JP4613329B2 - 運搬用台車 - Google Patents

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JP4613329B2
JP4613329B2 JP2000318198A JP2000318198A JP4613329B2 JP 4613329 B2 JP4613329 B2 JP 4613329B2 JP 2000318198 A JP2000318198 A JP 2000318198A JP 2000318198 A JP2000318198 A JP 2000318198A JP 4613329 B2 JP4613329 B2 JP 4613329B2
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俊明 金子
俊安 石井
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネスティング可能な運搬用台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
キャスターを取りつけたパレットの対向する2辺に側面パネルを立設固定した運搬用台車では、パレットを回動させて、一方の側面パネルに添設して、床フレームを重ねて段々状にネスティングする構造のものが使われていた(例えば、実開平5−32217、特開平7−242176)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、商品配送用の運搬用台車44は、通常トラックの荷台43に、商品を搭載した状態で、並べて、配送先に届けていた(図5(a))。従って、空の運搬用台車44は、適宜ネスティングしてトラックの荷台43に並べて、配送元に戻していた。この場合には、規格化されたトラックの荷台43の巾寸法WWに対応して、運搬用台車44の巾が決められる場合もあった。例えば、図5(a)では、WWを3分割するように、運搬用台車44の巾が設定される。
【0004】
前記従来の運搬用台車44を使用した場合には、保管スペースで、ネスティングして保管する場合には、ネスティング効率が高く、保管面積も少なくなり有効であるが、上記のようにトラックの荷台43上でネスティングする使用を場合には、多数台をネスティングした場合には、取扱いし難く、また巾方向長さ方向のいずれの方向にも突出するため(図5(c))、ネスティング状態で、荷台43への積み上げ、積み下ろし作業が容易でない問題点があった。
【0005】
また、荷台43への積み下ろしを容易とするため、2台づつネスティングした運搬用台車44、44を荷台43に並べた場合、巾方向長さ方向のいずれの方向にも突出するため、巾方向で突出し(図5(d))、搬送効率が悪くなる問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
然るにこの発明では、積み重ね可能なパレット片からパレットを構成すると共に、少なくとも一方の側面パネルに間隙を形成して運搬用台車を構成したので、前記問題点を解決した。
【0007】
即ち、この発明は、以下のように構成したことを特徴とする運搬用台車である。
(1) キャスターを取り付けた床フレームに両縦材を有する門型フレームを含む側面パネルを対向して固定し
(2) 前記床フレーム上で前記両側面パネルの下端部間に、厚さH 巾W のパレット片を2枚並列して巾2×W としたパレットを架設し、
(3) 一方のパレット片の両端部を前記側面パネルに固定し、前記パレット片は他方のパレット片を一方のパレット片の上面に積み重ね可能な構造とし、
(4) 前記側面パネルの一方の側面パネルの下端部で、他方のパレット片の載置される位置に間隙を形成し該間隙は、前記側面パネルの前記縦材の外縁から内側に向けて長さW かつ前記床フレームの上面から高さH とし
(5) 前記長さW を「W 以上」とし、高さH を「2×H 以上」とした
【0008】
また、以下のように構成したことを特徴とする運搬用台車である。◎
(1) キャスターを取り付けた床フレームに両縦材を有する門型フレームを含む側面パネルを対向して固定し
(2) 前記床フレーム上で前記両側面パネルの下端部間に、厚さH で、巾W のパレット片を2枚並列して巾2×W としたパレットを架設し、
(3) 一方のパレット片の両端部を前記側面パネルに固定し、前記パレット片は他方のパレット片を一方のパレット片の上面に積み重ね可能な構造とし、
(4) 前記両側面パネルの下端部で、他方のパレット片の載置される位置に、に間隙を形成し該間隙は、前記側面パネルの前記縦材の外縁から内側に向けて長さW かつ前記床フレームの上面から高さH とし
(5) 前記長さW を「W 以上」とし、高さH を「2×H 以上」とした
【0009】
前記において、両パレット片は、並列した状態で対向する縁を軸として回動自在となるように、連結することが望ましい。また、両パレット片の並列した状態で対向する面に、柔軟性材料からなる板状のヒンジを逆U字状に屈曲して、該ヒンジの両端部を夫々着脱可能に取り付けることが望ましい。
【0010】
また、前記において、下面の両側にキャスターを取り付けた床フレームを並列し、両床フレーム上に夫々側面パネルを立設してなり、該側面パネルは、床フレーム上面の保持部に着脱自在に取りつけることが望ましい。更に、一方又は両方の床フレームの下面であって、他方のパレット片が載置される側に、前記他方の床フレーム側に突出するように、係止突起を固定することが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
下面にキャスター1、1を有する床フレーム3、4に、連結フレーム11の両端部を固定して連結する(図9)。床フレーム3、4の一側3a、4aに、巾Wのパレット片7を載置固定する。
【0012】
床フレーム3、4の他側3b、4bに、パレット片8を、巾Wのパレット片7に並列して載置する。両パレット片7、8は、ヒンジ13、13で、回動自在に連結し、パレット片7、8からパレット10を構成する。
【0013】
前記床フレーム3、4に、側面パネル14、34を夫々立設固定する運搬用台車40を構成する(図1、図2)。側面パネル14と、床フレーム3と間に、長さW、高さHの間隙31が形成される(図2(b))。
【0014】
前記において、パレット片7、8の連結構造は、並列状態と積重状態の2位置が取れるような構造であれば、任意であるが、積重状態で、両パレット片7、8の上面同志が密着して、できるだけ高さが小さくなることが望ましい。例えば、U字状の金具をパレット片7、8の対向面9、9aに突設して、係止長孔46を形成し、係止長孔46内に樹脂材料からなる板状のヒンジ13を係止固定して、パレット片7、8を連結することができる(図11)。
【0015】
この場合、両端部で係止長孔46に差込み易く、かつ一旦差し込んだ後は容易に抜けない形状とすることが望ましいので、例えば、両端部に先細となる膨出部13a、13aを形成すれば(図12(a)(b))、ヒンジのみが破損した場合の部品交換も容易である。また、ヒンジ13は、少なくとも中央部13bが柔軟性を有することが必要であるので、全体を充分な柔軟性を有する材料で形成する他、ある程度の柔軟性を有する材料で形成し、中央部13bを所定長さ宛薄肉とし(図12(c))、波状に薄肉部を連続して並列し(同(d))、2箇所の薄肉部を形成して折り曲げ可能な程度の柔軟性を中央部13bに付与することもできる(同(e))。また、中央部13bのみ柔軟性を有するように性質を変えることもできる。また、薄肉部を形成しない形状の場合には、薄肉部が無いので、該部での応力集中が生ぜず、有利な効果がある(同(b))。
【0016】
また、ヒンジ13は、回転軸を有する蝶番状のヒンジを使用することもでき、この場合には、2軸を有する構造とすることが望ましい(図示していない)。
【0017】
【実施例1】
図1〜図5、図9〜図12に基づきこの発明の実施例を説明する。
【0018】
(1)運搬用台車の構成
キャスター1、1を両端部に固定した床フレーム3、4を所定間隔で並列し、該床フレーム3、4の上面で、一側3a、4a間に、連結フレーム11の両端部を固定する(図9)。連結フレーム11は、並列する連結フレーム片11a、11aとこれらを中央部で結合する連結フレーム片11bとからなり、平面略H字形に形成されている(図9(a))。また、前記床フレーム3、4は上下フランジとウエブからなる断面略H字状に形成されている(図9(b))。図9中1aは、キャスター1を取付けるためのキャスター板である。
【0019】
床フレーム3、4の一側3a、4aであって、内側に、巾Wのパレット片7を架設し、パレット片7の両端部7a、7bを床フレーム3、4の上面5、5に載置する。前記床フレーム片7の下面に長さ方向(巾Wと直交する方向)の溝33、33が形成され(図10(b)(c))、該溝33、33内に前記フレーム片11a、11aが嵌合される。
【0020】
前記パレット片7に並列してパレット片8を配置し、該パレット片8の両端部8a、8bを床フレーム3、4の他側3b、4bであって内側に夫々載置すると共に、両パレット片7、8をヒンジ13、13で、回動自在に連結する。パレット片7、8からパレット10を構成する。
【0021】
前記において、パレット片7とパレット片8との夫々の対向面9、9aに夫々対向する係止長孔46、46が形成され、該係止長孔46、46内に、柔軟性を有するヒンジ13、13を逆U字状に屈曲して、その両端部を夫々嵌挿係止してある。ヒンジ13の両端部には膨出部13a、13aが形成され、ヒンジ13が容易に係止長孔46から抜けないようになっている。以上の構成により、パレット片は、前記ヒンジ13の中央部(逆U字状の頂点付近)13bの周りに回動自在に形成される。
【0022】
前記床フレーム3、4は、平面視で長方形に形成され、長辺(両端3a、3b方向)が長さ「2×W」で、短辺が長さLで形成されている。また、前記パレット片7、8の厚さはHで形成されている。
【0023】
前記床フレーム3の外側に、側面パネル14を、床フレーム4の外側に側面パネル34を夫々立設固定する。
【0024】
側面パネル14は、縦材15、16及び横材17からなる門型のフレーム内に横桟18、18が固定された形状で、一方(床フレーム3の他側3b)の縦材16は下端部を横方向に屈曲して横屈曲部19を形成してある。また、縦材16の横屈曲部19の端縁を、最下位に位置する横桟18の下面に固定した縦補強材30の側面に固定する。
【0025】
前記側面パネル34は、縦材35、36及び横材37からなる門型のフレーム内に横桟38、38が固定された形状である。
【0026】
前記側面パネル14は、縦材15と縦補強材30の下端が夫々床フレーム3に固定し、前記側面パネル34は、縦材35、36の下端が夫々床フレーム4に固定してある。
【0027】
前記パレット片4の端縁4c(側面パネル14の縦材16の外縁16c)から縦補強材30の一側縁30cまで長さW(W>W)で形成されている。また、床フレーム3の上面5と縦材16の横屈曲部19の下面19cとが長さH(H>2×H)に形成される。よって、側面パネル14で、床フレーム3と間に、長さW 、高さHの間隙31が形成される(図2(b))。
【0028】
以上のようにして、この発明の運搬用台車40を構成する(図1、図2)。
【0029】
(2)運搬用台車40の使用
次に、この発明の運搬用台車40の使用について説明する。通常使用時には、パレット10(パレット片7、8)上に荷物を積み搬送する。
【0030】
不使用時(ネスティング時)には、パレット片8をヒンジ13を中心に回動して(図2(a)(b)鎖線図示8)、2つのパレット片7、8を上下に重ねる(図4の両側の運搬用台車40A、B)。この状態で、重ねたパレット片7、8は高さ2×Hとなっている。また、この際、パレット片8の回動は、パレット片8の適当な部分を持って回動し、あるいはパレット片8の下面を脚で操作することができるので、一連の荷の上げ下ろし作業の中で、作業を中断することなく操作することができる。
【0031】
パレット10を折り畳んだ運搬用台車40A、40Bを、床フレーム3、4の他側3b、4b(パレット片が折り畳まれ、パレット片が除去された側)を向かい合うように配置し(図3、図4の両側の運搬用台車40A、B)、床フレームと床フレームとが並列するように、矢示42、42方向に、近付けると一方の運搬用台車40A、40Bの間隙31A、31Bに、他方の運搬用台車40B、40Aのパレット10B、10Aが挿入され、両パレット10B、10Aが並列するように、ネスティングされる(図3、4の中央の運搬用台車40A、40B)。
【0032】
また、この状態で、2台の運搬用台車40A、40Bは、元の運搬用台車40A(40B)と同じ巾2Wで、ネスティングされるので(図3)、トラックの荷台43の巾WWに合わせて、運搬用台車の巾を形成した場合、に搬送効率が良い(図5(b))。
【0033】
(3)他の実施例
前記実施例において、床フレーム3、4間に架設した連結フレーム11は平面H字状としたが、床フレーム3、4を所定間隔に保ち、パレット片7の移動を規制できれば他の形状とすることもできる(図示していない)。また、連結フレーム片11a、11bの断面形状もパレット片上に載置される荷物の荷重等に応じて、短冊状、棒状、パイプ状、各種形材状など任意である(図示していない)。
【0034】
また、前記実施例において、パレット片8はヒンジ13で回動して、パレット片7に重ねうことができる構造としたたので、屈み込むことなくパレット片8をパレット片7に重ねる操作ができるが、要は、当初巾2Wのパレット10が、巾Wに変更できれば良いので、他の構造で実現することもできる。例えば、パレット片8を取り外して、あるいはスライドして、パレット片7上に重ねるようなパレット10の構造とすることもできる(図示していない)。また、パレット片7とパレット片8とは、ヒンジ13、13で連結したが、パレット片7、8は連結しない構造とすることもできる(図示していない)。
【0035】
また、前記実施例において、側面パネル14、34の形状は、前記実施例に限定されない。また、間隙31を形成する側面パネル14も、要は、一方のパレットに巾W、高さHの間隙31が形成されていれば、その形状は問わない(図示していない)。例えば、側面パネル14で、縦補強材30を別部材で形成したが、縦材16の横屈曲部19の先端部を更に下方に屈曲して床フレーム3に固定して、縦補強材30と同等の構成とすることもできる(図示していない)
また、前記実施例において、側面パネル14、34は床フレーム3、4に固定したが、床フレーム3、4に設けた受材に抜き差し自在に形成することもできる。
【0036】
【実施例2】
図6〜図8、図13、図14に基づきこの発明の他の実施例について説明する。前記実施例1では、一方の側面パネル14にのみ間隙31を形成したが、側面パネル34にも同様の間隙31を形成することもできる(図6、図7)。
【0037】
前記実施例1と同様に、キャスター付きの床フレーム3、4間に連結フレーム11を架設固定し、巾Wの床パレット片7を、床フレーム3、4、連結フレーム11上に載置する。また、パレット片7に、巾Wのパレット片8を並列して、床フレーム3、4に載置する。床フレーム片7、8は、柔軟材料からなる板状のヒンジ13で連結されている。以上は、実施例1と同様である(図9〜図12)。
【0038】
この発明に使用する、側面パネル34は、側面パネル14と同様に、縦材36(床フレーム4の他側4b)の下端部を横方向に屈曲して横屈曲部36aを形成して、該横屈曲部36aの端縁を、最下位に位置する横桟38の下面に固定した縦補強材39の側面に固定して、構成する(図7(a))。よって、側面パネル34には、側面パネル14と同様に、床フレーム4との間に、長さW、高さHの間隙31が形成される。
【0039】
以上のような構成の側面パネル14、を床フレーム3、4に立設固定して、この発明の運搬用台車40を構成する(図6、図7)。
【0040】
この実施例の運搬用台車40では、ネスティングする際に、運搬用台車40A、40Bをずらす方向を考慮せずにネスティングができるので(図8(a)(b))、ネスティング作業を更に簡略化することができる。
【0041】
前記実施例において、側面パネル14、34を床フレーム3、4に夫々固定したが、側面パネル14、34を取り外し自在とすることもできる。例えば、床フレーム3の上面に、受筒47、47を固定し、受筒47、47に、側面パネル14の縦材15の下端部15a、縦補強材30の下端部30aを夫々嵌挿して、側面パネル14を立設する(図13(b))。同様に、床フレーム4の上面にも、受筒48、48を固定し、受筒48、48に、側面パネル34の縦材35の下端部35a、縦補強材39の下端部39aを夫々嵌挿して、側面パネル34を立設する(図13(a))。尚、実施例1の運搬用台車40でも、受筒47、48等を使用して、側面パネル14、34を取り外し可能とすることもできる(図示していない)。
【0042】
このように形成された運搬用台車40は、前記実施例と同様に側面パネル14、34を立設した状態で、2台の運搬用台車40A、40Bをネスティングできる。また、運搬用台車40から側面パネル14、34を取り外した状態で、運搬用台車40C、40Dをネスティングでき(図14(a))、ネスティングした運搬用台車40C、40Dを積み重ねできるので(図14(b))、保管時に大幅な省スペース化を実現できる。
【0043】
更に、側面パネル14、34を取り外した状態でネスティングした運搬用台車40C、40Dの一組(図14(a))、及び側面パネルを取り外した状態でネスティングした運搬用台車40E、40Fの他の一組(図14(a))を、側面パネル14、34を取り付けたままネスティングした運搬用台車40A、40Bのパレット10上に縦に収容することができる(図14(c))。この場合、運搬用台車40C〜40Fの取り外した側面パネル14、34を、ネスティングした運搬用台車40A、40Bのパレット10AB上(側面パネル14A、34B間の間隙50、側面パネル14B、34A間の間隙51)に縦に収容することができる(図14(c))。従って、合計6台の運搬用台車40A〜40Fをまとめて保管でき、また、この状態(ネスティングした状態)で、保管場所を変える等の移動することもできる。
【0044】
また、ネスティングした状態で、縦に保管する場合には、床フレーム4の他側4b(パレット片8側)の下面に、係止突起49を固定すれば(図9、図8(a))、縦に配置した運搬用台車40C、40Dのネスティングが外れることを防止できる。また、床フレーム3の他側3bの下面に、あるいは両床フレーム3、4に係止突起49を固定することもできる(図示していない)。
【0045】
尚、この係止突起49は、縦に保管する場合以外であっても使用でき、ネスティング状態で運搬用台車40、40を移動させても、ネスティングが外れるおそれを防止できる。更に、側面パネル14、34を取り外さない運搬用台車40や、前記実施例1の運搬用台車40等にも、この係止突起49を同様に使用することもできる(図示していない)。
【0046】
【発明の効果】
この運搬用台車では、他方のパレット片を一方のパレット片に重ねるだけの操作で、ネスティング仕様とすることができるので、ネスティング仕様への変形が極めて容易にできる効果がある。また、側面パレットにの間隙に重ねたパレットを通過させることができるので、巾方向に突出することなく2台の運搬用台車をネスティングできる。従って、トラックの荷台の巾に応じて巾を決めて形成した運搬用台車で、トラックの荷台に空の運搬用台車を載せて搬送する際に、搬送効率を高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の運搬用台車で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図2】同じく(a)は左側面図、(b)は右側面図である。
【図3】ネスティング状態を説明する図1(b)のA−A線における断面図である。
【図4】同じくネスティング状態を説明する図3のB−B線における断面図である。
【図5】トラック荷台への収容を示す概略した平面図で、(a)は荷物を積んだ運搬用台車の搬送状態、(b)はこの発明のネスティングした運搬用台車の搬送状態、(c)(d)は従来の運搬用台車のネスティング状態、を夫々表す。
【図6】この発明の実施例2の運搬用台車の正面図である。
【図7】同じく(a)は左側面図、(b)は右側面図である。
【図8】(a)(b)は、同じくネスティング状態を説明する図6のC−C線における断面図である。
【図9】この発明の実施例に使用する床フレームで(a)は拡大平面図、(b)は(a)のD−D線における断面図である。
【図10】同じくパレット片の図で、(a)は拡大正面図、(b)は拡大底面図、(c)は拡大左側面図である。
【図11】同じくパレット片をヒンジで連結した状態を表す図で、(a)はパレット片が並列状態の平面図、(b)は(a)のE−E線における断面図でパレット片が並列状態の図、(c)は(a)のE−E線における断面図でパレット片が積み重ね状態の図、を夫々表す。
【図12】同じくヒンジで、(a)は拡大平面図、(b)は拡大正面図、(c)〜(e)は他の拡大正面図である。
【図13】この発明の実施例2の他の実施例の構成を表す図で(a)左側面図、(b)は右側面図である。
【図14】(a)〜(c)は、この発明の実施例2の他の実施例で、運搬用台車をネスティングした状態の概略した正面図である。
【符号の説明】
1 キャスター
3 床フレーム
4 床フレーム
5 床フレームの上面
7 パレット片
8 パレット片
9 パレット片7の対向する面
9a パレット片8の対向する面
10 パレット
11 連結フレーム
13 ヒンジ
13a ヒンジの膨出部
13b ヒンジの中央部
14 側面パネル
15、16 縦材
17 横材
18 横桟材
19 横屈曲部
30 縦補強材
31 間隙
34 側面パネル
35、36 縦材
36a 横屈曲部
37 横材
38 横桟材
39 縦補強材
40、40A、・・・、40F 運搬用台車
43 トラックの荷台
44 従来の運搬用台車
46 係止長孔
47、48 受筒
49 係止突起

Claims (6)

  1. 以下のように構成したことを特徴とする運搬用台車。
    (1) キャスターを取り付けた床フレームに両縦材を有する門型フレームを含む側面パネルを対向して固定し
    (2) 前記床フレーム上で前記両側面パネルの下端部間に、厚さH 巾W のパレット片を2枚並列して巾2×W としたパレットを架設し、
    (3) 一方のパレット片の両端部を前記側面パネルに固定し、前記パレット片は他方のパレット片を一方のパレット片の上面に積み重ね可能な構造とし、
    (4) 前記側面パネルの一方の側面パネルの下端部で、他方のパレット片の載置される位置に間隙を形成し該間隙は、前記側面パネルの前記縦材の外縁から内側に向けて長さW かつ前記床フレームの上面から高さH とし
    (5) 前記長さW を「W 以上」とし、高さH を「2×H 以上」とした
  2. 以下のように構成したことを特徴とする運搬用台車。
    (1) キャスターを取り付けた床フレームに両縦材を有する門型フレームを含む側面パネルを対向して固定し
    (2) 前記床フレーム上で前記両側面パネルの下端部間に、厚さH で、巾W のパレット片を2枚並列して巾2×W としたパレットを架設し、
    (3) 一方のパレット片の両端部を前記側面パネルに固定し、前記パレット片は他方のパレット片を一方のパレット片の上面に積み重ね可能な構造とし、
    (4) 前記両側面パネルの下端部で、他方のパレット片の載置される位置に、に間隙を形成し該間隙は、前記側面パネルの前記縦材の外縁から内側に向けて長さW かつ前記床フレームの上面から高さH とし
    (5) 前記長さW を「W 以上」とし、高さH を「2×H 以上」とした
  3. 両パレット片は、並列した状態で対向する縁を軸として回動自在となるように、連結したことを特徴とする請求項1又は2記載の運搬用台車。
  4. 両パレット片の並列した状態で対向する面に、柔軟性材料からなる板状のヒンジを逆U字状に屈曲して、該ヒンジの両端部を夫々着脱可能に取り付けたことを特徴とした請求項3記載の運搬用台車。
  5. 下面の両側にキャスターを取り付けた床フレームを並列し、両床フレーム上に夫々側面パネルを立設してなり、該側面パネルは、床フレーム上面の保持部に着脱自在に取りつけたことを特徴とする請求項1又は2記載の運搬用台車。
  6. 一方又は両方の床フレームの下面であって、他方のパレット片が載置される側に、前記他方の床フレーム側に突出するように、係止突起を固定した請求項1、2、5のいずれか1項に記載の運搬用台車。
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