場合はゲームスコア、を設定可能な者である。この例では、設定可能者は、ユーザエージェントBである。制限フラグは、プレゼンス情報が制限プレゼンス情報か通常プレゼンス情報かを示す。制限プレゼンス情報は、その所有者が登録・更新できないプレゼンス情報である。通常プレゼンス情報は、その所有者が登録・更新できるプレゼンス情報である。なお、設定可能者や制限フラグは、クライアント側で設定してもよい。また、クライアント側とサーバ側との両方で前記設定を行っても良い。
【0016】
図4は、プレゼンステーブル14に蓄積される情報の概念説明図である。ここでは、ユーザエージェントAのプレゼンステーブルを例として示している。この例では、プレゼンス情報の内容を示す「項目」、「プレゼンス情報」、「制限フラグ」、及び「設定可能者」が、1レコードに記憶されている。制限フラグは、「1」であれば制限プレゼンス情報であることを、「0」であれば通常プレゼンス情報であることを示す。つまり、プレゼンス情報「ゲームスコア」は制限プレゼンス情報に、「ひとこと」は通常プレゼンス情報に設定されている。通常プレゼンス情報の設定可能者はユーザエージェントA自身であり、制限プレゼンス情報の設定可能者はここではユーザエージェントBに設定されている。従って、ユーザエージェントAがゲームスコアを設定しても、プレゼンス管理部10aの更新制御モジュール12はゲームスコアの更新を行わない。ユーザエージェントAは、制限プレゼンス情報「ゲームスコア」の設定可能者ではないからである。
【0017】
(2)クライアント
再び図1に戻り、クライアント200の機能について、前記c1〜c4の機能と関連づけて説明する。説明を容易にするために、ユーザエージェントBが操作するクライアント200bについ説明するが、他のクライアントも同様の機能を有している。
(c1)対応するユーザエージェントのプレゼンス情報の設定の受付及びサーバ100への送信。
ユーザエージェントBのプレゼンス情報は、入力モジュール21によりサーバ100に送信される。プレゼンス情報のうち制限プレゼンス情報は、入力モジュール21により設定が制限されてもよい。
【0018】
(c2)対応するユーザエージェント以外の他のユーザエージェントのプレゼンス情報の設定の受付及びサーバ100への送信。
ユーザエージェントB以外の他のユーザエージェントのプレゼンス情報は、プレゼンス設定モジュール23によりサーバ100に送信される。
図5は、プレゼンス設定モジュール23が表示するプレゼンス設定画面の一例である。この画面は、ユーザエージェントB以外のユーザエージェントの制限プレゼンス情報の設定を受け付ける。例えばこの画面は、ユーザ識別子である「名前」と、制限プレゼンス情報「ゲームスコア」とを表示する。さらにこの画面は、いずれかのユーザエージェントの選択(同図(a))及びそのゲームスコアの設定(同図(b))を受け付け、設定されたプレゼンス情報をサーバ100に送信する。
【0019】
(c3)サーバ100へのバディの登録
ユーザエージェントBのバディは、入力モジュール21によりサーバ100に送信される。
(c4)バディのプレゼンス情報の取得及び表示。
ユーザジェントBのバディのプレゼンス情報は、表示モジュール22によりサーバ100から取得され、表示される。
図6は、表示モジュール22が表示するプレゼンス表示画面(同図(a))及び入力モジュール21が表示するプレゼンス設定画面(同図(b))の一例を示している。説明を容易にするため、ここではユーザエージェントEのクライアント200e上で表示される画面例を示している。プレゼンス表示画面は、ユーザエージェントEのバディA、C、Dのプレゼンス情報と、ユーザエージェントEのプレゼンス情報とを示している。ユーザエージェントEが自分のプレゼンス情報の設定を指示すると、同図(b)のプレゼンス設定画面が表示される。プレゼンス設定画面は、制限プレゼンス情報「ゲームスコア」の設定を受け付けない。一方、この画面は、通常プレゼンス情報「ひとこと」の設定は受け付ける。
【0020】
(4)処理
図7は、サーバ100が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS1:サーバ100は、いずれかのクライアント200からプレゼンス情報の設定依頼を受信したか否かを判断する。“Yes”と判断するとステップSに移行し、“No”と判断すると後述するステップS8に移行する。
ステップS2:サーバ100は、受信したプレゼンス情報が設定者自身のプレゼンス情報か否かを判断する。“Yes”と判断するとステップS3に移行し、“No”と判断すると後述するステップS6に移行する。
ステップS3:サーバ100は、設定されたプレゼンス情報が制限プレゼンス情報か否かを判断する。制限されたプレゼンス情報であればその所有者自身による制限プレゼンス情報の設定はできないので、ステップS1に戻る。通常プレゼンス情報であれば、ステップS4に移行する。
【0021】
ステップS4、S5:サーバ100は、プレゼンス情報を更新し(S4)、そのプレゼンス情報のウォッチャーのクライアントに新たなプレゼンス情報を通知する(S5)。
ステップS6、S7:プレゼンス情報の設定者と所有者とが一致しない場合、ステップS6に移行する。サーバ100は、受信したプレゼンス情報が制限プレゼンス情報であるか否かを判断する(S6)。制限プレゼンス情報であれば、サーバ100はプレゼンス情報の設定者が設定可能者であるか否かを判断する(S7)。プレゼンス情報の設定者が設定可能者であれば、サーバ100はプレゼンス情報の設定を行い(S4)、そのプレゼンス情報のウォッチャーにプレゼンス情報を通知する(S5)。
【0022】
ステップS8、S9:サーバ100がいずれかのクライアント200からバディの登録依頼を受信した場合(S8)、サーバ100はバディに指定されたクライアントのウォッチャーとして依頼元を記憶する(S9)。
本プレゼンスシステムでは、ユーザエージェントが、他のユーザエージェントのプレゼンス情報を設定することができる。また、ユーザエージェントが自分のプレゼンス情報を設定するのを制限することができる。
<第2実施形態例>
(1)全体概要
前記第1実施形態のプレゼンスシステムにおいて、クライアントが制限プレゼンス情報の項目を選択することができるようにすることも好ましい。図8は、第2実施形態例に係るプレゼンスシステムの全体構成図である。このプレゼンスシステムは、サーバ100とクライアント200a、b、c・・・を含んでいる。各クライアント200a、b、c・・・は、ユーザエージェントA、B、C・・・により操作される。サーバ100は、各クライアント200a、b、c・・・に対応するプレゼンス管理部10a、10b、10c・・・を有している。
【0023】
(2)サーバ
図9は、サーバ100におけるプレゼンス管理部10の機能構成図である。ここでは、ユーザエージェントAのプレゼンス管理部10aの構成を示しているが、他のプレゼンス管理部も同様の機能を有している。プレゼンス管理部10aは、第1実施形態例のプレゼンス管理部の構成に加え、選択肢テーブル111及び選択受付モジュール112をさらに有している。図中、図2と同様の符号で示した構成要素は、前述と同様の機能を有している。
まず、図10を参照して選択肢テーブル111について説明するが、それに先立ちプレゼンステーブル14について説明する。図10(a)は、プレゼンステーブル14に蓄積される情報の概念説明図を示す。この例では、プレゼンステーブル14には、「項目」、「プレゼンス情報」、「制限フラグ」、「設定可能者」及び「選択フラグ」が、1レコードに蓄積されている。「選択フラグ」が1であれば、該当する制限プレゼンス情報が、その所有者の現在の制限プレゼンス情報であるカレント制限情報として選択されていることを示す。ここでは、「店舗SP1」、「店舗SP2」、「店舗SP3」の3つの制限プレゼンス情報の候補のうち、「店舗SP1」がユーザエージェントAのカレント制限情報に選択されている。
【0024】
図10(b)は、選択肢テーブル111の概念説明図を示す。選択肢テーブル111には、ユーザエージェントが制限プレゼンス情報の候補として選択可能な項目が記憶されている。この中から選択される項目が、ユーザエージェントのプレゼンステーブル14に追加される。
図10を用いて選択受付モジュール112の機能を説明する。まず選択受付モジュール112は、制限プレゼンス情報の候補を選択肢テーブル111からプレゼンステーブル14に追加する指示を受け付ける。前記図10(a)では、制限プレゼンス情報の候補として、「店舗SP1」、「店舗SP2」、「店舗SP3」の3項目が選択されている。また選択受付モジュール112は、制限プレゼンス情報の候補の中の少なくとも1つをカレント制限情報にする指示を受け付ける。前記図10(a)では、制限プレゼンス情報の候補のうち、「店舗SP1」がカレント制限情報に選択されている。
【0025】
(3)クライアント
再び図8を参照し、クライアント200の機能について説明する。図中、前記図1と同じ符号を付した構成要素は、前述と同様の機能を有している。クライアント200は、前記第1実施形態における構成要素に加え、さらに選択モジュール24を有している。選択モジュール24は、カレント制限情報の選択や、制限プレゼンス情報の候補の選択を受け付ける。
図11(a)は、選択モジュール24が表示するカレント制限情報の選択画面例である。画面上には制限プレゼンス情報の候補が表示されている。ユーザエージェントがこの中の少なくとも1つを選択し、例えば「OKボタン」を押すと、選択した制限プレゼンス情報がそのユーザエージェントのカレント制限情報となる。この画面上でたとえば「追加ボタン」を押すと、同図(b)に例示する制限プレゼンス情報の候補選択画面が表示される。この画面では、選択肢テーブル111に記憶されている制限プレゼンス情報の項目が表示される。ユーザエージェントが1または複数の項目を選択して例えば「決定ボタン」を押すと、選択した項目が、そのユーザエージェントのプレゼンステーブル14に、制限プレゼンス情報の候補として記憶される。
【0026】
(4)処理
図12は、本実施形態例のプレゼンスシステムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS1〜S9までの処理は前記第1実施形態例における流れと同様である。
ステップS1:サーバ100は、いずれかのクライアント200からプレゼンス情報の設定依頼を受信すると、ステップS2に移行する。バディの設定依頼を受信すると、後述するステップS8に移行する。
ステップS2:サーバ100は、受信したプレゼンス情報が設定者自身のプレゼンス情報であればステップS3に移行し、そうでなければステップS6に移行する。
【0027】
ステップS3:サーバ100は、設定されたプレゼンス情報が制限プレゼンス情報であれば、ステップS1に戻る。通常プレゼンス情報であれば、ステップS4に移行する。
ステップS4、S5:サーバ100は、プレゼンス情報を更新し(S4)、ウォッチャーに新たなプレゼンス情報を通知する(S5)。
ステップS6、S7:サーバ100は、受信したプレゼンス情報が制限プレゼンス情報であれば(S6)、プレゼンス情報を設定可能か否かを判断する(S7)。設定可能であれば、サーバ100はプレゼンス情報の設定を行い(S4)、そのプレゼンス情報のウォッチャーにプレゼンス情報を通知する(S5)。
ステップS8、S9:サーバ100がいずれかのクライアント200からバディの登録依頼を受信した場合(S8)、サーバ100はバディに指定されたクライアントのウォッチャーとして依頼元を記憶する(S9)。
【0028】
ステップS10:サーバ100は、いずれかのクライアント200からカレント制限情報の選択を受信したか否かを判断する。“Yes”と判断すればステップS11に移行する。”No”と判断すれば、後述するステップS12に移行する。
ステップS11:サーバ100は、前記クライアントのカレント制限情報を更新する。
ステップS12:サーバ100は、いずれかのクライアント200から制限プレゼンス情報の候補の追加を指示されたか否かを判断する。“Yes”と判断するとステップS13に移行し、“No”と判断するとステップS1に戻る。
ステップS13:サーバ100は、指定された項目を、その依頼元クライアント200の制限プレゼンス情報の候補に追加する。
【0029】
このようにすれば、ユーザエージェントは、自分では設定できない制限プレゼンス情報の項目を選択することができるようになる。たとえば、ユーザエージェントが次々に店舗の会員になっていき、店舗から割引の特典をうける場合を考える。店舗は、その代わりに、店舗のプレゼンス情報をユーザエージェントのプレゼンス情報として他のユーザエージェントに配信してもらう。この場合、ユーザエージェントは店舗のプレゼンス情報のコンテンツそのものを設定することはできない。しかし、どの店舗のプレゼンス情報を自分のプレゼンス情報として配信するかは選択することができる。また、新たに自分が会員になった店舗を、自分の制限プレゼンス情報の候補とすることができる。
<第3実施形態例>
(1)全体概要
図13は、第3実施形態例にかかるプレゼンスシステムの全体構成図である。このプレゼンスシステムでは、任意のユーザエージェントBが、ユーザエージェントCをユーザエージェントAのウォッチャーに設定することができる。このプレゼンスシステムは、サーバ100と複数のクライアント200a、200b、200c・・・とを含んでいる。各クライアント200a、b、c・・・は、ユーザエージェントA、B、C・・・により操作される。サーバ100は、各クライアント200a、b、c・・・に対応するプレゼンス管理部10a、10b、10c・・・を有している。
【0030】
各プレゼンス管理部10は、主に以下の機能s1〜s5を有している。
(s1)ユーザエージェントのプレゼンス情報の管理。
(s2)プレゼンス情報の配信関係の管理。
(s3)内部変更通知。
(s4)プレゼンス通知。
(s5)対応するユーザエージェント以外のユーザエージェント間でのプレゼンス情報の配信設定。
(s6)前記配信設定の破棄の制御
各クライアント200は、主に以下の機能c1〜c4を有している。
(c1)クライアントを操作するユーザエージェントのプレゼンス情報のサーバ100への登録
(c2)サーバ100へのバディの登録
(c3)バディのプレゼンス情報の取得及び表示
(c4)他のクライアント間でのプレゼンス情報の配信関係の、サーバ100への登録
(c5)前記配信関係の破棄
(2)サーバ
図14、図15及び図16は、図13に示すサーバ100のプレゼンス管理部10a、10b、10cが有する機能構成を示すブロック図である。図中、前記第1実施形態例と同様の機能を有する構成要素は、同一の符号を付して示している。プレゼンス管理部10bは、第1実施形態例の機能構成に加え、配信設定モジュール113を有している。以下では、ユーザエージェントBが、ユーザエージェントAのウォッチャーとしてユーザエージェントCを設定する場合を例に取り、プレゼンス管理部10a、10b、10cの機能を説明する。なお、プレゼンス管理部10aは、プレゼンス管理部10b、10cの機能を有し、他のプレゼンス管理部10の機能も同様である。以下に、前述の機能s1〜s5と関連づけてプレゼンス管理部10の機能をより詳細に説明する。
【0031】
(s1,s3,s4)プレゼンス情報の管理、内部変更通知及びプレゼンス通知
クライアント200bからサーバ100に送信されたユーザエージェントBのプレゼンス情報は、依頼受付モジュール11により受信され、プレゼンス更新モジュール13によりプレゼンステーブル14に書き込まれる(図14参照、機能s1)。また、前記プレゼンス情報は、ユーザエージェントBのウォッチャーXのプレゼンス管理部10xに、内部変更通知モジュール15により送出される(図14参照、機能s3)。その後、前記プレゼンス情報は、プレゼンス管理部10xのプレゼンス通知モジュール110により、対応するクライアント200xに送信される(プレゼンス通知、機能s4)。
【0032】
(s2)プレゼンス情報の配信関係の管理。
クライアント200bからのバディYの登録依頼は、依頼受付モジュール11により受信され、配信依頼モジュール16によりバディリスト114に書き込まれる(図14参照)。これにより、ユーザエージェントYは、ユーザエージェントBのバディとしてバディリスト114に記憶される。さらに、この登録依頼が、配信依頼モジュール16により、バディYのプレゼンス管理部10yに送信される(図14参照、機能s2)。ユーザエージェントBは、プレゼンス管理部10yのウォッチャーテーブル18に、ユーザエージェントYのウォッチャーとして記憶される。
(s5)配信設定
クライアント200bからの配信関係は、依頼受付モジュール11により受信される(図14参照)。例えばユーザエージェントAのウォッチャーとして、ユーザエージェントCを設定する配信設定を考える。この配信設定は、配信設定モジュール113により、ユーザエージェントA、Cのプレゼンス管理部200a、200cに通知される(図15,図16参照)。具体的には、プレゼンティティに設定されたユーザエージェントAのプレゼンス管理部200aは、ユーザエージェントCをウォッチャーとして記憶する(図15参照)。また、ウォッチャーに設定されたユーザエージェントCのプレゼンス管理部200cは、ユーザエージェントAをバディとして記憶する(図16参照)。このようにして、ユーザエージェントBの配信設定により、ユーザエージェントAの最新プレゼンス情報が、ユーザエージェントCに配信されるようになる。
【0033】
(s6)配信設定の破棄
上記のように第三者によって設定された配信設定は、設定者によってのみ破棄可能にすることができる。また、上記のように第三者によって設定された配信設定をプレゼンティティまたはウォッチャーが破棄することを制限することも可能である。配信設定の破棄の制限について以下に説明する。説明を容易にするために、ユーザエージェントBが、ユーザエージェントCを、ユーザエージェントAのウォッチャーに設定した場合を例に取る。
配信設定を制限するために、ユーザエージェントBからの配信設定は、プレゼンティティ及びウォッチャーの指定に加え、配信設定者のID、プレゼンティティフラグ、ウォッチャーフラグを含むことができる。プレゼンティティフラグは、プレゼンティティによる配信設定の廃棄が可能か否かを指定する。ウォッチャーフラグは、ウォッチャーによる配信設定の破棄が可能か否かを指定する。
【0034】
図17及び図18は、このような配信設定に基づくウォッチャーテーブル及びバディリストの概念説明図である。図17は、ユーザエージェントAのウォッチャーテーブルの概念説明図である。ウォッチャーテーブルには、「ウォッチャーID」、「配信設定者ID」、「プレゼンティティフラグ」及び「ウォッチャーフラグ」が、1レコードに記憶されている。ウォッチャーIDは、ユーザエージェントAのウォッチャーを特定する識別子である。配信設定者IDは、ウォッチャーを設定したユーザエージェントの識別子を示し、通常はウォッチャーIDと一致する。この図では、プレゼンティティ及びウォッチャーによる配信設定の廃棄が禁止されている例を示している。逆にウォッチャー自身による配信設定は、プレゼンティティ及びウォッチャー共に廃棄可能となっている。
【0035】
図18は、ウォッチャーに設定されたユーザエージェントCのバディリストの概念説明図を示している。バディリストには、「バディID」、「配信設定者ID」、「プレゼンティティフラグ」及び「ウォッチャーフラグ」が、1レコードに記憶されている。バディIDは、ユーザエージェントCのバディを特定する識別子である。この図では、プレゼンティティ及びウォッチャーによる配信設定の廃棄が禁止されている例を示している。またここでは、ユーザエージェントC自身がバディを指定した場合、プレゼンティティであるバディ及びウォッチャーであるユーザエージェントCのいずれもが、配信設定を破棄可能である。
図17及び図18に示される配信設定の破棄の制御は、配信設定モジュール113により例えば次のように行われる。ユーザエージェントAからの配信設定の破棄の指示は、プレゼンティティフラグが「不可」であれば無視される。プレゼンティティフラグが「可」であれば、該当レコードがユーザエージェントAのウォッチャーテーブル18から削除される。また、配信設定の廃棄がプレゼンス管理部10cに通知され、該当レコードがユーザエージェントCのバディリスト114から削除される。
【0036】
同様に、ウォッチャーであるユーザエージェントCからの配信設定の破棄の指示は、ウォッチャーフラグが「不可」であれば無視される。ウォッチャーフラグが「可」であれば、該当レコードがユーザエージェントCのバディリスト114から削除される。また、配信設定の破棄がプレゼンス管理部10aに通知され、該当レコードがユーザエージェントAのウォッチャーテーブル18から削除される。
(3)クライアント
再び図13を参照し、本発明のクライアント200の機能について説明する。図中、前記第1実施形態例と同様の符号番号を付した要素は、前述と同様の機能を有している。クライアント200は、第1実施形態例における機能構成に加え、配信設定モジュール25を有している。配信設定モジュール25は、他のクライアント間の配信設定を受け付ける。
【0037】
図19は、配信設定モジュール25が表示する配信設定画面の一例を示す。同図(a)は、まずプレゼンティティを設定した後にウォッチャーを設定する場合の画面例を示す。この画面は、プレゼンティティ及びウォッチャーの設定に加え、プレゼンティティ及び/またはウォッチャーによる配信設定の破棄を許可するか否かの設定を受け付ける。同図(b)は、ウォッチャーを設定した後にプレゼンティティを設定する場合の画面例である。この画面においても、ウォッチャー及び/またはプレゼンティティによる配信設定の破棄を許可するか否かの設定を受け付けることができる。これらの画面上で設定したプレゼンティティ、ウォッチャー、プレゼンティティフラグおよびウォッチャーフラグは、クライアント200からサーバ100に送信され、記憶される。
【0038】
(4)処理
図20は、本実施形態のプレゼンスシステム全体における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS21、S22、S23:サーバ100は、いずれかのクライアント200からプレゼンス情報の設定を受信すると、そのクライアントのプレゼンス情報を更新し(S22)、そのクライアントのウォッチャーにプレゼンス通知を送信する(S23)。
ステップS24、S25:サーバ100は、いずれかのクライアント200からバディの登録依頼を受信すると(S24)、指定されたバディをそのクライアント200のバディリスト114に追加し、バディのウォッチャーテーブル18に依頼元のクライアントを登録する(S25)。
【0039】
ステップS26、S27、S28:サーバ100は、いずれかのクライアント200から配信関係の設定を受信した場合(S26)、プレゼンティティ及びウォッチャーをそれぞれ記憶する(S27、S28)。
ステップS29、S30、S31:サーバ100は、いずれかのクライアント200から配信設定の破棄を受信すると(S29)、配信設定の破棄を許可するか否かを判断する(S30)。許可する場合には、該当するプレゼンティティのウォッチャーテーブル18及びウォッチャーのバディリスト114を更新する(S31)。
このようにして、第三者による配信設定に従ったプレゼンス情報の配信が可能となる。配信設定にプレゼンティティフラグ及びウォッチャーフラグを含ませることにより、プレゼンティティとウォッチャーの第三者による設定の破棄を制限することができる。
【0040】
<その他の実施形態例>
(A)前記第1〜第3実施形態例は、ニーズに応じて組み合わせることができる。
(B)前述した本発明の方法を実行するプログラムを記録した記録媒体は、本発明に含まれる。ここで記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフレキシブルディスク、ハードディスク、半導体メモリ、CD−ROM、DVD、光磁気ディスク(MO)、その他のものが挙げられる。
[実施例]
図21は、第1及び第3実施形態例のプレゼンスシステムを、稟議システムに適応した実施例の説明図である。稟議システムは、稟議書を作成し、ネットワーク上で回送するシステムである。識別子「User−A」のユーザエージェントAが稟議システム211上で稟議書を作った場合、稟議書はプレゼンスシステム上の識別子「User−X」を付与される。稟議書「User−X」は、稟議システム211上で定められた回送順序に従い、ユーザエージェントY(ID:User−Y)、ユーザエージェントZ(ID:User−Z)を回送する。稟議システムユーザ213は、稟議システム211上の稟議書(User−X)のプレゼンス情報を生成し、ユーザエージェントA,Y、及びZをそのウォッチャーとしてプレゼンスサーバ212に登録する。
【0041】
ついで稟議システムユーザ213は、稟議書、すなわちユーザエージェントXからユーザエージェントAへのプレゼンス情報の配信設定を行う。同様に、稟議システムユーザ213は、ユーザエージェントXからユーザエージェントY、ユーザエージェントXからユーザエージェントZへの配信関係も設定する。これらの配信関係は、一度に生成しても良いし、稟議書が回送されるごとに次の配信関係を設定しても良い。また、稟議書が回送される度に、不要となった配信設定を破棄することが好ましい。稟議書を作ったユーザエージェントAは、稟議書が今誰のところにあり、誰が承認しているかという状態をいつでも把握することができる。
<付記>
(付記1)
クライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置に用いられるプレゼンス管理方法であって、
第1クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶ステップと、
前記クライアント群のプレゼンス情報の配信先の識別子を、クライアント毎に記憶する配信先記憶ステップと、
前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知(以下、第1設定通知という)を、前記第1クライアントから受信する情報受信ステップと、
前記第1設定通知を受信した場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報を更新するかどうかを判断し、前記判断結果に応じて前記プレゼンス情報の更新を制御する更新制御ステップと、
前記更新制御ステップでプレゼンス情報が更新された場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先に、更新されたプレゼンス情報を配信する配信ステップと、
を含むプレゼンス管理方法。
【0042】
この方法は、インスタントメッセージングシステム上のクライアントを操作するユーザエージェントが、自分のプレゼンス情報を設定することを制限する。例えば、プレゼンス情報のうち、その所有者が登録及び更新できない制限プレゼンス情報を設ける。ユーザエージェントが制限プレゼンス情報の登録または更新のための設定通知をサーバに送信した場合、サーバは制限プレゼンス情報の更新を行わない。
(付記2)
前記プレゼンス情報は、プレゼンス情報の所有者が設定可能な通常プレゼンス情報と、プレゼンス情報の所有者が設定不可能な制限プレゼンス情報と、を含み、
前記更新制御ステップは、
前記第1設定通知で受信した前記新たなプレゼンス情報が通常プレゼンス情報か制限プレゼンス情報かを判断するサブステップと、
前記新たなプレゼンス情報が通常プレゼンス情報である場合、前記第1クライアントの通常プレゼンス情報を更新するサブステップと、
前記新たなプレゼンス情報が制限プレゼンス情報である場合、前記第1クライアントの制限プレゼンス情報を更新しないサブステップと、を含んでいる、
請求項1に記載のプレゼンス管理方法。
【0043】
例えば、ネットワーク上でユーザエージェント同士が行うゲームの「ゲームスコア」と、ユーザエージェントからの「ひとこと」とが、プレゼンス情報に含まれている場合を考える。「ゲームスコア」は、ユーザエージェント自身がこれを変更できるのは不適切なので、制限プレゼンス情報に設定される。「ひとこと」は通常プレゼンス情報に設定され、ユーザエージェント自身により登録や更新が可能である。
(付記3)
前記情報受信ステップは、前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知(第2設定通知)を、前記クライアント群に含まれる第2クライアントからさらに受信し、
前記更新制御ステップは、前記第2設定通知に基づいて、第1クライアントのプレゼンス情報を更新する、
請求項1に記載のプレゼンス管理方法。
【0044】
あるユーザエージェントBは、他のユーザエージェントAのプレゼンス情報の一部または全部を登録及び更新することができる。より具体的には、サーバは、ユーザエージェントAのプレゼンス情報の設定通知をユーザエージェントBのクライアントから受信する。ユーザエージェントAのプレゼンス情報は、ユーザエージェントBからの設定通知に基づいて更新される。
(付記4)
前記プレゼンス情報は、プレゼンス情報の所有者が設定不可能な制限プレゼンス情報と、前記制限プレゼンス情報の設定を許可されている設定可能者の識別子と、を含み、
前記更新制御ステップは、
前記第2設定通知で受信した前記新たなプレゼンス情報が制限プレゼンス情報か否かを判断するサブステップと、
前記新たなプレゼンス情報が制限プレゼンス情報である場合、前記第2クライアントが設定可能者であるか否かを判断するサブステップと、
前記第2クライアントが設定可能者である場合、前記第1クライアントの制限プレゼンス情報を前記第1設定通知に基づいて更新するサブステップと、を含んでいる、
請求項3に記載のプレゼンス管理方法。
【0045】
例えば、ユーザエージェントAのプレゼンス情報は、制限プレゼンス情報「ゲームスコア」と、通常プレゼンス情報「ひとこと」と、「設定可能者ID」とを含む。ユーザエージェントBがユーザエージェントAのゲームスコアを設定できるのは、ユーザエージェントBがユーザエージェントAの設定可能者に含まれている場合である。
(付記5)
前記プレゼンス情報は、プレゼンス情報の所有者が設定不可能な制限プレゼンス情報の複数の候補を含んでおり、
前記制限プレゼンス情報の候補のうち、どの候補をカレント制限プレゼンス情報とするかの選択を、前記第1クライアントから受け付ける選択ステップをさらに含み、
前記更新制御ステップは、前記第2設定通知により受信した制限プレゼンス情報が前記カレント制限プレゼンス情報か否かを判断し、判断結果に基づいて前記第1クライアントのカレント制限プレゼンス情報を更新する、
請求項3に記載のプレゼンス管理方法。
【0046】
例えば、制限プレゼンス情報が店舗の広告であるとする。店舗の広告そのものは、制限プレゼンス情報であるので、ユーザエージェントBだけが更新できる。しかし、ユーザエージェントAは自分のプレゼンス情報としてどの店舗の広告を用いるかを選択できる。例えば制限プレゼンス情報の候補が「店舗SP1」、「店舗SP2」、「店舗SP3」である場合、ユーザエージェントAは自分のプレゼンス情報として設定したい「店舗SP1」を、カレント制限プレゼンス情報に選択する。
(付記6)
前記制限プレゼンス情報の候補の選択を受け付ける候補選択ステップを更に含む、請求項5に記載のプレゼンス管理方法。
【0047】
例えばユーザエージェントAが「店舗SP4」を制限プレゼンス情報の候補に加えたい場合、この選択を受け付ける。
(付記7)
クライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置であって、
第1クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶手段と、
前記クライアント群のプレゼンス情報の配信先の識別子を、クライアント毎に記憶する配信先記憶手段と、
前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知(以下、第1設定通知という)を、前記第1クライアントから受信する情報受信手段と、
前記第1設定通知を受信した場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報を更新するかどうかを判断し、前記判断結果に応じて前記プレゼンス情報の更新を制御する更新制御手段と、
前記更新制御ステップでプレゼンス情報が更新された場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先に、更新されたプレゼンス情報を配信する配信手段と、
を備えるプレゼンス管理装置。
【0048】
この発明は、前記第1発明と同様の作用効果を奏する。
(付記8)
クライアント群のプレゼンス情報を管理するコンピュータに用いられるプレゼンス管理プログラムであって、
第1クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶手段、
前記クライアント群のプレゼンス情報の配信先の識別子を、クライアント毎に記憶する配信先記憶手段、
前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知(以下、第1設定通知という)を、前記第1クライアントから受信する情報受信手段、
前記第1設定通知を受信した場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報を更新するかどうかを判断し、前記判断結果に応じて前記プレゼンス情報の更新を制御する更新制御手段、及び
前記更新制御ステップでプレゼンス情報が更新された場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先に、更新されたプレゼンス情報を配信する配信手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプレゼンス管理プログラム。
【0049】
この発明は、前記第1発明と同様の作用効果を奏する。
(付記9)
クライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置に用いられるプレゼンス管理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
第1クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶ステップと、
前記クライアント群のプレゼンス情報の配信先の識別子を、クライアント毎に記憶する配信先記憶ステップと、
前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知(以下、第1設定通知という)を、前記第1クライアントから受信する情報受信ステップと、
前記第1設定通知を受信した場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報を更新するかどうかを判断し、前記判断結果に応じて前記プレゼンス情報の更新を制御する更新制御ステップと、
前記更新制御ステップでプレゼンス情報が更新された場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先に、更新されたプレゼンス情報を配信する配信ステップと、
を実行するためのプレゼンス管理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0050】
この発明は、前記第1発明と同様の作用効果を奏する。ここで、記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフレキシブルディスク、ハードディスク、半導体メモリ、CD−ROM、DVD、光磁気ディスク(MO)、その他のものが挙げられる。
(付記10)
クライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置に、前記クライアント群に含まれる第1クライアントとして接続する接続ステップと、
前記第1クライアントのプレゼンス情報の設定を制限し、設定を受け付けたプレゼンス情報を、前記プレゼンス管理装置に送信する設定制御ステップと、
を含む、プレゼンス設定方法。
【0051】
この方法は、クライアント側でユーザエージェント自身のプレゼンス情報の登録や更新を制限する場合に用いられる。この方法を適用したクライアントは、例えば、ユーザエージェントAのプレゼンス情報の設定を行う画面上で、前記制限プレゼンス情報の登録や更新を受け付けない。
(付記11)
第1クライアント及び第2クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置に、前記第2クライアントとして接続する接続ステップと、
前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報を含むプレゼンス情報の通知を、前記プレゼンス管理装置に送信する送信ステップと、
を含む、プレゼンス設定方法。
【0052】
この方法は、ユーザエージェントBのクライアントで他のユーザエージェントAの制限プレゼンス情報を登録または更新する場合に用いられる。この方法を適用したユーザエージェントBのクライアントは、例えば、他のユーザエージェントAの制限プレゼンス情報を表示し、その更新を画面上で受け付ける。
(付記12)
第1クライアント、第2クライアント及び第3クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置に用いられるプレゼンス管理方法であって、
前記クライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶ステップと、
前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先として第2クライアントを指定する配信設定を、第3クライアントから受け付ける配信設定ステップと、
前記配信設定を記憶する配信設定記憶ステップと、
前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知を受信する情報受信ステップと、
前記配信設定に基づいて、前記第1クライアントのプレゼンス情報を、前記第2クライアントに配信する配信ステップと、
を含むプレゼンス管理方法。
【0053】
ユーザエージェントA,B,Cが操作するクライアントA,B,Cを考える。サーバは、ユーザエージェントAのプレゼンス情報をクライアントCに送信するという設定(以下、配信設定という)を、クライアントBから受け付ける。ユーザエージェントAは、ユーザエージェントCのプレゼンティティとして記憶される。ユーザエージェントCは、ユーザエージェントAのウォッチャーとして記憶される。
(付記13)
前記配信設定の破棄の指示を受信する破棄受信ステップと、
前記配信設定の破棄の指示がプレゼンス情報の配信先に設定されている前記第2クライアントから送信されているか否かを判断し、判断結果に基づいて配信設定の破棄を制限する第1破棄制御ステップと、
をさらに含む、請求項12に記載のプレゼンス管理方法。
【0054】
前記と同様にユーザエージェントBにより、ユーザエージェントAのプレゼンス情報をクライアントCに送信する配信設定が実行されたとする。この配信設定の破棄が例えばウォッチャーであるユーザエージェントCから指示された場合、サーバはこれを受け付けない。
(付記14)
配信設定ステップは、プレゼンス情報の配信先に設定された第2クライアントが配信設定を破棄可能か否かを示す配信者フラグの設定をさらに受け付け、
前記配信設定記憶ステップは、前記配信者フラグをさらに記憶し、
前記第1破棄制御ステップは、前記配信者フラグに基づいて前記配信設定の破棄を制限する、
請求項13に記載のプレゼンス管理方法。
【0055】
前記と同様にユーザエージェントBにより、ユーザエージェントAのプレゼンス情報をクライアントCに送信する配信設定が実行されたとする。この配信設定は、誰がこの配信設定を破棄できるかという指示を含む。サーバは、この指示を配信設定と対応付けて記憶し、配信設定の破棄が指示された場合には、指示元が破棄する権限を持つか否かにより処理を行う。
(付記15)
前記第3クライアントにより設定された配信設定の破棄の指示を受信する破棄受信ステップと、
前記配信設定の破棄の指示がプレゼンス情報の提供者である前記第1クライアントから送信されているか否かを判断し、判断結果に基づいて配信設定の破棄を制限する第2破棄制御ステップと、
をさらに含む、請求項12に記載のプレゼンス管理方法。
【0056】
前記と同様にユーザエージェントBにより、ユーザエージェントAのプレゼンス情報をクライアントCに送信する配信設定が実行されたとする。この配信設定の破棄が例えばプレゼンティティであるユーザエージェントAから指示された場合、サーバはこれを受け付けなくてもよい。
(付記16)
配信設定ステップは、プレゼンス情報の提供者に指定された第1クライアントが前記配信設定を破棄可能か否かを示す提供者フラグの設定をさらに受け付け、
前記配信設定記憶ステップは、前記提供者フラグをさらに記憶し、
前記第2廃棄制御ステップは、前記提供者フラグに基づいて前記配信設定の破棄を制限する、
請求項15に記載のプレゼンス管理方法。
【0057】
前記と同様にユーザエージェントBにより、ユーザエージェントAのプレゼンス情報をクライアントCに送信する配信設定が実行されたとする。この配信設定は、誰がこの配信設定を破棄できるかという指示を含む。サーバは、この指示を配信設定と対応付けて記憶し、配信設定の破棄が指示された場合には、指示元が破棄する権限を持つか否かにより処理を行う。
(付記17)
第1クライアント、第2クライアント及び第3クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置であって、
前記クライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶手段と、
前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先として第2クライアントを指定する配信設定を、第3クライアントから受け付ける配信設定手段と、
前記配信設定を記憶する配信設定記憶手段と、
前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知を受信する情報受信手段と、
前記配信設定に基づいて、前記第1クライアントのプレゼンス情報を、前記第2クライアントに配信する配信手段と、
を備えるプレゼンス管理装置。
【0058】
本発明は、前記第12発明と同様の作用効果を奏する。
(付記18)
第1クライアント、第2クライアント及び第3クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を管理するコンピュータを機能させるためのプレゼンス管理プログラムであって、
前記クライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶手段、
前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先として第2クライアントを指定する配信設定を、第3クライアントから受け付ける配信設定手段、
前記配信設定を記憶する配信設定記憶手段、
前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知を受信する情報受信手段、及び
前記配信設定に基づいて、前記第1クライアントのプレゼンス情報を、前記第2クライアントに配信する配信手段、
として前記コンピュータを機能させるプレゼンス管理プログラム。
【0059】
本発明は、前記第12発明と同様の作用効果を奏する。
(付記19)
第1クライアント、第2クライアント及び第3クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記クライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶ステップと、
前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先として第2クライアントを指定する配信設定を、第3クライアントから受け付ける配信設定ステップと、
前記配信設定を記憶する配信設定記憶ステップと、
前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知を受信する情報受信ステップと、
前記配信設定に基づいて、前記第1クライアントのプレゼンス情報を、前記第2クライアントに配信する配信ステップと、
を実行するためのプレゼンス管理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0060】
この発明は、前記第12発明と同様の作用効果を奏する。ここで、記録媒体としては前述と同様のものが考えられる。
(付記20)
第1クライアント、第2クライアント及び第3クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を管理及び配信するプレゼンス管理装置に、前記第3クライアントとして接続する接続ステップと、
前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先として第2クライアントを指定する配信設定を、前記プレゼンス管理装置に送信する送信ステップと、
を含むプレゼンス配信設定方法。
この方法は、ユーザエージェントBのクライアントがユーザエージェントA,Cの配信設定を行う場合に用いられる。この方法を適用したユーザエージェントBのクライアントは、例えば、他のユーザエージェントAのプレゼンス情報を、ユーザエージェントCのクライアントに送信する旨の配信設定を受け付ける。
【0061】
【発明の効果】
本発明を用いれば、プレゼンティティによるプレゼンス情報の変更を制限することができる。また、本発明を用いれば、プレゼンスシステムにおいて、第三者によるプレゼンス情報の配信関係を設定することができる。さらに本発明を用いれば、プレゼンスシステムにおいて、設定されたプレゼンス情報の配信関係がプレゼンティティやウォッチャーにより破棄されるのを制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例に係るプレゼンスシステムの全体構成図。
【図2】プレゼンス管理部の機能構成及び情報の流れ(ユーザエージェントB)
【図3】プレゼンス管理部の機能構成及び情報の流れ(ユーザエージェントA)
【図4】プレゼンステーブルの概念説明図(ユーザエージェントA)
【図5】プレゼンス設定画面例(ユーザエージェントB)
【図6】(a)プレゼンス表示画面例(ユーザエージェントE)
(b)プレゼンス設定画面例(ユーザエージェントE)
【図7】サーバが行う処理の流れの一例を示すフローチャート(第1実施形態例)
【図8】第2実施形態例に係るプレゼンスシステムの全体構成図。
【図9】プレゼンス管理部の機能構成及び情報の流れ(ユーザエージェントA)
【図10】(a)プレゼンステーブル(ユーザエージェントA)
(b)選択肢テーブル
【図11】(a)カレント制限情報の選択画面例
(b)制限プレゼンス情報の候補選択画面例
【図12】サーバが行う処理の流れの一例を示すフローチャート(第2実施形態例)
【図13】第3実施形態例に係るプレゼンスシステムの全体構成図。
【図14】図13におけるプレゼンス管理部の機能構成及び情報の流れ(ユーザエージェントB)
【図15】図13におけるプレゼンス管理部の機能構成及び情報の流れ(ユーザエージェントA)
【図16】図13におけるプレゼンス管理部の機能構成及び情報の流れ(ユーザエージェントC)
【図17】ウォッチャーテーブルの概念説明図(ユーザエージェントA)
【図18】バディリストの概念説明図(ユーザエージェントC)
【図19】クライアントが表示する配信設定画面例
(a)プレゼンティティを先に設定する画面例
(b)ウォッチャーを先に設定する画面例
【図20】サーバが行う処理の流れの一例を示すフローチャート(第3実施形態例)
【図21】第3実施形態のプレゼンスシステムを稟議システムに適用した実施例
【符号の説明】
100:サーバ
200:クライアント

Claims (5)

  1. クライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置に用いられるプレゼンス管理方法であって、
    第1クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶ステップと、
    前記クライアント群のプレゼンス情報の配信先の識別子を、クライアント毎に記憶する配信先記憶ステップと、
    前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知(以下、第1設定通知という)を、前記第1クライアントから受信する情報受信ステップと、
    前記第1設定通知を受信した場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報を更新するかどうかを判断し、前記判断結果に応じて前記プレゼンス情報の更新を制御する更新制御ステップと、
    前記更新制御ステップでプレゼンス情報が更新された場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先に、更新されたプレゼンス情報を配信する配信ステップと、
    を含むプレゼンス管理方法。
  2. クライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置に用いられるプレゼンス管理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    第1クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶ステップと、
    前記クライアント群のプレゼンス情報の配信先の識別子を、クライアント毎に記憶する配信先記憶ステップと、
    前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知(以下、第1設定通知という)を、前記第1クライアントから受信する情報受信ステップと、
    前記第1設定通知を受信した場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報を更新するかどうかを判断し、前記判断結果に応じて前記プレゼンス情報の更新を制御する更新制御ステップと、
    前記更新制御ステップでプレゼンス情報が更新された場合、前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先に、更新されたプレゼンス情報を配信する配信ステップと、
    を実行するためのプレゼンス管理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  3. 第1クライアント、第2クライアント及び第3クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置に用いられるプレゼンス管理方法であって、
    前記クライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶ステップと、
    前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先として第2クライアントを指定する配信設定を、第3クライアントから受け付ける配信設定ステップと、
    前記配信設定を記憶する配信設定記憶ステップと、
    前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知を受信する情報受信ステップと、
    前記配信設定に基づいて、前記第1クライアントのプレゼンス情報を、前記第2クライアントに配信する配信ステップと、
    を含むプレゼンス管理方法。
  4. 第1クライアント、第2クライアント及び第3クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記クライアント群のプレゼンス情報を、クライアント毎に記憶するプレゼンス記憶ステップと、
    前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先として第2クライアントを指定する配信設定を、第3クライアントから受け付ける配信設定ステップと、
    前記配信設定を記憶する配信設定記憶ステップと、
    前記第1クライアントの新たなプレゼンス情報の通知を受信する情報受信ステップと、
    前記配信設定に基づいて、前記第1クライアントのプレゼンス情報を、前記第2クライアントに配信する配信ステップと、
    を実行するためのプレゼンス管理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 第1クライアント、第2クライアント及び第3クライアントを含むクライアント群のプレゼンス情報を管理及び配信するプレゼンス管理装置に、前記第3クライアントとして接続する接続ステップと、
    前記第1クライアントのプレゼンス情報の配信先として第2クライアントを指定する配信設定を、前記プレゼンス管理装置に送信する送信ステップと、
    を含むプレゼンス配信設定方法。
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