JP4612515B2 - 受信装置の時間内挿制御方法 - Google Patents

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本発明は、伝送方法として互いに直交する複数本の搬送波(キャリア)で情報符号を伝送する直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方法を用いた伝送装置の復調処理に関するものである。
移動体向けデジタル音声放送や、地上デジタルテレビジョン放送への応用に適した変調方法として、マルチパスフェージングやゴーストに強いという特徴のある直交周波数分割多重変調方法、所謂、OFDM変調方法がある。この方法は、マルチキャリア変調方法の一種であり、互いに直交するn本(nは数十〜数千)の搬送波にデジタル変調を施した伝送方法である。
OFDM方法は、その性質上、マルチパス環境や移動体伝送などの劣悪な環境で使用されることが多い。マルチパス環境では、送信機から直接、伝搬してきた主波と、山や建物に反射し、遅延時間を伴って受信機に到来する反射波の合成波が受信されることになる。
また、移動体伝送では、主波と反射波の信号レベルが独立に変動する、レイリーフェージングなども発生し、主波のレベルよりも反射波のレベルの方が大きくなるような場合も発生する。この反射波による受信性能劣化を軽減するための措置として、図6に示す様なガードインターバルの付加を行う。 ガードインターバルの付加により、ガード内の遅延時間の反射波に対しては、シンボル間干渉による劣化を避けることが出来るため、マルチパスフェージングに対して強い耐性を有することが可能となる。
次に、OFDM受信装置の一例を図5に示し説明する(特許文献1、特許文献2参照)。なお、同期処理部、誤り訂正処理部等の本発明に関連しない処理に関しては割愛する。
図5はA/D変換部5−1、FFT窓位置制御部5−2、FFT処理部5−3、時間内挿処理部5−4、復調部5−5より構成される。
A/D変換部5−1は、受信したIF(Intermediate Frequency)信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。IF信号の基準周波数は37.15MHzである。
FFT窓位置制御部5−2は、A/D変換部5−1の受信信号をサンプリングした受信サンプリング系列から、有効シンボル長のサンプリング系列を取り出す。
FFT処理部5−3は、上記サンプリング系列にFFT(高速フーリエ変換)処理を行い、時間軸信号から周波数軸信号(キャリア信号)に変換する。この際、FFT窓位置制御部5−2では、上記で説明したシンボル間干渉が発生しないようなタイミングで、受信サンプリング系列にFFT窓を設ける必要がある。
時間内挿処理部5−4は、マルチパス環境や移動体伝送により生じる受信信号の振幅変動や位相回転を、数キャリア間隔毎に振幅と位相の基準キャリアであるパイロットキャリアを利用し、受信した複数のパイロットキャリアから伝送路特性を推定する。即ち、受信パイロットキャリアに対して内挿補間処理を行う方法により、パイロットキャリアの配置されていないデータキャリア部分の振幅、位相特性の推定を行う。更に、データキャリアと、パイロットキャリアの内挿補間処理にて算出された伝送路特性とを複素除算することにより、振幅と位相の補正を行う。 復調部5−5は、復調処理を行い、情報符号として出力する。
次に、OFDM受信装置の各処理について、具体的に説明する。
受信信号に反射波が混入すると、振幅変動や位相回転などが発生するため、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)や32QAM、64QAM等の同期検波方法で復調する必要のある変調方法では、各キャリアに対して、振幅及び位相の補正を行う必要がある。
図8、図10はこれらの位相回転を模式的に示し、図7はFFT窓位置が有効シンボル位置と正確に一致した時の、OFDMシンボル波形とFFT窓の時間的なタイミングを示した図である。 このように、FFT窓が有効シンボルと一致している場合には、図8に示すように、各キャリアの位相は全てのキャリアに対して位相角が0°となる。これは、全てのキャリアが、FFT窓内で位相角が0°から始まり、0°で終結するためである。
しかし、図9に示すように、FFT窓がKサンプルだけ有効シンボル位置から時間的に前にずれた場合には、各キャリアに位相回転が発生する。この位相回転量はキャリア番号に比例して増加するため、図10に示すように、角周波数が−2πKで回転する信号となる。
従って、この位相回転のスペクトラムは、図11に示すように、−Kサンプルに位置するインパルス性の波形となる。
図12は、遅延時間がKサンプルの反射波が混入した時のFFT窓を示した図である。FFT窓を主波に同期して設けたとすると、主波の位相回転は図8に示したものと等価とみなすことが出来、反射波に対する位相回転は図10に示したものと等価とみなすことが出来る。線形演算が可能であるので、位相回転は図8と図10の位相回転量を加算した結果と一致し、その時のスペクトラムも、図13に示すように、主波と反射波のスペクトラムを線形加算した波形となる。
このように伝送系で発生する反射波等の影響を受け、これらの位相回転は時間毎あるいはキャリア毎に変化する。64QAM等で変調された信号を復調するには、伝送路で生じた振幅変動や位相回転を補正する必要があり、そのため、図14に示すように、数キャリア間隔毎に振幅と位相の基準キャリアであるパイロットキャリアを設けることが一般的に用いられている。そこで、生じた伝送路歪みを補正するために、上記パイロットキャリアを利用し、受信した複数のパイロットキャリアから伝送路特性を推定する。受信パイロットキャリアに対して内挿補間処理を行う方法により、パイロットキャリアの配置されていないデータキャリア部分の振幅、位相特性の推定を行う。更に、データキャリアと、パイロットキャリアの内挿補間処理にて算出された伝送路特性とを複素除算することにより、振幅と位相の補正を行う。
上記の図13で説明したように、反射波の遅延時間が長くなると、位相角のスペクトラムも遅延時間に比例して広がっていく。OFDM変調方法では、ガードインターバル期間Tgまでの遅延時間の反射波に対しては、シンボル間干渉が発生しないため、ガードインターバル期間Tg以内の反射波は精度良い内挿補間を行う必要がある。
反射波の遅延時間がガードインターバル期間Tgまで及ぶ時の位相角のスペクトラム分布は、図15の斜線部分のように−Tg〜0にまで広がり、Tgの帯域幅を有している。ここで、位相角スペクトラムがTgの帯域幅を有するような反射波を正しく内挿補間処理するためには、サンプリング定理より、パイロットキャリア間隔を少なくとも式(1)に示す間隔で配置する必要がある。
パイロットキャリア間隔=有効シンボル長/Tg ・・・・・(1)
パイロットキャリアには図16に示すようにCP(Continual Pilot)とSP(Scattered Pilot)が良く知られている。CPの場合には式(1)を満足するパイロット間隔にしなければならない。SPの場合には、シンボルごとにパイロットキャリアの位置が異なるため、図17に示すように、黒丸で示した受信パイロットキャリアをシンボル方向に時間内挿補間処理することで、縞模様の丸で示したキャリアの伝送路特性を推定することができ、式(1)を近似的に満足することが出来る。
例えば、有効シンボル長が1024[サンプル]、ガードインターバル長が128[サンプル]のOFDM信号では、CPの場合、シンボル内に1024[サンプル]/128[サンプル]=8[キャリア]間隔毎にパイロットキャリアを設ける必要がある。
このようにすることで、マルチパス環境でも受信性能の劣化を抑えることが出来る。
ところで、図17で説明した時間内挿処理は、マルチパス環境において受信性能を向上させるが、移動体伝送の環境ではむしろ受信性能を劣化させる性質を持つことがある。
特開2002−9726 特開2002−232382
受信装置を設置する場所は、市街地などのマルチパス環境や高速道路など移動体伝送環境があげられる。前述した時間内挿処理の性質上、受信性能を確保するためには設置する場所を予め認識し、上記処理を制御(有効または無効)する必要がある。一般的には、受信装置にスイッチを設け、環境に応じユーザが設定するというケースが多い。
しかし、受信装置を設置した場所の環境が変化した場合、例えば受信装置の設置場所の変更、または設置場所の天候の変化などに対し、再度ユーザが設定する必要性が生じてしまう。
本発明は、これらの欠点を除去し、自動的に上記環境の状態を認識し、時間内挿処理を制御することが出来る受信装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の目的を達成するために、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方法で変調されたOFDM信号を伝送する伝送装置において、主波と反射波のガードインターバルの差分から雑音レベルと反射波の遅延時間を検出するガード差分検出部と、当該雑音レベルと反射波の遅延時間から制御信号を算出する第1のマルチパス算出部と、時間方向に分散配置されたパイロットキャリア(SP:Scattered Pilot)をIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)処理し、主波及び反射波の振幅レベルと遅延時間から制御信号を算出する第2のマルチパス算出部と、上記パイロットキャリアをFFT(Fast Fourier Transform)処理して検出した振幅レベルとドップラー周波数から制御信号を算出するドップラー周波数算出部による各々の制御信号と、移動体からの速度情報に基づき、時間内挿処理部を制御する伝送装置の時間内挿制御方法である。
また、ガード差分検出部で検出した主波及び反射波の雑音レベルと遅延時間に所定の重み付け係数を加算して生成する第1のマルチパス算出部からの制御信号に基づき、時間内挿処理部の演算における係数値を決定する伝送装置の時間内挿制御方法である。
また、パイロットキャリアをIFFT処理して検出した主波及び反射波の振幅レベル値と遅延時間に所定の重み付け係数を加算して生成する第2のマルチパス算出部からの制御信号に基づき、時間内挿処理部の演算における係数値を決定する伝送装置の時間内挿制御方法である。
また、パイロットキャリアをFFT処理して検出した振幅レベルとドップラー周波数に任意の重み付け係数を加算して生成するドップラー周波数算出部からの制御信号に基づき、時間内挿処理部の演算における係数値を決定する伝送装置の時間内挿制御方法である。
また、移動体からの速度情報に基づき、時間内挿処理部の演算における係数値を決定する伝送装置の時間内挿制御方法である。
本発明によれば、受信環境の状態を認識し、時間内挿処理の制御を自動的に行うことが可能になり、マルチパスや移動体伝送の環境を問わず、各環境に適応した受信性能を確保することが出来る。
本発明による受信装置について、図示の一実施形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であり、A/D変換部1−1、FFT窓位置制御部1−2、FFT処理部1−3、時間内挿処理部1−4、復調部1−5、ガード差分検出部1−7、マルチパス算出部1−8、SP抽出部1−9、IFFT処理部1−10、マルチパス算出部1−11、SP抽出部1−12、FFT処理部1−13、ドップラー周波数算出部1−14より構成される。なお、A/D変換部1−1、FFT窓位置制御部1−2、FFT処理部1−3は従来技術と同様であり、説明を割愛する。
まず、ガード差分検出部1−7とマルチパス算出部1−8による時間内挿処理の制御信号1−15の生成について、図2を用いて説明する。
マルチパス環境下では、主波に対し反射波が遅延する(図2の(1))。例えば、反射波が主波に対し時間tだけ遅延し、雑音レベルもyだけ発生したとする(図2の(3))。ここで、図2の(1)に示す受信信号と、図2の(2)に示す受信信号を有効シンボル期間遅延した遅延受信信号との差を検出、絶対値化することにより、ガードインターバルに相当する期間において低レベルとなる、差分絶対値信号(ガード差分)を導くことが出来る。この差分絶対値信号に基づき、ガード差分検出部1−7とマルチパス算出部1−8による時間内挿処理の制御信号1−15を下記計算式(2)で求める。
制御信号1−15=(α1)×(y)+(β1)×(t) ・・・・・(2)
ここで、α1とβ1は重み付け係数とし、雑音レベル(y)及び遅延時間(t)の重み付けをする。
次に、SP抽出部1−9とIFFT処理部1−10とマルチパス算出部1−11による時間内挿処理の制御信号1−16の生成について、図3を用いて説明する。
SP抽出部1−9において、FFT処理部1−3出力の周波数軸信号(キャリア信号)からSP信号を抽出し、IFFT処理部1−10で逆高速フーリエ変換を行う。この変換後の信号を模式的に図に示すと図3のようになる。例えば、主波に対し反射波1の遅延時間t1、反射波2の遅延時間t2、反射波1の振幅レベルy1、反射波2の振幅レベルy2が発生したとする。この場合、時間内挿処理の制御信号1−16は下記計算式(3)で求める。
制御信号1−16=(α2)×(y1)+(β2)×(t1) ・・・・・(3)
ここで、α2とβ2は重み付け係数とし、雑音レベル(y1)及び遅延時間(t1)の重み付けをする。
次に、SP抽出部1−12とFFT処理部1−13とドップラー周波数算出部1−14による時間内挿処理の制御信号1−17の生成について図4を用いて説明する。
SP抽出部1−12において、FFT窓制御部1−2出力からSP信号を抽出し、FFT処理部1−13でFFT(高速フーリエ変換)を行う。変換後の信号を模式的に図に示すと図4のようになる。例えば、振幅レベルy、ドップラー周波数fdが発生したとする。この場合、時間内挿処理の制御信号1−17は下記計算式(4)で求める。
制御信号1−17=(α3)×(y)+(β3)×(fd) ・・・・・(4)
ここで、α3とβ3は重み付け係数とし、振幅レベル(y)及びドップラー周波数(fd)の重み付けをする。
なお、上記(2)、(3)、(4)の計算式及び重み付けの仕方は、あくまで一例であり、これに特化する必要はない。
次に、時間内挿処理部1−4は、前述した制御信号1−15、制御信号1−16、制御信号1−17、そして移動体(車など)からの速度情報(車速パルス等)1−36を受信し、時間内挿処理を制御する。
まず、一般的な時間内挿処理は、下記計算式(5)で求められる。
時間内挿処理=(γ×SP(x)+θ×SP(x+4))/(γ+θ) ・・・・(5)
ここで、xは時間軸方向におけるパイロット信号、γ+θ=1の関係にあり、γ=0、θ=1の場合、時間内挿処理を行わないに等しい。前述した各制御信号と速度情報に基づき、上記の式(5)のγとθを決定する。
まず、前述した各制御信号と速度情報をマルチパス環境及び移動体伝送環境に分類する。制御信号1−15、制御信号1−16はマルチパス環境、制御信号1−17、速度情報1−36は移動体伝送環境に相当する。
次に、各制御信号と速度情報の値に対し、重み付け1を設定する。重み付け1とは、その環境要素の強弱を示すもので、制御信号1−15、制御信号1−16、制御信号1−17、速度情報1−36の値である。例えば値が下記表1のような場合に、速度情報、制御信号1−17、制御信号1−16、制御信号1−15の順でその環境要素が強いことになる。
次に、環境別に重み付け2を設ける。重み付け2とは、重み付け1の値を加算した値で、例えば、下記表1のような場合、マルチパス環境が5.3、移動体伝送環境が6.6となる。よって、移動体伝送環境、マルチパス環境の順で環境要素が大きい。
Figure 0004612515
したがって、上記表1のような場合、マルチパス環境と移動体環境が、5.3:6.6の比率の環境状態として認識することが出来る。前述した計算式(5)のγはマルチパス環境、θは移動体環境に対応する係数であるため、上記比率でγとθに値を与え時間内挿処理を行う。
以上のような方法により、環境状態を認識し、その結果により時間内挿処理の係数を決定することで、自動的に各環境に適応した受信性能を確保することが出来る。
本発明による受信装置の一実施例の構成を示すブロック図 本発明のガード差分による雑音レベルと遅延時間の関係を説明する模式図 本発明のSPのIFFT処理による振幅レベルと遅延時間の関係を説明する模式図 本発明のSPのFFT処理による振幅レベルと遅延時間の関係を説明する模式図 従来技術による受信機の構成を示すブロック図 OFDMシンボル波形を説明する模式図 有効シンボルに一致したFFT窓を説明する模式図 FFT窓が有効シンボルに一致した時の位相角を説明する模式図 KサンプルずれたFFT窓を説明する模式図 FFT窓がKサンプルずれた時の位相角を説明する模式図 FFT窓が−Kサンプルずれた時の位相角スペクトラムを説明する模式図 反射波が混入したときのFFT窓を説明する模式図 反射波が混入した時の位相角スペクトラムを説明する模式図 パイロットキャリア配置を説明する模式図 位相角スペクトラムの変調動作を説明する模式図 CPとSPの配置を説明する模式図 SPの時間内挿処理動作を説明する模式図
符号の説明
1−1:A/D変換部、1−2:FFT窓位置制御部、1−4:FFT処理部、1−5:時間内挿処理部、1−6:復調部、1−7:ガード差分検出部、1−8:マルチパス算出部、1−9:SP抽出部、1−10:IFFT処理部、1−11:マルチパス算出部、1−12:SP抽出部、1−13:FFT処理部、1−14:ドップラー周波数算出部、1−15:制御信号、1−16制御信号、1−17制御信号、1−36:速度情報

Claims (5)

  1. 時間方向に分散配置されたパイロットキャリアを含む、直交周波数分割多重方法で変調されたOFDM信号を受信する受信装置において、
    受信信号と、該受信信号を有効シンボル期間遅延した遅延受信信号との差を絶対値化した絶対値化信号に基づき、雑音レベル及び反射波の遅延時間を検出するガード差分検出部と、
    当該雑音レベル及び反射波の遅延時間に所定の重み付けをすることで第1制御信号を算出する第1のマルチパス算出部と、
    前記受信信号をFFT処理して得られる周波数軸信号から抽出された受信パイロットキャリアの逆FFT後の信号から、反射波の振幅レベル及び反射波の主波に対する遅延時間を検出し、当該振幅レベル及び主波に対する遅延時間に所定の重み付けをすることで第2制御信号を算出する第2のマルチパス算出部と、
    前記受信信号から抽出されたパイロットキャリアをFFT理して検出したドップラー周波数及び該ドップラー周波数における振幅レベルに所定の重み付けをすることで第3制御信号を算出するドップラー周波数算出部と、
    上記第1乃至第3制御信号と、移動体からの速度情報に基づき、上記パイロットキャリアの配置されていないデータキャリアに対して上記受信パイロットキャリアを時間内挿処理して推定の伝送路特性を算出し、該データキャリアと該伝送路特性とを複素除算して復調部へ出力する時間内挿処理部と、を備え、
    前記時間内挿処理部は、マルチパス環境に分類される上記第1及び第2制御信号の和と、移動体伝送環境に分類される上記第3制御信号及び速度情報の和との比率で以って、前記時間内装処理を行うことを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、上記周波数軸信号はFFT窓位置制御部によって前記受信信号から取り出された有効シンボル長のサンプリング系列をFFT処理して得られるものであり、上記パイロットキャリアが分散配置されるシンボル方向の間隔は4であり、上記比率は、時間軸でxにおけるパイロット信号に与える重みγと、時間軸でx+4におけるパイロット信号に与える重みθとの比率として与えられることを特徴とする受信装置。
  3. 請求項2に記載の受信装置において、上記ドップラー周波数算出部がドップラー周波数及び該ドップラー周波数における振幅レベルの検出に用いる上記パイロットキャリアは、前記FFT窓位置制御部が出力するサンプリング系列から抽出されたものであることを特徴とする受信装置
  4. 時間方向に分散配置されたパイロットキャリアを含む、直交周波数分割多重方法で変調されたOFDM信号を受信する受信装置の時間内挿制御方法において、
    受信信号と、該受信信号を有効シンボル期間遅延した遅延受信信号との差を絶対値化した絶対値化信号に基づき、雑音レベル及び反射波の遅延時間を検出するガード差分検出処理と、
    当該雑音レベル及び反射波の遅延時間に所定の重み付けをすることで第1制御信号を算出する第1マルチパス算出処理と、
    前記受信信号をFFT処理して得られる周波数軸信号から抽出された受信パイロットキャリアの逆FFT後の信号から、反射波の振幅レベル及び反射波の主波に対する遅延時間を検出し、当該振幅レベル及び主波に対する遅延時間に所定の重み付けをすることで第2制御信号を算出する第2マルチパス算出処理と、
    前記受信信号から抽出されたパイロットキャリアをFFT処理して検出したドップラー周波数及び該ドップラー周波数における振幅レベルに所定の重み付けをすることで第3制御信号を算出するドップラー周波数算出処理と、
    上記第1乃至第3制御信号と、移動体からの速度情報とに基づき、上記パイロットキャリアの配置されていないデータキャリアに対して上記受信パイロットキャリアを時間内挿処理して推定の伝送路特性を算出し、該データキャリアと該伝送路特性とを複素除算して復調部へ出力する時間内挿処理と、を備え、
    前記時間内挿処理部は、マルチパス環境に分類される上記第1及び第2制御信号の和と、移動体伝送環境に分類される上記第3制御信号及び速度情報の和との比率で以って、前記時間内装処理を行うことを特徴とする受信装置の時間内挿制御方法。
  5. 請求項1に記載の受信装置の時間内挿制御方法において、上記パイロットキャリアが分散配置されるシンボル方向の間隔は4であり、上記比率は、時間軸でxにおけるパイロット信号に与える重みγと、時間軸でx+4におけるパイロット信号に与える重みθとの比率として与えられることを特徴とする受信装置の時間内挿制御方法。
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